JP2010263828A - 植物への水分供給具 - Google Patents
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Abstract
【課題】茎に形成された導管を閉塞してしまう危険性がないとともに、外力が作用した場合や開口を下向きに傾けた場合であっても内部に保持された水が外部に溢れ出る危険性を緩和することができる新規な植物への水分供給具を提供する。
【解決手段】透水性シート3と保水材4とを備えた方形状の多層シート体が、多層シート体の幅方向の両側を透水性シート3が重なるように折り曲げられてなるとともに、防水性シート2が外側となるように二つに折り曲げ、互いに対向した幅方向の防水性シート2,2同士を接着されることにより、上部に開口1aを有する袋状に成形されてなるとともに、防水性シート2と透水性シート3との長さ方向における接着部1bであって、防水性シート2と透水性シート3との間に保水材4が配置されていない部位1d,1eが、開口1aから内側に折り返されてなる。
【選択図】図1
【解決手段】透水性シート3と保水材4とを備えた方形状の多層シート体が、多層シート体の幅方向の両側を透水性シート3が重なるように折り曲げられてなるとともに、防水性シート2が外側となるように二つに折り曲げ、互いに対向した幅方向の防水性シート2,2同士を接着されることにより、上部に開口1aを有する袋状に成形されてなるとともに、防水性シート2と透水性シート3との長さ方向における接着部1bであって、防水性シート2と透水性シート3との間に保水材4が配置されていない部位1d,1eが、開口1aから内側に折り返されてなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、切り花や蔓草花或いは観葉植物などの植物の茎又は根に水分を補給し、その鮮度を保持するために使用される植物への水分供給具に関するものである。
切り花や蔓草花などの植物は、農家などの生産者から卸売業者を経て小売店に流通し、その後消費者に提供されるルートを経る。例えば、切り花を例に挙げて説明すると、生産者は自己の農場(例えばビニールハウス)にて栽培した花をカットし、水揚げを行った上で卸業者に販売される。こうした水揚げは、切り花の茎に水を供給することにより、以後の流通過程を経る間に、切り花の鮮度が低下することを防止するためである。なお、こうした水揚げがされた切り花は、卸売業者を経て小売店に供給されると、小売店は再度水揚げをしたり、バケツなどの水が貯留された容器に入れたりして鮮度を保ち、消費者の購入を待つ。
このように、切り花等の流通を経て市場に供給される植物は、上記水揚げ等を施すことによりその鮮度保持に努めているが、生産者から卸売業者に流通するまでの時間や、流通業者から小売業者までの時間に長時間を要する場合がある。また、複数の流通業者を経由する場合には、一層長時間化する場合もある。このように生産者から小売業者まで流通する時間が長時間化すると、上記水揚げの効果は低下し、著しく植物の品質は低下することとなる。
そこで、こうした切り花等の植物の品質を長時間に亘って保持することを目的とした幾つかのものが提案されている(特許文献参照)。例えば、特許文献1に開示された「切り花携帯具」は、内部に水を含ませるスポンジが収納された袋体から構成されてなるものであり、上方に形成された開口から挿入された切り花の下端側から上記スポンジに含まれた水を供給することによりその鮮度を保持しようとするものである。また、特許文献2に開示された「植物の鮮度保持材」は、水を保持する物質として透水性シートに高吸水性ポリマーを分散担持させた袋体を使用し、上方に形成された開口から挿入された切り花の下端側から上記高吸水性ポリマーに含まれた水を供給することによりその鮮度を保持しようとするものである。
しかしながら、上述した特許文献1に開示された「切り花携帯具」では、切り花等がケース等に多数収容される際や該ケースから取り出される際において、その切り花携帯具に外力が作用して圧縮された場合や開口を下向きに傾けた場合には、上記スポンジに吸収された水が開口から容易に噴出してしまう危険性が高い。また、上記特許文献2に開示された「植物の鮮度保持材」でもこうした事態が想定され、さらに上記高吸水性ポリマーが植物の茎に形成された導管から侵入した場合には、その導管が閉塞され給水不能となってしまう事態も想定される。
そこで、本発明は、上述した各特許文献に開示されたものが有する課題を解決するために提案されたものであって、茎に形成された導管を閉塞してしまう危険性がないとともに、外力が作用した場合や開口を下向きに傾けた場合であっても内部に保持された水が外部に溢れ出る危険性を緩和することができる新規な植物への水分供給具を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、方形状に成形された防水性シートと、この防水性シートと長さは等しく幅は短い方形状に成形され、長さ方向の両端側と幅方向の両端側において該防水性シートと接着されてなる透水性シートと、上記防水性シートと透水性シートとの間に配置され、水を吸収し保持するとともに綿又はパルプからなる保水材と、を備えた方形状の多層シート体を、上記防水性シートが外側となるように二つに折り曲げるとともに、互いに対向した幅方向の防水性シート同士を接着することにより、上部に開口を有する袋状に成形されてなるとともに、上記防水性シートと透水性シートとの長さ方向における接着部であって該防水性シートと透水性シートとの間に上記保水材が配置されていない部位が、上記開口から内側に折り返されてなることを特徴とするものである。
この第1の発明に係る植物への水分供給具では、袋状に形成されていることから、内部に水を供給することにより、供給された水は上記透水性シートを通過して保水材に吸収される。また、この保水材に吸収された水は、上記防水性シートを通過することがない。こうした植物への水分供給具を使用して、例えば切り花等の植物を出荷する場合には、上述した方法により水を保水材に含ませた後に、上記開口から該切り花の下端側を挿入する。こうして挿入された切り花等は、上記保水材に吸収・保持された水を吸収することができ、長期間に亘って鮮度が保持される。
そして、この第1の発明では、上記防水性シートと透水性シートとの長さ方向における接着部であって該防水性シートと透水性シートとの間に上記保水材が配置されていない部位が、上記開口から内側に折り返されてなることから、保水材に水が保持されている状態において、外力の作用により圧縮されたり、開口が下側に向くように傾斜されたりした場合であっても、上記折り返された部位において水が堰き止められることから、外部に水が溢れ出てしまう危険性を緩和することができる。また、上記水を保持する保水材は、綿又はパルプを素材としており、高分子吸収材を素材とするものではないことから、該高分子吸収材により茎に形成された導管が閉塞されてしまう危険性がない。
なお、上記開口から内側に折り返されてなる部位は、製造工程により予め折り返されていても良いし、製造後使用者により折り返されたものであっても良い。また、上記防水性シートの素材は、少なくとも防水可能、すなわち水を通さない素材であれば良く、例えば、ポロエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を使用することができるが、保形性が高く外観も向上する無延伸ポリプロピレン(CPP)を素材とすることが好ましい。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記防水性シート及び透水性シートは、何れも生分解性樹脂を素材としてなることを特徴とするものである。
この第2の発明では、防水性シート及び透水性シートは、何れも生分解性樹脂を素材としてなり、保水材の素材は、綿又はパルプであることから、この植物への水分供給具をそのまま土壌に廃棄することも可能であり、産業廃棄物としての処理費用を負担する必要がない。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明に係る植物への水分供給具の製造方法に係るものであって、帯状に連続する防水性シートの上に、該防水性シートよりも長さ及び幅がそれぞれ短く綿又はパルプからなる方形状の保水材を、所定間隔空けて載置する保水材載置工程と、この保水材の上方から、上記防水性シートよりも幅が短く上記保水材よりも幅が長い帯状に連続する透水性シートを載置するとともに、該透水性シートと上記防水性シートとを接着することにより、内側に上記保水材が配置された部位が所定間隔空けて連続する多層シート体を製造する第1の接着工程と、上記多層シート体を、上記それぞれ保水材が配置された部位と部位との間で切断する切断工程と、この切断された多層シート体の長さ方向の両端が互いに対向するよう二つ折りにする折曲工程と、上記折曲工程により二つ折りにされた多層シート体の両端側にて互いに対向してなる防水性シートの幅方向の端部側を接着することにより、該多層シート体を袋状に成形する第2の接着工程と、を備え、上記第2の接着工程により互いに対向した多層シート体の長さ方向の端部側が内部に折り返し可能とされてなることを特徴とするものである。
上述した第3の発明に係る植物への水分供給具の製造方法によれば、上記第1又は第2の発明に係る植物への水分供給具を簡単に製造することができる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、上記第3の発明において、前記折曲工程の前工程において、前記切断工程により切断された多層シート体の長さ方向の両端側に形成され防水性シートと透水性シートが接着された部位を、該透水性シートと透水性シートとが重なるように折り曲げる事前折曲工程を有してなることを特徴とするものである。
この第4の発明に係る植物への水分供給具の製造方法によれば、上記事前折曲工程を有することから、最終製品としての植物への水分供給具は、前述したように、使用する際において、使用者が互いに対向した多層シート体の長さ方向の端部側を内部に折り返す必要性がない。
第1の発明(請求項1記載の発明)では、保水材に吸収された水を切り花の植物に供給することができることから、該植物の鮮度を長期間に亘って保持することができるとともに、防水性シートと透水性シートとの長さ方向における接着部であって該防水性シートと透水性シートとの間に上記保水材が配置されていない部位が、上記開口から内側に折り返されてなることから、保水材に水が保持されている状態において、外力の作用により圧縮されたり、開口が下側に向くように傾斜されたりした場合であっても、上記折り返された部位において水が堰き止められ外部に水が溢れ出てしまう危険性を緩和することができる。また、上記水を保持する保水材は、綿又はパルプを素材としており、高分子吸収材を素材とするものではないことから、該高分子吸収材により茎に形成された導管が閉塞されてしまう危険性がない。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、防水性シート及び透水性シートは、何れも生分解性樹脂を素材としてなり、保水材の素材は、綿又はパルプであることから、この植物への水分供給具をそのまま土壌に廃棄することも可能であり、産業廃棄物としての処理費用を負担する必要がない。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)によれば、上記第1又は第2の発明に係る植物への水分供給具を簡単に製造することができる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)によれば、上記事前折曲工程を有することから、最終製品としての植物への水分供給具は、前述したように、使用する際において、使用者が互いに対向した多層シート体の長さ方向の端部側を内部に折り返す必要性がない。
以下、本発明を実施するための実施の形態に係る植物への水分供給具について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態に係る植物への水分供給具(以下、水分供給具という。)1は、図1に示すように、外形は方形状の袋体であって、上部には開口1aを備えてなるものである。この開口1aは、後述するように、切り花等の植物の下端側が挿入される部位である。そして、この水分供給具1は、図2に示すように、外表面が防水性シート2により覆われ、内側は多数の透孔(符号は省略する。)が形成されたメッシュ状の透水性シート3が配置されてなり、この防水性シート2と透水性シート3との間には、該透水性シート3を通って流入した水を吸収し保持する保水材4が配置されている。なお、上記防水性シート2と透水性シート3とは、生分解性樹脂を素材としてなるものであり、上記保水材4は、パルプ(紙)を素材としたものである。
また、この水分供給具1の左右両側には、図2に示すように、上記防水性シート2同士が互いに接着されてなる接着部1b,1cが形成されている。なお、この接着部1b,1cは、上記防水性シート2同士が接着されたものであり、間に上記透水性シート3は介在されていない。また、この水分供給具1の上端には、図1及び図2に示すように、内側に折り返された折り返し片1d,1eが形成されている。これらの折り返し片1d,1eは、上記防水性シート2と透水性シート3とが接着されてなるものであり、これら防水性シート2と透水性シート3との間に上記保水材4は配置されていない。
すなわち、上記水分供給具1は、以下に説明する長方形状の多層シート体の左右両側を、透水性シート3,3同士が重なるように折り曲げるとともに、該多層シート体の左右両側に位置する防水性シート2同士を接着又は溶着し、その後に上記折り返し片1d,1eを折り返すことにより製造したものである。この多層シート体は、長方形状に成形された防水性シート2と、該防水性シート2と長さ幅が同じ長方形状の透水性シート3と、上記防水性シート2と透水性シート3との間に配置された上記保水材4と、を備えたものである。上記保水材4の長さ幅は、上記防水性シート2及び透水性シート3よりも短く、数ミリの厚みを有してなるものであり、上記防水性シート2と透水性シート3とは、間に介在した上記保水材4の配置位置以外の部位において接着されている。
以下、上述した多層シート体の製造方法の一例を、図面を用いて詳細に説明し、その後に上記水供給具1の製造方法をする。先ず、図4中に(a)又は(b)として示すように、ベルトコンベア等の搬送装置10を用いて、下流側から上流側に帯状に連続した防水性シート12(2)を搬送するとともに、この防水性シート12(2)上に、長方形状に成形された綿状のパルプである保水材14(4)を所定間隔空けて載置する(保水材載置工程)。こうした保水材載置工程が終了すると、次いで、図5中に(a)又は(b)として示すように、上記保水材14(4)の上方から、上記防水性シート12(2)と同じ幅となされ下面には接着剤が塗布された帯状の透水性シート13(3)を載置するとともに、図示しないローラ等の押圧手段により下方に押圧することにより、該透水性シート13(3)と上記防水性シート12(2)とを接着する(第1の接着工程)。上記方法により、連続する上記多層シート体が製造される。
そして、上記第1の接着工程が終了すると、次いで、上記連続する多層シート体を、それぞれ保水材14(4)が配置された部位と部位との間で切断する(切断工程)。こうした切断工程により、図6に示す多層シート体15が得られる。そして、この切断工程が終了すると、次いで、図7に示すように、上記多層シート体15の幅方向の両端側に形成され防水性シート12(2)と透水性シート13(3)が接着された部位(上記接着部1b,1cとなる部位)15a,15bを、該透水性シート13(3)と透水性シート13(3)とが重なるように折り曲げる(第1の折曲工程)。そして、この第1の折曲工程が終了すると、次いで、図8に示すように、上記多層シート体15の長さ方向の両端が互いに対向するよう二つ折りにし(第2の折曲工程)、該多層シート体15の左右両側に位置する部位(上記接着部1b,1cとなる部位)15a,15bを互い接着する(第2の接着工程)。そしてさらに、上記多層シート体15の長さ方向の両端であって、上記保水材14(4)が介在していない部位(折り返し片1d,1e)を内側に折曲する(第3の折曲工程)。こうした一連の工程により、図1及び図2に示す水供給具1が完成する。
上記製造方法により製造された植物への水供給具1は、上述したように、袋状に形成されていることから、内部に水を供給することにより、供給された水は上記透水性シート3を通過して保水材4に吸収される。また、この保水材4に吸収された水は、上記防水性シート2を通過することがない。こうした植物への水分供給具1を使用して、例えば切り花F等の植物を出荷する場合には、上述した方法により水を保水材4に含ませた後に、図3に示すように、上記開口1aから該切り花Fの下端側を挿入する。こうして挿入された切り花F等は、上記保水材4に吸収・保持された水を吸収することができ、長期間に亘って鮮度が保持される。なお、図3に示すように、切り花Fの下端側を挿入した後に、図示しない輪ゴム等を用いて植物への水供給具1の外側から縛っても良い。そして、この植物への水供給具1では、上記折り返し片1d,1eが形成されていることから、保水材4に水が保持されている状態において、外力の作用により圧縮されたり、開口1aが下側に向くように傾斜されたりした場合であっても、上記折り返し片1d,1eにおいて水が堰き止められることから、外部に水が溢れ出てしまう危険性を緩和することができる。また、上記水を保持する保水材4は、パルプを素材としており、高分子吸収材を素材とするものではないことから、該高分子吸収材により茎に形成された導管が閉塞されてしまう危険性がない。
なお、上記製造方法においては、図8に示すように、上記多層シート体15の長さ方向の両端が互いに対向するよう二つ折りにする(第2の折曲工程)前工程において、上記折り返し片1d,1eとなる部位を折り返し、その上で、上記第2の接着工程を行っても良い。こうした工程を採用することにより製造された図示しない植物への水供給具では、作業者又は使用者が使用時において折り返し片1d,1eをそれぞれ内側に折り返す必要がなく、作業性を向上させることができる。
なお、上述した植物への水供給装置1は、例えば1輪又は2輪など数輪の切り花Fに使用する場合には、該植物への水供給装置1をその中心位置において縦方向に切断するとともに、切断された部位を内側に折り曲げ、輪ゴム等を用いて切り花Fに固定して使用することもできる。
1 植物への水供給具
1a 開口
1d,1e 折り返し片
2 防水性シート
3 透水性シート
4 保水材
15 多層シート体
1a 開口
1d,1e 折り返し片
2 防水性シート
3 透水性シート
4 保水材
15 多層シート体
Claims (4)
- 方形状に成形された防水性シートと、この防水性シートに対して長さ方向の両端側と幅方向の両端側における接着部を介して該防水性シートに接着されてなる透水性シートと、上記防水性シートと透水性シートとの間に配置され、水を吸収し保持するとともに綿又はパルプからなる保水材と、を備えた方形状の多層シート体が、該多層シート体の幅方向の両側を上記透水性シートが重なるように折り曲げられてなるとともに、上記防水性シートが外側となるように二つに折り曲げ、互いに対向した幅方向の防水性シート同士を接着されることにより、上部に開口を有する袋状に成形されてなるとともに、上記防水性シートと透水性シートとの長さ方向における接着部であって該防水性シートと透水性シートとの間に上記保水材が配置されていない部位が、上記開口から内側に折り返されてなることを特徴とする植物への水分供給具。
- 前記防水性シート及び透水性シートは、何れも生分解性樹脂を素材としてなることを特徴とする請求項1記載の植物への水分供給具。
- 帯状に連続する防水性シートの上に、該防水性シートよりも長さ及び幅がそれぞれ短く綿又はパルプからなる方形状の保水材を、所定間隔空けて載置する保水材載置工程と、
この保水材の上方から、上記防水性シートと同じ幅に成形され帯状に連続する透水性シートを載置するとともに、該透水性シートと上記防水性シートとを接着することにより、内側に上記保水材が配置された部位が所定間隔空けて連続する多層シート体を製造する第1の接着工程と、
上記多層シート体を、上記それぞれ保水材が配置された部位と部位との間で切断する切断工程と、
この切断された多層シート体の幅方向の両側を上記透水性シートが重なるように折り曲げる第1の折曲工程と、
この第1の折曲工程により折り曲げられた多層シート体の長さ方向の両端が互いに対向するよう二つに折り曲げる第2の折曲工程と、
上記第2の折曲工程により二つに折り曲げられた多層シート体の幅方向の両端側にて互いに対向してなる防水性シート同士を接着することにより、該多層シート体を袋状に成形する第2の接着工程と、を備え、
上記第2の接着工程により互いに対向した多層シート体の長さ方向の端部側を内側に折り返す第3の折曲工程と、
を有してなることを特徴とする植物への水供給具の製造方法。 - 前記第2の折曲工程の前工程において、前記切断工程により切断された多層シート体の長さ方向の両端側に形成され防水性シートと透水性シートが接着された部位を、該透水性シートと透水性シートとが重なるように折り曲げる事前折曲工程を有してなることを特徴とする請求項3記載の植物への水供給具の製造方法。
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