JP2010505696A - 空調装置において並行配置された外気流出口の最適化された霜取り調節 - Google Patents

空調装置において並行配置された外気流出口の最適化された霜取り調節 Download PDF

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Abstract

【課題】航空機の空調装置における氷結の危険性を低減すること。
【解決手段】本発明は、航空機のパイプライン接続を除氷する配置構成であって、この配置構成は、空調装置の全ての外気流出口に接続され、この構成は、複数のタービンおよび熱交換器の機能を備え、第1のタービン(TA)に接続される第1のパイプライン1と、第2のタービン(TB)に接続される第2のパイプライン2とを有し、これら2つのタービン(TA、TB)からそれぞれ下流にあって接続され、それらのタービンの流出口において処理空気が供給される2つのパイプライン(1、2)は、パイプ端部において接続され、第3のパイプライン(3)を用いて中継される、配置構成に関する。
【選択図】図4

Description

(関連出願の参照)
本出願は、2006年10月13日に出願された独逸国特許出願第10 2006 048 622.6号明細書、および2006年10月13日に出願された米国特許仮出願第60/829,348号明細書の優先権の利益を主張し、これらの出願の開示は、本明細書において引用することにより援用される。
本発明は、航空機のパイプライン接続の配置構成および航空機のパイプライン接続の処理空気温度の調節方法に関する。
現在の旅客機において、一方で冷たい周囲空気と、他方で航空機のエンジンのいわゆる抽気(bleed air)系統からの熱い排気とが、客室の空調のために用いられている。周囲空気は、乗客への外気の供給と、航空機の客室の温度調整とのために、航空機の客室へと供給される。冷たい外気は混合チャンバにおいて熱いブリード空気と混合され、それにより温度が調整され、そして航空機の客室に供給される。
対応の冷却要件を満たすために、0℃未満の温度の周囲空気または調整された空気が航空機の空調のためにしばしば用いられる。この氷点未満の冷たい温度と、同時に存在する自由水および/または周囲の水分のために、下流のパイプラインおよび設置されている装置またはバルブが、水分を含む冷たい外気に触れると、それらの氷結が生じる場合がある。このことが、チェックバルブの機能を妨げ、バルブを損傷させ、例えば、対応の装置の機能停止またはパイプラインへの損傷を生じさせる場合がある。氷結はおよそ−8℃からおよそ0℃の温度範囲においてが特に臨界温度であるといわれている。なぜならば、比較的自由水の比率が高いために、しばしば結晶を形成する場合があるからである。
氷結を防ぐ、および/または既にある氷結を取り除く(アンチアイスコントロール)など、様々な調節アルゴリズムが公知である。したがって、例えば、空調流出口のパイプライン、および/またはセンサ、チェックバルブなど、パイプラインに設置された装置において存在し得る、現行の氷または氷粒子を取り除くために所定の期間内において、周期的に、すなわち、一時的に、実質的に、0℃以上に、空調装置における流出空気の温度を熱することができる。
広範な調節アルゴリズムにおいては、空調装置の流出空気の温度は、常に0℃以上に保たれている。氷結はこのようにして防ぐことができ、その結果、空調の空気流出のパイプラインおよび/またはパイプラインに設置された装置に氷または氷粒子は形成されない。0℃以上の温度が維持される場合、冷却能力の低減が生じる。温度差(dT)への依存は、式Q=m×dT×cpに基づいて明らかである。これは、空調装置の全冷却能力(Q)に対して一次効果を有する。
空調装置の全冷却能力は、空調の流出空気の温度の周期的な加熱、または実質的に0℃以上の温度を恒常的に維持することによって実質的に低減される。したがって、混合チャンバ内において熱いブリード空気と混合された後、十分な冷却能力は、もはや適用し得なくなり、その結果、航空機の客室の温度は上昇し、客室内の快適さが低減する。
さらなる調節アルゴリズムにおいて、−8℃から0℃の臨界範囲は、空調装置の流出空気の温度の特別な調節によって、見逃され、および/または急速に越されてしまう場合がある。空調装置は、0℃以上の熱い空気および−8℃以下の冷たい空気を周期的に搬送し、それらの空気は後に混合チャンバ内で混合される。臨界的な温度範囲を見逃すことによって、氷または氷粒子は、空調装置の流出空気のパイプ、および/またはパイプに設置された装置において、殆ど形成されない。−8℃から0℃の臨界領域を通り過ぎず、および/または急速に超えないこれらの空調装置は、空調装置の流出空気のパイプライン、および/またはパイプラインに設置された装置において、氷の形成および/または氷粒子の形成のリスクはより少ない。
しかしながら、臨界温度範囲を急速に通過し、異なる温度で空気供給を周期的に変化させるために、客室内において温度の変化が生じる。その結果、継続した温度変化は客室内において検出可能である。これが客室内の快適さを低減させる結果となる。空調装置の流出空気の低い温度に対する調節のために、空調装置は、冷却するために、航空機の客室内に、必要とされるよりも高い冷却能力を送る。空調装置の流出空気の冷たい温度のために、例えば、動力装置の空気、補助動力装置の空気、すなわち、いわゆるグランド・カート(ground cart)を介してなど、複雑でコストのかかる方法において加熱される必要がある。このようにして、空調装置の全体的な効率性は低減される。
とりわけ、航空機の空調装置における氷結の危険性を低減することが本発明の目的であってもよい。
本発明の目的は、航空機のパイプライン接続を除氷する配置構成、および独立の請求項に係る特徴を有する航空機のパイプライン接続を用いて搬送される処理空気の温度の調節方法によって達成される。
本発明の例示的実施形態によれば、航空機のパイプライン接続を防氷するための配置構成が提供される。この配置構成は、空調装置、タービン、または熱交換器の全ての外気流出口を有する。空調装置の構成はまた、複数のタービンおよび熱交換器の機能を備えてもよい。この配置構成は、第1のタービンに接続される第1のパイプラインと、第2のタービンに接続される第2のパイプラインとを有する。これら2つのタービンからそれぞれ下流にあって、そのタービンの流出口側において処理空気が供給される2つのパイプラインは、パイプ端部において接続され、第3のパイプラインによって中継される。この配置構成によって、第4のパイプラインがその流出口に接続され、熱い空気源からの温度が低下した外気が供給される、第1の熱い空気源へ、航空機の抽気系統からの(熱い)外気は供給されるという特徴がある。第4のパイプラインは、そのパイプ端部において接続される2つのさらなるバルブ調節したパイプラインを備え、これら2つのパイプラインから、第5または第6のパイプラインが第1または第2のパイプラインに接続され、これら2つのパイプラインを通して、温度が低下した外気が第1および/または第2のパイプラインに、搬送され、バルブ調節されて供給される。
さらなる例示的実施形態によれば、航空機のパイプライン接続を用いて搬送される処理空気の温度を調節するための方法が特定され、当該方法において、パイプライン接続の接続が、処理空気を、空調装置、タービン、または熱交換器の全ての外気流出口に導く。空調装置の構成はまた、複数のタービンおよび熱交換器の機能を備えてもよく、これらに従って、処理空気は、流出口側において、第1および第2のタービンに提供され、次いで、圧力下において、各々のタービンから下流において接続された第1および第2のパイプラインに各々供給される。この方法は、工程(a)において、まず、第1の熱い空気源が航空機の抽気系統から熱い外気を供給され、流出口において、加圧され温度が低下した外気が提供され、これが第1の熱い空気源の流出口において接続された第4のパイプラインに供給され、このパイプラインを介して搬送されることを特徴とする。工程(B)において、温度が低下した外気は、第4のパイプラインのパイプ端部に取り付けられた第5のパイプラインおよび第6のパイプラインに案内される。次いで、この温度が低下した外気の搬送は、工程(C)において、これらの2つのパイプラインを介して、第5および第6のパイプラインの各々から分岐された、温度が低下した外気の外気要素を用いて中継される。工程(D)において、処理空気はバルブ調節された第5および第6のパイプラインを去り、第1または第2のパイプラインに交互に供給される。工程(E)において、空気の搬送は、残りのパイプライン部分を介して中継され、工程(D)による供給点に進み、第1および第2のパイプラインに留まり、それにより混合された処理空気が生成される。工程(S)において、この混合された処理空気は、第1および第2のパイプラインの後、それらのパイプ端部において中継される第3のパイプラインに供給され、この第3のパイプラインへ接続される航空機の下流のユニットに供給される。
本発明による配置構成および方法を用いると、空調システムの構成要素が氷結するリスクは、空調装置の流出口において、温度変化を生じさせることなく、低減し得る。熱い外気および/または航空機の抽気系統のブリード空気を有する、第1のタービンおよび第2のタービンの排気を別個に混合することを用いると、異なる温度制御を有する2つの空気の流れが提供される。これに続く、第3のパイプラインにおける、異なる温度制御を有する空気の流れの混合を制御し、一定の温度を提供する。この第3のパイプラインにける温度は恒常的に0℃以上を保つので、下流の構成要素が氷結することを回避する。
本発明において、熱い空気源は、温度が低下した外気を提供する。第5のパイプラインは第1のタービンに接続され、第6のパイプラインは第2のタービンに接続される。したがって、熱い空気源の、温度が低下した外気は、第1のタービンの排気または第2のタービンの排気のうちの特定の空気要素と混合されてもよい。この混合された空気は、第1のパイプラインまたは第2のパイプラインをさらに用いて搬送される。第1のタービンと第5のパイプラインとの温度の混合は第1のパイプライン内に生じ、第2のタービンと第6のパイプラインとの空気の混合は第2のパイプライン内に生じる。第1のパイプラインと第2のパイプラインにおける空気の混合は異なる温度を有する。第1のパイプラインからの混合された空気および第2のパイプラインからの混合された空気は、各々第3のパイプラインに放出されてもよい。第1のパイプラインの混合された空気と第2のパイプラインの混合された空気とを混合することによって、第3のパイプラインにおける空気は恒常的に一定の温度に保たれてもよい。第3のパイプラインにおける温度が恒常的に0℃以上に保たれる場合、下流の構成要素の氷結は回避されてもよい。第3のパイプラインにおける一定の空気の温度のため、第3のパイプラインが客室の温度制御のために空気を提供する場合、その空気の温度は継続して一定を保ち得るので、航空機の客室領域内における温度変化は小さく保たれてもよい。
この手順により、空調装置流出口のパイプラインおよび/または第3のパイプライン、ならびに例えば空調装置のチェックバルブなど、空気の流れの後に続く設置ユニットは、氷および/または氷粒子が形成されないことが保証される。第2のパイプラインおよび第1のパイプラインにおいて、空気は、−8℃以下または0℃以上の温度を有する場合があり、その結果、−8℃から0℃、−12℃から0℃、−16℃から0℃、または−20℃から0℃の臨界範囲は除外される。第1のパイプラインおよび第2のパイプラインからの空気が制御して混合するため、第3のパイプライン内の温度および/または航空機における客室の温度は一定に保たれ得る。
さらなる例示的実施形態において、熱い空気源は熱交換器を備える。航空機の抽気系統からの熱い外気は熱交換器へ提供されてもよい。この熱交換器は、温度が低下した外気を第4のパイプラインに提供するように適合される。抽気系統の熱い排気は、熱交換器において調節され、温度が低下した外気を形成し、第5および第6のパイプラインに分配される。それゆえ、温度が低下した外気の規定された排出温度が設定されてもよい。
さらなる例示的実施形態によると、熱い空気源は空調装置を備える。この空調装置は、温度が低下した外気を提供するように適合される。したがって例えば、空調装置の熱の力または余熱を利用して、温度が低下した外気を提供してもよい。
さらなる例示的実施形態によると、熱い空気源は外部熱源を含む。外部熱源は、温度が低下した外気を提供するように適合される。外部熱源は、例えば電熱器または空気式熱器(pneumatic heater)を含んでもよい。
さらなる例示的実施形態によると、第1のパイプラインおよび第2のパイプラインは電熱器を含む。電熱器は、例えばパイプラインの周囲に巻き付けられた電熱マットを含んでもよい。
さらなる例示的実施形態によると、2つのパイプラインが、パイプの端部において、第1のパイプラインの分岐部に接続され、この第1のパイプラインの分岐部は第3のパイプラインと中継される。このパイプラインの分岐部は、第1のパイプラインおよび第2のパイプラインから混合された空気を混合するために用いられてもよい。それゆえ、このパイプラインの分岐部を用いて、第1のパイプラインおよび/または第2のパイプラインからの空気量が調節されてもよく、したがって、規定された温度が第3のパイプライン内に設定されてもよい。
本発明のさらなる例示的実施形態によると、第4のパイプラインは、パイプ端部において、第2のパイプラインの分岐部に接続され、このパイプラインの分岐部は第5および第6のパイプラインに接続される。したがって、熱交換器からの熱い空気流量は、第2のパイプラインの分岐部を用いて、第5のパイプラインおよび第6のパイプラインに分散されてもよい。第2のパイプラインの分岐部を用いて、熱交換器の排気は、所定の空気流量の割合において、第5および第6のパイプラインに分散されてもよく、その結果例えば、第1のタービンまたは第2のタービンの排気と後に混合するために、この目的に対して必要とされる熱交換器の排気の空気流量が提供されてもよい。例えば、冷たすぎる第1または第2のタービンの空気流量が提供される場合、第5または第6のパイプラインにおける混合のために、より熱い空気が提供されてもよい。
さらなる例示的実施形態によると、第5のパイプラインは第3のパイプラインの分岐部に接続され、この第3のパイプラインの分岐部は第5のパイプラインと第1のパイプラインとの間に接続されている。第6のパイプラインは第4のパイプラインの分岐部に接続され、この第4のパイプラインの分岐部は第2のパイプラインと第6のパイプラインとの間に接続されている。
さらなる例示的実施形態によると、温度が低下した外気の空気流量を調節するように適合された空気流量調節バルブは、第5のパイプラインおよび第6のパイプラインに各々一体化される。
さらなる例示的実施形態によると、第1または第2の空気流量調節バルブは、時間遅延要素を備え、その結果、双方の空気流量調節バルブは、温度が低下した外気の流量を、時間遅延によって調節することを提供してもよい。
さらなる例示的実施形態によると、チェックバルブは第3のパイプラインに一体化される。
この配置構成の実施形態は本方法に対して適用され、且つその逆に対しても適用される。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、工程(E)に係る混合された処理空気は、タービン流出口に提供される処理空気、および温度が低下した外気の分岐された外気要素からなる。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、処理空気は、工程(d)に係る、温度が低下した外気の、バルブ調節された外気要素を交互に供給することによって、可変の方法において温度制御される。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、第5および第6のパイプラインに供給される特定の外気要素の搬送は、第5および/または第6のパイプラインに一体化された特定の空気流量調節バルブを用いて制御される。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、第5または第6のパイプラインを介した特定の外気要素の搬送は時間遅延を伴って生じ、関連の空気流量調節バルブに一体化された時間遅延要素を用いて実装される。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、第6のパイプラインを介して流れる第2の外気要素は、第5のパイプラインを介して流れ、基準外気要素として見なされる第1の外気要素と比較して、時間遅延を伴って搬送されるか、または、その逆もまた同様である。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、工程(f)において、第1および第2のタービンは、まずタービンの流出口において処理空気を提供し、処理空気の温度は、0℃から−8℃の部分負荷範囲の第1の期間A−Bにおいて作動し、同様に、空調装置動作の作動時間の間、温度が低下した外気は、工程(a)に係る第1の熱交換器の流出口において提供され、外気の温度は30℃から100℃の負荷範囲において作動する。
さらに、工程(g)において、
第1のタービンの処理空気の温度は、工程(d)に係る、温度が低下した外気の外気要素をバルブ調節して供給することによって、少なくとも30℃から45℃に上昇し、それにより、処理空気の経路に一体化されたタービンおよびバルブから下流に接続された全ての処理空気の経路は防氷される。同時に、第2のタービンの処理空気の温度は最大冷却能力となり、それにより、処理空気の経路内または経路上におけるさらなる氷の蓄積は回避され、2つのタービンのこれらの処理空気の温度は、第2の期間B−C内において、一定の温度の値に保たれる。
工程(h)において、
第1のタービンおよび第2のタービンの処理空気の温度は、次いで、工程(d)に係る、温度が低下した外気の外気要素のバルブ調節した供給によって、通常の処理空気の温度となり、この処理空気の温度は、工程(f)に係る温度に対応する。第1のタービンおよび第2のタービンのこの処理空気の温度は、第3の期間C−D内において一定の温度の値に保たれる。
第1のタービンの処理空気の温度は工程(i)において最大冷却能力となる。同時に第2のタービンの処理空気の温度は、工程(d)に係る、温度が低下した外気の外気要素をバルブ調節した供給によって30℃から45℃に上昇する。第2のタービンから下流に接続された第2のパイプライン内またはその上の氷の蓄積は回避される。さらに、そのパイプラインに接続されたパイプライン、およびそのパイプラインに一体化されたバルブは、氷の蓄積が回避される。2つのタービン、つまり第1のタービンおよび第2のタービンのこれらの処理空気の温度は、第4の期間D−E内において一定の温度の値に保たれる。
工程(j)において、2つのタービンの処理空気の温度が、第5の期間E−A内において段階的に一定の温度の値に保たれる制限を用いて、工程(h)の測定が繰り返される。
工程(f)において、第1の期間における温度は、例えば、0℃から−8℃、0℃から−10℃、0℃から−12℃、および0℃から−20℃の温度の範囲を有してもよい。
工程(g)において、処理空気の温度は、第2のタービンの最大冷却能力を用いて生成された温度を有してもよい。さらに、処理空気の温度は、第2のタービンの部分負荷範囲を用いて生成される温度を有してもよい。
工程(i)において、処理空気の温度は、第1のタービンの最大冷却能力を用いて生成される温度を有してもよい。さらに、処理空気の温度は、第1のタービンの部分負荷範囲を用いて生成される温度を有してもよい。
工程(f)から工程(j)は、任意に選択されてもよく、および/または任意の順序において実行されてもよい。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、工程(g)において、温度が低下した外気の特定の外気要素のバルブ調節する絞りは、第6のパイプラインと一体化された第2の空気流量調節バルブを用いて実行され、時間遅延を伴って作動する。このように、第5のパイプラインに一体化された第1の空気流量調節バルブによってバルブ調節された第5のパイプラインを通過する、温度が低下した外気の外気要素を用いて、第1のタービンの処理空気の温度が上昇される場合、最大冷却能力が達成されるまで、第2のタービンの処理空気の温度が所定の時間遅延を伴って低下される。
処理空気の温度は、第2のタービンの最大冷却能力を用いて生成される温度を有してもよい。さらに、処理空気の温度は、第2のタービンの部分負荷範囲を用いて生成される温度を有してもよい。
さらなる例示的実施形態によると、工程(i)において、温度が低下した外気の特定の外気要素のバルブ調節する絞りは、第5のパイプラインと一体化された第1の空気流量調節バルブを用いて実行され、時間遅延を伴って作動する。第6のパイプラインに一体化された第2の空気流量調節バルブによってバルブ調節された第6のパイプラインを通過する、温度が低下した外気の外気要素を用いて、第2のタービンの処理空気の温度が上昇される場合、最大冷却能力が達成されるまで、第1のタービンの処理空気の温度が所定の時間遅延を伴って低下される。
処理空気の温度は、第1のタービンの最大冷却能力を用いて生成される温度を有してもよい。さらに、処理空気の温度は、第1のタービンの部分負荷範囲を用いて生成される温度を有してもよい。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、工程(f)から工程(j)は、主として航空機が地上にある間に実行され、特定の順序において任意に繰り返される。
本方法のさらなる例示的実施形態によると、工程(f)から工程(j)の実行は、航空機の離陸段階および着陸段階の間隔、または飛行中で、15000フィート以下の非常に低い高度の間に関連する期間に関連される。本発明によると、従来技術から公知の目的の達成における不利点は低減されてもよい。例えば、空調装置の流出口における要素内の温度が、所定の期間内で周期的に0℃以上に熱せられて、現行の氷または氷粒子を取り除く場合、空調装置の全冷却能力は低減されてもよい。このように、冷却能力は、もはや航空機の客室において十分ではなく、客室の温度を一定に保つことができない場合がある。
しかしながら、反対に、0℃以上の恒常的な空気流出口の温度を有する空調装置は、低減された冷却能力を有する。温度(dT)への依存は、式Q=m×dT×cpに基づいて明らかである。なぜなら、これは、空調装置の全冷却能力(Q)に対して一次効果を有するからである。空調装置が用いられ、その調節が、−8℃から0℃の臨界範囲を通り過ぎず、および/または急速に超えない場合、空調装置の流出口のパイプライン、および/またはパイプラインに設置された装置において、氷または氷粒子の蓄積のリスクはより少ない場合がある。しかしながら、空調装置の流出口の温度におけるこれらの急転は、客室の温度に対して殆ど直接的な影響を及ぼす場合があり、客室の快適さを低減させる結果となっている。空調の流出口を低い温度に調節することによって、空調装置は、航空機の客室において冷却に必要とされるよりも高い冷却能力を実行する。この複雑でコストがかかって生成される冷却能力は、今度は、さらなる加熱によって補われなければならない。このような場合、空調装置の全体の効率は低減される場合がある。
本発明のさらなる態様は、第1の冷たい空気の流れを有する第1の冷たい空気源と、第2の冷たい空気の流れを有する第2の冷たい空気源と、熱い空気の流れを有する熱い空気源とを備える空調システムを提供することに見出されてもよい。さらに、空調システムは、第1の混合チャンバ、第2の混合チャンバ、および第3の混合チャンバを備える。第1の混合された空気を生成するための第1の混合チャンバは、第1の冷たい空気の流れおよび熱い空気の流れが第1の混合チャンバに提供されてもよいように設定される。第2の混合チャンバは、第2の冷たい空気の流れおよび熱い空気の流れが第2の混合チャンバに提供されてもよいように設定される。第1の混合された空気および第2の混合された空気は、第3の混合された空気を生成するために、第3の混合チャンバに供給されてもよい。
本発明のさらなる態様において、第3の混合された空気を調節する方法が提供される。熱い空気源は、航空機の抽気系統の熱い空気が備わっている。この熱い空気は第1の混合チャンバに供給されて、第1の混合された空気と混合され、その結果第1の混合された空気となる。さらに、熱い空気は第2の混合チャンバに供給されて、第2の混合された空気と混合され、その結果第2の混合された空気となる。この第1の混合された空気と第2の混合された空気とが、第3の混合チャンバに供給されて、第3の混合された空気を生成する。第3の混合された空気は航空機の器具に供給される。
空調システムの実施形態はまた、第3の混合された空気を調節する方法、およびその逆にも適用される。
混合チャンバは、制御可能な調節バルブを備えてもよく、そのような制御バルブは、混合される空気の温度に従って、入ってくる空気の流れの空気流量を制御する。
第1および第2の冷たい空気源は、例えば、タービンまたは航空機の空気流入口の迂回する流れ(bypass flow)を有してもよい。熱い空気源は、例えば、タービンおよび/または航空機の抽気系統を備える。
ブリード空気は、航空機の動力装置の迂回する流れ(第2、冷たい)および/またはコアの流れ(第1、熱い)からの流れ出た空気(tapped air)として理解される。この流れ出た空気は、エンジンまたは、例えば空調などの航空機システム全体を調節および制御するために用いられる。とりわけ、ターボファンまたはAPUのガスタービンは、例えばこの流れ出た空気を用いることに対して考慮する。この目的に対する航空学において通常用いられる国際的な用語は、ブリード空気、すなわち略してBAである。
それゆえ、客室の温度は一定に保たれることができ、それにもかかわらず氷結のリスクもまた、例示的実施形態によって低減されることができる。異なって温度制御され、第1の冷たい空気の流れまたは第2の冷たい空気の流れと熱い空気の流れとを混合させることによって提供される、2つの第1および第2の混合された空気の流れは、そのいずれかが、−8℃より冷たく、または0℃よりも熱い温度を有し、その結果、氷結のリスクは低減される。また、第1および第2の混合された空気の流れを制御して混合するので、第3の混合された空気の一定の空気温度が提供されてもよく、その結果、客室の温度は一定に保たれてもよい。
以下において、例示的な実施形態が、本発明をさらに説明し、且つより良く理解するために、添付の図面を参照して、さらに詳細に記載される。
従来技術にて公知である空調ユニットの略図を示す。 異なる方法において温度制御された空気の流れの混合を有する、本発明に係る配置構成の例示的実施形態の略図を示す。 異なる方法において温度制御された処理空気が2つの空調装置から提供される、本発明の例示的実施形態の略図を示す。 熱い空気が航空機の抽気系統を介して提供される、本発明の例示的実施形態の略図を示す。 混合された空気の例示的な温度調節の略図を示す。
異なる図面における同様または類似の構成要素は同一の参照符号と共に提供される。図面での説明は、略図であり、縮尺通りではない。
図1は、客室18を冷却および/または暖めるために、外気を乗客に供給する公知の配置構成を示す。混合チャンバ16を用いて、冷たい外気が航空機の客室18に送られる。空調装置17の冷たい外気は、対応のパイプライン3を介して混合チャンバ16へと供給される。パイプが破裂した場合、客室の気圧が低下してしまう場合があるので、チェックバルブ15がパイプライン3において配置されてもよい。冷たい空気は0℃以下でパイプライン3へ導入されるので、チェックバルブ15などの構成要素が氷結する危険がある。
図2および図3は、本発明に係る基本的な原則の例を示す。図2は、パイプ1および2における2つの空気流出口を有する空調システムを示す。パイプライン1内で空調の空気流出温度を周期的に0℃以上に加熱し、そして、パイプライン1および2における2つの空気流出口に起因して、例えば、パイプライン2において、空気流出温度を−8℃以下に冷却することができる。パイプライン1および2からの空気の流れは混合されて、第3のパイプライン3において0℃以上の温度に保たれる。パイプライン3における混合された空気は0℃以上なので、チェックバルブ15などの構成要素は氷結しない。一定の温度が、第3のパイプライン3における空気の流れ1および2の目標とされた混合を介して設定されてもよい。
図3は、並行に設置された2つの空調装置117および217を別にすれば、図2に記載された動作と類似するモードを示す。2つの空調装置117および217を用いて、2つの異なる流出温度が、チェックバルブ15における混合温度が変化することなく、互いに独立して提供されてもよい。
本発明の例示的な実施形態を図4に記載する。図4に示すように、この配置構成は、第1の処理空気を有する第1のタービンTAおよび第2の処理空気を有する第2のタービンTBを示す。さらに、この配置構成は熱交換器11を備え、これは、例えば、航空機のタービンの抽気系統から熱い外気を取り込み、その熱を、温度が低下した外気へと流す。第4のパイプライン4は、温度が低下した外気を第2のパイプラインの分岐部8へと搬送し、この分岐部8は、温度が低下した外気を第5のパイプライン5および第6のパイプライン6へと送る。第1のタービンの第1の処理空気は、第3のパイプラインの分岐部9において、第5のパイプライン5の、温度が低下した外気と混合され、第1のパイプライン1へ流される。第6のパイプライン6の、温度が低下した外気は、第4のパイプラインの分岐部10において、第2のタービンTBの第2の処理空気と混合され、第2のパイプライン2に供給される。第1のパイプライン1の第1の混合された空気および第2のパイプライン2の第2の混合された空気は第1のパイプラインの分岐部7に供給されて、第3のパイプライン3に中継される。第3のパイプライン3は、第3の混合された空気を、航空機の客室、または、チェックバルブ15などの、他の空調の構成要素へと運ぶ。空気流量をより良く制御するために、第1または第2の空気流量調節バルブ12および13は、それぞれ、第5のパイプライン5および第6のパイプライン6に配置されてもよい。
処理空気温度の一連の調節方法は図5を用いて記載してもよい。第1の期間A−B内において、第1のタービンTAは第1の処理空気を提供し、第2のタービンTBは第2の処理空気を提供し、それぞれは、0℃から−8℃の温度範囲を有する。第1の熱交換器11の流出口において、温度が低下した外気が提供され、例えばその温度は30℃から100℃である。次に、第1のタービンTAの第1の処理空気は、熱交換機11の温度が低下した外気のバルブ調節された供給により、その温度は30℃から45℃に上昇していてもよく、それゆえ、例えば第1のパイプライン1など、タービンより下流の全ての処理空気の経路は氷結しない。
同時に、第2のタービンTBの第2の処理空気の温度は最大冷却能力となってもよく、それにより、例えば第2のパイプライン2などの、処理空気の経路内または経路上におけるさらなる氷の蓄積は回避される。なぜならば、0℃から−8℃の臨界領域は超えないからである。それゆえ、第1のタービンTAの第1の処理空気の温度および第2のタービンTBの第2の処理空気の温度は、第2の期間B−C内において、一定の温度に保たれてもよい。期間C−Dにおいて、双方の処理空気の温度は、再び、0℃から−8℃の範囲となってもよい。次に、第2のタービンTBの処理空気の温度は、30℃から45℃の温度範囲となってもよく、第1のタービンTAの第1の処理空気の温度は−8℃よりも冷たい、最大冷却能力となってもよい。それゆえ、第2のタービンTBは、0℃より高い温度にて、第1の処理空気を用いて除氷されてもよい。温度範囲の変化に関わらず、第1および第2のパイプライン1および2における特定の下流の構成要素は周期的に除氷され、一定の第3の混合空気は、処理空気の温度と、温度が低下した外気とを混合することによって得られてもよい。このようにして、客室の温度変化が回避されてもよい。
さらに、「含む、備える、有する(comprising)」の用語は、他の要素または工程を排除せず、「1つの(a)」または「1つの(one)」の用語は複数を排除しないことに留意されたい。さらに、上述の例示的実施形態のうちの1つを参照して記載されている特長または工程は、上述された他の例示的実施形態の他の特徴または工程と組み合わせて用いられてもよいことに留意されたい。特許請求の範囲における参照符号は、限定として考えられるべきではない。
1 第1のパイプライン
2 第2のパイプライン
3 第3のパイプライン
4 第4のパイプライン
5 第5のパイプライン
6 第6のパイプライン
7 第1のパイプラインの分岐部
8 第2のパイプラインの分岐部
9 第3のパイプラインの分岐部
10 第4のパイプラインの分岐部
11 第1の熱交換器(第1HX)
12 第1の空気流量調節バルブ
13 第2の空気流量調節バルブ
14 第3の空気流量調節バルブ
15 チェックバルブ
16 混合チャンバ
17 空調装置
18 航空機胴体
117 第1の空調装置
217 第2の空調装置
TA 第1のタービン
TB 第2のタービン

Claims (22)

  1. 航空機のパイプライン接続を除氷する配置構成であって、
    前記配置構成は、空調装置、タービン、または熱交換器の全ての外気流出口を有し、
    前記配置構成は、第1のタービン(TA)に接続される第1のパイプライン(1)と、第2のタービン(TB)に接続される第2のパイプライン(2)とを有し、前記2つのタービン(TA、TB)からそれぞれ下流にあって、それらのタービンの流出口において処理空気が供給される前記2つのパイプライン(1、2)は、パイプ端部において第3のパイプライン(3)に接続され、前記第3のパイプライン(3)によって中継され、
    第1の熱い空気源(11)は、その流出口において、温度が低下した外気が前記熱い空気源(11)から供給される第4のパイプライン(4)に接続され、
    前記第4のパイプライン(4)は、そのパイプ端部において接続された、2つのさらなるバルブ調節パイプライン(5、6)を有し、1つの第5または1つの第6のパイプライン(5、6)は、各々前記第1または前記第2のパイプライン(1、2)に接続され、前記温度が低下した外気は前記第1および/または第2のパイプライン(1、2)へ、搬送され、バルブ調節されて供給される、配置構成。
  2. 前記熱い空気源は熱交換器(11)を備え、
    前記航空機の抽気系統から熱い外気が前記熱交換器(11)に提供可能であり、
    前記熱交換器(11)は、前記温度が低下した外気を前記第4のパイプライン(4)に提供するように適合されている、請求項1に記載の配置構成。
  3. 前記熱い空気源は空調装置(17)を有し、
    前記空調装置は、前記温度が低下した外気を提供するように適合されている、請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の配置構成。
  4. 前記熱い空気源は外部熱源を有し、
    前記外部熱源は、前記温度が低下した外気を提供するように適合されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の配置構成。
  5. 前記第1のパイプライン(1)および前記第2のパイプライン(2)は発熱体を有する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配置構成。
  6. 前記2つのパイプライン(1、2)は、それらのパイプ端部において、第1のパイプラインの分岐部(7)に接続され、前記第1のパイプラインの分岐部(7)は前記第3のパイプライン(3)によって中継される、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の配置構成。
  7. 前記第4のパイプライン(4)は、そのパイプ端部において、第2のパイプラインの分岐部(8)に接続され、前記第2のパイプラインの分岐部(8)は前記第5および前記第6のパイプライン(5、6)に接続される、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の配置構成。
  8. 前記第5のパイプライン(5)は、前記第1のパイプライン(1)と相互接続された第3のパイプラインの分岐部(9)に接続され、前記第6のパイプライン(6)は、前記第2のパイプライン(2)と相互接続された第4のパイプラインの分岐部(10)に接続される、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の配置構成。
  9. 前記温度が低下した外気の空気流量を調節するように適合された空気流量調節バルブ(12、13)は、各々、前記第5のパイプライン(5)および前記第6のパイプライン(6)と一体化される、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の配置構成。
  10. 第1および/または第2の空気流量調節バルブ(12、13)は時間遅延要素を備え、それにより、双方の前記空気流量調節バルブ(12、13)は、前記温度が低下した外気の流量の時間遅延した調節を達成するように適合される、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の配置構成。
  11. チェックバルブ(15)が前記第3のパイプライン(3)において一体化される、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の配置構成。
  12. 航空機のパイプライン接続において、搬送された処理空気の温度の調節方法であって、
    前記処理空気を導く前記パイプライン接続は、外気流出口、空調装置、タービン、または熱交換器に接続され、前記処理空気は第1および第2のタービン(TA、TB)の流出口において、前記パイプライン接続に提供され、次に、前記処理空気は、加圧下で、前記タービンから下流において接続された、第1および第2のパイプライン(1、2)に各々供給され、
    前記方法は、まず
    (a)第1の熱い空気源(11)が、前記航空機の抽気系統から熱い外気を供給され、温度が低下し加圧された外気が、前記第1の熱い空気源(11)の流出口において提供されて、前記第1の熱い空気源(11)の前記流出口に接続された第4のパイプライン(4)に供給され、前記パイプラインを介して搬送される工程と、
    (b)前記温度が低下した外気は次いで、前記第4のパイプライン(4)のパイプ端部に接続された第5および第6のパイプライン(5、6)に導入される工程と、
    (c)前記搬送は次いで、これら2つのパイプライン(5、6)を介して、前記第5および第6のパイプライン(5、6)から各々分岐された、温度が低下した外気の外気要素を中継する工程と、
    (d)次いで、バルブ調節された前記第5および第6のパイプライン(5、6)を去り、前記処理空気に加えて、前記第1または前記第2のパイプライン(1、2)に交互に供給される工程と、
    (e)次に、前記空気の搬送が、残りのパイプラインの部分を介して、工程(d)に従った供給点に進み、前記第1および第2のパイプライン(1、2)内に留まって、混合された処理空気を生じる、工程と、
    (f)次いで、前記第1および第2のパイプライン(1、2)のパイプ端部において中継される第3のパイプライン(3)へ供給され、前記第3のパイプライン(3)に接続された前記航空機の下流のユニットに供給される工程と
    を含む、方法。
  13. 工程(e)に係る前記混合された処理空気は、前記タービンの流出口、および温度が低下した外気の前記分岐された外気要素において提供される前記処理空気からなる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記処理空気は、工程(d)に係る、温度が低下した外気の前記バルブ調節した圧力要素を交互に供給することによって、可変的に温度制御される、請求項12または請求項13に記載の方法。
  15. 前記第5および第6のパイプライン(5、6)に供給される特定の前記外気要素の搬送は、前記第5および第6のパイプライン(5、6)の各々に一体化された空気流量調節バルブ(12、13)を用いて制御される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第5または第6のパイプライン(5、6)を介した前記特定の外気要素の搬送は時間遅延を伴って生じ、前記個々の空気流量調節バルブ(12、13)に一体化された時間遅延要素を用いて実現される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第6のパイプライン(6)を介して流れる第2の外気要素は、前記第5のパイプライン(5)を介して流れ、基準外気要素と見なされる第1の外気要素と比較して、時間遅延を伴って搬送されるか、または、その逆もまた同様である、請求項16に記載の方法。
  18. (f)前記第1および第2のタービン(T、B)は、まず前記タービンの流出口において処理空気を提供し、前記処理空気の温度は、0℃から−8℃の部分負荷範囲の第1の期間A−Bにおいて作動し、同様に、前記空調装置動作の作動時間の間、温度が低下した外気は、工程(a)に係る前記第1の熱い空気源(11)の流出口において提供され、前記外気の温度は30℃から100℃の負荷範囲において作動する、工程と、
    (g)前記第1のタービン(TA)の前記処理空気の温度は、工程(d)に係る、温度が低下した外気の外気要素をバルブ調節して供給することによって、少なくとも30℃から45℃に上昇し、それにより、前記処理空気の経路に一体化された前記タービンおよびバルブから下流に接続された全ての処理空気の経路は防氷され、同時に、前記第2のタービン(TB)の前記処理空気の温度は冷却能力となり、それにより、前記処理空気の経路内または経路上におけるさらなる氷の蓄積は回避され、前記2つのタービン(TA、TB)のこれらの処理空気の温度は、第2の期間B−C内において、一定の温度の値に保たれる、工程と、
    (h)次いで、前記第1のタービン(TA)および前記第2のタービン(TB)の前記処理空気の温度は、工程(d)に係る、温度が低下した外気の外気要素のバルブ調節した供給によって、通常の処理空気の温度となり、この処理空気の温度は、工程(f)に係る温度に対応しており、前記第1のタービン(TA)および前記第2のタービン(TB)のこの処理空気の温度は、前記第3の期間C−D内において一定の温度の値に保たれる、工程と、
    (i)次いで、前記第1のタービン(TA)の処理空気の温度は最大冷却能力となり、同時に前記第2のタービン(TB)の処理空気の温度は、工程(d)に係る、温度が低下した外気の外気要素をバルブ調節した供給によって30℃から45℃に上昇し、それにより、前記第2のタービン(TB)から下流に接続された前記第2のパイプライン(2)、および前記第2のパイプラインに接続されたパイプライン、ならびに前記パイプラインに一体化されたバルブ内またはその上の氷の蓄積は回避され、前記2つのタービン(TA、TB)のこの処理空気の温度は、第4の期間D−E内において一定の温度の値に保たれる、工程と、
    (j)前記2つのタービン(TA、TB)の前記処理空気の温度が、第5の期間E−A内において段階的に一定の温度の値に保たれる制限を用いて、工程(h)の測定が繰り返される、工程と
    を含む、請求項12に記載の方法。
  19. 工程(g)において、温度が低下した外気の前記特定の外気要素のバルブ調節する絞りは、
    前記第6のパイプライン(6)と一体化された第2の空気流量調節バルブ(13)を用いて実行され、
    前記第1のタービン(TA)の前記処理空気の温度が前記第5のパイプライン(5)に一体化された第1の空気流量調節バルブ(12)によってバルブ調節された前記第5のパイプライン(5)を通過する、温度が低下した外気の外気要素を用いて上昇される場合、前記最大冷却能力が達成されるまで、前記第2のタービン(TB)の前記処理空気の温度が所定の時間遅延を伴って低下されるように、時間遅延を有して作動する、請求項12から請求項14および請求項16のいずれか一項に記載の方法。
  20. 工程(i)において、温度が低下した外気の前記特定の外気要素のバルブ調節する絞りは、
    前記第5のパイプライン(5)と一体化された第1の空気流量調節バルブ(12)を用いて実行され、
    前記第2のタービン(TB)の前記処理空気の温度が前記第6のパイプライン(6)に一体化された第2の空気流量調節バルブ(13)によってバルブ調節された前記第6のパイプライン(6)を通過する、温度が低下した外気の外気要素を用いて上昇される場合、前記最大冷却能力が達成されるまで、前記第1のタービン(TA)の前記処理空気の温度が所定の時間遅延を伴って低下されるように、時間遅延を有して作動する、請求項12に記載の方法。
  21. 工程(f)から工程(j)は、主として前記航空機が地上にある間に実行され、特定の順序において任意に繰り返される、請求項18に記載の方法。
  22. 工程(f)から工程(j)の実行は、前記航空機の離陸段階および着陸段階の間隔、または飛行中で、15000フィート以下の非常に低い高度の間に関連する期間に関連される、請求項14に記載の方法。
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