JP2010536046A5 - - Google Patents

Description

上記パラメータの変動及びバッチの色挙動に対するそれらの影響の初めからの記述は、多様な影響に基づき、且つ相関性の複雑性に基づき実際関連し得ない。そのうえ、しばしば十分には正確でないこれらのデータの検出は、そのような純粋に理論的なアプローチを妨げる。この理由から、実際には現象論的アプローチが、バッチ製造処理において無彩色の色調についてはｄＬ^*、ｄａ^*及びｄｂ^*及び彩色の色調についてはｄＬ^*、ｄＣ^*及びｄＨ^*の色調変化の測定のために使用される。そのため実際に有利には、色調変化は、使用される中間生成物の濃度の関数として記述することができる。次いで色調変化は、微分：ｄＬ^*／ｄｃ_i、ｄａ^*／ｄｃ_ｉ、ｄｂ^*／ｄｃ_i及びｄＬ^*／ｄｃ_i、ｄＣ^*／ｄｃ_i、ｄＨ^*／ｄｃ_iとして表され得る。同じように、色調変化は上記処理パラメータに依存して検出され得る。

"色調関連情報"との用語はこれ以降、全ての情報及び測定値と理解され、それらは継続する処理においてそのつどの量変化又はバッチ変化によって引き起こされる色調変化を包含する。従って色調変化の依存性の全体は、そこから作成されるべき作用マトリクスの微分の形でこの概念にまとめられる。

Claims (2)

1. 目標色調に調整される顔料の色調の色処方計算方法であって、以下の工程
   ｉ）較正スケールを用いて、着色系に含まれる各成分のための色の作用マトリクスを作成し、その際、該色の作用マトリクスの情報内容は、参照処方を、参照点から逸れる目標点に調色することに利用される工程、
   ｉｉ）目標色調の光学的材料パラメータを測定する工程、
   ｉｉｉ）初期処方を選択する工程、
   ｉｖ）前記初期処方と前記目標色調との間の色差を測定する工程、
   ｖ）前記色の作用マトリクスの考慮下での第一の調整される色処方を計算する工程、
   ｖｉ）許容可能な残留色差に達するまで前記工程ｉｖ）及びｖ）を繰り返す工程
   を包含する色処方計算方法において、
   前記色の作用マトリクスを、前記工程（ｉ）〜（ｖｉ）の実行中常に、実験室試験、品質検査、導入検査及び運転中サンプルから得られる色調関連情報により更新し、かつ前記色の作用マトリクスを、実験室試験、品質検査、導入検査及び運転中サンプルからの色調関連情報により拡張することを包含し、
   該色調関連情報は、微分：ｄＬ ^* ／ｄｃ _i 、ｄａ ^* ／ｄｃ _ｉ 、ｄｂ ^* ／ｄｃ _i 、及びｄＬ ^* ／ｄｃ _i 、ｄＣ ^* ／ｄｃ _i 及びｄＨ ^* ／ｄｃ _i として表される色調変化を含み、かつこれらの色調変化は、無彩色の色調のためのｄＬ ^* 、ｄａ ^* 及びｄｂ ^* 及び彩色の色調のためのｄＬ ^* 、ｄＣ ^* 及びｄＨ ^* によって表されることを特徴とする、目標色調に調整される顔料の色調の色処方計算方法。
2. 塗料及び印刷インキ又はポリマー分散液を調色するための、請求項１に記載の方法の使用。