JP2010524311A - 異なる無線アクセス技術のネットワーク間を移動する移動ノードのためのマルチキャストデータのサービスコンテンツ同期 - Google Patents

異なる無線アクセス技術のネットワーク間を移動する移動ノードのためのマルチキャストデータのサービスコンテンツ同期 Download PDF

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Abstract

本発明は、前のネットワークエリアと異なるデータレートでマルチキャストサービスが提供されるネットワークエリアに移動した移動ノードへマルチキャストサービスの提供を継続する方法に関する。マルチキャストサービスのシームレス提供を可能にする目的で、追加データチャネルを介して移動ノードに提供される追加マルチキャストセッションを確立するか決定するコンテンツ同期エンティティを移動通信システムに導入する。コンテンツ同期エンティティは、その決定をさまざまなパラメータおよびアルゴリズム(例えば、移動ノードがハンドオーバーを行った時刻の移動元ネットワークにおけるセッションの提供の進捗など)に基づいて行える。同じネットワークエリアに入る以降の移動ノードは、確立済み追加データチャネルを再利用して追加マルチキャストセッションを受信できる。追加データチャネルをマルチキャスト無線ベアラとして確立できるためである。

Description

本発明は、移動通信システムにおいて移動ノードへのマルチキャストサービスの継続的な提供を管理する方法に関する。本発明は、移動ノードが、異なるデータレートをサポートしているネットワークエリア間でハンドオーバーを行っている間に、マルチキャストサービスデータの受信を中断することなく継続することを可能にするため、複数の異なる方法ステップを提供する。さらに、本発明は、本発明に関与するマルチキャストサービスプロバイダと、ゲートウェイと、コンテンツ同期エンティティとに関する。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)は、第3世代のワイヤレス移動通信システムとして使用する目的で標準化されたIMT−2000システム(International Mobile Telecommunication system:国際移動通信システム)の無線インタフェースである。W−CDMAは、音声サービスやマルチメディア移動通信サービスといったさまざまなサービスをフレキシブルかつ効率的に提供する。日本、欧州、米国、およびその他の国における標準化機関は、W−CDMAの共通の無線インタフェース仕様を策定する目的で、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)と呼ばれるプロジェクトを共同して組織した。
IMT−2000の欧州における標準化バージョンは、一般にUMTS(Universal Mobile Telecommunication System:ユニバーサル移動通信システム)と呼ばれている。UMTS仕様の最初のリリースは、1999年に公開された(リリース99)。その後、3GPPにより、リリース4、リリース5、リリース6において、この標準に対するいくつかの改良が標準化された。現在、リリース7および「Study Item on Evolved UTRA and UTRAN」の範囲内において、さらなる改良の議論が進められている。
最近になって、3GPPは、3Gの長期的な競争力を確保するため、3G標準の次の大きな前進または進化の検討を開始した。3GPPは、最近、「Evolved UTRA and UTRAN(E-UTRAおよびUTRAN)」という研究項目(一般には「ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)」として公知である)に着手した。この研究では、サービスの提供を向上させることと、ユーザおよび事業者側のコストを低減することとを目的として、パフォーマンスの大幅な向上を達成する手段が検討される。一般には、移動制御にはインターネットプロトコル(IP)を使用し、将来的なサービスすべてがIPベースであるものと想定している。したがって、進化の中心的な課題は、従来のUMTSシステムのパケット交換(PS)ドメインの機能強化である。
今回の進化の主たる目的は、前述したように、サービスの提供をさらに向上させることと、ユーザおよび事業者側のコストを低減することである。より具体的には、ロングタームエボリューション(LTE)における、いくつかの重要なパフォーマンス、能力、および配備上の要求条件は、特に、以下のとおりである。
・ HSDPAおよびHSUPAと比較して、データレートが大幅に高いこと(想定されている目標ピークデータレートは、ダウンリンクが100Mbps以上、アップリンクが50Mbps以上である)
・ データレートが高く、エリアカバレッジが広いこと
・ 上位層プロトコル(例えば、TCP)のパフォーマンスを向上させることと、制御プレーン手順(例えば、セッションの確立)に関連付けられる遅延を低減することとを目的として、ユーザプレーンにおける遅延を大幅に低減すること
・ 1.25MHz〜20MHzの範囲のさまざまなサイズのスペクトル割り当てにおいてスタンドアロンシステムとして動作すること
ロングタームエボリューション研究のうち、配備に関連するさらなる要求条件は、これらの技術になめらかに移行できることである。
現在のアーキテクチャとLTE UTRANアーキテクチャ
図1は、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の高レベルリリース99/4/5/6のアーキテクチャを示している(非特許文献1(http://www.3gpp.orgにおいて入手可能であり、参照によりその内容を本願に援用するものとする)を参照)。UMTSシステムは、それぞれが所定の機能を有する複数のネットワーク要素から構成されている。ネットワーク要素は、それぞれの機能によって定義されているが、各ネットワーク要素の物理的なインプリメンテーションが類似していることも一般的であり、ただし必須条件ではない。
ネットワーク要素は、機能に基づいて、コアネットワーク(CN)101と、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN:UMTS Terrestrial Radio Access Network)102と、ユーザ機器(UE)103とにグループ化される。UTRAN 102は、無線に関連するすべての機能を処理する役割を担っているのに対し、CN 101は、呼のルーティングおよび外部ネットワークとのデータ接続の役割を担っている。CNとUTRANの間と、UTRANとUEの間の相互接続は、オープンインタフェース(それぞれ、Iu、Uu)によって定義されている。なお、UMTSシステムはモジュール方式であり、したがって、同じタイプのいくつかのネットワーク要素を備えることが可能である。
図2は、3GPP LTE移動通信ネットワークの例示的な概要を示している。このネットワークは、機能に基づいて、コアネットワーク(CN)と、無線アクセスネットワーク(RAN)と、ユーザ機器(UE)または移動端末とにグループ化される、複数の異なるネットワークエンティティから構成されている。RANは、無線に関連するすべての機能、特に、無線リソースのスケジューリングなどを処理する役割を担っている。CNは、呼のルーティングおよび外部ネットワークとのデータ接続の役割を担うことができる。
このLTEネットワークは、ユーザデータプレーンに関しては「2ノードアーキテクチャ」であり、いわゆるSAEゲートウェイ(SAE−GW)とエンハンストノードB(eNodeBまたはeNBとも称する)とから構成されている。制御プレーン上には、上述したエンティティに加えて、移動管理エンティティ(MME)も存在しており、非アクセス階層(NAS:non-access stratum)シグナリングおよびその他の関連する制御シグナリング(例えば、認証、移動管理)を処理する。MMEおよびSAE−GWは、コアネットワーク(CN)の機能、例えば、3GPPアクセスネットワーク間で移動するためのCNノード間のシグナリング、アイドルモードにあるUEのトラッキングおよび到達性、呼のルーティングおよび外部ネットワークとのデータ接続を処理する。eNodeBは、例えば、ヘッダ圧縮、暗号化/整合性保護、無線リソース制御(RRC)、分割/連結、リソースのスケジューリングおよび割り当て、多重化といった機能と、物理層の機能を処理することができる。
移動通信ネットワークは、一般にはモジュール方式であり、したがって、同じタイプのいくつかのネットワークエンティティを備えていることが可能である。ネットワーク要素の相互接続は、オープンインタフェースによって定義される。UEは、Uuインタフェースとして表されるエアインタフェースを介して、eNodeBに接続することができる。eNodeBは、いわゆるS1−Uインタフェースを介してSAE−GWに接続することができる。eNodeB自体は、いわゆるX2インタフェースを介して相互接続される。
3GPPと非3GPPの両方の統合は、外部パケットデータネットワーク(例えば、インターネット)とのSAE−GWのインタフェースを介して処理することができる。
すでに上述したように、図2の例示的なネットワークアーキテクチャにおいては、セルのリソースの所有権は、各eNodeBにおいて処理されるものと想定している。セルのリソースの所有権がSAE−GWの外側で処理されることによって、(CP/UPフローの両方の)SAE−GWのプーリング(polling)をサポートすることが可能となり、複数の異なる端末について、1つのeNodeBをいくつかのSAE−GWに接続することができる(したがって、単一障害点が回避される)。
マルチキャストサービス
マルチキャスト対応サービスは、例えば、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)であり、このサービスも3GPPによって標準化されている(非特許文献2(http://www.3gpp.orgにおいて入手可能であり、参照によりその内容を本願に援用するものとする)を参照)。MBMSサービスは、同じダウンリンクデータを無線ネットワークを通じて複数の受信者に送信する、ダウンリンクマルチキャストサービスである。複数の受信者は、MBMSサービスデータを受信するために、一般には1つの無線チャネル、共有無線ベアラ、またはマルチキャスト無線ベアラを共有する。MBMSサービスは、マルチメディアデータ(例えば、リアルタイムの画像および音声、またはテキスト)の送信をサポートしている。
MBMSセッションは、移動通信システムのブロードキャストマルチキャスト−サービスセンター(BM−SC:Broadcast Multicast - Service Center)とユーザ機器(UE)との間に、移動通信システムのコアネットワークのゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN:Gateway GPRS Support Node)と、移動通信システムの無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)とを介して、確立することができる。BM−SCは、サービスデータを提供するために使用されるMBMSベアラサービスをアクティブにし、各ベアラサービスは、一時的移動グループ識別子(TMGI:Temporary Mobile Group Identity)によって一意に識別される。TMGIは、BM−SCによってグローバルに割り当てられ、一組のIPマルチキャストアドレスおよびアクセスポイント名(APN)と等価である。TMGIは、使用されるMBMSベアラを効率的に識別するために使用される。TMGIは、マルチキャストセッションのためのMBMSセッションをアクティブ化するとき、または、ブロードキャストセッションのサービスアナウンスメント時に、UEに送信される。
MBMSサービスでは、同じコンテンツの1つまたは複数のセッションを確立することができる。例えば、MBMSサービスは同じであるが(例えば、ビデオニュース放送)、異なるTMGIによって識別される2つの異なるセッション(1つはLTEにおけるセッション、1つはLTE以前におけるセッション)が存在する。新しいセッションは、新しいTMGIがBM−SCによって割り当てられるときに確立される。
MBMSにおいては、おそらくは異なるセル内に位置している多数のユーザに同じデータが送信されるため、上に紹介したUMTSおよびLTEのネットワークアーキテクチャによって例示したように、いくつかのセルが異なる無線アクセス技術(RAT)に属していることがある。より具体的には、異なる無線技術では、それらのネットワークエリア内に位置している移動ノードにデータを提供するために、それらのネットワークエリア内で異なるデータレートがサポートされる。例えば、UMTSは、現在、理想的な条件時に2Mbpsのデータレートをサポートしているのに対して、LTEは、最大100Mbpsのレートにおいてデータを提供することができるものと想定されている。しかしながら、実際に配備する場合においては、これらのデータレートが大幅に低下することがあり、したがって、現実的な想定として、LTEマルチキャストサービスのデータレートは、現在のUMTSネットワーク技術によってサポートされるデータレートの約5〜6倍である。以下の説明においては、LTEのデータレートがUMTSのデータレートの5倍であるという想定に基づいて、本発明のいくつかの実施形態について説明する。しかしながら、当業者には、この例示的な想定は、本発明の実施形態に何らの制約を課すことはなく、無線アクセス技術の間のデータレートの差が本明細書における差と異なっていても、それは本発明の範囲に含まれることが、容易に認識されるであろう。
図3は、LTEネットワークエリアとLTE以前の(UMTS)ネットワークエリアとの間で移動する移動ノードにBM−SCによってマルチキャストサービスが提供される、例示的なネットワークアーキテクチャを示している。移動ノードのRAT間ハンドオーバー(HO)は、両方向に、すなわち、LTE以前からLTEに、およびLTEからLTE以前に、行うことができる。これらのハンドオーバーは、例えば、LTEシステムのカバレッジが全体を網羅していない早期の配備段階に必要とされる。
SAE(System Architecture Evolution)−ゲートウェイ(GW)は、異なる無線アクセス技術を有する2つのネットワークの間のインタフェースとして提供されている。さらに、BM−SCは、移動通信システムの中のいずれかの場所に配置されており、システムのバックボーンを介してゲートウェイに接続されているものと想定する。
2つのネットワークエリアでは、MBMSデータが異なるデータ提供速度において提供されるため、MBMSセッションの提供が異なる時刻に完了する。例えば、LTE以前のシステム(UMTS)においては、MBMSセッションは、終了するのに、LTEにおける場合の約5倍の時間がかかる。結果として、移動ノードが2つのネットワークエリアの間で移動するとき、ハンドオーバーをなめらかに行うことができず、なぜなら、新しいネットワークエリアにおいてその時点で提供されているデータが、前のネットワークエリアにおけるデータとは異なるためである。例えば、移動ノードがLTEからLTE以前に移動する場合、重複して送信されるデータが存在し、すなわち、この移動ノードは、新しいサービスコンテンツを受信する前に、LTE以前の新しいネットワークの無線ベアラを介して最初に重複データ(duplicate data)を受信する。このことは、図4の左側に示してある。より詳細には、移動ノードは、時刻t1にハンドオーバーを行うものと想定し、LTEネットワークにおける無線ベアラは、LTE以前における無線ベアラよりも5倍高速でデータを提供するため、時刻t1における現在の進捗は、LTEにおいて約60%であり、LTE以前において約12%である。したがって、移動ノードがLTEネットワークエリアの中で移動しているときには、現時点において、データはマルチキャストサービスデータ全体の60%であるのに対し、LTE以前のネットワークエリアの中では、移動ノードは無線ベアラを通じてマルチキャストサービス全体の12%の進捗に対応するMBMSデータを受信する。明らかに、UEがLTE以前のネットワークへのハンドオーバーを行うと、MBMSセッションの48%のパケットが重複して送信され、これにより、移動ノードは、LTE以前の無線ベアラが追いつくまで待機してからマルチキャストサービスの「新しい」データを受信しなければならない。
逆に、図4の右側には、移動ノードが、同じ時間座標においてLTE以前のネットワークエリアからLTEネットワークエリアにハンドオーバーする場合を示している。移動ノードがすでに受信した現在のデータ量と、LTEにおける現在の進捗との間のギャップは、この場合にも48%であるが、今回、LTEにおける進捗は、ハンドオーバー時刻における移動ノードのデータ量よりも先に進んでいる。したがって、LTEの無線ベアラが追いつくのを待機することは不可能であり、この移動ノードは、マルチキャストサービスのうちの欠落している48%を受信しない。
ダウンロード再生(Download and Play)サービス(すなわち、データのダウンロードの完了後にコンテンツを再生する)などのサービスの場合、重複するデータのダウンロードと、関連付けられる待機時間とに起因して、サービスの再生段階が遅れる。また、データが欠落している場合、後修復メカニズムに起因して、ダウンロード段階の持続時間が増大する。詳細には、後修復メカニズムでは、欠落しているデータを検出する目的で、完了したマルチキャストサービスデータの提供を分析し、セッション配信が完了した後、欠落データをマルチキャストサービスプロバイダ(BM−SC)に要求する。したがって、後修復メカニズムは、欠落している48%を少なくとも検出し、したがって、これらをBM−SCに要求し、BM−SCは、新しいベアラを確立し、要求されたデータを移動ノードに送信する。
プログレッシブダウンロード再生(Progressive Download and Play)サービス(すなわち、データのダウンロード中にコンテンツを再生する)などのサービスの場合、重複するデータおよび関連付けられる待機時間に起因して、サービスが一時停止する。この場合も、欠落しているデータは、後修復メカニズムが動作するセッションの終了時に提供されるのみであり、したがって、サービスは、提供が終了して欠落しているデータが後修復メカニズムによってMBMSプロバイダから取得されるまで、一時停止することさえある。
個々のセッション中に修復するタイプのソリューションの場合、異なるRAT間でUEがハンドオフするタイミングが独立していることに起因して、複数の個々のベアラが要求されるため、ネットワークリソースの使用が非効率的である。
3GPP TS 25.401: "UTRAN Overall Description" 3GPP TS 23.246 v6.6.0: "Multimedia Broadcast/Multicast Service (MBMS); Architecture and functional description (Release 6)
本発明の目的は、上に概説した問題の少なくとも1つを克服するメカニズムを提案することである。本発明のより具体的な目的は、異なるデータレートをサポートしているネットワークエリア間で移動する移動ノードへのマルチキャストサービスの提供を改良することである。
これらの目的の少なくとも1つは、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の一態様によると、移動元ネットワークエリアのマルチキャストサービスの提供の現在の進捗と、移動先ネットワークエリアのマルチキャストサービスの提供の現在の進捗とを分析することによって、マルチキャストサービスデータの改良された継続的な提供が確保される。したがって、提供を中断なしに継続するため、移動ノードへの新しいデータチャネルを確立することができる。
本発明の別の態様は、システムリソースを再利用することであり、この態様は、新しいデータチャネルを確立する態様と有利に組み合わせることができる。マルチキャストサービスは複数の移動ノードにブロードキャストされるため、同じマルチキャストサービスを受信しているいくつかの移動ノードが同じネットワークエリア内に位置していることがあり得る。利用可能なシステムリソースを効率的に使用する目的で、後からネットワークエリアに入る移動ノードも、以前の移動ノードのためにすでに確立されているデータチャネルを使用することができ、したがって、最新のUEのためのマルチキャストサービスが継続される。
本発明の一実施形態は、移動通信システムにおいて移動ノードへのマルチキャストサービスの継続的な提供を管理する方法を提供することである。この方法は、移動ノードが第1のネットワークエリアから第2のネットワークエリアに移動するときに実行される。さらに、第1のネットワークエリアには、第1のデータチャネルを介して第1のデータレートにおいてマルチキャストサービスが提供され、第2のネットワークエリアには、少なくとも第2のデータチャネルを介して第2のデータレートにおいてマルチキャストサービスが提供される。この場合に、第2のネットワークエリアにおいて移動ノードへのマルチキャストサービスの提供を継続するために、移動ノードのための追加のデータチャネルを確立するか、または、少なくとも第2のデータチャネルのうちの1つを利用するかが決定される。この決定は、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量に関連する情報に基づく。追加のデータチャネルを確立することが決定された場合、移動通信システムにおいて、その追加のデータチャネルのためのシステムリソースが設定される。
本発明の有利な実施形態によると、第2のネットワークエリアにおける第3のデータチャネルを利用して、第2のネットワークエリアにおける移動ノードのためのマルチキャストサービスの提供を継続することができる。具体的には、この第3のデータチャネルは、別の移動ノードが第2のネットワークエリアに移動した後、第2のネットワークエリアにおいてこの別の移動ノードのマルチキャストサービスの提供を継続するために、この別の移動ノードのために以前に確立されたものである。明らかに、これにより、システムリソースの効率的な使用がもたらされ、なぜなら、後からの移動ノードが、以前に確立された無線ベアラを、サービスが継続されるように再利用できるためである。
本発明のより詳細な実施形態においては、第1のデータチャネルおよび少なくとも第2のデータチャネルは、マルチキャスト無線ベアラである。
本発明の別の実施形態は、追加のデータチャネルが、ユニキャスト無線ベアラまたはマルチキャスト無線ベアラである、あるいは、少なくとも第2の無線ベアラのうちの1つの一部であることに関する。この方法では、例えば、ネットワークの事業者にとっての高い柔軟性が確保される。
本発明の別の実施形態に関して、ユニキャスト無線ベアラまたはマルチキャスト無線ベアラの場合、追加のチャネルには、第2のデータチャネルとは異なるサービス識別子が割り当てられる。また、追加のデータチャネルが、少なくとも第2の無線ベアラのうちの1つの一部である場合、追加のデータチャネルには、第2のデータチャネルとは異なるポート番号が割り当てられる。
本発明のさらなる実施形態によると、決定するステップは、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻における、少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗に関する情報に、さらに基づく。
本発明の別の実施形態においては、決定するステップは、第2のネットワークエリアにおける利用可能なシステムリソースに関する情報、移動ノードの受信能力に関する情報、マルチキャストサービスに関する情報、のうちの少なくとも1つに、さらに基づく。決定するエンティティは、多数のパラメータおよび値を考慮することができ、したがって、決定を、特定のネットワークまたは事業者のニーズおよび特性に適合させることができる。
本発明のさらに詳細な実施形態は、決定するステップが、移動通信システムにおけるコンテンツ同期エンティティによって実行されることに関する。このコンテンツ同期エンティティは、第2のネットワークエリアに移動する移動ノードに関する指示情報を受信した時点で、決定を行うために必要な情報を、移動通信システムにおけるネットワークエンティティから取得する。したがって、本発明のこの実施形態は、中央集中方式に編成することができ、したがって、容易に制御することができる。
本発明の有利な実施形態においては、第2のネットワークエリアに移動する移動ノードに関する指示情報は、移動ノードの移動管理エンティティからコンテンツ同期エンティティに送信される。移動管理エンティティは、移動ノードの移動に関する役割を担っているため、移動ノードがハンドオーバーを行うことを認識する最初のエンティティの1つである。これにより、本発明のこの実施形態によると、手順の全体的な時間が短縮される。
本発明の別の実施形態によると、第2のネットワークエリアに移動する移動ノードに関する指示情報は、移動通信システムにおけるゲートウェイからコンテンツ同期エンティティに送信され、ゲートウェイは、第1のネットワークエリアと第2のネットワークエリアとの間のインタフェースを提供する。
本発明の別の実施形態は、第1のネットワークエリアおよび第2のネットワークエリアが、異なるデータレートをサポートしている異なる無線アクセス技術に属している場合に関する。したがって、第2のネットワークエリアにおけるマルチキャストサービスデータの提供の進捗は、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量とは異なる。
本発明のより詳細な実施形態においては、追加のデータチャネルを介して移動ノードに提供されるマルチキャストサービスデータの量は、移動ノードが第2のネットワークに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量に基づく。したがって、移動ノードは、サービスをシームレスに継続することができる。
本発明の別の実施形態によると、追加のデータチャネルを介して移動ノードに提供されるマルチキャストサービスデータの量は、少なくとも第2のデータチャネルを介して提供されるマルチキャストサービスデータの量に、さらに基づく。これにより、両方の提供を効率的に組み合わせて、システムリソースを節約することができる。例えば、追加のデータチャネルが、限られた少量のマルチキャストサービスデータを提供するのみとすることができ、なぜなら、残りは、少なくとも第2のデータチャネルによってすでに提供されているためである。
本発明の別の実施形態は、追加のデータチャネルを確立することが決定された場合において、移動通信システムにおいてシステムリソースを設定するステップに関する。具体的には、移動ノードへのマルチキャストサービスデータの新しい提供の確立を要求するため、マルチキャストサービスを提供する、移動通信システムにおけるマルチキャストサービスプロバイダに要求を送信する。さらに、この要求は、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量に関する情報と、移動ノードに関する情報とを含んでいる。さらに、移動ノードへのマルチキャストサービスデータの新しい提供を可能にするため、移動通信システムにおいてシステムリソースを確立する。マルチキャストサービスデータの新しい提供が開始されてマルチキャストサービスデータが提供され、このマルチキャストサービスデータは、マルチキャストサービスデータの提供が継続されるように、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量、と時間的に(chronologically)同じレベルである。
本発明のより詳細な実施形態においては、移動ノードには、マルチキャストサービスデータの新しい提供を識別する新しいマルチキャトスアドレスを送信することによって、マルチキャストサービスデータの新しい提供について通知される。
本発明の有利な実施形態によると、追加のデータチャネルのためのシステムリソースを設定するステップは、追加のデータチャネルのために、移動通信システムのコアネットワークにおいてシステムリソースを設定するステップを含んでいる。この場合、コアネットワークにおいてシステムリソースが設定された時点で、追加のデータチャネルのために移動通信システムにおいて設定されたシステムリソースについて、移動ノードに通知する。これにより、システムリソースの一部が事前にすでに確立されるため、時間が節約される。
本発明の別の実施形態に関して、少なくとも第2の移動ノードには、その移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第2のネットワークエリアにおいて少なくとも第2のデータチャネルを介してマルチキャストサービスが提供される。追加のデータチャネルを確立することが決定されていた場合、少なくとも第2の移動ノードに、追加のデータチャネルについて通知する。したがって、少なくとも第2の移動ノードは、少なくとも第2のデータチャネルを介し、それと同時に、追加のデータチャネルを介して、マルチキャストサービスデータを受信する。少なくとも第2の移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの提供が完了した時点で、少なくとも第2のデータチャネルのための、移動通信システムにおけるシステムリソースを解放する。これによって可能な利点として、もともと第2のネットワークエリア内に位置しておりマルチキャストサービスを受信していた移動ノードによって、追加のデータチャネルが効率的に使用されることによって、システムリソースが解放される。
本発明の別の実施形態は、移動ノードを含んでいる複数の移動ノードが第1のネットワークエリアから第2のネットワークエリアに同時に移動する場合に関する。この場合、決定するステップは、複数の移動ノードについての情報と、複数の移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量についての情報に基づく。さらに、追加のデータチャネルを確立することが決定された場合、複数の移動ノードには、確立された追加のチャネルのためのシステムリソースについて、ブロードキャストチャネルを介して通知される。移動ノードに個別に通知する代わりに、ブロードキャストチャネルを使用することによって、システムリソースが効率的に使用される。
本発明のさらに詳細な実施形態によると、第1のデータレートが第2のデータレートよりも高く、少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗は、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量よりも、時間的に遅れている。
本発明の有利な実施形態においては、少なくとも第2のデータチャネルを利用することが決定された場合、少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗が、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量と時間的に同じレベルになるまで、待機する。次いで、移動ノードは、第2のネットワークエリアにおけるマルチキャストサービスデータの提供を継続するため、少なくとも第2のデータチャネルを介してマルチキャストサービスデータを受信する。移動ノードは、いくらかの時間にわたり待機する必要があるが、移動ノードが、すでに割り当てられているシステムリソースを再利用することによってサービス提供を継続することが可能である。
本発明の別の実施形態によると、追加のデータチャネルを確立することが決定された場合における、移動通信システムにおいてシステムリソースを設定するステップは、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたデータの量に基づく。
本発明のさらに詳細な実施形態に関して、決定するステップは、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量と、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻における、少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗、との差異を求めるステップを含んでいる。さらに、マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの残りの量も求める。求められた差異が、残りの量よりも大きいかまたは等しい場合、第2のネットワークエリアにおいて移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの提供を継続するために、追加のデータチャネルを確立することが決定される。逆に、求められた差異が、残りの量よりも小さい場合、第2のネットワークエリアにおいて移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの提供を継続するために、少なくとも第2のデータチャネルを利用することが決定される。これは、要求する必要のあるパラメータがわずか数個である簡単なアルゴリズムである。
本発明の有利な実施形態によると、別の移動ノードが第2のネットワークエリアに移動した後、第2のネットワークエリアにおいてその別の移動ノードのためのマルチキャストサービスの提供を継続するために、その別の移動ノードのための第3のデータチャネルが以前に確立された場合、差異を求めるステップは、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量と、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻における、第3のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗との差異を、代わりに求める。これによって、決定において、最も新しいデータチャネルが常に考慮され、これにより、より正確かつ効率的に決定することができる。
本発明の別の実施形態は、第1のデータレートが第2のデータレートよりも低い場合に関する。したがって、少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗は、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量よりも、時間的に進んでいる。
本発明の別の実施形態に関して、移動ノードが、第2のネットワークエリアにおけるマルチキャストサービスデータの提供が開始された後に第2のネットワークエリアに入る最初の移動ノードである場合、移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの提供を継続するため、追加のデータチャネルを確立することが決定される。さらに、追加のデータチャネルは、追加のマルチキャスト無線ベアラとすることができる。例えば、追加のデータチャネルをマルチキャスト無線ベアラとして確立することが有利であり、なぜなら、これによって、第2のネットワークエリアに入る以降の移動ノードが、自身のサービスの提供を継続するためにこのマルチキャスト無線ベアラを再利用することによって、このマルチキャスト無線ベアラから恩恵を受けることができるためである。
本発明のより有利な実施形態によると、移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの提供を継続するために第2のデータチャネルを利用することが決定された場合、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻における、第2のデータチャネルの進捗までについては、マルチキャストサービスデータの提供を継続するため、移動ノードへの新しいユニキャストデータチャネルが確立される。次いで、移動ノードは、第2のネットワークエリアにおける移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの提供を完了する目的で、第2のデータチャネルを介し、それと同時に、新しいユニキャストデータチャネルを介して、マルチキャストサービスデータを受信する。
本発明のより詳細な実施形態においては、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量と、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻における、少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗との差異が求められる。さらに、マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの残りの量も、求められる。求められた差異が、残りの量よりも大きいかまたは等しい場合、第2のネットワークエリアにおいて移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの提供を継続するために、追加のデータチャネルを確立することが決定される。それに対して、求められた差異が、残りの量よりも小さい場合、第2のネットワークエリアにおいて移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの提供を継続するために、少なくとも第2のデータチャネルを利用することが決定される。さらに、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻における、第2のデータチャネルの進捗までについては、マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、移動ノードへの新しいユニキャストデータチャネルを確立することが決定される。
本発明の別の実施形態によると、別の移動ノードが第2のネットワークエリアに移動した後、第2のネットワークエリアにおいてマルチキャストサービスの提供を継続するために、その別の移動ノードのための第3のデータチャネルが以前に確立された場合、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量と、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻における、第3のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗との差異が、代わりに求められる。さらには、マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、第3のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの量も、代わりに求められる。
本発明の別の実施形態は、移動通信システムにおいて移動ノードへのマルチキャストサービスの継続的な提供を管理するコンテンツ同期エンティティを提供する。移動ノードは、第1のネットワークエリア(第1のデータチャネルを介して第1のデータレートにおいてマルチキャストサービスが提供されている)から、第2のネットワーク(少なくとも第2のデータチャネルを介して第2のデータレートにおいてマルチキャストサービスが提供されている)に移動する。このコンテンツ同期エンティティのプロセッサは、第2のネットワークエリアにおいて移動ノードへのマルチキャストサービスの提供を継続する目的で、移動ノードのための追加のデータチャネルを確立するか、または、少なくとも第2のデータチャネルのうちの1つを利用するかを決定する。この決定は、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量に関連する情報に基づく。さらには、追加のデータチャネルを確立することが決定された場合、プロセッサは、移動通信システムにおいて、その追加のチャネルのためのシステムリソースを設定する。
本発明の別の実施形態によると、コンテンツ同期エンティティは、マルチキャストサービスプロバイダ(マルチキャストサービスを提供する)の一部である、または、ゲートウェイ(第1のネットワークエリアと第2のネットワークエリアとの間のインタフェースを提供する)の一部である、または、移動ノードの移動管理エンティティの一部である。
本発明の別の実施形態においては、コンテンツ同期エンティティのプロセッサは、第2のネットワークエリアに移動する移動ノードについての指示情報を受信した時点で、決定を実行するために必要な情報を、移動通信システムにおけるネットワークエンティティに要求する。さらに、情報を受信する受信器を備えている。
有利な一実施形態は、プロセッサが、マルチキャストサービスプロバイダ(マルチキャストサービスを提供する)、または、ゲートウェイ(第1のネットワークエリアと第2のネットワークエリアとの間のインタフェースを提供する)、または、無線制御エンティティ(第2のネットワークエリアにおける無線リソースを制御する)、または、移動ノードの移動管理エンティティ、のうちの少なくとも1つに、情報を要求することに関する。
本発明のより詳細な実施形態に関して、プロセッサは、決定を、移動ノードが第2のネットワークエリアに移動する時刻における、少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの提供の進捗に関する情報、第2のネットワークエリアにおける利用可能なシステムリソースに関する情報、移動ノードの受信能力に関する情報、マルチキャストサービスに関する情報、のうちの少なくとも1つに、さらに基づいて行う。
本発明の別の実施形態によると、プロセッサが、追加のデータチャネルを確立することを決定した場合、プロセッサは、マルチキャストサービスプロバイダ(マルチキャストサービスを提供する)に、追加のデータチャネルを介して提供される追加のマルチキャストセッションを確立するように、さらに要求し、追加のマルチキャストセッションにおいて追加のデータチャネルを介して提供されるマルチキャストサービスデータの量は、移動ノードが第2のネットワークに移動する時刻において、第1のネットワークエリアにおいて第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量に依存する。
本発明のさらなる実施形態においては、追加のマルチキャストセッションにおいて追加のデータチャネルを介して提供されるマルチキャストサービスデータの量は、少なくとも第2のデータチャネルを介して提供されるマルチキャストサービスデータの量に、さらに依存する。
本発明の別の実施形態に関して、受信器は、追加のマルチキャストセッションに関する情報を、マルチキャストサービスプロバイダから受信する。さらに、送信器は、追加のマルチキャストセッションが追加のデータチャネルを介して提供されていることについて、移動ノードに通知する。
本発明の有利な実施形態によると、プロセッサが、追加のデータチャネルを確立することを決定した場合、プロセッサは、追加のデータチャネルが個別のユニキャスト無線ベアラまたはマルチキャスト無線ベアラであるのか、あるいは、追加のデータチャネルが少なくとも第2の無線ベアラのうちの1つの一部であるのかを決定する。
UMTS R99/4/5によるUMTSの高レベルアーキテクチャを示している。 3GPP LTE研究プロジェクトによるUTRANの例示的なアーキテクチャを示している。 本発明の一実施形態において想定される例示的なネットワークアーキテクチャを示しており、このアーキテクチャでは、1つのLTEネットワークと1つのLTE以前のネットワークにMBMSサービスが提供される。 LTEネットワークエリアとLTE以前のネットワークエリアとにおいて提供されるマルチキャストセッションの進捗の差異と、異なるRAT間でハンドオーバーする場合に予測される状況とを示している図である。 本発明の別の実施形態において想定される例示的なネットワークアーキテクチャを示しており、このアーキテクチャには、UEがLTEからLTE以前へのハンドオーバーを行った後にMBMSサービスの継続的な提供を管理するためのコンテンツ同期エンティティが導入されている。 本発明の一実施形態による信号図として、コンテンツ同期エンティティ、BM−SC、SAE−GW、SGSN/MME、およびUEの間で交換されるメッセージとともに示してある。 LTEからLTE以前へのハンドオーバーを行った後に、UE 1のための新しい無線ベアラを確立する、本発明の実施形態による状況を示している図である。 図7の続きであり、UE 2が、LTEネットワークからUE 1のLTE以前のネットワークへのハンドオーバーを行った後に、UE 1のために以前に確立された無線ベアラを再利用することによって、UE 2がMBMSサービスを継続する、本発明の別の実施形態による方法を示している。 図8の続きであり、UE 3が、LTEネットワークから、UE 1およびUE 2のLTE以前のネットワークへのハンドオーバーを行った後に、UE 3のための別の新しい無線ベアラを確立する、本発明の一実施形態による状況を示している。 本発明の別の実施形態において想定される例示的なネットワークアーキテクチャを示しており、このアーキテクチャには、UEがLTE以前からLTEへのハンドオーバーを行った後にMBMSサービスの継続的な提供を管理するためのコンテンツ同期エンティティが導入されている。 UE 1が、LTE以前からLTEへのハンドオーバーを行った後に、UE 1のための新しいマルチキャスト無線ベアラを確立する、本発明の実施形態による状況を示している図である。 図11の続きであり、UE 2が、LTE以前のネットワークからUE 1のLTEネットワークへのハンドオーバーを行った後に、UE 1のために以前に確立された無線ベアラを再利用することによって、および、欠落しているデータのための新しいユニキャスト無線ベアラを確立することによって、UE 2がMBMSサービスを継続する、本発明の別の実施形態による方法を示している。 図12の続きであり、UE 3が、LTE以前のネットワークから、UE 1およびUE 2のLTEネットワークへのハンドオーバーを行った後に、UE 3のための別の新しいマルチキャスト無線ベアラを確立する、本発明の別の実施形態による状況を示している。 本発明の別の実施形態における信号図を示しており、システムリソースを推測的に(a priori)割り当てることによってベアラの確立が迅速化されている。
以下では、本発明について、添付の図面を参照しながらさらに詳しく説明する。図面において、類似または対応する細部は、同じ参照数字によって表してある。
定義
以下に、本文書において頻繁に使用されるいくつかの用語の定義を示しておく。
移動ノードは、通信ネットワーク内の物理エンティティである。1つのノードが、いくつかの機能エンティティを有することができる。機能エンティティとは、所定の一連の機能を実施する、もしくは、ノードまたはネットワークの別の機能エンティティに、所定の一連の機能を提供する、またはその両方であるソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュールを意味する。ノードは、自身を通信設備または通信媒体にアタッチする1つまたは複数のインタフェースを有することができ、ノードは、これら通信設備または通信媒体を通じて通信することができる。同様に、ネットワークエンティティは、機能エンティティを通信設備または通信媒体にアタッチする論理インタフェースを有することができ、ネットワークエンティティは、これら通信設備または通信媒体を通じて別の機能エンティティまたは対応するノードと通信することができる。
データチャネルは、それを介してデータが移動ノードに提供される任意のチャネルである。データチャネルとしては、特に、マルチキャスト無線ベアラあるいはユニキャスト無線ベアラが挙げられる。あるいは、データチャネルは、ネットワークエリア内にすでに存在している無線ベアラの一部とすることができる。この場合、元の無線ベアラにおける元のデータチャネルと区別するため、データチャネルに異なるポート番号が使用される。
以下の段落では、本発明のさまざまな実施形態について説明する。例示のみを目的として、ほとんどの実施形態は、上の[背景技術]における説明および後からの説明による3GPP−LTE通信システムおよび3GPP−UMTS通信システムに関連して概説してある。なお、本発明は、例えば、3GPP−LTE通信システムおよび3GPP−UMTS通信システムなどの移動通信システムに関連して有利に使用することができるが、本発明は、これら特定の例示的な通信ネットワークにおける使用に限定されないことに留意されたい。
上の[背景技術]のセクションに示した説明は、本明細書に説明されている、ほとんどが3GPPをベースとする例示的な実施形態を深く理解することを目的としており、移動通信ネットワークにおけるプロセスおよび機能の、説明した特定の実施形態に、本発明を制限するものではないことを理解されたい。しかしながら、本文書に提案されている改良・改善は、[背景技術]のセクションに説明されているアーキテクチャ/システムにただちに適用することができ、本発明のいくつかの実施形態においては、これらのアーキテクチャ/システムの標準の手順と、改良された手順とを利用することもできる。
本発明の第1の態様では、移動ノードが最初に第1のネットワークエリア内に位置しており、この第1のネットワークエリアにおいては、マルチキャストサービスがチャネルを介して特定のデータレートにおいて提供されるものと想定する。その後、この移動ノードが別のネットワークエリアに移動し、このネットワークエリアにおいても、そのマルチキャストサービスが別のマルチキャストセッションを介して提供されている。しかしながら、新しいネットワークエリアにおいては、セッションが前とは異なるデータレートにおいて提供される。したがって、移動ノードのハンドオーバーの瞬間において、古いネットワークエリアと新しいネットワークエリアとにおけるマルチキャストサービスの提供の進捗が異なる。従来技術によると、古いネットワークエリアにおけるデータレートが新しいネットワークエリアにおけるよりも高い場合、移動ノードは、新しいデータチャネルがマルチキャストサービスデータの提供の進捗に追いつくまで待機しなければならない。あるいは、古いネットワークエリアにおけるデータレートが新しいネットワークエリアにおけるよりも低い場合、移動ノードは、サービスの提供が終了して後修復メカニズムが機能して、欠落しているデータが提供されるまでは、それら欠落しているデータを取得することができない。
これに対して、本発明の一実施形態によると、移動ノードが新しいネットワークエリアにハンドオーバーする時刻において、移動ノードへのマルチキャストサービスの提供を継続するために、第2のネットワークエリアに追加のデータチャネルを確立するかを決定する。この決定は、例えば、ネットワークの事業者によって選択されるさまざまな種類の情報およびアルゴリズムに基づいて、行うことができる。例えば、新しいネットワークエリアにおける追加のチャネルについての決定は、移動ノードが移動元ネットワークエリアを去る時刻における、その古いネットワークエリアにおけるマルチキャストサービスの提供の進捗に基づくことができる。詳細には、LTEネットワークからLTE以前のネットワークにハンドオーバーするものと想定すると、追加のデータチャネルは、マルチキャストサービスの提供の、より後の段階について設定されるのみであり、なぜなら、早い段階においては、UEは、LTE以前のネットワークエリアにおける移動ノードのためのマルチキャストサービスの提供が追いついて、現時点における移動ノードと同じ進捗に達するまで待機できるためである。
この点において、LTE以前のネットワークアーキテクチャからLTEネットワークアーキテクチャに、またはその逆方向にハンドオーバーを行う移動ノードのために、上述したサービスコンテンツの同期を実行するコンテンツ同期エンティティ(CSE)が、移動通信システムに設けられている。このCSEには、移動ノードのハンドオーバー時におけるセッションの進捗について通知され、CSEは、「オンライン修復(on-line repair)」を行うためにその移動ノードのための新しいデータチャネルが必要であるかを決定する。以下において使用する用語「オンライン修復」は、ハンドオーバー後にマルチキャストサービスのシームレスな提供を確保するため、追加のデータチャネルについて決定してそれを確立するプロセスを意味する。
CSEは、ハンドオーバーを行うUEが、サービスコンテンツの受信を中断なしに継続できるようにする目的で、サービスプロバイダと協調する。この場合、CSEは、移動ノードのための新しいデータチャネルの確立を要求するか否かを評価する目的で、最初に、ネットワーク内のBM−SCおよびその他のエンティティ(例えば、ホーム加入者サーバ(HSS)あるいはSAE−GW)にセッションパラメータを要求する。次いで、決定の結果が、新しいデータチャネルを実際に確立することである場合、CSEは、CSEによって示される時点から新しいセッションが開始されるようにBM−SCに要求することによって、UEまでの新しいデータチャネルを確立するようにBM−SCに要求する。このセッションを、すでに上述したように、オンライン修復セッションと称することができる。言い換えれば、オンライン修復セッションでは、ハンドオーバーの時刻における進捗からデータの提供を開始し、この進捗は、当然ながら、現時点でUEが保持しているサービスデータの量に一致する。
マルチキャストサービスが継続的に提供されることにより、いくつかの利点が生まれる。例えば、移動ノードが新しいサービスコンテンツを待機する時間が減少する。さらに、待機時間が減少し、中断の発生が少ないかまたは発生しないため、ユーザのサービス体感の質が向上する。さらには、待機時間が減少するため、バッテリーの消費量が減少する。後からさらに詳しく説明するように、システムのリソースも、より効率的に使用される。この後者の利点は、同じく新しいネットワークエリアにハンドオフする別のUEが、システムリソースを再利用して、前のUEの、すでに確立されている追加のデータチャネルを同時に使用できることに関連する。
以下では、LTEからUMTSへのハンドオーバーの場合のみを考慮し、逆の場合については、後から説明する。図5は前者の場合を示しており、異なる無線アクセス技術(例えば、LTEおよびLTE以前)を実装している2つの個別のネットワークエリアに、MBMSサービスがBM−SCから提供される。本発明の実施形態によると、このシステムにはコンテンツ同期エンティティが設けられており、このエンティティには、RAT間ハンドオーバー(この場合には図5に示してあるハンドオーバーなど)を行う移動ノードについて絶え間なく通知される。この点において、CSEに通知するための可能な方法は、いくつか存在する。図5においては、SAE−GWが、UEのハンドオーバーについての指示情報をCSEに送信するものと想定している。しかしながら、システム内の別のネットワークエンティティも、UEのハンドオーバーを認識しており、したがって、同様にCSEに通知できることに留意されたい。例えば、MMEは、ハンドオーバーについて認識しており、なぜなら、移動管理手順の一部として移動先eNBまたはeNodeBにおけるリソースを準備するため、移動元eNBによって(再配置要求メッセージにより)MMEに通知されるためである。図5においては、制御プレーンに対応するメッセージを破線によって描いてあり、ユーザプレーン(およびしたがってMBMSサービスデータ)に関連するデータ交換を実線によって描いてある。明らかに、本発明の実施形態による発明は、制御プレーンに属するものである。
図6は、本発明の実施形態による、ハンドオーバー手順全体のより詳細なメッセージ図を示している。移動ノードがLTE以前のネットワークエリアに移動した後、通常のRANハンドオーバー手順がSGSNによって実行され、例えば、ハンドオーバーを行うかの決定が移動元eNBによって行われ、次いで、ハンドオーバーコマンドをUEに発行する前にUTRANリソースを準備する目的で、再配置要求メッセージがMMEに送られてMMEによる応答が移動先のSGSNに転送される。次いで、SAE−GWおよびBM−SCなどの残りのネットワーク要素において、MBMS UEコンテキストを更新しなければならない。この点において、MBMS UEコンテキスト更新要求メッセージが、SGSNからゲートウェイに送信され、ゲートウェイは、この更新メッセージをBM−SCに転送する。MBMS UEコンテキストは、新しいSGSNによってサービングされている新しいルーティングエリア(RA)にUEが入るとき、または、UEがLTEネットワークからLTE以前のネットワークに、またはこの逆方向に移動するときに更新される。SAE−GWは関連するデータをGmbインタフェースを介して渡し、それに応じてBM−SCは自身のMBMS UEコンテキストを更新することができ、更新の要因(すなわち、新しいRAまたはRAT)を記述する。BMSCは、このデータを使用して、例えば、新しいアクセスシステムにおいてコンテンツを受信することをUEが許可されているかなどを、確認する必要がある。したがって、ゲートウェイおよびBM−SCは、受信されるメッセージに含まれている情報によって、MBMS UEコンテキストフィールドを更新することができる。ゲートウェイは、サービングするネットワークエンティティに関連する情報と、ユーザの位置情報と、新しいRATのタイプとを更新するのに対して、BM−SCには、新しいRATのタイプについてのみが通知される。
さらに、CSEには、UEのRAT間ハンドオーバーについてSAE−ゲートウェイによって通知され、この情報には、UEのサービスの数についてと、新しいRATのタイプについての情報も含まれており、これは有利である。CSEは、多様なパラメータを利用して、UEのための新しいデータチャネルの確立について、これらのパラメータに基づいて決定することができる。次の表は、いくつかの使用可能なパラメータを挙げているに過ぎず、本発明はこれらに制限されないことを理解されたい。当業者には、CSEが決定するうえで基づくことのできる別のパラメータが認識されるであろう。
Figure 2010524311
上の説明から明らかであるように、すべてのパラメータはコアネットワーク内で取得することができ、すなわち、情報をUEに要求する必要がない。したがって、エアインタフェースを通じての追加のトラフィックが生じない。しかしながら、このことは、本発明によるとCSEがUEから情報を取得/要求できないものではないことを理解されたい。
上記のパラメータのうちのいくつかに基づき、UEのための追加のデータチャネルについて決定を行うための以下のアルゴリズムを採用することができる。
1.セッション持続時間:セッション全体の長さが、オンライン修復を行う価値があるかを比較する(例えば、2分間のクリップと比較すると長いビデオニュース放送)。このセッション長さは、何らかのしきい値を考慮してメカニズムをトリガーするための、事業者によって制御されるパラメータである。
2.UE側における最大待機時間が、dより短い、またはdより長いかをチェックし、次いで、
3.UEの能力情報をチェックし(BM−SCにおける許可を意味する)、UEがいくつかのMBMSベアラを同時に受信できるならば、次いで、
4.現在UEによって受信されているサービスの数をチェックし、次いで、
5.UEがUMTSにハンドオーバーしようとしている場合、通知されたセルIDをチェックする。
6.そのセルにおけるベアラの最大数(セル容量)をチェックして、新しいベアラを確立することが可能であるかを確認し、次いで、
7.UEがハンドオーバーしようとしている特定のセルID内のユーザの数をチェックする(この部分は、CSEにおいてはオプションであり、決定をCRNCにゆだねることができる)。
上の条件があてはまる場合、CSEは、新しいベアラを確立することを決定し(PTPかPTMかは事業者に依存する)、オンライン修復セッションのための新しいTMGIを割り当てるようにBM−SCに要求する。
しかしながら、説明を単純にするため、図6(および以下の図)に示した手順は、パラメータrおよびdを使用して決定を行う場合をカバーするのみであり、他の可能な入力パラメータは無視している。明らかに、CSEは、移動元ネットワークエリア(LTE)および移動先ネットワークエリア(UMTS)におけるMBMSセッションの進捗についての情報を、BM−SCに要求する。これに対して、BM−SCは、要求された情報によって応え、CSEは、これらの情報によって、UEのための追加のデータチャネルについて決定するのに必要である値rおよびdを計算することができる。
パラメータrおよびdの定義について、図7に関連してさらに詳しく説明する。図7は、MBMSサービスを提供しているLTE無線ベアラおよびUMTS無線ベアラの異なる進捗を描いたタイミング図を示している。より具体的には、図の上部には、LTEネットワークエリアとLTE以前のネットワークエリアとにおける、セッションの進捗の差異を直接的に示す時刻系を描いてある。この図では、移動ノードが時刻t1にLTEからUMTSにハンドオフし、古いネットワークエリア(LTE)における現在の進捗が60%であるものと想定する。LTEのデータレートがUMTSのデータレートよりも5倍高いものと想定すると、UMTS無線ベアラの進捗は12%である。したがって、UE 1は、MBMSサービス全体の60%をすでに受信しているが、新しいネットワークエリアにおける無線ベアラは、LTEのベアラよりも大幅に遅れている。図から明らかであるように、差異はdであり、48%に達する。これに対して、UE 1は、MBMSサービスを完了するためには40%を必要とする。UE 1がMBMSサービスを完了するための、この残りのデータ量をrとして表す。CSEは、rおよびdを計算した後、両方のパラメータを比較し、r≦dの場合には、新しいセッションおよび対応する新しいデータチャネルを確立することを決定する。r=40%、d=48%であるため、rは確かにdより小さく、したがって、図7に示したように、新しいMBMSセッションと、関連する新しいデータチャネルとを確立することができる。このデータチャネルは、60%から、MBMSセッションの最後まで、UEにサービスデータを提供する必要がある。
ネットワークリソースもしくは事業者の優先設定、またはその両方に応じて、新しいデータチャネルは、マルチキャストチャネルまたはユニキャストチャネル、すなわち、マルチキャスト無線ベアラまたはユニキャスト無線ベアラのいずれかとすることができる。例えば、移動ノードによってすでに受信されたMBMSサービスの進捗が進んでいる(例:90%)場合には、ユニキャストチャネルが有利であろう。すなわち、追加のチャネルは、90%から100%までのデータをUEに提供するために開始され、このことは、マルチキャスト無線ベアラを確立することはネットワークにとって効率的ではないことを意味しており、なぜなら、別のUEが、このような短い時間期間のために、使用可能な新しいベアラを再利用する、もしくは、このような10%以内の状態で移動先ネットワークエリアに入る、またはその両方において、恩恵を受ける可能性が低いためである。これに対して、MBMSサービスが開始されたばかりである場合には、新しいデータチャネルをマルチキャストとして設定することができ、なぜなら、以降に別のUEがこの移動先ネットワークエリアに移動して、このマルチキャスト無線ベアラの恩恵を受けることができるためである。要約すると、CSEは、どちらの種類の新しいデータチャネルを確立するかを、例えば上に挙げたようないくつかの考慮事項に基づいて決定することができ、それに応じてBM−SCに命令することができる。
新しいデータチャネルの確立について、再び図6を参照しながら説明する。図から明らかであるように、r<dであるものと想定しており、したがって、CSEは、UEのための新しいTMGIをBM−SCに要求することによって、オンライン修復セッションの確立を開始する。したがって、オンライン修復セッションでは、移動先ネットワークエリアにおける追加の無線ベアラを使用して、UEにサービスを提供する。BM−SCは、移動通信システムにおいて新しい無線ベアラを確立するため、新しいマルチキャストアドレスおよび新しいAPNによって応える。
その一方で、BM−SCは、自身のUEコンテキストを更新し、これに関連する応答メッセージをSAE−GWに送信する。BM−SCからのMBMS UEコンテキスト更新応答メッセージは、すべての条件が良好であれば要因がOKであることを示す。同様に、SAE−GWは、BM−SCからの応答メッセージを受信した時点で、このメッセージをSGSNに転送する。
本発明の実施形態に関して、CSEは、対応する新しいIPマルチキャストアドレスおよび関連するAPNを送信することによって、新しいサービスセッションについてUEに通知し、したがって、UEは、新しいサービスコンテンツを新しい無線ベアラを介して受信することができる。このことは、MBMSサービスのアクティブ化が新しいIPマルチキャストアドレスに対して実行されることをさらに意味している。これらの結果として、UEは、この時点で、新しいサービスを新しい無線ベアラを介して受信し、このサービスは、実際には、古いネットワークエリアにおいて受信された元のMBMSサービスの継続である。このことは図7に示してあり、UE 1は、LTE以前の新しい無線ベアラnB2によって提供されるデータによって、セッションを完了する。したがって、この移動ノードは、新しいネットワークエリアにハンドオーバーした後、新たに確立されるマルチキャスト無線ベアラをリスンすることによってMBMSサービスを継続し、サービスの中断または遅延が回避される。
以下では、LTEからLTE以前へのさらなるUEのハンドオーバーが行われるときのロジックを説明する。この点において、図8は図7の続きであり、すなわち、最初のUE 1がネットワークエリアに入り、UE 1へのMBMSサービスのシームレスな提供が確保されるように、対応するマルチキャスト無線ベアラnB2が確立された後、別のUE 2がこのネットワークエリアに入る場合である。UE 2は、時刻t2においてハンドオーバーを行い、この時刻において、LTE以前における提供は、MBMSサービス全体の14%であり、LTEにおける提供は70%であるものと想定する。本発明の別の実施形態によると、UE 1のためのnB2がポイントツーマルチポイント無線ベアラとして確立されているならば、図7に関連して説明したロジックを拡張して、UE 2のためのrおよびdの値を、LTE以前のネットワークにおいて進行中である元のポイントツーマルチポイントサービスに関連してではなく、nB2(最も新しい無線ベアラ)のサービスの進捗に関連して考慮することができる。新たに確立された無線ベアラnB2は、UE 2がハンドオーバーする瞬間において62%であり、なぜなら、2%は、時刻t1からの経過時間においてすでに提供されたためである。このことを考慮に入れると、この場合の結果として、図8に示したように、値dは8%となり、rは30%となる。したがって、r>dであるため、追加の無線ベアラは確立されず、U2は、無線ベアラnB2がUE 2と同じ進捗レベル(これはハンドオーバー時におけるUE 2のLTE移動元ネットワークにおける進捗である)に達するための8%を待機することができる。したがって、新たに確立された無線ベアラnB2が再利用され、新しいTMGIを要求する必要がない。CSEは、すでに確立されているMBMSサービスをUE 2のためにアクティブ化するため、nB2のIPマルチキャストアドレスについて新しいUE 2に通知するのみである。
同様に、CSEは、以降のさらなるUEについて、MBMSサービスの効率的かつ継続的な提供を確保するために別のデータチャネルが必要であるかも決定することができる。図9は、図7および図8に基づいており、UE 1およびUE 2が、前に確立された追加のポイントツーマルチポイント(PTM)無線ベアラnB2を介してMBMSサービスを依然として受信している間に、第3のUE 3がこのネットワークエリアに入る場合に関する。UE 3は、時刻t3においてこのネットワークエリアに移動し、この時刻t3は、MBMSサービスデータの量として、LTE以前における18%、LTEにおける90%に対応する。この場合も、CSEは、UE 3のための別のベアラを確立する必要があるかを判定する目的で、LTE移動元ネットワークのセッションの進捗を、新しいRATにおける最も新しく確立されたベアラと比較する。詳細には、nB2は、現在、MBMSサービス全体のうちの66%に対応するセッションデータを提供しており、なぜなら、4%(6%)はt2(t1)以降に渡されたためである。したがって、dの値は24%になるのに対し、UE 3がMBMSサービスを完了するための残りのデータは、わずか10%である。結果として、CSEは、UE 3に新しいMBMSサービスデータが提供される進捗レベルにnB2が達するまでの24%を待機する代わりに、MBMSセッションの残りの10%をUE 3に提供するために新しい無線ベアラを確立することを決定する。CSEは、上記と同様の方法において、新しいオンライン修復セッションのために新しいTMGIを割り当てるように、BM−SCに要求する。新しい無線ベアラは、事業者の判断に応じて、ポイントツーポイント(PTP)ベアラまたはポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラのいずれかとすることができる。この場合、PTPベアラの方がリソースが節約され、なぜなら、10%が提供されるのみであり、このMBMSサービスが終了するまでに別のUEがこのネットワークエリアに入ることはおそらくなさそうであるためである。
CSEは、BM−SCから新しいTMGIを受信した後、新しいMBMSセッション、すなわち新しい無線ベアラについて(新しいIPマルチキャストアドレスおよび新しいAPNに関する情報を含んでいる)UEに通知する。次いで、UEは、その新しいTMGIに対してサービスのアクティブ化を開始し、ベアラを確立するための通常のMBMS手順が行われる。
本発明の別の実施形態は、図10に示したように、移動ノードがLTE以前のネットワークからLTEネットワークに移動する場合に関する。本発明のこの実施形態による手順は、図5〜図9に関連する前の手順に非常に類似している。
例えば、図6は、前の手順と部分的に一致しており、以下では、いくつかの小さな違いについて説明する。MBMB UEコンテキスト更新要求メッセージは、SGSNからではなくMMEから送信される。さらに、新しいデータチャネルに関する決定に使用される、CSEのアルゴリズムが異なっており、これについては図11に関連して説明する。しかしながら、この場合も、決定するための以下のアルゴリズムは変更・修正することができ、この例においては考慮されていないさまざまなパラメータに応じたものとすることができることに留意されたい。
具体的には、UE 1のハンドオーバーが時刻t1に行われるものと想定し、このことは、LTE以前の無線ベアラが、その時点で、MBMSサービス全体の10%の進捗に対応するデータを提供していることを意味する。これに対して、LTE無線ベアラは、t1までに50%までのデータを送信している。この結果として、欠落しているデータとして40%のギャップdが存在し、なぜなら、UE 1はハンドオーバーまでにわずか10%を受信したのに対して、移動先ネットワークにおけるLTEベアラは、50%の進捗に対応するデータをすでにブロードキャストしているためである。この時点で、UE 1がMBMSセッションを完了するための残りのデータは、ハンドオーバーの時刻における新しいネットワークにおけるLTEベアラの進捗に基づいて求められ、したがって、rは50%である。UE 1は、MBMSサービスが開始された後に移動先ネットワークに入る最初のUEであるため、r>dという事実は無視される。LTE以前のネットワークから、MBMSセッションが進行中であるLTEネットワークにハンドオフする最初の移動ノードに対しては、その特定のLTEネットワークにおいてマルチキャスト無線ベアラを必ず確立する。
したがって、CSEは、UE 1のための新しいMBMSセッションおよび新しいデータチャネルを確立することを決定し、したがって、新しいTMGIをBM−SCに要求する。BM−SCは、新しいIPマルチキャストアドレスおよび新しいAPNによって応える。この時点で、CSEは、IPマルチキャストアドレスおよびAPNをUE 1に送信することによって、新しい無線ベアラについてUE 1に通知することができる。次いで、UE 1は、新しいIPマルチキャストアドレスに対してMBMSのアクティブ化を開始する。
無線ベアラの確立が完了した時点で、UE 1は、新たに確立されたPTM無線ベアラnB2から残りの90%を受信することができ、MBMSサービスを終了する。
図12は図11の続きを示しており、すなわち、第2の移動ノードUE 2がこのネットワークエリアに入る。この場合、CSEにもハンドオーバーについて通知され、CSEは、ネットワークエンティティからの重要な情報の取得を開始する。図から明らかであるように、ハンドオーバーはt2に行われ、このことは、この時刻におけるMBMSセッションの提供の進捗が、MBMSサービス全体に対し、LTE以前においては15%であり、LTEにおいては75%であることを意味する。したがって、UE 2が、LTE以前のネットワークからLTEネットワーク(UE 1のための追加の無線ベアラnB2がすでに確立されている)に移動するとき、最も新しく確立された無線ベアラnB2の現在の進捗を参照して、値dが計算される。具体的には、t1=10からt2=15までの間に、以前に確立されたLTE PTMベアラnB2は、LTEシステムに対応するデータレートにおける提供分だけ進んでいる。すなわち、無線ベアラnB2は、この間の時間に5×5%を提供しており、したがって、MBMSセッション全体の35%の進捗に対応するサービスデータを現在送信している。結果として、値dは20%であり、新たに確立される無線ベアラを介して提供を完了させるための残りのデータ量rは65%である。
UE 2は、MBMSサービスが開始された以降にこのネットワークエリアに入った最初のUEではないため、CSEは、r<dであるかを判定する必要がある。CSEは、r<dであるときにのみ、LTEネットワークエリアにおけるUEのためのマルチキャストサービスの継続的な提供を確保するため、新しい無線ベアラについて決定する。したがって、図12の場合にはr>dであるため、CSEは、PTM無線ベアラを確立しないことを決定する。この場合、UE 2は、UE 1のために前に確立された無線ベアラnB2を再利用して、MBMSサービスデータの提供を継続する。さらに、UE 2の現在のデータ量と、このネットワークエリアにおけるnB2のMBMSサービスの現在の進捗とのデータのギャップを埋めるため、別のPTPベアラが必要である。すなわち、nB2は35%以降のデータを提供するため、UE 2は15%から35%までのデータを取得できない。したがって、この欠落している20%のみのためにPTPベアラが必要となる。このPTPベアラを確立する目的で、欠落しているデータを認識しているCSEは、UE 2のみのための新しいセッションを確立することによって、欠落データをBM−SCに要求する。あるいは、欠落データのこのギャップが極めて小さい場合(この状況は、MBMSの提供の極めて早期の段階においてハンドオーバーが行われたときに生じる)、UE 2においてそのデータを欠落したままにさせることができる。しかしながら、たとえ比較的小さなギャップであっても、ユーザのサービス体感にマイナスに影響しうるため、ギャップを埋めるための上記のPTPベアラによってこの問題が回避され、これは有利である。
さらに、PTPベアラが確立された後、UE 2は、そのPTPベアラからサービスデータを受信することが可能になり、ただちにサービス、すなわち、セッションの15%から35%を受信する。さらに、UE 2が2つの無線ベアラから同時にデータを受信することができる場合、UE 2は、PTM無線ベアラnB2を介して同時にサービスデータを受信し、したがって、UE 2がサービスの35%の再生に達したとき、新しいコンテンツ(36%〜56%)がすでにバッファ内で利用可能であり、ユーザはこのデータを使用してサービスを再生する。このことは図12に示してある。
上と同じ手順は、以降のUEにも適用される。例えば、前のUE 1およびUE 2と同じネットワークエリアにUE 3がハンドオフするものとさらに想定する。UE 3は、それまでUMTSネットワーク内に位置しており、図13から明らかであるように、時刻t3においては、UMTS無線ベアラは、MBMSサービス全体の20%の進捗に対応するデータを提供していた。これに対して、UE 3がLTEネットワークに入るとき、MBMSサービスの提供がちょうど終了する(100%)。さらに、UE 1のために以前に確立された無線ベアラの進捗が、t2以降、35%から60%に進んでいる(+5×5%)。したがって、dの値は40%であり、rも40%である。結果として、CSEは、r≦dであるため新しいデータチャネルを確立することを決定する。前と同様に、CSEは、MBMSサービスの残りの80%(20%〜100%)をUE 3に提供するため、新しいTMGIをBM−SCに要求することができる。CSEは、新しい無線ベアラの対応するIPマルチキャストアドレスおよびAPNをBM−SCから受信した後、UEに通知する、UEは、新しいTMGIに対してMBMSサービスのアクティブ化を開始する。
上述した本発明の実施形態に代えて、またはこれらの実施形態に加えて使用することのできるいくつかの代替実施形態が存在する。
例えば、それまでとは異なるRATを有する新しいネットワークにハンドオフするすべてのUEのオンライン修復セッションに対して、1つのTMGIを使用することも可能である。これは、まったく新しい無線ベアラを確立する代わりに、すでに存在する無線ベアラにおける異なるポート番号を利用して修復セッションを送信するようにBM−SCに要求することによって、達成することができる。すなわち、CSEは、ネットワーク内の例えば元の無線ベアラを使用しながら新しいMBMSセッションを確立するように、BM−SCに命令する。TMGI(これは元の無線ベアラに属しているTMGIと同じである)と、新しいMBMSサービスのサービスデータを区別するために使用される新しいポート番号とが、CSEから移動ノードに送信される。さらに、新しいMBMSセッションのデータ(CSEによって示される)が、BM−SCからeNB/CRNCに送信され、eNB/CRNCは、元の無線ベアラ上で伝送されるデータによって現在使用されているものとは異なるポート番号を使用することによって、データを元の無線ベアラに多重化する。したがって、この異なるポート番号を認識しているUEは、逆多重化することができ、したがって、新たに確立されたMBMSセッションに属しているサービスデータを識別することができる。結果として、UEは、新しいMBMSセッションのこのデータを使用して、元のMBMSセッションの提供を継続することができる。この代替実施形態は、本発明の他のすべての実施形態と組み合わせて適用することができる。
さらに、UEのグループが同じネットワークエリアに同時にハンドオーバーする場合、本発明の上記の実施形態の動作改良が可能である。具体的には、例えば、列車の乗客は、同じネットワークエリアからほぼ同時に出て別の同じネットワークエリアに入る。CSEは、新しいネットワークエリアにハンドオーバーするUEのグループに関する指示情報を、例えばSAE−GWから受信する。CSEには、移動先セルIDについてCRNCによって通知され(LTEからLTE以前の場合)、CSEはそれをチェックする。次いで、CSEは、新しい無線ベアラの確立が可能であるかを評価する目的で、ネットワークエンティティからのパラメータを要求する。例えば、いくつかのセッションパラメータをBM−SCから取得することができる。さらに、新しいデータチャネルを確立する場合には、CSEは、新しいマルチキャスト無線ベアラによる新しいMBMSサービスを確立するようにBM−SCに要求する。結果として、新しいTMGIを割り当てる時点で、UEのグループに、LTE以前/LTEネットワークにおける新しいTMGIのマッピングについて通知しなければならない。CSEは、この情報を各UEに個別にシグナリングする代わりに、UEに送信される新しいTMGIのマッピングに関する通知を、ブロードキャストチャネル上で要求し、これは有利である。
本発明の別の有利な実施形態では、UEによって開始されるMBMSアクティブ化手順を待機する代わりに、コアネットワークにおいてシステムリソースを推測的に(a priori)確立することによって、移動通信システムにおけるベアラの確立を改良する。具体的には、LTE以前のシステムへのハンドオーバーが行われるとき、オンライン修復メカニズムのために割り当てられる新しいTMGIに対してMBMS手順をアクティブ化するようにUEに伝える必要がある(図6においては、CSEからUEへのメッセージ)。したがって、MBMSベアラの確立は、この通知の後に行われ、これにより、手順全体にいくらかの遅延が加わる。この問題を軽減するための1つの変形形態は、MBMS登録応答(MBMS Registration Response)のMBMS手順を利用することである。これは、図14に示してある。CSEは、UEへのMBMSサービスのシームレスな提供を確保するため追加のセッションおよびデータチャネルを利用することを決定した後、SAE−GWに代わって新しいTMGIをBM−SCに要求する。これに対して、BM−SCは、割り当てられる新しいIPマルチキャストアドレスによって応え、各MBMS UEコンテキスト要求の応答に、パラメータの設定の要因として新しいベアラを含める。下流のノード(SAE−GW、SGSN)は、この新しいMBMSベアラのMBMSベアラコンテキスト情報を保持していないため、SAE−GWが、MBMS登録要求(MBMS Registration Request)をBM−SCに送る。SAE−GWからのMBMS登録要求を受信した時点で、BM−SCのプロキシおよびトランスポート(BM-SC Proxy and Transport)機能が、自身のMBMSベアラコンテキスト内の「下流ノードのリスト」パラメータにSAE−GWの識別子を追加し、MBMS登録応答(MBMS Registration Response)(TMGI、要求されるベアラ能力)メッセージによって応える。MBMSベアラコンテキストが「アクティブ」状態にあるため、BM−SCは、SAE−GWと一緒にセッション開始手順をただちに開始する。最後に、UEがMBMSコンテキストアクティブ化受理(Activate MBMS Context Accept)メッセージを受信するときには、新しいTMGIによって識別される新しいベアラサービスのためにすでに確立されているネットワークリソースが存在する。UEコンテキストがRANに提供された後、無線ベアラがCRNCによって確立され、このとき、BM−SCからのセッション開始メッセージがSAE−GWに送られ、次いで、SAE−GWからSGSNおよびCRNCに送られる。
本発明の上記の実施形態の別の動作改良は、あるネットワークエリア内にもともと存在していてMBMSサービスを受信していたUEが、新たに確立される無線ベアラを使用する場合に関する。しかしながら、この有利な実施形態は、異なるポイントツーマルチポイントベアラからデータを同時に受信することのできるUEにのみ適用される。具体的には、UEが移動する先のネットワークエリアにおいて、MBMSサービスを受信しているいくつかのUEがすでに存在しているものと想定する。したがって、あるUEがLTEからLTE以前にハンドオーバーする場合、CSEは、図7に例示したように、新しいLTE以前のネットワークエリアにおいてUEのためのMBMSの提供を継続するため新しいマルチキャスト無線ベアラを確立することを決定することができる。次いで、セッションの開始時からそのLTE以前のエリア内に滞在していたUEに、LTEから入ってきたUEのための新しい無線ベアラに関する情報も受信するように指示することが有利である。結果として、LTE以前のエリア内にもともと滞在していたUEは、元のLTE以前の無線ベアラを介してと、新しいUEのために新たに確立された無線ベアラ(図7においてはnB2)を介して、サービスデータを同時に受信することができる。すなわち、図7における例を具体的に参照するならば、LTE以前のエリア内にもともととどまっていた(1つ以上の)UEは、元の無線ベアラを介して12%から60%までに対応するデータ量を受信することができ、これは合計量として48%である。さらに、これらのUEは、MBMSサービス全体の60%から100%までを、新たに確立された無線ベアラnB2を介して同時に受信することができる。したがって、これらのUEは、元の無線ベアラを介して48%を受信している間に、残りの40%(MBMSサービスの60%から100%)をnB2を介してすでにダウンロードしている。したがって、これらのUEの受信時間は、MBMSサービスの40%をダウンロードするのにかかる時間だけ短縮される。さらには、元のLTE以前の無線ベアラのために使用されているPTMベアラのリソースを、より早期に解放することができる。このメカニズムは、LTEネットワークから同一のLTE以前のネットワークへのハンドオーバーを行う別のUEの移動によって追加的に確立されうる任意のさらなるPTMベアラにも適用できることが、当業者には認識されるであろう。しかしながら、この最適化は、LTE以前のシステムにおいて同時に送信することのできるPTMベアラの数によって制限される。
さらに、すでに上に簡潔に述べたように、本明細書中にさまざまな例示的な実施形態において概説した本発明のコンセプトは、例えば、図1または図2に例示したアーキテクチャを備えていることのできる、[背景技術]のセクションに説明した移動通信システムにおいて有利に使用できることに留意されたい。
本発明の別の実施形態は、上述したさまざまな実施形態を、ハードウェアおよびソフトウェアを使用して実施することに関する。本発明のさまざまな実施形態は、コンピューティングデバイス(プロセッサ)を使用して実施または実行できることが認識される。コンピューティングデバイスまたはプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブルロジックデバイスとすることができる。本発明のさまざまな実施形態は、これらのデバイスの組合せによって実行あるいは具体化することもできる。
さらに、本発明のさまざまな実施形態は、ソフトウェアモジュールによって実施することもでき、これらのソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行される、あるいはハードウェアにおいて直接実行される。さらに、ソフトウェアモジュールとハードウェア実装とを組み合わせることも可能である。ソフトウェアモジュールは、任意の種類のコンピュータ可読記憶媒体、例えば、RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、レジスタ、ハードディスク、CD−ROM、DVDなどに格納することができる。
ここまでの段落では、本発明のさまざまな実施形態およびそのバリエーションを説明してきた。本発明には、具体的な実施形態に示したように、広義に記載されている本発明の概念または範囲から逸脱することなく、膨大なバリエーションもしくは変更形態を創案できることが、当業者には理解されるであろう。
さらに、ほとんどの実施形態は、3GPPをベースとする通信システムに関連して概説してあり、ここまでの説明において使用されている専門用語は、主として3GPPの専門用語に関連していることに留意されたい。しかしながら、専門用語と、さまざまな実施形態の説明とが、3GPPをベースとするアーキテクチャに関連していることは、本発明の原理および発想をそのようなシステムに限定することを意図するものではない。
さらに、上の[背景技術]のセクションに示した詳細な説明は、本明細書中に説明した、ほとんどが3GPPに固有な例示的な実施形態を深く理解することを意図したものであり、移動通信ネットワークにおけるプロセスおよび機能の、説明した特定の実施形態に、本発明を制限するものではないことを理解されたい。しかしながら、本文書に提案されている改良・改善は、[背景技術]のセクションに説明したアーキテクチャにただちに適用することができる。さらに、本発明のコンセプトは、3GPPによって現在討議されているLTE RANにおいても、ただちに使用することができる。

Claims (49)

  1. 移動ノードが、第1のデータチャネルを介して第1のデータレートにおいてマルチキャストサービスが提供されている第1のネットワークエリア、から、少なくとも第2のデータチャネルを介して第2のデータレートにおいて前記マルチキャストサービスが提供されている第2のネットワークエリア、に、移動するときに、移動通信システムにおいて前記移動ノードへの前記マルチキャストサービスの継続的な提供を管理する方法であって、
    前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードへの前記マルチキャストサービスの提供を継続するために、前記移動ノードのための追加のデータチャネルを確立するか、または、前記少なくとも第2のデータチャネルのうちの1つを利用するかを、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量に関連する情報に基づいて、決定するステップと、
    前記追加のデータチャネルを確立することが決定された場合、前記移動通信システムにおいて、前記追加のデータチャネルのためのシステムリソースを設定するステップと、
    を含んでいる、方法。
  2. 前記第2のネットワークエリアにおける第3のデータチャネルを利用して、前記第2のネットワークエリアにおける前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスの提供を継続することができ、前記第3のデータチャネルが、別の移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動した後、前記第2のネットワークエリアにおいて前記別の移動ノードの前記マルチキャストサービスの提供を継続するために、前記別の移動ノードのために以前に確立されたものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のデータチャネルおよび前記少なくとも第2のデータチャネルが、マルチキャスト無線ベアラである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記追加のデータチャネルが、ユニキャスト無線ベアラまたはマルチキャスト無線ベアラである、あるいは、前記少なくとも第2の無線ベアラのうちの1つの一部である、請求項3に記載の方法。
  5. ユニキャスト無線ベアラまたはマルチキャスト無線ベアラの場合には、前記追加のチャネルに、前記第2のデータチャネルとは異なるサービス識別子が割り当てられ、前記追加のデータチャネルが、前記少なくとも第2の無線ベアラのうちの1つの一部である場合には、前記追加のデータチャネルに、前記第2のデータチャネルとは異なるポート番号が割り当てられる、請求項4に記載の方法。
  6. 決定する前記ステップが、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の進捗に関する情報に、さらに基づく、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 決定する前記ステップが、前記第2のネットワークエリアにおける利用可能なシステムリソースに関する情報、前記移動ノードの受信能力に関する情報、前記マルチキャストサービスに関する情報、のうちの少なくとも1つに、さらに基づく、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 決定する前記ステップが、前記移動通信システムにおけるコンテンツ同期エンティティによって実行され、
    前記第2のネットワークエリアに移動する前記移動ノードに関する指示情報を受信した時点で、決定する前記ステップを行うために必要な前記情報を、前記移動通信システムにおけるネットワークエンティティから前記コンテンツ同期エンティティによって取得するステップ、
    をさらに含んでいる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記第2のネットワークエリアに移動する前記移動ノードに関する前記指示情報が、前記移動ノードの移動管理エンティティから前記コンテンツ同期エンティティに送信される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第2のネットワークエリアに移動する前記移動ノードに関する前記指示情報が、前記移動通信システムにおけるゲートウェイから前記コンテンツ同期エンティティに送信され、前記ゲートウェイが、前記第1のネットワークエリアと前記第2のネットワークエリアとの間のインタフェースを提供する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記第1のネットワークエリアおよび前記第2のネットワークエリアが、異なるデータレートをサポートしている異なる無線アクセス技術に属しており、
    前記第2のネットワークエリアにおける前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗が、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量とは異なる、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記追加のデータチャネルを介して前記移動ノードに提供されるマルチキャストサービスデータの前記量が、前記移動ノードが前記第2のネットワークに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量に基づく、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記追加のデータチャネルを介して前記移動ノードに提供されるマルチキャストサービスデータの前記量が、前記少なくとも第2のデータチャネルを介して提供されるマルチキャストサービスデータの前記量に、さらに基づく、請求項12に記載の方法。
  14. 前記追加のデータチャネルを確立することが決定された場合において、前記移動通信システムにおいてシステムリソースを設定する前記ステップが、
    前記移動ノードへの前記マルチキャストサービスデータの新しい提供の確立を要求するため、前記マルチキャストサービスを提供する、前記移動通信システムにおけるマルチキャストサービスプロバイダに、要求を送信するステップであって、前記要求が、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量に関する情報と、前記移動ノードに関する情報とをさらに含んでいる、前記ステップと、
    前記移動ノードへの前記マルチキャストサービスデータの新しい提供を可能にするため、前記移動通信システムにおいてシステムリソースを確立するステップであって、マルチキャストサービスデータの前記新しい提供が開始されてマルチキャストサービスデータが提供され、前記提供されるマルチキャストサービスデータが、前記マルチキャストサービスデータの提供が継続されるように、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量、と時間的に同じレベルである、前記ステップと、
    を含んでいる、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記マルチキャストサービスデータの新しい提供を識別する新しいマルチキャトスアドレスを送信することによって、前記マルチキャストサービスデータの新しい提供について、前記移動ノードに通知するステップ、
    をさらに含んでいる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記追加のデータチャネルのためのシステムリソースを設定する前記ステップが、
    前記追加のデータチャネルのために、前記移動通信システムのコアネットワークにおいてシステムリソースを設定するステップと、
    前記コアネットワークにおいて前記システムリソースを設定した時点で、前記追加のデータチャネルのために前記移動通信システムにおいて設定された前記システムリソースについて前記移動ノードに通知するステップと、
    を含んでいる、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 少なくとも第2の移動ノードには、前記第2の移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第2のネットワークエリアにおいて前記少なくとも第2のデータチャネルを介して前記マルチキャストサービスが提供され、前記方法が、
    前記追加のデータチャネルを確立することが決定されていた場合には、前記少なくとも第2の移動ノードに前記追加のデータチャネルについて通知するステップと、
    前記少なくとも第2の移動ノードによって、前記少なくとも第2のデータチャネルを介し、それと同時に、前記追加のデータチャネルを介して、マルチキャストサービスデータを受信するステップと、
    前記少なくとも第2の移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供が完了した時点で、前記少なくとも第2のデータチャネルのための、前記移動通信システムにおける前記システムリソースを解放するステップと、
    をさらに含んでいる、
    請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記移動ノードを含んでいる複数の移動ノードが前記第1のネットワークエリアから前記第2のネットワークエリアに同時に移動し、
    決定する前記ステップが、前記複数の移動ノードについての情報と、前記複数の移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量についての情報とに基づき、
    前記追加のデータチャネルを確立することが決定された場合、前記確立された追加のチャネルのための前記システムリソースについて、前記複数の移動ノードにブロードキャストチャネルを介して通知される、
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記第1のデータレートが前記第2のデータレートよりも高く、
    前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗が、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量よりも、時間的に遅れている、
    請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記少なくとも第2のデータチャネルを利用することが決定された場合において、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗が、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と時間的に同じレベルになるまで、待機するステップと、
    前記第2のネットワークエリアにおける前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するため、前記移動ノードによって、前記少なくとも第2のデータチャネルを介して前記マルチキャストサービスデータを受信するステップと、
    をさらに含んでいる、請求項19に記載の方法。
  21. 前記追加のデータチャネルを確立することが決定された場合において、前記移動通信システムにおいてシステムリソースを設定する前記ステップが、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたデータの前記量に基づく、請求項19または20に記載の方法。
  22. 決定する前記ステップが、
    前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗、との差異を求めるステップと、
    前記マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、前記移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの残りの量を求めるステップと、
    を含んでおり、
    前記求められた差異が、前記残りの量よりも大きいかまたは等しい場合には、前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記追加のデータチャネルを確立することが決定され、
    前記求められた差異が、前記残りの量よりも小さい場合には、前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記少なくとも第2のデータチャネルを利用することが決定される、
    請求項19〜21に記載の方法。
  23. 別の移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動した後、前記第2のネットワークエリアにおいて前記別の移動ノードのための前記マルチキャストサービスの提供を継続するために、前記別の移動ノードのための第3のデータチャネルが以前に確立された場合において、
    差異を求める前記ステップが、
    前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記第3のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗との差異を、求める、
    請求項22に記載の方法。
  24. 前記第1のデータレートが前記第2のデータレートよりも低く、
    前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗が、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量よりも、時間的に進んでいる、
    請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記移動ノードが、前記第2のネットワークエリアにおける前記マルチキャストサービスデータの提供が開始された後に前記第2のネットワークエリアに入る最初の移動ノードである場合には、前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するため、前記追加のデータチャネルを確立することが決定され、前記追加のデータチャネルが追加のマルチキャスト無線ベアラである、請求項24に記載の方法。
  26. 前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために前記第2のデータチャネルを利用することが決定された場合において、前記方法が、
    前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記第2のデータチャネルの進捗までについては、前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するため、前記移動ノードへの新しいユニキャストデータチャネルを確立するステップと、
    前記第2のネットワークエリアにおける前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を完了する目的で、前記第2のデータチャネルを介し、それと同時に、前記新しいユニキャストデータチャネルを介して、前記移動ノードによってマルチキャストサービスデータを受信するステップと、
    をさらに含んでいる、
    請求項24または25に記載の方法。
  27. 決定する前記ステップが、
    前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗との差異を求めるステップと、
    前記マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、前記少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの残りの量を、求めるステップと、
    を含んでおり、
    前記求められた差異が、前記残りの量よりも大きいかまたは等しい場合には、前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記追加のデータチャネルを確立することが決定され、
    前記求められた差異が、前記残りの量よりも小さい場合には、前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記少なくとも第2のデータチャネルを利用することと、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記第2のデータチャネルの進捗までについては、前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記移動ノードへの新しいユニキャストデータチャネルを確立することとが決定される、
    請求項24〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 別の移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動した後、前記第2のネットワークエリアにおいて前記マルチキャストサービスの提供を継続するために、前記別の移動ノードのための第3のデータチャネルが以前に確立された場合において、
    差異を求める前記ステップが、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記第3のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の進捗との差異、を求め、
    残りの量を求める前記ステップが、前記マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、前記第3のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの前記量を求める、
    請求項27に記載の方法。
  29. 移動ノードが、第1のデータチャネルを介して第1のデータレートにおいてマルチキャストサービスが提供されている第1のネットワークエリア、から、少なくとも第2のデータチャネルを介して第2のデータレートにおいて前記マルチキャストサービスが提供されている第2のネットワークエリア、に、移動するときに、移動通信システムにおいて前記移動ノードへの前記マルチキャストサービスの継続的な提供を管理するコンテンツ同期エンティティであって、
    前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードへの前記マルチキャストサービスの提供を継続するために、前記移動ノードのための追加のデータチャネルを確立するか、または、前記少なくとも第2のデータチャネルのうちの1つを利用するかを、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの量に関連する情報に基づいて、決定するようにされているプロセッサ、
    を備えており、
    前記プロセッサが、
    前記追加のデータチャネルを確立することが決定された場合において、前記移動通信システムにおいて前記追加のチャネルのためのシステムリソースを設定するようにされている、
    コンテンツ同期エンティティ。
  30. 前記マルチキャストサービスを提供するマルチキャストサービスプロバイダの一部である、または、
    前記第1のネットワークエリアと前記第2のネットワークエリアとの間のインタフェースを提供するゲートウェイの一部である、または、
    前記移動ノードの移動管理エンティティの一部である、
    請求項29に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  31. 前記第2のネットワークエリアに移動する前記移動ノードについての指示情報を受信した時点で、前記決定を実行するために必要な情報を、前記移動通信システムにおけるネットワークエンティティに要求するようにされている前記プロセッサと、
    前記情報を受信する受信器と、
    をさらに備えている、請求項29および30に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  32. 前記プロセッサが、
    前記マルチキャストサービスを提供するマルチキャストサービスプロバイダ、
    前記第1のネットワークエリアと前記第2のネットワークエリアとの間のインタフェースを提供するゲートウェイ、
    前記第2のネットワークエリアにおける無線リソースを制御する無線制御エンティティ、
    前記移動ノードの移動管理エンティティ、
    のうちの少なくとも1つに、前記情報を要求する、
    請求項31に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  33. 前記プロセッサが、
    前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の進捗に関する情報、前記第2のネットワークエリアにおける利用可能なシステムリソースに関する情報、前記移動ノードの受信能力に関する情報、前記マルチキャストサービスに関する情報、のうちの少なくとも1つ、
    にさらに基づいて前記決定を行う、
    請求項29〜32のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  34. 前記プロセッサが前記追加のデータチャネルを確立することを決定した場合において、前記プロセッサが、前記マルチキャストサービスを提供するマルチキャストサービスプロバイダに、前記追加のデータチャネルを介して提供される追加のマルチキャストセッションを確立するように要求するように、さらにされており、前記追加のマルチキャストセッションにおいて前記追加のデータチャネルを介して提供されるマルチキャストサービスデータの前記量が、前記移動ノードが第2のネットワークに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量に依存する、請求項29〜33のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  35. 前記追加のマルチキャストセッションにおいて前記追加のデータチャネルを介して提供されるマルチキャストサービスデータの前記量が、前記少なくとも第2のデータチャネルを介して提供されるマルチキャストサービスデータの前記量に、さらに依存する、請求項34に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  36. 受信器が、前記追加のマルチキャストセッションに関する情報を前記マルチキャストサービスプロバイダから受信するようにされており、
    送信器が、前記追加のマルチキャストセッションが前記追加のデータチャネルを介して提供されていることについて、前記移動ノードに通知するようにされている、
    請求項34または35に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  37. 前記プロセッサが、前記追加のデータチャネルを確立することを決定した場合において、前記プロセッサが、前記追加のデータチャネルが個別のユニキャスト無線ベアラまたはマルチキャスト無線ベアラであるのか、あるいは、前記追加のデータチャネルが前記少なくとも第2の無線ベアラのうちの1つの一部であるのかを決定するように、さらにされている、請求項29〜36のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  38. 少なくとも第2の移動ノードには、前記第2の移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第2のネットワークエリアにおいて前記少なくとも第2のデータチャネルを介して前記マルチキャストサービスが提供され、
    前記プロセッサが前記追加のデータチャネルを確立することを決定した場合には、送信器が、前記少なくとも第2の移動ノードに前記追加のデータチャネルについて通知するようにされている、
    請求項29〜37のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  39. 前記第1のデータレートが前記第2のデータレートよりも高く、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗が、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量よりも、時間的に遅れており、
    前記プロセッサが、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗、との差異を求めるように、さらにされており、
    前記プロセッサが、前記マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、前記移動ノードのためのマルチキャストサービスデータの残りの量を求めるように、さらにされており、
    前記プロセッサが、前記差異が前記残りの量よりも大きいかまたは等しいものと判定する場合には、前記プロセッサが、前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記追加のデータチャネルを確立することを決定するようにされており、
    前記プロセッサが、前記差異が前記残りの量よりも小さいものと判定する場合には、前記プロセッサが、前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記少なくとも第2のデータチャネルを利用することを決定するようにされている、
    請求項29〜38のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  40. 別の移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動した後、前記第2のネットワークエリアにおいて前記別の移動ノードのための前記マルチキャストサービスの提供を継続するために、前記別の移動ノードのための第3のデータチャネルが以前に確立された場合において、
    前記プロセッサが、
    前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記第3のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗との差異を求めることによって、前記差異を求めるようにされている、
    請求項39に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  41. 前記第1のデータレートが前記第2のデータレートよりも低く、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗が、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量よりも、時間的に進んでおり、
    前記移動ノードが、前記第2のネットワークエリアにおける前記マルチキャストサービスデータの提供が開始された後に前記第2のネットワークエリアに入る最初の移動ノードである場合には、前記プロセッサが、前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するため、前記追加のデータチャネルを確立することを決定するようにされており、前記プロセッサが、前記追加のデータチャネルが個別のマルチキャスト無線ベアラであることを決定するように、さらにされている、
    請求項29〜38のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  42. 前記プロセッサが、前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために前記第2のデータチャネルを利用することを決定する場合において、
    前記プロセッサが、
    前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記第2のデータチャネルの進捗までについては、前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するため、新しいユニキャストデータチャネルを介して前記移動ノードに提供される新しいユニキャストセッションを確立するように、前記マルチキャストサービスを提供するマルチキャストサービスプロバイダに要求するように、
    されており、
    送信器が、前記新しいユニキャストデータチャネルを介して提供される前記新しいユニキャストセッションについて前記移動ノードに通知するように、されている、
    請求項41に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  43. 前記プロセッサが、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記少なくとも第2のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗、との差異を求めるように、されており、
    前記プロセッサが、前記マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、前記少なくとも第2のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの残りの量を求めるように、さらにされており、
    前記プロセッサが、前記求められた差異が前記残りの量よりも大きいかまたは等しいものと判定する場合には、前記プロセッサが、前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記追加のデータチャネルを確立することを決定するように、されており、
    前記プロセッサが、前記求められた差異が前記残りの量よりも小さいものと判定する場合には、前記プロセッサが、前記第2のネットワークエリアにおいて前記移動ノードのための前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記少なくとも第2のデータチャネルを利用することと、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記第2のデータチャネルの前記進捗までについては、前記マルチキャストサービスデータの提供を継続するために、前記移動ノードへの新しいユニキャストデータチャネルを確立することとを決定するように、されている、
    請求項41および42に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  44. 別の移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動した後、前記第2のネットワークエリアにおいて前記別の移動ノードのための前記マルチキャストサービスの提供を継続するために、前記別の移動ノードのための第3のデータチャネルが以前に確立された場合において、
    前記プロセッサが、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻において、前記第1のネットワークエリアにおいて前記第1のデータチャネルを介してすでに送信されたマルチキャストサービスデータの前記量と、前記移動ノードが前記第2のネットワークエリアに移動する時刻における、前記第3のデータチャネルを介しての前記マルチキャストサービスデータの提供の前記進捗との差異を求めることによって、前記差異を求めるように、されており、
    前記プロセッサが、前記マルチキャストサービスデータの提供を完了するうえでの、前記第3のデータチャネルを介してのマルチキャストサービスデータの前記量を求めることによって、前記残りの量を求めるように、さらにされている、
    請求項43に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  45. 請求項1〜28のいずれか1項に記載の方法のステップを実行する手段、または前記ステップに参加する手段、をさらに備えている、請求項29〜44のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティ。
  46. 移動通信システムにおいて移動ノードにマルチキャストサービスを提供するマルチキャストサービスプロバイダであって、請求項29〜45のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティを備えている、マルチキャストサービスプロバイダ。
  47. 移動通信システムにおいて少なくとも第1のネットワークエリアと第2のネットワークエリアとの間のインタフェースとして機能するゲートウェイであって、請求項29〜45のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティを備えている、ゲートウェイ。
  48. 移動通信システムにおいて少なくとも第1のネットワークエリアと第2のネットワークエリアとの間で移動する移動ノードの移動を管理する移動管理エンティティであって、請求項29〜45のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティを備えている、移動管理エンティティ。
  49. 移動ノードにマルチキャストサービスを提供するマルチキャストサービスプロバイダと、
    第1のネットワークエリアから第2のネットワークエリアに移動する前記移動ノードと、
    請求項29〜45のいずれか1項に記載のコンテンツ同期エンティティを備えている、移動管理エンティティと、
    を備えている、通信システム。
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