JP2010266105A - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP2010266105A JP2009117147A JP2009117147A JP2010266105A JP 2010266105 A JP2010266105 A JP 2010266105A JP 2009117147 A JP2009117147 A JP 2009117147A JP 2009117147 A JP2009117147 A JP 2009117147A JP 2010266105 A JP2010266105 A JP 2010266105A
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太一郎 山下
Toshihiko Nagamori
敏彦 永盛
Takanori Nishiyama
高徳 西山
Junpei Hokari
純平 保刈
Shigetaka Kimura
茂孝 木村
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Abstract

【課題】一対の開閉扉の開放を、一方又は両方選択して1つの開放動作で開放できる扉開放機構を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】筺体本体11の最上部に配置される貯蔵室2の前部を、この貯蔵室2の両側の回転軸31を介して開閉可能な一対の開閉扉2L,2Rで覆う冷蔵庫であって、一方の開閉扉の前面に操作レバー13と、この操作レバー13の動作に伴って前記開閉扉2Rの自由端10b側に突出する連結部材14とを備え、他方の開閉扉2Lの自由端側に前記連結部材14と嵌合する係合部15とを備え、前記係合部15は、前記連結部材14の軌道路の前部に所定の間隔をもって配置される開放接触部25を備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫が大容量化し、貯蔵室が大型化したことから、必然的に貯蔵室を覆う開閉扉も大型化している。この冷蔵庫の開閉扉は、その内側の周囲に磁石を備えたパッキンが設けられており、このパッキンが本体筺体の前面の金属性の枠体と密着することで、開閉扉を閉めた際の貯蔵室内を密閉させている。このため、開閉扉を開放するためには、このパッキンと本体筺体との密着を解除しなければならない。したがって、大きな貯蔵室を覆う開閉扉を開放するためには、密着面積が大きいパッキンの密着を解除するために大きな力を必要とすることになる。
そこで、現在主流の冷蔵庫は、貯蔵室の最上部に最も大きな容積を有する冷蔵室を配置し、その前面を両側を回転軸で軸支される、所謂、観音開き構造の開閉扉(フレンチドア)で覆う構造としている。この観音開き構造の開閉扉によれば、パッキンの密着を2つの開閉扉で分散しているので、単一の扉で構成するよりも、それぞれの開閉扉の開放を楽に行うことができる。しかも、食品の出し入れに際し、逐次大きな冷蔵室全体を開放することなく、一方の開閉扉を開放することができるので、冷気漏れを低減する観点からも有利である。
一方、この観音開き構造の開閉扉は、一対の開閉扉間の冷気漏れを防ぐために、一方の開閉扉の自由端側に回転仕切りを備えている。この回転仕切りは、閉めた状態では、展開して一対の開閉扉間を塞ぎ、開放した状態では、自由端側に折りたたまれる構造としている。このため、回転仕切りを備える開閉構造では、貯蔵室内の冷気漏れを軽減しつつ、回転仕切りを備える一方の開閉扉の開閉はもちろん、他方の開閉扉の開閉も自由に行うことができる。
また、この観音開き構造の開閉扉は、それぞれの開閉扉の下端部あるいは自由端の扉面に設けたハンドルを介して開閉できる構造としている。
そして、特許文献1には、片方の扉に連動して同時に両方の扉が開閉するようにした観音開き式の扉に関して、一方の扉を開閉すると支点が前後移動するようにリンク機構が作動して他方の扉も連動開閉する構成が開示されている。
特開2004−325051号公報
従来の観音開き構造の開閉扉によれば、冷蔵室内の食品の配置が分かっていれば、目的部分の前面を覆う一方の開閉扉を開放すればよいので、開放する力も少なく、しかも、冷気漏れを少なくすることができる。しかし、食品の配置が分からない場合は、一方の開閉扉を開いて、更に、他方の開閉扉を開くという2度手間の作業を行わなければならない、という課題がある。
また、他方の開閉扉を開く際に、回転仕切りの自由端を掴んで開けようとして開放できない、或いは、この回転仕切りを壊してしまう、という課題がある。
また、一度に一対の開放扉を開こうとすると、両手をそれぞれのハンドルに添えて開くことになり、大きな力が必要であるとともに、この開く際の姿勢も注意しなければならない、という課題がある。
これらの課題は、電動式の自動開閉機構を備えることで解決できるが、この自動開閉機構を採用するとコスト増加を招き、さらには、停電時に自動開閉機構が開閉扉の開閉に支障をきたす、という課題がある。
また、特許文献1に記載の構成では、選択された一方の扉のみを開放することができない、という課題がある。
そこで、本発明の目的は、一対の開閉扉の開放を、一方又は両方選択して1つの開放動作で開放できる扉開放機構を備えた冷蔵庫を得ることである。
上記課題を解決するために、本発明は、筐体に配置され前方に開口を有する貯蔵室と、該貯蔵室の両側に夫々回転自在に軸支されて前記開口を開閉する第一の開閉扉及び第二の開閉扉と、前記第一の開閉扉の前面側に操作部を有し、且つ該操作部の押圧動作に伴って前記第一の開閉扉の前面と該第一の開閉扉の内部に充填された断熱材との間に揺動自在に軸支された操作レバーと、該操作レバーに連動して前記第二の開閉扉側に突出する連結部材と、を備え、前記操作レバーを動作させて前記第一の開閉扉が所定距離開いた後、前記連結部材が前記第二の開閉扉に設けられた係合部と係合して前記第二の開閉扉を開くことを特徴とする。
また、前記連結部材は前記第一の開閉扉の反軸支側面と該第一の開閉扉の内部に充填された断熱材との間の第一の位置から、該第一の開閉扉の反軸支側面より前記連結部材の一部が突出した第二の位置まで揺動自在に軸支されたことを特徴とする。
また、前記第一の開閉扉及び前記第二の開閉扉の扉内壁の外周に夫々設けられて該第一の開閉扉及び該第二の開閉扉と前記貯蔵室の開口縁との間の気体の移動を抑制するパッキンと、前記パッキンに内包されたマグネットと、を備え、前記所定距離は前記第二の開閉扉に設けた前記マグネットの前記開口縁への着磁距離よりも大きいことを特徴とする。
また、前記第一の開閉扉の内部に充填された前記断熱材、前記操作レバー及び前記連結部材が配置される空間を形成する隔壁を備えたことを特徴とする。
また、前記操作レバーの一端は前記操作部に係合して前後方向に揺動自在に設けられ、該操作レバーの他端は該操作レバーの動作に伴って前記第一の開閉扉の反軸支側面に沿うように移動して前記連結部材の一端に当接するように設けられ、前記操作レバーの前記操作部の押圧動作に伴って前記連結部材の他端が前記第一の位置から前記第二の位置まで移動することを特徴とする。
また、前記第一の開閉扉が開放された場合に前記操作レバーの操作を妨げる操作制限手段を備えたことを特徴とする。
また、前記操作制限手段は、揺動自在に軸支されたレバーを備え、前記第一の開閉扉が開放された場合に前記レバーの一端は前記操作レバーから延伸されたアーム部の動作軌跡と交叉するよう延伸し、且つ前記レバーの他端は前記貯蔵室に向けて突出し、前記第一の開閉扉が閉鎖された場合に前記レバーの他端は前記開口縁と当接して、前記レバーの一端が前記アーム部の動作軌跡から退避するように揺動することを特徴とする。
本発明によれば、一対の開閉扉の開放を、一方又は両方選択して1つの開放動作で開放できる扉開放機構を備えた冷蔵庫を得ることができる。
第1実施例に係る冷蔵庫の概略構成図である。 第1実施例に係る冷蔵庫のA−A方向の縦断面図である。 第1実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のB−B方向の部分断面斜視図である。 第1実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のB−B方向の部分断面斜視図である。 第1実施例に係る他方の開閉扉の開放機構部のB−B方向の部分断面斜視図である。 第1実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のD−D方向の水平部分断面図である。 比較例に係る開閉扉の開放機構部の水平部分断面図である。 第1実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のC−C方向の部分断面斜視図である。 第1実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のC−C方向の部分断面斜視図である。 第1実施例に係る開放機構部の動作説明図である。 第1実施例に係る開放機構部の動作説明図である。 第1実施例に係る開放機構部の動作説明図である。 第1実施例に係る開放機構部の動作説明図である。 第1実施例に係る開放機構部の動作説明図である。 第1実施例に係る開放機構部の動作説明図である。 開閉扉に設けられたクローザ機構の動作説明図である。 開閉扉に設けられたクローザ機構の動作説明図である。 開閉扉に設けられたクローザ機構の動作説明図である。 開放機構部の閉止時の一例を示す動作説明図である。 第2実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のB−B方向の部分断面斜視図である。 第2実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のB−B方向の部分断面斜視図である。 第2実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のB−B方向の部分断面斜視図である。 第3実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部の部分斜視図である。 第3実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のH−H方向の部分断面図である。 第3実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のH−H方向の部分断面図である。 第4実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部の部分斜視図である。 第4実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のJ−J方向の部分断面図である。 第4実施例に係る一方の開閉扉の開放機構部のJ−J方向の部分断面図である。 第5実施例に係る冷蔵庫の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図29を参照して、具体的に説明する。なお、同一の部位や方向等は同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図1から図19が実施例1、図20から図22が実施例2、図23から図25が実施例3、図26から図28が実施例4、図29が実施例5を示している。
先ず、図1を参照して、この実施の形態に係る冷蔵庫を具体的に説明する。図1は、第1実施例に係る冷蔵庫の概略構成図である。図2は、図1に示す冷蔵庫のA−A断面図である。図3及び図4は、図1に示す冷蔵庫の開閉扉のB−B断面を示す斜視図である。
図1及び図2において、符号1で総括的に示す本実施例に係る冷蔵庫本体(筐体)は、複数の仕切壁で仕切られた前方に開口を有する複数の貯蔵室を備え、内容積が例えば500L以上の大型冷蔵庫である。本実施例は、最上部に冷蔵室2、その下方に上段冷凍室3及び製氷室4、その下方に下段冷凍室5、最下部に野菜室6をそれぞれ備えている。
冷蔵室2と上段冷凍室3及び製氷室4とは、仕切壁k1で断熱的に仕切られている。また、下段冷凍室5と野菜室6は、仕切壁k3で断熱的に仕切られている。また、下段冷凍室5は、断熱材のない仕切壁k2で上段冷凍室3及び製氷室4と上下に分割されている。そして、各貯蔵室は断熱材が充填された開閉扉によってその前面を覆われて、貯蔵空間を構成する。また、この開閉扉を開放することで食品の出し入れを行うことができる。本体筐体11の上部にはドア検知9が設けられており、冷蔵室2の開口を開閉する開閉扉2L,2Rが閉じられていることを検知する。
すなわち、本実施例では、最上部に一対の開閉扉2L,2Rを観音開きで開閉することができる冷蔵室2を配置し、その下段の左右に引出式の開閉扉3A,4Aをそれぞれ備えた上段冷凍室3及び製氷室4を配置し、その下段に引出式の開閉扉5Aを配置した下段冷凍室5を配置し、最下部に引出式の開閉扉6Aを配置した野菜室6を配置している。
そして、本実施例に係る冷蔵庫本体1の大きな特徴の1つは、冷蔵室2の両側に夫々回転自在に軸支されて冷蔵室2の開口を開閉する開閉扉2L,2Rの一方の開放動作に伴って、その一方の開閉扉の単独の開閉なのか、あるいは、両方の開閉扉2L,2Rを同時に開放するのかを選択できる開放機構部8を備えた点にある。
本実施例に係る開閉扉2L,2Rは、本体筺体11の左右両側のヒンジ機構10を介して、それぞれ冷蔵室2を開閉可能に設けられる。すなわち、開閉扉2L,2Rは、固定端10a側(ヒンジ機構10側)に設けられた回転ヒンジ31を中心にして、対向する自由端10b側を開放することができる。換言すると、本実施例の開閉扉2L,2Rは、冷蔵庫本体1の正面から見た左右両側の固定端10aを中心として、中央側の自由端10bを移動させて開放することができる観音方式の構造(フレンチドア)を備えている。開閉扉2L,2Rは、その扉内壁18の周囲にパッキン16を設けている。このパッキン16が閉じた状態では、本体筺体11又は回転仕切り17(後述)と密着し、さらにパッキン16に内包されたマグネット(図示なし)で吸着することで、冷蔵室2内の冷気が漏れない構造としている。
また、一対の開閉扉2L,2Rの自由端10b側は、この2つの開閉扉2L,2R間を塞ぐ回転仕切り17がその隙間に沿って設けられている。本実施例では、左側の開閉扉2Lに回転仕切り17を設けている。この回転仕切り17は、閉めた状態では、2つの開閉扉2L,2Rの間の隙間を塞ぎ、開いた状態では、支点17aまわりに回転して、開閉扉2Lの自由端10a側の側面に折りたたまれて収納される(図5乃至図7において17′の位置)。
一般に、このような観音開き式の開閉扉では、それぞれの開閉扉に設けられる手掛け部12L,12Rを介して開閉動作を行うことができる。本実施例では、開閉扉2L,2Rの自由端10a側の下端部に凹状の手掛け部12L,12Rを形成し、この手掛け部12L,12Rに手を掛けて手前に引っ張ることで開閉扉2L,2Rを開放することができる。したがって、一対の開閉扉2L,2Rを一度に開放するには、両方の開閉扉2L,2Rの手掛け部12L,12Rにそれぞれ手を引っ掛けて開放しなければならない。この際、それぞれの開閉扉2L,2Rは、パッキン16に内蔵された磁石が金属性の本体筐体11に密着している。すると、開閉扉2L,2Rを開放するためには、この2つの密着を解除するための大きな力が必要となる。すなわち、開閉扉2L,2Rを夫々の着磁距離よりも大きく開放する必要がある。しかも、2つの手掛け部12L,12Rを同時に操作すると、操作者の足がそろう姿勢になるので、開ける動作が不安定となり、より多くの力を必要とする。もちろん、1個ずつ開放することもできるが、2度手間となる。
そこで、本実施例においては、一方の開閉扉2Rの前面側に操作レバー13と、この操作レバー13の動作に伴って開閉扉2L側に張り出す連結部材14を自由端10b側(反軸支側)に備え、他方の開閉扉2Lの自由端10b側に前記連結部材14と係合する係合部15を備える開放機構部8を採用している。この構造によれば、操作レバー13を操作すれば、連結部材14が係合部15と係合するので、操作レバー13を操作した状態のまま一方の開閉扉2Rの手掛け部12Rに手を掛けて手前に引けば、一方の開閉扉2Rの開放動作に伴って他方の開閉扉2Lも開放させることができる。したがって、本実施例によれば、片手の動作で2つの開放動作を行うこととなるので、利用者が両方の扉を同時に開く際の手間を低減するとともに、開放動作に伴う無理な姿勢をとらせることを軽減することができる。
図3に示しているのは、操作レバー13が操作されていない場合である。操作レバー13は、おおむね右側の開閉扉2Rの前面側に設けられた開口に、扉正面壁19と略面一になるように設けられている。
操作レバー13は、その下方端近傍に設けられた揺動支点13aに揺動自在に軸支されている。開閉扉2Rの前面側に設けられた操作部13cを奥方向に押されると、揺動支点13aのまわりに揺動して、図4に示すように傾斜しながら押し込まれる。連結部材14は、支点14aのまわりに回動自在に軸支されている。連結部材14は、右側の開閉扉2Rの自由端10b側(反軸支側)の面である端面2Rbに対してほぼ面一に垂直下方に収納されている(図3参照)。そして、図3に示す第一の位置(収納位置)から、操作レバー13の揺動と連動して、図4に示すように、ほぼ水平に、他方の開閉扉2Lに向かって突き出すように回動する(第二の位置。すなわち、端面2Rbから突き出した位置まで回動)。したがって、操作者の操作部13cの押圧動作に伴って操作レバー13が軸支回りに揺動し、該操作レバー13の揺動に伴って連結部材14が回動し、右側の開閉扉2Rの端面2Rb(反軸支側面)から連結部材14が突き出す構成である。
図3左上の側は、本体筐体11の内側である。開閉扉2Rの扉内壁18と扉正面壁19との間は、熱伝導率の小さい例えば発泡ウレタンなどの断熱材20によって充填されている。
パッキン16は、図示しないマグネットを内部に設けたマグネットパッキンである。パッキン16は、開閉扉2Rにおける扉内壁18の周囲四辺にわたって設けられている。開閉扉2Lも、同様に扉内壁の周囲四辺にわたってパッキンが設けられている。また、開閉扉2Rの自由端10b側のパッキン16は、左側の開閉扉2Lに設けられた回転仕切り17に密着する。
図5は、左側の開閉扉2Lを自由端10b側からみた斜視図である。開閉扉2Lの自由端10b側の面である端面2Lbは、開閉扉2L,2Rが閉じられた際、右側の開閉扉2Rの端面2Rbと対向している。そして、連結部材14と対向した位置に、凹部である係合部15が設けられている。
図4に示すように、操作レバー13が押されて連結部材14が開閉扉2Rの端面2Rbから突き出した第二の位置において、連結部材14が係合部15の凹部空間の内部に入り込む。この状態で、右側の開閉扉2Rを手前に開くと、連結部材14が係合部15と噛み合って左側の開閉扉2Lも連動して開く。
この左右の開閉扉2L,2Rを連動して開く構成について、図6を用いて詳細に説明する。特に、操作レバー13と連結部材14と断熱材20との配置について詳細に説明する。
図6は、開閉扉2L,2Rの図4におけるD−D断面を示す。図示上方が本体筐体11の内部であって低温に保持されており、図示下方が外気である。パッキン16は、扉内壁18に設けられた凹部であるパッキン取付溝21に嵌め込まれて固定されている。
ここで、開閉扉2Rの前面に設けられた操作レバー13は、操作者によって奥に向かって押し込まれるために、その動作範囲以上の空間AAが、操作レバー13と断熱材20との間に必要である。また、開閉扉2Rの端面2Rbから連結部材14が突き出すように、操作レバー13と連結部材14とを接続する機構を設けるために、空間BBが必要である。
本実施例では、空間AA及び空間BBと断熱材20との間を仕切るための隔壁である仕切り22が設けられている。冷蔵庫本体1内部から外気への熱の流出量を低減して断熱効果を高めるためには、この空間AAと空間BBとはできるだけ小さくして、断熱材20を開閉扉2Rの内部に十分に充填することが望ましい。さらに、パッキン取付溝21,断熱材20及び仕切り22との関係について説明すると、図6において、仕切り22の図示上端はパッキン取付溝21の図示左右方向の略中央に位置し、断熱材20は仕切り22の図示右側の領域においては、扉内壁18と扉正面壁19との間を充填している。
このように配置することで、冷蔵庫内部の低温部は、パッキン16,パッキン取付溝21及び断熱材20とを隔てて外気から断熱されるので好適である。
しかし、仮に図7に示すように仕切り22がパッキン取付溝21よりも図示右側に位置しているとすれば、パッキン取付溝21と扉内壁18との間、すなわちEEの範囲は扉内壁18から扉正面壁19に至るまで断熱材20が無い。そのため、矢印24で示すように、外気からの熱が冷蔵庫本体1の内部に侵入して、熱漏洩が大きくなる。
したがって、図7の構成は望ましくなく、図6に示すように、断熱材20がパッキン取付溝21の略中央部分まで、さらに望ましくはパッキン取付溝21の中央よりも図示左側まで充填されるように、空間BBはできるだけ小さく限られた空間とすることが望ましい。
断熱材20は、例えば発泡ウレタンであって、開閉扉2R,2Lの内部に液体の状態で注入された後、化学反応によって発泡して、開閉扉2R,2Lの内部を充填するように製造される。そこで、予め仕切り22を設け、断熱材によって充填される領域と、操作レバー13と連結部材14とを備えた開放機構部8のための空間とを仕切っておくことにより、充填される工程で断熱材が開放機構部8の空間に侵入することがなく好適である。
次に、空間BBの内部に操作レバー13と連結部材14とを接続する構成の一例について、図8及び図9を用いて説明する。
図8及び図9は、それぞれ図3及び図4のC−C断面を示す斜視図である。具体的に、図8及び図9は、開閉扉2L,2Rの縦方向断面を本体筐体11側からみており、断熱材20と仕切り22は省略して図示している。
スプリング23は、連結部材14の支点14aに設けられている。連結部材14は、スプリング23によって、端面2Rbと略平行であって突き出さない位置に保持する方向に付勢する(図3又は図8参照)。
連結部材14の支点14aから他端には、凸部14bが設けられている。図3又は図8に示す位置においては、端面2Rbから略直交して開閉扉2Rの内側に向けて延伸されている。凸部14bは、空間BBの内側の範囲に設けられている。
操作レバー13の端面2Rbの側で空間BBの範囲内には、操作レバー13と一体にアーム部13bが突出して設けられている。アーム部13bの先端は、連結部材14に設けられた凸部14bの上面に接するよう配置されている。
次に、上記構成における動作について説明する。図8に示す状態から図9に示す状態のように、操作レバー13が操作者によって押されると、アーム部13bが揺動支点13aのまわりに端面2Rb(反軸支側面)に沿うように回動する。そして、アーム部13bの先端が連結部材14に設けられた凸部14bを当接して押し下げる。すると、連結部材14は、支点14aのまわりに回動することで(図4又は図9参照)、端面2Rbから突き出し、左側(図8及び図9においては図示右側)の開閉扉2Lに設けられた係合部15の凹部の内側に入る。
上記の構成によれば、開閉扉2Rの内部に操作レバー13と連結部材14とを配置し、開閉扉2Lの内部に係合部15を配置したとしても、断熱材20を十分に充填して冷蔵庫の内部と外気との断熱を確保することができるので好適である。
さらに、操作レバー13と連結部材14とを連動するための別部品を要しないので、機構を簡略化して安価に構成することができる。
次に、上記説明した構成で両側の扉を開く動作について、図10から図15を用いて説明する。図10から図15は、左右の開閉扉2R,2Lを連動して同時に開放する際の一連の動作を示すB−B断面図を示している。
本実施例の大きな特徴の1つは、1つの開放動作に伴って、一方の開閉扉2Lと他方の開閉扉2Rを時間差を持って開放するようにした点である。
すなわち、2つの開閉扉2L,2Rは、それぞれパッキン16と本体筺体11とが磁石で密着しているので、2つの開閉扉2L,2Rを全く同時に開放しようとすれば、2つのパッキン16を同時に引き剥がす力を加える必要がある。すなわち、開放扉2L,2Rを夫々の着磁距離よりも大きな距離まで開放する必要となる。
そのため、片方の開閉扉だけを開く場合と比べて、開放に必要な力がおよそ2倍必要になる。そこで、開閉扉2L,2Rそれぞれのパッキン16の密着を、同時ではなく時間差をもって引き剥がせば、開放に必要な力を小さくして、軽快に開放することができる。
図10は、開閉扉2L,2Rが閉じられた状態であり、図3及び図8と同一の状態を図示している。操作者が操作レバー13を押すと、図4,図7及び図9に示すように、アーム部13aと連結部材14に設けられた凸部14bとを介して、連結部材14を略90゜の水平近傍まで回動させる。この状態を図11に示している。ここで、連結部材14と開閉扉2Lに設けられた係合部15との間には、隙間Gapが設けられている。
図11の状態で、操作者が右側の開閉扉2Rを手前(図示下側)に引いて開くと、図12に示す状態になる。この状態において、右側の開閉扉2Rに設けられたパッキン16Rに内在されたマグネットが冷蔵庫本体1ないし回転仕切り17から引き剥がされて、連結部材14は係合部15に開放接触部25において当接する。ここまでの開き動作に必要な力は、右側の開閉扉2Rのみを単独に開く際の開き力と同等である。
ここで、Gapの寸法としては、パッキン16Rに内在されたマグネットが確実に引き剥がされる以上の寸法、すなわち、着磁距離よりも大きくすることが望ましい。
さらに、操作者が右側の開閉扉2Rを手前に開くと、図13に示す状態になる。この状態において、開放接触部25を介して左側の開閉扉2Lを開放する力が加わる。そして、パッキン16Lが冷蔵庫本体1から引き剥がされ、さらに回転仕切り17が回動して左側の開閉扉2Lが開放される。このとき、右側の開閉扉2Rは既に開放されており、ごく軽い力で開くことができる状態なので、左側の開閉扉2Lのみを開放する際と比べて開く力が特段に大きくなることはない。すなわち、左右両側の扉を一つの動作で同時に開放することができる。また、左右両方の扉(開閉扉2L,2R)を一時に連動して開く場合でも、片側の扉のみを開く場合と同等の力で開くことができるので好適である。
左右の開閉扉2L,2Rは、開くとともに互いに対向する端面2Lbと端面2Rbとは距離が離れていく。すると、図13の状態からさらに右側の開閉扉2Rを手前に引くと、図14から図15に示すように連結部材14の外周がもはや係合部15の凹部とは接しなくなって離反する。なお、図14は開放接触部25が離反する直前の状態である。すなわち、右側の開閉扉2Rについては、操作者が手で開き続ける。一方、左側の開閉扉2Lについては、図14に示す角度θの開き量となる。換言すると、角度θが開閉扉2Lを確実に開くことができる限界の角度となる。
次に、この角度θとクローザの動作する角度との関係について説明する。
従来から冷蔵庫の開閉扉においては、扉を閉じる際、扉が完全に閉じられる近傍でドアを閉じる方向に付勢して、半ドアを防止するクローザと呼ばれる構成が用いられている。
図16から図18を用いて、このクローザ機構の一例の構成と動作について説明する。図16から図18は、開閉扉2L,2Rが徐々に閉じられる動作を行う際のクローザの動きとクローザにより生じる力について示したものである。
クローザは、一般的には開閉扉2L,2Rの回転支点の下端部に備えられている。そこで、図16から図18は、開閉扉2Rを仮想的に下面から見た状態を示すものである。なお、左側の開閉扉2Lも同様な構成が備えられている。
本体筐体11には、固定されたクローザ受け金具46が取り付けられている。クローザ受け金具46の一部には、滑らかな曲面形状で形成されたカム部46cが設けられている。
開閉扉2L,2Rには、樹脂などの弾性材料で形成された先端部47aを有するクローザ弾性体47が備えられている。図16に示すように、開閉扉2Rが反時計方向CCWに回動して角度φ1まで閉じられると、クローザ弾性体47の先端部47aがクローザ金具46のカム部46cに接触し、クローザ弾性体47の先端部47aは矢印Fa方向の反力を受けてたわむ。このFa方向の反力は、開閉扉2Rの回転ヒンジ10aに対しては時計回りCW方向、すなわち開閉扉2Rを開く方向に働く。操作者からすると、閉じている開閉扉2Rは途中から重くなる。
さらに、図17に示すように、開閉扉2Rが閉じられて開角度がφ2となった場合、クローザ弾性体47とクローザ金具46との接点は、開閉扉2Rのヒンジ機構の固定端10aと同一線上になる。すなわち、クローザ弾性体47とクローザ金具46との接点は中性点となる。すると、クローザ弾性体47とクローザ金具46との間の力Fbは回転支点の方を向き、モーメントとしては0となる。そのため、開閉扉2Rはバランスして開閉いずれの方向の力も受けなくなり、この位置で半ドアになるおそれがある。
ここで、本実施の形態では、中性点に至るまでにクローザ弾性体47はたわみ、弾性エネルギを蓄積している。したがって、中性点を過ぎてさらに開閉扉2Rが閉じられて図18に示す状態になると、クローザ受け金具46のカム部46cからクローザ弾性体47には矢印Fc方向の力が加わる。このFc方向の力は、開閉扉2Rの固定端10aに対して該開閉扉2Rを閉じる方向(図16においては反時計回りCCW)のモーメントとなり、開閉扉2Rは閉じられる。
ここで、上記説明した左側の開閉扉2Lが確実に開かれる角度θと、クローザが中性点となる角度φ2との関係は、φ2<θとなるように設定することが望ましい。仮に、φ2>θとすると、図14の状態まで一旦開いた左側の開閉扉2Lがクローザによって再度閉じられてしまうためである。
次に、図19から図22を用いて、第二の実施例について説明する。図19は図10から図15と同様に左右の開閉扉2L,2RのB−B方向の水平断面図である。図19に示す状態は、左側の開閉扉2Lは閉じられたままであり、右側の開閉扉2Rは開いた状態である。
ここで、右側の開閉扉2Rに設けられた操作レバー13を操作者が押すと、連結部材14が端面2Rbから突出する。その状態のままで保持しながら右側の開閉扉2Rを閉じた場合、図19に示すように連結部材14が接点26において左側の開閉扉2Lの外側の角部に当たり、開閉扉2Rは閉じられない。
そこで、右側の開閉扉2Rを開いた状態から閉じようとする際、操作レバー13を操作しても連結部材14が端面2Rbから突き出さないように、操作レバー13の操作を制限する手段(操作制御手段)を設けたものが、第二の実施例である。
上記操作制限手段の一例を、図20から図22を用いて詳細に説明する。図20から図22は、右側の開閉扉2RのB−B断面を示す部分斜視図である。
図20は開閉扉2Rを開いた状態であり、開閉扉2Rの端面2Rbの内側には、ロックレバー27が設けられている。ロックレバー27は、支点27aのまわりに端面2Rbに略平行に揺動自在に支持されている。ロックレバー27の一端27bは、操作レバー13のアーム部13bの先端近傍に向かって延伸しており、アーム部13bの動作する軌跡と干渉する位置としている。ロックレバー27の他端は、開閉扉2Rの下端から冷蔵庫本体1の方向に開閉扉2RよりもFだけ突き出して延伸した突起部27cとしている。
この構成において、図20に示した開閉扉2Rが開いた状態で操作レバー13を押した場合、接点28においてアーム部13bがロックレバー27の一端27bと干渉して当たり、操作レバー13を押し込むことができない。そのため、操作レバー13も連結部材14も共に動作せず、開閉扉2Rを開いた状態では連結部材14が回動することはない。これにより、図19に示す、連結部材14が左側の開閉扉2Lの外側に当たって閉じない、という状態を回避することができる。
一方、図21に示すように、右側の開閉扉2Rが閉じられた際、マグネットを有するパッキン16Rは、冷蔵庫本体1に設けられた仕切りk1に当接してマグネットが吸着され、開閉扉2Rが閉じる。このとき、ロックレバー27の突起部27cは、仕切りk1に当接して押し込まれて、ロックレバー27が支点27aのまわりに揺動する。すると、ロックレバー27の一端27bは上方に移動(操作レバー13のアーム部13b先端近傍から移動)する。すなわち、アーム部13bの動作軌跡の外側に移動して、操作レバー13の揺動を妨げない位置となる。
この状態で操作レバー13を押し込むと、図22に示すように、操作レバー13のアーム部13bは、ロックレバー27とは当接しないので連結部材14を動作させることができる。
以上説明したように、開閉扉2Rを開放した際、ロックレバー27の作用によって操作レバー13が操作できない状態とする。一方、開閉扉2Rを閉じた際にはロックレバー27が移動して操作レバー13を操作可能とすることができる。開閉扉2L,2Rが閉じられた状態においては、操作レバー13を操作することで、連結部材14を動作して左右の開閉扉を連動して開放できる、という効果を得ることができる。
本実施例では、開閉扉2Rが閉じられた際、ロックレバー27の一端27bが操作レバー13の動作を妨げる一例を示したが、そのような構成に限られるものではなく、ロックレバー27の一端27bが連結部材14の動作を妨げるような構成に変形したとしても、同等な効果を得られることは明らかである。
次に、第三の実施例について、図23から図25により説明する。図23は、第三の実施例に係る扉開閉機構を備えた冷蔵庫の右側の開閉扉2Rの構造を示す部分斜視図である。図24は、操作レバー13が押されていない状態の図23のH−H断面図である。図25は、操作レバー13が押された状態を示す部分断面図である。
操作レバー13のアーム部13bの先端近傍には、その下面に斜面13cが設けられている。
揺動レバー140は、支点140aのまわりに揺動可能に軸支されている。支点140aは、開閉扉2Rの奥側の本体筐体11近傍の側に設けられている。揺動レバー140の上面の一部には、斜面140bが設けられている。
図25に示すように、操作レバー13が押されて支点13aのまわりに回動し、アーム部13bが押し下げられると、斜面13cが揺動レバー140の斜面140bを押す。揺動レバー140は、図示左側に押されて支点140aのまわりに回動して揺動レバー先端140cが開閉扉の端面2Rbから突き出す。
左側の開閉扉2Lの自由端10b側には、揺動レバー140と対向して凹部である係合部15が設けられており、揺動レバー先端140cが係合部15の内部に入り込む。この状態で右側開閉扉2Rに設けられた図示しない手掛け部12に手をかけて開閉扉2Rを手前に開くと、揺動レバー先端140cが係合部15に係合しているので左側の開閉扉2Lも連動して開く。その開き動作は図10から図15にて説明した動作と同様である。
次に、第四の実施例について、図26から図28により説明する。図26は、第4の実施例による扉開閉機構を備えた冷蔵庫の右側の開閉扉2Rの構造を示す斜視図である。図27は、操作レバー13が押されていない状態のJ−J断面図である。図28は操作レバー13が押された状態を示すJ−J断面図である。
揺動レバー141は、支点141aのまわりに揺動可能に軸支されている。支点141aの一端からは、突起部141bが操作レバー13のアーム部13bに近接するよう延伸している。揺動レバー141の支点141aの他端は、支点141aを中心とした円弧状をなした屈曲部141cであり、屈曲部141cの先端は突出部141dとなっている。
操作レバー13が押されて支点13aのまわりに回動し、アーム部13bが押し下げられると、アーム部13bが揺動レバー141の突起部141bを押し下げる。揺動レバー141は、支点141aのまわりに図28に示すように回動して突出部141dは端面2Rbから突出する。
左側の開閉扉2Lの自由端10b側には、揺動レバー141の突出部141dと対向して凹部である係合部15が設けられており、突出部141dが係合部15の内部に入り込む。この状態で右側開閉扉2Rに設けられた図示しない手掛け部12に手をかけて開閉扉2Rを手前に開くと、突出部141dが係合部15に係合しているので左側の開閉扉2Lも連動して開く。その開き動作は図10から図15にて説明した動作と同様である。
さらに第五の実施例を図29により説明する。図29は、冷蔵庫の別の構成を示す概略斜視図である。本実施例において、ヒンジ機構10cのまわりに回動する左側の開閉扉5Aによって開閉される図示左側の略半分は冷凍室である。右側の開閉扉は上下に分割されており、ヒンジ機構10a及び10cのまわりに回動する右上扉2U及び右下扉2Bとなっている。右上扉2Uにより開閉される図示右上側は冷蔵室であり、右下扉2Bにより開閉される図示右下側は野菜室である。それぞれの扉には、手掛けであるハンドル30A,30U,30Bが設けられており、ハンドル30を手前に引くことによって各扉を開放する。ここで、右上扉2Uには開放機構部8が設けられており、ハンドル30Uの前面には操作レバー13が設けられている。ハンドル30Uを引けば右上扉2Uのみが開き、ハンドル30Bを引けば右下扉2Bのみが開く。ここで、操作レバー13を押すと、連結部材14が右上扉2Uの下辺から突き出し、右下扉2Bの上面に設けられた凹部である係合部15の内部に入り込む。この状態でハンドル30Uを引けば、右上扉2Uと右下扉2Bとは破線に示した2U′,2B′に示すように連動して開く。操作レバー13を押すと、連結部材14が突き出す開放機構部8の構成については、連結部材14が突き出す方向が下方となるように操作レバー13と連結部材14とを配設すればよい。
上記の第一から第五の実施例においては、開放機構部8は右側の開閉扉2Rに設けられているものとしたが、開放機構部8を左側の開閉扉2Lに設け、操作レバー13を押すと右側の開閉扉2Rが連動して開くように左右逆の構成であってもよい。
また、一対の開閉扉を、一方が他方より横幅が大きく形成し、前記一方の開閉扉を横幅が大きな開閉扉とするようにしてもよい。
以上の構成によれば、一対の開閉扉を一連の開放動作で一方又は両方選択して楽な力で開放することができるので、片方の扉のみを開きたい場合には片方のみ、両方の扉を開きたい場合には両方の扉を同時に開くことができるので、例えば食品を片手に持っており片手が塞がっている場合においても扉の開放が簡便であり、使いやすい冷蔵庫を提供できる。
1 冷蔵庫本体
2 冷蔵室
3 上段冷凍室
4 製氷室
5 下段冷凍室
6 野菜室
7 操作表示部
8 開放機構部
9 ドア検知
10 ヒンジ機構
11 本体筐体
12R,12L 手掛け部
13 操作レバー
14 連結部材
15 係合部
16 パッキン
17 回転仕切り
18 扉内壁
19 扉正面壁
20 断熱材
21 パッキン取付溝
22 仕切り
23 スプリング
25 開放接触部
27 ロックレバー
31 回転ヒンジ

Claims (7)

  1. 筐体に配置され前方に開口を有する貯蔵室と、
    該貯蔵室の両側に夫々回転自在に軸支されて前記開口を開閉する第一の開閉扉及び第二の開閉扉と、
    前記第一の開閉扉の前面側に操作部を有し、且つ該操作部の押圧動作に伴って前記第一の開閉扉の前面と該第一の開閉扉の内部に充填された断熱材との間に揺動自在に軸支された操作レバーと、
    該操作レバーに連動して前記第二の開閉扉側に突出する連結部材と、を備え、
    前記操作レバーを動作させて前記第一の開閉扉が開いた後、前記連結部材が前記第二の開閉扉に設けられた係合部と係合して前記第二の開閉扉を所定距離開くことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記連結部材は前記第一の開閉扉の反軸支側面と該第一の開閉扉の内部に充填された断熱材との間の第一の位置から、該第一の開閉扉の反軸支側面より前記連結部材の一部が突出した第二の位置まで揺動自在に軸支されたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第一の開閉扉及び前記第二の開閉扉の扉内壁の外周に夫々設けられて該第一の開閉扉及び該第二の開閉扉と前記貯蔵室の開口縁との間の気体の移動を抑制するパッキンと、
    前記パッキンに内包されたマグネットと、を備え、
    前記所定距離は前記第二の開閉扉に設けた前記マグネットの前記開口縁への着磁距離よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第一の開閉扉の内部に充填された前記断熱材、前記操作レバー及び前記連結部材が配置される空間を形成する隔壁を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記操作レバーの一端は前記操作部に係合して前後方向に揺動自在に設けられ、該操作レバーの他端は該操作レバーの動作に伴って前記第一の開閉扉の反軸支側面に沿うように移動して前記連結部材の一端に当接するように設けられ、前記操作レバーの前記操作部の押圧動作に伴って前記連結部材の他端が前記第一の位置から前記第二の位置まで移動することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  6. 前記第一の開閉扉が開放された場合に前記操作レバーの操作を妨げる操作制限手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記操作制限手段は、揺動自在に軸支されたレバーを備え、
    前記第一の開閉扉が開放された場合に前記レバーの一端は前記操作レバーから延伸されたアーム部の動作軌跡と交叉するよう延伸し、且つ前記レバーの他端は前記貯蔵室に向けて突出し、
    前記第一の開閉扉が閉鎖された場合に前記レバーの他端は前記開口縁と当接して、前記レバーの一端が前記アーム部の動作軌跡から退避するように揺動することを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196836A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 パナソニック株式会社 冷蔵庫
CN104154697A (zh) * 2014-08-18 2014-11-19 合肥美的电冰箱有限公司 冰箱的门体
CN106440607A (zh) * 2016-10-20 2017-02-22 青岛海尔股份有限公司 冰箱

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