JP2010286647A - 画像形成装置 - Google Patents

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琢磨 岩崎
Masaru Amamiya
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聡 羽鳥
Toshio Koike
寿男 小池
Yuji Arai
裕司 荒井
Michiya Okamoto
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Abstract

【課題】 感光体の帯電不良が起因となる画像不良を改善する。
【解決手段】 感光体1に対して所定のギャップD2を形成するように近接し、感光体1の表面を所定の極性に帯電する帯電ローラ7bを有し、帯電ローラ7bによって帯電した感光体1の表面にレーザ光Lで静電潜像を形成し、その形成された静電潜像を現像ユニット9がトナーで現像し、その現像によって感光体1の表面に作像する作像ユニット2において、感光体1に対して帯電ローラ7bを挟んで現像ユニット9と反対側に、感光体1に対して所定のギャップD1を形成するように近接し、感光体1の表面を帯電させて発生させた電界によって上記表面に付着したトナーや潤滑剤を含む付着物を感光体1から飛散させて表面に付着させて保持する新たな帯電ローラ7aを設けた。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像形成装置に関する。
ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像形成装置における感光体(「像担持体」ともいう)の帯電方法には、接触方式と非接触方式とがあり、その接触方式と非接触方式の代表的な例であるローラ帯電とコロナ帯電における特徴は下記の表1に示すとおり、いずれの方式も一長一短である。
Figure 2010286647
そこで、非接触方式のローラ帯電が用いられている。
この非接触方式のローラ帯電は、感光体と帯電ローラとの間に微小ギャップを設けることにより、非接触のコロナ帯電方式よりも少ないオゾン発生量で、また接触方式のローラ帯電と同等程度のコストで帯電プロセスを可能にすることができ、帯電ローラのクリーニングも接触よりは非接触の方が容易であるというメリットがある。
しかし、この非接触方式のローラ帯電でも、帯電ローラの汚れが起因の画像不良が問題になってくる。
この非接触方式のローラ帯電では、感光体のクリーニングをすり抜けたトナーが感光体と帯電ローラ間のギャップで飛散し、その飛散したトナーが帯電ローラに移って帯電不良を起こし、画像不良を起こしてしまう。
電子写真プロセスにおいて、良質の画像を出力するためには、感光体を安定して均一に帯電させることは重要なことの一つである。
特に、感光体に潤滑剤を塗布するようにした画像形成装置では、その潤滑剤も感光体の潤滑剤を除去するブレードをすり抜け、感光体と帯電ローラ間のギャップで飛散し、帯電ローラに移ってしまう。
さらに、その飛散した潤滑剤は、帯電ローラのクリーニング部材(メラミンローラなど)により帯電ローラにこすり付けられ、それが原因となって帯電ローラが帯電不良を起こし、その結果、画像不良を起こし易くなっていた。
従来、帯電ローラと帯電ローラのクリーニング部材の線速差をほとんどなくす技術(特許文献1)や、帯電ローラと帯電ローラのクリーニング部材の接触・非接触を交互にする技術(特許文献2)により、飛散物の帯電ローラへの固着を抑制し、画像不良を改善する画像形成装置が提案されている。
また、接触の帯電ローラに対し、クリーニングモードを持ち、またそれはクリーニング部材によるクリーニング動作パラメータ(例えば、クリーニング部材によるクリーニング摺擦回数や、クリーニング部材を帯電部材の表面に当接させる際の押付力)をプリントモードに応じて可変するようにした技術(特許文献3)が提案されている。
さらに、感光体の回転方向に対して帯電ローラの上流側近傍に、感光体に接触するようにプレローラを設け、そのプレローラに直流電圧を印加して感光体のクリーニング不良トナーを除去する技術(特許文献4)と、2つの帯電ロールを感光体ドラムと従動回転させながら感光体ドラムを帯電し、その2つの帯電ロールに清掃ロールを接触して回転させることで各帯電ロールの表面に付着したトナーや外添剤等の異物を、各帯電ロールとの接触部で凝集化させる技術(特許文献5)も提案されている。
しかしながら、上述した従来の技術は、帯電ローラとメラミンの線速差をほとんどなくすこと(特許文献1に記載の技術)や、帯電ローラとメラミンの接触・非接触を交互にすること(特許文献2に記載の技術)で、飛散物の帯電ローラへの固着を抑制しているが、潤滑剤のような付着しやすいものは僅かな線速差でも固着してしまうし、固着してしまうと取れにくいという問題があった。
また、クリーニング部材の摺擦回数や当接力を変えても(特許文献3に記載の技術)、帯電ローラに付着した潤滑剤を除去することは難しく、むしろ帯電ローラに強固に潤滑剤を付着させてしまうという問題があった。
さらに、感光体の回転方向に対して帯電ローラの上流側のプレローラによって感光体のクリーニング不良トナーを除去する技術(特許文献4に記載の技術)では、帯電ローラの汚れは取れず、帯電不良を起こし易いという問題があり、2つの帯電ロールに清掃ロールを接触させてトナーや外添剤等の異物を取り除く技術(特許文献5に記載の技術)では、上述の従来の技術と同様に、帯電ローラに強固にトナーや潤滑剤を付着させてしまうという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、感光体の帯電不良が起因となる画像不良を改善することを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、感光体と、上記感光体の表面を所定の極性に帯電する帯電手段と、上記感光体の表面に形成された潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、上記感光体の表面と接触し上記感光体の表面をクリーニングするクリーニング手段と、上記感光体上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備えた画像形成装置において、上記帯電手段は、上記感光体に対して所定のギャップを形成するように近接させて非接触にした帯電ローラを、上記感光体の回転方向に対して上流側と下流側に1つずつ並べて配置したものであり、上記下流側に配置した帯電ローラに表面をクリーニングするローラを設けた画像形成装置を提供する。
また、上記感光体に対する上記上流側の帯電ローラのギャップが上記下流側の帯電ローラとのギャップよりも小さくなるようにするとよい。
さらに、上記各帯電ローラに通常の帯電プロセス時のバイアスとは逆のバイアスを印加する帯電ローラリフレッシュモードを実行する手段を設けるとよい。
また、上記帯電ローラリフレッシュモードを、予め設定した印字枚数を印字後に実行し、上記帯電ローラリフレッシュモードの実行中は上記感光体と上記各帯電ローラを一定時間回転させる手段を設けるとよい。
この発明による画像形成装置は、感光体を帯電させる帯電手段へのトナーや潤滑剤の汚れの付着を抑えることにより、感光体の帯電不良が起因となる画像不良を改善し、良質な画質を長期間出力することができる。
この発明の実施例である複写機の全体構成図である。 図2に示す各作像ユニットの共通の内部構成を示す図である。 図1に示す各帯電ローラの共通の構成を示す図である。 図1に示す複写機における帯電ローラリフレッシュモードの処理を示すフローチャート図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図1はこの発明の実施例である複写機の全体構成図である。
図1に示すように、この実施例の複写機は、タンデム方式を採用したフルカラー画像を形成可能な画像形成装置である。
この複写機は、装置本体100の下部に記録材としての用紙Pを収納する給紙カセット20を配した給紙部を設け、その上方に作像部30を配置した構成となっている。
作像部30は作像装置であり、感光体ドラム(以下「感光体」と略称する)1Y,1M,1C,1Kを備えた複数の作像手段として4個の作像ユニット2Y,2M,2C,2Kと、複数のローラ11,12に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトにより構成した中間転写体としての中間転写ベルト10と、各感光体1Y〜1Kに潜像を形成する潜像形成装置である光書込みユニット4と、用紙Pにトナー像を定着させる定着装置23等が設けてある。
また、給紙カセット20から定着装置23までの間には、用紙Pを搬送する搬送経路が形成されている。図中の21は用紙Pを給紙カセット20から一枚ずつ引き出す呼び出しローラであり、22は呼び出しローラ21によって引き出した用紙Pを2次転写ローラ16へ搬送するレジストローラである。
さらに、中間転写ベルト10には、ローラ12と対向する部位に2次転写装置となる2次転写ローラ16を搬送経路に臨ませて配設し、ローラ11と対向する部位にベルト表面を清掃するベルトクリーニング装置15が配設されている。
作像部30は、中間転写ベルト10の下部側ベルト走行辺に対向するように配設することにより、中間転写ベルト10の下方に配置している。
作像部30は、Y〜Kの各色毎の作像ユニット2Y,2M,2C,2Kを有し、その各作像ユニット2Y〜2Kは、中問転写ベルト10に接する各感光体1Y〜1Kをそれぞれ備えている。
また、各感光体1Y〜1Kが中間転写ベルト10に接する位置における中間転写ベルト10の内側には、1次転写を行う転写装置としての転写ローラ14Y,14M,14C,14Kがそれぞれ設けられている。
光書込みユニット4は、光変調したレーザ光Lを各感光体1Y〜1Kの表面にそれぞれ照射して、各感光体1Y〜1Kの表面に色毎の潜像を形成するものであり、作像部30の下方に配置している。
中間転写ベルト10を巻き掛けた複数のローラ11,12のうち1つのローラを、図示を省略した駆動装置によって反時計方向に回転駆動し、これにより中間転写ベルト10を走行駆動し、他のローラを従動回転させる。
このように走行する中間転写ベルト10には、各作像ユニット2Y〜2Kで形成した各色のトナー像がそれぞれ転写ローラ14Y〜14Kによって順次重ねて転写され、中問転写ベルト10の表面にはフルカラーのトナー像が担持される。
装置本体100の上部にはトナーボトル31Y,31M,31C,31Kを有し、通常は各トナーボトル31Y〜31Kのみの交換でトナーを補給し、各感光体1Y〜1Kや帯電ローラ等のプロセスカートリッジの交換時期にのみプロセスカートリッジ全体を交換する。
なお、この複写機は、各トナーボトル31Y〜31Kが各色ともプロセスカートリッジの上側に配置され、公知なので図示を省略しているが、下側にある各色のプロセスカートリッジまでトナーを搬送してトナーを補給する構成となっている。
この様な構成にすることにより、通常はトナーボトルの交換のみですむため、ユーザの負担する消耗品交換のコストを低減することができる。
また、トナーボトルを装着した部分の他の部分の開け閉めや出し入れの回数が減るため、シャッタ部等でのトナー飛散が防止できるようになり、メンテナンス性の向上を図ることができる。
この複写機は、画像形成動作を開始すると、例えば、スキャナ40で読み取った画像を印刷する場合、スキャナ40で読み取った画像データに基づいて、演算装置によってフルカラー画像のイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及びブラック(K)の色情報に分解した単色の画像情報を求める。
一方、各作像ユニット2Y〜2Kのそれぞれの感光体1Y〜1Kを、図示を省略した駆動装置によって時計方向に回転駆動し、各感光体1Y〜1Kの表面をそれぞれの帯電装置によって所定の極性に一様に帯電させる。
そして、その各色の画像情報に基づいて、光書込みユニット4からY〜Kの各色の画像のレーザ光Lをそれぞれ帯電した感光体1Y〜1Kの表面に照射し、それぞれの表面に各色毎の画像の静電潜像を形成する。
このように形成された静電潜像は、各感光体1と現像ユニットの間を通るとき、各現像ユニット9に収納した現像剤のトナーによって現像することによってトナー像として可視像化する。
さらに、給紙カセット20から給紙した用紙Pを搬送経路へ送り込み、2次転写ローラ16よりも給紙側に配設したレジストローラ対22によって給紙タイミングをとってローラ12と2次転写ローラ16との対向部に給送する。
このとき、2次転写ローラ16には、中問転写ベルト10の表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧を印加し、それによって中間転写ベルト10の表面のトナー像を用紙P上に一括して転写する。
そして、トナー像を用紙Pに転写した後の中間転写ベルト10上に残留したトナーはベルトクリーニング装置15よって除去する。
さらに、トナー像の転写を受けた用紙Pを定着装置23へと搬送し、定着装置23を通過させる際に熱と圧力を加え、トナー像を溶融させて用紙P上に定着させる。
そして、トナー像が定着した用紙P、すなわちプリント済みの用紙Pは、装置本体100の上部寄りに設けた搬送経路の終端に位置する排出ローラ24へと搬送し、装置本体100の上部に構成した積載部へと排出する。このようにして、印刷が完了する。
この実施例の複写機は、4個の作像ユニット2Y〜2Kを中間転写ベルト10に対向させて設け、中間転写ベルト10に順次各色のトナー像を重ねて転写するため、作像手段が1つで4色の現像装置を持ち、中間転写ベルト10上にトナー像を重ねて転写し、その後に用紙Pに転写する形式の複写機と比べて、作像時間を大幅に短縮することができる。
また、装置本体100の上部に積載部が構成してあるので、装置本体100から積載部が周囲に飛び出ることがなく、設置面積や占有面積が小さくなるというメリットもある。
なお、上述の説明では、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作を示したが、作像部30の各作像ユニット2Y〜2Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2色または3色の画像を形成したりすることもできる。
また、この複写機でモノクロ画像の印刷をする場合には、ブラック(K)の作像ユニット2Kの感光体1K上にのみ静電潜像を形成して同ユニットによって現像して用紙Pに転写し、定着装置23で定着すればよい。
次に、上記各作像ユニット2Y〜2Kについて詳しく説明する。
図2は、図1に示す各作像ユニットの共通の構成を示す作像ユニット2の内部構成図である。
図3は、図2に示す各帯電ローラ7a,7bの構成を示す図である。
上記各作像ユニット2Y〜2Kは、いずれの内部構造も基本的には同一構造であり、各作像ユニット2Y〜2Kにおいて異なるのは、それぞれの現像装置に収納された現像剤であるトナーの色が異なる点である。そこで、図2に示すように、各作像ユニット2Y〜2Kの共通の内部構成を示す作像ユニット2で説明する。
図2に示すように、作像ユニット2は、いわゆるプロセスカートリッジであり、感光体1の周りには、2つの帯電ローラ7a,7b,発泡ローラ8,現像ユニット9,クリーニング装置17がそれぞれ配置されている。
このように、感光体1に対して所定のギャップを形成するように近接させて非接触にした帯電ローラ7aと7bを、感光体1の回転方向に対して上流側に帯電ローラ7aを、下流側に帯電ローラ7bを1つずつ並べて配置し、その帯電ローラ7bには表面をクリーニングする発泡ローラ8を設けている。
上記帯電ローラ7a,7bが感光体1の表面を所定の極性に帯電する帯電手段に相当し、図1に示す光書込みユニット4が上記帯電手段によって帯電した感光体1の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段に相当し、上記現像ユニット9が上記静電潜像形成手段によって形成された静電潜像を現像剤であるトナーによって現像する現像手段に相当し、上記作像ユニット2が上記現像手段による現像によって感光体1の表面に作像する作像装置に相当する。
図3に示すように、各帯電ローラ7a,7bは、感光体1の表面を非接触で所定の極性に帯電する帯電手段に相当し、導電性支持体である芯金70の表層にイオン導電性の樹脂、又はフッ素系の樹脂からなる帯電部材である樹脂層71を有し、芯金70の両端部には同じく樹脂製のギャップコロ(ギャップ保持部材)72を取り付けている。
このギャップコロ72を感光体1に当接させることにより、樹脂層71と感光体1との間に所定のギャップを保ったまま感光体1の回転につれ周りさせることができ、感光体1の表面を非接触で所定の電極に帯電させることができる。
図2に示すように、この各帯電ローラ7a,7bは、例えば、直径12mmのローラであり、それぞれVpp:2000Vの交流電圧とV1,V2:−600Vの直流電圧が印加される。その電源部に対する印加制御と感光体1及び帯電ローラ7a,7bを含む各部を回転させる駆動部の制御は、CPU,ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現させる制御部3が司る。この制御部3は図1では図示を省略しているが、この複写機全体の制御も司る。
また、感光体1とのギャップは、感光体1の回転方向に対して現像ユニット9よりも上流側に配置した帯電ローラ7aのギャップD1は30μm、下流側の帯電ローラ7bのギャップD2は40μmであり、感光体1の表面は−600Vに帯電される。
感光体1の回転方向に対し、上流側の帯電ローラ7aのギャップをD1、下流側の帯電ローラ7bのギャップをD2とすると、D1<D2の関係にある。(電界の関係がE2=(V2/D2)≦E1=(V1/D1)の関係になるようにする)。すなわち、感光体1に対する帯電ローラ7bとの電界よりも帯電ローラ7aとの電界が強くなるようにギャップを小さくする。
このように、帯電ローラ7aのギャップD1と帯電ローラ7bのギャップD2の関係を、D1<D2とすることにより、上流側の帯電ローラ7aにかかる電界が下流側の帯電ローラ7bよりも強くなり、感光体1の表面の電荷をもった潤滑剤やトナーは上流側の帯電ローラ7aで飛散し、上流側の帯電ローラ7aの表面に付着するので、感光体1の回転方向に対して上流方向の帯電ローラ7aが潤滑剤やトナーの飛散により汚れ易くなり、一方の下流側の帯電ローラ7bの表面は汚れ難くなる。
この帯電ローラ7bを発泡ローラ8でクリーニングする機構は、トナーなどの除去には効果的ではあるが、デメリットもある。
そのデメリットとは、潤滑剤が摩擦帯電して帯電ローラ7bに飛散してしまうと、発泡ローラ8がメラミンの場合、そのメラミンが帯電ローラ7bに付着した潤滑剤を帯電ローラ7bにこすり付けてしまうことである。
このように、潤滑剤が強固にこすり付けられると、その部分に対応する感光体1が帯電不良を起し、その結果地肌を汚してしまう。
そこで、この実施例の複写機の作像ユニット2では、帯電ローラを7aと7bの2本にし、感光体1の回転方向に対して発泡ローラ8でクリーニングする帯電ローラ7bよりも上流側にもう一つの帯電ローラ7aを設けている。
すなわち、帯電ローラ7aは、感光体1に対して帯電ローラ7bを挟んで現像ユニット9と反対側に、感光体1に対して所定のギャップを形成するように近接し、感光体1の表面を帯電させて発生させた電界により感光体1の表面に付着した不要な付着物を飛散させ、帯電ローラ7aの表面に付着させて保持する役割を果たす。
その帯電ローラ7aにより、クリーニング装置17で除去しきれなかった感光体1上のトナーや潤滑剤を含む付着物(「飛散物」ともいう)を飛散しやすい条件にして、帯電ローラ7aの表面に感光体1から飛散した付着物を付着させて表面に保持することにより、下流側の帯電ローラ7bには感光体1からの付着物の飛散がほとんど無い状態をつくりだし、帯電ローラ7bの表面をクリーンに保つことができる。
このようにして、非接触式の帯電ローラを2本並べ、感光体1の上流の帯電ローラ7aに飛散物を集め、下流の帯電ローラ7bには潤滑剤やトナーの飛散を抑制することができ、それによって感光体1への帯電不良を防いで画像不良を出難くすることができる。
また、感光体1の回転方向に対して帯電ローラ7aの下流側の帯電ローラ7bには、例えば、直径10mmのメラミン性の発泡ローラ8が接触しており、その発泡ローラ8は下流側の帯電ローラ7bと等速で回転している。
この作像ユニット2では、上記転写後、クリーニング装置17によってトナー像を転写した後の感光体1の表面に付着する残留トナーを除去し、感光体1の表面を除電装置(公知なので図示を省略している)によって除電し、表面電位を初期化して次の画像形成に備えさせる。
クリーニング装置17は、潤滑剤塗布ブラシローラ17a,潤滑剤17b,クリーニングブレード17c,フリッカー17d,付勢部材17eからなる。
このクリーニング装置17では、潤滑剤塗布ブラシローラ17aの回転の線速を、感光体1の回転の線速に対して若干異なる早さに設定してある。
ここで説明する線速とは、潤滑材塗布ブラシローラ17aが感光体1の表面に接触している位置での線速を言う。
例えば、潤滑剤塗布ブラシローラ17aの径をφ12mm、φ30mmの感光体1に対して1mm食込ませて使用すれば、感光体1に接触している部分での潤滑材塗布ブラシローラ17aの実質の径はφ10mmとなり、上記線速は、感光体1の径φ30mm、潤滑剤塗布ブラシローラ17aの径φ10mmに基づいて計算で得ることができる。
当然、潤滑剤塗布ブラシローラ17a単体の外径が同じでも、食込み量の設定値(感光体1と潤滑剤塗布ブラシローラ17aの中心間距離に相当する)の設定が変化すれば、ここで述べている潤滑剤塗布ブラシローラ17aの線速も変化するので、適宜好ましい設定値を採択するようにすればよい。
潤滑剤塗布ブラシローラ17aは、アクリル繊維,ナイロン繊維,PET繊維を含む各種の繊維を用いて構成した感光体1上に潤滑剤を塗布する装置であり、潤滑剤として、例えば固形のステアリン酸亜鉛を用い、適正な加圧力で潤滑剤塗布ブラシローラ17aに押し当てた場合、感光体1の回転の線速に対して潤滑剤塗布ブラシローラ17aの回転の線速度Xを0.8≦X<1又は1<X≦1.3倍程度の範囲に設定するのが望ましい。
特に、若干速い1<X≦1.3倍程度の範囲に設定するのがより望ましい。
また、潤滑剤塗布ブラシローラ17aが感光体1の回転方向に対してクリーニングブレード17cの上流側に位置し、感光体1上の転写残トナーのクリーニングの補助手段としての役目も発揮できるようにしている。
そのため、クリーニング性に優れたコンパクトなプロセスカートリッジとすることが可能になっている。
また、潤滑剤塗布ブラシローラ17aが潤滑剤17bに接触する前の位置にフリッカー17dを配置することにより、感光体1の表面から回収した転写残トナーを潤滑剤塗布ブラシローラ17aが抱え込むのを防止し、トナー付着の少ない状態で効率良く潤滑剤17bを塗布することが可能になる。
クリーニングブレード17cは、感光体1の表面と接触し感光体1の表面をクリーニングするクリーニング部材である。
図中17eは、潤滑剤17bを潤滑剤塗布ブラシローラ17aへ押しつけている付勢部材である。
この実施例では潤滑材の消費量を決める手段としてコイルバネ等の付勢部材を用いているが、重力を使い錘などを用いてもよく、これに限定するものではない。
次に、この複写機における帯電ローラリフレッシュモードの処理について説明する。
この実施例の複写機は、上流の帯電ローラ7aには発泡ローラを付けないので、感光体1から飛散して帯電ローラ7aの表面に付着した潤滑剤を強固にこすり付けることはしないが、しだいにトナーや潤滑剤を含む付着物が蓄積される虞がある。また、帯電ローラ7bの表面にもトナーや潤滑剤を含む付着物が蓄積される。
そこで、帯電ローラリフレッシュモード処理(「帯電ローラ汚れ除去モード処理」ともいう)を実行し、帯電ローラ7aと7bの表面の付着物を再び感光体1に転写して帯電ローラ7aと7bの表面をリフレッシュさせる。感光体1に転写された付着物はクリーニング装置17によって除去することができる。
この帯電ローラリフレッシュモード処理では、帯電ローラ7aと7bに対して通常の帯電プロセス時(画像形成時)とは逆のバイアスを印加することにより、感光体1と帯電ローラ7a,7bとの間に通常とは逆の電界を生じさせる。
したがって、帯電ローラ7aと7bの表面に付着したトナー,潤滑剤を含む付着物を電界の力で帯電ローラ7aと7bの表面から飛散させ、その飛散した付着物を感光体1の表面に移すことができ、帯電ローラ7aと7bの表面に付着しているトナー,潤滑剤を除去し、帯電ローラ7aと7bの帯電機能を回復させる。
この帯電ローラリフレッシュモード処理を所定条件に基づいて行うことにより、潤滑剤やトナーの帯電ローラへの飛散が原因で起きる画像不良が起き難くなり、長期間安定した画像を提供することができる。
制御部3は、図4に示すように、ステップ(図中「S」で示す)1で、印刷ジョブを待ち、ステップ2で印刷ジョブが入力されたか否かを判断し、入力されなければステップ1で印刷ジョブを待ち、入力されたら、ステップ3で印刷ジョブを実行し、ステップ4で印刷ジョブの終了か否かを判断し、終了でなければステップ3で印刷ジョブの実行を継続し、終了なら、ステップ5で帯電ローラのリフレッシュモードの処理を行うか否かを判断する。
この判断では、例えば、印刷ジョブによる画像形成が終了した後、複写機がカウントして記憶している各作像ユニットによる画像形成枚数、印字枚数(印刷枚数)、又は感光体の走行距離が予め設定した値以上になった場合、帯電ローラリフレッシュモード処理を行うと判断する。
例えば、印刷枚数100枚毎に帯電ローラリフレッシュモード処理を行うものと設定した場合、印刷枚数100枚の印刷後、ステップ5で帯電ローラリフレッシュモード処理を行うと判断し、ステップ6で、帯電ローラリフレッシュモード処理として、各作像ユニットの感光体を空回しし、各作像ユニットの各帯電ローラにそれぞれ交流電圧は印加せずに、逆バイアス電圧(直流電圧)を印加して、各作像ユニットの各帯電ローラを5〜10周回転させる。
すなわち、各作像ユニット2Y〜2Kの帯電ローラ7aと7bに対して作像時とは逆のバイアス電圧を印加し、各感光体1Y〜1Kと各帯電ローラ7aと7bを一定時間回転駆動させる。それにより、上流側の帯電ローラ7aと7bの表面の付着物をそれぞれ対応する感光体1Y〜1Kの表面に移すことができる。
この帯電ローラリフレッシュモード処理時に各帯電ローラに印加する直流電圧は、例えば、それぞれ+600Vを印加する。このように、各帯電ローラに交流電圧を印加しないことによって、感光体へ余計なハザードを与えないようにしている。
このようにして、帯電ローラ7aと7bの汚れの進行を抑制し、長期間安定した画像出力ができる。
上述の処理では、予め設定した印刷枚数で帯電ローラリフレッシュモード処理を実行する場合を説明したが、その他の条件に基づいて実行するようにしても良い。
しかし、画像印字面積などにより潤滑剤の塗布量には多少のばらつきはあるが、非画像部でも潤滑剤は塗られ、クリーニングブレード17cをすり抜け飛散し汚れてしまう。
よって、出力画像の印刷率よりも印刷枚数(帯電ローラ7aと7bの回転数)によって帯電ローラ7aと7bの帯電ローラリフレッシュモード処理が入るように制御を行う方がより効果的である。
この実施例の複写機は、感光体に対して非接触式の帯電ローラを2本配置し、その2本の帯電ローラの一方によって感光体の汚れを除去し、もう一方の帯電ローラの汚れを抑制することにより、感光体を常に均一に帯電できるようにして、帯電ローラに対するトナーや潤滑剤の飛散が起因となる帯電不良に基づく画像不良を改善し、良質な画質を長期間出力することができる。
この発明による画像形成装置は、複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,複合機を含む画像形成装置において適用することができる。
1,1Y〜1K:感光体 2,2Y〜2K:作像ユニット 3:制御部 4:光書込みユニット 7a,7b:帯電ローラ 8:発泡ローラ 9:現像ユニット 10:中間転写ベルト 11,12:ローラ 14Y〜14K:転写ローラ 15:ベルトクリーニング装置 16:2次転写ローラ 17:クリーニング装置 17a:潤滑剤塗布ブラシローラ 17b:潤滑剤 17c:クリーニングブレード 17d:フリッカー 17e:付勢部材 20:給紙カセット 21:呼び出しローラ 22:レジストローラ 23:定着装置 24:排出ローラ 30:作像部 31Y〜31K:トナーボトル 40:スキャナ 70:芯金 71:樹脂層 72:ギャップコロ 100:複写機の装置本体 D1,D2:ギャップ L:レーザ光 P:用紙 V1,V2:バイアス電圧
特開2008−225076号公報 特開2008−304729号公報 特開2004−85987号公報 特開平9−152759号公報 特開2007−334148号公報

Claims (4)

  1. 感光体と、前記感光体の表面を所定の極性に帯電する帯電手段と、前記感光体の表面に形成された潜像を現像剤を用いて現像する現像手段と、前記感光体の表面と接触し前記感光体の表面をクリーニングするクリーニング手段と、前記感光体上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備えた画像形成装置において、
    前記帯電手段は、前記感光体に対して所定のギャップを形成するように近接させて非接触にした帯電ローラを、前記感光体の回転方向に対して上流側と下流側に1つずつ並べて配置したものであり、前記下流側に配置した帯電ローラに表面をクリーニングするローラを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記感光体に対する前記上流側の帯電ローラのギャップが前記下流側の帯電ローラとのギャップよりも小さくなるようにすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記各帯電ローラに通常の帯電プロセス時のバイアスとは逆のバイアスを印加する帯電ローラリフレッシュモードを実行する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電ローラリフレッシュモードを、予め設定した印字枚数を印字後に実行し、前記帯電ローラリフレッシュモードの実行中は前記感光体と前記各帯電ローラを一定時間回転させる手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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