JP2010502635A - 緑内障またはその進行を治療または予防するための組成物と方法 - Google Patents

緑内障またはその進行を治療または予防するための組成物と方法 Download PDF

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Abstract

緑内障またはその進行を治療または予防するための組成物は、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含んでいる。この組成物は追加の抗炎症剤を含むことができ、局所的な適用用、注射用、埋め込み用の製剤にすることができる。この組成物は、眼内圧を低下させるための別の治療手段と組み合わせて使用してもよい。

Description

相互参照
本願は、2006年8月31日に出願された仮特許出願第60/841,437号の恩恵を主張する(その内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。
本発明は、緑内障またはその進行を治療または予防するための組成物と方法に関する。本発明は特に、緑内障またはその進行を治療または予防するための、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)を含む医薬組成物と方法に関する。
緑内障は、網膜神経節細胞(“RGC”)の死、特定の視野の喪失、視神経の萎縮を特徴とする一群の疾患である。緑内障は、全世界の失明の3番目に大きな原因である。人口全体での平均よりも高い眼内圧(“IOP”)は、緑内障が進行する1つのリスク因子である。しかしIOPが高い多くの人は緑内障で失明しない。逆に、IOPが正常な緑内障患者が存在している。したがって緑内障によって視神経が変性するメカニズムを明らかにする努力が精力的に続けられている。
高いIOPによって視神経束が圧縮されるため、生理学的な軸索切断が実質的に起こり、軸索輸送に伴う問題が発生する。高いIPOによって視神経乳頭(“OHN”)への供給を行なう血管も圧縮されるため、RGCが徐々に死んでいく。例えばM. RudzinskiとH.U. Saragovi、Curr. Med. Chem. - Central Nervous System Agents、第5巻、43ページ、2005年を参照のこと。
それに加え、他の分子メカニズム、すなわち高レベルで存在する神経毒性物質(例えばグルタミン酸塩や一酸化窒素)や炎症促進プロセスも、RGCを直接傷める原因であるという証拠が増えてきている。上記文献。NOは低濃度では神経伝達と血管拡張において好ましい役割を果たしているが、より高濃度では、脳卒中や脱髄に加え、他の神経変性疾患においてある役割に関係している。R.N. SahaとK. Pahan、Antioxidants & Redox Signaling、第8巻、第5号と第6号、929ページ、2006年。NOは、以前から炎症応答のメディエータおよび調節剤であると認識されている。NOは細胞障害特性を持ち、病原性微生物の破壊を助けることを目的として免疫細胞(例えばマクロファージ)によって産生されるが、宿主の組織を傷める効果も持つ可能性がある。NOは酸素分子およびスーパーオキシド・アニオンとも反応して反応性窒素種を発生させるため、その反応性窒素種がさまざまな細胞機能を変化させる可能性がある。R. Korhonen他、Curr. Drug Target - Inflam. & Allergy、第4巻、471ページ、2005年。さらに、小柱網(“TM”)だけでなく網膜細胞でも発生する酸化ストレスがニューロン細胞の死に関与しているように見えるため、原発開放隈角緑内障(“POAG”)において視神経に影響を与える。A. Izzotti他、Mutat. Res.、第612巻、第2号、105ページ、2006年。
それに加え、炎症促進サイトカインである腫瘍壊死因子-α(“TNF-α”)がRGCの死のメディエータであることが最近突き止められた。TNF-αとTNF-α受容体1は、緑内障のモデル・ラットで上方調節される。試験管内の研究によりさらに、TNF-αを媒介としたRGCの死は、受容体を媒介としたカスパーゼ・カスケードの活性化と、細胞死カスケードのカスパーゼ依存成分およびカスパーゼ非依存成分のミトコンドリアを媒介とした活性化の両方に関与していることが突き止められた。G. TezelとX. Yang、Expt'l Eye Res.、第81巻、207ページ、2005年。さらに、緑内障の目の網膜部では、TNF-αとその受容体が、年齢が同じ正常なドナーの目(対照)よりも多いことが見いだされた。G. Tezel他、Invest. Ophthalmol. & Vis. Sci.、第42巻、第8号、1787ページ、2001年。
したがって緑内障の根本的な原因が炎症にある可能性を示す証拠が増えている。傷害によって誘導される免疫応答を制御できないと、多くの患者で自己免疫が病因となって緑内障による神経変性が始まったり継続したりする可能性がある。
緑内障の従来の治療手段は、例えば局所投与によってIOPを低下させる薬であった。しかし新しい証拠に照らすと、そのような治療手段は、この疾患の根源であることを現在の多くの証拠が示唆している炎症に対処できないであろう。
グルココルチコイド(この明細書では“コルチコステロイド”とも呼ぶ)は、広い範囲の炎症性疾患(例えば急性の炎症)に対する最も有効な臨床的治療手段の1つである。しかしステロイド薬には、患者の全体的な健康を脅かす副作用が存在する可能性がある。グルココルチコイドを長期にわたって投与すると、腸でのカルシウム吸収が抑制されて骨の形成が阻害されることにより、薬によって誘発される骨粗鬆症になる可能性もある。グルココルチコイドの長期投与による好ましくない他の副作用として、その薬が身体の代謝プロセスに効果を及ぼすことが原因の高血圧、高血糖症、高脂血症(トリグリセリドのレベル上昇)、高コレステロール血症(コレステロールのレベル上昇)などがある。
それに加え、ある種のグルココルチコイドは、このクラスの他の化合物よりも眼内圧(“IOP”)を上昇させる可能性が大きいことが知られている。例えば非常に強力な目の抗炎症剤であるプレドニゾロンは、目に対する抗炎症活性が中程度のフルオロメトロンよりもIOPを上昇させる傾向が大きいことが知られている。グルココルチコイドを目で局所的に用いることに伴うIOP上昇のリスクは時間経過とともに大きくなることも知られている。言い換えるならば、このような薬剤の常習的な(すなわち長期にわたる)使用により、IOPが著しく上昇するリスクが増大する。したがって緑内障の根源である炎症は、治療しようとする疾患を悪化させるであろうため、グルココルチコイドでは治療できないであろう。
したがって、緑内障またはその進行を治療または予防するための化合物、組成物、方法を提供することが相変わらず必要とされている。それに加え、少なくとも副作用がほとんどないか、副作用の程度がほんのわずかであるそのような化合物、組成物、方法を提供することも非常に望ましい。
一般に、本発明により、緑内障またはその進行を治療または予防するための化合物、組成物、方法が提供される。
1つの特徴では、そのような緑内障の選択は、原発開放隈角緑内障、原発閉塞隈角緑内障、続発開放隈角緑内障、続発閉塞隈角緑内障、色素性緑内障、血管新生緑内障、偽水晶体緑内障、悪性緑内障、ブドウ膜炎性緑内障、周辺虹彩前癒着に起因する緑内障、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる。
別の特徴では、本発明により、IOPの上昇またはそのマイナス効果を治療または予防するための化合物、組成物、方法が提供される。
さらに別の特徴では、本発明により、IOPの上昇につながる可能性のある眼科疾患のマイナス効果を治療または予防するための化合物、組成物、方法が提供される。一実施態様では、そのような眼科疾患は虹彩炎である。
さらに別の特徴では、本発明の化合物または組成物は、緑内障またはその進行を治療または予防するためのグルココルチコイドの少なくとも1種類のミメティックを含んでいる。
さらに別の特徴では、緑内障またはその進行を治療または予防するための化合物または組成物は、少なくとも1種類の解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含んでいる。
さらに別の特徴では、本発明の組成物はさらに、非ステロイド系抗炎症薬(“NSAID”)、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(“PPAR”)リガンド、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニストまたは阻害剤(例えば抗TNF、抗インターロイキン、抗NF-κB)、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中から選択された追加の抗炎症剤を含んでいる。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、局所製剤、注射可能な製剤、埋め込み可能な製剤、埋め込み可能なシステム、埋め込み可能な装置のいずれかを含んでいる。
別の特徴では、本発明により、緑内障またはその進行を治療または予防する方法が提供される。この方法は、少なくとも1種類のDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含む組成物を、そのような治療または予防を必要とする対象に投与する操作を含んでいる。
本発明の他の特徴と利点は、以下の詳細な説明と請求項から明らかになろう。
ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 ヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって刺激されたIL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VGEF、MCP-1の産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 HCECにおいてIL-1βによって刺激されたG-CSFの産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 HCECにおいてIL-1βによって刺激されたGM-CSF、IL-8、RANTESの産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 HCECにおいてIL-1βによって刺激されたGM-CSF、IL-8、RANTESの産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。 HCECにおいてIL-1βによって刺激されたGM-CSF、IL-8、RANTESの産生に対するBOL-303242-Xとデキサメタゾンの効果をp<0.05で示してある。
これらの図面では、“*”は対象との比較を表わし、“**”はIL-1βとの比較を表わす。
この明細書では、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)は、(ポリペプチドである)グルココルチコイド受容体と結合することのできる化合物であり、結合すると、遺伝子発現のトランス抑制とトランス活性化をさまざまなレベルで生じさせることができる。ポリペプチドと結合する化合物のことをこの明細書ではリガンドと呼ぶことがある。
この明細書では、“アルキル”または“アルキル基”という用語は、直鎖または分岐鎖の1価の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。この基は置換されていなくても、置換されていてもよい。この基は、一部または全体をハロゲン原子(F、Cl、Br、I)で置換することができる。アルキル基の例として、メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルエチル(イソプロピル)、n-ブチル、n-ペンチル、1,1-ジメチルエチル(t-ブチル)などがある。アルキル基は“Alk”と略記することができる。
この明細書では、“アルケニル”または“アルケニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含む直鎖または分岐鎖の1価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エテニル、プロペニル、n-ブテニル、イソブテニル、3-メチルブト-2-エニル、n-ペンテニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニルなどの基である。
この明細書では、“アルキニル”または“アルキニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含む直鎖または分岐鎖の1価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エチニル、プロピニル、n-ブチニル、2-ブチニル、3-メチルブチニル、n-ペンチニル、ヘプチニル、オクチニル、デシニルなどの基である。
この明細書では、“アルキレン”または“アルキレン基”という用語は、特定の数の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の2価の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、メチレン、エチレン、プロピレン、n-ブチレンなどの基である。この明細書では、アルキレンを-(アルキル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アルケニレン”または“アルケニレン基”という用語は、特定の数の炭素原子と少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を有する直鎖または分岐鎖の2価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エテニレン、プロペニレン、n-ブテニレンなどの基である。この明細書では、アルケニレンを-(アルキレニル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アルキニレン”または“アルキニレン基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含む直鎖または分岐鎖の2価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エチニレン、プロピニレン、n-ブチニレン、2-ブチニレン、3-メチルブチニレン、n-ペンチニレン、ヘプチニレン、オクチニレン、デシニレンなどの基である。この明細書では、アルキニレンを-(アルキニル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アリール”または“アリール基”という用語は、炭素原子が5〜14個の1価または2価の芳香族炭素環基で、単環のもの(例えばフェニルまたはフェニレン)、縮合した多数の環からなるもの(例えばナフチルやアントラニル)、架橋した多数の環からなるもの(例えばビフェニル)を意味する。特に断わらない限り、アリール環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。アリール基の例として、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、インダニル、インデニル、ビフェニルなどがある。アリール基は“Ar”と略記することができる。
この明細書では、“ヘテロアリール”または“ヘテロアリール基”という用語は、5〜14員で単環または多環の1価または2価の安定な芳香族基を意味する。この基は、環の中に、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択された1〜4個のヘテロ原子を含む縮合または架橋した1つ以上の環(5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい)を含んでいてもよい。その場合、どのイオウ・ヘテロ原子も、場合によっては酸化されていてもよく、どの窒素ヘテロ原子も、場合によっては酸化されるか四級化されていてもよい。特に断わらない限り、ヘテロアリール環は適切な任意のヘテロ原子または炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意のヘテロ原子または炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。ヘテロアリールの例として、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリジニル、アザインドリジニル、インドリル、アザインドリル、ジアザインドリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロアザインドリル、イソインドリル、アザイソインドリル、ベンゾフラニル、フラノピリジニル、フラノピリミジニル、フラノピラジニル、フラノピリダジニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロフラノピラジニル、ジヒドロフラノピリミジニル、ベンゾチエニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピラジニル、チエノピリダジニル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロチエノピリジニル、ジヒドロチエノピリミジニル、インダゾリル、アザインダゾリル、ジアザインダゾリル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾピリジニル、ベンゾチアゾリル、チアゾロピリジニル、チアゾロピリミジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジニル、ベンゾオキサジノニル、オキサゾロピリジニル、オキサゾロピリミジニル、ベンゾイソオキサゾリル、プリニル、クロマニル、アザクロマニル、キノリジニル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、シンノリニル、アザシンノリニル、フタラジニル、アザフタラジニル、キナゾリニル、アザキナゾリニル、キノキサリニル、アザキノキサリニル、ナフチリジニル、ジヒドロナフチリジニル、テトラヒドロナフチリジニル、プテリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニルなどがある。
この明細書では、“複素環”、“複素環基”、“ヘテロシクリル”、“ヘテロシクリル基”、“複素環式”、“複素環式基”という用語は、5〜14員で単環または多環の1価または2価の安定な非芳香族基を意味する。この基は、少なくとも1つの環の中に、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択された1〜3個のヘテロ原子を含む縮合または架橋した1つ以上の環(5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい)を含んでいてもよい。その場合、どのイオウ・ヘテロ原子も、場合によっては酸化されていてもよく、どの窒素ヘテロ原子も、場合によっては酸化されるか四級化されていてもよい。この明細書でヘテロシクリル基から除外されるのは、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキニル基である。特に断わらない限り、ヘテロシクリル環は適切な任意のヘテロ原子または炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意のヘテロ原子または炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。複素環の例として、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロフラニル、ヘキサヒドロピリミジニル、ヘキサヒドロピリダジニルなどがある。
この明細書では、“シクロアルキル”または“シクロアルキル基”という用語は、炭素原子と水素原子だけからなる3〜15員で単環または多環の1価の安定な飽和脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルキル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルキル基の例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、ノルボルニル、アダマンチル、テトラヒドロナフチル(テトラリン)、1-デカリニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、1-メチルシクロプロピル、2-メチルシクロペンチル、2-メチルシクロオクチルなどがある。
この明細書では、“シクロアルケニル”または“シクロアルケニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を持ち、炭素原子と水素原子だけからなる5〜15員で単環または多環の1価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルケニル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルケニル基の例として、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロノネニル、シクロデセニル、ノルボルネニル、2-メチルシクロペンテニル、2-メチルシクロオクテニルなどがある。
この明細書では、“シクロアルキニル”または“シクロアルキニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を持ち、炭素原子と水素原子だけからなる8〜15員で単環または多環の1価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、8〜10員の単環基、または12〜15員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルキニル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルキニル基の例として、シクロオクチニル、シクロノニニル、シクロデシニル、2-メチルシクロオクチニルなどがある。
この明細書では、“炭素環”または“炭素環基”という用語は、炭素原子と水素原子だけからなる3〜15員で単環または多環の1価または2価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、炭素環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。この用語には、シクロアルキル(スピロシクロアルキルも含む)、シクロアルキレン、シクロアルケニル、シクロアルケニレン、シクロアルキニル、シクロアルキニレンなどが含まれる。
この明細書では、“ヘテロシクロアルキル”、“ヘテロシクロアルケニル”、“ヘテロシクロアルキニル”という用語は、少なくとも1つの環の中に少なくとも1つのヘテロ原子を含むシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基をそれぞれ意味する。
グルココルチコイド(“GC”)は、アレルギー性と慢性の炎症性疾患の治療、または感染症の結果として起こる炎症の治療に使用される最も強力な薬の1つである。しかし上に説明したように、GCを用いて長期の治療を行なうと、数多くの好ましくない副作用(例えば糖尿病、骨粗鬆症、高血圧、緑内障、白内障)が生じることがしばしばある。これらの副作用は、他の生理学的な疾患と同様、これらの疾患にとって重要な遺伝子が異常に発現した結果である。過去10年間の研究から、GCに応答する遺伝子の発現に対するGCを媒介とした作用の分子的な基礎に関する重要な見通しが得られた。GCは、細胞質GC受容体(“GR”)に結合することによって遺伝子への効果のほとんどを及ぼす。GCがGRに結合すると、GC-GR複合体が細胞核に移動することが誘導され、そこで正の調節モード(トランス活性化)または負の調節モード(トランス抑制)によって遺伝子の転写が変化する。GCを用いた治療の好ましい効果と望ましくない効果の両方は、これら2つのメカニズムの発現レベルが分化していない結果である、言い換えるならば同じレベルの有効さを示す結果であるという証拠が増えている。慢性の炎症性疾患におけるGCの作用の最も重要な側面を確認することはまだできていないが、GCがサイトカインの合成を抑制する効果が特に重要であるらしい証拠が存在している。GCは、トランス抑制メカニズムを通じ、炎症性疾患に関係するいくつかのサイトカイン(例えばIL-1β(インターロイキン-1β)、IL-2、IL-3、IL-6、IL-11、TNF-α(腫瘍壊死因子α)、GM-CSF(顆粒球マクロファージコロニー刺激因子))や、炎症細胞を炎症部位に引き付けるケモカイン(例えばIL-8、RANTES、MCP-1(単球走化性タンパク質-1)、MCP-3、MCP-4、MIP-1α(マクロファージ-炎症性タンパク質1α)、エオタキシン)の転写を抑制する。P.J. Barnes、Clin. Sci.、第94巻、557〜572ページ、1998年。その一方で、NF-κB炎症促進転写因子に対して抑制作用を有するタンパク質であるIκBキナーゼがGCによって増大するという説得力のある証拠が存在している。この炎症促進転写因子は、多くの炎症性タンパク質(例えばサイトカイン、炎症性酵素、接着分子、炎症性受容体)をコードしている遺伝子の発現を調節する。S. Wissink他、Mol. Endocrinol、第12巻、第3号、354〜363ページ、1998年;P.J. BarnesとM. Karin、New Engl. J. Med.、第336巻、1066〜1077ページ、1997年。したがってGCのトランス抑制とトランス活性化の機能がさまざまな遺伝子に向かうことで炎症抑制の好ましい効果が生じる。その一方で、ステロイドによって誘導される糖尿病と緑内障は、GCがこれらの疾患にとって重要な遺伝子にトランス活性化作用を及ぼすことによって発生するように見える。H. Schaecke他、Pharmacol. Ther.、第96巻、23〜43ページ、2002年。したがってGCによるいくつかの遺伝子のトランス活性化で好ましい効果が得られる一方で、同じGCによる別の遺伝子のトランス活性化で望ましくない副作用(そのうちの1つが緑内障)が発生する可能性がある。したがって緑内障またはその進行を治療または予防するのにGCは使えないであろう。その結果、緑内障またはその進行を治療または予防するため、GCに応答する遺伝子に対するトランス活性化とトランス抑制をレベルを変えて生じさせる医薬化合物と医薬組成物を提供できることが非常に望ましい。
一般に、本発明により、緑内障またはその進行を治療または予防するための化合物、組成物、方法が提供される。
1つの特徴では、そのような化合物と組成物は抗炎症効果を提供する。
別の特徴では、その化合物または組成物はグルココルチコイドの少なくとも1種類のミメティックを含んでいる。この明細書では、グルココルチコイドのミメティックは、グルココルチコイドと似た有利な生理学的効果を示すか生じさせる化合物であるか、そのような化合物を含んでいる。
別の特徴では、その化合物または組成物は、少なくとも1種類の解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)を含んでいる。この明細書では、DIGRAに、その分子のあらゆる鏡像異性体、またはその鏡像異性体のラセミ混合物が含まれていてもよい。
さらに別の特徴では、その化合物または組成物は、少なくとも1種類のDIGRAのプロドラッグ、薬理学的に許容可能な塩、薬理学的に許容可能なエステルを含んでいる。
さらに別の特徴では、その化合物または組成物は、(a)DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(b)そのDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステル以外の抗炎症剤とを含んでいる。そのような抗炎症剤の例はあとで示す。
さらに別の特徴では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I):
Figure 2010502635
を持つ。ただし、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、カルボニル基、アミノ基、2価炭化水素基、ヘテロ炭化水素基のいずれかを含んでおり;Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基であり;Dは、存在しないか、カルボニル基、-NH-、-NR'-のいずれかを含んでおり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;R1とR2が合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成してもよい。
一実施態様では、Bは、1つ以上の不飽和炭素-炭素結合を含むことができる。
別の一実施態様では、Bは、アルキレンカルボニル、アルキレンオキシカルボニル、アルキレンカルボニルオキシ、アルキレンオキシカルボニルアミノ、アルキレンアミノ、アルケニレンカルボニル、アルケニレンオキシカルボニル、アルケニレンカルボニルオキシ、アルケニレンオキシカルボニルアミノ、アルケニレンアミノ、アルキニレンカルボニル、アルキニレンオキシカルボニル、アルキニレンカルボニルオキシ、アルキニレンオキシカルボニルアミノ、アルキニレンアミノ、アリールカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニル、ウレイドのいずれかを含むことができる。
さらに別の一実施態様では、AとQの選択は、独立に、少なくとも1つのハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、C1〜C10アルコキシ基(C1〜C5アルコキシ基が好ましく、C1〜C3アルコキシ基がより好ましい)のいずれかで置換されたアリール基とヘテロアリール基からなるグループの中からなされ;R1、R2、R3の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)と置換されたC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)からなるグループの中からなされ;BはC1〜C5アルキレン基(またはC1〜C3アルキレン基)であり;Dは、-NH-基または-NR'-基であり、ここにR'はC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)であり;Eはヒドロキシ基である。
さらに別の一実施態様では、Aは、ハロゲン原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、C1〜C10アルキル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)と置換されたC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3は、完全にハロゲン化されたC1〜C10アルキル基(完全にハロゲン化されたC1〜C5アルキル基が好ましく、完全にハロゲン化されたC1〜C3アルキル基がより好ましい)を含んでいる。
さらに別の一実施態様では、Aは、フッ素原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、メチル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3はトリフルオロメチル基を含んでいる。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(II)または一般式(III):
Figure 2010502635
を持つ。ただし、R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)アルコキシ基、置換されていないC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10(またはC3〜C6、またはC3〜C5)環式アルキル基、置換されたC3〜C10(またはC3〜C6、またはC3〜C5)環式アルキル基からなるグループの中からなされる。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(IV)を持つ。
Figure 2010502635
一般式(I)、(II)、(III)、(IV)の化合物を調製する方法は、例えばアメリカ合衆国特許第6,897,224号、第6,903,215号、第6,960,581号に開示されている(これらの特許は、その内容全体が参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。このような化合物を調製するさらに別の方法は、アメリカ合衆国特許出願公開2006/0116396またはPCT特許出願WO 2006/050998 A1にも見いだすことができる。
一般式(I)を持つ化合物の例として、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-1-メチルイソキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]イソキノル-1(2H)-オン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2,6-ジメチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-6-クロロ-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]イソキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]キノリン、5-[4-(2,3-ジヒドロ-5-フルオロ-7-ベンゾフラニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]キノリン-2[1H]-オン、6-フルオロ-5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、8-フルオロ-5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルイソキノル-1-[2h]-オンなどや、これらの鏡像異性体がある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアリール基であり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニルのいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアザインドリル基であり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中から選択された1〜3個の置換基で置換されている。
これらの化合物の例として、1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)Bは、メチレン基またはカルボニル基であり;
(d)R3は、炭素環、複素環、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、メチル化されたベンゾオキサジノンを含んでいる。
これらの化合物の例として、2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-ベンジル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミドなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニルのいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qはアリール基またはヘテロアリール基であり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換され、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、2-(3,5-ジフルオロベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-ビフェニル-4-イルメチル-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ジメチルベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3-ブロモベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ジクロロベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ビス-トリフルオロメチルベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(3-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3-クロロ-2-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]ベンゾニトリル;2-(3,5-ジブロモベンジル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(2-フルオロ-3-トリフルオロメチルベンジル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(2-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジル)-4-メチルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C5アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
(g)Qは、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)からなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、2-(2,6-ジメチルモルホリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3,5-ジメチルピペリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-2,3-ジヒドロ-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(4-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(4-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-フェニル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2,4-ジメチルペンチル]-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-2-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(6-ブロモベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(4-ヒドロキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-{4-[5-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)-2-ヒドロキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルフェニル}-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-{4-[5-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)-2-メトキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(3-ピリジン-3-イルフェニル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;4-メトキシ-3-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(4-オキソ-4H-キノリン-1-イルメチル)ブチル]ベンズアルデヒド;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フラン-3-イル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(4-メトキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-アセチル-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[3,3,3-トリフルオロ-2-(6-フルオロ-4-メチルクロマン-4-イルメチル)-2-ヒドロキシプロピル]-1H-キノリン-4-オン;1-(4-{3-[1-(ベンジルオキシイミノ)エチル]フェニル}-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-アセチル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(2-ヒドロキシ-4-{3-[1-(メトキシイミノ)エチル]フェニル}-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-ブロモ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(2-ヒドロキシ-4-{3-[1-(ヒドロキシイミノ)エチル]フェニル}-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-ブロモ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3,5-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-{2-ヒドロキシ-4-メチル-4-[3-(2-メチル-[1,3]ジオキソラン-2-イル)フェニル]-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(3-[1,3]ジオキサン-2-イルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-{4-[3-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)フェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-2-ヒドロキシメチル-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-ヒドロキシメチル-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-ブロモフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-1H-キノリン-4-オン;6-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2-ジフルオロメトキシ-5-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(4-ビフェニル-3-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(3-イソプロポキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-エトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,5-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(3-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン;7-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3,5-ジメチル-1H-キノリン-4-オン;7-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニル-2-トリフルオロメチルヘキシル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3,4-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;8-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;6-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;7-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-イソプロポキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2-エトキシ-5-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;8-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;6-フルオロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-メチルフルファニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;7-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;3-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5-トリフルオロメチル-1H-ピリジン-2-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-[1,3]ジオキサン-2-イル-4-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;2-(1,1-ジオキソ-2,3-ジヒドロ-1H-1λ6-ベンゾ[1,4]チアジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(2,4-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-1H-キノリン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル
)-4-メチル-2-(1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-1λ4-ベンゾ[1,4]チアジン-4-イルメチル)ペンタン-2-オール;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-2-ヒドロキシメチル-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-キノリン-4-オンなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、その一般式(I)においてA、R1、R2、B、D、E、Qはすぐ上に開示したのと同じ意味であり、R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえない。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bはカルボニル基であり;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、一般式:
Figure 2010502635
を持つ場合によっては置換されたフェニル基(ただし、X1、X2、X3、X4の選択は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素、アリール、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)からなるグループの中からなされ、上記アリール基は、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されており、上記尿素基のいずれかの窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)を含んでいるか;Qは、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択した1〜4個のヘテロ原子を環内に有する5〜7員の芳香族単環であり、この芳香族単環は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されていて、その置換基の選択は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されたアリール、アミノ(ただし窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されていてもよい)からなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ジクロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3-クロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2-クロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2,6-ジクロロ-ピリミジン-4-イル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2,3-ジクロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ジメチル-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(2,5-ジクロロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3-ブロモ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ジフルオロ-フェニル)-アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンタン酸(3,5-ジブロモ-フェニル)-アミドなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5であり;
(c)R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたアザインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルの中からなされる。
これらの化合物の例として、1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;5-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]-[3-メチルピリジン]-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]-[2-フルオロピリジン]-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]-[2-トリフルオロメチルピリジン]-2-イルメチル)ブチル]フェノールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、4-シクロヘキシル-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;4-ピリミジン-5-イル-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;4-ピリミジン-5-イル-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-(4,6-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(6-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(4-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルフェニル]-4-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-6-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トルフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-4-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-チエノ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(2-メチル-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-(4,6-ジメチル-H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(4,6-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-5-カルボニトリル;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-(5,7-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(5-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(5-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(5-ジメチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-ピペリジン-1-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-モルホリン-4-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5-ピペリジン-1-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(5-エトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;2-(5-ベンジルオキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(5-ベンジルオキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(5-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[5-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(5-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(6-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(5-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-メチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;7-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-7-イウムクロリド;6-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-2-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-6-イウムクロリド;4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(6-オキソ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[2,3-c]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;2-ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-インダゾル-1-イルメチル-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,4-ジメチル-1-チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,4-ジメチル-1-チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-フロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1-フロ[2,3-c]ピリジン-2-イル-2,4-ジメチルペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-1-フロ[2,3-c]ピリジン-2-イル-2,4-ジメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-(3-ジメチルアミノメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[3,2-c]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-フロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-
イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチルペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチルブチル)フェノール;4-フルオロ-2-(4,4,4-トリフルオロ-3-フロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル)フェノール;4-フルオロ-2-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルブチル)フェノール;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸ジメチルアミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-6-イル}モルホリン-4-イルメタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸ジメチルアミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-6-イル}モルホリン-4-イルメタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸アミド;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボン酸アミド;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(5-ニトロ-1H-インドル-2-イルメチル)ブチル]フェノール;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-6-カルボニトリル;N-{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}アセトアミド;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(7-フルオロ-4-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;5-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-(7-フルオロ-4-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]フェノール;2-[4-(3-[1,3]ジオキソラン-2-イルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸-2-トリメチルシラニルエチルエステル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸;2-[4-(4-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}ピペリジン-1-イルメタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸メチルアミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}ピロリジン-1-イルメタノン;1-{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}ピペリジン-4-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメトルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸(2-ヒドロキシエチル)アミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メタノン;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)メタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸シアノメチルアミド;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸(2-ジメチルアミノエチル)アミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;({2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}アミノ)酢酸メチルエステル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸カルバモイルメチルアミド;4-({2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}アミノ)ブチル酸メチルエステル;({2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}アミノ)酢酸:4-({2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニル}アミノ)ブチル酸;2-[4-(3-ジメチルアミノメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニトリル;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(5-トリフルオロメチル-1H-インドル-2-イルメチル)ブチル]フェノール;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸アミド;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸ジメチルアミド;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸シアノメチルアミド;{2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}ピロリジン-1-イルメタノン;{2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}モルホリン-1-イルメタノン;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボン酸アミド;{2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}モルホリン-4-イルメタノン;2-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-キノリン-4-イルメチルヘキサン-2-オール;2-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-メチルスルファニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;7-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-キノリン-4-イルメチルブチル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(5-メチルスルファニル-1H-インドル-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-メチルスルファニルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-スルホン酸ジメチルアミド;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(5-フェニル-1H-インドル-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-[4-(5-t-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-イソプロピルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-ヒドロキシ-2,4-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-t-ブチル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-t-ブチル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1-メチル-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-イソプロピル-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(5-イソプロピル-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1-メチル-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-メタンスルホニルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチル-4-o-トリルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチル-4-m-トリルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(2-フルオロフェニル)-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(2-フルオロフェニル)-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニ
ル)-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;3-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-キノリン-4-イルメチルブチル)フェノール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチル-4-(2-トリフルオロメチルフェニル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-(4-トリフルオロメチルフェニル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチル-4-(4-トリフルオロメチルフェニル)ペンタン-2-オール;4-(3-クロロフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(3-クロロフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;4-(4-ジメチルアミノフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-ビフェニル-3-イル-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;4-(3-ブロモフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(2-ジフルオロメトキシ-5-フルオロフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-ビフェニル-3-イル-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(4-ジメチルアミノフェニル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,6-ジヒドロピロロ[2,3-c]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルフェニル]-6-メチル-1,6-ジヒドロピロロ[2,3-c]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メチル-フェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-5-オン;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(6-メトキシ-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5-メチル-1,5-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,3a-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,7-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-4,6-ジオン;6-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1,7-ジヒドロピロロ[2,3-d]ピリミジン-2,4-ジオン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,6-ジヒドロピロロ[2,3-c]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-1,6-ジヒドロピロロ[2,3-c]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-5-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,5-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5-メチル-1,5-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(6-メトキシ-5,6-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,7-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-4,6-ジオン;6-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1,7-ジヒドロピロロ[2,3-d]ピリミジン-2,4-ジオン;2-[4-(3-ジメチルアミノメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニトリル;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-(3-モルホリン-4-イルメチルフェニル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-(3-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-2-(1H-ピロロ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5-モルホリン-4-イルメチル-1H-インドル-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(5-モルホリン-4-イルメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;{2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}フェニルメタノン;{2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-イル}フェニルメタノン;{2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドル-5-イル}フラン-2-イルメタノン;{2-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-5-イル}フラン-2-イルメタノン;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-ピリジン-4-イル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[3-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-4-フルオロフェノール;1,1,1-トリフルオロ-4,4-ジメチル-5-フェニル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-ピリジン-4-イルメチルペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-(2-フルオロピリジン-4-イルメチル)-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]フェノール;2-[3-(2-ブロモピリジン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-4-フルオロフェノール;2-(6,8-ジメチルキノリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]ピリジン-2-カルボニトリル;2,6-ジクロロ-4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]ニコチノニトリル;4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]キノリン-2-オール;2,6-ジクロロ-4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]ニコチノニトリル;2-(2-クロロ-8-メチルキノリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジクロロキノリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[3-(2-クロロ-8-メチル-キノリン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-4-フルオロフェノール;2-[3-(2,6-ジクロロキノリン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-4-フルオロフェノール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-キノリン-4-イルメチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-m-トリルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(2-メチルキノリン-4-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-フルオロ-2-(4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1,1-ジメチル-3-キノリン-4-イルメチルブチル)フェノール;4-フルオロ-2-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(2-メチルキノリン-4-イルメチル)ブチル]フェノール;2-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(7-メチルキノリン-4-イルメチル)ペンタン-2-オール;2-[3-(2,6-ジメチルピリジン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-5-フルオロフェノール;2-(5,7-ジメチルキノリン-4-イルメチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン酸;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン酸メチルエステル;2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-シクロプロピル-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-シクロプロピル-4-メチル-1-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,4-ジメチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-シクロヘキシル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;2-シクロペンチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,6-ジメチル-4-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘプタン-4-オール;2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5,5-トリメチル-4-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘプタン-4-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-4-オール;1-シクロヘキシル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-シクロブチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;2-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,6,6-トリメチル-4-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘプタン-4-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘクス-1-エン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘクス-1-イン-3-オール;1-フルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;2,2-ジフルオロ-5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-フルオロ-5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-フルオロ-5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘクス-1-エン-3-オール;1,1,1-トリフルオロ-5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-5-メチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-フェニル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチルヘキサン-3-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-(1-フルオロシクロプロピル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;2-(1-フルオロシクロプロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-1-キノリン-4-イルペンタン-2-オール;2-[4,4-ジフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ブチル]-4-フルオロフェノール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,5-ジメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチルペンタン-2-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,2,5-トリメチル-3-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,2,5-トリメチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,5-ジメチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-5-メチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,4-ジメチル-1-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-(6-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,5-ジメチル-3-(5-ピリジン-3-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-5-メチル-3-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,4-ジメチル-1-(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)ペンタン-2-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;5-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,5-ジメチル-3-(5-ピリジン-3-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)ヘキサン-3-オール;2-(5-ブロモ-1H-インドル-2-イルメチル)-1,1-ジフルオロ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[2-ジフルオロメチル-2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリルなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立にC1〜C5アルキルであり、その一方または両方は、独立に、ヒドロキシ、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)で置換されており;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
(d)R3はトリフルオロメチル基であり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
(g)Qは、5〜7員のヘテロアリール環、またはヘテロシクリル環と縮合した5〜7員のヘテロシクリル環を含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされ、Qは1H-[1,5]ナフチリジン-4-オンにはなりえない。
これらの化合物の例として、4-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-3-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(3-ブロモ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(3-ブロモ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-ブロモ-1-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-ブロモ-4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,7]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,7]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-3-メチル-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,8]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,7]ナフチリジン-4-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チアゾロ[4,5-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-フロ[3,2-b]ピリジン-7-オン;7-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-7H-チエノ[2,3-b]ピリジン-4-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チアゾロ[5,4-b]ピリジン-7-オン;7-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-7H-フロ[2,3-b]ピリジン-4-オン;4-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,8]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,7]ナフチリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チアゾロ[4,5-b]ピリジン-7-オン;4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-オキサゾロ[4,5-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-フロ[3,2-b]ピリジン-7-オン;7-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-7H-チエノ[2,3-b]ピリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チアゾロ[5,4-b]ピリジン-7-オン;7-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-7H-フロ[2,3-b]ピリジン-4-オン;4-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1,4-ジヒドロピロロ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(4-メトキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(4-ヒドロキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(4-メトキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;5-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5H-ピリド[3,2-d]ピリミジン-8-オン;1-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-ピリド[2,3-d]ピリダジン-4-オン;5-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-5H-ピリド[3,2-d]ピリダジン-8-オン;4-[4-(2-ジフルオロメトキシ-3-メチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;4-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-6-ブロモ-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-6-クロロ-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリジン-3-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-3-クロロ-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-5-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-5-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;3-クロロ-1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリジン-3-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-5-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-5-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2
-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリミジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-(4-ビフェニル-3-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-6-クロロ-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-(4-ビフェニル-3-イル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-{4-[5-(5-クロロピリジン-3-イル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-{4-[5-(2,6-ジメチルピリジン-4-イル)-2-メトキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;4-[2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-2-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピラジン-2-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピリミジン-2-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;5-{7-[3-(6-クロロ-7-オキソ-7H-チエノ[3,2-b]ピリジン-4-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチルブチル]-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル}ニコチノニトリル;4-{4-メトキシ-3-[4,4,4-トリフルオロ-3-ヒドロキシ-1,1-ジメチル-3-(7-オキソ-7H-チエノ[3,2-b]ピリジン-4-イルメチル)ブチル]フェニル}ピリジン-2-カルボニトリル;6-クロロ-4-{4-[5-(2-フルオロ-6-メチルピリジン-4-イル)-2-メトキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;3-クロロ-1-{2-ヒドロキシ-4-[5-(1H-イミダゾル-4-イル)-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル]-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オン;6-クロロ-4-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-モルホリン-4-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-4H-チエノ[3,2-b]ピリジン-7-オン;1-[2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(5-ピペリジン-1-イル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-[1,6]ナフチリジン-4-オンなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、一般式(I)においてA、B、D、E、R1、R2、Qはすぐ上に開示したのと同じ意味であり、R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえない。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては1〜3個の置換基で置換されたインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロ-5-シアノベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-ペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;2-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;2-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-5-カルボニトリル;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-(7-フルオロ-1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチルペンタン-2-オール;1-[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-1H-インドール-3-カルボニトリル;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(5-トリフルオロメチル-1H-インドル-2-イルメチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチル)-4-メチル-4-チオフェン-3-イルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3は、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
(d)Bは、メチレン基またはカルボニル基であり;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、
Figure 2010502635
という基を含んでいる。
これらの化合物の例として、2-ベンジル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-2,4-ジフェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-2-フェネチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-(3-メトキシベンジル)4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-(4-メトキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(4-t-ブチルベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ビフェニル-4-イルメチル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-2-ナフタレン-2-イルメチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-(3-ヒドロキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチル-2-フェニルプロピル)-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチル-2-フェニルプロピル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,4-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,4-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(4-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(3-メチルベンジル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(4-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(3-メチルベンジル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジフルオロフェニル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチルベンジル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジメチルベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2,5-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2,5-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチルベンジル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジメチルベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3-クロロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2-(2-メトキシベンジル)4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-フェネチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-クロロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-フェネチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2-[2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル]-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-クロロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2-(2-ヒドロキシベンジル)-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-ブロモベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(2-ブロモベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(5-フルオロ-2-メトキシベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(5-フルオロ-2-ヒドロキシベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(5-フルオロ-2-メトキシベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(5-フルオロ-2-ヒドロキシベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジメトキシベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-(3,5-ジヒドロキシベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-(2-メトキシベンジル)4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;12-ヒドロキシ-2-(2-ヒドロキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-2-[2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル]-4-メチル-4-フェニルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;15-[2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンチルアミノ]-3H-イソベンゾフラン-1-オン;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1-フェニルビニル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニル-2-ピリジン-2-イルメチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1-フェニルエチル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(1-フェニルエチル)ペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロペンチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロペンチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-シクロペンチルメチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンタン酸(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミド;2-ベンジル-2-ヒドロキシ-N-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)4-フェニルブチルアミドなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは存在せず;
(f)Eは、-NR6R7であり(ただし、R6とR7は、それぞれ独立に、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C1〜C8アルコキシ、C2〜C8アルケニルオキシ、C2〜C8アルキニルオキシ、ヒドロキシ、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、アルールオキシ、アシル、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニル、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R6とR7の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかである);
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる。
これらの化合物の例として、3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-(ピリジン-2-イルメチル)-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1-(1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(4,6-ジメチル-ピリジン-2-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(2-クロロ-ピリジン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メチル-フェニル)-3-メチル-1-(3-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-(3-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(6-フルオロ-1H-インドル-2-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(4-フルオロ-フェニル)-3-メチル-1-(3-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-1-トリフルオロ-メチル-ブチルアミン;3-ベンゾフラン-7-イル-1-(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イルメチル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン-7-イル)-1-(6-フルオロ-1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(2-クロロ-キノリン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メチル-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(4-フルオロ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;7-[3-アミノ-3-(1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-1,1-ジメチル-ブチル]-2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-カルボニトリル;1-(6-フルオロ-1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メチル-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;2-[3-アミノ-3-(1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-4,4,4-トリフルオロ-1,1-ジメチル-ブチル]-4-フルオロ-フェノール;1-(1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-3-(4-フルオロ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-3-ピリジン-3-イル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(1H-ベンゾイミダゾル-2-イルメチル)-3-メチル-3-ピリジン-4-イル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-メチル-1-(3-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)-3-ピリジン-3-イル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;1-(6-フルオロ-1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-3-ピリジン-3-イル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(2,3-ジヒドロ-ベンゾフラン-7-イル)-1-(1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-メチル-アミン;エチル-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル1-トリフルオロメチル-ブチル]-アミン;[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-プロピルアミン;[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-イソブチルアミン;ブチル-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-アミン;[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-ジメチルアミン;N-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-アセトアミド;N-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-ホルムアミド;N-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-メタンスルホンアミド;1-(2,6-ジメチル-ピリジン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-1-トリフルオロメチル-ブチルアミン;2-[2-アミノ-4-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリル;N-[3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-1-トリフルオロメチル-ブチル]-ヒドロキシルアミン;2-(3-アミノ-4,4,4-トリフルオロ-1,1-ジメチル-3-キノリン-4-イルメチル-ブチル)-4-フルオロ-フェノールなどがある。
さらに別の一実施態様では、少なくとも1つのDIGRAは、一般式(I)を持ち、一般式(I)においてA、B、D、E、R1、R2、R6、R7、Qはすぐ上に開示したのと同じ意味であり、R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえない。
これらの化合物の例として、1-(2,6-ジクロロ-ピリジン-4-イルメチル)-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1,3-ジメチル-ブチルアミン;1-エチル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-ブチルアミン;1-シクロヘキシルメチル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1-(1H-インドル-2-イルメチル)-3-メチル-ブチルアミン;1-(2-クロロ-キノリン-4-イルメチル)-1-シクロペンチル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-ブチルアミン;1-(2-クロロ-ピリジン-4-イルメチル)-1-シクロペンチルメチル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1,3-ジメチル-1-キノリン-4-イルメチル-ブチルアミン;1-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-キノリン-4-イルメチル-ブチルアミン;3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-1,3-ジメチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-ブチルアミン;1-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-3-メチル-1-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)-ブチルアミン;2-[3-アミノ-1,1,3-トリメチル-4-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)-ブチル]-4-フルオロ-フェノール;2-[2-アミノ-4-(5-フルオロ-2-メトキシ-フェニル)-2,4-ジメチル-ペンチル]-4-メチル-1H-インドール-6-カルボニトリルなどがある。
DIGRAとして機能することのできる他の化合物とその製造方法は、例えば、アメリカ合衆国特許出願公開2004/0029932、2004/0162321、2004/0224992、2005/0059714、2005/0176706、2005/0203128、2005/0234091、2005/0282881、2006/0014787、2006/0030561、2006/0116396に開示されている(これら特許出願はすべて、その内容全体が参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。
別の特徴では、本発明により、緑内障またはその進行を治療または予防するための眼科用医薬組成物が提供される。この眼科用医薬組成物は、(a)少なくとも1種類のDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(b)そのDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステル以外の抗炎症剤とを含んでいる。1つの特徴では、この眼科用医薬組成物は、薬理学的に許容可能な基剤をさらに含んでいる。別の特徴では、その基剤は眼科で許容可能な基剤である。
このような眼科用組成物に含まれるDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルの濃度は、約0.0001〜1000mg/ml(または約0.001〜約500mg/ml、または約0.001〜約300mg/ml、または約0.001〜約250mg/ml、または約0.001〜約100mg/ml、または約0.001〜約50mg/ml、または約0.01〜約300mg/ml、または約0.01〜約250mg/ml、または約0.01〜約100mg/ml、または約0.1〜約100mg/ml、または約0.1〜約50mg/ml)の範囲が可能である。
一実施態様では、本発明の組成物は、懸濁液または分散液の形態である。別の一実施態様では、その懸濁液または分散液は、水溶液をベースとしている。例えば本発明の組成物は、無菌生理食塩溶液を含むことができる。さらに別の一実施態様では、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと抗炎症剤をマイクロメートルまたはナノメートルのサイズの粒子にしたものを生理学的に許容可能な界面活性剤(以下に例示する)で覆うことができ、その後、その覆われた粒子を液体媒体に分散させる。被覆は、その粒子を懸濁させた状態に維持することができる。そのような液体媒体は、徐放性懸濁液が生成されるように選択することができる。例えば液体媒体は、その懸濁液が投与される目の環境でほとんど溶けないものにすることができる。さらに別の一実施態様では、活性成分は疎水性媒体(例えば油)の中に懸濁または分散される。
DIGRAと、そのDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステル以外の抗炎症剤は、疾患の治療、または制御、または軽減、または改善、または緩和、または予防に有効な量が存在している。一実施態様では、そのような抗炎症剤の選択は、非ステロイド系抗炎症薬(“NSAID”)、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(“PPAR”)リガンド(例えばPPAαリガンド、PPAδリガンド、PPAγリガンド)、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニストまたは阻害剤(例えば抗TNF、抗インターロイキン、抗NF-κB)、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中からなされる。抗ヒスタミン薬の例として、パタノール(登録商標)(オロパタジン)、エマジン(登録商標)(エメダスチン)、リボスチン(登録商標)(レボカバスチン)などである。抗TNF薬の例として、レミケード(登録商標)(インフリキシマブ)、エンブレル(登録商標)(エタネルセプト)、ヒュミラ(登録商標)(アダリムマブ)などがある。抗インターロイキン薬の例として、キネレット(アナキンラ)、ゼナパクス(ダクリズマブ)、シムレクト(バシキシリマブ)、シクロスポリン、タクロリムスなどがある。
NSAIDの例は、アミノアリールカルボン酸誘導体(例えばエンフェナム酸、エトフェナム酸塩、フルフェナム酸、イソニキシン、メクロフェナム酸、メフェナム酸、ニフルミン酸、タルニフルミン酸塩、テロフェナム酸塩、トルフェナム酸)、アリール酢酸誘導体(例えばアセクロフェナク、アセメタシン、アルクロフェナク、アンフェナク、アントルメチングアシル、ブロムフェナク、ブフェキサマク、シンメタシン、クロピラク、ジクロフェナクナトリウム、エトドラク、フェルビナク、フェンクロジン酸、フェンチアザク、グルカメタシン、イブフェナク、インドメタシン、イソフェゾラク、イソキセパク、ロナゾラク、メチアジン酸、モフェゾラク、オキサメタシン、ピラゾラク、プログルメタシン、スリンダク、チアラミド、トルメチン、トロペシン、ゾメピラク)、アリールブチル酸誘導体(例えばブマジゾン、ブチブフェン、フェンブフェン、キセンブシン)、アリールカルボン酸(例えばクリダナク、ケトロラク、チノリジン)、アリールプロピオン酸誘導体(例えばアルミノプロフェン、ベノキサプロフェン、ベルモプロフェン、ブクロキシン酸、カルプロフェン、フェノプロフェン、フルノキサプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、イブプロキサム、インドプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、ナプロキセン、オキサプロジン、ピケトプロレン、ピルプロフェン、プラノプロフェン、プロチジン酸、スプロフェン、チアプロフェン酸、キシモプロフェン、ザルトプロフェン)、ピラゾール(例えばジフェナミゾール、エピリゾール)、ピラゾロン(例えばアパゾン、ベンズピペリロン、フェプラゾン、モフェブタゾン、モラゾン、オキシフェンブタゾン、フェニルブタゾン、ピペブゾン、プロピフェナゾン、ラミフェナゾン、スキシブゾン、チアゾリノブタゾン)、サリチル酸誘導体(例えばアセトアミノサロール、アスピリン、ベノリレート、ブロモサリゲニン、アセチルサリチル酸カルシウム、ジフルニサール、エテルサレート、フェンドサール、ゲンチジン酸、サリチル酸グリコール、サリチル酸イミダゾール、アセチルサリチル酸リシン、メサラミン、サリチル酸モルホリン、サリチル酸1-ナフチル、オルサラジン、パルサルミド、アセチルサリチル酸フェニル、サリチル酸フェニル、サラセタミド、サリチルアミドo-酢酸、サリチル硫酸、サルサレート、スルファサラジン)、チアジンカルボキサミド(例えばアンピロキシカム、ドロキシカム、イソキシカム、ロルノキシカム、ピロキシカム、テノキシカム)、ε-アセトアミドカプロン酸、S-(5'-アデノシル)-L-メチオニン、3-アミノ-4-ヒドロキシブチル酸、アミキセトリン、ベンダザク、ベンジダミン、α-ビサボロール、ブコローム、ジフェンピラミド、ジタゾール、エモルファゾン、フェプラジノール、グアヤズレン、ナブメトン、ニメスリド、オキサセプロール、パラニリン、ペリソキサール、プロカゾン、スーパーオキシドジスムターゼ、テニダップ、ジロイトン、これらの生理学的に許容可能な塩、これらの組み合わせ、これらの混合物であるが、これだけに限られるわけではない。
本発明の別の特徴では、抗炎症剤はPPAR結合分子である。一実施態様では、そのようなPPAR結合分子は、PPARα結合分子、PPARδ結合分子、PPARγ結合分子のいずれかである。別の一実施態様では、そのようなPPAR結合分子は、PPARαアゴニスト、PPARδアゴニスト、PPARγアゴニストのいずれかである。そのようなPPARリガンドはPPARと結合してPPARを活性化し、プロモータ領域にペルオキシソーム増殖応答エレメントを含む遺伝子の発現を変化させる。
PPARγアゴニストは、ヒト・マクロファージによるTNF-αとそれ以外の炎症性サイトカインの産生を抑制すること(C-Y. Jiang他、Nature、第391巻、82〜86ページ、1998年)と、Tリンパ球によるTNF-αとそれ以外の炎症性サイトカインの産生を抑制すること(A.E. Giorgini他、Horm. Metab. Res.、第31巻、1〜4ページ、1999年)ができる。より最近になり、天然のPPARγアゴニストである15-デオキシ-Δ-12,14-プロスタグランジンJ2(または“15-デオキシ-Δ-12,14-PG J2”)がラットの角膜において新生血管形成と新脈管形成を抑制することが示された(X. Xin他、J. Biol. Chem.、第274巻、9116〜9121ページ、1999年)。Spiegelmanらは、アメリカ合衆国特許第6,242,196号において、PPARγアゴニストを用いてPPARγに応答して過剰に増殖する細胞の増殖を抑制する方法を開示している。多数の合成PPARγアゴニストのほか、PPARγに応答して過剰に増殖する細胞の診断法が、Spiegelmanらによって開示されている。この明細書で引用したどの文献も、参考としてその内容がこの明細書に組み込まれているものとする。PPARは、病気の細胞では正常な細胞とは異なった発現をする。PPARγは、目のさまざまな組織(例えば網膜と角膜のいくつかの層、脈絡毛細管板、血管膜、結膜表皮、眼内筋)で発現の程度が異なっている(例えばアメリカ合衆国特許第6,316,465号を参照のこと)。
1つの特徴では、本発明の組成物と方法で用いるPPARγアゴニストは、チアゾリジンジオン、その誘導体、その類似体である。チアゾリジンジオンをベースとしたPPARγアゴニストの例として、ピオグリタゾン、トログリタゾン、シグリタゾン、エングリタゾン、ロシグリタゾンなどと、これらの化学的誘導体がある。他のPPARγアゴニストとして、クロフィブレート(2-(4-クロロフェノキシ)-2-メチルプロピオン酸エチル)、クロフィブリン酸(2-(4-クロロフェノキシ)-2-メチルプロピオン酸)、GW 1929(N-(2-ベンゾイルフェニル)-O-{2-(メチル-2-ピリジニルアミノ)エチル}-L-チロシン)、GW 7647(2-{{4-{2-{{(シクロヘキシルアミノ)カルボニル}(4-シクロヘキシルブチル)アミノ}エチル}フェニル}チオ}-2-メチルプロピオン酸)、WY 14643({{4-クロロ-6-{(2,3-ジメチルフェニル)アミノ}-2-ピリミジニル}チオ}酢酸)などがある。GW 1929、GW 7647、WY 14643は、例えばコマ・バイオテクノロジー社(ソウル、大韓民国)から市販されている。一実施態様では、PPARγアゴニストは15-デオキシ-Δ-12,14-PG J2である。
PPARαアゴニストの例として、フィブレート(フェノフィブレート、ゲムフィブロジル)などがある。PPARδアゴニストの一例は、GW 501516(アクソラ社、サン・ディエゴ、カリフォルニア州、またはEMDバイオサイエンシーズ社、サン・ディエゴ、カリフォルニア州から入手できる)である。
1つの特徴では、本発明の組成物は、抗感染剤(例えば抗菌剤、抗ウイルス剤、抗原生動物剤、抗真菌剤、またはこれらの組み合わせ)をさらに含んでいる。
このような眼科用組成物に含まれるNSAID、PPAR結合分子、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニストまたは阻害剤、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、抗感染剤の濃度は、約0.0001〜1000mg/ml(または約0.001〜約500mg/ml、または約0.001〜約300mg/ml、または約0.001〜約250mg/ml、または約0.001〜約100mg/ml、または約0.001〜約50mg/ml、または約0.01〜約300mg/ml、または約0.01〜約250mg/ml、または約0.01〜約100mg/ml、または約0.1〜約100mg/ml、または約0.1〜約50mg/ml)の範囲が可能である。
生物由来の抗菌剤の例として、アミノグリコシド(例えばアミカシン、アプラマイシン、アルベカシン、バンベルマイシン、ブチロシン、ジベカシン、ジヒドロストレプトマイシン、フォーチミシン、ゲンタマイシン、イセパマイシン、カナマイシン、ミクロノマイシン、ネオマイシン、ウンデシレン酸ネオマイシン、ネチルマイシン、パロモマイシン、リボスタマイシン、シソマイシン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、トロスペクトマイシン)、アムフェニコール(例えばアジダムフェニコール、クロラムフェニコール、フロルフェニコール、チアムフェニコール)、アンサマイシン(例えばリファミド、リファムピン、リファマイシンsv、リファペンチン、リファキシミン)、β-ラクタム(例えばカルバセフェム(例えばロラカルベフ)、カルバペネム(例えばビアペネム、イミペメム、メロペネム、パニペネム))、セファロスポリン(例えばセファクロール、セファドロキシル、セファマンドール、セファトリジン、セファゼドン、セファゾリン、セフカペンピボキシル、セフクリジン、セフジニル、セフジトレン、セフェピム、セフェタメット、セフィキシム、セフィネノキシム、セフォジジム、セフォニシド、セフォペラゾン、セフォラニド、セフォタキシム、セフォチアム、セフォゾプラン、セフピミゾール、セフピラミド、セフピロム、セフポドキシムプロキセチル、セフプロジル、セフロキサジン、セフスロジン、セフタジジム、セフテラム、セフテゾール、セフチブテン、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セフロキシム、セフゾナム、セファセトリルナトリウム、セファレキシン、セファログリシン、セファロリジン、セファロスポリン、セファロチン、セファピリンナトリウム、セフラジン、ピブセファレキシン)、セファマイシン(例えばセフブペラゾン、セフメタゾール、セフミノクス、セフォテタン、セフォキシチン)、モノバクタム(例えばアズトレオナム、カルモナム、チゲモナム)、オキサセフェム(例えばフロモキセフ、モキサラクタム)、ペニシリン(例えばアムジノシリン、アムジノシリンピボキシル、アモキシシリン、アンピシリン、アパルシリン、アスポキシシリン、アジドシリン、アズロシリン、バカムピシリン、ベンジルペニシリン酸、ベンジルペニシリンナトリウム、カルベニシリン、カリンダシリン、クロメトシリン、クロキサシリン、シクラシリン、ジクロキサシリン、エピシリン、フェンベニシリン、フロキサシリン、ヘタシリン、レナンピシリン、メタンピシリン、メチシリンナトリウム、メズロシリン、ナフシリンナトリウム、オキサシリン、ペナメシリン、ペネタマートヒドリオジド、ペニシリンGベネタミン、ペニシリンGベンザチン、ペニシリンGベンズヒドリルアミン、ペニシリンGカルシウム、ペニシリンGヒドラバミン、ペニシリンGカリウム、ペニシリンGプロカイン、ペニシリンN、ペニシリンO、ペニシリンV、ペニシリンVベンザチン、ペニシリンVヒドラバミン、ペニメピシクリン、フェネチシリンカリウム、ピペラシリン、ピバムピシリン、プロピシリン、キナシリン、スルベニシリン、スルタミシリン、タラムピシリン、テモシリン、チカルシリン)、リチペネム、リンコサミド(例えばクリンダマイシン、リンコマイシン)、マクロライド系(例えばアジスロマイシン、カルボマイシン、クラリスロマイシン、ジリスロマイシン、エリスロマイシン、エリスロマイシンアシストラート、エリスロマイシンエストラート、グルコヘプトン酸エリスロマイシン、ラクトビオン酸エリスロマイシン、プロピオン酸エリスロマイシン、ステアリン酸エリスロマイシン、ジョサマイシン、ロイコマイシン、ミデカマイシン、ミオカマイシン、オレアンドマイシン、プリマイシン、ロキタマイシン、ロサラマイシン、ロキスロマイシン、スピラマイシン、トロレアンドマイシン)、ポリペプチド(例えばアムホマイシン、バシトラシン、カプレオマイシン、コリスチン、エンドゥラシジン、エンビオマイシン、フザフンジン、グラミシジンs、グラミシジン、ミカマイシン、ポリミキシン、プリスチナマイシン、リストセチン、テイコプラニン、チオストレプトン、ツベラクチノマイシン、チロシジン、チロスリシン、バンコマイシン、ビオマイシン、バージニアマイシン、亜鉛バシトラシン)、テトラサイクリン系(例えばアピサイクリン、クロルテトラサイクリン、クロモサイクリン、デメクロサイクリン、ドキシサイクリン、グアメサイクリン、リメサイクリン、メクロサイクリン、メタサイクリン、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン、ペニメピサイクリン、ピパサイクリン、ロリテトラサイクリン、サンサイクリン、テトラサイクリン)、シクロセリン、ムピロシン、ツベリンなどがある。
合成抗菌剤の例として、2,4-ジアミノピリミジン(例えばブロジモプリム、テトロキソプリム、トリメトプリム)、ニトロフラン(例えばフラルタドン、塩化フラゾリウム、ニフラデン、ニフラテル、ニフルフォリン、ニフルピリノール、ニフルプラジン、ニフルトイノール、ニトロフイラントイン)、キノロンとその類似体(例えばシノキサシン、シプロフロキサシン、クリナフロキサシン、ジフロキサシン、エノキサシン、フレロキサシン、フルメキン、、ガチフロキサシン、グレパグロキサシン、レボフロキサシン、ロメフロキサシン、ミロキサシン、モキシフロキサシン、ナジフロキサシン、ナリジクス酸、ノルフロキサシン、オフロキサシン、オキソリニック酸、パズフロキサシン、ペフロキサシン、ピペミド酸、ピロミド酸、ロソキサシン、ルフロキサシン、スパルフロキサシン、テマフロキサシン、トスフロキサシン、トロバフロキサシン、7-[(3R)-3-アミノヘキサヒドロ-1H-アゼピン-1-イル]-8-クロロ-1-シクロプロピル-6-フルオロ-1,4-ジヒドロ-4-オキソ-3-キノリンカルボン酸モノヒドロクロリドという化学名を持つフルオロキノロン)、スルホンアミド(例えばアセチルスルファメトキシピラジン、ベンジルスルファミド、クロラミンB、クロラミンT、ジクロラミンT、n2-ホルミルスルフイソミジン、n4-β-D-グルコシルスルファニルアミド、マフェニド、4'-(メチルスルファモイル)スルファニルアニリド、ノプリルスルファミド、フタリルスルファセタミド、フタリルスルファチアゾール、サラゾスルファジミジン、スクシニルフルファチアゾール、スルファベンザミド、スルファセタミド、スルファクロルピリダジン、スルファクリソイジン、スルファシチン、スルファジアジン、スルファジクラミド、スルファジメトキシン、スルファドキシン、スルファエチドール、スルファグアニジン、スルファグアノール、スルファレン、スルファロクス酸、スルファメラジン、スルファメータ、スルファメタジン、スルファメチゾール、スルファメトミジン、スルファメトキサゾール、スルファメトキシピリダジン、スルファメトロール、スルファミドクリソイジン、スルファモキソール、スルファニルアミド、4-スルファニルアミドサリチル酸、n4-スルファニリルスルファニルアミド、スルファニル尿素、N-スルファニリル-3,4-キシルアミド、スルファニトラン、スルファペリン、スルファフェナゾール、スルファプロキシリン、スルファピラジン、スルファピリジン、スルファソミゾール、スルファシマジン、スルファチアゾール、スルファチオ尿素、スルファトラミド、スルフイソミジン、スルフイソオキサゾール)、スルホン(例えばアセダプゾン、アセジアスルホン、アセトスルホンナトリウム、ダプゾン、ジアチモスルホン、グルコスルホンナトリウム、ソラスルホン、スクシスルホン、スルフアニル酸、p-スルファニルベンジルアミン、スルホキソンナトリウム、チアゾスルホン)、クロフォクトール、ヘキセジン、メテナミン、メテナミンメチレンクエン酸塩無水物、馬尿酸メテナミン、マンデル酸メテナミン、スルホサリチル酸メテナミン、ニトロキソリン、タウロリジン、キシボモールなどがある。一実施態様では、本発明の組成物は、シノキサシン、シプロフロキサシン、クリナフロキサシン、ジフロキサシン、エノキサシン、フレロキサシン、フルメキン、ガチフロキサシン、グレパフロキサシン、レボフロキサシン、ロメフロキサシン、ミロキサシン、モキシフロキサシン、ナジフロキサシン、ナリジクス酸、ノルフロキサシン、オフロキサシン、オキソリニック酸、パズフロキサシン、ペフロキサシン、ピペミド酸、ピロミド酸、ロソキサシン、ルフロキサシン、スパルフロキサシン、テマフロキサシン、トスフロキサシン、トロバフロキサシン、7-[(3R)-3-アミノヘキサヒドロ-1H-アゼピン-1-イル]-8-クロロ-1-シクロプロピル-6-フルオロ-1,4-ジヒドロ-4-オキソ-3-キノリンカルボン酸モノヒドロクロリドという化学名を持つフルオロキノロンからなるグループの中から選択された抗感染剤を含んでいる。
抗ウイルス剤の例として、リファンピン、リバビリン、プレコナリル、シドフォビル、アシクロビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル、ホスカルネット、ビダラビン、アマンダジン、ザナミビル、オセルタミビル、レスキモド、抗プロテアーゼ、ペグ化インターフェロン(Pegasys(登録商標))、抗HIVプロテアーゼ(例えばロピニビル、サキニビル、アムプレナビル)、HIV融合阻害剤、ヌクレオチドHIV RT阻害剤(例えばAZT、ラミブジン、アバカビル)、非ヌクレオチドHIV RT阻害剤(例えばドコノゾール、インターフェロン、ブチル化ヒドロキシトルエン(“BHT”)、ヒペリシン)などがある。
生物由来の抗真菌剤の例として、ポリエン(例えばアムホテリシンB、カンジシジン、デルモスタチン、フィリピン、フンギクロミン、ハチマイシン、ハマイシン、ルセンソマイシン、メパルトリシン、ナタマイシン、ナイスタチン、ペシロシン、ペリマイシン)、アザセリン、グリセオフルビン、オリゴマイシン、ウンデシレン酸ネオマイシン、ピロルニトリン、シッカニン、ツベルシジン、ビリジンなどがある。
合成抗真菌剤の例として、アリルアミン(例えばブテナフィン、ナフチフィン、テルビナフィン)、イミダゾール(例えばビホナゾール、ブトコナゾール、クロルダントイン、クロルミダゾール、クロコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、エニルコナゾール、フェンチコナゾール、フルトリマゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ラノコナゾール、ミコナゾール、オモコナゾール、硝酸オキシコナゾール、セルタコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール)、チオカルバメート(例えばトルシクラート、トリンダート、トルナフタート)、トリアゾール(例えばフルコナゾール、イトラコナゾール、サペルコナゾール、テルコナゾール)、アクリソルシン、アモロルフィン、ビフェナミン、ブロモサリチルクロルアニリド、ブクロサミド、プロピオン酸カルシウム、クロルフェネシン、シクロピロクス、クロキシキン、コパラフィナート、ジアムタゾールジヒドロクロリド、エキサラミド、フルシトシン、ハレタゾール、ヘキセチジン、ロフルカルバン、ニフラテル、ヨウ化カリウム、プロピオン酸、ピリチオン、サリチルアニリド、プロピオン酸ナトリウム、スルベンチン、テノニトロゾール、トリアセチン、ウジョチオン、ウンデシレン酸、プロピオン酸亜鉛などがある。
抗原生動物剤の例として、硫酸ポリマイシンB、バシトラシン亜鉛、硫酸ネオマイシン(例えばネオスポリン)、イミダゾール(例えばクロトリマゾール、ミコナゾール、ケトコナゾール)、芳香族ジアミジン(例えばイセチオン酸プロパミジン、ブロレン)、ポリヘキサメチレンビグアナイド(“PHMB”)、クロルヘキシジン、ピリメタミン(Daraprim(登録商標))、スルファジアジン、フォリン酸(ロイコボリン)、クリンダマイシン、トリメトプリム-スルファメトキサゾールなどがある。
1つの特徴では、抗感染剤は、バシトラシン亜鉛、クロラムフェニコール、塩酸シプロフロキサシン、エリスロマイシン、ガチフロキサシン、硫酸ゲンタマイシン、レボフロキサシン、モキシフロキサシン、オフロキサシン、スルファセタミドナトリウム、ポリミキシンB、硫酸トブラマイシン、トリフルリジン、ビダラビン、アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル、ホスカルネット、ガンシクロビル、ホルミビルセン、シドフォビル、アムホテリシンB、ナタマイシン、フルコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ミコナゾール、硫酸ポリミキシンB、硫酸ネオマイシン、クロトリマゾール、イセチオン酸プロパミジン、ポリヘキサメチレンビグアナイド、クロルヘキシジン、ピリメタミン、スルファジアジン、フォリン酸(ロイコボリン)、クリンダマイシン、トリメトプリム-スルファメトキサゾール、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中から選択される。
別の特徴では、本発明の組成物は、非イオン性界面活性剤(例えば、ポリソルベート(ポリソルベート80(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸エステル)、ポリソルベート60(ポリオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸エステル)、ポリソルベート20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エステル)などであり、これらは商品名Tween(登録商標)80、Tween(登録商標)60、Tween(登録商標)20として知られている)、ポロキサマー(エチレンオキシドとプロピレンオキシドの合成ブロック・ポリマーであり、商品名Pluronic(登録商標)F127、Pluronic(登録商標)F108)などで知られている)、ポロキサミン(エチレンオキシドとプロピレンオキシドの合成ブロック・ポリマーにエチレンジアミンが付加されたものであり、商品名Tetronic(登録商標)1508、Tetronic(登録商標)908などで知られている)、他の非イオン性界面活性剤(Brij(登録商標)、Myrj(登録商標)))や、約12個以上(例えば約12〜約24個)の炭素原子からなる炭素鎖を有する長鎖脂肪アルコール(すなわちオレイルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、ドコソヘキサノイルアルコールなど)をさらに含むことができる。このような化合物は、『あらゆる薬の参照事典』(第34版、C. Sweetman(編)、ファーマシューティカル・プレス社、ロンドン、2005年))の中のMartindaleによる1411〜1416ページと、Remington、『薬学の科学と実際』、初版(リッピンコット・ウイリアムズ&ウイルキンス社、ニューヨーク、2006年)の291ページおよび第22章の中に列挙されている(これらの部分の内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。非イオン性界面活性剤が存在している場合、本発明の組成物における濃度は、約0.001〜約5質量%(または約0.01〜約4質量%、または約0.01〜約2質量%、または約0.01〜約1質量%、または約0.01〜約0.5質量%)の範囲が可能である。
さらに、本発明の組成物は、添加剤として、緩衝液、希釈剤、基剤、アジュバント、賦形剤などを含むことができる。目に適用するのに適した薬理学的に許容可能なあらゆる緩衝液を使用できる。他の添加剤は、さまざまな目的で本発明の組成物において使用できる。例えば緩衝剤、保存剤、共溶媒、油、湿潤剤、緩和剤、安定剤、酸化防止剤を使用できる。使用可能な水溶性保存剤として、亜硫酸水素ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、塩化ベンズアルコニウム、クロロブタノール、チメロサール、エチルアルコール、メチルパラベン、ポリビニルアルコール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールなどがある。これらの添加剤は、個別に約0.001〜約5質量%の量が存在できる(約0.01%〜約2質量%が好ましい)。使用可能な適切な水溶性緩衝剤は、望ましい投与経路に関してアメリカ合衆国食品医薬品局(“US FDA”)により承認されている炭酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどである。これらの添加剤は、系のpHを約2〜約11に維持するのに十分な量が存在することができる。そのため緩衝剤は、全組成物の約5質量%が存在することができる。電解質(塩化ナトリウム、塩化カリウムなど)も組成物に含まれていてよい。
1つの特徴では、組成物のpHは、約4〜約11の範囲である。あるいは組成物のpHは、約5〜約9、または約6〜約9、または約6.5〜約8である。別の1つの特徴では、この組成物は、このような範囲に含まれるpHを持つ緩衝液を含んでいる。
別の特徴では、組成物のpHは約7である。あるいはこの組成物のpHは約7〜約7.5である。
さらに別の特徴では、組成物のpHは約7.4である。
さらに別の特徴では、組成物は、対象にその組成物を投与しやすくしたり、対象の体内での生体利用性を向上させたりするように設計した粘性率調節化合物も含むことができる。さらに別の特徴では、この粘性率調節化合物は、組成物が硝子体の中に投与された後に容易に分散しないようなものを選択するとよい。そのような化合物は、組成物の粘性率を増大させることができ、例として、モノマー・ポリオール(グリセロール、プロピレングリコール、エチレングリコールなど);ポリマー・ポリオール(ポリエチレングリコールなど);セルロース・ファミリーのさまざまなポリマー(ヒドロキシプロピルメチルセルロース(“HPMC”)、カルボキシメチルセルロース(“CMC”)ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース(“HPC”)など);多糖類(ヒアルロン酸とその塩、硫酸コンドロイチンとその塩、デキストラン(例えばデキストラン70)など);水溶性タンパク質(ゼラチンなど);ビニルポリマー(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポビドンなど);カルボマー(カルボマー934P、カルボマー941、カルボマー940、カルボマー974Pなど);アクリル酸ポリマーなどがある。一般に、望む粘性率は、約1〜約400センチポアズ(“cps”)の範囲が可能である。
さらに別の特徴では、本発明の組成物を調製する方法は、(i)少なくとも1種類のDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(ii)薬理学的に許容可能な基剤とを組み合わせる操作を含んでいる。
さらに別の特徴では、本発明の組成物を調製する方法は、(i)少なくとも1種類のDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと;(ii)そのDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステル以外の抗炎症剤と;(iii)薬理学的に許容可能な基剤とを組み合わせる操作を含んでいる。一実施態様では、そのような基剤として、無菌生理食塩水または生理学的に許容可能な緩衝液が可能である。別の一実施態様では、そのような基剤は、疎水性媒体(例えば薬理学的に許容可能な油)を含んでいる。さらに別の一実施態様では、そのような基剤は、疎水性材料と水のエマルジョンを含んでいる。
生理学的に許容可能な緩衝液としては、リン酸塩緩衝液、またはトリス-HCl緩衝液(トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンとHClを含む)が挙げられる。例えばpHが7.4のトリス-HCl緩衝液は、3g/リットルのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンと、0.76g/リットルのHClを含んでいる。さらに別の特徴では、緩衝液は、10×リン酸緩衝化生理食塩水(“PBS”)または5×PBS溶液である。
場合によっては他の緩衝液も適切であるか望ましい可能性がある。それは例えば、25℃におけるpKaが7.5でpHが約6.8〜8.2の範囲のHEPES(N-{2-ヒドロキシエチル}ピペラジン-N'-{2-エタンスルホン酸})をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.1でpHが約6.4〜7.8の範囲のBES(N,N-ビス{2-ヒドロキシエチル}-2-アミノエタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.2でpHが約6.5〜7.9の範囲のMOPS(3-{N-モルホリノ}プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.4でpHが約6.8〜8.2の範囲のTES(N-トリス{ヒドロキシメチル}-メチル-2-アミノエタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.6でpHが約6.9〜8.3の範囲のMOBS(4-{N-モルホリノ}ブタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.52でpHが約7〜8.2の範囲のDIPSO(3-(N,N-ビス{2-ヒドロキシエチル}アミノ)-2-ヒドロキシプロパン)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが7.61でpHが約7〜8.2の範囲のTAPSO(2-ヒドロキシ-3{トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ}-1-プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが8.4でpHが約7.7〜9.1の範囲のTAPS({(2-ヒドロキシ-1,1-ビス(ヒドロキシメチル)エチル)アミノ}-1-プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが8.9でpHが約8.2〜9.6の範囲のTABS(N-トリス(ヒドロキシメチル)メチル-4-アミノブタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが9.0でpHが約8.3〜9.7の範囲のAMPSO(N-(1,1-ジメチル-2-ヒドロキシエチル)-3-アミノ-2-ヒドロキシプロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが9.5でpHが約8.6〜10.0の範囲のCHES(2-(シクロヘキシルアミノ)エタンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが9.6でpHが約8.9〜10.3の範囲のCAPSO(3-(シクロヘキシルアミノ)-2-ヒドロキシ-1-プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液;25℃におけるpKaが10.4でpHが約9.7〜11.1の範囲のCAPS(3-(シクロヘキシルアミノ)-1-プロパンスルホン酸)をベースとした緩衝液である。
いくつかの実施態様では、本発明の組成物を、酸性のpH(例えば約4〜約6.8、または約5〜約6.8)の緩衝液にする。このような実施態様では、組成物の緩衝能力により、患者に投与した後にその組成物が急速に生理学的なpHになるようにできることが望ましい。
以下の実施例におけるさまざまな成分や混合物の割合は、個々の状況に合わせて調節してもよいことに注意されたい。
表1に記載した諸成分を混合することにより、2種類の溶液IとIIを別々に作る。5部(質量部)の混合物Iを1部(質量部)の混合物IIと15分以上混合する。1NのNaOHを用い、得られたこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
あるいは精製水の代わりに油(例えば魚の肝油、ピーナツ油、ゴマ油、ココナツ油、ヒマワリ油、コーン油、オリーブ油)にすることで、油をベースとしていて一般式(IV)の化合物を含む製剤を作ることができる。
表2に記載した諸成分を混合することにより、2種類の溶液IとIIを別々に作る。5部(質量部)の混合物Iを2部(質量部)の混合物IIと15分以上混合する。1NのNaOHを用い、得られたこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
あるいは精製水の代わりに油(例えば魚の肝油、ピーナツ油、ゴマ油、ココナツ油、ヒマワリ油、コーン油、オリーブ油)にすることで、油をベースとしていて一般式(IV)の化合物を含む製剤を作ることができる。
表3に記載した諸成分を混合することにより、2種類の溶液IとIIを別々に作る。5部(質量部)の混合物Iを2部(質量部)の混合物IIと15分以上混合する。1NのNaOHを用い、得られたこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
表4に記載した諸成分を混合することにより、2種類の溶液IとIIを別々に作る。5部(質量部)の混合物Iを1部(質量部)の混合物IIと15分以上混合する。1NのNaOHを用い、得られたこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
表5に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
表6に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
表7に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
表8に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
表9に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
表10に記載した諸成分を少なくとも15分間にわたって混合する。1NのNaOHを用いてこの混合物のpHを6.2〜6.4に調節して本発明の組成物を得る。
Figure 2010502635
別の特徴では、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかと、抗炎症剤とが、局所投与、全身投与、目の周囲への注射、硝子内注射のための製剤の中に組み込まれる。硝子内注射用の製剤は、活性成分を例えば約1週間(または約1、2、3、4、5、6ヶ月)よりも長期にわたって持続放出する基剤を含有できるようになっていることが望ましい。いくつかの実施態様では、持続放出製剤は、溶けないか、硝子体の中でだけわずかに溶ける基剤を含んでいることが望ましい。そのような基剤として、油をベースとした液体、エマルジョン、ゲル、半固体が可能である。油をベースとした液体の例として、ヒマシ油、ピーナツ油、オリーブ油、ココナツ油、ゴマ油、綿実油、コーン油、ヒマワリ油、魚の肝油、液体パラフィンなどが挙げられる。
一実施態様では、本発明の化合物または組成物は、小さなゲージの針(例えば25〜30ゲージ)を用いて例えば毛様体の毛様体輪を通じて硝子内に注射し、緑内障またはその進行を治療または予防することができる。一般に、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含む組成物を約25μl〜約100μlの量で患者に投与する。投与するDIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルの濃度は、上に開示した範囲の中から選択される。
さらに別の特徴では、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかが、生物分解性材料を含む眼科用の装置またはシステムに組み込まれた後、その装置が対象に注入されるか埋め込まれて長期(例えば約1週間以上、または約1、2、3、4、5、6ヶ月以上)にわたって緑内障またはその進行を治療または予防する。このような装置またはシステムは、熟練した医師が対象の目または目の周辺組織に注入したり埋め込んだりすることができよう。
さらに別の特徴では、緑内障またはその進行を治療または予防する方法は、(a)DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを含む組成物を用意し;(b)その緑内障またはその進行を治療または予防するのに有効な量のその組成物を十分な頻度で対象に投与する操作を含んでいる。
一実施態様では、DIGRAは、上に開示したものの中から選択される。
別の一実施態様では、そのような緑内障は炎症が根本原因である可能性がある。さらに別の一実施態様では、そのような炎症は慢性の炎症である。
本発明のさらに別の一実施態様により、IOPの上昇または緑内障のリスク増大をもたらす可能性のある眼科疾患を治療、または制御、または改善、または緩和、または予防する方法が提供される。一実施態様では、そのような眼科疾患は虹彩炎である。
別の一実施態様では、上記のいずれかの方法で用いる組成物はさらに、DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステル以外の抗炎症剤を含んでいる。そのような抗炎症剤は、上に開示したものの中から選択される。DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステル、抗炎症剤の濃度は、上に開示した範囲の中から選択される。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、硝子体内に、または目の周囲に投与される。さらに別の特徴では、本発明の組成物が、眼科用の埋め込みシステムまたは埋め込み装置に組み込まれた後、その埋め込みシステムまたは埋め込み装置が患者の硝子体腔または目の裏側に外科手術によって埋め込まれて活性成分を持続放出または長期放出する。本発明で用いるのに適した典型的な埋め込みシステムまたは装置は、活性成分が内部に浸漬または分散された生物分解性マトリックスを含んでいる。活性成分を持続放出させるための眼科用の埋め込みシステムまたは埋め込み装置の例は、アメリカ合衆国特許第5,378,475号、第5,773,019号、第5,902,598号、第6,001,386号、第6,051,576号、第6,726,918号に開示されている(これら特許文献の内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。
さらに別の特徴では、本発明の組成物は、日に1回、日に数回(例えば2回、3回、4回、またはそれ以上)、週に1回、または月に1回、または年に1回、または年に2回、または年に4回投与されるか、緑内障とその進行を治療または予防するのにふさわしいと判断した適切な頻度で投与される。
組み合わせ療法
本発明の方法は、(a)眼内圧の上昇、または(b)網膜神経節細胞の喪失、または(c)その両方を軽減、または治療、または予防するために一般に利用されている他の治療法ならびに助剤または予防剤とともに利用することで、治療全体を促進すること、またはさまざまなタイプの緑内障を治療し制御するのに用いられている他の治療剤、予防剤、助剤の効果を増大させることができる。狭隈角緑内障または急性充血性緑内障の治療に用いられる治療剤としては、例えば、サリチル酸フィゾスチグミン、硝酸ピロカルピンなどがある。狭隈角緑内障の制御に利用される補助療法として、例えばカルボニックアンヒドラーゼ阻害剤(例えばアセトゾラミド)の静脈内投与によって房水の分泌を減らす方法や、浸透剤(例えばマンニトールまたはグリシン)の静脈内投与によって眼内脱水を誘導する方法などがある。広隈角緑内障または慢性単性緑内障と続発緑内障の制御に利用される治療剤として、例えばプロスタグランジン類似体(例えばXalatan(登録商標)、Lumigan(登録商標))、β-アドレナリン作動性アンタゴニスト(例えばマレイン酸チモロール)、α-アドレナリン作動性アゴニスト(例えばブリモニジン、アプラクロニジン)、ムスカリン性コリン作動性剤(例えばピロカルピン、カルバコール)、カルボニックアンヒドラーゼ阻害剤であるドルゾラミド(例えばTrusopt(登録商標)、Cosopt(登録商標))やブリゾラミド(Azopt(登録商標))などがある。緑内障の制御に利用される他の治療剤として、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤であるエコチオフェート(ヨウ化ホスホリン)などがある。
現在用いられているいくつかの治療剤では、標的に応答させるレベルを実現するのに大きな投与量が必要とされる可能性があるが、投与量が多いと、投与量に関係した好ましくない効果の頻度が増えることがしばしばあろう。したがって本発明の化合物または組成物を、緑内障の治療に一般に用いられている治療剤と組み合わせて使用すると、そのような治療剤の投与量を比較的少なくできるため、そのような治療剤を長期投与することに伴う好ましくない副作用の頻度がより少なくなる。したがって本発明の化合物または組成物の別の適応は、緑内障の治療に用いられる従来の薬の好ましくない副作用(例えば長期にわたって作用する抗コリンエステラーゼ剤(例えばデメカリウム、エコチオフェート、イソフルロフェート)に伴う緑内障の進行)を減らすことである。
グルココルチコイドとDIGRAの副作用の比較
グルココルチコイドとDIGRAの副作用は、炎症の一例を治療するのに用いて比較することができる。
1つの特徴では、上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、生体内または試験管内で明らかになる。例えばその少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、試験管内で細胞を培養し、その副作用に関係するバイオマーカーのレベルを測定することによって明らかになる。そのようなバイオマーカーとして、その好ましくない副作用が生じる生化学的カスケードに関係するか、そのカスケードの生成物であるタンパク質(例えば酵素)、脂質、糖類、ならびにこれらの誘導体が挙げられる。試験管内での代表的なテスト法はあとで詳しく説明する。
別の一実施態様では、上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、グルココルチコイドまたはDIGRA(またはそのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれか)を対象に最初に投与してその組成物が対象の中に存在するようになってから約1日後に明らかになる。別の一実施態様では、上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、本発明の組成物をその対象に最初に投与してその組成物がその対象の中に存在するようになってから約14日後に明らかになる。さらに別の一実施態様では、上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、本発明の組成物をその対象に最初に投与してその組成物がその対象の中に存在するようになってから約30日後に明らかになる。あるいは上記の少なくとも1つの好ましくない副作用の程度は、本発明の化合物または組成物をその対象に最初に投与してその化合物または組成物がその対象の中に存在するようになってから約2、3、4、5、6ヶ月後に明らかになる。
別の特徴では、炎症の一例を治療するのに用いられるグルココルチコイドを、その炎症に対して本発明の化合物または組成物と同じ好ましい効果がほぼ同じ時間が経過した後に生じるのに十分な用量と頻度でその対象に投与する。
グルココルチコイド療法(例えば抗炎症療法)で最も頻繁に見られる望ましくない作用の1つは、ステロイド性糖尿病である。その理由は、糖新生と、タンパク質の分解によって生じる遊離アミノ酸の代謝(グルココルチコイドの異化作用)とに関与する肝酵素の転写が誘導されて肝臓における糖新生が促進されることにある。肝臓での異化代謝にとってカギとなる1つの酵素は、チロシンアミノトランスフェラーゼ(“TAT”)である。この酵素の活性は、処理したラット肝細胞の細胞培養物から測光法によって測定できる。したがって、この酵素の活性を測定することにより、グルココルチコイドによる糖新生をDIGRAの糖新生と比較することができる。例えば1つの方法では、細胞をテスト物質(DIGRAまたはグルココルチコイド)で24時間にわたって処理した後、TAT活性を測定する。次に、選択されたDIGRAとグルココルチコイドのTAT活性を比較する。TATの代わりに他の肝酵素(例えばホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ、グルコース-6-ホスファターゼ、フルクトース-2,6-ビホスファターゼ)を使用することができる。あるいはモデル動物の血糖値を直接測定し、選択された疾患に関してグルココルチコイドで治療した個々の対象と、同じ疾患に関してDIGRAで治療した個々の対象を比較することができる。
グルココルチコイド療法の望ましくない別の結果は、GCによって誘導される白内障である。ある化合物または組成物が白内障を引き起こす可能性は、その化合物または組成物が、レンズ細胞(例えば哺乳動物のレンズ上皮細胞)の膜を通過するカリウム・イオン流に及ぼす効果を試験管内で定量化することによって明らかにすることができる。そのようなイオン流は、例えば電気生理学的方法または(例えば蛍光染料を用いる)イオン流イメージング法によって測定できる。ある化合物または組成物が白内障を引き起こす可能性を調べるための試験管内法の一例が、アメリカ合衆国特許公開2004/0219512に開示されている(その内容は参考としてこの明細書に組み込まれているものとする)。
グルココルチコイド療法の望ましくないさらに別の結果は、高血圧である。マッチングさせた対象を炎症性疾患に関してグルココルチコイドとDIGRAで治療し、血圧を直接測定して比較するとよい。
グルココルチコイド療法の望ましくないさらに別の結果は、IOPの上昇である。マッチングさせた対象を炎症性疾患に関してグルココルチコイドとDIGRAで治療し、IOPを直接測定して比較するとよい。
例えば上記の手続きでの比較試験に用いられるグルココルチコイドの選択は、21-アセトキシプレグネノロン、アルクロメタゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベータメタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デソキシメタゾン、デキサメタゾン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフルプレドネート、エノキソロン、フルアザコート、フルクロロニド、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロメトロン、酢酸フルペロロン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルランドレノリド、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコルタール、ハルシノニド、プロピオン酸ハロベタゾール、ハロメタゾン、酢酸ハロプレドン、ヒドロコルタルネート、ヒドロコルチゾン、エタボン酸ロテプレドノール、マジプレドン、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプレドニゾロン、フラン酸モメタゾン、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、酢酸25-ジエチルアミノプレドニゾロン、リン酸ナトリウムプレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニバル、プレドニリデン、リメキソロン、チクソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニド、トリアムシノロンヘキサアセトニド、これらの生理学的に許容可能な塩、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中から行なうことができる。一実施態様では、このグルココルチコイドの選択は、デキサメタゾン、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、メドリゾン、トリアムシノロン、エタボン酸ロテプレドノール、これらの生理学的に許容可能な塩、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中からなされる。別の一実施態様では、このグルココルチコイドは、眼科用として許容できる。
試験1:前眼部の炎症の治療において、一般式(IV)のDIGRAを2種類のグルココルチコイドおよび1種類のNSAIDと比較する。
1. はじめに
炎症プロセスは原因が多くあり、すべてが明らかになっているわけではない多数の因子が関与する複雑な細胞イベントと分子イベントを特徴とする。そうしたメディエータの1つにプロスタグランジンがあり、ある形態の目の炎症において重要な役割を果たしている。ウサギの目の前眼房を穿刺すると、血液房水関門(“BAB”)の破壊が原因で炎症反応が誘導されるが、この炎症反応の少なくとも一部はプロスタグランジンE2を媒介とする(下記の参考文献1〜3)。PGE2の眼内投与または局所投与によってBABが破壊される(下記の参考文献4)。ここでの研究で採用した治療計画は、外科医が白内障の手術前に患者に用いる臨床NSAID(Ocufen)治療計画と同様のものであった。われわれは、ウサギ穿刺モデルにおいて、さまざまな用量の解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“BOL-303242-X”、上記の一般式(IV)を持つ化合物)の効果を、水性バイオマーカーのレベルと虹彩-毛様体MPO活性を評価することによって調べ、賦形剤、デキサメタゾン、ロテプレドノール、フルルビプロフェンの効果と比較した。
2. 方法
2.1 薬と材料
2.1.1. テスト製品
BOL-303242-X(0.1%、0.5%、1%局所製剤)、ロット2676-MLC-107、ボーチ&ロウム社(“B&L”社)、ロチェスター、アメリカ合衆国。
賦形剤(10%PEG3350;1%Tween80;リン酸塩緩衝液、pH7.00)、ロット2676-MLC-107、B&L社、ロチェスター、アメリカ合衆国。
Vismetazone(登録商標)(0.1%デキサメタゾン局所製剤)、ロットT253、ビスファルマ社、ローマ、イタリア国。
Lotemax(登録商標)(0.5%ロテプレドノール局所製剤)、ロット078061、B&L IOM社、マケリオ、イタリア国。
Ocufen(登録商標)(0.03%フルビプロフェン局所製剤)、ロットE45324、アラーガン社、ウエストポート、アイルランド国。
2.2 動物
種:ウサギ
系統:ニュージーランド
供給源:モリーニ社(レッジョ・エミリア、イタリア国)
性別:オス
実験開始時の年齢:10週間
実験開始時の体重の範囲:2.0〜2.4kg
動物の合計数:28羽
固体識別法:耳に英数字コードのタグを付けた(すなわちA1は、テスト製品かつ動物1であることを意味する)
正当性:ウサギは、薬物動態の研究で使用される標準的な非囓歯類である。この研究で使用する動物の数は、関連分野の研究者が判断してこのタイプの研究を適切に実施するのに必要な最少数であり、全世界の規制ガイドラインと一致している。
順化/検疫:到着後、獣医スタッフの一人が動物の全体的な健康状態を調べた。動物を受け取ってから実験を開始するまで7日間が経過し、その間に動物を実験室の環境に順化させるとともに、その動物で感染疾患が進行するかどうかを観察した。
動物の管理:一定温度(22±1℃)、一定湿度(相対湿度30%)、一定の明暗サイクル(8時00分〜20時00分の間は明)にした清潔で消毒した部屋に動物を収容した。市販の餌と水道水が自由に摂取できるようにした。実験の直前に体重を測定した(表T-1)。どの動物の体重も体重分布曲線の中央部(10%)の内側であった。4羽のウサギを同じ販売者からの同様の年齢と体重のウサギと交換した。なぜなら3羽には目の炎症の徴候があり、1羽は到着時に死んでいたからである。
動物の福祉の用意:研究における動物の利用に関するARVO(視覚と眼科学における研究協会)ガイドラインに従ってすべての実験を行なった。この研究では、生きた動物を利用せずに済む十分に有効な代替試験系は存在していない。この研究に必要な動物の数を最少にしつつ最大の情報が得られるよう、最大の努力をした。われわれが知る限り、この研究は不必要でも重複してもいない。実験プロトコルを検討し、カタニア大学の「動物のケアと利用委員会」(IACUC)の承認を得た。この実験プロトコルは、動物福祉の許容可能な基準に合致している。
2.3 実験の準備
2.3.1 実験設計とランダム化
以下の表に示してあるように、28羽のウサギをランダムに7つのグループに割り当てた(各グループに4羽)。
Figure 2010502635
それぞれのテスト製品にA〜Gの文字をランダムに割り当てた。
A = 賦形剤(10%のPEG3350/1%のTween80/PB、pH7.00)
B = Ocufen(フルオルビプロフェン0.03%)
C = Vismetazone(デキサメタゾン0.1%)
D = Lotemax(エタボン酸ロテプレドノール0.5%)
E = BOL-303242-X 0.1%(1mg/g)
F= BOL-303242-X 0.5%(5mg/g)
G = BOL-303242-X 1%(10mg/g)
2.3.2 MPOアッセイのための試薬の調製
2.3.2.1 リン酸塩緩衝液(50mM;pH=6)
3.9gのNaH2PO4・2H2Oを容積測定フラスコの中で500mlの水に溶かした。3NのNaOHを用いてpHを6に調節した。
2.3.2.2 ヘキサ-デシル-トリメチル-アンモニウムブロミド(0.5%)
0.5gのヘキサ-デシル-トリメチル-アンモニウムブロミドを100mlのリン酸塩緩衝液に溶かした。
2.3.2.3 o-ジアニシジン2HCl(0.0167%)/H2O2(0.0005%)溶液
この溶液を新たに調製した。10μlのH2O2(30質量%)を1mlの水に希釈した(溶液A)。7.5mgのo-ジアニシジン2HClを45mlのリン酸塩緩衝液に溶かし、75μlの溶液Aを添加した。
2.4 実験プロトコル
2.4.1 動物の治療とサンプルの回収
それぞれのウサギを拘束装置に取り付け、英数字コードのタグを付けた。最初の穿刺の180分前、120分前、90分前、30分前と、最初の穿刺の15分後、30分後、90分後に、両眼の結膜嚢に製剤(50μl)を注ぎ込んだ。最初の穿刺を行なうため、動物に5mg/kgのZoletil(登録商標)(ビルバック社;2.5mg/kgのチレタミンHClと2.5mg/kgのゾラゼパムHCl)を静脈内に注射することによって麻酔し、一滴の局所麻酔液(Novesina(登録商標)、ノバルティス社)を目に投与した。ツベルクリン用注射器に取り付けた26Gの針を用いて前眼房の穿刺を実施した。針は、角膜を貫通して前眼房に導入した。そのとき組織を傷つけないように注意した。最初の穿刺から2時間後、0.4mlのTanax(登録商標)(インターベット・インターナショナル社)を用いて動物を安楽死させ、2回目の穿刺を行なった。2回目の穿刺の際に約100μlの房水を取り出した。房水は直ちに4つのアリコートに分割し、分析するまで-80℃で保管した。次に、両眼を取り出し、虹彩-毛様体を注意深く切除し、ポリプロピレン製チューブの中に入れ、分析するまで-80℃で保管した。
2.4.2 瞳孔の直径の測定
カストロビエホ社のノギスを用い、最初の穿刺の180分前および5分前と、2回目の穿刺の5分前に、両眼の瞳孔の直径を測定した。
2.4.3 臨床評価
最初の穿刺の180分前および5分前と、2回目の穿刺の5分前に、両眼の臨床評価をスリット・ランプ(4179-T;スビサ社、イタリア国)によって行なった。この臨床評価には、以下のスキームに従って臨床スコアを割り当てた:
0 = 正常
1 = 虹彩と結膜血管のわずかな膨張
2 = 虹彩と結膜血管の中程度の膨張
3 = 前眼房において虹彩の発赤を伴う強度の充血
4 = 前眼房において虹彩の発赤を伴う強度の充血と、フィブリン浸出液の存在
2.4.4 プロスタグランジンE2(PGE2)の測定
房水に含まれるPGE2を定量的に測定するため、PGE2イムノアッセイ・キット(R&Dシステムズ社;カタログ番号KGE004;ロット番号240010)を使用した。キットに付属している較正用希釈溶液を用い、11μlまたは16μlの房水を希釈して110μlまたは160μlにした。100μlのサンプルと基準を96ウエルのプレートに装填し、あるプレート・レイアウトで記録した。キットに記載されているアッセイの手続きに従ってサンプルを処理した。450nm(540nmで波長の補正)に設定したマイクロプレート読取装置(GDV社、イタリア国;モデルDV 990 B/V6)を用い、較正とサンプルの分析を行なった。
2.4.5 タンパク質の測定
房水に含まれるタンパク質の濃度を調べるため、タンパク質定量化キット(フルカ社;カタログ番号77371;ロット番号1303129)を使用した。5μlの房水を水で希釈して100μlにした。20μlのサンプルと基準を96ウエルのプレートに装填し、あるプレート・レイアウトで記録した。キットに記載されているアッセイの手続きに従ってサンプルを処理した。670nmに設定したマイクロプレート読取装置(GDV社、イタリア国;モデルDV 990 B/V6)を用い、較正とサンプルの分析を行なった。
2.4.6 白血球細胞(PMN)の測定
白血球の数を調べるため、白血球メータ(改良型ノイバウアー・チェンバー;ブライト-ライン、ハウサー・サイエンティフィック社)とポリバー2顕微鏡(ライヒャルト-ユング社)を使用した。
2.4.7 ロイコトリエンB4(LTB4)の測定
房水に含まれるLTB4の濃度を定量的に測定するため、LTB4イムノアッセイ・キット(R&Dシステムズ社;カタログ番号KGE006;ロット番号243623)を使用した。キットに付属している較正用希釈溶液を用い、11μlの房水を希釈して110μlにした。100μlのサンプルと基準を96ウエルのプレートに装填し、あるプレート・レイアウトで記録した。キットに記載されているアッセイの手続きに従ってサンプルを処理した。450nm(540nmで波長の補正)に設定したマイクロプレート読取装置(GDV社、イタリア国;モデルDV 990 B/V6)を用い、較正とサンプルの分析を行なった。
2.4.8 ミエロペルオキシダーゼ(MPO)の測定
Williamsら[5]が以前に記載しているようにしてMPOの活性を測定した。虹彩-毛様体を注意深く乾燥させ、質量を測定し、1mlのヘキサ-デシル-トリメチル-アンモニウムブロミド溶液に浸した。次に、サンプルを氷の上で超音波ホモジナイザ(HD 2070、バンデリン・エレクトロニック社)を用いて10秒間にわたって超音波処理し、凍結-解凍を3回繰り返し、10秒間にわたって超音波処理し、14,000gで10分間にわたって遠心分離して細胞の破片を除去した。o-ジアニシジン2HCl/H2O2溶液を用い、上清のアリコート(40〜200μl)を希釈して3mlにした。分光測光器(UV-Visスペクトロメータ・ラムダEZ201;パーキン・エルマー社)で460nmにおける吸光度の変化を5分間にわたって連続的にモニタした。各サンプルについて線の勾配(Δ/分)を調べ、組織内のMPOの単位数を以下のようにして計算するのに用いた。
MPOの単位数/g = (Δ/分)・106/ε・μl・mg
ただしε=11.3mM-1。数値は組織1g当たりのMPOの単位数として表わした。
2.5 データ分析
瞳孔の直径、PGE2、タンパク質、PMN、MPOは、平均±SEMで表わした。一元配置ANOVAの後にニューマン-クールズ事後検定を利用して統計的分析を実施した。臨床スコアは、目の%で表わし、統計的分析は、クラスカル-ウォリスの後にダン事後検定を利用して実施した。両方の場合にp<0.05が統計的に有意であると見なした。プリズム4ソフトウエア(グラフパッド・ソフトウエア社)を用いて分析とグラフ作成を行なった。
3. 結果
3.1 瞳孔の直径の測定
生データを表T-2と表T-3に示してある。対照とどの処理の間にも統計的な有意差は見られなかった。
3.2 臨床評価
生データを表T-4と表T-5に示してある。0.5%LEの群だけが対照と比べて有意差を示した(p<0.05)。
3.3 プロスタグランジンE2(PGE2)の測定
生データを表T-6と表T-7に示してある。0.03%F、0.5%LE、0.1%BOL、0.5%BOLの処理が対照と比べて統計的に有意であった(p<0.05)。
3.4 タンパク質の測定
生データを表T-8と表T-9に示してある。0.03%Fと1%BOLの処理が対照と比べてp<0.001で統計的に有意であり、0.5%BOLが対照と比べてp<0.05で統計的に有意であった。
3.5 白血球細胞(PMN)の測定
生データを表T-10と表T-11に示してある。どの処理も対照に対して統計的に有意であった(p<0.001)。
3.6 ロイコトリエンB4(LTB4)の測定
どのサンプルも、アッセイの定量限界(約0.2ng/ml)未満であった。
3.7 ミエロペルオキシダーゼ(MPO)の測定
生データを表T-12と表T-13に示してある。どの処理も、対照に対して統計的に有意であることがわかった。すなわち、0.03%Fに関してはp<0.01で有意であり、0.1%Dex、0.5%LE、0.1%BOL、0.5%BOL、1%BOLに関してはp<0.001で有意であった。
4. 考察
得られたデータからの予備的な結論は以下の通りである:
・BOL-303242-Xはこのモデルの中で活性である。
・BOL-303242-Xの濃度と、対照であるNSAIDおよびステロイド陽性の濃度の間に大きな差はなかった。
BOL-303242-Xに関しては顕著な用量-応答は存在しなかった。それはおそらく、これらの用量ですでに効果が最大であるか、薬への曝露が最大であることが理由であろう。しかし結果から、BOL-303242-Xは、一般に受け入れられている従来のステロイドまたはNSAIDのうちのいくつかと同じくらい有効な抗炎症薬であることがわかる。他の非常に予備的なデータ(提示せず)は、BOL-303242-Xがコルチコステロイドの持ついくつかの副作用を持たないことを示唆している。
5. 参考文献
1. Eakins K.E.、1977年、「プロスタグランジンと非プロスタグランジンを媒介とした血液-房水関門の破壊」、Exp. Eye Res.、第25巻、483〜498ページ。
2. Neufeld A.H.、Sears M.L.、1973年、「ウサギの目における血液-房水関門の破壊に対するプロスタグランジンE2の作用部位」、Exp. Eye Res.、第17巻、445〜448ページ。
3. Unger W.G.、Cole D.P.、Hammond B.、1975年、「ウサギにおける穿刺後の血液-房水関門の破壊」、Exp. Eye Res.、第20巻、255〜270ページ。
4. Stjernschantz J.、1984年、「オータコイドと神経ペプチド」、Sears, M.L.(編)、『目の薬理学』(シュプリンガー-フェアラーク社、ニューヨーク)の中の311〜365ページ。
5. Williams R.N.、Paterson C.A.、Eakins K.E.、Bhattacherjee P.、1983年、「目の炎症の定量化:ミエロペルオキシダーゼの活性測定による多形核白血球の浸潤の評価」、Curr. Eye Res.、第2巻、465〜469ページ。
Figure 2010502635
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試験2:ヒト角膜上皮細胞においてIL-1βによって誘導されるサイトカインの発現の抑制にBOL-303242-Xが及ぼす効果
1.背景/根拠:
免疫細胞に付随するサイトカインのレベルは、炎症性疾患におけるこれらの細胞の活性の直接的な指標である。これらサイトカインのレベル低下は、試験化合物が炎症に対してプラスの治療効果があることを示している。この研究は、BOL-303242-Xがヒト角膜上皮細胞(“HCEC”)においてIL-1βによって誘導されるサイトカインの発現の抑制に及ぼす効果が明らかになるように設計した。
2.目的
30-サイトカイン・ルミネックス・キットを用い、一次ヒト角膜上皮細胞においてIL-1βによって刺激されるサイトカインの発現に対するBOL-303242-Xの効果を調べる。デキサメタゾンを対照として用いた。
3.実験設計
一次HCECを24ウエルのプレートに入れた。24時間後、塩基性エピライフ培地の中で細胞を賦形剤、IL-1β、IL-1β+BOL-303242-Xのいずれかで18時間にわたって処理した(表T-14)。各処理を3通り実施した。培地を回収し、30-サイトカイン・ルミネックス・キットを用いてサイトカインの含有量を調べた。細胞の生存率は、alamarBlueアッセイ(LP06013)によって調べた。
Figure 2010502635
デキサメタゾン:
ロット番号:016K14521
親MW:392.46
親:全MW比=1.0

BOL-303242-X:
ロット番号:6286
親MW:462.48
親:全MW比=1.0
4.データ分析
半蛍光強度(MFI)を用い、ルミネックスで調べた各サイトカインの標準曲線に基づいて各サイトカインの濃度をpg/mlを単位として取得した。各サイトカインの標準曲線の直線範囲を利用してサイトカインの濃度を決定した。各サンプルについての2通りの値を平均した。データは平均±SDで表わした。一元配置ANOVA-ダンネット検定を利用して統計的分析を行ない、P<0.05を統計的に有意であると見なした。
5.結果
上記のさまざまな処理に関し、(alamarBlueアッセイで測定した)細胞の代謝活性に対する統計学的に有意な効果は観察されなかった。
調べた30種類のサイトカインのうちで16種類についてかなりの量をこの研究では検出し、検出した14種類のサイトカインのうちの13種類を10ng/mlのIL-1βで刺激した(表T-14)。IL-1βは刺激であるため分析から除外した。IL-1raはMFIが基準範囲内になかったため除外した。
デキサメタゾンとBOL-303242-Xは、同等な力価で、IL-1βで刺激されたサイトカインの産生を6種類のサイトカイン(IL-6、IL-7、MCP-1、TGF-α、TNF-α、VEGF)に関して有意に抑制した。有意な抑制効果が、1nMではIL-6に対して、10nMではMCP-1、TGF-α、TNF-αに関して観察された(表T-14と図1A〜図1F)。
BOL-303242-Xは、IL-1βで刺激されたG-CSFの産生もデキサメタゾンよりも優れた力価で有意に抑制した。有意な抑制効果が10μg/mlでBOL-303242-Xによって観察されたのに対し、デキサメタゾンではこのサイトカインに関して有意な効果は観察されなかった(図2)。
BOL-303242-Xは、IL-1βで刺激されたサイトカインの産生を3種類のサイトカイン(GM-CSF、IL-8、RANTES)に関して有意に抑制したが、デキサメタゾンと比べて力価が低かった。GM-CSFに対する有意な抑制効果が、1nMではデキサメタゾンによって、10nMではBOL-303242-Xによって観察された。RANTESに対する有意な抑制効果が1μMのデキサメタゾンによって観察されたのに対し、BOL-303242-Xによるこのサイトカインに対する有意な効果は観察されなかった(図3A〜図3C)。
6.結論
BOL-303242-Xとデキサメタゾンは、HCECにおけるIL-1βで刺激されたサイトカインの産生の抑制に関し、IL-6、IL-7、TGF-α、TNF-α、VEGF、MCP-1の場合に同等な力価を有する。BOL-303242-Xは、HCECにおけるIL-1βで刺激されたG-CSFの産生の抑制に関してデキサメタゾンよりも強力である。BOL-303242-Xは、HCECにおけるIL-1βで刺激されたGM-CSF、IL-8、RANTESの産生に関してはデキサメタゾンよりも幾分か力価が弱い。
Figure 2010502635
試験3:ニュージーランド白ウサギに33日間にわたってBOL-303242-Xを毎日4回片側に局所投与したときの眼内圧に対する効果の評価
はじめに
この研究の目的は、ニュージーランド白ウサギの右目にに33日間にわたってBOL-303242-Xを毎日4回局所投与したときの眼内圧(IOP)に対する効果を評価することであった。31日後に投与を中止した。それは、死亡率が高かったことと、テスト製品の供給が限られていたことが理由である。プロトコルを付録1に添付してある。
材料と方法
テスト製品
3通りのテスト製品は以下のようであった。
10mg/gのBOL-303242-X眼科用懸濁液(ロット番号2676-MLC-270)
5mg/gのBOL-303242-X眼科用懸濁液(ロット番号2676-MLC-270)
1mg/gのBOL-303242-X眼科用懸濁液(ロット番号2676-MLC-270)
負の対照(平衡塩溶液(BSS)、B.ブラウン・メディカル社、ロット番号J6N011、発送10/08)、正の対照(0.1%デキサメタゾン眼科用懸濁液(Maxidex(登録商標)、アルコン・ラボラトリーズ社、ロット番号114619F、発送01/09))も用意した。これらの製剤はそのまま使用できる形態で供給されたため、室温で保管した。懸濁液を振盪して再び懸濁させた後に投与した。
テスト系
動物
75羽のメスのニュージーランド白ウサギをザ・ラビット・ソース社(ラモナ、カリフォルニア州)から取得した。ウサギはIOPの訓練を開始したときに年齢が6〜8週間であり、ランダム化のときには体重が1.38〜2.05kgであった。プロトコルには、動物が少なくとも1.5〜2.5kgであることが指定されていた。この違いは研究結果に影響を及ぼさなかった。動物は、耳の標識とケージのカードによって識別した。
動物の管理
ウサギが到着したときに健康であることを確認し、研究に取りかかる前に10日間にわたって検疫を行なった。この検疫期間が終了したとき、ウサギの全体的な健康パラメータと目の解剖学的異常を再び調べた。検疫は、内部操作手続きに従って実施した。
ウサギは、ぶら下げた個々のステンレス鋼製のケージに収容した。住処の準備と汚物処理は内部操作手続きに従って実施した。
ウサギにテクラッド認定グローバル高繊維質ウサギ用餌(Teklad Certified Global High Fiber Rabit Diet)を与えた。餌の認定と分析は、販売者であるハーラン・テクラッド社によってなされた。製造者によって提供された分析結果以外の分析は行なわなかった。ウサギには水道水を自由に与えた。その水の中に汚染物質が存在することは知られておらず、内部操作手続きに規定されているように、水道局によって提供された分析結果以外の追加の分析は行なわなかった。
内部操作手続きに従って環境パラメータをモニタした。この研究での室温は65〜72°Fであり、相対湿度は58〜77%であった。
処理前の検査
研究に取りかかる前に、各ウサギに対して処理前の検査(スリット・ランプと間接型検眼鏡)を行なった。観察結果をマクドナルド・シャダック・システムに従って点数化し、標準化したデータ収集シートを用いて記録した。研究開始の許容基準は以下の通りであった:結膜の充血と膨張のスコアが1以下;他のすべての観察変数のスコアが0。
IOP条件付けと予備選抜
75羽のウサギに2週間のIOP訓練を行なってIOP測定に対する条件付けをした。IOPは、Medtronic Solanモデル30という古典的な呼吸圧計を用いて各ウサギの両眼でIOPを測定した。塩酸プロパラカイン0.5%(1滴)をそれぞれの目に供給した後、IOPを測定した。昼間に2点を測定する曲線を確立した。すなわちIOPは、毎週月曜日、水曜日、金曜日の午前8時と正午に、毎回±1時間の範囲で記録した。測定時刻を記録した。IOPの条件付けを行なっている2週間の間に1羽のウサギが死亡し、健康を害した2羽のウサギを安楽死させた。
2週間の条件付けが終了したとき、各時点でのIOPの測定結果の安定性に基づいて局所投与するためウサギを50羽選択した。選択したウサギに関してさらに1週間にわたってIOPの測定を続けた。
ランダム化
投与の前に50羽のウサギの体重を測定し、ランダムに5つの処理群に振り分けた。処理群は表T3-1に示してある。ウサギは、改変ラテン方格に従ってランダム化して各処理群に割り当てた。
局所投与の手続き
1日目〜31日目に、適切なテスト製品をウサギの右目に毎日局所投与した。ウサギには毎日4回、2時間ごとに投与した。較正された50μlのピペットを用いて投与量を投与した。投与の直後に瞼を10秒間閉じた状態に維持した。それぞれの投与時刻を記録した。
プロトコルでは、動物は33日間にわたって毎日4回投与されることになっていた。しかしスポンサーと研究責任者の判断により、31日後に投与を中止した。それは、死亡率が高かったことと、テスト製品の供給が限られていたことが理由である。この変更は、研究結果にマイナスの影響を及ぼさなかった。
死亡率/罹病率
ウサギの死亡率/罹病率を1日に2回観察した。瀕死であると判断したウサギは市販の安楽死溶液を静脈内注射して安楽死させた。
体重
ランダム化のときにウサギの体重を測定した。
眼内圧の測定
3日目、5日目、10日目、12日目、16日目、18日目、22日目、24日目、26日目、30日目、32日目に各動物の両眼の眼内圧(“IOP”)を測定した。Medtronic Solanモデル30という古典的な呼吸圧計を用いてIOPを調べた。塩酸プロパラカイン0.5%(1滴)をそれぞれの目に供給した後、IOPを測定した。IOPは毎週月曜日、水曜日、金曜日に測定した。昼間に2点を測定する曲線を確立した。すなわちはIOPは、3日目は午前8時と正午に記録し、それ以後は午前8時と午後2時に、毎回±1時間の範囲で記録した。測定時刻を記録した。
目の観察
5日目、12日目、22日目、26日目、33目の1回目の投与の前に、目を観察した(スリット・ランプ)。目に関する知見をマクドナルド・シャダック・システムに従って点数化し、標準化したデータ収集シートを用いて記録した。
研究の終了
目の最後の観察(33日目)が終了した後、残っているウサギを生態飼育室に戻した。
統計的分析
各処理群のIOPのデータに関する記述統計を用意した。この統計には、観察回数(“N”)、平均値、標準偏差(“STD”)、標準誤差(“SEM”)が含まれていた。統計的分析システム(SASインスティチュート社、ケアリー、ノース・カロライナ州、v8.0)を用い、IOPの結果に対して統計的分析を行なった。群の平均を事後比較するため、テュキー標準化範囲検定(Tukey、1985年)に従った分散/GLM手続きの分析を利用してパラメータを評価した。有意性のレベルは、すべての統計的分析でp<0.05の確率に設定した。それぞれの区間でIOPの群平均を比較した。そのとき左目と右目を別々に比較した。
以下の6羽のウサギに関するIOPのデータは群の統計から除外した:群A、3081番、3037番、3068番、3011番;群C、3034番、群E、3084番。群Aで除外したウサギは、IOPがデキサメタゾンの投与に応答せず、群Cと群Eで除外したウサギはIOPのデータが範囲外であった。
動物の福祉に関する宣言
この研究は、ニュージーランド白ウサギにおける眼内圧の高血圧モデルを開発するために実施された。この研究の代替手段を探したが、モデルを適切に開発するには、生体全体を対象とする試験系が必要であった。この研究は、あらゆる内部動物福祉方針に合致しており、動物のケアと利用委員会の承認を得た。
結果
死亡率
死亡率のデータを表T3-2に示す。10羽のウサギが11〜33日目に死亡または安楽死した。その内訳は、デキサメタゾンを投与した10羽のウサギのうちの6羽、10mg/gのBOL-303242-X(1回の投与で0.5mg)を投与した10羽のウサギのうちの1羽、5mg/gのBOL-303242-X(1回の投与で0.25mg)を投与した10羽のウサギのうちの2羽、1mg/gのBOL-303242-X(1回の投与で0.05mg)を投与した10羽のウサギのうちの1羽である。7羽のウサギでは、死ぬ前、または安楽死させる前に下痢が見られ、深刻で出血を伴うと記載されていることがしばしばあった。死亡が見つかった2羽のウサギでは健康を害した徴候は記録されなかった。観察された死亡率に関するさらに詳しい情報を以下の表に示す。
Figure 2010502635
残ったウサギは研究が終了するまで生き残った(33日目)。10mg/gのBOL-303242-X(1回の投与で0.5mg/)を投与した中で生き残った1羽のウサギは、18日目に下痢になったことが記録されていた(群B、3048番)。
目の観察
スリット-ランプによる目の観察結果を表T3-3に示してある。目の観察スコアに関するカギを表T3-4に示してある。ほとんどの観察で目は正常に見えた。わずかな結膜の充血(スコア=1)が散発的に見られた。それはたいてい処理した右目であり、テスト製品または対照製品と一貫性のある関係はなかった。他の知見は、無処理の左目の角膜の着色した小さな領域(群A、3086番)と、10mg/gのBOL-303242-Xを投与した右目の角膜の点状の傷(群B、3083番)と、1mg/gのBOL-303242-Xを投与した右目の結膜下出血(群D、3043番)だけであった。角膜で観察された傷は、呼吸圧計の処理に関係している可能性がある。
眼内圧の測定
IOPのデータに関する記述統計を表T3-5(左目、午前)、表T3-6(右目、午前)、表T3-7(左目、午後)、表T3-8(右目、午後)に示す。
IOPの平均値は研究期間を通じてすべての群で変動した。変動は、各群において左目と右目で同様であった。すべての群(BSS投与群も含む)において、IOPの平均値は、左目と右目の両方で5午前と午後の読み取り値に関して5日目と10日目の間に最大値に達した。IOPの午前と午後の日ごとの変化はこの研究中には明らかでなかった。その原因は、おそらく毎日午後の測定前にウサギに餌を与えたことであろう。
デキサメタゾン群(群A)では、左目と右目の両方のIOPの平均値が処理を開始した後に急激に増加した。この増加は、研究のどの時点でもBOL-303242-X群(群B〜群D)のIOPの平均値では見られなかった。いくつかの日に、デキサメタゾン群(群A)の片目または両目でIOPの平均値が他の群の対応する目のIOPの平均値よりも有意に高かった(p<0.05)。この差は、午後よりも午前においてより一般的であり、処理した右目よりも無処理の左目においてより多くの時点で起こった。BSSを投与した右目(群E)のIOPの平均は、BOL-303242-Xを投与した右目(群B〜群D)のIOPの平均よりも午前中は一般に低かったが、午後はそうではなかった。BSS群とBOL-303242-X群の間でIOPの平均の統計的有意差(p<0.05)は見られなかった。
結論
この研究の目的は、ニュージーランド白ウサギの右目に33日間にわたってBOL-303242-Xを毎日4回局所投与したときの眼内圧(IOP)に対する効果を評価することであった。結論として、BOL-303242-X懸濁液(1回の投与で0.05、0.25、0.5mg)、デキサメタゾン懸濁液(1回の投与で0.05mg)、平衡塩溶液を31日目までウサギの片目に毎日4回局所的に点滴することが、結膜のわずかな充血の散発的な発生と関係していた。31日目までデキサメタゾンを投与することは、31日目までBOL-303242-Xを投与すること(投与レベルに応じてウサギ10羽のうちの1〜2羽が死亡)よりも大きな死亡率(ウサギ10羽のうちの6羽が死亡)と関係していた。BOL-303242-X懸濁液を毎日投与しても、デキサメタゾンを毎日投与した場合と比べてIOPは上昇しなかった。
Figure 2010502635
Figure 2010502635
Figure 2010502635
Figure 2010502635
Figure 2010502635
Figure 2010502635
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表T3-4
目の観察スコア・システムのカギ
結膜の充血
1 = 赤い色が主に瞼の結膜に限定され、いくらか周辺部にも広がっているが、主に目の下部と上部の4:00〜7:00と11:00〜1:00の位置に限定されている。
角膜
1 = 透明度の幾分かの喪失。上皮および/または小孔の前半分が関与している。下にある構造がはっきりと見えるが、いくらかの曇りが容易に明らかになる可能性がある。
角膜の表面領域の関与
1 = 曇った支質の面積が1〜25%
Figure 2010502635
Figure 2010502635
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Figure 2010502635
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本発明の特別な実施態様を説明してきたが、当業者には、添付の請求項に規定された本発明の精神と範囲を逸脱することなく、その実施態様に対して多くの等価物、変更、置換、バリエーションが可能であることがわかるであろう。

Claims (54)

  1. 解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを、対象における緑内障またはその進行を治療または予防するのに有効な量含む組成物。
  2. 上記緑内障の選択が、原発開放隈角緑内障、原発閉塞隈角緑内障、続発開放隈角緑内障、続発閉塞隈角緑内障、色素性緑内障、血管新生緑内障、偽水晶体緑内障、悪性緑内障、ブドウ膜炎性緑内障、周辺虹彩前癒着に起因する緑内障、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる、請求項1に記載の組成物。
  3. 上記DIGRAが、一般式(I)の化合物:
    Figure 2010502635
    を含む(ただし、
    AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、カルボニル基、アミノ基、2価炭化水素基、ヘテロ炭化水素基のいずれかを含んでおり;Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基であり;Dは、存在しないか、カルボニル基、-NH-、-NR'-のいずれかを含んでおり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基のいずれかであり;R1とR2が合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成してもよい)、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 請求項3に記載の組成物と、少なくともグルココルチコイドを含む別の組成物が、どちらも炎症性疾患の治療、または制御、または軽減、または改善、または緩和に用いられ、前者の組成物では、対象に起こる少なくとも好ましくない副作用の程度が、後者の組成物よりも少ない、請求項3に記載の組成物。
  5. 上記少なくとも好ましくない副作用の程度が、試験管内の試験によって測定される、請求項3に記載の組成物。
  6. 上記少なくとも好ましくない副作用の程度が、生体内で測定される、請求項4に記載の組成物。
  7. 上記少なくともグルココルチコイドの選択が、デキサメタゾン、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、メドリゾン、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、フルオロメトロン、エタボン酸ロテプレドノール、これらの生理学的に許容可能な塩、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中からなされる、請求項4に記載の組成物。
  8. 上記少なくとも好ましくない副作用の選択が、緑内障、白内障、高血圧、高血糖症、高脂血症、高コレステロール血症からなるグループの中からなされる、請求項4に記載の組成物。
  9. 上記少なくとも好ましくない副作用の程度が、最初に対象に投与されてその対象の中に存在するようになってから約14日、約30日、約2ヶ月、約3ヶ月、約4ヶ月、約5ヶ月、約6ヶ月からなるグループの中から選択された時点で明らかになる、請求項4に記載の組成物。
  10. 上記DIGRAが、一般式(I):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(I)において、
    AとQの選択は、独立に、少なくとも1つのハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、C1〜C10アルコキシ基のいずれかで置換されたアリール基とヘテロアリール基からなるグループの中からなされ;R1、R2、R3の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C5アルキレン基であり;Dは、-NH-基または-NR'-基であり、ここにR'はC1〜C5アルキル基であり;Eはヒドロキシ基である)、請求項9に記載の組成物。
  11. 上記DIGRAが、一般式(I):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、ハロゲン原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、C1〜C10アルキル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3は、完全にハロゲン化されたC1〜C10アルキル基を含んでいる、請求項1または2に記載の組成物。
  12. 上記DIGRAが、一般式(I):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、フッ素原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、メチル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3はトリフルオロメチル基を含んでいる、請求項1または2に記載の組成物。
  13. 上記DIGRAが、一般式(II):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(II)において、
    R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10環式アルキル基、置換されたC3〜C10環式アルキル基からなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  14. 上記DIGRAが、一般式(III):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(III)において、
    R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10環式アルキル基、置換されたC3〜C10環式アルキル基からなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  15. 上記DIGRAが、一般式(IV):
    Figure 2010502635
    を持つ、請求項1または2に記載の組成物。
  16. 非ステロイド系抗炎症薬(“NSAID”)、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(“PPAR”)リガンド、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニスト、炎症促進サイトカインの阻害剤、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中から選択された追加の抗炎症剤をさらに含む、請求項15に記載の組成物。
  17. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアリール基であり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
    R3はトリフルオロメチル基であり;
    Bは、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニルのいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアザインドリル基であり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中から選択された1〜3個の置換基で置換されている、請求項1または2に記載の組成物。
  18. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    Bは、メチレン基またはカルボニル基であり;
    R3は、炭素環、複素環、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており;
    Dは-NH-基であり;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、メチル化されたベンゾオキサジノンを含んでいる、請求項1または2に記載の組成物。
  19. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    R3はトリフルオロメチル基であり;
    Bは、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニルのいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qはアリール基またはヘテロアリール基であり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換され、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  20. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    R3はトリフルオロメチル基であり;
    Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C5アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
    Dは存在せず;
    Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
    Qは、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)からなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  21. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
    Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C5アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
    Dは存在せず;
    Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
    Qは、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)からなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  22. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    R3はトリフルオロメチル基であり;
    Bはカルボニル基であり;
    Dは-NH-基であり;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、一般式:
    Figure 2010502635
    を持つ場合によっては置換されたフェニル基(ただし、X1、X2、X3、X4の選択は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素、アリール、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)からなるグループの中からなされ、上記アリール基は、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されており、上記尿素基のいずれかの窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)を含んでいるか;Qは、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択した1〜4個のヘテロ原子を環内に有する5〜7員の芳香族単環であり、この芳香族単環は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されていて、その置換基の選択は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されたアリール、アミノ(ただし窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されていてもよい)からなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  23. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5であり;
    R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
    Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたアザインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  24. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    R3はトリフルオロメチル基であり;
    Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  25. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
    R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
    Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  26. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立にC1〜C5アルキルであり、その一方または両方は、独立に、ヒドロキシ、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)で置換されており;
    R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
    Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  27. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
    R3はトリフルオロメチル基であり;
    Dは存在せず;
    Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
    Qは、5〜7員のヘテロアリール環、またはヘテロシクリル環と縮合した5〜7員のヘテロシクリル環を含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされ、Qは1H-[1,5]ナフチリジン-4-オンにはなりえない、請求項1または2に記載の組成物。
  28. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    Bは、カルボニル基またはメチレン基であり、これらの基は、場合によっては、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲンからなるグループの中から選択された1個または2個の置換基で独立に置換されており;
    R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
    Dは存在せず;
    Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)であり;
    Qは、5〜7員のヘテロアリール環、またはヘテロシクリル環と縮合した5〜7員のヘテロシクリル環を含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされ、Qは1H-[1,5]ナフチリジン-4-オンにはなりえない、請求項1または2に記載の組成物。
  29. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
    R3はトリフルオロメチル基であり;
    Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、場合によっては1〜3個の置換基で置換されたインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  30. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    R3は、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
    Bは、メチレン基またはカルボニル基であり;
    Dは-NH-基であり;
    Eはヒドロキシ基であり;
    Qは、
    Figure 2010502635
    という基を含む、請求項1または2に記載の組成物。
  31. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    R3はトリフルオロメチル基であり;
    Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eは、-NR6R7であり(ただし、R6とR7は、それぞれ独立に、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C1〜C8アルコキシ、C2〜C8アルケニルオキシ、C2〜C8アルキニルオキシ、ヒドロキシ、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、アルールオキシ、アシル、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニル、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R6とR7の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかである);
    Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  32. 上記DIGRAが一般式(I)を持ち、この一般式(I)において、
    Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
    R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
    R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
    Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
    Dは存在せず;
    Eは、-NR6R7であり(ただし、R6とR7は、それぞれ独立に、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C1〜C8アルコキシ、C2〜C8アルケニルオキシ、C2〜C8アルキニルオキシ、ヒドロキシ、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール、アルールオキシ、アシル、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニル、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R6とR7の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかである);
    Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項1または2に記載の組成物。
  33. NSAID、PPARリガンド、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニスト、炎症促進サイトカインの阻害剤、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中から選択された追加の抗炎症剤をさらに含む、請求項1または2に記載の組成物。
  34. NSAID、PPARリガンド、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニスト、炎症促進サイトカインの阻害剤、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中から選択された追加の抗炎症剤をさらに含む、請求項7に記載の組成物。
  35. 上記追加の抗炎症剤の選択が、PPARリガンド、炎症促進サイトカインの阻害剤、これらの組み合わせからなるグループの中からなされる、請求項34に記載の組成物。
  36. NSAID、PPARリガンド、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニスト、炎症促進サイトカインの阻害剤、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中から選択された追加の抗炎症剤をさらに含む、請求項12に記載の組成物。
  37. NSAID、PPARリガンド、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニスト、炎症促進サイトカインの阻害剤、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中から選択された追加の抗炎症剤をさらに含む、請求項13に記載の組成物。
  38. NSAID、PPARリガンド、抗ヒスタミン薬、炎症促進サイトカインのアンタゴニスト、炎症促進サイトカインの阻害剤、一酸化窒素シンターゼ阻害剤、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中から選択された追加の抗炎症剤をさらに含む、請求項15に記載の組成物。
  39. 上記追加の抗炎症剤が一酸化窒素シンターゼ阻害剤を含む、請求項36に記載の組成物。
  40. 上記追加の抗炎症剤が一酸化窒素シンターゼ阻害剤を含む、請求項37に記載の組成物。
  41. DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを用いて緑内障またはその進行を治療または予防するための薬を調製する方法。
  42. 上記DIGRAが一般式(I):
    Figure 2010502635
    を持つ(ただし、
    AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、カルボニル基、アミノ基、2価炭化水素基、ヘテロ炭化水素基のいずれかを含んでおり;Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基であり;Dは、存在しないか、カルボニル基、-NH-、-NR'-のいずれかを含んでおり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基のいずれかであり;R1とR2が合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成してもよい)、請求項41に記載の方法。
  43. 上記調製のために追加の抗炎症剤を用いる操作をさらに含む、請求項42に記載の方法。
  44. 上記追加の抗炎症剤の選択が、NSAID、PPARリガンド、これらの組み合わせ、これらの混合物からなるグループの中からなされる、請求項43に記載の方法。
  45. 上記DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかが、請求項4、5、8〜34のいずれか1項に記載の組成物に含まれる、請求項41に記載の方法。
  46. 緑内障またはその進行を治療または予防するための組成物を製造する方法であって、
    DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを用意し;
    上記DIGRA、そのプロドラッグ、その薬理学的に許容可能な塩、その薬理学的に許容可能なエステルのいずれかを、薬理学的に許容可能な基剤と組み合わせて上記組成物を製造する操作を含む方法。
  47. 上記DIGRAが一般式(I):
    Figure 2010502635
    を持つ(ただし、
    AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、カルボニル基、アミノ基、2価炭化水素基、ヘテロ炭化水素基のいずれかを含んでおり;Eは、ヒドロキシ基またはアミノ基であり;Dは、存在しないか、カルボニル基、-NH-、-NR'-のいずれかを含んでおり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基のいずれかであり;R1とR2が合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成してもよい)、請求項46に記載の方法。
  48. 上記DIGRAが一般式(I):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(I)において、
    AとQの選択は、独立に、少なくともハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、C1〜C10アルコキシ基のいずれかで置換されたアリール基とヘテロアリール基からなるグループの中からなされ;R1、R2、R3の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と、置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C5アルキレン基であり;Dは、-NH-基または-NR'-基であり(ただしR'はC1〜C5アルキル基である);Eはヒドロキシ基である、請求項46に記載の方法。
  49. 上記DIGRAが一般式(I):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(I)において、Aはハロゲン原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、C1〜C10アルキル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;BはC1〜C3アルキレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3は、完全にハロゲン化されたC1〜C10アルキル基を含んでいる、請求項46に記載の方法。
  50. 上記DIGRAが一般式(II):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(II)において、R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10環式アルキル基、置換されたC3〜C10環式アルキル基からなるグループの中からなされる、請求項46に記載の方法。
  51. 上記DIGRAが一般式(III):
    Figure 2010502635
    を持ち、この一般式(III)において、R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10環式アルキル基、置換されたC3〜C10環式アルキル基からなるグループの中からなされる、請求項46に記載の方法。
  52. 上記DIGRAが一般式(IV):
    Figure 2010502635
    を持つ、請求項46に記載の方法。
  53. 眼内圧の上昇と網膜神経節細胞の喪失の一方または両方を治療、または軽減、または予防するための別の治療剤または予防剤を上記調製において用いる操作をさらに含む、請求項41に記載の方法。
  54. 上記別の治療剤または予防剤の選択が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、ムスカリン性コリン作動性アゴニスト、カルボニックアンヒドラーゼ阻害剤、プロスタグランジン類似体、β-アドレナリン作動性アンタゴニスト、α-アドレナリン作動性アゴニスト、浸透剤、ならびにこれらの組み合わせからなるグループの中からなされる、請求項53に記載の方法。
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