JP2010287014A - 誤抜防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の電源プラグを電力分配器から誤って抜き取ることを防止する誤抜防止装置を提供する。
【解決手段】電源遮断制御部は、機器の電源プラグを電力分配器のコンセントから抜き取り可能であるか否かが設定された電源遮断判定情報を受信し、受信した電源遮断判定情報の設定に基づいて高周波に変換した電源遮断判定信号を生成し、供給元電源から機器が有する電源部へ電力を供給する電力線の電力信号と、電源遮断判定信号とを合成する。電力分配器は、電源遮断制御部から送信された電力信号から電源遮断判定信号を抽出して、電源遮断判定情報を復調し、高周波信号受信部において復調された電源遮断判定情報が、機器の電源プラグを電力分配器のコンセントから抜き取り可能であることを示すとき、抜き取り可能であることを表示する指示を状態表示器にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、機器の電源プラグを電力分配器から誤って抜き取ることを防止する技術に関する。
近年、システムセンター、サーバルームなどでは、一つの架(筐体)に複数のサーバ、端末などの機器(情報処理装置など)が設置されており、テーブルタップに複数台の機器の電源プラグが接続されていることがある。例えば、点検や工事を行うとき、抜いてはいけない機器の電源プラグを、誤ってテーブルタップなどの電力分配器から抜いてしまうことがある。その場合、機器の利用者の通信が切断されるなどの損害が発生する。
例えば、保守作業等で対象となる電気機器の電源プラグの抜き取りを、容易かつ確実に行う技術が知られている。すなわち、複数のコンセントに差込まれた電源プラグに対応する電気機器であるコンピュータ機器の使用状態を検出する。各コンピュータ機器が、電源オン状態にあるとき、各電流検出回路によって電源プラグ側に流れる電流を検出する。このとき、各フリップフロップからオンパルスが出力されることで、検出の状態を表示素子によって表示する。
また、コンセントより電力を受けている電化製品の製品名および定格消費電力をコンセント自体が把握し、表示することで、電源プラグの誤った引抜を防止する技術が知られている。例えば、ホームサーバが、分岐ブレーカーの負荷側の電化製品の使用状況を把握して、分岐ブレーカーの遮断原因となる電化製品の使用を防止する。さらに、電化製品の制御が可能であるホームサーバを、インターネットに接続して携帯電話等よりインターネットを介して、電化製品の制御および使用状態の把握が可能となる技術が知られている。
特開2000−305661号公報 特開2007−299624号公報 特開2008−198871号公報 特開2004−30930号公報
しかしながら、タイマー起動待ちの機器は電源プラグが非通電状態であるため通電が検出されない。また、機器自体が起動していないと当該機器の状態を通知することができない。したがって、いずれの場合も対応する機器の電源プラグを電力分配器から誤って抜いてしまう可能性がある。
上記のような実情に鑑みてなされたものであり、機器の電源プラグを電力分配器から誤って抜き取ることを防止する誤抜防止装置を提供することを目的とする。
態様のひとつである機器と電源ケーブルを介して接続される電力分配器を備える誤抜防止装置は、電源遮断制御部と電力分配器を備えている。
電源遮断制御部は、電源遮断判定情報受信部、変換部、合成部を備えている。電源遮断判定情報受信部は、機器の制御部から送信される、上記機器の電源プラグを電力分配器のコンセントから抜き取り可能であるか否かが設定された電源遮断判定情報を受信する。変換部は、上記電源遮断判定情報の設定に基づいて高周波に変換した電源遮断判定信号を生成する。合成部は、供給元電源から上記機器が有する電源部へ電力を供給する電力線の電力信号に、上記電源遮断判定信号を合成させる。
また、上記電力分配器は、高周波信号受信部、判定部を備えている。
高周波信号受信部は、上記電源遮断制御部から送信された電力信号から上記電源遮断判定信号を抽出して、上記電源遮断判定情報を復調する。判定部は、前記高周波信号受信部において復調された電源遮断判定情報が、上記機器の電源プラグを電力分配器のコンセントから抜き取り可能であることを示すときは、抜き取り可能であることを表示する指示を状態表示器にする。
あらかじめ電源管理表等に登録する等の人手による事前準備をすることなしに、機器の電源プラグを、電力分配器から誤って外すことを防止することができる。
実施例1の誤抜防止装置の一例を示す図である。 実施例1の電源遮断制御部の一例を示す図である。 実施例1の電力分配器の一例を示す図である。 実施例1における情報処理装置に電源投入したときの情報処理装置の電源遮断不可設定動作を示すフロー図である。 実施例1における運用時に電源遮断が可能であることが、ユーザにより指示された場合の情報処理装置の電源遮断可設定動作を示すフロー図である。 実施例1における電源遮断制御部の電源遮断判定情報受信部の動作を示すフロー図である。 実施例1における電力分配器の高周波信号受信部の動作を示すフロー図である。 実施例1における電力分配器の判定部の動作を示すフロー図である。 実施例2の誤抜防止装置の一例を示す図である。 実施例2の電力分配器の一例を示す図である。 実施例2における高周波信号の送信制御の動作を示すフロー図である。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施例1)
図1は実施例1の誤抜防止装置1の一例を示す図である。誤抜防止装置1は情報処理装置2、電源遮断制御部3、電力分配器4を有している。
情報処理装置2は、制御部5、電源部6、記録部7、電力線接続部9、信号線接続部10を備えている。制御部5は電源遮断指示部8を備えている。また、電力分配器4は、コンセント13、14、17、状態表示器18、19、110を備えている。
情報処理装置2は、端末(例えば、PC(Personal Computer))、サーバ、ハードディスク、磁気テープ装置などのCPU(Central Processing Unit)やプログラマブルなデバイスを搭載した機器である。図1では情報処理装置2の一例として制御部5(CPUやプログラマブルなデバイス)と記録部7を備えた装置を示す。なお、電源遮断指示部8は、専用ソフトを制御部5にインストールしたものであってもよい。
電源部6は、元電源から電力分配器4のコンセント13、電源プラグ12、電源ケーブル11、電源遮断制御部3、電力線接続部9を介して電力が供給され、供給された電力を適切な電力に変換して情報処理装置2の図示しない内部回路に供給する。なお、電源部6は、装置内蔵型、集合型、外付型(ACアダプタ)などであってもよい。
記録部7には、制御部5が実行するプログラムやデータが記録されている。また、ワークエリアなどとして使用される。
電源遮断指示部8は、例えば利用者が入力する電源遮断(電源プラグ抜き取り)の可否の指示に従って後述する電源遮断判定情報を生成する。電源遮断指示部8への電源遮断の可否の指示は、例えば、情報処理装置2に接続される表示機(ディスプレーなど)に電源遮断の可否の設定画面を表示し、利用者が表示機から電源遮断の可否の設定を入力する。電源遮断の可否の設定が入力されると、電源遮断指示部8は、上記可否の設定に従い電源遮断判定情報を生成する。
本例では、表示機などからソフトウェアを用いて電源遮断の可否(電源ケーブルの抜き取りの可否)を指示しているが、情報処理装置2にスイッチなどを設けて電源遮断の可否を指示してもよい。
次に、電源遮断指示部8は、生成した電源遮断判定情報に通信で用いる情報(通信用コード)を付加して、制御部5の有する不図示の通信制御部に送信する。その後、通信制御部から電源遮断制御部3へ電源遮断判定情報が送信される。
ここで、通信方式は特に限定するものではないが、例えばUSB(Universal Serial Bus)、RS232Cなどの通信を用いることが望ましい。
なお、制御部5としてCPUを採用した場合、電源遮断指示部8は、制御部5にインストールされたソフトウェアの一部のモジュールである。
電源遮断制御部3は、情報処理装置2から送信される、情報処理装置2に接続される電源プラグ12を電力分配器4のコンセント13から抜いて電源遮断をしてもよい状態であるか否かが設定された電源遮断判定情報を、後述する電源遮断判定情報受信部21により受信する。また、電源遮断制御部3の合成部23は、情報処理装置2が有する電源部6へ供給元電源から電力線を介して電力を供給する電力信号と、電源遮断判定情報の設定に基づいて変換部22により高周波変換(または、変調)して生成した電源遮断判定信号を合成する。
電力分配器4は1つ以上のコンセントを備え、電力供給元電源から電源ケーブル111供給される交流または直流の電力を分岐して、各コンセントに接続された情報処理装置2などに供給する。例えば、電力分配器4は、テーブルタップ、壁内コンセントボックス(固定)、屋内コンセントボックスなどに設けられたコンセントを介してコンセントに接続された情報処理装置2などに電力を供給する。
また、電力分配器4は図1の例ではコンセント13、14、17に接続された他の情報処理装置2で用いる電源遮断判定信号の誤検出を防止するために、後述するフィルタ回路を介して、電源遮断制御部3から通知された電力信号に合成された電源遮断判定信号を抽出する。その後、電力分配器4は、電源遮断判定信号に基づいて電源遮断判定情報を復調し、情報処理装置の電源遮断が可能状態であるときは、電源遮断が可能状態であることを示す表示をし、電源遮断が不可状態であるときは、電源遮断が不可状態であることを示す表示をする。ここで、可否状態を表示は、例えば2色LEDを用いて、電源遮断不可機器接続あり、電源遮断可(電源プラグ12を抜き取り可)と設定する。
(電源遮断制御部)
電源遮断制御部3について説明をする。図2は電源遮断制御部3の一例を示すブロック図である。電源遮断制御部3は、電源遮断判定情報受信部21、変換部22、合成部23を備えている。電源遮断判定情報受信部21は、情報処理装置2から送信される電源遮断判定情報を受信する。
変換部22は、電源遮断判定情報の設定に基づいて電源遮断判定信号を生成する。例えば、変換部22は、電源遮断判定情報を構成するビットに「1」があるときは高周波を予め設定した時間、またはパターンを送出する。変換部22は、電源遮断判定情報を構成するビットに「0」がないときは予め設定した時間、高周波の送出を停止させることにより電源遮断判定信号を生成する。なお、ビット「1」に対応する高周波は、電力供給元電源から供給される電力信号よりも高周波に変換すればよい。好ましくは、高周波の周波数は30MHzが望ましい。
例えば、電源遮断不可(電源プラグ抜き取り不可)を通知する電源遮断判定情報を、モールス信号のN(__――_−___)とすれば、(_)に「0」を対応させ、(―)に「1」を対応させ、「1」に対応した期間高周波を合成部23に送出する。また、電源遮断可(電源プラグ抜き取り可)を通知する電源遮断判定情報をモールス信号のF(__−_−_――_−__)とする場合についても同様に、「1」に対応した期間高周波を合成部23に送出する。
なお、電源遮断判定信号の生成に用いる変換(または変調)として、振幅変調、角度変調、周波数変調、位相変調、位相偏移変調、周波数偏移変調、振幅偏移変調、直交振幅変調などを用いてもよい。
合成部23は、供給元電源から電源部6へ電力を供給する電力信号に、変換部22により変換した電源遮断判定信号とを、既存の高速電力線通信(PLC)技術などを用いて合成させる。なお、以後電力信号と電源遮断判定信号とを合成した信号を合成信号という。
(電力分配器)
図3は電力分配器4の一例を示す。図3では電力分配器4のコンセントが2個の場合について説明をする。電力分配器4は、電流検出器31a、31b、コンセント32a、32b(図1の13、14、17)、制御部33、状態表示器37a、37b(図1の18、19、110)、プラグ38を備えている。
コンセント32a、32bは、プラグ38と接続されている電力線Line1と電力線Line2の間に設けられ、電源遮断制御部3の電源ケーブル11、16に接続される。抵抗R1の一方の端子は電力線Line1に接続され、他方の端子はコイルL1aの一方の端子に接続されている。コイルL1aの他方の端子はコンセント32aの一方の差込口に接続されている。コンセント32aの他方の差込口はコイルL2aの一方の端子に接続されている。コイルL2aの他方の端子は電力線Line2に接続されている。同様に、抵抗R2の一方の端子は電力線Line1に接続され、他方の端子はコイルL1bの一方の端子に接続されている。コイルL1bの他方の端子はコンセント32bの一方の差込口に接続されている。コンセント32bの他方の差込口はコイルL2bの一方の端子に接続されている。コイルL2bの他方の端子は電力線Line2に接続されている。
抵抗R1、R2はシャント抵抗などである。例えば、抵抗値が0.1Ωのとき1Aの電流(情報処理装置2の消費電力が100W)で、抵抗R1、R2の両端の電圧が0.1Vになる。
コイルL1a、L1b、L2a、L2bはフィルタ(回路)である。コイルのリアクタンス(インピーダンス)は、2πfLと表せるので、高周波に対しては高いインピーダンスになるため、別の差込口への高周波信号(電源遮断判定信号)の洩れを阻止することができる。例えば、コイルのインダクタンスを1mHとすると、30MHzの高周波に対しては、188KΩのインピーダンスをもち、別の差込口への高周波信号(電源遮断判定信号)の洩れを阻止することができる。つまり、コイルL1a、L1b、L2a、L2bにより、他の情報処理装置2に接続された電源遮断制御部3から出力される高周波信号(電源遮断判定信号)との干渉や衝突を防止することができる。なお、電力信号に対してはインピーダンスが小さいため、電力信号を通過させることができる。例えば、電力信号が交流であり周波数が50Hzまたは60Hzであるとき、0.3Ωのインピーダンスであるので電力信号を通過させることができる。
なお、本例ではフィルタ(回路)として、コイルL1a、L1b、L2a、L2bを用いているが、同様の効果を得ることができる回路であれば限定するものではない。
電流検出器31aは、抵抗R1の両端の電圧値を測定して、制御部33の判定部36aに電流に対応する電圧値(アナログ信号またはディジタル信号)を送信する。
電流検出器31bは、電流検出器31aと同様に、抵抗R2の両端の電圧値を測定して、制御部33の判定部36bに電流に対応する電圧値(アナログ信号またはディジタル信号)を送信する。
なお、電流検出器31a、31bは、電流検出器31a、31bから判定部36a、36bに電圧値をアナログ信号により送信する際、制御部33に入力可能な電圧値に調整して通知してもよい。また、電流検出器31a、31bは、適切な電圧値に調整したのちアナログ/ディジタル変換をして判定部36a、36bに通知してもよい。
次に、コンデンサC1aの一方の端子は、コンセント32aの差込口の一方(コイルL1a)側に接続されている。コンデンサC2aの一方の端子は、コンセント32aの差込口の他方(コイルL2a)側に接続されている。コンデンサC1bの一方の端子は、コンセント32bの差込口の一方(コイルL1b)側に接続されている。コンデンサC2bの一方の端子は、コンセント32bの差込口の他方(コイルL2a)側に接続されている。
コンデンサC1a、C1b、C2a、C2bは、高周波信号を、制御部33に渡すためのフィルタ(回路)である。例えば、コンデンサのリアクタンス(インピーダンス)は、1/(2πfC)で表すことができるので、キャパシタンスを10pFとすると、30MHzの高周波に対しては、0.53Ωのインピーダンスになるので高周波を通過させることができる。なお、コンデンサのリアクタンス(インピーダンス)は、電力信号が交流であり周波数が50Hzまたは60Hzであるとき、300KΩのインピーダンスになるので電力信号は通過しない。
なお、本例ではフィルタ(回路)としてコンデンサC1a、C1b、C2a、C2bを用いているが、同様の効果を得ることができる回路であれば限定するものではない。
制御部33は、高周波信号受信部34a、34b、メモリ35a、35b、判定部36a、36bを有している。なお、制御部33は、CPUやプログラマブルなデバイスを用いてもよい。
高周波信号受信部34aは、コンデンサC1a、C1bにより抽出された高周波信号(電源遮断判定信号)を受信する受信部と、高周波信号をアナログ/ディジタル変換するアナログ/ディジタル変換部を備えている。ただし、受信部とアナログ/ディジタル変換部は制御部33の外部に設けてもよい。制御部33の外部に受信部とアナログ/ディジタル変換部を設ける場合とは、例えば、制御部33としてCPUやプログラマブルなデバイスを用いたとき、CPUやプログラマブルなデバイスに受信部とアナログ/ディジタル変換部に相当する機能がない場合などである。また、高周波信号受信部34aは、アナログ/ディジタル変換部で変換した高周波信号を復調する復調部と、復調したデータから電源遮断判定情報を抽出する抽出部を備えている。高周波信号受信部34aは、抽出部で抽出した電源遮断判定情報を参照して、電源遮断不可であるか否かを判断し、判断した結果をメモリ35aに記録する。例えば、高周波信号受信部34aは、電源遮断不可が通知されたと判断すれば、メモリ35aにビット「0」を記録し、電源遮断可が通知されたと判断すれば、メモリ35aにビット「1」を記録する。なお、高周波信号受信部34bは、高周波信号受信部34aと同様の動作をし、判断結果をメモリ35bに記録する。
メモリ35a、35bは、上記判断結果を示すデータを記録する記録部である。なお、メモリ35a、35bはCPUが備えるRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)またはCPUのレジスタなどであってもよい。
判定部36aは、電流検出器31aから出力される信号(電圧値)と、メモリ35aから取得した電源遮断可であるか不可であるかを示すデータとに基づいて、後述する判定処理により情報処理装置2の電源プラグ12をコンセント32aから抜いていいか否かを判定する。判定処理の結果、プラグを抜いていい場合には、状態表示器37aに電源遮断可の状態にする指示を通知し、プラグを抜いてはいけない場合、状態表示器37aに電源遮断不可の状態にする指示を通知する。
状態表示器37a、37bは、対応する情報処理装置2に接続されたプラグを抜いてよいか否かを差込口の近くに(LEDなどで)表示して誤抜を防止する。例えば、状態表示器37a、37bとして2色LED(赤/緑)を用いる場合、赤表示のときプラグ抜き取り不可、緑表示のときプラグ抜き取り可とする。
なお、状態表示器37a、37bは、通常はツイストロックの回転を抑止する突起が出ているが、抜き取り可能であるときは当該突起を縮退させるなどの抜き取りを物理的に抑止する機構に変えてもよい。
(動作説明)
図4、5に情報処理装置2の動作フローを示す。図4は情報処理装置2に電源投入したときの情報処理装置2の電源遮断不可設定指示動作を示すフロー図である。図5は運用時に電源遮断が可能であることが、ユーザにより指示された場合の情報処理装置2の電源遮断可設定指示動作を示すフロー図である。
(電源投入時の動作)
図4に示すステップS1では、情報処理装置2の制御部5が、電源が投入されたことを検出する。例えば、図1に示した場合であれば、プラグ12がコンセント13に挿入されると電源遮断制御部3を介して電源部6に電力が供給され、制御部5、記録部7に電源部6から電力が供給される。電力が供給されると、制御部5は電力が供給されたことを検出する。
ステップS2では、制御部5がステップS1で検出した電源投入されたことを、電源遮断指示部8に通知する。次に、電源遮断指示部8は電源遮断不可の設定をした電源遮断判定情報を生成する。次に、電源遮断指示部8は、電源遮断判定情報に通信に必要な情報を付加して、制御部5の有している電源遮断制御部3と通信を行う通信制御部に送信する。その後、通信制御部により電源遮断制御部3に電源遮断判定情報が送信される。
(ユーザにより指示された場合の動作)
図5のステップS51では、ユーザが情報処理装置2の表示機(入力装置)などから入力したシャットダウン開始の指示(電源遮断指示)を、制御部5の受信部が受信する。
なお、本例ではユーザが情報処理装置2の表示機から直接シャットダウン開始の指示を通知しているが、サーバなどの上位のコントローラにネットワークを介して接続されていときは、上位のコントローラからシャットダウン開始の指示を行うことがある。上位のコントローラから間接的にシャットダウン開始の指示がされたときも、シャットダウン開始の指示を各情報処理装置(PC、サーバ、ハードディスク、磁気テープ装置などのCPUやプログラマブルなデバイスを搭載した機器)が受信する。そして、各情報処理装置の制御部5はシャットダウン開始の指示が通知されたことを電源遮断指示部8に通知する。
ステップS52では、制御部5がステップS51でシャットダウン開始の指示がされたことを、電源遮断指示部8に通知する。次に、電源遮断指示部8は電源遮断可の設定をした電源遮断判定情報を生成する。次に、電源遮断指示部8は、電源遮断判定情報に通信に必要な情報を付加して、制御部5の有している電源遮断制御部3と通信を行う通信制御部に送信する。その後、通信制御部により電源遮断制御部3に電源遮断判定情報が送信される。
ステップS53では、制御部5が情報処理装置2のシャットダウンを開始する。なお、このシャットダウン中に電源ケーブルを抜くことができないようにする処理については、後述する電力分配器4の動作説明で行う。
予め決められた時間にタイマーで起動する情報処理装置2においては、以下の条件で信号を送出する。
情報処理装置2の電力が遮断された状態から、電力が供給される状態(例えば、元電源から電力が供給される状態)に変わった時点で、制御部5は電力が供給されたことを検出する。その後、図4のステップS2と同様の動作を行う。また、情報処理装置2のスイッチまたはソフトウェアによりユーザが指示することにより、電源プラグを外してよい状態になったなら、「電源プラグを外してよい」という通知を送出する。
図6は電源遮断制御部3の電源遮断判定情報受信部21の動作を示すフロー図である。
ステップS61では、電源遮断判定情報受信部21が制御部5から電源遮断判定情報を受信する。このとき、電源遮断判定情報受信部21は電源遮断判定情報に付加されて送信された通信用コードと電源遮断判定情報を分ける。
ステップS62では、電源遮断判定情報受信部21が電源遮断判定情報に電源遮断可(電源プラグ抜き取り可能)、電源遮断不可(電源プラグ抜き取り不可)のどちらが設定されているかを判定する。電源遮断判定情報に電源遮断可であることが、設定されているときはステップS64に移行し、電源遮断不可が設定されているときはステップS63に移行する。
ステップS63では、電源遮断判定情報受信部21が電源遮断不可であることを変換部22に通知する。また、ステップS64では、電源遮断判定情報受信部21が電源遮断可であることを変換部22に通知する。変換部22は、上記で説明したように電源遮断判定情報を電源遮断可/電源遮断不可に対応するデータに変換をして、変換したデータに対して高周波変換(または、変調)を行う。
図7は、電力分配器4の高周波信号受信部34a(または34b)の動作を示すフロー図である。
ステップS71では、高周波信号受信部34aがコンデンサC1a、C2aにより抽出された高周波信号(電源遮断判定信号)を受信して、高周波信号をアナログ/ディジタル変換して復調し、復調したデータから電源遮断判定情報を抽出する。
ステップS72では、高周波信号受信部34aが抽出した電源遮断判定情報を解析して、電源遮断不可であるか否かを判断し、電源遮断可が通知されたと判断した場合ステップS75に移行し、電源遮断不可が通知されたと判断した場合ステップS74に移行する。
ステップS74では、高周波信号受信部34aが電源遮断不可であることをメモリ35aに記録する。ステップS75では、高周波信号受信部34aが電源遮断可であることをメモリ35aに記録する。例えば、高周波信号受信部34aは、電源遮断不可が通知されたと判断すれば、メモリ35aにビット「0」を記録し、電源遮断可が通知されたと判断すれば、メモリ35aにビット「1」を記録する。
ステップS71〜S75では高周波信号受信部34aを対象に説明したが、高周波信号受信部34bについても、高周波信号受信部34aと同様の動作をし、判断結果をメモリ35bに記録する。
図8は、電力分配器4の判定部36a(または36b)の動作を示すフロー図である。
ステップS81は、情報処理装置2に電源投入した直後のメモリ35aの状態を示している。上述したように情報処理装置2に電源投入するとメモリ35aには、コンセント32aから情報処理装置2に電力を供給するための電源プラグの抜き取りができない状態であることが記録されている。本例では、メモリ35aに「0」が記録されているとき、電源プラグの抜き取りが不可の状態であることを示し、「1」が記録されているとき、電源プラグの抜き取りが可能な状態であることを示すものとする。なお、メモリ35aに記録されているデータを電源遮断判定データという。
ステップS82では、判定部36aがメモリ35aから電源遮断判定データを読み込む。ステップS83では、判定部36aが電源遮断判定データを解析して、コンセント32aからプラグを抜き取り可能な状態であるか否かを判定する。プラグ抜き取り可能であればステップS86に移行し、プラグ抜き取り不可であればステップS84に移行する。
ステップS84では、判定部36aが状態表示器37aにプラグ抜き取り不可であることを指示する。この指示を受信した状態表示器37aは、プラグ抜き取り不可の表示をする。
ステップS85では、判定部36aが予め決められた時間(n秒)待った後、ステップS82に移行する。なお、予め決められた時間はタイマーやカウンタなどを用いて計測する。また、予め決められた時間は、限定するものではないが例えば30秒にすることが考えられる。
ステップS86では、判定部36aが電流検出器31aから出力された信号(電流に対応する電圧値)を取得して、抵抗R1に予め設定した閾値以上の電流が流れているか否かを判定する。閾値より電流値が小さいとき(No)はステップS88に移行し、閾値より電流値が大きいとき(Yes)はステップS87に移行する。つまり、ステップS86ではシャットダウンが終了し情報処理装置2への電力供給が実際に遮断されたか否かを判定している。
ステップS87では、判定部36aが予め決められた時間(m秒)待った後、ステップS86に移行する。これはシャットダウン終了を待つものである。なお、予め決められた時間はタイマーやカウンタなどを用いて計測する。また、予め決められた時間は、限定するものではないが例えば3秒にすることが考えられる。
ステップS88では、判定部36aが状態表示器37aにプラグ抜き取り可能であることを指示する。例えば、判定部36aは、抜き取り可能であるときハイレベル「1」を設定し、抜き取り不可であるときローレベル「0」を設定した信号を、判定結果として状態表示器37aに出力する。この指示を受信した状態表示器37aは、プラグ抜き取り可能の表示をする。
なお、上記では判定部36aの動作について説明したが、判定部36bについても電流検出器31b、高周波信号受信部34b、メモリ35b、状態表示器37bを用いて同様の動作をする。
電力分配器4の差込口ごとの判定部36a、36bが実行する判定処理(ステップS81〜S88)により次に示す判定結果を得る。
・情報処理装置2に電力が供給され、電流検出器31a、31bが電流を検出しているときは、情報処理装置2が使用中とみなし、抜き取り不可と判定する。
・電流を検出していないときに、情報処理装置2から電源プラグを抜き取りしてもよいという通知を検出したなら、抜き取り可能と判定する。
・情報処理装置2から電源プラグを抜き取りしてはいけないという通知を検出したなら、電流検出器31a、31bで、電流を検出している、いないに関わらず、抜き取り不可と判定する。
・電力分配器4の入力側の元電源から電力が遮断された状態から、電源が供給された状態に変わった時点で状態をリセットし、電流の検出がない場合、情報処理装置2から電源プラグを抜き取り可能、または抜き取り不可という通知に関わらず、抜き取り可能と判定する。
なお、電流検出無しになってから抜き取り可能の指示を状態表示器37a、37bにする。
上記説明したように誤抜防止装置1を用いることにより、運用中またはタイマーで起動待ちの各情報処理装置2の電源プラグを、電力分配器4から誤って抜くことを防止することができる。つまり、従来のように情報処理装置自身が非通電状態(起動待ち)であっても、誤抜防止装置1を用いることにより、電力分配器4に対応する情報処理装置の電源プラグ抜き取り不可の状態を表示することができる。よって、タイマーで起動待ちの情報処理装置2の電源プラグを、電力分配器4から誤って抜くことを防止することができる。
また、誤抜防止装置1を用いることは、複数のサーバ、端末などの情報処理装置2が設置されているシステムセンター、サーバルームなどで、床上のテーブルタップから複数台の情報処理装置2に電力を供給している場所で工事を行うときに有効である。誤って、運用中またはタイマーで起動待ちの各情報処理装置2の電源ケーブルのプラグを抜き取ることによる重大事故、損害/被害を防止することができる。また、このような事故を起こすことなくシステムセンター内の不要なケーブルなどを削減することもできる。
(実施例2)
実施例2は、第1の電力分配器の電力供給元に接続されるべき電源プラグが、第2の電力分配器のコンセントに接続されている場合に、第1の電力分配器の電源プラグを第2の電力分配器から抜き取り可能な状態であるかを、第2の電力分配器に表示する技術である。
図9は、実施例2の誤抜防止装置90の構成を示す図である。誤抜防止装置90は、実施例1で説明した情報処理装置2、電源遮断制御部3と実施例2で提案する第1の電力分配器91a、第2の電力分配器91bを備えている。
第1の電力分配器91a、91bは、実施例1で説明した電力分配器4の機能に加え、第1の電力分配器91aに接続されている複数の情報処理装置2の電源プラグすべてが抜き取り可能かどうかを判定する。図9の場合であれば、第1の電力分配器91aは各電源プラグに対する判定結果に基づいて、第1の電力分配器91aに接続されている全ての電源プラグが、抜き取り可能であるかを判定する。その判定結果が、電源プラグ92を第2の電力分配器91bのコンセント12bから抜き取り可能であると判定された場合、第1の電力分配器91aが第2の電力分配器91bに抜き取り可能であることを通知する。第2の電力分配器91bが第1の電力分配器91aより通知を受信すると、実施例1で説明した電力分配器4と同様に判定処理をして、第1の電力分配器91aの電源プラグ92が接続されているコンセント12bに対応する状態表示器18bを、抜き取り可能表示の状態にする。
図10は、実施例2の電力分配器91a、91bの構成を示す図である。図10では電力分配器91a、91bのコンセントが2個の場合について説明をする。電力分配器91a、91bは、電流検出器31a、31b、コンセント32a、32b(図9の13a、13b、14a、14b、17a、17b)、制御部101、状態表示器37a、37b(図9の18、19、110)、プラグ38(図9の92)を備えている。
また、本例ではフィルタ(回路)としてコイルL3、L4を、電力線Line1、Line2に設けている。コイルL3は、プラグ38に接続されている電力線Line1側と抵抗R1と抵抗R2の端子の接続点との間に設けられている。コイルL3は、プラグ38に接続されている電力線Line2側とコイルL2aとコイルL2bの端子の接続点との間に設けられている。コイルL3、L4もコイルL1a、L1b、L2a、L2b同様、別のコンセントへの高周波信号(電源遮断判定信号)の洩れを阻止する。
コンデンサC3、C4は、電力線のノイズ除去などをするフィルタ(回路)である。コンデンサC3、C4は、高周波信号送信部103に接続されている電力線Line1、Line2に設けられている。コンデンサC3は、プラグ38に接続されている電力線Line2側と高周波信号送信部103との間に設けられている。コンデンサC4は、プラグ38に接続されている電力線Line1側と高周波信号送信部103との間に設けられている。
制御部101は、高周波信号受信部34a、34b、メモリ35a、35b、判定部36a、36b、送信判定部102、高周波信号送信部103を有している。なお、制御部101は、CPUやプログラマブルなデバイスを用いてもよい。
送信判定部102は、判定部36a、36bの判定結果を取得して、判定結果が全て抜き取り可能であるか否かを判断する。そして、送信判定部102は、抜き取り可能と判断したとき判定部36a、36bから高周波信号送信部103に、電源プラグ92を第2の電力分配器91bのコンセント12bからが抜き取り可能であることを通知する。
高周波信号送信部103は、送信判定部102からプラグ抜き取り判定情報を受信し、プラグ抜き取り判定情報に基づいて電源遮断可(電源プラグの抜き取り可能)、電源遮断不可(電源プラグの抜き取り不可)のどちらが設定されているかを判定する。
また、高周波信号送信部103は、電源遮断可/電源遮断不可に対応するデータを高周波に変換をして、プラグ抜き取り判定情報に基づいて電源遮断判定信号を生成する。次に、高周波信号送信部103は、生成した電源遮断判定信号を電力信号と合成させて第2の電力分配器91bに送出する。
電力信号に電源遮断判定信号を合成する方法は、既存の高速電力線通信(PLC)技術などを用いて合成させる。
(動作説明)
図11は、実施例2における高周波信号の送信制御の動作を示すフロー図である。実施例1と同様の動作により各判定部36a、36bが判定結果を生成する。
ステップ111では、送信判定部102が判定部36a、36bの判定結果を取得する。
ステップ112では送信判定部102が、判定結果が全て抜き取り可能であると判断したときステップS114に移行し、判定結果が抜き取り不可であると判断したときステップS113に移行する。送信判定部102は判定結果の少なくとも一部が全て抜き取り可能であると判断したとき高周波信号送信部103に、図9のプラグ92を第2の電力分配器91bのコンセント12bから抜き取り可能であることを通知する。例えば、判定部36a、36bは、抜き取り可能であるときハイレベル「1」を設定し、抜き取り不可であるときローレベル「0」を設定した信号を、判定結果として送信判定部102と状態表示器37a、37bに出力する。送信判定部102は、判定結果が全て「1」であるとき第1の電力分配器91aのプラグ92を第2の電力分配器91bのコンセント12bから抜き取り可能である通知を高周波信号送信部103に送信する。また、送信判定部102は、判定結果の全てが必ずしも「1」でないとき第1の電力分配器91aの電源プラグ92を第2の電力分配器91bのコンセント32bから抜き取り不可である通知を高周波信号送信部103に送信をする。
ステップS113では、高周波信号送信部103が送信判定部102からプラグ抜き取り判定情報を受信し、電源遮断不可(電源プラグの抜き取り不可)に対応するデータを高周波に変換する。高周波信号送信部103は、プラグ抜き取り判定情報に基づいて高周波に変換を行い、電源遮断判定信号を生成する。次に、高周波信号送信部103は、生成した電源遮断判定信号を電力信号と合成させて第2の電力分配器91bに合成信号送出が行われる。
ステップS114では、高周波信号送信部103が送信判定部102からプラグ抜き取り判定情報を受信し、電源遮断可(電源プラグの抜き取り可能)に対応するデータを高周波に変換する。高周波信号送信部103は、プラグ抜き取り判定情報に基づいて高周波に変換を行い、電源遮断判定信号を生成する。次に、高周波信号送信部103は、生成した電源遮断判定信号を電力信号と合成させて第2の電力分配器91bに合成信号送出が行われる。
例えば、電源遮断不可(電源プラグを抜き取り不可)を通知する電源遮断判定情報を、モールス信号のN(__――_−___)とした場合、(_)に「0」を対応させ、(―)に「1」を対応させ、「1」に対応した期間高周波(電源遮断判定信号)を生成する。また、電源遮断可(電源プラグを抜き取り可能)を通知する電源遮断判定情報を、モールス信号のF(__−_−_――_−__)とする場合についても同様に、高周波信号を生成する。なお、「1」に対応する高周波は、電力供給元電源から供給される電力信号よりも高い周波数に変換(または、変調)すればよい。好ましくは、高周波の周波数は30MHzが望ましい。
ステップS115では、予め設定した時間(W秒)待ってステップS112に移行する。なお、予め決められた時間はタイマーやカウンタなどを用いて計測する。また、予め決められた時間は、限定するものではないが例えば30秒にすることが考えられる。
上記説明したように誤抜防止装置90を用いることにより、運用中またはタイマーで起動待ちの各情報処理装置2が接続されている第1の電力分配器の電源ケーブルのプラグを、第2の電力分配器から誤って抜くことを防止することができる。つまり、従来のように情報処理装置自身が非通電状態(起動待ち)であっても、誤抜防止装置90を用いることにより、電力分配器4に対応する情報処理装置のプラグ抜き取りの可否の状態を表示することができる。
また、実施例1、2を用いることにより、情報処理装置(機器)と電力分配器のコンセントとの関係を管理するテーブルなどを予め作成しないでよいため、人為的ミスにより情報処理装置の電源ケーブルのプラグを、コンセントから誤って抜くことを防止することができる。つまり、テーブルを作成する段階での入力ミスなどの心配をしないでよくなる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1 誤抜防止装置
2 情報処理装置
3 電源遮断制御部
4 電力分配器
5 制御部
6 電源部
7 記録部
8 電源遮断指示部
9 電力線接続部
10 信号線接続部
11、16 電源ケーブル
12、15 プラグ
13、14、17 コンセント
18、18a、18b、19、19a、19b、110、110a、110b 状態表示器
21 電源遮断判定情報受信部
22 変換部
23 合成部
31a、31b 電流検出器
32a、32b コンセント
33 制御部
34a、34b 高周波信号受信部
35a、35b メモリ
36a、36b 判定部
37a、37b 状態表示器
38 プラグ
90 誤抜防止装置
91a、91b 電力分配器
92 プラグ
C1a、C1b、C2a、C2b、C3、C4 コンデンサ
L1a、L1b、L2a、L2b、L3、L4 コイル
R1、R2 抵抗
101 制御部
102 送信判定部
103 高周波信号送信部
Line1 電力線
Line2 電力線

Claims (4)

  1. 機器と電源ケーブルを介して接続される電力分配器を備える誤抜防止装置であって、
    前記誤抜防止装置は、
    前記機器から送信される、前記機器の電源プラグを電力分配器のコンセントから抜き取り可能であるか否かが設定された電源遮断判定情報を受信する電源遮断判定情報受信部と、
    受信した前記電源遮断判定情報の設定に基づいて高周波に変換した電源遮断判定信号を生成する変換部と、
    供給元電源から前記機器が有する電源部へ電力を供給する電力線の電力信号と、前記電源遮断判定信号とを合成する合成部とを備える電源遮断制御部とを備え、
    前記電力分配器は、
    前記電源遮断制御部から送信された電力信号から前記電源遮断判定信号を抽出して、前記電源遮断判定情報を復調する高周波信号受信部と、
    前記高周波信号受信部において復調された電源遮断判定情報が、前記機器の電源プラグを電力分配器のコンセントから抜き取り可能であることを示すとき、抜き取り可能であることを表示する指示を状態表示器に行う判定部を備えることを特徴とする誤抜防止装置。
  2. 前記電力分配器は、
    前記コンセントごとの差込口と電力線の間に、他の差込口への前記電源遮断判定信号の漏れを阻止するコイルを備えることを特徴とする請求項1に記載の誤抜防止装置。
  3. 前記電力分配器に第2の電力分配器のコンセントから電力が供給されているとき、
    前記電力分配器の複数の前記コンセントに接続される全ての前記機器の前記電源プラグが前記コンセントから抜き取り可能であるか否かの判定結果に基づいて高周波に変換した電源遮断判定信号を生成し、前記電源遮断判定信号を前記電力線の電力信号に合成させ前記第2の電力分配器へ送信可能とする高周波信号送信部を備えることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の誤抜防止装置。
  4. 前記機器は、
    前記機器の入力装置からの、電源プラグを電力分配器のコンセントから抜いて電源遮断をしてもよい状態であるか否かの入力に基づいて設定された前記電源遮断判定情報を前記電源遮断情報受信部に送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の誤抜防止装置。
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