JP2010283781A - 宅内通信機器監視システムおよび宅内通信機器監視方法 - Google Patents

宅内通信機器監視システムおよび宅内通信機器監視方法 Download PDF

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Junichi Nakagawa
純一 中川
Kaname Funakoshi
船越  要
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Abstract

【課題】IP通信網で結ばれた多数の機器を低コストで監視することができる宅内通信機器監視システムを提供する。
【解決手段】監視グループ管理部21および異常検知部22を備えた監視装置2と、動作状況監視部10a〜10cが各々設けられた複数のHGW1a〜1cとを、IP通信網3を介して接続し、監視グループ管理部21は、グループ分けした監視対象HGWの情報を含む監視グループリストを動作状況監視部10a〜10cに送信し、動作状況監視部10a〜10cは、前記リストの情報に従って、相互監視を行うHGWを決定し、該HGWの異常を監視し、異常検出時のHGWの情報を前記異常検知部22に送信し、異常検知部22は、前記異常検出時のHGWの情報に基づいて該異常検出情報の件数が閾値より多いHGWを異常発生HGWと特定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、広域のIP通信網と家庭内ネットワークを接続するHGW(Home Gate Way;ゲートウェイ装置)の遠隔からの異常検出を行うための宅内通信機器監視システムおよび方法に関するものである。
従来、IP通信網経由で遠隔から通信機器の異常検出を行う方法としては、監視装置から監視対象となる通信機器に定期的にPingパケットを送出してその応答の有無によって異常検出を行うか、監視対象となる通信機器から監視装置に定期的にキープアライブパケットを送出することでセンタ側で通信機器の正常性を確認するというやり方がとられている。遠隔監視の例としては、非特許文献1に記載のものが開示されている。
"「統合VPN」ソリューション マネジメントアウトソーシングサービス(Basic)",NTTコミュニケーションズ株式会社,[2009年6月1日検索],インターネット<URL;http://www.ntt.com/business/solution/managementob/pdf/man−b.pdf>
従来の方法では、監視対象の通信機器数が少ない場合は問題とならないが、全国規模のネットワークに接続する家庭内ネットワークのHGWのような多数の機器を監視する場合、監視装置が送受信する監視用の通信量が膨大になることから、監視装置の処理能力の強化や分散化、および監視装置を収容するIP通信網への接続リンクの大容量化が必要となってしまい、結果として監視設備の低コスト化が課題となる。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、IP通信網で結ばれた多数の機器を低コストで監視することができる宅内通信機器監視システムおよび方法を提供することにある。
本発明では、正常時はHGW同士が相互に異常監視を行う手段を提供し、異常時の情報のみを監視装置に送信するように構成した。
本発明の請求項1に記載の宅内通信機器監視システムは、監視グループ管理手段および異常検知手段を備えた監視装置と、動作状況監視手段が各々設けられ、IP通信網と家庭内ネットワークを接続する複数のHGW(Home Gate Way)とを、前記IP通信網を介して接続した宅内通信機器監視システムであって、前記監視装置の監視グループ管理手段は、前記複数のHGWを、1つの監視グループが3台以上のHGWとなるようにグループ分けし、該分けられた監視対象HGWの情報を含む監視グループリストを前記複数のHGWに送信し、前記HGWの動作状況監視手段は、前記監視装置の監視グループ管理手段から送信されたリストの監視対象HGWの情報に従って、相互監視を行なうHGWを決定し、当該決定された監視対象HGWとの間で監視用のデータの授受を行って異常検出を行い、異常検出時は当該異常検出HGWの情報を前記監視装置の異常検知手段に送信し、前記監視装置の異常検知手段は、前記HGWの動作状況監視手段から送信される異常検出HGWの情報を受信し、同一グループ内の複数のHGWの動作状況監視手段から送信される特定のHGWの異常検出情報の件数が、予め指定された件数以上となったときに異常発生HGWを特定し、該HGWの情報を出力する、ことを特徴としている。
これまでは、広域のIP通信網に接続し、家庭内に設置されるHGWの故障を検知することは、HGWの台数が大規模になることから、従来のセンタ側の監視設備による集中監視方式では設備が高コストになり、実際のサービスとしての実現は困難であった。本発明では、HGWが相互に監視を行うことで、監視設備に対して正常監視のための機器や通信のコストを削減できることから、HGWの異常検知サービスを安価に実現することが可能となる。
また、従来、ホームセキュリティサービスのような継続的にネットワーク経由で情報を取得する必要があるサービスでは、ネットワークの異常を早期に検知する必要があるため、それが可能な電話網を使用する場合も多かった。しかし、本発明により、これらのサービスにおいてもIP通信網を使った低コストでのサービス提供が可能となる。
本発明の一実施形態例の概略構成を示す構成図。 本発明の一実施形態例の詳細を示すブロック図。 本発明の一実施形態例における監視グループの設定処理を表し、(a)は初期設定時のフローチャート、(b)は既存グループへの追加時のフローチャート。 本発明の一実施形態例における監視方法を表し、(a)は動作状況監視部の処理を示すフローチャート、(b)は異常検知部の処理を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。
図1は本発明の構成図である。本発明では複数のHGW1a〜1n(図1では1a〜1cのみ図示している)が相互監視を行い、通信できないHGWを発見した別の正常なHGWが監視装置2に通知を行うことで異常検知を行う。各HGW1a〜1nは、各家庭内に設置されてIP通信網3に接続されている。
監視装置2は、監視機能を提供するものであり、IP通信網3に接続され、HGW1a〜1nの異常を検知した場合は、その機器の識別情報を別に設けられた手段で監視者に通知する。監視装置2は、相互監視を行うHGW1a〜1nをグループ化し、その設定情報をHGW1a〜1nへ通知する。IP通信網3は、1つの監視グループに属するHGW、例えばHGW1a〜1c相互、およびHGW1a〜1cと監視装置2間のIP通信を提供する。
図2は本発明の構成を示すブロック図であり、図1と同一部分は同一符号をもって示している。図2において、10a〜10cはHGW1a〜1cに各々設けられた動作状況監視手段としての動作状況監視部である。尚、HGW1d〜1nに設けられる動作状況監視部10d〜10nについては図示省略している。
監視装置2には、監視グループ管理手段としての監視グループ管理部21と、異常検知手段としての異常検知部22が設けられている。
動作状況監視部10a〜10cは、監視グループ管理部21から送信される監視グループリストに従って、相互監視を行うHGWを決定し、IP通信網3経由で指定されたHGWの動作状況監視部(10a〜10c)との間で監視用のデータを送受信し、異常が検知された場合はその異常通知のデータをIP通信網3経由で異常検知部22に通知する。この監視グループリストは、監視対象となる一連のHGWの識別子とIPアドレスのペアのリストである。また、監視グループ管理部21は、相互監視を行うための適切なHGWのグループを決定するとともに、それに基づいた設定情報を動作状況監視部10a〜10cに通知する。異常検知部22は動作状況監視部10a〜10cからの異常通知のデータに基づいて、通信ができないHGWを特定するとともに、その情報を監視者に通知する。
図3は、監視グループ管理部21が、相互監視を行う複数のHGWからなる監視グループを決定し、動作状況監視部10a〜10cに通知する際の処理を表すフローチャートである。この処理には、新規に監視グループを構築する場合と、既存の監視グループに新たにHGWを追加する場合がある。
図3(a)は、新規の監視グループを構築する場合の処理フローである。まずステップ101で監視グループ管理部21は、監視対象となるすべてのHGW1a〜1nを、次の条件(1)〜(3)をもとにグループに分割する。
(1)1つのグループには3台以上、最大n台までのHGWが所属する。グループに3台以上のHGWが必要な理由は、あるHGWからの生存確認のためのキープアライブパケットが別のHGWへ到着しない原因が、ネットワークでのパケットロスかHGWの故障かの判断が困難なため、複数台のHGWへの到達状況を監視装置2側で総合的に判断して異常発生の判断を行うためである。またこの条件(1)のnの値については、HGWの性能や監視間隔等実装によって決定されるものである。
(2)1つのグループに所属するHGWの設置エリア(都道府県レベル)は、少なくとも2つ以上のエリアに分かれている。これは、本発明では、1グループに属するすべてのHGWで同時に異常が発生する確率を減らすことが望ましく、広域停電やIP通信網の障害による同時異常発生を避けるために、設置エリアを分けることが必要となるためである。
(3)HGWに複数の機種が存在する場合、1つのグループには異なる機種のHGWを含めることとする。これは、機種固有の問題による異常発生がグループ全体で同時に起きることを回避するためである。
次に、監視グループ管理部21は、ステップ102ですべてのHGW1a〜1nの動作状況監視部10a〜10nに対して、それぞれが属する監視グループリストを送信する。次に、ステップ103で、HGW1a〜1nの動作状況監視部10a〜10nは、リストの受信完了を監視グループ管理部21に通知する。
図3(b)は、既存の監視グループに新たにHGWを追加する場合の処理フローである。まず、ステップ111で、監視グループ管理部21は、既存の監視グループの中からHGWを追加した際に前述の条件(1)、(2)、および(3)を満たすグループを抽出する。この時、既存グループ中に適当なものが見つからなかった場合は、既存グループの分割や、グループ内の最大収容HGW数nを増加させる等の対応方法がある。
次に、監視グループ管理部21は、ステップ112において、設定が変更された監視グループに所属するHGWの動作状況監視部10a〜10cに対してこのリストを送信する。
次にステップ113で、このリストを受信した動作状況監視部10a〜10cは、受信完了を監視グループ管理部21に通知する。
図4は、実際の異常監視時の動作状況監視部10a〜10cと異常検知部22の処理フローを表す。
図4(a)は動作状況監視部10a〜10cの処理フローである。動作状況監視部10a〜10cは、監視グループ管理部21から監視グループリストを受信すると、監視グループテーブルを作成した上で処理を開始する。監視グループテーブルとは、HGW識別子、HGWのIPアドレス、キープアライブパケットの最終受信時刻、動作状況フラグが1組となったテーブルであり、受信した監視グループリスト中のHGWに対応するレコードが作成され、初期状態では動作状況フラグは“正常”とマークされる。
ステップ201では、動作状況監視部10a〜10n(図2では10a〜10c)は、監視グループリスト中の自身以外のHGWの動作状況監視部に対して、あらかじめ指定された時間間隔でキープアライブパケットを送信するとともに、ステップ202でそれらのHGWからのキープアライブパケットを受信し、受信時刻を監視グループテーブルに蓄積する。
次に、ステップ203では、前記蓄積されたキープアライブパケットの受信時刻を確認し、もし一定の時間が過ぎているものがあれば、ステップ204で監視装置2の異常検知部22に対して該当するHGWの識別子を異常情報として通知する。
そして、ステップ205では、異常通知をしたHGWに対応する監視グループテーブル中のレコードの動作状況フラグを“異常申告中”とマークする。
次に、ステップ206では、異常申告中とマークしたHGWからキープアライブパケットを再度受信したかを確認し、もしそのような場合であったらステップ207で当該HGWに対応する監視グループテーブル中のレコードの動作状況フラグを“正常”とマークした上で、ステップ201に戻る。また、ステップ206で前記パケットの受信が確認されない場合もステップ201に戻る。
尚、動作状況監視部10a〜10nには、前記異常検知部22から後述する異常HGW情報を受信した(図4(b)のステップ217の実行により)場合、自身の監視グループテーブルの当該HGWに対応するレコードの動作状況フラグを“異常発生”とマークする機能も有している。
図4(b)は異常検知部22の処理フローである。異常検知部22はステップ211で動作状況監視部10a〜10n(図2では10a〜10cのいずれか)から異常情報を受信した場合、ステップ212において、この異常情報が異常候補リストに存在するかを確認する。もしこの情報がリストに存在しない場合は、ステップ213で新たな異常の発生と判断し、該当HGWを異常候補リストに追加するとともにカウンタを1にセットし、ステップ211に戻る。
図3(a)の条件(1)で説明したように、本発明では、複数の正常なHGWがキープアライブパケットを受信できなかった時に異常発生と判断することから、このカウンタで、異常の発生回数を管理する。
一方、既に異常候補リストに存在する場合は、ステップ214で、リスト中のカウンタとあらかじめ指定された閾値と比較を行い、閾値以下であれば、ステップ215でカウンタをアップしてステップ211における受信を継続する。また、閾値を超えていた場合は、ステップ216で異常の発生を監視者に通知する。
その後、ステップ217で、異常HGWが所属する監視グループのHGWの動作状況監視部10a〜10cに対して、異常HGW情報を通知する。これを受信した動作状況監視部10a〜10cは、自身の監視グループテーブルの当該HGWに対応するレコードの動作状況フラグを“異常発生”とマークする。
最後にステップ218において、異常検知部22は異常候補リストから該当異常HGWに関する情報を削除した上で処理を終了し、再びステップ211の異常情報の受信状態に戻る。
1a〜1n…HGW
2…監視装置
3…IP通信網
10a〜10n…動作状況監視部
21…監視グループ管理部
22…異常検知部

Claims (2)

  1. 監視グループ管理手段および異常検知手段を備えた監視装置と、動作状況監視手段が各々設けられ、IP通信網と家庭内ネットワークを接続する複数のHGW(Home Gate Way)とを、前記IP通信網を介して接続した宅内通信機器監視システムであって、
    前記監視装置の監視グループ管理手段は、前記複数のHGWを、1つの監視グループが3台以上のHGWとなるようにグループ分けし、該分けられた監視対象HGWの情報を含む監視グループリストを前記複数のHGWに送信し、
    前記HGWの動作状況監視手段は、前記監視装置の監視グループ管理手段から送信されたリストの監視対象HGWの情報に従って、相互監視を行なうHGWを決定し、当該決定された監視対象HGWとの間で監視用のデータの授受を行って異常検出を行い、異常検出時は当該異常検出HGWの情報を前記監視装置の異常検知手段に送信し、
    前記監視装置の異常検知手段は、前記HGWの動作状況監視手段から送信される異常検出HGWの情報を受信し、同一グループ内の複数のHGWの動作状況監視手段から送信される特定のHGWの異常検出情報の件数が、予め指定された件数以上となったときに異常発生HGWを特定し、該HGWの情報を出力する、
    ことを特徴とする宅内通信機器監視システム。
  2. 監視グループ管理手段および異常検知手段を備えた監視装置と、動作状況監視手段が各々設けられ、IP通信網と家庭内ネットワークを接続する複数のHGW(Home Gate Way)とを、前記IP通信網を介して接続したシステムにおける宅内通信機器監視方法であって、
    前記監視装置の監視グループ管理手段が、前記複数のHGWを、1つの監視グループが3台以上のHGWとなるようにグループ分けし、該分けられた監視対象HGWの情報を含む監視グループリストを前記複数のHGWに送信するステップと、
    前記HGWの動作状況監視手段が、前記監視装置の監視グループ管理手段から送信されたリストの監視対象HGWの情報に従って、相互監視を行なうHGWを決定するステップと、
    前記決定された監視対象HGWとの間で監視用のデータの授受を行って異常検出を行い、異常検出時は当該異常検出HGWの情報を前記監視装置の異常検知手段に送信するステップと、
    前記監視装置の異常検知手段が、前記HGWの動作状況監視手段から送信される異常検出HGWの情報を受信し、同一グループ内の複数のHGWの動作状況監視手段から送信される特定のHGWの異常検出情報の件数が、予め指定された件数以上となったときに異常発生HGWを特定し、該HGWの情報を出力するステップと、
    を備えたことを特徴とする宅内通信機器監視方法。
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JP2014515216A (ja) * 2011-03-31 2014-06-26 アルカテル−ルーセント 信頼できる監視エージェントによるホームネットワークアクセスのための方法および装置

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