JP2010281186A - 壁紙施工後、下地から放出されるホルムアルデヒドの低減ができる壁紙施工用接着剤、下地調整剤の製造方法。 - Google Patents
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Abstract
【課題】 壁紙の張り替え時にどんな下地が使用されているかが剥がしてからでないとわからない場合が多い、又、壁紙を張り替えによつて、下地に水分のを与えその水分が蒸発によって、下地からホルムアルデヒドを引き出し放散する、従って人間に刺激臭を与えてしまの等が問題となっている。
【解決手段】 施工に使用する接着剤、シ−ラ−等にホルムアルデヒドとすばやく反応する性質を与えることによって、下地の交換や工程を増やすことなく、ホルムアルデヒドを低減できる方法である。
【解決手段】 施工に使用する接着剤、シ−ラ−等にホルムアルデヒドとすばやく反応する性質を与えることによって、下地の交換や工程を増やすことなく、ホルムアルデヒドを低減できる方法である。
Description
本発明は、ホルムアルデヒドとすばや反応してホルマリン刺激臭を低減する性質を持った壁紙施工用接着剤、下地調整剤の製造方法であり、壁紙施工の工程を増やすことなく住宅室内空気の清浄化と、施工分野に広く利用出来る技術を寄与するものである。
従来は、特に壁紙の張り替え時に、ホルムアルデヒドの放出する下地かどうかは判明できない場合が多く、壁紙を施工してから刺激臭がする等のクレ−ムが発生している。
従来は、壁紙施工用でん粉系接着剤と壁紙のホルムアルデヒドの放出量を規制することで解決すると考えられていたが、特に張り替えの下地(ベニヤ合板等)から再度壁紙施工用でん粉系接着剤の水分を下地に与える結果、水分の移行、乾燥によってホルムアルデヒドの放出が考えらる、又、下地の見極めが困難なこと等から、簡単で安価にホルムアルデヒドの放出を低減できる方法がなく課題となっている。
本発明は、下地を新しくすることなく、従来の下地パテ補修する程度で、下地から放出された場合はすばやくホルムアルデヒド反応して、ホルムアルデヒドの放出を低減できる壁紙施工用でん粉系接着剤の開発を目的とします。
そして、本発明は上記目的を達成するために、壁紙の施工に使用する壁紙施工用でん粉系接着剤と変化なく配合ができ、ホルムアルデヒドと、すばやく反応を起こす等の性質を考慮した反応剤を選定して構成する。
反応剤の条件として、壁紙施工用でん粉系接着剤との配合による接着力、色彩、PH、手あれ、臭い、等に異常を起こさない事が必要条件です。又、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等とすばやく反応しなければならない。
上記のように本発明のホルムアルデヒドを低減する法として、壁紙を施工する時に使用する接着剤及び下地調整剤に、ホルムアルデヒドを低減する性能を付加した製品を、提供することにより、別に新たな工程を増やすことなく、壁紙施工後のホルムアルデヒドを低減かできる
以下、本発明の形態と実施について説明する。
ホルムアルデヒドを低減する壁紙施工用接着剤、下地調整剤は、ホルムアルデヒドと反応する反応剤、接着安定剤、等を工場、使用現場で任意に配合して製造する。
本発明は、以上のように構成された、壁紙施工用接着剤、下地調整剤は、配合割合によって多少の差は生じが以下に記載するような効果を発揮する。
試験には、ホルムアルデヒド放散量試験(デシケ−タ−法)にて、幅50mm×長さ150mm×暑さ2.5mmの試験片を用います。塗布量は下地調整剤(10g/900cm2)接着剤(200g/900cm2)として室温にて3日間養生する。
ガラス製のデシケ−タ−内に蒸留水300mlと、養生した1組の試験片をセットして、24時間静置させます。これにより試験片から放散したホルムアルデヒドが蒸留水に溶け込みます。この溶液を吸光光度法によって分析し、ホルムアルデヒドの濃度(単位:mg/L)を求めます。
上記試験により、標準配合の結果として、未処理合板(0.27mg/L)に対して接着剤を200/m2塗布した合板からのホルムアルデヒド放散量が(0.08mg/L)低減したをことをを確認することができた。
下地調整剤(シ−ラ−、パテ等)についても低減効果が認められた。又、通気のある壁紙を施工した場合は、室内に放出されるホルムアルデヒドの低減も考えられる。
接着力試験について、JISA6922:2003(壁紙施工用及び建具でん粉系接着剤)の5.2接着強さ試験法を用いて接着力試験を行った結果、無添加接着剤との差が生じなかった。又、接着剤の経時変化については1ヶ月後の試験も同様の結果が確認できた。下地についての接着力比較試験についても、一般的な石膏ボ−ド、ベニヤ、コンクリ等への接着性に異常がないことが確認できた。
Claims (2)
- 壁紙施工に於いて、下地材から放出されるホルムアルデヒドとすばやく反応して、ホルムアルデヒドの刺激臭等を低減する壁紙施工用接着剤及び下地調整剤(シ−ラ−・パテ)の製造方法。又、現場にて壁紙施工用接着剤とホルムアルデヒドの放出量を低減する反応剤(ホルムアルデヒドキャッチャ−剤)を配合して使用する接着剤も含む。
- 下地から放出されるホルムアルデヒドの低減だけでなく、通気性のある壁紙施工の場合は、室内空気の臭気も低減する効果。又、抗菌剤、等の配合によって壁紙の抗菌性を与える等の壁紙施工用接着剤の製造方法。
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JP2009151535A JP2010281186A (ja) | 2009-06-05 | 2009-06-05 | 壁紙施工後、下地から放出されるホルムアルデヒドの低減ができる壁紙施工用接着剤、下地調整剤の製造方法。 |
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2009
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