JP2010265622A - 窓用装具およびその取付方法 - Google Patents

窓用装具およびその取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂フィルムを傷つけることなく、所定の部位のみを安全に切り取ることができる窓用装具およびその取付方法を提供する。
【解決手段】窓ガラス100のサッシ部110に沿って貼り付けられた機能性シート2の一部に機能性シート2が破けないように補強するための補強部材4を設け、補強部材4に沿って機能性シート2を切り抜く。
【選択図】図4

Description

本発明は、窓ガラスのサッシ部に沿って貼り付けて、窓ガラスに付加的な機能性を付与する窓用装具に関し、さらに詳しく言えば、窓ガラスの開閉や施錠する際に、その動作に支障を来さない窓用装具に関する。
例えば特許文献1に示すように、窓ガラスのサッシ部に樹脂フィルムを貼り合わせて、窓ガラスと樹脂フィルムの間に断熱空気層を設け、窓ガラスから室内の熱が逃げないようにした簡易断熱具が提供されている。
この簡易断熱具によれば、2重サッシなどの断熱対策が施されていない窓であっても、簡単に断熱対策を施すことができる。また、真夏や真冬などの内外気温の温度差の激しい時期のみの一時的な断熱対策としても有効である。したがって、このような機能性をもった部材を窓ガラスに貼り付けることで、所定の機能性を後から付け加えることができる。
しかしながら、従来のこの種の窓用装具には、次のような問題があった。すなわち、従来の窓用装具は、樹脂フィルムなどをサッシ部に沿って貼り付ける際に、窓ガラスを施錠するために設けられたクレセント受けの上に配置されていた。
したがって、クレセント受けとクレセント錠との間に樹脂フィルムが介在するため、クレセント錠をクレセント受けに係止することができなかった。すなわち、窓ガラスを施錠することができず、鍵のない窓や屋内などの限られた窓にしか適用することができなかった。
このような問題を解決するためには、クレセント受けの回りの樹脂フィルムをカッターなどで切り抜いて、クレセント受けを露出させるようにすればよい。しかしながら、この種の窓用装具は、樹脂フィルムに熱収縮性を有する、いわゆるシュリンクフィルムを用いて、サッシ部に貼り付けたのちにドライヤーなどを使って樹脂フィルムに熱風を吹き付けることで、樹脂フィルムが収縮して窓ガラスに沿って平行に張設するようになっている。
したがって、樹脂フィルムには、収縮方向に残留応力が残っているため、樹脂フィルムにカッターの刃を入れると、刃を入れた箇所に応力が一気に集中して、そこから亀裂が進行して裂けたりするおそれがある。
実開昭61−83917号公報
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、樹脂フィルムを傷つけることなく、所定の部位のみを安全に切り取ることができる窓用装具およびその取付方法を提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項1に記載の発明は、窓ガラスのサッシ部に所定の機能性を備えたシート状の機能性シートを上記窓ガラスとほぼ平行となるように貼り付ける窓用装具において、上記サッシ部に貼り付けられた上記機能性シートの切り抜き対象となる位置を囲むようにして上記機能性シートに取り付けられる補強部材を備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記補強部材に沿って切り抜かれた開口部を塞ぐように上記機能性シートに取り付けられる封口板をさらに備えていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2において、上記機能性シートは、上記窓ガラスと上記機能性シートとの間に断熱空気層を形成するための非通気性シートからなることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項3において、上記非通気性シートは、熱収縮性を有する樹脂フィルムからなることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項1または2において、上記機能性シートは、上記窓ガラスから光の入射を制限する遮光性シートからなることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、上記請求項1ないし5のいずれか1項において、上記補強部材は、少なくとも上記機能性シートよりも高い剛性を有し、所定の固定手段を介して上記機能性シートに固定されることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、上記請求項1ないし6のいずれか1項において上記補強部材は、少なくとも上記サッシ部に設けられたクレセント受けを囲む大きさに開口されていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、上記請求項2において、上記封口板は、上記機能性シートに沿って平行に延設されるフランジ部と、上記フランジ部の内周縁から一体的に延設され、上記機能性シートに対して凹まされた凹部とを備えていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、上記請求項8において、上記凹部は、上記窓ガラスに沿って平行に配置される矩形状の底部と、上記底部の周縁から立設され、上記フランジ部に連結される側壁部とを備え、上記底部を上記窓ガラスと上記クレセント受けとの間に潜り込ませるため、上記側壁部の一部が切り欠かれていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、上記請求項3において、上記断熱空気層内の水分を除去する吸湿材をさらに備えることを特徴としている。
本発明には、これら窓用装具の取付方法も含まれる。すなわち、請求項11に記載の発明は、所定の機能を備えた機能性シートを上記窓ガラスとほぼ平行となるように貼り付ける窓用装具の取付方法において、上記機能性シートは、非通気性の樹脂フィルムからなり、上記樹脂フィルムを上記サッシ部に貼り付けて、上記窓ガラスと上記樹脂フィルムとの間に断熱空気層を形成し、上記サッシ部に設けられたクレセント受けの周囲の上記樹脂フィルムを切り抜く前に、上記クレセント受けを囲むように補強部材を上記樹脂フィルムに取り付けて、上記補強部材の内周縁に沿って上記樹脂フィルムを切り抜いて上記クレセント受けを露出させることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、上記請求項11において、上記樹脂フィルムは、熱収縮性を有するシュリンクフィルムからなり、上記樹脂フィルムを上記サッシ部に貼り合わせたのち、上記樹脂フィルムに熱を加えて熱収縮させて調節することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項11または12において、切り抜かれた上記樹脂フィルムの開口部を塞ぐ封口板をさらに備え、上記封口板は、その一部が切り欠かれており、上記切欠部を介して上記封口板を上記窓と上記クレセント受けとの間に潜り込むようにして上記開口部に取り付けることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、サッシ部に貼り付けられた機能性シートの一部を切り抜く前に補強部材を取り付けてから切り抜くことにより、機能性シートが破けることなく、安全に切り取ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、切り抜かれた上記機能性シートの開口部を塞ぐ封口板をさらに備えることにより、封口板を介して窓ガラスを開閉することができる。
請求項3に記載の発明によれば、機能性シートが窓ガラスと機能性シートとの間に断熱空気層を形成するための非通気性シートを用いることにより、窓ガラスとの間に空気層を形成して、簡易的な2重サッシを形成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、非通気性シートが熱収縮性を有する樹脂フィルムからなることにより、サッシ部に貼り合わせた後、熱収縮させることで、サッシ部に見栄えよく張設することができる。
請求項5に記載の発明によれば、機能性シートは、窓ガラスから光の入射を制限する遮光性シートからなることにより、窓ガラスからの光の入射を制限して室温や光量を調節することができる。
請求項6に記載の発明によれば、補強部材は、少なくとも機能性シートよりも高い剛性を有し、所定の固定手段を介して機能性シートに固定されることにより、機能性シートを切り欠く際に機能性シートの破損を確実に防ぐことができる。
請求項7に記載の発明によれば、補強部材の一部を少なくともクレセント受けを囲む大きさに開口することにより、補強部材の開口部に沿ってカッターなどを沿わせて切り抜くことで、より簡単に切り抜き作業を行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、封口板は、機能性シートに沿って平行に延設されるフランジ部と、フランジ部の周縁から一体的に延設され、機能性シートのフィルム面に対して凹まされた凹部とを備えていることにより、凹部をクレセント受けの下に潜り込ませるように開口部に取り付けた後、フランジ部を機能性シートに沿って貼り合わせることで、簡単にクレセント受けを露出させ、かつ、開口部を塞ぐことができる。
請求項9に記載の発明によれば、凹部は、窓ガラスに沿って平行に配置される矩形状の底部と、底部の周縁から立設される側壁部とを備え、側壁部の一部が切り欠かれていることでクレセント受けの下に凹部を潜り込ませて取り付けることができる。
請求項10に記載の発明によれば、断熱空気層内の水分を除去する吸湿材をさらに備えることにより、断熱空気層内で水分が結露することを確実に防止することができる。
請求項11〜13に記載の発明によれば、窓ガラスとシュリンクフィルムからなる樹脂フィルムとの間に断熱空気層を形成したのち、クレセント受けの周囲に補強部材を貼り付けて、その開口部を切り抜くとともに、開口部に封口板を取り付けることで、クレセント受けを表側に露出した状態で断熱空気層を形成することができる。
本発明の一実施形態に係る窓用装具を窓ガラスに取り付けた状態の正面図。 上記実施形態の正面図のA−A線断面図。 補強部材および封口板の斜視図。 上記窓用装具のクレセント受け周辺を拡大した部分拡大斜視図。 取手側に補強部材および封口板を取り付けた状態の斜視図。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明は、この限りではない。図1および図2に示すように、この窓用装具1は、窓ガラス100のサッシ部110に沿って所定の固定手段を介して固定される機能性シート2(図1では薄墨で表示)を備えている。
この例において、機能性シート2は、厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)の樹脂フィルムからなり、さらに熱収縮性を備えている。機能性シート2は、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE),ポリスチレン(PS),エチレン酢酸ビニル(EVA),ポリ塩化ビニル(PVC),ナイロン,ポリオレフィンなどが用いられてもよい。機能性シート2の材質は、使用環境などにに応じて任意に選択されてよい。
また、機能性シート2には、結露しにくいように曇り止め加工が施されていることが好ましい。さらには、汚れなどがつきにくいように防汚加工が施されていてもよい。また、紫外線を吸収もしくは反射する加工が施されていてもよいし、赤外線などの熱線を遮断する加工が施されていてもよい。
さらには、傷つき防止加工や、静電気防止加工、電磁波防止加工、導電加工、光反射加工、ハードコート加工、ヘアライン加工などが施されていてもよい。また、抗菌加工や防かび加工、光触媒加工などが施されてもよい。
機能性シート2は、両面粘着テープ3からなる固定手段によってサッシ部110に固定される。この例において、両面粘着テープ3は、両面粘着性を有する一般的な両面粘着テープが用いられているが、両面粘着テープ3以外に、単に糊などで貼ってもよいし、ミクロ吸盤を多数備えたミクロ吸着テープなどを用いてもよい。
さらには、機能性シート2に水貼り性を付与するなどして、機能性シート2を両面粘着テープ3無しでサッシ部110に固定するようにしてもよい。本発明において、機能性シート2の固定手段の具体的な仕様は、任意であってよい。
本発明において、窓ガラス100は、2枚の窓ガラス100を支持する2個のサッシ部110を有し、1つの窓枠120にサッシ部110,110がスライド自在に取り付けられた、いわゆる引き違い窓である。窓ガラス100の互いに重なり合うサッシ部110には、窓ガラス100を施錠するための錠前部130が設けられている。なお、窓ガラス100は1枚の引き違い戸であってもよく、錠前部130を備えていればよい。
錠前部130は、一方の窓ガラス100(室内から見て外側)のサッシ部110に取り付けられるクレセント受け131(図4参照)と、他方のガラス窓100(室内から見て内側)に設けられ、クレセント受け131に係止されるフックを備えるクレセント錠132とを備えている。
この例において、錠前部130は、クレセント錠が用いられているが、窓ガラス100の開閉を相対的に規制することができる構造であれば、その種類は特に限定されない。
錠前部130付近の機能性シート2には、機能性シート2の一部を切り抜くために用いられる補強部材4が設けられる。図3を併せて参照して、補強部材4は、PETなどの合成樹脂製の板体からなり、少なくとも機能性シート2よりも剛性が高くなるよう厚く形成されている。この例において、補強部材4の厚さは250μmである。
補強部材4は、樹脂板をC字状に形成したものからなり、中央に少なくともクレセント受け131を囲むことができる開口部41を備えている。この例において、補強部材4の一方の面には、粘着剤が塗布されており、機能性シート2に沿って貼着できるようになっている。
この例において、補強部材4は、クレセント受け131が取り付けられるサッシ部110に沿って貼着しやすいようにC字状(U字状)に形成されているが、環状であってもよい。さらには、テープ状の補強部材4を所定長さに切り、それらを組み合わせてもよい。
この補強部材4は、クレセント受け131の周囲の樹脂フィルム4を切り抜く際のガイド役も兼ねている。すなわち、図4に示すように、補強部材4の開口部41がクレセント受け131を囲むように機能性シート2に貼り合わせたのち、開口部41の内周縁42に沿ってカッターCの刃を当てて機能性シート2を切り抜いていくと、簡単にクレセント受け131を外側に露出させることができる。
クレセント受け131を外部に露出するようにしたことで、クレセント錠132によって窓を施錠することができる。機能性シート2の開口部21は、そのままの状態で使用することもできるが、より好ましくは、クレセント受け131を露出した状態で開口部41を塞ぐことがより好ましい。
そこで、開口部41を塞ぐために封口板5が用いられる。図3を再び参照して、封口板5は、合成樹脂(この例ではPET)の成型品からなる立体な台形状に形成されている。封口板5は、機能性シート2の開口部41の周縁に当接するフランジ部51と、同フランジ部51の内周縁に連結された凹部52とを備えている。
フランジ部51は、上述した補強部材4とほぼ同一形状に形成されており、先に機能性シート2に貼り合わせられた補強部材4の上に重なり合って貼り付けられるようになっている。この例において、フランジ部51の底面(機能性シート2に対向する面)には、粘着剤が塗布されている。
凹部52は、フランジ部51から一段低くなるように凹まされており、一方の側壁面が開放されている。これによれば、開放面53から凹部52をクレセント受け131の側部から下に潜り込ませるように取り付けることで、クレセント受け131を露出させたまま、開口部41を塞ぐことができる。
機能性シート2をサッシ部110に沿って貼り合わせた場合、錠前部130のほかにも不具合が生じる。すなわち、通常、戸当たり側のサッシ部には、窓を開閉する際に指を引っ掛けるための取手や溝が設けられているが、機能性シート2を貼り付けると、これら取手や溝も塞いでしまう。
そこで、図5に示すように、戸当たり側のサッシ部110の内側に沿って補強部材4を貼り付け、カッターで補強部材4の内側の機能性シート2を切り抜いたのち、封口板5で開口を塞ぐ。これによれば、封口板5を窓を開閉するための取手としても代用することができる。
機能性シート2をサッシ部110に沿って貼り付けることで、窓ガラス100と機能性シート2との間には、断熱空気層140が形成されるが、断熱空気層140内の水分が結露するのを防ぐため、断熱空気層140には、吸湿材6が設けられている。
この例において、吸湿材6は、シリカゲルを不織布で包んだシリカゲル梱包体からなり、窓ガラス100のサッシ部に沿って細長く形成されている。吸湿材6は、シリカゲルや繊維板などの乾式吸湿剤ほか、塩化カルシウムなどを用いた湿式吸湿剤であってもよい。
次に、この窓用装具1の取付手順の一例について図面を参照しながら説明する。まず、は、クレセント錠132が設けられてる手前側(図1)の窓ガラス100に機能性シート2を貼り付ける。機能性シート2を貼り付ける前にサッシ部110の四隅のフレームを中性洗剤などで拭き取ったのち、その表面に両面粘着テープ3を貼り合わせる。
次に、両面粘着テープ3の図示しないセパレータを剥がし取り、機能性シート2を上から下に徐々に貼り合わせる。その際、上述した除湿材6を窓ガラス100と機能性シート2の間に入れておき、機能性シート2を貼り合わせる。その後、ドライヤーなどを用いて、機能性シート2に熱風を吹き付けるこで、機能性シート2が熱収縮して、ガラス面に沿って平行に張設される。
手前側の窓ガラス100の右枠側に取手を作るため、まず、右枠のほぼ中央に沿って補強部材4を機能性シート2に貼り付けたのち、その内周縁に沿ってカッターで切り込みを入れ、開口部を形成する。次に、封口板5を開口部に取り付けることにより、開口部が塞がれ開閉用の取手が形成される。
次に、クレセント受け131が取り付けられる手前奥側(図1)のサッシ部100に機能性シート2を貼り付けるが、このサッシ部110は、中央のサッシ枠が手前側のサッシ部110のサッシ枠に覆い隠されているため、そのままでは機能性シート2を貼り付けることができない。
そこで、まず、窓ガラス100の左半分を貼り付けた後、一旦窓ガラス100を外枠120の右側にスライドさせる。これにより、中央のサッシ枠が右側に移動され、残りの右半分に機能性シート2を貼り付けることができる。その際、同様に窓ガラス100と機能性シート2の間に除湿材6を入れておく。
全ての機能性シート2を貼り付けた後、同様にドライヤーで機能性シート2に熱風を吹きつけて熱収縮させる。収縮後は、クレセント受け131を囲むように補強部材4を貼り付けた後、カッターで中央部分を切り抜く。これにより、クレセント受け131が開口部から露出する。
そこに、封口板5の切欠部53を介して、封口板5の底板をガラス窓100とクレセント受け131の間に潜り込ませるようにして取り付けることで、クレセント受け131を手前側に露出させたまま、開口部を塞ぐことができる。
この例において、窓用装具1は、一般的な引き違い戸からなる窓ガラス100に取り付けた場合を例にとって説明したが、窓用装具1の取付対象は、出窓や上げ下げ窓、滑り出し戸や折り畳み窓など開閉可能で、かつ、施錠手段を備えていればよい。
この実施形態において、機能性シート2は、窓ガラス100と樹脂フィルムとの間に断熱空気層140を形成するため非通気性シートを用いる例について説明したが、機能性シート2は、フィルム状以外にある程度厚みを有する板状であってもよい。
また、透明な樹脂フィルム以外にも、着色されたものや、模様などがプリントされたものであってもよい。さらには、和紙シートや網戸のようなメッシュシート、レース生地などの窓ガラスからの入射光を規制する遮光性を備えた機能性シート2であってもよい。このような態様も本発明に含まれる。
1 窓用装具
2 機能性シート(樹脂フィルム)
3 両面粘着テープ
4 補強部材
5 封口板
6 吸湿材
100 窓ガラス
110 サッシ部
120 外枠部
130 錠前部
140 断熱空気層

Claims (13)

  1. 窓ガラスのサッシ部に所定の機能性を備えた機能性シートを上記窓ガラスとほぼ平行となるように貼り付ける窓用装具において、
    上記サッシ部に貼り付けられた上記機能性シートの切り抜き対象となる位置を囲むようにして上記機能性シートに取り付けられる補強部材を備えていることを特徴とする窓用装具。
  2. 上記補強部材に沿って切り抜かれた開口部を塞ぐように上記機能性シートに取り付けられる封口板をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の窓用装具。
  3. 上記機能性シートは、上記窓ガラスと上記機能性シートとの間に断熱空気層を形成するための非通気性シートからなることを特徴とする請求項1または2に記載の窓用装具。
  4. 上記非通気性シートは、熱収縮性を有する樹脂フィルムからなることを特徴とする請求項3に記載の窓用装具。
  5. 上記機能性シートは、上記窓ガラスから光の入射を制限する遮光性シートからなることを特徴とする請求項1または2に記載の窓用装具。
  6. 上記補強部材は、少なくとも上記機能性シートよりも高い剛性を有し、所定の固定手段を介して上記機能性シートに固定されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の窓用装具。
  7. 上記補強部材は、少なくとも上記サッシ部に設けられたクレセント受けを囲む大きさに開口されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の窓用装具。
  8. 上記封口板は、上記機能性シートに沿って平行に延設されるフランジ部と、上記フランジ部の内周縁から一体的に延設され、上記機能性シートに対して凹まされた凹部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の窓用装具。
  9. 上記凹部は、上記窓ガラスに沿って平行に配置される矩形状の底部と、上記底部の周縁から立設され、上記フランジ部に連結される側壁部とを備え、上記底部を上記窓ガラスと上記クレセント受けとの間に潜り込ませるため、上記側壁部の一部が切り欠かれていることを特徴とする請求項8に記載の窓用装具。
  10. 上記断熱空気層内の水分を除去する吸湿材をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の窓用装具。
  11. 所定の機能を備えた機能性シートを上記窓ガラスとほぼ平行となるように貼り付ける窓用装具の取付方法において、
    上記機能性シートは、非通気性の樹脂フィルムからなり、上記樹脂フィルムを上記サッシ部に貼り付けて、上記窓ガラスと上記樹脂フィルムとの間に断熱空気層を形成し、
    上記サッシ部に設けられたクレセント受けの周囲の上記樹脂フィルムを切り抜く前に、上記クレセント受けを囲むように補強部材を上記樹脂フィルムに取り付けて、上記補強部材の内周縁に沿って上記樹脂フィルムを切り抜いて上記クレセント受けを露出させることを特徴とする窓用装具の取付方法。
  12. 上記樹脂フィルムは、熱収縮性を有するシュリンクフィルムからなり、上記樹脂フィルムを上記サッシ部に貼り合わせたのち、上記樹脂フィルムに熱を加えて熱収縮させて調節することを特徴とする請求項11に記載の窓用装具の取付方法。
  13. 切り抜かれた上記樹脂フィルムの開口部を塞ぐ封口板をさらに備え、上記封口板は、その一部が切り欠かれており、上記切欠部を介して上記封口板を上記窓と上記クレセント受けとの間に潜り込むようにして上記開口部に取り付けることを特徴とする請求項11または12に記載の窓用装具の取付方法。
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