JP2011001726A - 排水口用危険防止器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のプールなどに簡便に適用可能であり、その安全性を高めるための排水口用危険防止器具(安全蓋)を提供する。
【解決手段】通水孔4を有し、少なくともその一部が曲面である排水口用安全蓋。本発明は、既存の排水桝などの大幅な改修を必要とすることなく設置可能であるため、プールや浴槽などの安全対策を簡単に実現することができる。本発明は、プールなどの遊泳施設に利用できるほか、浴槽などの排水部にも適用可能である。また、排水桝の安全蓋に限らず、排水口の安全蓋としても有効である。また、老人介護施設などにおいても循環型の浴槽では、プールと同様の引き込み事故が発生するおそれがあるが、安全蓋2を用いることによりそのような事故が防止できると期待される。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊泳用のプールや浴槽における排水口用危険防止器具に関する。
プールや浴槽には、水を排水するため、あるいは採水してフィルター等で浄化したり、(プールの場合は)薬剤を混入して戻すための水の循環回路の一部として、排水口が設けられている。この排水口は通常、プールや浴槽の底部あるいは内壁に形成されている。
プールの場合、排水口よりポンプでプール内の水を吸引して採水を行っているので、排水口には人体、衣類等が引き込まれないよう排水桝が設けられる場合も多い。さらに、循環型の排水口をプールの底部に形成すると、プール内の人の脚等を吸引し、潜水中の人を吸引し、溺死を招く虞もあるため通常はプールの内壁、それもやや高い位置に止水を目的とした排水口を設けることが通例である。
排水口の開口部には、大きなゴミを除くための櫛型、格子状あるいは同心円状とした金属または樹脂製の篩い板が取り付けられ、その篩い板を介して排水パイプとプール内の水は連通されている。この排水口よりの採水は前記したようにフィルターを介して浄化される。プールの場合は、次亜塩素酸等の殺菌剤やプールの衛生状態を保全するための薬剤を混入した後、プールの内壁に設けた注水口より処理済みの水を再送出する。
図1は、プールの底面10に形成された排水桝12の典型例を示す断面図である。排水桝12は底面10に穿設された凹部であり、その内壁面に形成された開口部には排水管14の一端が連通接続されている。この排水管14の他端は外部の浄化施設に接続されており、プール内の水が常時流出している。また、その流出量は大きいプールの場合、毎分数百リットル以上に達する。このため、子供の足や頭が排水桝12に引き込まれて溺れる事故を防止するため、多数の通水孔18を含む安全蓋20が被せられている。安全蓋20はボルト22などで排水桝12に固定される。
しかし、現実には、毎年のようにプールの排水口に身体の一部が吸い込まれるなどして幼児などが溺死する事故が発生している。このため、従来、排水口構造に関してはいくつかの安全器具の提案がなされている。
例えば、特許文献1(特開2001-329707)には排水口の開口部に装着される安全対策具であって、排水口の内面に圧着される一対の当接部材と、各当接部材間の距離を伸縮させる距離調整手段と、この距離調整手段の作用によって各当接部材が直線状に移動するように規制するガイド手段と、排水口内に向かう水圧に抗してこの安全対策具が排水口内部に入り込むことを防止するためのストッパ片と、を備えたことを特徴とする排水口の安全対策具が記載されている。
特許文献2(特開2008-038560)はプールの排水口構造はプールの側壁面に形成された排水口の開口部に、上方を開放し、少なくとも左右にガイド溝を有するフレームを固設し、そのフレームの前記したガイド溝に篩い板を着脱自在に備えるとともに、前記排水口の上方開口には開閉自在な蓋体を装備することにより、事故の防止などを意図したものである。
しかし、これらはプールの排水口の全面改修を要するものであり、簡単に対応できるものではないため、今日に至るも痛ましい事故はなくなっていない。
特開2001-329707 特開2008-038560
本発明は、既存のプールなどに簡便に適用可能であり、その安全性を高めるための排水口用危険防止器具を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題の解決のために種々検討を重ねた結果、排水桝12の上方16の部分には相当な吸引力が発生しており、また、従来の装置では図1に示すように、安全蓋20が平板状であり、身体が接触した際に、少なからぬ吸引力で引き付けられるという、従来、見過ごされてきた問題に着目し、安全蓋に曲率を付与することにより上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は以下の排水口用危険防止器具を提供する。
[1] 通水孔を有し、少なくともその一部が曲面である排水口用安全蓋。
[2] 縁部を除いて全面が曲面である前記[1]に記載の排水口用安全蓋。
[3] 曲面が全体として山型の隆起構造をなす前記[1]または[2]に記載の排水口用安全蓋。
[4] プールまたは浴槽の排水口に設置する前記[1]〜[3]のいずれかに記載の排水口用安全蓋。
本発明は、既存の排水桝などの大幅な改修を必要とすることなく設置可能であるため、プールや浴槽などの安全対策を簡単に実現することができる。
従来のプール排水口における典型的な構造を示す断面図。 安全蓋の構造を示す概略図。(A)は本発明、(B)は従来の形状である。 本発明の安全蓋の一例を示す概略図。
本発明の排水口用危険防止器具は、基本的に、排水口に取り付けられる安全蓋である。その適用対象は、人が遊泳、入浴などで入水する水槽の排水口である限り、特に限定されないが、典型的にはプールや浴槽である。
以下、プールの排水口(排水桝)を例にとって説明するが、その他の施設においても同様である。本発明の排水口用危険防止器具(安全蓋)は、例えば、図1に示す典型的な排水口のプール側の面に取り付けられる。前述したように、従来、こうした部位に設けられる安全蓋は図2(B)に示すように平板である。このため、人体が接触した場合、接触面積が非常に大きくなり、吸引状態から離脱するのが困難である。
これに対し、本発明の排水口用危険防止器具は、図2(A)に示すように少なくともその一部が曲面である。このため、例えば、図1の排水桝12に適用した場合、図3に示すように、排水桝12の上部において湾曲した蓋部分2を構成する。この結果、通水孔4が流入する場合でも、その方向が場所によって変化する上、足裏や掌などが接触してもその全面が接触することがない。また、平面の場合よりも表面積が増える分、単位面積当たりの吸引圧力が低下し、これらの総合的結果として吸引による吸着が大きく低下する。
本発明の排水口用危険防止器具は、少なくともその一部が曲面である排水口用安全蓋であるが、例えば、円錐台のような形状でもよいが、好ましくは、それを固定するための縁部を除いて全面が曲面である。どの部分もプ−ル側に凸な山型形状が好ましく、人間の足裏や掌、背中、腹など比較的平面性の高い部分が接触したときにこれと必然的に空隙を生じる形状がより好ましい。また、図では平面図の外形が円形の形状を示したが、平面図が矩形その他の形状でも透水部が曲率を有すればよい。
また、本発明の排水口用危険防止器具は、水を通すための通水孔を有する。そのパターンは任意であって、図2(A)に示すような同心円状(但し、完全な同心円ではなく、適当に途切れている必要がある)でもよいし、水玉状の孔が点在しているパターンでもよいし、概ね平行な溝孔が平行に配置されている櫛型、さらに格子状や中心から周囲に向けて溝を延ばした形状などでもよい。
開口率は、その用途にもよるが、10〜90%が好ましく、15〜70%程度がより好ましい。開口率が高すぎると強度が低下する一方、開口率が低すぎると円滑な排水を阻害してしまう。
また、本発明の排水口用危険防止器具は、排水桝、排水口などに固定するためのボルト孔などを有してもよい。あるいは、設置部分に枠体を設け、その枠体にスライドして嵌め込むような形態でもよく、この場合は、枠体に挿入可能な平面部を縁に有すればよい。
その他の構成や材質、製造方法などは従来の安全蓋などと同様である。
本発明は、プールなどの遊泳施設に利用できるほか、浴槽などの排水部にも適用可能である。また、排水桝の安全蓋に限らず、排水口の安全蓋としても有効である。また、老人介護施設などにおいても循環型の浴槽では、プールと同様の引き込み事故が発生するおそれがあるが、本発明の安全蓋を用いることによりそのような事故が防止できると期待される。
2:本発明の器具(安全蓋)、4:通水孔、10:ブール底部または壁面、12:排水桝、14:排水孔、16:排水孔近傍、18:従来の安全蓋、20:通水孔、22:固定具

Claims (4)

  1. 通水孔を有し、少なくともその一部が曲面である排水口用安全蓋。
  2. 縁部を除いて全面が曲面である請求項1に記載の排水口用安全蓋。
  3. 曲面が全体として山型の隆起構造をなす請求項1または2に記載の排水口用安全蓋。
  4. プールまたは浴槽の排水口に設置する請求項1〜3のいずれかに記載の排水口用安全蓋。
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