JP2010533804A - 梳綿機に供給されるフロック繊維の調製装置 - Google Patents

梳綿機に供給されるフロック繊維の調製装置 Download PDF

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    • D01G9/12Combinations of opening or cleaning machines

Abstract

【解決手段】本発明は、フロック繊維を調製するための装置(10)に関するものであって、インレットパイプ(12)と、一対のサイロ(16)と、各サイロ(16)の底部に配置された一対の供給ホイール(20,22)と、供給ホイール(20,22)の下流のラインに配置された二つの開綿ホイール(40)と、収束パイプと、収束パイプによって二つの開綿ホイール(40)から繊維が供給される一つのコンベアローラー(80)を有している。

Description

本発明は、梳綿機(carder)に供給されるフロック繊維の調製装置、即ち、バット形成機(batt−forming machine)に関するものである。
バット形成ラインとは、繊維を処理するための一組の機械を意味し、それら機械は、梳綿機より上流ラインに配置され、梱に集められた繊維を処理して、フロック形態の且つ適切な状態のその繊維を梳綿機へと供給する。
現在知られているバット形成ラインは、主として、梱から繊維をピックアップするためのピックアップトロリーを備えた機械と、繊維をほぐして汚れを落とすための、針のついたローラー(porcupine)と、繊維を混ぜるためのミキサーと、繊維を移動させて梳綿機へ供給するための補助装置を有している。
上述した一組の機械は、梳綿機に供給されるフロック繊維にとって最適な状態が得られることを確実にさせる、予め定められた順序に従って配置されている。
一つの機械から次の機械への繊維の移送は、供給パイプの中で、通常、ファンによって発生させられる加圧空気或いは減圧空気の流れの中で実施される。
然しながら、公知のバット成形ラインのそのような特徴は、一般に、多くの欠点を露呈させる。
そのような欠点としては、繊維の移送が空気の流れによって行われるけれども、或る機械によって行われる処理が幾分阻害されるという事実がある。
例えば、開綿機によって行われるほぐし動作が、繊維がミキサーと開綿機のサイロに集まるにつれて部分的な圧縮に晒されることによってある程度阻害される。そのことが、繊維の混合と洗浄の双方の効果に悪影響を及ぼすことが知られている。
本発明の目的は、上述した条件を満たし且つ従来技術に関連する上述の如き欠点を克服することのできるバット形成機を提供することにある。
本発明の目的は、本願の特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の要旨に従って製造されたバット形成機によって達成される。請求項1に従属する請求項には、本発明の様々な実施形態が記載されている。
本発明によるバット形成機の更なる特徴及び利点は、添付図面を参照して行った、後述の非限定的だが好ましい実施形態の詳細な説明から更に明らかになるであろう。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るバット形成機を含むバット形成ラインを示した図である。 図2は、図1のバット形成機を示した図である。 図3は、図2中に参照符号IIIで示した細部の拡大図である。 図3aは、バット形成機の開綿ホイールの側面図である。 図4は、図2中の参照符号IVで示した細部の拡大図である。 図5は、本発明によるバット形成機の一変形例を示した図である。 図6は、本発明によるバット形成機の別の変形例を示した図である。 図7は、本発明によるバット形成機の更に別の変形例を示した図である。 図8は、本発明によるバット形成機の更に別の変形例を示した図である。 図9は、本発明によるバット形成機の一領域の変形例を示した図である。 図10は、本発明によるバット形成機の一領域の別の変形例を示した図である。 図11は、本発明によるバット形成ラインを示した図である。 図12は、本発明による別のバット形成ラインを示した図である。
添付図面を参照すると、参照符号1は繊維処理システムのバット形成ライン(batt−forming line)全体を示している。茲で、「バット形成ライン」とは、梳綿機より上流ラインに配置されて、カーティングのために適切な状態にされたフロック繊維を梳綿機へ供給するための一組の機械を意味する。
バット形成ラインは、多数のバット形成機10と、処理される繊維をバット形成機10に供給するための少なくとも一つのインレットパイプ12と、処理された繊維を後続のバット形成機10´ 或いは別の処理のための後続の機械に供給するための少なくとも一つのアウトレットパイプ14を有している。
バット形成機10は、処理される繊維を集積するための少なくとも一つのサイロ16を有し、このサイロ16はインレットパイプ12に効果的に接続されている。
好ましくは、サイロ16は、繊維を集積するためのチャンバー18を有していて、例えば、そのチャンバー18の底部は、繊維がサイロ16とアウトレットパイプ14との間の処理領域に進入することを可能にするために開口されている。
例えば、サイロ16は、バット形成機10が載置さている地面Tに対して垂直なサイロ軸Sの周囲に延在しているリング状壁で形成され、他方、インレットパイプ12は、パイプの水平軸Cに沿って主に伸びている。
この実施形態において、繊維は、落下することによって及び/又は空気の流れの作用下でサイロ16を通過して処理領域に至る。
処理領域は、第一の回転軸Zを中心として夫々回転する少なくとも一対の供給ホイール20,22を有している。
供給ホイール20,22の回転は、サイロ16から落下する繊維をホイールから下流ラインへ搬送させるようなもので、例えば、互いに反対方向の回転である。
例えば、図3に示した第一の供給ホイール20は時計回り方向に回転するのに対し、第二の供給ホイール22は反時計回り方向に回転する。
本発明の好ましい実施形態によれば、供給ホイール20,22は、第一の回転軸Zに沿って主に延びていて、底部26とその底部26に対して傾斜している折り曲げ部28とを有している多数の側面部24を有している。
供給ホイール20,22は、各底部26が仮想の円周に接するようにその仮想の円周に沿ってそれら底部26を集結させて、側面部24の折り曲げ部28を互いに接合させることで底部26を相互に結合することにより形成されている。これにより、互いに接合された二つの折り曲げ部28によって構成されたクロス部材32によって隔てられた複数の凹部から成る構造が形成される。
図示実施形態によれば、二つのホイールの一方であるホイール20のクロス部材32の仮想の放射方向延長部分が、他方のホイール22の対応する凹部30を横切るように、二つの供給ホイール20,22が互いに角度をなして相対的に配置されている。
サイロ16から供給される繊維は、供給ホイール20,22の凹部30に蓄積し、供給ホイール20,22の上述した相対的な配列によって齎される通過抑制のために、下流ラインに導かれて、先ず流される。
バット形成機10は、開綿ホイール(opening wheel)40を更に有し、この開綿ホイール40は、供給ホイール20,22の下流ラインに配置されて、第一の回転軸Zと略平行な第二の回転軸Wを中心として回転する。
開綿ホイール40が供給ホイール20,22によって送られる繊維を途中で捕えることができるように、好ましくは、第二の回転軸Wは、二つの供給ホイール20,22の第一の回転軸Z,Zの間に配置されている。
本発明の好ましい実施形態によれば、開綿ホイール40は、軸方向へ伸びて、且つ、例えば、六角形の如き多角形の(回転軸Wに対して直交する)横断面を有する支持ボックス42と、支持ボックス42から放射方向に突出して、支持ボックス42の側面上で軸方向及び円周方向で互いにずれて配列された複数の突起44を有している(図3a)。
好ましくは、突起44は、頭部46を有し、その頭部46は、好ましくは、突起46の先端から突出し、開綿ホイール40の回転方向側に配置されている。
繊維が供給ホイール20,22によってそれらホイールの下流ラインへ送られる間に、繊維は開綿ホイール40の突起44に遭遇し、突起44が、繊維を引き裂いてフロックにして、繊維内の汚れた残留物の除去を容易にするために或る種の打撃を与える。
本発明の好ましい実施形態によれば、バット形成機10は、開綿ホイール40によって処理された繊維を途中で捕えるのに適した位置に配置された洗浄グリッド50を有している。
例えば、図示実施形態においては、右側のユニットに関して、開綿ホイール40は反時計回り方向に回転し、洗浄グリッド50は、少なくとも部分的に開綿ホイール40の左側に伸びて、開綿ホイール40によって処理された繊維を途中で捕える。
洗浄グリッド50は処理壁を有し、その処理壁は、少なくとも一つの排出開口52を備えて、開綿ホイール40との間にギャップ54が形成されるように開綿ホイール40から離間し、ギャップ54は、開綿ホイールの回転方向に向かって広幅になっている。
排出開口52は、処理される繊維の種類に従って、特に、洗浄の必要性の度合いに従って、調節可能な長さを有しているのが好ましい。
繊維の処理中に、開綿ホイール40に面したグリッド壁60が、ギャップ54内に蓄積されることなく開綿ホイール40によって引っ張られた繊維を途中で捕える。従って、その繊維は更なる打撃を受けて、残留物、とりわけ、殻(husk)が、繊維から分離してギャップ54に落下し、吸引によって排出される。
本発明の別の実施形態によれば、バット形成機10は、シュート(chute)70を有し、このシュート70は、回転軸Z,Wと平行な方向に沿って主に伸びている。
シュート70は、開綿ホイール40と洗浄グリッド50によって形成されたギャップ54から延長したギャップを開綿ホイール40と一緒になって形成している上面72を有している。
より詳しく説明すると、上面72は開綿ホイール40の回転方向と同じ方向に延在しているので、洗浄グリッド50によって処理された繊維は開綿ホイール40の下流ラインヘと運ばれる。
更に詳しく説明すると、上面72は、洗浄グリッド50から排出口への繊維移動方向において、第二の回転軸Wを越えて伸びている。
更に、バット形成機10は、繊維の流れに対して、開綿ホイール40の下流ラインに配置された駆動ローラー80を有している。より詳述すると、この駆動ローラー80は、シュート70の端部の所に配置されているので、洗浄グリッド50によって処理された繊維は駆動ローラー80上に落下する。
より詳述すると、バット形成機は、開綿ホイール40と駆動ローラー80との間に、囲い壁で区画された輸送パイプ73を有している。
輸送パイプ73は、供給ホイール20,22のすぐ下流のライン領域から駆動ローラー80のすぐ上流のライン領域までにおいて区画され、供給ホイールのすぐ下流ラインの上記領域によって定められた上方位置とローラー80のすぐ上流ラインの上記領域によって定められた下方位置との間を完全に伸びている。
好ましくは、輸送パイプ73は、開綿ホイール40から離間した位置で別の処理を行う装置に至るために、供給ホイール20,22のすぐ下流のライン領域の高さより一層高い位置を占める後続の伸びを備えた「蛇行状の」伸長部など備えていない。
駆動ローラー80の回転速度は、駆動ローラーのすぐ上流のライン領域に、即ち、輸送パイプ73の底部に、繊維が蓄積するのを阻止するような程度の速度である。
輸送パイプ73の囲い壁は、開綿ホイール40及び/又はシュート70に面した衝突壁73aを有し、その衝突壁73aは、突起44によって運ばれてシュート70から出た繊維が衝突壁73aに衝突して、駆動ローラー80上に落下することを可能にさせるために、開綿ホイール及びシュートから離間している。
駆動ローラー80は、回転軸W,Zに平行であるか或いは平行ではない第三の回転軸Yを中心として回転する。
駆動ローラー80は、例えば、繊維とかみ合って繊維を下流ラインへ引っ張るための堅い鋸歯状外被によって、表面がカバーされている。
バット形成機10は、駆動ローラー80の下流ラインに配置された開綿ローラー90を更に有していて、この開綿ローラー90は軸W,Zと平行な第四の回転軸Kを中心として回転する。
駆動ローラー80と開綿ローラー90は好ましくは同一方向に回転するよう構成されている。或る実施形態によれば、これらは互いに反対方向に回転するよう構成されている。
好ましくは、開綿ローラー90のカバーは、例えば、鋸歯状の歯91を有する堅い外被を備えている。
本発明の或る変形例によれば、開綿ローラー90のカバーは、繊維の塊を貫通してフロックを裂開することのできる、外表面から突出した多数のスパイク92を有している(図4は、作図上の必要性から、外被とスパイク92の双方を有するローラー90を示している)。
言い換えれば、歯91及び/又はスパイク92は、繊維がぎっしりと詰まっている状態を低減させて、後続の洗浄工程のために繊維をより良い状態に調製するフロック引き裂き動作を行う
更に、バット形成機10の処理領域は、開綿ローラー90の下流ラインに配置されてバット形成機10のアウトレットパイプ14に連通した排出開口100を有し、そこから開綿済み繊維が吸い出される。
開綿ローラー90の外表面上で、駆動ローラー80に近い領域、即ち、繊維が駆動ローラー80から開綿ローラー90へと通過する領域と排出開口100との間を作動部として看做すことができる。
好ましくは、バット形成機10は、開綿効率を向上させるために、開綿ローラー90によって運ばれる繊維を歯91に押付けるのに適した少なくとも一つのチャネリングフランジ(channelling flange)110を有している。
このチャネリングフランジ110は、例えば、開綿ローラーの回転方向で放射方向に減少する繊維通過部を作り出すために開綿ローラー90の周囲に配置され、開綿ローラーの表面に十分接近して、繊維が運ばれるギャップを作り出している。
好ましくは、チャネリングフランジ110は、駆動ローラー80とも協働して、開綿ローラー90が過剰な大きさにフロックを引き裂くことを阻止する。
好ましくは、バット形成機10は、少なくとも一つの複合ユニット121を更に含んでいる。この複合ユニット121は、処理される繊維の処理条件に従って、様々な数と種類で多様に組み合わせられた、例えば、吸引開口部,ブレード,バッファーのような補助装置を有している。
複合ユニット121は、開綿ローラー90の表面の動作部に沿って配置されている。
本発明の好ましい実施形態において、複合ユニット121は、バット形成機10のカバーから取外し可能な又は傾けて開けることのできるボックス121a内に収容されている。
例えば、本発明の好ましい実施形態によれば、ボックス121aは、メンテナンス技術者が開綿ローラー90に接近しやすいようにするために、バット形成機の外側に向かって傾いて開成されることにより、開綿ローラーを遠ざける回転を行うことができるよう構成されている。
より詳述すると、ボックス121aは、開綿ローラー90の回転軸Kより低い高さのところに位置するボックス軸Bに沿って旋回自在にヒンジ付けされている。本発明の別の変形例によれば、ボックス軸Bは開綿ローラー90の何らかのジェネレーター(generator)より低い高さに配置されている。
そのような配置は、メンテナンスのために、開綿ローラー90と複合ユニット121に接近することを容易にさせる。
本発明の好ましい実施形態によれば、バット形成機10は、供給パイプ12の軸線に面して、パイプ12内での繊維の移動方向に配列された少なくとも二つのサイロ16を有している。
各サイロ16は、繊維を処理領域に供給し、処理された繊維が、それら処理領域の排出開口100から、バット形成機10のアウトレットパイプ14に接続された同一の連結パイプ120内へと運ばれる。
本発明によるバット形成ラインの好ましい実施形態においては、二つのバット形成機10には同一の供給パイプ12によって繊維が供給され、二つのアウトレットパイプ14が繊維を同一のファン130へと運び、そこから後続の供給パイプ12が更に二つの後続のバット形成機10´に繊維を供給するように導く。
本発明の一実施形態によれば、バット形成機10は洗浄グリッド50を備えていない(図6及び図7)。
本発明の更に別の実施形態によれば、バット形成機10は、開綿ローラー90の処理領域に、単一の吸引開口部と単一のブレードから成る単一の複合ユニット121(図5)を有している。
本発明の更に別の実施形態によれば、バット形成機10は、開綿ローラー90の処理領域に、複合ユニット121を備えていない(図6)。
これらの実施形態においては、何れにしても、メンテナンスのために傾けて開けることができるボックス121aを備えていることが銘記されるべきである。
本発明の更に別の実施形態においては、バット形成機10は、互いに分離した個別の供給パイプ12,12´によって繊維が独立して供給される複数のサイロ16,16´を有している(図7)。この実施形態は、異なる種類の繊維をバット形成機10に供給することを可能にする。
本発明の更に別の変形例によれば、或るサイロによって繊維が供給される処理領域は、他のサイロによって繊維が供給される処理領域とは異なって装備され(図7)、各サイロは夫々のファンと連結されている。
例えば、第一のサイロ16の処理領域は、洗浄グリッド50と、開綿ローラー90の作業範囲に設けられた二つの複合ユニット121を有し、他方、第二のサイロ16´の処理領域は、洗浄グリッド50を有しておらず、開綿ローラー90´の作業範囲にも如何なる複合ユニット121をも有していない。
多様に変形された備品を備えた上記実施形態は、天然繊維(汚れた繊維)と合成繊維(実質的に汚れていない繊維)との混合物,異なった種類の天然繊維の混合物及び異なった種類の合成繊維の混合物を確保する場合に特に有益である。
そのような場合には、駆動ローラー80の回転スピードは、例えば、チャネル毎に異なる条件に従って調節される。
本発明によるバット形成機は、先行技術に関連して上述した欠点、特に、従来のバット形成ラインにおけるミキサーと針のついたローラー間の連結に関して言及した欠点を克服している。
事実上、汚れていない繊維で、兎に角、開綿ローラーによって部分的に開綿された繊維は、望ましくない圧縮を受けることなく、供給ローラー−開綿ローラー対へ流れて、それらローラーによってより好ましい状態に処理される。
従来のラインにおいては、異なる機械間の長く曲がりくねった連結パイプ内を繊維が通過することにより、逆に、繊維が部分的に再圧縮されて、先に行われた処理をある程度無効にさせてしまう。
更に有益なことに、調整可能なグリッドが、多かれ少なかれ、繊維に対する積極的な処理を実施することを可能にし、繊維の種類に応じて、望ましくない残留物や不純物を繊維から取り除くことを可能にさせる。
本発明の更に有益な側面によれば、バット形成ラインは、大量の繊維を処理する場合であっても、極めて極端な混合を可能にさせる。
例えば、一続きのバット形成ラインの場合には、合計四つのサイロを有する、上述した種類の二つのバット形成機に対して一本のパイプが繊維を供給することを想定する。
例えば1,200Kg/時間での大規模生産に関して、各処理ユニットは上述の実施形態において実際に1時間当たり300Kgの繊維を処理し、その後、その繊維は混合される。
ユニット毎の繊維の大量処理の可能性があることは、混合をし易くし、少ししか応力を受けず且つ綺麗な繊維を提供させる小さなフロックを確保することによって、処理の能率を向上させるのに大いに有益である。
更に有益なことに、迅速且つ簡単な態様でメンテナンス作業を行うために、バット形成機10の内部構造へのアクセスが容易になっている。
本発明の更に有益な側面によれば、複合ユニットを有するボックス121が交換することが可能であり、そのことが、要件に従って、異なる繊維や繊維の混合物に適合した機械をモジュール方式で組み立てることを可能にさせる。
当業者が、上述したバット形成機10に様々な変更を加えることができることは明らかである。
本発明の更に別の変形例によれば、二つの隣接したサイロ16を有するバット形成機10は、供給ホイール20,22の下流ラインに配置されて同一方向に回転する一対の開綿ホイール40と、それら二つの開綿ホイール40によって動力が与えられるコンベアローラー80を有している(図8)。
好ましくは、コンベアローラーは固定回転軸を有し、表面上に、例えばスパイクのような、繊維とかみ合って引っ張るための突起44を備えている。
コンベアローラーの下流ラインには、開綿シリンダー90が配置されている。
特に、第一の開綿ホイール40の下流ラインに第一の収束パイプ40aが配置され、他方の開綿ホイール40の下流ラインに他方の収束パイプ40bが配置されている。二つの収束パイプ40a,40bは、コンベアローラー80の方向に向いた付随の軸線に沿って伸びている。
好ましくは、収束パイプ40a,40bは非対称であり、更に好ましくは、繊維の通路である収束パイプの断面は、繊維の移動方向に向かって大きくなっている。
本発明の一実施形態によれば、コンベアローラー80と開綿シリンダー90は互いに逆方向に回転するよう構成されている。
更に、好ましくは、開綿シリンダー90のすぐ下流ラインの排出パイプ14の伸長部は、シリンダー90に接線する位置に、例えば、水平に配置されている。好ましくは、更に、排出パイプ14の通路断面は、少なくとも初めの伸長部分において、開綿シリンダー90から繊維の移動方向に向かって狭まっている。
好ましくは、更に、供給ホイール20,22の回転スピードは、例えば、別々の供給パイプによってバット形成機10に異なる繊維を供給する場合に混合を容易にするために、互いに個別に調節することが可能である。
好ましくは、更に、繊維クリーニング作業も行うコンベアローラー80は、
吸引開口部(aspiration opening)、例えば、調整可能な開口フラップを備えた刃によって形成され且つ好ましくは少なくとも一つの固定カーディング要素80bによって追従される(followed)クリーニングセット80aと対にされている。
好ましくは、更に、開綿シリンダー90は、例えば、吸引開口部及び、例えば、調整可能なフラップを備えた刃で形成された二つのクリーニングセット90a(図8)、又は、好ましくは単一のクリーニングセット90a(図9)であって、少なくとも一つの固定カーディング要素90bによって追従されるクリーニングセットに連結されている。
例えば1,200Kg/時間での大規模生産に関して、上記実施形態において(図8〜図10)、各処理ユニットは実際に1時間当たり600Kgの繊維を処理して、その後その繊維は混合される。
バット形成ラインは、上述のように連結された少なくとも二つのバット形成機10を含む機械セット200を有している(図11)。
その機械セット200は、双方のバット形成機10に同時に繊維を供給するように双方のバット形成機10に連結された供給パイプ12を有している。各バット形成機10は、例えば吸引用のファンを備えた別の機械300に繊維を供給する二つの排出パイプ14を有している。
本発明の別の実施形態によれば、バット形成ラインは、二つのバット形成機セット200を有し、それらバット形成機セット200の一方は他方の下流に連続して配置され、その間に吸引用の機械300が配置されている。
言い換えれば、本発明によるバット形成ラインは、モジュール形態を呈していて、そのモジュール形態では、処理される繊維から取り除かれる不純物について見積もることの可能な平均的な量に従って選択された数の一連の機械セット200を採用することを想定している。一般に、不純物はモジュールの数に応じて増加する。
これらの変形例は、同様に、特許請求の範囲によって決定される本発明の保護範囲に含まれる。

Claims (15)

  1. フロック繊維を処理するためのシステムのバット形成ライン(1)におけるバット形成機(10)であって、
    処理される繊維を供給するための少なくとも一つのインレットパイプ(12)と、
    前記インレットパイプ(12)に接続されて、処理される繊維を蓄積するための少なくとも二つのサイロ(16)を有し、
    前記サイロの各々よりも下流の処理領域が、
    a)前記サイロ(16)の底部に配置されて、一方向及び逆方向の回転をするよう構成され、繊維の一部を下流ラインヘ供給するための少なくとも一対の供給ホイール(20,22)と、
    b)前記供給ホイール(20,22)の下流ラインに配置された開綿ホイール(40)と、
    c)前記開綿ホイール(40)の下流ラインに配置された収束パイプ(40a,40b)と、
    d)前記収束パイプ(40a,40b)が収束する方向に設けられた回転コンベアローラー(80)と、
    e)回転開綿ローラー(90)と、
    f)前記開綿ローラー(90)によって供給された処理済み繊維を後続のラインへ供給するための排出パイプ(14)を有し、
    前記回転開綿ホイール(4)が、供給ホイール(20,22)によって供給された繊維を前記回転開綿ホイールの回転によって途中で捕えるのに好適な複数の突起を有し、
    前記回転コンベアローラー(80)が、その表面に、繊維を引っ張って回転させる複数の突起を備え、
    前記回転開綿ローラー(90)が、前記コンベアローラ(80)によって搬送された繊維の少なくとも一部をピックアップするように、前記コンベアローラー(80)の下流ラインで前記コンベアローラ(80)の近傍に配置されていることを特徴とするバット形成機。
  2. 前記収束パイプ(40a,40b)が、コンベアローラー80の方向に向いた付随の軸線に沿って伸びていることを特徴とする、請求項1に記載のバット形成機。
  3. 繊維の通路断面が、繊維の移動方向に向かって拡張していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のバット形成機。
  4. 前記開綿ホイール(40)が同じ方向に回転するよう構成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のバット形成機。
  5. 前記処理領域に配置された、調整可能なフラップのような、少なくとも一つの刃と吸引開口とを有するクリーニングセット(80a,90a)を備えていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載のバット形成機。
  6. 前記コンベアローラー(80)が少なくとも一つのクリーニングセット(80a)と連結されていることを特徴とする、請求項5に記載のバット形成機。
  7. 前記開綿シリンダー(90)が少なくとも一つのクリーニングセット(90a)と連結されていることを特徴とする、請求項5又は6に記載のバット形成機。
  8. 前記処理領域に配置された固定ヒンジ要素(80b,90b)を含んでいることを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載のバット形成機。
  9. 前記コンベアローラー(80)が、前記クリーニングセット(80a)の下流ラインで、少なくとも一つの固定ヒンジ要素(80b)と連結されていることを特徴とする、請求項8に記載のバット形成機。
  10. 前記開綿ローラー(90)が、前記クリーニングセット(90a)の上流ラインにおいて、少なくとも一つの固定ヒンジ要素(90b)と連結されていることを特徴とする、請求項8又は9に記載のバット形成機。
  11. 前記開綿ローラー(90)のすぐ下流ラインの排出パイプ(14)の伸長部が接線位置に配置されていることを特徴とする、請求項1〜10の何れかに記載のバット形成機。
  12. 前記開綿ローター(90)のすぐ下流ラインの排出パイプ(14)の伸長部が水平に伸びていることを特徴とする、請求項11に記載のバット形成機。
  13. 請求項1〜12の何れかに記載のバット形成機を少なくとも一つ含んでいるバット形成ライン。
  14. 機械セット(200)を有する、請求項13に記載の前記バット形成ラインであって、
    夫々、排出パイプ(14)を備えた、請求項1〜12の何れかに記載のバット成形機(10)を二つ有し、
    前記バット形成機(10)に繊維を同時に供給する供給パイプ(12)と、
    前記排出パイプ(14)に接続された吸引機(300)を更に有しているバット形成ライン。
  15. 連続したモジュール形態の多数の機械セット(10)を有しているバット形成ライン。
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