JP2010281525A - 排ガス熱回収システム - Google Patents

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晴彦 片岡
Takeshi Yoshida
武史 吉田
Masao Ishida
政生 石田
Yasuhiko Nishiyama
安彦 西山
Eiji Kariya
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Abstract

【課題】 熱回収器を通過する熱媒体の循環に必要な圧力を低減させると共に、熱回収器に熱媒体を常時供給することを可能とする排ガス熱回収システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 熱媒体が循環する熱媒体循環路を備える排ガス熱回収システムであって、排ガス流路に設けられた伝熱管から成り、排ガスの熱を前記熱媒体に回収する熱回収器と、大気開放型の熱媒体用タンクと、前記熱媒体を循環させる循環手段と、前記熱媒体からボイラ給水に熱を回収する間接熱交換器とを前記熱媒体循環路に備える、排ガス熱回収システムを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、排ガス熱回収システムに関する。
近年、燃料の燃焼における熱エネルギー利用を高効率化させるため、例えば、火力発電により生じた燃焼排ガスの熱エネルギーを回収し、再利用することが重要となっている。このような再利用のためには、熱交換器が用いられている。
熱交換器は、温度の異なる2つの流体間で熱を移動させる装置であり、燃焼排ガスの熱利用効率を高めるために用いられる。熱交換器は、排ガスから熱を回収するために、排ガスと伝熱管内を流れる流体との間で熱交換を行う。
一方、燃焼排ガスには、硫黄酸化物等の腐食性ガスが含まれているため、熱交換器で排ガス温度を酸露点以下まで低下させると硫酸腐食環境になる。従って、熱交換器の伝熱管などに腐食防止策を施す必要があった。
ここで、特許文献1には、脱硫前の排ガスを冷却するために、フッ素樹脂チューブ等の耐熱・耐酸性合成樹脂チューブを用いた熱回収器を用いる排煙処理装置が記載されている。
特許第3792290号公報
しかし、特許文献1に記載の熱回収器が耐熱・耐酸性の合成樹脂チューブを適用できたのは、熱媒体を循環させるための必要圧力が小さいためであった。同文献の熱回収器は、熱媒体が熱回収器と再加熱器を循環するガス・ガスヒータであり、熱媒体を循環させるための必要圧力が、熱回収器、再加熱器、それぞれの機器圧損と機器間の配管圧損だけあればよく、運転圧力が小さかった。しかし、ボイラ給水の加熱用に用いられる排ガス熱回収器では、ボイラ給水が熱媒体であるため、熱媒体の循環に必要な圧力が高かった。また、従来のボイラ給水の加熱用の排ガス熱回収器では、ボイラ設備付属のボイラ給水ポンプにより給水されていたことも、給水圧力が高い原因であった。例えば、最高運転圧力は2.0MPaG程度であった。このため、伝熱管を耐圧性が高い材質とする必要があり、耐圧性の小さい合成樹脂チューブを適用できなかった。
ここで、耐圧性の小さいフッ素樹脂チューブ等の合成樹脂チューブの耐圧力を向上させるため、チューブの厚さを厚くすると、伝熱性が著しく損なわれ、熱回収効率が低下するという問題があった。また、フッ素樹脂チューブの肉厚を大きくすると、チューブ外径が大きくなるので密にチューブを配置できなくなり、熱回収器のサイズを大きくしなければならないという問題もあった。従って、フッ素樹脂チューブを伝熱管として用いるためには、熱回収器への給水圧力を低減させる必要があった。
一方、排ガス熱回収器の伝熱管としては、金属管にフッ素樹脂ライニングを施したフッ素樹脂ライニングチューブも使用されていた。しかし、従来のボイラ給水の加熱に用いられる熱回収器には、ボイラ設備付属のボイラ給水ポンプによって給水が行われていたため、ボイラ設備付属のボイラ給水ポンプを運転停止させると、排ガス流入中や排ガス流入停止直後のガス側温度が高い状態で、熱回収器への給水が停止する場合があった。かかる場合、フッ素樹脂ライニングが損傷する問題があった。このことを図6及び図7について説明する。
図6に示されるように、水蒸気はフッ素樹脂を透過するため、排ガス中の水分44(蒸気)はフッ素樹脂ライニング41を透過する。フッ素樹脂ライニングチューブ内を流通する給水43は40〜80℃程度の低温であるため、フッ素樹脂ライニング41を透過した水分44は、金属管42の表面で凝縮する。その後、従来の熱回収器では、ボイラ設備付属のボイラ給水ポンプの運転を停止すると、図7に示されるように熱回収器への給水が行われなくなっていた。よって、熱回収器への排ガス流入がまだ停止していない間や流入が停止した直後は、フッ素樹脂ライニングチューブの周囲の排ガス熱により、金属管42が100℃以上に加熱される。このため、図7Cに示されるように、金属管42の表面に存在する凝縮水45が、体積膨張を起こしてフッ素樹脂ライニング41を膨張させる。さらに水分の膨張が進行すると、圧力増大に耐えられずにフッ素樹脂ライニング41が破損してしまうおそれがあった。従って、金属管42が100℃以上に加熱されるのを阻止するため、熱回収器への常時給水を可能とする必要があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、熱回収器を通過する熱媒体の循環に必要な圧力を低減させると共に、熱回収器に熱媒体を常時供給することを可能とする排ガス熱回収システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、一側面によれば、熱媒体が循環する熱媒体循環路を備える排ガス熱回収システムであって、排ガス流路に設けられた伝熱管から成り、排ガスの熱を前記熱媒体に回収する熱回収器と、大気開放型の熱媒体用タンクと、前記熱媒体を循環させる循環手段と、前記熱媒体からボイラ給水に熱を回収する間接熱交換器とを前記熱媒体循環路に備える。前記伝熱管は、フッ素樹脂肉薄チューブ又はフッ素樹脂ライニングが施された金属管であることが好適である。
本発明に係る排ガス熱回収システムは、その一形態において、湿式脱硫塔内であって、洗浄液注入部の下方、かつ循環アルカリ吸収液注入部の上方において、前記排ガス流路に前記伝熱管が配設される。ここで、洗浄液注入部の下方とは、洗浄液注入部に対して湿式脱硫塔の底部側の領域のことである。循環アルカリ吸収液注入部の上方とは、循環アルカリ吸収液注入部に対して湿式脱硫塔の塔頂側の領域のことである。
本発明に係る排ガス熱回収システムは、別の形態において、貯留部を備える塔状構造物内であって、洗浄液注入部の下方の前記排ガス流路に前記伝熱管が配設され、前記貯留部に備わる熱交換器によって加温された洗浄液の注入を前記伝熱管が受ける。ここで、洗浄液注入部の下方とは、洗浄液注入部に対して塔状構造物の底部側の領域のことである。
本発明によれば、熱回収器を通過する熱媒体の循環圧力を低減させると共に、熱回収器に熱媒体を常時供給することを可能とする排ガス熱回収システムを提供することができる。
本発明に係る排ガス熱回収システムの一実施形態を説明する概念図である。 本発明に係る排ガス熱回収システムの他の実施形態を説明する概念図である。 本発明に係る排ガス熱回収システムの他の実施形態を説明する概念図である。 PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)の高温での機械的性質を示す表である。 SOガスの濃度と露点との関係を示すグラフである。 従来の熱回収器運転中のフッ素樹脂ライニングチューブの断面を説明する図である。 従来の熱回収器に排ガスが流入している間又は排ガスの流入停止直後に、フッ素樹脂ライニングチューブへの給水を停止した場合のフッ素樹脂ライニングチューブの断面を説明する図である。
以下に、本発明に係る排ガス熱回収システムについて、さらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1に、本発明に係る排ガス熱回収システムについて、その一実地形態を示す。図1に示す排ガス熱回収システムは、主たる構成要素として、熱回収器1、熱媒体用タンク2、循環手段3、間接熱交換器4、及び熱媒体循環路6を備えている。熱回収器1、熱媒体用タンク2、循環手段3、及び間接熱交換器4は、熱媒体循環路6に配設されている。
熱回収器1は、排ガス101から熱媒体102に熱回収する装置である。熱回収器1は、熱媒体循環路6上に設けられている。熱回収器1は、複数の伝熱管を備えており、伝熱管内部には熱媒体102が流通している。伝熱管は、排ガス流路5内に、排ガス流路5を流れる排ガス101と接触するように配置されている。熱媒体循環路6から熱回収器1に流入した熱媒体102は、複数の伝熱管に分かれて流通し、その後1つの管に集められて熱媒体循環路6に流出する。排ガス101の熱は、伝熱管の壁面を介してこの伝熱管内を流通する熱媒体102に取り込まれ回収される。熱回収器1の入口における熱媒体102の温度は好ましくは40〜80℃であり、出口における熱媒体102の温度は好ましくは90〜98℃である。伝熱管内の熱媒体102の圧力は、熱回収器101の最高ガス側温度250℃を考慮し、0.7MPaG未満が好ましい。
熱回収器1に備わる伝熱管は、耐熱性、耐腐食性の材料で構成されることが好ましい。より好ましくは、伝熱管は、フッ素樹脂肉薄チューブ又はフッ素樹脂ライニングが施された金属管である。フッ素樹脂としては、例えばPTFE、PFA、FEPが挙げられる。これらのフッ素樹脂の最高連続使用温度はPTFE、PFEがおよそ260℃、FEPがおよそ200℃であり、熱伝導率は約0.25W/mKである。フッ素樹脂肉薄チューブは、フッ素樹脂単一のチューブである。フッ素樹脂薄肉チューブの肉厚は、1.0〜2.0mmとすることが好ましい。より好ましくは、フッ素樹脂肉薄チューブの肉厚は1.0mmである。
図4に示すように、フッ素樹脂の引張強さ(降伏点)は、温度依存的に減少する。チューブの耐圧力は、この引張強さ(降伏点)に比例するため、チューブの耐圧力も温度依存的に低下する。フッ素樹脂肉薄チューブの肉厚は、130〜250℃という高温条件下でも熱媒体102の圧力に耐えるような肉厚を有することが好ましい。例えば、約250℃の温度では、内径Φ8mm、肉厚1mmのフッ素樹脂肉薄チューブに適用可能な熱媒体102の最大圧力は、0.7MPaG未満であり、内径Φ8mm、肉厚3mmのフッ素樹脂肉薄チューブに適用可能な熱媒体102の最大圧力は2.0MPaG程度である。本実施形態において、伝熱管内を流れる熱媒体102の圧力は最大0.5MPaG程度であるため、フッ素樹脂肉薄チューブは1.0mm程度まで薄くすることができる。フッ素樹脂肉薄チューブのの外径は10〜14mm、内径は8〜10mmであることが好適である。
一方、フッ素樹脂の熱伝導率は、炭素鋼などと比較して低いため、フッ素樹脂チューブの肉厚を大きくすると総括伝熱係数が低下し、伝熱面積を大きくする必要が生じる。例えば、総括伝熱係数50W/(m・K)の肉厚1mmの炭素鋼からなる伝熱管を、肉厚3mmのフッ素樹脂チューブに変更すると、総括伝熱係数が約35%低下するため、同程度の伝熱量を確保するためには伝熱面積を約1.5倍にする必要がある。また、フッ素樹脂チューブの肉厚を大きくすると、チューブ外径が大きくなるので密にチューブを配置できなくなり、熱回収器1のサイズを大きくしなければならなくなる。従って、フッ素樹脂肉薄チューブの厚さは1.0mm程度とすることが好ましい。
伝熱管としてフッ素樹脂ライニングを施した金属管を用いる場合、フッ素樹脂ライニングの膜厚は、0.4〜1.0mmとすることにより、伝熱性能の低下を小さくしている。そして、金属管を腐食性ガスから保護することができる。フッ素樹脂ライニングされる金属管としては、STB340、SUS316Lなどを用いることができる。
排ガス流路5は、排ガス発生源から排出される排ガス101が流通する流路であり、図示されない排ガス発生源と接続される。排ガス発生源との間に脱硝装置、集塵機等の他の装置を介していてもよい。
排ガス流路5を流れる排ガス101は、ボイラ等の排ガス発生源から排出されるSO等の腐食性ガスを含む燃焼排ガスである。排ガス101の温度は、熱回収器1の前流側の排ガス流路5において、130〜250℃であり、流速は8〜15m/sである。
熱媒体循環路6は、熱媒体102が内部を流通循環する管路である。熱媒体102としては、水を用いること好適である。
熱媒体用タンク2は、大気開放型のタンクであり、熱媒体循環路6を循環する熱媒体102の圧力を大気圧と同レベルに維持する。熱媒体用タンク2は、熱回収器1の後流側であって、循環手段3の前流側に配置される。熱媒体用タンク2は、熱媒体102の入口と出口とを有する。この入口と出口はそれぞれ熱媒体循環路6に接続される。熱媒体用タンク2は、熱媒体循環路6から流入する熱媒体102を貯留し、熱媒体循環路6に再流入させる。熱媒体用タンク2が設けられていることにより、熱媒体102の最大温度を大気圧における飽和温度以下、すなわち約100℃以下に厳守することができる。
循環手段3は、熱媒体102を熱媒体循環路6に循環させるための手段である。循環手段3は、熱媒体用タンク2の後流側であって、間接熱交換器4の前流側に配置されており、熱媒体用タンク2及び間接熱交換器4と熱媒体循環路6を介して接続されている。循環手段3としては、例えば液送ポンプを用いることができる。ボイラ設備付属のボイラ給水ポンプではなく、排ガス熱回収システム専用の循環手段3が設けられていることにより、ボイラ設備付属のボイラ給水ポンプが停止していても、熱媒体102を常時循環させることができる。循環手段3の入口での熱媒体102の圧力は、0.01〜0.05MPaGであり、出口での圧力は、0.1〜0.7MPaG程度である。
間接熱交換器4は、熱媒体102からボイラ給水103に熱を回収する装置である。間接熱交換器4は、熱媒体循環路6上に、循環手段3の後流側であって、熱回収器1の前流側に配置されている。また、間接熱交換器4は、ボイラ給水103が流通する給水路7に配置されており、ボイラ給水103の入口と出口とを有する。間接熱交換器4では、熱媒体102からボイラ給水103に熱を回収することにより、間接的に排ガス101の熱をボイラ給水103に回収する。間接熱交換器4としては、プレート式、シェル&チューブ式、シェル&プレート式等の水−水型の熱交換器を用いることができる。間接熱交換器6を設けることにより、熱媒体循環路6を流通する熱媒体102から、給水路7を流通するボイラ給水103に熱を移動させることができる。
次に、本実施形態に係る排ガス熱回収システムの作用を説明する。本実施形態に係る排ガス熱回収システム100では、熱媒体循環路6を循環流通する熱媒体102は、熱回収器1に流入すると、複数の伝熱管に分岐して通過しながら排ガス101の熱により昇温される。熱媒体102は、複数の伝熱管から合流し、熱媒体循環路6に流出する。熱回収器1の入口における熱媒体102の温度は、好ましくは40〜80℃程度であり、熱回収器1の出口における熱媒体102の温度は好ましくは90℃〜98℃である。一方、排ガス流路5を流通する排ガス101は、熱回収器1の伝熱管と接触して冷却される。排ガス温度は、熱回収器1の前流側では好ましくは130〜250℃であり、熱回収器1の後流側では好ましくは80〜120℃である。
熱回収器1から流出した熱媒体102は、熱媒体循環路6を経て、大気開放型の熱媒体用タンク2に流入する。次いで、熱媒体102は熱媒体用タンク2から熱媒体循環路6に流出し、循環手段3に流入する。その後、循環手段3から熱媒体循環路6に流出し、間接熱交換器4に流入する。間接熱交換器4では、熱媒体102からボイラ給水103へ熱が回収され、熱媒体102は冷却される。冷却された熱媒体102は、間接熱交換器4から熱媒体循環路6に流出し、再び熱回収器1に流入し昇温される。このサイクルを繰り返すことにより、排ガス101の熱がボイラ給水103に回収され、有効利用される。
本実施形態に係る排ガス熱回収システムによれば、大気開放型の熱媒体用タンク2を備えることにより、熱媒体102の最大温度を大気圧における飽和温度以下、すなわち約100℃以下に厳守できる。さらに、熱媒体102の圧力が大気圧と同レベルに維持されるため、熱回収器1の入口圧力として機器圧力損失分の最低限の圧力があれば運転可能となる。よって、熱回収器1の強度設計圧力を大幅に低減することができ、耐圧性の小さい材質から成るチューブ、例えば厚さが1mm程度のフッ素樹脂薄肉チューブを伝熱管として適用することができる。従って、伝熱性能を損なうことなくSOガスを含む燃焼排ガスによる伝熱管の腐食を防止することができ、熱回収システムに長期の信頼性を付与することができる。
また、本実施形態に係る排ガス熱回収システムでは、熱媒体循環路6と給水路7とが分離されており、熱媒体循環路6は専用の循環手段3を有している。このため、ボイラ等の他設備の運転を停止しても、排ガス101の流入中や、排ガス101の流入停止直後のガス側温度が高い状態で、熱回収器1への熱媒体102の供給を停止せずに常時行うことができる。よって、排ガス熱により伝熱管が約100℃以上に加熱されるのを防止することができる。従って、伝熱管としてフッ素樹脂ライニングを施工した金属管を用いた場合でも、熱回収器1の運転中に伝熱管表面に生じた凝縮水が、加熱されて蒸発するのを阻止できるため、フッ素樹脂ライニングの損傷を防止することができる。
図2に、本発明に係る排ガス熱回収システムの第二の実施形態を示す。本実施形態の排ガス熱回収システムは、主たる構成要素として、熱回収器1、熱媒体用タンク2、循環手段3、間接熱交換器4、及び熱媒体循環路6を備えている。本実施形態の排ガス熱回収システムは、湿式脱硫塔10内の排ガス流路5に熱回収器1の伝熱管が配設されることを特徴とする。同一番号を付した構成要素は、同一の構成・作用を持つ。
湿式脱硫塔10は、排ガス101からSOガスを吸収除去するための装置である。湿式脱硫塔10は、その塔上部に排ガス101の導入口を、塔下部に排ガス101の排出口を有しており、その内部に排ガスが流通する排ガス流路5を有している。湿式脱硫塔10は、図示されない排ガス発生源と煙道などにより接続されている。湿式脱硫塔10と排ガス発生源との間には、脱硝装置などの他の設備が設けられていてもよい。
湿式脱硫塔10には、伝熱管洗浄装置11、充填材12、アルカリ吸収液導入装置13、貯留部14、酸化ブロワ15、アルカリ吸収液循環装置17、及び空気供給装置18が設けられている。また、湿式脱硫塔10の内部の排ガス流路5には、洗浄液注入部111の下方、かつ循環アルカリ吸収液注入部172の上方に、熱回収器1の伝熱管が配設されている。伝熱管は、その少なくとも表面がフッ素樹脂により構成されている。伝熱管は、好ましくはフッ素樹脂肉薄チューブ又はフッ素樹脂ライニングが施された金属管である。
伝熱管洗浄装置11は、洗浄液104を注入し、伝熱管表面を洗浄する装置である。伝熱管洗浄装置11は、洗浄液タンク(図示を省略)と洗浄液注入部111とを備えている。洗浄液タンクと洗浄液注入部111とは、管路により連結される。洗浄液注入部111は、湿式脱硫塔10内であって、伝熱管の上方に配置されている。洗浄液注入部111は、耐硫酸腐食仕様のフルコーンノズル等一般的な液体用ノズルを複数備えている。洗浄液としては、通常の水またはアルカリ性水溶液が好適である。アルカリ性水溶液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カルシウム、炭酸カリウムの水溶液が挙げられる。アルカリ性水溶液のpH及び濃度は適宜調整される。伝熱管洗浄装置11は、洗浄液注入部111から洗浄液を伝熱管に注入することにより伝熱管表面に付着するダストを除去する。また、伝熱管洗浄装置11は、湿式脱硫塔10の内壁面にも洗浄液を注入する。洗浄液が内壁面を伝って下方に流れ落ちることにより、内壁面を洗浄する。よって、伝熱管洗浄装置11は、伝熱管より後流側の湿式脱硫塔10の内壁面に、ダスト及びスケーリングが固着堆積するのを防止することができる。洗浄液の注入は、排ガス101中のダスト量により決定するが、一日当たり2〜3回、間欠的に行われることが好ましい。また、伝熱管及び塔内壁面を洗浄後の洗浄排液は、貯留部14に流下し、脱硫部の補給水として利用される。
充填材12は、脱硫塔内であって、循環アルカリ吸収液注入部172の下方、かつアルカリ吸収液導入部131の上方に配設される。充填材12としては、グリッド、ハイレックスなどを用いることができる。充填材12を設けることにより、排ガスと循環アルカリ吸収液との接触面積を増大させて脱硫性能を向上させる効果がある。
アルカリ吸収液導入装置13は、アルカリ吸収液105を湿式脱硫塔10内に導入するための装置である。アルカリ吸収液導入装置13は、アルカリ吸収液タンク(図示を省略)と、管路により連結されるアルカリ吸収液導入部131とを備えている。アルカリ吸収液導入部131は、湿式脱硫塔10内であって、充填材12の下方に設けられている。アルカリ吸収液105としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カルシウム、炭酸カリウムの水溶液が挙げられるがこれらに限定されない。アルカリ吸収液導入部131から湿式脱硫塔10内に導入されたアルカリ吸収液105は、脱硫塔10下部の貯留部14に流下し、滞留する。
貯留部14は、伝熱管洗浄後の洗浄排液、及びアルカリ吸収液導入装置13により導入されたアルカリ吸収液105を貯留する装置であり、湿式脱硫塔10の塔底に設けられている。貯留部14に滞留する洗浄排液及びアルカリ吸収液は、後述するアルカリ吸収液循環装置17により循環アルカリ吸収液として循環される。これらの滞留水は、滞留水中のSS濃度維持のために一定流量が排水106として排出される。
アルカリ吸収液循環装置17は、貯留部14に滞留するアルカリ吸収液及び洗浄排液を循環させ、湿式脱硫塔10内に注入して排ガス101と混合させるための装置である。アルカリ吸収液循環装置17は、アルカリ吸収液循環ポンプ171と、循環アルカリ吸収液注入部172とを備えている。アルカリ吸収液循環ポンプ171と循環アルカリ吸収液注入部172とは管路により連結される。循環アルカリ吸収液注入部172は、貯留部14にアルカリ吸収液循環ポンプ171を介して管路により接続される。アルカリ吸収液循環装置17によれば、排ガス101にアルカリ吸収液を混合することができ、排ガス101中のSOガスをアルカリ吸収液中に吸収することができる。また、熱回収器1によって冷却された排ガス101の温度を排ガス中水分の飽和温度60℃程度まで低下させることができる。
空気供給装置18は、貯留部14に空気を供給し、SOとアルカリ吸収液の反応生成物を酸化するための装置である。酸化ブロワ15は、空気供給装置18に空気を送り込むための装置である。空気供給装置18は、貯留部14に配設されており、酸化ブロワ15と管路により連結される。
本実施形態に係る排ガス熱回収システムによれば、脱硫部の前流側に熱回収器の伝熱管が配設されることにより、排ガスの濃度分布が均一化し、脱硫部での反応が効率的に行われるという効果を有する。また、脱硫部の前流側に熱回収器が配設され、排ガスが冷却されることにより、排ガスの体積が減少するため、脱硫部での処理ガス量を減少させることができる。さらに、熱回収器が、湿式脱硫塔と一体に設けられていることにより、脱硫機能のコンパクト化と省スペース化を図ることができる。
また、従来の排ガス処理装置では、熱回収器が脱硫装置の前段側に設けられており、熱回収器から脱硫装置までの煙道を高級な耐硫酸腐食仕様としなければならなかった。熱回収器によって、排ガスの温度が酸露点温度(図5に示す)以下まで低下すると、SOガスがSOミスト化し、硫酸腐食環境となるためである。しかし、本実施形態によれば、熱回収器が湿式脱硫塔内に設けられているため、熱回収器出口ではアルカリ吸収液が循環噴霧され、且つ、ガス中水分の飽和温度約60℃まで排ガスは冷却されることから、その必要がない。そして、湿式脱硫塔の後流側の煙道は、安価な耐流酸腐食仕様とすることができる。同様に、従来は脱硫装置を備えていないボイラ設備に、酸露点温度以下まで熱回収する熱回収器を設置するためには硫酸腐食対策に多額のコストが必要であったが、本実施形態によれば酸露点以下まで熱回収可能な排ガス熱回収システムを安価に提供することができる。
図3に、本発明に係る排ガス熱回収システムの第三の実施形態を示す。本実施形態の排ガス熱回収システムは、主たる構成要素として、熱回収器1、熱媒体用タンク2、循環手段3、間接熱交換器4、及び熱媒体循環路6を備えている。図3において、熱媒体用タンク2、循環手段3、間接熱交換器4、及び熱媒体循環路6は省略されている。本実施形態の排ガス熱回収システムは、熱回収器1の伝熱管が、塔状構造物20内の排ガス流路5に設けられていることを特徴としている。同一番号を付した構成要素は、同一の構成・作用を持つ。
塔状構造物20は、処理対象の排ガス101を流下させるために用いられるものである。塔状構造物20は、塔上部に排ガス101の入口を備え、下部に排ガス出口を備えている。塔内部には排ガス流路5を備えている。塔状構造物20の入口は、図示されない排ガス発生源と煙道などを介して接続されている。塔状構造物20と排ガス発生源との間には、脱硝装置などの他の設備が設けられていてもよい。
塔状構造物20には、伝熱管洗浄装置21、循環噴霧装置22、熱交換器23、及び貯留部24が設けられている。また、塔状構造物20の内部の排ガス流路5には、洗浄液注入部211の下方に、熱回収器1の伝熱管が配設されている。伝熱管は、その少なくとも表面がフッ素樹脂により構成されている。伝熱管は、好ましくはフッ素樹脂肉薄チューブ又はフッ素樹脂ライニングが施された金属管である。塔状構造物20は、第二実施形態で説明した湿式脱硫塔10のように、アルカリ吸収液導入装置13、充填材12、及びアルカリ吸収液循環装置17等の脱硫手段をさらに備えていてもよい。
伝熱管洗浄装置21は、伝熱管表面を洗浄する装置である。伝熱管洗浄装置21は、洗浄液供給路233と管路を介して連結される洗浄液注入部211を備えている。洗浄液注入部211は、塔状構造物20内であって、伝熱管の上方に配置されている。伝熱管洗浄装置21は、洗浄液給水路233を流れる洗浄液を塔状構造物20内部に導き、洗浄液注入部211から洗浄液を伝熱管に注入することにより伝熱管表面に付着するダストを除去する。注入される洗浄液の温度は、好ましくは50〜60℃である。洗浄液注入部211は、耐硫酸腐食仕様のフルコーンノズル等一般的な液体用ノズルを複数備えている。洗浄液としては、通常の水またはアルカリ性水溶液が好適である。アルカリ性水溶液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カルシウム、炭酸カリウムの水溶液が挙げられる。アルカリ性水溶液のpH及び濃度は適宜調整される。洗浄液注入部211と洗浄液供給路233とを連結する管路には、タイマー25を備えるバルブ26が設けられている。タイマー25により、熱回収器1の洗浄パターンと同じになるようにバルブの開閉時間を設定することができる。
貯留部24は、伝熱管洗浄後の洗浄排液を滞留させるための装置であり、塔状構造物20の塔底に設けられている。洗浄排液は、塔内を流下する過程で排ガス101の熱により昇温される。従って、貯留部24に滞留する洗浄排液の温度は、50〜60℃である。
熱交換器23は、貯留部24内の洗浄排液から熱を回収し、洗浄液107を加温するための装置である。熱交換器23は、伝熱面が洗浄排液に浸漬するように、貯留部24内に配設されている。熱交換器23には、洗浄液107の入口と出口が設けられており、この入口と出口には洗浄液供給路233が接続されている。熱交換器23は、貯留部24内の洗浄排液と洗浄液供給路233を流れる洗浄液107との間で熱交換することにより、洗浄液107を20〜30℃から50〜60℃の温度まで加温することができる。よって、熱交換器23によれば、加温された洗浄液107を伝熱管洗浄装置21に供給することができる。熱交換器23としては、一般的な液―液型の熱交換器を用いることができる。
循環噴霧装置22は、貯留部24に滞留する洗浄排液を循環液として循環させ、再び排ガス101中に噴霧する装置である。循環噴霧装置22は、循環ポンプ221と循環噴霧部222とを備えている。循環ポンプ221と循環噴霧部222とは管路を介して接続されている。循環噴霧部222には、耐硫酸腐食仕様のフルコーンノズル等の一般的な液体用ノズルが複数設けられている。循環噴霧装置22によれば、循環液を循環噴霧部222から排ガス101中に噴霧できることにより、熱回収器1により熱回収された排ガス101から循環液へさらに熱を回収することができる。排ガス101は、循環液の噴霧により55〜65℃の温度まで冷却される。同時に、循環液は、排ガス101中を流下しながら55〜65℃の温度まで排ガス熱により加温される。
次に第三実施形態の排ガス熱回収システムと、これに併設される塔状構造物20の作用を説明する。入口から流入した排ガス101は、塔状構造物20の内部を下降する。入口における排ガス101の温度は、130〜200℃である。排ガス101は、熱回収器1の伝熱管と接触し、100℃程度まで冷却される。次いで、循環噴霧部222から排ガス101中に循環液が噴霧され、さらに55〜65℃の温度まで冷却される。冷却された排ガス101は、出口より排出される。
一方、洗浄液は、洗浄液注入部211から注入され、伝熱管表面を洗浄する。伝熱管洗浄後の、洗浄排液は塔内を流下し、貯留部24に至る。洗浄排液は、その過程で排ガス101の熱によって50〜60℃まで加温される。洗浄液供給路223を流通する洗浄液107は、この洗浄排液の熱を熱交換器23により取り込んで50〜60℃まで温められる。加温された洗浄液107は、伝熱管洗浄装置21により、伝熱管表面に注入され、伝熱管表面のダストを洗浄する。
本実施形態によれば、伝熱管洗浄液は、50〜60℃の温度に加温されている。このため、表面温度が70〜90℃である伝熱管に洗浄液を噴霧しても、ヒートショックが起こるのを低減することができる。従来行われていたように、常温の洗浄液を伝熱管に対し間欠的に噴霧した場合は、ヒートショックが繰返し応力となって、フッ素樹脂肉薄チューブやフッ素樹脂ライニング等の寿命を縮める。しかし、本実施形態によれば、伝熱管のヒートショックを低減することができるため、フッ素樹脂肉薄チューブやフッ素樹脂ライニングの延命化を図ることができる。
また、伝熱管洗浄液を温水とすることにより、伝熱管の上流側で排ガスが洗浄液により冷却されることを防止することができ、排ガス熱回収器1の熱回収量低下を低減することができるという効果も奏する。また、伝熱管の洗浄は間欠的に行われるのみであるため、伝熱管の洗浄時以外は、熱交換器23により加温された洗浄液を他の設備で利用することができ、洗浄液及び循環液が回収した排ガス熱を有効に利用できるという効果も有する。
本発明によれば、熱回収器を通過する熱媒体の循環に必要な圧力を低減させると共に、熱回収器に熱媒体を常時供給することを可能とする排ガス熱回収システムを提供することができる。
1 熱回収器
2 熱媒体用タンク
3 循環手段
4 間接熱交換器
5 排ガス流路
6 熱媒体循環路
7 給水路
10 湿式脱硫塔
11 伝熱管洗浄装置
12 充填材
13 アルカリ吸収液導入装置
14 貯留部
15 酸化ブロワ
17 アルカリ吸収液循環装置
18 空気供給装置
20 塔状構造物
21 伝熱管洗浄装置
22 循環噴霧装置
23 熱交換器
24 貯留部
25 タイマー
26 バルブ
41 フッ素樹脂ライニング
42 金属管
43 給水
44 水分
45 凝縮水
100 熱回収システム
101 排ガス
102 熱媒体
103 ボイラ給水
104 洗浄液
105 アルカリ吸収液
106 排水
107 洗浄液
111 洗浄液注入部
131 アルカリ吸収液導入部
171 アルカリ吸収液循環ポンプ
172 循環アルカリ吸収液注入部
211 洗浄液注入部
221 循環ポンプ
222 循環噴霧部
233 洗浄液供給路

Claims (4)

  1. 熱媒体が循環する熱媒体循環路を備える排ガス熱回収システムであって、
    排ガス流路に設けられた伝熱管から成り、排ガスの熱を前記熱媒体に回収する熱回収器と、大気開放型の熱媒体用タンクと、前記熱媒体を循環させる循環手段と、前記熱媒体からボイラ給水に熱を回収する間接熱交換器とを前記熱媒体循環路に備える、排ガス熱回収システム。
  2. 前記伝熱管が、フッ素樹脂チューブ又はフッ素樹脂ライニングが施された金属管である、請求項1に記載の排ガス熱回収システム。
  3. 湿式脱硫塔内であって、洗浄液注入部の下方、かつ循環アルカリ吸収液注入部の上方において、前記排ガス流路に前記伝熱管が配設される、請求項1又は2に記載の排ガス熱回収システム。
  4. 貯留部を備える塔状構造物内であって、洗浄液注入部の下方の前記排ガス流路に前記伝熱管が配設され、前記貯留部に備わる熱交換器によって加温された洗浄液の注入を前記伝熱管が受ける、請求項1又は2に記載の排ガス熱回収システム。

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