JP2010509825A - リンクステートプロトコル制御のEthernetネットワークでのトラヒックエンジニアリングされたパス - Google Patents

リンクステートプロトコル制御のEthernetネットワークでのトラヒックエンジニアリングされたパス Download PDF

Info

Publication number
JP2010509825A
JP2010509825A JP2009535814A JP2009535814A JP2010509825A JP 2010509825 A JP2010509825 A JP 2010509825A JP 2009535814 A JP2009535814 A JP 2009535814A JP 2009535814 A JP2009535814 A JP 2009535814A JP 2010509825 A JP2010509825 A JP 2010509825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
network
traffic
state
node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009535814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5129261B2 (ja
Inventor
アレン,デイヴィッド
ブラッグ,ナイジェル
アッシュウッド−スミス,ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nortel Networks Ltd
Original Assignee
Nortel Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nortel Networks Ltd filed Critical Nortel Networks Ltd
Publication of JP2010509825A publication Critical patent/JP2010509825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5129261B2 publication Critical patent/JP5129261B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/50Routing or path finding of packets in data switching networks using label swapping, e.g. multi-protocol label switch [MPLS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/03Topology update or discovery by updating link state protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/16Multipoint routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/22Alternate routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/24Multipath
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/66Layer 2 routing, e.g. in Ethernet based MAN's
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/645Splitting route computation layer and forwarding layer, e.g. routing according to path computational element [PCE] or based on OpenFlow functionality

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

トラヒックエンジニアリングされたパス(TEパス)は、明示的なパスがリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークのネットワークエレメントにより設定されてネットワークでトラヒックを転送するために使用されることをもたらすことにより、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークで生成されてもよい。ネットワークエレメントは、リンクステート広告を使用してルーティング情報を交換し、ネットワークの各ノードがネットワークを通じて最短パスを決定するために使用され得るリンクステートデータベースを構築することを可能にする。最短パスは、トラヒックエンジニアリングされたパスの1つに関連しないトラヒックの初期設定転送状態として使用される。リンクステート広告もまた、TEパス規定を伝達するために使用されてもよい。TEパスが他のルートを除いて使用される場合、特定のサービスインスタンスの転送状態が除去され、トラヒックがTEパス上以外でネットワークを通過することを回避してもよい。

Description

この出願は、2006年11月2日に出願された“Combining PLSB and PBT to Produce Engineerable ELAN Service”という題の米国仮出願第60/856,275号の利益を主張する。この内容が参照として取り込まれる。
本発明は、Ethernet(登録商標)トラヒックルーティングプロトコルに関し、特にリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークでエンジニアリングされたパス(engineered path)を実施する方法及び装置に関する。
Ethernet(登録商標)ネットワークアーキテクチャでは、ネットワークに接続された装置は、何らかの所定の時間に共有の電話通信パスを使用する機能を得るために競争する。複数のブリッジ又はノードがネットワークセグメントを相互接続するために使用されている場合、同じ宛先への複数の潜在的なパスがしばしば存在する。このアーキテクチャの利点は、ブリッジ間のパスの冗長性を提供し、更なるリンクの形式で容量がネットワークに追加されることを許容する。しかし、ループが形成されることを回避するため、トラヒックがネットワークでブロードキャストされる方法を制限するために、一般的にスパニングツリーが使用されている。ルートは、フレームをブロードキャストして応答を待機することにより学習されているため、また、要求及び応答の双方がスパニングツリーに従うため、全てのトラヒックではないにしてもほとんどのトラヒックは、スパニングツリーの一部であったリンクに従う。このことは、しばしばスパニングツリーにあったリンクの過剰使用をもたらし、スパニングツリーの一部ではなかったリンクの未使用をもたらす。
Ethernet(登録商標)ネットワークに固有の制約のいくつかを克服するため、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークが、2006年10月2日に出願された“Provider Link State Bridging”という題の出願第11/537,775号に開示されている。この内容が参照として取り込まれる。その出願に詳細に記載されているように、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークのノードは、ハローメッセージを交換し、ネットワークの他のノードの近接性を学習し(100)、リンクステート広告を送信し、ネットワークの各ノードがリンクステートデータベースを構築することを可能にする(102)。リンクステートデータベースは、ネットワークを通じて最短パスを計算するために使用されてもよい。次に、各ノードは、転送の決定を行うためにノードにより使用される転送情報ベース(FEB:Forwarding Information Base)を生成し、これにより、フレームが計算された最短パスで宛先に転送される。特定の宛先への最短パスが常に使用されるため、ネットワークトラヒックは、多数のリンクを通じて分散され、単一のスパニングツリー又は複数のスパニングツリーがネットワークのトラヒックを伝達するために使用される場合より多数のノードについて、最適なパスに従う。
リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークは、一般的にベストエフォートサービスを提供する。ベストエフォートサービスでは、ネットワークエレメントは、特定のフレームがネットワークを通じて送信されるという保証を提供せず、単に何らかの2つのポイントの間での最短パスで転送されることを提供する。すなわち、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークでのネットワークエレメントは、特定のトラヒックの帯域の部分を確保せず、ネットワークに課された実際のトラヒックマトリクスを考慮せずに、利用可能な物理容量に基づいて割り当てられたパスでトラヒックを送信する。このことは、提供される負荷と物理ネットワークとの間の何らかの不一致が輻輳を生じ得ることを意味する。ネットワークで輻輳が生じると、トラヒックは送信時にドリップされ、再送信される必要がある。或いは、アプリケーションの制約により再送信が可能でない場合、アプリケーション自体が劣化する。この種類のサービスは、多くのアプリケーションで許容できるが、何人かの加入者は、ネットワークを通じた専用の接続性の購入を介してサービスを増やすことができることを希望する可能性がある。更に、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークでは、全てのトラヒックはネットワークを通じて最短パスで送信される。このことは、特定の場合に、ネットワークの特定のノード及び/又はリンクの過負荷をもたらし得る。従って、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークでの最短パス以外のルートに従うことができるパスが選択的に規定できることが有利であることを、プロバイダは見出すであろう。
トラヒックエンジニアリングされたパスは、リンクステート広告を使用してパスをシグナリングさせて、Ethernet(登録商標)ネットワークのノードに対してトラヒックエンジニアリングされたパスの転送状態を設定(導入)させることにより、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークにトラヒックエンジニアリングされたパスが生成されてもよい。トラヒックエンジニアリングされたパスは、ネットワークを通じてトラヒックを伝達するために使用される一連のノード、リンク、又はノード及びリンクとして規定されてもよい。パスが所定のサービスインスタンスについて排他的である場合、ネットワークのノードはまた、そのサービスインスタンスに関連する他の状態情報(マルチキャスト状態情報等)を除去してもよい。これにより、特定のサービスインスタンスに関連する全てのトラヒックはTEパスで伝達される。
トラヒックエンジニアリングされたパスは、一対のノードの間でユニキャストトラヒックに使用されてもよく、一対のノードの間でユニキャスト及びマルチキャストトラヒックを伝達するために使用されてもよい。トラヒックエンジニアリングされたパスは、ノード間の全てのトラヒックを伝達してサービス保証での弾力性(resiliency)を提供する全包括的なもの(all encompassing)でもよく、ノード間の最短パスに沿って伝達されるベストエフォートサービスによりバックアップされてもよい。各トラヒックエンジニアリングされたパスは、1つ以上のサービス識別子(I-SID値により識別されるサービスインスタンスがベストエフォートの接続性に共通する802.1ah I-SID等)に関連してもよい。このことは、トラヒックエンジニアリングとベストエフォートの接続性との混合がシームレスにサービスに関連することを可能にする。パス定義及び関連するサービス識別子(I-SID等)は、リンクステート広告を介してネットワークノードに送信され、或いは、I-SID情報を伝達するために増やされたGMPLSのようなシグナリングプロトコルを使用してシグナリングされ、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークのノードがネットワークを通じてトラヒックエンジニアリングされたパスで状態を選択的に設定し、接続性の選択肢が存在する場合、トラヒックエンジニアリングされたパスがベストエフォートのパスに優先することを認めることを可能にしてもよい。マルチキャストトラヒックもエンジニアリングされたパスで伝達され、所定のサービスインスタンスについて特定の一対のノードの間でベストエフォートのマルチキャストの接続性を設定しないことをアプリケーションが要求する場合、この場合、ネットワークエンジニアリングの目的で、又はLANサービスインスタンスに更なるサービス保証を選択的に追加するために、ネットワークのトラヒックマトリクスの配分は選択的に変更されてもよい。
本発明の態様は、特に特許請求の範囲に記載されている。
例示的なリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークの機能ブロック図 例示的なリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークの機能ブロック図 図2のネットワークに設定され得る転送状態が、どのように本発明の実施例に従ってネットワークでトラヒックを転送するように設定されたユニキャスト、マルチキャスト及びトラヒックエンジニアリング状態を可能にするかを示す図 図2のネットワークに設定され得る転送状態が、どのように本発明の実施例に従ってネットワークでトラヒックを転送するように設定されたユニキャスト、マルチキャスト及びトラヒックエンジニアリング状態を可能にするかを示す図 図2のネットワークに設定され得る転送状態が、どのように本発明の実施例に従ってネットワークでトラヒックを転送するように設定されたユニキャスト、マルチキャスト及びトラヒックエンジニアリング状態を可能にするかを示す図 図2のネットワークに設定され得る転送状態が、どのように本発明の実施例に従ってネットワークでトラヒックを転送するように設定されたユニキャスト、マルチキャスト及びトラヒックエンジニアリング状態を可能にするかを示す図 本発明の実施例に従ってリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークのパスで使用される処理を示すフローチャート リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークで使用され得るネットワークエレメントの機能ブロック図
本発明は、添付図面に一例として示されており、図面において同様の参照符号は同様の要素を示す。図面は、例示目的で本発明の様々な実施例を開示しており、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。明瞭にするために、全ての構成要素が各図面でラベル付けされていないことがある。
Ethernet(登録商標)ネットワークを制御するためにリンクステートプロトコルを使用することは、ループのない最短パスの転送でネットワーク容量の効率的な使用を提供することにより、Ethernet(登録商標)ネットワークがLAN空間からWAN又はプロバイダネットワーク空間に拡大(スケーリング)することを可能にする。トランスペアレントなブリッジと組み合わせてスパニングツリープロトコル(STP:Spanning Tree Protocol)アルゴリズムを使用することにより各ノードで学習されたネットワークを利用するのではなく、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークでは、メッシュネットワークを形成するブリッジは、リンクステート広告を交換し、各ノードがネットワークトポロジの同期した視野を有することを可能にする。これは、リンクステートルーティングシステムの周知の機構を介して実現される。ネットワークのブリッジは、ネットワークトポロジの同期した視野を有し、必要なユニキャスト及びマルチキャストの接続性を認識し、ネットワークの何らかの一対のノード間で最短パスの接続性を計算することができ、計算されたネットワークの視野に従って転送情報ベース(FIB:forwarding information base)を個々に生成することができる。
全てのノードが同期した視野で自分の役目を計算し、自分のFIBを生成すると、ネットワークは、一式の相手ブリッジ(peer bridge)から何らかの所定のブリッジへのループのないユニキャストツリーと、ブリッジでホストされているサービスインスタンス毎の何らかの所定のブリッジから同じ一式の相手ブリッジへの合致する(congruent)ループのないポイント・ツー・マルチポイント(m2mp)のマルチキャストツリーとを有する。結果は、スパニングツリーのルートのブリッジを通過することに制約されない所定のブリッジの対の間のパスになり、全体の結果は、メッシュの接続性の幅をより良く利用することができる。
リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークは、Ethernet(登録商標)ブリッジの接続性との同等性を提供するが、フラッディング(flooding)及び学習ではなく、ネットワークエレメントのFIBの構成を介してこれを実現する。従って、ククライアントEthernet(登録商標)がリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)プロトコルにより提供される接続性を変更なしに利用できるようにクライアントのブロードキャスト動作をマルチキャストにマッピングするために、“Provider Backbone Bridges (PBB) or MAC-in-MAC with configured forwarding of B-MACs (Backbone MAC) and trivial modifications to the PBB adaptation function”という題のIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.1ahドラフト標準のような標準を併合することにより使用され得る。トランスペアレントLANサービスを使用することができるC-MAC(Customer MAC)レイヤ又は他のレイヤのネットワークにトランスペアレントLANサービスを提供するために、MAC構成は、一式の(わずかに変更された)802.1ahのプロバイダバックボーンブリッジの間で(ユニキャスト及びマルチキャストの目的で)最短パスのループのない接続性を構築するために使用されてもよい。
図1は、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワーク10の一部の例の機能ブロック図である。図2に示すように、この例のネットワーク10は、リンク14により相互接続された複数のネットワークエレメント12を含む。図1に示すように、ネットワークエレメント12は、ハローメッセージを交換し、他のネットワークエレメントの近接性を学習する。また、リンクステート広告を交換し、各ノードがネットワークを通じた入口ノードと出口ノードとの間の最短パスを計算するために使用され得るリンクステートデータベースを構築することを可能にする。例示的なリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークに関連する更なる詳細は、“Provider Link State Bridging”という題の米国特許第11/537,775号に提供されている。この内容が参照として取り込まれる。
リンクステートルーティングプロトコルの2つの例は、OSPF(Open Shortest Path First)とISIS(Intermediate System to Intermediate System)とを含むが、他のリンクステートルーティングプロトコルも同様に使用されてもよい。ISISは、例えばISO 10589及びIETF RFC 1195に記載されており、それぞれの内容が参照として取り込まれる。このプロトコルの現在のバージョンが存在するが、本発明は、進展したときの標準の将来のバージョンで動作するように適合され得るように、標準の現在のバージョンに基づく実装に限定されない。同様に、本発明は、他のプロトコルがルーティング情報を同様に交換するために使用され得るように、この特定のプロトコルに関して動作する実装に限定されない。
最短パスの転送状態を設定することに加えて、ノードはまた、ネットワークのマルチキャストツリーについて転送状態を設定してもよい。リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークでマルチキャストを実装する方法の例は、“Multicast Implementation in a Link State Protocol Controlled Ethernet(登録商標) Network”という題の米国特許出願第11/702,263号(管理番号18320ROUS04I)に詳細に記載されている。この内容が参照として取り込まれる。その出願に記載されているように、リンクステート広告は、マルチキャストメンバシップに広告して、マルチキャストの転送状態がネットワークで設定されることをもたらすために使用されてもよい。特に、各物理又は論理マルチキャストが、フレームをネットワークで転送するために使用される宛先MACアドレス(DA:destination MAC address)に割り当てられてもよい。ネットワークのノードは、マルチキャストソースからマルチキャストのリンクステート“関心(interest)”を介して広告する宛先ノードの1つへの最短パス上になる場合に、マルチキャストの転送状態を設定する。動作中に、内部ノードがフレームを受信すると、宛先アドレス(DA)及びVIDに基づいてその転送情報ベースを検索し、これに従ってフレームを転送する。
トラヒックエンジニアリングは、プロバイダネットワーク(プロバイダバックボーンネットワーク等)の最短パスのみに必ずしも従わないパスを生成するために使用されてもよい。プロバイダバックボーンネットワークは、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークを相互接続するために使用されてもよい。例えば、プロバイダバックボーンネットワークでトラヒックエンジニアリングされたパスを生成する1つの方法は、“Traffic Engineering in Frame-Based Carrier Networks”という題で米国特許出願第10/818,685号に記載されている。この内容が参照として取り込まれる。その出願に詳細に記載されているように、バックボーンネットワークを通じてトラヒックエンジニアリングされたパスを生成し、異なるリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークの間でプロバイダバックボーンネットワークを通じて、トラヒックが特定のパスに沿ってルーティングされることを可能にすることは可能である。プロバイダバックボーンでこれが動作する方法は、ネットワーク管理局がネットワークを通じて生成されるパスを規定し、パスがシグナリングプロトコル(ネットワーク対ネットワークインタフェース(NNI:Network to Network Interface)等)を使用してネットワークエレメントで確立されることである。パスが生成されると、仮想LAN ID(VID:Virtual LAN ID)タグが内部ノードへのトラヒックを識別するために使用され、これにより、内部ノードは、適切なTEパスでトラヒックをルーティングすることが可能になる。
本発明の実施例によれば、トラヒックエンジニアリングされたパスは、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークでも同様に生成され、明示的なルートがネットワークを通じて生成されることを可能にしてもよい。トラヒックエンジニアリングされたパスは、TEパスのフレームが宛先への最短パスで転送されるフレームから区別されるように、異なるVIDを使用してもよい。フレームがTEパスに関連するDA/VIDで到達したときにフレームが宛先にTEパスに沿って転送されるように、パスに沿ったノードは、TEパスの転送状態を設定する。
ネットワーク管理システム10は、ネットワークを通じてトラヒックエンジニアリングされたパスを計算するために使用されてもよく、代替として、他の処理がパスを規定するために使用されてもよい。ネットワーク管理システムは周知であり、本発明は、特定の形式のネットワーク管理システムの使用に限定されない。更に、図示のネットワーク管理システムは別々のネットワークエレメントとして示されているが、実際には、ネットワーク管理システムは、ネットワークに接続されたスタンドアローン装置でもよく、1つ以上のネットワークエレメントで動作する処理として実装されてもよく、他のネットワークサービスと関連して動作する処理として実装されてもよい。従って、ネットワーク管理システムを実装する多くの異なる方法が当業者に明らかになるため、本発明は、ネットワーク管理システムが実装される特定の方法に限定されない。
パスの意図したルーティングが規定されると、ネットワークのノードに対して自分のFIBに転送状態を設定させるために、1つ以上のリンクステート広告又はシグナリングトランザクションが使用されてもよい。これにより、TEパスのDA/VIDを使用してアドレス指定されたフレームが規定のパスに沿って転送される。特に、ネットワーク管理システム自体が、リンクステート広告を生成し、リンクステート広告をネットワークに渡してもよく、代替として、ネットワーク管理システムは、パス上の他のノードの1つ(トラヒックエンジニアリングされたパスのソースに関連するノードF等)に対して、ネットワークのリンクステート広告を生成させて送信させてもよい。
TEパスは、如何なる所望の方法で規定されてもよい。例えば、パスは、一連のノードID、リンクID、又はノード及びリンクIDの組み合わせを使用して規定されてもよく、本発明は、パスがネットワークエレメントに識別される特定の方法に限定されない。この実施例でのリンクステート広告は、パスについての情報(パスを形成するために使用されるノード、リンク、又はノード及びリンクのリスト、並びにパスの何らかの属性等)を含んでもよい。パス属性は、サービス品質、保証帯域パラメータ、TEパスが全包括的であるか否かを示すフラグ、トラヒックエンジニアリングされたパスに一般的に関連する他のパラメータを含んでもよい。
図2は、ユニキャスト転送、マルチキャスト転送及びトラヒックエンジニアリングされたパスが実装される例示的な通信ネットワークを示している。ネットワークの同じ宛先にアドレス指定されたフレームを区別するために異なるVIDが使用されてもよく、これにより、フレームは、フレームヘッダから決定されたDA/VIDの転送状態に従ってネットワークノードにより転送される。
前述のように、ネットワークのノードは、リンクステート広告を交換し、ノードがリンクステートデータベースを構築することを可能にする。ネットワークの各ノードは、ネットワークのそれぞれ他のノードへの最短パスを決定するために、このリンクステートデータベースを使用する。ノードは転送状態を設定し、これにより、ネットワークのユニキャストフレームがノードから宛先への最短パスに従う。従って、図2に示す例示的なネットワークでは、ノード8は、自分から全ての他のノードへの最短パスを決定する。最短パスは、図2の黒の実線で表されており、別に図3に示されている。最短パスの転送は、固有のVIDに関連してもよく、これにより、最短パスに沿って宛先に転送される全てのトラヒックは、同じVIDを使用して識別されてもよい。従って、ノード8は、転送情報ベースに転送状態を設定し、DA/最短パスのVIDを特定の転送動作に関連付ける。以下のテーブルは、図3の例示的なネットワークでノード8のFIBに含まれ得る情報の形式の一例である。このテーブルでは、VID#1がネットワークの最短パスの転送に関連することを仮定する。
Figure 2010509825
当然に、実際の転送情報ベースは、特定のネットワークに適した値を含む。このテーブルは、実際のFIBの値を示すのではなく、ノード8のFIBに含まれる情報の形式を概念的に示すことを意図する。図3は、ノード8からユニキャストされるフレーム又はノード8からブロードキャストされるフレームにより取られるネットワークを通じた最短パスを示している。
VID#1で識別されるユニキャストフレームがノード15からノード8により受信されると、ノード8は、フレームの宛先アドレス(DA)を調べ、前述のテーブルを使用してフレームを正確な宛先に転送する。従って、例えば、ノード8がノード1にアドレス指定されたノード15からのフレームを受信すると、ノード8は、そのFIBで検索を実行してポートAでフレームを出力する。
前述のように、ユニキャストフレームに加えて、フレームがネットワークの複数の宛先にマルチキャストされることを可能にすることがしばしば望ましい。これを行う1つの方法は、関心のあるコミュニティ毎のソース毎にマルチキャスト宛先アドレスを規定し、ネットワークのノードに対してマルチキャストアドレスの転送状態を設定させることである。これにより、マルチキャストフレームが受信されると、ノードは、マルチキャストフレームの宛先アドレスを使用してフレームを転送することができる。米国特許出願第11/537,775号に記載のように、所定のノードからのマルチキャストツリーは、所定のノードへのユニキャストツリーに合致する。これは、ブリッジのMAC学習部分がループ抑制機構として適合され得るため、双方が共通のVIDを共有するという点で有利である。
ネットワークのノードに対してマルチキャスの状態を設定させる1つの方法は、マルチキャストに関連するサービスインスタンスを広告し、(ISIDを介して識別される)同じサービスインスタンスに関連する2つのエンドノード間の最短パス上にある場合、中間ノードに対してマルチキャストDA/マルチキャストVIDの転送状態を設定させることである。例えば、図2に示すように、ノード8がサービスインスタンス(ISID)に関連するマルチキャストのソースであり、ノード3及び13がそのISIDへの関心を広告したことを仮定する。マルチキャストのメンバシップを広告することは、リンクステート広告を使用して実行されてもよい。これは、中間ノードに対して、リンクステート広告を送出した宛先ノードが特定のサービスインスタンス(ISID)に関心があるというリンクステートデータベースへのエントリを追加させる。
中間ノード(例えばノード9)は、ノード8からノード13へ及びノード8からノード3への最短パス上にあるか否かを決定し、従って、マルチキャストDA/マルチキャストVIDの転送状態を設定する。これにより、フレームがマルチキャストDA/VIDで受信されると、これはノード3及び13の双方に転送される。マルチキャストルートの設定に関連する更なる詳細は、“Multicast Implementation in a Link State Protocol Controlled Ethernet(登録商標) Network”という題で2007年2月5日に出願された米国特許出願第11/702,263号に含まれている。この内容が参照として取り込まれる。
図4は、ユニキャスト及びマルチキャスト設定状態の組み合わせを示している。前述のように、ユニキャスト及びマルチキャストフレームの双方はネットワークを通じて最短パスに従うため、これらは同じVIDを使用してもよい。
本発明の実施例によれば、最短パスに従うように要求されないTEパスもまた、ネットワークを通じて規定されてもよい。TEパスは、リンクステート広告を使用してシグナリング又は広告されてもよい。TEパスは、異なるVIDで識別されてもよいが、TEパスに従うように意図されるトラヒックが、同じ宛先アドレス(DA)にアドレス指定されるがその宛先にネットワークを通じて最短パスに従うことを要求されるトラヒックから区別されてもよい。TEトラヒックとベストエフォートトラヒックとを識別するために異なるVIDを使用することにより、ネットワークのノードは、そうでなければネットワークの同じ宛先アドレスにアドレス指定されるフレームについて、異なる転送判定を行い得る。
例えば、図2において、TEパスがノード5及び2を介してノード8からノード3に確立されることを仮定する。TEパスのノードは、宛先アドレス=3及びVID#2のエントリを設定してもよく、これにより、この識別情報で受信されたフレームがTEパスに沿って転送される。内部ノードでの転送は宛先アドレス(DA)及びVIDに基づくため、TEパスのVIDを使用して識別されたフレームは、最短パスのVIDを使用して識別されたフレームと異なるように転送されてもよい。図5は、ノード8でのソースとノード3及び13での宛先とを有するマルチキャストが確立された例を示している。更に、図5に示すように、この例では、TEパスがノード8とノード3との間で確立されたことを仮定する。所定のサービス又は一式のサービスインスタンスのユニキャストトラヒックのみがノード8からノード3へのトラヒックエンジニアリングされたパスを介して転送される場合、ユニキャストトラヒックはTEパスを介して送信されてもよく、マルチキャストトラヒックは通常の方法でマルチキャストパスを介して送信されてもよい。TEを追加する全ての局面はノード8のローカルでの判定である。しかし、TEパスがまたノード8からノード3へのマルチキャストトラヒックを伝達する場合、ノード3は、マルチキャストトラヒックの2つのコピーを受信することになる。特に、ノード8は、マルチキャストフレームのコピーを行い、TEパスを介してノード3にフレームを送信する。更に、ノード8は、マルチキャストフレームのコピーを行い、ベストエフォートのマルチキャストパスでノード9にフレームを送信する。ノード9はフレームを複製し、(ノード6を介して)ノード13及びノード3にコピーを送信する。従って、TEパスがマルチキャストトラヒックを伝達するように構成される場合、重複するフレームがトンネルのエンドポイントに送信され得る。
これを回避するために、本発明の実施例によれば、マルチキャスト転送状態の部分は、例えば図6に示すように削除され、TEパスで重複するマルチキャストツリーの部分を取り除く。
本発明の実施例によれば、TEパスは、サービスインスタンスに関連してもよく、TEパスの規定を含むリンクステート広告は、TEパスがそのサービスインスタンスに関連するトラヒックを伝達するために排他的に使用され得るか否かについての指示を含んでもよい。TEパスがサービスインスタンスに排他的に使用される場合、ソースから宛先への最短パス上にあるネットワークのノードは、ソースから宛先への最短パス上にあるか否かに拘らず、そのサービスインスタンスのマルチキャスト転送状態を設定しない。従って、他のサービスインスタンス特有のパスの代わりにTEパスが設定されてもよく、TEパスが特定のサービスインスタンスに排他的になることを可能にしてもよい。マルチキャストに関して、TEパスは、マルチキャストツリーの分岐を交換するために使用されてもよく、これにより、特定のマルチキャストに設定された状態は、TEパスで重複するマルチキャストの分岐を取り除くように調整される。
マルチキャスト転送状態をネットワークから取り除かせる複数の方法が存在する。例えば、TEパスがネットワークに設定されると、TEパスのエンドポイントは、どのマルチキャストインスタンスがTEパスにより伝達されるかを決定し、もはやサービスインスタンスに関連するマルチキャストトラヒックを受信することに関心がないことを示す広告を送出してもよい。これは、内部ノードが、マルチキャストがエンドノードに送信されることを可能にするように設定されたツリーの分岐を取り除くことをもたらす。
マルチキャスト転送状態を取り除く方法の他の例として、TEパスが広告されたときに、ネットワークの内部ノードは、TEパスが所定のサービスインスタンスについてマルチキャストトラヒックをエンドノードに伝達するために使用されるか否かを決定してもよい。通過ノードが最短パスの接続性の構成についての広告を処理すると、以下のステップを行う。
−最多パス上にあるノードの対を決定する。
−どのノードの対が共通のサービスインスタンス(I-SID)を有するかを決定する
−どのノードの対が同じ一式のI-SIDについて間にTEトランクを有するかを決定し、ベストエフォートの接続性を要求するセットから取り除く。
−残りについてベストエフォート転送エントリを設定する。
前述の例では、TEの接続性の追加により冗長になった先天的なエントリが事実上除去されるように、前のFIBが優先されることを仮定する。
例えば、図5では、中間ノード6は、トラヒックエンジニアリングされたパスがノード8からノード3に確立されることを示すリンクステート広告を受信してもよい。ノード6は、トラヒックエンジニアリングされたパス上にないことをLSAから認識し、従って、トラヒックエンジニアリングされたパスの転送状態を設定する必要はない。しかし、ノード6は、ノード8からノード3への最短パス上にあることを決定するため、これらの2つのノード間でのマルチキャストの転送状態を除去する必要がある可能性がある。従って、ノード6は、トンネルがエンドポイント間でマルチキャストフレームを伝達するために使用されるか否かを決定する。そうである場合、ノード6は、ノード8から生じた何らかのマルチキャストでメンバシップを広告したか否かを決定する。TEパスがマルチキャストフレームを伝達することをTEパスのLSAが示すと、中間ノードは、エンドノードにマルチキャストフレームを転送するためにのみ必要な何らかのマルチキャスト転送状態を除去する。どのようにマルチキャストが取り除かれるかの例が図6に示されている。図6において、ノード9及び3の間のマルチキャストの分岐は除去されている。この理由は、マルチキャストの分岐がノード3にマルチキャストフレームを転送するためにのみ設定されているからである。
TEパスは、エンドノード間で全てのトラヒックを伝達する必要はなく、従って、これらのノード間でネットワークを通じて排他的なパスになる必要はない。更に、ネットワークのノードは、ネットワークを通じたフレームのユニキャストに関する使用のために、ネットワークを通じて最短パスに基づいて転送状態を設定するため(すなわち、ユニキャストVID#1を使用するため)、ベストエフォートの最短パスの転送は、TEパスをバックアップするために使用され得る。例えば、TEパスがダウンしていることをノード8が決定すると、パスのエンドポイントのDA及びユニキャストVID#1を使用し、ネットワークを通じて最短パスでフレームをDAに転送してもよい。しかし、パスが排他的である場合、これは、マルチキャストトラヒックに有効ではない。この理由は、内部ノードは、マルチキャストDAにアドレス指定されたトラヒックがパスのエンドポイントに到達することを可能にするように状態を設定していないためである。この例では、入口ノード(図示の例ではノード8)は、トンネルエンドポイントへのトランスポートトラヒックへのマルチキャストに依存せずに、通常ではパスにより伝達される全てのトラヒックに対して、パスのエンドポイントにユニキャストされるようにしてもよい。従って、この例でのマルチキャストフレームは、マルチキャストDA/マルチキャストVID#2及びユニキャストDA/ユニキャストVID#1の双方を使用してノードにより出力され、データがマルチキャストツリーで送信されることをもたらし、データがパスのエンドポイントにユニキャストされることをもたらしてもよい。
I-SIDは、ネットワークのトラヒックのフローを識別するために使用されるタグであり、通常ではエッジにとってのみ重要である。リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークでは、ISIDもまた、ルーティングシステムで使用されてもよい。この場合、ルーティングシステムは、I-SID毎にソース特有のマルチキャストツリーを構築するために使用される。本発明の実施例によれば、ベストエフォート若しくはマルチキャストを使用して、又はTEパスを介して転送されるトラヒックの間を区別するために、ISIDもまたTEパスに関連してもよい。この例のISIDは、制御プレーンでサービスと接続性とを関連付け、フレームがデータプレーンのTEパスで転送されることを可能にする正確なVID/DAを選択するために使用される。従って、TEパスは、I-SIDにより識別される一式のサービスに関連する。
トラヒックエンジニアリングされたパス上のトラヒックは、最短パスの接続性を使用して転送されるトラヒックと同じ優先度を有してもよく、TEパスのトラヒックがネットワークを通じて転送される可能性を増加させるために高い優先度でマーキングされてもよい。任意選択で、複数の様々なTEパスがネットワークを通じて設定されてもよく、これにより、TEパスに影響を与えるネットワークの障害の決定時にトラヒックが1つのTEパスから他のTEパスにプロテクション切り替えされてもよい。代替として、TEパスに障害が生じたときに、最短パスの転送は、TEパスをバックアップするように実装されてもよい。ネットワークオペレータが顧客に提供し得る選択肢の数を増加させるために、様々なサービス品質及びプロテクションの選択肢が選択され、一緒にグループ化されてもよい。これにより、顧客は、ネットワークサービスプロバイダから希望する接続性の形式を購入し得る。
TEパスがネットワークの一対のノードの間に設定されると、TEパスは、これらのノードの間の全ての他の接続性を優先してもよい。これにより、状態を設定したときに通過ノードは、同じエンドポイントの間でマルチキャストツリー又はベストエフォートサービス(最短パス)の他の状態を設定しない。このことは、2つのエンドポイントの間の全てのトラヒックが、2つのエンドポイントの間のベストエフォートの最短パスではないパスを通過することを可能にする。代替として、TEパスは、エンドポイントの間でユニキャストトラヒックのみに使用されてもよく、状態は、エンドポイントの間でマルチキャストトラヒックの中間ノードにより設定され続けてもよい。
任意選択で、TEパスが“全包括的(all encompassing)”であるかユニキャストのみであるかを中間ノードに対して示すためにフラグが使用されてもよい。TEパスが全包括的である場合、TEパスがプロテクションを必要とすることが仮定されてもよい。この理由は、中間ノードは、中間ノードがベストエフォート(最短パス)でこれらのノードの間のトラヒックを転送することを可能にする状態を設定しないからである。しかし、TEパスが全包括的でない場合、中間ノードは、ユニキャストデータに使用されるTEパスの状態を設定し、また、ノード間の最短パスに沿ったベストエフォート状態を設定する。TEパス上のノード/リンクが故障すると、それに従って、エンドシステムは、そうでなければTEパス上で転送されているトラヒックが、ベストエフォート設定状態に従ってネットワークを通じて転送されることをもたらしてもよい。従って、この実施例では、ネットワークのネットワークエレメントは、ベストエフォート状態とTEパス状態との双方を設定してもよく、エンドシステムは、TEパスがダウンしたときに、トラヒックがベストエフォート状態を使用して伝達されることをもたらしてもよい。
図3は、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークで状態を設定するために内部ノードが従う処理を示している。ここでは、TEパスは、ネットワークを通じて設定されることを許容されている。図3に示すように、TEパス情報を含むリンクステート広告がリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークの中間ノードにより受信されると(100)、ネットワークエレメントは、トラヒックエンジニアリングされたパスに記載されているノードの1つであるか否か、トラヒックエンジニアリングされたパスに属するものとして連結されたリンクの1つに接続されているか否かを決定する(102)。ネットワークエレメントがパス上にあり、まだTEパスの状態を設定していない場合、ノードはパスの転送状態を設定する(104)。これにより、TEパスのDA/VIDを使用してアドレス指定されたフレームは、TEパスに沿って宛先に転送される。
ノードはまた、TEパスが特定のマルチキャストサービスインスタンス(ISID)についてマルチキャストを伝達するか否かを決定する106。TEパスがTEパスの宛先への特定のISIDに関連するトラヒックに排他的に使用される場合、ISID及び宛先に特有の前に設定された他の転送状態は、内部ノードのFIBから除去されるべきである。従って、ノードは、マルチキャスト転送状態が除去されるべきか否かを決定する。このことは、マルチキャスト状態が最初のインスタンスで設定されるべきか否かを決定するために実行されたものと同じ処理を使用して行われてもよい。特に、ノードは、TEパスの宛先ノードがTEパスに関連するISIDへの関心を広告したか否かを決定し、そうであれば、ノードがTEパスのソースから宛先への最短パス上にあるか否かを決定する(108)。ノードが最短パス上にある場合、ISIDに関連するマルチキャストDA/VIDの転送状態を除去する(110)。これにより、マルチキャストツリーの分岐がネットワークの転送プレーンで取り除かれてもよい。TEパスが排他的でない場合、転送状態は、ネットワークから除去される必要はなく、処理は終了する(112)。
当然に、この処理の間の如何なる時点でも、ノードは、ネットワークの他のノードにリンクステート広告を転送してもよい。リンクステート広告の転送は、リンクステートルーティングプロトコルにより指定される通りにノードにより実行され、ここに記載するTEパスを実装するためにノードがデータを処理する方法により影響を受けない。
従って、TEパスが使用される場合、マルチキャストツリーは、TEパスにより提供されるものと同じソース及び宛先の間に広がるマルチキャストツリーの分岐を除去するように取り除かれてもよい。従って、ソースと宛先との間の最短パス上にあるときにネットワークの各ノードにマルチキャストツリーの転送状態を設定させるのではなく、中間ノードもまた、まず、TEパスがソースと宛先との間に存在するか否かを決定する。TEパスがソースと宛先との間に存在する場合、中間ノードは、そうでなければ前述の最短パスの決定に基づいて転送状態を設定することを要求されるとしても、マルチキャストツリーの転送状態を設定しない。
トラヒックエンジニアリングされたパスは、ベストエフォートパスでもよく、代替として、ネットワークエレメントのトラヒックに与えられる特定のサービス品質パラメータを指定してもよい。例えば、ネットワーク管理システムは、パスが保証された最小量の帯域幅で提供されることを指定してもよい。これは、異なる転送キューを使用して又は何らかの複数の方法でパスのトラヒックを優先付けることによりネットワークエレメントで実施されてもよい。本発明は、ネットワークエレメントが実際にTEパスのトラヒックに区別されたサービス品質を提供するように構成される特定の方法により限定されない。
前の例では、パスの全てのトラヒック(例えば、特定の宛先アドレス及びVID値を有する全てのトラヒック)は、パスのエンドポイントに送信されることが仮定されている。これは全ての状態に当てはまるとは限らない。例えば、パスは、特定のソースと宛先との間で特定の仮想プライベートネットワークのみのトラヒックを伝達するように設定されてもよい。他のトラヒック(すなわち、TEパスの中間ノードで生じたトラヒック)がTEパスで転送されることを回避するために、ネットワークエレメントは、RPFC(Reverse Path Forwarding Check)に類似したソースMACアドレスチェックを実行し、トラヒックが正確なソースMACアドレスからのものであるか否かを決定してもよい。トラヒックが正確なソースから生じていない場合、トラヒックは、トラヒックエンジニアリングされたパスで転送されることから回避されてもよい。この場合、トラヒックは、破棄されてもよく、宛先への最短パスで宛先に転送されてもよい。
ネットワーク管理システムは、ネットワークを通じてパスを計算するときに、多数の種類の情報を使用してもよい。例えば、ネットワーク管理システムは、ネットワークを通じてパスを決定するときに、リンク/ノードの容量、速度、用法及び可用性、又は他の一般的なメトリックを考慮してもよい。任意選択で、プライマリパスを計算するときに、セカンダリパスも同様にシグナリングされてもよい。これにより、ネットワークを通じてプライマリパスの1つ以上のノード/リンクが故障したときに、高速の再ルーティングパスが設定されてもよい。高速の再ルーティングの選択肢は、元のトラヒックエンジニアリングされたパスと同じリンクステート広告で広告されてもよく、次の時間に広告されて確立されたパスに設定されてもよい。
IS-IS、OSPF、又は他のリンクステートルーティングプロトコルのリンクステート広告を使用してトラヒックエンジニアリングされたパスの情報を送信することにより、トラヒックエンジニアリングされたパスは、既にネットワークで使用されているシグナリング機構を使用して確立されることが可能になる。従って、トラヒックエンジニアリングされたパスがネットワークエレメントにインスタンス化されることを可能にするために、更なるシグナリング機構が実装される必要はない。リンクステート広告は、ネットワークの全てのノードにネットワーク上で転送され、ノードがリンクステートデータベースを更新することを可能にする。
ブリッジ(ユニキャスト及びマルチキャスト)に関連するMACアドレスは、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークにとってグローバルであり、宛先に基づく転送に使用される。このことは、単にルーティングシステム広告で溢れる可能性があり、ルーティングシステムのローカルの収束(convergence)時にルーティングシステムにより指示されたローカルブリッジ転送データベース(又はFIB)にインスタンス化される可能性があることを意味する。このように、接続性とトポロジとを関連付けるために別のシグナリングシステムを必要とすることなく、レイヤ2の接続性の分散計算はEthernet(登録商標)ブリッジに適用可能である。
ブリッジ毎の単一のユニキャストMACアドレスについて記載しているが、より細かい精度の使用を除外せず、また、ユニキャストMACアドレスはラインカード、仮想スイッチインスタンス(VSI:virtual switch instance)又はUNIポートを示してもよいことがわかる。このことは、宛先ブリッジでフローの逆多重を簡略化するために望ましいことがある。
不安定な期間中(トポロジ変更、ネットワークの全てのブリッジへのルーティングシステムによるトポロジ変更の広告、及び新しいトポロジの共通の視野についての再収束、並びに対応する転送情報の更新の間の期間)に、(潜在的に劣化した形式にも拘らず)接続性を維持するためにループ抑制がネットワークで必要である。分散システムでの不安定性は、少なくとも一時的にネットワークの全体視野が同期していないことをしばしば意味する。ネットワークエレメントがネットワークの同期した視野を有さない場合、一時的なループが形成される可能性がある。リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークは、ループを最小化するためにRPFC(Reveres Path Forwarding Check)を使用してもよい。RPFCチェックは、ネットワークエレメント(Ethernet(登録商標)ブリッジ等)に対して、フレームに含まれるソースMACアドレス及びフレームが到達するセグメントと、転送データベースの宛先と同じMACアドレスについて構成された値とを比較することにより、フレームをチェックさせることにより実行されてもよい。ソースMACアドレスの学習セグメントが静的なエントリを変更している場合、又は静的なエントリが存在しない場合、フレームは破棄される。任意選択で、RPFCチェックは、所望の場合に特定の例では無効になってもよい。
図4は、リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークで使用されるように構成されたネットワークエレメント12の可能な実装の概略図である。ネットワークエレメント12は、ネットワークトポロジ、マルチキャストツリー、及びTEパスに関して、リンクステートルーティングプロトコルを使用して、ネットワーク10の相手ブリッジ12と情報を交換するように構成されたルーティングシステムモジュール20を含む。前述のように、情報の交換により、ブリッジは、ネットワークトポロジの同期した視野を生成することが可能になり、このことにより、ルーティングシステム20のモジュールが収束中に最短パスツリーを計算することが可能になる。ネットワークエレメント12はまた、計算された最短パス、マルチキャストツリー、及びTEパスに基づいて、ネットワークを通じてトラヒックを指示する適切なエントリで生成されたFIB22を含む。
ネットワークエレメント12はまた、1つ以上の他のモジュール(入来フレームを処理するために使用され得るRPFC(Reverse Path Forwarding Correction)ソースチェックモジュール24等)を含んでもよく、フレームが受信したポートが特定のソースMACのFIB22で識別されたポートと合致するか否かを決定するためにFIB22で検索を実行する。受信したポート/ソースMACが想定されるポート/ソースMACに合致しない場合、フレームがネットワークのどこかでそのパスから分岐していることが推測され得るため、破棄される。フレームがRPFCソースチェック24モジュールを通過した場合又はチェックが無効である場合、宛先検索26モジュールは、FIB22からフレームが転送されるポートを決定する。FIBがVIDのエントリを有さない場合、フレームは破棄される。記載のモジュールは例示目的に過ぎず、当業者にわかるようにブリッジノードのモジュール間での機能の結合又は分散により実装されてもよいことがわかる。
前述の機能は、コンピュータ可読メモリに格納されてコンピュータプラットフォーム上の1つ以上のプロセッサで実行される一式のプログラム命令として実装されてもよい。しかし、ここに記載の全てのロジックは、別の構成要素、集積回路(ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等)、プログラム可能ロジック装置(FPGA(Field Programmable Gate Array)又はマイクロプロセッサ等)と共に使用されるプログラム可能ロジック、状態機械、又はこれらの何らかの組み合わせを含む他の装置を使用して実現され得ることが当業者に明らかである。プログラム可能ロジックは、読み取り専用メモリチップ、コンピュータメモリ、ディスク、又は他の記憶媒体のような有形の媒体に一時的に又は永続的に固定されてもよい。プログラム可能ロジックはまた、搬送波に具現されたコンピュータデータ信号に固定され、プログラム可能ロジックがインタフェース(コンピュータバス又は通信ネットワーク等)で送信されることを可能にしてもよい。このような全ての実施例が、本発明の範囲内に入ることを意図する。
図面及び明細書に記載の実施例の様々な変更及び変形は、本発明の要旨及び範囲内で行われてもよいことがわかる。従って、前述の記載に含まれ、添付図面に図示された全ての事項は、例示的に解釈され、限定の意味で解釈されないことを意図する。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物に規定されたものとしてのみ限定される。

Claims (20)

  1. リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークで動作するネットワークエレメントに、トラヒックエンジニアリングされたパスの転送状態を設定する方法であって、
    前記ネットワークエレメントにより、前記リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークで動作するネットワークエレメントによるリンクステートプロトコルに関して交換されるリンクステート広告から導かれた情報を含むリンクステートデータベースを確立するステップと、
    前記リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークの宛先への最短パス転送状態を転送情報ベースに設定し、前記最短パス転送状態は、前記リンクステートデータベースに含まれる情報又は前記リンクステートデータベースから導かれる情報から計算されるステップと、
    リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ノードにより、トラヒックエンジニアリングされたパスの規定を受信し、前記トラヒックエンジニアリングされたパスの規定は、ネットワークを通じてトラヒックエンジニアリングされたパスを規定するリンク及び/又はノードのリストを有するステップと、
    前記トラヒックエンジニアリングされたパスについてトラヒックエンジニアリング転送状態を前記転送情報ベースに設定し、前記ノードが、規定されたトラヒックエンジニアリングされたパスに沿ったリンク上で前記トラヒックエンジニアリングされたパスに関連するトラヒックを転送することを可能にするステップと
    を有する方法。
  2. 前記トラヒックエンジニアリングされたパスの規定は、リンクステートプロトコルのリンクステート広告に含まれる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記トラヒックエンジニアリングされたパスの規定は、シグナリングを介して伝達される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記トラヒックエンジニアリングされたパスの規定は、リンク及び/又はノードのリストを有する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記最短パス転送状態は、第1の仮想LAN IDタグ(VID)に関連し、
    前記トラヒックエンジニアリング転送状態は、第2のVIDに関連する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記転送情報ベースは、宛先アドレスについてトラヒックエンジニアリング転送状態のエントリを含み、同じ宛先アドレスについて異なる最短パス転送状態のエントリを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記最短パス転送状態は、マルチキャスト宛先アドレスの転送状態を含む、請求項5に記載の方法。
  8. 前記トラヒックエンジニアリング転送状態を設定することに関して、マルチキャストアドレスに関連する前記転送情報ベースから少なくとも1つの最短パス転送状態のエントリを除去するステップを更に有する、請求項7に記載の方法。
  9. 複数のリンクにより相互接続された複数のノードを有するリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークであって、
    前記複数のノードは、リンクステートプロトコルを実装し、前記ノードが前記Ethernet(登録商標)ネットワークを通じて最短パス転送状態を設定及び構成するように構成され、
    前記ノードは、トラヒックエンジニアリングパス規定を含むリンクステート広告を交換し、トラヒックエンジニアリングパス転送状態を設定して、トラヒックエンジニアリングされたパスが前記リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークで確立されることを可能にするように更に構成されるリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワーク。
  10. 前記最短パス転送状態は、第1の仮想LAN IDタグ(VID)に関連し、
    前記トラヒックエンジニアリングパス規定は、第2のVIDに関連する、請求項9に記載のリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワーク。
  11. 前記第1のVIDは前記ネットワークを通じたユニキャストの接続性及び前記ネットワークを通じたマルチキャストの接続性に関連する、請求項10に記載のリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワーク。
  12. 前記ノードは、前記第2のVIDに関連するトラヒックエンジニアリング転送状態を設定することに関して、前記第1のVIDに関連するマルチキャストの接続性の転送状態を選択的に設定解除するように更に構成される、請求項11に記載のリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワーク。
  13. 前記最短パス転送状態は、トラヒックエンジニアリングパス上のリンク又はノードの1つが障害を受けたときに、前記ネットワークを通じてフレームを転送するために使用される、請求項9に記載のリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワーク。
  14. 前記リンクステート広告は、冗長なトラヒックエンジニアリングパスを規定するトラヒックエンジニアリングパス規定を含むように構成され、第1のパスはプライマリパスであり、第2のパスはバックアップパスであり、
    前記ノードは、前記プライマリパスのプライマリパス転送状態を設定するように構成され、前記バックアップパスのバックアップパス転送状態を設定するように構成され、
    前記バックアップパス転送状態は、前記プライマリパス上のリンク又はノードの1つが障害を受けたときに、前記ネットワークを通じてフレームを転送するために使用される、請求項9に記載のリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワーク。
  15. 前記トラヒックエンジニアリングパスの入口エッジのノードは、前記最短パス転送状態を使用して転送されるフレームに関連するサービスの優先度より高いサービスの優先度で、前記トラヒックエンジニアリングパスで転送されるフレームをマーキングするように構成される、請求項9に記載のリンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワーク。
  16. ネットワークエレメントの転送情報ベースで転送状態を選択的に更新する方法であって、
    前記ネットワークエレメントの前記転送情報ベースにユニキャスト及びマルチキャスト最短パス転送状態を設定するステップと、
    リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークの第1のノードと前記リンクステートプロトコル制御のEthernet(登録商標)ネットワークの第2のノードとの間でトラヒックエンジニアリングされたパスを指定するトラヒックエンジニアリングパス規定を含むリンクステート広告を受信するステップと、
    前記ネットワークエレメントが前記第1のノードと前記第2のノードとの間の最短パス上にあるか否かを決定するステップと、
    前記トラヒックエンジニアリングパス規定が前記第1のノード及び第2のノードの間でマルチキャストフレームを伝達するために前記トラヒックエンジニアリングされたパスを必要とするか否かを決定するステップと、
    前記ネットワークエレメントが前記第1及び第2のノードの間の最短パス上にあり、前記トラヒックエンジニアリングされたパスが前記第1及び第2のノードの間でマルチキャストフレームを伝達することを前記トラヒックエンジニアリングパス規定が示す場合、前記転送情報ベースから前記第1及び第2のノードの間に確立されたマルチキャストツリーのマルチキャスト最短パス転送状態を取り除くステップと
    を有する方法。
  17. 前記マルチキャストツリーは、ISID値に関連し、
    前記マルチキャスト最短パス転送状態を取り除くステップは、どのISID値が前記第1及び第2のノードの間で共通するかを決定することを有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記トラヒックエンジニアリングされたパスの転送状態を前記転送情報ベースに設定するステップを更に有する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記最短パス転送状態は、最短パスの仮想LAN ID(VID)に関連し、
    前記トラヒックエンジニアリングされたパスの転送状態は、トラヒックエンジニアリングVIDに関連する、請求項18に記載の方法。
  20. 前記転送情報ベースは、所定の宛先アドレスについて2つのエントリを有し、前記2つのエントリのうち1つは、前記最短パスVIDに関連し、前記2つのエントリのうち第2のものは、前記トラヒックエンジニアリングVIDに関連する、請求項19に記載の方法。
JP2009535814A 2006-11-02 2007-11-02 リンクステートプロトコル制御のEthernetネットワークでのトラヒックエンジニアリングされたパス Expired - Fee Related JP5129261B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US85627506P 2006-11-02 2006-11-02
US60/856,275 2006-11-02
US11/732,381 2007-04-03
US11/732,381 US20080107027A1 (en) 2006-11-02 2007-04-03 Engineered paths in a link state protocol controlled Ethernet network
PCT/GB2007/050671 WO2008053252A1 (en) 2006-11-02 2007-11-02 Traffic engineered paths in a link state protocol controlled ethernet network

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010509825A true JP2010509825A (ja) 2010-03-25
JP5129261B2 JP5129261B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=38834707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009535814A Expired - Fee Related JP5129261B2 (ja) 2006-11-02 2007-11-02 リンクステートプロトコル制御のEthernetネットワークでのトラヒックエンジニアリングされたパス

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20080107027A1 (ja)
EP (2) EP2750342A3 (ja)
JP (1) JP5129261B2 (ja)
CA (1) CA2668128A1 (ja)
GB (1) GB2443549A (ja)
WO (1) WO2008053252A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013524557A (ja) * 2010-03-26 2013-06-17 ロックスター ビーアイディーシーオー,エルピー ルーティングされるEthernetネットワークでの分散した障害回復
DE102016211189A1 (de) 2015-06-24 2016-12-29 Denso Corporation Weiterleitungsvorrichtung
DE102016211066A1 (de) 2015-07-07 2017-01-12 Denso Corporation Repeater
DE102016214189A1 (de) 2015-08-05 2017-02-09 Denso Corporation Kommunikationsnetzwerk und Relais-Vorrichtung

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8223668B2 (en) 2006-12-14 2012-07-17 Rockstar Bidco Lp Method and apparatus for exchanging routing information and the establishment of connectivity across multiple network areas
US8270319B2 (en) 2006-12-14 2012-09-18 Rockstart Bidco, LP Method and apparatus for exchanging routing information and establishing connectivity across multiple network areas
US8416789B1 (en) * 2007-02-05 2013-04-09 World Wide Packets, Inc. Multipoint packet forwarding using packet tunnels
US8416790B1 (en) * 2007-02-05 2013-04-09 World Wide Packets, Inc. Processing Ethernet packets associated with packet tunnels
US7693164B1 (en) 2007-02-05 2010-04-06 World Wide Packets, Inc. Configuring a packet tunnel network
US8140654B2 (en) * 2007-04-27 2012-03-20 Futurewei Technologies, Inc. Verifying management virtual local area network identifier provisioning consistency
US7969888B2 (en) * 2007-04-27 2011-06-28 Futurewei Technologies, Inc. Data communications network for the management of an ethernet transport network
US8948046B2 (en) * 2007-04-27 2015-02-03 Aerohive Networks, Inc. Routing method and system for a wireless network
US8442072B2 (en) * 2007-05-25 2013-05-14 Futurewei Technologies, Inc. Method of preventing transport leaks in hybrid switching networks by extension of the link layer discovery protocol (LLDP)
US7859993B1 (en) * 2007-06-21 2010-12-28 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Two-phase fast reroute with optimized traffic engineering
US7864712B2 (en) * 2007-07-20 2011-01-04 Cisco Technology, Inc. Preventing loops in networks operating different protocols to provide loop-free topology
US8015320B2 (en) * 2007-08-28 2011-09-06 Futurewei Technologies, Inc. Load distribution and redundancy using tree aggregation
US7898965B2 (en) * 2007-10-12 2011-03-01 Nortel Networks Limited IP network and performance monitoring using ethernet OAM
US8218502B1 (en) 2008-05-14 2012-07-10 Aerohive Networks Predictive and nomadic roaming of wireless clients across different network subnets
IL192140A0 (en) * 2008-06-12 2009-02-11 Ethos Networks Ltd Method and system for transparent lan services in a packet network
US8175103B2 (en) * 2008-06-26 2012-05-08 Rockstar Bidco, LP Dynamic networking of virtual machines
US8005016B2 (en) * 2008-10-28 2011-08-23 Nortel Networks Limited Provider link state bridging (PLSB) computation method
US9100269B2 (en) * 2008-10-28 2015-08-04 Rpx Clearinghouse Llc Provisioned provider link state bridging (PLSB) with routed back-up
US9674892B1 (en) 2008-11-04 2017-06-06 Aerohive Networks, Inc. Exclusive preshared key authentication
US8811388B2 (en) 2008-11-14 2014-08-19 Rockstar Consortium Us Lp Service instance applied to MPLS networks
CN101741678B (zh) * 2008-11-26 2012-02-29 华为技术有限公司 一种建立虚拟局域网连接的方法、设备与系统
US8483194B1 (en) 2009-01-21 2013-07-09 Aerohive Networks, Inc. Airtime-based scheduling
US8243743B2 (en) * 2009-04-09 2012-08-14 Ciena Corporation In-band signaling for point-multipoint packet protection switching
US8711863B2 (en) * 2009-04-27 2014-04-29 Ciena Corporation Virtual links in a routed ethernet mesh network
US8874709B2 (en) * 2009-05-01 2014-10-28 Futurewei Technologies, Inc. Automatic subnet creation in networks that support dynamic ethernet-local area network services for use by operation, administration, and maintenance
US8040906B2 (en) * 2009-06-23 2011-10-18 Nortel Networks Limited Utilizing betweenness to determine forwarding state in a routed network
US11115857B2 (en) 2009-07-10 2021-09-07 Extreme Networks, Inc. Bandwidth sentinel
US9900251B1 (en) 2009-07-10 2018-02-20 Aerohive Networks, Inc. Bandwidth sentinel
US8385231B2 (en) * 2009-07-30 2013-02-26 Roberto Rojas-Cessa Disseminating link state information to nodes of a network
US8873401B2 (en) * 2010-03-16 2014-10-28 Futurewei Technologies, Inc. Service prioritization in link state controlled layer two networks
US8345697B2 (en) * 2010-08-17 2013-01-01 Dell Products, Lp System and method for carrying path information
US9002277B2 (en) 2010-09-07 2015-04-07 Aerohive Networks, Inc. Distributed channel selection for wireless networks
US20120063362A1 (en) * 2010-09-09 2012-03-15 Thippanna Hongal Method and apparatus for computing paths to destinations in networks having link constraints
US9503360B2 (en) 2010-09-27 2016-11-22 Ciena Corporation Method and apparatus for traffic engineering in shortest path bridged networks
US8699417B2 (en) * 2011-04-29 2014-04-15 T-Mobile Usa, Inc. Microwave backhaul arrangements
US10091065B1 (en) 2011-10-31 2018-10-02 Aerohive Networks, Inc. Zero configuration networking on a subnetted network
US9571387B1 (en) * 2012-03-12 2017-02-14 Juniper Networks, Inc. Forwarding using maximally redundant trees
US8787375B2 (en) 2012-06-14 2014-07-22 Aerohive Networks, Inc. Multicast to unicast conversion technique
US9514091B2 (en) * 2012-08-12 2016-12-06 Avaya Inc. Link aggregation using digests
US10389650B2 (en) 2013-03-15 2019-08-20 Aerohive Networks, Inc. Building and maintaining a network
US9413772B2 (en) 2013-03-15 2016-08-09 Aerohive Networks, Inc. Managing rogue devices through a network backhaul
JP6052044B2 (ja) * 2013-04-30 2016-12-27 富士通株式会社 パケットトランスポートネットワークシステム
BR112016003423B1 (pt) * 2013-08-19 2022-10-04 Huawei Technologies Co., Ltd Método e sistema de comutação bidirecional ponta a ponta 1+1, e nó
US9225629B2 (en) * 2014-05-30 2015-12-29 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Efficient identification of node protection remote LFA target
CN105991330B (zh) * 2015-02-13 2019-07-02 中国移动通信集团广东有限公司 一种实现电路拓扑调度的方法及装置
KR102452615B1 (ko) * 2016-01-21 2022-10-06 현대자동차주식회사 네트워크에서 우선순위에 기초한 데이터의 전송 방법
JP6583029B2 (ja) 2016-02-03 2019-10-02 株式会社デンソー 中継装置
JP6683090B2 (ja) 2016-09-26 2020-04-15 株式会社デンソー 中継装置
US10164867B2 (en) 2017-02-03 2018-12-25 Cisco Technology, Inc. Generating non-congruent paths having minimal latency difference in a loop-free routing topology having routing arcs
CN108512757B (zh) * 2017-02-27 2020-12-11 中兴通讯股份有限公司 一种按需带宽调整的方法及装置
US10554425B2 (en) 2017-07-28 2020-02-04 Juniper Networks, Inc. Maximally redundant trees to redundant multicast source nodes for multicast protection
US10742487B2 (en) * 2018-04-05 2020-08-11 Nokia Technologies Oy Border routers in multicast networks and methods of operating the same
CN111510388B (zh) 2019-01-30 2022-01-21 华为技术有限公司 一种确定转发路径的方法、装置及系统
US11166221B2 (en) 2020-04-06 2021-11-02 Cisco Technology, Inc. Ethernet bridging in SDN-based wireless mesh networks

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001345808A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Toshiba Corp QoS情報収集管理端末装置、QoS情報収集管理方法および記憶媒体
US20020141345A1 (en) * 2001-01-30 2002-10-03 Balazs Szviatovszki Path determination in a data network
US20050220096A1 (en) * 2004-04-06 2005-10-06 Robert Friskney Traffic engineering in frame-based carrier networks
WO2006060184A2 (en) * 2004-12-01 2006-06-08 Cisco Technology, Inc. Inter-domain te-lsp with igp extensions

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6483833B1 (en) * 1998-06-19 2002-11-19 Nortel Networks Limited Method for transmitting label switching control information using the open shortest path first opaque link state advertisement option protocol
US20020093954A1 (en) * 2000-07-05 2002-07-18 Jon Weil Failure protection in a communications network
US7206309B2 (en) * 2001-03-27 2007-04-17 Nortel Networks Limited High availability packet forward apparatus and method
US7035937B2 (en) * 2001-04-25 2006-04-25 Cornell Research Foundation, Inc. Independent-tree ad hoc multicast routing
US7218639B2 (en) * 2001-11-01 2007-05-15 The Furukawa Electric Co., Ltd. Network system, transmission method, and computer program
CN100474823C (zh) * 2002-11-14 2009-04-01 华为技术有限公司 一种传递以太网端口连接状态的方法
US7697454B2 (en) * 2004-01-14 2010-04-13 Avaya, Inc. Method and apparatus for controlling the dissemination of routing information on a communication network
US7430210B2 (en) * 2004-05-26 2008-09-30 Fujitsu Limited Application of an Ethernet/MPLS “half bridge” to provide emulated Ethernet LAN functions in SONET networks
US8855122B2 (en) * 2004-06-23 2014-10-07 Rockstar Consortium Us Lp Backbone provider bridging networks
US7420989B2 (en) * 2004-09-30 2008-09-02 Lucent Technologies Inc. Technique for identifying backup path for shared mesh protection
US8068408B2 (en) * 2004-11-01 2011-11-29 Alcatel Lucent Softrouter protocol disaggregation
US20060268739A1 (en) * 2005-05-24 2006-11-30 Garcia Julio C Tracking of traffic engineering topology in an autonomous system
US8144628B2 (en) * 2005-12-13 2012-03-27 Cisco Technology, Inc. Acknowledgement-based rerouting of multicast traffic
US20080019385A1 (en) * 2005-12-30 2008-01-24 Huawei Technologies Co., Inc. (Usa) System and method of mapping between local and global service instance identifiers in provider networks

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001345808A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Toshiba Corp QoS情報収集管理端末装置、QoS情報収集管理方法および記憶媒体
US20020141345A1 (en) * 2001-01-30 2002-10-03 Balazs Szviatovszki Path determination in a data network
US20050220096A1 (en) * 2004-04-06 2005-10-06 Robert Friskney Traffic engineering in frame-based carrier networks
WO2006060184A2 (en) * 2004-12-01 2006-06-08 Cisco Technology, Inc. Inter-domain te-lsp with igp extensions

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013524557A (ja) * 2010-03-26 2013-06-17 ロックスター ビーアイディーシーオー,エルピー ルーティングされるEthernetネットワークでの分散した障害回復
DE102016211189A1 (de) 2015-06-24 2016-12-29 Denso Corporation Weiterleitungsvorrichtung
DE102016211189B4 (de) * 2015-06-24 2021-06-10 Denso Corporation Weiterleitungsvorrichtung
DE102016211066A1 (de) 2015-07-07 2017-01-12 Denso Corporation Repeater
DE102016214189A1 (de) 2015-08-05 2017-02-09 Denso Corporation Kommunikationsnetzwerk und Relais-Vorrichtung
DE102016214189B4 (de) 2015-08-05 2023-10-12 Denso Corporation Kommunikationsnetzwerk und Relais-Vorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
GB0721504D0 (en) 2007-12-12
EP2078390A1 (en) 2009-07-15
GB2443549A (en) 2008-05-07
EP2750342A2 (en) 2014-07-02
WO2008053252A1 (en) 2008-05-08
US20080107027A1 (en) 2008-05-08
CA2668128A1 (en) 2008-05-08
JP5129261B2 (ja) 2013-01-30
EP2750342A3 (en) 2014-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5129261B2 (ja) リンクステートプロトコル制御のEthernetネットワークでのトラヒックエンジニアリングされたパス
CN112565067B (zh) 用于多播保护的到冗余多播源节点的最大冗余树
US9001647B2 (en) Distributed failure recovery in a routed ethernet network
US8270319B2 (en) Method and apparatus for exchanging routing information and establishing connectivity across multiple network areas
US8223668B2 (en) Method and apparatus for exchanging routing information and the establishment of connectivity across multiple network areas
US8811388B2 (en) Service instance applied to MPLS networks
US9008088B2 (en) Multicast implementation in a link state protocol controlled ethernet network
US9019814B1 (en) Fast failover in multi-homed ethernet virtual private networks
US8867366B2 (en) Multicast implementation in a link state protocol controlled Ethernet network
KR20100113540A (ko) 링크 상태 프로토콜 제어형 이더넷 네트워크를 이용한 mpls p 노드 교체
CN101529829A (zh) 链路状态协议控制以太网网络中的业务工程路径

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees