JP2010263629A - ハンドオーバー方法、移動端末および基地局 - Google Patents

ハンドオーバー方法、移動端末および基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザのサービス品質を保証し、ハンドオーバー性能を向上させるために、ハンドオーバー中断時間を減少させる。
【解決手段】本発明はハンドオーバー方法を開示している。該方法において、サービング基地局は、移動端末へハンドオーバー命令を送信する時、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることにより、前記移動端末が、ハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持するとともに、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得ることを可能にすることを含む。本発明は移動端末と基地局も開示している。本発明のハンドオーバー方法によれば、ハンドオーバー過程のハンドオーバー中断時間を大幅に減少させ、ハンドオーバー性能を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は移動通信技術に関し、特に、ユーザが接続モードで1つのセルから別のセルに移動する場合のハンドオーバー方法、並びにハンドオーバーに参加する移動端末および基地局に関する。
セルラー携帯電話は人々の通信に極大な便利をもたらし、第2世代グローバル移動通信システム(GSM:Global System for Mobile Communication)はデジタル通信技術を採用して、移動通信の通話品質をさらに向上させる。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)は移動通信分野の重要な組織として、第3世代移動通信技術(3G:The Third Generation)の標準化の進展を大幅に促進し、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wide Code Division Multiple Access)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA:High Speed Uplink Packet Access)などを含む一連の通信システム規格を制定した。
広帯域アクセス技術の挑戦に対処し、かつ、増加しつつある新たなサービスの需要を満たすために、3GPPは2004年末から3G長期的な進化(LTE:Long Term Evolution)技術の標準化作業を開始したことで、スペクトル効率をさらに向上させ、セル端ユーザの性能を改善し、システム遅延を低下させ、高速移動ユーザに更なる高速のアクセスサービスを提供することなどを図る。改善されたLTE(LTE−A:LTE−Advanced)技術はさらにLTEを基に、スペクトル帯域幅を数倍増加させ、データレートを倍的に向上させ、もっと多くの移動ユーザに、更なる高速であって性能がさらに優れたサービスを提供する。
上記の各種類の移動通信システムでは接続状態(CONNECTED)におけるユーザの移動性に対する管理が特に重要である。接続状態におけるユーザの移動性に対する管理を実現するために、移動通信システムにおいて、ハンドオーバーの概念が定義され、接続状態にあるユーザが一定の条件を満たす場合、現在のサービング基地局セルからほかのセルにハンドオーバーすることが許可される。ハンドオーバーがなければ、ユーザがサービング基地局セルを出ると、コールドロップ後に新たなセルに再アクセスする場合があるため、ユーザのサービス満足度に大きな影響を与えてしまう。
一般的に、ハンドオーバーはハンドオーバー測定、ハンドオーバー判定、ハンドオーバー実行の3つの主要な処理を含む。図1は、LTEシステムにおけるハンドオーバー方法のフローチャートであり、下記のステップを含む。
ステップ101で、移動端末は、サービング基地局から受信された測定設定により、サービング基地局と隣接セルの基地局との基準信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)、または基準信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)、または他のパラメータを測定し、所定の条件を満たす場合、測定報告をサービング基地局に送信し、ハンドオーバー測定の動作を完成する。
ステップ102で、サービング基地局は、受信された測定報告により、ハンドオーバーするかどうかを決定し、ハンドオーバーすると決定した場合、測定報告における各隣接セルの信号強度により、1つのターゲット基地局を選択する。
ステップ103で、サービング基地局は、選択されたターゲット基地局にハンドオーバー要求を送信する。
ステップ104で、ハンドオーバー要求を受信したターゲット基地局は、該移動端末のアクセスが可能であるかどうかを判断する。
ステップ105で、該移動端末のアクセスが可能であることを決定した後に、該ターゲット基地局はサービング基地局へ、ハンドオーバー要求を受け付ける旨の信号をフィードバックして、ハンドオーバー準備を行う。ターゲット基地局は、サービング基地局からのハンドオーバー要求を受信した後に、サービス権限や負荷などのアクセス制御ルールに基づいてアクセス判定を行い、該移動端末のハンドオーバー要求を受け付けられると決定した場合、移動端末のためにアイドルのランダムアクセスプリアンブルを割り当てたり、該移動端末のためにデータリソースを予約しておくなどの方式により、ハンドオーバー準備を行う。
ステップ106で、サービング基地局は移動端末へハンドオーバー命令を送信し、ユーザに対し該ターゲット基地局にハンドオーバーするよう通知し、同時にユーザに上り・下り伝送のリソースを割り当てることを停止する。サービング基地局から送信されたハンドオーバー実行命令において、例えば、ターゲットセルの番号やランダムアクセスリソースなどのターゲット基地局に関する情報を含む。
上記のステップ102〜106により、ハンドオーバー判定の動作を完成した。
ステップ107で、移動端末はハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を停止する。
ステップ108で、移動端末はターゲット基地局へのランダムアクセス過程を開始して、ターゲット基地局との上り同期を確立する。
ステップ109で、移動端末は、ターゲット基地局の上り同期情報を得た後に、ターゲット基地局にハンドオーバー成功メッセージを送信する。
ステップ110で、ターゲット基地局は、移動端末からのハンドオーバー成功メッセージを受信した後に、移動端末へハンドオーバー成功確認メッセージを返信し、移動端末に対し、上りデータをターゲット基地局に送信することを開始できる旨を通知する。
上記のステップ107〜110により、ハンドオーバー実行の動作を完成した。
上記のLTEシステムにおけるハンドオーバー過程から分かるように、移動端末とサービング基地局とのデータ伝送の停止から、該移動端末とターゲット基地局とのデータ伝送の開始まで、時間間隔がある。この時間間隔内で、移動端末は、いかなる基地局とのユーザレベルのデータやりとりも実行できない。該時間間隔をハンドオーバー中断時間と呼ぶ。ハンドオーバー中断時間は、ユーザのデータ伝送の中断をもたらして、ユーザのスループットと遅延に影響を与えてしまい、もっと厳しいのはコールドロップを起こす恐れがあることが明らかである。従って、ユーザのサービス品質を保証し、ハンドオーバー性能を向上させるために、ハンドオーバー中断時間の減少が非常に必要である。
上記の技術的課題を解決するために、本発明は、ハンドオーバー中断時間を大幅に減少させ、ハンドオーバー性能を向上させることができるハンドオーバー方法、並びに移動端末および基地局を提供している。
本発明の実施例に係るハンドオーバー方法において、
サービング基地局は、移動端末へハンドオーバー命令を送信する時、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることにより、前記移動端末が、ハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持するとともに、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得ることを可能にする、ことを含む。
上記方法において、移動端末がターゲット基地局の上り同期情報を受信した後に、サービング基地局は、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止して、前記移動端末にサービング基地局とのデータ伝送を切断させる、ことをさらに含む。
上記方法において、
サービング基地局は、移動端末から報告されたハンドオーバー測定結果を受信し、
サービング基地局は、受信された移動端末から報告されたハンドオーバー測定結果により、前記移動端末のハンドオーバーが必要であると判定した場合、1つのターゲット基地局を決定し、決定されたターゲット基地局へハンドオーバー要求を送信し、
サービング基地局は、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを受信し、
サービング基地局は、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを、ハンドオーバー命令により前記移動端末に送信することで、前記移動端末が、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアとランダムアクセスリソースブロックとを使用して、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行するようにする、ことをさらに含む。
前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることは、
サービング基地局が、チャネル条件により、前記移動端末のために、それとサービング基地局との上り通信に用いられる上りキャリアとリソースブロックとを割り当て、ここで、割り当てられたリソースブロックが、ターゲット基地局により選択されたランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロックと異なり、
サービング基地局が、移動端末に割り当てた、サービング基地局との上り通信に用いられる上りキャリアのキャリア番号とリソースブロックの位置とを、リソーススケジューリング命令により前記移動端末に送信することで、前記移動端末が、サービング基地局により割り当てられた上りキャリアとリソースブロックを介して、サービング基地局へ上りデータを送信するようにする、ことを含む。
前記サービング基地局が、前記移動端末のために、それとサービング基地局との上り通信に用いられる上りキャリアとリソースブロックとを割り当てることは、
サービング基地局が、ランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロック以外のほかのリソースブロッククラスターの割り当てを行うことにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたランダムアクセスキャリアのほかのリソースブロッククラスターで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにし、または、
サービング基地局が、ランダムアクセスキャリア以外のほかの上りキャリアにおけるリソースブロッククラスターの割り当てを行うことにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたほかの上りキャリアのリソースブロッククラスターで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにし、または、
サービング基地局が、ランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロック以外のほかのリソースブロックの割り当てを行い、ここで、ランダムアクセスリソースブロックと、前記移動端末からサービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するためのリソースブロックとを隣接させることにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたほかのリソースブロックで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにする、ことを含む。
前記ハンドオーバー要求は前記移動端末の上りキャリア使用情報を含み、
ターゲット基地局は、前記ハンドオーバー要求を受信して、かつ該移動端末のアクセスが可能であると判断した後に、前記移動端末の上りキャリア使用情報により、前記移動端末のためにランダムアクセスキャリアを選択して、前記ランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを、ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージにより、サービング基地局にフィードバックする。ターゲット基地局は、移動端末がサービング基地局において最少に使用するキャリアを、ランダムアクセスキャリアとして選択する。
ここで、ターゲット基地局は、サービング基地局を介して、前記上り同期情報を移動端末に送信し、サービング基地局は、ターゲット基地局から移動端末への上り同期情報を受信して転送した後に、該移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止する。
前記サービング基地局およびターゲット基地局はいずれも、第1キャリアと第2キャリアとを含む少なくとも2つのキャリアを使用し、かつ、サービング基地局は、受信された移動端末から報告されたハンドオーバー測定結果により、前記移動端末が第1キャリアでターゲット基地局へハンドオーバーする必要があると判定した場合、前記サービング基地局が、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを受信することは、サービング基地局が、ターゲット基地局からフィードバックされた第1キャリアにおけるランダムアクセスリソースブロックの位置を受信する、ことを含み、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることは、サービング基地局が、チャネル条件により、第2キャリアで、前記移動端末のために、それとサービング基地局との上り通信に用いられるリソースブロックを割り当て、サービング基地局が、移動端末に割り当てた、サービング基地局との上り通信に用いられる第2キャリアのキャリア番号とリソースブロックの位置とを、リソーススケジューリング命令により前記移動端末に送信することで、前記移動端末が、サービング基地局により割り当てられた第2キャリアとリソースブロックを介して、サービング基地局へ上りデータを送信するようにする、ことを含む。
この場合、上記方法において、サービング基地局が、該移動端末によりサービング基地局に記憶されたすべてのデータパケットの送信を完了した場合、または、移動端末が第2キャリアでもターゲット基地局へハンドオーバーする必要がある場合、サービング基地局は、第2キャリアで前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止して、移動端末にサービング基地局との第2キャリアにおけるデータ伝送を切断させる、ことをさらに含む。
上記方法において、ターゲット基地局は、直接に前記上り同期情報を移動端末に送信する時、データリソース解放指示をサービング基地局に送信して、サービング基地局に対し前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するよう通知する、ことをさらに含む。
上記方法において、ターゲット基地局は、前記移動端末から送信されたハンドオーバー成功指示を受信した後に、データリソース解放指示をサービング基地局に送信して、サービング基地局に対し前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するよう通知する、ことをさらに含むようにしてもよい。
上記方法において、サービング基地局は、ターゲット基地局から前記移動端末へのハンドオーバー成功確認メッセージを受信して転送し、該移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止する、ことをさらに含む。
上記方法において、ターゲット基地局は、直接にハンドオーバー成功確認メッセージを移動端末に送信する時、リソース解放指示をサービング基地局に送信して、サービング基地局に対し前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するよう通知する、ことをさらに含むようにしてもよい。
ここで、前記上り同期情報は、時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pとを含む。
本発明の実施例に係る前記移動端末は、受信モジュール、ハンドオーバー制御モジュールおよび送信モジュールを含み、ここで、
受信モジュールは、サービング基地局からのハンドオーバー命令を受信し、かつ、ターゲット基地局からの上り同期情報を受信し、
ハンドオーバー制御モジュールは、受信モジュールがハンドオーバー命令を受信した後に、送信モジュールに対しターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信するよう指示し、受信モジュールがターゲット基地局からの上り同期情報を受信した後に、送信モジュールに対しターゲット基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信するよう指示し、
送信モジュールは、ハンドオーバー制御モジュールからの指示により、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信し、または、ハンドオーバー制御モジュールからの指示により、ターゲット基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信する。
前記ハンドオーバー命令は、前記移動端末に割り当てた、ターゲット基地局へのランダムアクセスを行うためのランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを含み、
前記受信モジュールは、さらに、サービング基地局が移動端末に割り当てた、サービング基地局との通信を行うための上りキャリアのキャリア番号とリソースブロックの位置とを受信し、
ハンドオーバー制御モジュールは、送信モジュールに対し、割り当てられた、サービング基地局との通信を行うための上りキャリアのリソースブロックで、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信し、かつ、割り当てられたランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するよう指示する、
前記ハンドオーバー命令は、ターゲット基地局が前記移動端末に割り当てた専用なランダムアクセスプリアンブルをさらに含む。
本発明の実施例に係る基地局は、
移動端末から受信したハンドオーバー測定結果により、ハンドオーバーするかどうかを判定し、ハンドオーバーすると判定した場合、1つのターゲット基地局を選択するハンドオーバー判定モジュールと、
ハンドオーバー判定モジュールにより選択されたターゲット基地局へハンドオーバー要求を送信し、かつ、ターゲット基地局により選択されたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを受信する基地局間通信モジュールと、
移動端末へハンドオーバー命令を送信する時、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることにより、前記移動端末が、ハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持するとともに、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得ることを可能にし、通信終了条件を満たす場合、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するリソース割り当てモジュールと、を含む。
本発明の実施例に係るハンドオーバー方法において、移動端末は、サービング基地局のハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を切断せず、予め設定された通信終了条件を満たす場合に、サービング基地局とのデータ伝送を切断する。従って、ハンドオーバー中断時間はランダムアクセス過程に必要な時間を含まない。これにより、ハンドオーバー過程のハンドオーバー中断時間を大幅に減少させ、ハンドオーバー性能を向上させることができる。
LTEシステムにおけるハンドオーバー方法のフローチャートである。 本発明の実施例に係るハンドオーバー方法のフローチャートである。 LTE−A技術におけるCarrier Aggregationを示す図である。 LTE−A技術における同一の上りキャリア内の複数の非連続のリソースブロッククラスター(cluster)の伝送方式を示す図である。 LTE−A技術における2つの上りキャリア内の複数の非連続のclusterの伝送方式を示す図である。 本発明の実施例に係る方法1のリソース割り当てを示す図である。 本発明の実施例に係る方法2のリソース割り当てを示す図である。 LTEシステムにおけるリソース割り当てを示す図である。 本発明の実施例に係る移動端末の内部構成を示す図である。 上記方法1を採用してリソース割り当てを行う場合の送信モジュールの構成を示す図である。 上記方法1を採用してリソース割り当てを行う場合のほかの送信モジュールの構成を示す図である。 上記の方法2を採用してリソース割り当てを行う場合の送信モジュールの内部構成を示す図である。 本発明の実施例に係るサービング基地局の内部構成を示す図である。 本発明の他の実施例に係るハンドオーバー方法のフローチャートである。
図1に示すようなLTEシステムにおけるハンドオーバー過程において、競合に基づくランダムアクセス方式では、ハンドオーバー中断時間は通常、ステップ108〜110の実行にかかる時間を含むが、非競合のランダムアクセス方式では、ハンドオーバー中断時間は通常、ステップ108の実行にかかる時間だけを含む。ここで、非競合のランダムアクセス方式とは、ターゲット基地局が移動端末に専用なランダムアクセスプリアンブルを割り当てたことを指す。この場合、ステップ108を実行した後に、移動端末とターゲット基地局との間の上り・下りデータ伝送は、開始できるようになる。また、専用なランダムアクセスプリアンブルがあるため、ランダムアクセスは、衝突が発生することなく、1回だけで成功でき、ランダムアクセスプリアンブルを再伝送する必要がない。そのため、この方式では、ハンドオーバー中断時間は通常、ステップ108の実行にかかる時間を含む。一方、競合に基づくランダムアクセス方式とは、ターゲット基地局が移動端末に専用なランダムアクセスプリアンブルを割り当てないことを指す。この場合、移動端末は、ターゲット基地局の共通のランダムアクセスプリアンブルを使用して、ランダムアクセス過程を完成する必要がある。こうすれば、該移動端末のランダムアクセス過程は、ほかの移動端末のランダムアクセス過程と衝突する可能性がある。この場合、該移動端末は、まず一定の時間を退避してから、ランダムアクセスプリアンブルを再送信する必要がある。さらに、ターゲット基地局との上り同期を確立した後に、移動端末とターゲット基地局との上り・下りデータ伝送は、まだ開始できない。下りと上りのデータ伝送の起動をそれぞれトリガーするために、ステップ109と110も実行する必要がある。従って、この方式では、ハンドオーバー中断時間は通常、ステップ108〜110の実行にかかる時間を含む。
以下、上記のステップ108〜110の実行に必要な時間をそれぞれ推定する。
ステップ108において、移動端末はターゲット基地局へのランダムアクセス過程を開始し、ターゲット基地局との上り同期を行う。該ランダムアクセス過程は、下記の4つのステップを含む。
(1)移動端末はターゲット基地局との下り同期を完成する。該ステップの実行には通常1ms(ミリ秒)かかる。
(2)移動端末は、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信することを待つ。1つのフレーム(10ms)において2つのタイムスロットが含まれ、即ち、その中の2つの1msはランダムアクセスプリアンブルの送信に用いることができると仮定すると、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信することを移動端末が待つ平均時間は2.5msである。
(3)移動端末はターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信する。移動端末がランダムアクセスプリアンブルを送信してから、ターゲット基地局が該ランダムアクセスプリアンブルを受信するまで、通常1msかかる。
(4)移動端末はターゲット基地局からの上り同期情報を待って受信する。該過程は、ターゲット基地局がプリアンブルに対して処理を行う時間と、ターゲット基地局から移動端末へ上り同期情報を伝送する時間とを含むべきであり、通常全部7.5msかかる。
ここで、上記の上り同期情報は、ランダムアクセスフィードバック情報と呼んでもよく、一般的に、時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pを含む。
上記の4つのステップに必要な時間を加算すると、ランダムアクセス過程の完成に必要な平均時間を得、即ち、12msである。上記ステップ(2)の待ち時間の誤差を考慮すると、ランダムアクセス過程の完成に必要な時間は約12±2.5msである。
そのため、非競合のランダムアクセス方式について、ハンドオーバー中断時間は通常12±2.5msである。
一方、競合に基づくランダムアクセス方式について、ランダムアクセス過程において衝突が発生すると、移動端末はまずランダムの退避時間を待つ必要があり、それから上記ステップ(2)、(3)および(4)を実行する。こうすれば、1回のランダムアクセスプリアンブルの再伝送を経て、ランダムアクセス過程に必要な時間は少なくとも10±2.5ms延ばし、即ち、約22±2.5msになる。
ステップ109で、移動端末はターゲット基地局にハンドオーバー成功メッセージを送信する。ハンドオーバー成功メッセージの伝送時間と、ターゲット基地局の該ハンドオーバー成功メッセージに対する処理時間とは、少なくとも5msである。また、30%の誤り率を仮定する場合、ハンドオーバー成功メッセージをもう一度送信することには1.5msかかる。ここから分かるように、上記のステップ109の実行に必要な時間は、平均的に6.5msである。
上記のステップ109を実行した後に、ターゲット基地局は移動端末へ下りデータを送信できるようになる。つまり、競合に基づくランダムアクセス方式について、下りのハンドオーバー中断時間は、ステップ108とステップ109の実行に必要な時間であり、少なくとも18.5±2.5msになって、18.5msと記する。この場合、移動端末はまだターゲット基地局へ上りデータを送信できない。そのため、競合に基づくランダムアクセス方式では、下りのハンドオーバー中断時間と上りのハンドオーバー中断時間とが異なる。
ステップ110で、ターゲット基地局は、移動端末からのハンドオーバー成功メッセージを受信した後に、移動端末へ下りのハンドオーバー成功確認メッセージを返信することにより、移動端末に対し上りデータの送信が開始できる旨を通知する。ターゲット基地局からユーザへのシグナリング伝送と、ユーザ側の処理過程とは、少なくとも5msが必要であり、30%の誤り率を仮定する場合、再送信には1.5msかかり、つまり、所要時間は少なくとも6.5msである。
上記のステップ110を実行した後に、移動端末はターゲット基地局へ上りデータを送信できるようになる。つまり、競合に基づくランダムアクセス方式について、上りのハンドオーバー中断時間は、ステップ108、109および110の実行に必要な時間であり、少なくとも25±2.5msになって、25msと記する。
下記のような表1には、競合に基づくランダムアクセス方式と非競合のランダムアクセス方式でのハンドオーバー中断時間の構成部分が記録されている。ここで、括弧内の時間とは、再伝送が発生する場合、増加する必要があるハンドオーバー中断時間を指す。
Figure 2010263629
下記のような表2には、上記の方法によって推定された、競合に基づくランダムアクセス方式と非競合のランダムアクセス方式での上り・下りのハンドオーバー中断時間が記録されている。ここで、括弧内の時間とは、再伝送が発生する場合のハンドオーバー中断時間を指す。
Figure 2010263629
上記の表1と表2から分かるように、ハンドオーバー中断時間の主要な構成部分は、ステップ108のランダムアクセス過程に必要な時間である。ハンドオーバー中断時間をできるだけ減少させるために、本発明の実施例では、新たなハンドオーバー方法を提供している。
本発明の実施例に係るハンドオーバー方法において、サービング基地局は、移動端末へハンドオーバー命令を送信する時、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることにより、前記移動端末が、ハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持するとともに、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得ることを可能にする。移動端末が予め設定された通信終了条件を満たす場合(ターゲット基地局の上り同期情報を得た場合、サービング基地局が、該移動端末によりサービング基地局に記憶されたすべてのデータパケットの送信を完了した場合、または、第2キャリアでもターゲット基地局へハンドオーバーする必要がある場合、を含む)、サービング基地局は、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止して、前記移動端末にサービング基地局とのデータ伝送を切断させる。
この場合、移動端末は、サービング基地局からのハンドオーバー命令を受信した後に、まず、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局との上り同期を確立するとともに、サービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持し、それから、ターゲット基地局の上り同期情報を得た後に、サービング基地局とのデータ伝送を切断する。これにより、ハンドオーバー過程のハンドオーバー中断時間を大幅に減少させる。
図2は本発明の実施例に係るハンドオーバー方法のフローチャートである。図2に示すように、本発明のハンドオーバー方法は主に下記のステップを含む。
ステップ201で、移動端末は、サービング基地局からの測定設定により、サービング基地局と隣接セルの基地局のRSRPを測定し、かつ、一定の条件を満たす場合、ハンドオーバー測定結果が含まれる測定報告をサービング基地局へ送信し、ハンドオーバー測定の動作を完成する。
ステップ202〜203で、サービング基地局は、受信されたハンドオーバー測定結果により、ハンドオーバーするかどうかを決定し、ハンドオーバーすると決定した場合、測定報告における各隣接セルの信号強度により、1つのターゲット基地局を選択し、かつ、選択されたターゲット基地局へハンドオーバー要求を送信する。
サービング基地局は、ターゲット基地局へ送信するハンドオーバー要求に、移動端末のコンテキスト情報(例えば、該移動端末に対応するユーザサービス種別およびユーザ識別子など)を付加する。これにより、ターゲット基地局は、該移動端末のアクセスが可能であるどうかを判断できる。
それ以外、サービング基地局は、ハンドオーバー要求に該移動端末の上りキャリア使用情報を付加する。これにより、ターゲット基地局は、該移動端末がどのキャリアでランダムアクセスプリアンブルを送信するかを選択できる。上記の上りキャリア使用情報は、下記のような情報のうちの1つまたは複数を含んでよい。即ち、サービング基地局はどの上りキャリアを有するか、移動端末はどの上りキャリアを使用したか、および、どの上りキャリアを使用していないか、移動端末はどの上りキャリアで使用したリソースが比較的に多いか、および、どの上りキャリアで使用したリソースが比較的に少ないか、1つの上りキャリア番号である。該上りキャリア番号は、ほかの上りキャリアに対して、該上りキャリアで該移動端末の使用したリソースが比較的に少ないことを示す。
ステップ204で、ハンドオーバー要求を受信したターゲット基地局は、該移動端末のアクセスが可能であるかどうかを判断する。
ターゲット基地局は、サービング基地局からのハンドオーバー要求を受信した後に、サービス権限や負荷などのアクセス制御ルールに基づいてアクセス判定を行って、該移動端末のアクセスが可能であるかどうかを判断する。
ステップ205で、該移動端末のアクセスが可能であると決定した後に、ターゲット基地局は、自局のリソース使用状況により、サービング基地局から提供された移動端末の上りキャリア使用情報を結びつけて、移動端末がランダムアクセスプリアンブルを送信する際に使用する上りキャリアを選択する。選択された上りキャリアは、ランダムアクセスキャリアと呼ばれ、ランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスプリアンブル送信用リソースブロックは、ランダムアクセスリソースブロックである。また、ターゲット基地局は、選択されたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを、ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージにより、サービング基地局にフィードバックする。
本ステップで、ターゲット基地局は、移動端末がサービング基地局において最少に使用するキャリアを、ランダムアクセスキャリアとして選択するようにしてもよい。
該ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージは、ターゲット基地局が該移動端末のために割り当てたランダムアクセスプリアンブルをさらに含んでもよい。
ステップ206で、ターゲット基地局はチャネル条件により、該移動端末に対して上り・下り伝送リソースの割り当てを行う。該上り・下り伝送リソースの割り当ては、前記移動端末のためにそれとサービング基地局との上り通信用の上りキャリアおよびリソースブロックを割り当て、リソーススケジューリング情報を決定し、かつ、リソーススケジューリング情報、ランダムアクセスキャリアのキャリア番号およびランダムアクセスリソースブロックの位置を移動端末に送信する、ことを含む。
ここで、上記のリソーススケジューリング情報は、サービング基地局で選択された、移動端末とサービング基地局との上り通信用の上りキャリアのキャリア番号およびリソースブロックの位置を含む。サービング基地局は、リソーススケジューリング命令により、上記のリソース割り当ての結果を移動端末に送信し、ハンドオーバー命令により、ランダムアクセスキャリアのキャリア番号およびランダムアクセスリソースブロックの位置を移動端末に送信するようにしてよい。
また、サービング基地局で選択された、移動端末とサービング基地局との上り通信用のリソースブロックと、ランダムアクセスリソースブロックとは、異なるリソースブロックである。
さらに、ターゲット基地局が該移動端末のためにランダムアクセスプリアンブルを割り当てた場合、上記のハンドオーバー命令は、ターゲット基地局が該移動端末のために割り当てたランダムアクセスプリアンブルを含んでもよい。
ステップ207で、移動端末は、サービング基地局からのハンドオーバー命令を受信した後に、受信されたハンドオーバー命令におけるランダムアクセスキャリアとランダムアクセスリソースブロックとを使用して、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得、かつ、同時にリソーススケジューリング命令における割り当てられたリソースを使用して、サービング基地局とのデータ伝送を保持する。
本ステップで呼ばれたランダムアクセス過程は具体的に、移動端末がランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックでランダムアクセスプリアンブルをターゲット基地局に送信し、かつ、ターゲット基地局からフィードバックされる上り同期情報を待つことを含んでよい。該ステップでは、ターゲット基地局が該移動端末のために専用なランダムアクセスプリアンブルを割り当てた場合、移動端末は該専用なランダムアクセスプリアンブルをターゲット基地局に送信し、そうでない場合、移動端末はターゲット基地局の共通のランダムアクセスプリアンブルをターゲット基地局に送信する。ターゲット基地局は、移動端末から送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信した後に、上り同期情報を該移動端末に送信する。ここで、上り同期情報において、時間繰り上げ調整値TAを含み、電力調整値Pをさらに含んでもよい。ターゲット基地局は、移動端末から送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信した後に、直接にまたはサービング基地局を介して、上り同期情報を該移動端末に送信するようにしてもよい。サービング基地局を介して上り同期情報を該移動端末に送信する場合、該移動端末はサービング基地局とターゲット基地局との2つの基地局からのシグナリングまたはデータを同時に受信する必要がなく、従って、移動端末の複雑度を低下させることができる。
ステップ208で、移動端末がターゲット基地局の上り同期情報を得た後に、サービング基地局は、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止して、移動端末にサービング基地局とのデータ伝送を切断させる。
本ステップで、ターゲット基地局がサービング基地局を介して移動端末に上り同期情報を送信する場合、サービング基地局は、ターゲット基地局の上り同期情報を受信して転送した後に、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止でき、従って、移動端末に該サービング基地局とのデータ伝送を切断させる。ターゲット基地局が直接に移動端末に上り同期情報を送信する場合、ターゲット基地局は同時にサービング基地局へデータリソース解放指示を送信して、サービング基地局に対し前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止できる旨を通知する。ターゲット基地局のデータリソース解放指示を受信した後に、サービング基地局は、移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止する。また、移動端末は、ターゲット基地局の上り同期情報を受信した後に、サービング基地局へ上記のデータリソース解放指示を送信して、サービング基地局に対し、該移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するよう要求するようにしてもよい。
ステップ209〜210で、移動端末はターゲット基地局へハンドオーバー成功メッセージを送信し、ターゲット基地局は移動端末からのハンドオーバー成功メッセージを受信した後に、移動端末へハンドオーバー成功確認メッセージを返信する。
図2に示すようなハンドオーバー方法によれば、移動端末は、サービング基地局のハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を切断せず、まずターゲット基地局への上り同期を確立して、ターゲット基地局の上り同期情報を得た後に、サービング基地局とのデータ伝送を切断する。従って、本実施例に係るハンドオーバー方法において、ハンドオーバー中断時間はステップ108のランダムアクセス過程に必要な時間を含まない。表3には、本実施例に係るハンドオーバー方法を採用した場合、競合に基づくランダムアクセス方式と非競合のランダムアクセス方式での上り・下りのハンドオーバー中断時間が記録されている。
Figure 2010263629
表3から分かるように、本実施例に係る方法を採用することにより、非競合のランダムアクセス方式について、上り・下りのハンドオーバー中断時間は0msに減少されるが、競合に基づくランダムアクセス方式について、上り・下りのハンドオーバー中断時間も大幅に減少される。従って、本実施例に係るハンドオーバー方法は、ハンドオーバー中断時間を大幅に減少し、ハンドオーバー性能を向上させることができる。
競合に基づくランダムアクセス方式での上り・下りのハンドオーバー中断時間をさらに減少させるために、上記のステップ207を実行した後にステップ208を実行せず、まずステップ209を実行して、それから、ステップ208を実行するようにしてもよい。これにより、下りのハンドオーバー中断時間を0msに減少させ、上りのハンドオーバー中断時間を6.5msに減少させる。この場合に、移動端末は、ターゲット基地局へハンドオーバー成功メッセージを送信するとともに、サービング基地局へデータリソース解放指示を送信し、または、ターゲット基地局は、移動端末からのハンドオーバー成功メッセージを受信した後に、サービング基地局へデータリソース解放指示を送信する。サービング基地局は、移動端末またはターゲット基地局からのデータリソース解放指示を受信した後に、移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止し、移動端末にサービング基地局とのデータ伝送を切断させる。
さらに、ステップ209を実行した後にもステップ208を実行せず、まずステップ210を実行して、それから、ステップ208を実行する。これにより、さらに上り・下りのハンドオーバー中断時間をいずれも0msに減少させる。この場合、ステップ210で、ターゲット基地局は、直接にまたはサービング基地局を介して、移動端末へ上記のハンドオーバー成功確認メッセージを返信するようにしてもよい。ターゲット基地局がサービング基地局を介して移動端末へハンドオーバー成功確認メッセージを返信する場合、移動端末はサービング基地局とターゲット基地局との2つの基地局からのシグナリングまたはデータを同時に受信する必要がなく、従って、移動端末の複雑度を低下させることができる。ターゲット基地局がサービング基地局を介して移動端末へハンドオーバー成功確認メッセージを送信する場合、サービング基地局は、ターゲット基地局からのハンドオーバー成功確認メッセージを受信して転送した後に、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止して、移動端末に該サービング基地局とのデータ伝送を切断させる。ターゲット基地局が直接に移動端末へハンドオーバー成功確認メッセージを送信する場合、ターゲット基地局は同時にサービング基地局へデータリソース解放指示を送信して、サービング基地局に対し該移動端末のリソースを解放するよう通知する。ターゲット基地局のデータリソース解放指示を受信した後に、サービング基地局は、移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止する。また、移動端末は、ターゲット基地局のハンドオーバー成功確認メッセージを受信した後に、サービング基地局へデータリソース解放指示を送信し、サービング基地局に対し、該移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するよう要求するようにしてもよい。
以下、LTE−Aシステムにおけるサービング基地局がステップ206を実行して、リソースの割り当てを行う方法について、詳しく説明する。
図3はLTE−A技術におけるキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)を示す図である。LTE−Aのユーザについて、Carrier Aggregationを実行した後、1つのセルにおいて複数の上りキャリアを並行的に使用できる。また、3GPPワーキンググループでは既に合意に達して、複数の上りキャリアはがN個の並行するリソースブロッククラスター(N*cluster)の離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重(DFT−S−OFDM:Discrete Fourier Transform−Spread OFDM)(N*cluster−DFT−S−OFDM)を使用することを規定する。図4は、同一の上りキャリア内の複数の非連続のリソースブロッククラスター(cluster)の伝送方式を示す。ここで、clusterは連続の複数のリソースブロック(RB:resource block)であり、1つのユーザに対して同時に複数のclusterを割り当てることができる。スケジューリングを便利にするために、一般的に、移動端末の上りシグナリング送信用のRBが帯域幅の両側に分布され、また、上りデータ送信用のRBが帯域幅の中間に集中されることが規定される。これにより、複数の離散のclusterに基づいて、cluster−DFT−S−OFDM方式は、ユーザが同時に上りシグナリングおよびデータを伝送することを可能にする。図5は2つの上りキャリアの場合の上り伝送方式を示す。各キャリアは、独立的にcluster−DFT−S−OFDM方式を使用して、上り伝送を行うものである。また、Carrier Aggregationが連続のCarrier Aggregation方式に属する場合、即ち、複数のキャリアの位置が隣接する場合、複数の並行する上りキャリア信号は、同一の送信機を使用して送信することができる。複数のキャリアが非連続のCarrier Aggregationに属する場合、複数の並行する上りキャリア信号を送信する複数の送信機が必要になる。
また、説明すべきものとして、ある上りキャリアにおいて、ランダムアクセスプリアンブル送信用の物理リソースブロックは、6個のRBであり、長さが6RBである1つのclusterと見なすことができる。また、6RBは、ある時点での位置が固定であり、かつ、その位置が上りキャリアにおける任意の位置、例えば、上りキャリアの両端または中間であってよい。
上記の説明に基づき、LTE−AにおけるN*cluster−DFT−S−OFDMの上り伝送方式と、ランダムアクセスプリアンブル送信用の6RBのclusterとを総合して考えることによって分かるように、ユーザは同時に2つのセルとの上り接続を保持できる。
まず、連続のCarrier Aggregationの場合、即ち、複数の上りキャリアは1つの送信機を使用する場合を考慮する。
LTE−Aシステムにおいて、サービング基地局は、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを受信した後に、下記の2つの方法によってリソース割り当てを完成してもよい。
方法1:
まず、サービング基地局は、ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージにより、ランダムアクセスキャリアとランダムアクセスリソースブロックの位置とを決定する。
次に、サービング基地局は、ランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロック以外のほかのリソースブロッククラスター(cluster)の割り当てを行って、リソーススケジューリング情報を決定することにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたランダムアクセスキャリアにおけるほかのリソースブロッククラスターで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにする。
最後、サービング基地局は、決定されたリソーススケジューリング情報をリソーススケジューリング命令により移動端末に送信し、かつ、ランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とをハンドオーバー命令により移動端末に送信する。
図6は方法1のリソース割り当てを示す図である。ここで、格子パターンで塗りつぶしたリソースブロッククラスターは、移動端末に割り当てた、サービング基地局との通信を行うためのリソースブロッククラスターを表し、斜線パターンで塗りつぶしたリソースブロッククラスターは、移動端末に割り当てた、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するためのリソースブロッククラスターを表す。図6に示すように、上りキャリア#2はランダムアクセスキャリアである。移動端末は、上りキャリア#2を使用して、サービング基地局との通信を行い、サービング基地局へ制御シグナリングを送信してもよく、サービング基地局へデータを送信してもよい。同時に、移動端末は、上りキャリア#2を使用して、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信する。
上記の方法1は下記のシーンに適用される。1、サービングセルとターゲットセルがいずれも同一の上りキャリアだけを有する場合(例えば、上りキャリア#2だけを有する)、移動端末は、ただ同一の上りキャリアを使用して、同時にサービング基地局およびターゲット基地局との通信を行うほかない。2、サービング基地局および/またはターゲット基地局が複数の上りキャリアを有する場合、多分、上りキャリア#2においてランダムアクセスの衝突確率が低いことまたはほかの原因で、ターゲット基地局はユーザに対し上りキャリア#2でランダムアクセスプリアンブルを送信するよう提案する。一方、サービング基地局において、ユーザで要求された上りレートが比較的に高く、または上りキャリア#2でのチャネル条件が比較的によいことで、ユーザは上りキャリア#2におけるすべてのリソースブロックを解放することができず、ただ、ランダムアクセスプリアンブル送信用のランダムアクセスリソースブロックしか適当に解放できない場合にも、ユーザは、ただ同一の上りキャリアを使用して、同時にサービング基地局およびターゲット基地局との通信を行うほかない。
方法2:
まず、サービング基地局は、ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージにより、ランダムアクセスキャリアとランダムアクセスリソースブロックの位置とを決定する。
次に、サービング基地局は、ランダムアクセスキャリア以外のほかの上りキャリアにおけるリソースブロッククラスターの割り当てを行って、リソーススケジューリング情報を決定することにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたほかの上りキャリアのリソースブロッククラスターで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにする。
最後、サービング基地局は、決定されたリソーススケジューリング情報をリソーススケジューリング命令により移動端末に送信し、かつ、ランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とをハンドオーバー命令により移動端末に送信する。
図7は上記方法2のリソース割り当てを示す図である。ここで、格子パターンで塗りつぶしたリソースブロッククラスターは、移動端末に割り当てた、サービング基地局との通信を行うためのリソースブロッククラスターを表し、斜線パターンで塗りつぶしたリソースブロッククラスターは、移動端末に割り当てた、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するためのリソースブロッククラスターを表す。図7に示すように、上りキャリア#2はランダムアクセスキャリアである。移動端末は、上りキャリア#1を使用して、サービング基地局との通信を行い、サービング基地局へ制御シグナリングを送信してもよく、サービング基地局へデータを送信してもよい。移動端末は、上りキャリア#2を使用して、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信する。
上記の方法2は下記のシーンに適用される。1、サービングセルとターゲットセルがいずれも1つの上りキャリアだけを有するが、この2つの上りキャリアが異なる場合(例えば、サービング基地局は上りキャリア#1だけを有し、ターゲット基地局は上りキャリア#2だけを有する)、ユーザは、異なる上りキャリアを使用して、同時にサービング基地局およびターゲット基地局との通信をそれぞれ行うことができる。2、サービング基地局および/またはターゲット基地局が複数の上りキャリアを有する場合、多分、上りキャリア#2においてランダムアクセスの衝突確率が低いことまたはほかの原因で、ターゲット基地局はユーザに対し上りキャリア#2でランダムアクセスプリアンブルを送信するよう提案する。一方、サービング基地局において、上りキャリア#2を有しなく、またはユーザで要求された上りレートが高くなく、または上りキャリア#2でのチャネル条件がよくないことで、ユーザは上りキャリア#2を使用せずにサービング基地局との通信を行うことができる場合、ユーザは、異なる上りキャリアを使用して、同時にサービング基地局およびターゲット基地局との通信をそれぞれ行うことができる。
上記の分析から分かるように、本発明の実施例に係るハンドオーバー方法において、移動端末は、ターゲット基地局へのランダムアクセスを行う際に、2つの信号を同時に送信する必要がある。1つはサービング基地局に送信し、もう1つはターゲット基地局に送信する。サービング基地局への信号は、サービング基地局の上り同期制御と電力制御で規定された時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pにより処理される。一方、ターゲット基地局へのランダムアクセスプリアンブルの目的は、時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pとを得ることである。従って、ターゲット基地局へのランダムアクセスプリアンブル送信用の時間調整値をランダムに選択してよい。電力調整値について、ターゲット基地局のハンドオーバー要求の応答において、ユーザのランダムアクセス時の電力が指定された場合、ユーザはその電力で送信し、ユーザのランダムアクセス時の電力が指定されていない場合、ユーザは最大電力で送信する。電力が足りない場合、ターゲット基地局との信号送信を優先的に考慮する。
本発明の実施例において、ステップ207のランダムアクセス過程により、移動端末は既にターゲット基地局からのランダムアクセスフィードバックに付加された上り同期の時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pの復号に成功した。従って、移動端末は、ステップ209でハンドオーバー成功命令を送信する際、ターゲット基地局との通信リンクに対し時間繰り上げ調整値TAを加える必要があり、送信電力もターゲット基地局から提供された電力調整値に応じて調整する必要がある。この時、サービング基地局との通信をまだ保持している場合、サービング基地局への信号は、サービング基地局の上り同期制御と電力制御で規定された時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pにより処理される。つまり、ユーザの2つの信号について、1つのをサービング基地局に送信し、もう1つのをターゲット基地局に送信し、この2つの信号それぞれに対して、時間調整と電力調整を行い、電力が足りない場合、ターゲット基地局との信号送信を優先的に考慮する。
上記のキャリア割り当て方法は、LTE−Aシステムにおけるキャリア割り当て方法であり、LTE−AからLTE−Aへの同一周波数ハンドオーバーと周波数間ハンドオーバーに適用される。ここで、同一周波数ハンドオーバーの場合、サービング基地局とターゲット基地局とのキャリアは全く同じであり、周波数間ハンドオーバーの場合、サービング基地局とターゲット基地局とのキャリアは全く同じというわけではない。
以下、LTEシステムにおけるサービング基地局がステップ206を実現する時にリソース割り当てを行う方法について、詳しく説明する。
LTEシステムにおいて、上りはシングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC−FDMA)の伝送方式を使用し、つまり、1つのユーザに対して、連続の複数のRBを有するclusterを同時に1つしか割り当てることができない。それでは、LTEシステムにおいて、サービング基地局は、ターゲット基地局からフィードバックされた、ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージを受信した後に、まず、ランダムアクセスキャリアとランダムアクセスリソースブロックの位置とを決定し、次に、ランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロック以外のほかのリソースブロックの割り当てを行って、リソーススケジューリング情報を決定する。ここで、ランダムアクセスリソースブロックと、割り当てられた移動端末からサービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するためのリソースブロックとを隣接させることにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロックの位置で、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたほかのリソースブロックで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにする。最後、サービング基地局は、決定されたリソーススケジューリング情報をリソーススケジューリング命令により移動端末に送信し、かつ、ランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とをハンドオーバー命令により移動端末に送信する。
図8はLTEシステムにおけるリソース割り当てを示す図である。ここで、格子パターンで塗りつぶしたリソースブロッククラスターは、移動端末に割り当てた、サービング基地局との通信を行うためのリソースブロッククラスターを表し、斜線パターンで塗りつぶしたリソースブロッククラスターは、移動端末に割り当てた、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するためのリソースブロッククラスターを表す。図8に示すように、移動端末に割り当てた、サービング基地局との通信を行うためのリソースブロックと、ランダムアクセスリソースブロックとを隣接させて、連続のリソースブロックを形成することにより、SC−FDMAの上り伝送方式の特性を満足する。
説明すべきものとして、上記の方法は、LTEとLTE−Aとの間のハンドオーバーにも適用される。また、上記のハンドオーバー方法は、連続のCarrier Aggregationであって、複数のキャリアが1つの送信機を使用する場合に適用されるだけではなく、非連続のCarrier Aggregationであって、複数のキャリアが複数の送信機を使用する場合にも適用される。
上記の実施例では、サービング基地局が1つのみのキャリアを有してもよく、複数のキャリアを有してもよい。サービング基地局が1つのみのキャリアを有する場合、サービング基地局とターゲット基地局との使用するキャリアが同じであると、移動端末は、同一のキャリアにおける異なるリソースブロックを使用して、ターゲット基地局へのランダムアクセス、および、サービング基地局との引き続き通信を同時に行い、サービング基地局とターゲット基地局との使用するキャリアが異なると、移動端末は、ターゲット基地局の使用するキャリアで、ランダムアクセスを行い、サービング基地局の使用するキャリアで、サービング基地局との引き続き通信を行うようにしてもよい。サービング基地局が複数のキャリアを有する場合、移動端末は、同一のキャリアにおける異なるリソースブロックを使用して、または、異なるキャリアで、ターゲット基地局へのランダムアクセス、および、サービング基地局との引き続き通信を同時に行うようにしてもよい。
いずれの場合においても、上記の実施例は、サービング基地局のすべてのキャリアが劣化した応用シーンに適用される。この時、ハンドオーバー過程の中断時間をできるだけ減少させるために、移動端末は、ターゲット基地局へのランダムアクセスを行うとともに、サービング基地局との通信を引き続き保持し、一旦、ランダムアクセスに成功したら、データリンクをターゲット基地局にハンドオーバーする。しかしながら、サービング基地局およびターゲット基地局は、いずれも少なくとも2つのキャリアを有して、かつ、異なるキャリアに対応する送信アンテナの方向に角度偏差があると、下記のような場合があり得る。即ち、第1キャリアから見ると、サービング基地局のRSRPまたはRSRQに比べて、隣接基地局がハンドオーバー条件を満たす一方、第2キャリアから見ると、サービング基地局のRSRPまたはRSRQに比べて、隣接基地局がハンドオーバー条件を満たさない。この場合、ハンドオーバールールが第1キャリアに基づいたものであれば(第1キャリアではさらに大きな範囲のカバレージを実現可能な場合、この可能性が高い)、隣接基地局の第2キャリアの通信品質が悪くても、移動端末は、サービング基地局から該隣接基地局(即ち、ターゲット基地局)にハンドオーバーする。そして、移動端末は、ターゲット基地局にハンドオーバーした後、ターゲット基地局の第1キャリアおよび第2キャリアでしか通信できなくなる。この場合で、ターゲット基地局の第2キャリアの通信品質が悪いため、移動端末は第2キャリアを使用できない恐れがある。従って、システム全体から見ると、ターゲット基地局の第2キャリアは、十分に利用されるわけではない。
上記の応用環境で第2キャリアをさらに十分に利用するために、本発明に係る他の実施例もハンドオーバー方法を提供している。該ハンドオーバー方法では、サービング基地局およびターゲット基地局がいずれも少なくとも2つのキャリアを有して、かつ、第1キャリアがハンドオーバー条件を満たす一方、第2キャリアがハンドオーバー条件を満たさない。この場合、サービング基地局は、移動端末へハンドオーバー命令を送信する時、第2キャリアで前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることにより、前記移動端末が、ハンドオーバー命令を受信した後に、第2キャリアでサービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持するとともに、第1キャリアでターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得ることを可能にする。そして、移動端末がターゲット基地局の上り同期情報を受信した後に、移動端末は、第1キャリアでターゲット基地局とのデータ伝送を行い、かつ、この時、サービング基地局は、下記のような2つの場合が発生するまで、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止しない。即ち、1)サービング基地局が、該移動端末によりサービング基地局に記憶されたすべてのデータパケット(これらデータパケットは、上位層パス交換前に、サービングゲートウェイがサービング基地局に送信したすべてのデータパケットを指し、サービング基地局が既に移動端末に送信した一方、確認情報を受信していないデータパケットと、サービング基地局が移動端末に送信していないデータパケットとを含む)の送信を完了した場合、または、2)サービング基地局が移動端末の測定報告を受信した場合である。該報告は、ターゲット基地局の第2キャリアの通信品質が、サービング基地局の第2キャリアより良い、ということを表す。ハンドオーバー条件を満たす場合で、サービング基地局は、第2キャリアでハンドオーバー実行命令を再送し、または、移動端末に対し第2キャリアのリソースを解放するよう指示する。サービング基地局が第2キャリアで移動端末へのデータ送信を停止した後、サービング基地局に送信未完了のバッファリングされたデータがある場合、サービング基地局は、第2キャリアでのハンドオーバー実行命令を受信すると、送信未完了のデータパケットをターゲット基地局に送信する必要がある。
具体的に、本実施例に係るハンドオーバー方法は、図13に示すように、主に以下のステップを含む。
ステップ301で、移動端末は、サービング基地局からの測定設定により、サービング基地局と隣接セルの基地局とのRSRPまたはRSRQを測定し、所定の条件を満たす場合、ハンドオーバー測定結果が含まれる測定報告をサービング基地局へ送信し、ハンドオーバー測定の動作を完成する。
説明すべきものとして、本実施例において、上記所定の条件は、ある隣接基地局の第1キャリアのRSRPまたはRSRQの信号強度がサービング基地局より高い一方、該隣接基地局の第2キャリアのRSRPまたはRSRQの信号強度がサービング基地局より低いようにすべきである。
ステップ302〜303で、サービング基地局は、受信されたハンドオーバー測定結果により、第1キャリアでハンドオーバーすると決定して、該隣接基地局をターゲット基地局とし、そして、選択されたターゲット基地局へハンドオーバー要求を送信する。
該ステップにおいても、サービング基地局は、ターゲット基地局へ送信するハンドオーバー要求に、移動端末のコンテキスト情報(例えば、該移動端末に対応するユーザサービス種別およびユーザ識別子など)を付加する必要がある。これにより、ターゲット基地局は、該移動端末のアクセスが可能であるどうかを判断できる。
ステップ304で、ハンドオーバー要求を受信したターゲット基地局は、該移動端末のアクセスが可能であるかどうかを判断する。即ち、ターゲット基地局は、サービング基地局からのハンドオーバー要求を受信した後に、サービス権限や負荷などのアクセス制御ルールに基づいてアクセス判定を行って、該移動端末のアクセスが可能であるかどうかを判断する。
上記のステップの実現過程は、図2におけるステップ201〜204を参照してもよい。
ステップ305で、該移動端末のアクセスが可能であると決定した後に、ターゲット基地局は、ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージを、サービング基地局にフィードバックする。ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージには、移動端末に対し第1キャリアでランダムアクセスプリアンブルを送信することを指示するためのランダムアクセスリソースブロックの位置が付加される。
ステップ306で、ターゲット基地局はチャネル条件により、該移動端末に対して第2キャリアで上り・下り伝送リソースの割り当てを行う。該上り・下り伝送リソースの割り当ては、前記移動端末のためにそれとサービング基地局との上り通信用の上りキャリア(第2キャリア)およびリソースブロックを割り当て、リソーススケジューリング情報を決定し、かつ、リソーススケジューリング情報、ランダムアクセスキャリアのキャリア番号(第1キャリア)およびランダムアクセスリソースブロックの位置を移動端末に送信する、ことを含む。
ステップ307で、移動端末は、サービング基地局からのハンドオーバー命令を受信した後に、第1キャリアの受信されたハンドオーバー命令におけるランダムアクセスリソースブロックを使用して、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得、かつ、同時にリソーススケジューリング命令における割り当てられたリソースを使用して、サービング基地局とのデータ伝送を保持する。
ステップ308で、サービング基地局が、該移動端末によりサービング基地局に記憶されたすべてのデータパケットの送信を完了した場合、または、移動端末が第2キャリアでもターゲット基地局へハンドオーバーする必要がある場合、サービング基地局は、第2キャリアで前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止して、移動端末にサービング基地局とのデータ伝送を切断させる。
ステップ309〜310で、移動端末は、ターゲット基地局の上り同期情報を得た後に、ターゲット基地局へハンドオーバー成功メッセージを送信し、ターゲット基地局は、移動端末からのハンドオーバー成功メッセージを受信した後に、移動端末へハンドオーバー成功確認メッセージを返信する。
説明すべきものとして、図13では、ステップ308がステップ309の前に記載されているが、実際の応用では、ステップ308とステップ309は、実行順序上の制限がなく、即ち、ステップ309はステップ308の前に実行してもよい。
上記のハンドオーバー方法から分かるように、本実施例において、移動端末とサービング基地局との通信の通信終了条件は、サービング基地局が、該移動端末によりサービング基地局に記憶されたすべてのデータパケットの送信を完了したこと、または、移動端末が第2キャリアでもターゲット基地局へハンドオーバーする必要があること、を含む。一方、この前の実施例において、移動端末とサービング基地局との通信の通信終了条件は、移動端末がターゲット基地局からの上り同期情報を受信したことである。移動端末とサービング基地局との通信の通信終了条件が異なるため、本実施例に係るハンドオーバー方法は、上記の応用環境で、ハンドオーバー中断時間を減少させることができる以外、ユーザのデータレートを向上させることもできる。
上記のハンドオーバー方法の以外、本発明に係る実施例では、上記のハンドオーバー方法を実現する移動端末を提供している。図9には、本発明の実施例に係る移動端末の内部構成を示す。図9に示すように、移動端末は主に、受信モジュール、ハンドオーバー制御モジュール、および送信モジュールを含む。ここで、
受信モジュールは、サービング基地局からのハンドオーバー命令を受信し、かつ、ターゲット基地局からの上り同期情報を受信する。
ハンドオーバー制御モジュールは、受信モジュールがハンドオーバー命令を受信した後に、送信モジュールに対しターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信するよう指示し、通信終了条件を満たす場合、送信モジュールに対しターゲット基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信するよう指示する。
送信モジュールは、ハンドオーバー制御モジュールからの指示により、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信し、または、ハンドオーバー制御モジュールからの指示により、ターゲット基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信する。
ここで、上記の通信終了条件は具体的に、受信モジュールがターゲット基地局からの上り同期情報を受信したこと、サービング基地局が、該移動端末によりサービング基地局に記憶されたすべてのデータパケットの送信を完了したこと、または、移動端末が第2キャリアでもターゲット基地局へハンドオーバーする必要があること、を含む。
本発明の実施例において、サービング基地局からのハンドオーバー命令は、ステップ205でターゲット基地局が該移動端末のために選択して割り当てた、ターゲット基地局へのランダムアクセスを行うためのランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを含み、さらに、ターゲット基地局により割り当てられたランダムアクセスプリアンブルを含んでもよい。
上記の受信モジュールは、さらに、サービング基地局からのリソーススケジューリング情報を受信する。リソーススケジューリング情報は、前記移動端末に割り当てた、サービング基地局との通信を行うための上りキャリアのキャリア番号とリソースブロックの位置とを含む。この場合、ハンドオーバー制御モジュールは、送信モジュールに対し、割り当てられた、サービング基地局との通信を行うための上りキャリアのリソースブロックで、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信し、かつ、割り当てられたランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するよう指示する。
図10(a)と(b)には、上記の方法1を採用してリソース割り当てを行う場合の2種類の送信モジュールの構成を示す。ここで、図10(a)に示したのは、サービング基地局とターゲット基地局へのデータがいずれも同一の逆高速フーリエ変換(IFFT)で変換される場合であり、図10(b)に示したのは、サービング基地局とターゲット基地局へのデータが異なるIFFTで変換される場合である。
図10(a)に示した送信モジュールにおいて、サービング基地局とターゲット基地局へのデータは、変調、離散フーリエ変換(DFT)、サブキャリアマッピング、IFFT、並びに、循環シフト、およびターゲット基地局に基づく電力調整などの動作を統一的に実行してから一緒に送信される。この場合、サービング基地局とターゲット基地局へのデータがいずれも同一のIFFTで変換されたものであるため、すべてのデータに対して、同じな時間領域循環シフトまたは周波数領域位相移動を実行することにより時間の調整を行う。例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信する際、サービング基地局への信号とターゲット基地局への信号とはいずれも、サービング基地局により規定された時間繰り上げ調整値TAを採用して時間調整を行う。上り同期情報を受信した後、2つの信号の時間繰り上げ調整値TAは同じではなく、全てのデータに対して、同じな時間領域循環シフトまたは周波数領域位相移動を実行することにより時間の調整を行う。また、シフト後の信号は、サービング基地局の上り同期信号との偏差、およびターゲット基地局の上り同期信号との偏差がいずれも循環プレフィックスの範囲内にあることを保証すべきである。こうすれば、上り信号がサービング基地局とターゲット基地局との両方にも上り同期できることを保証する。電力調整について、ターゲット基地局の所要電力に応じて送信を行う。
図10(b)に示した送信モジュールにおいて、サービング基地局とターゲット基地局へのデータは、変調、DFT、およびサブキャリアマッピングを統一的に実行した上で、それぞれ異なるIFFTで変換して、それぞれ循環シフトおよび電力調整を実行してから一緒に送信される。この場合、サービング基地局とターゲット基地局へのデータは異なるIFFTで変換されたものであるため、2つの信号の時間調整と電力調整は、独立に実行することができる。例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信する際、サービング基地局への信号は、サービング基地局の上り同期制御と電力制御により規定された値に応じて、時間と電力の調整を行い、ターゲット基地局への信号は、最大送信電力を採用してよく、かつ、ランダムの時間繰り上げ調整値TAを採用して時間調整を行ってよい。上り同期情報を受信した後、2つの信号の時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pは、それぞれ、サービング基地局の上り同期制御と電力制御により規定された時間繰り上げ調整値TAと電力調整値P、および、ターゲット基地局の上り同期情報に含まれる時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pに応じて、調整を行ってよい。
図11には、上記の方法2を採用してリソース割り当てを行う場合の送信モジュールの内部構成を示す。方法2において、移動端末は異なるキャリアを使用して、それぞれサービング基地局およびターゲット基地局との通信を行うため、サービング基地局とターゲット基地局への信号は、それぞれ、変調、DFT、サブキャリアマッピング、IFFT、並びに、循環シフト、および電力調整などの動作を実行してから一緒に送信される。ここで、サービング基地局とターゲット基地局への2つの信号の時間調整と電力調整は、独立に実行することができる。例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信する際、サービング基地局への信号は、サービング基地局の上り同期制御と電力制御により規定された値に応じて、時間と電力の調整を行い、ターゲット基地局への信号は、最大送信電力を採用してよく、かつ、ランダムの時間繰り上げ調整値TAを採用して時間調整を行ってよい。ターゲット基地局の上り同期情報を受信した後、2つの信号の時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pは、それぞれ、サービング基地局の上り同期制御と電力制御により規定された時間繰り上げ調整値TAと電力調整値P、および、ターゲット基地局の上り同期情報に含まれる時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pに応じて、調整を行ってよい。
本発明の実施例は、上記のサービング基地局の内部構成も提供している。図12に示すように、前記サービング基地局は、
移動端末から受信したハンドオーバー測定結果により、ハンドオーバーするかどうかを決定し、ハンドオーバーすると決定した場合、1つのターゲット基地局を選択するハンドオーバー判定モジュールと、
ハンドオーバー判定モジュールにより選択されたターゲット基地局へハンドオーバー要求を送信し、かつ、ターゲット基地局により選択されたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを受信する基地局間通信モジュールと、
移動端末へハンドオーバー命令を送信する時、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることにより、前記移動端末が、ハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持するとともに、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得ることを可能にし、予め設定された通信終了条件を満たす場合、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するリソース割り当てモジュールと、を含む。
ここで、上記の通信終了条件は具体的に、受信モジュールがターゲット基地局からの上り同期情報を受信したこと、サービング基地局が、該移動端末によりサービング基地局に記憶されたすべてのデータパケットの送信を完了したこと、または、移動端末が第2キャリアでもターゲット基地局へハンドオーバーする必要があること、を含む。
具体的に、上記のリソース割り当てモジュールは、上記の実施例に係るリソース割り当て方法を採用して、前記移動端末のために上り通信のリソースを割り当てることを完成してよい。
上記は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (20)

  1. ハンドオーバー方法であって、
    サービング基地局は、移動端末へハンドオーバー命令を送信する時、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることにより、前記移動端末が、ハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持するとともに、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得ることを可能にする、
    ことを含むことを特徴とするハンドオーバー方法。
  2. 移動端末がターゲット基地局の上り同期情報を受信した後に、サービング基地局は、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止して、前記移動端末にサービング基地局とのデータ伝送を切断させる、ことをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバー方法。
  3. サービング基地局は、移動端末から報告されたハンドオーバー測定結果を受信し、
    サービング基地局は、受信された移動端末から報告されたハンドオーバー測定結果により、前記移動端末のハンドオーバーが必要であると判定した場合、1つのターゲット基地局を決定し、決定されたターゲット基地局へハンドオーバー要求を送信し、
    サービング基地局は、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを受信し、
    サービング基地局は、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを、ハンドオーバー命令により前記移動端末に送信することで、前記移動端末が、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアとランダムアクセスリソースブロックとを使用して、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行するようにする、
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバー方法。
  4. 前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることは、
    サービング基地局が、チャネル条件により、前記移動端末のために、それとサービング基地局との上り通信に用いられる上りキャリアとリソースブロックとを割り当て、ここで、割り当てられたリソースブロックが、ターゲット基地局により選択されたランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロックと異なり、
    サービング基地局が、移動端末に割り当てた、サービング基地局との上り通信に用いられる上りキャリアのキャリア番号とリソースブロックの位置とを、リソーススケジューリング命令により前記移動端末に送信することで、前記移動端末が、サービング基地局により割り当てられた上りキャリアとリソースブロックを介して、サービング基地局へ上りデータを送信するようにする、
    ことを含むことを特徴とする請求項3に記載のハンドオーバー方法。
  5. 前記サービング基地局が、前記移動端末のために、それとサービング基地局との上り通信に用いられる上りキャリアとリソースブロックとを割り当てることは、
    サービング基地局が、ランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロック以外のほかのリソースブロッククラスターの割り当てを行うことにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたランダムアクセスキャリアのほかのリソースブロッククラスターで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにする、
    ことを含むことを特徴とする請求項4に記載のハンドオーバー方法。
  6. 前記サービング基地局が、前記移動端末のために、それとサービング基地局との上り通信に用いられる上りキャリアとリソースブロックとを割り当てることは、
    サービング基地局が、ランダムアクセスキャリア以外のほかの上りキャリアにおけるリソースブロッククラスターの割り当てを行うことにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたほかの上りキャリアのリソースブロッククラスターで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにする、
    ことを含むことを特徴とする請求項4に記載のハンドオーバー方法。
  7. 前記サービング基地局が、前記移動端末のために、それとサービング基地局との上り通信に用いられる上りキャリアとリソースブロックとを割り当てることは、
    サービング基地局が、ランダムアクセスキャリアにおけるランダムアクセスリソースブロック以外のほかのリソースブロックの割り当てを行い、ここで、ランダムアクセスリソースブロックと、前記移動端末からサービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するためのリソースブロックとを隣接させることにより、移動端末が、ランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、割り当てられたほかのリソースブロックで、サービング基地局へ上りデータまたはシグナリングを送信するようにする、
    ことを含むことを特徴とする請求項4に記載のハンドオーバー方法。
  8. 前記サービング基地局およびターゲット基地局はいずれも、第1キャリアと第2キャリアとを含む少なくとも2つのキャリアを使用し、かつ、サービング基地局は、受信された移動端末から報告されたハンドオーバー測定結果により、前記移動端末が第1キャリアでターゲット基地局へハンドオーバーする必要があると判定した場合、
    前記サービング基地局が、ターゲット基地局からフィードバックされたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを受信することは、サービング基地局が、ターゲット基地局からフィードバックされた第1キャリアにおけるランダムアクセスリソースブロックの位置を受信する、ことを含み、
    前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることは、サービング基地局が、チャネル条件により、第2キャリアで、前記移動端末のために、それとサービング基地局との上り通信に用いられるリソースブロックを割り当て、サービング基地局が、移動端末に割り当てた、サービング基地局との上り通信に用いられる第2キャリアのキャリア番号とリソースブロックの位置とを、リソーススケジューリング命令により前記移動端末に送信することで、前記移動端末が、サービング基地局により割り当てられた第2キャリアとリソースブロックを介して、サービング基地局へ上りデータを送信するようにする、ことを含む。
    ことを特徴とする請求項3に記載のハンドオーバー方法。
  9. サービング基地局が、該移動端末によりサービング基地局に記憶されたすべてのデータパケットの送信を完了した場合、または、移動端末が第2キャリアでもターゲット基地局へハンドオーバーする必要がある場合、サービング基地局は、第2キャリアで前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止して、移動端末にサービング基地局との第2キャリアにおけるデータ伝送を切断させる、
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のハンドオーバー方法。
  10. 前記ハンドオーバー要求は前記移動端末の上りキャリア使用情報を含み、
    ターゲット基地局は、前記ハンドオーバー要求を受信して、かつ該移動端末のアクセスが可能であると判断した後に、前記移動端末の上りキャリア使用情報により、前記移動端末のためにランダムアクセスキャリアを選択して、前記ランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを、ハンドオーバー要求を受け付ける旨のメッセージにより、サービング基地局にフィードバックする、
    ことを特徴とする請求項3に記載のハンドオーバー方法。
  11. 前記移動端末のためにランダムアクセスキャリアを選択することは、
    移動端末がサービング基地局において最少に使用するキャリアを、ランダムアクセスキャリアとして選択する、
    ことを含むことを特徴とする請求項10に記載のハンドオーバー方法。
  12. ターゲット基地局は、サービング基地局を介して、前記上り同期情報を移動端末に送信し、ここで、前記上り同期情報は、時間繰り上げ調整値TAと電力調整値Pとを含み、
    サービング基地局は、ターゲット基地局から移動端末への上り同期情報を受信して転送した後に、該移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止する、
    ことを含むことを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバー方法。
  13. ターゲット基地局は、直接に前記上り同期情報を移動端末に送信する時、データリソース解放指示をサービング基地局に送信して、サービング基地局に対し前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するよう通知する、
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のハンドオーバー方法。
  14. ターゲット基地局は、前記移動端末から送信されたハンドオーバー成功指示を受信した後に、データリソース解放指示をサービング基地局に送信して、サービング基地局に対し前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するよう通知する、
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のハンドオーバー方法。
  15. サービング基地局は、ターゲット基地局から前記移動端末へのハンドオーバー成功確認メッセージを受信して転送し、該移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止する、
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のハンドオーバー方法。
  16. ターゲット基地局は、直接にハンドオーバー成功確認メッセージを移動端末に送信する時、リソース解放指示をサービング基地局に送信して、サービング基地局に対し前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するよう通知する、
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のハンドオーバー方法。
  17. 基地局であって、
    移動端末から受信したハンドオーバー測定結果により、ハンドオーバーするかどうかを判定し、ハンドオーバーすると判定した場合、1つのターゲット基地局を選択するハンドオーバー判定モジュールと、
    ハンドオーバー判定モジュールにより選択されたターゲット基地局へハンドオーバー要求を送信し、かつ、ターゲット基地局により選択されたランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを受信する基地局間通信モジュールと、
    移動端末へハンドオーバー命令を送信する時、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを引き続き割り当てることにより、前記移動端末が、ハンドオーバー命令を受信した後に、サービング基地局とのデータ伝送を引き続き保持するとともに、ターゲット基地局へのランダムアクセス過程を実行して、ターゲット基地局の上り同期情報を得ることを可能にし、通信終了条件を満たす場合、前記移動端末のために上り・下り伝送リソースを割り当てることを停止するリソース割り当てモジュールと、
    を含むことを特徴とする基地局。
  18. 移動端末であって、
    サービング基地局からのハンドオーバー命令を受信し、かつ、ターゲット基地局からの上り同期情報を受信する受信モジュールと、
    受信モジュールがハンドオーバー命令を受信した後に、送信モジュールに対しターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信するよう指示し、受信モジュールがターゲット基地局からの上り同期情報を受信した後に、送信モジュールに対しターゲット基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信するよう指示するハンドオーバー制御モジュールと、
    ハンドオーバー制御モジュールからの指示により、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するとともに、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信し、または、ハンドオーバー制御モジュールからの指示により、ターゲット基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信する送信モジュールと、
    を含むことを特徴とする移動端末。
  19. 前記ハンドオーバー命令は、前記移動端末に割り当てた、ターゲット基地局へのランダムアクセスを行うためのランダムアクセスキャリアのキャリア番号とランダムアクセスリソースブロックの位置とを含み、
    前記受信モジュールは、さらに、サービング基地局が移動端末に割り当てた、サービング基地局との通信を行うための上りキャリアのキャリア番号とリソースブロックの位置とを受信し、
    ハンドオーバー制御モジュールは、送信モジュールに対し、割り当てられた、サービング基地局との通信を行うための上りキャリアのリソースブロックで、サービング基地局へ上りデータおよびシグナリングを送信し、かつ、割り当てられたランダムアクセスキャリアのランダムアクセスリソースブロックで、ターゲット基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信するよう指示する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の移動端末。
  20. 前記ハンドオーバー命令は、ターゲット基地局が前記移動端末に割り当てた専用なランダムアクセスプリアンブルをさらに含む、ことを特徴とする請求項19に記載の移動端末。
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