JP2010272787A - 太陽電池パネル、太陽電池ユニット、太陽電池ユニット集合体 - Google Patents

太陽電池パネル、太陽電池ユニット、太陽電池ユニット集合体 Download PDF

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Abstract

【課題】受光面積の増大が可能であり、従来、太陽電池表面で反射してしまい、有効に利用できなかった光を有効に利用でき、かつ信頼性、寿命、光の変換効率の高い太陽電池パネル、太陽電池ユニット、太陽電池ユニット集合体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の太陽電池パネルは、可撓性を有する薄膜光電変換層を―対の電極間に備えてなる太陽電池フィルム2を、その―辺に平行な複数列の畝2aを成すように屈曲して波板状とし、この太陽電池フィルム2を支持体3上に配設してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池パネル、太陽電池ユニット、太陽電池ユニット集合体に関するものである。
環境にやさしい技術として、太陽電池の開発が盛んである。太陽電池は、光起電力効果を得る半導体の種類によって、シリコン系のものと化合物半導体系のものとに大別され、さらに前者は結晶シリコン系のものとアモルファスシリコン系のものとに分類される。
結晶シリコンを用いた太陽電池は古くから開発されてきたものであって、例えばシリコンの単結晶もしくは多結晶にpn接合またはpin接合を形成したもの、ショットキー接合を形成したものなどがあり、これらは変換効率や信頼性に優れている。この反面、柔軟性がなく、平面的な構造であるために、入射した光の多くが、その表面で反射されてしまい、発電に寄与せずに、変換効率を充分に上げることができなかった。
このような問題に対処するものとして、特許文献1には、ハニカムパネル上に、2つの側面を有する鋸歯反射板の列と、太陽電池の列とが交互に配置された太陽電池集光装置の構成が開示されている。この構成によれば、太陽電池表面に対して傾斜した入射角を有する放射太陽光を、鋸歯反射板で反射させて集光効率を向上できることが記載されている。
また、特許文献2には、四角錘および四角錘の連なる表面形状のガラス基板と、その表面に形成されたアモルファスシリコンと、電極とからなる太陽電池の構成が開示されている。この構成によれば、受光面積を増大し、四方から反射されてくる散乱光を有効に受光できることが記載されている。
特許文献3には、表面が凹凸状をなす、いわゆる逆ピラミッド形状の基板上に球状、棒状の半導体結晶を配置した太陽電池の構成が開示されており、半導体結晶に対して広い入射開口角が得られ、光の封じ込め効率が向上することが記載されている。
一方、化合物半導体を利用したものとしては、GaAsやCdTeなどのIII―V族やII−VI族の化合物半導体材料を用いたものや、有機系材料を用いる色素増感型のものが提案されている。
特許文献4には、可視光を透過する円筒型の透明セルの内部に色素増感型の半導体層を設けた太陽電池の構成が開示されている。この構成によれば、円筒形状で大きな表面積を有することから、集光効率が向上することが記載されている。
特表2004−504232号公報 特開平08−078708号公報 特開2000−022184号公報 特開2003−077550号公報
しかしながら、従来の太陽電池の多くは、半導体基板として単結晶シリコンウエハーを用いたり、ガラス基板上に単結晶もしくは多結晶シリコンを積層したりしている。このために、基板自体には柔軟性がなく、さらなる光の吸収効率や受光面積の向上を図ることができなかった。
これを解決するものとして、柔軟性を有するプラスチックフィルムなどの基板上にアモルファスシリコンを積層したものが提案されているが、結晶シリコン系のものに比べて、信頼性、寿命、光の変換効率に劣るという問題があった。
上記文献には、柔軟性のない基板であっても、基板を立体形状にすることで散乱光を有効に受光できること(特許文献2参照)や、受光面に凹凸形状を付与することで入射光を有効に封じ込められること(特許文献3参照)が開示されている。
しかしながら、その製造にあたっては、基板によって形作られる立体の各面毎に太陽電池セルを作成し、そのセル毎の上下の各配線を互いに接続するので、製造工程とコストが増加するという問題があった。
さらに、化合物半導体材料を用いたものや、上記特許文献4に記載された有機系材料を用いた色素増感型のものは、いずれも製造コストが高く、耐候性に問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、受光面積の増大が可能であり、従来、太陽電池表面で反射してしまい、有効に利用できなかった光を有効に利用でき、かつ信頼性、寿命、光の変換効率の高い太陽電池パネル、太陽電池ユニット、太陽電池ユニット集合体を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の太陽電池パネルは、可撓性を有する薄膜光電変換層を一対の電極間に備えてなる太陽電池フィルムと、前記太陽電池フィルムを支持する支持体と、を備え、前記太陽電池フィルムが、該太陽電池フィルムの一辺に略平行な複数列の畝をなす屈曲状態で前記支持体上に配設されていることを特徴とする。
可撓性を有する薄膜光電変換層を使用することで、太陽電池フィルムにも可撓性が付与される。この太陽電池フィルムを屈曲させて、太陽電池フィルムの一辺に平行な複数の畝が配列された波板状に成形して、この太陽電池フィルムを支持体上に配設することで立体構造を有する太陽電池パネルとなる。
このような構成にすることで、支持体の面積に対して、波板状に屈曲した太陽電池フィルムの面積は大幅に増大するので、限られた設置面積でより多くの光を受光できる。
また、太陽電池フィルムを屈曲させて、複数列の畝を有する波板状とすることで、各畝をなす面は支持体表面に対して傾斜した側面となるので、周囲からの散乱光のみならず、自らが反射してしまい、従来は有効に利用できなかった自己散乱光をも効率良く受光することができる。よって、光の変換効率の良い太陽電池パネルとなる。
また、従来の立体構造を有する太陽電池パネルはいずれも、立体を構成する各面毎に別個にパネルを予め作成した後に、これらのパネルを互いに接続したものであった。これに対して、本発明の太陽電池パネルは、太陽電池フィルムを屈曲させたものであり、単一部材の連続面で構成されるので、立体化に要する組み立てや配線等が必要なく、製造工程とコストが増加することがない。
本発明の太陽電池パネルにあっては、前記薄膜光電変換層を、単結晶半導体薄膜または多結晶半導体薄膜で構成することができる。
一般的には柔軟性を持たない単結晶半導体または多結晶半導体を薄膜化することで、可撓性を有する薄膜光電変換層とすることができる。これにより、信頼性、寿命、光電変換効率に優れた本発明の太陽電池パネルにおいて、更なる光の吸収効率の向上や受光面積の向上を図ることができる。
本発明の太陽電池パネルにあっては、前記薄膜光電変換層を、ガラス薄膜基板上に、単結晶半導体層または多結晶半導体層を積層したもので構成することができる。
ガラス基板を薄膜化して、可撓性を有する薄膜基板とし、この上に半導体層を形成することで、半導体薄膜だけで薄膜光電変換層を構成する場合よりも、半導体層の膜特性の制御、強度の増強、太陽電池パネルとした際の設計自由度等を向上させることができる。
本発明の太陽電池パネルにあっては、前記太陽電池フィルムと前記支持体とを、 少なくとも1層ずつ交互に積層してなることが好ましい。
可撓性を有する太陽電池フィルムを屈曲して波板状とし、これを支持体と交互に少なくとも一層ずつ積層することで、いわゆるハニカム構造となり、軽量で高強度の太陽電池パネルとなる。
本発明の太陽電池ユニットは、上記本発明の太陽電池パネルを、内面が反射面とされた筐体内に収容してなり、前記太陽電池パネルの前記各畝の延在方向と前記筐体の内面とが平行とされていることを特徴とする。
このような構成にすると、屈曲された太陽電池フィルム表面と、支持体表面と、筐体の内面とによって囲まれた導光路が形成される。太陽電池ユニットに入射した光は、それぞれの入射角に従って、この導光路内で反射を繰り返すこととなり、 何度も太陽電池フィルムで受光することができる。このように、入射光を効率良く太陽電池ユニット内に封じ込めることができるので、高い変換効率での発電が可能となる。
また、太陽電池ユニットヘ入射した光はその入射角度にかかわらず、導光路内で 反射されることで、必然的に太陽電池フィルムに到達するので、筐体の開口面が限 られた面積であっても、より広い角度の入射光を利用できるようになる。また、太 陽電池ユニットの受光面を太陽光に対して好適な方向に姿勢制御する必要もない。
本発明の太陽電池ユニットにあっては、前記筐体の内側底面に、前記筐体への入射光を拡散または集束させる光学部材を備えてなることが好ましい。
太陽電池ユニットに入射して筐体の内側底面に到達した光を光学部材もしくは光 学部材を通した内側底面で反射させることにより再度、導光路内で反射を繰り返す ようにでき、太陽電池フィルムでの受光回数が増加する。
特に、本発明の太陽電池ユニットヘの入射光のうち、発電に利用されることなく 内側底面に到達していた筐体開口面への直角入射光を、光学部材で拡散または集束 するように反射することで、薄膜光電変換層で受光できるようになるので、入射光 の利用効率がより一層向上し、より高い光変換効率を有する太陽電池ユニットとな る。
本発明の太陽電池ユニット集合体は、本発明の太陽電池ユニットを複数個連結さ せてなることを特徴とする。
本発明の太陽電池ユニットは、いわゆるハニカム構造を有するものなので、その集合体は軽量で高強度のものとなる。また、光の変換効率に優れた太陽電池ユニットを連結することで、より多くの発電量を得ることができる。
本発明の太陽電池パネルの一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の太陽電池ユニットの第1実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の太陽電池ユニットの第1実施形態の概略部分断面図である。 本発明の太陽電池ユニットの第2実施形態の概略部分断面図である。 本発明の太陽電池ユニット集合体の一実施形態を示す概略斜視図である。
本発明について、以下に図面を用いて説明する。なお、以下の各図面では、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や部材毎に縮尺を適宜変更している。
[太陽電池パネル]
図1は本発明の太陽電池パネルの一実施形態を示した概略斜視図である。
符号1は太陽電池パネルであって、太陽電池フィルム2と支持体3とを一層ずつ交互に積層してなるものである。太陽電池フィルム2は、可撓性を有するフィルムであり、波板状に屈曲されている。すなわち、太陽電池フィルム2は、太陽電池フィルム2の一辺に平行な畝2aが連続的に並ぶように屈曲されている。太陽電池フィルム2と支持体3とは、畝2aの頂部もしくは底部の任意の位置を支持体3の表面に部分的に接着することで固定されている。
支持体3は、屈曲された太陽電池フィルム2の形状を保持するためのものであって、可撓性を有するものであっても、剛直なものであってもよい。また、支持体3は、光電変換層の受光波長領域において透明であっても良いし、表面が反射面であっても良く、太陽電池フィルム2であっても良い。
太陽電池フィルム2は、一対の電極間に可撓性を有する薄膜光電変換層を備えてなるものであって、必要に応じて、反射防止膜や保護フィルム等を備えていてもよい。薄膜光電変換層は、光エネルギーを電力に変換する光電変換材料を薄膜化してなるものであって、光電変換材料の薄膜の単一層あるいは積層である他、ガラスや半導体等の薄膜基板上に薄膜の光電変換材料層を積層したものであっても良い。
光電変換材料としてはシリコンの他、III−V族、II−VI族、I−III−VI族の化合物半導体材料、有機系材料など周知の材料を用いることができるが、光の変換効率、寿命、信頼性の観点からはシリコン、特に、単結晶シリコンまたは多結晶シリコンが好適である。
単結晶シリコン、多結晶シリコンはいずれも剛直であるが、その膜厚が100μm程度となると、曲げに対する柔軟性を有するようになる。これら結晶性のシリコンの薄膜を得るには、例えば、本出願人による特開2005-266754号公報に記載された研磨方法が利用できる。この研磨方法は、研磨装置の定盤上に、薄膜化すべき板材をワックスで固定して、研磨を行って所望厚さにまで薄膜化した後に、ワックスを溶融除去するものである。この方法によれば、クラックの発生がなく、単結晶シリコンまたは多結晶シリコンで膜厚25μm以下の薄膜化が可能である。
より具体的には、以下の方法による。
まず、厚さ0.5mm程度の単結晶シリコンまたは多結晶シリコンの板材を用意し、これを定盤上にワックスで固定する。定盤上の板材と対向するように研磨用ヘッドを配置し、そこで研磨用ヘッドを軸線周りに回転させる一方で、研磨用ヘッドとは異なる速度で定盤も回転させる。この状態で研磨用ヘッドと板材との間に砥粒を含む懸濁液を供給しつつ、研磨用ヘッドと板材との間に荷重をかけながら研磨することで、板材を膜厚25μmにまで薄膜化することができる。さらに、必要に応じて、研磨用ヘッドに研磨布を取り付けて、再度、上記と同様の研磨を行うことで、薄膜化された板材の表面を平滑化することができる。薄膜化された板材を洗浄した後に、定盤を加熱すると、ワックスが溶融するので、薄膜化された板材に余分な応力をかけることなく、板材を容易に研磨装置から取り外すことができる。
本実施形態の太陽電池パネル1にあっては、この薄膜化された単結晶シリコンまたは多結晶シリコンをそのままの状態で用いる他、ガラス薄膜基板と貼り合わせて用いても良く、ガラス薄膜基板上に、半導体薄膜や有機材料からなる光電変換材料層を積層したものであってもよい。このガラス薄膜基板は、上記研磨方法で膜厚が100μm以下とされたものであって、薄膜化によって曲げに対する柔軟性を持たせたものである。
このようなガラス薄膜基板を用いることで、単結晶シリコンまたは多結晶シリコンの薄膜のみで薄膜光電変換層を構成する場合よりも、半導体層の膜特性の制御が容易になる他、強度の増強を図ることができるので、太陽電池パネルとした際の設計自由度が上がる。
本実施形態の太陽電池パネル1にあっては、信頼性、寿命、光電変換効率に優れているものの、柔軟性がなかった単結晶シリコン、多結晶シリコン、ガラス基板を薄膜化によって屈曲可能とすることで、受光面積の向上と、更なる光の吸収効率の増大とが可能となる。
太陽電池フィルム2の屈曲形状は、特に限定されるものではないが、図1に示したような複数の畝2aが均等幅で配列された波板形状であることが好ましい。この形状は、太陽電池フィルム2の面積が縮小するように、フィルムの対向する2辺からその中心へ向かって均等に応力を付与することで容易に成形できるからである。
従来、立体構造を有する太陽電池パネルは、立体を構成する各面毎に太陽電池パネルを予め作成した後に、これらのパネルを互いに接続したものであったために、製造工程が煩雑になり、コストの増大が問題であった。これに対して、本実施形態の太陽電池パネル1にあっては、太陽電池フィルム2の連続面から上記方法により、非常に容易に立体構造を得ることができ、製造工程とコストが増加することがない。よって、光の変換効率、信頼性、寿命に優れた太陽電池パネル1を安価で提供可能となる。
畝2aの頂部および底部の屈曲角度は小さい方が受光面積の増大率を大きくできるが、過度の屈曲は割れなどの不良の発生原因になるので、直角以上の鈍角であることが好ましい。
例えば、図1中に示したように、一つの畝2aの頂部Aと、それに隣接する2つ
の底部B、Cの屈曲角度をいずれも直角にすると、畝2aの幅B−Cの中点Dを頂
点とした三角形D−A−Bと三角形D−A−Cは直角二等辺三角形になるので、辺
A−Bおよび辺A−Cの長さは、辺B−Dおよび辺C−Dの長さの√2倍になる。よって、√2倍の表面積を有する太陽電池フィルム2が支持体3に固定されることになり、受光面積が増大されるので、限られた設置面積でより多くの光を受光できる。
また、太陽電池フィルム2は支持体3に対して傾斜面となるので、周囲からの散乱光のみならず、自らが反射してしまい、従来は有効に利用できなかった自己散乱光をも効率良く受光することができる。よって、より一層光の変換効率の良いものとなる。
なお、本実施形態に係る太陽電池パネル1においては、畝2aの形状および配列数、配列幅は、本実施形態に限定されるものではなく、畝2aが異なる幅で不規則に配列されていてもよい。また、太陽電池フィルム2と支持体3との積層数もこれに限定されるものではなく、最上層と最下層とが支持体3であり、太陽電池フィルム2が支持体3に挟持されたサンドイッチ構造であってもよい。
[太陽電池ユニット]
(第1実施形態)
図2は本発明の太陽電池ユニット5の第1実施形態を示した概略斜視図である。
本実施形態の太陽電池ユニット5は、内面が反射面(鏡面)とされた筐体4内に、上記実施形態の太陽電池パネル1を収容してなるものである。太陽電池パネル1は、各畝2aの延在方向が筐体4の側面4bと平行になり、かつ、概略波形をなす側面が筐体4の開口面4aに露出するように、筐体4内に収容されている。
また、本実施形態の太陽電池ユニット5にあっては、3枚の支持体3の上下面に、波板状に屈曲した4枚の太陽電池フィルム2を交互に一枚ずつ積層した構造となっており、各太陽電池フィルム2と各支持体3とからなる太陽電池パネル層50を4層、積層した構造となっている。各太陽電池パネル層50において、太陽電池フィルム2と支持体3とで囲まれた部分で、断面形状が概略三角形の導光路51が構成される。各太陽電池パネル層50の周縁部と、最上層および最下層の太陽電池パネル層50においては、筐体4の鏡面化された内側面が導光路51の一側面となる。
この太陽電池ユニット5では、筐体4の開口面4aが受光面5aとされ、図2中に矢印で示したように、開口面4aから筐体底面へ向かって光が入射されて発電に利用される。
以下、図3を参照して、本実施形態の太陽電池ユニット5における入射光の振る舞いを説明する。図3は、本実施形態の太陽電池ユニット5を支持体3に平行な平面で切断した概略部分断面図である。
以下の説明において、同一の太陽電池パネル層50で隣接した3本の導光路51、52、53を例にとり、各導光路への入射光を光1、光2、光3と称するが、これらは便宜的なものであって、受光面5aの入射光が実際に光1〜光3に分離されるものではなく、その入射角度も光1〜光3のものに限定されるものでもない。
導光路51において、光が受光面5aに対して鋭角で入射する場合を例にとって説明する。
図3に示したように、光1は、導光路51の一方の側面22である太陽電池フィルム2に直接入射して光電変換される一方で、側面22で反射され、導光路51のもう一方の側面21に入射する。しかし、この側面21もまた、太陽電池フィルム2であるので、ここで光1は再度、光電変換される。さらに側面21で反射された光1は、もとの側面22に入射され、光電変換される一方で反射される。
このように、光1は導光路51の側面21、22間で光電変換と反射とを繰り返して太陽電池ユニット5の底部へ向かって導光され、筐体4の内側底面4cに達する。この内側底面4cもまた反射面(鏡面)であるので、光1は進行方向を変え、受光面5aへ向かって反射される。これにより、光1は導光路51で、さらに光電変換と反射とを繰り返す。
太陽電池フィルム2での光の変換効率は、光電変換材料の種類やパネルの構成によって異なるが、単結晶シリコンでは15〜19%、多結晶シリコンでは12〜17%、アモルファスシリコンでは10〜12%であり、反射率はいずれも20〜50%である。
光1は光電変換されるよりも反射される割合の方が多い訳であるが、本実施形態の太陽電池ユニット5によれば、光を導光路51内で繰り返し反射させて、その都度、太陽電池フィルム2面に入射させるような構成となっているので、光1を導光路51内に封じ込めて、有効に発電に利用することができる。
導光路52において、光2は受光面5aに対して略直角に入射する。この光2も光1と同様に、導光路52内において光電変換と反射とを繰り返すが、導光路52を形成する一方の側面23の太陽電池フィルム2への入射角が非常に浅くなるので、導光路52内での反射回数が少なくなる。それでも、多数回の光電変換を行うことができるので、従来よりも高い変換効率での発電が可能である。
導光路53においては、光3は受光面5aに対して直角に入射するので、導光路53を形成する2つの側面23、24に入射することなく、筐体4の内側底面4cに達して反射されるので、ほとんど発電に利用することができない。
このように、本実施形態の太陽電池ユニット5に入射した光は、それぞれの入射角に従って、各導光路51〜53内で反射を繰り返すこととなり、何度も太陽電池フィルム2で受光することができる。このように、入射光を効率良く太陽電池ユニット5内に封じ込めることができるので、高い変換効率での発電が可能となる。
(第2実施形態)
以下、本発明の太陽電池ユニットの第2実施形態について、図4を参照して説明するが、上記第1実施形態と異なるところについてのみ説明し、その他の構成の同一の部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
図4は、本実施形態の太陽電池ユニット55を支持体3に平行な平面で切断した概略部分断面図である。
本実施形態の太陽電池ユニット55が上記第1実施形態と異なるのは、筐体4の内側底面4cに凸面鏡6を配し、筐体4の底部に到達した入射光を凸面鏡6で拡散させるようにしたところである。
受光面5aに対して鋭角で入射した光1は、第1実施形態においても、導光路51内での反射回数が多く、充分に光電変換に利用可能であるが、凸面鏡6によって拡散されることにより、側面21、22に対して深い入射角を持つようになるので、さらに反射回数が増加する。光1と同様に、光2も凸面鏡6によって、導光路52内での反射回数が増加する。
特に、受光面5aに対して直角に入射する光3は、第1実施形態の太陽電池ユニット5では、ほとんど発電に利用することができなかったが、本実施形態の太陽電池ユニット55にあっては、凸面鏡6で拡散され、導光路53の2つの側面23、24で反射されて、光電変換に利用可能となる。加えて、光1、光2と同様に、側面23、24へ対して深い入射角度を持つようになるので、導光路53内での反射回数も多くなる。このように、太陽電池ユニット55への入射光はその入射角度にかかわらず、各導光路内51、52、53で複数回、反射を繰り返し、その都度、光電変換が行われるので、光電変換効率をより一層向上させることができる。
また、本実施形態の太陽電池ユニット55にあっては、受光面5aへの入射角度を問わないので、開口面5aの面積が限られたものであっても、より広い範囲の光を利用できるようになるので、入射光に対して受光面5aが好適な角度になるように姿勢制御する必要がない。
本実施形態においては、内側底面4cに凸面鏡6を配したが、本実施形態の太陽電池ユニット55はこれに限定されるものではなく、内側底面4cに入射した光を拡散または集束させて反射できる部材であればよく、凹面鏡、凹レンズ、凸レンズ、フレネルレンズ等の各種の光学部材を利用することができる。なお、レンズを用いた場合には、入射光はレンズを通した内側底部4cで反射されることになるが、本実施形態と同様の作用、効果が得られる。
[太陽電池ユニット集合体]
図5は、本発明の太陽電池ユニット集合体7を示した概略構成図である。
この太陽電池ユニット集合体7は、本発明の太陽電池ユニット5を複数積層してなり、その各受光面5aが同一平面となるように連結されている。本実施形態の太陽電池ユニット集合体7は中空構造の所謂ハニカム構造であり、軽量で高強度であるので、このような多数の集合体とした際にも、自重が大きくなり過ぎて、機械的強度が不足する心配がない。よって、変換効率に優れた多数の太陽電池ユニット5を連結することができるので、より多くの発電量を得ることができる。
以上説明したように、本発明の太陽電池パネルは、信頼性、寿命、変換効率が高いが、柔軟性を持たなかった光電変換材料を薄膜化して、可撓性を有する薄膜光電変換層とすることで、立体構造を実現したものである。よって、受光面積が増大されると共に、周囲からの散乱光のみならず、自己散乱光をも効率良く受光でき、光の変換効率の高い太陽電池パネルとなる。
また、本発明の太陽電池パネルにおける立体構造は、太陽電池フィルムを屈曲した単一部材の連続面から構成されるので、立体化に際しての製造工程と製造コストの増加がなく、光電変換効率の高い太陽電池パネルを安価で提供できる。
本発明の太陽電池ユニットは、このような太陽電池パネルを備えたものであるので、信頼性、寿命、光の変換効率の高いものとなる。また、入射光の入射角度を問わず、広い範囲の光を利用可能であるので、限られた受光面積であっても効率の高い発電が可能であるばかりでなく、その受光面を常に入射光に対して好適な方向へ姿勢制御することなく、高い変換効率での発電が可能となる。
また、本発明の太陽電池ユニット集合体は、光の変換効率の高い太陽電池ユニットを連結したものであるので、軽量かつ高強度であり、大出力の電力を得ることができる。
1…太陽電池パネル、2…太陽電池フィルム、2a…畝、3…支持体、4…筐体、4a…開口面、4b…側面、4c…内側底面、5、55…太陽電池ユニット、6…凹面鏡、7…太陽電池ユニット集合体。

Claims (7)

  1. 可撓性を有する薄膜光電変換層を一対の電極間に備えてなる太陽電池フィルムと、
    前記太陽電池フィルムを支持する支持体と、を備え、
    前記太陽電池フィルムが、該太陽電池フィルムの一辺に略平行な複数列の畝をなす屈曲状態で前記支持体上に配設されていることを特徴とする太陽電池パネル。
  2. 前記薄膜光電変換層は、単結晶半導体薄膜または多結晶半導体薄膜からなることを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネル。
  3. 前記薄膜光電変換層は、ガラス基板上に単結晶半導体層または多結晶半導体層が積層されてなることを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネル。
  4. 前記太陽電池フィルムと前記支持体とが、少なくとも1層ずつ交互に積層されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の太陽電池パネル。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の太陽電池パネルを、内面が反射面とされた筐体内に収容してなり、前記太陽電池パネルの前記各畝の延在方向と前記筐体の内面とが略平行とされていることを特徴とする太陽電池ユニット。
  6. 前記筐体の内側底面に、前記筐体への入射光を拡散または集束させる光学部材を備えてなることを特徴とする請求項5記載の太陽電池ユニット。
  7. 請求項5または請求項6記載の太陽電池ユニットを複数個連結させてなることを特徴とする太陽電池ユニット集合体。
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