JP2010530166A - ブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する複数の動作モード間の選択方法 - Google Patents

ブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する複数の動作モード間の選択方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010530166A
JP2010530166A JP2010511551A JP2010511551A JP2010530166A JP 2010530166 A JP2010530166 A JP 2010530166A JP 2010511551 A JP2010511551 A JP 2010511551A JP 2010511551 A JP2010511551 A JP 2010511551A JP 2010530166 A JP2010530166 A JP 2010530166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user equipment
service
base station
transmitting
response
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010511551A
Other languages
English (en)
Inventor
グルバー,マルクス
カミンスキ,ステファン
ゼラー,ディートリッヒ
Original Assignee
アルカテル−ルーセント
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルカテル−ルーセント filed Critical アルカテル−ルーセント
Publication of JP2010530166A publication Critical patent/JP2010530166A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/30Resource management for broadcast services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1845Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast broadcast or multicast in a specific location, e.g. geocast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices
    • H04W88/10Access point devices adapted for operation in multiple networks, e.g. multi-mode access points

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

本発明は、無線通信ネットワークにおいてユーザ機器(UE)にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モード間を制御実体が選択する方法であって、
制御実体から複数の基地局に要求信号を伝送することであって、それらの基地局が、ユーザ機器にサービスを提供するように適合される、伝送することと、
伝送された要求信号に応答して基地局から制御実体が動作消費値を受信することであって、それらの動作消費値が、基地局からユーザ機器にサービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示す、受信することと、
受信した動作消費値を分析することにより、サービスを提供する少なくとも2つの動作モードのうちの1つを選択することとを含む方法に関する。

Description

本発明は、ユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モード間の選択方法、制御実体に動作消費値(operation expense value)を伝送する方法、制御実体、基地局、およびコンピュータ・プログラム製品に関する。
移動体通信における困難な課題は、映像サービスなどのマルチメディア・サービスを効率的な方法で無線ユーザに提供することである。効率とは、ここでは特に、無線周波数帯域内でできるだけ多くのユーザおよび様々なサービスを並行して供給することができるように、ネットワークに割り当てられた周波数帯域など、不足しかつ高価な無線資源を効率的に利用することを意味する。既存の第2世代無線ネットワークは音声サービスを効率的な方法でサポートするが、第3世代無線システムおよびパケット・ベース無線ネットワークの目標は、データ通信およびデータ配布のための最適なサービスを最も効率的な方法で提供することである。一例がモバイルTVであり、モバイルTVは、通信ネットワークを介して加入者に提供されるサービスである。モバイルTVは、携帯電話や概してユーザ機器(UE)にTVサービスを提供するものである。モバイルTVは、携帯電話のサービスとテレビ・コンテンツとを組み合わせ、消費者およびオペレータならびにコンテンツ・プロバイダの両方のための論理ステップを表す。
モバイルTVは、例えば新世代の3G(WCDMA/HSPA)ネットワークを使用して提供することができる。そのようなネットワークは、モバイルTVサービスを大量市場向けにスケールアップするための十分な容量を提供する。
サービスに応じてユニキャスト伝送技術またはブロードキャスト/マルチキャスト伝送技術を使用することにより、ネットワーク容量および投資を最適化することができる。ブロードキャスト/マルチキャスト技術は、(マルチメディア)データを、あるソースから多数の受信者に並行して提供する必要がある場合(例えば、人気のあるTV番組)に適切である。ユニキャスト技術は、データが様々な通信実体間で交換されている、またはデータを1人または少数の受信者に配信する必要がある場合(例えば、オンデマンド型マルチメディア・コンテンツ)に適切である。
しかし、メディア・サービスを顧客に提供することに関して、データ伝送の限られた帯域幅を多数の無線ユーザ間で効果的に分配しなければならないという問題が生じている。MBMS(マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス)は、第3世代ネットワークの中の発展的なサービス概念の1つである。MBMSは、ブロードキャスト・サービスおよびマルチキャスト・サービスの両方を組み合わせたユーザ・サービスである。3GPP(第3世代パートナーシップ)は、マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス向け標準の制定に取り組んでいる。
そのようなMBMSサービスの概念に関して、3GPP TS 36.300(第3世代パートナーシップ・プロジェクト;技術仕様グループ無線アクセス・ネットワーク;E−UTRA(発展型ユニバーサル陸上無線アクセス)およびE−UTRAN(発展型ユニバーサル陸上無線アクセス・ネットワーク);全体説明;ステージ2(リリース8))は、MBMSデータ用の2つの伝送モードを提案し、それはすなわち、完全なフィードバックおよび適応変調/符号化が適用されるが近隣セルとは連携しないPTM−SC(ポイントツーマルチポイント単一セル)伝送である。記載されている第2の伝送モードは、MBSFN(マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワーク)の形をとるPTM−MC(ポイントツーマルチポイント・マルチセル伝送)であり、このPTM−MCでは、関与するセルが同期化されたMBMSコンテンツを有し、そのため干渉が大幅に低減される。
しかし、これら2つの伝送モードを切り替えるための適当な基準を見つけることに関する技術的問題がある。それに関して、PTM−SCまたはPTM−MCに切り替えるタイミングの決定について、MBMSサービスに関係しているユーザの密度に関する情報が極めて重要になる。
PTM−SCモードでは、MBMSデータが、各単一セル内で個別に送出される。これは、同一サービスを伝送するセルがすぐ隣同士にある場合でも、それらのセルが自らの伝送を連携させることはなく、そのため、それらのセルの伝送が互いに干渉し合う可能性があることを意味する。一方、MBSFNでは、UEによって受信される信号が、互いに干渉し合うのではなく、複数のセルにわたってソフト結合可能なように、MBMSデータの伝送が様々なセルの間で同期化される。このことは、データを、より少ない無線資源(例えばセル内の周波数)を使用してより効率的に伝送できるようにすることを可能にする。しかし、この伝送モードは、伝送が一群のセルで行われることを要求する。したがってこのモードは、伝送セルの十分な大部分において、特定のMBMSサービスに関係しているユーザがいる場合にのみ効率的である。
さらに、これらの2つのモードの切り替えは、典型的なブレークポイントが0.5ユーザ/セルから4ユーザ/セルである、所与の群の平均ユーザ密度によって決まることが示されていた。これは、例えば3GPP Tdoc R1−071433「additional results on E−MBMS transmission」、Motorola、R1−071049「spectral efficiency comparision of possible MBMS transmission schemes:additional results」、Ericsson、およびR1−070984「efficiency comparison of MBMS transmission modes」、Nokia、の中で見つけることができる。
したがって、PTM−SCおよびPTM−MCを切り替えるための適当な基準を見つける1つの方法は、所与のMBMSサービスに関するセル当たりの平均ユーザ数を特定することである。このセル当たりの平均ユーザ数を特定することは、例えばカウントまたはポーリングによって行うことができる。
それに関し、カウントは、特定のMBMSサービスに何人のユーザが参加するのかを明らかにする。この手順の主な利点は、平均ユーザ密度を容易に特定することができるということである。重大な不利点は、使用しなければならない無線資源の量である。RRC_IDLE状態のユーザ機器(UE)は、時間整合されていないMBMSサービスを受信することができ、そのため、それらのUEは、自らが参加することをRACH(ランダム・アクセス・チャネル)を介して信号で伝える必要がある。多数の参加者がいる場合、これは輻輳をもたらす可能性がある(3GPP Tdoc R2−070742「counting procedure for LTE MBMS」、CATT、およびR2−062271「layer 1 signaling base user detection for LTE MBMS」、IP wireless、を比べられたい)。
ポーリングは、あるセル内にMBMSサービスに関係している1台または複数台のユーザ機器があるかどうかを特定できるようにする。したがって、カウントとは対照的に、ポーリングでは何台のUEが関係しているまたは参加しているのかは問題にならず、それらのUEが関係しているまたは参加しているのかどうかだけが問題になる。概して、ポーリングは、カウントよりも単純であるとみなされている。
所与のセル群では、カウントによって直接的にまたはポーリングによって暗示的に特定される平均ユーザ密度は、2つの技術のうちのどちらが、使用される無線資源の点でより効率的であるかを、個々の制御実体が決定する基準にもなり得る。それに関して、この制御実体は、例えばMBMS制御実体(MCE)である。MCEは、PTM−MC伝送に関与する各基地局の連携および様々な基地局に適用すべき伝送モード(PTM−SC伝送またはPTM−MC伝送)の選択を担う。MCEに関しては、使用される無線資源の量がまず第一に主な焦点になるので、基地局が、ポーリング値またはカウント値の代わりに、例えばPTM−SC伝送モードおよびPTM−MC伝送モードの所与のMBMSサービスについての、標準化されたデータ量当たりの使用資源に関する達成可能な伝送効率の推定値をMCEに送信することがより適当である。これは、MCEが、PTM−SCモードおよびPTM−MCモードでのサービス伝送効率に関するより正確な推定値を入手し、あるサービスに関する最も効率的な伝送モードを選択できるようにする。
3GPP TS 36.300(第3世代パートナーシップ・プロジェクト;技術仕様グループ無線アクセス・ネットワーク;E−UTRA(発展型ユニバーサル陸上無線アクセス)およびE−UTRAN(発展型ユニバーサル陸上無線アクセス・ネットワーク);全体説明;ステージ2(リリース8)) 3GPP Tdoc R1−071433「additional results on E−MBMS transmission」Motorola 3GPP Tdoc R1−071049「spectral efficiency comparision of possible MBMS transmission schemes:additional results」Ericsson 3GPP Tdoc R1−070984「efficiency comparison of MBMS transmission modes」Nokia 3GPP Tdoc R2−070742「counting procedure for LTE MBMS」CATT 3GPP Tdoc R2−062271「layer 1 signaling base user detection for LTE MBMS」IP wireless
本発明は、無線通信ネットワークにおいてユーザ機器(UE)にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モード間を制御実体が選択する方法を提供し、この方法は、多数の基地局に要求信号を伝送するステップであって、それらの基地局が、ユーザ機器にサービスを提供するように適合される、ステップと、伝送された要求信号に応答して基地局から動作消費値を受信するステップであって、それらの動作消費値が、基地局からユーザ機器にサービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示す、ステップと、受信した動作消費値を分析することにより、サービスを提供する少なくとも3つの動作モードのうちの1つを選択するステップとを含む。
動作モードとは、概して、共通の特徴のために前述の動作モードに分類される伝送技術または1組の伝送技術である。それに対応して、動作モードの変更は、2つの伝送技術間の変更を指すこともでき、それは、たとえその2つの伝送技術が同じ動作モードの中に分類される場合にもそうである。
それをもって、基地局(3GPP LTEではeNodeB)は、推定される無線効率についての情報、例えばeNodeBからユーザ機器にサービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量、またはより正確には、所与のMBMSサービスに関するデータ量当たりの使用資源ブロックの数を制御実体に供給する。伝送モードを切り替える一番の理由は無線資源を節約することなので、同じ情報を暗示的に示すにすぎないポーリング値やカウント値などの他の値を使用する代わりに、無線資源効率値(データ量当たりの使用スペクトル)を直接使用することが有利である。
無線資源効率値を直接使用することにはさらなる利点があり、その利点とは、たとえ無線資源効率がeNodeBの実装の違いのため、または異なる無線環境のために様々なeNodeB間で異なることがあるとしても、制御実体が、どの伝送技術を使用するかを決定するための重要な基準である、要求される無線資源に関する情報を常に得ることである。無線資源効率が様々なeNodeB間で異なる場合、ポーリングまたはカウントの情報を制御実体に伝送することは、どの伝送技術を使用するのかについて制御実体の誤った判断をもたらすことがあり、それは制御実体が様々なeNodeBにおける異なる無線資源効率に関する情報を有さないからである。そこで、eNodeBから制御実体に伝送される無線資源効率値を直接使用することは、どの伝送技術を使用するのかに関する制御実体のより正確な決定根拠を得る利点がある。
要求信号を多数の基地局(eNodeB)に伝送することは、eNodeBを介して所与のサービスをユーザ機器に最初に提供する際にのみ必要であり得ることを言及しておかなければならない。例えば、eNodeBが、制御実体への使用される無線資源の自動的かつ定期的伝送をサポートする場合、その制御実体は、前述の要求信号を1度だけ送信する必要がある。それ以降、その制御実体は、基地局から無線資源効率値を周期的に受信する。
本発明の一実施形態によれば、このサービスは、MBMS(マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス)である。MBMSは、デジタル無線通信ネットワークにおいて、マルチメディア・データ・ストリームを高効率でユーザ機器に配信することを可能にする。MBMSは、デジタル無線通信ネットワークにおいて、ユーザ機器への単なるポイントツーポイント・リンクの代わりに、マルチキャスト配信を可能にするデータ伝送容量を提供する。このことは、個々のeNodeBが供給する多数のユーザ機器向けのストリーミングおよびダウンロード・サービスを可能にする、より効率的なシステム使用をもたらす。
ブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスをユーザ機器に提供する動作モードまたは伝送技術は、少なくとも特徴「複数のセルにわたる同期性」および特徴「フィードバック・メカニズムの存在」を考慮に入れることによって分類することができる。MBMSでのブロードキャストおよびマルチキャスト・サービスは本来、データをポイントツーマルチポイントで伝送するが、ユーザ密度が低い場合向けのポイントツーポイント伝送を除外するものではない。
本発明の一実施形態によれば、第1の動作モードは、基地局からユーザ機器へのサービスの提供が基地局によって自律的にスケジュールされることを特徴とする。第2の動作モードは、基地局からユーザ機器へのサービスの提供が制御実体によってスケジュールされることを特徴とする。つまり第1の動作モードでは、基地局が、例えば伝送周波数、タイムスロット、およびMCS(変調および符号化方式)を設定し調整することが可能であるのに対し、第2の動作モードでは、伝送周波数、タイムスロット、およびMCSは制御実体によって指定される。例えば、第1の動作モードはPTM−SC(ポイントツーマルチポイント単一セル伝送モード)であり、第2のモードは、PTM−MC(ポイントツーマルチポイント・マルチセル伝送モード)である。
第1の動作モードを使用するように制御実体が基地局を設定する場合、サービスを伝送するために適用する無線資源および設定は基地局が自律的方法で決定するが、この場合、制御実体が、近隣の基地局との間の干渉を抑制するための情報、例えば制限された電力でのみ使用すべき周波数、を基地局に提供することを除外しないことを言及しておかなければならない。逆に、消費値の報告に加え、基地局は、これらの報告に含まれる補足情報を追加することもでき、その補足情報は、優先(preferred)周波数、干渉/負荷状況など、制御実体が干渉抑制情報を生成する際に考慮に入れることができる情報である。
本発明の一実施形態によれば、ユーザ機器へのブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスの提供を第2の動作モードで行う場合、動作消費値は、ユーザ機器へのブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスの提供に第1の動作モードが使用されると仮定して基地局によって特定される。概して、3つ以上の動作モードが利用可能な場合、動作消費値は、ユーザ機器へのブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスの提供に第2の動作モード以外が使用されると仮定して基地局によって特定される。
本発明の一実施形態によれば、第1の動作モードおよび/または第2の動作モードは、サービスのデータをユーザ機器に伝送することに応答して、ユーザ機器フィードバック・メッセージを基地局が受信し、またはサービスのデータがユーザ機器に伝送され、ユーザ機器に情報返送要求を伝送することに応答して少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを基地局が受信することを特徴とする。
サービスのデータのみをユーザ機器に伝送することに応答して、基地局がユーザ機器フィードバック・メッセージを自動的に受信することは、伝送品質を直接特定することとともに、基地局の伝送電力およびMCSを制御することを可能にする。しかし、例えば基地局のMCSを制御することは、その基地局が、これらのパラメータの自律的調整を許すモードで目下サービスを提供中である場合にのみ可能である。ユーザ機器から基地局に自動的に伝送されるユーザ機器フィードバック・メッセージは、前述の伝送電力およびMCSを調整するために使用可能なフィードバック・チャネルに含まれ得る。それにより、フィードバック・チャネル上で「0」のみを受信することも、たとえそのような「0」が、例えば全てのデータがユーザ機器によって適切に受信される場合にそうである可能性があるチャネル・ビットの正常状態であり得るとしても、UEフィードバック・メッセージとみなされる。つまり、このフィードバック・チャネル上での「0」の受信は、ユーザ機器から基地局へのACK(肯定応答)信号の観点から「0」の能動伝送を必ずしも必要としない。それでも、ユーザ機器が自らに伝送されたデータを適切に受信していない場合、そのユーザ機器は、NACK(否定応答)の観点から「1」を基地局に送信することができる。
以下では、MBSFNの形をとるPTM−MCは、3GPP TS 36.300(第3世代パートナーシップ・プロジェクト;技術仕様グループ無線アクセス・ネットワーク;E−UTRA(発展型ユニバーサル陸上無線アクセス)およびE−UTRAN(発展型ユニバーサル陸上無線アクセス・ネットワーク);全体説明;ステージ2(リリース8))によるフィードバック・メカニズムを使用しないのに対し、PTM−SCでは、フィードバック・メカニズムを使用すると仮定することを言及しておく必要がある。
PTM−SC伝送モードでは、サービスのデータのみをユーザ機器に伝送することに応答して、基地局がユーザ機器フィードバック・メッセージを自動的に受信するので、伝送に使用される特定された無線資源の量は、制御実体に伝送される場合、ポーリングまたはカウントの情報のみが制御実体に伝送される場合にポーリングまたはカウントが提供するよりも多くの情報を含む。無線資源の消費量はユーザの数との関係だけによらないので、これは事実である。例えば、eNodeBのすぐ隣にある10台のユーザ機器のグループは、セルの端にある同一グループよりもはるかに少ない無線資源しか消費しない一方、これらの2つの状況をポーリングまたはカウントすることについては同等になる。
同じ論証は、PTM−MC伝送、またはユーザの数に関する情報を受信するために追加の情報要求メッセージをサービスのデータとともにユーザ機器に伝送する必要があり、その情報返送要求をユーザ機器に伝送することに応答して個々のユーザ機器応答メッセージを基地局が受信する、一般伝送モードについて当てはまる。例えばMBSFNの形をとるPTM−MCの場合、フィードバック・メカニズムがないため、基地局(eNodeB)は、ポーリングまたはカウントが実行されない限り、実際に誰かユーザがいるのかどうか、またはセル内に何人のユーザがいるのかを知らない。ポーリングまたはカウントが、セル内に少なくとも1人以上のユーザがいると示す場合、基地局は、今度はMBMSサービスのために使用する推定された無線資源を反映する非負値を送信することができる。
詳しくは、このユーザ機器応答メッセージは、現在の動作モードかまたは更新された例えばPTM−SC伝送モードを使用してMBMSサービスをユーザ機器に連続して伝送するために必要な無線資源を反映する、最新の動作消費値を推定するために使用することができる。
PTM−MC伝送に関しては、制御実体が全ての基地局の伝送を設定する、すなわち制御実体が全ての基地局に、どの周波数、どのタイムスロット、どの変調および符号化をその基地局が適用すべきか指示を与えるので、当然、制御実体はPTM−MC伝送の実際の資源消費量をよく知っている。しかし、PTM−SC伝送では、基地局自体がどの周波数、どのタイムスロット、どのMCSを適用するのか決定することができるので、制御実体は他の基地局が何を行うのかを知ることができない。この設定が伝送の動作消費量を決定するため、制御実体が最適な伝送モードを決定する率直な方法は、(制御実体自体が知る)PTM−MC伝送の動作消費量と、基地局から報告される推定されたPTM−SC伝送の動作消費量とを比較することである。
セル内で所与のMBMSサービスがまだ伝送されていない場合、基地局は、そのMBMSサービスに対して無線資源が使われていないことを制御実体に伝えることができ、制御実体は基地局からさらに、前述のMBMSサービスに潜在的に関係しているセル内のユーザ機器にそのサービスを提供するために基地局が要求する必要な無線資源の推定値を受信する。
別の態様では、本発明は、制御実体に動作消費値を伝送する方法に関し、前述の動作消費値は、基地局からユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示し、前述のサービスの提供は、少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モードを使用して行うことができる。この方法は、制御実体から要求信号を受信することと、動作消費値を特定することとを含む。それにより、サービスのデータをユーザ機器に伝送することに応答してユーザ機器フィードバック・メッセージが受信される場合、動作消費値の特定は、サービスのデータをユーザ機器に伝送することに応答して受信されるユーザ機器フィードバック・メッセージを分析することによって行われる。サービスのデータがユーザ機器に伝送され、ユーザ機器に情報返送要求を伝送することに応答して少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージが受信される場合、動作消費値の特定は、ユーザ機器に情報返送要求を伝送することに応答して受信される、その少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを分析することによって行われる。それにより、動作消費値の特定はまた、基地局自体が所与のサービスを自律的にスケジューリングすることを可能にする動作モードを適用したときに生じることになる資源消費量を推定することによって行われる。この推定は、例えばポーリングまたはカウントによって得られる関係している数の存在または数に関する何らかの知識に基づくことができる。
サービスの伝送が行われていない場合、動作消費値の特定は、情報返送要求をユーザ機器に伝送し、情報返送要求をユーザ機器に伝送することに応答して受信される少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを分析することによって行われる。それにより、動作消費値の特定はまた、基地局自体が所与のサービスを自律的にスケジューリングすることを可能にする動作モードを適用したときに生じることになる資源消費量を推定することによって行われる。
この方法の最後のステップで、特定した動作消費値を制御実体に伝送する。
この場合も、既に上で論じたように、制御実体から要求信号を受信することは、そのような要求信号が制御実体から受信される場合にのみ動作消費値が特定され、制御実体に伝送されることを意味するものではない。また、要求信号を制御実体から1度だけ受信し、それ以降は、基地局が動作消費値の特定および特定された動作消費値の伝送を周期的に行い、消費値が変化した場合に(または他の任意の定義済みの方式に従って)報告を行うことも可能である。このことは、基地局と制御実体との間の信号伝達を減らす利点がある。
制御実体に動作消費値を伝送する方法の利点は、使用される無線資源の点でどの動作モードがより効率的であるかを、制御実体がはるかに正確に判断できるようにすることである。これは、制御実体が、例えばPTM−SCモードおよびPTM−MCモードでのサービス伝送の効率を正確に推定できるようにするとともに、MBMSサービスのための最も効率的な伝送モードを選択できるようにする。
本発明の一実施形態によれば、サービスのデータをユーザ機器に伝送することに応答してユーザ機器フィードバック・メッセージが受信される場合、ユーザ機器フィードバック・メッセージは、HARQ(ハイブリッド自動リピート要求)および/またはCQI(チャネル品質インジケータ)を含む。サービスのデータがユーザ機器に伝送され、ユーザ機器に情報返送要求を伝送することに応答して少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージが受信される場合、ユーザ機器に伝送される情報返送要求は、カウント要求またはポーリング要求であり、前述のカウント要求またはポーリング要求を伝送することに応答して受信される少なくとも1つの応答メッセージは、カウント応答またはポーリング応答である。サービスの伝送が行われていない場合、ユーザ機器に伝送される情報返送要求はカウント要求またはポーリング要求であり、前述のカウント要求またはポーリング要求を伝送することに応答して受信される少なくとも1つの応答メッセージは、カウント応答またはポーリング応答である。
例えば、PTM−SCでは、MBMSデータが複数のユーザに送出され、それらのユーザは、伝送ブロックを適切に復号できなかった場合にNACKを送信する。HARQフィードバックに応じて、基地局は、例えばMCS(変調および符号化方式)を動的に適応させることになる。基地局は、伝送電力を動的に調整することもできる。そのようなMCSの動的適応は、AMC(適応変調および符号化)としても知られる。基地局は、HARQフィードバックならびに例えばCQIフィードバックに基づいて所与のMBMSサービスに使用される資源の量を計算し、それによってその量を知るので、動作消費値を、伝送効率の測度としてダウンリンク方向およびアップリンク方向の両方で、データ量およびサービス当たりの使用資源ブロック単位で容易に測定することができる。
この使用される資源の数は、制御実体に伝えることができる。その制御実体は、例えばMCE(MBMS制御実体)とすることができる。そしてまた制御実体は、これらの値を所与の群の全てのセルから収集し、平均を計算し、この値をMBSFNに必要な資源と比較する。それにより、この手法の主な利点は、使用される無線資源の数が、様々な伝送モード間の切替え点を決定するためのはるかに率直なパラメータであることにある。対照的に、様々な動作モード間の切替え点を決定するためのパラメータとしてのユーザ密度は、同じ量、つまり使用される資源の数を間接的に表そうとするパラメータであるに過ぎない。これにより、様々な動作モードの切り替えを行うための切替え点を高い精度で決定することが可能である。
要約すると、セル内に関係しているユーザがいる限り、そのユーザのフィードバック(例えばHARQ、CQI)が、最適なMCSに関する有益な情報をもたらす。何らかの理由で、関係しているユーザがもういない場合、HARQフィードバックは一切なくなる。この状態が、定義されたデータ量に関して続く場合、基地局は伝送を停止する。これにより、基地局が、周期的なポーリングまたはカウントで可能なよりも、はるかに早くユーザがもういないことを検出できるようにする。
本発明の一実施形態によれば、この方法は、動作消費値を少なくとも1つのさらなる制御実体に伝送することをさらに含む。これは、例えば複数の制御実体が基地局の制御を担う場合に必要である。各基地局は1つの関連する制御実体を有するが、近隣のセルの2つの基地局が同じMBMSサービスをユーザ機器に伝送しなければならず、ただしその際、これらの基地局が異なる制御実体に関連する状況が発生し得る。この例で、2つの制御実体が2つの関連する基地局両方の使用無線資源効率値について知る場合、2つの制御実体は、新しいセル群を形成するためにこの複合情報を使用することができる。その結果、この新しいセル群は、両方の基地局によって供給されるセルを示す。それにより、前述のセルにおいて個々のMBMSサービスをユーザ機器に提供することを、同じ動作モードで連携的な形で行うことができる。このことは、関与するセルが同期化されたMBMSコンテンツを有し、それにより干渉が大幅に低減されるPTM−MC(この例では、第2の動作モード)にとって特に重要である。
それとともに、動作消費値を少なくとも1つのさらなる制御実体に伝送することにより、異なる基地局を担当する制御実体が指定する物理的境界にわたって、複数の基地局によって供給されるセルの群を動的に構築することができる。
別の態様では、本発明は、無線通信ネットワーク用の制御実体に関し、前述の制御実体は、ユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モード間を選択するように適合され、前述の制御実体は、多数の基地局に要求信号を伝送する手段であって、前述の基地局はユーザ機器にサービスを提供するように適合される、手段と、伝送された要求信号に応答して基地局から動作消費値を受信する手段であって、前述の動作消費値は、基地局からユーザ機器にサービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示す、手段と、受信した動作消費値を分析することにより、サービスを提供する前述の少なくとも2つの動作モードのうちの1つを選択する手段とを含む。
それに関し、MBMSでは「MBMS制御実体、MCE」である制御実体は、別個のコントローラとすることができ、または基地局に含まれてもよい。
別の態様では、本発明は、無線通信ネットワーク用の基地局に関し、前述の基地局は、制御実体に動作消費値を伝送するように適合され、前述の動作消費値は、基地局からユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示し、前述の基地局は、少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モードを使用してユーザ機器にサービスを提供する手段と、制御実体から要求信号を受信する手段と、サービスのデータをユーザ機器に伝送する手段と、情報返送要求をユーザ機器に伝送する手段と、ユーザ機器フィードバック・メッセージを分析する手段および/またはユーザ機器応答メッセージを分析する手段とを含む。
この基地局は、動作消費値を特定する手段をさらに含む。それにより、サービスのデータをユーザ機器に伝送することに応答してユーザ機器フィードバック・メッセージが受信される場合、動作消費値の特定は、サービスのデータをユーザ機器に伝送することに応答して受信されるユーザ機器フィードバック・メッセージを分析することによって行われる。
サービスのデータが伝送されかつ情報返送要求がユーザ機器に伝送され、ユーザ機器に情報返送要求を伝送することに応答して少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージが受信される場合、動作消費値の特定は、ユーザ機器に情報返送要求を伝送することに応答して受信される、その少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを分析することによって行われる。
サービスの伝送が行われていない場合、動作消費値の特定は、情報返送要求をユーザ機器に伝送し、情報返送要求をユーザ機器に伝送することに応答して受信される少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを分析することによって行われる。
この基地局は、特定した動作消費値を制御実体に伝送する手段をさらに含む。
別の態様では、本発明は、本発明に従って無線通信ネットワークにおいてユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モード間の選択方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ・プログラム製品に関する。
別の態様では、本発明は、本発明に従って動作消費値を制御実体に伝送する方法であって、前述の動作消費値は、基地局からユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示し、前述のサービスの提供は、少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モードを使用して行うことができ、前述の方法は、制御実体から要求信号を受信することと、動作消費値を特定することとを含む、方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ・プログラム製品に関する。
以下に本発明の好ましい実施形態を、例としてのみ図面を参照しながらさらに詳しく説明する。
無線通信ネットワークのブロック図である。 ユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する動作モード間の選択方法を示す流れ図である。 動作消費値を制御実体に伝送する方法を示す流れ図である。 無線通信ネットワークのさらなるブロック図である。
図1は、無線通信ネットワークのブロック図を示す。この通信ネットワークは、コア・ネットワーク100、制御実体102(MBMS制御実体、MCE)、基地局116(eNodeB)、およびユーザ機器(UE)130を含む。それに関し、コア・ネットワーク100は、音声およびデータ接続のスイッチングおよびルーティングを担う一方、MCE102およびeNodeB116は、全ての無線関連機能の処理を担う。
MCE102は、プロセッサ104およびメモリ106を含む。メモリ106は、プロセッサ104が実行可能なコンピュータ実行可能命令を含むモジュール108を含む。MCE102は、伝送手段110、受信手段112、および選択手段114をさらに含む。
選択手段114は、UE130にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する第1の動作モードおよび第2の動作モード間を、MCEが選択できるようにする。
eNodeB116は、プロセッサ118と、モジュール126および128を含むメモリ124とを含む。それに関し、モジュール126および128は、プロセッサ118が実行可能なコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ・プログラム製品である。eNodeB116は、伝送手段120および受信手段122をさらに含む。
第1のシナリオでは、所与のMBMSサービスに関し、無線通信ネットワークはUEへのサービス伝送をまだ行っていない。したがって、この無線通信ネットワークが、今度のMBMSサービスをUE130に伝送するための最適な動作モードを決定できるようにするために、MCE102が最適かつ最も効果的なMBMSサービスの動作モードを決定するための基準が要求される。例えば、動作モードは、完全なフィードバック(HARQおよびCQI)およびAMCが適用されるが近隣セルとは連携しないPTM−SC(ポイントツーマルチポイント単一セル)伝送モードとすることができる。この伝送モードは、例えば、eNodeB116のうちの1つのみが所与のサービスに関係している個々のUE130を供給する一方、もう1つのeNodeB116がそのサービスに関係しているUE130を一切有さない場合に、図1の本例に適している可能性がある。この例では、関係しているUE130を供給するeNodeB116が、MBMSサービスを前述のUE130に伝送する一方、関係しているUE130を含まないもう一方のeNodeB116が、そのMBMSサービスを提供しなければ十分である。
しかし、MCE102は、どの動作モードがeNodeB116の使用無線資源の点で最も効率的な動作モードであるかを概して決定するため、eNodeB116からUE130にMBMSサービスを提供するのに必要な無線資源に関する情報を必要とする。それにより、本例では、eNodeB116がサービスをUE130にまだ伝送していないという問題が発生する。したがって、eNodeB116は、そのサービスをUE130に提供するために恐らく必要になる、推定された無線効率をMCE102に伝える。
しかし、そのような推定を行うためには、eNodeB116は、そのサービスに関係しているUE130の数に関する情報を必要とする。関係しているUEの数は、伝送手段120を使用してeNodeB116からカウント要求またはポーリング要求を伝送することによって特定することができる。それを受けて、受信手段122を使用して、前述のカウント要求またはポーリング要求を伝送することに応答して、少なくとも1つの応答メッセージを受信する。受信したユーザ機器ポーリング応答またはカウント応答を、モジュール128を使用して分析する。これでeNodeB116は、モジュール126を使用して、ポーリング応答またはカウント応答を、UE130にサービスを提供すると仮定される変調および符号化方式と組み合わせて使用することにより、関係しているUE130にMBMSサービスを提供するのに必要な無線資源の推定量を特定することができる。
仮にもそのサービスに関係している任意のユーザがいるのかどうかを調べるためにポーリングが使用され、実際にはユーザがいない場合、eNodeB116は、使用資源値として「0」をMCE102に送信する。しかし、まだ伝送されていないMBMSサービスの関係ユーザがいるかどうかを検査するためにポーリングが使用され、実際にそのサービスに関係しているユーザがいる場合、eNodeB116が、変調および符号化方式を次のように仮定することによって使用資源の数を推定する。それは、例えば、全ユーザにわたって平均された他のサービスの平均チャネル品質(チャネル品質フィードバックが利用可能な場合)をとり、最も適合する変調および符号化方式を特定する。この変調および符号化方式を使用して、eNodeB116が、定義済みのサービス・データの量について自らが使用する必要があるであろう資源ブロックの数を計算する。しかし、任意のサービスに関してフィードバック・メカニズムが利用できない場合、または個々のフィードバックを提供するユーザがセル内にいない場合、例えば、符号レート1/2の16−QAMが変調および符号化方式であると仮定される。
次いで、推定された無線資源の量がMCE102に送信され、受信手段112を使用してMCE102によって受信される。MCE102のモジュール108が、通信ネットワーク内の全てのeNodeB116の応答を分析し、選択手段114を使用することにより、UE130にMBMSサービスを提供するための適当な動作モードが選択される。
本例では、2つのeNodeB116のうちの1つのみが、前述のサービスに関係しているUE130を有するため、選択される動作モードはPTM−SC(ポイントツーマルチポイント単一セル)伝送モードである。
今度は、MBMSサービスをUE130に提供する第2のシナリオを仮定し、ここでは、MBMSサービスの伝送がまだ進行していないが、eNodeB116がそれぞれ供給するUE130が、全て所与のMBMSサービスに関係する。この場合、上述のメカニズムを使用して、MCE102は、eNodeB116のそれぞれが、eNodeB116によって供給される個々のUE130にサービスを提供するのに必要になるであろう個々の無線資源の量を受信する。推定された無線資源の使用量に関するこの情報に基づいて、MCE102は、選択手段114を使用して、MBMSサービスをUE130に提供する動作モードを、関与するセルが同期化されたMBMSコンテンツを有し、それにより干渉が大幅に低減されるMBSFNの形をとるPTM−MC(ポイントツーマルチポイント・マルチセル伝送モード)に切り替える決定を好ましくは行う。
第3のシナリオでは、MBMSサービスのUE130への伝送は、既に進行中とすることができる。それに関し、本例では、UE130への前述のMBMSサービスの提供を、PTM−SC伝送の動作モードで、またはPTM−MC伝送の第2の動作モードで行うことができる。現在使用されている動作モードが、UE130にMBMSサービスを供給しているeNodeB116の使用無線資源の点で依然として適当であるかどうかをMCE102が判断できるようにするために、MCE102は、伝送手段110を使用してeNodeB116に要求信号を伝送する。eNodeB116は、その要求信号を受信し、それに応答してeNodeB116は、UEにサービスを提供するのに必要な無線資源の特定を行う。
PTM−SCの場合、PTM−SCが自動のHARQフィードバック・メカニズムおよびチャネル品質フィードバック(CQI)メカニズムを有し、eNodeB116がMCS等を動的かつ自律的に調整する能力を備えるため、特定される現在使用されている無線資源は、eNodeB116によって使用される真に実際の無線資源に一致する。それにより、MCSを更新し調整するために、eNodeBは品質フィードバック・メカニズムを使用する。
PTM−MCの場合、PTM−MCは自動のHARQフィードバック・メカニズムもチャネル品質フィードバック・メカニズムも含まないため、かつPTM−MCではMCSがMCE102によってスケジュールされるため、特定される無線資源は、PTM−SC伝送が行われる場合にeNodeB116によって使用されるであろう推定された無線資源に一致する。それに関し、所与のサービスに関係しているUEの数を特定するためにeNodeB114がポーリングまたはカウントを行い、前述のUEの数はその後、PTM−SC伝送を使用する場合に必要になる無線資源の推定のために使用される。
次いで、eNodeB116は、「データ量当たりの使用資源ブロック」(データの量またはボリュームを標準化する)単位で使用無線資源の量をMCE102に提供する。受信した、各eNodeB116が使用する無線資源の量に基づいて、MCE102が、現在使用されている動作モードを維持するか、またはより効率的な動作モードに切り替えるかを決定する。より効率的な動作モードへの切り替えは、特に関与する伝送eNodeB116の変調および符号化方式がMCE102によって制御されるPTM−MCに関して、変調および符号化方式をより適当なMCSに変更することも大抵含む。
図2は、ユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する動作モード間の選択方法を示す流れ図を示す。ステップ200で、MCEが、ユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供するように適合される多数の基地局に要求信号を伝送する。ステップ202で、伝送した要求信号に応答して、基地局からユーザ機器にサービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示す動作消費値を基地局から受信する。
ステップ204で、受信した動作消費値に基づいて、MCEは、ユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する最適な動作モードを決定する必要がある。例えば、ステップ204で、最適な動作モードがPTM−SCまたはPTM−MCであると決定し、ステップ206で、MCEがユーザ機器へのブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスの伝送が既に進行中であるかどうかを判定する。伝送がまだ進行中ではないとステップ206が返す場合、ステップ208で、伝送を開始する。それに関し、伝送の開始は、基地局が使用すべき動作モード(PTM−SC/PTM−MC)を指示する個々のコマンドを少なくとも提供するものとして理解される必要がある。この伝送開始コマンドは、特にPTM−MCの場合はユーザ機器へのブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスの同期伝送を開始する、開始コマンドを含むこともできる。
既に進行中の伝送があるとステップ206が返す場合、ステップ210で、この伝送を継続するが、ただしステップ204で選択した最新の動作モードを使用する。それに関して、動作モードの更新は、変調および符号化方式の変更を含むこともでき、または例えばPTM−SCからPTM−MCへの完全な変更を含むことができる。
ステップ204が、関係しているユーザ機器がないのでMBMSサービスの伝送を行う必要がないと返す場合、ステップ204で、MCEはPTM−SC伝送モードを選択することができ、それは、このモードは、基地局がMCS、無線資源、タイムスロット、等の点で最も効率的な伝送を自ら選択できるようにするからである。当然、関係しているユーザ機器がない本例では、結果として、基地局が次いで選択する伝送は、「サービスの伝送を行わない」である。
ステップ208または210のいずれかの後に、ステップ214で、MCEは、基地局から動作消費値を周期的に受信するようにシステムが設定されているのかどうかを判定する。MCEが周期的に更新される動作消費値を受信するように設定されている場合、基地局が、使用される動作消費値を周期的に更新し、これらの更新された動作消費値をMCEに伝送するので、それ以上基地局に要求信号を(ステップ200でのように)伝送する必要はない。それに引き続きこの場合では、ステップ214の後に、MCEは、ステップ202から開始して図2の手順を直接繰り返すことにより、この手順を続行することができる。しかし、動作消費値が基地局から周期的に受信されない場合、ステップ214の後に、ステップ200から開始して図2の手順が繰り返される。
図3は、動作消費値を制御実体に伝送する方法を示す流れ図を示す。それに関し、制御実体は例えばMCEである。ステップ300で、基地局がMCEから要求信号を受信し、この要求信号は、基地局からユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示す動作消費値を特定するよう基地局に指示を与える。
ステップ302で、実際に使用されている動作モードを基地局が特定する。ステップ302が、実際にはPTM−SC伝送が行われていないと返す場合、それは伝送がまだ行われていないか、または動作モードがPTM−MCであることを意味し、ステップ304で、カウント要求またはポーリング要求をユーザ機器に送信する。ステップ306で、返答として基地局が少なくとも1つの応答メッセージを受信する。ステップ314で、この応答メッセージを使用して、基地局が、ユーザ機器にサービスを提供するためのデータ量当たりの使用資源ブロックに関する動作消費値を特定する。その結果、応答メッセージを使用したこの特定は、PTM−SC伝送が行われる場合の動作消費値を仮説的に推定することである。
既に上で論じたように、実際には伝送が行われていない場合、ステップ314で特定される動作消費値は、標準化されたMCSに基づく推定値である。
ステップ302が、実際の動作モードがPTM−SCであると返す場合、ステップ312で、前にステップ310で受信したHARQおよびCQIに基づいて、変調および符号化方式を調整することができる。また、ステップ312で調整したMCSに基づいて、ステップ314で、実際に使用されているデータ量当たりの資源ブロックの量を特定する。
それにより、図3のステップ304〜306を含む左側の分岐部と、図3のステップ310および312を含む右側の分岐部との主な違いは、左側の分岐部では、PTM−SC伝送が行われておらず、これは左側の分岐部では伝送のスケジューリングが制御実体によって行われることを意味するのに対し、右側の分岐部では、PTM_SC伝送が行われ、これは右側の分岐部では伝送のスケジューリングが基地局自体によって行われることを意味する。結果として、左側の分岐部では、データ量当たりの資源ブロックが、サービスを提供するためにPTM−SC伝送を仮説的に適用することに関して推定されるのに対し、右側の分岐部では、真に実際に使用されているデータ量当たりの資源ブロックが使用される。
両方の場合において、ステップ314で、基地局が動作消費値を特定する。次いでステップ316で、特定した動作消費値をMCEに伝送する。ステップ318で、個々の伝送モード情報を基地局がMCEから受信し、ステップ320で、その伝送モード情報に基づいて、基地局が、ユーザ機器にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供するための伝送モードを調整する。
ステップ322が、ユーザ機器へのブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスの伝送が既に進行中であるか、または進行中ではないと返すことに応じて、ステップ324で伝送を開始し、またはステップ326で伝送を継続する。ステップ324およびステップ326両方の場合に関して、ステップ320から新しい調整された伝送モードが使用される。最後にステップ328で、基地局が、動作消費値の周期的伝送、オンデマンド伝送、またはイベント・トリガ伝送について自らを設定するかどうかを決定する必要がある。そのような設定は、例えば動作消費値の周期的伝送を要求することがあるMCEによって受信され得る。
基地局が動作消費値の周期的伝送について設定される場合、それ以上MCEから要求信号を(ステップ300でのように)受信する必要はなく、ステップ328の後に、ステップ302から開始して図3の手順が繰り返される。それにより、基地局は、特定された動作消費値に関する更新された情報をMCEに周期的に送信する。しかし、基地局が、動作消費値の周期的伝送またはイベント・トリガ伝送について設定されていないとステップ328が返す場合、ステップ300から開始して図3に示す手順が繰り返される。それにより、ステップ300で要求信号を受信することに応えてのみ、動作消費値が特定され、MCEに伝送される。
図4は、無線通信ネットワークのさらなるブロック図を示す。図4の無線通信ネットワークは、2つのMCE400および402、コア・ネットワーク100、ならびに2つのeNodeB404および406を含む。それに関して、eNodeB404は、2つのセル408および410を供給し、eNodeB406は、2つのセル412および414を供給する。セル408、410、412、および414のそれぞれが多数のユーザ機器130を含む。
eNodeB404は、MCE400に割り当てられ、eNodeB406は、MCE402に割り当てられる。
MCE400および402が互いに通信するように適合されていない場合、各MCEは、その個々に割り当てられたeNodeBを制御することになる。図4の例では、これは、MCE400がeNodeB404のみを制御し、MCE402がeNodeB406のみを制御することを意味する。それにより、同一のMBMSサービス・データをセル410および412内のユーザ機器130に伝送することに関し、eNodeB404およびeNodeB406が互いに独立して前述の同一サービスをPTM−SC伝送モードで提供することが生じ得る。eNodeB404およびeNodeB406に対してPTM−SC伝送モードを使用する理由は、例えば、セル408および414内に前述のMBMSサービスに関係しているユーザ機器130がないからである可能性がある。
本発明の一実施形態では、MCE400および402が互いに通信するように適合されることが今度は可能である。この通信は、コア・ネットワーク100を介して、またはMCE400とMCE402との間で直接行うことができる。あるいは、eNodeB404および406が、どちらもMCE400およびMCE402と通信するように適合される。これは、MCE400および402が、両方の基地局404および406から受信した使用無線資源効率値に基づいて、どの伝送モードを使用するのかを決定できるようにする。MCE400および402が、例えばPTM−MC伝送を決定する場合、これは、伝送されるデータをスケジューリングするための同一のアルゴリズムを必要とするか、または両方のMCEが伝送されるデータのスケジューリングについて一致をみる必要がある。
本例では、セル410および412内で、各ユーザ機器が同じMBMSサービスに関係しているので、これはPTM−MC伝送モードでMBMSサービスをセル410および412に伝送することが、PTM−SC伝送よりも効率的であるというMCE400および402の判断をもたらし、それは、セル410および412は近隣するセルであるとともに、PTM−MC伝送モードではeNodeB404とeNodeB406との間の干渉を低減することができるからである。それにより、MCE400および402間ならびにeNodeB404および406間の連携のため、セル410および412を含む新しい群416を構築することができる。
この考えを要約するために、eNodeB404および406が、互いに独立して同じMBMSサービス・データをPTM−SC伝送モードでユーザ機器130提供する代わりに、セル410および412を含む新しい群を構築し、その群416内に含まれるユーザ機器にMBMSデータをPTM−MC伝送するために使用することができる。
eNodeB404の機能に応じて、このeNodeBは、セル408および410内で、MCE400および402がセル群416向けに決定した同じ伝送モードで同じMBMSサービス・データを提供することができる。またはeNodeB404は、セル410内では、MCE400および402がセル群416向けに決定した伝送モードで、それとは独立してセル408についてはMCE400が別途決定し、選択した伝送モードで同じMBMSサービス・データを提供することができる。
100 コア・ネットワーク
102 制御実体
104 プロセッサ
106 メモリ
108 モジュール
110 伝送手段
112 受信手段
114 選択手段
116 基地局
118 プロセッサ
120 伝送手段
122 受信手段
124 メモリ
126 モジュール
128 モジュール
130 ユーザ機器
400 制御実体
402 制御実体
404 基地局
406 基地局
408 セル
410 セル
412 セル
414 セル
416 群

Claims (10)

  1. 無線通信ネットワークにおいてユーザ機器(UE)にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モード間を制御実体が選択する方法であって、
    前記制御実体から複数の基地局に要求信号を伝送することを含み、前記基地局が、前記ユーザ機器に前記サービスを提供するように適合され、さらに、
    前記伝送された要求信号に応答して前記基地局から前記制御実体が動作消費値を受信することを含み、前記動作消費値が、前記基地局から前記ユーザ機器に前記サービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示し、さらに、
    前記受信した動作消費値を分析することにより、前記制御実体が、前記サービスを提供する前記少なくとも2つの動作モードのうちの1つを選択する、
    ことを含む方法。
  2. 前記第1の動作モードは、前記基地局から前記ユーザ機器への前記サービスの前記提供が前記基地局によって自律的にスケジュールされることを特徴とし、そして、
    前記第2の動作モードは、前記基地局から前記ユーザ機器への前記サービスの前記提供が前記制御実体によってスケジュールされることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ユーザ機器への前記ブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスの提供が前記第2の動作モードで行われる場合、前記動作消費値は、前記ユーザ機器への前記ブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスの提供に前記第1の動作モードが使用されると仮定して前記基地局によって特定される、請求項1または2のいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記第1の動作モードおよび/または前記第2の動作モードは、
    前記サービスのデータを前記ユーザ機器に伝送することに応答して、ユーザ機器フィードバック・メッセージを基地局が受信し、あるいはその代わりとして、
    前記サービスのデータが前記ユーザ機器に伝送され、前記ユーザ機器に情報返送要求を伝送することに応答して少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを基地局が受信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 基地局から制御実体に動作消費値を伝送する方法であって、前記動作消費値は、基地局からユーザ機器(UE)にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示し、そして、前記サービスの前記提供は、少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モードを使用して行うことができるであり、前記方法は、前記制御実体から要求信号を受信することと、前記動作消費値を特定することを含み、
    前記動作消費値の前記特定が、前記サービスのデータを前記ユーザ機器に伝送することに応答して受信されるユーザ機器フィードバック・メッセージを分析することによって行われ、かつ/または、
    前記動作消費値の前記特定が、前記サービスのデータおよび情報返送要求を前記ユーザ機器に伝送し、前記情報返送要求を前記ユーザ機器に伝送することに応答して受信される少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを分析することによって行われ、かつ/または、
    前記サービスの伝送が行われていない場合、前記動作消費値の前記特定が、情報返送要求を前記ユーザ機器に伝送し、前記情報返送要求を前記ユーザ機器に伝送することに応答して受信される少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを分析することによって行われるものであり、前記方法はさらに、
    前記特定した動作消費値を前記制御実体に伝送する、
    ことを含む方法。
  6. 前記ユーザ機器フィードバック・メッセージが、HARQ(ハイブリッド自動リピート要求)および/またはCQI(チャネル品質インジケータ)を含み、かつ/または、
    前記ユーザ機器に伝送される前記情報返送要求が、カウント要求またはポーリング要求であり、前記カウント要求またはポーリング要求を伝送することに応答して受信される前記少なくとも1つの応答メッセージがカウント応答またはポーリング応答であり、かつ/または、
    前記サービスの伝送が行われていない場合、前記ユーザ機器に伝送される前記情報返送要求がカウント要求またはポーリング要求であり、前記カウント要求またはポーリング要求を伝送することに応答して受信される前記少なくとも1つの応答メッセージがカウント応答またはポーリング応答である、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記動作消費値を少なくとも1つのさらなる制御実体に伝送することをさらに含む、請求項5または6に記載の方法。
  8. 無線通信ネットワーク用の制御実体であって、前記制御実体は、ユーザ機器(UE)にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モード間を選択するように適合されており、前記制御実体は、
    多数の基地局に要求信号を伝送する手段を含み、前記基地局が、前記ユーザ機器に前記サービスを提供するように適合され、さらに、
    前記伝送された要求信号に応答して前記基地局から動作消費値を受信する手段を含み、前記動作消費値が、前記基地局から前記ユーザ機器に前記サービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示し、さらに、
    前記受信した動作消費値を分析することにより、前記サービスを提供する前記少なくとも2つの動作モードのうちの1つを選択する手段、
    を含む、制御実体。
  9. 無線通信ネットワーク用の基地局であって、前記基地局は、制御実体に動作消費値を伝送するように適合されており、前記動作消費値は、前記基地局からユーザ機器(UE)にブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供するのに必要なデータ量当たりの無線資源の量を示しており、前記基地局は、
    少なくとも第1の動作モードおよび第2の動作モードを使用して前記ユーザ機器に前記サービスを提供する手段と、
    前記制御実体から要求信号を受信する手段と、
    前記サービスのデータを前記ユーザ機器に伝送する手段と、
    情報返送要求を前記ユーザ機器に伝送する手段と、
    ユーザ機器フィードバック・メッセージを分析する手段および/またはユーザ機器応答メッセージを分析する手段と、
    前記動作消費値を特定する手段とを含み、
    i.前記動作消費値の前記特定が、前記サービスのデータを前記ユーザ機器に伝送することに応答して受信されるユーザ機器フィードバック・メッセージを分析することによって行われ、かつ/または、
    ii.前記動作消費値の前記特定が、前記サービスのデータおよび情報返送要求を前記ユーザ機器に伝送し、情報返送要求を前記ユーザ機器に伝送することに応答して受信される少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを分析することによって行われ、かつ/または、
    iii.前記サービスの伝送が行われていない場合、前記動作消費値の前記特定が、前記ユーザ機器に情報返送要求を伝送し、前記情報返送要求を前記ユーザ機器に伝送することに応答して受信される少なくとも1つのユーザ機器応答メッセージを分析することによって行われ、前記基地局はさらに、
    前記特定した動作消費値を前記制御実体に伝送する手段を含む、基地局。
  10. 方法ステップ1乃至4のいずれかを実行し、または方法ステップ5乃至7のいずれかを実行するためのコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品。
JP2010511551A 2007-06-19 2008-04-02 ブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する複数の動作モード間の選択方法 Withdrawn JP2010530166A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP07290759A EP2007151B1 (en) 2007-06-19 2007-06-19 Method of selecting between multiple operation modes of providing a broadcast or multicast services
PCT/EP2008/053935 WO2008155143A1 (en) 2007-06-19 2008-04-02 Method of selecting between multiple operation modes of providing a broadcast or multicast service

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010530166A true JP2010530166A (ja) 2010-09-02

Family

ID=38683529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010511551A Withdrawn JP2010530166A (ja) 2007-06-19 2008-04-02 ブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する複数の動作モード間の選択方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20080316952A1 (ja)
EP (1) EP2007151B1 (ja)
JP (1) JP2010530166A (ja)
KR (1) KR20100017627A (ja)
CN (1) CN101330658A (ja)
AT (1) ATE432000T1 (ja)
DE (1) DE602007001150D1 (ja)
WO (1) WO2008155143A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016163549A1 (ja) * 2015-04-10 2016-10-13 京セラ株式会社 ネットワーク装置、ユーザ端末、及び基地局

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8843118B2 (en) 2006-08-21 2014-09-23 Interdigital Technology Corporation Multi-cell coordination for multimedia broadcast multicast services in a wireless communication system
WO2009044345A2 (en) * 2007-10-01 2009-04-09 Nokia Corporation System and method for controlling base stations for multimedia broadcast communications
KR101424378B1 (ko) 2008-12-26 2014-07-31 후지쯔 가부시끼가이샤 무선 통신 시스템
CN102084711A (zh) * 2009-02-01 2011-06-01 华为技术有限公司 用户设备接入方法及系统和网络接入设备
WO2010124411A1 (zh) * 2009-04-28 2010-11-04 上海贝尔股份有限公司 对用于mbsfn传输的无线资源进行动态调度的方法、mce和基站
CN101925006A (zh) * 2009-06-16 2010-12-22 中兴通讯股份有限公司 一种mbms的调制和编码方案确定方法和一种mce
US8320292B2 (en) * 2009-11-18 2012-11-27 Motorola Mobility Llc Method to control a multimedia broadcast multicast service(MBMS) mode of a MBMS session in a communication system
US20110305209A1 (en) * 2010-03-09 2011-12-15 Qualcomm Incorporated Rate adaptation for sdma
CN102196453B (zh) * 2010-03-16 2013-10-23 普天信息技术研究院有限公司 一种选择通信模式的方法
US8879459B2 (en) * 2010-06-29 2014-11-04 Zte Corporation Method and system for sending counting response by user equipment in multimedia broadcast multicast service
US8254387B2 (en) 2010-06-30 2012-08-28 Motorola Solutions, Inc. Method and apparatus for establishing and maintaining a spectrally efficient multicast group call
EP2600539B1 (en) * 2010-07-26 2019-01-16 Electronics And Telecommunications Research Institute Method for transmitting control signals using an uplink
US8699397B2 (en) 2010-07-28 2014-04-15 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for multimedia broadcast multicast services (MBMS) service feedback
WO2012094802A1 (en) * 2011-01-10 2012-07-19 Nokia Siemens Networks Oy Supporting dynamic multipoint communication configuration
JP5255105B2 (ja) * 2011-10-24 2013-08-07 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局および通信システム
US8867388B2 (en) * 2011-11-19 2014-10-21 Motorola Solutions, Inc. Distributing content to a plurality of mobile stations using a downlink point-to-multipoint (PTM) bearers and downlink point-to-point (PTP) bearers
US8699398B2 (en) 2011-11-19 2014-04-15 Motorola Solutions, Inc. Dynamically switching mobile stations between point-to-point and point-to-multipoint operating modes
DE102011090110A1 (de) * 2011-12-29 2013-07-04 Robert Bosch Gmbh Kommunikationssystem mit Steuerung des Zugriffs auf ein gemeinsames Kommunikationsmedium
US9642117B2 (en) 2012-01-05 2017-05-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method of selecting a transmission mode of a cell in an E—UTRAN system
JP5770149B2 (ja) * 2012-11-02 2015-08-26 富士通株式会社 無線通信システムおよび無線通信方法
GB2514174B (en) * 2013-05-17 2015-12-02 Cambium Networks Ltd Improvements to adaptive modulation
CN103636242B (zh) * 2013-06-21 2017-05-24 华为技术有限公司 eMBMS管理方法、多媒体广播组播业务协调实体和基站
US10028107B1 (en) * 2013-07-09 2018-07-17 Sprint Spectrum L.P. Dynamic MBMS network reconfiguration
US9648631B1 (en) 2014-08-06 2017-05-09 Sprint Spectrum L.P. Systems and methods for determining a transmission scheme for a broadcast
JP6321830B2 (ja) * 2015-01-30 2018-05-09 京セラ株式会社 基地局、ユーザ端末及び装置
JP6503071B2 (ja) * 2015-01-30 2019-04-17 京セラ株式会社 サービングセル情報を用いる、ポイントツーマルチポイント(ptm)互換サービスのための送信メカニズム選択
WO2016148475A1 (ko) * 2015-03-17 2016-09-22 엘지전자 주식회사 Scptm 서비스를 제공하는 셀의 리스트를 송수신하는 방법 및 장치
US10306424B2 (en) * 2015-04-09 2019-05-28 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for handling L2 entity in continuity between SC-PTM transmission and MBSFN transmission in wireless communication system
JP2015173495A (ja) * 2015-05-19 2015-10-01 ノキア ソリューションズ アンド ネットワークス オサケユキチュア 動的マルチポイント通信構成のサポート
FR3038415B1 (fr) * 2015-07-01 2017-08-11 Viaccess Sa Procede de fourniture d’un contenu multimedia protege
CN107454573B (zh) * 2016-06-01 2020-12-01 成都鼎桥通信技术有限公司 基于sc-ptm的同播方法和装置
US20190342891A1 (en) * 2018-05-01 2019-11-07 Qualcomm Incorporated Techniques for selecting network parameters based on feedback
CN116964966A (zh) * 2020-10-22 2023-10-27 欧芬诺有限责任公司 多播和广播服务的harq反馈

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6738624B1 (en) * 2000-11-16 2004-05-18 Nokia Corporation Method and system for capacity reporting in a mobile telecommunications network
US6768715B2 (en) * 2002-06-07 2004-07-27 Nokia Corporation Apparatus, and associated method, for performing reverse-link traffic measurements in a radio communication system
CA2522646A1 (en) * 2003-04-17 2004-11-04 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for determining repeater use in wireless communications
CN1315309C (zh) * 2004-09-30 2007-05-09 华为技术有限公司 多媒体广播组播业务系统中重新计数的方法
JP4723301B2 (ja) * 2005-07-21 2011-07-13 株式会社日立製作所 ストリームデータ処理システムおよびストリームデータ処理方法
JP4705885B2 (ja) * 2006-06-16 2011-06-22 株式会社日立製作所 無線通信システムの輻輳制御方法及び基地局制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016163549A1 (ja) * 2015-04-10 2016-10-13 京セラ株式会社 ネットワーク装置、ユーザ端末、及び基地局
JPWO2016163549A1 (ja) * 2015-04-10 2018-02-22 京セラ株式会社 移動通信システム、基地局、mce及びプロセッサ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008155143A1 (en) 2008-12-24
US20080316952A1 (en) 2008-12-25
DE602007001150D1 (de) 2009-07-02
EP2007151A1 (en) 2008-12-24
ATE432000T1 (de) 2009-06-15
CN101330658A (zh) 2008-12-24
KR20100017627A (ko) 2010-02-16
EP2007151B1 (en) 2009-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010530166A (ja) ブロードキャストまたはマルチキャスト・サービスを提供する複数の動作モード間の選択方法
US10707987B2 (en) Channel state information and adaptive modulation and coding design for long-term evolution machine type communications
US10524191B2 (en) SC-MCCH sending method and device, and SC-PTM receiving method and device
US11051317B2 (en) SC-MCCH sending method and apparatus, and SC-PTM receiving method and apparatus
CA2547937C (en) Method for radio bearer optimization through an adaptive access probability factor
EP2677823B1 (en) Adaptive bearer configuration for broadcast/multicast service
US8059625B2 (en) Distributed architecture and methods for broadcast/multicast service
JP4435789B2 (ja) マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービスのための動的電力割り当て
WO2009116614A1 (ja) 無線資源制御状態の切替え方法、基地局およびユーザ装置
JP2006135956A (ja) 無線通信システムにおいてmbmsサービスを提供するための方法
JP2011501610A (ja) E−utranシステムにおいてmbmsデータを送信する方法
EP2078388A1 (en) Method and arrangement for transmitting cqi on the uplink
WO2007062576A1 (en) Method, system and base station for multimedia broadcast/multicast service
KR20100138812A (ko) 멀티미디어 브로드캐스트/멀티캐스트 서비스에서 오류 패킷의 재전송 요구 정보 전송 방법 및 재전송 요구에 대한 오류 패킷 재전송 방법
US7769402B2 (en) Adaptive bearer configuration for broadcast/multicast service using received response information
US20090116433A1 (en) Data transmitting system, communication node and data transmitting method
US20140341104A1 (en) Method of selecting a transmission mode of a cell in an e_utran system
JP2009544260A (ja) グループ通信システムにおける動作中の端末からの応答を抑制するための方法および装置
CN114071567B (zh) 数据传输方法、终端及网络节点
JP5491534B2 (ja) 協調mimoのダウンリンクサービスデータに関するコンテンツ同期を実行するための方法およびその装置
EP2152029B1 (en) Multicast service for border cells
WO2015110630A1 (en) Efficient multicasting method and system applying direct device-to-device connections
Pizzi et al. Performance evaluation of D2D-based SFN for multicast service delivery in 5G networks

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110624