JP4846640B2 - 通信方法および通信システム - Google Patents

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本発明は、セルラーシステムにおける通信方法に関するものであり、特にマルチキャストサービスの配信を行う通信システムにおける通信方法に関するものである。
従来のセルラーシステムにおけるマルチキャスト通信方法について説明する。セルラーシステムにより提供される各種サービスは高度な利便性から大多数の人々が利用するところとなっている。そして、今日主流となった第3世代(3G)のセルラーシステムを更に発展させて、高速化/大容量化を実現するための技術仕様についての国際標準化検討作業が進められている。
たとえば、The 3rd Generation Partnership Project(3GPP)において策定されている第3世代のセルラーシステムの標準技術仕様では、Mobile Switching Centre(MSC)またはServing GPRS Support Node(SGSN)がそれぞれ複数個でプールと呼ばれる1つの制御単位を構成する。さらに、無線ネットワークシステムの制御装置であるBase Station Controller(BSC)またはRadio Network Controller(RNC)と、コアネットワークの加入者ノードであるMSCまたはSGSNとがN:M(N,Mは自然数)で接続される構成となっている。
これにより、プール内での加入者ノードの負荷分散または危険分散を図り、1つの無線ネットワークを複数のオペレータのコアネットワークで共有して制御するMulti-Operator Core Network(MOCN)を実現している。また、複数の無線基地局のうち、幾つかの無線基地局は前記複数のプール間にわたってオーバラップさせて複数の加入者ノードに接続することで、プール間にわたった負荷分散あるいは危険分散が可能な構成となっている(たとえば、下記非特許文献1参照)。
一方、移動機は、所望するマルチキャストサービスに参加する場合、IETF(Internet Engineering Task Force)において標準勧告草案として策定されているIGMP(Internet Group Management Protocol),MLD(Multicast Listener Discovery)などのマルチキャストグループ管理プロトコルによるグループ参加要求メッセージ(Join Message)を送信する。そして、このグループ参加要求メッセージは、無線ネットワークおよび加入者ノードを介して、デフォルトで設定したIP(Internet Protocol)パケットの転送経路により、直接、ゲートウェイノード(GGSN)へ送信される。
ゲートウェイノードは、グループ参加要求メッセージを受信すると、ブロードキャスト/マルチキャストセンター(BM−SC)との間でメッセージの送信元の移動機の認証処理を行う。そして、ゲートウェイノードは、その移動機のマルチキャストサービスを活性するために、そのメッセージが経由した加入者ノードへサービス通知を行う。サービス通知を受けた加入者ノードは、メッセージの送信元移動機との間のマルチキャスト通信用のコンテキストを生成する(たとえば、下記非特許文献2参照)。
しかしながら、上記従来の技術によれば、移動機がマルチキャストサービスへ参加する際には、グループ参加要求をデフォルトで設定したIPパケットの転送経路により直接ゲートウェイノードへ送信する。そして、ゲートウェイノードは、IPパケットを転送した加入者ノードを経由してマルチキャストサービスの配信を行う。したがって、上記従来の技術では、複数の加入者ノードがプールを構成して負荷分散をはかっているものの、マルチキャストサービスの配信に関しては、移動機がグループ参加要求をした加入者ノード経由に固定されてしまう。そのため、マルチキャストサービスの配信に関わる加入者ノードの負荷分散をはかることができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、マルチキャストサービス配信に関わる加入者ノードの負荷分散を可能とする通信方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、移動機と無線基地局と前記無線基地局経由で移動機の制御を行う加入者ノードとを含み、少なくとも1つの加入者ノードで制御単位であるプールを構成し、加入者ノードに前記無線基地局が接続された通信システムにおいて、前記移動機にマルチキャストサービスの配信を行う場合の通信方法であって、同一プール内で、マルチキャストサービスごとに加入者ノードを対応させる加入者ノード対応付けステップと、前記無線基地局が、前記移動機から、マルチキャストサービスの配信を受けるためのマルチキャストグループへの参加要求メッセージまたはマルチキャストグループからの離脱要求メッセージを受信した場合に、そのメッセージをマルチキャストにより同一プール内の全ての加入者ノードに転送するメッセージ転送ステップと、前記マルチキャストサービスに対応する加入者ノードは、前記メッセージを受信すると、前記メッセージに基づきグループ参加またはグループ離脱のための処理を行うメッセージ処理ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、プール内でマルチキャストサービスごとに加入者ノードを他凹付けておき、無線基地局が、移動機が送信したマルチキャストサービスへの参加または要求メッセージをプール内の全加入者ノード宛にマルチキャストにより転送するようにしたので、マルチキャストサービス配信に関わる加入者ノードの負荷分散ができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信方法および通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、無線通信を行う移動体である移動機11,1と、移動機11,12との間で無線通信を行う無線基地局21,22,23,24と、複数の無線基地局と接続し、接続した無線基地局を介して移動機11,12を一斉呼出しするための位置登録制御,移動機11,12との間のユーザパケット転送のためのセッション制御などを行う加入者ノード41,42,43,44と、複数の加入者ノードを収容し、外部ネットワーク9との関門となるゲートウェイノード6と、移動機(ユーザ)に対して各種のマルチキャストサービスを提供するための管理などを行うマルチキャストサービスセンター7と、サービスに対応したマルチキャストパケットの送信元ノードであるマルチキャストソース81と、で構成されている。
図1において、サービスエリア31,32,33,34は、無線基地局毎ごとに1つまたは複数のセルで構成されるサービスエリアの範囲である。ここでは、サービスエリア31,32,33,34は、それぞれ無線基地局21,22,23,24が構成するサービスエリアとする。プール51,52は、負荷分散や冗長性確保のために複数の加入者ノードで構成される制御単位である。また、本実施の形態のゲートウェイノード6は外部ネットワーク9と接続されている。マルチキャストソース82,マルチキャストソース83は、外部ネットワーク9に存在するマルチキャストパケットの送信元ノードである。
本実施の形態では、1つのプール内で、マルチキャストサービスごとにそのサービスのパケットの転送などを行う加入者ノードをあらかじめ割り当て、各加入者ノードはそのノードが割り当てられたマルチキャストサービスのマルチキャストパケットに関する処理を行う。マルチキャストサービスセンター7は、同一ネットワーク内のマルチキャストソース81と外部ネットワークに存在するマルチキャストソース82,83を収容し、各種のマルチキャストサービスに参加する移動機(ユーザ)11,12に対する認証/課金,マルチキャストグループの管理,移動機に対するマルチキャストサービスの通知などを行なう。
図2は本実施の形態における全体の動作の一例を示すシーケンス図である。図3は本実施の形態の移動機,無線基地局,加入者ノード間のプロトコル構成の一例を示した図である。図4は本実施の形態の無線基地局21のRRCメッセージ受信処理の一例を示すフローチャートである。以下、これらの図を用いて本実施の形態における動作を説明する。
まず、図2に示すように、移動機11は、サービスエリア31に存在するとし、無線基地局21との間で“RRC(Radio Resource Control) Connection Setup”手順によって、ユーザパケットや制御メッセージを搬送するための無線回線を設定する(ステップS1)。つぎに、移動機11は無線基地局21経由で加入者ノードとの間で、"Context Activation”手順を実行する(ステップS2)。“Context Activation”手順のなかで、ユーザ認証,位置登録などを行い、さらにセッションを確立する。これによって、移動機11は、この通信システムにおいてユーザパケットの送受信が行えるようになる。
つぎに、移動機11は、所望するマルチキャストサービスの配信をうけるために、IGMP(Internet Group Management Protocol)またはMLD(Multicast Listener Discovery)などのマルチキャストグループ管理プロトコルによるグループ参加要求メッセージ(Join Message)を無線基地局21に送信する(ステップS3)。このとき、具ループ参加要求メッセージには、参加を希望するマルチキャストサービスの識別子が含まれている。グループ参加要求メッセージは、透過的に転送するためにRRCのDirect Transferメッセージとして送信される。なお、以下では、マルチキャストグループ管理プロトコルは、IGMPまたはMLDメッセージであるとして説明するが、これに限らず、その通信システムが対応している他のマルチキャストグループ管理プロトコルを用いるようにしてもよい。
ここで、図3に示したプロトコル構成について説明する。図3に示すように、本実施の形態の移動機11,12のプロトコルは、Physical(物理),MAC(Media Access Control),RLC(Radio Link Control),RRC,NAS(Non Access Stratum)、IGMP/MLDで構成される。本実施の形態の無線基地局31〜34のプロトコルは、Physical(物理),MAC,RLC,RRC,RANAP(Radio Access Network Application Part),SCTP,IPで構成される。また、本実施の形態の加入者ノード41〜44のプロトコルは、RANAP,SCTP(Stream Control Transmission Protocol),IP(Internet Protocol),Physicalで構成される。NAS(Non Access Stratum)は、移動機11,12からRRCのDirect Transferメッセージとして送信され、無線基地局31〜34においてRANAPのDirect Transferメッセージに変換されて、加入者ノード41〜44に到達する。IGMP/MLDは、移動機11,12からRRCのDirect Transferメッセージとして送信され、無線基地局31〜34においてIPマルチキャストアドレスが付与されて加入者ノード41〜44に転送される。
また、無線基地局21は、RRCメッセージを受信すると、RRCメッセージの内容に基づいて受信の処理を行う。ここで、無線基地局21のRRCメッセージ受信処理について図4を用いて説明する。無線基地局21は、RRCメッセージの待ち受け状態中(ステップS21)に、RRCメッセージを受信する(ステップS22)。つぎに、無線基地局21は、受信したメッセージ種別がDirect Transferメッセージであるか否かの判断を行う(ステップS23)。メッセージ種別がDirect Transferメッセージでないと判断した場合(ステップS23 No)には、そのRRCメッセージに対応した処理を実施する(ステップS24)。
また、メッセージ種別がDirect Transferメッセージであると判断した場合(ステップS23 Yes)には、さらにNASメッセージであるか否かを判断する(ステップS25)。NASメッセージであると判断した場合(ステップS25 Yes)は、加入者ノードとの間の制御プロトコルであるRANAPのDirect Transferメッセージにマッピングし直して、移動機11を制御している加入者ノード41(ステップS2でセッションを確立した加入者ノード)へ転送する(ステップS26)。NASメッセージでないと判断した場合(ステップS25 No)は、さらに、IGMPまたはMLDメッセージであるか否かを判断する(ステップS27)。
IGMPまたはMLDメッセージでない(IGMPメッセージでもなく、MLDメッセージでもない)と判断した場合(ステップS27 No)には、メッセージを廃棄するなどのエラー処理を実施する(ステップS28)。IGMPまたはMLDメッセージであると判断した場合(ステップS27 Yes)には、プール51内の全ての加入者ノードを宛先としたIPマルチキャストアドレスを付与して加入者ノード方向へ転送する(ステップS29)。そして、ふたたび、RRCメッセージの待ち受け状態となる(ステップS30)。
図2の説明に戻ると、ステップS4として、無線基地局21は、グループ参加要求メッセージをプール51内の全加入者ノードにIPマルチキャストにより転送する(ステップS4)。具体的には、無線基地局21は図4で説明を行った処理が行い、この場合には、IGMPまたはMLDメッセージを受信するので、ステップS29の処理が行われることになる。
上述のようにプール内でマルチキャストサービスごとにそのサービスを担当する加入者ノードが割り当てられている。ここでは、ステップS3で送信されたグループ参加要求メッセージによって指定される(移動機11が配信を所望する)マルチキャストサービスには、加入者ノード41が割り当てられているとする。
加入者ノード41は、ステップ4で転送されたグループ参加要求メッセージによって指定されたマルチキャストサービスが、自ノードに割り当てられているサービスであると判断する。そして、ゲートウェイノード6にPIM(Protocol Independent Multicast)などのマルチキャストルーティング管理プロトコルによるグループ参加要求メッセージを送信する(ステップS5)。一方、加入者ノード42は、ステップ4で転送されたグループ参加要求メッセージによって指定されたマルチキャストサービスが、自ノードに割り当てられているサービスでないと判断して、転送されたグループ参加要求メッセージを廃棄する。
ゲートウェイノード6は、グループ参加要求メッセージを受信するとマルチキャストサービスセンター7へ認証要求メッセージ(Authorization Request)を送信して、移動機11の、そのマルチキャストサービス参加に対する認証を要求する(ステップS6)。マルチキャストサービスセンター7は、ゲートウェイノード6へ認証応答メッセージ(Authorization Response)メッセージを送信して、前記移動機11の認証結果を返す(ステップS7)。ここでは、マルチキャストサービスセンター7において移動機11のそのマルチキャストサービスへの参加が、認証されたとする。
ゲートウェイノード7は、認証応答メッセージを受信すると、移動機11が参加を要求したマルチキャストサービスのパケットの配信を開始することを伝えるため、加入者ノード41に対してマルチキャスト通知(MBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service) Notification)メッセージを送信する(ステップS8)。
つぎに、加入者ノード41は、ゲートウェイノード6に対して、マルチキャスト通知への応答(MBMS Notification Response)メッセージを送信する(ステップS9)。また、加入者ノード41は、移動機11に対しては、マルチキャスト配信を管理するためのコンテキストの活性化を要求するための“Request MBMS Context Activation”メッセージを送信する(ステップS10)。移動機11は、“Request MBMS Context Activation”メッセージを受信すると加入者ノード41に対して、コンテキストの作成を要求するための“Activate MBMS Context Request”メッセージを送信する(ステップS11)。加入者ノード41は移動機11のマルチキャスト配信を管理するためのコンテキストを生成して、ゲートウェイノードに対してマルチキャスト配信を管理するためのコンテキストを指示するための“Create MBMS Context Request”メッセージを送信する(ステップS12)。
ゲートウェイノード6も、移動機11のマルチキャスト配信を管理するためのコンテキストを生成して、加入者ノード41に対して“Create MBMS Context Request”メッセージへの応答である“Create MBMS Context Response”を送信する(ステップS13)。そして、加入者ノード41は移動機11に対して、“Activate MBMS Context Request”メッセージの応答である“Activate MBMS Create Context Accept”メッセージを送信する(S14)。なお、ここではマルチキャストサービスへの参加要求を行う場合について説明したが、マルチキャストサービスから離脱を行う場合についても、無線基地局21は同様にIPマルチキャストによりプール内の全加入者ノードに離脱要求メッセージを転送して、そのマルチキャストサービスに加入者ノードが離脱の処理を行うようにすればよい。
このように、本実施の形態では、プール51内で、マルチキャストサービスごとに加入者ノードを割り当て、無線基地局21が、移動機11から送信されたマルチキャストサービスへの参加要求メッセージを、プール内の全加入者制御ノード宛にマルチキャストにより転送するようにした。そして、その参加要求されたマルチキャストサービスに対応する加入者ノードが、マルチキャストサービスの配信開始までの処理を行う。このため、マルチキャストサービスごとに制御を行う加入者ノードを分けることができ、加入者ノードの負荷分散を行うことができる。
実施の形態2.
図5は本発明にかかる通信システムの実施の形態2における動作の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態における通信システムの構成例は実施の形態1の図1と同様である。以下、実施の形態1と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、1つのプール内で、マルチキャストサービスごとにそのサービスのパケットの転送などを行う加入者ノードをあらかじめ割り当て、各加入者ノードはそのノードが割り当てられたマルチキャストサービスのマルチキャストパケットに関する処理を行う。
近年、無線アクセス部分のさらなる高速化、広帯域化をはかるためにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などのマルチキャリア方式を適用した次世代の無線アクセス方式/無線アクセスネットワークの技術参考仕様が検討されている。この技術参考仕様においては、同一内容の信号を同一周波数(チャネル)で複数の局が送信を行うSFN(Single Frequency Network)と呼ばれる方式が示されている。この方式では、たとえば、「3GPP,“Feasibility study for evolved Universal Terrestrial Radio Access(UTRA) and Universal Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)”,TR 25.912,v7.0.0,2006年6月」に記載されているように、各セル間で同期をとり送信するタイミングを一致させて同一内容を送信するマルチセル送信により、マルチキャストサービスの配信におけるセル端のスループット改善をはかる。
マルチキャストサービスの配信をマルチセル送信によって行う場合、マルチセル送信を行う基地局間で、タイミングの同期,無線区間のリソースブロックの割り当て,送信スケジュールなどを共有する必要がある。タイミングについては、GPS(Global Positioning System)など用いることで、同期がはかれるが、無線区間のリソースブロックの割り当て情報,送信スケジュールについては、無線基地局間で共有する方法が確立されていない。このため、無線基地局間でマルチセル送信が行なわれても移動機側で正しくコンテンツ情報やパケットを受け取ることができないという問題が発生する。本実施の形態では、この問題を解決するために、これらの無線区間のリソースブロックの割り当て、送信スケジュールを共有する通信方法を実現する。
図5に示すように、本実施の形態においては、マルチキャストサービスセンター7は、マルチキャストサービスの配信準備が整うと、配信するマルチキャストサービスとそのマルチキャストサービスの属性,サービスエリア,サービス品質などを通知するため、ゲートウェイノード6に対して、Session Start Requestを送信する(ステップS31)。ゲートウェイノード6は、マルチキャストサービスセンター7に対して、Session Start Responseを送信して(ステップS32)、さらにSession Start Requestで指定されたサービスエリアに対応した複数の加入者ノードに対してMBMS Session Start Requestを送信する(ステップS33)。ここでは、その指定されたサービスエリアに対応する加入者ノードのうちの1つが加入者ノード41であるとし、加入者ノード41を例にあげて、以下の説明を行う。
加入者ノード41は、MBMS Session Start Requestを受信すると、ゲートウェイノード6にMBMS Session Start Responseを送信する(ステップS34)。そして、加入者ノード41は、MBMS Session Start Requestで指定されたマルチキャストサービス属性、たとえば最大ビットレートなどに従い、無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを決定して記憶する(ステップS35)。そして、加入者ノード41は、MBMS Session Start Requestで指定されたサービスエリアに対応した複数の無線基地局に対して、決定した無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを含むMBMS Session Start Requestを送信する(ステップS36)。ここでは、その指定されたサービスエリアに対応する無線基地局のうちの1つが無線基地局21であるとし、無線基地局21を例にあげて、以下の説明を行う。
無線基地局21は、MBMS Session Start Requestを受信すると、加入者ノード41にMBMS Session Start Responseを送信する(ステップS37)。無線基地局21は、MBMS Session Start Requestに含まれるリソースブロックと送信スケジュールに基づいて、マルチキャストサービスのパケットを配信するための移動機11との間の無線リソースを確保する(ステップS38:Radio Resource Setup)。
また、加入者ノード41は、プール51内の他の加入者ノード(この場合は加入者ノード42)に対して、無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを、マルチキャストを用いた同報により通知する(ステップS39)。通知を受信した他の加入者ノードは、通知された無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを記憶する(ステップS40)。そして、他の加入者ノードは、自身が同様にゲートウェイノード6からMBMS Session Start Requestを受信し、無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを決定する際に、記憶した無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールと重複しないように決定する。そして、その決定結果を同様にマルチキャストにより他の加入者ノードに通知する。
移動機11からマルチキャストサービスの配信要求があった場合の処理については実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、加入者ノード41は自身に割り当てられたマルチキャストグループに関する無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを決定すると、自身に接続する無線基地局に通知した後に、プール51内の加入者ノードにマルチキャストにより通知するようにした。また、通知をうけた加入者ノードは、自身自身に割り当てられたマルチキャストグループに関するリソースブロックおよび送信スケジュールは通知をうけたリソースブロックおよび送信スケジュールと重複しないように決定し、さらに、決定結果をプール51内の加入者ノードにマルチキャストにより通知するようにした。
このため、実施の形態1の効果に加え、さらに、プール51内の全ての加入者ノードおよび無線基地局が、マルチキャストサービスに関する無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを共有することができる。したがって、マルチセル送信を行う場合にも移動機11が複数の無線基地局から正しくパケットを受け取ることができる。
実施の形態3.
図6は本発明にかかる通信システムの実施の形態3における動作の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態における通信システムの構成例は実施の形態1の図1と同様である。以下、実施の形態1または実施の形態2と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1または実施の形態2と異なる部分について説明する。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、1つのプール内で、マルチキャストサービスごとにそのサービスのパケットの転送などを行う加入者ノードをあらかじめ割り当て、各加入者ノードはそのノードが割り当てられたマルチキャストサービスのマルチキャストパケットに関する処理を行う。
図6において、マルチキャストサービスセンター7がSession Start Requestを送信するところから、加入者ノード41が無線区間のリソースブロックと送信スケジュールを決定するところまで(ステップS31〜ステップS35)は、実施の形態2と同様であるため、同一のステップ番号を付して説明は省略する。
つぎに、加入者ノード41は、プール51内の他の加入者ノード(この場合は加入者ノード42)に対して、決定した無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを、マルチキャストを用いた同報により通知し、監視タイマを起動する(ステップS41)。そして、通知先の他の加入者ノードからの応答メッセージを監視する。他の加入者ノードは、通知された無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールが自身の記憶しているリソースブロックおよび送信スケジュールと競合しているか否か確認する(ステップS42)。ここでは、競合していたとする。加入者ノード42は、加入者ノード41に対して競合していることを通知する(ステップS43)。
競合を通知された加入者ノード41は、再度無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを決定し(ステップS44)、他の加入者ノードに対して、再度、マルチキャストを使った同報により通知する(ステップS45)。他の加入者ノードは、再度、通知された無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールが自身の記憶しているリソースブロックおよび送信スケジュールと競合しているか否か確認する(ステップS46)。ここでは、競合が発生しておらず他の加入者ノードは競合を通知しなかったとする。
加入者ノード41は、監視タイマが満了しても他の加入者ノードから競合が通知されない場合、その無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールが確保できたと判断する。そして、加入者ノード41は、MBMS Session Start Requestで指定されたサービスエリアに対応する複数の無線基地局に対して、MBMS Session Start Requestを送信する(ステップS47)。ここでは、その指定されたサービスエリアに対応する無線基地局のうちの1つが無線基地局21であるとし、無線基地局21を例にあげて、以下の説明を行う。
つぎに、無線基地局21は、加入者ノード41に対して、MBMS Session Start Responseを送信する(ステップS48)。そして、無線基地局21は、MBMS Session Start Requestに含まれるリソースブロックと送信スケジュールに基づいて、マルチキャストサービスのパケットを配信するための移動機11との間の無線リソースを確保する(ステップS49:Radio Resource Setup)。
移動機11からマルチキャストサービスの配信要求があった場合の処理については実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、加入者ノード41は、自身に割り当てられたマルチキャストグループに関する無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを決定すると、プール51内の加入者ノードにマルチキャストにより通知し、監視タイマで他の加入者ノードからの競合の通知を監視するようにした。そして、監視タイマの満了までに、他の加入者ノードから競合の通知がなかった場合には、競合がないと判断して無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを確定するようにした。このため、実施の形態2の効果に加え、さらに、他の加入者ノードと競合が生じないようにリソースブロックおよび送信スケジュールを決定することができ、競合による通信状態の悪化などを防ぐことができる。
実施の形態4.
図7は本発明にかかる通信システムの実施の形態4における動作の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態における通信システムの構成例は実施の形態1の図1と同様である。以下、実施の形態1〜3と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1〜3と異なる部分について説明する。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、1つのプール内で、マルチキャストサービスごとにそのサービスのパケットの転送などを行う加入者ノードをあらかじめ割り当て、各加入者ノードはそのノードが割り当てられたマルチキャストサービスのマルチキャストパケットに関する処理を行う。
まず、実施の形態1で示したマルチキャストサービスの配信要求に関する処理などを実施後に、移動機11が、マルチキャストサービスの配信を受けているとする(ステップS51)。このときのマルチキャストは、マルチキャストソース81からマルチキャストサービスセンター7,ゲートウェイノード6,加入者ノード41,無線基地局21を順次経由して移動機11に配信されるとする。マルチキャストサービスのパケットのフローをマルチキャストフローとよぶこととする。また、ステップS51の時点で、サービスエリア31に隣接するサービスエリアでは、そのマルチキャストフローが配信されていないとする。
そして、移動機11が無線基地局21のサービスエリア31と無線基地局22のサービスエリア32の重なり合う場所に移動する。この移動により、移動機11において、接続している無線基地局21からの信号の受信レベルが所定の閾値より弱くなり、また、周辺セルサーチにより無線基地局22が制御するセルからも受信できるようになったとする。移動機11は、無線基地局21からの信号の受信レベルを、定期的または必要に応じて測定するものとする。移動機11は、無線基地局21からの信号の受信レベルが所定の閾値より弱くなった旨をMeasurement Reportメッセージにより無線基地局21に通知する(ステップS52)。このとき、無線基地局21からの信号の受信レベル(測定値)と、周辺セルサーチにより受信可能と判断したセルIDもMeasurement Reportメッセージに含めて通知する。
Measurement Reportメッセージを受信した無線基地局21は、通知された移動機11における無線基地局21からの信号の受信レベルと、通知されたセルIDに基づいてそのセルが、無線基地局22の制御しているセル(サービスエリア32の一部)と判断する。そして、無線基地局22との間でマルチセル送信を行なうことを決定する(ステップS53)。そして、無線基地局22に対して、移動機11が配信を受けているマルチキャストサービスを送信するように要求するメッセージであるMBMS Transmission Requestメッセージを通知する(ステップS54)。このとき、MBMS Transmission Requestメッセージにそのマルチキャストサービスに関する無線区間のリソースブロックおよび送信タイミングの情報を含めて通知する。
無線基地局22は、MBMS Transmission Requestメッセージを受信すると、そのメッセージに含まれる無線区間のリソースブロックおよび送信タイミングに従ってアドミッション制御を行う(ステップS55)。そして、移動機11が配信をうけているマルチキャストフローを配信するための、移動機11との間の無線リソースを確保する(ステップS56:Radio Resource Setup)。
つぎに、無線基地局22は、MBMS Transmission Requestで通知されたマルチキャストサービスを指定して、IGMPやMLDなどのマルチキャストグループ管理プロトコルによるグループ参加要求メッセージ(Join Message)を、加入者ノード方向へ送信する(ステップS57)。そして、無線基地局22は、無線基地局21に対して、MBMS Transmission Requestへの応答であるMBMS Transmission Responseメッセージを送信する(ステップS58)。
無線基地局21からグループ参加要求メッセージを受信した加入者ノード41は、無線基地局22宛の転送経路を、参加要求されたマルチキャストサービスに対応する経路表に追加する(ステップS59)。その後、加入者ノード41は、そのマルチキャストフローを、無線基地局22にも転送するようになる(ステップS60)。
移動機11からマルチキャストサービスの配信要求があった場合の処理については実施の形態1と同様である。また、実施の形態2または実施の形態3と同様の動作を行うことにより、各加入者ノードおよび各無線基地局において、マルチキャストサービスに関する無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを共有しておくようにしてもよい。この場合、ステップS54のMBMS Transmission Requestにおいては、マルチキャストサービスの指定だけでよく、無線区間のリソースブロックおよび送信スケジュールを送信しなくてもよい。
このように、本実施の形態では、マルチキャストサービスを配信している無線基地局21は、接続している移動機11から通知されたMeasurement Reportに基づいて、隣接する無線基地局との間でマルチセル送信が必要と判断すると、Measurement Reportに基づいてマルチセル送信を行う無線基地局22を選択するようにした。そして、そのマルチキャストサービスの配信で使用しているリソースブロックや送信タイミングを隣接する無線基地局21へ通知して、マルチキャストサービスを配信するための無線回線を設定するように無線基地局21へ要求するようにした。隣接する無線基地局22は、通知されたリソースブロックおよび送信タイミングに基づきマルチキャストサービスを配信できるようにするとともに、そのマルチキャストサービスを配信している加入者ノードに参加要求を送信するようにした。このため、リソースブロックおよび送信タイミングを共有することができ、正しくマルチセル送信を行うことができる。
実施の形態5.
図8は本発明にかかる通信システムの実施の形態5における動作の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態における通信システムの構成例は実施の形態1の図1と同様である。以下、実施の形態1〜4と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1〜4と異なる部分について説明する。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、1つのプール内で、マルチキャストサービスごとにそのサービスのパケットの転送などを行う加入者ノードをあらかじめ割り当て、各加入者ノードはそのノードが割り当てられたマルチキャストサービスのマルチキャストパケットに関する処理を行う。
まず、実施の形態4で説明した動作により、図8に示すように、移動機11に対して、無線基地局21および無線基地局22によるマルチセル送信が行われているとする(ステップS60)。つぎに、移動機11がさらに無線基地局22側に移動し、移動機11における無線基地局21からの信号の受信レベルがさらに低下したとする。移動機11は、無線基地局21からの信号の受信レベルがさらに低下したことをMeasurement Reportメッセージにより基地局21へ通知する(ステップS61)。このとき、無線基地局21からの信号の受信レベル(測定値)をMeasurement Reportメッセージに含めて通知する。
無線基地局21は、Measurement Reportメッセージを受信して、さらに移動機11における受信レベルが低下したと判断し、無線基地局22へハンドオーバさせることを決定して、無線基地局22に対してHandover Requestメッセージを送信する(ステップS62)。Handover Requestメッセージを受信した無線基地局22は、移動機11が個別に利用している通信用の無線リソースを確保し、無線基地局21に対してHandover Request Acknowledgementメッセージを送信する(ステップS63)。
Handover Request Acknowledgementメッセージを受信した無線基地局21は、移動機11に対してHandover Commandメッセージを送信し(ステップS64)、このメッセージによって移動機11に無線基地局22へのハンドオーバを要求する。移動機11は、Handover Commandメッセージを受信してハンドオーバが完了すると、無線基地局22に対してHandover Confirmメッセージを送信する(ステップS65)。
無線基地局22は、Handover Confirmメッセージを受信すると、移動機11の通信用制御を担当している加入者ノード42(ここでは、加入者ノード42が移動機11の通信用制御を担当していたとする)に対して、転送経路を切替えさせるために、Handover Completeメッセージを送信する(ステップS66)。加入者ノード42は、転送経路を無線基地局21方向から無線基地局22方向へと切替えた後、無線基地局22に対してHandover Complete Acknowledgeメッセージを送信する(ステップS67)。
無線基地局22は、Handover Complete Acknowledgeメッセージを受信すると、無線基地局21に対して、Release Resourceメッセージを送信する(ステップS68)。無線基地局21は前記移動機11が個別に利用している通信用の転送を行っていた無線リソースを解放する(ステップS69)。そして無線基地局21は、自身のサービスエリア31内の他の移動機(移動機11以外)が、移動器11が配信を受けていたマルチキャストフローの配信を受けているか否かを確認する(ステップS70)。そして、そのマルチキャストフローの配信を受けている他の移動機が存在していない場合は、IGMPやMLDなどのマルチキャストグループ管理プロトコルによるグループ離脱要求メッセージ(Leave Message)を加入者ノード方向へ送信する(ステップS71)。
そのマルチキャストサービスに対応している加入者ノード41は、グループ離脱要求メッセージを受信すると、無線基地局21宛の転送経路を経路表から削除する(ステップS72)。そして、加入者ノード41は、それ以降そのマルチキャストフローを、無線基地局22宛に転送しない。なお、加入者ノード41以外の加入者ノードは、そのマルチキャストサービスに対応していないため、グループ離脱要求メッセージ(Leave Message)を受信しても廃棄する。
移動機11からマルチキャストサービスの配信要求があった場合の処理については実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、無線基地局21は、移動機11が隣接基地局へハンドオーバした際に、自身のサービスエリア内に移動機11が配信を受けていたマルチキャストサービスを受信している他の移動機の有無を確認する。そして、そのマルチキャストサービスを受信している他の移動機がない場合には、そのマルチキャストサービスを配信している加入者ノードからのマルチキャストサービスの配信を停止させるために、加入者ノードに対して離脱要求を行うようにした。このため、ハンドオーバ後に、無線基地局21のリソースを効率的に開放することができる。
実施の形態6.
図9は本発明にかかる通信システムの実施の形態6における動作の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態における通信システムの構成例は実施の形態1の図1と同様である。以下、実施の形態1〜5と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1〜5と異なる部分について説明する。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、1つのプール内で、マルチキャストサービスごとにそのサービスのパケットの転送などを行う加入者ノードをあらかじめ割り当て、各加入者ノードはそのノードが割り当てられたマルチキャストサービスのマルチキャストパケットに関する処理を行う。
図9において、ステップS51〜ステップS57については、実施の形態4と同様であるため同一のステップ番号を付して説明を省略する。無線基地局21は、ステップ57のMBMS Transmission Responseを受信すると、移動機11に配信しているマルチキャストフローを無線基地局22へ転送することを決定する(ステップS81)。そして、無線基地局21は、サービスエリア31へ配信しながら、無線基地局22へ転送する(ステップS82)。無線基地局22は、転送されたマルチキャストフローをステップS54のMBMS Transmission Requestメッセージで通知された無線区間のリソースブロック及び送信タイミングでサービスエリア32に送信する(ステップS83)。このようにして、移動機11が配信をうけているマルチキャストフローの、無線基地局21と無線基地局22によるマルチセル送信ができるようになる。
移動機11からマルチキャストサービスの配信要求があった場合の処理については実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、マルチキャストサービスを配信している無線基地局21は、接続している移動機11から通知されたMeasurement Reportに基づいて、隣接する無線基地局との間でマルチセル送信が必要と判断すると、Measurement Reportに基づいてマルチセル送信を行う無線基地局22を選択するようにした。そして、そのマルチキャストサービスの配信で使用しているリソースブロックや送信タイミングを隣接する無線基地局21へ通知して、マルチキャストサービスを配信するための無線回線を設定するように無線基地局21へ要求するようにした。そして、無線基地局21は、そのマルチキャストフローを、自身のサービスエリアへの配信を続けつつ、隣接する無線基地局22へ転送するようにした。このため、リソースブロックおよび送信タイミングを共有することができ、正しくマルチセル送信を行うことができる。
実施の形態7.
図10は本発明にかかる通信システムの実施の形態7における動作の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態における通信システムの構成例は実施の形態1の図1と同様である。以下、実施の形態1〜6と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1〜6と異なる部分について説明する。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、1つのプール内で、マルチキャストサービスごとにそのサービスのパケットの転送などを行う加入者ノードをあらかじめ割り当て、各加入者ノードはそのノードが割り当てられたマルチキャストサービスのマルチキャストパケットに関する処理を行う。
本実施の形態では、まず、実施の形態6で説明した動作によって、無線基地局21および無線基地局22によるマルチセル送信により、移動機11へマルチキャストフローが配信されているとする。図10に示すステップS84,S85,S86,S87,S88,S89,S90は、それぞれ実施の形態4の図8で示したステップS61,S62,S63,S64,S65,S66,S67と同様であるため説明を省略する。
つぎに、無線基地局22は、ステップS85のHandover Requestで指定された、またはステップS88のHandover Confirmで通知されたマルチキャストサービスを指定し、マルチキャストグループ管理プロトコルによるグループ参加要求メッセージを加入者ノード方向へ送信する(ステップS91)。グループ参加要求メッセージを受信した加入者ノード41は、無線基地局22宛の転送経路を要求されたマルチキャストグループに関する経路表に追加する(ステップS92)。
ステップS68〜ステップS73は、実施の形態6の図8の同一番号のステップと同様であるため、説明を省略する。以上の動作により、加入者ノード41における無線基地局21宛の経路は削除され、マルチキャストフローは、無線基地局22経由で移動機11に転送されるようになる。
このように、本実施の形態では、無線基地局21は、移動機11が隣接基地局へハンドオーバした際に、自身のサービスエリア内に移動機11が配信を受けていたマルチキャストサービスを受信している他の移動機の有無を確認する。そして、そのマルチキャストサービスを受信している他の移動機がない場合には、そのマルチキャストサービスを配信している加入者ノードからのマルチキャストサービスの配信を停止させるために、加入者ノードに対してグループ離脱要求を行うようにした。このため、ハンドオーバ後に、無線基地局21のリソースを効率的に開放することができる。
また、無線基地局22は、加入者ノード41からHandover Complete Acknowledgeメッセージを受信すると、グループ参加要求を送信するようにした。このため、無線基地局22が、マルチセル送信時に加入者ノード41からマルチキャストフローの配信を受けずに無線基地局経由21からの転送によりマルチキャストフローの配信を行っていた場合でも、ハンドオーバ後に、継続してマルチキャストフローの転送を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる通信方法および通信システムは、無線通信システムに有用であり、特に、マルチキャストサービスを行う無線通信システムに適している。
本発明にかかる実施の形態1の通信システムの構成例を示す図である。 実施の形態1の全体の動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態1の移動機,無線基地局,加入者ノード間のプロトコル構成の一例を示した図である。 実施の形態1の無線基地局のRRCメッセージ受信処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2の動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態3の動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態4の動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態5の動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態6の動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態7の動作の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
11,12 移動機
21,22,23,24 無線基地局
31,32,33,34 サービスエリア
41,42,43,44,45 加入者ノード
51,52 プール
6 ゲートウェイノード
7 マルチキャストサービスセンター
81,82,83 マルチキャストソース
9 外部ネットワーク

Claims (8)

  1. 移動機と無線基地局と前記無線基地局経由で移動機の制御を行う加入者ノードとを含み、少なくとも1つの加入者ノードで制御単位であるプールを構成し、加入者ノードに前記無線基地局が接続された通信システムにおいて、前記移動機にマルチキャストサービスの配信を行う場合の通信方法であって、
    同一プール内で、マルチキャストサービスごとに加入者ノードを対応付ける加入者ノード対応付けステップと、
    前記無線基地局が、前記移動機から、マルチキャストサービスの配信を受けるためのマルチキャストグループへの参加要求メッセージまたはマルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを受信した場合に、そのメッセージをマルチキャストにより同一プール内の全ての加入者ノードに転送するメッセージ転送ステップと、
    前記マルチキャストサービスに対応する加入者ノードは、前記メッセージを受信すると、前記メッセージに基づきグループ参加またはグループ離脱のための処理を行うメッセージ処理ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  2. 前記加入者ノードが、自身に対応するマルチキャストサービスの配信の準備が整ったことを通知するマルチキャストセッション開始要求メッセージを受信した場合に、そのマルチキャストサービスが使用するリソースブロックおよび送信スケジュールを決定し、その結果をマルチキャストにより同一プール内の他の加入者ノードに通知する第1のスケジュール通知ステップと、
    前記通知されたリソースブロックおよび送信スケジュールを受信した加入者ノードが、それらと重複しないように、自身に対応するマルチキャストサービスのリソースブロックおよび送信スケジュールを決定し、その結果をマルチキャストにより同一プール内の他の加入者ノードに通知する第2のスケジュール通知ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記加入者ノードが、自身に対応するマルチキャストサービスの配信の準備が整ったことを通知するマルチキャストセッション開始要求メッセージを受信した場合に、そのマルチキャストサービスが使用するリソースブロックおよび送信スケジュールを決定し、その結果をスケジュール通知としてマルチキャストにより同一プール内の他の加入者ノードに通知するスケジュール通知ステップと、
    前記スケジュール通知を受信した加入者ノードが、受け取ったリソースブロックおよび送信スケジュールと自身に対応するマルチキャストサービスのリソースブロックおよび送信スケジュールとを比較して競合するか否かを判断し、競合すると判断した場合には、前記スケジュール通知を送信した加入者ノードに競合する旨を通知する競合通知ステップと、
    前記スケジュール通知を送信した加入者ノードが、前記スケジュール通知の送信から所定の時間が経過するまでの間に、前記競合の通知を受信した場合、再度、異なるリソースブロックおよび送信スケジュールを決定し、その結果をマルチキャストにより同一プール内の他の加入者ノードに通知するスケジュール再通知ステップと、
    一方、前記スケジュール通知を送信した加入者ノードが、前記スケジュール通知の送信から前記所定の時間が経過するまでの間に前記競合の通知を受信なかった場合に、前記スケジュール通知ステップにて決定した結果を確定するスケジュール確定ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  4. 前記移動機が、マルチキャストサービスの配信を受けているときに、接続している無線基地局からの信号の受信レベルの測定値が所定の閾値未満となった場合に、周辺セルの受信レベルのサーチにより受信可能なセルの識別子を取得し、前記測定値と前記セルの識別子とを測定情報として前記接続している無線基地局に通知する測定結果通知ステップと、
    前記接続している無線基地局(第1の無線基地局)が、前記測定情報に基づき前記セルの識別子に対応する第2の無線基地局を用いたマルチセル送信が必要であると判断し、前記移動機が配信を受けているマルチキャストサービスとそのマルチキャストサービスに関するリソースブロックおよび送信スケジュールとを含むマルチセル送信開始メッセージを送信するマルチセル送信開始通知ステップと、
    前記第2の無線基地局が、受信したマルチセル送信開始メッセージに含まれたリソースブロックおよび送信スケジュールに基づき、前記移動機との間の無線リソースを設定するリソース設定ステップと、
    前記第2の無線基地局が、前記移動機が配信を受けているマルチキャストサービスに対応するマルチキャストグループへの参加要求メッセージを同一プール内の全ての加入者ノードに送信するグループ参加要求メッセージ送信ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信方法。
  5. 前記第1の無線基地局が、前記移動機がマルチキャストサービスの配信を受けている状態で前記第2の無線基地局へハンドオーバを行った後に、前記マルチセル送信用の無線リソースを解放するとともに、自局のサービスエリア内でそのマルチキャストサービスの配信を受けている他の移動機の有無を確認し、前記他の移動機が無い場合には、そのマルチキャストサービスに対応するマルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを同一プール内の全ての加入者ノードにマルチキャストにより送信する離脱要求メッセージ送信ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記移動機が、接続している無線基地局からの信号の受信レベルを測定し、前記測定値が所定の閾値未満となった場合には、前記移動機の周辺セルの受信レベルのサーチを行い、受信可能なセルの識別子を取得し、前記測定値と前記セルの識別子を測定情報として前記接続している無線基地局に通知する測定結果通知ステップと、
    前記接続している無線基地局(第1の基地局)が、前記測定情報に基づき前記セルの識別子に対応する第2の無線基地局を用いたマルチセル送信が必要であると判断し、前記移動機が配信を受けているマルチキャストサービスとそのマルチキャストサービスに関するリソースブロックおよび送信スケジュールとを含むマルチセル送信開始メッセージを送信するマルチセル送信開始通知ステップと、
    前記第2の無線基地局が、受信したマルチセル送信開始メッセージに含まれたリソースブロックおよび送信スケジュールに基づき、前記移動機との間の無線リソースを設定するリソース設定ステップと、
    前記第1の無線基地局が、前記第2の無線基地局へ前記移動機が配信をうけているマルチキャストサービスのパケットを転送するマルチキャストパケット転送ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信方法。
  7. 前記第2の無線基地局が、前記移動機が前記第1の無線基地局から自局へハンドオーバした後に、前記移動機が配信を受けているマルチキャストサービスに対応するマルチキャストグループへのグループ参加要求メッセージを同一プール内の全ての加入者ノードに送信するグループ参加要求メッセージ送信ステップと、
    前記第1の無線基地局が、前記移動機がマルチキャストサービスの配信を受けている状態で、前記第2の無線基地局へハンドオーバを行った後に、前記マルチセル送信用の無線リソースを解放するとともに、自局のサービスエリア内でそのマルチキャストサービスの配信を受けている他の移動機の有無を確認し、前記他の移動機が無い場合には、そのマルチキャストサービスに対応するマルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを同一プール内の全ての加入者ノードにマルチキャストにより送信する離脱要求メッセージ送信ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  8. 移動機と無線基地局と前記無線基地局経由で移動機の制御を行う加入者ノードとを含み、少なくとも1つの加入者ノードで制御単位であるプールを構成し、加入者ノードに前記無線基地局が接続された状態で、前記移動機にマルチキャストサービスの配信を行う通信システムであって、
    前記加入者ノードが、自身に対応付けられたマルチキャストサービスの配信を受けるためのグループ参加要求メッセージまたはマルチキャストグループに対する離脱要求メッセージを受信すると、前記メッセージに基づきグループ参加またはグループ離脱のための処理を行い、
    前記無線基地局が、前記移動機からマルチキャストサービスの配信を受けるための参加要求メッセージまたは離脱要求メッセージを受信した場合には、そのメッセージをマルチキャストにより同一プール内の全ての加入者ノードに転送することを特徴とする通信システム。
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