JP2010515388A - ネットワーク・システムにおける経路mtu探索 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信ホストにおいて、経路MTU情報を効率的に探索し、記憶するための方法、コンピュータ・プログラム製品、およびデータ処理システムを提供すること。
【解決手段】好ましい実施形態では、2つの経路MTUテーブルが維持される。一方の経路MTUテーブルは、送信ホストに関連付けられた第1ホップ・ルータに対応するMTU値を含む。他方の経路MTUテーブルは、個々の宛先ホストに対応するMTU値を含む。送信ホストは、情報を宛先に送る必要がある場合、まず、個々の宛先ホストに関連付けられたMTUテーブルに照会する。その宛先ホストに対するエントリがテーブル中で見出された場合、送信ホストは、そのMTU値を使用する。見出されない場合、送信ホストは、宛先ホストへの経路上の第1ホップ・ルータに対するMTUテーブルに照会し、そのMTU値を使用する。そのMTU値が高すぎる場合、宛先ホストに対して、新しいエントリがホスト特有のMTUテーブル中に作成される。
【選択図】図1
【解決手段】好ましい実施形態では、2つの経路MTUテーブルが維持される。一方の経路MTUテーブルは、送信ホストに関連付けられた第1ホップ・ルータに対応するMTU値を含む。他方の経路MTUテーブルは、個々の宛先ホストに対応するMTU値を含む。送信ホストは、情報を宛先に送る必要がある場合、まず、個々の宛先ホストに関連付けられたMTUテーブルに照会する。その宛先ホストに対するエントリがテーブル中で見出された場合、送信ホストは、そのMTU値を使用する。見出されない場合、送信ホストは、宛先ホストへの経路上の第1ホップ・ルータに対するMTUテーブルに照会し、そのMTU値を使用する。そのMTU値が高すぎる場合、宛先ホストに対して、新しいエントリがホスト特有のMTUテーブル中に作成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、一般にコンピュータのネットワーキングに関する。
今日の電気通信はネットワークに依存している。ネットワークは、1組の相互接続されたマシン(ネットワーク要素)であり、データを、その1組のマシンを介してソースから宛先まで中継することができる。ネットワークは、その占有する地理的な領域に従って分類することができる。LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)は通常、1つの建築物や1群の建築物など、比較的小さな領域に物理的に限定されるネットワークとして定義される。WAN(広域ネットワーク)は、より大きなサイズのネットワークを表す一般的な用語である。
インターネットワークまたはインターネット(internet)は、ルータにより相互接続されたネットワークの集合体である。ルータは、ネットワーク間でデータを中継(経路指定)するネットワーク要素である。大部分のWANは、複数の相互接続されたLANから構成されるインターネット(internet)である。したがって、WANという用語は、インターネット(internet)を指すために使用されることが多いが、用語LANは、インターネット(internet)またはWANの構成ネットワークを示すためにしばしば使用される。この文書では、用語WANおよびLANは、この「インターネットワーキング」の意味で使用されるが、かなりの量のコンピューティングおよび電気通信文献で、用語LANおよびWANが、前に述べた「地理的」な意味で使用されることにも注意すべきである。ワールド・ワイド・ウェブのためのバックボーンを提供する「ワールド・ワイド・インターネット(Internet)」または簡単に「インターネット(Internet)(大文字)」は、おそらく最もよく知られたインターネット(internet)(小文字)であり、インターネット(Internet)を定義するプロトコルおよび規格が、現在のネットワーキング技術の大部分に対する基本モデルを定義する。したがって、一般に、インターネット(Internet)に適用される技術はまた、他のネットワークでも同様に用途を見出すことができる。
インターネット(Internet)は、いくつかの異なる「自律システム」(AS)に分割され、そのそれぞれが、大学または会社など単一のエンティティの管理下で、1つまたは複数のルータまたはLANあるいはその両方を含む。ルータ(古い文献では、「ゲートウェイ」と呼ばれることも時々ある)は、ネットワーク間でデータを中継(経路指定)するネットワーク要素である。ルータは、物理的なリンクまたは時には無線リンクを介して、他のルータに接続される。データは、適正なネットワークに達するまで、物理リンクを介してルータからルータへと転送されることにより、インターネットワークを通して送られる。ルータは、ネットワークを介して情報を適正に転送するために、所与の一片の情報を、どのリンク上で転送すべきかに関するガイダンスをルータに示す「ルーティング・テーブル」を維持する。実際には、ルータと非ルータのネットワーク要素(ホスト)が共にルーティング・テーブルを維持するが、ルータはデータを転送するようにプログラムされており、一方、ホストは概してそのホストにアドレス指定されていないデータはどれも破棄するようにプログラムされる点で、他のネットワーク要素とは区別される。
ネットワーク要素間の通信に対するルールを定義するネットワーキング・プロトコルは、通常、層中で働くように設計されており、各層は、データ送信において少し異なる役割を行う。TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)は、インターネットおよび多くの他のネットワークに対する基礎を形成するプロトコルの集合体(プロトコル群と呼ばれる)である。TCP/IPは、通常、代替的にパケットまたはデータグラムとして知られる比較的小さなチャンクの形で、広域ネットワークを介してデータを送信するために使用される。TCP/IPは、概して、4層のプロトコル・モデルに従うと考えられる。TCP/IPプロトコル群の最下層は、「リンク層」と呼ばれ、それは、ケーブルまたは無線リンクなどの物理的なネットワーク媒体への接続をサポートするための物理的なインターフェースを表す。4層モデルの中で次に高い層であるネットワーク層は、ネットワークまわりのデータ・パケットの移動を処理する。ネットワーク層の上はトランスポート層であり、トランスポート層は、送信および受信ホスト・コンピュータそれ自体において、ネットワーク・パケットが編成され、使用される方法を制御する。典型的なTCP/IPプロトコル・スタックの最上位層はアプリケーション層であり、それは、電子メール(SimpleMail Transfer Protocol、すなわち、「SMTP」を介して)またはワールド・ワイド・ウェブ・アクセス(HyperText TransferProtocol、すなわち、「HTTP」を介して)など、特定のネットワーク・アプリケーションをサポートする機能を示す。
IP(インターネット・プロトコル)は、TCP/IPプロトコル群の主要なネットワーク層プロトコルである。現在、RFC791で定義されるバージョン4(IPv4)と、RFC1883で定義されるバージョン6(IPv6)との2つの主要なIPバージョンが使用されている。IPは、データのパケットが、ネットワーク中の数値的なソース・アドレスからパケットのヘッダ中で指定される数値的な宛先アドレスへと送られることを可能にする。通常、これらのパケットは、必要なリンク層プロトコルが何であれ、そのパケット中に「カプセル化」される。これは、IPパケットが、イーサネット(R)などのリンク層プロトコルにより生成されたパケット内のデータとして運ばれることを意味する。
したがって、TCP/IPプロトコル群におけるこれらの数値的なアドレスは、一般に、「IPアドレス」と呼ばれるが、総称的なIP特有ではない用語は、「ネットワーク・アドレス」である。ネットワーク・アドレスは、同じLAN上のNA中で1つのNAを識別するためではなく、WAN全体(例えば、インターネット)にわたりネットワーク要素を識別するために使用されるため、ネットワーク・アドレスはハードウェア・アドレスとは異なる。したがって、所与のネットワーク要素は、そのNAに対応するハードウェア・アドレスと、WANを介してネットワーク要素を識別する1つまたは複数のネットワーク・アドレスとを有することになる。IPv4は、32ビットのIPアドレスをサポートするが、IPv6は、インターネット接続されるホストの爆発的な増加に適合させるために128ビットのIPアドレスをサポートする。
ICMPv4(Internet Control Message Protocolversion 4)(RFC792)およびIGMP(Internet Group Management Protocol)(RFC1112)など、他のネットワーク層プロトコルは、制御およびエラー・メッセージを送るために、またグループ中の複数の宛先に対して、個々のパケットをマルチキャストするようにIPアドレスをグループ化するために、それぞれ使用される。ICMPv4は、IPv4と共に使用するように設計されているので、そのプロトコルの新しいバージョンであるICMPv6(RFC1885)もIPv6と共に使用する必要がある。
ICMPにより通常行われるタスクの1つは、「経路MTU探索(Path MTU discovery)」として知られている。用語「MTU」は、「最大移送ユニット」を表しており、それは、IPネットワーク中の2つのノード間における最大の許容可能なパケット・サイズを指す。パケットがIPネットワーク中の任意の2つのリンクされたノード間で送信されるとき、そのリンクに関連付けられたMTUが存在する。典型的なIPパケットは、その宛先ホストへの途上で、複数のルータ(および、したがって、複数のリンク)を介して経路指定されることになる。各リンクは、通常、そのリンクを介して移送するために使用されるリンク層プロトコルの関数である、リンクに関連付けられたMTU値を有する(したがって、各IPパケットは、単一のリンク層パケット中にカプセル化することができるが、その最大のリンク層パケット・サイズが、通常、リンクに対するMTUを決定する)。各リンクは、それに関連付けられたMTUを有するため、パケットをその意図する宛先に到達させる場合、パケットは、ソース・ホストから宛先ホストまでの経路に沿ったどのリンクに対するMTUも超えてはならない。したがって、所与の経路中のリンクのすべてにわたる最小のMTUは、その経路に対する「経路MTU」と呼ばれる。送信ホストは、宛先ホストに達するために使用される経路に対する経路MTUを超えないIPパケットを生成しなくてはならない。
経路MTU探索のための標準的な方法は、RFC1191に述べられている。送信ホストは、概して、宛先ホストに達するためにパケットが取る実際の経路を認識していないので、実際に探索されるものは、各宛先ホストに関連する「経路MTU」である。所与の経路に対する経路MTUは、まずICMPを用いた試行錯誤過程と特徴付けられ得るものを用いて探索される。ルータが、経路中の次のリンクに対するMTUよりも大きいパケットを受信した場合、ルータは、そのパケットを破棄し、「データグラムが大き過ぎる」というICMPメッセージを含むデータグラムを送信ホストに返すが、それはまた、経路中の次のリンクに対するMTU値も含む。送信ホストは、返されたMTU値に適合させるようにそのパケット・サイズ(すなわち、特定の宛先ホストに対する「経路MTU」のその推定値)を調整し、再度試行する。最終的に、送信ホストは、宛先ホストにパケットを送信するように働く経路MTU値に到達し、さらに送信ホストは、(経路MTUが、とにかくキャッシュ中に常駐し続ける限り)試行錯誤過程を繰り返す必要がないように、将来使用するためにその経路MTUをキャッシュする。
この経路MTU探索機構の下では、(例えば、ワールド・ワイド・ウェブ検索エンジンなどの)大規模な、高頻度で使用されるホストは、非常に多くの数の経路MTU値をキャッシュする必要があり、あるいは再度行われる宛先ホストに向けて経路MTU値を繰り返して計算する必要のある場合には、著しい性能劣化を受けることになる。これらのいずれのシナリオ下においても、(ネットワーク帯域幅であれ、計算時間、またはストレージ・コストであれ)大量のコンピュータ資源が必要となる。
インターネット規格文書RFC−1191
したがって、高頻度で使用されるネットワーク・ホストが、特定の宛先ホストに使用される正しい経路MTUを追跡するためのより効率的な方法が求められている。本発明は、この問題または他の問題あるいはその両方に対処し、かつ以前の解決策を越える利点を提供する。
したがって本発明は、送信ホストにおいて、経路MTU情報を効率的に探索し、記憶するための方法、コンピュータ・プログラム製品、およびデータ処理システムを提供する。好ましい実施形態では、2つの経路MTUテーブルが維持される。一方の経路MTUテーブルは、送信ホストに関連付けられた第1ホップ・ルータに対応するMTU値を含む。他方の経路MTUテーブルは、個々の宛先ホストに対応するMTU値を含み、その宛先ホストに対する経路MTUは、その宛先ホストに達するために使用される第1ホップ・ルータに対するMTUよりも低い。送信ホストは、情報を宛先ホストに送る必要がある場合、まず、個々の宛先ホストに関連付けられたMTUテーブルに照会する。その宛先ホストに対するエントリがテーブル中で見出された場合、送信ホストは、そのMTU値を使用する。見出されない場合、送信ホストは、宛先ホストへの経路上の第1ホップ・ルータに対するMTUテーブルに照会し、そのMTU値を使用する。そのMTU値が、意図する宛先にパケットが到達できるようにする上で高すぎる場合、宛先ホストに対して、新しいエントリがホスト特有のMTUテーブル中に作成される。
添付の図面を参照して、例としてだけであるが、本発明の諸実施形態を次に述べる。
図1は、本発明の好ましい実施形態を実装することのできるネットワークの一部100の図である。ネットワーク部分100は、相互接続されたルータ104、106、108、110、112および114を介して、複数の宛先ホスト116、118、および120のいずれかにデータを送ることのできる送信(ソース)ホスト102の観点から見ている。しかし、「送信ホスト」および「宛先ホスト」という用語は、単一のデータ送信において、2つのネットワーク化されたコンピュータにより行われる役割に対して相対的なものであると見なされることが当業者であれば理解されよう。他のネットワーク化されたコンピュータにデータを送信しているネットワーク中の任意のコンピュータは、そのデータ送信に関して送信ホストであるが、反対に、他のネットワーク化されたコンピュータからデータを受信しているネットワーク中の任意のコンピュータは、そのデータ送信に関して宛先ホストとなる。
図1で示すように、ネットワーク部分100における2つのノード間の各接続は、関連付けられたMTU値を有する。例えば、ホスト102とルータ104の間のリンクに対するMTUは1500である。送信ホストと宛先ホストの各組合せに対して「経路MTU」があり、それは、送信ホストから宛先ホストまでに取られるネットワーク経路上で許容できる最大のパケット・サイズを表す。「経路MTU」は、送信ホストから宛先ホストまでのネットワーク経路上のすべての接続にわたる最小のMTUである。例えば、送信ホスト102と宛先ホスト116の間の経路MTUは1500であるが、送信ホスト102と宛先ホスト118の間の経路MTUは1200である(それは、送信ホスト102から宛先ホスト118までの経路上の最小のMTUが、ルータ108とルータ112の間で生ずる1200のMTUとなるからである)。
図1から、いずれの場合においても、送信ホストから宛先ホストまでの経路MTUは、送信ホストと、宛先ホストへの経路上の「第1ホップ・ルータ」との間の接続上のMTUを超えないことが明らかである。「第1ホップ・ルータ」とは、送信ホストと宛先ホストの間の経路上で遭遇する最初のルータのことである。所与の任意の送信ホストに対して、有限数の第1ホップ・ルータが存在する(それは、所与の送信ホストから、有限数の物理的接続だけが存在し得るからである)。例えば、図1では、送信ホスト102は、2つの第1ホップ・ルータであるルータ104およびルータ106を有する。第1ホップ・ルータ104は、宛先ホスト116および118への経路上の第1ホップ・ルータであり、一方、第1ホップ・ルータ106は、宛先ホスト120への経路上の第1ホップ・ルータである。本発明の好ましい実施形態は、所与の第1ホップ・ルータへのMTUは、経路MTUに対する上限であることを利用することにより、経路MTU情報を送信ホスト中に記憶するのに必要な記憶量を低減する。
図2は、本発明の好ましい実施形態による2つのMTUテーブルの図である。この好ましい実施形態では、送信ホストは、2つの経路MTUテーブル(経路MTUテーブル200および202)を維持する。経路MTUテーブル200は、送信ホストに関連付けられた第1ホップ・ルータに対応するMTU値を含む。経路MTUテーブル202は、個々の宛先ホストに対応するMTU値を含み、その宛先ホストに対する経路MTUは、そこに達するために使用される第1ホップ・ルータに対するMTUよりも低い。送信ホストが宛先に情報を送る必要があるとき、それは、まずMTUテーブル202に照会する。その宛先ホストに対するエントリがMTUテーブル202中で見出された場合、送信ホストはそのMTU値を使用する。見出されない場合は、送信ホストはMTUテーブル200に照会して、宛先ホストへの経路上の第1ホップ・ルータに関連付けられたMTU値を特定し、そのMTU値を使用する。第1ホップ・ルータのMTU値が、パケットを、意図する宛先に到達できるようにするには高すぎることが分かった場合、そのホストに対する実際の経路MTU値を用いて、その宛先ホストに対する新しいエントリがテーブル202に作成される。
例えば、図1における宛先ホスト120に対して、テーブル202中にエントリが存在しない場合、送信ホスト102はまず、送信ホスト102がテーブル200から取り出した、第1ホップ・ルータ106に対する1200のMTUを用いて、宛先ホスト120にパケットを送るように試みる。ルータ106とルータ114の間のリンクに対するMTUは800であるので、第1ホップ・ルータの1200のMTUは、宛先ホスト120にパケットを送信するためには高すぎ、ルータ106は、ICMPメッセージを送信ホスト102に返して、送信ホスト102に、ルータ106とルータ114の間の800のMTUを超えないパケットを送る必要のあることを通知することになる。この場合、送信ホスト102は、調整された800のMTUを含む、宛先ホスト120に対する新しいエントリをテーブル202中に作成することになる。この技法は、可能な場合は常に第1ホップ・ルータのMTUを用いることにより、絶対的に必要な場合に限ってホスト特有のMTU情報が記憶されることを保証する。
図3は、本発明の好ましい実施形態によるMTU情報探索および記憶を用いて、単一のパケットを送信するプロセスを表す流れ図である。送信ホストが、宛先ホストに送るべきデータを有する場合(ブロック300)、宛先ホストが、ホスト特有のMTUテーブル(例えば、図2のテーブル202)中にエントリを有するかどうかに関して、まず判定が行われる(ブロック302)。宛先ホストに対するホスト特有のエントリがない場合(ブロック302でNo)、宛先ホストへの経路上の第1ホップ・ルータが決定される(ブロック304)。次いで、(例えば、図2のテーブル200から決定されるように)この第1ホップ・ルータに関連付けられたMTUにより設定されたパケット・サイズを用いて、データのパケットを送信する試みが行われる(ブロック306)。この第1ホップ・ルータのMTUが、宛先ホストへの実際の経路MTUよりも大きいことが分かった場合(例えば、「パケット・サイズが超過している」というICMPメッセージが受信されたため)(ブロック308でYes)、宛先ホストに対して、調整されたホスト特有のMTUを記憶するエントリが(例えば、図2のテーブル202中で)生成される(ブロック310)。このような「パケット・サイズが超過している」メッセージが受信されない(すなわち、送信されたパケットが過大ではなかった)場合(ブロック308でNo)、単一のパケットを送信するプロセスは完了し、必要に応じて、後続するパケットを送信するためにプロセスが反復される。
ホスト特有のMTU値が、アプリオリに存在することが決定されていたため(ブロック302でYes)、またはちょうど生成されたため(ブロック310)、ホストMTUテーブル中に存在する場合、パケットは、このホスト特有のMTU値により決定されたパケット・サイズで送信される(ブロック312)。この(ホスト特有のサイズを有する)パケットが宛先に達するには大き過ぎることが分かった場合(ブロック314でYes)、ホストMTUテーブル中に記憶されたホスト特有の値は(例えば、受信された「パケット・サイズが超過している」というICMPメッセージに従って)この失敗を克服するように調整され(ブロック316)、この新しい、より小さなサイズのパケットを送信する試みが行われる(ブロック312)。このプロセスは、適正なサイズのパケットが送信され、これ以上パケット・サイズに関係する失敗が生じなくなるまで繰り返される(ブロック314でNo)。
当業者であれば、ブロック312、314、および316は、単独で、参照により本明細書に組み込むインターネット規格文書RFC−1191に述べられたMTU探索機構と等価であることが理解されよう。したがって、本発明を実装する1つの方法は、(ブロック312、314、および316を「ブラック・ボックス」として実装している)既存のMTU探索コードに、ブロック300〜310により提供される機能を増補する/付加することになるはずである。
図4は、本発明の好ましい実施形態に関して、本明細書で述べたコンピューティング・オペレーションを実施できるコンピュータ・システム/データ処理システムの簡単化した例である情報処理システム401を示している。コンピュータ・システム401は、ホスト・バス402に結合されたプロセッサ400を含む。レベル2(L2)キャッシュ・メモリ404もホスト・バス402に結合される。ホスト−PCIブリッジ406は、主メモリ408に結合され、キャッシュ・メモリおよび主メモリの制御機能を含み、さらにPCIバス410、プロセッサ400、L2キャッシュ404、主メモリ408、およびホスト・バス402の間での転送を処理するためのバス制御を提供する。主メモリ408は、ホスト−PCIブリッジ406ならびにホスト・バス402に結合される。LANカード430など、ホスト・プロセッサ(複数可)400により単独で使用される装置は、PCIバス410に結合される。サービス・プロセッサ・インターフェースおよびISAアクセス・パススルー412は、PCIバス410とPCIバス414の間のインターフェースを提供する。このように、PCIバス414は、PCIバス410から隔離される。フラッシュ・メモリ418などの装置は、PCIバス414に結合される。一実装形態では、フラッシュ・メモリ418は、様々な低レベルのシステム機能およびシステムのブート機能のために必要なプロセッサ実行可能コードを組み込むBIOSコードを含む。
PCIバス414は、ホスト・プロセッサ(複数可)400、およびサービス・プロセッサ416により共用される、例えば、フラッシュ・メモリ418を含む様々な装置に対するインターフェースを提供する。PCI−ISAブリッジ435は、PCIバス414とISAバス440の間の転送、USB(universal serial bus)機能445、電力管理機能455を処理するためのバス制御を提供し、RTC(real-timeclock)、DMA制御、割込みサポート、およびシステム管理バス・サポートなど、図示されていない他の機能要素を含むことができる。不揮発性RAM420は、ISAバス440に接続される。サービス・プロセッサ416は、初期化段階中に、プロセッサ(複数可)400と通信するためのJTAGおよびI2Cバス422を含む。JTAG/I2Cバス422はまた、L2キャッシュ404、ホスト−PCIブリッジ406、および主メモリ408に結合されて、プロセッサ、サービス・プロセッサ、L2キャッシュ、ホスト−PCIブリッジ、および主メモリ間の通信経路を提供する。サービス・プロセッサ416はまた、情報処理装置401の電源を切るためのシステム電力資源にアクセスすることができる。
周辺装置および入力/出力(I/O)装置は、様々なインターフェースに接続することができる(例えば、ISAバス440に結合される並列インターフェース462、シリアル・インターフェース464、キーボード・インターフェース468、およびマウス・インターフェース470)。代替的には、多くのI/O装置を、ISAバス440に接続されたスーパーI/Oコントローラ(図示せず)により適合させることができる。
ネットワークを介してファイルを複製するように、コンピュータ・システム401を他のコンピュータ・システムに接続するために、LANカード430がPCIバス410に結合される。同様に、コンピュータ・システム401を、電話回線接続を用いてISPに接続し、インターネットに接続するために、モデム475がシリアル・ポート464およびPCI−ISAブリッジ435に接続される。
図4で述べたコンピュータ・システムは、本明細書で述べるプロセスを実行することができるが、このコンピュータ・システムは、コンピュータ・システムの一例に過ぎない。当業者であれば、多くの他のコンピュータ・システム設計が、本明細書で述べるプロセスを実施できることが理解されよう。
本発明の好ましい実装形態の1つは、クライアント・アプリケーション、すなわち、例えば、コンピュータのランダム・アクセス・メモリに常駐することのできる1組の命令(プログラム・コード)、またはコード・モジュール中の他の機能的な記述要素(material)である。コンピュータにより要求されるまで、その1組の命令は、他のコンピュータ・メモリ中に、例えば、ハードディスク・ドライブ中に、または光ディスク(最終的に、CD ROMで使用する)、もしくはフロッピー(R)・ディスク(最終的に、フロッピー(R)・ディスク・ドライブで使用する)などの取外し可能なメモリ中に記憶することができ、あるいはインターネットまたは他のコンピュータ・ネットワークを介してダウンロードすることができる。したがって、本発明は、コンピュータ中で使用されるコンピュータ・プログラム製品として実施することができる。さらに、前述の様々な方法は、便宜的に、ソフトウェアにより選択的に活動化された、または再構成された汎用コンピュータで実施されるが、当業者はさらに、このような方法は、ハードウェアで、ファームウェアで、または必要な方法の諸ステップを実施するように構成された、さらに専用化された装置で実行できることを理解するはずである。機能的な記述要素とは、マシンに機能を伝える情報のことである。機能的な記述要素は、これだけに限らないが、コンピュータ・プログラム、命令、ルール、事実、計算可能な機能の定義、オブジェクト、およびデータ構造を含む。
本発明の特定の実施形態が示され、かつ述べられてきたが、当業者であれば、本明細書の教示に基づいて、本発明およびそのより広い態様から逸脱することなく、変更および修正を加え得ることは自明であろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の趣旨および範囲に含まれるすべてのこのような変更および修正をその範囲に包含すべきである。さらに、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義されることを理解されたい。導入される請求項要素の特定の数が意図される場合、このような意図は請求項中で明示的に記載されるものであって、かかる記載がなければこのような限定は存在しないことが当業者であれば理解されよう。理解するための一助としてであるが、限定することのない例の場合、この後に添付される請求項では、請求項要素を導くために、「少なくとも1つの」、および「1つまたは複数の」という導入フレーズの使用を含む。しかし、このようにフレーズを使用することにより、不定冠詞「a」または「an」による請求項要素の導入が、このように導入された請求項要素を含む任意の特定の請求項を、このような要素を1つだけ含む発明に限定することを暗に示すものと解釈されるべきではなく、それは、同じ請求項が、導入フレーズ「1つまたは複数の」もしくは「少なくとも1つの」、および「a」もしくは「an」などの不定冠詞を含む場合であってもそうであり、請求項で定冠詞を使用する場合も同様である。用語「または/あるいは(or)」が請求項中で使用される場合、それは、包含的意味で使用される(すなわち、「AまたはBのいずれか」とは反対に、「AまたはBあるいはその両方」)。
Claims (9)
- 1つまたは複数の第1ホップ・ルータと関連付けられた1組の最大送信ユニット(MTU)値を記憶するステップと、
宛先ホストへのネットワーク経路上の第1ホップ・ルータを識別するステップと、
前記識別された第1ホップ・ルータに対応する第1ホップ・ルータの最大送信ユニット値を決定するステップと、
前記ネットワーク経路を介して、前記宛先ホストにデータ・パケットを送信するように試みるステップであり、前記データ・パケットのサイズが、前記第1ホップ・ルータの最大送信ユニット値により定義されるステップと
を含む方法。 - 1つまたは複数の第1ホップ・ルータと相関のある最大送信ユニット(MTU)値の第1の組を記憶するステップと、
1つまたは複数のホストと相関のある最大送信ユニット値の第2の組を記憶するステップと、
特定の宛先ホストが、前記1つまたは複数のホストの1つであるかどうかを判定するステップと、
前記特定の宛先ホストが、前記1つまたは複数のホストの1つであるとの判定に応じて、経路最大送信ユニット値として使用するために、前記第2の組から値を取り出すステップと、
前記特定の宛先ホストが、前記1つまたは複数のホストの1つではないという判定に応じて、前記経路最大送信ユニット値として使用するために、前記第1の組から値を取り出すステップと、
前記経路最大送信ユニット値により決定されたサイズを有するデータ・パケットを送信するステップと
を含む方法。 - 前記ネットワーク経路に対して、実際に必要な経路最大送信ユニット値が、前記決定された最大送信ユニット値よりも小さいかどうか判定するステップと、
前記ネットワーク経路に対する前記実際に必要な経路最大送信ユニット値が、前記決定された最大送信ユニット値よりも小さいという判定に応じて、前記実際に必要な経路最大送信ユニット値を、前記宛先ホストに関連付けられたものとして記憶するステップと
をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。 - 前記実際に必要な経路最大送信ユニット値が、前記宛先ホストに関連付けられたものとして記憶されているかどうかを判定するステップと、
前記実際に必要な経路最大送信ユニット値が、前記宛先ホストに関連付けられたものとして記憶されているとの判定に応じて、第2のデータ・パケットを前記宛先ホストに送信するステップであり、前記データ・パケットの前記サイズが、前記記憶された実際に必要な経路最大送信ユニット値により定義されるステップと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。 - 前記実際に必要な経路最大送信ユニット値が、前記宛先ホストに関連付けられたものとして記憶されていないという判定に応じて、前記宛先ホストに第2のデータ・パケットを送信するステップであり、前記データ・パケットの前記サイズが、前記第1ホップ・ルータの最大送信ユニット値により定義されるステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
- 超過したパケット・サイズのため、前記データ・パケットが前記宛先ホストに達することに失敗したことを検出するステップと、
超過したパケット・サイズのため、前記データ・パケットが前記宛先ホストに達することに失敗したことを検出したことに応じて、
前記失敗を克服するように、前記データ・パケットの前記サイズを調整するステップと、
前記調整されたデータ・パケットを、前記宛先ホストに再送信するように試みるステップと
をさらに含む、請求項2または3に記載の方法。 - 前記調整されたデータ・パケットの前記サイズから、前記ネットワーク経路に対する前記実際に必要な経路最大送信ユニット値を決定するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
- コンピュータにより実行されたとき、前記コンピュータに、請求項1ないし7のいずれかに記載のアクションを実施させる機能的な記述要素を含むコンピュータ・プログラム製品。
- 少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサにアクセス可能なデータ・ストレージと、
前記データ・ストレージ中の1組の命令とを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサが、請求項1ないし7のいずれかに記載のアクションを実施するために前記1組の命令を実行するように動作可能であるデータ処理システム。
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