JP2010532025A - コール行動とｉｐベース・マルチメディア・サブシステム（ｉｍｓ）サービスの使用とに基づく種々のロイヤリティプログラムのリアルタイムクレジット計算方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、ユーザの統計データがＯＳＡＳ（オンライン統計広告サーバ）サービスを用いて記録されデータベースに保存され、ユーザのコール行動とＩＰベース・マルチメディア・サブシステム（ＩＭＳ）サービスとに基づいて種々のロイヤリティプログラムのクレジットをリアルタイム計算する方法である。

Description

本発明は、請求項１のプリアンブルに記載されたＩＰベース・マルチメディアシステム（ＩＭＳ）におけるコール行動とサービスの使用とに応じた種々のロイヤリティプログラムのリアルタイムクレジット計算方法に関する。

ロイヤリティプログラムは現在では、新規顧客を獲得し、既存顧客を維持するための重要な手段であり、したがって、益々重要性が増している。

目標とされた方法で種々のロイヤリティプログラムを組み合わせることは、顧客維持および新規顧客の吸引を改善する企業用ロイヤリティシステムを利用できるようにする。

最上顧客および常連顧客を維持するための一つの最も重要であり、かつ、既に利用できるプログラムは、たとえば、ボーナスまたは割引商品である。このようなボーナスまたは割引商品は、提供されたサービスの全体的な抜群の価値がプロバイダによって提案されるという利益を顧客に与え、それによって、プロバイダにとって競争力のある優位性をもたらす。

このような方法を適用すべき一つの重要なビジネス部門は現行の電気通信部門である。この部門において利用できるようにされたサービスの価格の継続的な下降傾向のため、および、顧客に対し益々有利になる契約条件のため、電気通信プロバイダ間での既存顧客の比較的大きな変動がこのようなサービスに関して見ることができる。

顧客変動の縮小、および／または、既存顧客の維持および拡大は、たとえば、顧客またはユーザに獲得ボーナスを払い戻すロイヤリティプログラムの使用を通じて実現される可能性がある。

したがって、このようなロイヤリティプログラムを運営することは、ＩＰベースシステムの分野においても適用可能であり、かつ、有利である。

ＩＭＳ（ＩＰマルチメディア・サブシステム）のような将来のＩＰベースシステムでは、ロイヤリティボーナスを払い戻す規準は比較的容易に規定され、組み入れられる可能性がある。

ロイヤリティボーナスを払い戻すこのような規準は、たとえば、有効期間、時間間隔、日、月、および／または、年といったコールデータである。

実行時にユーザ行動を収集する方法およびシステムがオンラインサーバを用いてモバイル３ＧＰＰＩＰベース・マルチメディア・サブシステムにおいて実行されることは公知である。このオンラインサーバ（ＯＳＡＳ：オンライン統計広告サーバ）は、ＩＭＳセッションに統合され、対応するシグナリングトラフィックに統合されるアプリケーションサーバのコンポーネントである。このＯＳＡＳは、ユーザ行動が、従来技術から公知であるＣＤＲ分析（コール詳細レコード）と同様に、時には数時間の遅れがあるオフラインモードで閲覧可能であるだけでなく、実行時にオンラインで閲覧可能であるという顕著な優位性がある。

ＯＳＡＳを使うと、たとえば、アプリケーションの実行時に、通信システム内の関連した統計データを収集し、ユーザ行動の分析を実行することが可能である。

したがって、ＯＳＡＳは、ユーザのコール行動を分析するため使用可能であり、同時にＯＳＡＳは、地理的要因に基づき、かつ、企業および機関によって内訳が出される、ウェブベースサービスを利用した顧客の完全なウェブ統計値と、その他にユーザの素性の詳細内訳とを提供するため、オンラインおよび大体リアルタイムで全顧客データの収集、分析および提示を実行する。その結果、これらの記録された統計データは、ユーザのコール行動に基づいてボーナスをユーザに払い戻すボーナスプログラムにも使用可能である。

しかし、この方法は、決定された実行時データの分析、および、種々のロイヤリティプログラムからの保存されたプロファイルデータとの比較が補助機能を用いることによってのみ実施され得るという著しい欠点がある。

したがって、本発明は、ＩＰシステムのユーザに種々のボーナスプログラム（ロイヤリティプログラム）からボーナスを払い戻し、それによって、ＩＰサービスのプロバイダのための改良された顧客維持／新規顧客吸引を保証する方法およびシステムを提供することを目的とする。

上記目的は請求項１の特徴によって達成される。

主要な特徴は、ユーザの統計データが、ＯＳＡＳサーバを用いて対応するデータベースに記録、保存され、このデータがユーザ行動（コール行動）およびＩＭＳサービスの使用に応じて種々のロイヤリティプログラムのボーナスを払い戻すため使用できる、という点である。

有効期間、時間間隔、日、月、および／または、年といったユーザデータを記録することによりロイヤリティボーナスを払い戻す規準に加えて、たとえば、
−電話番号（場所に基づくサービス電話番号）
−実質的にボーナスとして顧客に払い戻されるある種のモバイル無線通信サービスの使用を始動させる乱数発生器機能
−宛先に基づく独自のＰＬＭＮ（公衆陸上移動網）、独自もしくは好ましい固定網、または、第三者ＰＬＭＮ
−バンドル型の規準、たとえば、ＳＭＳ、テレビ電話、ＭＭＳなどの種々のサービスの使用
−たとえば、航空機乗客が移動した航程に対するボーナスシステムを運営する航空会社によるプロファイル定義といった、販売パートナーによって直接的に規定される要望
といったその他の規準がロイヤリティボーナスを払い戻すため、同様に適用可能である。

これらのロイヤリティプログラムに参加を希望する顧客またはユーザは、その結果、いわゆるＨＳＳ（ホーム加入者サーバ）に顧客またはユーザとして加入させられる。ロイヤリティプログラムはこのようにＩＭＳにおける顧客の予約申込の一部分である。

ロイヤリティプログラムのためのこのような規準の正確かつ詳細な規定は、たとえば、マーケティング関連要望と、自分の顧客にロイヤリティボーナスを払い戻すことを希望する販売パートナーの要望とに左右される。

このようなボーナスプログラムの一実施例は、顧客アカウントのポイントの形式で、予約済みの飛行距離または実飛行距離に応じて、これらの飛行距離に対する飛行マイル数を航空機乗客に払い戻し、ある程度のポイント数によって、その後に、航空機乗客が、たとえば、将来の飛行のための補助的なサービスを使用できるようにする、広く知られた「マイルズ・アンド・モア」ボーナスプログラムである。

ＩＰベース・マルチメディア・サブシステム（ＩＭＳ）における顧客による機能およびサービスの使用のための可能なボーナスは、たとえば、
−関連したモバイル無線サービス（ＳＭＳ、ＭＭＳ、テレビ電話、ウェブプレゼンス、インスタントメッセージなど）のための通話時間またはクレジットを払い戻すような運営者独自のボーナス
−たとえば、「マイルズ・アンド・モア」プログラムにおける懸賞金クーポン、商品券、イベントのためのクーポン、宝くじなどといった、販売パートナー関連ボーナス
でもよい。

基礎技術は、ＩＭＳ（ＩＰベース・マルチメディア・サブシステム）において、できる限り簡単な方法でこれらの市場ベースプログラムをサポートし、これらの市場ベースプログラムを比較的素早く実施することを目指している。

本発明は、一つの可能な実施の方法を表す添付図面と併せて以下に詳述されるであろう。本発明に本質的であるさらなる特徴および発明の利点は図面と図面の説明とから明らかになるであろう。

図１は、本発明のロイヤリティ機能のアーキテクチャを示す図である。

本発明のロイヤリティ機能を実施する図１に表された機能フロー図は、実時間ベースの組み込みに関して、ＯＳＡＳ３（オンライン統計広告サーバ）システムが様々な種類のロイヤリティプログラムの規準の実行時ベースの組み込みのための基礎としての機能を果たすことを示している。

この機能フロー図は、ＯＳＡＳ３が、その後のロイヤリティプログラムのため使用される実行時決定のためのデータをＩＭＳ１０に記録することを含んでいる。

このことは、ＯＳＡＳシステム３のデータが実行時に分析されることを必要とする。

このような記録済みのデータの分析は、ＯＳＡＳシステム３の記録済みのデータを保存されたＬＰＦ機能プロファイル４（ロイヤリティ・プロファイル機能）と比較する付加的な機能を必要とする。

このＬＰＦ機能４は、ロイヤリティプログラムのプロファイルを保存するデータベース機能である。

ロイヤリティプログラムを実行する付加的な機能はＯＬＳ５（オンライン・ロイヤリティ・サーバ）サービスロジックによって提供される。

ＯＬＳ５は、記録済みの実行時に連絡を受け、対応する記録済みの実行時に適切なボーナスを払い戻すために必要なインターフェースを運営者ビジネスシステム１に提供する。

このためには、サービスが行われている間に、それぞれの顧客がロイヤリティプログラムに参加している顧客としてＨＳＳ８（ホーム加入者サーバ）に加入させられる場合に限り、ＯＬＳ５が始動させられることが必要である。

ＩＭＳ１０におけるロイヤリティ機能を使ってサービスを提供するシーケンスのため必要なアーキテクチャは図１に示され、以下の方法ステップを有する。
・ロイヤリティ・プロファイルをＬＰＦ４に保存するステップ
このデータは、ロイヤリティボーナスを払い戻す上記規準を照合するため、および、上記規準を制御するために必要とされる全要素を収容し、マーケティング運営者または販売パートナーによって規定される。
・顧客をＩＭＳ１０（ＩＰマルチメディア・サブシステム）に登録するステップ
・ＩＭＳ１０（ＩＰマルチメディア・サブシステム）においてＨＳＳプロファイル８を介してロイヤリティプログラムに参加している顧客を認識するステップ
・顧客／ユーザによるサービスを開始するステップ
・ＨＳＳプロファイル８を介して実行時にＯＳＡＳ３に連絡を取り、たとえば、タイプ、時刻、時間間隔などといったサービスのための実行時統計値を記録するステップ
・統計値をプロファイルデータとマッチングするため、たとえば、ＯＬＳ５がＳＯＡバックプレーン２（サービス指向アーキテクチャ）を介してＬＰＦ４およびＯＳＡＳ３にアクセスするように、ＨＳＳプロファイル８に基づいてＯＬＳ５（オンライン・ロイヤリティ・サーバ）を始動させるステップ
・たとえば、運営者システム１において差額を払い戻すため、ロイヤリティプログラムのための関連した事前条件が満たされるならば、ＯＬＳ５によってインターフェースを作動させるステップ
・たとえば、現在の収支、クーポン、現在のボーナスマイル数などに関して顧客に通知するＭＭＳ（マルチプル・マルチメディア・サービス）またはＳＭＳ（ショート・メッセージ・サービス）によってロイヤリティ取引の実行時に関して顧客に通知するため、ＯＬＳ５によって運営者システムを利用するステップ
・ＯＬＳ５に連絡を取った後にサービスを提供するステップ

これらの方法ステップを用いて、ＩＭＳ予約申込１０は、ロイヤリティプログラムのため確保されたパラメータが与えられることが保証される。ＯＬＳ５は、その結果、顧客がロイヤリティプログラムに参加するＩＭＳ顧客として明確に指定された場合に限り始動させられる。

新規機能、すなわち、ＩＰベース・マルチメディア・サブシステムにおけるロイヤリティプログラムを制御し規定するＬＰＦ４（ロイヤリティ・プロファイル機能）およびＯＬＳ５（オンライン・ロイヤリティ・サーバ）が利用できるようにされる。
・ＬＰＦ４は、たとえば、運営者ベースまたは販売パートナーベースのロイヤリティプログラムを規定するプロファイルを保存し、プロファイルはトリガーを収容する。
・ＬＰＦ４のプロファイルは、トリガーと、たとえば、金銭的クレジット、マイレージクレジット、または、あらゆる種類のボーナス賞といったボーナスプログラムの説明とを含む。
・ＯＬＳ５は、実行時に、運営者請求システムを介してロイヤリティ払い戻しの顧客アカウントへの適用を制御する。
・さらに、インターフェースは、処理および顧客への通知のため利用可能にされる。
・インターフェースは運営者ドメイン内に位置してもよく、たとえば、「マイルズ・アンド・モア」ボーナスプログラムを実施する航空機会社といった第三者に接続することも可能である。
・ＯＬＳ５は、このような状況において、サービスロジックを実施し、払い戻しを始動させる主要な機能を実行する。

ロイヤリティプログラムの決算の方法は、
・実行時統計値の所定のロイヤリティ・プロファイルに対する比較
・統計値の実行時プロファイルに対するマッチング
・実行時に種々の方法による、たとえば、ＳＭＳ、ＭＭＳによる、または、第三者を介するオフライン、または、ポータル、または、メールによる、払い戻しされたボーナスに関する最終顧客への通知
・規定されたインターフェースを介する顧客アカウントへの払い戻しの適用
・たとえば、宝くじ、または、クイズコンテストへの参加のためランダムに生成されたプロファイルに応じて顧客に収支またはボーナスを払い戻す目的のＬＰＦ４における乱数発生器機能
に基づいている。

本発明の主題は、個別の請求項の主題だけでなく、個別の請求項の相互の組み合わせからも導かれる。

要約書を含む本明細書に記載されたすべての情報および特徴と、特に図面に表された３次元的な実施形態とは、個別にまたは互いに組み合わせて従来技術を越える新規性がある範囲で、発明に本質的な要素として特許請求の範囲に記載されている。

（参照番号一覧）
１ 運営者システム−ＳＭＳ／ＣＲＭ／ＲＢＰ
２ ＳＯＡバックプレーン
３ ＯＳＡＳ
４ ＬＰＦ
５ ＯＬＳ
６ アクセスＧＰＲＳ
７ ＣＳＣＦ
８ ＨＳＳ
９ 携帯電話機
１０ ＩＭＳ

（参照番号凡例）
ＩＭＳ：インターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステム

ＳＭＳ：ショート・メッセージ・サービス
ＭＭＳ：マルチプル・メディア・サービス
ＣＲＭ：顧客関係管理またはセルレートマージン
ＲＰＢ：
ＳＯＡバックプレーン：サービス指向アーキテクチャバックプレーン
ＯＳＡＳ：オンライン統計広告サーバ
ＬＰＦ：ロイヤリティ・プロファイル機能
ＯＬＳ：オンライン・ロイヤリティ・サーバ
アクセスＧＰＲＳ：アクセスグローバル無線システム
ＣＳＣＦ：コール状態制御機能
ＨＳＳ：ホーム加入者サーバ
ＰＬＭＮ：公衆陸上移動網

Claims (11)

1. ユーザの統計データがＯＳＡＳ（オンライン統計広告サーバ）サービスを用いて記録されデータベースに保存され、ユーザのコール行動とＩＰベース・マルチメディア・サブシステム（ＩＭＳ）サービスとに基づいて種々のロイヤリティプログラムのクレジットをリアルタイム計算する方法であって、
   ロイヤリティボーナスを払い戻す規準を照合し、前記規準を制御するために必要とされる全要素を収容し、マーケティング運営者または販売パートナーによって規定されるデータであるロイヤリティ・プロファイルをＬＰＦ（４）に保存するステップと、
   ＩＭＳ（１０）（ＩＰマルチメディア・サブシステム）で顧客を登録するステップと、
   ＩＭＳ（１０）（ＩＰマルチメディア・サブシステム）内のＨＳＳプロファイル（８）によって、ロイヤリティプログラムに参加している顧客を認識するステップと、
   顧客／ユーザによるサービスを開始するステップと、
   ＨＳＳプロファイル（８）によって実行時にＯＳＡＳ（３）に連絡を取り、たとえば、タイプ、時刻、時間間隔などといったサービスの実行時プロファイルを記録するステップと、
   統計値をプロファイルデータとマッチングするため、たとえば、ＯＬＳ（５）がＳＯＡバックプレーン（２）（サービス指向アーキテクチャ）を介してＬＰＦ（４）およびＯＳＡＳ（３）にアクセスするように、ＨＳＳプロファイル（８）に基づいてＯＬＳ（５）（オンライン・ロイヤリティ・サーバ）を始動させるステップと、
   たとえば、運営者システム（１）における差額を払い戻すために、ロイヤリティプログラムのための関連した事前条件が満たされるならば、ＯＬＳ（５）によってインターフェースを作動させるステップと、
   たとえば、現在の収支、クーポン、現在のボーナスマイル数などに関して顧客に通知するＭＭＳ（マルチプル・メディア・サービス）またはＳＭＳ（ショート・メッセージ・サービス）によってロイヤリティ取引の実行時に関して顧客に通知するため、ＯＬＳ（５）によって運営者システムを利用するステップと、
   ＯＬＳ（５）に連絡を取った後、サービスを提供するステップと、
   によって特徴付けられる方法。
2. ＩＭＳ予約申込（１０）がロイヤリティプログラムのため確保されたパラメータを有し、顧客がロイヤリティプログラムに参加するＩＭＳ顧客として明確に指定されたときＯＬＳ（５）が始動させられることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. ＬＰＦ（４）が、たとえば、運営者ベースまたは販売パートナーベースといったロイヤリティプログラムを規定するプロファイルを保存し、プロファイルがトリガーを収容することを特徴とする、請求項１または２のいずれかに記載の方法。
4. ＬＰＦ（４）のプロファイルが、たとえば、金銭的クレジット、マイルクレジット、または、その他の種類のボーナス賞といったボーナスプログラムについての説明を有することを特徴とする、請求項１から３のいずれかに記載の方法。
5. ＯＬＳ（５）が実行時に運営者請求システムによって顧客アカウントへのロイヤリティ払い戻しの適用を制御し、インターフェースが処理を行い、顧客に通知するためさらに利用できるようにされることを特徴とする、請求項１から４のいずれかに記載の方法。
6. インターフェースが運営者ドメイン内に位置し、たとえば、「マイルズ・アンド・モア」ボーナスプログラムを実施する航空会社といった第三者にさらに接続することを特徴とする、請求項１から５のいずれかに記載の方法。
7. ＯＬＳ（５）が、サービスロジックを実施し、払い戻しを始動させる主要な機能を実行することを特徴とする、請求項１から６のいずれかに記載の方法。
8. ロイヤリティプログラムの決算の方法が実行時統計値の所定のロイヤリティ・プロファイルに対する比較に基づいていることを特徴とする、請求項１から７のいずれかに記載の方法。
9. 統計値の実行時プロファイルに対するマッチングに基づいていることを特徴とする、請求項１から８のいずれかに記載の方法。
10. 顧客アカウントへの払い戻しの適用が明確なインターフェースによって実施され、実行時に種々の方法、たとえば、ＳＭＳ、ＭＭＳ、第三者を介したオフライン、ポータル、または、メールによる、払い戻されたボーナスに関する最終顧客への通知に基づいていることを特徴とする、請求項１から９のいずれかに記載の方法。
11. たとえば、宝くじ、または、クイズコンテストへの参加のためのランダムに生成されたプロファイルに応じて顧客に収支またはボーナスを払い戻すため、ＬＰＦ（４）において乱数発生器機能を実施することを特徴とする、請求項１から１０のいずれかに記載の方法。

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