JP2010533997A - 擬似直交時空間及び空間周波数ブロック符号化のためのコンステレーション回転角度を選択するための方法 - Google Patents

擬似直交時空間及び空間周波数ブロック符号化のためのコンステレーション回転角度を選択するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010533997A
JP2010533997A JP2010506589A JP2010506589A JP2010533997A JP 2010533997 A JP2010533997 A JP 2010533997A JP 2010506589 A JP2010506589 A JP 2010506589A JP 2010506589 A JP2010506589 A JP 2010506589A JP 2010533997 A JP2010533997 A JP 2010533997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation angle
qam
symbols
data symbols
codeword
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010506589A
Other languages
English (en)
Inventor
ムジタバ,セイド
ワン,シャオウェン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agere Systems LLC
Original Assignee
Agere Systems LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agere Systems LLC filed Critical Agere Systems LLC
Publication of JP2010533997A publication Critical patent/JP2010533997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/16Matrix or vector computation, e.g. matrix-matrix or matrix-vector multiplication, matrix factorization
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/02Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception
    • H04L1/06Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception using space diversity
    • H04L1/0618Space-time coding
    • H04L1/0637Properties of the code
    • H04L1/0643Properties of the code block codes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/02Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception
    • H04L1/06Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception using space diversity
    • H04L1/0606Space-frequency coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Algebra (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

一実施形態では、本発明は、4つのデータ記号の群を符号化する擬似直交時空間ブロック符号のダイバーシチを最大化するために使用されることができる単一の回転角度を生成する。群内の第1の2つのデータ記号に対応する2つの回転角度がゼロに設定され、群内の第2の2つのデータ記号に対応する2つの回転角度が単一の初期値に設定される。コードワード距離行列が、初期回転角度を使用して生成されることができるコードワードの各可能な組合せ及び誤って復号されたコードワードのために決定され、これらの行列の行列式の最小値が選択される。このプロセスは、複数の最小値行列式を生成するために繰り返され、各繰返しのために、第2の2つのデータ記号に対応するそれぞれ異なる単一の回転角度が使用される。次いで、最小行列式の最大値に対応する単一の回転角度が選択される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその教示が本明細書に組み込まれている、整理番号Mujtaba32−7として2007年5月4日に出願した米国仮出願第60/927,564号の出願日付の利益を主張するものである。
本発明は、無線通信ネットワークに関し、詳細には、信号の送受信のために使用されるダイバーシチ方式に関する。
無線通信システムでは、送信された信号は、受信機アンテナまで複数のそれぞれ異なる伝搬経路を介して進む可能性がある。各伝搬経路は、経路の長さ、経路内の反射の数、経路内の何らかの物体の特性などの要因のために改変された送信信号のバージョンを搬送する。これらの要因は経路ごとに変わる可能性があり、その結果として、送信信号の各バージョンは、その他のバージョンのものとは異なる遅延、信号減衰、位相偏移を伴って受信機アンテナに到達する可能性がある。複数のバージョンが受信機アンテナに到達するので、それらは建設的に又は破壊的に相互に干渉し合う可能性があり、その結果、受信機によって受信された信号は、送信信号の増幅又は減衰されたバージョンである。減衰が比較的厳しい場合は、その結果として、受信信号を復号するときに誤りが生じ、受信機が伝達された情報を回復するのを妨げる。
無線通信ネットワークでは、受信機が伝達された情報を回復することができる尤度を高めるために、ダイバーシチ方式として知られている様々なそれぞれ異なる方式が利用されることができる。一般に、ダイバーシチ方式は、受信機が情報を復号するために複数の機会を有することができるように、伝達される情報の複数の「多様な」コピーを作成する。複数の「多様な」コピーは、空間ダイバーシチ及び偏波ダイバーシチを含むアンテナダイバーシチ、時間ダイバーシチ、並びに周波数ダイバーシチなどのダイバーシチ方式を使用して作成されることができる。複数のコピーが十分に多様である(すなわち、それぞれ異なる)場合は、複数のコピーの全てが同じように減衰される尤度は比較的低い。したがって、1つ又は複数のコピーが比較的厳しい減衰を受けたときには、伝達された情報は、残りのコピーから回復されることができる。受信機は、伝達された情報をできるだけたくさん回復するために、最適のやり方でコピーの全てを組み合わせることができる。無線通信システムは、受信機が伝達された情報を回復することができる尤度をさらに高めるために、複数のダイバーシチ方式を使用することができることに留意されたい。様々なダイバーシチ方式の議論は、参照によりその教示が全体として本明細書に組み込まれている、Tarokh、「Space-Time Codes for High Data Rate Wireless Communication: Performance Criterion and Code Construction」、IEEE Transactions on Information Theory、第44巻、第2号、1998年3月、744〜765頁において見ることができる。
米国仮出願第60/927,564号
Tarokh、「Space-Time Codes for High Data Rate Wireless Communication: Performance Criterion and Code Construction」、IEEE Transactions on Information Theory、第44巻、第2号、1998年3月、744〜765頁 Tarokh、「Space-Time Block Codes from Orthogonal Designs」、IEEE Transactions on Information Theory、第45巻、第5号、1999年7月、1456〜1467頁 Jafarkhani、「A Quasi-Orthogonal Space-Time Block Code」、IEEE Transactions on Communications、第49巻、第1号、2001年1月、1〜4頁 Yuen、「Full-Rate Full-Diversity STBC with Constellation Rotation」、The 57th IEEE Semiannual Vehicular Technology Conference、第1巻、2003年春、296〜300頁
一実施形態では、本発明は、K個の回転されたデータ記号の結果としての集合を符号化するブロック符号に付けられるべきK個の入力データ記号の集合を回転するためのK個の回転角度を決定するための方法である。本方法は、K個の回転角度の第1の部分集合のための第1の回転角度を選択する。次いで、(i)K個の回転角度の第2の部分集合のための複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度のそれぞれ、(ii)第1の回転角度及び各可能な第2の回転角度のための複数のそれぞれ異なる可能なコードワードのそれぞれ、及び(iii)各可能なコードワードための複数のそれぞれ異なる可能な誤って復号されたコードワードのそれぞれ、の各組合せのためにメトリックが生成される。生成されたメトリックに基づいて、本方法は、K個の回転角度の第2の部分集合のための第2の回転角度を選択する。次いで、選択された第1及び第2の回転角度が送信機を構成するために使用される。K個の入力データ記号の各集合のために、送信機は、(1)選択された第1の回転角度に基づいてK個の入力データ記号の第1の部分集合を回転し、(2)選択された第2の回転角度に基づいてK個の入力データ記号の第2の部分集合を回転し、(3)送信機からの送信のための発信コードワードを生成するためにK個の回転されたデータ記号の結果としての集合にブロック符号を付けるように適応される。
他の実施形態では、本発明は、データ記号ローテータ及びブロック符号化器を備えた送信機である。データ記号ローテータは、K個の回転されたデータ記号の集合を生成するために、K個の回転角度だけK個の入力データ記号の集合を回転するように適応される。ブロック符号化器は、送信機からの送信のためのコードワードを生成するために、K個の回転されたデータ記号の集合にブロック符号を付けるように適応される。K個の回転角度は、K個の回転角度の第1の部分集合のための第1の回転角度を選択することにより生成される。次に、(i)K個の回転角度の第2の部分集合のための複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度のそれぞれ、(ii)第1の回転角度及び各可能な第2の回転角度のための複数のそれぞれ異なる可能なコードワードのそれぞれ、及び(iii)各可能なコードワードのための複数のそれぞれ異なる誤って復号されたコードワードのそれぞれ、の各組合せのためにメトリックが決定される。次いで、このメトリックに基づいて、K個の回転角度の第2の部分集合のための第2の回転角度が選択される。
本発明の他の態様、特徴、及び利点は、以下の詳細な説明、添付の特許請求の範囲の請求項、及び同様の参照数字は同様の又は同一の要素を識別する添付の図面から、より十分に明らかになるであろう。
時空間ブロック符号化を利用する従来の無線通信送信機の一実装形態を示す簡略化されたブロック図である。 図1の送信機から時空間ブロック符号化された信号を受信するために使用されることができる従来の無線通信受信機の一実装形態を示す簡略化されたブロック図である。 時空間ブロック符号化及びコンステレーション回転を利用する従来の無線通信送信機の一実装形態を示す簡略化されたブロック図である。 図3Aの送信機から時空間ブロック符号化された信号を受信するために使用されることができる従来の無線通信受信機の一実装形態を示す簡略化されたブロック図である。 例示的な回転された4位相偏移変調(QPSK)コンステレーションを示すグラフである。 本発明の一実施形態による回転角度ジェネレータの簡略化された流れ図である。 本発明の他の実施形態による回転角度ジェネレータの簡略化された流れ図である。 様々な回転角度に対する、QPSK写像を使用して生成されたコードワード距離行列のための最小行列式値を示すグラフである。 様々な回転角度に対する、QPSK写像を使用して生成されたコードワード距離行列の行列式のための平均逆数値を示すグラフである。 様々な回転角度に対する、16−直交振幅変調(16−QAM)写像を使用して生成されたコードワード距離行列のための最小行列式値を示すグラフである。 様々な回転角度に対する、16−QAM写像を使用して生成されたコードワード距離行列の行列式のための平均逆数値を示すグラフである。 様々な回転角度に対する、64−QAM写像を使用して生成されたコードワード距離行列のための最小行列式値を示すグラフである。 様々な回転角度に対する、64−QAM写像を使用して生成されたコードワード距離行列の行列式のための平均逆数値を示すグラフである。
本明細書における「一実施形態(one embodiment)」又は「ある実施形態(an embodiment)」に対する参照は、その実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることができることを意味する。本明細書における様々な場所での語句「一実施形態では」の出現は、必ずしも全て同一の実施形態を表しているわけではなく、別個の又は代替の実施形態は、必ずしも相互に他の実施形態を排除するわけでもない。同じことが用語「実装形態(implementation)」にも適用される。
時空間ブロック符号化を使用した送受信の概要
時空間ブロック符号化は、時間ダイバーシチ及び空間ダイバーシチの両方を実現するために無線通信で使用される特定のダイバーシチ方式である。一般に、時空間ブロック符号化は、伝達されるべき情報の複数の冗長コピーを送信機で生成することにより実装される。複数の冗長コピーは、時間ダイバーシチを実現するためにそれぞれ異なる時間に符号化され、符号化されたコピーは、空間ダイバーシチを実現するために物理的に分離されたアンテナを介して送信される。
図1は、時空間ブロック符号化を利用する従来の無線通信送信機100の一実装形態の簡略化されたブロック図を示す。送信機100は、送信されるべき情報のビットストリームから複素データ記号cを生成するデータ記号写像器102を有する。データ記号cは、4位相偏移変調(QPSK)、直交振幅変調(QAM)、又は他の任意の適切な写像方式などの写像方式を使用して生成されることができる。
時空間ブロック符号化器104は、複素データ記号cのストリームを受信し、コードワードを生成するために時空間ブロック符号(STBC)を使用してK個のデータ記号cの各群を符号化する。図1に示されているように、送信機100は、N個のアンテナ110を有する。時空間ブロック符号化器104は、K個のデータ記号cの各群を各集合がN個の符号化されたデータ記号を有する符号化されたデータ記号のT個の集合に符号化する。符号化されたデータ記号のT個の集合は、T個のそれぞれ異なる時間帯にわたって送信機100によって送信される。t個の時間帯のそれぞれの間中、N個のアンテナ110のそれぞれは、符号化されたデータ記号の対応する集合内のN個の符号化されたデータ記号のうちのそれぞれ異なる1つを送信する。
STBC xは、方程式(1)、
Figure 2010533997
に示されている行列として表されることができ、式中、符号の各要素x は、それぞれ異なる送信機アンテナn、ここでn=1、...、N、及びN個の送信機アンテナのそれぞれ異なる送信時t、ここでt=1、...、T、に対応する。符号の各要素x は、入力データ記号cに対して行われる動作を表す。そのような動作は、データ記号cの複素共役を取ること、データ記号cの否定値を取ること、データ記号cの否定値の複素共役を取ること、及びデータ記号cを修正されないままにしておくことを含むがそれらに限定されない。
時空間ブロック符号化器104は、コードワードcを生成するためにSTBCをK個のデータ記号cの群に付ける。例えば、4つのそれぞれ異なる送信機アンテナ(すなわち、列)を介しての、及び4つのそれぞれ異なる送信時(すなわち、行)中の送信のための4つのデータ記号の群(すなわち、K=4、N=4、T=4)を符号化するために使用されることができる方程式(2)、
Figure 2010533997
の例示的STBCを考慮し、式中、(i)要素xは、4つのデータ記号の群内のk番目のデータ記号、ここでk=1、...、4、が修正されないことを表し、(ii)要素x は、複素共役値がk番目のデータ記号のために取られることを表し、(iii)要素−xは、否定値がk番目のデータ記号のために取られることを表し、(iv)要素−x は、否定値の複素共役値がk番目のデータ記号のために取られることを表す。例えば、時空間ブロック符号化器104は、データ記号写像器102からデータ記号c、c、c、及びcを受信すると仮定する。これらのデータ記号は、cがxに対応し、cがxに対応し、cがxに対応し、cがxに対応するように、方程式(2)のSTBC xに従って配置されることができる。結果としてのコードワードcは、下記の方程式(3)、
Figure 2010533997
に示されているように表される。
次に、時空間ブロック符号化器104は、データ記号c、c、c、及びcを受信する。これらのデータ記号は、cがxに対応し、cがxに対応し、cがxに対応し、cがxに対応するように、方程式(2)のSTBC xに従って配置されることができる。結果としてのコードワードcは、下記の方程式(4)、
Figure 2010533997
に示されているように表される。
各コードワードcを生成するために使用される4つのデータ記号cの組合せは、群ごとに変わる可能性があり、したがって、時空間ブロック符号化器104は、いくつかの可能なそれぞれ異なるコードワードを生成することができることに留意されたい。方程式(2)のSTBCによって生成されることができる可能なそれぞれ異なるコードワードの総数Pは、データ記号写像器102によって利用される特定のデータ記号写像方式に基づいて生成されることができる4つのデータ記号の組合せの数に依存する。例えば、データ記号写像器102がQPSKを利用する場合は、P=4=4=256個の可能なそれぞれ異なるコードワードが生成されることができる。データ記号写像器102が16−QAMを利用する場合は、P=16=16=65,536個の可能なそれぞれ異なるコードワードが生成されることができる。
再度図1を参照すると、コードワードは、例えば、デジタル−トゥ−アナログ(D/A)変換、無線周波数(RF)変調、及び送信のためのコードワードを準備するのに適した他の任意の処理を使用して、送信のために準備される。次いで、コードワードは、それぞれ異なる送信機アンテナを介して送信される。この特定の実装形態では、コードワードの各列は、それぞれ異なるD/Aコンバータ106及びそれぞれ異なるRF変調器108を使用して処理される。他の実施形態によれば、コードワード全体は、1つのD/Aコンバータ及び1つのRF変調器によって処理されることができ、次いで、コードワードの列は、シリアル−トゥ−パラレル変換を使用して、それぞれ異なる送信機アンテナに配信されることができる。
図2は、送信機100から送信された時空間ブロック符号化された信号を受信するために使用されることができる従来の無線通信受信機200の一実装形態の簡略化されたブロック図を示す。受信機200は、M個のアンテナ202を有し、各アンテナは、送信機100によって送信されたN個の信号を全て受信する。受信機アンテナ202の数Mは、1つに等しくてもよく、受信−アンテナダイバーシチを実現するために2つ以上の数でもよい。
M個の受信機アンテナ202のそれぞれによって受信されたN個の信号は、(i)RFダウンコンバータ204を使用してRFからベースバンド周波数に、及び(i)アナログ−トゥ−デジタル(A/D)変換機206を使用してアナログ形式からデジタル形式に、変換される。各受信機アンテナ202によって受信されたN個の信号はまた、等化、タイミング補正、又は受信された信号を復号する準備をするのに適した他の処理を使用して処理されることができる。
時空間ブロック復号器208は、復号された信号を生成するために、ゼロフォーシング、最小平均二乗誤差、最大尤度、又は他の任意の適切な方式などの復号方式を使用して、M個の受信機アンテナ202のそれぞれによって受信されたN個の信号を復号する。受信機アンテナ202の数Mが2つ以上である場合は、時空間ブロック復号器208はまた、M個の復号された信号を組み合わせて、一般にM個の個々の復号された信号より信頼性が高い1つの組み合わされた信号を生成することができる。次いで、結果としての信号は、例えば、データ記号逆写像器210、及び元のビットストリームを回復するのに適した他の任意の処理を使用して下流へ処理される。
時空間ブロック符号(STBC)の設計
STBCを設計する際にはいくつかのそれぞれ異なる要因が考慮されることができる。これらの要因は、例えば、STBCの符号化率及びダイバーシチを含む。符号化率は、下記の方程式(5)、
Figure 2010533997
に示されているように、STBCごとの送信時の数T(すなわち、STBCの行の数)に対するアンテナごとの(すなわち、STBCの列ごとの)送信されたデータ記号の数Kの比率として定義されることができる。データ記号の数Kが送信時の数Tに等しい場合は、STBCは、1に等しい符号化率(すなわち、フル符号化率)を有する。方程式(2)のSTBCは、フルレートの符号の一例である。しかし、データ記号の数Kが、送信時の数T(すなわち、行)より少ない場合は、STBCは1未満の符号化率を有する。この場合、冗長データ記号などの追加の情報を送信するアンテナごとに(T−K)個の送信時がある。ハイデータレート・アプリケーションなどのいくつかのアプリケーションでは、送信される追加又は冗長データ記号の数が比較的低く維持されることを保証するために、できる限り1に近いデータレートを有するSTBCを使用することが望ましいこともある。
STBCのダイバーシチを決定するための方法は、参照によりその教示が全体として本明細書に組み込まれている、Tarokh、「Space-Time Block Codes from Orthogonal Designs」、IEEE Transactions on Information Theory、第45巻、第5号、1999年7月、1456〜1467頁に開示されている。本方法は、以下のように生成されることができるコードワード差分行列B(c,e)に基づく。送信機は、方程式(6)、
Figure 2010533997
に示されているように表されたコードワードcを送信し、式中、cは、STBCによって生成されることができるp番目の可能なそれぞれ異なるコードワードであり、ここで、p=1、...、Pであり、c は、時間tにアンテナnを介して送信された符号化されたデータ記号を表すと仮定する。受信機は、実際はp番目の可能なコードワードcが送信されたときに、L個の可能な誤って復号されたコードワードe のうちのいずれか1つが送信されたと誤って決定する可能性があるとさらに仮定する。p番目の可能なコードワードcのために誤って選ばれる可能性があるl番目の可能な誤って復号されたコードワードe は、ここで、l=1、...、Lであり、方程式(7)、
Figure 2010533997
に示されているように表されることができる。QPSK写像を利用するアプリケーションでは、送信された可能なそれぞれ異なるコードワードcごとにL=P−1=4−1=255個の可能な誤って復号されたコードワードe がある可能性がある。より高次のデータ記号写像を利用するアプリケーションでは、可能なそれぞれ異なるコードワードcごとの可能な誤って復号されたコードワードe の数Lは、さらに大きい可能性がある。
各コードワード差分行列B(c,e)は、方程式(8)、
Figure 2010533997
に示されているように、l番目の誤って復号されたコードワードe から、p番目の可能なコードワードcを引くことにより定義されることができる。全ての可能なコードワード差分行列B(c,e)がフルランクの場合は、STBCは、最大可能(すなわち、フル)ダイバーシチを実現している。最大可能ダイバーシチは、送信機アンテナの数Nと受信機アンテナの数Mの積として定義されることができる(すなわち、最大ダイバーシチ=MN)。全ての可能なコードワード差分行列B(c,e)がフルランクとは限らない場合は、STBCのダイバーシチは、可能なコードワード差分行列B(c,e)の最小ランクbと送信機アンテナの数Mの積に等しい(すなわち、ダイバーシチ=bM)。
Tarokhはまた、フルダイバーシチを実現するSTBCを設計するための方法を開示している。具体的には、Tarokhは、STBCの列を相互に直交であるように設計することによりフルダイバーシチが実現されることができることを開示している。しかし、直交STBCの1つの欠点は、アラモウチ符号として知られている1つの直交STBCしかフル符号化率を実現することができないことである。3つ以上のアンテナを有する送信機のために利用される直交STBCは、フル符号化率を実現することができない。
フル符号化率を実現するSTBCを設計するための方法は、参照によりその教示が全体として本明細書に組み込まれている、Jafarkhani、「A Quasi-Orthogonal Space-Time Block Code」、IEEE Transactions on Communications、第49巻、第1号、2001年1月、1〜4頁に開示されている。Jafarkhaniは、STBC列のいくつかが、ただし全てとは限らない、相互に直交である擬似直交STBCを設計することにより、フルレートが実現されることができることを開示している。上記の方程式(2)のSTBCは、フル符号化率を実現する擬似直交STBCの一例である。擬似直交STBCの列の全てが相互に直交であるとは限らないので、擬似直交STBCだけではフルダイバーシチを実現しない。
フル符号化率及びフルダイバーシチの両方を実現する擬似直交STBCを設計するための方法は、参照によりその教示が全体として本明細書に組み込まれている、Yuen、「Full-Rate Full-Diversity STBC with Constellation Rotation」、The 57th IEEE Semiannual Vehicular Technology Conference、第1巻、2003年春、296〜300頁に開示されている。Yuenは、方程式(2)のSTBCのためのフルダイバーシチは、コンステレーション回転によるQPSK写像を使用することにより実現されることができることを開示している。一例として、図3Aの従来の送信機300を考察する。
図3Aは、時空間ブロック符号化及びコンステレーション回転によるQPSK写像を利用する従来の無線通信送信機300の一実装形態の簡略化されたブロック図を示す。送信機300は、QPSK写像を使用して、送信されるべき情報のビットストリームから複素データ記号cのストリームを生成するデータ記号写像器302を有する。データ記号ローテータ312は、4つの回転されたデータ記号sを生成するために、4つのデータ記号の群内の各データ記号cにそれぞれ異なる回転角度θを付ける。回転角度θは、データ記号ローテータ312に組み込まれていてもよく、あるいはそれから物理的に離れていてもよい回転角度ジェネレータ314を使用して生成されることができる。
図4は、例示的な回転されたQPSKコンステレーションをグラフによって示す。データ記号ローテータ312が、方程式(3)及び(4)に関して上記で説明された8つの例示的データ記号c、c、...、cを、それらが符号化される前に回転すると仮定する。第1の4つのデータ記号c、c、c、及びcは、方程式(9)、
Figure 2010533997
に示されているように、角度θだけ回転されることができ、ここで、k=1、2、3、4である。したがって、データ記号c、c、c、及びcは、それぞれ、回転されたデータ記号s、s、s、及びsを生成するために、それぞれ、角度θ、θ、θ、及びθだけ回転されることができる。同様に、データ記号c、c、c、及びcは、それぞれ、回転されたデータ記号s、s、s、及びsを生成するために、それぞれ、角度θ、θ、θ、及びθだけ回転されることができる。
時空間ブロック符号化器304は、sがxに対応し、sがxに対応し、sがxに対応し、sがxに対応するように、方程式(2)のSTBC xに従って4つの回転されたデータ記号s、s、s、及びsを配置する。結果としてのコードワードsは、下記の方程式(10)、
Figure 2010533997
に示されているように表されることができる。次に、時空間ブロック符号化器304は、sがxに対応し、sがxに対応し、sがxに対応し、sがxに対応するように、方程式(2)STBCXに従って4つの回転されたデータ記号s、s、s、及びsを配置する。結果としてのコードワードsは、下記の方程式(11)、
Figure 2010533997
に示されているように表されることができる。コードワードは、時空間ブロック符号化器304の後で、D/A変換306、RF変調308、及び他の任意の適切な処理を使用して、図1の送信機100のやり方と同様のやり方で処理されることができる。次いで、コードワードは、それぞれ異なるアンテナ310を介して送信される。
図3Bは、送信機300から送信された時空間ブロック符号化された信号を受信するために使用されることができる従来の無線通信受信機350の一実装形態の簡略化されたブロック図を示す。受信機350は、図2の受信機200の同等の処理の動作と類似の動作をするアンテナ352、RFダウンコンバータ354、及びA/Dコンバータ356を有する。さらに、受信機350は、等化、タイミング補正、又はコードワードを回復しコードワードを復号する準備をするのに適した他の処理を行うことができる。
時空間ブロック復号器358は、ゼロフォーシング、最小平均二乗誤差、又はk個の回転されたデータ記号sの集合を回復するのに適した他の任意の復号方式などの復号方式を使用して各コードワードを復号する。k個の回転されたデータ記号sの集合は、k個の逆回転されたデータ記号cを回復するために、回転角度ジェネレータ314によって生成された回転角度θ、θ、θ、及びθを使用して逆回転される。回転角度ジェネレータ314は、時空間ブロック復号器358に組み込まれていてもよく、あるいはそれから物理的に離れていてもよい。受信機アンテナ352の数Mが2以上である場合は、時空間ブロック復号器358は、K個の回転されたデータ記号sのM個の集合を回復することができることに留意されたい。次いで、M個の集合は、一般に、回転されたデータ記号cのM個の個々の集合より信頼性が高いk個のデータ記号cの1つの組み合わされた集合を生成するために、逆回転の前又は後で組み合わされることができる。次いで、結果としてのデータ記号cは、元のビットストリームを回復するために、例えば、データ記号逆写像器360及び他の任意の適切な処理を使用して、下流へ処理される。時空間ブロック復号器358はまた、元のビットストリームを回復するために最大尤度復号を利用することができることに留意されたい。そのような場合には、時空間ブロック復号器358は、データ記号逆写像360を使用せずに元のビットストリームを回復することができる。
各群の4つのデータ記号を回転する際に使用されることができる回転角度θの多数のそれぞれ異なる組合せがあることに留意されたい。Jafarkhaniは、方程式(2)のSTBCのダイバーシチを最大化する回転角度θの組合せを決定するために使用されることができる2つの設計基準を開示している。設計基準は、以下のように生成されることができるコードワード距離行列Aの行列式に基づく。最初に、各コードワード差分行列B(c,e)が、方程式(8)に関して上記で説明されたやり方と同様のやり方で、l番目の誤って復号されたコードワードe からp番目の可能なコードワードsを引くことにより生成される。方程式(2)では、各コードワード差分行列B(c,e)は、以下のように方程式(12)、
Figure 2010533997
に示されているように表されることができ、式中、Δiは、誤って復号されたデータ記号e、又は正しく復号されたデータ記号と、回転されたデータ記号sとの間の距離である(例えば、Δ=e−s)。次に、各コードワード差分行列Aは、方程式(13)、
Figure 2010533997
に示されているように、各コードワード差分行列B(s,e)にそのエルミート転置行列を掛けることにより生成され、式中、[.]は、エルミート転置行列を表す。最後に、各コードワード距離行列Aは、下記の方程式(14)、
det(A)=[(‖Δ+Δ+‖Δ−Δ)x(‖Δ−Δ+‖Δ+Δ)] (14)
に示されているように表されることができ、式中、‖.‖は絶対値を表す。
方程式(2)のSTBCのダイバーシチを最大化するために使用されることができる第1の基準は、Aの行列式の最小値を最大化する(すなわち、max(min(det(A))))4つの回転角度、θ、θ、θ、及びθを決定することである。具体的には、最初に、4つの回転角度θ、θ、θ、及びθが初期値に固定されることができる。次に、初期設定された回転角度を使用して生成されることができる可能なコードワードs及び誤って復号されたコードワードe の全てが決定される。可能なコードワードs及び誤って復号されたコードワードe の各組合せのためにAの行列式が決定され、これらの行列式の最小値が見つけられる。次いで、回転角度θ、θ、θ、及びθの集合が変更され、4つの回転角度の全ての可能な組合せのためのAの最小行列式を見つけるためにプロセスが繰り返される。最小行列式の全てが見つけられた後は、これらの最小行列式の最大値に対応する4つの回転角度の組合せが選択される。最大行列式に対応する4つの回転角度のいくつかのそれぞれ異なる組合せがあってもよく、設計者はこれらのそれぞれ異なる組合せのうちのいずれか1つを選択することができることに留意されたい。
方程式(2)のSTBCのダイバーシチを最大化するために使用されることができる第2の基準は、Aの行列式の逆数の平均値を最小化する(すなわち、min((1/det(A))average))4つの回転角度θ、θ、θ、及びθを決定することである。具体的には、第1の基準と同様に、4つの回転角度θ、θ、θ、及びθが初期値に固定される。初期設定された回転角度を使用して生成されることができる可能なコードワードs及び誤って復号されたコードワードe の各組合せのためにAの行列式が決定される。次に、Aの各行列式の逆数が算出され、逆数の全ての平均値が決定される。次いで、回転角度θ、θ、θ、及びθの集合が変更され、このプロセスは、4つの回転角度の全ての可能な組合せのためのAの行列式の逆数の平均値を見つけるために繰り返される。平均逆数値の全てが決定された後は、これらの平均逆数の最小値に対応する4つの回転角度の組合せが選択される。平均逆数の最小値に対応する4つの回転角度のいくつかのそれぞれ異なる組合せがあり、設計者はこれらのそれぞれ異なる組合せのうちのいずれか1つを選択することができることに留意されたい。
2つの前述の基準を使用して行われなければならない計算の数は、比較的大きい。その結果として、ダイバーシチを最大化する4つの回転角度θ、θ、θ、及びθの組合せを決定するためのプロセスは、計算集約的であり、多くの時間を必要とする。行われる計算の数が低減される、上記の2つの基準に基づいて4つの回転角度を選択するための方法が予想されることができる。具体的には、計算の数はいくつかの観察に基づいて低減されることができる。
最初に、方程式(14)から、4つの回転角度の各それぞれ異なる組合せのためのAの最小行列式は、‖Δ‖=‖Δ‖及び‖Δ‖=‖Δ‖であるときに現れることが観察されることができる。次に、群内の第1のデータ記号と第4のデータ記号との間の相対角度、又は群内の第2のデータ記号と第3のデータ記号との間の相対角度だけが結果に影響を与えることが観察されることができる。その結果として、置換の数は、θ及びθの両方をゼロに等しく設定すること(すなわち、θ=θ=0)により低減されることができる。
最小行列式が現れる可能性がある1つの可能な場合は、Δ=Δ=Δ=0、及びΔ=δであるときであり、ここでδは、図3に示されているように、2つのコンステレーション点間の最小距離である。これらの数値を方程式(12)に代入し、Aの行列式の解を求めることにより、δのA値の行列式が得られる(すなわち、det(A)=δ)。QPSK写像では、回転角度θ及びθが、1−cosθ>1/4、ただしk=3、4、を満たす(すなわち、θ及びθが0.5236ラジアンより大きい)場合は、Aの最小行列式は、δ以下である(すなわち、min(det(A))≦δ)。したがって、Aの最小行列式の最大値は、δに等しい(すなわち、max(min(det(A)))=δ)。設計を簡略化し置換の数を低減するために、θはθに等しく設定されることができる(すなわち、θ=θ=θ)。したがって、方程式(2)のダイバーシチは、2つの前述の基準を満たす1つの回転角度θだけを見つけることにより最大化されることができる。これは、行われなければならない置換の数を大きく低減する。
図5は、本発明の一実施形態による回転角度ジェネレータ500の簡略化された流れ図である。回転角度ジェネレータ500は、回転角度ジェネレータ314の代わりに図3の送信機300に類似した送信機と共に使用されることができ、データ記号ローテータ312に組み込まれていてもよく、あるいはそれから物理的に離れていてもよい回転角度ジェネレータ500は、コードワード差分行列Aの最小行列式の最大値(すなわち、max(min(det(A))))に基づいて擬似直交STBCのダイバーシチを最大化する単一の回転角度θを決定する。
回転角度ジェネレータ500は、回転角度θを決定するために3つのネストループ、
(1)複数のそれぞれ異なる可能な回転角度のそれぞれを繰り返して考慮する第1の(すなわち、外側の)ループ、(2)各可能な回転角度のために複数のそれぞれ異なる可能なコードワードのそれぞれを繰り返して考慮する第2の(すなわち、中間の)ループ、及び(3)各可能なコードワードのために複数のそれぞれ異なる誤って復号されたコードワードのそれぞれを繰り返して考慮する第3の(すなわち、内側の)ループ、を実装する。
最初に、擬似直交STBC及びデータ記号写像方式が選択される(それぞれ、ステップ502及び504)。擬似直交STBCは、4つの時間帯中に4つのアンテナを介して送信するために4つのデータ記号の群を符号化するSTBCでもよい。さらに、データ記号写像方式は、QPSKでも、又は16−QAMを含むがそれに限定されない他の任意の適切な方式でもよい。
4つのデータ記号の群内の第1のデータ記号及び第2のデータ記号に対応する第1の角度θ及び第2の角度θは、それぞれ、両方ともゼロに等しく設定される(ステップ506)(θ=θ=0)。4つのデータ記号の群内の第3のデータ記号及び第4のデータ記号に対応する第3の角度θ及び第4の角度θは、それらが単一の角度θで表されるように相互に等しく設定される(ステップ508)(θ=θ=θ)。第1の繰返しのために、角度θは初期値に設定される(ステップ510)。
最初に、選択された写像方式に基づいて4つの可能な複素データ記号cの群を生成することにより、可能なコードワードsが決定される(ステップ512)。次に、4つの回転されたデータ記号sを生成するために、第1及び第2の可能なデータ記号がゼロだけ回転され、第3及び第4の可能なデータ記号が初期回転角度θだけ回転される。次いで、4つの回転されたデータ記号sは、可能なコードワードsを生成するために、選択された擬似直交STBCに従って配置される。
可能なコードワードsに基づいて生成されることができる全ての可能なコードワード距離行列Aのための最小行列式が、514から528までのステップを繰り返して使用して生成される。ステップ514では、可能な誤って復号されたコードワードe は、可能なコードワードsのやり方と同様のやり方で決定される。具体的には、可能な誤って復号されたコードワードe が、可能なコードワードsを生成するために使用される対応する可能なデータ記号cとは異なる少なくとも1つの可能なデータ記号cを備える4つの可能なデータ記号cの群を使用して生成される。可能なコードワードsは、コードワード差分行列B(s,e)を生成するために、可能な誤って復号されたコードワードe から引かれ(ステップ516)、コードワード差分行列B(c,e)にそのエルミート転置行列を掛けることにより、コードワード差分行列Aが決定される(ステップ518)。
コードワード距離行列Aの行列式(すなわち、det(A))が決定され(ステップ520)、記憶されている最小行列式値(すなわち、min(det(A)))と比較される(ステップ522)。det(A)がmin(det(A))値より小さい場合は、min(det(A))値はmin(det(A))値をdet(A)で置換することにより更新される(ステップ526)。det(A)がmin(det(A))値(すなわち、min(detA))より小さくない場合は、det(A)は捨てられる(ステップ524)。min(det(A))値は、第1の繰返しのために、det(A)が初期設定されたmin(det(A))値に取って代わるように、十分に大きい値に初期設定されることができることに留意されたい。
ステップ528は、全ての可能な誤って復号されたコードワードe が現在選択されているコードワードsのために考慮されたかどうかを判定する。全ての可能な誤って復号されたコードワードe が考慮されたとは限らない場合は、処理は、ステップ528に戻って別の可能な誤って復号されたコードワードe を選択し、ステップ516〜528を処理する。ステップ528が、現在選択されているコードワードsのために全ての可能な誤って復号されたコードワードe が考慮されたと判定した場合は、処理は続けてステップ530へ進む。
ステップ530は、現在選択されている回転角度のための可能なコードワードsの全てが考慮されたかどうかを判定する。全ての可能なコードワードsが考慮されたとは限らない場合は、処理は、ステップ512に戻って別の可能なコードワードsを選択し、ステップ514〜530を処理する。ステップ530が、現在選択されている回転角度のための可能なコードワードsの全てが考慮されたと判定した場合は、処理は続けてステップ532に進む。
ステップ532では、min(det(A))値が、記憶されている最小行列式値の最大値(すなわち、max(min(det(A))))と比較される。min(det(A))値が、記憶されているmax(min(det(A)))値より小さい場合は、min(det(A))値及び対応する回転角度θは捨てられる(ステップ534)。min(det(A))値が、記憶されているmax(min(det(A)))値より大きい場合は、記憶されているmax(min(det(A)))値は、記憶されているmax(min(det(A)))値をmin(det(A))値で置換することにより更新される(ステップ536)。さらに、記憶されているmax(min(det(A)))値に対応するどの記憶されている回転角度も、記憶されている回転角度をmin(det(A))値に対応する回転角度θで置換することにより更新される。min(det(A))値が記憶されているmax(min(det(A)))値に等しい場合は、min(det(A))値に対応する回転角度θは、記憶されているmax(min(det(A)))値に対応する2つ以上の回転角度θがあることができるように、記憶されているmax(min(det(A)))値及び回転角度θと共に記憶される(ステップ536)。max(min(det(A)))値は、第1の繰返しのために、min(det(A))値が初期設定されたmax(min(det(A)))値に取って代わるように、十分に小さい値(例えば、0)に初期設定されることができることに留意されたい。
ステップ538は、全ての可能な回転角度θが考慮されたかどうかを判定する。全ての可能な回転角度θが考慮されたとは限らない場合は、新しい回転角度θが選択され(ステップ540)、記憶されているmin(det(A))値が、初期設定されたmin(det(A))値にリセットされ、512から538までのステップが繰り返される。設計者は、考慮される回転角度θのインクリメント及び回転角度θの範囲を選択することができる。例えば、回転角度θは、0度から45度までの範囲にわたって1度のインクリメントで考慮されることができる。全ての可能な回転角度θが考慮された後は、max(min(det(A)))値に対応するステップ536で記憶された回転角度θの集合から、1つの回転角度θが選択される(ステップ542)。そうする場合には、記憶されている回転角度θの集合内の回転角度θのうちのいずれか1つが選択されることができる。代替として、設計者は、集合内の記憶されている回転角度θのパフォーマンスを評価するために追加のシミュレーションを行うことができ、最良のパフォーマンスを提供する回転角度θを選ぶことができる。
図6は、本発明の他の実施形態による回転角度ジェネレータ600の簡略化された流れ図である。回転角度ジェネレータ600は、回転角度ジェネレータ314の代わりに図3の送信機300と類似の送信機と共に使用されることができ、データ記号ローテータ312に組み込まれていてもよく、あるいはそれから物理的に離れていてもよい。回転角度ジェネレータ600は、コードワード差分行列Aの行列式の平均逆数を最小化する単一の回転角度θを決定する(すなわち、min((1/det(A))average))。
回転角度ジェネレータ600は、回転角度θを決定するために、3つのネストループ、(1)複数のそれぞれ異なる可能な回転角度のそれぞれを繰り返して考慮する第1の(すなわち、外側の)ループ、(2)各可能な回転角度のために複数のそれぞれ異なる可能なコードワードのそれぞれを繰り返して考慮する第2の(すなわち、中間の)ループ、及び(3)各可能なコードワードのために複数のそれぞれ異なる誤って復号されたコードワードのそれぞれを繰り返して考慮する第3の(すなわち、内側の)ループを実装する。
回転角度ジェネレータ600は、コードワードs及び誤って復号されたコードワードe の一実施形態のためのコードワード差分行列Aの行列式(すなわち、det(A))を生成するために図5の回転角度ジェネレータ500の相当するステップの動作と類似の動作を行うステップ602、604、606、608、610、612、614、616、618、及び620を有する。ステップ622は、Aの行列式の逆数(すなわち、1/det(A))を計算する。この逆数は、累積された逆数値に加算され、カウンタが1だけ増加される(ステップ624)。累積された値及びカウンタの両方は、ゼロの初期値を有する。
ステップ626は、全ての可能な誤って復号されたコードワードe が考慮されたかどうかを判定する。全ての可能な誤って復号されたコードワードe が全て考慮されたとは限らない場合は、可能なコードワードsのために全ての可能な逆数が累積されるまで、614から626までのステップが繰り返される。
可能なコードワードsのために全ての逆数が累積された後は、全ての可能なコードワードsのために、612から626までのステップが繰り返される。具体的には、ステップ628が、全ての可能なコードワードsが考慮されたかどうかを判定する。全ての可能なコードワードsが全て考慮されたとは限らない場合は、可能なコードワードsの全てに基づいて生成されることができる全ての可能なコードワード距離行列のための行列式の逆数を累積するために、612から626までのステップが繰り返される。全ての可能なコードワードsが全て考慮された場合は、ステップ630が、逆数の平均(すなわち、(1/det(A))average)値を得るために、累積された逆数をカウンタ値で割る。
次いで、逆数の平均は、記憶されている最小平均逆数値(すなわち、min((1/det(A))average))と比較される(ステップ632)。(1/det(A))average値が、記憶されているmin((1/det(A))average)値より小さい場合は、(1/det(A))average値、及び(1/det(A))average値に対応する回転角度θが捨てられる(ステップ634)。(1/det(A))average値がmin((1/det(A))average)値より大きい場合は、記憶されているmin((1/det(A))average)値は、記憶されているmin((1/det(A))average)値を(1/det(A))average値で置換することにより更新される(ステップ636)。さらに、記憶されているmin((1/det(A))average)値に対応するどの記憶されている回転角度θも、記憶されている回転角度値を(1/det(A))average値に対応する回転角度θで置換することにより更新される。(1/det(A))average値が、記憶されているmin((1/det(A))average)値に等しい場合は、記憶されているmin((1/det(A))average)値に対応する2つ以上の回転角度θがあることができるように、(1/det(A))average値に対応する回転角度θが、記憶されているmin((1/det(A))average)値及び回転角度θと共に記憶される(ステップ636)。min((1/det(A))average)値は、第1の繰返しのために、(1/det(A))average値が初期設定されたmin((1/det(A))average)値に取って代わるように、十分に大きい値に初期設定されることができることに留意されたい。
612から638までのステップが全ての可能な回転角度θのために繰り返される。ステップ638は、全ての可能な回転角度θが考慮されたかどうかを判定する。全ての可能な回転角度θが考慮されたとは限らない場合は、カウンタ値がゼロにリセットされ、累積された逆数値がゼロにリセットされ、新しい回転角度θが選択され(ステップ640)、612から638までのステップが繰り返される。設計者は、考慮される回転角度θのインクリメント及び回転角度θの範囲を選択することができる。例えば、回転角度θは、0ラジアンからπ/4ラジアンまでの範囲にわたって0.01ラジアン・インクリメントで考慮されることができる。全ての可能な回転角度θが考慮された後は、1つの回転角度θが、記憶されているmin((1/det(A))average)値に対応するステップ636の間中に保存された回転角度θの集合から選択される(ステップ642)。そうすることで、記憶されている回転角度θの集合内の回転角度θのうちのいずれか1つが選択されることができる。代替として、設計者は、集合内の回転角度θのパフォーマンスを評価するために追加のシミュレーションを行うことができ、最良のパフォーマンスを提供する回転角度θを選ぶことができる。
本発明の様々な実施形態によれば、前述の2つの基準を考慮して行われる計算の数は、可能なコードワードs及び誤って復号されたコードワードe の全ての組合せではなく、全ての可能な距離値Δを考慮することにより、さらに低減されることができる。例えば、QPSKの場合には、QPSKコンステレーションから得られることができる9つのそれぞれ異なる可能な距離値Δがある。各距離値Δは、回転されたデータ記号sから、誤って復号されたデータ記号e又は正しく復号されたデータ記号を引くことにより得られる(例えば、Δ=e−s)。回転されたデータ記号sから、正しく復号されたデータ記号を引くことにより、ゼロの距離値Δが生じることに留意されたい。方程式(14)の各行列式計算には4つの距離値Δがあるので、考慮されることができる4つの回転角度の各組合せのために、距離値Δの9−1=6,561個の可能なそれぞれ異なる組合せがある。他方、可能なコードワードs及び誤って復号されたコードワードe の全ての組合せを考慮すると、4つの回転角度の各組合せのために256個の可能なコードワードs及び256個の可能な誤って復号されたコードワードe があり、したがって、4つの回転角度の各組合せのために考慮するべき256*256−1=65,535個の可能な組合せがある。したがって、組合せの数は、可能な距離値Δを考慮することにより、大きく低減される。
図7〜12は、本発明の回転角度ジェネレータを使用して行われたシミュレーションの例示的結果をグラフによって示す。これらのシミュレーションは、QPSK写像、16−QAM写像、及び64−QAM写像を使用して、方程式(2)のSTBCのために行われた。回転角度θ及びθはゼロに等しく設定され(θ=θ=0)、回転角度θ及びθは回転角度θに等しく設定された(θ=θ=θ)。さらに、これらのシミュレーションは、距離値Δの可能な組合せを考慮することだけにより行われた。図7に示されているように、QPSK写像を使用した場合、最小行列式の最大値は、回転角度θが約0.5236ラジアンから約0.80ラジアンまでの間にあるときに現れる。さらに、QPSK写像では、平均逆数行列式の最小値も、図8に示されているように、回転角度θが約0.5236ラジアンから約0.80ラジアンまでの間にあるときに現れる。16−QAMでは、最小行列式の最大値及び平均逆数行列式の最小値は、それぞれ、図9及び図10に示されているように、回転角度θが約0.44ラジアンから約0.56ラジアンまでの間、又は約0.71ラジアンから約0.80ラジアンまでの間にあるときに現れる。64−QAMでは、最小行列式の最大値及び平均逆数行列式の最小値は、それぞれ、図11及び図12に示されているように、回転角度θが約0.43ラジアンから約0.55ラジアンまでの間、又は約0.71ラジアンから約0.80ラジアンまでの間にあるときに現れる。
本発明は、1つの特定の擬似直交STBC(すなわち、方程式(2)のSTBC)による使用に関して説明されたが、本発明は、そのように限定されるものではない。本発明は、4つの送信時にわたって4つの送信機アンテナを介して送信するための4つのデータ記号を符号化する他の擬似直交STBCを用いて使用されることができる。そのような他の擬似直交符号では、2つの基準の結果に影響を与える相対角度は、方程式(2)のSTBCのものとは異なる可能性がある。例えば、他の擬似直交符号によれば、群内の第1のデータ記号と第3のデータ記号との間の相対角度、又は群内の第2のデータ記号と第4のデータ記号との間の相対角度が、結果に影響を与える可能性がある。この実施例では、θ及びθは0に等しく設定されてもよく(すなわち、θ=θ=0)、θはθに等しく設定されてもよい(すなわち、θ=θ=θ)。さらに、本発明は、フルレートを実現しないブロック符号を用いて使用されることができる。
さらに、本発明は、擬似直交空間周波数ブロック符号(SFBC)を設計するために使用されることができる。擬似直交SFBCは、方程式(2)の行列と同様の行列によって表されることができる。しかし、SFBCの行は、それぞれ異なる送信時ではなく、それぞれ異なる周波数を表すことに留意されたい。
本発明の様々な実施形態によれば、単一の回転角度θを生成するために回転角度ジェネレータ500及び回転角度ジェネレータ600の両方を利用する単一の回転角度ジェネレータが予想されることができる。例えば、様々な実施形態によれば、回転角度ジェネレータ500のステップ542及び回転角度ジェネレータ600のステップ642は、回転角度ジェネレータ500及び回転角度ジェネレータ600の両方によって保存されている1つの共通回転角度θを選択する単一のステップによって置換されることができる。さらに、様々な実施形態によれば、回転角度ジェネレータ500及び回転角度ジェネレータ600の両方に共通な各ステップは、単一の回転角度ジェネレータによって冗長ステップが行われないように、単一のステップで実装されることができる。
本発明の他の実施形態によれば、第1の2つの回転角度θ及びθは、ゼロ以外の何らかの値に固定されてもよい。選択された回転角度θの値は、第1の2つの回転角度θ及びθに関連することに留意されたい。したがって、選択された回転角度θの値は、好ましくは、第1の回転角度θ及びθに関連して調整されるべきである。
本発明の他の実施形態によれば、全ての可能なコードワードsの集合が、単一のステップで生成されることができる。次いで、可能なコードワードsが決定されるたびに(例えば、ステップ512及び612)、可能なコードワードsは、生成されたコードワードsの集合から選択されることができる。同様に、全ての可能な誤って復号されたコードワードe の集合が、単一のステップで生成されることができる。
本発明の他の実施形態によれば、ネストループは、別のやり方で配置されることもできる。例えば、回転角度ジェネレータは、単一のコードワードが各可能な回転角度θのために考慮されるように実装されることもできる。次いで、コードワードは、変更されることができ、このプロセスは全ての可能なコードワードのために繰り返されることもできる。
本発明の他の実施形態によれば、max(min(det(A)))値又はmin((1/det(A))average)値に対応する全ての回転角度θを記憶するのではなく、それぞれ、図5及び図6の実施形態で行われたように、max(min(det(A)))値又はmin((1/det(A))average)値に対応する1つの回転角度θが記憶されることができる。例えば、現在のmin(det(A))値が、記憶されているmax(min(det(A)))値より大きいか、又はそれに等しいときはいつでも、現在のmin(det(A))値に対応する回転角度θは、記憶されている回転角度θに取って代わることができる。これらの実施形態によれば、角度θを選択するステップ(例えば、ステップ542及び642)は、実行されなくてもよい。
本発明は、STBC及びSFBCのために回転角度を決定するための方式のコンテキストで説明されてきた。本発明はまた、いくつかの回転角度が前述の方式を使用して決定されても、あるいは他の可能な方式を使用して決定されても、それらの回転角度を利用する送信機及び受信機のコンテキストで実装されることができる。例えば、QPSK符号では、本発明は、約0.5236ラジアンから約0.80ラジアンまでの間の回転角度θを使用する送信機及び受信機として実装されることができる。16−QAM符号では、本発明は、約0.44ラジアンから約0.56ラジアンまでの間の、又は約0.71ラジアンから約0.80ラジアンまでの間の回転角度θを使用する送信機及び受信機として実装されることができる。64−QAM符号では、本発明は、約0.43ラジアンから約0.55ラジアンまでの間の、又は約0.71ラジアンから約0.80ラジアンまでの間の回転角度θを使用する送信機及び受信機として実装されることができる。
ある特定の回転角度θを使用して実現された特定のコンステレーションは、他の回転角度を使用して実現されることもできることを当業者は理解するであろう。例えば、QPSK符号では、π/4ラジアンの回転角度θを使用して実現されたコンステレーションは、3π/4、5π/4、及び7π/4ラジアンの回転角度を使用して実現されたコンステレーションと同等である。特許請求の範囲の請求項に記載されているように、第2のコンステレーションが、第1のコンステレーションを特定の回転角度だけ回転することにより生成された回転されたコンステレーションと同等である場合は、用語「第2のコンステレーション」は、その回転されたコンステレーションだけでなく、第1のコンステレーションを他の回転角度だけ回転することにより生成されたいかなる同等のコンステレーションをもカバーする。例えば、回転されたコンステレーションが第1のコンステレーションをπ/4ラジアンより小さい特定の角度θだけ回転することにより生成された場合は、用語「第2のコンステレーション」は、第1のコンステレーションが対称的であるためそれらの生成されたコンステレーションの全てが相互に同等なので、その回転されたコンステレーションをカバーするだけでなく、第1のコンステレーションを(π/2−θ)ラジアン、(π/2+θ)ラジアン、(π−θ)ラジアン、(π+θ)ラジアンなどだけ回転することにより生成されたどのコンステレーションをもカバーする。
本発明は、単一の(ASIC又はFPGAなどの)集積回路、マルチチップ・モジュール、シングルカード、又はマルチカード回路パックとしての可能な実装形態を含めて、回路ベースのプロセスとして実装されることができる。当業者には明らかであろうように、回路要素の様々な機能は、ソフトウェア・プログラム内の処理ブロックとして実装されることもできる。そのようなソフトウェアは、例えば、デジタル信号プロセッサ、マイクロコントローラ、又は汎用コンピュータで利用されることができる。
本発明は、方法、及びそれらの方法を実施するための機器の形態で実施されることができる。本発明はまた、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体メモリ、フロッピー(登録商標)・ディスケット、CD−ROM、ハード・ドライブ、又は他の任意の機械可読記憶媒体などの有形媒体で実施されるプログラムコードの形態で実施されることができ、そのプログラムコードがコンピュータなどの機械にロードされ、その機械によって実行される場合、その機械が本発明を実施するための機器になる。本発明はまた、例えば、記憶媒体に記憶されているか、機械にロード及び/又はそれによって実行されるか、あるいは、電線又は電気ケーブルを介して、光ファイバを介して、もしくは電磁放射を介してなど何らかの送信媒体又は搬送波を介して送信されるプログラムコードの形態で実施されることができ、そのプログラムコードがコンピュータなどの機械にロードされ、その機械によって実行される場合、その機械が本発明を実施するための機器になる。汎用プロセッサ上に実装される場合、プログラムコード・セグメントは、特定の論理回路に類似して動作するユニークな装置を提供するためにプロセッサと結合する。本発明はまた、本発明の方法及び/又は機器を使用して生成された、媒体を介して電気的又は光学的に送信されるビットストリーム又は他の一連の信号値、磁気記録媒体内に記憶されている磁場変動などの形態で、実施されることができる。
別途明記されていない限り、各数値及び範囲は、数値又は範囲の値の前に単語「約」又は「おおよそ」が付けられているかのように近似的であると解釈されるべきである。
本発明の本質を説明するために記載され図示されている部分の細部、材料、及び配置の様々な変更は、添付の特許請求の範囲の請求項によって明示されている本発明の範囲から逸脱することなく当業者によって行われることができることがさらに理解されるであろう。
請求項内の図の番号及び/又は図の参照ラベルは、請求項の解釈を容易にするために、クレーム主題の1つ又は複数の可能な実施形態を識別することを意図するものである。そのような使用は、それらの請求項の範囲を対応する図に示されている実施形態に必ず限定すると解釈されるべきではない。
本明細書で説明された例示的方法の諸ステップは、必ずしも記載された順序で実行される必要があるわけではなく、そのような諸ステップの順序は単に例示的であると解釈されるべきであることを理解されたい。同様に、追加の諸ステップはそのような方法に含まれることができ、いくつかのステップは本発明の様々な実施形態と矛盾しない方法で省略されても組み合わされてもよい。
添付の特許請求の範囲の方法クレーム内の要素は、もしあれば、対応するラベリングと共に特定のシーケンスで記載されるが、請求項の記載が、それらの要素のいくつか又は全てを実装するために別途特定のシーケンスを暗示しない限り、それらの要素は、その特定のシーケンスで実装されることに限定されることを必ずしも意図されるわけではない。

Claims (33)

  1. K個の回転されたデータ記号の結果としての集合を符号化するブロック符号に付けられるべきK個の入力データ記号の集合を回転するために、K個の回転する角度を決定するための方法であって、
    (a) 前記K個の回転角度の第1の部分集合のための第1の回転角度を選択すること、
    (b) (i)前記K個の回転角度の第2の部分集合のための複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度のそれぞれ、(ii)前記第1の回転角度及び各可能な第2の回転角度のための複数のそれぞれ異なる可能なコードワードのそれぞれ、及び(iii)各可能なコードワードのための複数のそれぞれ異なる可能な誤って復号されたコードワードのそれぞれ、の各組合せのために、前記各組合せのためのメトリックを生成すること、
    (c) ステップ(b)の前記メトリックに基づいて前記K個の回転角度の前記第2の部分集合のための第2の回転角度を選択すること、並びに
    (d) 前記選択された第1の回転角度及び第2の回転角度に基づいて構成された送信機であって、K個の入力データ記号の各集合のために、
    (1)前記選択された第1の回転角度に基づいて前記K個の入力データ記号の前記第1の部分集合を回転し、
    (2)前記選択された第2の回転角度に基づいて前記K個の入力データ記号の前記第2の部分集合を回転し、
    (3)前記送信機からの送信のための発信コードワードを生成するために、前記ブロック符号をK個の回転されたデータ記号の前記結果としての集合に付ける
    ように適応された送信機を提供すること
    を備える方法。
  2. 前記発信コードワードを送信するために前記送信機を動作させるステップをさらに備える、請求項1に記載の発明。
  3. K=4である、請求項1に記載の発明。
  4. K=4個の入力データ記号の前記第1の部分集合は、前記K=4個の入力データ記号の第1及び第2の部分集合を備え、
    K=4個の入力データ記号の前記第2の部分集合は、前記K=4個の入力データ記号の第3及び第4の部分集合を備える、請求項3に記載の発明。
  5. 前記選択された第1の回転角度が0度である、請求項4に記載の発明。
  6. ステップ(b)は、
    (b1) 前記各組合せのためのコードワード差分行列を決定すること、
    (b2) 前記コードワード差分行列に基づいてコードワード距離行列を決定すること、及び
    (b3) 前記コードワード距離行列の行列式を決定することを備え、前記メトリックは前記行列式に基づく、請求項1に記載の発明。
  7. ステップ(b)は、
    (b4) 前記第1の回転する角度及び前記選択された第2の回転角度のための最小行列式を生成すること、及び
    (b5) (i)前記第1の回転角度、及び(ii)前記複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度、の全ての組合せにわたって最大最小行列式を生成すること
    をさらに備える、請求項6に記載の発明。
  8. ステップ(b)は、
    (b4) 前記行列式の逆数を生成すること、
    (b5) 前記第1の回転角度及び前記選択された第2の回転角度のための平均逆数を生成すること、及び
    (b6) (i)前記第1の回転角度、及び(ii)前記複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度、の全ての組合せにわたって最小平均逆数を生成すること
    をさらに備える、請求項6に記載の発明。
  9. 前記ブロック符号は、擬似直交ブロック符号である、請求項1に記載の発明。
  10. 前記ブロック符号は、時空間ブロック符号である、請求項1に記載の発明。
  11. 前記ブロック符号は、空間周波数ブロック符号である、請求項1に記載の発明。
  12. 前記K個の入力データ記号は、16−直交振幅変調方式を使用して生成される、請求項1に記載の発明。
  13. 前記K個の入力データ記号は、64−直交振幅変調方式を使用して生成される、請求項1に記載の発明。
  14. 送信機であって、
    K個の回転されたデータ記号の集合を生成するために、K個の入力データ記号の集合をK個の回転角度だけ回転するように適応されたデータ記号ローテータと、
    前記送信器からの送信のためのコードワードを生成するために、ブロック符号をK個の回転されたデータ記号の前記集合に付けるように適応されたブロック符号化器であって、前記K個の回転角度は、
    (a) 前記K個の回転角度の第1の部分集合のための第1の回転角度を選択すること
    (b) (i)前記K個の回転角度の第2の部分集合のための複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度のそれぞれ、(ii)前記第1の回転角度及び各可能な第2の回転角度のための複数のそれぞれ異なる可能なコードワードのそれぞれ、及び(iii)各可能なコードワードのための複数のそれぞれ異なる可能な誤って復号されたコードワードのそれぞれ、の各組合せのために、前記各組合せのためのメトリックを生成すること、並びに
    (c) (b)の前記メトリックに基づいて前記K個の回転角度の前記第2の部分集合のための第2の回転角度を選択すること
    により生成される、ブロック符号化器と
    を備える送信機。
  15. (a) 前記K個の回転角度の前記第1の部分集合のための前記第1の回転角度を選択し、
    (b) (i)前記K個の回転角度の前記第2の部分集合のための前記複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度の前記それぞれ、(ii)前記第1の回転角度及び各可能な第2の回転角度のための前記複数のそれぞれ異なる可能なコードワードの前記それぞれ、及び(iii)各可能なコードワードのための前記複数のそれぞれ異なる可能な誤って復号されたコードワードの前記それぞれ、の各組合せのために、前記各組合せのためのメトリックを生成し、
    (c) (b)の前記メトリックに基づいて前記K個の回転角度の前記第2の部分集合のための前記第2の回転角度を選択する
    ように適応された回転角度ジェネレータをさらに備える、請求項14に記載の発明。
  16. K=4である、請求項14に記載の発明。
  17. K=4個の入力データ記号の前記第1の部分集合は、前記K=4個の入力データ記号の第1及び第2の部分集合を備え、
    K=4個の入力データ記号の前記第2の部分集合は、前記K=4個の入力データ記号の第3及び第4の部分集合を備える、請求項16に記載の発明。
  18. 前記選択された第1の回転角度は、0度である、請求項17に記載の発明。
  19. 前記メトリックを生成することは、
    (b1) 前記各組合せのためのコードワード差分行列を決定すること、
    (b2) 前記コードワード差分行列に基づいてコードワード距離行列を決定すること、及び
    (b3) 前記コードワード距離行列の行列式を決定することを備え、前記メトリックは前記行列式に基づく、請求項14に記載の発明。
  20. 前記メトリックを生成することは、
    (b4) 前記第1の回転角度及び前記選択された第2の回転角度のための最小行列式を生成すること、及び
    (b5) (i)前記第1の回転角度、及び(ii)前記複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度、の全ての組合せにわたって最大最小行列式を生成すること
    をさらに備える、請求項19に記載の発明。
  21. 前記メトリックを生成することは、
    (b4) 前記行列式の逆数を生成すること、
    (b5) 前記第1の回転角度及び前記選択された第2の回転角度のための平均逆数を生成すること、及び
    (b6) (i)前記第1の回転角度、及び(ii)前記複数のそれぞれ異なる可能な第2の回転角度、の全ての組合せにわたって最小平均逆数を生成すること
    をさらに備える、請求項19に記載の発明。
  22. データを送信するための方法であって、
    (a) 入力ビットストリームを16−QAM記号のストリームに変換するために16−QAM符号化を利用すること、
    (b) 16−QAM記号の前記ストリームを、各集合が第1、第2、第3、及び第4の16−QAM記号を備える、4つの16−QAM記号の集合に分割すること、
    (c) 各集合の前記第1及び第2の16−QAM記号のために、第1の16−QAMコンステレーションに対応する第1及び第2の回転された16−QAM記号を生成すること、
    (d) 各集合の前記第3及び第4の16−QAM記号のために、前記第1の16−QAMコンステレーションを約0.44ラジアンから約0.56ラジアンまでの間の、又は約0.71ラジアンから約0.80ラジアンまでの間の回転角度だけ回転することにより生成された回転されたコンステレーションと同等である第2の16−QAMコンステレーションに対応する第3及び第4の回転された16−QAM記号を生成すること、
    (e)ブロック・コードワードを生成するために擬似直交ブロック符号を回転された16−QAM記号の各集合に付けること、並びに
    (f)前記ブロック・コードワードを送信すること
    を備える方法。
  23. ステップ(c)は、前記第1及び第2の16−QAM記号を0ラジアンだけ回転することと同等であり、
    ステップ(d)は、前記第3及び第4の16−QAM記号を前記回転角度だけ回転することと同等である、請求項22に記載の発明。
  24. 前記擬似直交ブロック符号は、
    Figure 2010533997
    によって表され、
    式中、各要素xは、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つに対応し、ここで、k=1、...、4であり、
    各要素x は、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの複素共役値に対応し、
    各要素−xは、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの否定値に対応し、
    各要素−x は、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの複素共役値の否定値に対応する、請求項22に記載の発明。
  25. 受信されたデータ信号を処理するための方法であって、
    (a) 前記受信されたデータ信号からブロック・コードワードを回復すること、
    (b) 各集合が、(i)第1の16−QAMコンステレーションに対応する第1及び第2の回転された16−QAM記号、及び(ii)前記第1の16−QAMコンステレーションを約0.44ラジアンから約0.56ラジアンまでの間の、又は約0.71ラジアンから約0.80ラジアンまでの間の回転角度だけ回転することにより生成された回転されたコンステレーションと同等である第2の16−QAMコンステレーションに対応する第3及び第4の回転された16−QAM記号、を備える、4つの回転された16−QAM記号の集合を回復するために各ブロック・コードワードを復号すること、
    (c) 各集合の前記第1、第2、第3、及び第4の回転された16−QAM記号のために、前記回転角度に基づいて第3の16−QAMコンステレーションに対応する第1、第2、第3、及び第4の16−QAM記号を生成すること、並びに
    (e) 前記第1、第2、第3、及び第4の16−QAM記号を出力ビットストリームに変換するために、前記第3の16−QAMコンステレーションに基づいて16−QAM復号を利用すること
    を備える方法。
  26. 前記第3の16−QAMコンステレーションは、前記第1の16−QAMコンステレーションと同等であり、
    ステップ(c)は、(i)前記第1及び第2の16−QAM記号を0ラジアンだけ回転すること、及び(ii)前記第3及び第4の回転された16−QAM記号を前記回転角度だけ逆回転すること、と同等である、請求項25に記載の発明。
  27. 前記ブロック・コードワードは、
    Figure 2010533997
    によって表される擬似直交ブロック符号に対応し、
    式中、各要素xは、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つに対応し、k=1、...、4であり、
    各x は、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの複素共役値に対応し、
    各要素−xは、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの否定値に対応し、
    各要素−x は、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの複素共役値の否定値に対応する、請求項25に記載の発明。
  28. データを送信するための方法であって、
    (a) 入力ビットストリームを64−QAM記号のストリームに変換するために64−QAM符号化を利用すること、
    (b) 64−QAM記号の前記ストリームを、各集合が第1、第2、第3、及び第4の64−QAM記号を備える4つの64−QAM記号の集合に分割すること、
    (c) 各集合の前記第1及び第2の64−QAM記号のために、第1の64−QAMコンステレーションに対応する第1及び第2の回転された64−QAM記号を生成すること、
    (d) 各集合の前記第3及び第4の64−QAM記号のために、前記第1の64−QAMコンステレーションを約0.43ラジアンから約0.55ラジアンまでの間の、又は約0.71ラジアンから約0.80ラジアンまでの間の回転角度だけ回転することにより生成された回転されたコンステレーションと同等である第2の64−QAMコンステレーションに対応する第3及び第4の回転された64−QAM記号を生成すること、
    (e)ブロック・コードワードを生成するために擬似直交ブロック符号を、回転された64−QAM記号の各集合に付けること、並びに
    (f)前記ブロック・コードワードを送信すること
    を備える方法。
  29. ステップ(c)は、前記第1及び第2の16−QAM記号を0ラジアンだけ回転することと同等であり、
    ステップ(d)は、前記第3及び第4の16−QAM記号を前記回転角度だけ回転することと同等である、請求項28に記載の発明。
  30. 前記擬似直交ブロック符号は、
    Figure 2010533997
    によって表され、
    式中、各要素xは、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つに対応し、ここで、k=1、...、4であり、
    各要素x は、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの複素共役値に対応し、
    各要素−xは、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの否定値に対応し、
    各要素−x は、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの複素共役値の否定値に対応する、請求項28に記載の発明。
  31. 受信されたデータ信号を処理するための方法であって、
    (a) 前記受信されたデータ信号からブロック・コードワードを回復すること、
    (b) 各集合が、(i)第1の64−QAMコンステレーションに対応する第1及び第2の回転された64−QAM記号、及び(ii)前記第1の64−QAMコンステレーションを約0.43ラジアンから約0.55ラジアンまでの、又は約0.71ラジアンから約0.80ラジアンまでの回転角度だけ回転することにより生成された回転されたコンステレーションと同等である第2の64−QAMコンステレーションに対応する第3及び第4の回転された64−QAM記号、を備える4つの回転された64−QAM記号の集合を回復するために各ブロック・コードワードを復号すること、
    (c) 各集合の前記第1、第2、第3、及び第4の回転された64−QAM記号のために、前記回転角度に基づいて第3の64−QAMコンステレーションに対応する第1、第2、第3、及び第4の64−QAM記号を生成すること、並びに
    (e) 前記第1、第2、第3、及び第4の64−QAM記号を出力ビットストリームに変換するために前記第3の64−QAMコンステレーションに基づいて64−QAM復号を利用すること
    を備える方法。
  32. 前記第3の64−QAMコンステレーションは、前記第1の64−QAMコンステレーションと同等であり、
    ステップ(c)は、(i)前記第1及び第2の64−QAM記号を0ラジアンだけ回転すること、及び(ii)前記第3及び第4の回転された64−QAM記号を前記回転角度だけ逆回転すること、と同等である、請求項31に記載の発明。
  33. 前記ブロック・コードワードは、
    Figure 2010533997
    によって表される擬似直交ブロック符号に対応し、
    式中、各要素xは、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つに対応し、k=1、...、4であり、
    各要素x は、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの複素共役値に対応し、
    各要素−xは、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの否定値に対応し、
    各要素−x は、集合内の前記4つのデータ記号のうちの1つの複素共役値の否定値に対応する、請求項31に記載の発明。
JP2010506589A 2007-05-04 2008-04-30 擬似直交時空間及び空間周波数ブロック符号化のためのコンステレーション回転角度を選択するための方法 Pending JP2010533997A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US92756407P 2007-05-04 2007-05-04
PCT/US2008/061954 WO2008137443A1 (en) 2007-05-04 2008-04-30 Method for selecting constellation rotation angles for quasi-orthogonal space-time and space-frequency block coding

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010533997A true JP2010533997A (ja) 2010-10-28

Family

ID=39943903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010506589A Pending JP2010533997A (ja) 2007-05-04 2008-04-30 擬似直交時空間及び空間周波数ブロック符号化のためのコンステレーション回転角度を選択するための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8139677B2 (ja)
EP (1) EP2156289A4 (ja)
JP (1) JP2010533997A (ja)
KR (1) KR20100027118A (ja)
TW (1) TWI446762B (ja)
WO (1) WO2008137443A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009096842A1 (en) * 2008-01-30 2009-08-06 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) A method of data modulation adapted to selected modulation rotational angle
WO2009096832A1 (en) * 2008-01-30 2009-08-06 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Timeslot sharing using unbalanced qpsk modulation
WO2009096843A1 (en) * 2008-01-30 2009-08-06 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Report mechanism in a radio system reusing one time-slot
EP2235896B1 (en) * 2008-01-30 2013-03-27 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) A receiver for muros adapted to estimate symbol constellation using training sequences from two sub-channels
KR100967954B1 (ko) * 2008-07-10 2010-07-06 한국전자통신연구원 유사 직교 시공간 블록 부호 시스템 및 방법
CN102124666A (zh) * 2008-08-18 2011-07-13 新加坡科技研究局 用于无线通信中继信道的模拟空时中继方法和装置
RU2553679C2 (ru) 2009-09-02 2015-06-20 Эппл Инк Способ передачи данных в системе связи "mimo"
US8953707B2 (en) * 2012-10-19 2015-02-10 Samsung Electronics Co., Ltd Differential codebook for temporally-correlated MISO dual-polarization antenna
EP3605923B1 (en) * 2017-03-21 2022-05-04 LG Electronics Inc. Method for allocating reference signal resource in wireless communication system and apparatus therefor
US11271681B2 (en) 2020-03-20 2022-03-08 ANDRO Computational Solutions, LLC Rate-2 complex space-time block codes for 3×3 and 4×4 MIMO systems
US11990997B2 (en) * 2021-11-17 2024-05-21 Qualcomm Incorporated Communication resource allocation for rateless coding

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI20002845A (fi) 2000-12-22 2002-06-23 Nokia Corp Digitaalisen signaalin lähettäminen
US6950389B2 (en) * 2001-02-16 2005-09-27 Agere Systems Inc. Peak-to-average power reduction in an orthogonal frequency division multiplexing system
KR20040005175A (ko) * 2002-07-08 2004-01-16 삼성전자주식회사 직교주파수분할다중화 통신시스템에서 선택적매핑의부가정보 송수신 장치 및 방법
US7412008B2 (en) * 2003-06-30 2008-08-12 Freescale Semiconductor, Inc. Programmable phase mapping and phase rotation modulator and method
US7583747B1 (en) * 2004-03-31 2009-09-01 University Of Alberta Method of systematic construction of space-time constellations, system and method of transmitting space-time constellations
US7564915B2 (en) 2004-06-16 2009-07-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for coding/decoding pseudo orthogonal space-time block code in a mobile communication system using multiple input multiple output scheme
KR100767218B1 (ko) * 2004-08-17 2007-10-17 삼성전자주식회사 코딩 이득 향상위한 시공간 블록 부호화 장치 및 방법
US7599419B2 (en) * 2005-01-14 2009-10-06 The Regents Of The University Of California Method and apparatus for use of space time trellis codes based on channel phase feedback
KR100817497B1 (ko) * 2006-03-10 2008-03-27 한국전자통신연구원 다중 안테나를 위한 심볼 생성 장치 및 방법
CN101039136B (zh) * 2006-03-15 2011-09-14 华为技术有限公司 基于空频编码的多天线发射分集方法及其系统

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012048042; Weifeng Su, Xiang-Gen Xia: 'Signal Constellations for Quasi-Orthogonal Space-Time Block Codes With Full Diversity' IEEE TRANSACTIONS ON INFORMATION THEORY VOL. 50, NO. 10, 200410, pages 2331-2347, IEEE *
JPN6012048044; Chau Yuen, Yong Liang Guan, Tjeng Thiang Tjhung: 'Full-Rate Full-Diversity STBC with Constellation Rotation' IEEE VEHICULAR TECHNOLOGY CONFERENCE PROCEEDINGS vol. 1, 20030422, pages 296-300, IEEE *
JPN6012048046; Patrick Marsch, Wolfgang Rave, Gerhard Fettweis: 'Quasi-Orthogonal STBC using Stretched Constellations for Low Detection Complexity' IEEE WIRELESS COMMUNICATIONS AND NETWORKING CONFERENCE , 200703, pages 757-761, IEEE *

Also Published As

Publication number Publication date
EP2156289A4 (en) 2010-11-17
TWI446762B (zh) 2014-07-21
US8139677B2 (en) 2012-03-20
WO2008137443A1 (en) 2008-11-13
TW200913587A (en) 2009-03-16
KR20100027118A (ko) 2010-03-10
US20100208716A1 (en) 2010-08-19
EP2156289A1 (en) 2010-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010533997A (ja) 擬似直交時空間及び空間周波数ブロック符号化のためのコンステレーション回転角度を選択するための方法
EP1594245B1 (en) Apparatus and method for encoding/decoding space time block code in a mobile communication system using multiple input multiple output scheme
US10320456B2 (en) System and method for designing and using multidimensional constellations
Chen et al. An improved space-time trellis coded modulation scheme on slow Rayleigh fading channels
CN104158571B (zh) 发送装置、接收装置、发送方法、接收方法和用于产生多维星座的方法
KR100640349B1 (ko) 3개의 송신 안테나들을 가지는 무선통신 시스템을 위한송수신 장치
WO2006018687A1 (en) Method and apparatus using coordinate interleaving to increase diversity in a mimo system
JP2006135990A (ja) 送信器及び送信方法
WO2010094960A1 (en) A method and system of enhanced performance in communication systems
Diggavi et al. Diversity embedded space–time codes
KR100605860B1 (ko) 4개의 송신 안테나를 사용하는 무선통신 시스템의 송신 장치 및 방법
US20090268854A1 (en) Method and apparatus for multiple antenna communications, and related systems and computer program
Lee et al. Code construction for space-time bit-interleaved coded modulation systems
Calderbank et al. Space-time signaling based on Kerdock and Delsafte-Goethals codes
Wang et al. Orthogonal space-time coding for CPM system with fast decoding
US8559550B2 (en) Method for transmitting a sequence of symbols for exploiting transmit diversity
Li et al. Optimization of space-time block codes based on multidimensional super-set partitioning
Kumar¹ et al. Check for updates Design of Modified Code Word for Space Time Block Coded Spatial Modulation
Wang et al. Space-time trellis code design based on super quasi-orthogonal block codes with minimum decoding complexity
Hai-ning et al. LDPC based differential unitary space-frequency coding for MIMO-OFDM systems
Nagaraj Coding techniques for limited diversity fading channels
Sterian et al. A 16qam super-quasi-orthogonal space-time trellis code for four transmit antennas
Yan et al. Decoding of QOSTBC concatenates RS code using parallel interference cancellation
Wang et al. Space-time trellis code design based on super QOSTBC with minimum decoding complexity
Das Exploiting algebraic structure in space-time coding for broadband wireless access

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120420

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130228