JP2010519660A - 時間を基準とした情報のための三次元表示 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図5
Description
本願は2007年2月27日出願の米国仮特許願第60/891825号の優先権を主張し、前記出願の全てを、参照により本願に組み込む。
本願は時間を基準とした情報の表示と、そのような情報の表示のためのプログラムとに関する。
時間は数多くの種類の情報において重要な側面である。情報の時間的な側面を視覚的に提供するために時間軸(時間配列)上に時間を基準とした情報を表示することは有益である。現在のウェブ(web)技術とコンピュータの映像化方法は、種々な領域(ドメイン)特性または特別な方法を利用して時間を基準としたデータを取り扱う。例えば、それらのイベント(事象、出来事)に割り当てられた日付に従ってカレンダ内にて約束並びに業務を整理するのに利用できるカレンダプログラムが存在する。また、データ(例えば、経済データまたは財務データ)を時間軸に沿って表示し、データの傾向や変化を強調表示できるプログラムが存在する。しかしながら、複数の異なる状況(コンテキスト)のための時間的な関係を表し、複数の異なる情報源からの時間に関連するデータを一貫した表示の枠組みに適合させるための統合的で視覚的に効果のある方法が必要とされている。
一般的に、本発明の一形態においては、それぞれが関連づけられた時間を有している第1の時間を基準とした複数のイベントと、それぞれが関連づけられた時間を有している第2の時間を基準とした複数のイベントとに関する情報を表示するコンピュータで実行される方法が提供される。この方法は、第1の時間軸と第2の時間軸とを含む複数の時間軸のそれぞれの透視図法表現を表示する表示ステップを含んでいる。第1の時間軸の透視図法の表示は、第1の時間軸のイベントに関連した時刻に対応する時間位置で第1の時間軸に沿って配置された第1のイベントに属する複数のイベントを表す透視図法の複数の画面で構成されており、第2の時間軸の透視図は、第2の時間軸のイベントに関連した時刻に対応する時間位置で第2の時間軸に沿って配置された第2のイベントに属する複数のイベントを表示する透視図法の複数の画面で構成されていることを特徴とする。また、ユーザに現在時間の選択を可能とするステップと、ユーザが選択した現在時間により決定される第1の時間軸と第2の時間軸のそれぞれの一部の透視図法表現を表示するステップとを含む。
記載されている実施形態は、時間成分で情報を表示するコンピュータプログラムである。この種の情報は、スケジュール、歴史的な出来事、統計データ、音、音楽、映画、月の位相(満ち欠け)等の継続的な作用(機能、ファンクション)等を含むが、これらに限定されない。本プログラムは伝統的な時間軸の進歩形態であり、イベントは過去から未来へと延びる線上に記される。プログラムは多くの時間軸を同時的に表示させ、探索されるべきデータの中で、多様な関係を可能にする。
プログラムの解説を開始する前に、三次元コンピューターグラフィックスで使用される概念の基本的定義の一部を提供することは有用であろう。
プログラムのオブジェクトモデルは、時間を表すためにz軸を利用する。z軸の原点すなわちゼロ値点は、随意に選択された時間である(例えば、1970年1月1日の深夜12時)。
図4を参照すると、x軸とy軸は、ここでは“カテゴリ(区分)”30と32と称される抽象的なオブジェクトの配置に使用されている。カテゴリはx軸とy軸で形成される平面内の空間を占める。カテゴリはx次元とy次元で所定の形状が与えられ、z軸の正または負の無限大にまで延びて“パイプ”を定義する。カテゴリは円および地図のごとき規則的な形状または不規則な形状を有することができるが、本明細書における全画像は、正方形のカテゴリを示す。カテゴリ32は他のカテゴリ30内に収納(ネスト)可能である。カテゴリの収納は、通常、論理的関係を表す(例えば、親と子、主類と副類、主体とその一部、主体の構成部材)が、必須ではない。カテゴリはx−y平面で重なって相互比較が可能であったり、あるいは一平面に複数のカテゴリの内容を収集したりことができる。
カテゴリは抽象物であり、それら自体は目に見ることができない。それらは“イベント(事象)”や“状況”を整理するために役立つ。イベントは1つの時間値を有する出来事である。状況は開始時間と終了時間とを有する。それらの区別はほぼ便宜上である。なぜなら、1つのイベントは同じ開始時間と終了時間を有する状況であると考えられるからであり、1つの状況は開始イベントと終了イベントの2つのイベントであると考えられるからである。状況を定義する2つの時間の間の論理的関連性を明確にするためにその区別が設けられている。本明細書では、それら両方を“イベント”と称する。
前方クリップ面は、視点に近すぎるか或いは視聴者の背後となる、オブジェクトまたはオブジェクトの一部を除去するように作用する。このプログラムでは、見ている方向がz(時間)軸に沿って、過去または未来を向いているときには、前方クリップ面もプログラムの表示の“現在時間”を表示する。前方クリップ面に除去された各イベント(イベントの開始時間と終了時間との間に現在時間が存在するイベント)は、現在時間のイベントに関する情報を示す便利な二次元の位置(エンドカット)を有する。図5は月の満ち欠けと、2001年3月4日の朝7時20分のサンデー紙に掲載されたドゥーンズベリの連載漫画を示す。現在時間を前後に1日分移動すると、月の状態が変わり、別の漫画が示される。
精度
時間の値は、プログラム内において異なる精度により表される。これによって、定義の内容を考慮しつつ、何百万年単位で表される地質年代的な時間と、1秒の100000000000000000分の1程度の短時間の物理的なイベントとの両方を表すことが可能になる。負の無限大(どの他の時間より以前の時間)、正の無限大(どの他の時間より以後の時間)および“現在”(常に現在の時計時間とほぼ等しい時間)のための特別な時間の定数が存在する。
1つの時間値を有するイベントは、一瞬の出来事であると考えられるかも知れない。すなわち、その瞬間の出来事の表示内容はイベントが観察されたときの縮尺によって変化するか、無限小であり、よって非可視であることを意味する。
正確度
このプログラムは、現在時間が時計のように進行する“リアルタイムモード”をユーザに選択可能とする制御を提供する。これは、プログラムに、カレンダや日記やアラーム時計としての使用、歌のリストの演奏、変化するデータのそれが発生した順の図表化、またはカテゴリの終端での映画の上映を可能とする。
全てのイベントがいくつかの開始点と関連するように、時間軸を定義することが可能である。“1776年7月4日”のような絶対的な開始時間を有するイベントの代わりに、“1週間”のような開始時間を有することができる。相対的な時間軸の中の全時間は、1つの開始時間と関連する。通常、これは、ユーザが時間軸をロードするときにユーザによって与えられ、その後に、全ての相対的な時間は、絶対的な時間に変換される。相対的な時間軸は、時間軸の中のイベントの間の関係を確立することが、絶対的な時間または発生が予測される時間に帰属させるよりも有用であるようなコンピュータプログラム内の歌のリストや、少数のイベント等の事象について有用である。
時間値に加えて、他の情報をイベントと関連付けることが可能である。以下の情報はプログラムで使用される。イベントのデータが保存される方法によって、イベントに帰属させることのできる追加情報の量または種類はほぼ無限である。プログラムが利用法を知らない(定義されていない)種類の情報は無視される。
イベントがスクリーン上で可視であるとき、ラベルはそのイベントの近くで表示される短い文章(テキスト、文字データ)である。もしも長過ぎた場合には、ラベルは煩雑さを回避するように隠すか一部が切り取られる。ラベルは透視画法では表示されず、表示の視点に向けられている。ラベルの例を図6で示す。左上部の時間軸ではラベルはそのイベントに対応する大統領の氏名(例えばジョージ・W・ブッシュ)を特定する。右上部の時間軸では、ラベルは判決名(例えば、アラバマ大学評議委員会 v.ガレット事件)を特定する。
より長いテキストをイベントと関連付けることもできる。イベントが選択されると、それらは別のウィンドウまたは別のウェブブラウザで表示できる。
URLをイベントと関連付けすることもできる。イベントが選択されると、別体のウェブブラウザが振り分けられ、リンクに従ってそのURLのウェブページを表示することができる。
イベントを他のイベントにリンクさせることが可能である。このことは、ウェブブラウザで操作される外部リンクにイベントをリンクさせることとは異なる。2つの方法でイベントはリンクされる。一方の方法は、1つのイベントが2以上のカテゴリに帰属される場合である。これらの場合は間接的にリンクされる。他方の方法は明示的なリンクが2つのイベントの間で定義される場合である。これらのリンクは各々のイベントを参照し、そのイベントが定義されるファイルまたはURLを参照する。リンク自体は、2つの参照されたイベントが定義されているファイルのいずれでも、定義される必要はない。イベントの選択は、その間接的なリンクと明示的なリンクの両方のリンクを、プログラムによってリストに掲載させる。リンクを1つ選択することは、現在時間、x位置およびy位置、x/y縮尺、z(時間)縮尺、及びリンクされたイベントを示すための詳細なレベルのうちの、一部または全部を変更する。もし、リンクされたイベントが本プログラムに知られていない場合には、プログラムはまずその定義を含むファイルを読み込む。
ファイルからの音声データまたはURLによって参照された音声データは、どのような状況にも帰属させることができる。それは幾つかのモードで利用可能である。現在時間がその状況の開始時間と終了時間の間であるとき、音声は継続的に流すことが可能である。または、現在時間がその状況にあるときに、音声を1度流すことも可能である。あるいは、音声をリアルタイムモードでその状況に帰属することができる。このモードでは、音声は、両方の開始位置で開始する状況の上にマッピングされる。この場合に、通常、状況は音声と同一の期間を有しており、音声はリアルタイムモードで作動しているときのみ流される。
ファイルに保存されているか、URLにより参照される画像データをイベントと関連付けることが可能である。画像はイベントの終端にのみ示されるか、あるいはイベントが可視状態であるときにいつも、開始時、終了時または途中で示すことができる。画像を回転させ、(ラベル同様に)常にカメラの方向を向くようにすることもできる。
動画を状況に帰属させることができる。このプログラムは映画を画像の集合として認識する。各画像は開始時間から固定された時間増分で配置される。例えば、もし映画が16mmで撮られていたら、各フレームは前のフレームから24分の1秒後に配置される。ユーザが現在時間を前後に動かすと、異なる画像があたかも画像の“フリップブック(パラパラ漫画)”のごとくに現れる。もし現在時間が“リアルタイムモード”で移動すれば、映画は通常の映画のように終端において上映されるであろう。
機能
プログラムのユーザは、プログラムの機能性を拡張するために外部機能を加えることができる。機能はユーザ自身によって書き込まれるか、他の機能源から入手することができる。機能は継続的または周期的である関係を表すことができる。あるいは、イベントのソース(源)またはデータのソースがプログラムのためのデータ(データベースへのクエリーまたは温度計からの入力、等々)を保存するのに使用されるファイルの外部の存在場所、又は時計時間で変化するデータ(同僚のカレンダ、株価、等々)が更新を必要とする場合にそのデータが存在する場所を表すことができる。状況が変化したとき、またはイベントが発生したときに、機能を利用して他のプログラムまたは装置を信号処理できる。
時間によって変化する数値データを、表として入力することができる。表は時間の値と数値とを関連付ける複数の列を含む。表示されたイベントの形状はデータと共に変化する。高さ、幅、またはそれら両方は変化することができる。この場合、表示されたイベントはカテゴリに含まれるが、そのカテゴリの形状は取らない。側部からの時間軸を表示する(例えばx軸に沿った時間軸)図7は、10年ごとの国勢調査データから合衆国の人口の変化を図示している。
場合によっては、全体が、その値が時間により変化する部分で分割される。スタック(堆積、積み重ね)は、全体を構成しているそれら変化の関係を表示する。図7と同様に、図8は側部からの時間軸を表示し(例えばx軸に沿った時間軸)、合衆国上院における政党の勢力を示す。
プログラムのユーザに表示(ディスプレイ)との対話を許容する、様々な制御機能が提供される。
時に、本プログラムのユーザは、1つのイベントに対して何らかの動作を実行することを希望する。そのイベントを選択することで、様々な動作が実行できる。それらには、イベントと関連するテキストの表示、イベントと関連するURLに従ったウェブブラウザのデータ取得先の移動、またはこのイベントにリンクされている他のイベントへのジャンプ、等々が含まれる。選択は、表示されたイベントまたはそのラベルの変更によって表示される。
ユーザにはビュー方向を変更する能力が与えられる。原理的にはビュー方向はどの方向であっても構わないが、最も有益な4つの基本方向が存在する。すなわち、z軸に沿った未来方向と、z軸に沿った過去方向と、x軸に沿った左側方向と、x軸に沿った右側方向とである。z軸に沿ったビューは時間の透視図を提供する。x軸に沿ったビューは、時間が表示を進行すると増加する伝統的な時間軸とほぼ同一である。ユーザは透視図を加工するため、これら側面図のためにカメラのパラメータを変更できる。これにより、時間増分をカメラからのカテゴリの距離とは無関係に一貫性を持たせることができる。
前述したようにx軸とy軸で形成されている平面はカテゴリが置かれている平面である。x軸またはy軸に沿ってカメラ位置を移動すると、異なるカテゴリが可視状態になる。またその移動によって、可視時間軸を見ることができる透視図をも変化させる。これは、表示されているイベント情報の最良で最も理解し易いビューを得ようとするときに有用であり得る。音声や非表示とするときの変化等において、この移動の他の効果も存在する。
z軸は時間を表す。ビュー方向がz軸に沿っているとき、カメラ位置をz軸に沿って移動させると前方クリップ面も変化させる。前方クリップ面は表示の現在時間と直接的に関連する。ビューがx軸に沿って側部方向であるとき、z軸の移動は、イベントを、表示上で左側または右側に移動させる。
本プログラムは通常の場合、x軸とy軸の縮尺を連動させ、カテゴリの形状を同一に維持する。カテゴリは、実用レベルにおいて他のカテゴリ内に収納できるため、この縮尺の拡大は以前には小さくて見えなかったカテゴリを可視状態にする。縮尺の縮小は、以前には大き過ぎたり、スクリーンのエッジから遠過ぎるカテゴリを可視状態にする。
本プログラムは、何百万年も要するイベントや、1秒の100000000000000000分の1のイベントを見るために使用できる。時間軸を縮尺処理することで、イベントは最も適した縮尺で検査できる。図9と図10は、時間データの2つの異なるセットを縮尺調整する効果を示す。プログラムは、両方の図の左側に、地質学上の時間である累代、時代、期間、時期を表すネスト状態のカテゴリのセットを表示する。これらは何十億年をカバーしている。右側には、数分続く歌を現す状況を表示する。現在時間は、両方の図とも同じである。図9はz軸に沿った時間の増分が非常に短い期間をあらわす時間縮尺を示す。歌の長さはその縮尺と比較して長い。地質学的な期間は、その変化が、選択された縮尺の観点では非常にゆっくりと発生するために全ての詳細部分を消失する。一方、図10は、z軸に沿った時間の増分が、リアルタイムの非常に長い期間を表す期間である場合であり、歌の長さはほぼゼロに等しく、地質学的期間の全詳細が可視状態となる。なぜなら、それらは選択された時間縮尺によって捕捉されるからである。
1つのイベントが選択されると、そのイベントにリンクされたイベントはリストに表示される。そのリストから1つのイベントを選択すると、それは現在選択されたイベントになり、表示は表示ウィンドウの中央部でそのイベントを示すように変更される。“次”の制御と“前”の制御が適用され、最近に選択されたイベントに戻される。ファイルは必要に応じて読み込まれる。
プログラムの表示は、ユーザにカテゴリを“掴ませ”、移動させ、除去し、またはサイズ調整させるモードに切り替え可能である。
ユーザによって変更可能な、全体的な“詳細なレベル”の数値が存在する。
本プログラムは、大量の情報を表示させるよう試みることができる。多すぎる数のカテゴリやイベントが、表示画面上に散乱することを阻止するため、ユーザにとって直ちに利用される可能性のない情報を編集して抜き出すいくつかのカテゴリが存在する。これら全部のカテゴリは、妥当な表示パラメータをセットすることで、いつでも変更できる。
それぞれのイベントや状況は、多数のカテゴリに帰属させることができる。イベントがカテゴリに帰属するときは、常に、そのカテゴリ内の他のイベントとの比較で、そのカテゴリのそのイベントの重要性を表すレベル番号が付与される。これらはユーザが選択できるレベル値である。レベルはゼロ以上の全ての数をとることができる。ゼロレベルのイベントが最重要であり、ほぼ常時示される。
ユーザがx軸縮尺とy軸縮尺を調整するとき、一部のイベントが非常に大きくなり、それらの縁部がスクリーンの縁部からはみ出ることがある。しかし、ユーザは更に大きなカテゴリ内に収納されるカテゴリに対してさらに大きな関心を寄せるであろう。この場合、プログラムは、そのサイズが増加するに従って透明度を増加させ、大サイズのイベントを徐々に消去させるよう設計することができる。
Z軸に沿ったビューにおいて、カテゴリが中央軸(現在の視点から消滅点への線)から離れるにつれて、カテゴリは有用性が低い情報を提供している可能性が高い。プログラムがそのカテゴリが中央軸から離れるにつれてそれを徐々に非表示とするようにセットできる。
z軸に沿った透視図においては遠い過去または未来(現在時間に対して)は中央の消滅点へ移動し、最終的にはスクリーン上のピクセルサイズよりも小さくなる。現在時間からの距離が増加するにつれてイベントはさらに透明度を増加させるかまたは全く描写されなくなる。透視図では全カテゴリは共通の消滅点を有し、スクリーンの中央軸と現在時間から離れたカテゴリはスクリーンの中央に移動する傾向があるため、これはx距離とy距離での隠し操作との組み合わせにおいて重要である。これらはユーザにとっては現実的な興味がない可能性が高いため、それらの外観は最小化されるべきである。イベントの表示の異なる特徴は異なる距離で消失させることができる。これらの特徴にはラベル、画像およびそれら自体の可視物が含まれる。z距離との組み合わせで非表示操作を制御するパラメータはイベントのレベル、x−y縮尺、およびイベントの期間等である。
一般的に、ラベルは、透視図では表示されないため、そのサイズが距離によって変化しない。ラベルは多くの表示スペースを占めるため、それらの表示は混乱を避けるために規制されるべきである。接近したイベントのラベルに覆われている場合には、整理する必要もあるであろう。図5はラベルの非表示操作を示している。右側には多くの最高裁判決が遠くであっても可視状態であるが、それらのラベルは隠されている。最も近いラベルのみが表示されている。図20は、イベントが同じ時刻に属している場合に、ラベルが垂直に重ねられた状態を示している。
図11から図20は、本プログラムが、どのようにカテゴリのネスト形態と非表示操作の多様な特徴を利用するかを示している。本例は、1861年10月21日にワシントンDC北部で起きた初期のさほど知られていないボールズブラフの戦いに関連するいくつかの部隊に関する。本例のイベントと説明の一部はテッド バラード著の“スタッフライドガイド、ボールズブラフの戦い”から引用している。
このプログラムが使用するイベントデータは、ローカルコンピュータのファイル内か、ローカルまたはリモートデータベースシステムの中か、またはプログラムに予期されている(既知の)フォーマットでデータを受信させるその他の方法で保存できる。
図21に示すように、時間を基準としたイベントとして、プログラムにその他の三次元のオブジェクトを表示させることができる。これら他のオブジェクトは、厳密に装飾的であってもよく、または状況を提供するために使用するか、三次元空間をナビゲートする(道を指示する)時のランドマーク(道標)として作用させるように使用できる。オブジェクトのための時間の値として特定されるzの位置だけが必要である。
ウェブページは時間のデータのファイルまたはその他のソースへのリンクを含むことができる。リンクを選択することで、ブラウザまたはオペレーションシステムは、プログラムの表示上に、リンクによって参照されたデータを表示するよう方向付けを行うことができる。
明細書の中を通じて、“処理(プロセス)”、“コンピュータの処理(コンピューティング)”、“計算”、“決定”、“表示”等の用語を利用する記述は、コンピュータシステムのレジスタまたはメモリ内で物理(電子)量として表されるデータを、コンピュータシステムのメモリまたはレジスタまたはその他の情報保存、送信または表示装置内で物理量として同様に表される他のデータに操作及び/又は変化させるコンピュータシステムまたは類似の電子計算装置の動作およびプロセスを指すと理解されるべきである。同様に、アルゴリズムとプログラムの記述もまたそのようなコンピュータシステムまたは類似の電子計算装置の動作およびプロセスを指す。
302 プロセッサ
304 メモリシステム
306 CDROMドライブ
308 ハードディスクドライブ
310 フロッピー(登録商標)ディスクドライブ
312 マウス
313 キーボード
314 対話型入力装置
316 ディスプレイ
320 スピーカー
Claims (37)
- それぞれが関連づけられた時間を有している、第1の時間を基準とした複数のイベントと、それぞれが関連づけられた時間を有している、第2の時間を基準とした複数のイベントとに関する情報を表示するためにコンピュータで実行される方法であって、
本方法は、第1の時間軸と第2の時間軸とを含む複数の時間軸のそれぞれの透視図法表現の表示ステップを含んでおり、前記第1の時間軸の透視図法表現は、第1の時間軸のイベントに関連した時間に対応する時間位置で前記第1の時間軸に沿って配置された前記第1の複数のイベントに属するイベントを表す透視図法の画像で構成されており、前記第2の時間軸の透視図法表現は、第2の時間軸のイベントに関連した時間に対応する時間位置にて前記第2の時間軸に沿って配置された前記第2のイベントに属するイベントを表示する透視図法の画像で構成されており、
本方法はさらに、
ユーザに現在時間を選択可能にするステップと、
ユーザの現在時間の選択に対応して、前記ユーザが選択した現在時間により決定される前記第1の時間軸と前記第2の時間軸のそれぞれの一部の透視図法表現を表示するステップとを含んでいることを特徴とする、
情報を表示するためにコンピュータで実行される方法。 - 第1の時間軸と第2の時間軸のそれぞれの一部の透視図法表現を表示する表示ステップは、現在時間に対応する第1の複数のイベントの中の1つのイベントを特定するステップと、その対応するイベントを表す画像を前記第1の時間軸上にフロントイベントとして表示するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- 第1の時間軸と第2の時間軸のそれぞれの一部の透視図法表現を表示する表示ステップは、第2の複数のイベントの中の対応するイベントを特定するステップと、前記第2の複数のイベントの中の前記対応するイベントを表す画像を前記第2の時間軸上にフロントイベントとして表示するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- 第1の複数のイベントの各々のイベントは、関連づけられた時間範囲を有しており、特定された対応するイベントは前記関連づけられた時間範囲が、そのための現在時間を含む前記第1の複数のイベントの中の1つのイベントを見いだすことで特定されることを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- 第1の時間軸と第2の時間軸のそれぞれの前記一部の透視図法表現を表示する表示ステップは、それぞれの時間範囲がそのための現在時間を含んでいる第1の複数のイベントの中の全てのイベントを特定するステップと、前記第1の時間軸上へフロントイベントとして前記全てのイベントを表す画面を表示するステップとを含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- イベントの表現は、三次元のオブジェクトとして行われ、それぞれ時間次元と2つの空間次元とを有していることを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- イベントの描写物の画面は前記イベントを表す三次元のオブジェクトの透視図であることを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- 第1の時間軸上にフロントイベントとして対応するイベントを表示するステップは、前記フロントイベントの後の前記第1の時間軸の中のイベントを全て表示しないステップをまた含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- 複数の時間軸のそれぞれを描写する透視図法表現を表示する表示ステップは、第1の時間軸の中で第2の時間軸を表示するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の情報を表示するためにコンピュータで実行される方法。
- 複数の時間軸を描写する透視図法表現を表示ずる表示ステップは、第1の時間軸と第2の時間軸を順次に表示するステップを含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- 複数の時間軸の中の各時間軸に、x−y空間の関連する異なる領域を割り当て、前記関連する領域を利用して、視覚表示装置のどこに時間軸を表す透視図を表示するかを決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- 第2の時間軸の関連づけられた領域は第1の時間軸の関連づけられた領域内に存在することを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- x−y空間内の位置をユーザに選択させ、複数の時間軸のどれを表示するかを決定させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- x−y空間の縮尺をユーザに選択させ、x−y空間のその位置の周囲に位置するどの時間軸を表示するかを決定させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の情報を表示するためにコンピュータで実行される方法。
- 第1の複数のイベントの中のイベントのそれぞれに対応するレベルを割り当て、前記第1の複数のイベントの中の前記イベントに割り当てられた前記レベルを利用し、第1の時間軸を表す透視図に沿って前記第1の複数のイベントの中のどのイベントを表示するかを決定し、前記第1の複数のイベントの中のどのイベントを表示しないかを決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータで実行される方法。
- 第1の複数のイベントのそれぞれのイベントの時間を基準とした情報を保存するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
- 他の情報を第1の複数のイベントのそれぞれのイベントと関連付けるステップをさらに含んでおり、前記第1の複数のイベントのフロントイベントを表す画像を表示するステップは、前記フロントイベントに関係する他の情報の少なくとも一部を表示するステップを含むことを特徴とする、請求項2記載の情報を表示するためにコンピュータで実行される方法。
- 第1の複数のイベントのそれぞれのイベントを他の情報と関連付けるステップをさらに含んでおり、前記第1の複数のイベントの中の少なくとも一部のイベントを表す透視画像と共に前記他の情報の少なくとも一部を表示するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1記載の情報を表示するためにコンピュータで実行される方法。
- 第1の複数のイベントのそれぞれのイベントに対して、他の情報は、前記イベントに関わるラベルを含み、前記第1の複数のイベントの中の少なくとも一部のイベントを表す透視画像と共に前記他の情報の少なくとも一部を表示するステップはラベルを表示するステップを含むことを特徴とする、請求項18記載の情報を表示するためにコンピュータで実行される方法。
- 第1の複数のイベントの各々のイベントに対して、他の情報は、前記イベントに関わるテキストを含み、前記第1の複数のイベントの中の少なくとも一部のイベントを表す透視画像と共に前記他の情報の少なくとも一部を表示するステップはテキストを表示するステップを含むことを特徴とする、請求項18記載の情報を表示するためにコンピュータで実行される方法。
- 第1の複数のイベントのそれぞれのイベントに対して、他の情報は、前記イベントに関わる画像を含み、前記第1の複数のイベントの中の少なくとも一部のイベントを表す透視画像と共に前記他の情報の少なくとも一部を表示するステップは画像を表示するステップを含むことを特徴とする、請求項18記載の情報を表示するためにコンピュータで実行される方法。
- コンピュータが読み取り可能な媒体であって、それぞれが関連づけられた時間を有する第1の時間を基準とした複数のイベントと、それぞれが関連づけられた時間を有する第2の時間を基準とした複数のイベントに関する情報をコンピュータに表示させるコードを保存しており、
前記保存されているコードが、前記コンピュータで実行されると前記コンピュータに、
第1の時間軸と第2の時間軸とを含む複数の時間軸のそれぞれを表す透視図法表現を表示させ、ここで前記第1の時間軸を表す透視図はそれらのイベントと関連する時間に対応する時間位置にて前記第1の時間軸に沿って配置された前記第1の複数のイベントの、イベントを表す透視図法表現の画像で構成されており、前記第2の時間軸を表す透視図はそれらのイベントと関連する時間に対応する時間位置にて前記第2の時間軸に沿って配置された前記第2の複数のイベントのイベントを表す透視図法表現の画像で構成されており
さらに、
ユーザに現在時間の選択を可能とし、
ユーザの現在時間の選択に対応して、前記ユーザが選択した現在時間により決定される前記第1の時間軸と前記第2の時間軸のそれぞれの一部の透視図法表現を表示させることを特徴とするコンピュータが読み取り可能な媒体。 - 保存されているコードが、コンピュータに、現在時間に対応する第1の複数のイベントの中の1つのイベントを特定し、前記対応するイベントを表す画像を前記第1の時間軸上にフロントイベントとして表示することで、前記第1の時間軸と前記第2の時間軸のそれぞれの一部の透視図法表現を表示させることを特徴とする、請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 第1の複数のイベントの中の各々のイベントが関連づけられた時間範囲を有しており、保存されたコードが、コンピュータに、前記関連づけられた時間範囲がそのための現在時間を含む前記第1の複数のイベントの中の1つのイベントを見いだすことで、対応するイベントを特定させることを特徴とする、請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードが、コンピュータに、それぞれの時間範囲がそのための現在時間を含んでいる第1の複数のイベントの中の全てのイベントを特定することで、第1の時間軸と第2の時間軸のそれぞれのその部分の透視図を表示させ、前記第1の時間軸上へフロントイベントとして前記全てのイベントを表す画面を表示させることを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- イベントの描写物は三次元のオブジェクトであり、それぞれ時間次元と2つの空間次元とを有していることを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- イベントの描写物の画面は前記イベントを表す三次元のオブジェクトの透視図であることを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードが、コンピュータに、フロントイベントの後の前記第1の時間軸の中のイベントを全て表示させないことを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードが、コンピュータに、第1の時間軸内での第2の時間軸の表示によって、複数の時間軸のそれぞれを描写する透視図を表示させることを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードが、コンピュータに、第1の時間軸と第2の時間軸を順次に表示することによって、複数の時間軸のそれぞれを描写する透視図を表示させることを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードが、コンピュータにさらに、複数の時間軸の各時間軸に、x−y空間の関連する異なる領域を割り当てさせ、前記関連する領域を利用して、視覚表示装置のどこに時間軸を表す透視図を表示するかを決定させることを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 第2の時間軸の関連づけられた領域は、第1の時間軸の関連づけられた領域内に存在することを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードは、コンピュータにさらに、x−y空間内の位置をユーザに選択可能として、複数の時間軸のどれを表示するかを決定させることを特徴とする、請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードは、コンピュータにさらに、x−y空間の縮尺をユーザに選択可能として、x−y空間のその位置の周囲に位置するどの時間軸を表示するかを決定させることを特徴とする、請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードは、コンピュータにさらに、第1の複数のイベントの中のイベントのそれぞれに対応するレベルを割り当てさせ、前記第1の複数のイベントの中の前記イベントに割り当てられた前記レベルを利用し、第1の時間軸を表す透視図に沿って前記第1の複数のイベントの中のどのイベントを表示するかを決定させ、前記第1の複数のイベントの中のどのイベントを表示しないかを決定させることを特徴とする、請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 保存されているコードは、コンピュータにさらに、第1の複数のイベントのそれぞれのイベントを他の情報と関連付けさせ、前記第1の複数のイベントの中の少なくとも一部のイベントを表す透視図法の表示と共に前記他の情報の少なくとも一部を表示させることを特徴とする請求項22記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 第1の複数のイベントのそれぞれのイベントに対して、前記他の情報が前記イベントに関わるラベルを含んでおり、
保存されているコードは、コンピュータに、ラベル表示を含み、前記第1の複数のイベントの中の少なくとも一部のイベントを表す透視画像と共に、前記他の情報の少なくとも一部を表示させることを特徴とする請求項36記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
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