JP2010271196A - レーザ溶接非破壊検査方法と装置 - Google Patents

レーザ溶接非破壊検査方法と装置 Download PDF

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Yusuke Hattori
雄祐 服部
Yasuhiro Tanaka
康博 田中
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Abstract

【課題】鉄道車両の構体等において施工される、長大なレーザ溶接線の長手方向に沿って、連続的に効率よく検査することができるようにする。
【解決手段】主材1に、付帯材2を、この付帯材2の長手方向にレーザ溶接したレーザ溶接継手100のレーザ溶接の良否を超音波にて判定するのに、超音波発信子5と超音波受信子6とを溶接ライン3を跨いで主材1と付帯材3とに当てがって、超音波発信子5と超音波受信子6との転動を伴い、溶接ライン3の方向に走査したときの超音波発信子5から発信される超音波が主材1および付帯材2、レーザ溶接域を介し超音波受信子6に伝達されるようにし、超音波受信子6で受信される超音波の音圧にて溶接ライン3各部での溶接の良否を判定することにより、上記の課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道車両の構体の製造等に使用されるレーザ溶接継手のレーザ溶接の良否を超音波にて判定するレーザ溶接非破壊検査方法と装置に関するものである。
レーザ溶接継ぎ手を、超音波を用いて溶接非破壊検査する方法は既に知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1は、重ね合わせ溶接したビードがなしている溶接線、具体的には重ね合わせ材を貫通しているビードを、タイヤ型の送信側超音波探触子とタイヤ型の受信側超音波探触子との間に挟んだ状態で、溶接線に倣って移動したときの、送信側探触子からの超音波が溶接線を介し受信側探触子に伝達されたときの音圧に基づいて、溶接の良否を判定する技術を開示している。
特許文献2は、鉄道車両の構体等の組み立てに使用される非貫通の重ねレーザ溶接において、超音波垂直探触子が溶接ラインを横断する走査にて検出される未接合部と接合部における表材または裏材の底面エコー高さに基づき溶接部の良否を判定する技術を開示している。
特開平6−50944号公報 特開2006−126068号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、溶接部のビードを表裏から受信側超音波探触子および送信側探触子にて挟持して走査するもので、主材が幅広いものである場合走査しにくく、走査できるにも走査機構が大型になってしまう。また、溶接ビード面は平滑でないので、走査上振動が生じたり超音波伝達にむらがあったりして精度よく検査し難い問題があるし、溶接部が高温の間は超音波探触子への熱影響の問題があるので、検査できない不便がある。
また、特許文献2に記載の技術では、レーザにより重ね溶接した表材および裏材の両面のいずれかの側だけで検査できるが、特許文献1に記載のものと同様の問題がある。また、超音波垂直探触子が溶接ラインを横断する走査にて検査するので、溶接ラインの全長につき検査するには、超音波垂直探触子を溶接ラインに対し往復走査することを溶接ラインの長さ方向に繰り返していく必要があるので、走査が複雑になり検査に時間がかかるし、走査機構も複雑高価なものが必要になる。
特許文献2の実施例に記載されているように、溶接ビード表面の凹凸に影響を受けないレーザ照射を行わない側で検査をするのでは、鉄道車両の構体を製造する場合、製造効率の悪化も招く。通常、レーザ溶接作業は定盤状の治具の上に主材、つまり外板をセットし、その上に補強骨を位置決めした状態で、上部からレーザ光を照射して行われる。よって、溶接作業の直後は外板面が下向きになっており、この状態では検査できない。検査を行うためには、製品を治具から分離し、外板面を上向きまたは横向きにする必要がある。そして検査で溶接不良が発見された場合、再度治具に戻して補修溶接することになり、搬送時間の無駄が発生する。
本発明は、長大な溶接ラインに亘って効率よく検査することができるレーザ溶接非破壊検査方法と装置を提供することを課題とし、例えば、鉄道車両の構体を構成する長尺な溶接継手に好適なものとする。
上記のような課題を達成するために、本発明のレーザ溶接非破壊検査方法は、主材に、補強材などの付帯材を、この付帯材の長手方向にレーザ溶接したレーザ溶接継手のレーザ溶接の良否を超音波にて判定する溶接非破壊検査方法において、超音波発信子と超音波受信子とを溶接ラインを跨いで、主材と付帯材とに当てがって、超音波発信子と超音波受信子との転動を伴い、溶接ライン方向に走査したときの超音波発信子から発信される超音波が主材からレーザ溶接域、付帯材を介し超音波受信子に伝達されるようにし、超音波受信子で受信される超音波の音圧にて溶接ライン各部での溶接の良否を判定することを主たる特徴としている。
このような構成では、超音波発信子と超音波受信子とを用いるが、レーザ溶接した溶接継手の溶接ラインを跨いで、主材と付帯材とに当てがって、それらの転動を伴い溶接ライン方向に走査し、超音波発信子から発信される超音波が主材からレーザ溶接域、付帯材を介し超音波受信子に伝達される超音波の音圧にて溶接ライン各部での溶接の良否を溶接ビードに接触しない溶接ビードの両側での接触走査にて判定することができる。
上記において、さらに、超音波発信子および超音波受信子は共に、対応する溶接継手のレーザ照射側および反レーザ照射側のいずれかで、対応する主材、付帯材に対し同じ側から当てがうことを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、超音波発信子および超音波受信子は、溶接継手構造によってレーザ照射側ではもとより、反照射側でも、溶接継手の同じ側から当てがうだけで、溶接ラインを跨った溶接ビードと接触しない接触走査が、レーザ照射側または反レーザ照射側のいずれにても実現する。
上記において、さらに、超音波発信子および超音波受信子は、対応する主材および付帯材の高さの違う面にも、同じ側から当てがうことを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、超音波発信子および超音波受信子は、対応する主材および付帯材の高さの違う面に対しても、同じ側から接触検査が行える。
上記において、さらに、超音波発信子および超音波受信子は、ロボットなどの自動的な移動装置により、レーザ溶接中のレーザ溶接トーチに追随させて、レーザ溶接ラインを走査し、溶接の良否を判定することを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、超音波発信子および超音波受信子は、レーザ溶接中のレーザ溶接トーチに追随させてレーザ溶接ラインを走査するので、溶接作業機構を検査の走査機構に共用できる。
上記において、さらに、溶接不良の判定情報は、制御データまたは溶接位置検出データからレーザ溶接トーチと超音波発信子および超音波受信子による走査位置との距離を相殺して得た溶接不良位置情報と併せ、後に行うリカバリー処理の情報に供することを特徴とすることができる。
このような構成によれば、上記に加え、さらに、レーザ溶接トーチに追随した走査で得た溶接不良の判定情報が、溶接不良位置情報と併せ、リカバリー処理の情報に供されるので、それをレーザ溶接作業の途中またはレーザ溶接終了時点で利用し溶接不良箇所のリカバリー作業を実施することができる。
また、本発明のレーザ溶接非破壊検査装置は、主材に、補強材などの付帯材を、この付帯材の長手方向にレーザ溶接したレーザ溶接継手のレーザ溶接の良否を超音波にて判定する溶接非破壊検査装置において、超音波発信子と超音波受信子とを同じ側に突出した位置にて転動できるように支持した走査ヘッドと、この走査ヘッドを支持して、走査ヘッド上の超音波発信子および超音波受信子を、レーザ溶接の溶接ラインを跨ぐようにして主材および付帯材に同じ側から当てがい、かつ、超音波発信子と超音波受信子との転動を伴い溶接ライン方向に走査させる走査機構と、走査ヘッドの走査移動中の超音波受信子が受信した超音波の音圧信号を基に、レーザ溶接の良否を判定する判定器と、これら超音波発信子および超音波受信子、走査機構、判定器のそれぞれをプログラムに従い動作制御する制御器とを備えたことを主たる特徴とし、上記主たる特徴の方法を自動的に達成することができる。
上記において、さらに、超音波発信子および超音波受信子によるその時々の良否判定情報を、その判定をした走査位置情報と併せ、記憶し、外部出力に供する記憶器を備えたことを特徴とすることができる。
このような構成では、溶接不良の判定情報が、溶接不良位置情報と併せ記憶されたデータを基に、溶接不良箇所のリカバリー作業を自動的に実施することができる。
上記において、さらに、走査機構は、超音波発信子および超音波受信子とレーザ溶接トーチとを支持して、レーザ溶接するレーザ溶接トーチに超音波発信子および超音波受信子を追随させるものであり、制御器は、溶接不良の判定情報とそれに対応する走査位置情報とに基づき、レーザ溶接終了後、もしくは、レーザ溶接作業途中にて、溶接不良位置につきレーザ溶接を再度行わせることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、レーザ溶接トーチに超音波発信子および超音波受信子を追随させての走査方式による検査方法に併せ、検査結果に基づく溶接不良箇所へのリカバリー作業を溶接作業途中または溶接作業終了時点で自動的に達成することができる。
上記において、さらに、ロボットなどの走査機構は、超音波発信子および超音波受信子の主材、付帯材に対する当接の位置、高さ、向きの少なくとも1つを調整できる調節部を有していることを特徴とすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、走査機構に支持される超音波発信子および超音波受信子は、調節部によって、対応する主材、付帯材に対する当接の位置、高さ、向きの少なくとも1つを調整することによって、主材、付帯材の溶接ラインを跨ぐ両側への当てがい部の面の高さや向き、位置に違いがあっても、より好適な、または最適な当てがい条件を満足することができる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴はそれ単独で、あるいは可能な限り種々な組み合わせで複合して採用することができる。
本発明の、レーザ溶接検査方法の主たる特徴によれば、超音波発信子と超音波受信子とで転動を伴い無理なく溶接ラインを走査して検査するのに、溶接継手の溶接ラインを跨いで主材と付帯材とに当てがっての超音波発信子から主材、付帯材およびそれらの間の溶接域を介し超音波受信子に伝達される超音波の音圧にて、溶接ライン各部での溶接の良否を、溶接ビードの表面の凹凸などの影響なくかつ超音波伝達が確実な接触検査にて高精度に判定することができるし、溶接ビードに接触せずしかも熱影響を受け難い離れた位置に手より早期に判定し、溶接作業の延長としての早期のリカバリー作業ができる上、溶接ラインを倣う必要がないなど走査の自由度が高く走査しやすく、走査機構の簡略化も図りやすい。
上記に加え、さらに、超音波発信子および超音波受信子は、対応する主材および付帯材にレーザ照射側および反レーザ照射側のいずれかで、同じ側から当てがって、さらに簡略な走査機構にて溶接ラインを跨った走査でのビードと接触しない検査ができる。また、溶接ラインに沿って長手方向にのみ走査するため、特許文献2の2方向に走査する方法に比べて検査効率が高いし、使用する超音波発信子および超音波受信子の表面は弾性体で構成されたいわゆるタイヤ状のものを採用すると、被検査物に超音波を伝達しやすくなるため、接触媒質が不要である。さらに、検査はレーザを照射した側から可能である。そのため、溶接継手はレーザ溶接作業の直後に治具から分離しない状態で検査ができる。また、検査で未接合、接合不良部が発見された場合でも、直ぐにリカバリー作業に戻れるため、作業効率が向上する。
上記に加え、さらに、超音波発信子および超音波受信子は、対応する主材および付帯材の高さの違う面に対しても、同じ側から当てがっての接触検査ができる。
上記に加え、さらに、超音波発信子および超音波受信子は溶接作業機構を共用して、レーザ溶接作業に対する所定の時差にて、レーザ溶接中のレーザ溶接トーチに追随させて走査し、溶接後比較的時間を置かない、従って、溶接作業途中、溶接作業直後での溶接不良に対するリカバリー処理を可能にするタイミングで溶接の良否を判定することができる。
上記に加え、さらに、レーザ溶接トーチに追随した走査で得た溶接不良の判定情報が、溶接不良位置情報と併せ、リカバリー処理の情報に供されるので、それをレーザ溶接作業の途中またはレーザ溶接終了時点で利用し溶接不良箇所のリカバリー作業を実施することができる。
また、本発明のレーザ溶接の非破壊検査装置の主たる特徴によれば、上記主たる特徴の方法を自動的に達成することができる。
上記に加え、さらに、溶接不良の判定情報が、溶接不良位置情報と併せ記憶されたデータを基に、溶接不良箇所のリカバリー作業を自動的に実施することができる。
上記に加え、さらに、レーザ溶接トーチに超音波発信子および超音波受信子を追随させての走査方式による検査方法に併せ、検査結果に基づく溶接不良箇所へのリカバリー作業を溶接作業途中または溶接作業終了時点で自動的に達成することができる。
上記に加え、さらに、超音波発信子および超音波受信子は、調節部によって、対応する主材、付帯材に対する当接の位置、高さ、向きの少なくとも1つを調整して、主材、付帯材の溶接ラインを跨ぐ両側への当てがい部の面の高さや向き、位置に違いに対応し、より好適な、または最適な当てがい条件にて精度良く検査が行える。
本発明の実施の形態におけるレーザ溶接された溶接継手例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるレーザ溶接非破壊検査装置の1つの例を示す正面図である。 本発明の実施の形態におけるレーザ溶接非破壊検査装置の他の例を示す正面図、側面図および平面図である。 本発明の実施の形態におけるレーザ溶接非破壊検査装置の他の溶接作業機構を共用した別の例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるレーザ溶接非破壊検査方法と装置により得られる超音波受信レベルと走査距離との関係、溶接の良否の関係を示すグラフである。
本発明のレーザ溶接非破壊検査方法と装置に係る実施の形態につき、図1〜図5を参照しながら具体的に説明し、本発明の理解に供する。
本実施の形態に係るレーザ溶接非破壊検査方法は、図1を参照して、主材1に、補強材などの付帯材2を、この付帯材2の長手方向に、レーザ溶接したレーザ溶接継手100のレーザ溶接の良否を超音波にて判定するのに、図2を参照して、超音波発信子5と超音波受信子6とを溶接ライン3を跨いで主材1と付帯材2とに当てがって、超音波発信子5と超音波受信子6との転動を伴い、溶接ライン3の長手方向に走査したときの超音波発信子5から発信される超音波が主材1および付帯材6、レーザ溶接域4を介し超音波受信子6に伝達されるようにし、超音波受信子6で受信される超音波の音圧にて溶接ライン3各部での溶接の良否を判定するようにしている。このように、超音波発信子5と超音波受信子6とを用いるが、レーザ溶接した溶接継手100の溶接ライン3を跨いで主材1と付帯材2とに当てがって、それらの転動を伴い溶接ライン3の長手方向に走査し、超音波発信子5から発信される超音波が主材1および付帯材2、溶接域4を介し超音波受信子6に伝達される超音波の音圧にて溶接ライン3各部での溶接の良否を、溶接ライン3のビードに接触しないビードから離れた両側位置にて判定することができる。
図5は超音波受信子6での超音波の受信レベルと溶接ライン3上での走査位置との関係例を示すグラフであり、未接合域、接合不良域では図5の閾値レベル以下に受信レベルが低下するので、この低下している範囲が溶接不良範囲として認識できる。
以上から、超音波発信子5と超音波受信子6とで転動を伴い無理なく溶接ライン3を走査して検査するのに、溶接継手100の溶接ライン3を跨いで主材1と付帯材2とに当てがっての、超音波発信子5から主材1、付帯材2およびそれらの間のレーザ溶接域4を介し超音波受信子6に伝達される超音波の音圧にて、溶接ライン3各部での溶接の良否を、溶接ビードに接触しない両側での接触検査にて判定することができる。この結果、溶接ライン各部での溶接、接合の良否を溶接作業の延長として、溶接ビードの表面の凹凸などの影響なくかつ超音波伝達が確実な接触検査にて判別することができるし、溶接ビードに接触せずしかも熱影響を受け難い離れた位置にてより早期に判定し、早期のリカバリー作業ができる上、溶接ライン3を倣う必要がないなど走査の自由度が高く走査しやすく、走査機構20の簡略化も図りやすい。
このような検査方法を実現するのに、本実施の形態のレーザ溶接非破壊検査装置200は、図1に示すように、主材1に、補強材などの付帯材2を、この付帯材2の長手方向にレーザ溶接したレーザ溶接継手100のレーザ溶接の良否を超音波にて判定するのに、超音波発信子5と超音波受信子6とを同じ側に突出した位置にて転動できるように支持した走査ヘッド23と、この走査ヘッド23を支持して、走査ヘッド上の超音波発信子5および超音波受信子6を、レーザ溶接の溶接ライン3を跨ぐようにして主材1および付帯材2に同じ側から当てがい、かつ、超音波発信子5と超音波受信子6との転動を伴い溶接ライン3の方向に走査させる走査機構20と、図2に示すような、走査ヘッド23の走査移動中の超音波発信子5を発振制御して超音波受信子6が受信して入力される超音波の音圧信号を基に、レーザ溶接の良否を判定する判定器24と、これら超音波発信子5および超音波受信子6、走査機構20、判定器24のそれぞれをプログラム28に従い動作制御する制御器25とを備えたものとして、自動的に非破壊検査を達成できるようにしている。
以上のような、溶接継手100の溶接ライン3での溶接の良否検査は、超音波発信子5と超音波受信子6とは、溶接ライン3を跨いでの主材1、付帯材2のいずれの側に当てがってもよいし、主材1にはB側から、付帯材2はA側から当てがうなどしてもよいが、例えば図1に示すようにA方向からレーザ溶接された付帯材2である場合、同じA方向から超音波発信子5および超音波受信子6を当てがうと、溶接継手100はレーザ溶接作業をしたままの向きにて、溶接ラインを跨った走査でのビードと接触しない検査ができ、走査機構も溶接継手100の片面側で走査移動するだけの簡略なものとすることができる。
なお、図2に示す例では、主材1側に貫通しない非貫通溶接としてあるが、これは、主材1側表面が鉄道車両の外面など意匠に影響する面に対して有効で、そのような要求のない用途では、非貫通溶接に限られることはない。
また、超音波発信子5および超音波受信子6は、図2に示すように対応する主材1および付帯材2への当てがい面の、当てがい方向で見た高さが違っていても、同じ側から当てがうようにしている。これにより、超音波発信子5および超音波受信子6は、対応する主材1および付帯材2の高さの違う面に対しても、同じ側から当てがっての接触検査ができる。
さらに、図示例では、鉄道車両の外板となる主材1とその内面に当てがった補強材としての付帯材2とのレーザ溶接の場合であって、溶接ライン3に跨って主材1および付帯材2の双方に同じ側から超音波発信子5および超音波受信子6を当てがえるのは、レーザ照射側に限られるが、例え、鉄道車両の外板であっても、その出入り口の開口縁に外周部をレーザ溶接する枠部材との関係のように、主材1との溶接ラインを挟んで付帯材2が主材1から食み出す関係においては、主材1と付帯材2との双方に反レーザ照射側でも同じ側から超音波発信子5および超音波受信子6を当てがえることになる。なお、必要に応じ採用できるが、反レーザ照射側での同じ側から当てがえる溶接継手構造では、超音波発信子5および超音波受信子6は対応する主材1および付帯材2に対し、レーザ照射側および反レーザ照射側の互いに異なった側から当てがうこともできる。
ここで、超音波発信子5および超音波受信子6は、図4に示すように、レーザ溶接中のレーザ溶接トーチ21に追随させてレーザ溶接ライン3を走査し、溶接の良否を判定することできる。これにより、超音波発信子5および超音波受信子6は、レーザ溶接中のレーザ溶接トーチ21に追随させてレーザ溶接ライン3を走査するので、XY方向各駆動機構61、62、作業ヘッド63を含む溶接作業機構22自体を検査の走査機構20として共用できるし、ビードと接触せずかつ離れていることを利用して溶接後比較的時間を置かないで溶接の良否を判定することができる。結果、超音波発信子5および超音波受信子6は溶接作業機構22を走査機構20に共用して、しかもビードと接触せずかつ離れていることを利用してレーザ溶接作業に対する所定の時差にて、レーザ溶接中のレーザ溶接トーチ21に追随させて走査し、溶接後比較的時間を置かない、従って、溶接作業途中、溶接作業直後での溶接不良に対する再溶接作業といったリカバリー処理を可能にするタイミングで溶接の良否を判定することができる。
このようなリカバリー作業のために、溶接不良の判定情報は、レーザ溶接トーチ21による溶接位置の制御データからレーザ溶接トーチ21と超音波発信子5および超音波受信子6による走査位置との距離を相殺して得た溶接不良位置情報と併せ、レーザ溶接トーチ21による、またはこれに代わる人為的な、あるいは自動的なリカバリー処理の情報に供するのが好適となり、これによって、レーザ溶接トーチ21に追随した走査で得た溶接不良の判定情報が、溶接不良位置情報と併せレーザ溶接トーチ21によるリカバリー処理の情報に供されるので、それを利用してレーザ溶接途中またはレーザ溶接終了時点で利用し溶接不良箇所のリカバリー作業を実施することができる。
そこで、レーザ溶接非破壊検査装置200としては、図2と共に既述したように、超音波発信子5および超音波受信子6によるその時々の良否判定情報を、その判定をした走査位置情報と併せ、記憶し、外部出力に供する記憶器26を備えたものとしている。これにより、溶接不良の判定情報が、溶接不良位置情報と併せ記憶されたデータを基に、溶接不良箇所のリカバリー作業を自動的に実施することができる。
さらに、図3において走査機構20に支持される超音波発信子5および超音波受信子6は、調節部27によって、対応する主材1、付帯材2に対する当接の位置、高さ、向きの少なくとも1つを調整することによって、主材1、付帯材2の溶接ライン3を跨ぐ両側への当てがい部の面の高さや向き、位置に違いがあっても、より好適な、または最適な当てがい条件を満足し、精度良く検査が行える。
さらに詳述すると、走査機構20は、図2に示すように走査ヘッド23を溶接ライン3に平行で紙面に直角なY方向駆動テーブル31によってY方向に往復駆動し、Z方向に昇降できるように支持して、対応する溶接継手の主材1および付帯材2の溶接ライン3を跨ぐ所定位置に自重で、あるいはばね付勢して接触させ、Y方向の一方に向け駆動することにより、溶接ライン3の長手方向に走査できるようにしている。また、溶接継手100の付帯材2がいわゆるハット型断面を有した補強用の骨材であって、両側のフランジ2a、2bを平板である主材1の片面に重ね合わせて付帯材2の側からレーザ溶接された鉄道車両の側構体をなし、付帯材2のフランジ2a、2bの溶接ライン3を跨ぐ幅が超音波発信子5の幅未満であることにより、超音波発信子5を当てがう対象面は天面2cが適当となり、主材1に超音波受信子6を当てがう対象面はフランジ2a、2bの直近面1a、1bとなる。この結果、超音波発信子5と超音波受信子6との同じ高さからの天面2cおよび直近面1a、1bへの当てがい高さに差があることにつき、超音波発信子5と超音波受信子6との走査ヘッド23に対する支持高さを異ならせて対応している。また、走査位置情報は、超音波発信子5および超音波受信子6の一方、具体的には超音波発信子5の回転軸32に連結したエンコーダ33からの回転信号を制御器25に取り込んで、超音波発信子5の回転数に比例した走査開始位置からの走査距離を演算し、判定器24が溶接ライン3の各部で判定した溶接不良の信号と、この溶接不良の判定信号が出た走査位置との関係を記憶器26に記憶し、これを制御器25がプログラム28に従い、全溶接作業終了後の所定のタイミングで、溶接不良判定位置または範囲での再溶接等によるリカバリー作業を行うようにしている。
図3に示す例では、ハット型断面の付帯材2は、天面2cを持った矩形部2dが、溶接ライン3に平行なことから、走査ヘッド20に矩形部2dの左右側面に走査方向前後で接触する4つのガイドローラ7〜10を支持して、走査ヘッド20を溶接ライン3に沿って移動するように案内できるようにしている。これによって、走査ヘッド20に仮想線で示す操作ハンドル16を設けて、この操作ハンドル16を手で握って走査ヘッド20を移動させて手で走査することもできる。しかし、鉄道車両の側構体といった長尺物での溶接ライン3に沿った走査には自動走査が好適である。そのために、図3に示す例では、走査ヘッド20をX方向ガイドレール41にX方向に移動可能に支持し、このX方向ガイドレール41をY方向駆動テーブル43に支持してY方向に移動させ、溶接ライン3に沿った走査をして検査できるようにしている。Y方向の駆動に対して走査ヘッド20は、溶接ライン3を跨ぐ左右方向にはX方向ガイドレール41により自由度を与えられ、Y方向駆動テーブル43による操作力に対して、ガイドローラ7〜10により案内される左右方向位置や向きにずれがあっても各部に干渉や拗れなくスムーズに走査できるようにしている。この結果、走査ヘッド20の走査移動によって超音波発信子5および超音波受信子6の走査位置が溶接ライン3に対し振れることがあっても、溶接ライン3を倣うものでないので、検査精度に影響することはない。また、鉄道車両の側構体などにおいて、主材1となる外板にレーザ溶接する付帯材2としての補強骨などは、高さに違いがあることに対応して、付帯材2に当てがう側、図示例では超音波発信子5の側を高さ調節する調節部27を介して走査ヘッド20に支持している。調節部27は、発振制御される超音波発信子5を支持して上下に移動できるリニアベアリング11を備え、リニアベアリング11は予圧のためのコイルばね15を介し別のリニアベアリング12に接続され、リニアベアリング11、12はガイドレール13を上下動でき、付帯材2の主材1からの高さに合わせた状態で固定ハンドル14により固定されるようにしている。
本発明はレーザ溶接の非破壊検査に実用して、長大な溶接ラインの長手方向に沿って連続的に効率よく検査することができる。
1 主材
2 付帯材
3 溶接ライン
4 溶接域
5 超音波発信子
6 超音波受信子
20 操作機構
21 レーザ溶接トーチ
22 溶接作業機構
23 走査ヘッド
24 判定器
25 制御器
26 記憶器
27 調節部
28 プログラム
31 Y方向駆動テーブル
32 回転軸
33 エンコーダ
41 X方向ガイドレール
42 回動軸

Claims (9)

  1. 平板などの主材に、補強材などの付帯材を、この付帯材の長手方向にレーザ溶接したレーザ溶接継手のレーザ溶接の良否を超音波にて判定するレーザ溶接非破壊検査方法において、
    超音波発信子と超音波受信子とを溶接ラインを跨いで主材と付帯材とに当てがって、超音波発信子と超音波受信子との転動を伴い、溶接ライン方向に走査したときの超音波発信子から発信される超音波が主材および付帯材、レーザ溶接域を介し超音波受信子に伝達されるようにし、超音波受信子で受信される超音波の音圧にて溶接ライン各部での溶接の良否を判定することを特徴とするレーザ溶接継手のレーザ溶接非破壊検査方法。
  2. 超音波発信子および超音波受信子は共に、対応する溶接継ぎ手のレーザ照射側および反レーザ照射側のいずれかで、対応する主材、付帯材に対し同じ側から当てがう請求項1に記載のレーザ溶接非破壊検査方法。
  3. 超音波発信子および超音波受信子は、対応する溶接継ぎ手の主材および付帯材の高さの違う面に、同じ側から当てがう請求項2に記載のレーザ溶接非破壊検査方法。
  4. 超音波発信子および超音波受信子を自動的な移動手段によりレーザ溶接中のレーザ溶接トーチに追随させて、自動的な移動手段によりレーザ溶接ラインを走査し、溶接の良否を判定する請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ溶接非破壊検査方法。
  5. 溶接不良の判定情報は、レーザ溶接トーチによる溶接位置の制御データまたは溶接位置検出データからレーザ溶接トーチと超音波発信子および超音波受信子による走査位置との距離を相殺して得た溶接不良位置情報と併せ、後に行う溶接不良部のリカバリー処理の情報に供する請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ溶接非破壊検査方法。
  6. 平板などの主材に、補強材などの付帯材を、この付帯材の長手方向にレーザ溶接したレーザ溶接継手のレーザ溶接の良否を超音波にて判定するレーザ溶接非破壊検査装置において、
    超音波発信子と超音波受信子とを同じ側に突出した位置にて転動できるように支持した走査ヘッドと、この走査ヘッドを支持して、走査ヘッド上の超音波発信子および超音波受信子を、レーザ溶接の溶接ラインを跨ぐようにして主材および付帯材に同じ側から当てがい、かつ、超音波発信子と超音波受信子との転動を伴い溶接ライン方向に走査させる走査機構と、走査ヘッドの走査移動中の超音波受信子が受信した超音波の音圧信号を基に、レーザ溶接の良否を判定する判定器と、これら超音波発信子および超音波受信子、走査機構、判定器のそれぞれをプログラムに従い動作制御する制御器とを備えたことを特徴とするレーザ溶接非破壊検査装置。
  7. 超音波発信子および超音波受信子によるその時々の良否判定情報を、その判定をした走査位置情報と併せ、記憶し、外部出力に供する記憶器を備えた請求項6に記載のレーザ溶接非破壊検査装置。
  8. ロボットなどによる走査機構は、超音波発信子および超音波受信子とレーザ溶接トーチとを支持して、レーザ溶接するレーザ溶接トーチに超音波発信子および超音波受信子を追随させるものであり、制御器は、溶接不良の判定情報とそれに対応する走査位置情報とに基づき、レーザ溶接終了後、もしくはレーザ溶接途中にて、溶接不良位置にリカバリー処理を行わせる請求項7に記載のレーザ溶接非破壊検査装置。
  9. 走査機構は、超音波発信子および超音波受信子の主材、付帯材に対する当接の位置、高さ、向きの少なくとも1つを個別に調整できる調節部を有している請求項6〜8のいずれか1項に記載のレーザ溶接非破壊検査装置。
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