JP2010511456A - 歯科用器具 - Google Patents

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Abstract

本発明の歯科用器具は、ハンドピースと、ハンドピースに結合するチップ部分とを備えている。チップ部分から突出したモデリング部分は、チップ部分の第2の端部におけるチップに、又は、そのほぼ近くに、固定又は着脱可能に結合され、モデリング部分は、歯科充填材料をモデリングするために配置され、半透明又は半透明要素を備えている。歯科充填材料を硬化させるために少なくとも使用される光の発生手段は、チップ部分に、又は、これに結合されたモデリング部分に配置される。少なくともチップ部分の第2の端部の本質的に付近における、チップ部分の寸法及び形状は、又は、チップ部分自体の第2の端部の寸法及び形状は、小臼歯又は大臼歯の治療に関して、患者の口における位置にて器具を観察したときに、チップ部分の第2の端部、又は、チップ部分の本質的に付近に配置されたチップ部分の一部分が、関心のある小臼歯又は大臼歯の視界をわずかしか妨げない。

Description

本発明は、請求項1のプリアンブル部に従った歯科用器具に関し、特に、歯の空洞(キャビティ)を補修するために使用される歯科用器具に関する。
従来、歯の空洞を補修するためには、様々な金属材料又は金属含有材料が使用されてきた。特に、アマルガムの潜在的な健康に対する危険が認識されて以来、光硬化型のポリマーが代替的材料として現れて、これらは代表的に、少なくとも1つのモノマーと、モノマーの重合反応の触媒となる1つの光感受性材料(例えば、カンファーキノン)とを含有している。
光感受性材料の吸収スペクトルは、通常は、かなり狭くなっていて、代表的に、従来の光硬化装置における光源として使用される白熱灯およびハロゲンランプのスペクトルに比べて、はるかに狭い。広い放射スペクトルを有するこれらのランプの効率は、硬化に関する放射の生産の観点から見て、従って、既に基本的に極めて低く、強度はさらにそれらの時間経過に際して減少し、又は、損傷したとき、ポリマー化すべき材料がうまく硬化するか否かの観点ではリスクとなる。
光源と反射装置の構造のために必要なかなりの量の空間のために、多くの従来技術の光硬化装置は、実用的な設計ではなく、歯科の治療に使用される他の器具と一貫して、それらを構成することは可能ではない。従って、それらを配置すること、例えば、歯科治療ユニットの器具テーブルに置くのもいくらか難しい。装置が患者の口の中で使用されるとき、それらの大きな寸法は、作業を束縛して、特に、治療中の対象の視界を妨げる。
光の発生に使用される電気エネルギーを、硬化に対して効果的な特定の波長の生成に利用できるために、光源要素として、とりわけ発光ダイオード、つまりLEDを具備しているような光硬化装置の開発が始められた。代表的に、この種類のものと、前述したランプを利用する解決策との両方において、光は、装置の本体部分の中で発生し、光源から受けた放射を、光ファイバなどの光伝達部材の助けによって、装置のチップ部分を通して対象物に案内する。LEDのグループを収容した光硬化装置であって、装置のチップが細長くて屈曲した光伝達要素から形成され、装置の本体に対して本質的に平行に延びているものは、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
光ガイド、特に、屈曲した光ガイドの使用に関連して、それらには常に問題点が存在する。例えば、前述した特許文献1の図面に従った装置においては、LEDで発生した光のすべてを対象物に導くことができない。というのは、物理学の法則によれば、光源から由来し、光ガイドに到達するビームのうち、特徴角よりも小さな角度を有する光のみがファイバ中を走行し始めるのであるが、それより大きな角度で到達する光はファイバから逃げてしまう。さらに、容易に破損しひび割れ易い、ファイバの半透明性は、たとえ損傷していなくとも、最大60%のオーダーである。
光の強度の損失から見れば、光源は、もちろん、硬化される対象物に可能な限り接近するように配置するのが自然である。従って、特許文献3は、好ましくはレーザダイオードからなる光源を、光硬化装置における本質的にチップに配置することを教示している。特許文献4においても同様に、対応する基本的な解決策が議論され、光を放射する半導体手段が、チップ部分のチップに配置され、これはたぶん、ジョイント又は均等物を備え、この場合、光ファイバは光学的“コルク”で置き換えられ、例えば、TIRレンズがLEDから受けた光をコリメートする。
歯科充填材料をモデリングするために、いわゆるプランジャと、鋼チップを備えたモデリング器具とを使用することは代表的である。そのような器具は、一般的に、ハンドピースと、これに取り付けられたモデリングチップとを備えている。プランジャ器具と光硬化装置とは、歯科充填と関連して使用され、まず、モデリング器具を用いて、歯の空洞に充填材料をモデリングし、その後で、光硬化装置の助けによって、材料を硬化させる(硬くする)。特に、いわゆる小バッチ技術が使用され、材料の収縮によって生じる問題点を最小限にしようとするとき、充填作業は、いくつかの連続するモデリングと、光硬化段階とを具備する。そして、まず、モデリング器具を、その後に、光硬化装置を繰り返して使用しなければならないので、作業はいくらか厄介で遅いものとなる。両手での作業は、特に、遅くなり、4本の手での作業が関係する限り、光硬化装置の使用は、アシスタントの他の仕事を妨害又は延期する。
また、従来技術によって知られている、充填材料を硬化させるのに使用される歯科用器具は、器具のチップに配置され又は延びるそのような要素を通して、光は充填材料に導かれ、原理的には少なくとも、充填材料のモデリングのために使用される。それでも、特許文献5に従った解決策においては、例えば、装置によって発生した光の強度のかなりの部分は、光ガイドを鋭利に曲げた結果として失なわれる。
特許文献6は、多数の様々なモデリング部分を開示しており、器具のチップに配置され、例えば、光硬化の使用に適していると考えられる。ある程度、モデリング部品の寸法も、公報において議論されている。かかる公報による発明はこれらのモデリング部分の使用に適用できる材料に関するものであるので、もしもこれが、そのようなモデリング部分を備えた完全な器具の構造に関して何も教示していないかどうかは疑問である。同公報においては、モデリング部分の構造だけが議論され、一方、実際の器具の構造に関する限り、1枚だけの模式図が提示され、それに関する文章では、「図面における要素は代表例であって、明瞭化のために正確な縮尺で記載されていないことを理解されたい。」となっている。
特許文献7も同様に、光硬化装置の寸法になんら注意を向けておらず、例えば、どのように設計するのかの観点から、及び、作業中に治療される対象物の視界を妨げないことができる器具の寸法について記載がなく、一方、器具が患者の口の治療位置にあるとき、特に、大臼歯を治療するとき、視認性に関して厄介である。この視認性の問題点の背景において、例えば平均して、女性の第1の下側の小臼歯(第4歯)の代表的な寸法は、約7.8ミリメートル×7.1ミリメートルであり、「下側第7歯」については、約11ミリメートル×10.5ミリメートルである。
独国特許出願公開DE 199 43 393号 国際第WO00/13608号パンフレット 米国特許第6,159,005号 米国特許第5,634,711号 米国特許第5,098,292号 米国特許公開公報第2003/0186195号 米国特許第6,702,576号
本発明の目的は、従来技術の器具の前述した問題点の多くを解消できる、特に、歯科充填材料のモデリング及び硬化の両方に使用するための歯科用器具を提供することである。特に、目的は、治療されている対象物を見るために、首を伸ばしたり及び/又は覗き込む必要性を少なくすることであり、治療されている対象物のほぼ近くに光源が配置されているのにかかわらず、器具の後方に位置し、すなわち、器具のチップの本質的付近において、良好な光ガイド効率を可能にする。また、本発明の目的は、器具の意図する用途に対して充分に堅固な構造であり、慣用された材料に比べて高価な特殊な材料を使用する必要なしに実現される実施形態を提供することである。
本発明に従った器具において本質的な要素は、特許請求の範囲の請求項1に提示された特徴の組合せである。本発明のいくつかの好ましい実施形態は、従属請求項に提示されている。
従って、本発明による器具の構造は、ハンドピースと、そのハンドピースに結合され、第1の端部と第2の端部とを備えた少なくとも1つの部分から構成される少なくとも1つのチップ部分とを具備している。チップ部分の第1の端部は、固定式に又は着脱式に、ハンドピースに取り付けられ、そのチップ部分は、そのチップ部分の第2の端部のチップに、又はチップ部分から突出して前記チップの本質的に付近に、固定式に又は着脱式に取り付けられたモデリング部分を備えた構造からなるように構成されており、モデリング部分は、歯科充填材料をモデリングするために構成され、半透明又は半透明の要素を具備している。チップ部分又はチップ部分に結合されるモデリング部分には、少なくとも歯科充填材料を硬化させるために使用される光を発生させる手段が配置される。少なくともチップ部分における第2の端部の少なくともほぼ近くにある前記チップ部分の寸法及び形状、又は、チップ部分それ自体の前記第2の端部の寸法及び形状が、小臼歯又は大臼歯の1つの治療に関わる患者の口における位置にて、器具を観察したとき、すなわち、前記チップ部分の中心軸線に対して斜めに、又は、そのような瞬間に、治療を実行している人物が器具を見る方向から、チップ部分における前記第2の端部、又は、チップ部分の本質的付近に配置されたチップ部分の前記部分は、関心のある小臼歯又は大臼歯の視界をわずかしか妨げない。好ましくは、器具全体が、器具がかかる位置にあるとき、そのいかなる部分も、治療されている小臼歯又は大臼歯へ治療を実行している人物の視界を、少なくとも完全に妨げない。
本発明に従った器具によれば、人間工学的に且つ効率的に作業することが可能になる。器具が、充填材料のためのモデリング部分と、高い効率で硬化される対象物に発生した光を届ける手段との両方を備えている場合には、それは、充填材料のモデリングと、その硬化との両方のための手段であり、器具の実際の技術的機能のみならず、作業すべき対象物への視認性、特に、問題のある大臼歯の領域への視認性が設計に考慮されたとき、歯の充填作業は、たとえアシスタントが居なくても比較的容易になる。機会の例としては、2本の歯の間に接触が生じる場合において、光硬化材料が使用されるとき、歯科医にとって治療は代表的に厄介であり、かかる治療に関して、本発明は、同時に、及び、1つの器具と同一の器具との両方で充填材料を硬化させ、治療領域の所望の目標上を押圧する可能性を提供する。
本発明による器具、特に、本発明の好ましい実施形態による器具によれば、硬化すべき、従って、高効率にて目標に光が導かれるべき、患者の口中の対象物の近くに硬化波長を放射する要素を採用することが可能になる。それにより、硬化の成功は、例えば、多くの従来技術の器具を使用して、歯の空洞の底部にある充填材料と、光硬化ヘッドとの間にかなりの距離が残される場合に比べて、より信頼できるものとなる。また、本発明は、その好ましい実施形態と併せて、例えば、着脱式で使い捨て可能であり、しかも、比較的安価であるような、充填材料をモデリングするために使用される部分の実現を可能にする。本発明によって可能になる実施形態においては、ある種の短い器具の寸法にかかわらず、充分に堅固な構造が達成され、比較的安価な材料と当該技術分野で習慣的な製造技術とを用いて、実現される。
また、本発明は、モデリング硬化器具の実現を可能とし、その形状に関する限り、歯科治療ユニットの器具ホルダに代表的に保持される他の器具に対応して、歯科治療環境において、歯科治療ユニットの器具コンソールに配置される。本発明の好ましい実施形態に従った器具を実現するには、ピストル状に代えて、本質的に円筒形とし、他の代表的な歯科治療器具と同様なグリップを備えて、本発明に従った光硬化モデリング器具を使用することが可能になる。そのような器具は、多くの従来技術の光硬化装置に比べて、歯科治療環境においてしばしば使用される器具トレイ上にはるかに小さい空間しか要しない。
以下、本発明によって達成される、本発明及びその特別な特徴及びその他の利点について、本発明のいくつかの好ましい実施形態の助けによって、また、添付図面の参照によって、より詳しく説明する。しかしながら、本発明は、それらの実施形態だけに限定される意図ではない。また、本願に関して、器具の水平及び垂直寸法が議論されるとき、器具の姿勢は、本質的に細長い器具及び/又は本質的に細長いチップ部分が本質的に水平に延在するように参照されて言及される。
添付図面は、寸法関係では、正しい図面にはなっていない。
本発明に従った器具の基本的な構造を示している。 第2の実施形態による器具を、側部から見て示しており、ハンドピースの中心軸線と、チップ部分の中心軸線とは、互いに斜めに配置されている。 第3の実施形態による器具を、側部から見て示しており、器具におけるモデリング部分がチップ部分から延びる方向は、直交から逸脱して配置されている。 第4の実施形態による器具を、側部から見て示しており、器具のモデリング部分の配置とサイズとは、ハンドピースに対して中心になっている。 本発明の好ましい実施形態の1つを上方から見て示している。
図1は、本発明による歯科用器具(1)の基本的な構造を示しており、ハンドピース(10)と、これに結合されたチップ部分(11)とを備え、チップ部分は、第1の端部(111)と第2の端部(112)とを備えている。チップ部分(11)における第1の端部は、ハンドピース(10)に結合され、チップ部分における第2の端部(112)、又は、その本質的に付近には、チップ部分(11)に結合された半透明のモデリング部分(12)があって、充填材料をモデリングするために意図して配置されている。図1の実施形態においては、ハンドピース(10)は細長くて、その中心軸線は、チップ部分(11)の中心軸線に対して本質的に平行に配置されているが、ハンドピース(10)は何かその他の形状でもよい。
図1には不図示である光発生手段(15)は、チップ部分(11)における前記第2の端部(符号112)のほぼ近くに配置され、例えば、モデリング部分(112)のほぼ近くの箇所に配置され、好ましくは、モデリング部分(12)自体の中に配置される。異なる目的に使用するために、異なる光源を設けてもよく、それらは、任意的な用途のために配置されるが、歯科充填材料を硬化させるのに使用すべく、代表的には実質的に青い光を発生させるための、少なくとも1つの光源が配置される。1を越える光源(15)の場合には、それらのうち1つは、診察の助けに使用される白色光を発生させるように配置される。スイッチ(16)は、光源(15)を使用するために設けられ、又は、光源は器具に配置され、図1乃至図5に示した実施形態においては、ハンドピース(10)に設けられる。
モデリング部分(12)は、中空に構成され、及び/又は、光ガイドを備え、及び/又は、光屈折構造として配置される。また、図1に示した実施形態においては、別個の半透明要素、モデリングヘッド(14)が、モデリング部分(12)に配置されている。モデリングヘッド(14)は、例えば、1以上のLEDなどの光源(15)がモデリング部分(12)に配置され、着脱式に結合されて実現されている。モデリングヘッド(14)のモデリング部分(12)への結合は、両者の間に配置された固定要素(13)を介して実現され、又は、固定要素を用いずに、雄雌構造によって実現される。前記1又は複数のLEDは、好ましくは、モデリング部分(12)と共に交換可能に構成され、又は、着脱式に結合された“チップ + モデリング部分”として一体的になっている。
モデリング部分(12)のサイズは、好ましくは、それがチップ部分(11)から突出する方向において、モデリング部分(12)の任意の横断面の最大直径、又は、横断面の最も長い側部における長さは、最大約11mmであり、例えば、最大約8mm、好ましくは、最大約7mmである。本発明の1つの好ましい実施形態においては、モデリング部分の直径のそのような最も大きな測定は、モデリング部分(12)のベースの領域に本質的に配置され、モデリング部分(12)はそのチップに向けて先細りになる。また、この文脈における突出方向は、モデリング部分(12)の中心軸線に対して本質的に平行である方向として理解される。
少なくとも本質的に前記第2の端部(112)の箇所における器具のチップ部分(11)の、及び好ましくはこの第2の端部(112)のすぐ近くの箇所の、横断面の寸法は、好ましくは、チップ部分(11)の第1の端部(111)に結合されるハンドピース(10)の横断面の寸法に比べて小さいように構成されている。他方において、チップ部分(11)の横断面の寸法は、少なくとも本質的に前記第2の端部(112)の箇所で、チップ部分(11)のこの第2の端部(112)に配置されているモデリング部分(12)の、及び/又はこれに配置されたモデリング部分のための結合要素(13)の、最大の横断面の最大寸法よりも小さく構成することが好ましい。チップ部分(11)の寸法は、そのモデリング部分(12)への結合箇所において、特に、チップ部分(11)がその側部にてモデリング部分(12)に結合するときに、この結合箇所におけるモデリング部分(12)の寸法に比べて小さく構成することが好ましい。モデリング部分(12)への結合箇所におけるチップ部分の第2の端部の横断面の少なくとも水平寸法は、この結合箇所におけるモデリング部分(12)の横断面の寸法よりも小さく構成することが好ましい。
治療される対象物の視認性に関して、特にチップ部分(11)の横断面の水平寸法は最も関連している。構造を充分に強力で堅固なものにするために、器具(1)のモデリングのための使用に関連して器具に作用する力を考慮すると、器具のチップ部分(11)は、本質的に安定して起立している必要があり、本発明の好ましい実施形態においては、上述したチップ部分(11)の横断面の寸法は、チップ部分(11)の横断面の水平寸法である。チップ部分(11)の横断面の垂直寸法は、水平寸法に比べて、特に、本質的に、チップ部分(11)の第2の端部(112)において、さらに大きくなっている。図5は、器具を上から見た様子を示しており、この上面図と、図1乃至図4に示した側面図とを比較すると、チップ部分(11)の幅が、モデリング部分(12)が配置された第2の端部(112)において、どうなっているかが示され、対応する箇所の高さ、すなわち問題となる横断面の垂直寸法よりも小さく構成されている。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、チップ部分(11)は、チップ部分の第2の端部(112)から、その第1の端部(111)へ動いたとき、チップ部分の横断面のすべての寸法は、常に、以前の横断面の対応する寸法よりも大きく又はより大きく設計され、すなわち、チップ部分(11)は、その第1の端部(111)に向けて滑らかに厚みを増すように構成されている。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、チップ部分(11)は従って、本質的にその第2の端部(112)の領域において、少なくともチップ部分の横断面の水平寸法が関心のある横断面の垂直寸法に比べて小さくなるように実現される。いかなる場合も、前記チップ部分(11)の寸法及び形状のうち、少なくともチップ部分(11)の第2の端部(112)のほぼ近く、又は、チップ部分(11)自体の前記第2の端部(112)の寸法及び形状は、器具が患者の口の位置にて観察されて、小臼歯又は大臼歯の1つの治療に関連しているとき、すなわち、前記チップ部分(11)の中心軸線に対する角度から、又は、治療を実行している人物がそのような瞬間に器具を見る方向から、観察するとき、チップ部分(11)における前記第2の端部(112)、又は、チップ部分(11)においてチップ部分(11)の本質的に付近にある前記部分は、問題となる小臼歯又は大臼歯の視界を少なくとも完全には妨げないように構成されている。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、器具の形状及び寸法は、ハンドピース(10)の方向から器具を観察したとき、すなわち、治療を実行している人物が器具を見る方向から、観察したとき、特に、器具が患者の口の中の小臼歯又は大臼歯の充填に関する治療位置にあるとき、器具のチップ部分(11)に配置されたモデリング部分(12)は、問題となる小臼歯又は大臼歯の視界を少なくとも完全には妨げないように実現される。
本発明の1つの好ましい実施形態においては、器具の形状及び寸法は、ハンドピース(10)の方向から器具を観察したとき、すなわち、治療を実行している人物が器具を見る方向から観察したとき、特に、器具が患者の口の中の小臼歯又は大臼歯の充填に関する治療位置にあるとき、器具(1)は、問題となる小臼歯又は大臼歯の視界を少なくとも完全には妨げないように実現される。
図1に示した器具においては、ハンドピース(10)は従って、本質的に細長い部品及びチップ部分(11)を備え又はからなり、ハンドピース(10)に対して本質的に平行になるように構成されている。しかしながら、側部からハンドピース(10)を観察すると、ハンドピース(10)の中心軸線と、チップ部分(11)の中心軸線とは、図2に示すように、互いに斜めに配置してもよい。
好ましくは、少なくともチップ部分(11)における前記第2の端部(112)は、チップ部分(11)の横断面の幅(又は直径)が、モデリング部分(12)の突出方向を備える平面に対して直角である平面において、8ミリメートル未満、例えば、5ミリメートル未満に構成される。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、ハンドピース(10)は、本質的に細長い部分を備え、又は、全体として本質的に細長い部分を形成している。図4に示すように、好ましくは、モデリング部分(12)又はそのチップ、及び/又は、モデリング部分(12)に配置されたモデリングヘッド(14)は、チップ部分(11)の方向のハンドピース(10)の本質的に細長い部分によって形成された、円筒形又は対応する体積の延長部の内部に中心を合わせて配置される。中心合わせは、器具の人間にとっての使いやすさを高め、チップの端部からハンドピースの中心線へのモーメントアームが短いとき、作業をより精密にする。従って、作業を妨げるモーメントは発生しないか、少なくともそれらは極めて小さい。
ハンドピース(10)は、両端に第1の端部と第2の端部とを備え、モデリング部分(12)を備えたチップ部分(11)が配置されている。
本発明による器具の部分は、必ずしも、一定の直径又は円筒形の部分である必要はない。従って、“中心軸線”又は“中心軸線に対応する軸線”について述べるとき、本願におけるその意味は、第1の端部と第2の端部とを有する三次元部品を通る軸線であって、問題となる部品の形状を、本質的にその中心について考慮したものである。
図1に示した解決策においては、モデリング部分(12)は、チップ部分(11)から突出するように構成され、モデリング部分(12)の中心軸線と、チップ部分(11)の第2の端部(112)から第1の端部(111)へ向けて延びる中心軸線との間の角度は、90゜、好ましくは、60゜から120゜、例えば、約60゜、約90゜、又は約120゜の角度のうち任意の角度である。図3に示した器具においては、チップ部分(11)からモデリング部分(12)への突出方向は、直交以外の角度に配置され、又は、チップ部分(11)の中心軸線と、モデリング部分(12)の中心軸線とは、互いに直角になっていない。
モデリング部分(12)は、チップ部分(11)に結合されるように構成され、モデリング部分(12)の中心軸線と、チップ部分(11)の中心軸線、又はこれに匹敵する軸線との間の角度は、調整可能である。
モデリング部分(12)、又はこれに結合される任意の部分は、チップ部分(11)に着脱式に結合されるように構成され、様々な種類のモデリング部分(12)が器具において使用され、例えば、モデリング部分(12)又はモデリングヘッド(14)は、異なる形状、及び/又は、異なる方向に向いた、強度分布の方向パターンを生成する。
モデリング部分(12)とモデリングヘッド(14)とは、結合要素(13)によって、互いに結合される。また、モデリング部分(12)及びチップ部分(11)は、チップ部分(11)及びハンドピース(10)と同様に、結合要素によって、一緒に結合される。様々な部分及び/又は着脱式の結合部の間の異なる可能な角度は、そのような結合要素によって実現される。器具における様々な部分の間の結合、例えば、モデリング部分(12)とチップ部分(11)との結合は、同様に他の方法でも実現され、及び回転可能など他の方法でも同様に構成される。また、結合は、結合要素以外の何かのその他の構造によっても実現される。例えば、目的に適したジョイント構造は、部分の間に配置され、例えば、ジョイント構造は、ロック可能な、少なくとも2つのジョイント位置を備える。器具の様々な部分の間の結合は、固定され、調整可能に、着脱式に構成され、又は、別個の部分の間の結合のためのこれらの手段の相違を吸収する。例えば、チップ部分(11)とモデリング部分(12)とは、固定された構造として実現され、チップ部分(11)は、着脱式に結合可能に、ハンドピース(10)に配置される。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、中空の又は光伝達モデリング部分(12)は、本質的に中実な回転体の形状であるモデリングヘッド(14)を備え、すなわち、その横断面が本質的に円形又は卵形の形状である部品を備え、又はモデリング部分(12)自体がそのようなモデリングヘッドを形成している。モデリングヘッド(14)の形状及びサイズは、好ましくは、モデリング充填材料を歯の空洞に適用可能に構成されている。モデリング部分(12)及びモデリングヘッド(14)は所定の形状の光の強度分布の方向パターンを放射し、モデリングヘッド(14)はこれに導かれた光の走行方向を屈折させるように構成され、例えば、少なくとも本質的に1つの所望の方向に屈折させ、例えば、少なくとも本質的に前記チップ部分(11)の第1の端部(111)の方向に屈折させる。モデリングヘッド(14)の形状、サイズ、及び構造は、少なくとも1つの歯の空洞に光を導くように構成されている。本発明の1つの好ましい実施形態によれば、モデリング部分(12)は、チップ部分(11)に結合されたとき、チップ部分から突出するように実現され、及び/又は、光学的に、モデリング部分(12)によって放射される光の強度分布の方向パターンの向きの中心軸線と、チップ部分(11)の中心軸線、又はそれに匹敵する軸線、又はチップ部分(11)の中心軸線、又はそれに匹敵する軸線との間の角度が、30゜から150゜、好ましくは、60゜から120゜、例えば、約60゜、約90゜、又は約120゜のうち1つの角度にて実現される。
好ましくは、モデリング部分(12)における最大直径は、約8ミリメートル未満に構成され、可能ならば着脱式にこれに結合されたモデリングヘッド(14)の直径は、約1から6ミリメートルであり、例えば、モデリングヘッド(14)のチップに向けて先細りになっている。モデリング部分(12)の最も大きい直径は、好ましくは、そのベースの領域とモデリング部分(12)とがチップに向けて幅狭になるように、すなわち、患者の口の中の治療位置にあるとき、モデリング部分(12)がチップ部分(11)から歯に向けて突出する方向に構成される。
少なくとも2つの異なる形状であるモデリング部分、及び/又は、異なる向きへ導かれる強度分布の方向パターンは、着脱式に結合されるように、チップ部分(11)に配置されるように生成することが可能である。光発生手段は、好ましくは、チップ部分(11)における前記第2の端部(112)のほぼ近くに配置され、好ましくは、モデリング部分(12)のほぼ近くに、又はモデリング部分(12)自体に配置される。また、光発生手段は、着脱式に結合される、少なくとも1つの光源要素を備えるように構成される。既に一部述べたように、LED要素は、光を放射し、その波長範囲は、例えば、本質的に白色及び本質的に青色の光であって、器具に配置され、任意的に使用される。
光発生手段は、器具に配置され、好ましくは、着脱式に結合され、又は、着脱式に結合される部分におけるどこかの部分に配置される。そして、光源の種類に応じた識別信号を発生する手段は、器具に結合され、器具と関連して構成され、例えば、関心のある着脱式の結合を可能にする結合構造などとして構成される。
前記光発生手段において必要な電子回路の少なくとも本質的な部分は、器具のハンドピース(10)内に配置される。充電可能な及び/又は交換可能な電源手段が、ハンドピース(10)に配置され、又は、器具を歯科治療ユニットに結合するために必要な結合手段が設けられる。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、小型でありながら高出力のLED光源要素又はLEDグループが、チップ部分(11)の中心軸線に対して、又はこれに匹敵する軸線に対して、適当な角度にてモデリング部分(12)に結合されて配置される。そして、器具は、高光学的効率の構造において、ライトとして実現される。適当なLED要素は、例えば、Cree 4550及びNishia NSCB455ATなどであり、例えば、Cree CPR3CRは、適当なLEDチップとして言及することができる。異なる着脱式の結合可能なチップ部分(11)を、器具のために配置してもよい。
従って、本発明によれば、歯科用器具が得られ、それにより、充填材料で塞ぐと共に、適切な波長範囲内の放射によってこれを硬化させることができ、これにより、たとえ治療が厄介な対象物に対しても、人間工学的な作業姿勢を得ることができる。特に、患者の口に入れられる器具の構成要素の寸法が、大臼歯の幅を越えない状況においては、最も後方の歯の領域を見ることは特に容易である。例えば、前述したCreeのLEDは、最大外径が約7から8ミリメートルで、歯に向けて約5から6ミリメートルに狭まっているようなカラーに、容易に取り付けられる。NishiaLEDは、Creeよりもさらに小さい。交換可能なモデリングヘッドは、好ましくは、中実な回転体であり、好ましくは、この使用のために適したプラスチックから作られる。
上述したように、本発明は、その好ましい実施形態のいくつかの助けを用いて説明されたけれども、当然、提示したのとは異なる方法による実現も、特許請求の範囲が定める発明の着想の中に包含される。器具の部分の横断面は、例えば、本質的に円形の形状、卵形の形状、正方形の形状、又は矩形の形状であり、少なくとも器具のどこかの又はすべての部分は、着脱式に結合される。しかしながら、少なくとも1つの器具の部分は、着脱式に結合され、他のモデリング部分及び/又はモデリングヘッドが、ハンドピースにおいて交換できる方法で結合することが好ましい。
さらに、既に上述したように、添付図面の目的は、器具の寸法を絶対的又は一般的に示すことではなく、又は、本発明に従った器具の部分の寸法の相対的関係を示すことでもない。例えば、ヘッド部分の長さ、又は、モデリング部分がヘッド部分の第2の端部にある延長部として構成されているとき、ヘッド部分及びハンドピースについての第1の端部の結合箇所からモデリング部分の最も遠い縁部までの寸法は、本発明の1つの好ましい実施形態において、添付図面に提示したのと比べて比較的長い。特に、治療中に使用されるべく設計されたライトスイッチは、器具のハンドピースに配置され、本発明の1つの好ましい実施形態においては、ヘッド部分の前記長さ、又は、関心のある寸法は、少なくとも約50ミリメートル、好ましくは、少なくとも55ミリメートルである。そのような例においては、最も後方の歯の治療も同様に可能であり、歯科医は、ライトスイッチを操作するために、彼の指を患者の口の中に、又は、唇の領域に入れる必要がない。

Claims (30)

  1. ハンドピース(10)と、該ハンドピースに結合され、第1の端部(111)と第2の端部(112)とを備えた少なくとも1つの部分からなる少なくとも1つのチップ部分(11)とを備え、チップ部分(111)における第1の端部は、固定又は着脱可能にハンドピース(10)に取り付けられている歯科用器具であって、
    前記チップ部分(11)は、チップ部分における第2の端部(112)のチップに、固定又は着脱可能に取り付けられ、又は前記チップのほぼ近くにあり、チップ部分(11)から突出しているモデリング部分(12)を備える構造からなるように配置され、
    モデリング部分(12)は、歯科充填材料をモデリングするために配置され、半透明又は半透明要素を備え、チップ部分(11)またはモデリング部分(12)に配置され、少なくとも歯科充填材料を硬化させるために使用される光発生手段(15)に結合し、
    少なくともチップ部分(11)における第2の端部(112)の少なくともほぼ近くにある前記チップ部分(11)の寸法及び形状は、またはチップ部分(11)それ自体の前記第2の端部(112)の寸法及び形状は、小臼歯又は大臼歯の1つの治療に関わる患者の口における位置にて器具を観察したとき、すなわち、前記チップ部分(11)の中心軸線に対して斜めに、またはそのような瞬間に治療を実行している人物が器具を見る方向から、チップ部分(11)における前記第2の端部(112)、又は、チップ部分(11)の本質的付近に配置されたチップ部分(11)の前記部分は、関心のある小臼歯又は大臼歯の視界をわずかしか妨げないことを特徴とする歯科用器具。
  2. 請求項1に記載の歯科用器具であって、
    本質的に、チップ部分(11)における第2の端部(112)の領域において、少なくとも、チップ部分の横断面部分の水平寸法は、この横断面の垂直寸法に比べて小さくなっていることを特徴とする歯科用器具。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記チップ部分(11)の寸法、少なくとも本質的に前記第2の端部(112)におけるその横断面の少なくとも水平寸法は、前記チップ部分(11)における第2の端部(112)に配置された、モデリング部分(12)の横断面の最大寸法に比べて小さくなるように配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    本質的に、前記チップ部分(11)の横断面におけるチップ部分の寸法の第2の端部(112)の箇所にて、チップ部分(11)の横断面の少なくとも水平寸法は、本質的に、チップ部分(11)の第1の端部(111)の箇所の対応する寸法に比べて小さくなっていることを特徴とする歯科用器具。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    チップ部分(11)は、チップ部分の第2の端部(112)からその第1の端部(111)へ動くとき、常に、チップ部分の横断面のすべての寸法が、対応する以前の横断面の寸法に比べて同じ大きさか又はより大きいように設計され、すなわち、チップ部分(11)がその第1の端部(111)に向けて滑らかに太くなるように構成されていることを特徴とする歯科用器具。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記チップ部分(11)とモデリング部分(12)とは、互いに結合されており、チップ部分(11)の第2の端部(112)が、本質的にモデリング部分(12)の側部にて、モデリング部分(12)に取り付けられるように配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    チップ部分がモデリング部分(12)に結合する箇所は、前記チップ部分の第2の端部(112)の横断面の少なくとも水平寸法を有し、この結合部の箇所のモデリング部分(12)の横断面の寸法に比べて小さくなっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の歯科用器具。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記モデリング部分(12)は、前記チップ部分から突出するように配置され、モデリング部分(12)の中心軸線、又は、これに匹敵する軸線と、チップ部分(11)に結合しているハンドピース(10)の中心軸線、又は、これに匹敵する軸線と、チップ部分(11)の中心軸線、又は、これに匹敵する軸線との間の角度が、30゜から150゜の間、好ましくは、約60゜、約90゜、又は約120゜のうちの1つなど、60゜から120゜になっていることを特徴とする歯科用器具。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記モデリング部分(12)は、その寸法及び形状について、小臼歯又は大臼歯の1つの治療に関して、患者の口における治療位置から観察したとき、すなわち、治療をする人物がそのような瞬間に器具を見る方向から、前記モデリング部分(12)は関心のある小臼歯又は大臼歯の視界をわずかしか妨げないように配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記モデリング部分(12)は、そのサイズについて、本質的にその中心軸線に対するモデリング部分(12)の関連する横断面が、モデリング部分(12)の任意の横断面の最も大きな直径、又は、横断面の最も長い側の長さが、最大約11ミリメートル、例えば、最大約8ミリメートル、好ましくは、最大7ミリメートルになるように配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    モデリング部分(12)の突出方向又は中心軸線からなる平面に対して、本質的に直角である平面上において、チップ部分(11)の長手断面における幅及び直径は、チップ部分(11)の少なくとも前記第2の端部(112)にて、5ミリメートル以下に構成されていることを特徴とする歯科用器具。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記モデリング部分(12)は、前記チップ部分(11)から突出するように配置され、及び/又は、それは光学的に実現され、モデリング部分(12)によって放射される光の強度分布の方向パターンの向きの中心軸線と、チップ部分(11)に結合されたハンドピース(10)の中心軸線、又は、それに匹敵する軸線、又は、チップ部分(11)の中心軸線、又は、それに匹敵する軸線との間の角度が、30゜から150゜の間、好ましくは、約60゜、約90゜、又は約120゜のうちの1つなど、60゜から120゜になっていることを特徴とする歯科用器具。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記モデリング部分(12)は、光伝導、光屈折、及び/又は、中空のモデリングヘッド(14)を備え、又は、モデリング部分(12)自体が、そのようなモデリングヘッドから作られていることを特徴とする歯科用器具。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    モデリング部分(12)におけるチップの形状及びサイズ、又は、モデリング部分のチップに配置されたモデリングヘッド(14)の形状及びサイズは、歯の空洞に充填材料を詰め込むために適用可能になっていることを特徴とする歯科用器具。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    モデリング部分(12)、又はモデリング部分のチップに配置されたモデリングヘッド(14)は、本質的に少なくとも1つの所望の方向など、又は、少なくとも本質的に前記チップ部分(11)の第1の端部(111)の方向、及び/又は、少なくとも歯の空洞の1つの内面の方向などへ、光の走行の方向を変更するように配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    モデリング部分(12)に結合されるように配置された、モデリング部分(12)のその位置、及び/又は、モデリングヘッド(14)のその位置は、調整可能に配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    チップ部分(11)とモデリング部分(12)との間に、及び/又は、モデリング部分(12)とモデリングヘッド(14)との間に配置され、モデリング部分(12)にジョイントが存在し、ジョイント構造は、ロックされる2つのジョイント位置を備え、前記部分同士の互いの位置の変更を可能にすることを特徴とする歯科用器具。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記モデリング部分(12)は、モデリングヘッド(14)を備え、その横断面の形状は、本質的に円形又は卵形であり、又は、モデリング部分(12)自体がそのようなモデリングヘッドを形成していることを特徴とする歯科用器具。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    着脱式に結合されたモデリングヘッド(14)は、モデリング部分(12)に配置され、器具をモデリング部分(12)に取り付けることを可能にし、又は、モデリングヘッド(14)が、異なる形状の、及び/又は、異なる方向に向けられた、強度分布の少なくとも2つの方向性パターンを形成することを特徴とする歯科用器具。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載の歯科用器具
    前記モデリング部分(12)の及び/又はこれに取り付けられたモデリングヘッド(14)の最大直径は、約8mm未満であり、最小直径は、約1〜6mmの間であり、これは、モデリング部分(12)又はモデリングヘッド(14)の中心軸線に対して本質的に観察したもので、最大直径は、本質的にモデリング部分(12)のベースに配置され、モデリング部分(12)及び/又はモデリングヘッド(14)の直径は、頭部の方向に小さくなるように配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  21. 請求項1から20のいずれか一項に記載の歯科用器具
    前記チップ部分(11)の横断面のかかる寸法は、その少なくとも前記第2の端部にて、チップ部分(11)の第1の端部(111)に結合する、ハンドピース(10)における横断面の対応する寸法に比べて小さくなっていることを特徴とする歯科用器具。
  22. 請求項1から21のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    チップ部分(11)の第1の端部(111)から、チップ部分の第2の端部(112)までの寸法、又は、チップ部分(11)の第1の端部(111)から、チップ部分(11)の本質的に第2の端部(112)に結合された、モデリング部分(12)の最も遠い箇所までの寸法は、50mm以上、例えば、55mm以上になっていることを特徴とする歯科用器具。
  23. 請求項1から22のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記光発生手段(15)が使用するスイッチ(16)は、器具のハンドピース(10)など、器具に配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  24. 請求項1から23のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記光発生手段(15)は、チップ部分(11)における前記第2の端部(112)の本質的に付近に配置され、例えば、前記モデリング部分(12)又はモデリング部分(12)自体の本質的に付近に配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  25. 請求項1から24のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記光発生手段(15)は、1つ又は2つのように1又は複数のLED要素を備え、これらのうち、少なくとも1つのLEDは、本質的に白色及び青色の光の範囲の波長の光を放射するLED要素のように、歯科充填材料を硬化させる青色光の波長又はその他の波長の長さを本質的に放射し、それにより少なくとも2つの異なるそのような要素が存在する場合に、それらは任意的に使用されるようになっていることを特徴とする歯科用器具。
  26. 請求項1から25のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記光発生手段(15)は、器具に着脱式に結合されるように構成され、又は、着脱式に結合された1つの部分の一部分として構成され、前記着脱式な結合を可能にする結合構造は、器具に結合された光源のタイプに基づいて、識別信号を発生する手段を備えていることを特徴とする歯科用器具。
  27. 請求項1から26のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記ハンドピース(10)は、本質的に細長い部分からなり又は備え、前記チップ部分(11)は、前記細長いハンドピース(10)に対して本質的に平行に向けられて配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  28. 請求項1から27のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記モデリング部分(12)、モデリング部分(12)の頭部、及び/又は、モデリング部分(12)におけるモデリングヘッド(14)は、チップ部分(11)の方向において、ハンドピース(10)の本質的に細長い部分によって形成された、円筒形又は対応する体積の延長部の内部に中心を合わせて配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  29. 請求項1から28のいずれか一項に記載の歯科用器具であって、
    前記チップ部分(11)の中心軸線は、ハンドピース(10)の中心軸線に対して斜めに配置されていることを特徴とする歯科用器具。
  30. 請求項1から29のいずれか一項に記載の歯科用器具
    ハンドピース(10)は、本質的に細長く、第1及び第2の端部を備え、これらの端部の両方に、モデリング部分(12)を備えたチップ部分(11)が固定され又は着脱式に配置されていることを特徴とする歯科用器具。
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