JP2010511582A - 長いむだ時間を有するプロセスのためのファジー論理制御 - Google Patents

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Abstract

長いむだ時間を有するプロセスを制御するための制御システム、方法及びコンピュータプログラム製品が提供される。発明にしたがう実施形態によって制御され得るプロセスの一例はガラス製造プロセスであり、原材料が炉に入るレートを制御することによってガラス製造プロセス中に炉内の溶融原材料及び溶融中原材料の液面レベルを制御するためにファジー論理が用いられる。

Description

本発明は、全般的には、変動する長いむだ時間(時間遅延)を有するプロセスの制御に関し、さらに詳しくは、プロセス変動を低減するためにファジー論理制御(FLC)を用いる、変動する長いむだ時間を有するプロセスの制御に関する。
ガラス製造は、原材料が高温で、続いて仕上前の製品を提供するに適する成形プロセスを通して搬送される、均一な融液に転換されるプロセスとして表すことができる。ガラス溶融プロセスの一例は、溶融炉(プリメルト)、清澄化チャンバ(ファイナー)及び少なくとも攪拌チャンバを備えるガラス搬送システムを含む。ガラス溶融炉、すなわちプリメルトは全ガラス製造プロセスにおいて重要なコンポーネントである。プリメルトレベル(炉内の溶融材料及び溶融中の材料の液面レベル)は一般に手動でスクリューフィードレートを変えることによって制御される。スクリューフィーダーはプリメルト炉に入っていくバッチ(原材料)の量の調節を担当する。多くのガラス製造プロセスは、手動制御を可能にするに十分にプロセスが低速であるため、及び、十分なモデルをつくるにはプロセスが複雑すぎて、汎用モデルベース制御システム設計の適用が阻まれるため、手動で制御される。しかし、より厳しい顧客仕様に応じるガラス製品を供給するためには、ガラス製造プロセスを、さらに厳しい許容差及びさらに小さな実質変動に、制御できることが望ましい。
したがって、それらのいくつかを上述した、技術上見られる難題の多くを解決する、プリメルトプロセスを制御する方法及びシステムが必要とされている。
上述した難題のいくつかを解決するための方法は、先進制御技術の使用を採用することである。本発明にしたがう一実施形態は、変動する長いむだ時間(出力が入力の変化に応答するにかかる時間)を有するプロセスにおけるプリメルトレベル変動を制御するための、ファジー論理コントローラ(FLC)によるファジー論理制御と称される、先進制御方策の使用である。
本発明の一態様は長いむだ時間を有するプロセスを制御するためのシステムを含む。システムはコントローラで制御されるアクチュエータを備える。アクチュエータはガラス製造プロセスにおいてプリメルト炉に原材料が入るレートを調節するために用いられる。システムは液面レベルセンサも備える。液面レベルセンサはプリメルト炉内の溶融原材料の液面レベルを検出する。システムはさらに、液面レベルセンサ及びコントローラに動作可能な態様で接続されたファジー論理コントローラを備える。ファジー論理コントローラはプリメルト炉内の溶融原材料の液面レベルを示す液面レベル信号を液面レベルセンサから受取り、液面レベル信号に基づいてファジー論理ルールにしたがいコントローラに制御信号を送ることによってレートを調節する。
一態様において、システムはさらに、プリメルト炉内の溶融材料の液面レベルが液面レベル設定点からの許容範囲をこえるとレートが調整されるような、液面レベル設定点及び許容範囲を有する。
システムの一態様において、ファジー論理コントローラはさらにファジー化インターフェースを有する。ファジー化インターフェースは、入力変数について値を測定し、その入力変数を分類し、その入力変数を言語表現に変換する。ファジー論理コントローラはさらに、言語制御ルール集合及びファジーデータ操作ルール集合を定めるために用いられる定義を収めるデータベース、及び言語制御ルール集合によりドメインエキスパートの制御達成目標及び制御ポリシーの特徴を定めるルールベースを含む、知識ベースを有する。ファジー論理コントローラは推論エンジンも有する。推論エンジンは、ファジー論理に基づいて人間の意思決定をシミュレートし、ファジーデータ操作ルール集合に基づいてファジー制御行動を推論するように構成される。システムのファジー論理コントローラはさらに、出力変数を分類し、言語制御ルール集合から正確な変数を得るために非ファジー化の機能を実施する、非ファジー化インターフェースを有する。
本発明にしたがうまた別の態様は、長いむだ時間を有するガラス製造プロセスの制御方法である。方法は、ガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルに対する液面レベル設定点及び許容範囲を確立する工程を含む。溶融原材料の液面レベルが許容範囲内にあるか否かが判定される。液面レベルが許容範囲内になければ、値(e)が液面レベルと液面レベル設定点の間の差に対して決定され、値(de)が溶融材料の液面レベルの変化率に対して決定され、値(e及びde)がファジー化インターフェースによって言語表現に変換され、とるべき言語制御行動が言語表現をファジー論理ルール集合に適用することによって決定され、言語制御行動が非ファジー化インターフェースによってレート制御信号に変換され、レート制御信号がアクチュエータを制御するコントローラに送信される。アクチュエータは、ガラス製造プロセスにおいてプリメルト炉に原材料が入るレートを調節するために用いられる。
本発明にしたがう別の態様は、長いむだ時間を有するプロセスを制御するための作業を処理するための、コンピュータ装置のプロセッサによって実行可能なコードからなるコンピュータプログラム製品を含む。コンピュータプログラム製品は、ガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルに対する液面レベル設定点及び許容範囲を受け取るように及びガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルが許容範囲内にあるか否かを判定するように構成された、第1の実行可能コード部分を有する。液面レベルが許容範囲になければ、液面レベルと液面レベル設定点の間の差に対する値(e)及び液面レベル変化率に対する値(de)を決定し、これらの値を言語表現に変換する、第2の実行可能コード部分が実行される。言語表現をファジー論理ルール集合に適用することによってとるべき言語制御行動を決定し、アクチュエータを制御するコントローラに送信されるように構成されたレート制御信号に言語制御行動を変換する、第3の実行可能コード部分が実行される。アクチュエータはガラス製造プロセスにおいてプリメルト炉に原材料が入るレートを調節するために用いられる。
本発明のさらなる利点は、ある程度は以下の説明に述べられ、ある程度は説明から明らかであろうし、あるいは本発明の実施によって習得され得る。上述の全般的説明及び以下の詳細な説明がいずれも例示及び説明に過ぎず、本発明の限定ではないことは当然である。
図1Aは好ましい実施形態の態様を実施するために用いることができる例示的コンピュータ装置を示す。 図1Bは本発明にしたがう実施形態に用いることができる、図1Aに示される態様の処理システムの、別の実施形態である。 図2は本発明にしたがう一実施形態におけるガラス製造システムの例示的実施形態を示す。 図3Aは本発明の態様を実施するために用いることができる例示的なファジー論理コントローラ(FLC)の概略構造のブロック図を示す。 図3Bはガラス製造プロセスにおける溶融材料及び溶融中材料の槽内液面レベルを制御するように構成されたFLCの図である。 図4Aはある言語表現を有する、e,de及びdFに対する例示的なメンバシップ関数を示す。 図4Bはある言語表現を有する、e,de及びdFに対する別の例示的なメンバシップ関数を示す。 図4Cはある言語表現を有する、e,de及びdFに対するまた別の例示的なメンバシップ関数を示す。 図5は例示的なFLCに対する例示的ファジー論理ルールを示す。 図6は本発明にしたがう一実施形態において長いむだ時間を有するガラス製造プロセスを制御する例示的方法を説明するフローチャートである。
本明細書に組み入れられ、本明細書の一部をなす、添付図面は本発明のいくつかの態様を示し、記述とともに、本発明の原理の、限定ではなく、説明に役立つ。本明細書に用いられる同様の参照符号はいくつかの図面を通して同様の要素を示す。
本発明は、以下の本発明の詳細な説明及び詳細な説明に含まれる実施例を参照し、図面並びに既述及び後述の説明を参照することによって一層容易に理解され得る。
本発明のシステム、物品、デバイス及び/または方法の開示及び説明の前に、本発明が特定のシステム、特定のデバイスまたは特定の方法論に、そのようなものは当然変わり得るから、限定されないことは当然である。本明細書に用いられる術語/用語は特定の実施形態を説明することだけが目的とされ、限定する目的はないことも当然である。
本発明の以下の説明は、最善の、現在知られている実施形態において本発明の教示を可能にするように提供される。この目的に対し、当業者であれば、本明細書に説明される本発明の様々な態様に多くの変更がなされ得るがそれでも本発明の有益な結果を得られることを認め、理解するであろう。本発明の望ましい恩恵の内のいくつかが本発明の特徴の内のいくつかを選択することにより、他の特徴は用いずに、得られることも明らかであろう。したがって、当業者であれば、本発明に多くの改変及び翻案が可能であり、いくつかの状況においては望ましくさえあり、本発明の一部であることを認めるであろう。したがって、以下の説明は、本発明の限定ではなく、本発明の原理の説明として提供される。
本明細書及び添付される特許請求の範囲に用いられるように、単数形の冠詞、‘a’,‘an’及び‘the’は、そうではないことが別に明白に規定されていない限り、複数の指示対象を含む。すなわち、例えば、「反射器」への言及は、そのような反射器等を2つ以上含み、他も同様である。
本明細書において、範囲は‘「約」1つの特定値’から、及び/または‘「約」別の特定値’までのように表され得る。範囲がそのように表される場合、別の実施形態はその1つの特定値から及び/またはその別の特定値までを含む。同様に、先行詞「約」の使用により値が近似値として表されていれば、その特定の値が別の実施形態をなすことは理解されるであろう。さらに、範囲のそれぞれの端点が、他方の端点との関係でも、他方の端点とは独立にも、有意であることは理解されるであろう。本明細書には多くの値が開示され、それぞれの値が、その特定の値自体だけでなく、‘「約」その特定の値’としても、本明細書に開示されることも理解される。例えば、値‘10’が開示されていれば、‘約10’も開示されている。ある値が開示されている場合は、当業者には適切に理解されるように、‘その値以下’、‘その値以上’及び値間の可能な範囲も開示されることも理解される。例えば、値‘10’が開示されれば、‘10以下’も‘10以上’も開示される。本出願全体を通して、データは多くの様々なフォーマットで与えられ、このデータは始点及び終点、並びにデータ点のいずれかの組合せに対する範囲を表すことも理解される。例えば、特定のデータ点‘10’及び特定のデータ点‘15’が開示されれば、10及び15より大きい、10及び15以上、10及び15未満、10及び15以下、並びに10及び15に等しいも、10と15の間も、開示されていると見なされることは理解される。2つの特定の構成単位の間のそれぞれの構成単位も開示されることも理解される。例えば、10及び15が開示されれば、11,12,13及び14も開示される。
「必要(状況)に応じる」または「必要(状況)に応じて」は引き続いて記述されるイベントまたは状況がおこり得るかまたはおこり得ないことを意味し、そのイベントまたは状況がおこる例及びおこらない例をその記述が含むことを意味する。
当業者には理解されるであろうように、本発明にしたがう実施形態は、方法、データ処理システムまたはコンピュータプログラム製品として実施され得る。したがって、一実施形態は、完全なハードウエア実施形態、完全なソフトウエア実施形態またはソフトウエア態様とハードウエア態様の組合せ実施形態の形態をとることができる。さらに、好ましい実施形態の実施は、コンピュータ読出可能プログラム命令(例えばコンピュータソフトウエア)がコンピュータ読出可能記憶媒体に埋め込まれた、コンピュータ読出可能記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。さらに詳しくは、好ましい実施形態の実施は、ウエッブ実行コンピュータソフトウエアの形態をとることができる。ハードディスク、CD-ROM、光記憶デバイスまたは磁気記憶デバイスを含む、適するいかなるコンピュータ読出可能記憶媒体も利用することができる。
本発明にしたがう実施形態は、本発明の実施形態にしたがう方法、装置(すなわちシステム)及びコンピュータプログラム製品のブロック図及びフローチャート図を参照して、以下に説明される。ブロック図及びフローチャート図のそれぞれのブロック及び、ブロック図及びフローチャート図のそれぞれの、ブロックの組合せがコンピュータプログラム命令として実施され得ることは理解されるであろう。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータ処理装置上で実行される命令がフローチャートの1つまたは複数のブロックに指定される機能を実施するための手段を生成するようなマシンを構成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはその他のプログラマブルデータ処理装置上にロードすることができる。
これらのコンピュータプログラム命令は、フローチャートの1つまたは複数のブロックに指定される機能を実施するためのコンピュータ読出可能命令を含む製品をコンピュータ読出可能メモリに格納された命令が構成するような、特定の態様で機能するようにコンピュータまたはその他のプログラマブルデータ処理装置に指令することができる、コンピュータ読出可能メモリに格納することもできる。コンピュータプログラム命令は、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータ処理装置上にロードして、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータ処理装置上で実行される命令がフローチャートの1つまたは複数のブロックに指定される機能を実施するためのステップを提供するような、コンピュータ実装プロセスを構成するためのコンピュータまたはその他のプログラマブルデータ処理装置上で実施されるべき一連の操作ステップを生じさせることもできる。
したがって、ブロック図及びフローチャート図のブロックは、指定された機能を実施するための手段の組合せ、指定された機能を実施するためにステップの組合せ及び指定された機能を実施するためのプログラム命令手段の組合せをサポートする。ブロック図及びフローチャート図のそれぞれのブロック並びにブロック図及びフローチャート図のブロックの組合せが、指定された機能またはステップを実施する専用ハードウエアベースコンピュータシステムによるかあるいは専用のハードウエアとコンピュータ命令の組合せによって、実施され得ることも理解されるであろう。
本明細書で参照される実施形態において、「コンピュータ」、「コンピュータ装置」、「コントローラ」または「サーバ」への言及がなされ得る。そのようなコンピュータは、例えば、メインフレーム、デスクトップ、ノートブックまたはラップトップ、データ収集/格納デバイスのような小型携帯デバイスとすることができ、あるいは、例えば制御システムの一部としてのコントローラのような、別の装置内に包含された処理装置とすることができる。いくつかの例において、コンピュータはネットワークを介してデータまたはプロセッサにアクセスするために用いられる「ダム」ターミナルまたはコントローラのような処理能力が限られた装置とすることができる。図1Aを参照すれば、本発明にしたがう実施形態の態様を実施するために用いられ得る、コンピュータ装置の一実施形態が示されている。図1Aにおいて、マイクロプロセッサのような、プロセッサ1が定められたステップを実施するためのソフトウエア命令を実行するために用いられる。プロセッサは電源17から電力を受け取り、電源17は必要に応じてその他のコンポーネントにも電力を供給する。プロセッサ1は、一般に(例えば並列の)16ビット幅または32ビット幅のデータバス5を用いて通信する。データバス5は、一般に、プロセッサとメモリの間でデータ及びプログラム命令を搬送するために用いられる。本実施形態において、メモリは、動作中にのみ内容を保持するRAMまたはその他の形態である一次メモリと見なすことができ、あるいはメモリ内容を常時保持する、ROM,EPROM,EEPROM,FLASHまたはその他のタイプのメモリのような、不揮発性メモリ3とすることができる。メモリは、大量のデータを格納する、ディスク記憶装置のような、二次メモリ4とすることもできよう。いくつかの実施形態において、ディスク記憶装置は、代りにI/Oバス6を用いるかまたは専用バス(図示せず)を用いてプロセッサと通信することができる。二次メモリは、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、コンパクトディスク、DVD、またはコンピュータ技術の当業者には既知の別のいずれかのタイプの大容量型記憶装置とすることができる。
プロセッサ1はI/Oバス6を用いて様々な周辺装置または外部装置とも通信する。本実施形態において、周辺I/Oコントローラ7は、RS-232,RS-422,DIN,USBまたは、様々な入力/出力デバイスをインターフェースするに適するような、その他のインターフェースを提供するために用いられる。代表的な入力/出力デバイスには、ローカルプリンタ18,モニタ8,キーボード9及びマウス10またはその他のタイプのポインティングデバイス(例えば、トラックボール、トラックパッド、ジョイスティック、等)がある。
プロセッサ1は一般に通信I/Oコントローラ11を用いて外部通信ネットワークとも通信し、X.25,ISDN,DSL,ケーブルモデム等のようなデータ通信指向プロトコル12のような様々なインターフェースを用いることができる。通信コントローラ11には標準電話回線13とインターフェース及び通信するためのモデム(図示せず)を組み込むこともできる。最後に、通信I/OコントローラにはLANを通じて通信するためのイーサネット(登録商標)インターフェース14を組み込むことができる。これらのインターフェースのいずれも、インターネット、イントラネット、LANまたはその他のデータ通信設備のような、広域ネットワークにアクセスするために用いることができる。
最後に、プロセッサ1は、例えば、IEEE802.1プロトコル、802.15.4プロトコルまたは、CDMA2000 1xEV-DO,GPRS,W-CDMAまたはその他のプロトコルのような、標準3G無線遠距離通信プロトコルの内の1つを用いて別のデバイスと無線通信するために、アンテナ15に動作可能な態様で接続された無線インターフェース16と通信することができる。
用いられ得る処理システムの別の実施形態が図1Bに示される。本実施形態においては、ローカルクライアントコンピュータ26aまたはリモートクライアントコンピュータ26bと通信するサーバ20を備える、分散型通信/処理アーキテクチャが示される。サーバ20は一般に、二次メモリの形態として見ることができ、一次メモリ24の形態としても見ることができる、データベース22と通信するプロセッサ21を有する。プロセッサは、一般にLAN25とインターフェースするI/Oコントローラ23を用いて外部デバイスとも通信する。LANはネットワークプリンタ28及びローカルクライアントコンピュータ26aとのローカル接続機能を提供できる。これらはサーバと同じ施設内に配置することができるが、同じ部屋内である必要はない。リモートデバイスとの通信は一般に、LAN25からのデータを、通信設備を通じて、インターネットのような、広域ネットワーク27に回送することによって達成される。リモートクライアントコンピュータ26bは、リモートクライアント26bが広域ネットワーク27を介し、LAN25を通じてサーバ20にデータを送信することにより、必要に応じてサーバと対話できるように、ウエブブラウザを実行することができる。
データネットワーク構築技術の当業者であれば、その他の多くの別の形態及びアーキテクチャが可能であり、本発明にしたがう実施形態を実施するために用いられ得ることを認めるであろう。図1A及び1Bに示される実施形態は様々な流儀で改変することができ、そのような改変形態は特許請求される本発明の範囲内にある。
概要
ガラス製造は、原材料が高温で、仕上前の製品を提供するに適する成形プロセスを通して搬送される、均一な融液に転換されるプロセスとして表すことができる。図2に示されるような一実施形態において、ガラス製造プロセスは、プリメルト202と呼ばれる、溶融炉、ファイナー204と呼ばれる、清澄化チャンバ及び、例えば、ファイナー−攪拌チャンバ(FSC)206,攪拌チャンバ208,攪拌チャンバ−ボウル(図2に示さず)及びボウル並びに立下り管(同じく図2に示さず)を備えるガラス搬送システムを含む。一例示実施形態において、成形プロセスは、当業者には知られているような、フージョンダウンドロー(またはオーバーフロー)プロセスによって行われる。
溶融は、プリメルト202内でおこり、固体成分または結晶成分が含まれていない溶融混合物に原材料(バッチ)が転化される、熱プロセスである。ファイナー202内でおこる、清澄化はガラスから気泡を除去するプロセスである。図2の実施形態に示されるようなプロセスの設計のため、プリメルト202内の溶融ガラスの液面レベルは一般に、ファイナー204内及びプロセスの他のパーツ内の液面レベルと同じである。したがって、理論的には、プリメルト202またはファイナー204内のいずれで測られた液面レベルも同じ情報を提供する。しかし、一般制御理論の下で、測定点が作動デバイスに近いほど、測定値が作動デバイスの変化に一層迅速に応答するから、制御が一層良好になる。図2の例においては、ファイナー204の後でFSC206の直前に液面レベルセンサが配置され、したがって、プリメルト202に原材料を供給するための作動デバイス(例えばスクリューフィーダー)が変化する(例えばスクリューフィードレート(SFR)が変化する)時点と溶融ガラスの液面レベルが応答する時点の間に、むだ時間として知られる、遅延がある。しかし、プロセスのいずれの場所への液面レベルセンサの配置も本発明の範囲内で考えられることは当然である。
本発明にしたがう態様は、長いむだ時間を有するプロセスを制御するための制御システム、方法及びコンピュータプログラム製品を提供する。本発明にしたがう実施形態による制御が可能なプロセスの例はガラス製造プロセスであるが、長いむだ時間を有する他のプロセスも本発明にしたがう範囲内で考えられる。図3Aは、本発明の態様を実施するために用いることができる例示的なファジー論理コントローラ(FLC)の概略構造のブロック図を示す。図3Aの実施形態に示されるように、FLC300は4つのコンポーネントを有する。1つのコンポーネントはファジー化インターフェース302である。ファジー化インターフェース302は入力変数(STA)の値を測定し、入力変数を分類し、入力データを適する言語値に変換するファジー化の機能を実施する。FLC300の別のコンポーネントは知識ベース304である。知識ベース304は一般に、定義を与え、FLC300における言語制御ルール及びファジーデータ操作を定めるために用いられる、データベースと、言語制御ルール集合を用いることでドメインエキスパートの制御達成目標及び制御ポリシーを、特徴を定める、ルールベースの2つの構成要素を有する。FLC300の別のコンポーネントは推論エンジン306である。推論エンジン306はファジー情報(FUZIN)を受け取り、ファジー概念及びファジー論理におけるファジー関係及び推論ルールを用いる推論ファジー制御行動(FUZAC)に基づいて、人間の意思決定をシミュレートするように構成される。図3AのFLC300のまた別のコンポーネントは非ファジー化インターフェース308である。非ファジー化インターフェース308は、出力変数を分類し、非ファジー化の機能を実施して、ファジー制御から正確な値を得る。非ファジー化インターフェース308には、例えば、最大値法、面積法及び重心法のような、様々な非ファジー化方法が用いられている。
本発明にしたがう一実施形態において、FLC300は、プロセス(PRO)に材料を供給する作動デバイスに対して、非ファジー化機能に続く非ファジー制御インクリメント(NONFUSCON)を発生する。例えば、FLC300はスクリューフィードレート(SFR)についてのインクリメント信号をスクリューフィーダーに供給することができる。ファジー論理制御のためのルールはプロセスの手動制御中の人間の意思決定の観察から導くことができる。例えば、プロセスエンジニア及びライン作業者を観察することができ、プロセスに変更が必要になったときを理解するために手動制御中にデータを収集して解析することができる。
図3Bはガラス製造プロセスにおける溶融材料及び溶融中材料の槽内液面レベルを制御するように構成されたFLC300の図である。図3Bに示されるように、ガラス製造プロセスにおける溶融材料及び溶融中材料の液面レベルを測定し、液面レベル測定値を信号に変換するように構成された液面レベルセンサ310からの1つ以上の信号として、FLCのファジー化インターフェース302への入力が受け取られる。液面レベルセンサは確立された設定点を有し、測定値と設定点の値の間の差についての値を決定するようにも構成される。FLC300のファジー化インターフェース302への入力は、[レベル設定点−レベル測定値]であるレベル誤差(e)及びレベル誤差の変化(de)が含まれる。FLC300からの出力はSFRの%変化(dF)とすることができる。本例において、e,de及びdFに対するメンバシップ関数は三角形であると仮定され、ファジーパーティション及びルールベースの生成は観察された手動ルールから導かれた。e及びdeは言語表現に分割される。これらの言語表現は、例えば、正で大(PB)、正で中(PM)、正で小(PS)、ゼロ(ZE)、負で大(NB)、負で中(NM)及び負で小(NS)とすることができる。入力変数に用いられる言語項の数はファジー制御ルールの数を定める。ここで、例えば、2つの入力変数(e及びde)と7つの言語項があれば、ルール数は7=49になる。dFも、例えば、正で大(PB)、正で中(PM)、正で小(PS)、ゼロ(ZE)、負で大(NB)、負で中(NM)及び負で小(NS)、負で大大(NBB)及び正で大大(PBB)のような、言語表現に分割することができる。
入力変数e及びdeはファジー化インターフェース302によって言語表現に変換され、その言語表現に対して、知識ベース304と協同してはたらく推論エンジン306により、それぞれのメンバシップ関数に基づいてファジー論理ルールが決定される。
図4A〜4Cは、上述した言語表現を有するe,de及びdFに対する例示的なメンバシップ関数を示す。ルールベースはe及びdeの関数としての出力dFの言語表現であり、プロセスの作業者の経験及び手動ルールの結果から得られる。制御エンジニアのプロセスに関する知識が豊富であるほど、コントローラの性能は一層高くなる。例示的なルールには、「eがZEかつdeがZEであれば、dFはZEである」があり得る。さらなる例示的なファジー論理ルールが例示的FLCについて図5に示される。
図5のルールによって表される例示的FLCは49のルールを有する。これらのルールに基づく推論は、近似推論法の一種の、ファジー推論により実施される。例えばe(k)及びde(k)は第kステップにおけるFLCへの入力である。クリスプ入力がファジー化インターフェースによってファジー化され、知識ベース及び推論エンジンに基づく積推論が用いられる。例えば、e,de及びdFの第iルールのファジー集合のそれぞれがA,B及びCと表され、変数e,de及びdFがそれぞれx,y及びzと表されれば、第kサンプリングステップにおける第iルールの真値は、
Figure 2010511582
で与えられる。
ここで∧はmin演算子である。ファジー関係の積演算ルールを用いれば、出力ファジー集合Cは、
Figure 2010511582
として計算される。ここでmはルールのクラス数である。与えられたe及びdeに対してファジー論理ルール(dF)が選択されると、言語ルールは、スクリューフィーダーのようなデバイスを制御するように構成された信号に「非ファジー化」される。図5に示されるように、例示的な言語ルールにはNBB, NB, NA, NS, ZE等がある。ファジールールはクリスプ値に変換することができる。例えば、選ばれる非ファジー化方針は、
Figure 2010511582
で与えられる重心とすることができる。ここでdFはファジー推論のクリスプ結果である。それぞれのサンプリング時kにおいて、フローブリッジに対する設定点が更新される。しかし、最大値法及び面積法のような他の非ファジー化法も本発明の範囲内で考えられる。非ファジー化は非ファジー化インターフェース308によって行われる。
図3Bを再び参照すれば、非ファジー化インターフェースからのクリスプ値が、例えばスクリューフィードレートコントローラ312のようなアクチュエータを制御するための制御信号として用いられる。スクリューフィードレートコントローラ312は、プリメルト炉に入る原材料のレートを制御する。
図6は、本発明にしたがう一実施形態における、長いむだ時間を有するガラス製造プロセスの制御方法の例を表すフローチャートである。プロセスのステップ602はガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルに対する液面レベル設定点及び許容範囲を確立する工程を含む。液面レベル設定点及び許容範囲は手動制御プロセスの観察によって確立することができ、プロセス変動を低めるために調節することができる。一例示的実施形態において、ガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルに対する液面レベル設定点及び許容範囲の確立工程は、液面レベル設定点から±1インチ(25.4mm)未満の許容範囲を含む。ステップ604において、ガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルが決定される。これは、例えば液面レベルセンサによって行うことができる。ステップ606は、ガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルが許容範囲内にあるか否かを判定する工程を含む。工程606における結果(あれば「Y」,なければ「N」)が次のステップを決定する。ステップ606において、液面レベルが許容範囲内になければ(すなわち、結果が「N」であれば)、ステップ608において、液面レベルと液面レベル設定点の間の差に対して値(e)が決定される。ステップ610において、ガラス製造プロセスにおける材料の液面レベルの変化率に対して値(de)が決定される。
ステップ612において、値(e及びde)が言語表現に変換される。この言語表現変換はファジー論理コントローラのファジー化インターフェースによって行うことができる。ステップ614において、言語表現をファジー論理ルール集合に適用することによって言語制御行動が決定される。ステップ616において、言語制御行動が制御信号に変換される。この変換はファジー論理コントローラの非ファジー化インターフェースで行うことができる。ステップ618において、制御信号が制御装置に送信される。例えば、アクチュエータを制御するコントローラにレート制御信号を送信することができ、アクチュエータはガラス製造プロセスにおいてプリメルト炉に原材料が入るレートを調節するために用いられる。一例示的実施形態において、アクチュエータを制御するコントローラへのレート制御信号の送信は、スクリューフィーダーを制御するコントローラへのレート制御信号の送信を含む。ステップ606に戻り、ガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルが許容範囲内にあれば(すなわち、結果が「Y」であれば)、プロセスはステップ604に戻る。プロセスはステップ620で終了する。ガラス製造プロセスにおいて、プリメルト炉に原材料が入るレートの変化に対してプリメルト炉内の溶融原材料の液面レベルが非線形に応答し得ること、及びそのような応答が本発明の範囲内で考えられることは当然である。
上述したプロセスが、図1A及び1Bで説明したようなプロセッサ上で動作可能な、1つ以上の実行可能なコード部分にプログラムされたアルゴリズムとして取り込まれ得ること、及び、例えば、CD-ROM、固体記憶装置及び信号のような、1つ以上のコンピュータ読出可能媒体の形態で格納または送信され得ることは当然である。
本発明のいくつかの態様を上記明細に開示したが、上記説明及び付帯する図面に提示された教示の恩恵を有する、本発明の多くの改変及びその他の態様が、本発明が関わる当業者に思い浮かぶであろうことが、当業者には当然である。したがって、上に開示された特定の態様に本発明が限定されず、多くの改変及びその他の態様が添付される特許請求の範囲内に包含されるとされることは当然である。さらに、本明細書に、また添付される特許請求の範囲にも、特定の術語/用語が用いられていれるが、それらの術語/用語は、説明した本発明を限定する目的のためではなく、一般的かつ説明的な意味で用いられているに過ぎない。
1,21 プロセッサ
2,24 一次メモリ
3 不揮発性メモリ
4 二次メモリ
5 データバス
6 I/Oバス
7 周辺I/Oコントローラ
8 モニタ
9 キーボード
10 マウス
11 通信I/Oコントローラ
12 データ通信指向プロトコル
13 標準電話回線
14 「イーサネット」インターフェース
15 アンテナ
16 無線インターフェース
17 電源
18 ローカルプリンタ
20 サーバ
22 データベース
23 I/Oコントローラ
25 LAN
26a ローカルクライアントコンピュータ
26b リモートクライアントコンピュータ
27 広域ネットワーク
28 ネットワークプリンタ
202 プリメルト
204 ファイナー
206 ファイナー−攪拌チャンバ(FSC)
208 攪拌チャンバ
300 ファジー論理コントローラ(FLC)
302 ファジー化インターフェース
304 知識ベース
306 推論エンジン
308 非ファジー化インターフェース
310 液面レベルセンサ
312 スクリューフィードレートコントローラ

Claims (10)

  1. 長いむだ時間を有するプロセスを制御するためのシステムにおいて、
    コントローラによって制御されるアクチュエータであって、ガラス製造プロセスにおいて原材料がプリメルト炉に入るレートを調節するために用いられるアクチュエータ、
    前記プリメルト炉内の溶融原材料の液面レベルを検出する液面レベルセンサ、及び
    前記液面レベルセンサ及び前記コントローラに動作可能な態様で接続されたファジー論理コントローラ、
    を備え、
    前記ファジー論理コントローラが、前記液面レベルセンサから前記プリメルト炉内の前記溶融原材料液面レベルを示す液面レベル信号を受取り、前記コントローラに制御信号を送ることによってファジー論理ルールにしたがい前記液面レベル信号に基づいて前記レートを調節することを特徴とするシステム。
  2. 液面レベル設定点及び許容範囲をさらに有し、前記プリメルト炉内の前記溶融原材料液面レベルが前記液面レベル設定点からの前記許容範囲をこえていれば、前記レートが調節されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ファジー論理コントローラが、
    ファジー化インターフェースであって、入力変数に対する値を測定し、前記入力変数を分類し、前記入力変数を言語表現に変換するファジー化インターフェース、
    知識ベースであって、
    データベース、ここで前記データベースは言語制御ルール集合及びファジーデータ操作ルール集合を定めるために用いられる定義を収める、及び
    ルールベース、ここで前記ルールベースは前記言語制御ルール集合によってドメインエキスパートの制御達成目標及び制御ポリシーの特徴を定める、
    を含む知識ベース、
    推論エンジンであって、ファジー論理に基づいて人間の意思決定をシミュレートし、前記ファジーデータ操作ルール集合に基づいてファジー制御行動を推論するように構成される推論エンジン、及び、
    非ファジー化インターフェースであって、出力変数を分類し、前記言語制御ルール集合から正確な値を得るために非ファジー化の機能を実施する非ファジー化インターフェース、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記プリメルト炉内の前記溶融原材料液面レベルが前記レートの変化に非線形に応答することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 長いむだ時間を有するガラス製造プロセスの制御方法において、
    ガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルに対する液面レベル設定点及び許容範囲を確立する工程、
    前記溶融原材料液面レベルが前記許容範囲内にあるか否かを判定する工程、
    を含み、ここで前記液面レベルが前記許容範囲内になければ、
    前記液面レベルと前記液面レベル設定点の間の差に対する値(e)を決定する工程、
    前記溶融原材料液面レベルの変化率に対する値(de)を決定する工程、
    前記値(e及びde)をファジー化インターフェースで言語表現に変換する工程、
    前記言語表現をファジー論理ルール集合に適用することによってとるべき言語制御行動を決定する工程、
    前記言語制御行動を非ファジー化インターフェースでレート制御信号に変換する工程、及び
    アクチュエータを制御するコントローラに前記レート制御信号を送信する工程であって、前記アクチュエータは前記ガラス製造プロセスにおいて前記プリメルト炉に原材料が入るレートを調節するために用いられる工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  6. ガラス製造プロセスにおける溶融原材料の液面レベルに対する液面レベル設定点及び許容範囲を確立する前記工程が、前記液面レベル設定点から±1.0インチ(25.4mm)未満の許容範囲を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記言語表現をファジー論理ルール集合に適用することによってとるべき言語制御行動を決定する前記工程が、
    知識ベースであって、
    データベース、ここで前記データベースは言語制御ルール集合及びファジーデータ操作ルール集合を定めるために用いられる定義を収める、及び
    ルールベース、ここで前記ルールベースは言語制御ルール集合によりドメインエキスパートの制御達成目標及び制御ポリシーの特徴を定める、
    をさらに有する知識ベース、及び
    推論エンジンであって、ファジー論理に基づいて人間の意思決定をシミュレートし、ファジーデータ操作ルール集合に基づいてファジー制御行動を推論するように構成される推論エンジン、
    に前記言語表現を適用する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記言語制御行動を非ファジー化インターフェースでレート制御信号に変換する前記工程が、いかなる出力変数も分類する工程及び前記言語制御ルール集合から正確な値を得るために非ファジー化の機能を実施する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. アクチュエータを制御するコントローラに前記レート制御信号を送信する前記工程が、スクリューフィーダーを制御するコントローラに前記レート制御信号を送信する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  10. 前記ガラス製造プロセスにおいて、前記プリメルト炉内の前記溶融原材料液面レベルが、前記プリメルト炉に原材料が入る前記レートの変化に非線形に応答することを特徴とする請求項5に記載の方法。
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