JP2010517219A - 低空気化学量論比で動作する改良されたカソード拡散媒体を有する直接酸化型燃料電池 - Google Patents

低空気化学量論比で動作する改良されたカソード拡散媒体を有する直接酸化型燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2010517219A
JP2010517219A JP2009546365A JP2009546365A JP2010517219A JP 2010517219 A JP2010517219 A JP 2010517219A JP 2009546365 A JP2009546365 A JP 2009546365A JP 2009546365 A JP2009546365 A JP 2009546365A JP 2010517219 A JP2010517219 A JP 2010517219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
cathode
microporous layer
layer
fluoropolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009546365A
Other languages
English (en)
Inventor
ルー,グオキアン
ウォン,チャン−ヤン
崇 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JP2010517219A publication Critical patent/JP2010517219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/8605Porous electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1007Fuel cells with solid electrolytes with both reactants being gaseous or vaporised
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/1009Fuel cells with solid electrolytes with one of the reactants being liquid, solid or liquid-charged
    • H01M8/1011Direct alcohol fuel cells [DAFC], e.g. direct methanol fuel cells [DMFC]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M2004/8678Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells characterised by the polarity
    • H01M2004/8689Positive electrodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/70Nanostructure
    • Y10S977/734Fullerenes, i.e. graphene-based structures, such as nanohorns, nanococoons, nanoscrolls or fullerene-like structures, e.g. WS2 or MoS2 chalcogenide nanotubes, planar C3N4, etc.
    • Y10S977/742Carbon nanotubes, CNTs

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)

Abstract

直接酸化型燃料電池(DOFC)で使用するためのカソードが、基材層とマイクロポーラス層とを含むガス拡散媒体(GDM)を有しており、前記マイクロポーラス層が、フッ素系ポリマーおよび導電性材料を含み、前記マイクロポーラス層における前記フッ素系ポリマーの導入量が約10〜約60重量%の範囲にある。使用時に、液体燃料の高濃度溶液が燃料電池のアノードへ供給され、酸化剤がカソードへ供給され、約2.5以下の低酸化剤化学量論比ζCで燃料電池を動作させることができる。

Description

本開示は一般に、燃料電池、燃料電池システム、およびその電極/電極アセンブリに関する。より詳細には、本開示は、直接メタノール燃料電池(以下「DMFC」)などの直接酸化型燃料電池(以下「DOFC」)に適した、改良されたガス拡散媒体を有するカソード、ならびにその製造方法に関する。
DOFCは、液体燃料の電気化学的酸化によって電気を発生させる電気化学装置である。DOFCは、あらかじめ燃料を処理する段階を必要としないので、間接型燃料電池、すなわちあらかじめ燃料を処理する必要がある電池よりも、重量およびスペースの点で相当な利点を提供する。DOFCで使用する対象となる液体燃料としては、メタノール、ギ酸、ジメチルエーテルなど、ならびにそれらの水溶液が挙げられる。酸化剤は、ほぼ純粋な酸素、または空気中にあるような酸素の希釈流であってもよい。DOFCを移動および携帯用途(例えば、ノートブック・コンピュータ、携帯電話、PDAなど)に利用する重要な利点としては、液体燃料の貯蔵と取り扱いが容易であり、かつそのエネルギー密度が高いことが挙げられる。
DOFCシステムの一例は、DMFCである。DMFCは、一般に、アノードと、カソードと、それらの間に配置されたプロトン伝導性電解質膜とを有する膜電極接合体(以下、「MEA」)を利用する。電解質膜の代表例は、Nafion(登録商標)などの、パーフルオロスルホン酸−テトラフルオロエチレン共重合体からなるものである(Nafion(登録商標)は、E.I.Dupont de Nemours and Companyの登録商標である)。DMFCでは、メタノール/水溶液が燃料としてアノードに直接供給され、空気が酸化剤としてカソードに供給される。アノードにおいて、メタノールは、触媒、典型的にはPtまたはRu金属ベースの触媒の存在下で水と反応して、二酸化炭素、H+イオン(プロトン)、および電子を生成する。電気化学反応は式(1)として以下に示される。
Figure 2010517219
DMFCの動作中、プロトンは、電子非伝導性であるプロトン伝導性電解質膜を通ってカソードに移動する。電子は、電力を負荷装置に送達する外部回路を通ってカソードに進む。カソードでは、プロトン、電子、および典型的には空気からの酸素分子が結合して、水を形成する。電気化学反応は次の式(2)で与えられる。
Figure 2010517219
電気化学反応(1)および(2)は、次の式(3)に示されるような全体的な電池反応を形成する。
Figure 2010517219
従来のDMFCの1つの欠点は、メタノールが部分的にアノードからカソードまで電解質膜に浸透することであり、そのような浸透したメタノールは「クロスオーバー・メタノール」と称される。クロスオーバー・メタノールは、化学的に(すなわち、電気化学的にではなく)カソードにおいて酸素と反応し、その結果、燃料利用効率とカソード電位が低減し、それに対応して燃料電池の発電が低減する。したがって、DMFCシステムには、メタノールのクロスオーバーとその不利益な結果を制限するため、過度に希釈した(3〜6体積%)メタノール溶液をアノード反応に使用するのが一般に行われている。しかし、そのようなDMFCシステムに関する問題は、可搬型システムに大量の水を収容する必要があるということであり、したがってシステムのエネルギー密度が減少する。
特に、DMFC技術は現在、リチウムイオン技術に基づくものなどの高度な電池と競合しているため、高濃度燃料が使用可能であることが可搬型の電源にとって望ましい。しかし、高濃度燃料(例えば、純メタノール)を備えた燃料カートリッジが水をほとんど、またはまったく収容していない場合であっても、アノード反応、すなわち式(1)には、完全な電解酸化のため、各メタノール分子に対して水1分子を依然として必要とする。同時に、酸素の還元、すなわち式(2)によって、カソードにおいて水が生成される。したがって、高濃度燃料を利用する燃料電池を十分に活用するためには、(a)電池からの水分損失全体(主にカソードを介して)が、好ましくは正味の水分生成量を超過しない(すなわち、式(3)に従って消費される各メタノール分子に対して水2分子)電池内での正味の水バランスを維持することと、(b)生成された水の一部をカソードからアノードに運搬することが望ましい。
濃縮燃料を直接使用するために、上述の目的を達成するのに2つの方策が開発されている。第1の方策は、カソード水蒸気を回収し、それをアノードに戻す、能動的な水分凝縮およびポンプ輸送システム(特許文献1)である。この方法は、濃縮された(かつ、さらには純粋な)メタノールを燃料カートリッジに収容するという目的を達成するものの、嵩高いコンデンサおよびその冷却/ポンプ輸送付属物が必要なため、システムの体積が大幅に増加し、それに付随して電力損失も大きくなる。
第2の方策は、高疎水性のマイクロポーラス層(以下「MPL」)をカソードに含めることによってカソードにおいて水圧が発生し、この圧力が、薄膜を介してカソードからアノードへ水を駆動するのに利用される、受動的な水分還流技術である(非特許文献1)。この受動的な方策は効率的であり、付随的な電力損失を招かないものの、戻される水分量、したがってメタノール燃料の濃度は、電池の温度と電力密度に大きく依存する。現在、純メタノールの直接的な使用は、40℃以下かつ低電力密度(30mW/cm2未満)においてのみ実証されている。大幅に低濃度のメタノール燃料は、高電力密度(例えば、60mW/cm2)のシステムで、60℃などの高温において利用される。それに加えて、この方法には薄膜が必要であるため、燃料効率と電池の動作電圧が犠牲になり、したがってエネルギー効率全体が低くなる。
上述のDMFCシステムなどのDOFCシステムで高濃度燃料を利用するためには、酸化剤化学量論比、すなわち上記の式(2)による反応のためのカソードへの酸化剤(空気)の流れを低減させることが必要である。一方、カソード上またはカソードの付近で生成される1つまたは複数の液体生成物、例えば水を、カソードの重大なフラッディングを生じることなくそこから除去することができるように、カソードの運転が最適化されなければならない。
米国特許第5599638号 Ren et al.and Pasaogullari&Wang,J.Electrochem.Soc.,pp A399−A406,March,2004
したがって、高濃度燃料および約8未満の低酸化剤化学量論比で運転される際に、燃料電池内の水のバランスを維持し、十分な量の水をカソードからアノードに戻すDOFC/DMFCシステムが広く必要とされている。純メタノールを含む高濃度燃料で運転し、外部から水を供給するかまたは電気化学的に生成された水を凝縮する必要を最小限に抑えるDOFC/DMFCシステムが、さらに必要とされている。
前述のことに鑑みて、非常に高濃度の燃料および高電力効率で最適な性能が得られるようにDOFC/DMFCシステムの運転を容易にする電極およびガス拡散媒体を含む、改善されたDOFC/DMFCシステムおよび方法が必要とされている。
本開示の利点は、燃料電池のカソード電極で使用する改良されたガス拡散媒体(GDM)である。
本開示の別の利点は、燃料電池で使用するに適した、改善されたGDMを含む改良されたカソード電極である。
本開示のさらに別の利点は、改良された直接酸化型燃料電池(DOFC)である。
また別の利点は、直接酸化型燃料電池(DOFC)の改良された運転方法である。
本開示のさらなる利点および特徴は、以下の開示において説明され、一部は以下を検討すれば当業者に明らかになり、あるいは本開示を実施することによって学ぶことができる。これらの利点は、添付の特許請求の範囲に詳しく指摘されるとおりに実現および入手することができる。
本開示の一観点によれば、以上の利点および他の利点は、一部には、直接酸化型燃料電池(DOFC)で使用するカソード電極であって、基材層とマイクロポーラス層とを含む改良されたガス拡散媒体(GDM)を有しており、前記マイクロポーラス層が、フッ素系ポリマーおよび導電性材料を含んでおり、前記マイクロポーラス層における前記フッ素系ポリマーの導入量が、約10〜約60重量%の範囲にあるカソードによって実現される。
本開示の好ましい実施の形態によれば、前記フッ素系ポリマーが、ポリ(テトラフルオロエチレン)(PTFE)を含んでおり、前記導電性材料が、炭素粒子またはカーボンナノファイバーを含んでおり、前記マイクロポーラス層における前記炭素粒子またはカーボンナノファイバーの導入量が、約0.5〜約5mg/cm2の範囲にあり、前記マイクロポーラス層が、約10〜約50μmの範囲の厚さおよび約10〜約500nmの間の平均孔サイズを有しており、前記基材層が、約70%を超える多孔度および約5〜約30重量%の範囲のフッ素系ポリマーの導入量を有するカーボンペーパーあるいは織布または不織布を含んでいる。
本開示のさらなる好ましい実施の形態においては、当該カソードが、触媒層および疎水性のマイクロポーラス層(MPL)をさらに備えており、前記触媒層、疎水性のMPL、およびGDMが、この順に重なって配置されている。
本開示の別の観点は、上述のカソードを備えている直接酸化型燃料電池(DOFC)である。
本開示のさらに別の観点は、直接酸化型燃料電池(DOFC)システムを運転する方法であって、
(a)カソードおよびアノードを間に電解質を配置して備えており、前記カソードが、基材層とマイクロポーラス層とを含む改良されたガス拡散媒体(GDM)を有しており、前記マイクロポーラス層が、導電性材料およびフッ素系ポリマーを含んでおり、前記マイクロポーラス層における前記フッ素系ポリマーの導入量が、約10〜約60重量%の範囲にある、少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップ、
(b)液体燃料の高濃度溶液を前記アノードへ供給し、酸化剤を前記カソードへ供給するステップ、および
(c)前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを、約4以下の低酸化剤化学量論比ζCで動作させるステップ
を含んでいる方法である。
本開示の好ましい実施の形態によれば、ステップ(a)は、前記フッ素系ポリマーがポリ(テトラフルオロエチレン)(PTFE)を含んでおり、前記導電性材料が炭素粒子またはカーボンナノファイバーを含んでおり、前記マイクロポーラス層における前記炭素粒子の導入量が約0.5〜約5mg/cm2の範囲にあり、前記マイクロポーラス層が約10〜約50μmの範囲の厚さおよび約10〜約500nmの間の平均孔サイズを有しており、前記基材層が約70%を超える多孔度および約5〜約30重量%の範囲のフッ素系ポリマーの導入量を有するカーボンペーパーあるいは織布または不織布を含んでいる、少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含んでいる。
本開示のさらなる好ましい実施の形態においては、ステップ(a)は、前記カソードが触媒層および疎水性のマイクロポーラス層(MPL)をさらに備えていて、前記触媒層、疎水性のMPL、およびGDMがこの順に配置されている、前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含んでおり、ステップ(b)は、メタノール(CH3OH)の20M溶液を前記アノードへ供給し、空気をカソードへ供給するステップを含んでおり、ステップ(c)は、前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを、約2.5以下の低酸化剤化学量論比ζC、約70mW/cm2以上の定常状態の出力密度、および約60℃の温度にて動作させるステップを含んでいる。
本開示のさらなる利点は、以下の詳細な説明から当業者にとって容易に明らかになるであろう。以下の詳細な説明においては、本開示の好ましい実施の形態のみが、あくまでも本開示を限定するものではない例示として図示および説明される。理解されるとおり、本開示について、他の実施の形態および別の実施の形態も可能であり、本発明のいくつかの詳細は、種々の自明な点において変更が可能であり、それらはすべて本発明の技術的思想に包含される。したがって、図面および明細書は、本質的に例示であると理解すべきであり、本発明を限定するものと理解してはならない。
本開示の様々な特徴および利点は、本発明の範囲を限定するためではなく、例示のみを目的として提供される添付の図面を参照することによって、より明らかに、また容易になるであろう。図面では、同じ参照符号が、同様の特徴を示すために全体を通じて使用され、様々な特徴が、必ずしも一定の縮尺で描かれるのではなく、関連する特徴を最も良く示すように描かれている。
高濃度メタノール燃料で運転することができるDOFCシステム、すなわちDMFCシステムの、簡略化された概略図である。
図1のDOFC/DMFCシステムなどの燃料電池/燃料電池システムで使用するのに適した膜電極接合体の、代表的な構成の概略断面図である。
種々のシステム動作温度について、カソード空気化学量論比の関数としての許容可能な燃料濃度の依存性を説明するグラフである。
本開示による改良されたガス拡散層(GDL)を有するカソード電極を備えているDMFAの、定常状態の性能を示すグラフである。
本開示は、高濃度燃料で運転するDOFCおよびDOFCシステム、例えば約5〜約25Mメタノール(CH3OH)を燃料とするDMFCおよびDMFCシステムなどの、高電力変換効率を有する燃料電池および燃料電池システム、ならびにそれらの電極/電極アセンブリに関する。
図1を参照すると、図には、高濃度燃料で運転するDOFCシステム、例えばDMFCシステム10の一例示的実施形態が概略的に示されている。このシステムは、高電力および高温運転条件下で、燃料電池内の水のバランスを維持し、十分な量の水をカソードからアノードに戻す。(DOFC/DMFCシステムは、2004年12月27日出願の、同時係属の、本願の譲受人に譲渡された米国特許出願第11/020306号において開示されている。)
図1に示すように、DMFCシステム10は、一般的にはMEAと呼ばれる多層複合膜電極接合体または構造9を形成する、アノード12、カソード14、およびプロトン伝導性電解質膜16を含む。典型的には、DMFCシステム10などの燃料電池システムは、複数のそのようなMEAをスタックの形で有するが、図1は、例示を簡単にするために、単一のMEA9のみを示す。しばしばMEA9は、燃料を接合体に供給し、燃料および副生成物をそこから戻すための蛇行流路を有するセパレータ板によって分離される(例示の都合上図示せず)。燃料電池スタックでは、MEAおよびセパレータ板が、交互になった層の形態で一列に並べられて電池のスタックを形成し、スタックの端部は、集電板と電気絶縁板に挟まれ、ユニット全体は締結構造を用いて固定される。例示を単純にするため図1には示されないが、負荷回路がアノード12およびカソード14に電気的に接続される。
燃料の供給源、例えば、高濃度燃料19(例えばメタノール)を収容する燃料容器またはカートリッジ18が、(以下に説明するように)アノード12と流体的に連通する。酸化剤、例えばファン20および関連する導管21によって供給される空気が、カソード14と流体的に連通する。燃料カートリッジ18からの高濃度燃料が、ポンプ22によって、関連する導管区分23'および25を介して気液分離器28に直接供給されるか、またはポンプ22および24、ならびに関連する導管区分23、23'、23''および23'''を介して、アノード12に直接供給される。
運転の際には、高濃度燃料19がMEA9のアノード側に、または電池スタックの場合には、スタックのアノード・セパレータの入口マニホールドに導入される。MEA9のカソード14側、またはカソード電池スタックで、(式(2)で表す)電気化学反応によって生成された水が、そこからカソード出口ポート/導管30を介して取り出されて、気液分離器28に供給される。同様に、過剰な燃料、水、および二酸化炭素ガスが、MEA9のアノード側、またはアノード電池スタックから、アノード出口ポート/導管26を介して取り出されて、気液分離器28に供給される。空気または酸素が、MEA9のカソード側に導入されて、電気化学的に生成される液体の形をとる水の量を最大にすると共に、電気化学的に生成される水蒸気の量を最小限に抑えるように調節され、それによって、水蒸気がシステム10から流出するのが最小限に抑えられる。
システム10の運転中に、(上記で説明したように)空気がカソード14に導入され、過剰な空気および液体の水が、そこからカソード出口ポート/導管30を介して取り出されて、気液分離器28に供給される。以下にさらに論じるように、入力空気流量または空気の化学量論比が、電気化学的に生成された水の液相の量を最大にすると共に、電気化学的に生成された水の蒸気相の量を最小限に抑えるように制御される。酸化剤の化学量論比は、燃料電池システムの運転条件に応じてファン20の速度を一定速度に設定することによって、または電子制御ユニット(以後「ECU」)40、例えばデジタル・コンピュータ・ベースのコントローラまたは同等の働きをする機構によって制御することができる。ECU40は、気液分離器28の液相29と接する温度センサ(例示を簡単にするために、図中には示さず)から入力信号を受け取り、カソード排気中の液体水相を最大にし、かつ排気中の水蒸気相を最小限に抑えるように、(酸化剤供給ファン20に接続されたライン41を介して)酸化剤の化学量論比を調整し、それによって、MEA2のカソードから生成し、排出された水蒸気を凝縮する水凝縮器の必要性を小さくするかあるいは不要とする。さらにECU40は、燃料電池内に過剰な水が蓄積しないようにするために、起動中に、酸化剤の化学量論比を、最小設定値を超えて増大させることができる。
運転中に気液分離器28内に蓄積する液体の水29は、循環ポンプ24ならびに導管区分25、23''および23'''を介して、アノード12に戻すことができる。排出二酸化炭素ガスは、気液分離器28のポート32を通じて放出される。
上記で示したように、カソード排出水、すなわち運転中にカソードで電気化学的に生成された水が、液相およびガス相に分割され、水の相分率が、主として温度および空気流量によって制御される。十分に小さな酸化剤流量または酸化剤の化学量論比を使用することによって、液体の水の量を最大にし、かつ水蒸気の量を最小限に抑えることができる。その結果、カソード排気からの液体の水を、システム内で自動的に捕捉することができ、すなわち外部の凝縮器を不要とし、また液体の水を十分な量で、例えば約5Mを上回る高濃度燃料と混ぜ合わせてアノードの電気化学反応の実施に使用し、それによって燃料の濃度および貯蔵容量を最大にし、システムの全体的なサイズを最小限に抑えることができる。この水は、例えば二酸化炭素ガスとメタノール水溶液を分離するのに一般に使用されるような、既存のタイプの気液分離器28内で回収することができる。
図1に示すDOFC/DMFCシステム10は、少なくとも1つのMEA9を備え、MEA9は、高分子電解質膜16と、膜を挟む触媒層およびガス拡散層からそれぞれが構成される一対の電極(アノード12およびカソード14)とを含む。典型的な高分子電解質材料には、パーフルオロスルホン酸基を有するフッ素化ポリマー、またはポリ(アリーレンエーテルエーテルケトン)(以降「PEEK」)などの炭化水素ポリマーがある。電解質膜は、例えば約25〜約180μmのような、任意の適切な厚さとすることができる。触媒層は一般に、白金またはルテニウム系の金属、あるいはそれらの合金を含む。アノードおよびカソードは一般に、燃料をアノードに、また酸化剤をカソードに供給するための流路を有するセパレータ板で挟まれる。燃料電池スタックは、隣接するMEAの間に挟まれてMEAを互いに直列に電気的に接続し、かつ機械的に支持する、少なくとも1つの導電性のセパレータを有する、複数のそのようなMEA9を含むことができる。
上に示したように、ECU40は、酸化剤の流量または化学量論比を調整して、カソード排気中の液体水相を最大にし、かつ排気中の水蒸気相を最小限に抑え、それによって、水凝縮器を不要とする。ECU40は、酸化剤の流量、したがって化学量論比を、以下に示す式(4)に従って調整する。
Figure 2010517219
式中、ζcは酸化剤化学量論比であり、γは燃料供給源における水と燃料の比であり、psatは電池温度に対応する飽和水蒸気圧であり、pはカソード作動圧力であり、ηfuelは、以下の式(5)で表すように、運転電流密度Iと、燃料(例えばメタノール)クロスオーバ量の電流密度等価量Ixoverの和との比として定義される燃料効率である。
Figure 2010517219
そのような制御された酸化剤化学量論比により、どんな運転条件下でも、DMFC内での適切な水バランス(すなわち、アノード反応に十分な水)が自動的に確保される。例えば、DMFCシステムの起動中に、電池温度が例えば20℃から60℃の運転点まで増大すると、対応するpsatが初めは低く、したがって、システム内の過剰な水の蓄積、したがって液体の水による電池のフラッディングを回避するために、大きな酸化剤化学量論比(流量)を使用すべきである。電池温度が増大するにつれて、式(4)に従って、酸化剤化学量論比(例えば空気流量)が低減され得る。
上記では、必要ではないが、MEA9内で電気化学反応によって生成され、気液分離器28に供給される液体(例えば水)の量が、基本的に一定であり、それによって、ポンプ24ならびに導管区分25、23''および23'''を介してアノード12の入口に戻される液体生成物の量が、基本的に一定であり、燃料容器またはカートリッジ18からの高濃度液体燃料19と適切な比で混合されて、アノード12に燃料が理想的な濃度で供給されると仮定されている。
次に図2を参照すると、MEA9の様々な構成要素をより詳細に図示する、MEA9の代表的な構成の概略断面図が示されている。図示のように、カソード電極14およびアノード電極12が、運転中にアノードからカソードに水素イオンを輸送する、上述のような材料製のポリマー電解質膜16を挟んでいる。アノード電極12は、電解質膜16から順番に、電解質膜16に接する金属ベースの触媒層2A、およびその上にあるガス拡散層(GDL)3Aを備え、一方カソード電極14は、電解質膜16から順番に、(1)電解質膜16に接する金属ベースの触媒層2C、(2)介在する疎水性マイクロポーラス層(MPL)4C、および(3)その上にあるガス拡散媒体(GDL)3Cを備える。GDL3Aおよび3Cはそれぞれ、ガス透過性および導電性であり、カーボン粉末およびフッ素化樹脂を含む多孔質カーボン・ベースの材料と、例えばカーボンペーパー、カーボン織布またはカーボン不織布、カーボン・フェルトなどの材料で形成された支持体とからなることができる。金属ベースの触媒層2Aおよび2Cは、例えばPtまたはRuを含んでよい。
図3に図式的に示されているとおり、DMFCなどのDOFCについて許容される燃料濃度は、カソードの空気の化学量論比に大きく依存する。図3から明らかであるとおり、DMFCの燃料リザーバまたはカートリッジに燃料(メタノール)の高濃度溶液を使用する効率的なやり方は、DMFCの所定の温度での運転において、カソードの空気の化学量論比を小さくすることである。より具体的には、燃料カートリッジ18に蓄えられる燃料の濃度を高くするためには、酸化剤の化学量論比(流量)ζCを、約8未満、好ましくは4未満、より好ましくは約2.5以下へ低下させることが好ましい。したがって、カソード電極は、そのような低酸化剤化学量論比(流量)で運転する際フラッディングを防止するために、カソード電極から液体生成物(例えば、水)が最も除去されやすいようにしなければならない。これは、触媒層2CとGDM3Cとの間に介装される疎水性のMPL4Cが果たす。
導電性のアノード・セパレータ6Aおよびカソード・セパレータ6Cでアノード電極12およびカソード電極14のそれぞれを高分子電解質膜16に対して機械的に固定することにより、MEA9は完成する。図示のとおり、アノード・セパレータ6Aおよびカソード・セパレータ6Cのそれぞれは、反応剤をアノード電極およびカソード電極へ供給し、余分な反応剤ならびに電気化学反応によって形成される液状およびガス状の生成物を取り除くために、それぞれの流路7Aおよび7Cを備えている。最後に、MEA9には、燃料および酸化剤がアセンブリの外部へ漏れるのを防止するため、カソード電極およびアノード電極の縁周辺にガスケット5が設けられている。ガスケット5は、典型的には、Oリング、ゴムシート、あるいは弾性高分子材料および剛体高分子材料で構成された複合シートで作られる。
低酸化剤化学量論比(流量)での運転時のフラッディングを最小限にするには、MEA9のカソード電極からの液体生成物(例えば、DMFC電池の場合の水)の適切な除去を保証するために、疎水性MPL4Cについて望まれる特性として、
1.充分な導電性、
2.撥水性ための高い疎水性、および
3.良好なガス透過性のための充分な多孔性
が挙げられる。
典型的には、MPL4Cは、カーボンブラックおよびPTFEで形成され、約10〜50μmの層厚さおよび10〜500nmの間の平均孔サイズを有する複合材料を使用することによって、液体生成物(水)の除去に関して最適化される。カーボンブラック(例えば、Vulcan XC72R)が、複合材料に導電性および多孔質構造をもたらし、PTFEが、複合材料に高い疎水性をもたらす。
上述のDOFC/DMFCシステムにおいて、低酸化剤化学量論比、すなわち少ない空気流量での運転を容易にし、これによって高濃度の燃料(メタノール)の使用を可能にするには、カソードのガス拡散媒体(GDM)3Cの特性のさらなる改善が望ましく、かつ必要であると考えられる。
カソードのガス拡散媒体(GDM)3Cは、典型的には、基材層およびマイクロポーラス層を備えており、カーボンペーパーあるいは織布または不織布が、基材層を構成する。カソードのGDM3Cの機能として、カソード触媒層2Cへの酸素(O2)の輸送経路を提供すること、電流を集めること、およびカソード電極から水を取り除いてフラッディングを防止することが挙げられる。好ましくは、基材層を構成するカーボンペーパーあるいは織布または不織布は、約70%を超える多孔度を有しており、約5〜約30重量%の範囲でフッ素系ポリマーが導入されている。
上述のように、低酸化剤(空気)化学量論比で運転するDOFC/DMFCの性能を向上させるためには、カソードのGDM3Cの改善が必要である。そのような改善を達成するための鍵は、基材層の材料およびマイクロポーラス層の構成の選択にある。例えばポリ(テトラフルオロエチレン)主体(以下では、「PTFE主体」と称する)のマイクロポーラス層など、フッ素系ポリマー主体のマイクロポーラス層の性能を左右する大きな因子として、フッ素系ポリマーの導入量、厚さ、および多孔度が挙げられる。
本開示によれば、カソードのGDMに使用される、優れたマイクロポーラス層を製造するためのスラリーは、導電性の粒子またはナノファイバー、例えば、Vulcan XC−72R(Vulcanは、マサチューセッツ州ビレリカのCabot Corp.の登録商標である)などのカーボン粒子、イソプロピルアルコール、Teflon溶液(Teflonは、E.I. DuPont de Nemours Co.の登録商標である)、および脱イオン水を混合することによって製造できる。このスラリーが、例えばカーボンペーパーあるいは織布または不織布などといった適切な支持材料の表面へ塗布される。フッ素系ポリマー(例えば、PTFE)の導入量、すなわちマイクロポーラス層の構成物質の合計の乾燥重量で除算したフッ素系ポリマーの乾燥重量が、いくつかの競合する因子の間に調和をもたらし、かつ低酸化剤化学量論比において良好な性能を得るうえで、重要な因子である。具体的には、本発明者らは、カソードのGDMのマイクロポーラス層においてフッ素系ポリマーの導入量が多いと、好都合なことに、水の除去能力が向上してカソードのフラッディングが防止されるとともに、マイクロポーラス層を通じての空気/O2の輸送を促進する新鮮な表面がもたらされるが、不都合なことに、電極の導電性が低くなるとともに、触媒層へ押し戻される水の量が増すことで、触媒のフラッディングの可能性が高くなることを明らかにした。他方で、フッ素系ポリマーの導入量が少なすぎると、上記列挙のカソード性能因子に悪影響が及ぶ。
(導電性粒子の導入量を反映している)カソードのGDMのマイクロポーラス層の厚さが、低酸化剤化学量論比において良好な電極性能を得るうえで、もう1つの重要な因子である。例えば、マイクロポーラス層がないかまたはマイクロポーラス層が薄すぎると、カソードGDLは液体の水が蓄積しやすくなるため、マイクロポーラス層は、適切なカソード機能をもたらさない一方で、マイクロポーラス層が厚すぎると、そこを通過する空気/O2の輸送抵抗を増加させる。
したがって、約4未満であり、さらには約2.5という低さの低酸化剤化学量論比において良好な電気的性能を実現するためには、カソードGDMのマイクロポーラス層のフッ素系ポリマーの導入量および導電性粒子の導入量が、特定の範囲内になければならない。具体的には、約2.5〜約4の範囲の低空気化学量論比ζCにおいて良好な電気的性能(例えば、定常状態の出力密度)を得る(あるいは、維持する)ためには、カソードGDMのマイクロポーラス層のフッ素系ポリマーの導入量(例えば、PTFEの導入量)は、約10〜約60重量%の間の範囲、好ましくは約30〜40重量%の範囲になければならず、カソードGDMのマイクロポーラス層の炭素粒子導入量は、約0.5〜約5mg/cm2の間でなければならない。
図4を参照すると、本開示に従って構成されたPTFE主体のマイクロポーラス層を有する改良されたGDMを備える改良されたカソード電極を備えているMEAを有するDMFCの定常状態の性能を示すグラフが示されている。図4から明らかであるとおり、PTFE導入量および炭素導入量が上述の範囲内にあるマイクロポーラス層を有する改良されたカソードGDMを備えるDMFCが示す定常状態の性能は、いくつかのきわめて低い酸化剤化学量論比において、すなわち、ζCが2、3、および4であるときに、きわめて良好である(すなわち、約70mW/cm2を超える定常状態の出力密度)。意義深いことには、ζCが〜2.5であるときの定常状態の出力性能は、より高い酸化剤化学量論比における性能と同等であり、約2.5以下の酸化剤化学量論比ζCを十分に使用できることは、図3によれば、約60℃の温度において20Mのメタノール溶液で動作させることを容易にする利点がある。
この例示の実施の形態においては、フッ素系ポリマーとしてPTFEが利用されているが、本開示はPTFEに限られず、例えばテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(「FEP」)、テトラフルオロエチレン−アルキルビニルエーテル共重合体(「PFA」)、ポリクロロトリフルオロエチレン(「PCTFE」)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(「ETFE」)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(「ECTFE」)、およびポリフッ化ビニリデン(「PVDF」)など、いくつかの他のフッ素系ポリマーも、本開示の原理に従って利用することが可能である。同様に、この例示の実施の形態においては、導電性粒子として炭素粒子が利用されているが、本開示は炭素粒子に限られず、例えば適切なF:C比を有する導電性のフッ化黒鉛粒子またはカーボンナノファイバーなど、別の導電性粒子も、本開示の原理に従って利用することが可能である。
要約すると、本開示は、DOFC/DMFCシステムにおいて使用するためのカソード電極であって、低酸化剤化学量論比ζCにおいて高濃度の燃料での良好な出力密度での動作を促進する、優れたカソード電極を説明している。さらに、ここに開示した方法論/技法は、容易に入手できる材料を使用して実行可能である。
これまでの説明においては、本開示のより良好な理解を提供するために、具体的な材料、構造、反応剤、プロセスなどといった多数の具体的な詳細を示した。しかしながら、本開示は、それらの具体的に示した詳細に頼らなくても実行可能である。例えば、周知の加工材料および加工技法は、本開示を不必要に曖昧にすることがないよう、詳しくは説明されていない。
本開示では、本開示の広い用途のうち数例の他は、本開示の好ましい諸実施形態のみが示され、説明されている。本開示は、様々な他の組合せおよび環境において使用することができ、本明細書において表記される本発明の概念の範囲内にある変更および/または修正が可能であることを理解されたい。

Claims (19)

  1. 直接酸化型燃料電池(DOFC)で使用するためのカソード電極であって、基材層とマイクロポーラス層とを含むガス拡散媒体(GDM)を備え、前記マイクロポーラス層が、フッ素系ポリマーおよび導電性材料を含み、
    前記マイクロポーラス層における前記フッ素系ポリマーの導入量が、約10〜約60重量%の範囲にある、カソード電極。
  2. 前記フッ素系ポリマーが、ポリ(テトラフルオロエチレン)(PTFE)を含む、請求項1に記載のカソード電極。
  3. 前記導電性材料が、炭素粒子またはカーボンナノファイバーを含む、請求項2に記載のカソード電極。
  4. 前記マイクロポーラス層における前記炭素粒子またはカーボンナノファイバーの導入量が、約0.5〜約5mg/cm2の範囲にある、請求項3に記載のカソード電極。
  5. 前記マイクロポーラス層が、約10〜約50μmの範囲の厚さおよび約10〜約500nmの間の平均孔サイズを有する、請求項1に記載のカソード電極。
  6. 前記基材層が、約70%を超える多孔度および約5〜約30重量%の範囲のフッ素系ポリマーの導入量を有するカーボンペーパーまたは織布または不織布を含む、請求項1に記載のカソード電極。
  7. 触媒層、および
    疎水性のマイクロポーラス層(MPL)
    をさらに備えている、請求項1に記載のカソード電極。
  8. 前記触媒層、前記疎水性のMPL、および前記GDMが、この順に重なって配置されている、請求項7に記載のカソード電極。
  9. 請求項1に記載のカソード電極を備えている、直接酸化型燃料電池(DOFC)。
  10. 直接酸化型燃料電池(DOFC)システムを運転する方法であって、
    (a)カソード、アノード、および両者間に配置した電解質を備え、前記カソードが基材層とマイクロポーラス層とを含むガス拡散媒体(GDM)を有しており、前記マイクロポーラス層が導電性材料およびフッ素系ポリマーを含み、前記マイクロポーラス層における前記フッ素系ポリマーの導入量が約10〜約60重量%の範囲にある、少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップ、
    (b)液体燃料の高濃度溶液を前記アノードへ供給し、酸化剤を前記カソードへ供給するステップ、および
    (c)前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを、約4以下の低酸化剤化学量論比ζCで運転するステップ
    を含む、方法。
  11. ステップ(a)が、前記フッ素系ポリマーがポリ(テトラフルオロエチレン)(PTFE)を含んでいる前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  12. ステップ(a)が、前記導電性材料が炭素粒子またはカーボンナノファイバーを含んでいる前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含む、請求項11に記載の方法。
  13. ステップ(a)が、前記マイクロポーラス層における前記炭素粒子またはカーボンナノファイバーの導入量が約0.5〜約5mg/cm2の範囲にある前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. ステップ(a)が、前記マイクロポーラス層が約10〜約50μmの範囲の厚さおよび約10〜約500nmの間の平均孔サイズを有する前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  15. ステップ(a)が、前記基材層が約70%を超える多孔度および約5〜約30重量%の範囲のフッ素系ポリマーの導入量を有するカーボンペーパーまたは織布または不織布を含んでいる、前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  16. ステップ(a)が、前記カソードが触媒層および疎水性のマイクロポーラス層(MPL)をさらに備えている、前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  17. ステップ(a)が、前記触媒層、前記MPL、および前記GDMが、この順に重なって配置されている前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを用意するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  18. ステップ(b)が、メタノール(CH3OH)の20M溶液を前記アノードへ供給し、空気をカソードへ供給するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  19. ステップ(c)が、前記少なくとも1つの燃料電池アセンブリを、約2.5以下の低酸化剤化学量論比ζC、約70mW/cm2以上の定常状態の出力密度、および約60℃の温度にて運転するステップを含む、請求項18に記載の方法。
JP2009546365A 2007-01-22 2007-12-14 低空気化学量論比で動作する改良されたカソード拡散媒体を有する直接酸化型燃料電池 Pending JP2010517219A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/655,867 US7704629B2 (en) 2007-01-22 2007-01-22 Direct oxidation fuel cells with improved cathode gas diffusion media for low air stoichiometry operation
PCT/US2007/025591 WO2008091330A2 (en) 2007-01-22 2007-12-14 Direct oxidation fuel cells with improved cathode gas diffusion media for low air stoichiometry operation

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010517219A true JP2010517219A (ja) 2010-05-20

Family

ID=39381995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009546365A Pending JP2010517219A (ja) 2007-01-22 2007-12-14 低空気化学量論比で動作する改良されたカソード拡散媒体を有する直接酸化型燃料電池

Country Status (4)

Country Link
US (3) US7704629B2 (ja)
EP (1) EP2106624A2 (ja)
JP (1) JP2010517219A (ja)
WO (1) WO2008091330A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520971A (ja) * 2013-04-30 2016-07-14 フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフトVolkswagen Aktiengesellschaft 自己加湿型の膜・電極接合体およびこれを備えた燃料電池
JP2022549103A (ja) * 2019-10-04 2022-11-24 ジョンソン マッセイ ハイドロジェン テクノロジーズ リミテッド 膜電極接合体

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100068592A1 (en) * 2007-08-09 2010-03-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electrodes for use in hydrocarbon-based membrane electrode assemblies of direct oxidation fuel cells
WO2009079006A1 (en) * 2007-12-17 2009-06-25 Giner Electrochemical Systems, Llc Electrochemical device comprising composite bipolar plate and method of using the same
KR101483125B1 (ko) * 2008-02-05 2015-01-15 삼성에스디아이 주식회사 연료전지용 막전극 접합체, 그 제조방법 및 이를 채용한연료전지
US20110200914A1 (en) * 2010-02-16 2011-08-18 Chao-Yang Wang High power direct oxidation fuel cell
WO2012067650A1 (en) * 2010-11-16 2012-05-24 Giner Electrochemical Systems, Llc Electrochemical device comprising an electrically-conductive, selectively-permeable membrane
DE102010062421A1 (de) * 2010-12-03 2012-06-06 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Sauerstoffverzehrelektrode und Verfahren zu ihrer Herstellung
JP5638433B2 (ja) * 2011-03-24 2014-12-10 株式会社東芝 電解装置および冷蔵庫
WO2013005430A1 (ja) * 2011-07-05 2013-01-10 日東電工株式会社 ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜およびエアフィルタ濾材
JP5614462B2 (ja) * 2011-12-26 2014-10-29 東レ株式会社 燃料電池用ガス拡散電極基材、膜電極接合体、および燃料電池
KR101417345B1 (ko) * 2012-09-19 2014-07-08 기아자동차주식회사 연료전지 시스템의 제어 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001338655A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池
WO2002056404A1 (en) * 2001-01-16 2002-07-18 Showa Denko K. K. Catalyst composition for cell, gas diffusion layer, and fuel cell comprising the same
WO2005124903A1 (ja) * 2004-06-21 2005-12-29 Nissan Motor Co., Ltd. ガス拡散電極及び固体高分子電解質型燃料電池
JP2006511429A (ja) * 2002-12-20 2006-04-06 アドバンスド、エナジー、テクノロジー、インコーポレーテッド フレキシブルグラファイト材料への炭素質被覆
US20060141338A1 (en) * 2004-12-27 2006-06-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Direct oxidation fuel cell and system operating on concentrated fuel using low oxidant stoichiometry

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5599638A (en) 1993-10-12 1997-02-04 California Institute Of Technology Aqueous liquid feed organic fuel cell using solid polymer electrolyte membrane
EP1435672A1 (de) * 2002-12-30 2004-07-07 Umicore AG & Co. KG Katalysatorhaltiges Gasverteilersubstrat für Brennstoffzellen sowie Verfahren zu dessen Herstellung
US7407721B2 (en) * 2003-04-15 2008-08-05 Mti Microfuel Cells, Inc. Direct oxidation fuel cell operating with direct feed of concentrated fuel under passive water management
JP4596814B2 (ja) * 2004-02-04 2010-12-15 三菱鉛筆株式会社 燃料電池
US9346673B2 (en) * 2004-06-23 2016-05-24 Samsung Sdi Co., Ltd. Electrode for fuel cell, membrane-electrode assembly for fuel cell comprising the same, fuel cell system comprising the same, and method for preparing the electrode
US20070020491A1 (en) * 2005-07-21 2007-01-25 Michael Ogburn Stoichiometric control methodology for fuel cell systems
US20070154777A1 (en) 2006-01-05 2007-07-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. The Penn State Research Foundation Cathode electrodes for direct oxidation fuel cells and systems operating with concentrated liquid fuel at low oxidant stoichiometry

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001338655A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池
WO2002056404A1 (en) * 2001-01-16 2002-07-18 Showa Denko K. K. Catalyst composition for cell, gas diffusion layer, and fuel cell comprising the same
JP2006511429A (ja) * 2002-12-20 2006-04-06 アドバンスド、エナジー、テクノロジー、インコーポレーテッド フレキシブルグラファイト材料への炭素質被覆
WO2005124903A1 (ja) * 2004-06-21 2005-12-29 Nissan Motor Co., Ltd. ガス拡散電極及び固体高分子電解質型燃料電池
US20060141338A1 (en) * 2004-12-27 2006-06-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Direct oxidation fuel cell and system operating on concentrated fuel using low oxidant stoichiometry

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520971A (ja) * 2013-04-30 2016-07-14 フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフトVolkswagen Aktiengesellschaft 自己加湿型の膜・電極接合体およびこれを備えた燃料電池
US9911992B2 (en) 2013-04-30 2018-03-06 Volkswagen Ag Self-wetting membrane electrode unit and fuel cell having such a unit
JP2022549103A (ja) * 2019-10-04 2022-11-24 ジョンソン マッセイ ハイドロジェン テクノロジーズ リミテッド 膜電極接合体
JP7385014B2 (ja) 2019-10-04 2023-11-21 ジョンソン マッセイ ハイドロジェン テクノロジーズ リミテッド 膜電極接合体

Also Published As

Publication number Publication date
US7704629B2 (en) 2010-04-27
US20100183951A1 (en) 2010-07-22
WO2008091330A2 (en) 2008-07-31
US20120231375A1 (en) 2012-09-13
US8785070B2 (en) 2014-07-22
US20080176112A1 (en) 2008-07-24
WO2008091330A3 (en) 2008-09-12
EP2106624A2 (en) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8785070B2 (en) Direct oxidation fuel cells with improved cathode gas diffusion media for low air stoichiometry operation
US7807317B2 (en) Anode electrodes for direct oxidation fuel cells and systems operating with concentrated liquid fuel
US7465504B2 (en) Direct oxidation fuel cell and system operating on concentrated fuel using low oxidant stoichiometry
US20070154777A1 (en) Cathode electrodes for direct oxidation fuel cells and systems operating with concentrated liquid fuel at low oxidant stoichiometry
JP2010536151A (ja) 直接酸化型燃料電池の炭化水素系膜電極接合体用電極
US20110200914A1 (en) High power direct oxidation fuel cell
JP2006049115A (ja) 燃料電池
US8278001B2 (en) Low-porosity anode diffusion media for high concentration direct methanol fuel cells and method of making
WO2013080415A1 (ja) 燃料電池システム
JP5071378B2 (ja) 燃料電池
US20120214086A1 (en) Method of fabricating a polymer electrolyte membrane (pem)
JP5185123B2 (ja) 高電気性能直接酸化型燃料電池およびシステム
EP2253039B1 (en) Low-porosity anode diffusion media for direct oxidation fuel cells
JP2011096468A (ja) 燃料電池
WO2011052650A1 (ja) 燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130912