JP2010509026A - 多次元ループ状先端チップの医療用細長構造体 - Google Patents

多次元ループ状先端チップの医療用細長構造体 Download PDF

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Abstract

蛇行した体管腔中を進むことが可能な多次元ループ状の先端チップ構造体が提供される。多次元ループ状の先端チップ構造体は、その構造体の遠位端に2つ以上のループ又は部分ループを含む。或いは構造体は、その構造体の遠位端に3本以上の脚部を含み得る。ループ又は脚部により、構造体は、進んでいる体管腔内にある障害物に直面したときにも、継続して体管腔の中心にそれ自体を位置合わせすることが可能となる。

Description

関連出願
本願は、参照により本明細書に援用される2006年11月15日出願の米国仮特許出願第60/859,208号からの優先権の利益を主張する。
本発明は、多次元ループ状先端チップの細長医療器具に関する。
ワイヤガイドは細長い可撓性部材であり、別の医療器具を移動させることができるような経路を提供するために用いられる。ワイヤガイドによって提供される経路を用いて、カテーテルなどの別の医療器具を体内管路中に進めることができる。かかる経路を画定するためのワイヤガイドの使用は、当該技術分野において公知である。簡潔に言えば、ワイヤガイドは体内管路中を処置箇所に向けて進められる。管路内で位置が決まると、多くの場合にカテーテルなどのカニューレである第2の医療器具がワイヤガイド上にセットされ、その長さに沿って処置箇所に向けて動かされる。従って、ワイヤガイドは他の器具を設置するための確立された経路を提供するものであり、それによって、管路に器具を通すごとに操縦する手技を実施する負担がなくなる。
ワイヤガイドを配置する間、操作者はワイヤガイドを様々な体管腔を通して操縦しなければならない。多くの場合に管腔は、自然な屈曲部及び湾曲部、或いはそのどちらか一方、胆管及び膵管の内側を覆う微小な葉状体(frond)などの自然な障害物、又は自然のものではない障害物、例えば、腫瘍、蓄積物、及び狭窄、或いはそのいずれか1つなどに起因して、蛇行した経路を画定する。蛇行した経路が存在するため、ワイヤガイドを操縦することは困難となり得る。例えば、障害物が存在して、ワイヤガイドをそれより先の管路中に進めることが妨げられ得る。
先行技術は、かかる障害物付近での操縦を補助するよう意図された直線状の可撓性先端を有するワイヤガイドの例を多く含む。しかしながら、実際には直線状の可撓性先端が存在することにより、前進は一層困難となり得る。例えば、障害物に遭遇すると、直線状の可撓性先端は管路壁の一方に向かって屈曲することがあり、その結果として先端と管路壁との間に意図しない接触が生じ得る。この状況は、管路壁に望ましくない影響をもたらし得る。さらに、直線状の先端は、障害物に遭遇すると屈曲してそれ自体の側に反り返った状態となり得る。ワイヤガイドのこの不安定に反った形により、操縦がさらに困難となる。
加えて、先行技術はシングルループ先端チップのワイヤガイドも含み、これは直線状の可撓性先端を備えたワイヤガイドに優る柔軟性の向上を提供し得る。シングルループ先端チップのワイヤガイドの例が、「ループ先端チップのワイヤガイド(Loop Tip Wire−guide)」と題される2003年11月21日出願の係属中の米国特許出願公開第2004−0215208号に開示され、この明細書は、2002年12月2日出願の米国仮特許出願第60/430,466号に対する優先権を主張するものであり、これらの文献の各々は参照により援用される。この器具では、弾性ループがワイヤガイドの遠位端に位置をとり、及び閉止部材がワイヤガイドの遠位端をワイヤガイドに対し固定する。この器具が体内管路中を進められ、障害物に遭遇したとき、ループ及び閉止部材が存在することにより、ワイヤガイドの遠位端はワイヤガイドの残りの部分に対して動かない。代わりに、ループが障害物に応じて変形する。ループの弾力性により障害物に反発する力が生じ、ループは障害物から離れる向きに動く。これによってワイヤガイドの残りの部分が従うべき経路が画定され、ワイヤガイドは障害物の周辺を通り、管路の内側に沿って進み続けることが可能となる。
シングルループ先端チップのワイヤガイドによって達成される柔軟性の向上にも関わらず、特定の適用では、ループ先端チップのワイヤガイドのさらなる実施形態が望ましいこともある。例えば、処置箇所が主要な管路の側枝又は分岐を超えたところに位置する場合に、ループ先端チップのワイヤガイドが使用者に対し、そのワイヤガイドのループ先端チップを主要な体内管路から側枝管路又は分岐路に向けて送り込む高い能力を提供したならば、価値があるであろう。このような理由から、操作性を有するワイヤガイドが望ましいといえよう。
米国特許出願公開第2004−0215208号明細書 米国仮特許出願第60/430,466号明細書
現行技術の欠点を踏まえれば、蛇行した体管腔中を通って効果的に操作できる改良された器具に対して未だ満たされていない要求がある。
それに応じて、多次元ループ状先端チップ構造体が提供される。
第1の態様において、コア部材と3本以上の脚部とを備える構造体が提供される。コア部材は遠位端と長手方向軸線とを有する。3本以上の脚部の各々は、近位端と中心部分と遠位端とを有する。3本以上の脚部の各々の近位端は、コア部材の遠位端に固定される。近位端はコア部材の長手方向軸線を中心としてその周囲に配置される。3本以上の脚部の各々の中心部分はコア部材の長手方向軸線から離間される。
第2の態様において、第1のループと第2のループとを備えるループ状先端チップ構造体が提供される。第1のループは第1のコア部材を備える。第1のコア部材は第1のループの近位に位置する。第1のループは、第1のコア部材の中心軸線と平行な第1の平面にある。第2のループは第2のコア部材を備える。第2のコア部材は、第2のループの近位に位置する。第2のループは、第1の平面から所定の角度に向く第2の平面にある。
第3の態様において、コア部材と第1のループと第2のループとを備えるループ状先端チップ構造体が提供される。コア部材は遠位端と中心軸線とを有する。第1のループは、第1の近位端と第1の遠位端と第1の頂点とを有する。第1の近位端は、コア部材の遠位端に固着される。第1のループは、コア部材の中心軸線と平行な平面にある。第2のループは、第2の近位端と第2の遠位端と第2の頂点とを有する。第2のループは、第1の平面から所定の角度にある第2の平面内にある。
第1の実施形態に係るダブルループ先端チップ構造体の側面図である。 ループ状先端チップ構造体の遠位端から見た図1の端面図である。 別の実施形態に係るダブルループ先端チップ構造体の側面図である。 図3のダブルループ先端チップ構造体の側面図であり、第2のループの近位端がコア部材に固着されている。 別の実施形態に係るダブルループ先端チップ構造体の側面図であり、コアワイヤは編み組みされておらず、閉止部材に挿通されている。 別の実施形態に係るダブルループ先端チップ構造体の断面図であり、脚部がコア部材に固着されている。 別の実施形態に係る医療用細長構造体の断面図であり、脚部は互いに固着されていない。 複数のループを備える別の実施形態に係る医療用細長構造体の側面図である。 図8の医療用細長構造体の端面図である。 図3のダブルループ先端チップ構造体の側面図であり、第2のループの近位端が第1のループの近位端に固着されている。 ワイヤの中央部分を重ね合わせるように交差させ、且つループの端部をループ状先端チップ構造体の長手方向軸線に沿って編み組みすることにより形成されたループ状先端チップ構造体の側面図である。 別の実施形態に係るダブルループ先端チップ構造体の側面図であり、第1のコア部材及び第2のコア部材が閉止部材の中に挿入されている。
図面を参照して実施形態が説明され、図面では、同様の要素は同様の符号によって示される。実施形態の様々な要素の関係及び機能は、以下の詳細な説明によってより良く理解される。しかしながら、以下に説明されるとおりの実施形態は単に例に過ぎず、本発明が図面に例示される実施形態に限定されることはない。また、図面は一定の縮尺ではなく、場合によっては、従来どおりの製造及び組立の詳細など、実施形態の理解に不要な詳細が省略されていることも理解されたい。
図1は、第1の実施形態に係るダブルループ先端チップのワイヤガイド100の遠位部分を示す。用語「ループ」は、本明細書で使用されるとき、完全に囲まれているか、又は部分的に囲まれている構造体を指す。ダブルループ先端チップのワイヤガイド100は第1のループ110と第2のループ120とを備える。第1のループ110及び第2のループ120は、蛇行した体管腔及び狭窄を含む体管腔の中を進むように構成される。概して、第1のループ110及び第2のループ120は、障害物を逸らすことによりワイヤガイド100の残りの部分が従うための経路を画定することで、かかる障害物を越えて進むように構成される。
図11は、第1のループ110が、コアワイヤ111が交差して重なり合うまでコアワイヤ111の中央部分を曲げることによって形成され得ることを図示する。図11に示されるとおり、コアワイヤ111が交差して重なり合う位置が第1のループ110のサイズLを決定する。第1のループ110が形成された後、第1のループ110を拘束するため、コアワイヤ111の残りの部分は捻り巻かれるか、又は編み組みされ得る。図1は、第1のループ110がx−y平面内に形成されることを図示し、ここでx軸は、ワイヤガイド100の長手方向軸線と平行な軸として定義される。
第1のループ110が形成された後、第2のループ120が以下のとおり形成され得る。第2のコアワイヤが第1のループ110に被せるようにしてx−z平面で曲げられ得る。図11に示されるとおりの第1のループ110の形成と同様に、第2のコアワイヤが交差して重なり合うまでワイヤが曲げられる。第2のループ120が形成された後、第2のループ120が確実にそのループを形成した形状を保つよう、第2のコアワイヤの端部分が捻り巻かれる。図1は、第2のループ120がx−z平面内に形成されることを図示し、ここでz軸は、ワイヤガイド100の長手方向軸線と垂直な軸として定義される。図1に示されるとおり、第1のループ110及び第2のループ120のコアワイヤの各々は共に捻り巻かれることで、結果として編み組みされたコアワイヤ130を形成する。加えて、図1は、ループ110及び120が互いに実質的に直交する位置にあることを図示する。
ループ110、120のコアワイヤの各々を互いに編み組みすることは、ループ110、120の主要な、又は唯一の固着手段を提供し得る。これにより、体管腔に含まれる障害物を越えて進めることが可能な可撓性のダブルループ先端チップのワイヤガイド100の構造体が提供される。ループ110、120の弾力性によって体管腔の障害物に反発する力が生じ、ループ110、120が押されて障害物から遠ざかり、それによって編み組みされたコアワイヤ130が従うための経路を画定する。ダブルループ先端チップのワイヤガイド100はx−y平面及びx−z平面の双方にあるループ110、120を含むため、ワイヤガイド100は体管腔内で障害物に遭遇したとき、常に体管腔の中心に自動的に位置合わせする能力を有する。これは、平衡を保ったり、中心に位置決めしたりする能力に限界があるシングルループ先端チップのワイヤガイドに優る利点である。第1のループ110及び第2のループ120は、図1に示されるように位置140で結合される必要はない。
第1のループ110及び第2のループ120は互いに実質的に直交する構成で図示されるが、互いに他の様々な角度をもつ形態で構成されてもよい。ループ110、120はまた、円形及び涙滴形を含む様々な形状を有してもよい。
図1の代替例として、単一のコアワイヤを使用し、コアワイヤの遠位部分を2本のワイヤに分割することにより第1のループ110及び第2のループ120の双方を形成してもよい。ワイヤはそれぞれ折り返されて、個別のループを形成する。
図2は、ダブルループ先端チップのワイヤガイド100の遠位端における図1の端面図である。図2は、第1のループ110がx−y平面にあり、第2のループ120がx−z平面にあることを示す。Dは、第1のコアワイヤの外縁で計測したときの第1のループ110の直径を表す。同様に、Dは第2のコアワイヤの外縁で計測したときの第2のループ120の直径を表す。用語「直径」は、ワイヤガイド100の長手方向軸線と垂直な方向に沿って計測したときの距離を指す。D及びDは約3mm〜約6mm、及びより好ましくは約4mm〜約5mmの範囲であり得る。
図12は代替的実施形態のダブルループ先端チップのワイヤガイド1300である。ダブルループ先端チップのワイヤガイド1300は第1のループ1310と第2のループ1320とを備え、第2のループ1320は第1のループ1310と直交する。第1のループ1310はx−y平面にあり、第2のループ1320はx−z平面にある。第1のループ1310は、第1のコアワイヤ1313の所定の遠位部分1311を元の側に曲げることによって形成される。遠位部分1311を曲げて第1のループ1310を形成した後、遠位部分1311は位置1312で第1のコアワイヤ1313に固着され、ループ形態が維持される。遠位部分が第1のコアワイヤ1313に固着される位置1312が、第1のループ1310のサイズを決定する。第1のループ1310のサイズは、ワイヤガイド1300が進められる体管腔及び体管腔の蛇行性を含め、数多くの要因によって決まる。はんだ付け、溶接、又は機械的結合を含め、当業者に公知の様々な手段を使用して遠位部分1311が第1のコアワイヤ1313に固着され得る。図1に図示されるダブルループ先端チップのワイヤガイド100と異なり、第1のコアワイヤ1313は、図12に示されるとおり編み組みされないままであり得る。
第2のループ1320は以下のとおり形成される。第1のループ1310に被せるようにして第2のコアワイヤ1321の遠位端が元の側に曲げ返され、第2のループ1320を形成する。第2のループ1320はx−z平面にあり、第1のループ1310と実質的に直交することが図示される。第2のループ1320を形成した後、第2のループ1320の遠位端1322が第1のコアワイヤ1313及び第2のコアワイヤ1321上に捻り巻かれ、第2のループ1320がそのループを形成した形状に拘束される。
任意の生体適合性材料を使用して図1に図示されるダブルループ先端チップのワイヤガイド100を形成し得る。こうした材料としては、ポリマー、ステンレス鋼、形状記憶合金、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。或いはワイヤガイド100は、コアワイヤが生体適合性ポリマー材料で形成され、且つループが形状記憶合金で形成される複合構造を備え得る。
ダブルループ先端チップの構造体は好ましくは、ワイヤをマンドレル上で曲げることによって形成され得る。好ましくは、ダブルループ先端チップの形体は、ニチノールなどの形状記憶合金で形成される。ニチノールは、実質的に可逆的な相変態を受け得るニッケル−チタン合金であり、その可逆相変態によって元の形状又は形態を「記憶」して回復することができる。例えば、オーステナイト相とマルテンサイト相との間の変態は、冷却及び加熱、或いはそのどちらか一方によるか(形状記憶効果)、又は応力の等温的な適用及び除去、或いはそのどちらか一方によって(超弾性効果)、起こり得る。オーステナイトは特性上より強固な相であり、マルテンサイトはより変形し易い相である。
形状記憶効果の例では、オーステナイト相の初期形態を有するニチノールが変態点(M)未満に冷却されるとマルテンサイト相となり、このとき第2の形態に変形する。この材料は、別の変態点(A)まで加熱されると自然にその初期形態に戻り得る。超弾性効果が利用される別の例では、オーステナイト相の初期形状を有する形状記憶材料に対し応力が加えられることにより、温度変化なしにマルテンサイト相への変態が引き起こされ得る。オーステナイト相に戻る変態は、加えられている応力を取り除くことによって実現され得る。超弾性効果はAを上回る温度で有効となり得る。
さらに図12を参照すると、閉止部材1360が提供され得る。閉止部材1360は中空の管状部材であり、その中に第1のコアワイヤ1313及び第2のコアワイヤ1321の捻り巻かれていない部分が挿入される。閉止部材1360は、ワイヤガイド1300を体管腔中に進めている間に、第1のコアワイヤ1313と第2のコアワイヤ1321とが互いに分離しないように補助し得る。或いは、閉止部材1360はルーメンを備え、その中に第1のコアワイヤ1313及び第2のコアワイヤ1321の遠位端が挿入されてもよい。
図3は代替的実施形態のダブルループ先端チップのワイヤガイド300である。ダブルループ先端チップのワイヤガイド300は第1のループ330と第2のループ340とを備える。第1のループ330及び第2のループ340は予め形成され、次に第1のループ330の近位端336がコアワイヤ310の遠位端315に固定される。第2のループ340の近位端346は第1のループ330の近位端336に固定される。予め形成されたループ330、340をコアワイヤ310の遠位端315に固着する他の変形例が企図される。例えば、図4に示されるとおり、第2のループ340の近位端346をコアワイヤ310の遠位端315に結合できる。第1のループ330及び第2のループ340は、溶接又は機械的結合の介在を含め、当業者に公知の様々な方法によって固定され得る。ループ330、340は、当業者に明らかであろう数多くの方法で予め形成され得る。例えば、ループ330、340の各々が所望のループ形状をした構造体に成形されてもよい。或いは、ループ330、340の各々は所望のループ形状をした形態にヒートセットされてもよい。
図3が示すとおり、第1のループ330及び第2のループ340の近位端336、346のみが、互いに、及びコアワイヤ310の遠位端315に固着されている。第1のループ330の遠位端335は、遠位端335が第1のループ330の近位端336に接触するように完全に折り返す必要はない。同様に、第2のループ340の遠位端345は、遠位端345が第2のループ340の近位端346に接触するように完全に折り返す必要はない。加えて、第1のループ330及び第2のループ340の遠位端335、345は互いに結合されていないことが図示され、及び第1のループ330の頂点350は第2のループ340の頂点351と結合されていないことが図示される。第1のループ330と第2のループ340との間の固着箇所を最小限に抑えることで、ワイヤガイド300の柔軟性及び弾力性が増進され得る。
或いは、ある適用では、例えば、頂点350と351とを互いに固着し、且つ遠位端335、345を完全に曲げ戻して完全に閉じられた第1のループ330及び第2のループ340を形成することによって、より剛性の高いダブルループ先端チップのワイヤガイドを利用することが有利であり得る。別の例として、図10は、第2のループ340の遠位端345及び第1のループ330の遠位端335がそれぞれ折り返されて、それによって完全なループを形成するダブルループ先端チップの構造を示す。加えて、遠位端335、345が互いに結合され、コアワイヤ310の遠位端315に固定される。頂点350及び351もまた、結合されていることが図示される。第1のループ330と第2のループ340との間の固着箇所を最大限にすることで、図3のワイヤガイド300と比較したとき相対的に剛性の高いループ状構造の作成に役立つ。ループ状構造に対し、相対的に高い剛性が要求されるか、又は低い剛性が要求されるかを決定する要因は、ワイヤガイドが進められる体管腔の蛇行性及び体管腔内の障害物のタイプを含め、数多くある。ダブルループ先端チップの形体は、製造時に器具の残り部分と一体に形成されてもよい。
図3、4、及び10を参照して説明されるダブルループ先端形体は、他の様々な医療器具に適用される。例えば、図3、4、及び10の実施形態に従うダブルループ先端カテーテルが企図される。ダブルループ先端カテーテルでは、かかるカテーテルの先端が元の側に折り返されることなく、それを障害物を有する蛇行した体管腔中に操作しながら進めることが可能となり得る。
図5は、別の実施形態のダブルループ先端チップのワイヤガイド500を示す。ダブルループ先端チップのワイヤガイド500は第1のループ540と第2のループ550とを備える。図1のワイヤガイド100と同様に、第1のループ540は、第1のコアワイヤ510が交差して重なり合うまでコアワイヤ510の中間部分を曲げることによって形成され得る。コアワイヤ510が交差して重なり合う位置が、第1のループ540のサイズを決定する(図11を参照)。第1のループ540はx−y平面内に形成されることが図示され、ここでx軸は、ワイヤガイド500の長手方向軸線と平行な軸として定義される。第1のループ540が形成された後、第1のコアワイヤ510の残りの部分は編み組みされないままとして図示される。第1のコアワイヤ510の遠位端のうち捻り巻かれない部分は閉止部材530に挿入され、第1のループ540の形状が維持される。
第1のループ540が形成された後、第2のループ550が以下のとおり形成され得る。第2のコアワイヤ520は、x−z平面で第1のループ540に被せるようにして曲げられる。第1のループ540の形成と同様に、第2のコアワイヤ520は、ワイヤ520が交差して重なり合うまで曲げられる。第2のループ550が形成された後、第2のコアワイヤ520の残りの部分は編み組みされないままとして図示される。第2のコアワイヤ520の遠位端のうち捻り巻かれない部分は閉止部材530に挿入され、第2のループ540の形状が維持される。
図5に示されるとおり、閉止部材530は、第1のコアワイヤ510及び第2のコアワイヤ520の遠位端を拘束する唯一の手段を提供する。必要であれば、第1のループ540及び第2のループ550の様々な部分を互いに固着することで、より剛性の高い構造体を作成してもよい。第1のコアワイヤ510及び第2のコアワイヤ520の遠位端のうち捻り巻かれない部分を閉止部材530の中に挿入することで、ワイヤガイド500を体管腔中に進める間にワイヤ510、520が互いに分離しないようにする。閉止部材530は、ワイヤガイド500の近位端に沿って、第1のコアワイヤ510及び第2のコアワイヤ520のほんの一部分のみが閉止部材530の中にあるように延在することが図示される。閉止部材530は、第1のコアワイヤ510及び第2のコアワイヤ520のどの部分に沿って延在してもよい。或いは、閉止部材530は、第1のコアワイヤ510及び第2のコアワイヤ520の捻り巻かれない部分全体が閉止部材530の中に入るように、コアワイヤ510、520の全長にわたり延在してもよい。
上記の実施形態は、ループが平面的でx−y平面又はx−z平面にあるダブルループ先端構造体を説明している。ループが非平面的なマルチループ先端チップのワイヤガイドもまた企図される。図6はマルチループ先端チップのワイヤガイド600の例であり、第1の非平面的ループ660と第2の非平面的部分ループ670とを備える。第1のループ660と第2の部分ループ670とは、互いに隣り合うような向きとされる。コアワイヤ610の遠位端が、3本のワイヤ又は脚部620、630、及び640に分割される。脚部620、630、及び640は、コアワイヤ610の遠位端から離れるように伸張する個別の細長構造体として画定される。脚部620、630、及び640はコア部材の長手方向軸線から離間され得る。2本の脚部はそれらの遠位端で結合されることによりループを形成してもよい。図6は、脚部620及び640がそれらの遠位端(頂点650)で互いに結合されることで第1のループ660を形成することを図示する。脚部630は、外側に湾曲した円弧状構造を有する。脚部630はワイヤ620及び640の遠位端と頂点650で結合され、それにより第2の部分ループ670を形成する。図示されないが、コアワイヤ610の遠位端はまた、3つ以上の非平面的又は部分ループを画定する4本以上の脚部に分割されてもよい。
特定の適用では、脚部の遠位端は互いに固着されないことが望ましいこともある。図7はかかるワイヤガイド700を図示し、ここでは脚部710、720、730は互いに結合されていない。コアワイヤ705の遠位端は3本の脚部710、720、730に分割される。脚部710、720、730の遠位端の各々は内側に丸まって非外傷性の端部を作り出す。脚部710、720、730は互いに対して様々な位置に置かれ得る。例えば、脚部710、720、730は、円周方向に、コアワイヤ705の遠位端を中心として対称的に120度の間隔をあけて配置されてもよい。3本の脚部が図示されるが、コアワイヤ705の遠位端は4本以上の脚部に分割されてもよい。図6及び7で説明されている脚部は、コアワイヤから分割する必要はない。むしろ、脚部は組み立てられた構成部品であり、溶接又は機械的結合の介在を含む当業者に公知の任意の方法によってコアワイヤに固定されてもよい。
図8〜9は、ワイヤガイド800の別の実施形態を図示する。コアワイヤ890が3本のワイヤ810、820、及び830に分割される。3本のワイヤ810、820、830の各々は、ワイヤの各々の両端がコアワイヤ890と結合するように元の側に曲げ返される。図8〜9が図示するとおり、ワイヤ810、820、830の各々の端部は、交差して閉じたループを形成することはない。ワイヤ810、820、830は頂点891で結合されないため、ワイヤガイド800は柔軟性を有することができる。結果として得られるワイヤガイド800は、複数のループ又はローブを有する、泡立て器状の構造体に類似している。ループ又はローブは非平面的なものとして図示される。図8はワイヤ810、820、830に分割されたコアワイヤ890を図示するが、泡立て器状の構造体が個別に組み立てられ、続いて、溶接又ははんだ付けを含む当業者に公知の任意の手段によって、コアワイヤ890の遠位端に固着されてもよい。
上述のダブルループ先端構造体は、親水性コーティング又はハイブリッドポリマー混合物、例えば、有機溶媒溶液中のポリビニルプロラジン(polyvinyl puroladine)及びセルロースエステル類に基づくものなどで処理されてもよい。こうした溶液は、ワイヤガイドを体液との接触時に特に滑りやすくし、それによって前進を補助する。例として、ワイヤガイドはシリコーンなどの低摩擦材料か、又は患者の体内で滑り易くなる親水性材料で被膜されてもよい。コーティングは、好適なコーティング材料、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ウレタン、及び他のポリマーコーティング、或いはそのいずれか1つを、直接本体部分170に対し浸漬、成形、又は噴霧を行なうことによって塗着され得る。親水性材料は、ポリアクリレート、アクリル酸を含んでなる共重合体、ポリメタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンイミン)、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリ(アクリルアミドスルホン酸)、ポリアクリロニトリル、ポリ(ビニルピロリドン)、寒天、デキストラン、デキストリン、カラギーナン、キサンタン、及びグアーからなる群から選択される親水性ポリマーを含んでなり得る。親水性ポリマーとしてはまた、酸性基、例えば、カルボン酸基、スルホン酸基又は硝酸基などのイオン性基を挙げることもできる。親水性ポリマーは、好適な架橋化合物を介して架橋結合され得る。実際に使用される架橋剤は、ポリマー系に依存する。ポリマー系が遊離基重合として重合する場合、好ましい架橋剤は2つ又は3つの不飽和二重結合を含んでなる。
上記の図及び開示は例示を意図しており、網羅的なものではない。この説明は、当業者に多くの変形例及び代替例を示唆するであろう。かかる変形例及び代替例の全ては、添付の特許請求の範囲内に包含されることが意図される。当業者は、本明細書に記載される特定の実施形態と等価な他の実施形態を認識し得るものであり、そうした等価物もまた、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。

Claims (21)

  1. 患者に細長医療器具を導入するためのワイヤガイドであって、
    遠位端と長手方向中心軸線とを有する細長コア部材と、
    前記長手方向軸を中心としてその周囲に配置された3本以上の脚部であって、各脚部が近位端と中心部分と遠位端とを備え、各脚部の前記近位端が前記コア部材の前記遠位端に固定され、各脚部の前記中心部分が前記コア部材の前記長手方向軸線から半径方向に離間される、3本以上の脚部と、
    を備え、前記3本以上の脚部の各々が、収縮形態と拡張形態との間を可動であり、前記収縮形態が前記細長医療器具のルーメンを通過するように構成され、及び前記拡張形態が前記コア部材の外径より大きい外径を有する、ワイヤガイド。
  2. 前記3本以上の脚部のなかの少なくとも1本の前記遠位端が少なくとも1本の他の脚部の前記遠位端と結合されることにより、少なくとも1つのループを形成する、請求項1に記載のワイヤガイド。
  3. 前記ループが非平面である、請求項2に記載のワイヤガイド。
  4. 前記3本以上の脚部の各々の前記遠位端が共に結合される、請求項1に記載のワイヤガイド。
  5. 前記脚部の各々がさらに頂点を備え、前記3本以上の脚部が前記頂点で互いに固着されない、請求項1に記載のワイヤガイド。
  6. 前記脚部が、前記コア部材の前記遠位端に固定される前に予め形成される、請求項1に記載のワイヤガイド。
  7. 前記コア部材の前記遠位端が前記3本以上の脚部に分割される、請求項1に記載のワイヤガイド。
  8. 4本の脚部をさらに備え、第1の対になった2本の脚部が共に結合されて第1のループを形成し、且つ第2の対になった2本の脚部が共に結合されて第2のループを形成する、請求項1に記載のワイヤガイド。
  9. 少なくとも部分的にルーメンが貫通している細長医療器具をさらに備えるワイヤガイドであって、前記ワイヤガイドが前記細長医療器具の前記ルーメンの中に移動可能に配置される、請求項1に記載のワイヤガイド。
  10. ループ先端ワイヤガイドであって、
    第1のコア部材を備える第1のループであって、前記第1のコア部材が前記第1のループの近位に位置し、前記第1のループが前記第1のコア部材の中心軸線と平行な第1の平面にある、第1のループと、
    第2のコア部材を備える第2のループであって、前記第2のコア部材が前記第2のループの近位に位置し、前記第2のループが前記第2のコア部材の中心軸線と平行な第2の平面にあり、前記第2の平面が前記第1の平面から所定の角度に向いている、第2のループと、
    を備える、ループ先端ワイヤガイド。
  11. 前記所定の角度が約90度である、請求項10に記載のループ先端ワイヤガイド。
  12. 前記第1のコア部材が前記第2のコア部材と編み組みされる、請求項10に記載のループ先端ワイヤガイド。
  13. 前記第1のループがその中心部分に第1の頂点を備え、前記第2のループがその中心部分に第2の頂点を備え、前記第1のループの前記第1の頂点が前記第2のループの前記第2の頂点と固着されない、請求項10に記載のループ先端ワイヤガイド。
  14. 前記第1のループが第1の遠位端を備え、前記第1の遠位端が前記第1のコア部材と固着される、請求項10に記載のループ先端ワイヤガイド。
  15. 前記第2のループが第2の遠位端を備え、前記第2の遠位端が前記第1のコア部材及び前記第2のコア部材の周りに巻き付けられる、請求項10に記載のループ先端ワイヤガイド。
  16. 前記第1のコア部材及び前記第2のコア部材が編み組みされない部分を備え、前記編み組みされない部分が閉止部材の中に挿入される、請求項15に記載のループ先端ワイヤガイド。
  17. 前記第1のコア部材及び前記第2のコア部材が編み組みされず、さらに、前記第1のコア部材及び前記第2のコア部材の少なくとも一部分が閉止部材の中に拘束される、請求項10に記載のループ先端ワイヤガイド。
  18. ループ先端ワイヤガイドであって、
    遠位端と長手方向中心軸線とを有するコア部材と、
    第1の近位端と、第1の遠位端と、それらの間の第1の頂点とを有する第1のループであって、前記第1の近位端が前記コア部材の前記遠位端に固着され、前記第1のループが前記コア部材の中心軸線と平行な平面にある、第1のループと、
    第2の近位端と、第2の遠位端と、それらの間の第2の頂点とを有する第2のループであって、前記第2のループが前記第1の平面と所定の角度の第2の平面にある、第2のループと、
    を備える、ループ先端ワイヤガイド。
  19. 前記第2のループの前記第2の近位端が前記第1のループの前記第1の近位端に固定されて予め形成されたループアセンブリを形成し、前記予め形成されたループアセンブリが前記コア部材の前記遠位端に固定される、請求項18に記載のループ先端ワイヤガイド。
  20. 前記第2のループの前記第2の近位端が前記コア部材の前記遠位端に固定される、請求項18に記載のループ先端ワイヤガイド。
  21. 前記第1の遠位端が前記第2の遠位端に固定され、前記第1の頂点が前記第2の頂点に固定される、請求項18に記載のループ先端ワイヤガイド。
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