JP2010267529A - 回路遮断器 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄型の連動板を用いることにより、小形で安価な回路遮断器を提供する。
【解決手段】主回路を開閉するための可動接触子および固定接触子と、可動接触子を開閉するための開閉機構部と、開閉機構部を駆動させるための引き外し装置と、引き外し装置の動作を開閉機構部に伝達するための連動板を備えた回路遮断器において、上記連動板の回転中心をまたぐ上下の面に上記引き外し装置の動作レバーの操作力を受ける作用部を設け、さらに回転中心をまたぐ中央部分に上記動作レバーを通す開口部を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】主回路を開閉するための可動接触子および固定接触子と、可動接触子を開閉するための開閉機構部と、開閉機構部を駆動させるための引き外し装置と、引き外し装置の動作を開閉機構部に伝達するための連動板を備えた回路遮断器において、上記連動板の回転中心をまたぐ上下の面に上記引き外し装置の動作レバーの操作力を受ける作用部を設け、さらに回転中心をまたぐ中央部分に上記動作レバーを通す開口部を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、過電流から電路を保護する回路遮断器に関するものである。
回路遮断器では過電流、または不足電圧から電路(主回路)を保護するため、開閉機構部の引き外し装置を備えたものが一般的であり、可動接触子の開路は過電流時の引き外し装置の動作を連動板が回転することにより開閉機構部へ伝達することで行う。前記引き外し装置の動作を伝達するための連動板の回転方法として連動板を引く方法と押す方法がある。
この種回路遮断器の従来例として特許文献1に示すものがある。この回路遮断器では、電路の大電流が流れたときに移動動作する、電磁引き外し装置のプランジャやバイメタル、および不足電圧引き外し装置で、連動バー(連動板)61を押圧/引きの操作して反時計方向に回転させ、トリップ装置を作動させて接点を開放させている。
しかし従来の技術においては、連動板を操作するために連動板の周りに押圧片、引掛片および係止片を複数突出させているため、連動板の形状が大きくなってしまう。また、連動板の引掛片を引く場合は、引き外し装置の動作レバーが引掛片を回り込むため、連動板の周りに動作レバーの回り込むための空間が必要となる。これらのことは回路遮断器を小形化する上での課題となっている。さらに、連動板に複数の突起状物を成形するため、一体成形の加工が難しく、複数の部品により構成すると、組立作業の増加や部品が高価になるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の欠点に鑑み、薄型の連動板を用いることにより、小形で安価な回路遮断器を提供するものである。
上記の問題を解決するため、本発明は、主回路を開閉するための可動接触子および固定接触子と、可動接触子を開閉するための開閉機構部と、開閉機構部を駆動させるための引き外し装置と、引き外し装置の動作を開閉機構部に伝達するための連動板を備えた回路遮断器において、
上記連動板の回転中心をまたぐ上下の表裏に上記引き外し装置の動作レバーの作用部を設け、さらに回転中心をまたぐ中央部分に上記引き外し装置の動作レバーを通す開口部を設けたことを特徴とする。
上記連動板の回転中心をまたぐ上下の表裏に上記引き外し装置の動作レバーの作用部を設け、さらに回転中心をまたぐ中央部分に上記引き外し装置の動作レバーを通す開口部を設けたことを特徴とする。
また、上記の回路遮断器において、上記引き外し装置は複数備えられ、上記操作部は上記連動板の回転中心をまたぐ上下の表裏面に複数形成され、引き外し装置動作時に各動作レバーは、上記連動板が同一方向に回転する方向に各作用部に操作力を与えることを特徴とする。
また、上記の回路遮断器において、上記連動板の開口部を通った引き外し装置の動作レバーは、その先端部が上記連動板の裏面の上記作用部に引くように当接することを特徴とする。
また、上記の回路遮断器において、上記連動板の開口部に他部品を通すことができ収納空間ができることを特徴とする。
本発明によれば、連動板を板状に形成して引き外し装置の動作レバーの作用部を連動板の回転中心を挟んだ上下の表裏に設けたので、小形化が図ることができ、また、引き外し装置の動作レバーの引く動作用に、動作レバーを通す開口部を設けたので、動作レバーが回り込む空間が不要となり、回路遮断器の小形化を図ることができる。さらに、一部品により連動板を引く操作と押す操作に対応できるため、部品の共用を図ることができる。
本発明の実施例として、図を用いて説明する。図1は本発明における連動板の外観図、図2は回路遮断器の構造図、図3は連動板を引き外し装置により押し操作した場合の構造図、図4は連動板を引き外し装置により引き操作をした場合の構造図である。
図1において、1は薄型の板状に形成され縦型に使用される連動板で、後述の引き外し装置の動作レバーで押圧(または引き)操作されることにより1aを中心に回転(揺動)する。1bは上記回転中心1aの上方の表面に形成された作用部で、引き外し動作時の動作レバーの操作力を受ける。1c、1eは上記回転中心1aの下方の裏面に形成された作用部(破線で示す)で、引き外し動作時の他の動作レバーの操作力を受ける。上記作用部1b、1c、1eのいずれに操作力が与えられても、連動板1は矢印で示す時計方向に回転する。
1dは上記回転中心1aをまたぐように、連動板の中央部分に設けられた開口部で、上記作用部1cの真上に位置する。この開口部は動作レバーを挿通させ、引き外し動作時にその先端で、例えば裏面の作用部1cを引くように操作力を与える。この開口部は動作レバー等の他部品を通すことで、引き外し装置の取付けに必要となる空間を作り出すことができる。
図2に本発明の実施例の回路遮断器の構造を示す。回路遮断器は、主回路20を構成する固定接触子21および可動接触子22、主回路電流を開閉するために上記可動接触子22を開閉駆動する開閉機構部23、この開閉機構部23を駆動させるための引き外し装置24、引き外し装置24の動作を開閉機構部23に伝達するための連動板1、上記開閉機構部23を手動で開閉操作する操作ハンドル26から構成される。
上記引き外し装置24は可動コアであり、主回路20に過電流が通電されると固定コア25に磁気吸引されて瞬時に引き外し動作する瞬時引き外し装置を構成する。この可動コア24は固定コア25に磁気吸引されると反時計方向に回転し、その上端の動作レバー26で上記連動板1の例えば、作用部1eに操作力を与える。この操作力は連動板1から開閉機構部23に動作が伝達され、可動接触子22は急速に回動して固定接触子21から引き離される。
回路遮断器には、上記過電流通電時の引き外し装置に加えて、主回路に印加される電圧が所定値以下に低下したとき、負荷を保護するために引き外し動作する不足電圧引き外し装置が備えられる。また、必要に応じて、遠隔操作により回路遮断器を強制的に引き外し動作を行なわせる遠隔引き外し装置を備える。
図3、図4を用いて上記の引き外し装置により、連動板1が操作される例を説明する。図3は遠隔引き外し装置により連動板を押圧操作する場合で、遠隔引き外し装置30は、駆動コイル31、固定コア32、可動コア33、可動コア33に固定された動作レバー(動作棒)34から構成される。遠隔引き外し装置30は、動作レバー34が連動板1の作用部1bに対向するように、回路遮断器内に設置される。
遠隔操作によりコイル31が励磁されると、可動コア33が固定コア32に矢印方向吸引され、動作レバー34も同方向に移動して連動板の作用部1bに操作力を与える。連動板1は、開口部1dの上方を動作レバー34で押されることにより、矢印35の時計方向に回転し、開閉機構部23を駆動する。動作レバー34で押す位置は、開口部1dの下方においても考えられ、この場合は裏面を押すことになる。
図4は不足電圧引き外し装置により連動板を引き操作する場合の動作を示す。不足電圧引き外し装置40は、駆動コイル41、固定コア42(永久磁石)、可動コア43、可動コア43に固定された連結棒44、この連結棒に固定された動作レバー45から構成される。動作レバー45の先端は下側に折り曲げられているが、不足電圧引き外し装置40は、この動作レバー45の先端が連動板1の開口部1dに挿通され、その下方に掛けられるように、回路遮断器内に設置される。
主回路に印加される電圧が所定値以下に低下するとコイル41が励磁される。この励磁により可動コア43が固定コア42から矢印方向反発し、動作レバー45も同方向に移動して連動板1の裏面の作用部1cに引き方向の操作力を与える。連動板1は、開口部1dの下方の作用部1cを動作レバー45で引く方向に押されることにより、矢印46の時計方向に回転し、開閉機構部23を駆動する。動作レバー34で押す位置は、開口部1dの上方においても考えられ、この場合は表面を押すことになる。
上記引き外し装置で過電流引き外し装置以外は、顧客の要求仕様に応じて取り付けられるものである。本実施例では上記で説明したように連動板は、動作レバーの作用する作用部を連動板の回転中心をまたぐように上下に複数設け、連動板を押す方法と引く方法に対応できるため、異なる仕様の回路遮断器においても部品の共用ができ安価に構成される。また、連動板は薄型の板状に形成され、縦型に使用されるので、設置スペースが少なく回路遮断器の小形化を図ることができる。
1…連動板、1a…連動板の回転中心、1b、1c、1e…作用部、1d…開口部、20…主回路、21…固定接触子、22…可動接触子、23…開閉機構部、24、30、40…引き外し装置、26、34、45…動作レバー。
Claims (3)
- 主回路を開閉するための可動接触子および固定接触子と、可動接触子を開閉するための開閉機構部と、開閉機構部を駆動させるための引き外し装置と、引き外し装置の動作を開閉機構部に伝達するための連動板を備えた回路遮断器において、
上記連動板の回転中心をまたぐ上下の面に上記引き外し装置の動作レバーの操作力を受ける作用部を設け、さらに回転中心をまたぐ中央部分に上記動作レバーを通す開口部を設けたことを特徴とする回路遮断器。 - 請求項1記載の回路遮断器において、上記引き外し装置は複数備えられ、上記作用部は上記連動板の回転中心をまたぐ上下の表裏面に複数形成され、引き外し装置動作時に各動作レバーは、上記連動板が同一方向に回転する方向に各作用部に操作力を与えることを特徴とする回路遮断器。
- 請求項1または2に記載の回路遮断器において、上記連動板の開口部を通った引き外し装置の動作レバーは、その先端部が上記連動板の裏面の上記作用部に引くように当接することを特徴とする回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009118718A JP2010267529A (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009118718A JP2010267529A (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | 回路遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010267529A true JP2010267529A (ja) | 2010-11-25 |
Family
ID=43364319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009118718A Pending JP2010267529A (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010267529A (ja) |
-
2009
- 2009-05-15 JP JP2009118718A patent/JP2010267529A/ja active Pending
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