JP2011003130A - 情報管理プログラム、情報管理方法及び情報管理装置 - Google Patents

情報管理プログラム、情報管理方法及び情報管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】情報の入力・変更作業を省力化する。
【解決手段】情報管理装置1では、設定情報登録手段1aが、継承指定情報に基づいて設定情報の情報項目が上位継承項目と判定されたときは、この情報項目に継承指示を設定する。また、入力指示に応じて情報項目に設定値を設定し、生成された設定情報を設定情報記憶手段2に格納する。設定値抽出手段1bは、設定情報を設定情報記憶手段2から読み出し、情報項目に継承指示が設定されていたときは、継承指示に基づいて上位階層の設定情報を順次検索して継承対象の上位階層の設定情報の設定値を抽出する。そして、抽出した上位階層の設定情報の設定値を情報項目の設定値として提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報管理プログラム、情報管理方法及び情報管理装置に関し、特に、階層化された設定情報群を管理するコンピュータを機能させる情報管理プログラム、その情報管理方法及び情報管理装置に関する。
近年、ネットワークを介して接続する複数のコンピュータ間で情報を共有し、複数人からなるグループによって協調作業を行う業務形態が広く普及している。例えば、協調作業を進めるプロジェクトに関する設計情報や作業の進捗状況などの情報がプロジェクト管理情報として共有される。また、情報ばかりでなく、グループの作業環境や、利用ソフトウェアなど、グループ環境の共有化が図られている。
このように共有される大量の情報を管理するための手法の1つに、情報を運用規則などに従って分類し、分類を複数のツリーで階層化して管理する手法がある。利用ソフトウェアについても、複雑なソフトウェア情報を操作やデータ構造などで分類し、階層化して管理される。また、このような手法を、協調作業を行うコンピュータに適用し、グループ毎の作業環境や利用ソフトウェアを設定するグループ環境設定方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、管理対象のコンピュータを分類して複数のツリーで階層化し、上位階層に適用する設定値を下位階層で継承して適用することによって、設定パラメータを一括して変更する統合設定方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−34844号公報 特開2004−118371号公報
しかし、従来の情報管理では、管理対象の情報の入力や変更は、人手による作業が多く、担当者の負担が重いという問題点がある。
共有情報は、一旦入力されれば、グループメンバであれば利用可能であり、個々のコンピュータで管理したり、新たに作成したりする必要はない。しかしながら、共有情報の入力や変更には、管理者などによる作業が必要になる。階層化される共有情報では、上位階層で設定したデータを、下位階層でも利用したいケースが多々ある。このような場合であっても、従来の情報管理では、下位階層の情報登録時に上位階層と同じデータを繰り返し設定しなければならず、担当者にかかる負担が重かった。また、上位階層と下位階層とが個々に設定されるため、上位階層の情報に変更があったときは、人手によって下位階層の同じ情報を検索して変更しなければならなかった。このような作業は、煩雑で面倒であるばかりでなく、登録ミスや登録忘れなどが生じる恐れがあった。
また、上位階層から下位階層へ設定パラメータを継承する場合には、下位階層の設定パラメータ登録時に、継承する上位階層の設定パラメータを指定する。この指定に基づいて、上位階層の設定パラメータの値が下位階層に継承される。しかしながら、上位階層のどの設定パラメータを継承するのかは、下位階層の情報登録時に管理者が設定しなければならなかった。また、情報変更時には、既登録の情報のコピーなど、一般的な編集機能が用いられる場合がある。しかし、設定データに上位階層の設定パラメータの継承指示が含まれる情報を他の階層の下に移動する変更を行う場合、単なるコピーでは、設定データは移動前の上位階層の設定パラメータの継承指示のままである。このため、管理者などが変更箇所を検出し、手作業で変更する必要があった。
このように、情報の入力及び変更作業は、担当者にかかる負担が重く、作業の省力化が求められていた。また、作業が人手によるため、登録ミスや登録忘れを防ぐことは容易ではなかった。
上記課題を解決するために、情報の入力及び変更作業の省力化が可能な情報管理プログラム、情報管理方法及び情報管理装置が提供される。
階層化された設定情報群を管理するコンピュータを機能させる情報管理プログラムが提供される。情報管理プログラムは、コンピュータを、設定情報登録手段及び設定値抽出手段として動作させる。設定情報登録手段は、上位階層の設定情報の設定値を継承する上位継承項目を定義した継承指定情報に基づき、設定情報群に属する設定情報の情報項目が上位継承項目と一致するかどうか判定する。一致すると判定されたときは、この情報項目に継承指示を設定するとともに、入力指示に応じて情報項目に設定値を設定して作成された設定情報を設定情報群の所定の階層に登録して設定情報記憶手段に格納する。また、設定値抽出手段は、設定情報を設定情報記憶手段から読み出し、読み出した設定情報の情報項目に継承指示が設定されていたときは、継承指示に基づいて上位階層の設定情報を順次検索して検出された継承対象の情報項目の設定値を抽出する。設定情報の情報項目に継承指示が設定されていないときは、設定情報において情報項目に設定される設定値を抽出する。そして、抽出した情報項目のいずれかの設定値をこの情報項目の設定値とする。
また、上記課題を解決するために、上記の情報管理プログラムによって実現される処理手順と同様の処理手順をコンピュータが実行する情報管理方法、及び情報管理装置が提供される。
開示の情報管理プログラム、情報管理方法及び情報管理装置によれば、管理対象の情報を登録する際、上位階層の設定値の継承を指示した情報項目には、自動的に継承指示が設定される。これにより、継承指示が設定された情報項目については、設定値を入力する必要がなくなり、入力及び変更作業を省力化することができる。
第1の実施の形態の情報管理装置の構成例を示した図である。 情報管理装置が管理する設定情報の一例を示した図である。 第2の実施の形態のプロジェクト管理システムの構成例を示した図である。 プロジェクト管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 プロジェクト管理装置が提供するプロジェクト管理ツール画面の一例を示した図である。 プロセス属性設定画面の一例を示した図である。 プロセスの階層の一例を示した図である。 図7に示したプロセスの設定情報を示した図である。 プロセスの階層を移動する編集を行った場合の一例を示した図である。 図9に示した編集処理後の設定情報を示している。 階層間の管理項目に不整合が発生する場合を説明するためのプロセスの階層の一例を示した図である。 図11のプロセスの設定情報の一部を示した図である。 図11のプロセスの階層を移動する編集を行った後のプロセスの階層を示した図である。 図13の編集を行った後のプロセスを示した図である。 管理情報作成処理の手順を示したフローチャートである。 レコード作成処理の手順を示したフローチャートである。 画面表示処理の手順を示したフローチャートである。 プロセス管理情報の編集処理の手順を示したフローチャートである。 上位継承項目を自動設定する管理情報作成処理の手順を示したフローチャートである。 レコード作成処理の手順を示したフローチャートである。 上位継承設定処理の手順を示したフローチャートである。
以下、実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態の情報管理装置の構成例を示した図である。
情報管理装置1は、設定情報登録手段1a、設定値抽出手段1b及び上位継承項目検出手段1cを有し、設定情報記憶手段2に格納される階層化された設定情報群を管理するとともに、担当者の指示に応じて設定情報の読み出し処理、入力・変更処理などを行う。なお、設定情報登録手段1a、設定値抽出手段1b及び上位継承項目検出手段1cは、コンピュータが情報管理プログラムを実行することにより、その処理機能が実現される。
ここで、設定情報記憶手段2には、情報管理装置1によって入力もしくは変更処理が施された設定情報が、階層構造を有する設定情報群として格納される。設定情報には、複数の情報項目が用意されており、各情報項目には設定値または上位階層の設定値の継承を指示する継承指示が設定される。設定情報は、運用規則あるいは管理者の指示に従って階層化されている。階層化された設定情報同士は、親子関係を持ち、親のない根(root)以外の設定情報は、ただ1つの親を持つ。以下の説明では、ある設定情報の親の設定情報の階層を親階層とし、親階層を含む親子関係の上位にある階層を上位階層とする。なお、設定情報記憶手段2の一部記憶領域には、上位階層の設定情報の設定値を継承する上位継承項目を定義した継承指定情報が予め格納されているとする。
情報管理装置1の各部について詳細に説明する。
設定情報登録手段1aは、入力指示または変更指示など、担当者から設定情報に関する指示を受け付けて処理を開始する。上位継承項目は、予め担当者または管理者が、上位階層の設定情報に登録される設定値を下位階層の設定情報においても利用したい場合に設定しておく。例えば、上位継承項目として「期間」が指定されると、上位階層で「期間」に設定された日時(設定値)が下位階層の「期間」に継承される。
新たに設定情報を入力するときは、作成する設定情報の階層と設定情報の種別を指示する。設定情報入力画面が担当者に提供され、担当者は画面に沿って設定値を入力していく。設定情報登録手段1aには、担当者が設定値を設定した情報項目及び設定値に関する情報を入力・変更指示として受け取り、設定情報の情報項目に指示された設定値を設定する。また、継承指定情報を読み出して、登録されている上位継承項目と、この設定情報の情報項目とを照合し、一致するものがあれば、一致する情報項目に「継承指示」を設定する。継承指示の設定は、担当者が他の情報項目の設定値を登録する前もしくは後のいずれのタイミングで行われてもよい。こうして情報項目に「設定値」または「継承指示」が設定された設定情報が生成され、設定情報群の指示された階層に登録される。生成された設定情報は、設定情報記憶手段2に格納される。
既に入力された設定情報の編集処理では、指定された設定情報を設定情報記憶手段2から読み出し、変更指示に応じて情報項目の設定値を変更する。このとき、担当者の指示があれば、継承指定情報に基づく「継承指示」の設定を行わせることもできる。更新された設定情報は、設定情報記憶手段2に格納される。
また、「継承指示」の設定は、上位継承項目検出手段1cが抽出した上位継承項目に基づいて行うとしてもよい。
設定値抽出手段1bは、設定情報の登録・編集操作を行う画面の表示の際など、各情報項目に設定された設定値を抽出する処理を行う。担当者が指示した設定情報など、処理対象の設定情報を設定情報記憶手段2から読み出す。そして、読み出した設定情報の情報項目に「継承指示」が設定されているときは、親階層の設定情報を上位階層に向かって順に辿り、対応する設定データが登録されている設定情報を特定する。親階層の情報項目に「継承指示」が設定されていればさらに親階層を調べるという手順を、「継承指示」の代わりに所定の設定値が検出されるまで繰り返す。情報項目に所定の設定値が登録される設定情報が検出されたときは、この設定値を「継承指示」が設定された情報項目の設定値として抽出する。元の設定情報の情報項目に「継承指示」ではなく、設定値が登録されているときは、設定情報の設定値をそのまま抽出する。こうして情報項目が「継承指示」であれば継承する上位階層の設定値に置き換えられ、それ以外は設定情報に設定された設定値が抽出される。
上位継承項目検出手段1cは、任意の情報項目について設定される設定値を解析し、上位継承項目の可能性の高い情報項目を上位継承項目として抽出する。少なくとも階層構造の根から分岐する1まとまりの設定情報群に含まれる設定情報を検索し、同じ情報項目について上位階層と同じ値が設定されているものを検出する。そして、検出された数が予め決められた閾値を超えている情報項目を上位継承項目とする。また、上位継承項目の候補として抽出し、管理者の承認を受けた後、上位継承項目に設定するとしてもよい。また、上位継承項目判定の確度を上げるためには、上位階層から順に連続して同じ設定値が出現したときの数をカウントし、そのカウント値が閾値を超えた場合のみ上位継承項目としてもよい。例えば、設定情報を上位の階層から順に登録していくときに、情報項目の設定値が親階層の設定値と一致するかどうかをチェックし、一致すればカウントアップするカウンタを設ける。一致しないときは、クリアする。カウンタの値が所定の閾値を超えたとき、すなわち、連続して同じ値が設定されているとき、上位継承項目とする。
このような構成の情報管理装置1の動作及び情報管理方法の処理手順について、例を挙げて説明する。
図2は、情報管理装置が管理する設定情報の一例を示した図である。
ここで、情報管理装置1は、それぞれプロセス1−a、プロセス2−a、プロセス3−a、プロセス4−aという名称が与えられたオブジェクトを管理する。各プロセスは、プロセス1−aを根として、プロセス1−aの子がプロセス2−a、プロセス2−aの子がプロセス3−a、プロセス3−aの子がプロセス4−aという階層構造(以下、ツリーとする)を有する。各プロセスに対応する設定情報は、プロセスの名称(Name)に関連付けて情報項目Item1、Item2及びItem3と、親階層のプロセスを示すParentが設定され、設定情報記憶手段2に格納される。また、継承指定情報には、上位継承項目としてItem1が登録されているとする。
設定情報登録手段1aは、入力指示に従ってプロセス1−a設定情報11を生成する。プロセス1−a設定情報11には、入力指示に応じて、設定情報の名称(Name)が「1−a」、Item1が「aaa」、Item2が「bbb」、Item3が「ccc」と登録される。親階層の設定情報を示すParentには、このプロセス1−aが親のない「root」であることが登録されている。なお、Parentが「root」のときは、設定値を継承する上位階層がないので、継承指示は無効となる。プロセス1−a設定情報11は、設定情報記憶手段2に格納される。
続いてプロセス2−aがプロセス1−aの下位階層に登録されるとする。設定情報登録手段1aは、上位継承項目に指定されるItem1に継承指示を設定する。ここでは、上位継承フラグをオンに設定する。なお、図に示した「“on”」という表記は、「on」という設定値が登録されるのではなく、上位継承フラグがオンであることを示している。さらに、担当者の入力指示に基づいて、Item2に「ggg」、Item3に「hhh」を設定する。また、Parentには、親階層のプロセスの名称である「1−a」が設定される。生成されたプロセス2−a設定情報12は、設定情報記憶手段2に格納される。プロセス3−aをプロセス2−aの下位階層に生成することを指示すると、設定情報登録手段1aは、上位継承項目に指定されるItem1に「“on”」を設定する。さらに、担当者の入力指示に基づいて、Item2に「lll」、Item3に「mmm」を設定する。また、Parentには、親階層のプロセスの名称である「2−a」が設定される。生成されたプロセス3−a設定情報13は、設定情報記憶手段2に格納される。プロセス4−aをプロセス3−aの下位階層に生成することを指示すると、設定情報登録手段1aは、上位継承項目に指定されるItem1に「“on”」を設定する。さらに、入力指示に基づいて、Item2に「qqq」、Item3に「rrr」と設定する。また、Parentには、親階層のプロセスの名称である「3−a」が設定される。生成されたプロセス4−a設定情報14は、設定情報記憶手段2に格納される。こうして、各プロセスの設定情報が生成され設定情報記憶手段2に格納される。
ここで、各プロセスの設定値の表示要求があったとする。設定値抽出手段1bは、表示要求が入力されると、プロセス1−a設定情報11、プロセス2−a設定情報12、プロセス3−a設定情報13及びプロセス4−a設定情報14を設定情報記憶手段2から読み出し、表示画面30に表示する。表示画面30は、例えば、入力指示または変更指示を入力するコンピュータの表示装置に表示される画面であり、設定情報のツリーと、各設定情報の設定項目に設定された設定値を表している。表示画面30では、最上位の階層を最も左側に設定し、右へ行くほど階層が低くなるように各プロセスの設定情報を配置している。図2の例のツリーは、プロセス1−a(31)を根とし、プロセス2−a(32)、プロセス3−a(33)、プロセス4−a(34)、と階層が低くなるツリーであることを示している。また、表示画面30の各プロセスを表すボックスには、プロセスの名称(Name)とともに、各情報項目(Item1,Item2,Item3)の設定値が表示される。プロセス1−a(31)では、プロセス1−a設定情報11に登録されている設定値がそのまま表示される。すなわち、プロセス名称「1−a」に続いて、情報項目Item1,Item2,Item3の設定値として「aaa」,「bbb」,「ccc」が表示される。
プロセス2−a設定情報12では、情報項目Item1に「“on”」が設定されているので、上位階層のプロセス1−a設定情報11の同じ情報項目であるItem1を読み出す。ここには設定値「aaa」が設定されているので、Item1の値を「aaa」とする。こうしてプロセス2−a(32)では、プロセス名称(2−a)に続いて、情報項目Item1,Item2,Item3に「aaa」,「ggg」,「hhh」が表示される。プロセス3−a設定情報13では、情報項目Item1に「“on”」が設定されているので、上位階層のプロセス2−a設定情報12の同じ情報項目であるItem1を読み出す。ここには、設定値「“on”」が設定されているので、さらに上位階層のプロセス1−a設定情報11を参照する。プロセス1−a設定情報11には、Item1に「aaa」が設定されているので、Item1の値を「aaa」とする。こうしてプロセス3−a(33)では、プロセス名称(3−a)に続いて、情報項目Item1,Item2,Item3に「aaa」,「lll」,「mmm」が表示される。プロセス4−a(34)についても同様にして、プロセス名称(4−a)に続いて、情報項目Item1,Item2,Item3に「aaa」,「qqq」,「rrr」が表示される。
このように、情報管理装置1によれば、予め上位継承項目に指定された情報項目について、設定情報を生成するときに上位階層の設定値を継承する継承指示が設定される。自動で継承指示が設定されることにより、入力の手間が省け、入力作業の省力化が図れる。また、生成された設定情報に基づいて設定情報(設定値)が表示されるときは、継承指示が設定された情報項目については上位階層の設定情報が上位方向に順次検索され、検出された上位階層の設定情報の設定値が表示される。これにより、例えば、継承の元となる上位階層の設定情報の設定値が変更になった場合、下位階層の設定情報を変更することなく、変更後の設定値が下位階層に反映される。このため、変更に伴う作業を大幅に省力化することができる。また、継承指示は自動で設定されるため、登録ミスや登録忘れを防止することができるとともに、設定情報及び設定情報に基づく表示画面を常に適正な状態に保つことができる。
以下、プロジェクト管理を行うプロジェクト管理装置に適用した場合について説明する。プロジェクト管理装置は、プロジェクトの各段階における作業フローを定義し、各作業単位で管理情報を管理する。各作業単位の管理情報は、ツリー構造で管理される。
図3は、第2の実施の形態のプロジェクト管理システムの構成例を示した図である。
プロジェクト管理システムは、プロジェクト管理装置100と、各クライアント301,302,303とがネットワーク400を介して接続する。プロジェクト管理装置100は、プロジェクト管理に必要な管理情報が格納される管理情報データベース(DB)110に接続し、ネットワーク400を介して入力されるクライアント301,302,303からの指示に応じて、プロジェクト管理に関するツールを提供する。例えば、各作業単位でプロジェクト管理に必要な管理情報を設定し、管理情報DB110に格納する登録機能や登録された管理情報を修正する編集機能の他、設定された内容に従って進捗管理を行う。
ここで、プロジェクト管理装置100のハードウェア構成について説明する。図4は、プロジェクト管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
プロジェクト管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、及び通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションのプログラムが格納される。グラフィック処理装置104には、モニタ108が接続されており、CPU101からの命令に従って画像をモニタ108の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード109aやマウス109bが接続されており、キーボード109aやマウス109bから送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。通信インタフェース106は、ネットワーク400に接続されており、ネットワーク400を介してクライアント301,302,303との間でデータの送受信を行う。
このようなハードウェア構成によって、プロジェクト管理装置の処理機能を実現することができる。なお、図4には、プロジェクト管理装置100のハードウェア構成を示したが、クライアント301,302,303のハードウェア構成も同様である。
以下、プロジェクト管理装置100が行うプロジェクト管理処理について説明する。
図5は、プロジェクト管理装置が提供するプロジェクト管理ツール画面の一例を示した図である。
プロジェクト管理ツール画面3000は、プロジェクト管理装置100が提供するプロジェクト管理用の画面である。プロジェクト管理ツール画面3000は、プロジェクト管理情報の操作を指示するツリー構造作成・変更メニュー画面3010、プロセスの関係を示したプロセスツリー画面3020及び各プロセスの状況を示したプロジェクト状況表示画面3030を有する。
ツリー構造作成・変更メニュー画面3010には、各プロセスの管理情報の操作用として、「作成」、「切取」、「貼付」、「削除」及び「複写」の操作ボタンが用意されている。「作成」を操作すると、新たなプロセス管理情報を登録する画面が展開され、管理情報の登録ができる。「切取」を操作すると、指示されたプロセスが切り取られる。「貼付」を操作すると切り取られたプロセスを指定の場所に貼り付けることができる。これらを操作し、登録済みのプロセスを任意の階層に移動させることができる。「削除」を操作すると、指定されたプロセスとその管理情報が削除される。「複写」が操作されると、指定されたプロセスとその管理情報が複写され、指定された階層に設定される。
プロセスツリー画面3020には、WBS(Work Breakdown Structure)に沿った形で定義された各作業(プロセス)のフローが表示される。例えば、このプロジェクト管理では、[仕様]3021、[設計]3022、[実装]3023、[試験]3024の各要素を有するフローが、これらの要素を根とするツリー形式で表されている。このツリーの各要素には、予め決められている管理項目(状態、責任者、担当者、作業期間、進捗など)を設定し、進捗に応じて実績を入力する。管理項目のうち、[状態]や[進捗]は、プロセスごとに実績値が設定される。これに対し、[責任者]、[担当者]、[作業期間]などは、上位階層の設定値を継承するケースが多く、上位継承項目として指定される。プロジェクト状況表示画面3030には、各プロセスの管理情報の現状値(進捗に応じて入力される実績値など)が表示される。
以下の説明では、便宜的に、プロジェクト状況表示画面3030などに表示される各管理項目の現状値や設定値を管理情報とする。また、管理情報DB110に格納される各管理項目の定義情報は、設定情報または管理情報の設定情報とする。設定情報に設定値(データ)が設定されているときは、管理情報と設定情報のデータは同じになる。一方、設定情報に上位継承フラグが設定されている場合には、管理情報に表示されるデータは、上位階層の設定情報から抽出される継承データになる。なお、担当者が画面上で確認し、編集操作を行うときに表示されるのは、管理情報になる。
プロジェクト管理装置100は、ツリー構造作成・変更メニュー画面3010を介して入力される入力・変更指示に応じて各プロセスの管理情報を更新し、要求があれば、管理情報に基づいて、各プロセスのツリーと管理情報の設定値を、プロセスツリー画面3020とプロジェクト状況表示画面3030と、に表示する。
管理者は、このプロジェクト管理ツール画面3000を用いて個々の要素に対して必要な情報を設定している。しかし、プロジェクト定義は煩雑で面倒な作業である上、プロジェクトの規模に比例して作業フローも大きくなる。大規模なフローの場合、作業単位(プロセス)が多くなり、それに従って管理情報の設定数も多くなる。
各プロセスの管理項目に関する設定は、プロセスツリー画面3020に表示されるプロセスを表すブロックをクリックし、展開されるプロセス属性設定画面を用いて行う。図6は、プロセス属性設定画面の一例を示した図である。
プロセス属性設定画面3110は、プロセスツリー画面3020の[設計]3022をクリックしたときに表示される表示画面例である。[設計]のプロセス属性設定画面3110は、[名称]、[責任者]、[担当者]、[作業期間]、[作業内容]、[アウトプット]、[アクセス権]及び[承認者]の各管理項目に関する管理情報を入力・設定することができる。[設計]は、根であるので、管理情報として登録される各管理項目の設定値は、そのまま設定情報の値になる。
続いて、下位階層の[外部設計]及び[内部設計]の設定が行われる。ここでは、[責任者]、[担当者]、[作業期間]、[アクセス権]、[承認者]が上位承継項目に設定されているとする。プロジェクト管理装置100は、予め、[外部設計]及び[内部設計]に対応する設定情報について、上位継承項目に設定される管理項目に対応する設定値の上位継承フラグをオンに設定している。この場合には、管理項目[責任者]、[担当者]、[作業期間]、[アクセス権]及び[承認者]について、上位継承フラグがオンに設定される。従って、これらの管理項目に関する設定値の入力作業は必要ない。
また、管理情報を画面にて確認する場合には、これらの管理項目は、上位階層から継承された値が自動的に表示される。[外部設計]のプロセス属性設定画面3120では、設定情報に基づいて、各管理項目の状況を示した管理情報が表示される。ここでは、[責任者]、[担当者]及び[作業期間]が上位継承項目3121として親階層の[設計]の設定値が継承されている。同様に、[アクセス権]及び[承認者]が上位継承項目3122として親階層の[設計]の設定値が継承される。[内部設計]のプロセス属性設定画面3130においても、上位継承項目3131,3132の管理項目に、親階層の[設計]の設定値が継承されている。
このように、[設計]の下位階層のプロセスの管理項目を設定する際、管理項目が上位継承項目であれば、設定情報の管理項目には上位継承フラグが自動的にオンに設定される。このため、設定情報に同じ値を繰り返し設定する必要がない。例えば、100個のプロセスが[設計]の下位階層に作成されるとし、上位階層と同じ値に設定もしくは変更すべき管理項目が10個あるとする。この場合、1000個分の管理項目を設定する設定工数が必要になる。しかし、プロジェクト管理装置100によれば、これらの管理項目を上位継承項目に設定しておけば、ツリーの根の設定1回を行えば、残りの999個分の管理項目が自動設定される。これにより、このケースで1/1000に工数短縮できる。このように、作業の負担を大幅に削減することができる。
以下、詳細な処理について説明する。
図7は、プロセスの階層の一例を示した図である。
図7では、最上位階層の根として、プロセスP1−a4110、プロセスP1−b4210及びプロセスP1−c4310がある。そして、プロセスP1−a4110の下位階層にプロセスP2−a4120、その下位階層にプロセスP3−a4130、その下位階層にプロセスP4−a4140がある。
図8は、図7に示したプロセスの設定情報を示した図である。設定情報1010は最上位階層のプロセスP1−a4110、設定情報1020はその下位階層のプロセスP2−a4120、設定情報1030はその下位階層のプロセスP3−a4130及び設定情報1040はその下位階層のプロセスP4−a4140のものになる。ここで、プロセスP1−a3110を最上位階層とするグループの上位継承項目としてItem1が設定されているとする。また、最上位階層でプロセス全体の設定が行われ、下位階層に進むに従って詳細な作業プロセスの管理情報設定が行われるとする。
まず、プロセスP1−a4110の設定情報1010を作成する。プロセスP1−a4110のプロセス属性設定画面に表示される管理情報を参照して担当者が設定値を入力する。プロジェクト管理装置100は、入力された設定値に応じて設定情報1010を作成する。このとき、Item1は上位継承項目であるので、上位継承フラグを「“on”」に設定する。しかし、プロセスP1−a4110には上位階層がないので、継承する設定値がない。このため、Item1は、画面上でブランク表示となる。ここでは、担当者がこれを確認し、「aaa」を入力したとする。プロジェクト管理装置100は、設定情報1010のItem1に、「aaa」を設定し、画面上のItem1の表示3210が「aaa」に変わる。
次に、プロセスP2−a4120の設定情報1020を作成する。プロジェクト管理装置100は、Item1が上位継承項目であるので、上位継承フラグを「“on”」に設定する。これにより、プロセスP2−a4120を画面上で表示した管理情報は、Item1について上位階層のItem1の値が参照され、画面上のItem1の表示3220も「aaa」になる。
次に、プロセスP3−a4130の設定情報1030を作成する。プロジェクト管理装置100は、Item1が上位継承項目であるので、上位継承フラグを「“on”」に設定する。プロセスP3−a4130の表示の際、Item1について上位階層のItem1の値が参照される。上位階層のプロセスP2−a4120のItem1も上位継承フラグが「“on”」であるので、さらに上位階層のプロセスP1−a4110のItem1を参照し、この値を継承する。これにより、画面上で表示される管理情報のItem1の表示3230は、プロセスP1−a4110と同じ「aaa」になる。
そして、プロセスP4−a4140の設定情報1040を作成する。プロジェクト管理装置100は、Item1が上位継承項目であるので、上位継承フラグを「“on”」に設定する。プロセスP4−a4140の表示の際、Item1について上位階層のItem1の値が参照される。上位階層のプロセスP3−a4130、プロセスP2−a4120のItem1の上位継承フラグが「“on”」であるので、さらに上位階層のプロセスP1−a4110のItem1を参照し、この値を継承する。これにより、画面上で表示される管理情報のItem1の表示3240は、プロセスP1−a4110と同じ「aaa」になる。
このように、上位階層と同じ設定値としたい管理項目を上位継承項目として登録しておけば、プロジェクト管理装置100は、設定情報の該当管理項目の上位継承フラグをオンに設定する。管理情報の表示の際には、設定情報に登録される上位継承フラグに基づいて上位階層の設定値が検索され、検索された上位階層の管理項目の設定値が継承される。例えば、上記の状態で、プロセスP1−a4140のItem1の値を「AAA」に変更すれば、その下位階層のプロセスP2−a4120、プロセスP3−a4130及びプロセスP4−a4140のItem1の値も自動的に「AAA」が継承される。このとき、下位階層のプロセスの管理情報を編集する必要はない。
さらに、この状態で、プロセスP3−a4130の設定情報1030のItem1の上位継承フラグをオフし、設定値「ddd」を入力したとする。これにより、設定情報1030のItem1が、設定値「ddd」に変更され、設定情報1031の状態になる。画面上に表示される管理情報のItem1表示3230も、Item1の値が「ddd」になる。さらに、プロセスP3−a4130を参照するプロセスP4−a4140は、設定情報1040は変化がないが、画面上のItem1の表示3241は、「ddd」に変わる。
このように、上位階層の値が変更されたときは、上位継承フラグによって下位階層の同じ情報も自動的に変更される。このため、下位階層の管理情報の変更を行う手間が省けるばかりでなく、変更忘れを防止することができる。
なお、設定値が設定されている管理項目に上位継承フラグを設定する編集を行うことも可能である。また、同じ管理項目に連続して同じ設定値が設定されるとき、この設定値を上位継承項目とするとしてもよい。例えば、プロセスP1−a4110のItem2には、「bbb」が設定されている。上位継承項目ではないので、プロセスP2−a4120、プロセスP3−a4130、プロセスP4−a4140と順にItem2が設定される。ここで、連続して同じ設定値が3回設定されたとき、この管理項目を上位継承項目とするルールを定義していたとする。プロセスP1―a4110に続いて、プロセスP2−a4120、プロセスP3−a4130のItem2に「bbb」が設定されたときは、ルールに従ってItem2が上位継承項目になる。これにより、プロセスP4−a4140のItem2には、上位継承フラグが「“on”」に設定される。さらに、判定の基となったプロセスP2−a4120、プロセスP3−a4130のItem2の上位継承フラグも「“on”」に設定するとしてもよい。さらに、自動で上位継承項目とするのではなく、上位継承項目候補として担当者に提示し、担当者の承認によって上位継承項目とするとしてもよい。
次に、図7に示したプロセスの階層構造を変更する場合について説明する。図9は、プロセスの階層を移動する編集を行った場合の一例を示した図である。ここでは、プロセスP3−a4130の下位階層のあったプロセスP4−a4140を、プロセスP2−a4120の下に移動し、プロセスP4−a4141としている。
図10は、図9に示した編集処理後の設定情報を示している。
プロセスの階層移動が指示されると、プロジェクト管理装置100は、プロセスP4−a4140の親階層をプロセスP3−a4130からプロセスP2―a4120に変更する。これに伴って、設定情報1040のParent「P3−a」が、編集後の設定情報1041では「P2−a」に変わる。なお、階層の移動に伴って管理項目の設定値の変更が必要になる場合がある。例えば、あるプロセスを別の階層に移動させるとき、作業内容自体が変更されることは少ないが、責任者や作業期間などの環境データに関する設定は、階層が変わると変更になる場合が多い。このような環境データは予め上位継承項目として設定されていれば、階層の移動時に変更する必要はない。図10の例では、上位階層の設定値と同じ値とすべきItem1は、上位継承フラグが「“on”」になっている。階層の移動によって上位階層がプロセスP2−a4120となるため、Item1の表示3242では、プロセスP2−a4120と同じ「aaa」に変わる。
このように、管理情報の階層移動は、Parentを変更するのみで実行することができる。移動に伴う管理項目の設定値の変更を行う必要がないため、編集作業の負担を大幅に軽減することができる。
なお、上記の説明のように、プロジェクト管理装置100では、階層の移動や、上位階層の設定値の設定変更などにより、自動的に下位階層の管理項目の設定値が変更される。しかし、この変更が担当者の意図しない変更となってしまわないように、変更対象の数や項目を含めた変更通知を担当者に行うようにしてもよい。変更通知を受けた担当者の承認を受けた後、変更された情報を管理情報DB110に格納するとしてもよい。
また、設定値の変更により、管理項目間の整合性が保てなくなる場合がある。管理項目が上位継承項目である場合には、上位階層の設定値が下位階層まで継承されるため、整合性が保持される。しかし、前述のように、上位階層の設定値を継承するか否かは、個別にも設定できるため、編集によって固定設定の管理項目に不整合が生じる場合がある。以下、期間に関する情報に不整合が生じるとして説明する。
図11は、階層間の管理項目に不整合が発生する場合を説明するためのプロセスの階層の一例を示した図である。
プロセスA4410及びプロセスB4510は、根である。また、プロセスA1(4420)及びプロセスA2(4430)は、プロセスA4410の下位階層に配置される。それぞれの設定情報について説明する。
図12は、図11のプロセスの設定情報の一部を示した図である。
プロセスA期間情報1111は、プロセスA4410について作成された設定情報から期間に関する管理項目を抽出したものである。同様に、プロセスA1期間情報1121及びプロセスA2期間情報1131もそれぞれの設定情報からプロセスA4410と同じ期間に関する管理項目を抽出したものである。プロセスA1期間情報1121及びプロセスA2期間情報1131の管理項目は、上位継承が指示されない非上位継承項目である。プロセスA期間情報1111、プロセスA1期間情報1121及びプロセスA2期間情報1131は、ともに期間「2009.1.1〜2009.12.31」が設定されている。
また、プロセスB4510のプロセスB期間情報1211は、上記と同様に、プロセスB4510の設定情報から期間に関する管理項目を抽出したものであり、期間「2009.1.1〜2009.1.31」が設定されている。
図13は、図11のプロセスの階層を移動する編集を行った後のプロセスの階層を示した図である。
編集処理によって、プロセスA4410と、その下位階層のプロセスA1(4420)及びプロセスA2(4430)とを、プロセスB4510の下位階層に移動する。この編集によって、プロセスB4510の下位階層にプロセスA4411が配置され、プロセスA1(4421)及びプロセスA2(4431)がさらにその下位階層に配置される。
図14は、図13の編集を行った後のプロセスを示した図である。図は、表示画面に表示される管理情報を示している。
プロセスB期間情報1211は編集前と同じであり、期間「2009.1.1〜2009.1.31」となっている。プロセスA期間情報1112は、この管理項目を上位継承項目として、上位階層のプロセスB期間情報1211の期間「2009.1.1〜2009.1.31」が継承されるとする。一方、プロセスA1期間情報1121及びプロセスA2期間情報1131は、非上位継承項目であるため、編集前の期間「2009.1.1〜2009.12.31」のままである。このため、プロセスA期間情報1112と、プロセスA1期間情報1121及びプロセスA2期間情報1131との間に不整合が生じる。
そこで、プロジェクト管理装置100は、編集後の管理項目に不整合が生じていないかどうかをチェックする。そして、不整合が生じている場合には、不整合が生じた下位階層の管理項目の上位継承フラグをオンに設定し、上位階層の設定値を継承させることにより、整合性をとる。図14の例では、プロセスA1(4421)及びプロセスA2(4431)の設定情報の管理項目[期間]の上位継承フラグをオンにする。これにより、プロセスA1期間情報1122及びプロセスA2期間情報1132に示したように、[期間]が上位継承項目となる。プロセスA1期間情報1122については、上位継承フラグを上位階層のプロセスA期間情報1112、プロセスB期間情報1211と辿り、プロセスB期間情報1211の期間「2009.1.1〜2009.1.31」を継承する。同様に、プロセスA2期間情報1132については、プロセスA1期間情報1122、プロセスA期間情報1112、プロセスB期間情報1211と辿り、プロセスB期間情報1211の期間「2009.1.1〜2009.1.31」を継承する。
このように、不整合が生じたときは、不整合が生じた管理項目を上位継承項目とすることにより、不整合を解消させることができる。なお、この変更が担当者の意図しない変更となってしまわないように、担当者の承認を受けた後、変更された情報を管理情報DB110に格納するようにできることは、他の編集処理と同様である。
次に、プロジェクト管理装置100のプロジェクト管理情報処理の処理手順及びプロジェクト管理情報の管理方法についてフローチャートを用いて説明する。まず、予め上位継承項目が設定されている場合の処理手順について説明し、続いて上位継承項目を自動設定する場合の処理手順について説明する。
(1)上位継承項目が予め決められている場合
プロジェクト管理装置100では、プロジェクト全体を細かい作業に分割し、関連する作業をツリーで構成した構成図を用いてプロジェクトの進捗管理を行っている。ある作業に対応するプロセスの管理情報は、ツリーの下位階層のプロセスの管理情報と関連しており、多くの管理項目が共通に設定される。上位階層の管理情報の管理項目の設定値を継承する管理項目は、予め上位継承項目として定義しておく。
図15は、管理情報作成処理の手順を示したフローチャートである。
担当者がプロジェクト管理装置100に指示してプロセスの管理情報作成処理を起動し、処理が開始される。
[ステップS01] プロジェクト管理装置100は、プロセス作成用の画面を生成し、担当者が見るモニタなどの表示装置に画面を表示させる。表示装置は、図4に示したようにプロジェクト管理装置100に接続していてもよいし、ネットワーク400を介して接続するクライアント301,302,303に接続していてもよい。担当者は、表示装置に表示される管理情報を見ながら、プロセスの管理項目の設定指示を入力していく。
[ステップS02] ステップS01で入力された担当者の設定指示に応じて、管理情報DB110に格納されるこのプロセスの設定情報のレコードを作成するレコード作成処理を行う。このとき、管理項目が予め定義される上位継承項目であるかどうかを調べ、上位継承項目であれば設定値の代わりに上位継承フラグをセットする。詳細は後述する。
[ステップS03] ステップS02で作成された設定情報のレコードに基づいて、プロセス管理情報の設定内容を表示画面に表示させる処理を行う。設定情報に設定値が設定されているときはその設定値を画面に表示させる。上位継承フラグがセットされているときは、上位階層を参照して上位階層の設定値を抽出し、画面に表示させる。詳細は後述する。
[ステップS04] ステップS03で表示された管理情報が表示される画面を参照しながら担当者が指示した編集処理を実行し、プロセスの設定情報のレコードを編集する。処理の詳細は後述する。
[ステップS05] ステップS04の編集処理が終了し、生成されたプロセス管理情報の設定情報を管理情報DB110に格納する。
次に、レコード作成処理について説明する。図16は、レコード作成処理の手順を示したフローチャートである。
[ステップS201] 指示されたプロセス管理情報の設定情報のレコードを作成する。新規作成である場合、例えば、指定されたプロセス管理情報の作業種別などに応じて予め用意されるレコードパターンの1つを選択し、選択されたレコードパターンに基づいて、設定情報のレコードを作成する。
[ステップS202] ステップS201で作成された設定情報のレコードの管理項目のうち、未処理の管理項目を1つ取り出し、上位継承項目であるかどうかを判定する。対象の管理項目と、予め設定される上位継承項目とを照合し、一致するか否かにより判定を行う。一致するとき、すなわち上位継承項目であるときは、処理をステップS203に進める。一致しないとき、すなわち上位継承項目でないときは、処理をステップS204に進める。
[ステップS203] 対象の管理項目が上位継承項目であるときは、この管理項目のレコードに上位継承フラグを設定する。
[ステップS204] ステップS201で作成されたレコードの全項目の処理が完了したかどうかを判定する。完了したときは、処理をステップS205に進める。完了していないときは、処理をステップS202に戻し、次の未処理の管理項目について処理を行う。
[ステップS205] プロセス管理情報の設定情報においてプロセスの親階層を示すParentに、親階層を設定し、処理を終了する。
以上の処理が実行されることにより、初期状態に設定されたプロセス管理情報の設定情報が作成される。初期状態とは、上位継承項目については上位継承フラグが設定され、Parentには親階層が設定された状態を言う。
次に、画面表示処理について説明する。図17は、画面表示処理の手順を示したフローチャートである。
図16に示したプロセスの設定情報を入力し、処理を開始する。
[ステップS301] 未処理の管理項目を対象の管理項目として選択し、対象の管理項目が上位継承項目であるかどうかを判定する。対象の管理項目に上位継承フラグが設定されているか否かを判定し、上位継承フラグがオンに設定されていないときは、処理をステップS302に進める。上位継承フラグがオンに設定されているときは、処理をステップS303に進める。
[ステップS302] 対象の管理項目の上位継承フラグがオンに設定されていないときは、レコードに記録される設定データを管理項目の設定値として表示し、処理をステップS309に進める。
[ステップS303] 対象の管理項目の上位継承フラグがオンに設定されているときは、プロセスの設定情報のParentに登録される親階層を読み出し、検索キーに設定する。
[ステップS304] 親階層の同じ管理項目のレコードを検索する。
[ステップS305] ステップS304で検索されたレコードに有効データが設定されているか否かを判定する。有効データが設定されているとは、上位継承フラグ以外のデータが設定されている場合とする。なお、ブランクのときも有効データと判定する。有効データが設定されていないとき、すなわち、上位継承フラグがオンに設定されているときは、処理をステップS306に進める。有効データが設定されているときは、処理をステップS307に進める。
[ステップS306] レコードに有効データが設定されていないときは、検索されたレコードに登録される親階層を検索キーとしてステップS304に戻り、次の親階層についてレコード検索処理を行う。
[ステップS307] レコードに有効データが設定されているときは、この有効データを取り出す。
[ステップS308] 取り出した有効データをプロセス管理情報の管理項目の設定値として表示する。
[ステップS309] 全項目について処理が終了したかどうかを判定する。終了していないときは、ステップS301に戻って、次の管理項目の処理を行う。
以上の処理手順が実行されることにより、担当者が見ている画面に、このプロセス管理情報に設定される設定値が表示される。
次に、編集処理について説明する。担当者は、上記の画面表示処理によって表示されたプロセス管理情報を確認し、必要であれば編集処理を行う。
図18は、プロセス管理情報の編集処理の手順を示したフローチャートである。
[ステップS401] 画面に表示されたプロセス管理情報に対する担当者の指示入力を受け付けたかどうかを判定する。指示入力があれば、処理をステップS402に進める。指示入力がなければ、指示入力があるまで待つ。
[ステップS402] 指示入力が編集終了であるかどうかを判定する。編集終了でなければ、処理をステップS403に進める。編集終了であれば、処理を終了する。
[ステップS403] 指示入力が編集終了でないときは、指示入力がプロセスの階層を移動するプロセス移動指示であるかどうかを判定する。プロセス移動指示であれば、処理をステップS404に進める。プロセス移動指示でなければ、処理をステップS405に進める。
[ステップS404] 指示入力がプロセス移動指示であれば、移動対象のプロセスの設定情報のParentを移動先の親階層の値に置き換え、処理をステップS406に進める。
[ステップS405] 指示入力がプロセス移動指示でなければ、指示を実行し、指示に従ってプロセスの設定情報の設定値を書き換える。
[ステップS406] 編集されたプロセスの設定情報に基づき、画面表示を行う。画面表示は、図17に示した画面表示処理を行うとしてもよいし、編集により変更された箇所のみ再表示を行うとしてもよい。その後、ステップS401に戻り、次の指示入力を待つ。
以上の処理手順が実行されることにより、プロセス管理情報の設定情報の各管理項目が設定される。このような処理手順によれば、予め上位継承項目に指定された管理項目には、上位継承フラグが設定され、上位階層の設定値が継承されるので、下位階層のプロセス管理情報登録時に再度設定する必要がない。これにより、担当者の手間を大幅に削減することができる。また、登録ミスなどの人為的なミスを防止することもできる。
(2)上位継承項目を自動設定する場合
次に、任意のツリーにおいて連続して同一の設定値が連続して登録されるとき、これを自動的に上位継承項目とするプロジェクト管理処理の処理手順を、フローチャートを用いて説明する。
図19は、上位継承項目を自動設定する管理情報作成処理の手順を示したフローチャートである。
[ステップS11] プロジェクト管理装置100は、プロセス作成用の画面を生成し、担当者が見るモニタなどの表示装置に画面を表示させる。担当者は、表示装置を見ながら、プロセスの管理項目の設定指示を入力していく。
[ステップS12] ステップS11で入力された担当者の設定指示に応じて、プロセス管理情報のレコードを作成するレコード作成処理を行う。詳細は後述する。
[ステップS13] ステップS12で作成されたレコードに基づいて、プロセス管理情報の設定内容を表示画面に表示させる処理を行う。プロセス管理情報の設定情報に設定値が設定されているときはその設定値を画面に表示させる。上位継承フラグがセットされているときは、上位階層を参照して上位階層の設定値を抽出し、画面に表示させる。処理の詳細は、図17に示した画面表示処理と同様である。
[ステップS14] ステップS13で表示された画面を参照しながら担当者が指示した編集処理を実行し、プロセス管理情報の設定情報のレコードを編集する。処理の詳細は、図18に示した画面編集処理と同様である。
[ステップS15] ステップS14の編集処理が終了し、生成された管理情報の設定情報を管理情報DB110に格納する。
[ステップS16] 上位継承項目の設定処理を行う。詳細は後述する。
次に、レコード作成処理について説明する。図20は、レコード作成処理の手順を示したフローチャートである。
[ステップS1201] 指定されたプロセス管理情報のレコードを作成する。
[ステップS1202] ステップS1201で作成されたレコードの管理項目のうち、未処理の管理項目を1つ取り出し、上位継承項目であるかどうかを判定する。対象の管理項目と、予め設定される上位継承項目とを照合し、一致するか否かにより判定を行う。一致するときは、処理をステップS1203に進める。一致しないときは、処理をステップS1204に進める。
[ステップS1203] 対象の管理項目が上位継承項目であるときは、設定情報のこの管理項目のレコードに上位継承フラグを設定する。
[ステップS1204] ステップS1201で作成されたレコードの全項目の処理が完了したかどうかを判定する。完了したときは、処理をステップS1205に進める。完了していないときは、処理をステップS1202に戻し、次の未処理の管理項目について処理を行う。
[ステップS1205] プロセス管理情報の設定情報の親階層を示すParentに、親階層を設定する。
[ステップS1206] 上位継承項目を検出するためのカウントを、次の階層のプロセス管理情報のために引き継ぐ。カウントとは、任意の管理項目に同一の設定値が設定されるごとにカウントアップするカウンタの設定値である。複数の階層に渡ってカウントするため、1つの階層における処理が終了したとき、次の階層に引き継ぐ処理を行う。その後、処理を終了する。
以上の処理が実行されることにより、初期レコードが設定されたプロセス管理情報の設定情報が作成される。また、上位継承項目検出用のカウンタは、次処理へ引き継がれる。
次に、上位継承設定処理について説明する。図21は、上位継承設定処理の手順を示したフローチャートである。
画面編集処理を経てプロセス管理情報が決定されると、処理を開始する。
[ステップS1601] 編集が終了したプロセス管理情報の設定情報を読み出し、管理項目を1つ選択する。
[ステップS1602] プロセス管理情報の設定情報から選択された管理項目を対象管理項目としてそのレコードを読み出し、上位継承フラグが設定されているかどうかを判定する。上位継承フラグが設定される上位継承項目でなければ、処理をステップS1603へ進める。上位継承項目であれば、処理をステップS1609に進める。
[ステップS1603] この管理項目に上位継承フラグが設定されていないときは、このプロセス管理情報の設定情報のParentに基づいて親階層のプロセス管理情報を特定し、対象管理項目と同じ管理項目のデータを抽出する。そして、抽出した親階層のデータと、この管理項目の設定値とを比較する。
[ステップS1604] ステップS1603による比較の結果、この管理項目に関する親階層のデータと、子階層の設定値とが一致したかどうかを判定する。一致したときは、処理をステップS1605に進める。一致しないときは、処理をステップS1606に進める。
[ステップS1605] この管理項目について、親階層と子階層の設定値が一致したときは、この管理項目に対応する上位継承項目検出用のカウンタをカウントアップし、処理をステップS1609に進める。
[ステップS1606] この管理項目について、親階層と子階層の設定値が一致しなかったときは、この管理項目に対応する上位継承項目検出用のカウンタをカウントクリアし、処理をステップS1609に進める。
[ステップS1607] この管理項目に対応する上位継承項目検出用のカウンタのカウント値を読み出し、閾値を超えたかどうか判定する。カウントが閾値を超えたときは、処理をステップS1608に進める。カウントが閾値を超えないときは、処理をステップS1609に進める。
[ステップS1608] 上位継承項目検出用のカウンタのカウント値が閾値を超えたときは、この管理項目を上位継承項目に設定する。
[ステップS1609] このプロセス管理情報の全項目の処理が終了したかどうかを判定する。終了していないときは、未処理の情報処理項目を1つ選択し、ステップS1602に戻って処理を行う。全項目の処理が終了したときは、処理を終了する。
以上の処理手順が実行されることにより、任意の管理項目についての設定データを調べ、所定の回数連続して同じデータが設定されているときは、この管理項目が上位継承項目に設定される。
このように、連続して同じデータが設定されるときは、この管理項目を上位継承項目とすることにより、さらに、担当者の作業負担を軽減することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報管理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 階層化された設定情報群を管理するコンピュータを、
上位階層の設定情報の設定値を継承する上位継承項目を定義した継承指定情報に基づき、前記設定情報群に属する設定情報の情報項目が前記上位継承項目と一致すると判定されたときは、該情報項目に継承指示を設定するとともに、入力指示に応じて前記情報項目に設定値を設定して作成された前記設定情報を前記設定情報群の所定の階層に登録して設定情報記憶手段に格納する設定情報登録手段、
前記設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出し、読み出した前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記継承指示に基づいて上位階層の設定情報を順次検索して検出された継承対象の前記情報項目の設定値を抽出し、前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていないときは、前記設定情報において前記情報項目に設定される設定値を抽出し、抽出した前記情報項目の設定値を該情報項目の設定値とする設定値抽出手段、
として機能させることを特徴とする情報管理プログラム。
(付記2) 前記設定値抽出手段は、前記設定情報の情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記継承指示に基づいて前記上位階層の設定情報の該情報項目に前記継承指示が設定されているか否かを判定し、前記上位階層の設定情報の該情報項目に設定される前記設定値が検出されるまで、前記継承指示に基づき親階層を順に辿って該情報項目に設定される前記設定値を検索する、
ことを特徴とする付記1記載の情報管理プログラム。
(付記3) 前記コンピュータを、さらに、
前記階層において親子関係を有する前記設定情報の任意の情報項目に設定されるそれぞれの設定値を照合し、前記設定値が一致するときは該情報項目に対応付けられたカウンタをカウントアップするとともに前記カウンタのカウント値と所定の閾値とを比較し、前記カウンタのカウント値が前記所定の閾値を超えた前記情報項目が検出されたときは、該情報項目を前記上位継承項目とする上位継承項目検出手段、
として機能させることを特徴とする付記1または2記載の情報管理プログラム。
(付記4) 前記上位継承項目検出手段は、前記親子関係を有する前記設定情報の任意の情報項目に設定される設定値を前記親子関係に基づいて上位階層に向かって順に辿り、前記設定値が連続して一致する前記設定情報の数を前記カウンタによってカウントする、
ことを特徴とする付記3記載の情報管理プログラム。
(付記5) 前記設定情報登録手段は、前記設定情報に、前記設定情報の識別情報に関連付けて前記設定情報群において該設定情報の親階層の設定情報の識別情報を設定しており、前記設定情報の階層移動が指示されたときは、前記階層移動の移動先の前記上位階層の設定情報の識別情報を取得し、前記設定情報の前記親階層として登録することによって前記設定情報の階層を移動させ、
前記設定値抽出手段は、読み出した前記設定情報の情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記設定情報に設定される前記親階層の識別情報に基づいて前記上位階層の設定情報を特定する、
ことを特徴とする付記1〜4記載の情報管理プログラム。
(付記6) 前記設定情報登録手段は、前記設定情報の階層移動が指示されたときは、前記設定情報の情報項目のうち前記継承指示が設定される情報項目を抽出し、前記設定情報の階層移動によって前記設定値を継承する前記上位階層の設定情報が変更される前記情報項目を管理者に提示し、前記管理者から承認を受けたときのみ該情報項目に対する前記継承指示を継続させる、
ことを特徴とする付記5記載の情報管理プログラム。
(付記7) 前記設定情報登録手段は、前記設定情報の階層移動が指示され、かつ、前記設定情報の情報項目のうち前記継承指示が設定される情報項目があるときは、該情報項目が所定の期間を指定する日付情報であるか否かを判定し、前記日付情報であるときは、継承する移動先の前記上位階層の設定情報の該情報項目に設定される日付情報に基づく期間と、前記設定情報の下位階層の設定情報の情報項目に設定される日付情報に基づく期間と、を照合し、不整合が生じるか否かを判定し、判定結果を管理者に提示する、
ことを特徴とする付記5〜6記載の情報管理プログラム。
(付記8) 前記設定情報登録手段は、継承する移動先の前記上位階層の設定情報の該情報項目に設定される日付情報に基づく期間と、前記設定情報の前記下位階層の設定情報の情報項目に設定される日付情報に基づく期間と、に不整合が生じると判定されたときは、前記上位階層の設定情報の該情報項目に設定される日付情報に基づく期間を継承し、前記下位階層の設定情報の情報項目に設定される日付情報を変更する、
ことを特徴とする付記7記載の情報管理プログラム。
(付記9) 階層化された設定情報群を管理する情報管理方法において、
コンピュータが、
上位階層の設定情報の設定値を継承する上位継承項目を定義した継承指定情報に基づき、前記設定情報群に属する設定情報の情報項目が前記上位継承項目と一致すると判定されたときは、該情報項目に継承指示を設定するとともに、入力指示に応じて前記情報項目に設定値を設定して作成された前記設定情報を前記設定情報群の所定の階層に登録して設定情報記憶手段に格納する設定情報登録手順と、
前記設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出し、読み出した前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記継承指示に基づいて上位階層の設定情報を順次検索して検出された継承対象の前記情報項目の設定値を抽出し、前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていないときは、前記設定情報において前記情報項目に設定される設定値を抽出し、抽出した前記情報項目の設定値を該情報項目の設定値とする設定値抽出手順と、
を実行することを特徴とする情報管理方法。
(付記10) 階層化された設定情報群を管理する情報管理装置において、
上位階層の設定情報の設定値を継承する上位継承項目を定義した継承指定情報に基づき、前記設定情報群に属する設定情報の情報項目が前記上位継承項目と一致すると判定されたときは、該情報項目に継承指示を設定するとともに、入力指示に応じて前記情報項目に設定値を設定して作成された前記設定情報を前記設定情報群の所定の階層に登録して設定情報記憶手段に格納する設定情報登録手段と、
前記設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出し、読み出した前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記継承指示に基づいて上位階層の設定情報を順次検索して検出された継承対象の前記情報項目の設定値を抽出し、前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていないときは、前記設定情報において前記情報項目に設定される設定値を抽出し、抽出した前記情報項目の設定値を該情報項目の設定値とする設定値抽出手段と、
を有することを特徴とする情報管理装置。
1 情報管理装置
1a 設定情報登録手段
1b 設定値抽出手段
1c 上位継承項目検出手段
2 設定情報記憶手段

Claims (6)

  1. 階層化された設定情報群を管理するコンピュータを、
    上位階層の設定情報の設定値を継承する上位継承項目を定義した継承指定情報に基づき、前記設定情報群に属する設定情報の情報項目が前記上位継承項目と一致すると判定されたときは、該情報項目に継承指示を設定するとともに、入力指示に応じて前記情報項目に設定値を設定して作成された前記設定情報を前記設定情報群の所定の階層に登録して設定情報記憶手段に格納する設定情報登録手段、
    前記設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出し、読み出した前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記継承指示に基づいて上位階層の設定情報を順次検索して検出された継承対象の前記情報項目の設定値を抽出し、前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていないときは、前記設定情報において前記情報項目に設定される設定値を抽出し、抽出した前記情報項目の設定値を該情報項目の設定値とする設定値抽出手段、
    として機能させることを特徴とする情報管理プログラム。
  2. 前記コンピュータを、さらに、
    前記階層において親子関係を有する前記設定情報の任意の情報項目に設定されるそれぞれの設定値を照合し、前記設定値が一致するときは該情報項目に対応付けられたカウンタをカウントアップするとともに前記カウンタのカウント値と所定の閾値とを比較し、前記カウンタのカウント値が前記所定の閾値を超えた前記情報項目が検出されたときは、該情報項目を前記上位継承項目とする上位継承項目検出手段、
    として機能させることを特徴とする請求項1記載の情報管理プログラム。
  3. 前記設定情報登録手段は、前記設定情報に、前記設定情報の識別情報に関連付けて前記設定情報群において該設定情報の親階層の設定情報の識別情報を設定しており、前記設定情報の階層移動が指示されたときは、前記階層移動の移動先の前記上位階層の設定情報の識別情報を取得し、前記設定情報の前記親階層として登録することによって前記設定情報の階層を移動させ、
    前記設定値抽出手段は、読み出した前記設定情報の情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記設定情報に設定される前記親階層の識別情報に基づいて前記上位階層の設定情報を特定する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報管理プログラム。
  4. 前記設定情報登録手段は、前記設定情報の階層移動が指示され、かつ、前記設定情報の情報項目のうち前記継承指示が設定される情報項目があるときは、該情報項目が所定の期間を指定する日付情報であるか否かを判定し、前記日付情報であるときは、継承する移動先の前記上位階層の設定情報の該情報項目に設定される日付情報に基づく期間と、前記設定情報の下位階層の設定情報の情報項目に設定される日付情報に基づく期間と、を照合し、不整合が生じるか否かを判定し、判定結果を管理者に提示する、
    ことを特徴とする請求項3記載の情報管理プログラム。
  5. 階層化された設定情報群を管理する情報管理方法において、
    コンピュータが、
    上位階層の設定情報の設定値を継承する上位継承項目を定義した継承指定情報に基づき、前記設定情報群に属する設定情報の情報項目が前記上位継承項目と一致すると判定されたときは、該情報項目に継承指示を設定するとともに、入力指示に応じて前記情報項目に設定値を設定して作成された前記設定情報を前記設定情報群の所定の階層に登録して設定情報記憶手段に格納する設定情報登録手順と、
    前記設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出し、読み出した前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記継承指示に基づいて上位階層の設定情報を順次検索して検出された継承対象の前記情報項目の設定値を抽出し、前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていないときは、前記設定情報において前記情報項目に設定される設定値を抽出し、抽出した前記情報項目の設定値を該情報項目の設定値とする設定値抽出手順と、
    を実行することを特徴とする情報管理方法。
  6. 階層化された設定情報群を管理する情報管理装置において、
    上位階層の設定情報の設定値を継承する上位継承項目を定義した継承指定情報に基づき、前記設定情報群に属する設定情報の情報項目が前記上位継承項目と一致すると判定されたときは、該情報項目に継承指示を設定するとともに、入力指示に応じて前記情報項目に設定値を設定して作成された前記設定情報を前記設定情報群の所定の階層に登録して設定情報記憶手段に格納する設定情報登録手段と、
    前記設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出し、読み出した前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていたときは、前記継承指示に基づいて上位階層の設定情報を順次検索して検出された継承対象の前記情報項目の設定値を抽出し、前記設定情報の前記情報項目に前記継承指示が設定されていないときは、前記設定情報において前記情報項目に設定される設定値を抽出し、抽出した前記情報項目の設定値を該情報項目の設定値とする設定値抽出手段と、
    を有することを特徴とする情報管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038505A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Fuji Xerox Co Ltd データ管理装置、データ管理システム及びプログラム

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