JP2010523019A - Sipベースのメディアサービスにおけるセッション制御 - Google Patents

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Abstract

SIPアプリケーション・サーバに対して、SIPクライアントの状態が通知されることを維持するための方法であって、SIPアプリケーション・サーバは、SIPクライアントにおけるシグナリング・プレーン内とメディア・プレーン内との両方に配置され、SIPクライアントをSIPセッションに受け入れるとともに、SIPクライアントをSIPセッションから取り除く。本方法は、メディア・プレーンを介して、SIPクライアントからSIPアプリケーション・サーバにキープ・アライブ・メッセージを送信するステップを含む。

Description

本発明は、SIPベースのメディアサービスにおけるセッション制御に関連し、特に、限定するわけではないが、プッシュ・ツー・トーク・サービスに関するものである。より詳細には、本発明は、そのようなサービスにおけるキープ・アライブ機構の提供に関するものである。
無線機タイプのサービスは、他のユーザと素早く簡易なメッセージを通信することを望むユーザの中で、長期にわたって人気となっている。無線機タイプのサービスは、プッシュ・ツー・トーク(PTT)サービスとしても知られている。従来、そのようなPTTサービスは、無線スペクトルの専用部分を利用する双方向の携帯無線によって提供されている。しかし、この双方向の携帯無線は、同様の端末を用い、かつ、無線通信の比較的短距離の動作範囲内に位置する予め選択された複数のユーザの小グループと通信を行なうことのみをユーザに許容する。最近では、当該サービスは、現行のセルラ電話のインフラに乗せた形で米国に導入されている。しかし、それらのサービスは、実際には独自のサービスであり、ユーザが異なる動作ネットワークとの間と通信することを許容していない。
PTTサービスの使用を広げる試みにおいて、オープン・モバイル・アライアンス(www.openmobilealliance.org)として知られている産業団体が、セルラネットワーク上で提供される無線機サービスにおけるネットワーク間の動作を許容する適切なプロトコルを標準化する目的で設立されている。種々の標準規格によって制定されたサービスとして、プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラ(PoC)が知られている。PoCは、IPマルチメディア・システム(IMS)のユーザに対して、PoCアプリケーション・サーバ(複数のSIP ASとして動作する。)を介して、PoCセッションのセットアップと制御とを扱わせる。PoCは、関連する音声データがパケット交換アクセス技術により伝送されることを提案している。GSM及びUMTSの場合において、これは汎用パケット無線サービス(GPRS)アクセス技術になるであろう。他のネットワーク・アーキテクチャにおいては、アナログパケット交換アクセス技術が音声データの伝送に用いられるであろう。プッシュ・ツー・トーク・サービスはまた、あまり望ましいオプションではないが、回路交換アクセス技術によって提供されてもよい。PoCの現状はRelease 1.0で設定されている。PoCのRelease 2における要求仕様は、現在設計されている。PoCのRelease 2は、音声だけでなくマルチメディアも含むようにPoCを拡張しようとしている。
PoC AS(アプリケーション・サーバ)は、シグナリング・プレーン内及びメディア・プレーン内の両方に存在する。PoC ASは、a)全てのメディアに関連する機能を含むメディア・プレーンのメディア資源機能プロセッサ(MRFP)と、b)S−CSCFに対してSIPユーザ・エージェントとして動作するシグナリング・プレーンのメディア資源機能制御装置(MRFC)とを含むメディア資源機能(MRF)を実装する。MRFCとMRFPとの間のインタフェースはまだ標準化されていないが、標準化された場合はおそらくH.248に基づくであろう。また、PoCの場合においてMRFPを通過する実際の(オーディオ)メディアは、データをパケット化するリアルタイム伝送プロトコル(RTP)又はファイルを伝送するメッセージ・セッション・リレー・プロトコル(MSRP)を使用するであろう。
PoCは、PoCセッションに関与するPoCクライアントが任意の所定の時間にメディアを送信することを決定するために、「発言権制御(floor control)」の概念を使用する。MRFCは、PoCセッションにおけるメディア・フロア・コントロール・エンティティとして動作する。権限無しでは、PoCクライアントは、任意の種別のメディアを送信せず、沈黙を示すメディア・パケットであっても送信しない。発言権制御は、メディア・バースト制御プロトコル(MBCP)を使用する、配置されるPoCアプリケーション・サーバによって処理される。MBCPメッセージは、メディア層を通過して伝送される。PoCセッションが確立されるとすぐに、PoCクライアントは、PoC ASに対してMBCPメディア・バースト要求メッセージを送信することによって、発言権を要求する。メディアを送信することを許可されている他のPoCクライアントが現在存在しないと仮定すると、PoC ASは、要求を受け入れ、MBCPメディア・バースト権限メッセージを要求したPoCクライアントに返信する。
メディアを送信することを許可されているPoCクライアントが存在しない場合、MBCPは、PoCセッションにおける全ての参加者に送信される”メディア・バースト・アイドル”メッセージを定義する。当該メッセージを受信するPoCクライアントは、要望するのであれば、メディア送信の権限を要求することができることを認識する。その後、PoC ASは、メディア送信の権限を無効にし、MBCPメディア・バースト・アイドル・メッセージを参加者に送信する。メディア送信の権限を要求する参加者がいなければ、PoC ASは、さらに、所定の最大間隔まで、所定間隔ごとにメディア・バースト・アイドル・メッセージを送信する。
多くの理由によってPoCセッションはハングアップする。これは、例えば、PoCクライアントが無線補償範囲を離れることにより発生する。そのような場合において、ネットワーク・エンティティ、特に、IMS範囲内のSIPプロキシは、もはや必要ない状態情報を保持する可能性もある。そんなことよりも、ユーザがサービスにアクセスできないポイントに移動しているかもしれない。したがって、ネットワーク・エンティティがセッションがハングアップしたことを認識できる、ある種のキープ・アライブ機構が提供されることが望まれている。
上記特定した問題は、PoCに限定されるわけではなく、他のIMS可能なサービスや、エンド・ポイント間でセッションを確立して制御するSIPで用いられる非IMSサービスについても可能性がある。
”Session Times in the Session Initiation Protocol(SIP)”と題するITEF RFC 4028は、PoCセッションに適用可能な上述したような機構を提供している。当該機構は、参加SIPクライアントが定期的な間隔でSIPシグナリング・パスを介してSIP_INVITEメッセージ又はSIP_UPDATEメッセージを送信することを要求している。シグナリング・ネットワークを過負荷にすることを避けるために、キープ・アライブ・メッセージが送信される間隔を30分にすることが推奨されている。しかし、一般的なIMSセッション、特に、PoCセッションが比較的寿命の短いことが予想されるように、IMSに対する当該機構のアプリケーションは、要求後の長期間にわたってネットワーク内に状態情報を保有させるため、過剰請求を解決するには至っていない。
本発明の第1の態様によれば、本発明は、SIPアプリケーション・サーバに対して、SIPクライアントの状態が通知されることを維持する方法を提供する。SIPアプリケーション・サーバは、SIPクライアントにおけるシグナリング・プレーン及びメディア・プレーンの両方に配置され、SIPクライアントをSIPセッションに受け入れるとともに、当該SIPクライアントを該SIPセッションから取り除く。本方法は、メディア・プレーンを介してSIPクライアントからSIPアプリケーション・サーバにキープ・アライブ・メッセージを送信するステップを含む。
メディア・プレーンメッセージが、同等のシグナリング・プレーン(SIPである)のメッセージよりも短く、関連する少数のノードを通過するため、キープ・アライブ・メッセージが送信される時間間隔は、過度にシグナリング・ネットワークに負荷を与えることのない、より短い間隔となる。
本発明が特に半二重セッションに適用可能であることが近いされることが理解されるであろう。そのようなセッションにおいて、SIPクライアントは、メディアを送信しない場合、又は、SIPアプリケーション・サーバによってメディアを送信することが許可されていない場合にのみキープ・アライブ・メッセージを送信する。SIPクライアントがメディアを送信する場合には、これは、黙示的なキープ・アライブ機構を示す。
SIPクライアントと、SIPアプリケーション・サーバとの間のキープ・アライブのタイマ値を調整する必要がある。当該タイマ値は、SIPクライアントから送信されるキープ・アライブ・メッセージが送信される間隔を定義する。SIPアプリケーション・サーバは、当該タイマ値で満了するように設定したタイマを実行する。タイマが満了する前に、SIPアプリケーション・サーバがキープ・アライブ・メッセージを受信していなければ、SIPクライアントは、当該SIPクライアントが関与しているSIPセッションから取り除かれる。
本発明の典型的な形態によれば、SIPアプリケーション・サーバは、IPマルチメディア・サブシステム・ネットワーク内に配置される。上記キープ・アライブ・メッセージは、メディア・バースト制御プロトコル・メッセージである。さらに好ましくは、SIPアプリケーション・サーバは、発言権を制御するプッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラのアプリケーション・サーバである。SIPクライアントは、プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラのセッションに関与するプッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラのクライアントである。
好適には、SIPクライアントがメディアを送信する権限を有していない場合にはキープ・アライブ・メッセージが送信される。SIPクライアントがメディアを送信する権限を有している場合には、キープ・アライブ・メッセージが送信されない。
好適には、メディアを送信する権限を有する、プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラに関与するSIPクライアントが存在しない場合であって、かつ、SIPアプリケーション・サーバがキープ・アライブ・メッセージを受信する場合には、アプリケーション・サーバは、確認応答をSIPクライアントに送信し、それ以外の場合には確認応答を送信しない。
好適には、キープ・アライブ・メッセージを送信するSIPクライアント以外のSIPクライアントがメディアを送信する権限を有している場合に、SIPアプリケーション・サーバは、キープ・アライブ・メッセージの受信に対する確認応答を送信せず、キープ・アライブ・メッセージを送信するSIPクライアントは、メディアの受信を黙示的な確認応答として見なす。SIPクライアントがメディアを送信する権限を有している場合に、キープ・アライブ・メッセージ及び明確な確認応答は送信されない。
本発明の実施形態において、キープ・アライブ・メッセージは、ダミーのRTPメディア・パケットである。
本発明の第2の態様によれば、SIPセッションにSIPクライアントを受け入れるとともに、SIPセッションからSIPクライアントを取り除くSIPアプリケーション・サーバに、キープ・アライブ・メッセージを送信するように構成され、キープ・アライブ・メッセージは、メディア・プレーンを介して送信されるSIPクライアントを提供する。
本発明の第3の態様によれば、SIPセッションにSIPクライアントを受け入れるとともに、SIPセッションからSIPクライアントを取り除き、メディア・プレーンを介してSIPクライアントからキープ・アライブ・メッセージを受信するように構成されるSIPアプリケーション・サーバを提供する。
PoCアプリケーション・サーバを含むIMSネットワークを概略的に示す図である。 PoCセッションにおけるキープ・アライブ・タイマ値のネゴシエーションと関連するシグナリングを示す図である。 3つの異なるセッション・ケースのPoCにおけるキープ・アライブ機構に関連するシグナリングを示す図である。
図1は、アプリケーション・サーバ及びSIPプロキシを含む種々のネットワーク・ノードを備えるIMSネットワークの概略図である。このアーキテクチャは、当業者にはよく知られている。ここでは、IMSクライアント1、即ち、ユーザ端末がGSM又は3Gネットワークなどのセルラ電話ネットワークであるようなアクセスネットワーク2に接続されることを記載することで十分である。アクセスネットワークを介して、IMSクライアントは、IMSコアネットワーク3及び伝送ネットワーク4と通信を行う。IMSサービスセッションは、IMSコアネットワーク内のエンティティ及び同様のIMSクライアントと、SIPシグナリングをやりとりするIMSクライアントによって確立される。IMSコアネットワークは、要求に応じてIMSクライアントによる使用のための伝送ネットワーク内の利用可能な資源を確保するとともに、伝送ネットワークにリンクされている。
他のIMSコアネットワークを考慮すると、IMSクライアントは、在圏呼セッション制御機能(S−CSCF)5に割り当てられる。クライアントがホームドメイン内から又は”訪問先”のドメインを介して、IMSにアクセスするかどうかに関わらず、S−CSCFは、IMSクライアントを用いる加入者のホームIMSドメイン内に配置される。複数のCSCF(S−CSCFを含む)は、加入者に関する、到達機能(reachability)、認証機能及び承認機能を取り扱う。サービスの提供は、複数のSIPアプリケーション・サーバ(AS)によって取り扱われる。図1は、PoCサービスのロジックを提供するPoC AS6を示す。上述したように、PoC ASは、MRFC及びMRFPを備えるMRFを実装する。ユーザのメディアはMRFPを介して流される。
加入者が同様のユーザとのPoCセッションを確立することを望む場合、加入者のIMSクライアントは、IMSへ接続するための加入者のポイントを示すP−CSCFを介してSIP_INVITEをS−CSCFに送信する。INVITEがPoCセッションに関連するということを検知すると、加入者用のS−CSCFにインストールされたイニシャル・フィルタ・クリテリアがINVITEをPoCサーバへルーティングする。PoCサーバは、初期処理、課金処理及び資源の割り当て処理を含む必要な動作を実行し、自身をSIPパスに加え、S−CSCFにINVITEを戻す。S−CSCFは、当該INVITEを同様のユーザに転送する。
本実施形態では、PoCクライアントとPoC ASとの間のメディアプレーンを介してキープ・アライブ・メッセージの送信に関与するキープ・アライブ機構の導入を提案する。種々の機構/プロトコルは、そのようなメッセージを搬送することに使用されうる。例えば、新たなMBCPメッセージを特定することに適しているであろう。或いは、伝送プロトコルがRTPであれば、ダミーRTPメディアパケットが使用されうる。ダミーRTPパケットは、本質的には、ちょうど有料部分のないRTPパケットである。本実施形態は、PoCクライアントが明確な権限を有していない場合であってもメディアの送信を許容するように修正されることが必要となる。
当該機能の前提条件は、PoCクライアントとPoC ASとの間のキープ・アライブ・メッセージの間隔の調整(ネゴシエーション)である(図2参照)。このように、PoCクライアントがPoCセッションを開始するか、PoCセッションと接続するか、又は、再接続する場合、PoCクライアントは、”fmtp”パラメータを用いて推奨の時間間隔を有する(”fmtp”は、SIP INVITE又はREINVITEのセッション・ディスクリプション・プロトコル(SDP)部においてパラメータを加えるために使用されうる。)。上記時間間隔は、メディア発言権制御エンティティごとに調整される(複数のそのようなエンティティは、メディアタイプごとの1つのエンティティ、マルチメディアの場合に存在しうるが、1つのエンティティは複数のストリームを扱うことができる。)。
図2は、SIPを用いるシグナリング・プレーンにおける調整手順を示す(用語”CSCF”は、必要に応じて、P−CSCF、I−CSCF及びS−CSCF複素を示す。)。図2のフローチャートは以下のステップを含む。
1.PoCクライアントがCSCFにSIP INVITE要求を送信する。SIP INVITE要求は、[OMA−PoC−CP]によって特定される情報と、推奨キープ・アライブ・メッセージ間隔とともに追加のfmtpとを含む。本実施形態では、この値は、20秒に設定される。
2.CSCFが[TS24.229]において特定される機構を用いてSIP INVITE要求をPoC ASに転送する。
3.PoC ASが受信した推奨キープ・アライブ・メッセージ間隔を評価し、SIP 200 OK応答の値をS−CSCFに返答する。PoC ASは、PoCクライアントからのキープ・アライブ・メッセージの受信を監視するタイマを開始する。
4.CSCFが上記200 OKをPoCクライアントに転送する。PoCクライアントは、PoCサーバから受信した値に基づくタイマを開始する。タイマが満了すると、PoCクライアントは、キープ・アライブ・メッセージを送信する。
タイマ間隔は、PoCセッション中に再調整されることができ、メディア発言権制御エンティティごとに異なってもよい。
PoCクライアントが全てのセッションの場合においてPoC ASに対してキープ・アライブ・メッセージを送信する必要がないことは理解されるであろう。シグナリングの負荷は、キープ・アライブ・メッセージ又はキープ・アライブ応答の何れかとしてメディアを用いることによって提言されうる。ここでメディアとは、PoCクライアントとPoC ASとの間で送信されるものである。図3を参照して、3つのケースについて説明する。
ケース1)メディア発言権制御エンティティに接続されたPoCクライアントの中で、現在、メディアを送信する権限を有しているPoCクライアントが存在しない場合。
従来技術の解決手法によれば、当該ケースにおいて、PoC ASは、MBCPメディア・バースト・アイドル・メッセージを所定間隔ごとに送信する。一方、本実施形態では、受信したキープ・アライブ・メッセージごとに応じてのみ、メディア・バースト・アイドル・メッセージを送信することを提案する。PoCクライアントは、キープ・アライブ・メッセージの確認応答としてメディア・バースト・アイドル・メッセージを処理し、タイマをゼロにリセットする。PoC ASにおいてキープ・アライブ・メッセージを受信する前にタイマが満了すると、PoC ASは、PoCセッションから当該PoCクライアントを取り除く。
ケース2)メディア発言権制御エンティティに接続された他のPoCクライアントが、現在、メディアを送信する権限を有している場合。
PoCクライアントは、同意された時間間隔に従ってキープ・アライブ・メッセージを送信する。したがって、PoC ASは、PoCクライアントがまだ”接続状態”にあるということを認識し、当該PoCクライアントへのメディアの送信を継続する。PoCクライアントはメディアを受信し、それにより、PoC ASが最新のキープ・アライブ・メッセージを受信したことを認識する。これは、キープ・アライブ・メッセージの黙示的な確認応答を示し、PoCクライアントはタイマをゼロにリセットする。再度、キープ・アライブ・メッセージを受信することなくPoCサーバのタイマが満了すると、PoC ASはPoCセッションから当該PoCクライアントを取り除く。
ケース3)PoCクライアントが、現在、メディアを送信する権限を有する。
この場合、PoCクライアントはキープ・アライブ・メッセージを送信する必要がない。PoCクライアントはメディアを送信し、PoCサーバは黙示的なキープ・アライブ・メッセージとしてメディアを取り扱う。PoC Asで新たなタイマを整備する必要はない。上述したように、PoCの現在の状態に従って、PoC ASは予め定められた時間間隔のタイマを整備する。当該タイマは、満了するとPoCクライアントから発言権が取り除かれる。当該タイマに加えて、PoC技術の提案による状態によれば、PoC ASは、PoCクライアント側での接続の喪失を検知するために他のタイマを整備している。この機構は、メディアを送信する権限を有するPoCクライアントからメディアが受信されるごとにタイマを開始する(PoCクライアントは、発言権を有していればメディアを毎回送信しなければならない。つまり、ユーザがしゃべっていない状態であっても、無音のRTPパケットが送信される。)。メディアを受信する前にタイマが満了すると、PoCクライアントは、セッションから取り除かれる。
当業者には、本発明の範囲から逸脱することなく種々の変更が上述の実施形態に対して行われることが理解されるであろう。例えば、上述した実施形態ではPoCサービスに関して記載したが、本発明は音声及び動画技術を含む他のIMSサービスに対しても適用することができる。実際には、本発明は、SIPベースではあるものの非IMSに適用されてもよい。特に、本発明は半二重サービスに適用可能である。

Claims (22)

  1. SIPクライアントにおけるシグナリング・プレーン及びメディア・プレーンの両方に配置され、前記SIPクライアントをSIPセッションに受け入れるとともに、該SIPクライアントを該SIPセッションから取り除くSIPアプリケーション・サーバに対して、SIPクライアントの状態が通知されることを維持する方法であって、
    前記メディア・プレーンを介して前記SIPクライアントから前記SIPアプリケーション・サーバにキープ・アライブ・メッセージを送信するステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記SIPセッションは、半二重セッションであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記SIPクライアントは、メディアを送信しない場合、又は、前記SIPアプリケーション・サーバによってメディアの送信が許可されていない場合にのみ、前記キープ・アライブ・メッセージを送信することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記SIPクライアントと、前記SIPアプリケーション・サーバとの間のタイマ値を調整するステップをさらに含み、
    前記タイマ値は、前記SIPクライアントから送信される前記キープ・アライブ・メッセージが送信される間隔を定義し、
    前記タイマが満了する前に、前記SIPアプリケーション・サーバが前記キープ・アライブ・メッセージを受信していなければ、前記SIPクライアントは、該SIPクライアントが関与しているSIPセッションから取り除かれることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記シグナリング・プレーンを介するSIPシグナリングを用いて前記調整を行なうことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記SIPアプリケーション・サーバは、前記キープ・アライブ・メッセージを受信した場合に、前記メディア・プレーンを介して前記SIPクライアントに確認応答を送信することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
  7. 前記SIPアプリケーション・サーバは、前記キープ・アライブ・メッセージを受信しており、かつ、前記SIPクライアントに送信するメディアを有していない場合には、前記SIPクライアントに確認応答を送信することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
  8. 前記SIPアプリケーション・サーバは、IPマルチメディア・サブシステム・ネットワーク内に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法。
  9. 前記キープ・アライブ・メッセージは、メディア・バースト制御プロトコル・メッセージであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記SIPアプリケーション・サーバは、発言権を制御するプッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラのアプリケーション・サーバであり、
    前記SIPクライアントは、プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラのセッションに関与するプッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラのクライアントであることを特徴とする請求項2に従属する場合の請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記SIPクライアントがメディアを送信する権限を有していない場合には前記キープ・アライブ・メッセージを送信し、前記SIPクライアントがメディアを送信する権限を有している場合には、前記キープ・アライブ・メッセージを送信しないステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. メディアを送信する権限を有する、前記プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラに関与するSIPクライアントが存在しない場合であって、かつ、前記SIPアプリケーション・サーバが前記キープ・アライブ・メッセージを受信する場合には、確認応答を送信し、それ以外の場合には前記確認応答を送信しないステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記キープ・アライブ・メッセージを送信する前記SIPクライアント以外のSIPクライアントがメディアを送信する権限を有している場合に、前記SIPアプリケーション・サーバは、前記キープ・アライブ・メッセージの受信に対する確認応答を送信せず、前記キープ・アライブ・メッセージを送信する前記SIPクライアントは、メディアの受信を黙示的な確認応答として見なすことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記SIPクライアントがメディアを送信する権限を有している場合には、前記キープ・アライブ・メッセージ及び明確な確認応答が送信されないことを特徴とする請求項11乃至13の何れか1項に記載の方法。
  15. 前記キープ・アライブ・メッセージは、ダミーのRTPメディア・パケットであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. SIPクライアントであって、
    SIPセッションに前記SIPクライアントを受け入れるとともに、前記SIPセッションから前記SIPクライアントを取り除くSIPアプリケーション・サーバに、キープ・アライブ・メッセージを送信するように構成され、
    前記キープ・アライブ・メッセージは、メディア・プレーンを介して送信されることを特徴とするSIPクライアント。
  17. 前記SIPアプリケーション・サーバとタイマ値を調整する手段と、
    前記タイマ値によって指定された間隔で前記キープ・アライブ・メッセージを送信する手段と
    を備えることを特徴とする請求項16に記載のSIPクライアント。
  18. 前記SIPクライアントがメディアを送信する権限を有していない場合にのみ、前記キープ・アライブ・メッセージを送信するように構成されることを特徴とする請求項16又は17に記載のSIPクライアント。
  19. 前記SIPクライアントは、プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラのクライアントであることを特徴とする請求項16乃至18の何れか1項に記載のSIPクライアント。
  20. SIPアプリケーション・サーバであって、
    SIPセッションにSIPクライアントを受け入れるとともに、前記SIPセッションから前記SIPクライアントを取り除き、
    メディア・プレーンを介して前記SIPクライアントからキープ・アライブ・メッセージを受信するように構成されることを特徴とするSIPアプリケーション・サーバ。
  21. 前記SIPアプリケーション・サーバは、プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラのサーバであることを特徴とする請求項20に記載のSIPアプリケーション・サーバ。
  22. 請求項16乃至19の何れか1項に記載のSIPクライアント、又は、請求項20又は21に記載のSIPアプリケーション・サーバであって、
    前記SIPクライアント又は前記SIPアプリケーション・サーバは、メディア・バースト制御プロトコルを用いてキープ・アライブ・メッセージを送信、又は、受信することを特徴とするSIPクライアント又はSIPアプリケーション・サーバ。
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