JP2010512579A

JP2010512579A - 一意的なコンテンツ識別子を用いたファイル認証及びバージョニングのためのシステム及び方法

Info

Publication number: JP2010512579A
Application number: JP2009540387A
Authority: JP
Inventors: ノーアザイ，マスタファ
Original assignee: カスデックス，インコーポレイテッド
Priority date: 2006-12-08
Filing date: 2007-11-27
Publication date: 2010-04-22
Also published as: US20080140660A1; WO2008073701A3; EP2102756A2; WO2008073701A2

Abstract

ファイル認証及びバージョニングのための方法の一実施例は、コンテンツ識別子により特定されたデータ要素を抽出するリクエストを受け付けるステップと、前記コンテンツ識別子に係る格納位置を特定するステップと、前記格納位置に格納されているデータ要素を抽出するステップと、前記抽出されたデータ要素の第２のコンテンツ識別子を計算するステップと、前記格納されているコンテンツ識別子と前記第２のコンテンツ識別子とを比較するステップと、前記格納されているコンテンツ識別子と前記第２のコンテンツ識別子とが一致する場合、表示すべき前記抽出されたデータ要素のプレビューと前記格納されているコンテンツ識別子の表示とをユーザに提供するステップとを有する。コンテンツ識別子の表示は、コンテンツ識別子から導出されるバーコードなどのグラフィカル表示又はコンテンツ識別子から導出される英数字文字列であってもよい。

Description

本出願は、２００６年１２月８日に出願された米国仮特許出願第６０／８７３，３３７号“ＦｉｌｅＡｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｏｎａｎｄＶｅｒｓｉｏｎｉｎｇＵｓｉｎｇＵｎｉｑｕｅＩｄｅｎｔｉｆｉｅｒｓ”の利益を主張する。この関連出願の主題が、参照することにより援用される。

本発明は、一般にＣＡＳ（ＣｏｎｔｅｎｔＡｄｄｒｅｓｓａｂｌｅＳｔｏｒａｇｅ）に関し、より詳細には、一意的なコンテンツ識別子を用いたファイル認証及びバージョニングのためのシステム及び方法に関する。

ＣＡＳは、格納位置でなくコンテンツに基づき抽出可能な電子情報のセグメントを格納する技術である。情報がＣＡＳシステムに格納されると、コンテンツ識別子が生成され、当該情報にリンク付けされる。その後、コンテンツ識別子は、当該情報を抽出するのに利用される。コンテンツ識別子は、情報格納場所の識別子と共に格納される。情報が格納されるとき、当該情報に理想的には一意的なコンテンツ識別子を生成するため、暗号化アルゴリズムが使用される。その後、コンテンツ識別子は、システムにすでに格納されている情報のコンテンツ識別子のリストと比較される。コンテンツ識別子がリストに検出される場合、当該情報は２回は格納されない。このため、典型的なＣＡＳシステムは、重複して情報を格納せず、効率的な格納を提供する。コンテンツ識別子がリストにない場合、当該情報は格納され、コンテンツ識別子は、当該情報の位置と共にテーブルに格納される。

ＣＡＳは、アーカイブ化された電子メール、金融記録、医療記録及び刊行物など、変化しない情報を格納するのに最も一般的に利用されている。ＣＡＳは、コンテンツが変更されていないと証明することが可能であるため、準拠プログラムにより要求される情報を格納するのに極めて適している。ＣＡＳはまた、訴訟発見において作成される必要があるかもしれない文書を格納するのにも極めて適している。信頼性のある暗号化アルゴリズムを用いて生成されたコンテンツ識別子により生成可能な文書は、当該文書の真正性を確立することができる。情報がＣＡＳシステムから抽出されるとき、コンテンツ識別子が提供され、当該コンテンツ識別子に対応する位置が検索され、情報が抽出される。その後、コンテンツ識別子は、抽出した情報のコンテンツに基づき再計算され、新たに計算されたコンテンツ識別子が、当該コンテンツが変更されていないことを証明するため、提供されたコンテンツ識別子と比較される。

しかしながら、典型的なＣＡＳシステムにより実行される検証及び認証は、バックグラウンドにおいて行われる。大部分のＣＡＳシステムは多くのネットワークレイヤの後方にあり、ＣＡＳシステムの処理はユーザに透過となっている。ユーザは、抽出される文書又は他の情報が実際に当初に格納された情報であると信用してそれを取得しなければならない。これは、抽出した情報が変更されていないことを証明可能であることが重要となる可能性のある準拠プログラム又は訴訟発見において問題となる。

ファイル認証及びバージョニングのための方法の一実施例は、データ要素を抽出するリクエストを受け付けるステップと、前記データ要素の格納されているコンテンツ識別子を決定するステップと、前記格納されているコンテンツ識別子に係る格納位置を特定するステップと、前記格納位置に格納されているデータ要素を抽出するステップと、前記抽出されたデータ要素の第２のコンテンツ識別子を計算するステップと、前記格納されているコンテンツ識別子と前記第２のコンテンツ識別子とを比較するステップと、前記格納されているコンテンツ識別子と前記第２のコンテンツ識別子とが一致する場合、表示すべき前記抽出されたデータ要素のプレビューと前記格納されているコンテンツ識別子の表示とをユーザに提供するステップとを有する。格納されているコンテンツ識別子の表示は、コンテンツ識別子から導出されたバーコードなどのグラフィカル表示又はコンテンツ識別子から導出された英数字文字列であってもよい。プレビューとコンテンツ識別子表示の双方を表示することは、データ要素のコンテンツが真性であること、すなわち、抽出したデータ要素がコンテンツストレージに格納されたデータ要素と完全に同一であることをユーザが確認することを可能にする。

ファイル認証及びバージョニングのためのシステムの一実施例は、コンテンツストレージに対するデータ要素の格納及び抽出を制御するよう構成されるＣＡＳマネージャと、前記コンテンツストレージから抽出されたデータ要素のプレビューと、前記データ要素に係るコンテンツ識別子表示とをユーザに同時に表示するよう構成されるＣＡＳインタフェースと、前記ＣＡＳマネージャと前記ＣＡＳインタフェースと通信するよう構成されるＣＡＳアプリケーションとを有する。ＣＡＳマネージャはさらに、抽出したデータ要素について第２のコンテンツ識別子を計算するよう構成され、ＣＡＳアプリケーションはさらに、データ要素のコンテンツが真性であることを確認するため、第２のコンテンツ識別子とデータ要素のための格納されているコンテンツ識別子とを比較するよう構成される。ＣＡＳインタフェースはさらに、表示のためデータ要素のアーカイブの複数のプレビューの何れか１つをユーザが選択することを可能にするグラフィカルユーザインタフェースを提供するよう構成される。

図１は、本発明によるＣＡＳシステムを有するシステムの一実施例のブロック図である。図２は、本発明の一実施例による図１のＣＡＳシステムにデータ要素を格納するための方法ステップのフローチャートである。図３は、本発明の一実施例による図１のＣＡＳシステムからデータ要素を抽出するための方法ステップのフローチャートである。図４は、本発明の他の実施例による図１のＣＡＳシステムからデータ要素を抽出するための方法ステップのフローチャートである。図５は、本発明によるグラフィカルユーザインタフェースの一実施例の図である。図６は、本発明によるグラフィカルユーザインタフェースの他の実施例の図である。

図１は、以下に限定するものでないが、ＣＡＳシステム１１０と、サーバ１２０と、ネットワーク１４０と、複数のクライアント１３０とを有するシステムの一実施例のブロック図である。ＣＡＳシステム１１０は、コンテンツストレージ１１２と、ＣＡＳマネージャ１１４とを有する。コンテンツストレージ１１２は、文書、画像、ビデオファイル、オーディオファイル及び電子メールを含む任意のタイプのデータ要素を格納するかもしれない。大きなファイルは、別々に格納される複数のデータ要素に分割されてもよい。コンテンツストレージ１１２は、好ましくは、磁気ディスクのアレイとして実現されるが、また光ディスク、テープ又は磁気ディスク、光ディスク及びテープの組み合わせとして実現可能である。ＣＡＳマネージャ１１４は、コンテンツストレージ１１２へのデータ要素の書き込みを制御し、コンテンツストレージ１１２からのデータ要素の読み込みを制御する。データ要素をコンテンツストレージ１１２に書き込む前、ＣＡＳマネージャ１１４は、コンテンツ識別子生成手段１１６を用いて当該データ要素のコンテンツ識別子を生成する。コンテンツ識別子生成手段１１６は、データ要素の一意的なコンテンツ識別子を生成するため、データ要素のコンテンツに暗号化アルゴリズムを適用する。コンテンツ識別子生成手段１１６はまた、メタデータ識別子を生成するため、データ要素に係るメタデータに暗号化アルゴリズムを適用する。一実施例では、暗号化アルゴリズムは、データ要素のコンテンツから導出される１２８ビット数を生成する周知のＭＤ５暗号化ハッシュアルゴリズムであるが、異なるデータ要素に対して同一のコンテンツ識別子を生成する確率が許容される閾値以下である限り、他の何れかの暗号化アルゴリズムがコンテンツ識別子を生成するのに利用されてもよい。

クライアント１３０は、ＣＡＳシステム１１０にコンテンツを格納及び抽出するため、ネットワーク１４０を介しサーバ１２０と通信する。クライアント１３０は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ラップトップコンピュータ又は携帯コンピュータなどの何れかの一般的な計算装置であってもよい。クライアント１３０は、クライアント１３０のユーザがＣＡＳシステム１１０にコンテンツを格納し、ＣＡＳシステム１１０からコンテンツを抽出することを可能にするよう構成されるＣＡＳインタフェース１３２を有する。ＣＡＳインタフェース１３２は、ユーザに情報を提供し、ユーザがＣＡＳインタフェース１３２に入力を提供することを可能にするグラフィカルユーザインタフェース（ＧＵＩ）を有する。ネットワーク１４０は、ローカルエリアネットワークやワイドエリアネットワークなどの何れかのタイプの通信ネットワークであってもよく、有線、無線又はこれらの組み合わせであってもよい。

サーバ１２０は、クライアント１３０とＣＡＳシステム１１０と通信するよう構成されるＣＡＳアプリケーション１２４を有する。一実施例では、ＣＡＳアプリケーション１２４は、ＴＣＰ／ＩＰプロトコルなどの標準的な通信プロトコルを用いてクライアント１３０と通信し、ファイバチャネルなどのストレージネットワークプロトコルを用いてＣＡＳシステム１１０と通信するよう構成される。サーバ１２０はまた、ＣＡＳシステム１１０に格納されているデータ要素のプレビュー、プレビューに係るコンテンツ識別子及びメタデータ識別子、並びにプレビューに係る格納位置識別子を格納したプレビュー識別子ストレージ１２２を有する。一実施例では、プレビューは、データ要素の“サムネイル”画像であるが、他のタイプのプレビューもまた本発明の範囲内である。

図２は、本発明の一実施例による図１のＣＡＳシステムにデータ要素を格納するための方法ステップのフローチャートである。ステップ２１０において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、クライアント１３０からデータ要素を受け取る。クライアント１３０のユーザは、データ要素を選択し、ＣＡＳインタフェース１３２を介し当該データ要素がＣＡＳシステム１１２に格納されることを指示する。ステップ２１２において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、データ要素のプレビューを生成し、それをプレビュー識別子ストレージ１２２に格納する。ステップ２１４において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、データ要素と当該データ要素に係るメタデータとをＣＡＳマネージャ１１４に送信する。メタデータは、ファイル名、ファイルパス、ファイルサイズ、作成者及び／又は日付を含むかもしれない。ステップ２１６において、コンテンツ識別子生成手段１１６は、暗号化アルゴリズムを用いてデータ要素のコンテンツ識別子を計算し、データ要素に係るメタデータのメタデータ識別子を計算する。ステップ２１８において、ＣＡＳマネージャ１１４は、データ要素のコンテンツ識別子とメタデータ識別子とをＣＡＳアプリケーション１２４に送信し、ＣＡＳアプリケーション１２４は、当該データ要素に重複したものがＣＡＳシステム１１０に以前に格納されているか判断するため、送信されたコンテンツ識別子とプレビュー識別子ストレージ１２２に格納されているコンテンツ識別子とを比較する。ステップ２２０において、コンテンツ識別子が重複していない場合、本方法はステップ２２２に続き、ＣＡＳマネージャ１１４はデータ要素をコンテンツストレージ１１２に書き込み、格納位置識別子をＣＡＳアプリケーション１２４に送信する。その後、ステップ２２４において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、当該データ要素のコンテンツ識別子と、メタデータ識別子と、格納位置識別子とをプレビュー識別子ストレージ１１２に格納し、コンテンツ識別子と、メタデータ識別子と、格納位置識別子とプレビュー識別子ストレージ１１２の当該データ要素のプレビューとを関連付ける。一実施例では、プレビュー識別子ストレージ１１２は、データ要素のプレビューと、当該データ要素のコンテンツ識別子及びメタデータ識別子と、コンテンツストレージ１１２における当該データ要素の格納位置との間の関係を反映したテーブルを有する。ステップ２２０に戻って、コンテンツ識別子が重複する場合、当該データ要素はコンテンツストレージ１１２に以前に格納されているため、本方法は終了される。

格納されるデータ要素は、ＣＡＳシステム１１０に格納されたデータ要素の改訂されたバージョンであるかもしれない。格納対象の各データ要素について、ＣＡＳアプリケーション１２４は、現在のデータ要素と同じファイル名を有するデータ要素がＣＡＳシステム１１０に以前に格納されたか判断するため、プレビュー識別子ストレージ１２２に問い合わせる。当該ファイル名を有する他のデータ要素が１つしか格納されていない場合、ＣＡＳアプリケーション１２４は、両方のデータ要素のプレビューと、コンテンツ識別子と、メタデータ識別子とを含むアーカイブを生成し、当該ファイル名のすべての以降のバージョン（それぞれ別々のデータ要素）のプレビューと、コンテンツ識別子とメタデータ識別子とをアーカイブに格納する。当該ファイル名を有するアーカイブがすでに存在する場合、ＣＡＳアプリケーション１２４は、当該データ要素のプレビューと、コンテンツ識別子とメタデータ識別子とをアーカイブに追加する。

図３は、本発明の一実施例による図１のＣＡＳシステムからデータ要素を抽出するための方法ステップのフローチャートである。ステップ３１０において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、ＣＡＳインタフェース１３２を介しユーザからデータ要素のプレビューを抽出するリクエストを受け付ける。一実施例では、ＣＡＳアプリケーション１２４は、コンテンツストレージ１１２に格納されているデータ要素のリストをＣＡＳインタフェース１３２に提供する。ここで、当該リストは、データ要素をファイル名又は他のメタデータにより特定する。その後、ユーザは、例えば、ＧＵＩにより表示されたファイル名をクリックするなどによって、抽出されるデータ要素を特定するため、ＣＡＳインタフェース１３２に入力を与え、ＣＡＳインタフェース１３２は、選択されたファイル名をＣＡＳアプリケーション１２４に送信する。ステップ３１２において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、抽出対象のデータ要素のコンテンツ識別子を決定する。一実施例では、ＣＡＳアプリケーションは、ＣＡＳインタフェース１３２により提供されたファイル名又は他のメタデータに係るコンテンツ識別子をプレビュー識別子ストレージ１２２に照会する。ステップ３１４において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、コンテンツ識別子に係る格納位置を決定し、ＣＡＳマネージャ１１４に提供する。ステップ３１６において、ＣＡＳマネージャ１１４は、コンテンツストレージ１１２からＣＡＳアプリケーション１２４により提供された格納位置にあるデータ要素を抽出し、コンテンツ識別子生成手段１１６を用いて抽出されたデータ要素のコンテンツ識別子を計算し、抽出されたデータ要素と新たに計算されたコンテンツ識別子とをＣＡＳアプリケーション１２４に送信する。ステップ３１８において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、新たに計算されたコンテンツ識別子とプレビュー識別子ストレージ１２２に格納されているコンテンツ識別子とを比較する。

ステップ３２０において、これらのコンテンツ識別子が一致する場合、本方法はステップ３２２に続き、ＣＡＳアプリケーション１２４は、コンテンツ識別子と当該コンテンツ識別子に係るプレビューとを要求元のクライアント１３０のＣＡＳインタフェース１３２に提供する。ステップ３２４において、ＣＡＳインタフェース１３２は、データ要素のプレビューとコンテンツ識別子の表示とをＧＵＩを介しユーザに表示する。一実施例では、コンテンツ識別子の表示は、コンテンツ識別子から導出された２６文字の英数字文字列である。しかしながら、コンテンツ識別子から導出されたコンテンツ識別子の任意の表示と、ユーザに視覚的に表示可能なコンテンツ識別子自体とは、本発明の範囲内である。コンテンツ識別子の表示の具体例として、英数字文字列と、１次元又は２次元バーコードなどのグラフィカル表示とがあげられる。このとき、ユーザは、ＧＵＩを介しデータ要素の表示をリクエストしてもよく、データ要素は、閲覧、印刷、着脱可能な媒体への複製又は処理可能である。

ステップ３２０に戻って、コンテンツ識別子が一致しない場合、本方法はステップ３２６に続き、ＣＡＳアプリケーション１２４は、リクエストされたデータ要素を抽出することに失敗したことを要求元のクライアント１３０のＣＡＳインタフェース１３２に通知する。

図４は、本発明の一実施例によるＣＡＳシステム１１０からデータ要素を抽出するための方法ステップのフローチャートである。ステップ４１０において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、ファイル名によるデータ要素の抽出のためのリクエストを受け付ける。ステップ４１２において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、アーカイブに係るすべてのデータ要素について、ファイル名とコンテンツ識別子とをを有するアーカイブを特定する。ステップ４１４において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、特定されたコンテンツ識別子の格納位置を決定する。ステップ４１６において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、格納位置識別子をＣＡＳマネージャ１１４に送信し、ＣＡＳマネージャ１１４は、コンテンツストレージ１１２から当該格納位置にあるデータ要素を抽出し、コンテンツ識別子生成手段１１６を用いて抽出されたデータ要素のコンテンツ識別子を計算する。その後、ＣＡＳマネージャ１１４は、新たに計算されたコンテンツ識別子をＣＡＳアプリケーション１２４に送信する。ステップ４２０において、ＣＡＳアプリケーション１２４は、新たに計算されたコンテンツ識別子と格納されているコンテンツ識別子とを比較する。ステップ４２０において、これらのコンテンツ識別子が一致する場合、本方法はステップ４２２に続き、ＣＡＳアプリケーション１２４は、アーカイブのデータ要素のプレビューとコンテンツ識別子とを要求元のクライアント１３０に提供する。ステップ４２４において、要求元のクライアントのＣＡＳインタフェース１３２は、アーカイブのデータ要素のプレビューと、コンテンツ識別子の表示とをＧＵＩを介しユーザに表示する。その後、ユーザは、ＧＵＩを介しアーカイブのデータ要素の１以上の表示を要求するかもしれず、データ要素は、閲覧、印刷、着脱可能な媒体への複製又は処理可能である。

図５は、本発明によるグラフィカルユーザインタフェース（ＧＵＩ）５１０の一実施例の図である。ＧＵＩ５１０は、クライアント１３０におけるユーザがＣＡＳシステム１１０とやりとりすることを可能にするため、ＣＡＳインタフェース１３２により生成される。ＧＵＩ５１０は、以下に限定されるものでないが、ナビゲーションペイン５２０、プレビューペイン５３０及び識別子ペイン５４０を含む。ナビゲーションペイン５２０は、プレビュー５３２がプレビューペイン５３０に表示されているデータ要素を含むアーカイブの名前を表示する。ナビゲーションペイン５２０は、アーカイブにいくつのバージョンが含まれているか、すなわち、異なるいくつかのデータ要素がアーカイブに関連付けされているか示し、現在表示されているアーカイブの異なるバージョンのプレビュー間をユーザがナビゲートすることを可能にするボタン５２２，５２４を含む。識別子ペイン５４０は、プレビューペイン５３０に現在表示されているプレビュー５３２に対応するデータ要素のコンテンツ識別子表示５４２と、プレビュー５３２に対応するバージョンの識別情報とを表示する。図５の実施例では、コンテンツ識別子表示５４２は、コンテンツ識別子から導出される２６文字の英数字文字列である。プレビュー５３２とコンテンツ識別子表示５４２とを表示することによって、ＣＡＳインタフェース１３２は、データ要素のコンテンツが真性であること、すなわち、抽出されたデータ要素がＣＡＳシステム１１０に格納されたデータ要素と完全に同一であるという確認をユーザに提供する。ＧＵＩ５１０はまた、ユーザがデータ要素を閲覧、印刷、複製又は処理することを可能にするツールバー（図示せず）を有してもよい。

図６は、本発明によるグラフィカルユーザインタフェース（ＧＵＩ）６１０の他の実施例の図である。ＧＵＩ６１０は、クライアント１３０におけるユーザがＣＡＳシステム１１０とやりとりすることを可能にするため、ＣＡＳインタフェース１３２により生成される。ＧＵＩ６１０は、以下に限定されるものでないが、ナビゲーションペイン６２０、プレビューペイン６３０及び識別子ペイン６４０を含む。ナビゲーションペイン６２０は、プレビュー６３２がプレビューペイン６３０に表示されているデータ要素を含むアーカイブの名前を表示する。ナビゲーションペイン６２０は、アーカイブにいくつのバージョンが含まれているか、すなわち、異なるいくつかのデータ要素がアーカイブに関連付けされているか示し、現在表示されているアーカイブの異なるバージョンのプレビュー間をユーザがナビゲートすることを可能にするボタン６２２，６２４を含む。識別子ペイン６４０は、プレビューペイン６３０に現在表示されているプレビュー６３２に対応するデータ要素のコンテンツ識別子表示６４４と、プレビュー６３２に対応するバージョンの識別情報とを表示する。図６の実施例では、コンテンツ識別子表示６４４は、コンテンツ識別子から導出されたバーコードである。プレビュー６３２とコンテンツ識別子表示６４４の双方を表示することによって、ＣＡＳインタフェース１３２は、データ要素のコンテンツが真性であること、すなわち、抽出されたデータ要素がＣＡＳシステム１１０に格納されたデータ要素と完全に同一であるという確認をユーザに提供する。ＧＵＩ６１０はまた、ユーザがデータ要素を閲覧、印刷、複製又は処理することを可能にするツールバー（図示せず）を有してもよい。

本発明が、具体的な実施例を参照して上述された。しかしながら、添付した請求項に与えられるような本発明のより広範な趣旨及び範囲から逸脱することなく、各種改良及び変更が可能であることは明らかであろう。上記説明及び図面は、限定的でなく例示的な意味で考慮されるべきである。

Claims

データ要素を抽出するリクエストを受け付けるステップと、
前記データ要素の格納されているコンテンツ識別子を決定するステップと、
前記格納されているコンテンツ識別子に係る格納位置を特定するステップと、
前記格納位置に格納されているデータ要素を抽出するステップと、
前記抽出されたデータ要素の第２のコンテンツ識別子を計算するステップと、
前記格納されているコンテンツ識別子と前記第２のコンテンツ識別子とを比較するステップと、
前記格納されているコンテンツ識別子と前記第２のコンテンツ識別子とが一致する場合、表示すべき前記抽出されたデータ要素のプレビューと前記格納されているコンテンツ識別子の表示とをユーザに提供するステップと、
を有する方法。
前記第２のコンテンツ識別子を計算するステップは、前記抽出されたデータ要素のコンテンツに暗号化アルゴリズムを適用する、請求項１記載の方法。
前記格納されているコンテンツ識別子は、前記暗号化アルゴリズムを用いて生成されたものである、請求項２記載の方法。
前記格納されているコンテンツ識別子の表示は、前記格納されているコンテンツ識別子から導出された英数字文字列である、請求項１記載の方法。
前記格納されているコンテンツ識別子の表示は、前記コンテンツ識別子から導出されたグラフィカル表示である、請求項１記載の方法。
前記抽出されたデータ要素のプレビューは、アーカイブに係る複数のプレビューの１つである、請求項１記載の方法。
コンテンツストレージに対するデータ要素の格納及び抽出を制御するよう構成されるＣＡＳマネージャと、
前記コンテンツストレージから抽出されたデータ要素のプレビューと、前記データ要素に係るコンテンツ識別子表示とをユーザに同時に表示するよう構成されるＣＡＳインタフェースと、
前記ＣＡＳマネージャと前記ＣＡＳインタフェースと通信するよう構成されるＣＡＳアプリケーションと、
を有するシステム。
前記ＣＡＳマネージャは、データ要素のコンテンツ識別子を生成するため、前記データ要素のコンテンツに暗号化アルゴリズムを適用するコンテンツ識別子生成手段を有する、請求項７記載のシステム。
前記ＣＡＳマネージャはさらに、抽出されたデータ要素の第２のコンテンツ識別子を計算するよう構成され、
前記ＣＡＳアプリケーションはさらに、前記データ要素のコンテンツが真性であることを確認するため、前記第２のコンテンツ識別子と前記データ要素の格納されているコンテンツ識別子とを比較するよう構成される、請求項７記載のシステム。
前記ＣＡＳマネージャは、前記第２のコンテンツ識別子を計算するため、前記抽出されたデータ要素のコンテンツに暗号化アルゴリズムを適用するよう構成されるコンテンツ識別子生成手段を有する、請求項９記載のシステム。
前記ＣＡＳマネージャはさらに、前記コンテンツストレージに格納されるデータ要素のコンテンツ識別子を計算するよう構成される、請求項７記載のシステム。
前記ＣＡＳアプリケーションはさらに、データ要素と該データ要素に係るコンテンツ識別子とのプレビューの格納を管理するよう構成される、請求項７記載のシステム。
前記プレビューは、アーカイブに係る複数のプレビューの１つである、請求項７記載のシステム。
前記ＣＡＳインタフェースはさらに、ユーザが表示のため前記アーカイブの複数のプレビューの何れか１つを選択することを可能にするグラフィカルユーザインタフェースを提供するよう構成される、請求項１３記載のシステム。
データ要素を抽出するリクエストを受け付けるステップと、
前記データ要素の格納されているコンテンツ識別子を決定するステップと、
前記格納されているコンテンツ識別子に係る格納位置を特定するステップと、
前記格納位置に格納されているデータ要素を抽出するステップと、
前記抽出されたデータ要素の第２のコンテンツ識別子を計算するステップと、
前記格納されているコンテンツ識別子と前記第２のコンテンツ識別子とを比較するステップと、
前記格納されているコンテンツ識別子と前記第２のコンテンツ識別子とが一致する場合、表示すべき前記抽出されたデータ要素のプレビューと前記格納されているコンテンツ識別子の表示とをユーザに提供するステップと、
をコンピュータに実行させる命令を格納するコンピュータ可読媒体。
前記第２のコンテンツ識別子を計算するステップは、前記抽出されたデータ要素のコンテンツに暗号化アルゴリズムを適用する、請求項１５記載のコンピュータ可読媒体。
前記格納されているコンテンツ識別子は、前記暗号化アルゴリズムを用いて生成されたものである、請求項１６記載のコンピュータ可読媒体。
前記格納されているコンテンツ識別子の表示は、前記コンテンツ識別子から導出された英数字文字列である、請求項１５記載のコンピュータ可読媒体。
前記格納されているコンテンツ識別子の表示は、前記コンテンツ識別子から導出されたグラフィカル表示である、請求項１５記載のコンピュータ可読媒体。
前記抽出されたデータ要素のプレビューは、アーカイブに係る複数のプレビューの１つである、請求項１５記載のコンピュータ可読媒体。