JP2010275982A - インタークーラおよびそれを用いた内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】過給機から内燃機関本体に供給される吸気ガスを効果的に冷却することができるインタークーラおよびそれを用いた内燃機関を提供する。
【解決手段】インタークーラ6の冷却外気の各入口部の断面形状を冷却外気が流れる方向に向かって連続的に順次狭くなるようなノズル形状に形成した。このノズル形状は、インタークーラ6の冷却外気の入口側の各コア6dの側面にノイズ形成部材6g1を接合することにより形成されている。このようにインタークーラ6の冷却外気の各入口部の断面形状をノズル形状とすることにより、インタークーラ6に流れる冷却外気の温度を下げることができるので、コア6d内に流れる吸気ガスの冷却効果を向上させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、インタークーラおよびそれを用いた内燃機関に関し、更に詳しくは、過給機から内燃機関本体に供給される吸気ガスを効果的に冷却することができるインタークーラおよびそれを用いた内燃機関に関する。
エンジンの出力向上を図る目的からエンジンの吸気系に過給機を搭載する過給機付きエンジンにおいては、過給機で過給された吸気ガス(圧縮空気)が高温となるため、これを燃焼室に直接供給してしまうと、充填効率の低下やノッキング(ガソリンエンジンの場合)の問題が生じる。
このため、過給機付きエンジンにおいては、過給機により過給された吸気ガスを冷却するためのインタークーラをエンジンの吸気系に装着するようにしている(例えば特許文献1)。トラック用のエンジンの場合は、インタークーラがラジエータの前に搭載されており、車速およびクーリングファンの吸い込みによる空気流がインタークーラに流れ込むことにより、過給機で高温となった吸気ガスが冷やされる。また、乗用車のエンジンにおいても搭載位置は異なるものの、インタークーラの前面に車速による空気流があたるようになっている。
このような過給機付きエンジンにおいては、エンジンの燃費を良くするため吸気温度をできるだけ下げることが要求されているが、空冷式のインタークーラの場合は、過給された吸気ガスを大気によって冷やすので、当該吸気ガスを大気温度以下に冷やすことができない、という問題がある。
特開2006−336890号公報
本発明の目的は、過給機から内燃機関本体に供給される吸気ガスを効果的に冷却することができるインタークーラおよびそれを用いた内燃機関を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明のインタークーラは、インタークーラ本体に、複数の吸気管と、前記複数の吸気管の各々の隣接間に設けられた外気流通路とを備えるインタークーラにおいて、前記インタークーラ本体の前記外気流通路に繋がる外気の入口部の断面形状を、前記外気が流れる方向に向かって連続的に順次狭くなるように形成したものである。
また、上記のインタークーラにおいて、前記外気の入口部の断面形状を、前記複数の吸気管の各々に接合された別部材によって形成すると、既存のインタークーラの外気の入口部に、前記別部材を接合するだけで対応できる。
また、上記のインタークーラにおいて、前記別部材を、前記複数の吸気管と同じ材料によって形成すると、前記別部材と前記複数の吸気管とを良好に接合することができる。
また、上記のインタークーラにおいて、前記別部材を樹脂によって形成すると、別部材を金属で形成した場合に比べて、軽量化できる上、低価格で対応できる。
また、上記のインタークーラにおいて、前記外気の入口部の断面形状を、前記複数の吸気管の各々の外壁によって一体的に形成すると、追加の別部材を必要としないので、インタークーラの製造を簡単化することができる。また、低価格で対応できる。
また、本発明の内燃機関は、上記のインタークーラを、内燃機関本体に接続された過給機の圧縮機の出口と、前記内燃機関本体に接続された吸気管との間に接続したものである。
本発明のインタークーラによれば、外気の入口部の断面形状を外気の流れる方向に向かって外気が流れる方向に向かって連続的に順次狭くなるように形成したことにより、インタークーラに流れる外気の熱エネルギー(エンタルピー)を速度エネルギーに変えることができるので、複数の外気流通路に流れる外気の温度を大気温度よりも低くすることができる。また、外気流通路に流れる外気の流速が増すので、その外気流通路に配置されたフィンの熱伝達率を向上させることができる。これらにより、インタークーラの複数の吸気管に流れる吸気ガスを効果的に冷却でき、その温度を下げることができる。
また、インタークーラの複数の吸気管に流れる吸気の温度を下げるために他の機構部を設けなくても良いので、インタークーラの大型化を招くこともない。
また、本発明の内燃機関によれば、インタークーラの複数の吸気管に流れる吸気ガスの温度を下げることができるので、吸気ガスの充填効率を増加させることができる。すなわち、燃焼室の空気過剰率を増加させることができる。その結果、燃焼室の燃焼ガスの比熱比を低減できるので、同じ燃料流量なら出力を増大させることができ、また、同じ出力なら燃料流量を低減でき燃費を向上させることができる。
また、インタークーラの複数の吸気管に流れる吸気の温度を下げるために他の機構部を設けなくても良いので、インタークーラの大型化を招くこともないし、また、制御性が複雑になることもない。このため、内燃機関の車両搭載性を損なうこともない。
本発明の実施の形態の内燃機関の要部構成図である。 図1の内燃機関のインタークーラの背面側斜視図である。 図2のインタークーラの側面図である。 図2のインタークーラにおけるインタークーラ本体の冷却外気の入口面側の要部斜視図である。 図2のインタークーラのI−I線の一部の断面図である。 図2のインタークーラの冷却外気の入口部の断面形状をノズル形状にしたことによる作用を説明するための要部断面図である。 本発明の他の実施の形態のインタークーラの図2のI−I線の一部に相当する箇所の断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態のインタークーラの図2のI−I線の一部に相当する箇所の断面図である。 従来のインタークーラの部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態のインタークーラおよびこれを用いた内燃機関について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本実施の形態のインタークーラを用いる内燃機関について説明する。図1は本実施の形態の内燃機関の要部構成図を示している。なお、矢印Aは吸気ガスの流れを示し、矢印Acは冷却外気(大気)の流れを示し、矢印Eは排気ガスの流れを示している。
本実施の形態の内燃機関は、例えばディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)1である。このエンジン1は、シリンダ(燃焼室)内において圧縮されて高温になった空気に燃料を供給した時に起こる自己着火をもとにした膨張でシリンダ内のピストンを押し出す構成を有しており、トラック等のような自動車両に搭載される。なお、本発明はディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジン等にも適用することもできる。
このエンジン1は、エンジン本体(内燃機関本体)2と、吸気マニホールド(吸気管)3と、排気マニホールド4と、過給機5と、インタークーラ6と、ラジエータ7と、クーリングファン8とを有している。
エンジン本体2には、複数のシリンダ(燃焼室)が配置されている。この複数のシリンダの各々の入口は吸気マニホールド3に接続されている。また、複数のシリンダの各々の出口(排気管)は排気マニホールド4に接続されている。排気マニホールド4は、排気管10を通じて過給機5のタービンの入口に接続されている。
過給機5は、互いに一体的に形成されたタービンおよびコンプレッサ(圧縮機)を有しており、エンジン本体2のシリンダから排出された排気ガスの力によりタービンが回転駆動すると、その駆動力にコンプレッサが連動することにより吸気ガスを圧縮してエンジン本体2のシリンダ内に高密度の空気を送り込むようになっている。
この過給機5のコンプレッサの出口と、エンジン本体2の吸気マニホールド3との間には、空冷式のインタークーラ6が接続されている。このインタークーラ6は、過給機5により圧縮され高温になった吸気ガスを冷却する装置であり、エンジン本体2の前面側(自動車両の前面)において、ラジエータ7の前面に配置されている。ラジエータ7とエンジン本体2との間には、クーリングファン8が回転可能な状態で設置されている。矢印Acで示す冷却外気は、大気中の空気が自動車両走行時の走行風およびクーリングファン8の吸引により、インタークーラ6を通過し、さらに、ラジエータ7を通過してクーリングファン8に流れたものである。すなわち、過給機5のコンプレッサで圧縮された吸気ガスは、吸気管11aを通じてインタークーラ6に流れ、ここで冷却外気により冷却された後、吸気管11bおよび吸気マニホールド3を順に経てエンジン本体2のシリンダ内に供給される。これにより、後述のように、シリンダ内に供給される吸気ガスの温度を下げることができるので、吸気ガスの充填密度を向上させることができる。
次に、上記したインタークーラ6の構造について図2〜図6を参照しながら説明する。図2は図1のエンジン1のインタークーラ6の背面側斜視図、図3は図2のインタークーラ6の側面図を示している。
インタークーラ6は、吸気入口側タンク6aと、吸気出口側タンク6bと、それらの間に接続されたインタークーラ本体6cとを有している。吸気入口側タンク6aは、図1に示した過給機5で圧縮された吸気ガスが供給され集められるタンクであり、その入口6a1には図1に示した吸気管11aが接続される。一方、吸気出口側タンク6bは、インタークーラ本体6cで冷却された吸気ガスが供給され集められるタンクであり、その出口6b1には図1に示した吸気管11bが接続される。
インタークーラ本体6cは、吸気ガスの冷却部分であり、複数のコア(吸気管)6dと、複数のコア6dの各々の隣接間に設けられた複数の外気流通路6eとを備えている。
コア6dは、吸気ガスを流す扁平中空状の配管であり、吸気入口側タンク6aから吸気出口側タンク6bに向かって延在形成されている。すなわち、各コア6dの長手方向一端は、吸気入口側タンク6aに接続され、長手方向他端は吸気出口側タンク6bに接続されており、吸気入口側タンク6aに供給された吸気ガスはコア6dの中空管内を通じて吸気出口側タンク6bに流れるようになっている。コア6dは、例えばアルミニウムのような熱伝導性の高い金属からなり、特に限定されるものではないが、図2の構成では、例えば21本配置されている。
外気流通路6eは、コア6dを流れる吸気ガスを冷却するための冷却外気が流れる流路であり、インタークーラ本体6cの前面と背面とを貫通するように形成されている。なお、インタークーラ本体6cの前面は冷却外気の入口面であり、背面は冷却外気の入口面に対してインタークーラ本体6cの厚さ方向(冷却外気が流れる方向)の反対側の冷却外気の出口面である。
また、外気流通路6eの各々には、冷却効率を高める観点からコルゲートフィン6fが設置されている。コルゲートフィン6fは、例えばアルミニウムのような金属薄板からなり、表面積を増大させて冷却効率を高める観点から蛇行状(波状)に曲折した状態で形成されている。また、コルゲートフィン6fは、放熱性を高める観点からコア6dとの接点で接合されている。なお、図2では図面を見やすくするためコルゲートフィン6fの一部のみを図示している。また、特に限定されるものではないが、コルゲートフィン6fは、図2の構成では、例えば全部で20枚並んで配置されている。
次に、図4は図2のインタークーラ6におけるインタークーラ本体6cの冷却外気の入口面側の要部斜視図、図5は図2のインタークーラ6のI−I線の一部の断面図を示している。
本実施の形態のインタークーラ6においては、インタークーラ本体6cの冷却外気の各入口部の断面形状がノズル状に形成されている。すなわち、インタークーラ本体6cの冷却外気の各入口部の断面形状が、冷却外気の流れる方向に向かって連続的に順次狭くなるように形成されている。別の言い方をすると、インタークーラ6の冷却外気の各入口部は、その高さ方向(複数のコア6dが配置される方向)の寸法が、冷却外気が進むにつれて次第に小さくなるように形成されている。そして、その入口部の寸法が最も小さくなったところで外気流通路6eに接続されている。なお、インタークーラ6の冷却外気の各入口部の高さ方向の最も小さい寸法は、外気流通路6eの当該高さ方向の寸法にほぼ等しい。
このように、インタークーラ6の冷却外気の各入口部の断面形状をノズル状にすることにより、インタークーラ6の冷却外気の各入口部に流れる外気の熱エネルギー(エンタルピー)を速度エネルギーに変えることができるので、外気流通路6eに流れる外気の温度を大気温度よりも低くすることができる。また、外気流通路6eに流れる外気の流速が増すので、その外気流通路6eに配置されたコルゲートフィン6fの熱伝達率を向上させることができる。これらにより、インタークーラ6の複数のコア6dに流れる吸気ガスを効果的に冷却でき、その温度を下げることができる。
ここで、図6はインタークーラ6の冷却外気の入口部の断面形状をノズル形状にしたことによる作用を説明するための要部断面図を示している。
図6において、w1:ノズル入口での流速(m/s)、w2:ノズル出口での流速(m/s)、h1:ノズル入口での比エンタルピー(J/kg)、h2:ノズル出口での比エンタルピー(J/kg)、T1:ノズル入口での温度(K)、T2:ノズル出口での温度(K)、cp:定圧比熱(J/kg・K)とすると、出入口でのエネルギー保存により(w2−w1)/2=h1−h2となる。
また、h1−h2=cp(T1−T2)となるので、(w2−w1)/2=cp(T1−T2)となる。
これを変形して、T1−T2=(w2−w1)/(2×cp)
すなわち、T2=T1−(w2−w1)/(2×cp)となる。
ここで、ノズルで流速が増すため、w2>w1となるので、T2<T1となる。
すなわち、ノズル状の入口部を通過することで流体(この場合は外気)の温度が下がる。
したがって、本実施の形態のインタークーラ6を用いたエンジン1によれば、インタークーラ6の複数のコア6dに流れる吸気ガスの温度を下げることができるので、図1に示したエンジン本体2のシリンダ内に供給される吸気ガスの充填効率を増加させることができる。すなわち、シリンダ内の空気過剰率を増加させることができる。その結果、シリンダの燃焼ガスの比熱比を低減できるので、同じ燃料流量なら出力を増大させることができ、また、同じ出力なら燃料流量を低減でき燃費を向上させることができる。
また、吸気ガスの温度を下げることができ、シリンダ内での燃焼温度を下げることができるので、窒素酸化物(NOx)の排出量を低減することができる。
また、吸気ガスの温度を下げるために他の機構部を設けるわけでもないので、インタークーラ6の大型化を招くこともないし、また、制御性が複雑になることもない。このため、エンジン1の車両搭載性を損なうこともない。
このようなインタークーラ6の冷却外気の各入口部のノズル形状は、図4および図5に示すように、インタークーラ本体6c前面の冷却外気の入口側における各コア6dの側面6d1にノズル形成部材(別部材)6g1を接合することにより形成されている。ノズル形成部材6g1は、各コア6dの長手方向に沿って、各コア6dの側面を覆うように接合されている。このため、本実施の形態のインタークーラ6においては、冷却外気の入口側のコア6dの側面部分が曲面を有するように突出されている。なお、比較のため図9に従来のインタークーラ50のインタークーラ本体51のコア52の断面図を示す。従来のインタークーラ50においては、冷却外気の入口側のコア52の側面52aが平坦になっている。
このようにコア6dの側面にノズル形成部材6g1を接合することによりノズル形状を形成することにより、既存のインタークーラの冷却外気の入口側の各コアの側面にノズル形成部材6g1を接合するだけで、本実施の形態のようなインタークーラ6を提供することができる。
また、ノズル形成部材6g1は、例えばアルミニウムのような熱伝導率の高い金属からなり、コア6dの側面6d1に溶接されている。このようにノズル形成部材6g1を金属により形成したことにより、ノズル形成部材6g1の表面積の分だけコア6dの放熱面積を増大させることができるので、コア6dに流れる吸気ガスの冷却効果を高めることができる。
また、ノズル形成部材6g1の材料をコア6dと同一の材料で形成したことにより、ノズル形成部材6g1とコア6dとを良好に接合できるので、ノズル形成部材6g1の接合強度を向上させることができる。また、ノズル形成部材6g1とコア6dとの接着性を高めることができるので接合部での熱抵抗を小さくすることができ、放熱性を向上させることができる。したがって、コア6dに流れる吸気ガスの冷却効果を高めることができる。
次に、本発明の他の実施の形態のインタークーラについて図7を参照しながら説明する。図7は図2のインタークーラ6のI−I線の一部に相当する箇所の断面図を示している。
図7のインタークーラ6においては、冷却外気の各入口部のノズル形状を形成するためのノズル形成部材6g2が、例えば樹脂またはゴムのような絶縁材料によって形成されている。これにより、ノズル形成部材を金属により形成した場合に比べて、インタークーラ6を軽量化できる上、インタークーラ6の価格を下げることができる。
ノズル形成部材6g2は、ボルトおよびナット等の締結手段によりインタークーラ6の冷却外気の入口側の各コア6dの側面に着脱自在の状態で取り付けられている。これにより、ノズル形成部材6g2が劣化したら交換することができる。なお、ノズル形成部材6g2とコア6dとの隙間はできるだけ狭い方が良い。これ以外は上記したのと同じである。
次に、本発明のさらに他の実施の形態のインタークーラについて図8を参照しながら説明する。図8は図2のインタークーラ6のI−I線の一部に相当する箇所の断面図を示している。
図8のインタークーラ6においては、冷却外気の各入口部のノズル形状が、コア6dの外壁によって一体的に形成されている。すなわち、ノズル形状はコア6dを押し出し成形で作成する際に同時に形成されている。これにより、ノズル形成部材を必要としないので、インタークーラ6の製造を簡単化することができる。また、部品点数を減らせるので、インタークーラ6の価格を下げることができる。これ以外は上記したのと同じである。
本発明のインタークーラおよびそれを用いた内燃機関は、インタークーラ本体の外気流通路に繋がる外気の入口部の断面形状を、外気が流れる方向に向かって連続的に順次狭くなるように形成したことにより、インタークーラ本体の複数の吸気管に流れる吸気ガスを効果的に下げることができ、出力の増大や燃費の向上を実現することができるので、自動車等の内燃機関に利用できる。
1 ディーゼルエンジン(内燃機関)
2 エンジン本体(内燃機関本体)
3 吸気マニホールド(吸気管)
4 排気マニホールド
5 過給機
6 インタークーラ
6c インタークーラ本体
6d コア(吸気管)
6e 外気流通路
6f コルゲートフィン
6g1,6g2 ノズル形成部材
11a,11b 吸気管

Claims (3)

  1. インタークーラ本体に、複数の吸気管と、前記複数の吸気管の各々の隣接間に設けられた外気流通路とを備えるインタークーラにおいて、前記インタークーラ本体の前記外気流通路に繋がる外気の入口部の断面形状を、前記外気が流れる方向に向かって連続的に順次狭くなるように形成したインタークーラ。
  2. 前記外気の入口部の断面形状を、前記複数の吸気管の各々に接合された別部材によって形成したインタークーラ。
  3. 請求項1または2に記載のインタークーラを、内燃機関本体に接続された過給機の圧縮機の出口と、前記内燃機関本体に接続された吸気管との間に接続した内燃機関。
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