JP2010530497A - 進行性キャビティ伝搬ポンプ - Google Patents

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Abstract

少なくとも部分的に弾性素材からなる本体(52)と導入ポート(62)と排出ポート(64)とを備えるポンプ(50)が提供され、各ポート(62,64)は本体(52)に対して接続される。ポンプ(50)はさらに、本体(52)内に形成されると共に導入ポート(62)と排出ポート(64)との間で延在する流路(66)を備え、流路(66)の少なくとも一部は常時閉塞されており、かつ、ポンプ(50)が自由状態コンディションにあるときに導入ポート(62)は排出ポート(64)と流体的に接続されない。作動デバイス(76)が本体(52)に対して連結されると共に、流路(66)の常時閉塞部分内にキャビティ(88a)を形成するために本体(52)を連続的に変形させることができ、キャビティ(66)は導入ポート(62)と流体連通状態になり、これによって導入ポート(62)からキャビティ内へ流体の塊(90a)が取り込まれ、そしてキャビティおよびその中に収容された流体の塊が排出ポート(64)に向って伝搬させられる。

Description

本発明は、概して、ポンプに、特に進行性キャビティ伝搬ポンプに関する。
蠕動ポンプはよく知られており、患者に対して静脈内に医薬流体を投与するためのシステムにおいて使用されている。蠕動ポンプは、常時開放流体流路(通常はチューブの中空セクションによって形成される)と、このチューブを順次変形させる複数の離間した「フィンガー」とを備える。チューブが順次変形することによって流動キャビティ内の流体には圧力が加えられ、そしてポンプの導入ポートと排出ポートとの間を波状の動作で流体が伝搬させられる。
蠕動ポンプは医療分野で使用されているが、さまざまな欠点を抱えている。たとえば、流体流動キャビティは常時開放されているので、流体が患者に対して誤って供給されることがある。これは、IVバッグなどの流体源からポンプの導入ポートへとつながるチューブがクランプされていない場合に生じ得る。さらに、常時開放流動流路を形成するチューブの連続的な圧縮によって、チューブの疲労が生じ得るが、これによってシステムの運用コストを増加させるチューブの交換が必要になる。
蠕動ポンプは、ポンプ上の流体源のポンプに起因する水頭高に影響されるが、これは、ポンプからの流量に関するさらなる不正確さを生じる。さらに、蠕動ポンプは、必要な部品数に起因して、通常、非常に複雑であるが、これはポンプのコストに直接結びつく。
それゆえ、蠕動ポンプに関連する欠点を克服する、患者に対して静脈内に医薬流体を投与するためのポンプを提供することが望まれている。
こうした要請に鑑みて、進行性キャビティ伝搬ポンプが提供されるが、当該ポンプは、少なくとも部分的に弾性素材から構成された本体と、導入ポートおよび排出ポートであって、それぞれ本体に接続された導入ポートおよび排出ポートと、本体内に形成されかつ導入ポートと排出ポートとの間で延在する流路とを具備してなる。この流路の少なくとも一部は常時閉塞されている。ポンプが自由状態コンディションにあるときには導入ポートは排出ポートと流体的に接続されない。当該ポンプはさらに、本体に結合された作動デバイスを備えるが、この作動デバイスは、上記流路の常時閉塞部分内にキャビティを形成するために本体を連続的(順次的)に変形させることができ、キャビティは導入ポートと流体連通状態となっており、これによって、キャビティ内に導入ポートから流体の塊(小胞)が引き込まれ、そしてその中に収容された流体の塊が前記排出ポートに向って伝搬させられる。
流路は、常時閉塞され、かつ、導入ポートから排出ポートへと延在していてもよい。常時閉塞流路は導入ポートと排出ポートとの間の実質的に直線状経路に沿って延在していてもよく、しかも本体の第1および第2の長手方向に延在する弾性部分の間で横方向に配置されていてもよく、本体の第1および第2の部分は、流路が閉塞されたときに互いに当接関係で配置され、かつ、キャビティを形成すると共にキャビティおよびその中の流体を排出ポートへと伝搬させるためにポンプの動作中は局所的に互いに分離可能である。
本体の第1の部分は、この本体の第1の部分の移動に抗するために静止構造体に対して取り付けられるよう構成されたフランジを備えていてもよい。本体の第2の部分は、複数の長手方向に離間したタブを備えていてもよい。作動デバイスは複数のリニアアクチュエータを備えていてもよく、このアクチュエータのぞれぞれは上記タブの一つに連結される。リニアアクチュエータは、キャビティおよびその中の流体の塊を排出ポートへと伝搬させるためにタブを押し引きするようプログラム可能である。リニアアクチュエータのそれぞれは、ステップモーター、電気活性ポリマーからなるブロックあるいはカムを含んでいてもよい。作動デバイスはさらに複数の作動部材を含んでいてもよく、作動部材のそれぞれは、本体に対して、その一端において連結され、かつ、リニアアクチュエータの一方に対して、その他端において連結される。
他の実施形態では、ポンプの本体は、熱可塑性素材からなるフレームと、このフレーム上にオーバーモールドされた弾性部材とを含んでいてもよい。常時閉塞流路は、フレームと弾性部材との間で横向きに配置されていてもよい。作動デバイスは、フレームおよび弾性部材に対して連結されていてもよく、しかも複数の長手方向に離間した位置でフレームから離れるように弾性部材を連続的に引っ張ることができ、これによってキャビティが形成され、かつ、キャビティおよびその中の流体の塊は排出ポートまで伝搬させられる。
上記流路は常時閉塞されていてもよく、しかも導入ポートと排出ポートとの間の円形経路に沿って延在していてもよい。本体は静止(固定)構造体に対して取り付けられるよう構成されていてもよく、しかも本体は、それ自身に形成された中央配置孔を備えていてもよい。作動デバイスは、孔内に配置された被駆動軸を備えていてもよく、しかも被駆動軸は、ポンプの動作中、孔に対してオフセットした円運動で回転してもよく、これによってキャビティが形成され、かつ、その中に収容された流体の塊と共に、排出ポートへと伝搬させられる。
上記被駆動軸は第1の長手方向中心軸線を含んでいてもよく、しかも上記作動デバイスはさらに、第2の長手方向中心軸線を中心として回転可能な出力シャフトを有するモーターを含んでいてもよい。上記出力シャフトは被駆動軸に連結されてもよく、しかも第2の長手方向中心軸線は第1の長手方向中心軸線に対してオフセットしていてもよく、ここで、被駆動軸はポンプの動作中に第2の長手方向中心軸線の周りを旋回し、これによってキャビティを形成すると共に、キャビティとその中の流体の塊を排出ポートへと伝搬させる。
他の実施形態では、流路は、第1の常時閉塞流路を備えていてもよく、しかもポンプはさらに第2の常時閉塞流路を備える。ポンプはさらに第1および第2の開放管路を含んでいてもよく、それぞれが本体内に配置されると共に、それぞれが近位および遠位端部を有する。第1の流路の近位端部は、遠位端部が第1の開放管路の近位端部近傍に配置された状態で、導入ポート近傍に配置できる。第1の開放管路の遠位端部は、排出ポートの近傍に配置されてもよい。
第2の開放管路の近位端部は導入ポートの近傍に配置されてもよく、遠位端部は第2の常時閉塞流路の近位端部の近傍に配置される。第2の常時閉塞流路の遠位端部は排出ポートの近傍に配置されてもよい。
この実施形態では、本体は静止構造体に対して取り付けられるよう構成されてもよく、しかも、それ自身に形成された中央配置孔を備えていてもよい。作動デバイスは、孔内に配置された被駆動軸を備えていてもよい。被駆動軸は、ポンプの動作中、孔に対してオフセットした円運動で回転し、ここで、被駆動軸の回転の第1の部分の間、キャビティ(これは第1のキャビティからなる)が形成され、かつ、その中に収容された流体の塊と共に、排出ポートへと伝搬させられる。被駆動軸の回転の第2の部分の間、第2のキャビティが第2の常時閉塞流路内に形成され、第2のキャビティ内に流体の第2の塊を引き込み、そして第2のキャビティおよび流体の第2の塊は排出ポートへと伝搬される。この実施形態では、第1および第2の流路は弧状経路に沿って延在する。
他の実施形態では、本体は、第1の熱可塑性素材および弾性部材からなる外部フレームを具備していてもよく、弾性部材は外部フレーム上にオーバーモールドされる。本体はさらに、第2の熱可塑性素材からなる内部フレームを具備していてもよく、内部フレームは弾性部材と係合する。流路は常時閉塞されており、弾性部材と外部フレームとの間に配置されており、かつ、導入ポートと排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在している。弧状経路は円形経路であってもよい。弾性部材は、この弾性部材を経て延在する中央配置孔を備える内側ハブを備えていてもよい。
この実施形態では、弾性部材は、リムと、ハブとリムとの間で延在する複数の円周方向に離間したスポークとを備えていてもよい。ハブ、スポークおよびリムは、第1の形状を有する複数の周方向に離間したキャビティを形成する。内部フレームは、キャビティの第1の形状と相補的な第2の形状を有する複数の周方向に離間した係合部材を備えていてもよい。係合部材のそれぞれはキャビティの一つの中に配置される。内部フレームの係合部材は、第1の直径を有する不連続な円筒面を形成していてもよく、しかもリムは、第2の直径を有する不連続な内面を備えていてもよく、第1の直径は第2の直径よりも大きなものである。
この実施形態では、常時閉塞流路は、弾性部材と外部フレームとの間に配置され、かつ、導入ポートと排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在している。内部フレームは、それ自身に形成された中央配置孔を備え、かつ、作動デバイスは、上記孔内に配置された被駆動軸を含んでいてもよい。被駆動軸はポンプの動作中に孔に対してオフセットした円運動で回転し、かつ、ポンプの動作中には被駆動軸は内部フレームの孔と接触係合状態となり、これによって、弾性部材は導入ポート近傍のポジションで外部フレームから離間するように引っ張られ、キャビティが形成されると共にキャビティ内に導入ポートから流体の塊が引き込まれ、かつ、キャビティおよびその中に収容された流体の塊は排出ポートへと円形経路に沿って伝搬させられる。
他の実施形態では、本体は、第1の熱可塑性素材からなる外部フレームと、第2の熱可塑性素材からなる内部フレームとを具備し、外部フレームは内部フレームと包囲関係で配置される。本体はさらに、外部フレームおよび内部フレーム上にオーバーモールドされた弾性部材を備えていてもよい。流路は常時閉塞されており、かつ、弾性部材と外部フレームとの間の配置されており、かつ、導入ポートと排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在している。内部フレームは、それ自身に形成された中央配置孔を備えていてもよく、しかも作動デバイスは、内部フレームの孔内に配置された被駆動軸を含んでいてもよい。ポンプの動作中、被駆動軸はフレームの孔に対してオフセットした円運動で回転し、被駆動軸は内部フレームと接触係合状態となり、ここで、弾性部材は導入ポート近傍のポジションで外部フレームから離間するように引っ張られ、キャビティが形成されると共にキャビティ内に導入ポートから流体の塊が引き込まれ、かつ、キャビティおよびその中に収容された流体の塊は排出ポートへと円形経路に沿って伝搬させられる。
他の実施形態では、ポンプの本体は、熱可塑性素材からなる内部フレームと、内部フレーム上にオーバーモールドされた第1の弾性部材とを有する第1のサブアセンブリを含む。本体はさらに、それ自身に形成されかつそれを貫通して延在する中央配置孔を有する外部フレームを具備してなる第2のサブアセンブリを含む。第2のサブアセンブリはさらに、第1のサブアセンブリを包含してなり、第1のサブアセンブリは外部フレームに形成された孔内に配置されており、かつ、外部フレームと接触係合状態となっている。流路は常時閉塞されており、かつ、第1の弾性部材と外部フレームとの間で導入ポートと排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在している。
本体はさらに、第2のサブアセンブリ上にオーバーモールドされた第2の弾性部材を備える。第2の弾性部材は、ポンプの本体の外部に常時閉塞流路から流体が漏れるのを阻止するようになっている。外部フレームは、中央配置孔の外側に配置された複数の相対的に小さな孔を含んでいてもよく、しかも第2の弾性部材は、複数の相対的に小さな孔内へと延在していてもよい。
この実施形態では、内部フレームは、それを貫通して延在する中央配置孔を備えていてもよく、しかも作動デバイスは内部フレームの孔内に配置された被駆動軸を備えていてもよい。被駆動軸は内部フレームの孔に対してオフセットした円運動で回転でき、ポンプの動作中には被駆動軸は内部フレームと接触係合状態となり、ここで、弾性部材は導入ポート近傍のポジションで外部フレームから離間するように引っ張られ、キャビティが形成されると共にキャビティ内に導入ポートから流体の塊が引き込まれ、かつ、キャビティおよびその中に収容された流体の塊は排出ポートへと円形経路に沿って伝搬させられる。
他の実施形態では、本体は、第1の熱可塑性素材からなる外部フレームを備え、この外部フレームはそれ自身に形成されたチャネルを有し、かつ、導入ポートおよび排出ポートはチャネルと流体連通状態となっている。チャネルは導入ポートと排出ポートとの間の円形経路に沿って延在している。本体はさらに、第2の熱可塑性素材からなる内部フレームを備え、この内部フレームは、ベース部材と、このベース部材と一体であってかつベース部材から離れるよう長手方向に延在するタワーと、ベース部材と一体であってかつベース部材から離れるように延在する突出部とを含む。突出部はフレームのチャネル内に配置されている。本体はさらに内側および外部フレーム上にオーバーモールドされた弾性部材を備えるが、この弾性部材は内部フレームの突出部と外部フレームのチャネルとの間に配置されている。常時閉塞された流路は、弾性部材と外部フレームのチャネルとの間に配置されており、かつ、導入ポートと排出ポートとの間の円形経路に沿って延在している。
この実施形態では、タワーは中空であって、かつ、内面を含む。作動デバイスは、タワー内に延在すると共にタワーの内面と係合する被駆動軸を含む。ポンプの動作中の被駆動軸のタワーの内面との係合によって、突出部は外部フレームのチャネル内で揺り動かされ、かつ、突出部とチャネルとの間に配置された弾性部材がチャネルから離れるように引っ張られ、これによって、キャビティが形成されると共に、キャビティおよびその中に収容された流体の塊は排出ポートへと伝搬させられる。
本発明の第2の態様によれば、流体を送り込むための方法が提供されるが、当該方法は、流路の少なくとも一部が常時閉塞されている状態でポンプ本体内に流路を付与することを備える。本方法はさらに、ポンプ本体に流体導入ポートと排出ポートとを接続することと、流路の常時閉塞流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体を連続的に変形させ、キャビティ内に導入ポートから流体を引き込み、かつ、キャビティおよびその中に収容された流体を排出ポートに向かって伝搬させることとを具備する。
上記方法はさらに、キャビティを形成し、かつ、排出ポートに向かって、キャビティおよびその中に収容された流体を伝搬させるために、本体の第2の弾性部分から本体の第1の弾性部分を連続的に分離させることを具備する。
これに代えて、上記方法はさらに、キャビティを形成し、かつ、排出ポートに向かって、キャビティおよびその中に収容された流体を伝搬させるために、本体の熱可塑性部分から本体の弾性部分を連続的に分離させることを具備する。
流路は常時閉塞され、かつ、実質的に直線状経路に沿って延在するものであってもよく、そして上記方法はさらに、導入ポートから排出ポートまで実質的に直線状経路に沿って、常時閉塞流路を経て、キャビティおよびその中に収容された流体を伝搬させることを具備する。あるいは、流路は常時閉塞され、かつ、弧状経路に沿って延在するものであってもよく、そして上記方法は、導入ポートから排出ポートまで弧状経路に沿って、常時閉塞流路を経て、キャビティおよびその中に収容された流体を伝搬させることをさらに具備する。
上記方法はさらに、導入ポートに対して流体源を流体的に接続し、患者に対して接続された管システムに対して排出ポートを流体的に接続し、そして患者に対して流体を送り込むことを具備していてもよい。
本発明の上記およびその他の特徴、態様および利点は、以下の詳細な説明、特許請求の範囲の記載および図面から、より明らかとなるであろう。
患者に対して静脈内へ流体を投与するための医療用投与システムの概略図であり、当該システムは、本発明の原理に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプを具備してなる。 本発明の原理に基づくポンプの一実施形態の平面図であり、包含される作動デバイスは概略的に示している。 図2に示すポンプの本体の斜視図である。 図3の4A‐4A線に沿って取った、図2および図3に示すポンプの断面図であり、包含されるポンプの流路は閉ポジションにて示している。 図4Aと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果として、導入ポートに近い位置において流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形状態となっており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図4Aおよび図4Bと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果として、図4Bに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポートに向って伝搬させられている。 図4A〜図4Cと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果として、図4Bおよび図4Cに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポートに向ってさらに伝搬させられている。 図4A〜図4Dと同様の断面図であるが、ポンプ本体にアクチュエータによって加えられた力の結果として、当初図4Bに示したキャビティおよびその中の流体は排出ポートへと伝搬させられ、当初図4Cに示したキャビティおよびその中の流体は導入ポートと排出ポートとの中間のポジションへと伝搬させられ、そして導入ポート近傍に第3のキャビティが形成され、このキャビティ内に流体が取り込まれている。 本発明の原理に基づくポンプの他の実施形態を示す平面図である。 図5に示すポンプ本体の斜視図である。 図6の7A‐7A線に沿って取った、図5および図6に示すポンプの横断面図であり、包含されるポンプの流路は閉ポジションにて示している。 図7Aと同様の断面図であるが、包含されるポンプの流路は開ポジションにて示している。 図6の8A‐8A線に沿って取った長手方向断面図であり、包含されるポンプの流路は閉塞状態である。 図8Aと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果として、導入ポートに近い位置において流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形状態となっており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図8Aおよび図8Bと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果として、図8Bに示すキャビティおよびその中の流体は導入管ポートと排出ポートとの間のポジションに向って伝搬させられている。 図8A〜図8Cと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、図8Bおよび図8Cに示したキャビティおよびその中の流体は排出ポートへと伝搬させられ、そして導入ポート近傍に第2のキャビティが形成され、このキャビティ内に流体が取り込まれている。 本発明の原理に基づくポンプの他の実施形態の斜視図である。 図9に示すポンプ本体の斜視図である。 図10の11A‐11A線に沿って取った断面図であり、包含されるポンプの流路は閉ポジションにて示している。 図11Aと同様の図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、導入ポート近傍の位置で流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形させられており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図11Aおよび図11Bと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、図11Bに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポートに向って伝搬させられている。 図11A〜図11Cと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、図11Bおよび図11Cに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポートに向って伝搬させられている。 図9に示すポンプの側面図である。 図9および図12に示すポンプの分解斜視図である。 図9、図12および図13に示すポンプの端面図である。 本発明の原理に基づくポンプの他の実施形態の斜視図である。 図15に示すポンプ本体の斜視図である。 図16の17‐17線に沿って取った断面図である。 図16の18A‐18A線に沿って取った断面図であり、包含されるポンプの流路はいずれも閉ポジションにて示している。 図18Aと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、導入ポートに近い位置において流路の一つ内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形状態となっており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図18Aおよび図18Bと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、図18Bに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポートと流体連通状態にある第1の開放管路の近位端部に向って伝搬させられている。 図18A〜図18Cと同様の断面図であるが、排出ポートを経て第1の管路から流体が放出されている。 図18A〜図18Dと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、導入ポートと流体連通状態にある第2の開放管路の遠位端部近傍の他の流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形状態となっており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図18A〜図18Eと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、図18Eに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポートに向って伝搬させられている。 本発明の原理に基づくポンプの他の実施形態の斜視図である。 図19に示すポンプの分解斜視図である。 図19および図20に示すポンプの分解斜視図である。 図20の22‐22線に沿って取った断面図である。 図20の23A‐23A線に沿って取った断面図であり、包含されるポンプの流路はいずれも閉ポジションにて示している。 図23Aと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、導入ポート近傍の流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形状態となっており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図23Aおよび図23Bと同様の断面図であるが、図23Bに示すキャビティおよびその中の流体は導入ポートと排出ポートとの間のポジションに向って伝搬させられている。 図23A〜図23Cと同様の断面図であるが、図23Bおよび図23Cに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポート近傍のポジションへと伝搬させられており、かつ、内部の流体は排出ポートと流体連通状態となっている。 本発明の原理に基づくポンプの他の実施形態の斜視図である。 図24に示すポンプ本体の斜視図である。 図24および図25に示すポンプ本体の分解斜視図である。 図25の27A‐27A線に沿って取った断面図であり、包含されるポンプの流路は閉ポジションにて示している。 図27Aと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、導入ポート近傍の流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形状態となっており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図27Aおよび図27Bと同様の断面図であるが、図27Cに示すキャビティおよびその中の流体は導入管ポートと排出ポートとの間のポジションに向って伝搬させられている。 図27A〜図27Cと同様の断面図であるが、図27Bおよび図27Cに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポート近傍のポジションへと伝搬させられており、かつ、内部の流体は排出ポートと流体連通状態となっている。 本発明の原理に基づくポンプの他の実施形態の斜視図である。 図28に示すポンプ本体の斜視図である。 図28および図29に示すポンプ本体の分解斜視図である。 図29の31A‐31A線に沿って取った断面図であり、包含されるポンプの流路は閉ポジションにて示している。 図31Aと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、導入ポート近傍の流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形状態となっており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図31Aおよび図31Bと同様の断面図であるが、図31Bに示すキャビティおよびその中の流体は導入管ポートと排出ポートとの間のポジションに向って伝搬させられている。 図31A〜図31Cと同様の断面図であるが、図31Bおよび図31Cに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポート近傍のポジションへと伝搬させられており、かつ、内部の流体は排出ポートと流体連通状態となっている。 本発明の原理に基づくポンプの他の実施形態の斜視図である。 図32に示すポンプ本体の斜視図である。 図32および図33に示すポンプ本体の分解斜視図である。 図33の35A‐35A線に沿って取った断面図であり、包含されるポンプの流路は閉ポジションにて示している。 図35Aと同様の断面図であるが、ポンプ本体に作動デバイスによって加えられた力の結果、導入ポート近傍の流路内にキャビティを形成するためにポンプ本体は変形状態となっており、キャビティ内に流体が取り込まれている。 図35Aおよび図35Bと同様の断面図であるが、図35Bに示すキャビティおよびその中の流体は排出ポート近傍のポジションへと伝搬させられており、かつ、内部の流体は排出ポートと流体連通状態となっている。
図面を参照すると、図1は患者に対して静脈内に医薬流体を投与するためのシステム10を示しており、このシステム10は、本発明の原理に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプ(概して12で指し示す)を含んでいる。本発明の原理に基づく、いかなる進行性キャビティ伝搬ポンプ(以下で説明図示するものを含んでいる)であっても、システム10に組み込むことができる。ポンプ12は筐体(概して14で指し示す)内に配置でき、そして、やはり筐体14内に配置されかつポンプ12の動作を制御するコントローラー16に対して電気的に接続可能である。
ポンプ12の流体導入口(図示せず)は、供出される流体の源に対して流体的に接続されるが、これは、その中に流体22を収容するバッグ20(通常はIVバッグと呼ばれる)からなっていてもよい。流体22はさまざまな薬剤からなっていてもよく、しかも、従来公知であるように、他の流体、たとえば食塩水を含んでいてもよい。システム10はさらに、管の単一部品あるいは相互連結された管の複数の部品からなっていてもよい管24の第1のセクションを含む。管24は、筐体14の管導入口18を貫通し、そして一つ以上の管および流体コネクター(図示せず)によってポンプ12の流体導入口(図1では図示せず)に対して流体的に接続することができる。管24の逆側端部は、IVバッグ22のポート28を貫通するよう構成されたスパイク26となっていてもよい。
システム10はまた管30の第2のセクションを含むが、これは、管の単一部品あるいは相互連結された管の複数の部品からなっていてもよい。管30は、筐体14の管排出口32を貫通し、そして一つ以上の管および流体コネクター(図示せず)によってポンプ12の流体排出口(図1では図示せず)に対して流体的に接続することができる。管30の逆側端部は、患者の腕36の静脈内に挿入されたカテーテル34となっていてもよい。
図2および図3は、本発明の原理に基づく、進行性キャビティ伝搬ポンプ50を示している。ポンプ50は、第1および第2の長手方向に延在する部分54および56を有する本体52を備えるが、これらの部分は弾性素材(たとえばシリコーンであってもよい)からなる。本体52はさらに上面58および下面60を含む。ポンプ50はまた、導入ポート62および排出ポート64を含むが、ポート62および64は本体52に対して接続されている。ポート62および64は本体52と一体に形成されてもよい。だが、図示する実施形態では、導入ポート62および排出ポート64は、それぞれ、本体52内に挿入されたチューブ63および65の一端である。常時閉塞流路66(図4Aでは閉塞状態で示す)が本体52内に形成されており、かつ、実質的に直線状の経路に沿って、導入ポート62と排出ポート64との間で延在している。ポンプ50が自由状態コンディションにあるとき、すなわちポンプ50が作動させられておらず、かつ、本体52が以下で説明する作動デバイスによって変形させられていないときには、導入ポート62と排出ポート64とは流体的に接続されない。
図4A〜図4Eに示すように、流路66は、本体52の第1の部分54と第2の部分56との間で横方向に配置されている。図4Aに示すように、ポンプ50が作動させられておらずかつ流路66が完全に閉じているとき、本体52の第1の部分54と第2の部分56は互いに当接状態となっている。ポンプ50の稼働中、本体52の部分54および56は、以下で説明するように、局所的に互いに分離可能である。動作中にポンプ50から流体が漏れるのを阻止するために、流路66は本体52の上面58と下面60を経て延在していない。
ポンプ50の本体52は、図1に示す筐体14のような静止構造体に対して取り付けられるよう構成される。図示する実施形態では、本体52の部分56はフランジ68を含んでいる。フランジ68は静止構造体に対して取り付けられるよう構成される。さらに詳しく言うと、フランジ68は、それ自身に形成された複数の長手方向に離間した孔70を備える。フランジ68は、孔70(これは円形孔であってもよい)を貫通して延在するボルトのような複数のファスナー(図示せず)と、適所でボルトを保持しかつ静止構造体に対してフランジ68を固定するためのナットのような第2の複数のファスナー(図示せず)とを用いて、筐体14などの静止構造体に対して取り付けることができる。
本体52の部分54は複数のタブ72を含んでいてもよい。タブ72のそれぞれは、それ自身に形成された孔74を含んでいてもよい。ポンプ50はさらに作動デバイス(概して76で示す)を含むが、これは、図3に示すように、本体52の部分54に対して連結される。作動デバイス76は複数のリニアアクチュエータ78を含むが、これはそれぞれ本体52の部分54に対して連結される。図示する実施形態では、作動デバイス76は複数の作動部材80を含む。リニアアクチュエータ78は、部材80およびタブ72によって本体52の部分54に連結される。作動部材80のそれぞれは、一端82においてリニアアクチュエータ78の一つに連結され、かつ、逆端84においてタブ72の一つに連結される。
リニアアクチュエータ78のそれぞれはステップモーター、たとえば電気作動式のステップモーターであってもよい。あるいは、リニアアクチュエータは、カムまたは電気活性ポリマーのブロックであってもよい。電気活性ポリマーのブロックに電流を加えることで、対応する作動部材80の動作を引き起こすことができる。リニアアクチュエータ78はまた、作動部材80によってタブ72に押し引き力を加える、その他の好適ないかなる形式のアクチュエータであってもよい。アクチュエータ78のそれぞれは、アクチュエータ78の動作を制御する、図1に大まかに示すコントローラー16のようなコントローラーに対して電気的に接続できる。
ポンプ50の動作は、図4A〜図4E(ここでタブ72はタブ72a〜72eとして示している)から、さらによく理解できる。図4A〜図4Eは、動作の複数の連続的な段階においてポンプ50を示している(すなわち、たとえば、図4Cに示すポンプ50の状態は、図4Bに示すものの後に生じる)。五つのタブ72を有するポンプ50を示しているが、本発明の範囲内で、それ以外の数のタブ72を使用することもできる。リニアアクチュエータ78および関連する作動部材80は図4A〜図4Eには示していない。
図4Aは閉状態の流路66を示しているが、これはポンプ50が稼働していない場合の自由状態コンディションである。稼働中、コントローラー16のようなコントローラーは、図4Bに矢印86で示すようにタブ72aに引っ張り力を加えるために、タブ72aに接続されたリニアアクチュエータ78に信号を送る。これによって本体52の部分54は局所的に変形させられ、この結果、それは本体52の部分56から離れるように引っ張られ、導入ポート62と流体連通状態となったキャビティ88aを形成し、これによって流路66を局所的に開放する。これによって真空が生じ、そして流体の塊90aが導入ポート62からキャビティ88a内に引き込まれる(すなわち吸い込まれる)。この初期動作の間、引っ張り力がタブ72aに加えられるとき、タブ72b〜72eと整列した流路66の部分が閉塞状態を維持するように、押圧力(矢印92で示す)がタブ72b〜72eに加えられる。
続いて、作動デバイス76は本体52の部分54を連続的に変形させ、この結果、部分54は、局所的に本体52の部分56から離れるように連続的に引っ張られ、これによってキャビティ88aおよびその中の流体の塊90aは排出ポート64へと伝搬させられる。さらに、このプロセス中に、さらなるキャビティ88が形成されると共に伝搬させられる。これは図4A〜図4Eに示されている。
図4Cは、(矢印86によって示すように)引っ張り力がタブ72bに加えられ、かつ、(矢印92によって示すように)押圧力がタブ72aおよび72C〜72Eに加えられた状態でポンプ50を示している。この結果、キャビティ88aおよびその中に収容された流体の塊90aは排出ポート64に向かって伝搬させられる。
図4Dは、矢印86によって示すように引っ張り力がタブ72aおよび72cに加えられ、かつ、矢印92によって示すように押圧力がタブ72b,72dおよび72eに加えられた状態でポンプ50を示している。ポンプ50がこの動作段階にある状態では、キャビティ88aは、タブ72cと概ね整列したポジションへと、排出ポート64に向かって、流路66に沿って、さらに先へと伝搬させられている。さらに、(キャビティ88bとして特定される)他のキャビティが導入ポート62近傍に形成され、導入ポート62と連通し、導入ポート62からキャビティ88b内に流体の塊90bが引き込まれる。
図4Eは、(矢印86によって示すように)引っ張り力がタブ72a,72cおよび72eに加えられ、かつ、(矢印92によって示すように)押圧力がタブ72bおよび72dに加えられた状態でポンプ50を示している。ポンプ50のこの動作段階では、キャビティ88aおよびその中に収容された流体の塊90aは排出ポート64まで伝搬させられており、キャビティ88bはタブ72cと概ね整列した長手方向ポジションへと伝搬させられており、そして(キャビティ88cとして特定される)第3のキャビティが他のキャビティが導入ポート62近傍に形成され、導入ポート62と連通し、キャビティ88c内に流体の塊90cが引き込まれる。ポンプ50の動作の中間段階(この段階ではキャビティ88aおよび流体の塊90aはタブ72dと概ね整列する)は示していない。ポンプ50の排出ポート64から吐出した後、流体は図1に示す管30のような配管システムを経て、患者の静脈内に流入できる。
図5〜図8Dは、本発明の他の実施形態に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプ100を示している。ポンプ100は、本体102と、図5に示すと共にポンプ50に関して先に説明した作動デバイス76を備える。本体102は、弾性部材103と、熱可塑性素材からなるフレーム104とを含む。弾性部材103のために好適な弾性素材の例はシリコーンであり、そしてフレーム104のために好適な熱可塑性素材の例はポリカーボネート素材である。
ポンプ100はまた、本体102に流体的に接続された導入ポート106と、やはり本体102に流体的に接続された排出ポート108とを備える。常時閉塞されかつ実質的に直線状の流路110が導入ポート106と排出ポート108との間で延在している。ポンプ100が自由状態コンディションにあるとき、すなわちポンプ100が作動させられておらず、かつ、ポンプ本体102が先に説明しかつ図5に示した作動デバイス76によって変形させられていないときには、導入ポート106と排出ポート108とは流体的に接続されない。図7Bおよび図8A〜図8Dに最もよく示すように、流路110は本体102の弾性部材103とフレーム104との間に横方向に配置されている。
図7Aおよび図7Bに最もよく示すように、フレーム104は第1および第1の横方向に離間したフランジ112,114と、これらフランジ112,114を相互連結する連結部材116とを含む。フランジ112,114と連結部材116とは互いに一体に形成できる。連結部材116はキャビティ118を有する。
フランジ112は、図8A〜図8Dにおいて、タブ120a,120bおよび120cとして特定された、複数の長手方向に離間したタブを備える。弾性部材103は、第1および第2の横方向に離間したフランジ124,126と、これらフランジ124,126と一体でかつそれらの間に横方向に配置された中央部128とを含む。中央部128は、フランジ124,126から離れるように、かつ、フレーム104のキャビティ118内へと延在している。弾性部材103のフランジ124はフレーム104のフランジ112と包囲関係で配置されており、かつ、フランジ126はフレーム104のフランジ114と包囲関係で配置されている。
弾性部材103のフランジ124は、タブ130a,130bおよび130cとして特定された、複数の長手方向に離間したタブを備えるが、タブ130のそれぞれは、フレーム104のタブ120の対応する一つと包囲関係で配置されている。ポンプ100は複数の孔132(これは円形孔であってもよい)を備えるが、これは、弾性部材103のフランジ126とフレーム104のフランジ114とを貫通して延在している。孔132は、図1に示す筐体14のような静止構造体に対してポンプ100を取り付けるために、従来型のファスナー(図示せず)と共に使用できる。
ポンプ100はまた、複数の孔134(これは円形孔であってもよい)を備えるが、これは、弾性部材103のフランジ124とフレーム104のフランジ112とを貫通して延在している。リニアアクチュエータ78のそれぞれは、作動部材80(これは孔134と従来型ファスナー(図示せず)とを用いてタブ102に対して固定できる)の一つを用いて、フレーム104のタブ120の一つと、そして弾性部材103のタブ130の対応する一つと機械的に連結できる。したがって、作動デバイス76は、図8A〜図8Dに関連して以下で説明するように、弾性部材103およびフレーム104を連続的に(順次的に)変形させるのに使用できる。
ポンプ100が作動していないとき、流路110は図8Aに示すように閉塞されている。初期動作中、リニアアクチュエータ78の一つおよび関係する作動部材80は、図8Bに矢印136で示すように、フレーム104のタブ120aおよび本体102の弾性部材103のタブ130aに引っ張り力を加える。これによって本体102は局所的に変形させられ、この結果、タブ120aおよび130と概ね整列するポジションで、本体102の中央部128は、フレーム104の連結部材116から離れるように局所的に引っ張られる。弾性部材103のこの変形によって、導入ポート106と流体連通状態であってかつタブ120aおよび130aと概ね整列したキャビティ138aが形成される。この結果、真空が生じ、そして流体の塊140aがキャビティ138a内に取り込まれる。ポンプ100のこの動作段階中、矢印142で示すように、押圧力がタブ120b,130bおよび120c、130cに加えられる。したがって、タブ120b,130bおよび120c,130cと概ね整列した長手方向ポジションでは流路110は閉塞状態のままである。
図8Cは、矢印136で示すように、作動デバイス76によってタブ120bおよび130bに引っ張り力が加えられた状態でポンプ100を示している。押圧力は、作動デバイス76によって、矢印142で示すように、タブ120a,130aおよび120c,130cに加えられる。この結果、キャビティ138aおよびこのキャビティ138a内に収容された流体の塊140aは、タブ120b,130bと概ね整列したポジションへと排出口108に向って伝搬させられる。
図8Dは、矢印136で示すようにタブ120aおよび130aに引っ張り力が加えられ、かつ、矢印142で示すように、押圧力がタブ120b,130bに加えられた状態でポンプ100を示している。この結果、キャビティ138aおよびこのキャビティ138a内に収容された流体の塊140aは排出口108へと伝搬させられ、そして第2のキャビティ138bが導入ポート106近傍でかつ導入ポート106と流体連通状態となった位置に形成される。真空がキャビティ138b内に生じ、これによって流体の塊140bが導入ポート106からキャビティ138b内に取り込まれる。ポンプ50から吐出した後、流体は、図1の管30のような、管の適当なセクションを通って、患者に挿入された図1のカテーテル34のようなカテーテルへと流動できる。
図9〜図14は、本発明の他の実施形態に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプ150を示している。ポンプ150はポンプ50および100に類似している。なぜなら、(図11A〜図11Dに示す)ポンプ150の包含された流路152は常時閉塞されているからである。だが、ポンプ150はポンプ50および100とは異なっている。なぜなら、流路152は円弧状経路に沿って延在しているが、ポンプ50および100の流路66および110はそれぞれ実質的に直線状の経路に沿って延在しているからである。
ポンプ150の本体154は、シリコーンなどの弾性素材からなり、しかも対向する外面156および158と、本体154の外周を取り囲むように面156と面158との間で延在する縁面160とを含む。常時閉塞流路152は対向面156,158間であってかつ縁面160の内側において本体154内に配置されている。図示する実施形態では縁面160は円筒状であるが、それは、本発明の範囲内で他の形状を有することができる。本体154は内部円筒面162を有するが、これは、それ自身に形成されると共に本体154を貫通して延在する中央配置孔163を画定している。本体154はまた、内側部分164および外側部分166を備え、かつ、流路152が部分164,166間に配置されている。
ポンプ150は、本体154に対して接続された導入ポート167および排出ポート168を備える。ポート167,168は本体154と一体に形成可能である。図11A〜図11Dに示すように、ポート167,168は常時閉塞流路152まで内部で延在している。内側部分164と外側部分166とは、流路152が図11Aに示すように閉塞されているとき、流路152に沿って互いに当接した状態で配置されている。したがって、導入ポート167と排出ポート166とは流路152が閉塞されているときには流体的に接続されない。内側部分164および外側部分166とは、図示しかつ図11B〜図11Dに関連して以下で説明するような流路152内でのキャビティの形成および導入ポート167から排出ポート168へのキャビティ内に収容された流体の塊の伝搬を可能とするために、流路152に沿って互いに分離可能である。
ポンプ150は図9および図12〜図14に示す作動デバイス170を備える。図9は、ポンプ150の本体154と、静止構造体172に取り付けられた作動デバイス170とを示している。作動デバイス170は、以下で説明するように本体154に対して連結されており、しかも、ポンプ150の動作中、常時閉塞流路152内にキャビティを形成し、これによって導入ポート167からキャビティ内に流体の塊を引き込み、そしてキャビティおよびその中に収容された流体の塊を排出ポート168へと伝搬するために本体154を連続的に変形させることができる。これについて、以下、図11A〜図11Dに関連して説明する。
図9および図12に示すように、取り付け構造体172は、第1および第2の取り付けフランジ174,176と、この取り付けフランジ174,176間で延在する複数の連結部材178とを備える。フランジ174,176と、連結部材178とは、図9に示すボルト180のような複数の従来型ファスナーによって互いに固定可能である。
作動デバイス170はモーター182を含むが、これは電気モーターであってもよい。モーター182は長手方向中心軸線186を中心として回転可能な出力シャフト184を備える。モーター182はまた、複数の従来型ファスナー(図示せず)によって、図9および図12に示すように、取り付け構造体172に取り付けられた静止ハウジング188を備える。
作動デバイス170はまた、シャフト184と共に回転するために出力シャフト184に連結された連結部材190を備える。被駆動軸(これは円柱状であってもよい)は長手方向中心軸線194を有し、かつ、連結部材190に取り付けられている。被駆動軸192は、本体154内に形成された孔163内へと延在し、そしてそれを貫通して突出できる。被駆動軸192の長手方向中心軸線194は、図13に示す距離196だけ、モーター182の出力シャフト184の長手方向中心軸線186からオフセットしている。被駆動軸192は連結部材190に対して静止しており、しかも長手方向中心軸線194を中心として回転しない。被駆動軸192は、オフセット196に起因して、しかもこれらの部品が組み立てられたとき出力シャフト184の長手方向中心軸線186はまた連結部材190の長手方向中心軸線であるので、長手方向中心軸線186を中心として回転する。
本体154は、それ自身に形成されると共にそれを貫通して延在する複数の離間した孔200を有し、かつ、ボルト202(図9に最もよく示されている)のような、それぞれ孔200の一つを通って取り付けフランジ176に形成されたネジ付き孔(図示せず)内へと延在する複数の従来型のファスナーを用いて、静止取り付け構造体172に対して取り付けることができる。これに代えて、ボルト202はフランジ176を貫通して延在でき、かつ、従来型のナット(図示せず)を用いて固定できる。
モーター182の出力シャフト184の長手方向中心軸線186は、孔163の中心と実質的に一致する位置において本体154に形成された孔163を通過する。したがって、軸186と軸194との間のオフセット196に起因して、図11A〜図11Dおよび図14に示すように、被駆動軸192は円筒面162および孔163に対してオフセットしている。被駆動軸192は、図14に示す直径204を有する。直径204の大きさは、本発明に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプのさまざまな実施形態に関して変更可能である。軸192がモーター182の出力シャフト184の長手方向中心軸線186を中心として回転するとき、被駆動軸192が本体154の内側円筒面162に当接し、本体154の内側部分164に力を加え、これによって内側部分164を変形させるように、オフセット196の大きさは直径204の大きさに関連して選択可能である。これによって、流路152内でのキャビティの形成および伝搬と、キャビティ内に取り込まれた流体の塊の伝搬とが生じる。オフセット196の大きさと出力シャフト184の回転速度とが、流路152を通過する体積流量に影響を与える。
図11Aは自由状態、すなわち非稼動状況にあるポンプ150を示している。流路152は閉塞されており、かつ、導入ポート167と排出ポート168との間で円形経路に沿って延在している。ポンプ150の稼動中、被駆動軸192は、それが中心軸線186を中心として回転するとき、内側部分164を外側に押しやる。所与の時間において、内側部分164のこの外向きの押圧は、図11B〜図11Dに示すように、内側部分164の外向き撓みの中心から概ね180°の位置において、本体154の外側部分166から離れるように内側部分164を引っ張る。説明のために、本体154の内側円筒面162の定常状態ポジションを図11B〜11Dにおいては破線で示しており、一方、作動ポジションは実線で示している。やはり説明のために、面162は図11B〜図11Dでは円筒状のものとして示しているが、被駆動軸192の作用によって面162の形状は変形し得ることは明らかである。
図11Bは、被駆動軸192が、流路152を局所的に開放し、かつ、導入ポート167と流体連通状態にあるキャビティ162を形成するポジションにある状態で、ポンプ150を示している。これによって、導入ポート167から流路152内のキャビティ206内に流体の塊208を引き込む真空が生じる。図11Cは、被駆動軸192が、キャビティ206およびこのキャビティ206内の流体の塊208が導入ポート167と排出ポート168との概ね中間のポジションまで伝搬させられたポジションにある状態で、ポンプ150を示している。図11Dは、被駆動軸192が、キャビティ206およびその中の流体の塊208が排出ポート168へと伝搬させられ、排出ポート168と流体連通状態となるポジションにある状態で、ポンプ150を示している。
図15〜図18Fは、本発明の他の実施形態に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプ250を示している。図15に示すように、ポンプ250は本体252と、先に説明した作動デバイス170とを備えており、本体252と作動デバイス170とは静止構造体172に取り付けられている。本体254は、それ自身に形成されると共にそれを貫通して延在する複数の離間した孔254を有する。本体252は、ボルト202のような、それぞれ孔254の一つを通って取り付けフランジ176のネジ付き孔内へと延在する複数の従来型のファスナーを用いて、図15に示す静止取り付け構造体172に対して取り付けることができる。これに代えて、ボルト202はフランジ176の孔を貫通して延在でき、かつ、従来型のナット(図示せず)を用いて固定できる。
本体252は、シリコーンなどの弾性素材からなり、しかも対向する外面256および258と、本体252の外周を取り囲むように面256と面258との間で延在する縁面260とを含む。ポンプ250はさらに、対向面256,258間であってかつ縁面160の内側において本体252内に配置されている第1および第2の常時閉塞流路270,272を有する。流路270,272は円弧状経路に沿って延在している。図示する実施形態では、流路270,272は、それぞれ円の一部を描く経路に沿って延在している。第1および第2の開放管路274,276がまた、対向面256,258間であってかつ縁面260の内側において本体252内に配置されている。ポンプ250は、それぞれ本体252に接続された導入ポート278および排出ポート280を備える。
常時閉塞流路270は、導入ポート278の近傍に配置された近位端部282と、開放管路276の近位端部286近傍に配置された遠位端部284とを有する。近位端部282は導入ポート278の直近に配置でき、かつ、流路270の遠位端部284は管路276の近位端部286の直近に配置できる。常時閉塞流路272は、排出ポート280に近接して配置された近位端部290および遠位端部292を有する。開放管路274は導入ポート278近傍に配置された近位端部296と、常時閉塞流路272の近位端部290近傍に配置された遠位端部298とを有する。管路274の近位端部296は導入ポート278の直近に配置でき、かつ、管路274の遠位端部298は流路272の近位端部290の直近に配置できる。流路272の遠位端部292は排出ポート280の直近に配置できる。
ポンプ250の本体252は内部円筒面300を有するが、これは、それ自身に形成されると共にそれを貫通して延在する中央配置孔301を画定している。作動デバイス170の被駆動軸192は、図15および図18A〜図18Fに示すように孔301内へと延在しており、そして孔301を貫通して突出できる。本体252は、孔301と流路270,272との間に存在する内側部分302を備える。本体252はまた、流路270,272と本体252の縁面260との間に存在する外側部分304を備える。内側部分302と外側部分304とは、流路270の近位端部282と流路272の遠位端部292との間で互いに一体である。
ポンプ250の動作は、図18A〜図18Fから明らかである。図18Aは自由状態、すなわち流路270および272が閉塞された非稼動状況にあるポンプ250を示している。被駆動軸192は円筒面300および孔301に対してオフセットしている。すなわち、それは、面300および孔301に関して同心状に配置されていない。被駆動軸192は、図13に示す作動デバイス170のモーター182の出力シャフト184の長手方向中心軸線186を中心として回転するとき、ポンプ250の稼働中、本体252の内側部分302に外向き押圧力を加える。所与の時間において、内側部分302のこの外向きの押圧は、図18B〜図18Fに示すように、通路270,272がいずれも存在しない周方向の位置を除いて、内側部分302の外向きの撓みの中心から概ね180°の位置において、外側部分304から離れるように内側部分302を引っ張る。これによって常時閉塞流路270,272の一つが開放され、その中にキャビティが形成され、一方、他の流路270,272は閉塞状態が維持される。説明のために、内側円筒面300の定常状態ポジションを図18B〜18Fにおいては破線で示しており、一方、被駆動軸192によって生じた作動ポジションは実線で示している。被駆動軸192は、それが、図18B〜図18Fに示すように出力シャフト184の中心軸線186の周りを回転する際の複数のポジションで示されている。
図18Bは、流路270が局所的に開かれかつ導入ポート278と流体連通状態となった流路270内のキャビティ360を形成するポジションで、被駆動軸192を示している。これによって真空が生じるが、これは流路270内のキャビティ306内に流体の塊308を引き込む。図18Bに示すように、流路272はポンプ250のこの動作段階では閉塞されている。図18Cは、被駆動軸192が、キャビティ306およびその中の流体の塊308が流路270の遠位端部284まで伝搬させられ、開放管路276と流体連通状態となるポジションにある状態で、ポンプ250を示している。流体は続いて、図18Dに示すように、排出ポート280へと管路276を経て送り出される。
図18Eは、流路272が局所的に開かれかつ開放管路274の遠位端部298と流体連通状態となったキャビティ310を形成するポジションで、被駆動軸192を示している。管路274は導入ポート278と流体連通状態であるので、管路274は、導入ポート278に供給される流体(破線で示す管路274のポジションによって図18Eでは図示していない)によって満たされた状態が維持される。流路272内にキャビティ310が形成されることによって真空が生じるが、これは流体の塊312をキャビティ310内に引き込む。図18Eに示すように、流路270は、ポンプ250のこの動作段階では閉塞されている。
図18Fは、被駆動軸192が、キャビティ310およびその中の流体の塊312を、流体274の遠位端部292へと排出ポート280を通って伝搬させるポジションにある状態で、ポンプ250を示している。
図18B〜図18Fから分かるように、中心軸線186を中心とする被駆動軸192の回転の第1の部分の間、キャビティ306が形成され、キャビティ306とその中の流体の塊308とは排出ポート280へと伝搬させられる。軸線186を中心とする被駆動軸192の回転の第2の部分の間、キャビティ310が形成され、キャビティ310とその中の流体の塊312とは排出ポート280へと伝搬させられる。したがって、軸線186を中心とする被駆動軸192の1回の完全な回転の間、流体の二つの塊が排出ポートへと伝搬させられる。この結果、ポンプ250は、ポンプがその他の点で同一である、すなわちモーター182の出力シャフト184の回転速度および他のパラメーターが同一である場合、先に説明したポンプ150として構成されたポンプの2倍の出力を有する。
図19〜図23Dは、本発明の他の実施形態に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプ350を示している。ポンプ350は本体352と、先に説明した作動デバイス170とを備えており、それぞれ、図19に示す構造体172のような静止構造体に取り付けられている。本体352は、それ自身に形成されると共に、取り付けフランジ176の係合孔(図示せず)内へと孔354を貫通する、ボルト202のような複数の従来型のファスナーを用いて、図19に示す静止取り付け構造体172に対して取り付けることができる。
本体352は、熱可塑性素材からなる外部フレーム356と、弾性素材からなる弾性部材358とを備えるが、これは、シリコーンであってもよく、図22から最もよく分かるように、そして図20および図21からさらによく理解されるように、外部フレーム356上にオーバーモールドされてもよい。本体352はさらに、弾性部材358と係合する熱可塑性素材からなる内部フレーム360を備える。外部フレーム356および内部フレーム360は同じ、あるいは異なる熱可塑性素材から形成できる。フレーム356および360のために好適な熱可塑性素材の例は、ポリカーボネート素材である。
外部フレーム356は、環状外部フランジ362と、この外部フランジ362に対して連結された内側ハブ(図22および図23A〜図23Dに示す)とを備える。フランジ362とハブ364とが複数の周方向に離間したストラット366によって連結された箇所を除いて、環状の間隙がフランジ362とハブ364との間に存在する。ハブ364は内側円筒面368を備える。ポンプ350はさらに導入ポート370および排出ポート372を備える。ポンプ370,372はポンプ350の本体352に対して接続されており、かつ、外部フレーム356のハブ364の内側円筒面368を通って延在している。
図21から最もよく分かるように、弾性部材358は、この弾性部材358を貫通して延在する中央配置孔276を画定する内部ハブ374を備える。弾性部材358はさらに、リム380へとハブ374から半径方向外側に延在する複数の周方向に離間したスポーク378を備える。ハブ374、スポーク378リム380は、複数の周方向に離間したキャビティ382を形成する。弾性部材358はさらに、リム380と一体の外側部分384を備える。リム380は、図22に示すような直径388を有する内側円筒面386を備える。
図21に示すキャビティ382の形状と図23A〜23Dに示す係合部材390の形状との比較から明らかであるように、内部フレーム360は複数の周方向に離間した係合部材390を備えるが、これは、弾性部材358の周方向に離間したキャビティ382の形状と相補的な形状を有する。内部フレーム360の係合部材390は、図21に示すように、直径394を有する不連続な円筒面392を有する。内部フレーム360の直径394は、弾性部材358のリム380の直径388(図22に示す)よりも大きなものである。したがって、内部フレーム360は、嵌合状態で、弾性部材358の内側円筒面386と係合する。内部フレーム360はさらに内側円筒面396を備えるが、これは中央配置孔397を画定しており、孔397は内部フレーム360を貫通して延在し、そして作動デバイス170の被駆動軸192を受けるために役立つ。
ポンプ350はさらに(図23A〜図23Dから分かるように)常時閉塞流路400を備えるが、これは、外部フレーム356の内側円筒面368と弾性部材358との間に配置されており、かつ、導入ポート370と排出ポート372との間の弧状経路に沿って延在している。図示する実施形態では、弧状経路は円形経路である。導入ポート370と排出ポート372とは外部フレーム356の内側円筒面368を経て延在している。
ポンプ350の動作は、図23A〜図23Dから、さらによく理解し得る。図23Aは、流路400が閉塞された自由状態、すなわち非動作状況でポンプ350を示している。被駆動軸192は内部フレーム360に形成された円筒面396および孔397に対してオフセットしている。すなわち、それは、面396および孔397に関して同心状に配置されていない。被駆動軸192は、図13に示す作動デバイス170のモーター182の出力シャフト184の長手方向中心軸線186を中心として回転するとき、ポンプ350の稼働中、内部フレーム360に外向き押圧力を加える。所与の時間において、内部フレーム360に作用するこの外向きの力は、弾性部材358を局所的に押し潰すように弾性部材358を外向きに押しやる。これによって、弾性部材358は、弾性部材358の外向き撓みの中心から概ね180度の位置において、外部フレーム356の内側円筒面368から離れるように引っ張られる。これによって流路400が局所的に開かれ、その中にキャビティが形成される。
図23Bは、流路400を局所的に開き、そして導入ポート370と流体連通状態となったキャビティ402が形成されるポジションで、被駆動軸192を示している。これによって真空が生じるが、これは、流体の塊404を流路400内のキャビティ402内に引き込む。図23B〜図23Dにおいては、内部フレーム360の内側円筒面396の定常状態ポジションを一点鎖線にて示しており、一方、(被駆動軸192によってもたらされた)作動ポジションは実線にて示している。図23Cは、被駆動軸192が、キャビティ402およびその中の流体の塊404が導入ポート370と排出ポート372との間の概ね中間のポジションまで伝搬させられるポジションにある状態で、ポンプ350を示している。図23Dは、被駆動軸192が、キャビティ402およびその中の流体の塊404が排出ポート372へと伝搬させられ、キャビティ402および流体の塊404が排出ポート372と流体連通状態となるポジションにある状態で、ポンプ350を示している。
図24〜図27Dは、本発明の他の実施形態に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプ450を示している。ポンプ450は、本体452と、先に説明した作動デバイス170とを備えており、それぞれ静止構造体(たとえば図24に示す構造体172)に取り付けられている。ポンプ450の本体452は、それ自身に形成された複数の離間した孔454を有し、かつ、ボルト202のような、孔454を通って構造体172の取り付けフランジ176の係合孔(図示せず)内へと延在する複数の従来型のファスナーを用いて、静止取り付け構造体172に対して取り付けることができる。
本体452は、外部フレーム456と内部フレーム458とを備える。フレーム456および458は熱可塑性素材から形成され、そして好適な熱可塑性素材の例は、ポリカーボネート素材である。本体452はさらに、外部フレーム456および内部フレーム458上にオーバーモールドされた弾性部材460を備える。弾性部材460のために好適な素材の例はシリコーンである。
外部フレーム456は環状フランジ462を備えるが、これは、図24に示す構造体172のような静止構造体に対して取り付けられるよう構成される。図26に示すように、本体452の孔454は外部フレーム456の環状フランジ462に形成されている。外部フレーム456はさらに、外側フランジ462に対して連結された内側ハブ464を備える。内側ハブ464は内側円筒面466を備える。
内部フレーム458は、環状フランジ468と、内部フレーム458に形成された中央配置孔474を画定する内側円筒面472を有するハブ470を備える。孔474は作動デバイス170の被駆動軸192を受ける。内部フレーム458のフランジ468は、孔474よりも実質的に小さな直径を有する、それ自身に形成された複数の周方向に離間した孔476を備える。
オーバーモールド処理の間、弾性部材460の一部は孔476内へ延在するが、これは、内部フレーム458に対して弾性部材460を固定するのに役立つ。弾性部材460はまた、円筒面480によって画定された、それ自身に形成された中央配置孔478を備える。
弾性部材460は内部フレーム458と外部フレーム456との間に放射状に配置されている。さらに詳しく言うと、弾性部材460は、内部フレーム458の環状フランジ468と、外部フレーム456の内側ハブ464の内側円筒面466との間に放射状に配置されている。
ポンプ450は、図27A〜図27Dに示す常時閉塞流路490を備えるが、これは、弾性部材460と、外部フレーム456の内側ハブ464の内側円筒面466との間に配置されている。ポンプ450はさらに導入ポート492および排出ポート494を備えるが、ポート492,494のそれぞれはポンプ450の本体452に対して接続されている。図27A〜図27Dに示すように、常時閉塞流路490は、導入ポート492と排出ポート494との間で、弧状経路(図示する実施形態では円形路である)に沿って延在する。
ポンプ450の動作は、図27A〜図27Dから、さらによく理解し得る。図27Aは、流路490が閉塞された自由状態、すなわち非動作状況でポンプ450を示している。被駆動軸192は内部フレーム458の円筒面472および内部フレーム458に形成された孔474に対してオフセットしている。すなわち、それは、図24に示すように、面472および孔474に関して同心状に配置されていない。被駆動軸192は、図13に示す作動デバイス170のモーター182の出力シャフト184の長手方向中心軸線186を中心として回転するとき、ポンプ350の稼働中、内部フレーム458に外向き押圧力を加える。所与の時間において、内部フレーム458に作用するこの外向きの力は、弾性部材460を局所的に押し潰すように弾性部材460を外向きに押しやる。これによって、弾性部材460は、この弾性部材460の半径方向外向き撓みの中心から概ね180度の位置において、外部フレーム456の内側円筒面466から局所的に離れるように引っ張られる。これによって流路490が局所的に開かれ、その中にキャビティが形成される。
図27Bは、流路490を局所的に開き、そして導入ポート492と流体連通状態となったキャビティ500が形成されるポジションで、被駆動軸192を示している。これによって真空が生じるが、これは、流体の塊502を流路490内のキャビティ500内に引き込む。図27B〜27Dにおいては、内部フレーム458の内側円筒面472の定常状態ポジションを破線にて示しており、一方、(被駆動軸192によってもたらされた)作動ポジションは実線にて示している。図27Cは、被駆動軸192が、キャビティ500およびその中の流体塊502が導入ポート492と排出ポート494との間の概ね中間のポジションまで伝搬させられるポジションにある状態で、ポンプ450を示している。図27Dは、被駆動軸192が、キャビティ500およびその中の流体の塊502が排出ポート494へと伝搬させられ、キャビティ500および流体の塊502が排出ポート494と流体連通状態となるポジションにある状態で、ポンプ450を示している。
図28〜図31Dは、本発明の他の実施形態に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプ550を示している。ポンプ550は、本体552と、先に説明した作動デバイス170とを備えており、それぞれ静止構造体(たとえば図28に示す構造体172)に取り付けられている。本体552は、それ自身に形成された複数の離間した孔554を有し、かつ、ボルト202のような、孔554を通って構造体172の取り付けフランジ176の係合孔(図示せず)内へと延在する複数の従来型のファスナーを用いて、静止取り付け構造体172に対して取り付けることができる。
本体552は、概して556で示す第1のサブアセンブリ(図30に示す)を備えるが、これは、熱可塑性素材から形成された内部フレーム558と、図30および図31A〜図31Dから明らかであるように内部フレーム558上にオーバーモールドされた第1の弾性部材560とを備える。内部フレーム558のために好適な熱可塑性素材の例は、ポリカーボネート素材である。第1の弾性部材560のために好適な素材の例はシリコーンである。内部フレーム558は、フレーム558を貫通して延在する中央配置孔565を画定する内側円筒面564を有するハブ562を備える。内部フレーム558はまた、ハブ562と一体であってかつその半径方向外側の環状フランジ566を備える。フランジ566は、それ自身に形成された複数の周方向に離間した孔568を備える。オーバーモールド処理の間、弾性部材560の一部は孔568内へ延在するが、これは、内部フレーム558に対して弾性部材560を固定するのに役立つ。図30から明らかであるように、孔568の直径は、フレーム558を貫通して延在する中央配置孔565の直径よりも著しく小さなものである。
ポンプ550の本体552はさらに、概して570で示す第2のサブアセンブリを備えるが、これは、それ自身に形成されかつそれを貫通して延在する中央配置孔574を有し、そしてさらに先に説明した第1のアセンブリ556を包含する外部フレーム572を備える。第1のサブアセンブリ556は、この第1のサブアセンブリ556が外部フレーム572と接触係合状態で配置されるよう孔574内に配置されている。さらに詳しく言うと、図示する実施形態では、第1の弾性部材560の外側縁面576は、ポンプ550が自由状態すなわち非稼働状態にあるとき、外部フレーム572の内側円筒面578と接触係合状態で配置される。ポンプ550は常時閉塞流路580(図31A〜図31Dに示す)を備えるが、これは、弾性部材560の縁面576と外部フレーム572の内側円筒面578との間に配置されている。
ポンプ550はさらに導入ポート582および排出ポート584を備えるが、ポート582,584のそれぞれはポンプ550の本体552に対して接続されている。図31A〜図31Dに示すように、常時閉塞流路580は、導入ポート582と排出ポート584との間で、弧状経路(図示する実施形態では円形路である)に沿って延在する。
ポンプ550の本体552はさらに、図28、図29および図31A〜図31Dから明らかであるように、第2のサブアセンブリ570上にオーバーモールドされた第2の弾性部材570を備える。第2の弾性部材570のために好適な素材の例はシリコーンである。第2の弾性部材590は、ポンプ550の本体552の外部に常時閉塞流路580から漏れるのを阻止する。図30から最もよく分かるように、外部フレーム572は複数の周方向に離間した孔592を備えるが、これは孔574の外側に半径方向に配置されており、孔574よりも格段に小さな直径を有する。オーバーモールド処理の間、弾性部材590の一部は外部フレーム572の孔592内へとそれを通って延在する。第2の弾性部材590のこれらの部分は円柱ポスト594として形成されている。説明のために、これらは、図30の分解斜視図においては、外部フレーム572とは別個に、弾性部材590上に示されている。だが、言うまでもなく、これらのポスト594は、部材590が外部フレーム572上にオーバーモールドされ、そしてそれらが孔592を経て突出するまでは存在しない。外部フレーム572の孔592内に弾性部材590のポスト594を存在させることは、外部フレーム572に対して第2の弾性部材590を固定するのに役立つ。
ポンプ550の動作は、図31A〜図31Dから、さらによく理解し得る。図31Aは、流路580が閉塞された自由状態、すなわち非動作状況でポンプ550を示している。被駆動軸192は内部フレーム558に形成された円筒面564および孔565に対してオフセットしている。すなわち、それは、図28に示すように、面564および孔565に関して同心状に配置されていない。被駆動軸192は、図13に示す作動デバイス170のモーター182の出力シャフト184の長手方向中心軸線186を中心として回転するとき、ポンプ550の稼働中、内部フレーム558の内側円筒面564に外向き押圧力を加える。所与の時間において、内部フレーム558に作用するこの外向きの力は、弾性部材560を局所的に押し潰すように弾性部材560を外向きに押しやる。これによって、第1の弾性部材560の外向き撓みの中心から概ね180度の位置において、外部フレーム572の内側円筒面578から離れるように第1の弾性部材560の縁面576が局所的に引っ張られる。これによって流路580が局所的に開かれ、その中にキャビティが形成される。
図31Bは、流路580が局所的に開かれ、そして導入ポート582と流体連通状態となったキャビティ596が形成されるポジションで、被駆動軸192を示している。これによって真空が生じるが、これは、流体の塊598を流路590内のキャビティ596内に引き込む。図31B〜図31Dにおいては、内部フレーム558に形成された内側円筒面564の定常状態ポジションを破線にて示しており、一方、(被駆動軸192によってもたらされた)作動ポジションは実線にて示している。図31Cは、被駆動軸192が、キャビティ596およびその中の流体の塊598が導入ポート582と排出ポート584との間の概ね中間のポジションまで伝搬させられるポジションにある状態で、ポンプ550を示している。図31Dは、被駆動軸192が、キャビティ596およびその中の流体の塊598が排出ポート584へと伝搬させられ、キャビティ596および流体の塊598が排出ポート584と流体連通状態となるポジションにある状態で、ポンプ550を示している。
図32〜図35Cは、本発明の他の実施形態に基づく進行性キャビティ伝搬ポンプ650を示している。ポンプ650は、本体652と、先に説明した作動デバイス170とを備えており、それぞれ静止構造体(たとえば図32に示す構造体172)に取り付けられている。本体652は、それ自身に形成されたチャネル658を有する弾性素材からなる外部フレーム656に、離間した孔654を備える。ポンプ650はさらに導入ポート660および排出ポート652を備えるが、ポート660,662は本体652に対して接続されている。導入ポート660および排出ポート652はチャネル658と流体連通状態であり、そしてチャネル658は、導入ポート66と排出ポート662との間で、弧状経路(図示する実施形態では円形路である)に沿って延在している。
本体652は、熱可塑性素材から形成された内部フレーム670を備える。内部フレーム670のために好適な熱可塑性素材の例は、ポリカーボネート素材である。内部フレーム670は、図35Aに示すように、第1の面674と、第2の対向する面676とを有するベース部材672を備える。内部フレーム670はさらに、ベース部材672と一体となった突出部678を備える。突出部678はベース部材672の面676から離れるように延在し、かつ、外部フレーム656のチャネル658内に配置されている。内部フレームはさらに、ベース部材672と一体であってかつベース部材672の面674から離れるように延在するタワー680を備える。タワー680は中空であり、かつ、図35A〜図35Cに示すように、第1のテーパー部684と第2の円筒部686とを備える内面682を備える。円筒部686は被駆動軸192を収容する。図32に示すように、そして図34に関連して、図示する実施形態では、被駆動軸192は、軸192がタワー680の内面682の円筒部686と係合するよう、外部フレーム656に形成された中央配置孔688を通過するかあるいはそれを経て突出し、タワー680の中空内部内へと至るか、それを経て突出する。だが、他の実施形態(図示せず)では、ポンプ650の本体652は、構造体172のような静止構造体に対して取り付けることができ、しかも、モーター182は第2の静止構造体に対して取り付けることができ、この結果、被駆動軸192が遠位端部からタワー680に侵入するが、ここに内側内面682の円筒部分686が存在し、そしてタワー680の残部を貫通していても、していなくてもよい。
ポンプ650の本体652はさらに、内部フレーム670および外部フレーム656上にオーバーモールドされた弾性部材690を備える。弾性部材690は、図34に示すように、中央穴692を有する環状部材であってもよい。内部フレーム670は、ベース部材672に形成された相対的に小さな直径の複数の第1の孔694と、やはりベース部材料672に形成された相対的に大きな直径の複数の孔696とを備える。オーバーモールド処理の間、弾性部材690の一部は孔695および696内へ延在するが、これは、内部フレーム670に対して弾性部材690を固定するのに役立つ。さらに、図35A〜図35Cに示すように、孔696は、弾性部材690が突出部678と外部フレーム656に形成されたチャネル658との間に配置されるように、内部フレーム670の突出部690を貫通している。
ポンプ650は、弾性部材690と外部フレーム656のチャネル658との間に配置されると共に導入ポート660と排出ポート682との間で弧状経路(図示する実施形態では円形経路である)に沿って延在する常時閉塞流路700を備える。以下で説明するように、作動デバイスの作用によって、導入ポート660近傍の流路700内にキャビティが形成されるように、弾性部材670と突出部678とを、外部フレーム656のチャネル658から局所的に離れるように引っ張ることができる。これによって真空が生じるが、これによってキャビティ内に流体が引き込まれる。オーバーモールド処理の間、弾性部材690の一部はまた、図35A〜図35Cに示すように、チャネル658の外側で外部フレーム656に形成された複数の孔701に入り込み、それを経て突出する。これは、外部フレーム656に対して弾性部材690を固定するのに役立ち、しかも流体がポンプ650の外部に漏れないように流路700をシールする。
ポンプ650の動作は、図35A〜図35Dから、さらによく理解し得る。図35Aは、流路700が閉塞された自由状態、すなわち非動作状況でポンプ650を示している。被駆動軸192は、図32および図35A〜図35Cに示すように、タワー680の内面682の円筒部686に対してオフセットしている。被駆動軸192は、図13に示す作動デバイス170のモーター182の出力シャフト184の長手方向中心軸線186を中心として回転するとき、ポンプ550の稼働中、内部フレーム558の内側円筒面564に外向き押圧力を加える。タワー680はベース部材672から片持ち支持されている。したがって、円筒面686に被駆動軸192によって加えられる力は、ベース部材672および少なくとも部分的に突出部678を取り囲む弾性部材690の対応する部分を、外部フレーム656に形成されたチャネル658から局所的に引っ張るモーメントを発生させる。これによって流路700が局所的に開かれ、その中にキャビティが形成される。ポンプ650の動作中、突出部678と弾性部材690の対応する部分は、流路700内に形成されたキャビティおよびその中の流体が、排出ポート662へと導入ポート660から伝搬されるように、チャネル658内で揺れ動く。
図35Bは、流路700を局所的に開放し、導入ポート672と流体連通状態にあるキャビティ702が形成されるポジションにおいて被駆動軸192を示している。これによって真空が生じるが、これによって流体の塊704が流路700のキャビティ702内に引き込まれる。説明のために、図35Bおよび図35Cでは、被駆動軸192は一点鎖線にて示している。図35Cは、被駆動軸192が、キャビティ702およびその中の流体の塊704が排出ポート662へと伝搬させられ、キャビティ702および流体の塊704が排出ポート662と流体連通状態となるポジションにある状態で、ポンプ650を示している。
本発明のさまざまな実施形態について詳しく説明してきたが、特許請求の範囲の記載によって特定される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、さまざまな変更、置き換えおよび改変をなし得ることを理解されたい。それゆえ本発明は、上述した特定の実施形態によって限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載によって特定されるように限定されるのみである。
10 医薬流体投与システム
12 進行性キャビティ伝搬ポンプ
14 筐体
16 コントローラー
18 管導入口
20 バッグ
22 流体
24 管
26 スパイク
28 ポート
30 管
32 管排出口
34 カテーテル
36 腕
50 進行性キャビティ伝搬ポンプ
52 本体
54 第1の部分
56 第2の部分
58 上面
60 下面
62 導入ポート
63,65 チューブ
64 排出ポート
66 常時閉塞流路
68 フランジ
70 孔
72 タブ
74 孔
76 作動デバイス
78 リニアアクチュエータ
80 作動部材
88a キャビティ
90a 流体の塊

Claims (88)

  1. 進行性キャビティ伝搬ポンプであって、
    少なくとも部分的に弾性素材から構成された本体と、
    導入ポートおよび排出ポートであって、それぞれ前記本体に接続された導入ポートおよび排出ポートと、
    前記本体内に形成されかつ前記導入ポートと前記排出ポートとの間で延在する流路であって、この流路の少なくとも一部は常時閉塞されており、前記ポンプが自由状態コンディションにあるときには前記導入ポートは前記排出ポートと流体的に接続されない流路と、
    前記本体に結合された作動デバイスであって、この作動デバイスは、前記流路の前記常時閉塞部分内にキャビティを形成するために前記本体を連続的に変形させることができ、前記キャビティは前記導入ポートと流体連通状態となり、これによって、前記キャビティ内に前記導入ポートから流体の塊を引き込み、そして前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊を前記排出ポートに向かって伝搬させる作動デバイスと、
    を具備してなることを特徴とする進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  2. 前記流路は、常時閉塞されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の実質的に直線状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  3. 前記流路の常時閉塞部分は弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  4. 前記流路は常時閉塞されており、前記導入ポートから前記排出ポートへと延在し、かつ、前記本体の第1および第2の長手方向に延在する弾性部分の間で横方向に配置されており、前記本体の前記第1および第2の部分は、前記流路が閉塞されたときに互いに当接関係で配置され、かつ、前記キャビティを形成すると共に前記キャビティおよびその中の前記流体を前記排出ポートへと伝搬させるために前記ポンプの動作中は局所的に互いに分離可能であることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  5. 前記常時閉塞流路は実質的に直線状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項4に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  6. 前記第1および第2の本体部分の一方は、静止構造体に対して取り付けられるよう構成されており、
    前記作動デバイスは、前記本体の前記第1および第2の部分の他方に対して連結されていることを特徴とする請求項4に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  7. 前記作動デバイスは複数のリニアアクチュエータを具備してなり、前記リニアアクチュエータのそれぞれは、前記本体の前記第1および第2の部分の一方に対して連結されており、
    前記本体の前記第1および第2の部分のうちの他方は、静止構造体に対して取り付けられるよう構成されていることを特徴とする請求項4に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  8. 前記リニアアクチュエータのそれぞれはステップモーターを具備してなることを特徴とする請求項7に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  9. 前記リニアアクチュエータのそれぞれはカムを具備してなることを特徴とする請求項7に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  10. 前記リニアアクチュエータのそれぞれは、電気活性ポリマーからなるブロックを具備してなることを特徴とする請求項7に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  11. 前記作動デバイスはさらに、複数の作動部材を具備してなり、
    前記作動部材のそれぞれは、前記本体の前記第1および第2の部分の一方に対して、その一端において連結されており、かつ、前記リニアアクチュエータの一方に対して、その他端において連結されていることを特徴とする請求項7に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  12. 前記本体の前記第1の部分は、前記本体の前記第1の部分の移動に抗するために静止構造体に対して取り付けられるよう構成されたフランジを備え、
    前記本体の前記第2の部分は、複数の長手方向に離間したタブを備え、
    前記作動デバイスは複数のリニアアクチュエータを備え、このアクチュエータのぞれぞれは前記タブの一つに連結されており、前記リニアアクチュエータは、前記キャビティおよびその中の前記流体の塊を前記排出ポートへと伝搬させるために前記タブを押し引きするようプログラム可能であることを特徴とする請求項4に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  13. 前記本体は、
    熱可塑性素材からなるフレームと、
    前記フレーム上にオーバーモールドされた弾性部材と、を具備してなることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  14. 前記流路は常時閉塞されており、前記フレームと前記弾性部材との間で横向きに配置されており、かつ、前記導入ポートから前記排出ポートへと実質的に直線状の経路に沿って延在しており、
    前記作動デバイスは前記フレームおよび前記弾性部材に対して連結されてなると共に、複数の長手方向に離間した位置で前記フレームから離れるように前記弾性部材を連続的に引っ張ることが可能であり、これによって、前記キャビティが形成され、かつ、前記キャビティおよびその中の前記流体の塊が前記排出ポートまで伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項13に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  15. 前記フレームは、第1および第2の横方向に離間したフランジと、この第1および第2のフランジを相互接続すると共にキャビティを形成する連結部材と、を備えることを特徴とする請求項13に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  16. 前記弾性部材は、第1および第2の横方向に離間したフランジと、前記弾性部材の前記第1および第2のフランジ間に横向きに配置されかつ前記弾性部材の前記第1および第2のフランジから離れるように延在する中央部分と、を備え、この中央部分は、前記弾性部材の前記第1および第2の部分と一体であり、
    前記弾性部材の前記第1のフランジは、前記フレームの前記第1のフランジと包囲関係で配置されており、前記弾性部材の前記第2のフランジは前記フレームの前記第2のフランジと包囲関係で配置されており、かつ、前記弾性部材の前記中央部分は、前記フレームの前記連結部材によって形成された前記キャビティ内へ突出していることを特徴とする請求項15に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  17. 前記フレームの前記第1のフランジは複数の長手方向に離間したタブを具備してなり、
    前記弾性部材の前記第1のフランジは複数の長手方向に離間したタブを具備してなり、前記弾性部材の前記タブのそれぞれは、前記フレームの前記タブの一つと包囲関係で配置されており、
    前記作動デバイスは複数のリニアアクチュエータを具備してなり、それぞれが、前記フレームの前記タブの一つおよび前記本体の前記タブの対応する一つと連結されており、前記リニアアクチュエータは、前記流路が局所的に開くよう前記弾性部材を局所的に変形させることができるようになっていることを特徴とする請求項15に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  18. 前記流路は常時閉塞されており、前記本体内に配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の円形経路に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  19. 前記本体は静止構造体に対して取り付けられるよう構成されており、前記本体は、それ自身に形成された中央配置孔を備え、
    前記作動デバイスは、前記孔内に配置された被駆動軸を備え、
    前記被駆動軸は、前記ポンプの動作中、前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、これによって前記キャビティが形成され、かつ、その中に収容された前記流体の塊と共に、前記排出ポートへと伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項18に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  20. 前記被駆動軸は第1の長手方向中心軸線を含み、
    前記作動デバイスはさらに、第2の長手方向中心軸線を中心として回転可能な出力シャフトを有するモーターを含み、
    前記出力シャフトは前記被駆動軸に連結されてなると共に前記第2の長手方向中心軸線は前記第1の長手方向中心軸線に対してオフセットしており、前記被駆動軸は前記ポンプの動作中に前記第2の長手方向中心軸線の周りを回転し、これによってキャビティを形成すると共に、前記キャビティとその中の前記流体の塊を前記排出ポートへと伝搬させるようになっていることを特徴とする請求項19に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  21. 前記作動デバイスはさらに、それと共に回転するための前記出力シャフトに連結された連結部材を具備してなり、かつ、
    前記被駆動軸は前記連結部材に配設されており、かつ、前記連結部材に対して静止状態であることを特徴とする請求項20に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  22. 前記本体内に配置された第1の開放管路をさらに具備してなり、前記第1の開放管路は近位および遠位端部を有しており、
    前記流路は、前記導入ポートの近傍に配置された近位端部と、前記第1の開放管路の近位端部の近傍に配置された遠位端部と、を有する第1の常時閉塞流路を具備してなり、
    前記第1の開放管路の前記遠位端部は、前記排出ポートの近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  23. 近位端部および遠位端部を有する第2の常時閉塞流路であって、前記遠位端部は前記排出ポートの近傍に配置されている第2の常時閉塞流路と、
    前記本体内に配置されると共に近位端部および遠位端部を有する第2の開放管路であって、前記第2の開放管路の前記近位端部は前記導入ポートの近傍に配置されており、かつ、前記遠位端部は前記第2の常時閉塞流路の前記近位端部の近傍に配置されている第2の開放管路と、をさらに具備してなることを特徴とする請求項22に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  24. 前記本体は静止構造体に配設されるよう構成されており、前記本体はそれ自体に形成された中央配置孔を備え、
    前記作動デバイスは、前記孔内に配置された被駆動軸を含み、
    前記キャビティは、前記第1の常時閉塞流路内に配置された第1のキャビティを具備してなり、
    前記被駆動軸は前記ポンプの動作中に前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、前記被駆動軸の回転の第1の部分の間は前記第1のキャビティが形成されると共に、その中に収容された前記流体の塊と共に前記排出ポートへと伝搬させられ、かつ、前記被駆動軸の回転の第2の部分の間は第2のキャビティが前記第2の常時閉塞流路内に形成され、前記第2のキャビティ内に流体の第2の塊を引き込み、そして前記第2のキャビティおよびその中に収容された流体の前記第2の塊は前記排出ポートへと伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項23に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  25. 前記第1および第2の常時閉塞流路は弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項23に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  26. 前記第1および第2の常時閉塞流路はそれぞれ、円の一部を描く経路に沿って延在していることを特徴とする請求項23に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  27. 前記本体は、第1の熱可塑性素材および弾性部材からなる外部フレームを具備してなり、前記弾性部材は前記外部フレーム上にオーバーモールドされており、
    前記本体はさらに、第2の熱可塑性素材からなる内部フレームを具備してなり、前記内部フレームは前記弾性部材と係合していることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  28. 前記流路は常時閉塞されており、前記弾性部材と外部フレームとの間に配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項27に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  29. 前記弧状経路は円形経路であることを特徴とする請求項28に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  30. 前記外部フレームは、静止構造体に対して取り付けられるよう構成された外側フランジと、前記外側フランジに対して連結された内側ハブと、を備え、前記内側ハブは内側円筒面を備えており、
    前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記外部フレームの前記内側ハブの前記内側円筒形面と、前記弾性部材との間で、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項27に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  31. 前記導入ポートおよび前記排出ポートは、前記外部フレームに対して接続されており、かつ、前記外部フレームの前記内側ハブの前記内側円筒面を経て延在していることを特徴とする請求項27に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  32. 前記弾性部材は、この弾性部材を経て延在する中央配置孔を備える内側ハブを備え、
    前記弾性部材はさらに、リムと、前記ハブと前記リムとの間で延在する複数の円周方向に離間したスポークと、を備え、
    前記ハブ、スポークおよびリムは、第1の形状を有する複数の周方向に離間したキャビティを形成し、
    前記内部フレームは、前記キャビティの前記第1の形状と相補的な第2の形状を有する複数の周方向に離間した係合部材を備え、前記係合部材のそれぞれは前記キャビティの一つの中に配置されていることを特徴とする請求項28に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  33. 前記内部フレームの前記係合部材は、第1の直径を有する不連続な円筒面を形成し、
    前記リムは、第2の直径を有する不連続な内面を備え、
    前記第1の直径は前記第2の直径よりも大きなものであることを特徴とする請求項32に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  34. 前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記弾性部材と前記外部フレームとの間の配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在しており、
    前記内部フレームは、それ自身に形成された中央配置孔を備え、
    前記作動デバイスは、前記内部フレームの前記孔内に配置された被駆動軸を含み、
    前記被駆動軸は前記内部フレームの前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、かつ、前記ポンプの動作中には前記被駆動軸は前記内部フレームと接触係合状態となり、これによって、前記弾性部材は前記導入ポート近傍のポジションで前記外部フレームから離間するように引っ張られ、前記キャビティが形成されると共に前記キャビティ内に前記導入ポートから前記流体の塊が引き込まれ、かつ、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊は前記排出ポートへと円形経路に沿って伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項27に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  35. 前記本体は、第1の熱可塑性素材からなる外部フレームと、第2の熱可塑性素材からなる内部フレームとを具備してなり、前記外部フレームは前記内部フレームと包囲関係で配置されており、
    前記本体はさらに、前記外部フレームおよび前記内部フレーム上にオーバーモールドされた弾性部材を具備してなることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  36. 前記弾性部材は前記内部フレームと前記外部フレームとの間に配置されており、
    前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記弾性部材と前記外部フレームとの間の配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項35に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  37. 前記外部フレームは、静止構造体に対して取り付けられるよう構成された環状外側フランジと、前記環状外側フランジに対して連結された内側ハブと、を備え、前記内側ハブは内側円筒面を備えており、
    前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記弾性部材と前記外部フレームの前記ハブの前記内側円筒形面との間で前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項35に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  38. 前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記弾性部材と前記外部フレームとの間に配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在しており、
    前記内部フレームは、それ自身に形成された中央配置孔を備え、
    前記作動デバイスは、前記内部フレームの前記孔内に配置された被駆動軸を含み、
    前記被駆動軸は前記内部フレームの前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、かつ、前記ポンプの動作中には前記被駆動軸は前記内部フレームと接触係合状態となり、これによって、前記弾性部材は前記導入ポート近傍のポジションで前記外部フレームから離間するように引っ張られ、前記キャビティが形成されると共に前記キャビティ内に前記導入ポートから前記流体の塊が引き込まれ、かつ、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊は前記排出ポートへと円形経路に沿って伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項35に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  39. 前記外部フレームは静止構造体に対して取り付けられるよう構成された環状フランジと、前記環状フランジに対して連結された内側ハブと、を備え、前記内側ハブは内側円筒面を備えており、
    前記内部フレームは環状フランジを備え、
    前記弾性部材は、前記内部フレームの前記環状フランジと前記外部フレームの前記内側ハブの前記内側円筒面との間に配置されており、
    前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記弾性部材と前記外部フレームの前記内側ハブの前記内側円筒面との間で前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項35に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  40. 前記内部フレームの前記環状フランジは、それ自身に形成されかつそれを貫通して延在する複数の孔を備え、
    前記弾性部材は、前記内部フレームの前記環状フランジの複数の孔の少なくともいくつかの中へ延在していることを特徴とする請求項39に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  41. 前記本体は、熱可塑性素材からなる内部フレームと、前記内部フレーム上にオーバーモールドされた第1の弾性部材とを具備してなる第1のサブアセンブリを含むことを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  42. 前記本体は、それ自身に形成されかつそれを貫通して延在する中央配置孔を有する外部フレームを具備してなる第2のサブアセンブリを含み、前記第2のサブアセンブリはさらに、前記第1のサブアセンブリを具備してなり、前記第1のサブアセンブリは前記外部フレームに形成された前記孔内に配置されており、かつ、前記外部フレームと接触係合状態となっており、
    前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記第1の弾性部材と前記外部フレームとの間で前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項41に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  43. 前記本体はさらに、前記第2のサブアセンブリ上にオーバーモールドされた第2の弾性部材を備え、
    前記第2の弾性部材が、前記ポンプの前記本体の外部に前記常時閉塞流路から流体が漏れるのを阻止するようになっていることを特徴とする請求項42に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  44. 前記外部フレームは、前記中央配置孔の外側に配置された複数の相対的に小さな孔を含み、
    前記第2の弾性部材は、前記複数の相対的に小さな孔内へと延在していることを特徴とする請求項43に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  45. 前記内部フレームは、それを貫通して延在する中央配置孔を備え、
    前記作動デバイスは前記内部フレームの前記孔内に配置された被駆動軸を備え、
    前記被駆動軸は前記内部フレームの前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、かつ、前記ポンプの動作中には前記被駆動軸は前記内部フレームと接触係合状態となり、これによって、前記第1の弾性部材は前記導入ポート近傍のポジションで前記外部フレームから離間するように引っ張られ、前記キャビティが形成されると共に前記キャビティ内に前記導入ポートから前記流体の塊が引き込まれ、かつ、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊は前記排出ポートへと円形経路に沿って伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項42に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  46. 前記本体は、
    第1の熱可塑性素材からなる外部フレームであって、この外部フレームはそれ自身に形成されたチャネルを有し、前記導入ポートおよび前記排出ポートは前記チャネルと流体連通状態となっており、前記チャネルは前記導入ポートと前記排出ポートとの間の円形経路に沿って延在している外部フレームと、
    第2の熱可塑性素材からなる内部フレームであって、この内部フレームは、ベース部材と、このベース部材と一体であってかつ前記ベース部材から離れるように延在するタワーと、前記ベース部材と一体であってかつ前記ベース部材から離れるように延在する突出部と、を含み、前記突出部は前記チャネル内に配置されている内部フレームと、
    前記内側および外部フレーム上にオーバーモールドされた弾性部材であって、この弾性部材は前記内部フレームの前記突出部と前記外部フレームの前記チャネルとの間に配置されている弾性部材と、
    を具備してなり、
    前記流路は、常時閉塞されており、前記弾性部材と前記外部フレームの前記チャネルとの間に配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の円形経路に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  47. 前記タワーは中空であって、かつ、内面を含み、
    前記作動デバイスは、前記タワー内に延在すると共に前記タワーの前記内面と係合する被駆動軸を含み、
    前記ポンプの動作中の前記被駆動軸の前記タワーの前記内面との係合によって、前記突出部は前記外部フレームの前記チャネル内で揺り動かされ、かつ、前記突出部と前記チャネルとの間に配置された前記弾性部材が前記チャネルから離れるように引っ張られ、これによって、前記キャビティが形成されると共に、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊は前記排出ポートへと伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項46に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  48. 前記タワーの前記内面は、前記被駆動軸を収容する円筒部分を備えることを特徴とする請求項47に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  49. 前記タワーの前記内面はさらに、前記円筒部分から離れるように延在するテーパー状部分を備えることを特徴とする請求項48に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  50. 前記ベース部材は第1および第2の表面を備え、前記タワーは前記第1の表面から離れるように延在すると共に前記突出部は前記第2の表面から離れるように延在することを特徴とする請求項46に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  51. 前記内部フレームの前記ベース部は、それ自身に形成された複数の孔を備え、
    前記弾性部材は、前記孔の少なくとも一部内へと延在していることを特徴とする請求項46に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  52. 前記弾性部材は中央孔を有する環状部材であり、
    前記被駆動軸は、前記弾性部材の前記中央穴を貫通し、前記内部フレームの前記タワー内へと延在していることを特徴とする請求項47に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  53. 進行性キャビティ伝搬ポンプであって、
    少なくとも部分的に弾性素材から構成された本体と、
    導入ポートおよび排出ポートであって、それぞれ前記本体に接続された導入ポートおよび排出ポートと、
    前記本体内に形成されかつ前記導入ポートと前記排出ポートとの間で延在する流路であって、この流路の少なくとも一部は常時閉塞されており、前記ポンプが自由状態コンディションにあるときには前記導入ポートは前記排出ポートと流体的に切り離される流路と、
    前記流路の前記常時閉塞部分内にキャビティを形成するために前記本体を連続的に変形させるための手段であって、前記キャビティは前記導入ポートと流体連通状態となり、これによって、前記キャビティ内に前記導入ポートから流体の塊を引き込み、そして前記キャビティおよびその中に収容された前記流体塊を前記排出ポートに向かって伝搬させる手段と、
    を具備してなることを特徴とする進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  54. 前記流路は、常時閉塞されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の実質的に直線状の経路に沿って延在していることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  55. 前記流路の常時閉塞部分は弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  56. 前記流路は常時閉塞されており、前記導入ポートから前記排出ポートへと延在し、かつ、前記本体の第1および第2の長手方向に延在する弾性部分の間で横方向に配置されており、前記本体の前記第1および第2の部分は、前記流路が閉塞されたときに互いに当接関係で配置され、かつ、前記キャビティを形成すると共に前記キャビティおよびその中の前記流体を前記排出ポートへと伝搬させるために前記ポンプの動作中は局所的に互いに分離可能であることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  57. 前記常時閉塞流路は実質的に直線状の経路に沿って延在していることを特徴とする請求項56に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  58. 前記第1および第2の本体部分の一方は、静止構造体に対して取り付けられるよう構成されており、
    前記本体を連続的に変形させるための前記手段は、前記本体の前記第1および第2の部分の他方に対して接続されていることを特徴とする請求項56に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  59. 前記本体を連続的に変形させるための前記手段は複数のリニアアクチュエータを具備してなり、前記リニアアクチュエータのそれぞれは、前記本体の前記第1および第2の部分の一方に対して連結されており、
    前記本体の前記第1および第2の部分のうちの他方は、静止構造体に対して取り付けられるよう構成されていることを特徴とする請求項56に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  60. 前記本体は、
    熱可塑性素材からなるフレームと、
    前記フレーム上にオーバーモールドされた弾性部材と、を具備してなることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  61. 前記流路は常時閉塞されており、前記フレームと前記弾性部材との間で横方向に配置されており、かつ、前記導入ポートから前記排出ポートへと実質的に直線状の経路に沿って延在しており、
    前記本体を連続的に変形させるための前記手段は前記フレームおよび前記弾性部材に対して連結されてなると共に、複数の長手方向に離間した位置で前記フレームから離れるように前記弾性部材を連続的に引っ張ることが可能であり、これによって、前記キャビティが形成され、かつ、前記キャビティおよびその中の前記流体の塊が前記排出ポートまで伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項60に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  62. 前記流路は常時閉塞されており、前記本体内に配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の円形経路に沿って延在していることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  63. 前記本体は静止構造体に配設されるよう構成されており、前記本体はそれ自体に形成された中央配置孔を備え、
    前記本体を連続的に変形させるための前記手段は、前記孔内に配置された被駆動軸を含み、
    前記被駆動軸は、前記ポンプの動作中、前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、これによって前記キャビティが形成され、かつ、その中に収容された前記流体の塊と共に、前記排出ポートへと伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項62に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  64. 前記被駆動軸は第1の長手方向中心軸線を含み、
    前記本体を連続的に変形させるための前記手段はさらに、第2の長手方向中心軸線を中心として回転可能な出力シャフトを有するモーターを含み、
    前記出力シャフトは前記被駆動軸に連結されてなると共に前記第2の長手方向中心軸線は前記第1の長手方向中心軸線に対してオフセットしており、前記被駆動軸は前記ポンプの動作中に前記第2の長手方向中心軸線の周りを回転し、これによって前記キャビティを形成し、かつ、前記キャビティと、その中の前記流体の塊とを前記排出ポートへと伝搬させるようになっていることを特徴とする請求項63に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  65. 前記本体内に配置された第1の開放管路をさらに具備してなり、前記第1の開放管路は近位および遠位端部を有しており、
    前記流路は、前記導入ポートの近傍に配置された近位端部と、前記第1の開放管路の近位端部の近傍に配置された遠位端部と、を有する第1の常時閉塞流路を具備してなり、
    前記第1の開放管路の前記遠位端部は、前記排出ポートの近傍に配置されていることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  66. 近位端部および遠位端部を有する第2の常時閉塞流路であって、前記遠位端部は前記排出ポートの近傍に配置されている第2の常時閉塞流路と、
    前記本体内に配置されると共に近位端部および遠位端部を有する第2の開放管路であって、前記第2の開放管路の前記近位端部は前記導入ポートの近傍に配置されており、かつ、前記遠位端部は前記第2の常時閉塞流路の前記近位端部の近傍に配置されている第2の開放管路と、をさらに具備してなることを特徴とする請求項65に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  67. 前記本体は静止構造体に配設されるよう構成されており、前記本体はそれ自体に形成された中央配置孔を備え、
    前記本体を連続的に変形させるための手段は、前記孔内に配置された被駆動軸を含み、
    前記キャビティは、前記第1の常時閉塞流路内に配置された第1のキャビティを具備してなり、
    前記被駆動軸は前記ポンプの動作中に前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、前記被駆動軸の回転の第1の部分の間は前記第1のキャビティが形成されると共に、その中に収容された前記流体の塊と共に前記排出ポートへと伝搬させられ、かつ、前記被駆動軸の回転の第2の部分の間は第2のキャビティが前記第2の常時閉塞流路内に形成され、前記第2のキャビティ内に流体の第2の塊を引き込み、そして前記第2のキャビティおよびその中に収容された流体の前記第2の塊は前記排出ポートへと伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項66に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  68. 前記第1および第2の常時閉塞流路は弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項66に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  69. 前記本体は、第1の熱可塑性素材および弾性部材からなる外部フレームを具備してなり、前記弾性部材は前記外部フレーム上にオーバーモールドされており、
    前記本体はさらに、第2の熱可塑性素材からなる内部フレームを具備してなり、前記内部フレームは前記弾性部材と係合していることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  70. 前記流路は常時閉塞されており、前記弾性部材と外部フレームとの間に配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項69に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  71. 前記弧状経路は円形経路であることを特徴とする請求項70に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  72. 前記弾性部材は、この弾性部材を経て延在する中央配置孔を備える内側ハブを備え、
    前記弾性部材はさらに、リムと、前記ハブと前記リムとの間で延在する複数の周方向に離間したスポークと、を備え、
    前記ハブ、スポークおよびリムは、第1の形状を有する複数の周方向に離間したキャビティを形成し、
    前記内部フレームは、前記キャビティの前記第1の形状と相補的な第2の形状を有する複数の周方向に離間した係合部材を備え、前記係合部材のそれぞれは前記キャビティの一つの中に配置されていることを特徴とする請求項70に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  73. 前記内部フレームの前記係合部材は、第1の直径を有する不連続な円筒面を形成し、
    前記リムは、第2の直径を有する不連続な内面を備え、
    前記第1の直径は前記第2の直径よりも大きなものであることを特徴とする請求項72に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  74. 前記本体は、第1の熱可塑性素材からなる外部フレームと、第2の熱可塑性素材からなる内部フレームとを具備してなり、前記外部フレームは前記内部フレームと包囲関係で配置されており、
    前記本体はさらに、前記外部フレームおよび前記内部フレーム上にオーバーモールドされた弾性部材を具備してなることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  75. 前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記弾性部材と前記外部フレームとの間の配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在しており、
    前記内部フレームは、それ自身に形成された中央配置孔を備え、
    前記本体を連続的に変形させるための前記手段は、前記内部フレームの前記孔内に配置された被駆動軸を含み、
    前記被駆動軸は前記内部フレームの前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、かつ、前記ポンプの動作中には前記被駆動軸は前記内部フレームと接触係合状態となり、これによって、前記弾性部材は前記導入ポート近傍のポジションで前記外部フレームから離間するように引っ張られ、前記キャビティが形成されると共に前記キャビティ内に前記導入ポートから前記流体の塊が引き込まれ、かつ、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊は前記排出ポートへと円形経路に沿って伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項74に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  76. 前記本体は、熱可塑性素材からなる内部フレームと、前記内部フレーム上にオーバーモールドされた第1の弾性部材とを具備してなる第1のサブアセンブリを含むことを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  77. 前記本体は、それ自身に形成されかつそれを貫通して延在する中央配置孔を有する外部フレームを具備してなる第2のサブアセンブリを含み、前記第2のサブアセンブリはさらに、前記第1のサブアセンブリを具備してなり、前記第1のサブアセンブリは前記外部フレームに形成された前記孔内に配置されており、かつ、前記外部フレームと接触係合状態となっており、
    前記流路は常時閉塞されており、かつ、前記第1の弾性部材と前記外部フレームとの間で前記導入ポートと前記排出ポートとの間の弧状経路に沿って延在していることを特徴とする請求項76に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  78. 前記本体はさらに、前記第2のサブアセンブリ上にオーバーモールドされた第2の弾性部材を備え、
    前記第2の弾性部材が、前記ポンプの前記本体の外部に前記常時閉塞流路から流体が漏れるのを阻止するようになっていることを特徴とする請求項77に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  79. 前記内部フレームは、それを貫通して延在する中央配置孔を備え、
    前記本体を連続的に変形させるための前記手段は前記内部フレームの前記孔内に配置された被駆動軸を備え、
    前記被駆動軸は前記内部フレームの前記孔に対してオフセットした円運動で回転し、かつ、前記ポンプの動作中には前記被駆動軸は前記内部フレームと接触係合状態となり、これによって、前記弾性部材は前記導入ポート近傍のポジションで前記外部フレームから離間するように引っ張られ、前記キャビティが形成されると共に前記キャビティ内に前記導入ポートから前記流体の塊が引き込まれ、かつ、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊は前記排出ポートへと円形経路に沿って伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項77に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  80. 前記本体は、
    第1の熱可塑性素材からなる外部フレームであって、この外部フレームはそれ自身に形成されたチャネルを有し、前記導入ポートおよび前記排出ポートは前記チャネルと流体連通状態となっており、前記チャネルは前記導入ポートと前記排出ポートとの間の円形経路に沿って延在している外部フレームと、
    第2の熱可塑性素材からなる内部フレームであって、この内部フレームは、ベース部材と、このベース部材と一体であってかつ前記ベース部材から離れるよう長手方向に延在するタワーと、前記ベース部材と一体であってかつ前記ベース部材から離れるように延在する突出部と、を含み、前記突出部は前記チャネル内に配置されている内部フレームと、
    前記内側および外部フレーム上にオーバーモールドされた弾性部材であって、この弾性部材は前記内部フレームの前記突出部と前記外部フレームの前記チャネルとの間に配置されている弾性部材と、
    を具備してなり、
    前記流路は、常時閉塞されており、前記弾性部材と前記外部フレームの前記チャネルとの間に配置されており、かつ、前記導入ポートと前記排出ポートとの間の円形経路に沿って延在していることを特徴とする請求項53に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  81. 前記タワーは中空であって、かつ、内面を含み、
    前記本体を連続的に変形させるための前記手段は、前記タワー内に延在すると共に前記タワーの前記内面と係合する被駆動軸を含み、
    前記ポンプの動作中の前記被駆動軸の前記タワーの前記内面との係合によって、前記突出部は前記外部フレームの前記チャネル内で揺り動かされ、かつ、前記突出部と前記チャネルとの間に配置された前記弾性部材が前記チャネルから離れるように引っ張られ、これによって、前記キャビティが形成されると共に、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊は前記排出ポートへと伝搬させられるようになっていることを特徴とする請求項80に記載の進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  82. 進行性キャビティ伝搬ポンプであって、
    少なくとも部分的に弾性素材から構成された本体と、
    導入ポートおよび排出ポートであって、それぞれ前記本体に接続された導入ポートおよび排出ポートと、
    前記本体内に形成されかつ前記導入ポートと前記排出ポートとの間で延在する流路であって、この流路の少なくとも一部は常時閉塞されており、前記ポンプが自由状態コンディションにあるときには前記導入ポートは前記排出ポートと流体的に切り離される流路と、
    を具備してなり、
    前記本体は、前記導入ポートと流体連通状態にある前記流路の前記常時閉塞部分内にキャビティを形成するために連続的に変形させられ、これによって前記キャビティ内に前記導入ポートから流体を引き込み、かつ、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体の塊を前記排出ポートに向かって伝搬させるようになっていることを特徴とする進行性キャビティ伝搬ポンプ。
  83. 流体を送り込むための方法であって、
    流路の少なくとも一部が常時閉塞されている状態でポンプ本体内に流路を付与するステップと、
    前記ポンプ本体に流体導入ポートと排出ポートとを接続するステップと、
    前記流路の前記常時閉塞流路内にキャビティを形成するために前記ポンプ本体を連続的に変形させ、前記キャビティ内に前記導入ポートから流体を引き込み、かつ、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体を前記排出ポートに向かって伝搬させるステップと、
    を具備することを特徴とする方法。
  84. 前記キャビティを形成し、かつ、前記排出ポートに向かって、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体を伝搬させるために、前記本体の第2の弾性部分から前記本体の第1の弾性部分を連続的に分離させることをさらに具備することを特徴とする請求項83に記載の方法。
  85. 前記キャビティを形成し、かつ、前記排出ポートに向かって、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体を伝搬させるために、前記本体の熱可塑性部分から前記本体の弾性部分を連続的に分離させることをさらに具備することを特徴とする請求項83に記載の方法。
  86. 前記流路は常時閉塞され、かつ、実質的に直線状経路に沿って延在するものであり、
    前記導入ポートから前記排出ポートまで前記実質的に直線状経路に沿って、前記常時閉塞流路を経て、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体を伝搬させることをさらに具備することを特徴とする請求項83に記載の方法。
  87. 前記流路は常時閉塞され、かつ、弧状経路に沿って延在するものであり、
    前記導入ポートから前記排出ポートまで前記弧状経路に沿って、前記常時閉塞流路を経て、前記キャビティおよびその中に収容された前記流体を伝搬させることをさらに具備することを特徴とする請求項83に記載の方法。
  88. 前記導入ポートに対して流体源を流体的に接続することと、
    患者に対して接続された配管システムに対して前記排出ポートを流体的に接続することと、
    前記患者に対して前記流体を送り込むことと、
    をさらに具備することを特徴とする請求項83に記載の方法。
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