JP2010537715A - 洞粘膜穿孔のパッチ材料を運ぶための改良された器具 - Google Patents

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ヤマダ、ジェーソン、エム.
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ヤマダ、ジェーソン、エム.
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/50Implements for filling root canals; Methods or instruments for medication of tooth nerve channels

Abstract

洞粘膜穿孔パッチ材料を運び、挿入するための器具10が、所定量の洞粘膜パッチ材料のための中央サポート12と、パッチ材料を横方向に支持および拡張するための、中央サポート12の横方向外側に間隔をおいて配置された複数の可動外側サポート14、16であって、それによってパッチ材料が中央サポートによって上方へ洞穿孔を覆うように押し込まれて、洞粘膜に対して封止された比較的薄い横に広がったパッチを形成し、穿孔を閉じて封止する可動外側サポート14、16とを有している。

Description

本願は、参照によって本明細書に援用する2006年12月31日付けで出願した米国特許仮出願第60/882,940号の利益を請求するものである。本願はまた、この参照によって本明細書に援用する2007年8月28日付けで出願した「Internal Procedure For Closing Sinus Membrane Perforations」(整理番号 07JY−5)という名称の米国特許出願第11/895,813号の主題に関する。
上述した米国特許出願に記載の処置は、歯科処置中に洞粘膜の穿孔が生じた場合、または以前に別の歯科処置中に形成された穿孔が発見された場合、あるいは患者が遭遇した身体的事故の結果として穿孔が発見された場合に使用され得る洞粘膜パッチ処置を対象にしている。
上で参照した米国特許出願に記載の粘膜パッチ処置では、患者の洞底に開口部を作り、穿孔を含む洞粘膜部分を露出させる。次いで、所定量の洞粘膜パッチ材料を、開口部を通して洞の穿孔に隣接する位置に挿入する。最後に、洞粘膜パッチ材料を横に広げ、洞粘膜に押し付けて穿孔を塞ぐ。
本発明は、洞パッチ材料を挿入し、横に広げ、洞粘膜に対して押し付けて洞粘膜内の穿孔を塞ぐための、改良された型の器具を対象にしている。
基本的には、本発明の器具は、所定量の洞粘膜パッチ材料のための中央サポートと、中央サポートの横方向外側に間隔をおいて配置された複数の可動外側サポートであって、パッチ材料を横方向に支持するため、およびパッチ材料が中央サポートによって洞の穿孔上に上方へ押し込まれるように広げ、それによって洞粘膜に封止された比較的薄い横に広がったパッチを形成して、穿孔を閉じ、封止するための外側サポートとを有している。
本発明の好ましい型の器具の斜視図である。 中央サポートが外側サポートの右側のものを越えて上方に延びていることを示す、図1の器具の上部の部分右側面図である。 外側サポートの左側のものに対する中央サポートの接続部、および外側サポートの中央サポートからの通常の間隔を示す、図2に示した器具の上部の部分正面図である。
これまで指摘されているように、また上で参照した米国特許出願により詳しく記載されているように、その特許出願に記載される方法に従って洞の穿孔を塞ぐために、穿孔を含む患者の洞粘膜の一部を露出させるように患者の洞底に開口部が作られる。次いで、上で参照した米国特許出願の図3に示されるように、実際に洞の穿孔にパッチ処置を行う前に、穿孔された洞粘膜を洞底から持ち上げ、分離して、洞粘膜の下面と洞底との間にポケットを形成することができる。そして先に参照した特許出願の図4AおよびB、ならびに図5に示すように洞粘膜内の穿孔のパッチ処置が行われるが、このとき適切で標準的な洞粘膜パッチ材料が、パッチ材料を上方にポケットの中へ、穿孔を含む洞粘膜部分に隣接するその真下の位置まで運ぶように設計されたパッチ材料の挿入ツールを用いて、開口部を通してポケットに導入される。基本的には、図4Aに示すように、洞粘膜のパッチ材料が開口部を通してポケットに挿入される間、挿入ツールの外側サポートを中央サポートに押し付けるように横に動かされており、中央サポートの上面および外側サポートの上面によってパッチ材料が運ばれる。したがってパッチ材料は挿入ツールによって支持され、上方に開口部を通してポケットの中へ、洞粘膜内の穿孔に隣接するその真下の位置まで移動される。次いで図4Bに示すように、パッチ材料が洞粘膜と係合し、穿孔の中にわずかに広がるまで、挿入ツールを上方へ移動させる。これが実施されると、外側サポートは中央サポートから解放され、横方向外側へ動かされて、中央サポートがパッチ材料を横に広げ、穿孔に隣接する洞粘膜の下面を覆い、先に参照した特許出願の図5に示すようなパッチを形成するのを助ける。こうしたことに関して、洞粘膜の穿孔のパッチ処置に有用なパッチ材料は通常、図4Aに示すように最初は挿入ツールの上に取り付けられる半固体の材料である。しかしパッチ材料が洞粘膜の湿った面と係合するとパッチ材料は軟化し、外側サポートの解放後に横に広がること、および中央サポートによって成形することができるようになり、中央サポートの移動に応じて穿孔および隣接する洞粘膜の下面を覆う、粘り気のある粘着性のパッチが形成される。
より具体的には、本発明の好ましい型の挿入器具に関して本願の図1に示すように、好ましい挿入ツールまたは器具10は、中央サポート12と、中央サポート12から横に間隔をおいて配置され、中央サポート12に対して横方向に移動可能な外側サポート14および16とを有している。中央サポートは、垂直に延びる支持ロッド20によって支持されたボール18を有していてもよく、そしてボール18を有するものとして示されている。
図1に示すように、好ましい設計の挿入器具10は外科用の鉗子またはピンセットに類似しており、横に間隔をおいて配置された1対のトング(挟み具)を有し、そのトングは、トングに同時に横向きの力を加えて、トングの自由端を互いに押し付けるようにつまむと、互いに向かって横方向内側へ移動するように基部に固定され、基部から長手方向に上方へ延びている。そうした好ましい設計では、器具10の外側サポート14および16は、外科用の鉗子またはピンセットの1対のトングに相当し、外側サポートは器具10の基部22に固定され、基部22から長手方向に上方へ延びている。
しかし、図示した挿入器具10は、そうした標準的な外科用の鉗子またはピンセットとは重要な構造的および機能的な特徴が異なっている。
第1に、こうした複数の構造的および機能的な違いの中でも、中央サポート12は、垂直に延びる支持ロッド20の上端に固定され、その頂部に支持されたボール18を有していることが好ましい。各図面に示すように、ボール18は、上方へ外側サポート14および16の上端より上に延び、その結果、特に外側サポートを内側につまむことによって外側サポートを中央サポートに対して横方向内側へ移動させると、洞粘膜のパッチ材料が、ボールの上に垂れ下がり、そして外側サポート上まで下方へ垂れ下がるようになる。
第2に、図1および図3に示すように、中央部21では、支持ロッド20は外側サポート16に対して鋭角に曲げられている。下部23では、支持ロッド20は、外側サポート16の内面に対して全体的に平行に延びるように曲げられている。次いでその下端25では、支持ロッド20はフック形であり、ピン31のまわりに巻きつけられ、(溶接によって)ピン31に固定され、ピン31は、外側サポートを同時につまむと外側サポート14の中の案内孔33を貫通するように外側サポート16に接続され、そこから横に延びている。
また挿入器具10と従来の外科用の鉗子およびピンセットとの間の重要な構造的および機能的な違いの中でも、中央サポートおよび外側サポートの上部に角度が付いていることが挙げられる。図1および図2に示すように、外側サポート14の上端部26および28、外側サポート16の上端部30および32、ならびに支持ロッド20の上端部34および36はそれぞれ、まず器具10の垂直な中心の長手方向の軸線24に対して後方および上方へ同じ鋭角で曲げられ、次いでそれぞれが、やはり軸線24に対して前方および上方へ同じ鋭角で曲げられている。これは図2に最も明確に示されており、図2では、基部の接続部22から上方へ延びる外側サポート14の上部26が、軸線27に沿って後方へ、器具の軸線24に対して約10度の鋭角で曲げられ、次いで上側の延長部28において、軸線29に沿って前方へ、器具の軸線24に平行な軸線38に対して約35度の鋭角で、または軸線27に対して約125度で曲げられている。
実施の際には、中央サポートおよび外側サポートの前述した角度付けが、洞のパッチ材料を洞粘膜に適用する間にそうした材料を支持し、横に広げるのを助け、またパッチ材料を洞粘膜の穿孔を覆う比較的薄い封孔パッチに成形するのを助ける。
これまで、本発明の好ましい挿入器具の特定の実施例について図示および記載してきたが、本発明の趣旨から逸脱することなく、示した実施例に変更および修正を加えることが可能であることが理解される。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲の表現によってのみ制限される。

Claims (11)

  1. 洞粘膜穿孔パッチ材料を運び、挿入するための器具(10)であって、
    所定量の洞粘膜パッチ材料のための中央サポート(12)と、
    前記パッチ材料を横方向に支持および拡張させるための、前記中央サポート(12)の横方向外側に間隔をおいて配置された複数の可動外側サポート(14、16)であって、それによって前記パッチ材料は前記中央サポートによって前記洞穿孔を覆うように上方へ押し込まれて、前記洞粘膜に対して封止された比較的薄い横に延びるパッチを形成し、前記穿孔を閉じて封止する可動外側サポート(14、16)と
    を有する器具(10)。
  2. 前記中央サポート(12)が、前記可動外側サポート(14、16)を長手方向に越えて延びている請求項1に記載の器具(10)。
  3. 前記中央サポートが、垂直に延びる支持ロッド(20)によって支持されたボール(18)を有している請求項2に記載の器具(10)。
  4. 前記器具が外科用の鉗子またはピンセットに類似し、前記外側サポートが横に間隔をおいて配置された1対のトングに相当し、前記トングが、前記トングに同時に横向きの力を加えて前記トングの自由端を互いに押し付けるようにつまむと、互いに向かって横方向内側へ移動するように基部に固定され、且つ該基部から長手方向に上方へ延びている請求項2に記載の器具(10)。
  5. 前記外側サポート(14、16)が、前記器具の基部(22)に固定され、且つ前記基部(22)から長手方向に上方へ延びている請求項4に記載の器具(10)。
  6. 前記中央サポート(12)が、垂直に延びる支持ロッド(20)の上端の頂部に固定および支持されたボール(18)を有している請求項5に記載の器具(10)。
  7. 前記ボール(18)が、前記外側サポート(14、16)の上端より上へ上方に延び、それによって、特に前記外側サポートを内側へつまんで前記中央サポートに対して横方向内側へ移動させたとき、洞粘膜パッチ材料が前記ボールを覆い、前記外側サポートの上まで下方に垂れ下がるようになる請求項6に記載の器具(10)。
  8. 前記支持ロッド(20)が、その中央部(21)で外側サポート(16)のほうへ鋭角に曲げられ、また下部(23)で、前記外側サポート(16)の内面に対して全体的に平行に延びるように曲げられ、前記外側サポートに固定されている請求項7に記載の器具(10)。
  9. 前記支持ロッド(20)が、その下端ではフック形であり、ピン(31)のまわりに巻きつけられて前記ピン(31)に固定され、該ピン(31)は、前記外側サポートを同時につまんだとき、他方の前記外側サポート(14)の案内孔(33)を貫通するように前記外側サポート(16)に接続されて、そこから横に延びている請求項8に記載の器具(10)。
  10. 前記各外側サポート(14、16)の上端部(26、28;30、32)、および前記支持ロッド(20)の上端部(34、36)がそれぞれ、まず前記器具(10)の垂直な中心の長手方向の軸線(24)に対して後方および上方へ同じ鋭角で曲げられ、次いでそれぞれが、やはり前記長手方向の軸線(24)に対して前方および上方へ同じ鋭角で曲げられている請求項5に記載の器具(10)。
  11. 前記基部(22)から上方へ延びる前記各外側サポート(14、16)の前記上部(26、28;30、32)が、軸線(27)に沿って後方へ、前記器具の軸線(24)に対して約10度の鋭角で曲げられ、次いで上側の延長部において、軸線(29)に沿って前方へ、前記器具の軸線(24)に対して約35度の鋭角で曲げられている請求項10に記載の器具(110)。
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