JP2010282872A - Ledイルミネータ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のLEDイルミネータは、光源としての電球の発光部の面積が大きく、その構造が複雑であるので、出射光線の広がりが大きくなり、長距離照射が困難となる。
【解決手段】本発明によるLEDイルミネータは、1つのコリメート光学系11に1つのLED素子21が対向されることでそれぞれ構成され、互いに光軸が平行となるように配置された複数のイルミネータ要素30を用い、各イルミネータ要素30内においてLED素子21からの光束21bがコリメート光学系11によってそれぞれ平行化され、各イルミネータ要素30から出射された光束が遠方界において全て重なり合って1つのビームを形成するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDイルミネータに関し、特に、1つのコリメート光学系に1つのLED素子を対向させて平行な光束(ビーム)を発生するイルミネータ要素を複数配列して構成し、各イルミネータ要素から出射された光束が遠方界において全て重なり合って1つのビームを形成し、そのビームの明るさをイルミネータ要素の明るさのイルミネータ数倍にすることによって、出射光線の広がりを抑制しかつ必要とするパワー密度も確保でき、長距離照射を可能とすることができるようにするための新規な改良に関するものである。
一般に、画像センサの内部で感度を増倍して、通常の画像センサよりも数百倍から数千倍程度高感度化した可視カメラ(以降、超高感度カメラという)は、高電圧を必要とせず、焼き付きの心配もなく、取り扱いが容易なカメラである。しかしながら、超高感度カメラであっても、撮像にはある程度の明るさを必要とし、単体で夜間の監視などに用いるまでには至らない。そこで、あらゆる暗さにおいても撮像できる監視センサの構築するためには、何らかの光源装置が必要となる。また、監視センサは、その視線方向を上下左右等に自由に制御できる機構又は三脚に搭載して、主として数百m〜1km程度の距離範囲を監視することが求められ、そこに用いる光源装置には、遠距離までの照射パワーの到達性、搭載に適するコンパクト性、及び低消費電力等の特性が求められる。
従来用いられていたこの種の光源装置としては、例えば下記の特許文献1に記載されたものがあり、一般的に図16のように構成されている。図16は、従来の電球を用いた光源装置を示す構成図である。図において、例えばハロゲンランプ及びメタルハライドランプ等の電球1の前方には収束レンズ2が配置されており、電球1で発生された光束3が収束レンズ2で収束されて、収束レンズ2の前面から出射光線3aが出射される。また、図示はしないが、光源としてLEDを用いるものもあり、その構成としては、複数のLED素子の集合に対して1つのレンズを用いて光束を収束させる投光器等が挙げられる。
特開2001−229719号公報
上記のような従来の電球を用いた光源装置では、光源としての電球1の発光部の面積が大きく、その構造が複雑であるので、発光部全体に対してコリメート条件を求めることが不可能であり、出射光線3aの広がりが大きくなっている。このため、遠距離で出射光線3aが大きく広がってしまい、長距離照射が困難となる。また、光源としてLEDを用いる構成に関しても、複数のLED素子の集合を光源として用いているので、レンズに対する発光部が大きくなり、出射光線の広がりを適切に抑制することが困難であり、長距離照射が困難となる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、出射光線の広がりを抑制しかつ遠距離における必要パワー密度も確保でき、長距離照射を可能とすることができるLEDイルミネータを提供することである。
本発明に係るLEDイルミネータは、1つのコリメート光学系に1つのLED素子が対向されることでそれぞれ構成され、互いに光軸が平行となるように配置された複数のイルミネータ要素を備え、前記各イルミネータ要素内において前記LED素子からの光束が前記コリメート光学系によってそれぞれ平行化され、前記各イルミネータ要素から出射された光束が遠方界において全て重なり合って1つのビームを形成する。
また、各イルミネータ要素内において、前記コリメート光学系の光軸位置に前記LED素子が配置されており、遠方界における前記ビームの断面形状が前記各LED素子の正面形状とされている。
また、各イルミネータ要素内において、前記LED素子が前記コリメータ光学系の光軸位置からそれぞれのイルミネータ要素に割り振られた量だけずらされた位置に配置されており、遠方界における前記ビームの断面形状が前記各LED素子の正面形状から変形されている。
本発明のLEDイルミネータによれば、1つのコリメート光学系に1つのLED素子が対向されることでそれぞれ構成され、互いに光軸が平行となるように配置された複数のイルミネータ要素を備え、各イルミネータ要素から出射された光束が遠方界において全て重なり合って1つのビームを形成するので、各イルミネータ要素で適切なコリメート条件を求めることができ、各イルミネータ要素から出射される光束をより確実に平行化できると共に、イルミネータ要素の数を増減することによって適切なビームの明るさを求めることができる。これにより、出射光線の広がりを抑制しかつ必要とするパワー密度も確保でき、長距離照射を可能とすることができる。
また、前記各イルミネータ要素内において、前記コリメート光学系の光軸位置に前記LED素子が配置されており、遠方界における前記ビームの断面形状が前記各LED素子の正面形状とされているので、ビーム内の明るさを高く維持でき、より確実に長距離照射を可能とすることができる。
また、前記各イルミネータ要素内において、前記LED素子が前記コリメータ光学系の光軸位置からそれぞれのイルミネータ要素に割り振られた量だけずらされた位置に配置されており、遠方界における前記ビームの断面形状が前記各LED素子の正面形状から変形されているので、一般的な形状のLED素子を利用して任意のビームの断面形状を形成でき、利便性を向上できる。
本発明のLEDイルミネータに用いられるイルミネータ要素の基本的な実施の形態における作用を示す説明図である。 図1のコリメート光学系と置換可能な代替的なコリメート光学系を示す断面図である。 図1のイルミネータ要素を用いたLEDイルミネータの構成を説明するための実施の形態1によるLEDイルミネータの側面図である。 図3の光学系基板を示す正面図である。 図3の発光基板を示す正面図である。 図3のLEDイルミネータの出口直後のビームの断面形状を示す正面図である。 図6よりもLEDイルミネータの出口から離れた位置でのビームの断面形状を示す正面図である。 図7よりもLEDイルミネータの出口から離れた位置でのビームの断面形状を示す正面図である。 図8よりもLEDイルミネータの出口から離れた遠方界でのビームの断面形状を示す正面図である。 本発明の実施の形態2によるLEDイルミネータに含まれる光学系基板を示す正面図である。 図10のLEDイルミネータに含まれる発光基板を示す正面図である。 本発明の実施の形態3によるLEDイルミネータでのLED素子の配置状態を示す正面図である。 図12のLED素子の配置によって形成されるビームの断面形状を示す正面図である。 図12のLED素子の配置状態の変形例を示す正面図である。 図14のLED素子の配置によって形成されるビームの断面形状を示す正面図である。 従来の電球を用いた光源装置を示す構成図である。
本発明は、微光を発生するイルミネータを超高感度カメラに組み合わせて、1日24時間、あらゆる暗さにおいても撮像できる監視センサの構築することを目標にし、そのための有効性の高いイルミネータの実現を目的とするものである。また、監視センサは、三脚等に搭載して、主として数百m〜1km程度の距離範囲を監視することを目標にしており、そこに用いるイルミネータには、遠距離までの照射パワーの到達性、搭載に適するコンパクト性、及び低消費電力等の特性が求められる。本発明は、LEDを光源として、新規な構成方法によって、上記の目的及び望ましい特性を達成するものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
イルミネータの基本的な実施の形態
図1は、本発明のLEDイルミネータに用いられるイルミネータ要素の基本的な実施の形態における作用を示す説明図である。図において、イルミネータ要素30は、互いに対向するコリメート光学系11とLED素子21とから構成されている。コリメート光学系11は、背面が平面状で正面が凸状の平凸レンズ12で構成されている。LED素子21は、LEDチップ単体であり、発光部の奥行きがほとんど無く、発光部の面積が例えば0.1mm×0.1mm〜0.5mm×0.5mm等と極めて小さいものである。
LED素子21は、コリメート光学系11の主点面11aから焦点距離11fだけ離れた焦点面11bに配置されている。また、LED素子21は、対向するコリメート光学系11の光軸位置11cに一致するように配置されている。より詳細に説明すると、LED素子21は、LED素子21を正面から見たときに発光面の中心位置を通る軸が光軸位置11cに一致するように配置されている。
コリメート光学系11は、対向するLED素子21からの光束21bをそれぞれ平行化(コリメート)する。LED素子21の任意の1点から出た光束21bは、コリメート光学系11の有効開口部に到達し、コリメート光学系11によって平行化されてビームを生成する。この作用がLED素子21の全面分集積されると、図1において点線で示すように、広がり角θ[ラジアン]を持つビームとして外部へ照射される。
広がり角θは、θ=tan(d/f)+αで表すことができ、dは発光部の直径(大きさ)であり、fは焦点距離11fであり、αはコリメート光学系11の光学的特性(有効開口及び収差)で決定される広がり角である。θが小さいほど、すなわちコリメートの程度が大きいほど、光束21bの拡散を防止でき、長距離照射を可能とすることができる。この実施の形態の構成では、1つのLED素子21に対して1つのコリメート光学系11が設けられているので、発光部の大きさdを小さく抑えることができ、θを適切に小さくできる。また、1つのLED素子21に対して1つのコリメート光学系11が設けられているので、コリメート光学系11の焦点距離11f及び広がり角αからなるコリメート条件を適切に設定でき、θを適切に小さくできる。
なお、コリメート光学系11の収差をより小さくするために、コリメート光学系11として図2に示す凹凸レンズ13を使用することもできる。また、収差を小さくするために複数のレンズを組み合わせることも可能である。
実施の形態1.
次に、図3は図1のイルミネータ要素を用いたLEDイルミネータ30の構成を説明するための実施の形態1によるLEDイルミネータの側面図であり、図4は図3の光学系基板10を示す正面図であり、図5は図3の発光基板20を示す正面図である。図3において、光学系基板10と発光基板20とは、互いに間隔を置いて配置されている。光学系基板10は、格子状に配置された複数(7×4個)のコリメート光学系11を保持するものであり(図3及び図4参照)、発光基板20は、コリメート光学系11に対向するように格子状に配置された複数(7×4個)のLED素子21を保持するものである(図3及び図5参照)。すなわち、光学系基板10及び発光基板20は、互いに光軸が平行となるように配置された複数のイルミネータ要素を保持するものである。この実施の形態では、各コリメート光学系11としては、八角形の有効開口部を有するものが使用されており、各LED素子21としては、正面形状が円形のものが使用されている。
次に、図3のLEDイルミネータから照射されるビームの断面形状について説明する。図6〜図9は、LEDイルミネータの出口から徐々に離れたときのビームの断面形状を示している。図6に示すように、LEDイルミネータの出口直後では、ビームの断面形状40として、コリメート光学系11の開口形状及び配置形状に相似した形状が表れる。
図7及び図8に示すように、LEDイルミネータの出口から離れるにつれて、各コリメート光学系11から照射されるビームが互いに融合される。そして、LEDイルミネータの出口から十分に離れた遠方界では、各イルミネータ要素30から出射された光束が全て重なり合って1つのビームを形成し、そのビームの断面形状40としてはLED素子21の正面形状が表れる。これは、LED素子21が各コリメート光学系11の光軸位置に配置されているためである(図1参照)。なお、配列形状の効果は外形の輪郭部分に存在するが、外形の大きさに比べて、微少なスケールであるので無視している。
このようなLEDイルミネータでは、1つのコリメート光学系11に1つのLED素子21が対向されることでそれぞれ構成され、互いに光軸が平行となるように配置された複数のイルミネータ要素30を用い、各イルミネータ要素30から出射された光束が遠方界において全て重なり合って1つのビームを形成するので、各イルミネータ要素30で適切なコリメート条件を求めることができ、各イルミネータ要素30から出射される光束をより確実に平行化できると共に、イルミネータ要素の数を増減することによって適切なビームの明るさを求めることができる。これにより、出射光線の広がりを抑制しかつ必要とするパワー密度も確保でき、長距離照射を可能とすることができる。
特に、空間的な距離によるビームの融合作用を介して、個々のイルミネータ要素30からの照射パワーを十分に重ね合わせるので、イルミネータとしての有効距離、照射エリア及び照射パワー密度の要求を同時に実現できる。
特に、この実施の形態のLEDイルミネータを可視カメラと共に用いることにより、1日24時間、真闇を含むあらゆる暗さにおいても、人物等を特定できる識別性の高い映像を得ることができる。また、このLEDイルミネータを用いることで、夜間の監視においても、赤外線カメラを必要としないので、監視システムの低コスト化及びコンパクト化を図ることができる。さらに、LEDの発光効率が高いので、LEDイルミネータ自体の電力消費が小さいと共に、これを超高感度カメラと共に用いた監視システムは、監視対象となる場所における照明設備の負担を大幅に軽減できる。さらにまた、小型軽量、安価、かつ長寿命を実現できる。また、指向性が良いので、傍らへの光の漏れを小さくでき、照射を探知されにくく、環境光害を生じることを防止できる。さらに、断面形状が自由に選べるので、カメラ、三脚などの他の器材、装置との適合性に優れている。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2によるLEDイルミネータに含まれる光学系基板10を示す正面図であり、図11は、図10のLEDイルミネータに含まれる発光基板20を示す正面図である。なお、イルミネータの基本的な実施の形態、並びに実施の形態1の構成と同一又は同等部分については同一の符号を用いて説明する。実施の形態1では、開口部が八角形とされた28個のコリメート光学系11が格子状に配置されていたが、この実施の形態2では、光学系基板10は、開口部が円形とされるとともに千鳥配置された53個のコリメート光学系11を有している。また、実施の形態1では、正面形状が円形とされた28個のLED素子21が格子状に配置されていたが、この実施の形態2では、発光基板20は、正面形状が正方形とされるとともに千鳥配置された53個のLED素子21を有している。
このように、コリメート光学系11及びLED素子21の数は、求められる照射パワーに応じて適宜変更可能である。また、コリメート光学系11及びLED素子21の配置及び形状は、適宜変更可能である。なお、円形開口部を有するコリメート光学系11を用いる場合、千鳥配置することで、単位面積当たりに設置可能なコリメート光学系11及びLED素子21の数を大きくでき、照射パワーを向上できる。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3によるLEDイルミネータでのLED素子21の配置状態を示す正面図であり、図13は、図12のLED素子21の配置によって形成されるビームの断面形状を示す正面図である。なお、実施の形態1,2の構成と同一又は同等部分については同一の符号を用いて説明する。一般に、遠方にある地上の例えば車両や人物等の物体を地上に設置したイルミネータで照らして探知する場合、図9のような円形のビームの断面形状40よりも、図13のような横に長い長方形のビームの断面形状40の方が好都合である。図9等で示したように、光軸21aが各コリメート光学系11の光軸位置11cに一致するように配置されている場合、LEDイルミネータの出口から十分に離れた遠方界では、LED素子21の正面形状がビームの断面形状40として表れる。このため、正面形状が長方形のLED素子を用いれば、長方形のビームの断面形状40を得ることができる。しかし、正面形状が長方形のLED素子を用いる場合、発光面積が大きくなり、広がり角θが大きくなる。また、一般的に市販されているLED素子は、正面形状が正方形とされており、適切な大きさと形状のLED素子を得ることは容易ではない。
そこで、この実施の形態3では図12の(a)及び(b)に示すように、各イルミネータ要素30内において、LED素子21をコリメータ光学系11の光軸位置11cからそれぞれのイルミネータ要素30に割り振られた量だけずらされた位置に配置することで、図13に示すように、遠方界でのビームの断面形状40を、LED素子21の正面形状である正方形から長方形に変形している。より詳細には、LED素子21の中心位置21aがコリメート光学系11の光軸位置11cからずらされることで、ビームの断面形状40が長方形に変形されている。なお、LED素子21は、光軸位置11cからずらされた後も、焦点面11b(図4参照)に配置されている。
具体的には、発光基板20に設けられた複数のLED素子21は、対向するコリメート光学系11の光軸位置11cとの間で第1位置関係を有する第1素子群25(図12の(a)参照)と、対向するコリメート光学系の光軸位置11cとの間で第2位置関係を有する第2素子群26(図12の(b)参照)とに分けられている。この実施の形態では、第1素子群25は半数のLED素子21を含んでおり、第2素子群26は残り半数のLED素子21を含んでいる。すなわち、第1素子群25に含まれるLED素子21の数は、第2素子群26に含まれるLED素子21の数と同数とされている。
第1及び第2位置関係とは、第1素子群25に対向するコリメート光学系の光軸位置11cを第2素子群26に対向するコリメート光学系の光軸位置11cに重ねた場合に、第2位置関係を有するLED素子21が第1位置関係を有するLED素子21に隣接する位置関係である。この実施の形態では、LED素子21の正面形状を一辺がdの正方形としており、第1及び第2素子群25,26のLED素子21の光軸21aは、光軸位置11cを中心に互いに逆方向にd/2だけ光軸位置11cからずらされている。
図13に示すように、第1素子群25からの光束は第1領域40aに位置する正方形のビームの断面形状40を形成し、第2素子群26からの光束は、第2領域40bに位置する正方形のビームの断面形状40を形成する。これら第1及び第2領域40a,40bに位置する正方形のビームの断面形状40は、互いに隣接しており長方形のビームの断面形状40を形成する。
次に、図14は、図12のLED素子の配置状態の変形例を示す正面図であり、図15は、図14のLED素子の配置によって形成されるビームの断面形状40を示す正面図である。図12の構成は、複数のLED素子21を2つの群に分ける構成であるが、図14の(a)〜(g)に示すように、複数のLED素子21を7つの群に分けてもよい。7つの群に分ける場合でも、各群は前述の第1及び第2位置関係を有している。この図14のようにLED素子21を7つの群に分けることで、図15のように長辺がより長い長方形のビームの断面形状40も実現できる。なお、図14の1つの群が、図15の長辺の2°分のビームの断面形状40を形成している。
なお、この実施の形態3では、光量分布の変化が少ない長方形のビームの断面形状40を形成する場合を説明したが、光量分布の変化が少ないことが厳密に求められない場合には、第1素子群25に含まれるLED素子21の数が第2素子群26に含まれるLED素子21の数と異なっていてもよい。また、光量分布の変化が少ないことが厳密に求められない場合には、対向するコリメート光学系11の光軸位置11cを重ねた場合に2つの群のLED素子21の一部分が互いに重なってもよいし、これらが離れて隙間ができてもよい。つまり、少なくとも1つのLED素子21の中心位置21aを対向するコリメート光学系11の光軸位置11cから適宜ずらすことで、遠方界におけるビームの断面形状40を任意に変形可能である。
このようなLEDイルミネータでは、各イルミネータ要素30内において、LED素子21がコリメータ光学系11の光軸位置11cからそれぞれのイルミネータ要素30に割り振られた量だけずらされた位置に配置されており、遠方界におけるビームの断面形状40が各LED素子21の正面形状から変形されているので、一般的な正面形状のLED素子21を利用して任意のビームの断面形状40を形成でき、利便性を向上できる。また、コリメート光学系11の角度や位置を変更してもビームの断面形状40を変形することができるが、各LED素子21の位置を変更する構成は、コリメート光学系11の角度や位置を変更する構成に比べて、光学的に非常に高い精度でビームの断面形状40の変形を実現できる。
また、対向するコリメート光学系11の光軸位置11cとの間で第1位置関係を有する少なくとも1つの前記LED素子21を含む第1素子群25と、対向するコリメート光学系11の光軸位置11cとの間で第2位置関係を有する少なくとも1つのLED素子21を含む第2素子群26とが設けられているので、ビームを隣接して形成でき、遠方界でのビームに大きなムラが生じることを防止できる。
さらに、前記第1素子群25に含まれる前記LED素子21の数が、前記第2素子群26に含まれる前記LED素子21の数と同数とされているので、照射光内の光量分布に大きな変化が生じることを防止でき、遠方界でのビームに大きなムラが生じることを防止できる。
10 光学系基板
11 コリメート光学系
11a 主点面
11b 焦点面
11c 光軸位置
11f 焦点距離
20 発光基板
21 LED素子
25,26 第1及び第2素子群
40 ビームの断面形状

Claims (3)

  1. 1つのコリメート光学系(11)に1つのLED素子(21)が対向されることでそれぞれ構成され、互いに光軸が平行となるように配置された複数のイルミネータ要素(30)を備え、
    前記各イルミネータ要素(30)内において前記LED素子(21)からの光束(21b)が前記コリメート光学系(11)によってそれぞれ平行化され、前記各イルミネータ要素(30)から出射された光束が遠方界において全て重なり合って1つのビームを形成することを特徴とするLEDイルミネータ。
  2. 前記各イルミネータ要素(30)内において、前記コリメート光学系(11)の光軸位置(11c)に前記LED素子(21)が配置されており、
    遠方界における前記ビームの断面形状(40)が前記各LED素子(21)の正面形状とされていることを特徴とする請求項1記載のLEDイルミネータ。
  3. 前記各イルミネータ要素(30)内において、前記LED素子(21)が前記コリメータ光学系(11)の光軸位置(11c)からそれぞれのイルミネータ要素(30)に割り振られた量だけずらされた位置に配置されており、遠方界における前記ビームの断面形状(40)が前記各LED素子(21)の正面形状から変形されていることを特徴とする請求項1記載のLEDイルミネータ。
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