JP2010274381A - ビス締め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ビスとビス穴との間の位置ズレによるビス締めミスを防ぐ。
【解決手段】2台のカメラ2、3を用いて、ビス締め手段1のビット5に配置されたマーク6とビス穴7とを撮像し、画像処理することでビット5の中心位置とビス穴7の中心位置との位置ズレを算出し、ビス穴7に対する位置補正値を求める。移動手段9によってビス締め手段1を移動させて位置補正を行うことで、ビス10とビス穴7の位置合わせを行い、その後にビス締め手段1によるビス締めを行うことで、ビス締めミスを低減する。
【選択図】図1
【解決手段】2台のカメラ2、3を用いて、ビス締め手段1のビット5に配置されたマーク6とビス穴7とを撮像し、画像処理することでビット5の中心位置とビス穴7の中心位置との位置ズレを算出し、ビス穴7に対する位置補正値を求める。移動手段9によってビス締め手段1を移動させて位置補正を行うことで、ビス10とビス穴7の位置合わせを行い、その後にビス締め手段1によるビス締めを行うことで、ビス締めミスを低減する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ビスをビス穴に対して高精度で位置合わせしてビス締めすることのできるビス締め装置に関するものである。
従来のビス締め装置として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。これは、ミラーを用いることにより、ビス締め機の真下においてビス穴の中心位置をカメラで測定し、ロボットによりビス締め機の位置補正動作を行った後、ビスを装着したビットをビス穴に下降させてビス締めを行う。
また、特許文献2に開示されたビス締め装置では、複数のビス穴にビス締めを正確に行うことを目的とし、カメラで2つのビス穴の位置を測定して補正量を算出することで、その他のビス穴の位置データもそれに基づき補正をする。これにより、すべてのビス穴の位置データが正確なものとなり、ロボットによりそれぞれのビス穴にビス締め機を移動させ、正確なビス締めを行うことを可能としている。
しかしながら上記従来技術では、ビス穴の位置のみを測定しており、ビス締め機のビットに装着されたビスの位置を測定していないため、ビス締め機を正確に位置補正することができない。このため、ロボットの位置決め精度、ロボットに対するビス締め機の設置ズレ、ロボット座標系とカメラ座標系の不一致等によるビス締めミスが発生する。つまり、ビス締め機のビットが下降した際、ビスがビス穴の内側に異常な姿勢で接触したり、ビス穴の外側にあたったりすることにより、ビスをビス穴に正常に挿入することができず、ビス締め不完全になるという問題がある。
本発明は、ビスを装着したビス締め手段の先端部の中心位置とビス穴の中心位置とを正確に位置合わせすることで、ビス締めミスを低減することのできるビス締め装置を提供することを目的とするものである。
本発明のビス締め装置は、ビスをビス穴にビス締めするためのビス締め手段と、前記ビス締め手段の先端部に配置したマークと、前記ビス締め手段の前記マークとビス穴とを撮像する2台のカメラと、ビス穴の中心位置と前記マークの中心位置を前記2台のカメラのそれぞれの画像に基づいて算出し、ビス穴に対する前記ビス締め手段の位置補正量を算出する手段と、前記位置補正量に基づいて前記ビス締め手段を移動させ、前記ビス締め手段に保持されたビスをビス穴に対して位置合わせするための移動手段と、を有することを特徴とする。
2台のカメラにより、ビス穴とビス締め手段の先端部のマークを撮像することにより、ビス穴の中心位置とビスの中心位置を高精度に一致させ、ビス締めミスを低減することができる。
図1は、一実施形態によるビス締め装置を示す。この装置は、ビス締め手段1と、2台のカメラ2、3と、これらのカメラ2、3を連結する連結冶具4と、を有し、ビス締め手段1の先端部であるビット5にはマーク6が配置される。ビス穴7を有するワーク8に対して、ビス締め手段1を移動手段9によりX、Y方向に移動して位置合わせした後、ワーク8のビス穴7にビス10を挿入し、ビス締めする。X、Y2次元直交座標系は、ビス穴7を含む測定平面に平行になるよう設定してある。X軸上の位置測定用のカメラ3と、Y軸上の位置測定用のカメラ2を連結治具4によりビス締め手段1に固定する。ビス締め手段1とカメラ2、3は、移動手段9により一体となって移動する。
マーク6は、図2(a)に示すように、ビス締め手段1のビット5に保持されたビス10に近接するように配置され、上方から見たカメラ2、3の配置は、同図の(b)のようになる。2台のカメラ2、3は、それぞれビス穴7とビット5の先端が映るように上方斜めから撮像する。2台のカメラの被写界深度は互いに同じにしておくと、さらに望ましい。
カメラ周辺の状況に応じ、適宜個別にカメラの撮像角を決定してよい。また、それぞれのカメラの水平軸が、2次元直交座標系のX軸、Y軸と平行になるように配置すれば、位置算出方法が比較的容易となるのであるが、そのように配置することに限らなくてもよい。ただし、カメラが上方から見て対向するような配置は、明らかに不可である。ここでは簡単のため、それぞれのカメラの水平軸が、上記で設定した2次元直交座標系のX軸、Y軸と平行となるように配置した場合を説明する。
X軸上位置測定用カメラレンズ22,Y軸上位置測定用カメラレンズ21は、より高精度な測定を行うのであれば、被写界深度方向での測定対象の位置変化による測定誤差が少なく、周辺がほとんどひずまないテレセントリックレンズを用いるのが望ましい。
X軸上の位置測定用カメラ画像は図3(a)、Y軸上の位置測定用カメラ画像は図3(b)のようになる。移動手段9による位置補正量は、カメラ2、3に接続された画像処理装置11によって算出され、コントローラ12によって制御される。カメラ画像14においては、2次元直交座標系でのビス穴中心18の位置とビット中心軸15の位置との距離であるX軸方向補正量24、Y軸方向補正量25となる。
ビス締め手段1を移動する際、図2(a)に示すビス10の中心軸23の位置とビス穴7の中心位置を合わせ込みたい。しかし、ビス10はビス溝などを有し、その形状が複雑であるため上方斜めから撮像したビス10の画像からその中心軸23の位置を割り出すことは困難である。そのため、ビス10に近接したビット5の先端部13の表面に、ビット中心軸15に直径が垂直になるような円形状のマーク6を付け、そのマーク6の円中心位置をビス10の中心軸23の位置とする。これにより、マーク6を画像処理してマーク6の円中心を求めることで、ビス10の中心軸23の位置を推定することができる。ここでは、ビス10の中心軸23とビット中心軸15が良好に一致していることが前提となる。
マーク6は、ビット中心軸15に直径が垂直になるような円形のものであればよい。例えば、円形の線状又は破線状のもので、画像処理によりマークが明確に抽出できるものが望ましい。
マーク6は、カメラ2、3及び画像処理による認識を良くするためにビット5に対してコントラストの良い状態にすることが望ましい。そのため、ビット5からの反射光がマーク6からの反射光と比較して低輝度となる材質を使用するか、あるいはそのような表面性状にする。例えば、ビット5の先端部13を黒で塗装し、その上に白のマーク6を塗装する。また、ビット5からの反射光がマーク6からの反射光と比較して高輝度となる材質を使用するか、あるいはそのような表面性状にしてもよい。
マーク6の中心位置は、図3(e)に示すように、X軸上位置測定用のカメラ3及びY軸上位置測定用のカメラ2の画像14において、マーク6の円弧を楕円近似し、その楕円の長径を求め、その中点をマーク中心17の位置とする。上記の手順は、例えば、図3(c)に示すように、予めマーク6をビット5の左右の側面が入らないように登録画像領域20のように領域制限してパターンマッチングの登録画像として登録する。このようにビット5の登録画像領域20を設定する理由は、領域制限しなかった場合、ビット5後方の背景画像によりマーク6の円弧の抽出が不正確になるおそれがあるからである。
ビス締め工程では、図3(d)、(e)に示すように、その登録画像によりマーク6の円弧をサーチし、そのサーチ結果領域16から円弧の線を抽出し、それを楕円近似して楕円を作成して、楕円の長径を求め、その中点をマーク中心17の位置とする。また、ビス穴7の中心位置は、X軸上、Y軸上の測定用カメラ画像それぞれにおいて、ビス穴7のエッジ抽出を行いその楕円状のエッジを楕円近似し、上記同様にその楕円の長径を求め、その中点をビス穴中心18の位置とする。そして、マーク中心17の位置をビット中心軸15の位置とする。
次いで、図3(a)に示すように、X軸方向においてビス穴中心18とビット中心軸15との距離をX軸方向補正量24とし、移動手段9を移動させる。さらに、図3(b)に示すように、Y軸方向においてもビス穴中心18とビット中心軸15との距離をY軸方向補正量25とし、移動手段9を移動させる。この時点で図3(f)に示すようにビス穴中心18とビット中心軸15の位置がX軸、Y軸上で一致することとなる。ここで、移動させる順番はX軸方向が先でもY軸方向が先でもどちらでもよい。
その後、ビス締め手段1を駆動してビット5を下降させることにより、ビス10がビス穴7の中心に向け正確に挿入され、ビス締めが行われる。
1 ビス締め手段
2、3 カメラ
5 ビット
6 マーク
7 ビス穴
8 ワーク
9 移動手段
10 ビス
2、3 カメラ
5 ビット
6 マーク
7 ビス穴
8 ワーク
9 移動手段
10 ビス
Claims (3)
- ビスをビス穴にビス締めするためのビス締め手段と、
前記ビス締め手段の先端部に配置したマークと、
前記ビス締め手段の前記マークとビス穴とを撮像する2台のカメラと、
ビス穴の中心位置と前記マークの中心位置を前記2台のカメラのそれぞれの画像に基づいて算出し、ビス穴に対する前記ビス締め手段の位置補正量を算出する手段と、
前記位置補正量に基づいて前記ビス締め手段を移動させ、前記ビス締め手段に保持されたビスをビス穴に対して位置合わせするための移動手段と、を有することを特徴とするビス締め装置。 - 前記マークは円形の線状であることを特徴とする請求項1に記載のビス締め装置。
- 前記マークは円形の破線状であることを特徴とする請求項1に記載のビス締め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009130465A JP2010274381A (ja) | 2009-05-29 | 2009-05-29 | ビス締め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009130465A JP2010274381A (ja) | 2009-05-29 | 2009-05-29 | ビス締め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010274381A true JP2010274381A (ja) | 2010-12-09 |
Family
ID=43421812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009130465A Pending JP2010274381A (ja) | 2009-05-29 | 2009-05-29 | ビス締め装置 |
Country Status (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2463936A1 (en) | 2010-12-09 | 2012-06-13 | Sony Corporation | Power storage apparatus, connection apparatus, power storage system, electronic device, motor-driven vehicle, and electric power system |
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CN110091162A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-08-06 | 格力电器(武汉)有限公司 | 打螺钉系统 |
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2009
- 2009-05-29 JP JP2009130465A patent/JP2010274381A/ja active Pending
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