JP2010519460A - マイクロ流体伝達システム - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1
Description
本出願は、参照により本明細書に組み込まれた、名称が「マイクロ流体伝達システム」の2007年2月22日に提出した米国仮出願No.60/903139号の優先権を主張する。
多くのマイクロ流体システムは、電磁気及び圧電性力によって駆動される。他は、空気、熱空気、熱電気、形状記憶合金及び他の力によって駆動されることができる。
マイクロ流体伝達システムは、アクセススロットと穴の一つが互いに流体連通するように、重要で予め決められた配置及び配向で細長い本体内で前記複数の穴の一つと交差する少なくとも一つのアクセススロットを更に備え、アクセススロットは細長い本体内で付加的な潜在的流体通路をさらに画定する。
マイクロ流体伝達システムは、複数の穴の各々内に配置された少なくとも一つのロッドを更に備え、ロッドは、特定の予め決められた流体通路及びそれに続く流体流路を画定するため、及び、流体流路を通る流体の流れを処理及び制御するために選択的に配置される。
マイクロ流体伝達システムは、細長い本体を囲みかつ収容するために構成されたハウジングを更に備え、ハウジングは、(i)細長い本体を受け入れるように構成された内部分と、(ii)ハウジングと前記細長い本体との間に故意でない流体の流れを防止するために前記ハウジングを前記細長い本体に対して密閉する複数のシール部と、(iii)流体が前記ハウジングを通って通過するために前記ハウジングに形成され、前記細長い本体と流体連結して形成された少なくとも一つの流体通路とを備える。
本発明は、マイクロ流体ポンプを特徴とする。このマイクロ流体ポンプは、(a)流体をそこに流すために細長い本体の長さの少なくとも一部に沿って伸びる細長い本体に形成された複数の穴とを有する細長い本体と、(b)前記少なくとも二つの穴を流体的相互連結するように、重要で予め決められた配置及び配向で前記穴の二つと交差する、前記外面を通して形成された少なくとも一つの相互連結スロットと、(c)前記穴と流体連通になるように、重要で予め決められた配置及び配向で前記穴の一つと交差する、少なくとも一つのアクセススロットであって、前記複数の穴、前記相互連結スロット及び前記少なくとも一つのアクセススロットは、前記細長い本体を通る複数の流体通路を画定するために機能する、少なくとも一つのアクセススロットと、(d)前記複数の穴の各々内にそれぞれ摺動的に配置された少なくとも一つのロッドであって、前記穴内に選択的に配置される選択された流体の流路に関して流体の流れを促進するための少なくとも一つの凹部を備える、少なくとも一つのロッドと、(e)特定の予め決められた流体の流路及び流体の流れの通路を画定すると共に、前記特定の予め決められた流体の流路を通して流体をポンプで汲み上げる位置に前記ロッドを置換する少なくとも一つのロッドを作動する手段とを備える。
マイクロ流体ポンプは、他の予め決められた流体の流路及び流体の流れの通路を画定するために、前記少なくとも一つのロッドを再配置することを更に備える。
本発明は、さらに、マイクロ流体伝達システムの製造方法を特徴とする。このマイクロ流体伝達システムの製造方法は、(a)第1端部及び第2端部を有する細長い本体を形成することと、(b)流体をそこに流すために前記細長い本体の長さの少なくとも一部に沿って伸びる複数の穴を前記細長い本体内に形成することと、(c)前記複数の穴の少なくとも二つと交差しかつ流体的に相互連結し、従って前記細長い本体を通る複数の潜在的流体通路を画定するために、相互連結スロットを前記細長い本体内に形成することとを備える。
その大部分の定義及び以下に説明された各実施例の共通においては、本発明は、典型的に堅固な本体構造の形態の細長い本体を備えるマイクロ流体伝達システムを特徴とし、細長い本体は、そこに形成された一つ以上の、縦方向の穴叉は穴を有する。さらに、細長い本体は、そこに形成された一つ以上の、上記一つ以上の穴と流体連通されるポート叉はスロットを有する。ポート叉はスロットは、細長い本体を通る複数の潜在的な流体通路を画定するように、重要な予め決められた位置及び向きで穴と交差するように構成される。マイクロ流体伝達システムは、マイクロポンプ、マイクロバルブ、マイクロセンサー、及び他のマイクロ流体装置として機能するように設計及び構成される。
図1に示され及び本明細書に記載されたマイクロ流体伝達システム10の代表的な単一の中央に配置されたボアの実施例を使用する代表的なポンプ作動において、4つのステップは、単一のマイクロポンプサイクルを画定すると表現されることができる。最初に、初期ステップとして、ピストンロッド48−bの第1端部50−bがそうであるようにピストンロッド48−aの第2端部52−aが流入ポート40の左側に配置され、従って、流入ポート40及び流出ポート44の双方を閉じる。第2ステップでは、ピストンロッド48−bは、ピストンロッド48−a及び流入ポート40から離れて置換させられ、従って、流入ポート40を開き、流入ポート40を通って穴30の中に流体を吸入する。その第1端部50−bが流出ポート44の右側に配置されるような間隔でピストンロッド48−bが置換され、従って、流出ポート44を開く。第3ステップでは、ピストンロッド48−aがピストンロッド48−b及び流出ポート44の方へ置換させられる。このように、ピストンロッド48−aの置換は、流入ポート40を効果的に閉じ、続いて穴30を通り流出ポート44から出る流入流体を押圧する。ピストンロッド48−aは、流体の全部叉は一部分がシステム10から噴出されるまで置換されることができる。第4ステップでは、ピストンロッド48−a及びピストンロッド48−bは、第1ステップで述べた最初の開始位置に動かされ、上記プロセスが繰り返され、従って、流体が微小型環境でポンプで汲み出されるのを許容する。
実質的に、流入ポート40及び流出ポート44について叉は流入ポート40及び流出ポート44に関して、ロッド48−a及び48−bを必要に応じて選択的に配置及び移動することは、開閉するために機能し、それによって、これらのポート及び細長い本体14を通じた流体の流れを規制する。換言すると、ピストンロッド48−a及び48−bの選択的な位置は、そこを通って流体が流れようとするマイクロ流体伝達システム10内にさまざまな流体通路をつくるために機能する。例えば、流入ポート40を開き、流出ポート44を閉じるために、その端部52−aが流入ポート40の前方叉は図1に示された流入ポート40の左側に配置されるようにピストンロッド48−aが配置されると共に、流出ポート44がピストンロッド48−bの第1端部50−bと第2端部52−bとの間にあるようにピストンロッド48−bが配置されることができる。この構成では、流体は、流入ポートだけを通って流れる。明らかに、単に穴30内でピストンロッド48−a及び48−bを配置及び移動叉は再配置することにより、流入ポート40及び流出ポート44の双方を同時に開く叉は閉じること、流入ポート40を閉じて流出ポート44を開くこと、流出ポート44を閉じて流入ポート40を開くことなど他の構成が可能である。穴30内でのピストンロッド48−a及び48−bの選択的な位置決め及び移動叉は再配置することは、所望の流体通路及びマイクロ流体伝達システム10に入る及びマイクロ流体伝達システム10から出る及びマイクロ流体伝達システム10内の対応する流路を作る必要があるたびごとに実行されることができる。
当業者に明らかであるように、上述した能動的ポンピング機能に加えてあるいはアクティブポンピング機能よりもむしろ、一つ以上の受動的バルブ機能を実施するように、ピストンロッド48−a及び48−bは構成されることができることに留意される。
また、図1は、ピストンロッド48−a及び48−bがバルブロッド66として示された単一のバルブロッドと入れ替えられ、穴30に流体連結された出力ポート40−a及び44−aとして示された二つのポートが加えられた、マイクロ流体伝達システム10のための代替的な代表的形態設計を示す。システム10を流体を能動的にポンプで汲み出させるのに用いられる代わりに、この代替的な構成は、マイクロ流体伝達システム10がマイクロバルブとして受動的な態様で作動するのを許容する。バルブロッド66は、組み合わせロッド48−a及び48−bと同じように、すなわち、細長い本体14の穴30、流入ポート40、(ここでは流入ポート)44、及び、追加の出力ポート40−a及び44−aを通る流体の流れを管理するように機能する。出力ポート40−a及び44−aは、流入ポート40及び44と直接的に一列になるように配置され、あるいは、図1に示されるようにオフセットされることができる。
バルブロッド66は、その表面77に刻まれ、あるいは形成された凹部分74を備える。凹部分74は、バルブロッド66の残りの部分の断面領域及び直径よりも減少した断面領域あるいは小さい直径を備える。凹部分74が流入ポート40及び出力ポート40−aと整合されるようにバルブロッド66を配置することは、流体の流れのための通路を提供することによってそのポートを開くために効果的に機能する。また、凹部分74は、流入ポート44及び出力ポート44−a上に選択的に配置され、これらのポートを所望のように選択的に開閉することができる。従って、加圧された流体は、バルブロッド66の位置によってシステム10を通って流れるのを許容される。代替的に、バルブロッド66は、バルブロッド66の表面に適当に形成された凹部分74―bとしてファントム画法で示された第2の凹部分を備えることができ、従って、穴30、流入ポート40及び44、及び、出力ポート40−a及び44−aを通る流体の流れを規制叉は管理するためにバルブロッドが動かなければ成らない距離を減少する。
図2に関し、第2の代表的な実施例によるマイクロ流体伝達システムが示され、このマイクロ流体伝達システムは、マイクロ流体の流れの伝達及び処理のために構成された二つの穴設計を備える。図示のように、マイクロ流体伝達システム110は、後述するように、システム及びロッドの相対的配置設計及び機能によって決まる、マイクロポンプまたはマイクロバルブとして機能する。
第1の代表的な特徴あるいは相対的配置設計では、マイクロ流体伝達システム110は、マイクロポンプとして機能するように構成される。具体的には、マイクロ流体伝達システム110は、第1端部118、第2端部122、外面126、外径d0を有する細長い本体114を備える。直径di1をもつ円形の横断面を有する第1の穴130が、細長い本体114内で縦軸方向に形成されている。第1の穴130は、細長い本体114の長さを伸びることができるが、細長い本体114の長さを部分的に伸びて示されている。このように、細長い本体14は、第1の穴130を通る流体の流れに対して障害物として機能する。また、第2の穴132が、細長い本体114内で縦軸方向に形成されている。また、第2の穴132は、直径di2をもつ円形の横断面を有する。さらに、第2の穴132は、細長い本体114の長さを伸びることができるが、細長い本体114の長さを部分的に伸びて示されている。そのように、第1の穴130及び第2の穴132の縦方向叉は中心軸線は、互いにオフセットされかつ並行である。
細長い本体114は、流入ポート140と流出ポート144をさらに備える。流入ポート140と流出ポート144は、第1の穴130及び第2の穴132に対して横方向に細長い本体内に形成される。さらに、流入ポート140と流出ポート144は、細長い本体114の外面126から第1の穴130及び第2の穴132まで伸びる。従って、流入ポート140と流出ポート144は、第1の穴130及び第2の穴132の各々に流体連結される。さらに、流入ポート140と流出ポート144は、図示のように、第1の穴130を第2の穴132に流体連結する。さらに、流入ポート140と流出ポート144は、第1の穴130及び第2の穴132を、細長い本体114を隣接して囲む環境あるいは流入ポート140と流出ポート144に関連したハウジング、チューブ叉は他の構造に流体連結するために機能する。
マイクロ流体伝達システム110は、細長い本体114の第1の穴130及び第2の穴132内に嵌合可能かつ摺動可能に配置された一つ以上のロッドをさらに備える。図示のように、マイクロ流体伝達システム110は、二つの別個のロッド、すなわちピストンロッド148及びバルブロッド166を備える。ピストンロッド148は、第1の穴130内で前後に選択的に配置されるように構成され、従って流体をくみ上げる特定的な位置を達成する。ピストンロッド148は、好ましくは均一な横断面を備える。
一方、バルブロッド166は、第2の穴132内で前後に選択的に配置されるように構成され、流入ポート140及び流出ポート144を開閉する。バルブロッド166は、実質的に均一な横断面を備え、第1凹部174−a及び第2凹部174−bとして示されたそこに形成された一つ以上の凹部を有する。第1凹部174−a及び第2凹部174−bは、それらの減少した横断面のために流入ポート140及び流出ポート144と整合されるときに流入ポート140及び流出ポート144を通って流体が流れるのを許容するために機能する。当業者に理解されるように、凹部174−a及び174−bは、予め決められかつ適当な長さを備えるように構成される。本質的に、ピストンロッド148及びバルブロッド166は、互いに関連して動くように設計され、マイクロ流体伝達システム110内で様々なポンプで汲み出す状態及び/叉はバルブで調節する状態を達成する。
流入ポート140及び流出ポート144についての、第1穴130内でのピストンロッド148及び第2穴132内でのバルブロッド166の各々の選択的な位置は、それぞれ、細長い本体114、特に流入ポート140及び流出ポート144と共に穴130及び132を通る流体の流れを制御するために機能する。システム10は、ロッドの構成及び能動状態及び/叉は受動状態により、ポンプとして叉はバルブとして作動されることができる。
端部キャップ490の開口と同じ機能をし、不注意な流体の流れを防止するために必要に応じて密閉されることができる、そこに形成された開口509−a及び509−bを有する端部分508から伸びる側壁507を備える第2端部キャップ506がある。この特定の実施例の動作機能は、図5に関して上述したものと同じである。
アクセススロット584、588及び相互連結スロット580と流体連結する、そこに形成されたポートを備え、そのポートは、O−リングの密閉機能の結果として互いから分離される。
Claims (31)
- 微小な環境内で流体を伝達するためのマイクロ流体伝達システムであって、
前記マイクロ流体伝達システムは、
第1端部、第2端部及び外面を有する細長い本体と、
前記細長い本体内に形成された複数の穴であって、流体をそこに流すために前記細長い本体の長さの少なくとも一部に沿って伸びる複数の穴と、
少なくとも二つの穴と流体連結し、前記細長い本体を通る複数の潜在的流体通路を画定するように、重要で予め決められた配置及び配向で前記細長い本体内で前記複数の穴の少なくとも二つと交差する、前記細長い本体の外面を通って形成された少なくとも一つの相互連結スロットとを備える、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項1記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
重要で予め決められた配置及び配向で前記細長い本体内で前記複数の穴の一つと交差する少なくとも一つのアクセススロットを更に備え、
前記アクセススロットと前記穴の一つは、互いに流体連通し、前記アクセススロットは、前記細長い本体内で付加的な潜在的流体通路をさらに画定する、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項2記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記複数の穴の各々内に配置された少なくとも一つのロッドを更に備え、
特定の予め決められた流体通路及びそれに続く流体流路を画定するため、及び、前記流体流路を通る流体の流れを処理及び制御するために、前記ロッドが選択的に配置されている、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項3記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記ロッドは、前記穴内で前後に往復させられ、前記相互連結スロット及び前記アクセススロットを選択的に開閉し、前記流体通路を通る流体の流れを制御し、前記流体流路を再画定する、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項3記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記ロッドは、ポンピング機能を前記細長い本体内に提供するために構成されたポンピングロッドから成る、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項3記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記ロッドは、バルブ機能を前記細長い本体内に提供するために構成されたバルブロッドから成る、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項3記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記ロッドは、実質的に一定な断面を有する細長い胴体から成る、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項3記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記ロッドは、第2端部の断面と実質的に同じ断面を有する第1端部と、前記第1端部と前記第2端部とを連結する中間部分とを有すると共に、前記第1端部及び第2端部の断面に対して減少した断面をもつ凹部からなる予め決められた部分を少なくとも部分的に備え、前記凹部は、前記相互連結スロット及び前記アクセススロットを通る流体の流れを促進するために前記凹部に関して配置されている前記相互連結スロット及び前記アクセススロットを開くように構成されている、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項1記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記ロッドを作動するための作動手段を更に備え、前記作動手段は、電磁源、ソレノイド及び電気機械システムからなる群から選択される、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項2記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記細長い本体を囲みかつ収容するために構成されたハウジングを更に備え、
前記ハウジングは、
前記細長い本体を受け入れるように構成された内部分と、
前記ハウジングと前記細長い本体との間に故意でない流体の流れを防止するために前記ハウジングを前記細長い本体に対して密閉する複数のシール部と、
流体が前記ハウジングを通って通過するために前記ハウジングに形成され、前記細長い本体と流体連結して形成された少なくとも一つの流体通路とを備える、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項10記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記シール部は、前記細長い本体外への流体通路を画定するために、前記相互連結スロット及び前記アクセススロットと隣接して配置されている、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項1記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記細長い本体は、ガラス、石英、シリコン及びセラミックからなる群から選択された材料でつくられる、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項1記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記相互連結スロットは、前記複数の穴に関して、直角、横、傾斜からなる群から選択された向きで形成される、マイクロ流体伝達システム。 - 請求項2記載のマイクロ流体伝達システムにおいて、
前記少なくとも一つのアクセススロットは、前記複数の穴に関して、直角、横、傾斜からなる群から選択された向きで形成される、マイクロ流体伝達システム。 - マイクロ流体ポンプであって、
外面と、流体をそこに流すために細長い本体の長さの少なくとも一部に沿って伸びる細長い本体に形成された複数の穴とを有する細長い本体と、
前記少なくとも二つの穴を流体的相互連結するように、重要で予め決められた配置及び配向で前記穴の二つと交差する、前記外面を通して形成された少なくとも一つの相互連結スロットと、
前記穴と流体連通になるように、重要で予め決められた配置及び配向で前記穴の一つと交差する、前記外面を通して形成された少なくとも一つのアクセススロットであって、前記複数の穴、前記相互連結スロット及び前記少なくとも一つのアクセススロットは、前記細長い本体を通る複数の流体通路を画定するために機能する、少なくとも一つのアクセススロットと、
前記複数の穴の各々内にそれぞれ摺動的に配置された少なくとも一つのロッドであって、前記穴内に選択的に配置される選択された流体の流路に関して流体の流れを促進するための少なくとも一つの凹部を備える、少なくとも一つのロッドと、
特定の予め決められた流体の流路及び流体の流れの通路を画定すると共に、前記特定の予め決められた流体の流路を通して流体をポンプで汲み上げる位置に前記ロッドを置換する少なくとも一つのロッドを作動する手段とを備える、マイクロ流体ポンプ。 - 請求項15記載のマイクロ流体ポンプにおいて、
他の予め決められた流体の流路及び流体の流れの通路を画定するために、前記少なくとも一つのロッドを再配置することを更に備える、マイクロ流体ポンプ。 - 請求項15記載のマイクロ流体ポンプにおいて、
前記予め決められた流体の流路は、前記相互連結スロット及び前記アクセススロットに選択的に配置される前記ロッドによって画定される、マイクロ流体ポンプ。 - マイクロ流体伝達システムの製造方法であって、
第1端部及び第2端部を有する細長い本体を形成することと、
流体をそこに流すために前記細長い本体の長さの少なくとも一部に沿って伸びる複数の穴を前記細長い本体内に形成することと、
前記複数の穴の少なくとも二つと交差しかつ流体的に相互連結し、従って前記細長い本体を通る複数の潜在的流体通路を画定するために、相互連結スロットを前記細長い本体内に形成することとを備える、マイクロ流体伝達システムの製造方法。 - 請求項18記載のマイクロ流体伝達システムの製造方法において、
前記複数の穴の一つと交差しかつ流体連結する少なくとも一つのアクセススロットを前記細長い本体内に形成することを更に備え、前記アクセススロットは、付加的な潜在的流体通路をさらに画定する、マイクロ流体伝達システムの製造方法。 - 請求項18記載のマイクロ流体伝達システムの製造方法において、
前記複数の穴の各々内にそれぞれ嵌合すると共に、前記複数の潜在的流体通路を通る流体の流れを処理するために選択的に配置可能にするように構成された少なくとも一つのロッドを形成することを更に備える、マイクロ流体伝達システムの製造方法。 - 請求項20記載のマイクロ流体伝達システムの製造方法において、
前記ロッドのバルブ機能を促進するために前記ロッド内に少なくとも一つの凹部を形成することを更に備え、前記凹部は、前記ロッドの長さの一部に沿った減少した断面を画定する、マイクロ流体伝達システムの製造方法。 - 請求項20記載のマイクロ流体伝達システムの製造方法において、
機械加工、化学エッチング、写真平板エッチング、プラズマエッチング、ウェット化学エッチング、ドライエッチング、レーザー機械加工及びエアー研磨からなる群から選択された一つ以上のマイクロ製造プロセスによって形成される、マイクロ流体伝達システムの製造方法。 - 請求項20記載のマイクロ流体伝達システムの製造方法において、
前記穴内での前記ロッドの双方向の移動を選択的に制御するために、前記細長い本体の前記第1端部及び第2端部の各々にソレノイドを作動可能に連結することを更に備え、前記ロッドは、それに連結された金属製構成要素を少なくとも部分的に備える、マイクロ流体伝達システムの製造方法。 - 請求項20記載のマイクロ流体伝達システムの製造方法において、
磁石によって前記ロッドの移動させるために、前記ロッドの各端部に磁化された部材を連結することを更に備える、マイクロ流体伝達システムの製造方法。 - 微小な環境内で流体の流れを伝達するための方法であって、
前記方法は、
マイクロ流体伝達システムを提供することを備え、
前記マイクロ流体伝達システムは、
外面、第1端部及び第2端部を有する細長い本体と、
前記細長い本体内に形成された複数の穴であって、流体をそこに流すために前記細長い本体の長さの少なくとも一部に沿って伸びる複数の穴と、
前記細長い本体を通る複数の潜在的流体通路を画定するように、重要で予め決められた配置及び配向で前記複数の穴の少なくとも一つと交差する、前記細長い本体の外面を通って形成された少なくとも一つのスロットと、
前記複数の穴の各々内に配置された少なくとも一つのロッドであって、特定の予め決められた複数の流体通路を画定するため前記複数の穴の各々内に選択的に配置されている少なくとも一つのロッドとを備え、
前記方法は、更に、
少なくとも部分的に流体を収容する微小な環境に前記マイクロ流体伝達システムをさらすことと、
流体がそこを通って伝達される特定の予め決められた流体通路及び流体流路を画定するために、前記穴内である位置に置換するように前記少なくとも一つのロッドを作動することとを備える、方法。 - 請求項25記載の方法において、
他の予め決められた流体通路及び流体流路を画定するために、前記少なくとも一つのロッドの位置を変えることを備える、方法。 - 請求項26記載の方法において、
前記少なくとも一つのロッドは、前記複数の穴の二つと流体的相互連結するように構成され、前記相互連結スロットは、前記細長い本体内で付加的な潜在的流体通路をさらに画定する、方法。 - 請求項25記載の方法において、
前記少なくとも一つのロッドは、前記穴の少なくとも一つを前記細長い本体の外面と流体連結するように構成されたアクセススロットからなり、前記アクセススロットは、重要で予め決められた配置及び前記穴に関して重要で予め決められた配向で形成される、方法。 - 請求項25記載の方法において、
前記少なくとも一つのロッドを作動することは、
前記ロッドの各端部に磁化された部材を連結することと、
前記磁化された部材の各々に隣接して磁気発電機を配置することと、
前記ロッドを前後に選択的に往復させるために前記磁気発電機の極性を交互に入れ替えることとを備える、方法。 - 請求項25記載の方法において、
前記少なくとも一つのロッドを作動するステップは、
ソレノイドを前記細長い本体の前記第1端部及び前記第2端部に連結することと、
金属製構成要素を前記ロッドの各端部に連結することと、
前記ロッドを前後に往復させるために前記ソレノイドに電流を選択的に供給することとを備える、方法。 - 請求項25記載の方法において、
前記微小な環境は、静脈注射及びコンピューター回路ボードかならる群から選択されたものから成る、方法。
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