JP2010517886A - ラベルキャリヤ - Google Patents

Abstract

ラベル（１２）に設けられた開口部（１５）を通って押し付けられるピン形状の部品を具備するラベルキャリヤ（１）。ラベルキャリヤ（１）に対するラベル（１２）の正確な位置を確実にするために、ラベル（１２）に取着されるピン（１０）の近くにさらなる部品（１１）を設けることが提案される。さらなる部品（１１）が、ラベル（１２）がピン（１０）を中心として容易に回転できないようにして、ラベル（１２）のさらなる開口部（１６）に挿入される。ピンが設けられている支持体は、植物鉢（２）又は植物鉢（２）に取着されることができるキャリヤ（４）に挿入されるスティック（３）である。

Description

本発明は、ラベルキャリヤとラベルとを具備するアセンブリに関する。

ＦＲ２８０４３０４は、このタイプのアセンブリを開示しており、ラベルがＵ型部品とピンとによって上部に保持される構造を説明している。下部には、他のＵ型部品が、ラベルが留められている間に同様に設けられている。

全ての種類の植物、特に鉢植えされた植物には、情報を伝えるラベルが設けられている。しばしば、このようなラベルは、植物に取着される、若しくはこのような鉢、特に支持層に立てられる、又は適切な方法で取着されるスティック（stick）又は他の支持体に取着される。ラベルは、この場合、ラベルに設けられた開口部を介してしばしばピンに押し付けられる。このようなピンは、自由端の所で厚くされた端部を好ましくは有し、この結果、意図せずして取り外すことはできない。

植物の成長中、搬送中及び保管中、ラベルは、植物と同様に多くの種類の動きを受ける。この結果、ラベルは、初期の装着位置にはなく、ピンを中心として回転する可能性がある。ラベルが何らかにより植物と接触した場合、ラベルは初期位置に容易に戻ることができない可能性がある。さらに、風（隙間風）がある環境では、ラベルは保持ピンに対して様々な位置となることがわかっている。

このようになると、製品の見た目の魅力が減少するので、製品の商業的な魅力も減少することがわかっている。

本発明の目的は、現在の簡単な取着方法から逸脱することなく、ラベルが比較的安定した方法で取着されるアセンブリを提供することである。

この目的は、請求項１の特徴部分により、上述のラベルキャリヤに果される。本発明に係われば、ラベルは、通常の方法でラベル保持及びラベル取着部材に保持される。このラベル保持及びラベル取着部材は、取り外し可能なようにしてラベルを保持するための、従来技術で知られたいかなる構成であってもよい。このラベル保持及びラベル取着部材の一例は、きのこ型ヘッドを有する上述のピン形状の部品である。ラベルが容易に取り外されることができないようにして、このラベルの開口部を介して簡単な方法でこのピン形状の部品にラベルを取着させることが可能である。しかし、ラベルを保持及び取着させるための他の構造体が同様に使用されても良いことが理解されるべきである。

本発明に係われば、前記保持及び取着部材に加えて、前記ラベルと係合するさらなる部材を設けることが提案される。この係合の結果、前記ラベル保持及びラベル取着部材を中心としたラベルの回転は、簡単な方法で防止される。この係合は、必要に応じて強められる又は弱められることができ、また、摩擦係合を含むことができる。上述の２つの部材の間の距離は、制限されており、特に２ｃｍ未満である。係合部材が効果的であれば、ラベルの開口部又は前記ラベル保持及びラベル取着部材に対するラベルの他の取着手段は、ラベルの周縁部への少なくとも大きな所定の距離になければならないことが理解されるであろう。ラベルには、ラベル保持部材を保持するための開口部が設けられ、ラベル係合部材が所望の位置でラベルと係合するようにサイズが設定されている。特に、ラベルには、開口部が設けられており、開口部の位置は、ラベルキャリヤに対するラベルの所望の位置で、ラベル係合部材がこの開口部を通って延びるように設定されている。

ここでは、特に、さらなる部材が、ラベルを超えてラベルの平面の方向に全く延びていない。かくして、ラベルが、ラベルの平面に垂直な方向に延びることができるさらなる部材を通る開口部に設けられることが可能である。

好ましい実施の形態に係われば、取り付け耐性が前記ラベル保持及びラベル取着部材の所でのみ克服されなければならないならば、ラベルの取着は妨げられない。即ち、前記さらなる部材は、ラベルが移動するのを防ぐように、好ましくはラベルが移動しないように、設計されることができる。

本発明のさらなる実施の形態に係われば、ラベルには、後部、即ち前記支持体に対して折り返される側に、情報が与えられる。本発明の特定の実施の形態に係われば、本発明に従ってラベルの回転ができるだけ防止されなければならないような搬送及び表示位置において、この情報は逆さに与えられることができる。

本発明によって、棚に配置された複数の植物の複数のラベルを全く同じ位置に保つことが可能である。これは、植物の商業的な魅力をかなり高めることがわかった。前記支持体は、分離したクリップ、スティック等のいかなる適切な構成であってもよい。

図面に示される好ましい実施の形態を参照して、本発明が以下に説明される。

図１は、植木鉢と支持体とのアセンブリを示している。 図２は、ラベルが取着されたときの支持体の詳細な側面図である。 図３は、図２の支持体の背面図である。 図４は、ラベルが曲げられたときの支持体の側面図である。 図５は、本発明に係るラベルキャリヤが設けられた複数の鉢植えの植物を示している。

図１には、植物のキャリヤ全体が参照符号１で示されている。この植物のキャリヤは、いかなる適切な植物も配置させることができる鉢２と係合するようにして組み込まれる。この植物のキャリヤは、一方の側にハンドル４を、及び他方の側に先端部５を有するステム３を有する。この鉢２には、上側周縁部が設けられており、また、この植物のキャリヤには、後者と協同する把持リップが設けられており、かくして、鉢が運搬されることができる。この構成のさらなる詳細は、オランダ特許２，０００，０８３を参照せよ。

植物のキャリヤ１は、鉢又は他の想定可能なラベルキャリヤに配置させることができる簡単なスティックにより交換され得ることが理解されるべきである。

ステム３には、ここでの例では、このステムの端の所で厚くされた部分１０と、（使用位置での）垂直距離ｃの所で後者の上にあるラベル支持ピン１１と備えた円柱体（cylindrical body）９を有するラベル保持ピン８が設けられている。前記ラベル支持ピン１１は、前記ステム３から所定の距離ｂだけ延びており、一方、円柱体９の長さは、ａである。図１では、ａ≦ｂであることが理解されることができる。

また、前記ラベル保持ピン及びラベル支持ピンは、鉢に配置された植物の他の部品にも設けられ得ることが理解されるであろう。また、鉢にも、突出したピンが設けられることができる。

図２に見ることができるように、ラベル１２は、通常の方法で、厚くされた部分１０に開口部１５を介して押し付けられることができる。

ラベルには、一方が他方に対して上側にある２つの開口部１５、１６が設けられている。この場合、開口部１５は、厚くされた部分１０全体に亘って最適な方法で動くことができるようにして、及び取り付けの間に本質的に知られているようにして構成されているが、ラベルを容易に戻すよう動かすことができないように、厚くされた部分１０よりも小さな寸法を有する。第２の開口部１６は、開口部１５の上の所定の距離の所に設けられ、ラベル支持ピン１１を正しい位置に受けることができるようにして組み込まれている。

さらにわずかに外側に突出しているラベル支持ピンの存在により、ラベル１２は、回転できないようにして植物のキャリヤ１に取着されることができる。この場合、距離ｄが、開口部１５とラベル支持ピン１１と係合している外側周縁部との間の距離であるとき、前記距離ｃはｄよりも小さくなければならない。一例として、２ｃｍよりも小さなｃの値が挙げられ、ラベルの全高は少なくとも５ｃｍである。円柱体９の長さに対するラベル支持ピン１１の長さに依存して、ラベル支持ピン１１の自由端は、開口部６の内側に、又は開口部６の内側を超えて延びている。ラベル支持ピン１１及び円柱体９に対する開口部１５、１６の互いの位置決めがそれほど問題のないように、図に示される位置において、わずかに縦長に延ばされた（elongate）開口部１６を与えることが可能である。ラベルは、前側１３と後ろ側１４とを有する。図３では、ラベルは、後ろから取り付けられ、通常の位置では、このラベルの情報が、通常読むことができるような方法で表示される。また、情報を逆さに表示することも可能である。

この情報は、逆さに取り付けられることができる。使用者が、使用位置において関連情報を読むためにラベルを曲げる傾向にあるので、このようにしている。使用者によりラベルが破損されるのを防ぐために、情報が逆さに取り付けられる。この結果、使用者は、正しい位置でラベルを保持し、情報を読んだ後にラベルを戻すであろう。

このようにして、図５に示される構成体が得られることができる。即ち、各々が参照符号２０で示された複数の鉢植えの植物が、各場合においてラベルに与えられ、その全てが、実質的に同じ位置にある構成体である。風、搬送又は他のいかなる種類の置き換えも、ステム３に対するラベルの位置決めに影響を与えない。この結果、整然として規則的な整列が果され、ラベルの情報を読むのをより簡単にする。

以上の説明により、当業者は、ラベルが多様な方法でステム及び（鉢植え）植物の他の部品に取着されるように、直ちに修正を考えることができるであろう。しかし、ラベルは、低木及び同様のものにも多種多様な方法で取着される。これらの全てのアプリケーションに関して、ラベル係合部材として機能するさらなる部品を有するラベルのための取着手段を与えることが可能であり、風による簡単な回転を防ぐことができ、植物が簡単な方法で動かされることができる。このような全ての変形例が、添付の特許請求の範囲に含まれると考えられる。

Claims (11)

1. 開口部（１５）を有するラベル（１２）と、
   ラベルキャリヤ（１）とを具備するアセンブリであって、
   このラベルキャリヤは、支持体（３）を有し、この支持体には、支持体から延び、前記開口部（１５）の所で前記ラベル（１２）を保持及び取着する部材（８）が設けられており、前記支持体から延びたラベル係合部材（１１）が設けられている、アセンブリにおいて、
   前記ラベル係合部材（１１）は、前記ラベル取着部材（８）から所定の距離（ｃ）の所に設けられており、この所定の距離（ｃ）は、前記開口部（１５）から前記ラベルの周縁部への距離（ｄ）よりも小さいことを特徴とするアセンブリ。
2. 前記部材は、突出部である請求項１のアセンブリ。
3. 前記ラベル保持部材（８）は、滑り戻りを防ぐ端部（１０）を備えたピン（９）を有する請求項１又は２のアセンブリ。
4. 前記部材間の前記距離（ｃ）は、２ｃｍ未満である請求項１ないし３のいずれか１のアセンブリ。
5. スティックを有する請求項１ないし４のいずれか１のアセンブリ。
6. 前記スティックは、鉢植えの植物のキャリヤである請求項５のアセンブリ。
7. 使用位置において、前記ラベル保持部材（８）は、前記ラベル係合部材（１１）の下に位置される請求項１ないし６のいずれか１のアセンブリ。
8. ラベルと、
   請求項１ないし７のいずれか１のラベルキャリヤとを具備するアセンブリ。
9. 前記ラベルは、前記ラベル係合部材（１１）を受けるためのさらなる開口部（１６）を有する請求項１ないし８のいずれか１のアセンブリ。
10. 前記さらなる開口部は、前記開口部（１５）に向かった方向に縦長に延びている請求項９のアセンブリ。
11. 前記ラベルは、前記ステムに対して折り返される側（１４）に、搬送位置に対して逆さに表示される情報を有する請求項１ないし１０のいずれか１のアセンブリ。

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