JP2010509807A - 無線通信デバイスにおいて、ブロードキャストされたメディア・コンテンツを記録し共有する方法および装置 - Google Patents
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Abstract
無線通信デバイスにおいてブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録し、いくつかの局面では、この記録したブロードキャスト・メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有する方法および装置が示される。開示された局面は、予め定めた時間においてキャプチャおよび記録モジュールを起動するクロック機能を実施することによって、予め定めた時間においてブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする。ある局面では、このデバイスは、符号化され後の使用および/または共有のために格納されるメディア・コンテンツの探索および決定のために使用されるメディア・コンテンツ判定基準を予め選択することを可能にする探索機能を組み込んでいる。他の局面では、記録/格納されたメディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットで符号化し、このスピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを他の無線デバイスへ通信することによって、記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが、他の無線通信デバイスと共有される。
Description
開示された局面は、無線通信デバイスに関し、さらに詳しくは、無線通信デバイスにおいて、ブロードキャストされたメディア・コンテンツを記録し共有するシステムおよび装置に関する。
例えばセルラ電話のような無線通信デバイスは、過去十年間の間、急速に普及した。これらのデバイスは、急速に、広範囲の機能を提供できる多面的デバイスになりつつある。例えば、セルラ電話はさらに、計算機能、インターネット・アクセス、電子メール、テキスト・メッセージ、GPSマッピング、デジタル写真機能、オーディオ/MP3プレーヤ、ビデオ・ゲーム機能、ビデオ・ブロードキャスト受信機能等をも組み込むことができる。
オーディオ/MP3プレーヤ、および/またはビデオ・プレーヤ、および/またはビデオ・ゲーム・プレーヤを組み込むセルラ電話は、特にデバイス・ユーザの人口統計的に若年層にますます普及している。そのようなデバイスは、セルラ通信が、まずインターネット接続を用いてパーソナル・コンピュータ(PC)、ラップトップ・コンピュータ、またはその他のデバイスへ音楽、ビデオ、またはゲームをダウンロードし、次にそれらのデバイスからユニバーサル・シリアル・バス(USB)ケーブル等を介して無線デバイスへ転送する必要なく曲、ビデオ、またはビデオ・ゲームを無線デバイスへ直接的にダウンロードする手段を与えるという点で、スタンド・アローンのオーディオ/MP3プレーヤ・デバイス、ビデオ・プレーヤ・デバイス、またはビデオ・ゲーム・デバイスよりも優れている。このようにメディア・ファイル(例えば、曲、CD、ビデオ、映画、ゲーム、静止画、グラフィック等)を瞬時に得る機能は、そのときの勢いでメディアを求めるユーザにとって非常に魅力的である。
オーディオ/MP3プレーヤ、ビデオ・プレーヤ、および/またはビデオ・ゲーム・プレーヤに加えて、セルラ電話およびその他の無線通信デバイスは、一般に、例えばAMラジオ受信機および/またはFMラジオ受信機のようなブロードキャスト受信機を備えている。同じ観点で、ネットワーク機能における技術の進歩によって、近い将来、そのようなデバイスが、ブロードキャストされたテレビ・コンテンツ、および/または、例えば映画/ビデオ、ビデオ・ゲーム等のようなその他のブロードキャストされたマルチメディア・コンテンツやストリーミング・マルチメディア・コンテンツを受信するテレビ・ブロードキャスト受信機を組み込むことが普通になるであろう。例えばラジオ・コンテンツやテレビ・コンテンツのようなブロードキャストされたメディア・コンテンツは、一般に、スケジュール・ベースでブロードキャストされる。それゆえ、ほとんどの例では、ユーザは、スケジュールされたブロードキャストを前もって知っている。例えば、特定のラジオ放送局が、1日および/または1週間のうちの特定の時間においてあるフォーマットの音楽をブロードキャストしたり、あるいは、テレビ局が、スケジュールされた特定の期間において、特定の番組をブロードキャストすることができる。
コンテンツをブロードキャストまたはストリームすることによって、デバイスは、データ・ネットワークを介してメディアの一方向送信を受信することが可能となる。そのような送信は、イントラネット上で広範に使用されており、メディア・コンテンツをオン・デマンドで配信したり、あるいは、イントラネット・ラジオ等のようなオーディオ/ビデオ・ブロードキャストが配信される。ダウンロード後に再生される従来のマルチメディア・ファイル(例えば、オーディオWAV、MP3ファイル、ビデオMPEGファイル等)とは異なり、ストリーミング・オーディオ/ビデオは、要求して数秒以内に再生され、データは一般に受信デバイス上に永久に保存されない。この点において、ブロードキャストされたコンテンツまたはストリーミング・コンテンツはキャプチャされず、永久保存に適した圧縮状態にも変換されず、将来の次の再生/実行のためにデバイスに格納もされない。
多くのユーザは、メディアをオン・デマンドでかつモバイル環境において取得することに加え、友人、同僚等とメディア・ファイルを瞬時に共有できることを楽しんでいる。しかしながら、メディア・ファイルの無線ハンドセットから無線ハンドセットへの共有には多くの問題がある。メディア・ファイルを共有することに関連する問題の1つは、これらファイルは一般には著作権法によって保護されており、(例えば、ライセンス料金を支払うなど)必要なライセンスを得なければメディア・ファイルの共有は禁じられる。しかしながら、多くのメディア・コンテンツ・プロバイダは、共有されたメディア・ファイルが、オリジナルの未変更ファイルと同じユーザ経験を与えないように、メディア・ファイルがある程度制限または変更されているのであれば、ユーザに対してメディア・ファイルを共有することを許可している。これら制限または変更されたメディア・ファイルは一般に、メディア・プロバイダによって提供された宣伝用コピーのカテゴリーに入る。この概念は、共有メディア・ファイルの変更されていない「クリーン」なコピーを購入することにかられているユーザから利益を得る。メディア・ファイルを変更または制限することは、「再生」回数を制限することと、品質を落とした共有コピーを提供することと、あるいは、たとえば新しいアーティストや新しいアルバムを宣伝するプロモーション目的のためにコンテンツ・プロバイダによって利用することが可能な一般にスニペット(snippet)と称されるファイルの一部のみを提供することとを含む。
メディア・ファイルの無線ハンドセットから無線ハンドセットへの共有に関する別の問題は、ファイルはサイズが大型化する傾向にあるので、例えば世界中の多くの発展途上国で使用されているような2G(第2世代)セルラ・ネットワークのようなセルラ・ネットワークを用いたファイルの共有は、迅速になされないということである。例えば、圧縮された4分のMP3フォーマット・オーディオ・ファイルは、約3.5MB(メガ・バイト)のサイズとなる。例えばアドバンスト・オーディオ・コーディング・プラス(AAC+)で実現されるようなより高度な圧縮技術でさえ、対応するオーディオ・ファイルは約700KB(キロバイト)のサイズとなる。さらに、曲ファイルは、ビデオ・ファイルおよびビデオ・ゲーム・ファイルに比べて比較的小さなサイズである。したがって、大きなサイズのファイルは、ダウンロードするのに非常に時間がかかり、ネットワーク容量の大部分を使うので、現在のセルラ・ネットワーク・データ転送方法は非実用的であるか、あるいは、1つの無線ハンドセットから別の無線ハンドセットへとファイルを確実には転送できなくなる。
したがって、無線通信デバイスにおいて、ブロードキャストされたメディア・コンテンツを記録し、ある局面では、共有するための方法および装置を開発するニーズがある。
開示された装置および方法は、無線通信デバイスにおいて、ブロードキャストされたメディア・コンテンツを記録し、ある局面では、共有することを備える。いくつかの局面では、この方法および装置は、ブロードキャストされたメディア・コンテンツのスケジュールされたプログラム特性を考慮し、もって、ユーザが、スケジュールされたブロードキャストの記録を前もってスケジュールできるようにする。他の局面では、この方法および装置は、ブロードキャストされたメディアは、オン・デマンドの再生/実行を可能とするようにフォーマットされているものの、無線デバイスにおける永久記憶のために容易にはフォーマットされないという事実に対処することができる。さらに、別の局面では、この装置および方法によって、ユーザは、他の無線通信デバイスとの間で共有する記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを、指定することができる。所望の共有指定は、例えば、ブロードキャストされたメディア・コンテンツをキャプチャおよび記憶する前になされるか、あるいは、このメディア・コンテンツがブロードキャストされ記録された後になされる。したがって、ブロードキャストされ記録されたコンテンツの同時共有を提供することによって、この方法および装置は、他の無線デバイスとメディア・ファイルを共有する前に、PCまたは他の計算デバイスへまずメディア・ファイルを通信しなければならないことを回避することができる。
特に、ユーザが予め定めた時間においてブロードキャストされたメディア・コンテンツをキャプチャし記録するように無線デバイスをプログラムすることを提供するデバイス、方法、装置、コンピュータ読取可能媒体、およびプロセッサが示される。予め定めた時間においてメディア・コンテンツをキャプチャすることに加えて、メディア・コンテンツは、メディア・コンテンツの記憶容量を制限するために、そして、幾つかの例では、メディア・コンテンツの安全性のために、圧縮されたフォーマットで符号化される。キャプチャされ符合化されたメディア・コンテンツの記憶は、無線デバイスにおいて、あるいは、無線でネットワークされたサーバ・デバイスにおいて遠隔的になされうる。
メディア・コンテンツを記録することに加えて、ある局面では、ブロードキャストされ記録されたメディア・コンテンツが、他の無線通信デバイス間での共有のために指定されうる。そのような局面では、ブロードキャストされ記録されたコンテンツが、ブロードキャスト前、キャプチャ/記録の前、または、メディア・コンテンツが記録された後に、共有のために指定されうる。メディア・コンテンツの共有は、メディア・ファイルを、無線通信に先立って、スピーチ・グレード・フォーマットで符号化することを必要としうる。スピーチ・グレード・フォーマットは、例えばマルチメディア・ピア(M2−Peer)通信等のようなピア・トゥ・ピア通信に許容されるフォーマットであり、さらに、著作権保護に反することなく、メディア・ファイルを転送する許容可能な手段として一般的に理解れる品質が低下された低品質なオーディオ・フォーマットのメディア・ファイルの転送のためのものである。いくつかの局面では、ブロードキャストされ記録されたファイルを共有することはまた、メディア・ファイルを共有デバイスへ通信する前にセグメント化し、その後、セグメントを共有デバイスにおいて結合することを含む。例えばピア・トゥ・ピア・ネットワークのような通信ネットワークが、通信されるファイル・サイズの観点から制限される場合、一般に、セグメント化が必要である。
さらに、ある局面では、ブロードキャストされたメディア・コンテンツをキャプチャすることは、キャプチャされたコンテンツを符号化および格納する前に、特定のメディア・コンテンツを求めて、キャプチャされたコンテンツを探索する。例えば、ユーザは、メディア・コンテンツのキャプチャを開始するための具体的な時間を予め定めることに加えて、記録することが望まれるメディア・コンテンツに関する判定基準を予め定めることができる。例えば、予め定めた判定基準は、予め定めた時間が経過した後に生じうる特定のブロードキャスト・プログラム、イベントおよび/または具体的な曲、アーティスト、またはメディアのジャンルを含みうる。そのような局面では、キャプチャされたメディア・コンテンツは、予め定めた判定基準を求めて探索され、メディア・コンテンツの符号化および格納の決定は、この探索結果に基づく。
1つの局面では、例えばAMラジオ・ブロードキャストまたはFMラジオ・ブロードキャスト、テレビ・ブロードキャスト等のようなブロードキャスト・メディア・コンテンツを無線デバイスにおいて記録する方法が定められる。この方法は、ブロードキャストされたメディア・コンテンツをキャプチャするための予め定めた時間を受信することと、この予め定めた時間において、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャすることとを含む。このキャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツは、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットを含んでいる。この方法はさらに、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツの少なくとも一部を第2のフォーマットで符号化することと、符号化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを、無線通信デバイスであるか、あるいは無線ネットワーク・サーバの何れか一方において格納することとを含む。第2のフォーマットは、第2のメモリ・サイズを必要とする。この第2のメモリ・サイズは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、第1のメモリ・サイズ未満である。
ある局面では、この方法はさらに、複数のブロードキャスト・メディア・コンテンツのうちの予め定めた1つに対するコンテンツ・リファレンスを受信することを含む。そのような局面では、符号化はさらに、1または複数の記録属性を求めて、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツに関連するヘッダ情報を探索することと、複数のブロードキャスト・メディア・コンテンツのうち、コンテンツ・リファレンスの少なくとも一部と一致する記録属性を有する1または複数を符号化することとを要する。この点において、ユーザは、例えばプログラム・タイトル、曲タイトル、アーティスト等のような探索判定基準を前もって提供することができる。そして、無線デバイスは、そのメディア・コンテンツの具体的な部分の符号化ならびに格納を決定するために、キャプチャしたメディア・コンテンツ・ヘッダから、判定基準を求めて探索することができる。
その他のある局面では、この方法はさらに、格納したブロードキャスト・メディア・コンテンツを、第2のフォーマットから、第3のメモリ・サイズを必要とする第3のフォーマットへと復号することと、この復号されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを、スピーチ・フォーマットで符号化することと、このスピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツをその他の無線通信デバイスへ通信することとを含む。第3のメモリ・サイズは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、第2のメモリ・サイズよりも大きい。スピーチ・フォーマットで符号化することによって、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、マルチメディア・ピア(M2−Peer)ネットワーク等を経由して他の無線通信デバイスと共有されるようになる。その他の無線通信デバイスは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする前に予め定められる。あるいは、その他の無線通信デバイスは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、無線通信デバイスにおいて記録された後に決定される。
その他関連する局面は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための予め定めた時間を受信する動作と、この予め定めた時間において、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする動作とを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサによって定められる。キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツは、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットを含む。この少なくとも1つのプロセッサはさらに、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツのうちの少なくとも一部を第2のフォーマットで符号化する動作と、符号化したブロードキャスト・メディア・コンテンツを格納する動作とを実行するように構成される。第2のフォーマットは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、第1のメモリ・サイズ未満である第2のメモリ・サイズを必要とする。
また、その他の関連する局面は、命令群を格納して含んでいる機械読取可能媒体によって定められる。これら命令群は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための予め定めた時間を受信するための第1の命令群セットと、この予め定めた時間において、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための第2の命令群セットとを含む。このキャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツは、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットを含んでいる。これら命令群はさらに、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツの少なくとも一部を第2のフォーマットで符号化するための第3の命令群セットと、この符号化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを格納するための第4の命令群セットとを含む。第2のフォーマットは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、第1のメモリ・サイズ未満である第2のメモリ・サイズを必要とする。
さらなる局面にしたがって、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリを含むコンピュータ・プラットフォームと、メモリ内に格納され、プロセッサによって実行可能であり、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信することが可能なブロードキャスト受信機と、メモリ内に格納され、プロセッサによって実行可能であり、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャおよび格納するように動作可能なブロードキャスト・レコーダ・モジュールとを含む無線通信デバイスが定められる。無線通信デバイスはさらに、メモリ内に格納され、プロセッサによって実行可能であり、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするために予め定めた時間にブロードキャスト・レコーダ・モジュールを起動させるように動作可能なクロック機能と、メモリ内に格納され、プロセッサによって実行可能であり、キャプチャしたブロードキャスト・メディア・コンテンツを、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットから、第2のメモリ・サイズを必要とする第2のフォーマットへと圧縮するように動作可能なメディア圧縮コーデックとを含む。第2のメモリ・サイズは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、第1のメモリ・サイズ未満である。
ある局面では、無線通信デバイスのブロードキャスト・レコーダ・モジュールは、さらに、予め定めた記録属性を識別するために、ブロードキャスト・メディア・コンテンツに関連するヘッダ情報を探索するように動作可能な探索エンジンを含む。この点において、ブロードキャスト・レコーダ・モジュールはさらに、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが予め定めた記録属性を含んでいるのであれば、このブロードキャスト・メディア・コンテンツを符号化するように動作可能である。
その他の局面では、無線通信デバイスは、格納されたブロードキャスト・メディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットで符号化するように動作可能なスピーチ・ボコーダと、スピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを他の無線通信デバイスへ通信するように動作可能なマルチメディア・ピア(M2−Peer)通信モジュールとを含みうる。ブロードキャスト・レコーダ・モジュールはさらに、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする前に、他の無線通信デバイスを決定するように動作可能でありうる。
また別の関連局面は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための予め定めた時間を受信する手段と、この予め定めた時間において、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする手段とを含む無線通信デバイスによって定められる。このキャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツは、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットを含んでいる。無線通信デバイスはさらに、キャプチャしたブロードキャスト・メディア・コンテンツのうちの少なくとも一部を第2のフォーマットで符号化する手段と、この符号化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを格納する手段とを含む。第2のフォーマットは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、第1のメモリ・サイズ未満である第2のメモリ・サイズを必要とする。
さらなる局面が、無線通信デバイスにおいて、共有されるブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信する方法によって定められる。この方法は、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを備えるメディア・ファイルの少なくともセグメントを含む通信を、無線通信デバイスにおいて受信することと、この通信を、メディア・ファイルの少なくともセグメントを含むとして識別することと、メディア・ファイルの少なくともセグメントを、第1のフォーマットから、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む第2のフォーマットへ復号することとを含む。いくつかの局面では、受信することはさらに、無線通信デバイスにおいてマルチメディア・ピア(M2−Peer)通信を受信することを含む。さらに、いくつかの局面では、受信することはさらに、2またはそれ以上の通信を受信することを含む。ここで、2またはそれ以上の通信のおのおのは、メディア・ファイルのセグメントを含んでいる。そして、この方法はさらに、合成メディア・ファイルを構成するために、メディア・ファイルの復号されたセグメントを結合することを含む。
関連する局面が、少なくとも1つのプロセッサによって定められる。このプロセッサは、スピーチ・フォーマットされたメディア・ファイルの少なくともセグメントを含む通信を、無線通信デバイスにおいて受信する動作と、この通信を、メディア・ファイルの少なくともセグメントを含むとして識別する動作と、メディア・ファイルの少なくともセグメントを、第1のフォーマットから、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む第2のフォーマットへ復号する動作とを実行するように構成される。
さらなる関連局面が、命令群を格納して含んでいる機械読取可能媒体によって定められる。これら命令群は、スピーチ・フォーマットされたメディア・ファイルの少なくともセグメントを含む通信を、無線通信デバイスにおいて受信するための第1の命令群セットと、この通信を、メディア・ファイルの少なくともセグメントを含むとして識別するための第2の命令群セットと、このメディア・ファイルを、第1のフォーマットから、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む第2のフォーマットへ復号するための第3の命令群セットとを含む。
無線通信デバイスは、その他の局面を定める。このデバイスは、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリを含むコンピュータ・プラットフォームと、メモリ内に格納され、プロセッサによって実行可能であり、通信を受信し、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・ファイルの少なくともセグメントを含むとしてこの通信を識別するように動作可能な通信モジュールと、メモリ内に格納され、プロセッサによって実行可能であり、このメディア・ファイルを、第1のフォーマットから、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む第2のフォーマットへ復号するように動作可能なスピーチ・ボコーダとを含む。
さらなる関連局面が、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・ファイルの少なくともセグメントを含む通信を受信する手段と、この通信を、このメディア・ファイルの少なくともセグメントを含むとして識別する手段と、このメディア・ファイルを、第1のフォーマットから、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む第2のフォーマットへと復号する手段とを含む無線通信デバイスによって定められる。
したがって、本局面は、無線通信デバイスにおいてブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録し、幾つかの局面では、この記録したブロードキャスト・メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有する方法、装置、コンピュータ・プログラム製品、プロセッサ等を提供する。この開示された局面は、例えばラジオまたはテレビによってブロードキャストされたコンテンツを予め定めた時間においてキャプチャする。この点において、無線通信デバイス上に常駐するクロック機能が、予め定めた時間において、キャプチャおよび記録モジュールを起動させる。その後、このキャプチャされたメディア・コンテンツは、無線通信デバイスに一般的であるメモリ制限に対して容易に対処することができる圧縮フォーマットで符号化される。ある局面では、このデバイスは、符号化され、後の使用および/または共有のために格納されるメディア・コンテンツの探索および決定のために使用されるメディア・コンテンツ判定基準の予め定めた選択を可能にする探索機能を組み込んでいる。他の局面では、記録/格納されたコンテンツをスピーチ・フォーマットで符号化し、このスピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを、一般にマルチメディア・ピア(M2−Peer)ネットワークを介して他の無線デバイスへ通信することによって、記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが、他の無線通信デバイスと共有される。
開示された局面は、以降、同一符号が同一要素を示し、開示された局面を限定することなく例示するために提供された添付図面と連携して説明されるだろう。
本デバイス、装置、方法、コンピュータ読取可能媒体、およびプロセッサは、本発明の局面が示される添付図面を参照して以下により完全に記載されるだろう。しかしながら、これらデバイス、装置、方法、コンピュータ読取可能媒体、およびプロセッサは、多くの異なる形式で具体化され、本明細書に記載される局面に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これら局面は、本開示が十分かつ完全であるように、かつ、当業者に対して本発明のスコープを十分に伝えることができるように提供される。同一参照符号は、全体を通じて同一の要素を示す。
本明細書では、様々な局面が、無線通信デバイスに関して説明される。無線通信デバイスはまた、加入者局、加入者ユニット、モバイル局、モバイル、遠隔局、アクセス・ポイント、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、あるいはユーザ機器とも称される。無線通信デバイスは、セルラ電話、コードレス電話、双方向ラジオ(例えば、ウォーキー・トーキー)、セッション開始プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線ウォークマン(登録商標)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、あるいは、無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。
記載された局面は、ブロードキャストされたメディア・コンテンツを無線デバイスにおいて記録し、幾つかの局面では、この記録したメディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有する方法、装置、およびシステムを提供する。開示された局面は、例えばラジオやテレビによってブロードキャストされたコンテンツ等であるブロードキャスト・メディア・コンテンツを、予め定めた時間においてキャプチャする。この点に関し、ユーザは、開始時間を予め定め、無線通信デバイスに常駐するクロック機能が、この予め定めた時間において、キャプチャおよび記録機能を起動させる。キャプチャされたメディア・コンテンツはその後、圧縮フォーマットで符号化され、無線通信デバイスにおいてローカルに、あるいは、無線ネットワーク・デバイスにおいて遠隔的に格納される。ある局面では、このデバイスは、符号化され、その後の使用および/または共有のために格納されるメディア・コンテンツの探索および決定のために使用されるメディア・コンテンツ判定基準を予め選択することを可能とする探索機能を組み込んでいる。他の局面では、記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが、記録/格納されたメディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットで符号化することによって、さらに、このスピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを一般にはマルチメディア・ピア(M2−Peer)ネットワークを経由して他の無線デバイスへ通信することによって、他の無線通信デバイスと共有される。
マルチメディア・ピア(M2−Peer)通信を使用する無線通信デバイス間のメディア・ファイルの通信は、2005年8月12日に発明者Duggalらの名のもとに出願され、本願と同じ発明的エンティティに割り当てられる"Methods and Apparatus for Providing Peer-to-Peer Data Networking for Wireless Devices"と題された米国特許出願11/202,805号に詳細に記載されている。この’805Duggal出願は、無線通信デバイス間でのサーバの無いピア・トゥ・ピア通信を提供する方法および装置について記述している。この’805Duggal出願は、あたかも本明細書に完全に記述しているように参照によって組み込まれる。M2−Peer通信ネットワークは、電力と帯域幅とをネットワーク・サーバ内に集中させるのではなく、ネットワーク内の参加者の計算電力および帯域幅を利用するネットワークである。M2−Peerネットワークは、クライアントやサーバという概念ではなく、ネットワーク上の他のノードに対して「クライアント」と「サーバ」との両方として同時に機能するピア・ノードの概念のみを持っている。このネットワーク構成モデルは、通信が通常は中央サーバとの間でなされるクライアント−サーバ・モデルとは異なる。M2−Peer通信ネットワークでは、ネットワークを管理するルータの役割をする中央サーバはない。
図1に示すように、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録し共有するシステムの概略図が示される。このシステムは、ここで記録および/または共有デバイスとも称される第1の無線通信デバイス10と、ここでメディア・コンテンツ受信デバイスとも称される第2の無線通信デバイス12とを含む。第1および第2の無線通信デバイスは、例えばM2−Peer通信ネットワーク14のようなピア・トゥ・ピア・ネットワークによって無線通信しうる。M2−Peer通信ネットワーク14は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを共有するための1つの通信メカニズムを備える。他の通信ネットワークも、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを共有するために使用することができ、本局面の範囲として考慮されるべきである。第1の無線通信デバイス10が、メディア・コンテンツ記録および共有デバイスとして説明され、第2の無線通信デバイスがメディア・ファイル受信デバイスとして説明される一方、ほとんどの実例では、無線通信デバイスは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録、共有、および受信できるように構成されるであろうことが注目されるべきである。明瞭にする目的のみのために、無線通信デバイスは、ここでは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツ記録および共有デバイス、または、ブロードキャスト・メディア・コンテンツ受信デバイスとして記述される。したがって、記述され本明細書で特許請求された無線デバイスは、ブロードキャスト・メディアを記録および共有するデバイスにも、共有されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信するデバイスにも限定されているとみなされるべきではなく、本明細書で提案されたオプションの任意の組み合わせが可能な無線通信デバイスを含むべきである。
第1の無線通信デバイス10は、複数のブロードキャスト塔16を備えるブロードキャスト・ネットワーク18を経由してブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信するように装備される。ブロードキャスト・ネットワークは、AMラジオ信号またはFMラジオ信号を送信することが可能な従来式のラジオ・ブロードキャスト・ネットワーク、テレビジョン信号を送信することが可能なテレビ・ブロードキャスト・ネットワーク、マルチキャスト・ネットワークでありうる。マルチキャスト・ネットワークは、例えばカリフォルニア州サン・ディエゴのクゥアルコム社から利用可能なMediaFlo(登録商標)システムのようなフォワード・リンク・オンリー(FLO)ネットワーク、例えば、衛星用DVB−S、ケーブル用DVB−C、地上波テレビ用DVB−T、携帯機器用地上波テレビ用DVB−H、衛星デジタル・マルチメディア・ブロードキャスト(S−DMB)、地上DMB(T−DMB)、デジタル・ラジオmondiale(DRM)、デジタル・オーディオ・ブロードキャスト(DAB)、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)等のようなデジタル・ビデオ・ブロードキャスト(DVB)ネットワークである。
ここでメディア・ファイル通信デバイスとも称されている第1の無線通信デバイス10は、少なくとも1つのプロセッサ22とメモリ24を含む計算プラットフォーム20を含んでいる。この計算プラットフォーム20はまた、ブロードキャスト・ネットワーク18を経由して通信されるブロードキャスト信号を受信するように動作可能なブロードキャスト受信機26を含んでいる。第1の無線通信デバイスが、例えばラジオ・ブロードキャストおよびテレビ・ブロードキャストのような種々異なるブロードキャスト・ネットワークからブロードキャスト信号を受信するように構成されている局面では、このデバイスは、複数の異なるブロードキャスト受信機を備えることができる。
メモリ24はさらに、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28を含み、このモジュール28は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャし、その後、格納目的のために、キャプチャしたメディア・コンテンツの少なくとも一部を圧縮符号化するように動作することが可能である。ブロードキャスト・レコーダ・モジュールは、クロック機能30と通信している。クロック機能30によって、デバイス・ユーザは、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28をアウェイクすなわち起動させるための時間を選択することが可能となる。一般に、ユーザは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする期間を規定する開始時間(例えば、アウェイク時間または起動時間)および停止時間(例えば、スリープ時間またはシャットダウン時間)を予め定めることができる。ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28は、クロック機能30によって示される予め定めた時間において、あるいは予め定めた期間中、ブロードキャストされたメディア・コンテンツをキャプチャするように動作可能である。この点において、デバイス・ユーザは、スケジュールされた到来ブロードキャストをキャプチャおよび記録するようにデバイスを予めプログラムすることができる。例えば、予め定めたラジオ局が、特定の期間において、予め定めたイベントをブロードキャストするとユーザが知っているのであれば、このユーザは、予め定めた期間中、局によってブロードキャストされたメディア・コンテンツをキャプチャし、符号化し、格納するようにブロードキャスト・レコーダ・モジュールを予め設定することができる。あるいは、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28は、必要ベースでデバイス・ユーザによって瞬時に起動されうる。例えば、ラジオ・ブロードキャストを聞いているユーザは、このブロードキャストを記録したいと思うかもしれない。この場合、ユーザは、無線デバイスとインタフェースし、ブロードキャスト記録機能をプルアップし、直ちにこのブロードキャスト・メディア・コンテンツのキャプチャ、符号化、および格納を開始するように選択することができる。この例において、ユーザは、クロック機能30によって制御される停止時間を定めることを選ぶことができる。
別の局面では、ブロードキャスト受信機26は、デバイス・ユーザが、ブロードキャスト受信機26をアウェイクすなわち起動する時間を選択できるように動作可能なクロック機能30と通信する。一般に、ユーザは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする期間を規定する開始時間(例えば、アウェイク時間または起動時間)および停止時間(例えば、スリープ時間またはシャットダウン時間)を予め定めることができる。ブロードキャスト受信機26をアウェイクすることによって、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28に対して、起動時間において、あるいは記録期間中に、ブロードキャストされた全てのメディア・コンテンツを記録するか、あるいは、ある予め定められた探索判定基準を満足するコンテンツを記録するように促す。
ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28はまた、ブロードキャストされたメディア・コンテンツを圧縮フォーマットに符号したり、圧縮フォーマットから復号したりする圧縮コーデック32を含む。動作中、ブロードキャスト・メディア・コンテンツ信号が、例えば未圧縮フォーマットのような第1のフォーマットで受信される。解凍されたフォーマットは、格納の観点からは一般には受け入れられない。なぜなら、解凍されたフォーマットは、大量の記憶スペースを必要とするが、一般に、無線通信デバイスは、リソースが制限されているからである。圧縮コーデック32は、第1のメモリ・サイズを必要とする受信した第1のフォーマットを第2のフォーマットへ変換する。この第2のフォーマットは、ブロードキャストされたメディア・コンテンツの等しい部分に対して、第1のメモリ・サイズよりも少ない第2のメモリ・サイズしか必要としない。適切な圧縮コーデックの例は、限定される訳ではないが、一般にMP3と称されるMPEG(Motion Pictures Expert Group)オーディオ・レイヤIII、アドバンスト・オーディオ・コード(AAC)、AAC+、eAAC+、HE−AAC(高性能AAC)、ITU−T(国際電気通信連合テレコミュニケーション)G.711 ITU−T G.722、ITU−T G.722.1、ITU−T G.722.2、ITU−T G.723、ITU−T G.723.1、ITU−T G.726、ITU−T G.729、ITU−T G.729a、FLAC(Free Lossless Audio Codec)、Ogg、Theora、Vorbis、ATRAC3(Adaptive, TRansform, Acoustic Coding -3)、AC3、AIFF−C(Audio Interchange File Format 3)等を含む。さらに、圧縮コーデック32は、メディア・コンテンツを無線デバイス上で使用/再生する前に、あるいは、メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有する処理の前に、圧縮フォーマットを復号するように動作可能である。
キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツが圧縮符号化されると、メディア・コンテンツが無線デバイスにおいて圧縮されたブロードキャスト・メディア・ファイル34としてローカルに格納される(例えば、記録される)。別の局面では、圧縮されたブロードキャスト・メディア・ファイル34は、ネットワーク・デバイスに遠隔的に格納され、ユーザがこのメディア・コンテンツを使用/再生したい場合、あるいは、ユーザがこのメディア・コンテンツを共有したい場合に、無線デバイスへ通信される。圧縮されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを遠隔的に格納することは、第1の無線通信デバイス10にメモリ/ストレージの制限がある場合に必要とされる。
他の無線通信デバイスと共有される記録済みブロードキャスト・メディア・コンテンツを提供する局面では、メモリ24はさらに、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットに符号化したり、および/または、スピーチ・フォーマットから復号するように動作可能なスピーチ・ボコーダ36を含みうる。ブロードキャスト・メディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットすることは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有する(例えば、通信する)前に必要とされうる。スピーチ・フォーマットによって、メディア・コンテンツが、例えばM2−Peer通信ネットワーク等のようなピア・トゥ・ピア通信ネットワークを経由して通信されるようになる。さらに、スピーチ・フォーマットは、メディア・コンテンツに関連する知的所有権の観点から、このメディア・コンテンツの許容できる共有を可能にするために、このメディア・コンテンツのスピーチ信号の品質を下げる。動作中、圧縮されたメディア・コンテンツが、スピーチ・ボコーダ36を実施することによって、このメディア・フローをスピーチ・フォーマットで符号化する前に、圧縮コーデック32を実施することによって復号され、一時的に格納される。スピーチ・グレード・オーディオ・フォーマットは、特徴的に、約20ヘルツ(Hz)から約20キロヘルツ(kHz)の範囲に制限された帯域幅を持つだろう。それに比べて、従来のマルチメディア・コンテンツ・ファイルは、約5Hzから約50kHzの帯域幅範囲でフォーマットされたオーディオを持つ。スピーチ・コーデックの例は、限定される訳ではないが、QCELP(Qualcomm Code Excited Linear Predictive)、EVRC(Enhanced Variable Rate Codec)、iLBC(Internet Low Bitrate Codec)、Speex等を含む。
さらに、他の無線通信デバイスと共有される記録済みブロードキャスト・メディア・コンテンツを備える局面では、メモリ24はさらに、スピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを1または複数の指定された無線通信デバイスへ通信するように動作可能なマルチメディア・ピア(M2−Peer)通信モジュール38のようなピア・トゥ・ピア通信モジュールをも含む。前述したように、M2−Peer通信モジュール38はまた、他の無線通信デバイスによって共有されているスピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信するように動作可能である。それゆえ、第1の無線通信デバイス10に含まれるM2−Peer通信モジュール38は、第2の無線通信デバイス12に関連して説明したM2−Peer通信モジュール46によって示される構成要素、ロジック、および機能のうちの何れかまたは全てを含みうる。
ここでブロードキャスト・メディア・コンテンツ受信または受け取りデバイスとも称される第2の無線通信デバイス12は、少なくとも1つのプロセッサ42とメモリ44とを含む計算プラットフォーム40を含む。メモリ44は、例えばM2−Peer通信モジュール46のようなピア・ツー・ピア通信モジュールを含んでいる。M2−Peer通信モジュールは、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを含む通信を含むM2−Peer通信を受信および通信するように動作可能である。それゆえ、第2の無線通信デバイス12に含まれるM2−Peer通信モジュール46は、第1の無線通信デバイス10に関連して説明したM2−Peer通信モジュール38によって示される構成要素、ロジック、および機能のうちの何れかまたは全てを含みうる。
M2−Peer通信モジュール44はさらに、M2−Peer通信ヘッダに含まれる情報の読み取り、および解釈をするように動作可能である。ヘッダ情報は一般に、M2−Peer通信を、スピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツと、セグメントを符号化するために使用される関連するスピーチ・フォーマットとを含むとして識別するだろう。この通信を、メディア・コンテンツを含むとして識別することによって、M2−Peer通信モジュールは、その後の使用/再生のために、ファイルがメディア・プレーヤ・モジュールへ通信される必要があることを認識する。
メモリ44は、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを復号するように動作可能なスピーチ・ボコーダ46を含みうる。スピーチ・ボコーダ46は、1または複数のスピーチ・フォマット・コードを復号するように、最低でも、通信/共有無線通信デバイス10によって使用されるスピーチ・フォーマットを復号するように構成されうる。メディア・コンテンツのオーディオ部分を復号することによって、パーマネントな記憶装置を持たない無線デバイス上で使用/再生されるスピーチ・グレード・メディア・コンテンツ50が、デバイス・メモリ44にローカルに格納されるか、あるいは、無線ネットワーク・デバイスにおいて遠隔的に格納されるようになる。
図2に示すように、1つの局面にしたがって、ブロードキャスト記録または共有無線デバイスとも称され、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録するように動作可能であり、ある局面では、記録したブロードキャスト・メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有するように動作可能な第1の無線通信デバイス10のブロック図が示される。無線通信デバイス10は、例えば、セルラ電話、情報携帯端末(PDA)、双方向テキスト・ページャ、ポータブル・コンピュータ、および、無線通信ポータルを持つ個別のコンピュータ・プラットフォームのように、ネットワークやインターネットへの有線接続をも有しうる任意のタイプのコンピュータ化された通信デバイスを含みうる。無線通信デバイスは、遠隔スレーブでありうるか、あるいは、エンド・ユーザを持たないが例えば遠隔センサ、診断ツール、データ中継器等のような無線ネットワークを介してデータを単純に通信するその他のデバイスでありうる。したがって、本装置および方法は、限定する訳ではないが、無線モデム、PCMCIAカード、アクセス端末、デスクトップ・コンピュータ、あるいはこれら任意の組み合わせまたは部分的な組み合わせを含む無線通信ポータルを含む無線コンピュータ・モジュールであるか、あるいは、無線通信デバイスの任意の形態で実現されうる。
無線通信デバイス10は、コンピュータ・プラットフォーム20を含む。このプラットフォーム20は、無線ネットワークを介してデータを送信することができ、かつ、ルーチンおよびアプリケーションを受信および実行することができる。コンピュータ・プラットフォーム20は、メモリ24を含んでいる。メモリ24は、例えば読取専用メモリおよび/またはランダム・アクセス・メモリ(RAMおよびROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュ・カード、またはコンピュータ・プラットフォームに一般的な任意のメモリのような不揮発性メモリおよび揮発性メモリを備えうる。さらに、メモリ24は、1または複数のフラッシュ・メモリ・セルを含むか、あるいは、例えば磁気媒体、光学媒体、テープ、またはソフト・ディスクやハード・ディスクのような任意の2次記憶デバイスまたは3次記憶デバイスでありうる。
さらに、コンピュータ・プラットフォーム20はまた、処理エンジン22を含む。処理エンジン22は、特定用途向けIC(ASIC)、あるいはその他のチップセット、プロセッサ、論理回路、あるいは他のデータ処理デバイスを含みうる。ASICのような処理エンジン22あるいはその他のプロセッサは、例えば、無線デバイス10のメモリ24内に格納されたブロードキャスト・レコーダ・モジュール28および/またはM2−Peer通信モジュール38のような任意の常駐プログラムとインタフェースするアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)レイヤ60を実行することができる。API60は一般に、それぞれの無線デバイス上で実行しているランタイム環境である。1つのそのようなランタイム環境は、カリフォルニア州サン・ディエゴのクゥアルコム社によって開発されたBREW(登録商標)(Binary Runtime Environment for Wireless(登録商標))ソフトウェア・プラットフォームである。例えば、無線計算デバイスにおけるアプリケーションの実行を制御するように動作するその他のランタイム環境も利用されうる。
処理エンジン22は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびこれらの組み合わせによって具体化され、通信デバイス10の機能と、無線ネットワーク上の通信デバイスの動作を可能にする様々な処理サブシステム62を含んでいる。例えば、処理サブシステム62は、通信の開始および維持、ならびに他のネットワーク・デバイスとのデータの交換を可能とする。通信装置がセルラ電話として定義される局面では、通信処理エンジン22はさらに、例えば、音、不揮発性メモリ、ファイル・システム、送信、受信、サーチャ、レイヤ1、レイヤ2、レイヤ3、主制御、遠隔手順、ハンドセット、電力管理、デジタル信号プロセッサ、メッセージング、コール・マネジャ、Bluetooth(登録商標)システム、Bluetooth(登録商標)LPOS、位置決めエンジン、ユーザ・インタフェース、スリープ、データ・サービス、セキュリティ、認証、USIM/SIM、音声サービス、グラフィックス、USB、例えばMPEGやGRPS等のようなマルチメディア(これら全ては、明瞭さのために、図2では個別に示されていない)のような処理サブシステム62のうちの1つまたは組み合わせを含みうる。開示された局面では、処理エンジン22の処理サブシステム62は、コンピュータ・プラットフォーム20上のブロードキャスト・レコーダ・モジュール28および/またはM2−Peer通信モジュール38とインタラクトする任意のサブシステム構成要素を含みうる。
コンピュータ・プラットフォーム20は、ブロードキャスト・ネットワーク18を介して通信されたブロードキャスト信号を受信するように動作可能なブロードキャスト受信機26を含む。第1の無線通信デバイスが、例えばラジオ・ブロードキャストやテレビ・ブロードキャストのような種々異なるブロードキャスト・ネットワークからブロードキャスト信号を受信するように構成された局面では、このデバイスは、例えばAMラジオ受信機、FMラジオ受信機、テレビ受信機、ユニキャスト受信機、マルチキャスト受信機等のような複数の異なるブロードキャスト受信機を含むことができる。
メモリ24はまた、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャし、その後格納するために、キャプチャしたメディア・コンテンツの少なくとも一部を圧縮符号化するように動作可能なブロードキャスト・レコーダ・モジュール28をも含む。このブロードキャスト・レコーダ・モジュールは、デバイス・ユーザが、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28をアウェイクまたは起動する時間を選択できるように動作可能なクロック機能30と通信している。一般に、ユーザは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする期間を定める開始時間(例えば、アウェイク時間または起動時間)および停止時間(例えば、スリープ時間またはシャットダウン時間)を予め定めることができる。ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28は、クロック機能30によって示されるような予め定めた時間において、あるいは、予め定めた期間中、ブロードキャストされたメディア・コンテンツをキャプチャするように動作可能である。あるいは、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28は、必要ベースで、デバイス・ユーザによって起動されうる。ユーザがブロードキャスト・レコーダ・モジュールを必要ベースで起動する例では、ユーザは、クロック機能30によって制御される停止時間を定めるように選ぶことができる。別の局面では、ブロードキャスト受信機26をアウェイクまたは起動する時間をデバイス・ユーザが選択できるようにクロック機能30が動作可能となるように、ブロードキャスト受信機26は、クロック機能30と通信している。
メモリはまた、探索エンジン64を含むことができる。この探索エンジン64は、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28と通信しており、キャプチャされたメディア・コンテンツに関連する1または複数のブロードキャスト・メディア・コンテンツ属性を求めて、キャプチャされたメディア・コンテンツを探索するように動作可能である。記録属性は、限定される訳ではないが、ブロードキャスト・プログラム・タイトル、アーティスト名、曲またはアルバムのタイトル等を含みうる。記録属性は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする前に、デバイス・ユーザによって予め定められる。具体的な局面では、ユーザは、ブロードキャスト・コンテンツをキャプチャする時間または期間を予め定めると、1または複数の記録属性を予め定めることができる。あるいは、ユーザは、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28を必要ベースで起動すると、1または複数の記録属性を予め定めることができる。検索エンジン64は、予め定めた記録属性のうちの1または複数を有するメディア・コンテンツのうちの1または複数の部分を見つけ出すために、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツに関連するメタデータを探索するだろう。探索エンジン64が実装される局面では、キャプチャされたメディア・コンテンツが探索され、予め定めた記録属性のうちの1または複数の間に一致が見い出されると、記録属性を有するメディア・コンテンツの一部が符号化され格納される(例えば、記録される)。例えば、ユーザが、記録属性として具体的な曲のタイトルを選択すると、探索エンジンは、この曲のタイトルを求めて、キャプチャされたメディア・コンテンツを探索し、一致が見い出された場合、探索された曲を含むメディア・コンテンツが圧縮符号化され、格納される。
ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28はさらに、圧縮コーデック32を含む。この圧縮コーデック32は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを圧縮フォーマットへ符号化したり、および/あるいは、圧縮フォーマットから復号するように動作可能である。動作中、例えば未圧縮フォーマットのような第1のフォーマットで、ブロードキャスト・メディア・コンテンツ信号が受信される。解凍されたフォーマットは一般に、無線デバイス上の格納の助けにはならない。なぜなら、無線通信デバイスは一般に、ストレージ/メモリ容量の観点から制限されているからである。圧縮コーデック32は、第1のメモリ・サイズを必要とする受信した第1のフォーマットを、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、第1のメモリ・サイズ未満である第2のメモリ・サイズを必要とする第2のフォーマットへ変換する。適切な圧縮コーデックの例は、限定される訳ではないが、一般にはMP3と称されるMPEG(Motion Pictures Expert Group)オーディオ・レイヤIII、アドバンスト・オーディオ・コード(AAC)、AAC+、eAAC+、HE−AAC、ITU−T G.711 ITU−T G.722、ITU−T G.722.1、ITU−T G.722.2、ITU−T G.723、ITU−T G.723.1、ITU−T G.726、ITU−T G.729、ITU−T G.729a、FLAC、Ogg、Theora、Vorbis、ATRAC3、AC3、AIFF−C等を含む。さらに、圧縮コーデック32は、無線デバイス上でメディア・コンテンツを使用/再生する前に、あるいは、他の無線通信デバイスと共有するためにメディア・コンテンツを処理する前に、圧縮フォーマットを復号するように動作可能である。圧縮コーデック32は、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28内に含まれていると示されているが、ブロードキャスト・レコーダ・モジュールの外部、メモリ24の内部の何れかに存在することができ、ブロードキャスト・レコーダ・モジュール28と通信できることが注目されるべきである。
キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツが圧縮符号化されると、このメディア・コンテンツは、無線デバイスにおいて、メディア・プレーヤ・モジュール35による使用/再生のためのアクセス可能な、圧縮されたブロードキャスト・メディア・ファイル34としてローカルに格納(例えば、記録)される。別の局面では、この圧縮されたブロードキャスト・メディア・ファイル34は、ネットワーク・デバイスに遠隔的に格納され、ユーザがこのメディア・コンテンツをメディア・プレーヤ・モジュール35で使用/再生することを望む場合、あるいは、ユーザがこのメディア・コンテンツを共有することを望む場合、無線デバイスへ通信される。この圧縮されたブロードキャスト・メディアの遠隔的な格納は、第1の無線通信デバイス10にメモリ/ストレージの制限がある場合に必要とされる。
記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが他の無線通信デバイスと共有されるこのような局面では、メモリ24は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットへ符号化したり、および/または、スピーチ・フォーマットから復号するスピーチ・ボコーダ36をも含む。ブロードキャスト・メディア・コンテンツのスピーチ・フォーマット化は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有する(例えば、通信する)前に必要とされうる。スピーチ・フォーマットによって、メディア・コンテンツが、例えばM2−Peer通信ネットワーク等のようなピア・トゥ・ピア通信ネットワークによって通信されることが可能となる。さらに、スピーチ・フォーマットは、メディア・コンテンツに関連する知的所有権の観点から、このメディア・コンテンツの許容できる共有を可能にするために、このメディア・コンテンツのスピーチ信号の品質を下げる。動作中、圧縮されたメディア・コンテンツが、スピーチ・ボコーダ36を実施することにより、このメディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットで符号化する前に、圧縮コーデック32を実施することによって復号され、一時的に格納される。スピーチ・グレード・オーディオ・フォーマットは、特徴的に、約20ヘルツ(Hz)から約20キロヘルツ(kHz)の範囲に制限された帯域幅を持つだろう。それに比べて、従来のマルチメディア・コンテンツ・ファイルは、約5Hzから約50kHzの帯域幅範囲でフォーマットされたオーディオを持つ。スピーチ・コーデックの例は、限定される訳ではないが、QCELP(Qualcomm Code Excited Linear Predictive)、EVRC(Enhanced Variable Rate Codec)、iLBC(Internet Low Bitrate Codec)、Speex等を含む。
さらに、記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが、他の無線通信デバイスと共有される局面では、メモリ24は、メディア・ファイルを、メディア・クリップとも称される2またはそれ以上のセグメントにセグメント化するように動作可能なメディア・ファイル・セグメンタ66をも含みうる。ある通信ネットワークは、通信可能なメディア・ファイルのサイズ/長さによって制限されうる。例えば、M2−Peerネットワークのようなピア・トゥ・ピア・ネットワークは、約60秒乃至約90秒の最大長さを有するオーディオ・メディア・クリップの通信に制限されうる。通信ネットワークが、メディア・ファイルの長さの観点から制限される例では、セグメンタによって、メディア・ファイルが通信前にセグメント化されるようになり、受信している無線デバイス12においてセグメントが結合され、合成メディア・ファイルが構成される。
さらに、記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが他の無線通信デバイスと共有される局面では、メモリ24は、スピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを1または複数の指定された無線通信デバイスへ通信するように動作可能なマルチメディア・ピア(M2−Peer)通信モジュール38のようなピア・トゥ・ピア通信モジュールをも含むことができる。前述したように、M2−Peer通信モジュール38はまた、他の無線通信デバイスによって共有されるスピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信するように動作可能でありうる。それゆえ、第1の無線通信デバイス10に含まれるM2−Peer通信モジュール38は、第2の無線通信デバイス12に関連して説明したM2−Peer通信モジュール46によって示される構成要素、ロジック、および機能のうちの何れかまたは全てを含みうる。
コンピュータ・プラットフォーム20はさらに、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびこれらの組み合わせによって具体化され、通信デバイス10、ブロードキャスト・ネットワーク18、およびM2−Peerネットワーク14間のみならず、無線通信デバイス10の様々な構成要素間の通信を可能にする通信モジュール68を含みうる。記述する局面では、通信モジュールは、第1の無線通信デバイス10、第2の無線通信デバイス20、およびブロードキャスト塔16との間の全ての通信を可能とする。通信モジュール68は、無線または有線によるネットワーク通信接続を確立するために必要なハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせを含むことができる。
さらに、通信デバイス10は、通信デバイスへの入力を生成する入力メカニズム70と、通信デバイスのユーザによる使用のための情報を生成する出力メカニズム72とを有する。例えば、入力メカニズム70は、例えば、キーまたはキーボード、マウス、タッチ・スクリーン・ディスプレイ、マイクロフォン等のようなメカニズムを含むことができる。ある局面では、この入力メカニズム70は、通信デバイス上の例えばメディア・プレーヤ・アプリケーションのようなアプリケーションを起動したり、このようなアプリケーションとインタフェースするためのユーザ入力を与える。また、出力メカニズム72は、例えば、ディスプレイ、オーディオ・スピーカ、触覚式フィードバック・メカニズム等を含みうる。例示した局面では、このような出力メカニズムは、メディア・コンテンツ・ファイルに関連するビデオ・コンテンツおよびオーディオ・コンテンツをそれぞれ表すディスプレイおよびオーディオ・スピーカを含むことができる。
図3に示すように、1つの局面にしたがって、第1の無線通信デバイス10から通信された共有スピーチ・グレード・ブロードキャスト・メディア・コンテンツ・ファイルを受信するように動作可能であり、メディア・コンテンツ受信または受け取り無線デバイスとも称される第2の無線通信デバイス12のブロック図が示される。無線通信デバイス12は、例えば、セルラ電話、情報携帯端末(PDA)、双方向テキスト・ページャ、ポータブル・コンピュータ、および、無線通信ポータルを持つ個別のコンピュータ・プラットフォームのように、ネットワークやインターネットへの有線接続をも有しうる任意のタイプのコンピュータ化された通信デバイスを含みうる。無線通信デバイスは、遠隔スレーブでありうるか、あるいは、エンド・ユーザを持たないが例えば遠隔センサ、診断ツール、データ中継器等のような無線ネットワークを介してデータを単純に通信するその他のデバイスでありうる。したがって、本装置および方法は、限定する訳ではないが、無線モデム、PCMCIAカード、アクセス端末、デスクトップ・コンピュータ、あるいはこれら任意の組み合わせまたは部分的な組み合わせを含む無線通信ポータルを含む無線コンピュータ・モジュールであるか、あるいは、無線通信デバイスの任意の形態で実現されうる。
無線通信デバイス12は、コンピュータ・プラットフォーム40を含む。このプラットフォーム40は、無線ネットワークを介してデータを送信することができ、かつ、ルーチンおよびアプリケーションを受信および実行することができる。コンピュータ・プラットフォーム40は、メモリ44を含んでいる。メモリ44は、例えば読取専用メモリおよび/またはランダム・アクセス・メモリ(RAMおよびROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュ・カード、またはコンピュータ・プラットフォームに一般的な任意のメモリのような不揮発性メモリおよび揮発性メモリを備えうる。さらに、メモリ44は、1または複数のフラッシュ・メモリ・セルを含むか、あるいは、例えば磁気媒体、光学媒体、テープ、またはソフト・ディスクやハード・ディスクのような任意の2次記憶デバイスまたは3次記憶デバイスでありうる。
さらに、コンピュータ・プラットフォーム40はまた、処理エンジン42を含む。処理エンジン42は、特定用途向けIC(ASIC)、あるいはその他のチップセット、プロセッサ、論理回路、あるいは他のデータ処理デバイスを含みうる。ASICのような処理エンジン42あるいはその他のプロセッサは、例えば、無線デバイス12のメモリ44内に格納されたメディア・プレーヤ・モジュール52および/またはM2−Peer通信モジュール46のような任意の常駐プログラムとインタフェースするアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)レイヤ80を実行することができる。API80は一般に、それぞれの無線デバイス上で実行しているランタイム環境である。1つのそのようなランタイム環境は、カリフォルニア州サン・ディエゴのクゥアルコム社によって開発されたBREW(登録商標)(Binary Runtime Environment for Wireless(登録商標))ソフトウェア・プラットフォームである。例えば、無線計算デバイスにおけるアプリケーションの実行を制御するように動作するその他のランタイム環境も利用されうる。
処理エンジン42は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびこれらの組み合わせによって具体化された様々な処理サブシステム82を含んでいる。この処理サブデバイス82は、通信デバイス12の機能と、無線ネットワーク上の通信デバイスの動作を可能にする。例えば、処理サブシステム82は、通信の開始および維持、ならびに他のネットワーク・デバイスとのデータの交換を可能とする。第2の無線通信デバイス12がセルラ電話として定義される局面では、通信処理エンジン42はさらに、例えば、音、不揮発性メモリ、ファイル・システム、送信、受信、サーチャ、レイヤ1、レイヤ2、レイヤ3、主制御、遠隔手順、ハンドセット、電力管理、デジタル信号プロセッサ、メッセージング、コール・マネジャ、Bluetooth(登録商標)システム、Bluetooth(登録商標)LPOS、位置決めエンジン、ユーザ・インタフェース、スリープ、データ・サービス、セキュリティ、認証、USIM/SIM、音声サービス、グラフィックス、USB、例えばMPEGやGRPS等のようなマルチメディア(これら全ては、明瞭さのために、図3では個別に示されていない)のような処理サブシステム82のうちの1つまたは組み合わせを含みうる。開示された局面では、処理エンジン42の処理サブシステム82は、コンピュータ・プラットフォーム40上のメディア・プレーヤ・モジュール52および/またはM2−Peer通信モジュール46とインタラクトする任意のサブシステム構成要素を含みうる。
コンピュータ・プラットフォーム40のメモリ44は、M2−Peer通信モジュール46を含んでいる。M2−Peer通信モジュールは、第1の無線通信デバイス10から通信されたスピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを含む通信を含むM2−Peer通信を受信および通信するように動作可能である。それゆえ、第2の無線通信デバイス12に含まれるM2−Peer通信モジュール46は、第1の無線通信デバイス10に関連して説明したM2−Peer通信モジュール38によって示される構成要素、ロジック、および機能のうちの何れかまたは全てを含みうる。
M2−Peer通信モジュール46はさらに、スピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを含むとしてこの通信を識別するように動作可能である。M2−Peer通信モジュール46はさらに、M2−Peer通信ヘッダに含まれる情報の読み取り、および解釈を行うように動作可能である。ヘッダ情報は一般に、M2−Peer通信を、セグメント等を符号化するために使用されるスピーチ・フォーマットによってフォーマットされたメディア・ファイルを含むとして識別する識別情報を含む。この通信を、スピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを含むとして識別することによって、M2−Peer通信モジュールは、その後のメディア・コンテンツの使用/再生のためにメディア・プレーヤ・モジュール52へ、および、復号のためにスピーチ・ボコーダ48へ、ファイルが通信される必要があることを認識する。
メモリ44は、スピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを復号するように動作可能なスピーチ・ボコーダ48を含みうる。スピーチ・ボコーダ48は、1または複数のスピーチ・フォマット・コードを復号するように、最低でも、通信/共有無線通信デバイス10によって使用されるスピーチ・フォーマットを復号するように構成されうる。オーディオ・セグメントを復号することによって、スピーチ・グレードのメディア・コンテンツが得られる。
メディア・コンテンツが通信前にセグメント化される局面では、メモリ44は、メディア結合器84を含みうる。メディア結合器84は、スピーチ・グレードのメディア・コンテンツ・ファイル58を構成するために、セグメント化されたメディア・ファイルを連続して束ねるように動作可能である。
第2の無線通信デバイス12のメモリ44はさらに、スピーチ・グレードのメディア・ファイルを受信および使用/再生するように動作可能なメディア・プレーヤ・モジュール52を含むことができる。メディア・プレーヤ・モジュール52はさらに、例えば、メディア・ファイル・サービス・プロバイダ・リンク等の形態のメディア・ファイル、広告情報に関連する情報、またはその他の関連する情報のようなメディア・コンテンツ・ファイルに関連するヘッダ情報を読み取ることが可能である。
コンピュータ・プラットフォーム40はさらに、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびこれらの組み合わせで具体化された通信モジュール86を含みうる。この通信モジュール86は、無線通信デバイス12、ブロードキャスト・ネットワーク18、およびM2−Peerネットワーク14間のみならず、無線通信デバイス12の様々な構成要素間の通信を可能にする。記述する局面では、通信モジュールは、第1の無線通信デバイス10、第2の無線通信デバイス20、およびブロードキャスト塔16との間の全ての通信を可能とする。通信モジュール86は、無線または有線によるネットワーク通信接続を確立するために必要なハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせを含むことができる。
さらに、通信デバイス12は、通信デバイスへの入力を生成する入力メカニズム88と、通信デバイスのユーザによる使用のための情報を生成する出力メカニズム90とを有する。例えば、入力メカニズム88は、例えば、キーまたはキーボード、マウス、タッチ・スクリーン・ディスプレイ、マイクロフォン等のようなメカニズムを含むことができる。ある局面では、この入力メカニズム88は、通信デバイス上の例えばメディア・プレーヤ・モジュール52のようなアプリケーションを起動したり、このようなアプリケーションとインタフェースするためのユーザ入力を与える。また、出力メカニズム90は、例えば、ディスプレイ、オーディオ・スピーカ、触覚式フィードバック・メカニズム等を含みうる。例示した局面では、このような出力メカニズムは、メディア・コンテンツ・ファイルに関連するビデオ・コンテンツおよびオーディオ・コンテンツをそれぞれ表すディスプレイおよびオーディオ・スピーカを含むことができる。
図4は、局面にしたがって、データ・ネットワークを介してマルチメディア・コンテンツ・フローを生成および伝送するように動作する伝送システムを含むブロードキャスト通信ネットワーク100を例示する。例えば、この伝送システムは、ブロードキャスト配信のために、サーバ・ネットワークから無線アクセス・ネットワークへコンテンツ・クリップを伝送する際に使用するのに適切である。このネットワーク100は、例えばサーバ102、マルチキャスト・ネットワーク104、および無線アクセスまたはユニキャスト・ネットワーク106のようなネットワーク・デバイスを含んでいる。ネットワーク100はまた、モバイル電話110、携帯情報端末(PDA)112、およびノートブック・コンピュータ114を含むデバイス108を含む。デバイス108は、この伝送システムのうちの1または複数の局面での使用に適したデバイスのうちのほんの幾つかしか例示しておらず、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録、および、幾つかの局面において、記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを共有するように構成されうる。図4では3つのデバイスしか示されていないが、実際には、任意の数またはタイプの無線デバイスが、本システムでの使用に適していることが注目されるべきである。
サーバ102は、ネットワーク100内のユーザへ配信するためのコンテンツを提供するように動作する。コンテンツは、限定される訳ではないが、ビデオ、オーディオ、マルチメディア・コンテンツ、クリップ、リアルタイムおよび非リアルタイムのコンテンツ、あるいはその他任意のタイプの適切なメディア・コンテンツを含む。サーバ100は、配信するために、マルチキャスト・ネットワーク104および/またはユニキャスト・ネットワーク106へコンテンツを提供する。例えば、サーバ102は、任意の適切なタイプの有線および/または無線通信リンクを備える通信リンク114によって、マルチキャスト・ネットワーク104と通信する。同様に、サーバ102は、任意の適切なタイプの有線および/または無線通信リンクを備える通信リンク116によって、ユニキャスト・ネットワーク106と通信する。
ネットワーク100は、配信用のコンテンツをユーザへ配信するように動作する有線ネットワークおよび無線ネットワークの任意の組み合わせを含む。マルチキャスト・ネットワーク104は、高品質コンテンツをブロードキャストするように設計された有線ネットワークおよび無線ネットワークの任意の組み合わせを含む。例えば、マルチキャスト・ネットワーク104は、高品質コンテンツを、複数の最適化された通信チャネルによって、選択されたデバイスへ配信するように最適化された特別な専用ネットワークでありうる。
1または複数の局面では、この伝送システムは、マルチキャスト・ネットワーク104またはユニキャスト・ネットワーク106によってサーバ102から無線デバイス108へコンテンツを配信するように動作する。例えば、コンテンツ・フローは、マルチキャスト・ネットワーク106を用いて配信するために、サーバ102によって提供される非リアルタイム・コンテンツ・クリップを備えうる。1つの局面では、サーバ102は、このコンテンツ・クリップに関連する1または複数のパラメータを決定するために、マルチキャスト・ネットワーク104とネゴシエートするように動作する。マルチキャスト・ネットワーク104は、このコンテンツ・クリップを受信すると、デバイス108のうちの1又は複数によって受信されるために、このコンテンツ・クリップをネットワーク100を介してブロードキャスト/マルチキャストする。これらデバイス108のうちの何れかは、本局面にしたがって、このコンテンツ・クリップを受信し、それを記録し、および共有することが許可される。
例えば、デバイス108は、ネットワーク100を介したブロードキャストのためにスケジュールされたコンテンツのリストを表示するプログラム・ガイドを提供するように動作するクライアント・プログラム118を含む。その後、デバイス・ユーザは、特定のコンテンツを、リアルタイムでレンダリグするために受信するか、あるいは、後で見るためにメモリ120内に記録し格納するために受信するかを選択することができる。例えば、コンテンツ・クリップは、夜間にブロードキャされるようにスケジュールされることができ、デバイス108は、このブロードキャストを受信し、デバイス・ユーザが将来このクリップを見ることができるように、このコンテンツをメモリ120内に記録するように動作する。一般に、コンテンツは、加入者サービスの一部としてブロードキャストされ、受信しているデバイスは、キーを提供する必要があるが、そうでない場合には、このブロードキャストを受信するために認証する必要がある。
図5に示すように、M2−Peerネットワーク内の無線通信デバイス上にブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録する方法のフロー図が記載される。イベント200において、無線通信デバイスはブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信する。ブロードキャスト受信機は、例えば約88メガヘルツ(MHz)から約108MHzの周波数範囲の信号のようなAMラジオ信号、例えば約535キロヘルツ(kHz)から約1605kHzの周波数範囲の信号のようなFMラジオ信号、例えば約30メガヘルツ(MHz)から約3000MHzの周波数範囲の信号のようなテレビジョン信号、およびブロードキャスト・メディア・コンテンツを運ぶその他任意の信号を受信するように構成されうる。
イベント202において、受信したブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャすることが、クロック機能によって指定された予め定めた時間においてトリガされる。デバイス・ユーザは、例えばメディア・プレーヤ・アプリケーション、またはブロードキャスト・レコーダ・アプリケーションのように、ブロードキャスト・メディア・コンテンツのキャプチャを開始するための時間、またはブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする期間を予め定める入力を無線デバイスへ与える。ブロードキャスト・メディア・コンテンツのキャプチャのための時間を予め定めることに加えて、デバイス・ユーザは、メディア・コンテンツがキャプチャされるブロードキャスト・チャネルを予め定めることができる。別の局面では、このメディア・コンテンツをキャプチャする前に、ブロードキャスト・メディア・キャプチャ時間を設定する代わりに、無線デバイスは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを迅速に記録するために、ユーザが任意の時点においてキャプチャおよび記録機能を起動するための規定を設ける。
イベント204では、予め定めた記録属性を求めて、キャプチャされたメディア・コンテンツが探索される。いくつかの局面では、デバイス・ユーザは、メディア・コンテンツに関連した1または複数の記録属性を予め定めることができる。例えば、ユーザは、スケジュールされたキャプチャおよび記録時間に先立って、プログラム・タイトル、曲のタイトル、スケジュールされたイベント、アーティスト等を予め定めることができる。いくつかの局面では、ユーザは、キャプチャ時間またはキャプチャ期間を予め設定するのと同時に記録属性を予め定めることができる。記録属性が決定されると、探索エンジンは、記録属性を求めて、キャプチャされたメディア・コンテンツに関連するメタデータを探索し、一致が見つかれば、一致したメディア・コンテンツが圧縮符号化されて、格納される。
イベント206では、キャプチャされたメディア・コンテンツのうちの少なくとも1つが、適切なオーディオまたはビデオ圧縮コーデックを用いて符号化される。記録属性が予め定められ、探索が実行される局面では、チャプチャされたメディア・コンテンツのうちの探索判定基準を満足するもののみが圧縮符号化される。何れの記録属性も予め定められていないか、あるいは、探索機能が利用可能ではない他の局面では、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツのうちの全てが圧縮符号化される。圧縮符号化によって、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、このメディア・コンテンツの記録/格納においてより少ない格納スペースしか使われないようにするために、メディア・コンテンツのサイズの観点から圧縮される。さらに、圧縮符号化によって、符号化されたメディア・コンテンツが、暗号化された状態で格納されるという点で、追加のセキュリティ対策が与えられる。オーディオ圧縮コーデックの例は、限定される訳ではないが、一般にはMP3と称されるMPEG(Motion Pictures Expert Group)オーディオ・レイヤIII、アドバンスト・オーディオ・コード(AAC)、AAC+、eAAC+、HE−AAC、ITU−T G.711 ITU−T G.722、ITU−T G.722.1、ITU−T G.722.2、ITU−T G.723、ITU−T G.723.1、ITU−T G.726、ITU−T G.729、ITU−T G.729a、FLAC、Ogg、Theora、Vorbis、ATRAC3、AC3、AIFF−C等を含む。ビデオ圧縮コーデックの例は、限定される訳ではないが、MPEG−1(Motion Pictures Expert Group)、MPEG2、MPEG−4、H.261、H.263、DivX、Sorenson 3、Theora、WMV(Windows(登録商標) Media Video)、RealVideo、Cinepak等を含む。
イベント208では、圧縮されたメディア・コンテンツが格納(例えば、記録)される。メディア・コンテンツは、無線通信デバイスでローカルに格納されるか、あるいは、他の局面では、遠隔で格納するために、例えばメディア・コンテンツ・サーバのようなネットワーク記憶装置へ無線で通信されうる。一般に、無線通信デバイスが記憶容量の観点から制限されている場合、遠隔ストレージが用いられる。
イベント210では、デバイス・ユーザが、記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツの使用/再生を望む場合、格納場所にアクセスされ、このメディア・コンテンツが取得され、圧縮されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが、解凍/復号処理に供される。ほとんどの局面では、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを圧縮するために使用される圧縮コーデックも、このメディア・コンテンツを復号/解凍するために実装されうる。イベント212において、メディア・コンテンツは、復号/解凍されると、無線通信デバイス上で使用/再生するために、メディア・プレーヤ・モジュールへ転送される。
図6は、無線通信デバイスにおいてブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録し、その後、この記録したブロードキャスト・メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有するための方法を示すフロー図である。図6のフロー図にしたがって、無線デバイスのユーザは、この記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを、他の無線通信デバイスとの共有のために指定している。このユーザは、このブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする前に、共有受取人を指定することができる。例えば、この共有受取人は、予め定めたキャプチャ時間および/または記録属性とともに予め定めることができる。他の局面では、共有受取人は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが無線通信デバイスにおいて記録された後に決定されうる。イベント200〜212は図5に関連して説明されており、簡略化のために図6に関連して説明しない。
イベント214では、他の無線通信デバイスと共有されるように指定されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが、一般に無線通信デバイスにおいて、一時的に格納される。
イベント216では、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、スピーチ・フォーマットで符号化される。ブロードキャスト・コンテンツをスピーチ・フォーマットすることによって、一定の通信ネットワークが、例えばピア・トゥ・ピア通信ネットワークのような共有媒体として使用されるようになる。さらに、スピーチ・フォーマットによって、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、ブロードキャスト・メディア・コンテンツよりも低いオーディオ品質フォーマットで共有されるようになる。スピーチ・フォーマット符号化は、一般に、約20ヘルツ(Hz)から約20キロヘルツ(kHz)の周波数範囲内でなされる。適切なスピーチ・コーデックの例は、限定される訳ではないが、QCELP(Qualcomm Code Excited Linear Predictive)、EVRC(Enhanced Variable Rate Codec)、iLBC(Internet Low Bitrate Codec)、Speex等を含む。
イベント218では、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・ファイルが、共有受取人に通信される。1つの局面では、無線デバイスは、マルチメディア・ピア(M2−Peer)通信ネットワークを介して通信する。イベント220では、共有受取人デバイスは、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを含む通信を受信する。受信デバイスは、この通信が、スピーチ・フォーマット復号を必要とするメディア・ファイルであることをアクノレッジする。
イベント222では、スピーチ・フォーマットされたメディア・ファイルが、スピーチ復号され、スピーチ・グレード・オーディオ信号を有するメディア・ファイルとなる。前述したように、スピーチ・グレード・オーディオ信号は、約20Hzから約20kHzの周波数範囲を有するだろう。イベント224では、スピーチ・グレード・メディア・コンテンツが格納される。このメディア・コンテンツは、無線通信デバイスにおいてローカルに格納されるか、あるいは、別の局面では、遠隔で格納するために、例えばメディア・コンテンツ・サーバのようなネットワーク格納デバイスへと無線で通信される。一般に、無線通信デバイスが、格納容量の観点から制限される場合、遠隔ストレージが利用される。イベント226では、格納場所にアクセスされ、メディア・コンテンツが取得され、使用/再生のためにメディア・プレーヤへと転送される。
図7に示すように、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録し、記録したブロードキャスト・メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスと共有する方法のフロー図が示される。図7の方法では、メディア・コンテンツが、共有前に記録デバイスにおいてセグメント化され、その後、共有受取人の無線デバイスにおいて結合される。幾つかの局面では、通信ネットワークにおけるメディア・コンテンツ・サイズ制限に適応するために、セグメント化がオプションで実行される。例えば、あるピア・トゥ・ピア通信ネットワークが、約60秒乃至約90秒の最大長さを有するオーディオ・ファイルを含む通信に制限される。イベント200〜214、216〜222、および224〜226は、図5および図6に関連して説明されており、簡略化のために、図7に関連して説明しない。
イベント215では、復号されたメディア・ファイルが、スピーチ・フォーマットがメディア・ファイルを符号化する前にセグメント化される。セグメント化によって、各セグメントが受信デバイスへ個別に通信され、その後、受信デバイスにおいて、合成メディア・ファイルを構成するために結合されるようになる。セグメントの数は、通信ネットワークによってサポートされているセグメントの許容可能な長さと、メディア・ファイルのサイズとに依存して変わるだろう。各メディア・コンテンツ・セグメントに関連するヘッダ情報は、セグメントのシーケンス番号を識別し、結合する目的のために、受信デバイスにおいて利用されるだろう。別の局面では、セグメント化処理は、メディア・ファイルが、スピーチ・フォーマットで符号化された後になされる。
イベント223では、メディア・ファイルのスピーチ・グレード・セグメントが結合され、合成メディア・ファイルが構成される。別の局面では、この結合処理は、スピーチ・フォーマット復号処理の前になされる。
図8に示すように、無線デバイスにおいてブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録する方法のフロー図が示される。イベント300では、無線通信デバイスは、ブロードキャスト・メディアをキャプチャするための予め定めた時間を受信する。いくつかの局面では、ユーザが、無線デバイスが将来において、または将来の期間にブロードキャスト・メディアをキャプチャするように予めプログラムする。ブロードキャスト・メディアをキャプチャする時間を予めプログラムすることに加えて、ユーザは、このコンテンツがキャプチャされるブロードキャスト・チャネルを予め定めることができる。別の局面では、デバイス・ユーザは、現在ブロードキャストされているメディア・コンテンツをキャプチャするように選ぶことができる。この場合、予め定めた時間は、現在時刻である。
イベント310では、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、予め定めた時間においてキャプチャされる。いくつかの局面では、起動時に、あるいは、無線通信デバイス上で実行可能なブロードキャスト・レコーダ・モジュールを開始すると、ブロードキャスト・メディアのキャプチャが開始される。イベント320では、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツのうちの少なくとも一部が、圧縮フォーマットで符号化される。ブロードキャスト・メディアは、第1のメモリ・サイズに関連した第1のフォーマットでキャプチャされ、圧縮符号化処理によって、第2のフォーマットは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分に対して、第1のメモリ・サイズよりも少ない第2のメモリ・サイズを有するようになる。キャプチャされたメディア・コンテンツが、特定の記録属性を求めて探索される局面では、記録属性と一致するメディア・コンテンツの部分のみが、圧縮符号処理される。探索機能が適用されないか、あるいは利用可能ではないその他の局面では、キャプチャされたメディア・コンテンツの全てが、圧縮符号化処理されうる。
イベント330では、メディア・コンテンツが圧縮符号化されると、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、メディア・コンテンツ・ファイルとして格納される。前述したように、メディア・コンテンツ・ファイルが、無線通信デバイスにおいてローカルに格納されるか、あるいは、他の局面では、メディア・コンテンツ・ファイルが、無線ネットワーク・デバイス/サーバにおいて遠隔で格納されうる。デバイス・ユーザは、格納場所にアクセスし、無線通信デバイスにおいて実行可能なメディア・プレーヤ・アプリケーションで使用/再生するたえにメディア・コンテンツ・ファイルを取得することができる。
図9に示すように、記録属性を求めて、キャプチャされたブロードキャスト・メディアを探索し、記録属性を含むブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録する方法のフロー図が示される。イベント400では、無線通信デバイスが、ブロードキャスト・メディアをキャプチャするための予め定めた時間を受信する。いくつかの局面では、ユーザは、将来の時間において、あるいは将来の期間中にブロードキャスト・メディアをキャプチャするように無線デバイスを予めプログラムする。ブロードキャスト・メディアをキャプチャする時間を予めプログラムすることに加えて、ユーザは、コンテンツがキャプチャされるブロードキャスト・チャネルを予め定めることができる。別の局面では、デバイス・ユーザは、現在ブロードキャストされているメディア・コンテンツをキャプチャするように選ぶことができる。この場合、予め定めた時間は、現在時刻である。
イベント410では、無線デバイスは、複数のブロードキャスト・メディア・コンテンツのうちの予め定めた1つに対するコンテンツ・リファレンスを受信することができる。このコンテンツ・リファレンスは、メディア・コンテンツに関連付けられたユニークな識別子である。例えば、プログラム・タイトル、曲のタイトル、アーティスト等である。いくつかの局面では、キャプチャ時間を予め定めることと同時に、デバイス・ユーザによって、コンテンツ識別子が予め定められる。
イベント420では、予め定めた時間において、ブロードキャスト・メディア・コンテンツがキャプチャされる。いくつかの局面では、起動時に、あるいは、無線通信デバイス上で実行可能なブロードキャスト・レコーダ・モジュールを開始すると、ブロードキャスト・メディアのキャプチャが開始される。イベント430では、コンテンツ識別子と一致する記録属性を求めて、キャプチャされたメディア・コンテンツに関連するヘッダ情報が探索される。例えば、コンテンツ識別子がアーティストの名前である場合、そのアーティストの名前を求めて、キャプチャされた全てのブロードキャスト・メディア・コンテンツのヘッダ情報が探索される。イベント440では、コンテンツ・リファレンスのうちの少なくとも一部と一致する記録属性を有するキャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツが、圧縮符号化される。前述したように、ブロードキャスト・メディアは、第1のメモリ・サイズに関連した第1のフォーマットでキャプチャされ、圧縮符号化処理によって、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分に対して、第1のメモリ・サイズよりも少ない第2のメモリ・サイズを有する第2のフォーマットとなる。
イベント450では、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツが圧縮符号化されると、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、メディア・コンテンツ・ファイルとして格納される。前述したように、メディア・コンテンツ・ファイルは、無線通信デバイスにおいてローカルに格納されうる。あるいは、別の局面では、メディア・コンテンツ・ファイルは、無線ネットワーク・デバイス/サーバにおいて遠隔に格納されうる。デバイス・ユーザは格納場所にアクセスし、無線通信デバイスにおいて実行可能なメディア・プレーヤ・アプリケーション上での使用/再生のために、メディア・コンテンツ・ファイルを取得することができる。
図10に示すように、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録し、記録したメディア・コンテンツを他の無線デバイスと共有する方法のフロー図が示される。イベント500では、無線通信デバイスは、ブロードキャスト・メディアをキャプチャするための予め定めた時間を受信する。いくつかの局面では、ユーザは、将来の時間において、あるいは将来の期間中にブロードキャスト・メディアをキャプチャするように無線デバイスを予めプログラムする。ブロードキャスト・メディアをキャプチャする時間を予めプログラムすることに加えて、ユーザは、コンテンツがキャプチャされるブロードキャスト・チャネルを予め定め、さらに、いくつかの局面では、1または複数の共有受取人を予めプログラムすることができる。
イベント510では、予め定めた時間において、ブロードキャスト・メディア・コンテンツがキャプチャされる。いくつかの局面では、起動時に、あるいは、無線通信デバイス上で実行可能なブロードキャスト・レコーダ・モジュールを開始すると、ブロードキャスト・メディアのキャプチャが開始される。イベント520では、キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツの少なくとも一部が、圧縮フォーマットで符号化される。ブロードキャスト・メディアは、第1のメモリ・サイズに関連した第1のフォーマットでキャプチャされ、圧縮符号化処理によって、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分に対して、第1のメモリ・サイズよりも少ない第2のメモリ・サイズを有する第2のフォーマットとなる。特定の記録属性を求め、キャプチャされたメディア・コンテンツが探索される局面では、記録属性と一致するメディア・コンテンツの部分のみが、圧縮符合化処理される。探索機能が利用されない、あるいは利用可能ではない他の局面では、キャプチャされたメディア・コンテンツの全てが、圧縮符合化処理される。
イベント530では、メディア・コンテンツが圧縮符合化されると、ブロードキャスト・メディア・コンテンツが、メディア・コンテンツ・ファイルとして格納される。前述したように、メディア・コンテンツ・ファイルは、無線通信デバイスにおいてローカルに格納されるか、あるいは他の局面において、メディア・コンテンツ・ファイルが、無線ネットワーク・デバイス/サーバにおいて遠隔に格納されうる。
イベント540では、圧縮されたメディア・コンテンツが復号され、解凍されたメディア・コンテンツが得られる。そして、オプションのイベント550では、この解凍されたメディア・ファイルが、2またはそれ以上のセグメントまたはメディア・クリップにセグメント化される。ある局面では、セグメント化は、通信ネットワークのサイズ制限に適合するために必要である。例示するように、セグメント化は、ブロードキャスト・メディア・ファイルをスピーチ符合化する前になされるか、あるいは別の局面では、メディア・ファイルが、スピーチ符合化された後になさえる。
イベント560では、解凍されたメディア・コンテンツ、および幾つかの局面では、セグメント化されたメディア・コンテンツが、スピーチ・フォーマットで符合化される。スピーチ・フォーマットによって、ある通信ネットワークは、共有通信ネットワークとして実現されるようになる。さらに、スピーチ・フォーマットは、メディア・コンテンツのオーディオ品質を、共有の観点から許容可能と思われるレベルまで下げる。イベント570では、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・ファイルが、指定された共有受取人に無線通信される。いくつかの局面では、ブロードキャスト・メディア・ファイルが、例えば、マルチメディア・ピア(M2−Peer)通信ネットワークのようなピア・トゥ・ピア・ネットワークによって通信される。
図11に示すように、共有されるブロードキャスト・メディア・ファイルを無線通信デバイスにおいて受信する方法が示される。イベント600において、無線通信デバイスは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツから得られるスピーチ・フォーマットされたメディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを含む通信を受信する。いくつかの局面では、この通信デバイスは、メディア・ファイル全体を含む単一の通信を受信し、他の局面では、この通信デバイスは、メディア・ファイルのセグメントを含む各通信とともに複数の通信を受信するだろう。ある局面では、この通信は、例えばマルチメディア・ピア(M2−Peer)ネットワーク通信のようなピア・トゥ・ピア通信ネットワークによって受信されるだろう。
イベント610では、この通信は、スピーチ符合化されたメディア・ファイルの少なくとも一部を含むとして識別される。この通信のコンテンツの識別は、この通信がスピーチ解凍コーデックに、その後、メディア・プレーヤ・アプリケーションに適切にルーティングされることを保証するために必要とされる。イベント620では、スピーチ・フォーマットされたメディア・ファイルが復号され、スピーチ・グレードのオーディオ信号を持つメディアが得られる。
オプションであるイベント620では、この通信が、メディア・ファイルのセグメントを含んでいれば、セグメントが連続して結合され、合成メディア・ファイルが構成される。別の局面では、メディア・ファイルのセグメントの結合は、メディア・ファイルの復号前になされる。オプションであるイベント630では、復号され、オプションで結合されたメディア・ファイルが、使用/再生のために、メディア・プレーヤ・アプリケーションへ送信される。
本明細書で開示された実施形態に関連して記述された様々な例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。
さらに、本明細書で開示された局面に関連して記述された方法やアルゴリズムのステップおよび/または動作は、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールによって、または、これらの組み合わせによって具体化される。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。または、記憶媒体はプロセッサに統合されることができる。さらに、いくつかの局面では、このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在することができる。さらに、ASICは、ユーザ端末内に存在することもできる。あるいはこのプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在することができる。さらに、いくつかの局面では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作が、機械読取可能媒体および/またはコンピュータ読取可能媒体上に、命令の1つ、または任意の組み合わせ、またはセットとして存在することができる。
上述した記載が、例示的な局面および/または実施形態を示す一方、様々な変更および修正が、特許請求の範囲によって定められた局面および/または実施形態のスコープから逸脱することなくなされうることが注目されるべきである。さらに、記載された実施形態の要素は単数で記載または特許請求されているが、単数に限定することが明示的に述べられていないのであれば、複数も考慮される。さらに、そうではないと述べられていないのであれば、任意の局面および/または実施形態の全てまたは一部が、その他任意の局面および/または実施形態の全てまたは一部とともに利用されうる。
したがって、本局面は、無線通信デバイスにおいてブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録し、いくつかの局面では、この記録したブロードキャスト・メディア・コンテンツをその他の無線通信デバイスと共有する方法、装置、コンピュータ・プログラム製品、プロセッサ等を提供する。開示された局面は、予め定めた時間において、ラジオまたはテレビによるブロードキャスト・コンテンツのようなブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする。この点において、無線通信デバイス上に存在するクロック機能は、予め定めた時間において、キャプチャおよび記録モジュールを起動する。その後、キャプチャされたメディア・コンテンツは、無線通信デバイスに典型的なメモリ制限の明らかな手助けとなる圧縮フォーマットで符合化される。ある局面では、このデバイスは、符号化され、後の使用および/または共有のために符合化されるメディア・コンテンツの探索および決定のために使用されるメディア・コンテンツ判定基準の予め定めた選択を可能にする探索機能を組み込んでいる。他の局面では、記録されたブロードキャスト・メディア・コンテンツが、記録/格納されたメディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットで符号化され、スピーチ・フォーマットされたコンテンツを、一般にマルチメディア・ピア(M2−Peer)ネットワークによって他の無線デバイスへ通信することによって、他の無線デバイスと共有される。
本発明の多くの変形例およびその他の実施形態が、前述した記載および関連する図面で表された教示の利益を有する本発明が関連する当業者に連想されるであろう。したがって、本発明は、開示された具体的な実施形態に限定されず、これら変形例およびその他の実施形態が、特許請求の範囲に含まれることが意図されると理解されるべきである。本明細書では具体的な用語が用いられているが、それらは一般的かつ説明用にのみ使用されており、限定する目的ではない。
Claims (46)
- 無線通信デバイスにおいてブロードキャスト・メディア・コンテンツを記録する方法であって、
ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための予め定めた時間を受信することと、
前記予め定めた時間においてブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャすることとを備え、
前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツは、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットを備えており、
前記方法はさらに、前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツの少なくとも一部を、第2のフォーマットで符合化することを備え、
前記第2のフォーマットは、第2のメモリ・サイズを必要とし、前記第2のメモリ・サイズは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、前記第1のメモリ・サイズ未満であり、
前記方法はさらに、前記符号化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを格納することを備える方法。 - 前記方法はさらに、複数のブロードキャスト・メディア・コンテンツのうちの予め定めた1つに対するコンテンツ・リファレンスを受信することを備え、
前記符合化することはさらに、
1または複数の記録属性を求めて、前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツに関連するヘッダ情報を探索することと、
複数のブロードキャスト・メディア・コンテンツのうち、前記コンテンツ・リファレンスのうちの少なくとも一部に一致する記録属性を有する1または複数を符合化することと
を備える請求項1に記載の方法。 - 前記方法はさらに、前記格納したブロードキャスト・メディア・コンテンツを、前記第2のフォーマットから、第3のメモリ・サイズを必要とする第3のフォーマットへ復号することを備え、
前記第3のメモリ・サイズは、前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分に対して、前記第2のメモリ・サイズよりも大きく、
前記方法はさらに、
前記復号したブロードキャスト・メディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットで符合化することと、
前記スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを他の無線通信デバイスへ通信することと
を備える請求項1に記載の方法。 - 前記通信することはさらに、マルチメディア・ピア(M2−Peer)通信ネットワークを介して通信することを備える請求項3に記載の方法。
- 前記第3のフォーマットは、前記第1のフォーマットを備える請求項3に記載の方法。
- 前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする前に、前記他の通信デバイスを決定することをさらに備える請求項3に記載の方法。
- 前記復号したブロードキャスト・メディア・コンテンツを2またはそれ以上のメディア・クリップにセグメント化することをさらに備える請求項3に記載の方法。
- 前記通信することはさらに、前記2またはそれ以上のスピーチ・フォーマットされたメディア・クリップを、他の無線通信デバイスへ個別に通信することを備える請求項7に記載の方法。
- 前記キャプチャすることはさらに、前記無線通信デバイス上に存在するメディア・プレーヤによって実行可能なフォーマットに一致するフォーマットのブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信することを備える請求項1に記載の方法。
- 前記キャプチャすることはさらに、
前記予め定めた時間において前記無線通信デバイス上のメディア・アプリケーションをアウェイクすることと、
前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツを聞こうとすることと
を備える請求項1に記載の方法。 - 前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツは、約88メガヘルツ(MHz)から約108MHzの周波数範囲のラジオ波を備える請求項1に記載の方法。
- 前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツは、約535キロヘルツ(kHz)から約1605kHzの周波数範囲のラジオ波を備える請求項1に記載の方法。
- 前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツは、約30メガヘルツ(MHz)から約3000MHzの周波数範囲のテレビ波を備える請求項1に記載の方法。
- 前記受信することはさらに、所望のブロードキャスト・メディア・コンテンツに関連する複数の予め定めた時間のうちの1つの選択を受信することを備える請求項1に記載の方法。
- 前記格納することはさらに、前記符合化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを前記無線通信デバイスにおいて格納することを備える請求項1に記載の方法。
- 前記格納することはさらに、前記符号化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを、無線ネットワーク・デバイスにおいて遠隔的に格納することを備える請求項1に記載の方法。
- 動作群を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
前記動作群は、
ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための予め定めた時間を受信することと、
前記予め定めた時間においてブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャすることとを備え、
前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツは、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットを備えており、
前記動作群はさらに、前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツの少なくとも一部を、第2のフォーマットで符合化することを備え、
前記第2のフォーマットは、第2のメモリ・サイズを必要とし、前記第2のメモリ・サイズは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、前記第1のメモリ・サイズ未満であり、
前記動作群はさらに、前記符号化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを格納することを備える少なくとも1つのプロセッサ。 - 命令群を格納して備える機械読取可能媒体であって、
前記命令群は、
ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための予め定めた時間を受信するための第1の命令群セットと、
前記予め定めた時間においてブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための第2の命令群セットとを備え、
前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツは、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットを備えており、
前記命令群はさらに、前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツの少なくとも一部を、第2のフォーマットで符合化するための第3の命令群セットを備え、
前記第2のフォーマットは、第2のメモリ・サイズを必要とし、前記第2のメモリ・サイズは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、前記第1のメモリ・サイズ未満であり、
前記命令群はさらに、前記符号化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを格納するための第4のセットを備える機械読取可能媒体。 - 無線通信デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサとメモリとを含むコンピュータ・プラットフォームと、
前記メモリ内に格納され、前記プロセッサによって実行可能なブロードキャスト受信機とを備え、
前記ブロードキャスト受信機は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信することが可能であり、
前記無線通信デバイスはさらに、前記メモリ内に格納され、前記プロセッサによって実行可能なブロードキャスト・レコーダ・モジュールを備え、
前記ブロードキャスト・レコーダ・モジュールは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャおよび格納するために動作可能であり、
前記無線通信デバイスはさらに、前記メモリ内に格納され、前記プロセッサによって実行可能なクロック機能を備え、
前記クロック機能は、ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするために予め定めた時間において前記ブロードキャスト・レコーダ・モジュールを起動させるように動作可能であり、
前記無線通信デバイスはさらに、前記メモリ内に格納され、前記プロセッサによって実行可能なメディア圧縮コーデックを備え、
前記メディア圧縮コーデックは、前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツのうちの少なくとも一部を、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットから、第2のメモリ・サイズを必要とする第2のフォーマットへと符合化するように動作可能であり、前記第2のメモリ・サイズは、前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、前記第1のメモリ・サイズ未満である無線通信デバイス。 - 前記ブロードキャスト・レコーダ・モジュールはさらに、前記ブロードキャスト・レコーダ・モジュールを起動させるための予め定めた時間を受信するように動作可能である請求項19に記載の無線通信デバイス。
- 前記ブロードキャスト・レコーダ・モジュールはさらに、予め定めた記録属性を識別するために、前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツに関連するヘッダ情報を探索するように動作可能な探索エンジンを備える請求項19に記載の無線通信デバイス。
- 前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツが前記予め定めた記録属性を含んでいる場合、前記ブロードキャスト・レコーダ・モジュールはさらに、前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツを符合化するように動作可能である請求項21に記載の無線通信デバイス。
- 前記格納されたブロードキャスト・メディア・コンテンツをスピーチ・フォーマットで符合化するように動作可能なスピーチ・ボコーダをさらに備える請求項19に記載の無線通信デバイス。
- 前記スピーチ・フォーマットされたメディア・コンテンツを他の無線通信デバイスへ通信するように動作可能なマルチメディア・ピア(M2−Peer)通信モジュールをさらに備える請求項23に記載の無線通信デバイス。
- 前記スピーチ・フォーマットはさらに、約20ヘルツ(Hz)から約20キロヘルツ(kHz)の帯域幅範囲で、オーディオ・フォーマットとして定められる請求項23に記載の無線通信デバイス。
- 前記ブロードキャスト・レコーダ・モジュールはさらに、前記ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする前に、前記他の無線通信デバイスを決定するように動作可能である請求項24に記載の無線通信デバイス。
- 前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを2またはそれ以上のメディア・クリップへセグメント化するように動作可能なセグメンタをさらに備える請求項19に記載の無線通信デバイス。
- 前記2またはそれ以上のメディア・クリップを他の無線通信デバイスへ個別に通信するように動作可能なマルチメディア・ピア(M2−Peer)通信モジュールをさらに備える請求項27に記載の無線通信デバイス。
- 前記ブロードキャスト受信機はさらに、約88メガヘルツ(MHz)から約108MHzの周波数範囲内でラジオ波を受信するように動作可能な請求項27に記載の無線通信デバイス。
- 前記ブロードキャスト受信機はさらに、約535キロヘルツ(kHz)から約1605kHzの周波数範囲内でラジオ波を受信するように動作可能な請求項27に記載の無線通信デバイス。
- 前記ブロードキャスト受信機はさらに、約30メガヘルツ(MHz)から約3000MHzの周波数範囲内でテレビ波を受信するように動作可能な請求項27に記載の無線通信デバイス。
- 無線通信デバイスであって、
ブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャするための予め定めた時間を受信する手段と、
前記予め定めた時間においてブロードキャスト・メディア・コンテンツをキャプチャする手段とを備え、
前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツは、第1のメモリ・サイズを必要とする第1のフォーマットを備えており、
前記無線通信デバイスはさらに、前記キャプチャされたブロードキャスト・メディア・コンテンツの少なくとも一部を、第2のフォーマットで符合化する手段を備え、
前記第2のフォーマットは、第2のメモリ・サイズを必要とし、前記第2のメモリ・サイズは、ブロードキャスト・メディア・コンテンツの等しい部分について、前記第1のメモリ・サイズ未満であり、
前記無線通信デバイスはさらに、前記符号化されたブロードキャスト・メディア・コンテンツを格納する手段を備える無線通信デバイス。 - 無線通信デバイスにおいて、共有されるブロードキャスト・メディア・コンテンツを受信する方法であって、
無線通信デバイスにおいて通信を受信することを備え、
前記通信は、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを備えるメディア・ファイルのうちの少なくとも1つのセグメントを含み、
前記方法はさらに、
前記通信を、前記メディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを含むとして識別することと、
前記メディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを第1のフォーマットから第2のフォーマットへ復号することとを備え、
前記第2のフォーマットは、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む方法。 - 前記受信することはさらに、無線通信デバイスにおいてマルチメディア・ピア(M2−Peer)通信を受信することを備える請求項33に記載の方法。
- 前記通信を受信することはさらに、2またはそれ以上の通信を受信することを備え、
各通信は、前記メディア・ファイルのセグメントを含む請求項33に記載の方法。 - 前記メディア・ファイルの復号されたセグメントを結合して、合成メディア・ファイルを構成することをさらに備える請求項35に記載の方法。
- 前記復号されたメディア・ファイルをメディア・プレーヤ・アプリケーションへ送信することをさらに備える請求項33に記載の方法。
- 前記復号することはさらに、前記メディア・ファイルを第1のフォーマットから第2のフォーマットへと復号することを備え、
前記第2のフォーマットは、約20ヘルツ(Hz)から約20キロヘルツ(kHz)の周波数帯域幅を持つスピーチ・グレード・オーディオ信号を含む請求項33に記載の方法。 - 動作群を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
前記動作群は、無線通信デバイスにおいて通信を受信することを備え、
前記通信は、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを備えるメディア・ファイルのうちの少なくとも1つのセグメントを含み、
前記動作群はさらに、
前記通信を、前記メディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを含むとして識別することと、
前記メディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを第1のフォーマットから第2のフォーマットへ復号することとを備え、
前記第2のフォーマットは、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む少なくとも1つのプロセッサ。 - 命令群を格納して備える機械読取可能媒体であって、
前記命令群は、無線通信デバイスにおいて通信を受信するための第1の命令群セットを備え、
前記通信は、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを備えるメディア・ファイルのうちの少なくとも1つのセグメントを含み、
前記命令群はさらに、
前記通信を、前記メディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを含むとして識別するための第2の命令群セットと、
前記メディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを第1のフォーマットから第2のフォーマットへ復号するための第3の命令群セットとを備え、
前記第2のフォーマットは、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む機械読取可能媒体。 - 無線通信デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサとメモリとを含むコンピュータ・プラットフォームと、
前記メモリに格納され、前記プロセッサによって実行可能な通信モジュールとを備え、
前記通信モジュールは、通信を受信し、前記通信を、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを備えるメディア・ファイルのうちの少なくとも1つのセグメントを含むとして識別するように動作可能であり、
前記無線通信デバイスはさらに、前記メモリに格納され、前記プロセッサによって実行可能なスピーチ・ボコーダを備え、
前記スピーチ・ボコーダは、前記メディア・ファイルを第1のフォーマットから第2のフォーマットへ復号するように動作可能であり、前記第2のフォーマットは、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む無線通信デバイス。 - 前記通信モジュールはさらに、マルチメディア・ピア(M2−Peer)通信を受信するように動作可能なM2−Peer通信モジュールとして定められる請求項41に記載の無線通信デバイス。
- 前記メモリに格納され、前記プロセッサによって実行可能な結合器をさらに備え、
前記結合器は、前記セグメントを結合して、前記メディア・ファイルを構成するように動作可能である請求項41に記載の無線通信デバイス。 - 前記第2のフォーマットされたメディア・ファイルを受信し実行するように動作可能なメディア・プレーヤ・アプリケーションをさらに備える請求項41に記載の無線通信デバイス。
- 前記メディア・プレーヤ・アプリケーションは、前記セグメントを結合して、前記メディア・ファイルを構成するように動作可能な結合器を含む請求項44に記載の無線通信デバイス。
- 無線通信デバイスであって、
無線通信デバイスにおいて通信を受信する手段を備え、
前記通信は、スピーチ・フォーマットされたブロードキャスト・メディア・コンテンツを備えるメディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを含み、
前記無線通信デバイスはさらに、
前記通信を、前記メディア・ファイルの少なくとも1つのセグメントを含むとして識別する手段と、
前記メディア・ファイルを第1のフォーマットから第2のフォーマットへ復号する手段とを備え、
前記第2のフォーマットは、スピーチ・グレード・オーディオ信号を含む無線通信デバイス。
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