JP2010262340A - 入力表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】単純動作で、モニター表示面やプロジェクタ等で投影されたスクリーン表示面の作業スペースを狭くすることなく、単純構造のスタイラスで入力のモードの変更を可能にする入力表示システムを提供することを目的とする。
【解決手段】導電性スタイラス4aの交差部25が、タッチパネルに張り巡らされた列検出電極10や行検出電極11において、合計14個接触している場合には、導電性スタイラス4aの存在を検知し、接触が検知できなくなった時点で、導電性スタイラス4aが使用されていることとその色を認識設定する。同様に、列検出電極10や行検出電極11との接触、非接触を検知して、その他の導電性スタイラス4b、4cの使用、非使用の別、色の切換えを可能とする。
【選択図】図10
【解決手段】導電性スタイラス4aの交差部25が、タッチパネルに張り巡らされた列検出電極10や行検出電極11において、合計14個接触している場合には、導電性スタイラス4aの存在を検知し、接触が検知できなくなった時点で、導電性スタイラス4aが使用されていることとその色を認識設定する。同様に、列検出電極10や行検出電極11との接触、非接触を検知して、その他の導電性スタイラス4b、4cの使用、非使用の別、色の切換えを可能とする。
【選択図】図10
Description
本発明は、タッチパネルを用いて指やスタイラス等でタッチ入力し、検出されたタッチ位置をコンピュータ等を介し、モニターの表示面やプロジェクタ等で光学的に投射されたスクリーン表示面に表示する等の入力表示システムであって、スタイラスの種類によって色、線種、線幅、イレーサー等を変更する入力表示システムに関するものである。
近年、キーボードやマウス等の代替として、指やスタイラス等でタッチパネルに直接タッチ入力し、モニターの表示面やプロジェクタ等で光学的に投射されたスクリーン表示面等にタッチ位置を表示する入力表示システムが使用されている。
この従来の入力表示システムでは、モニターの表示面やスクリーン表示面の一部分に線色、実線や破線等の線種、線幅、イレーサー等の各モードを変更する為のメニューバーが表示され、前記メニューバーをスタイラスでタッチすることでモードが変更となり、それに対応した表示が行われるものが一般的である。
また、このような入力表示システムの他の技術として、スタイラス側にモード切換え機能を付加したものがある。スタイラスに切換え可能なオン/オフスイッチを付加し、その切換え回数によってモードを変更するものや、スタイラスの側面にスライドスイッチを付加し、スライドの摺動位置によってモードを変更するものが、(特許文献1)に開示されている。
しかしながら、上記の従来のスクリーンの表示面等にメニューバーを表示する入力表示システムでは、モードの変更の度にスクリーンにメニューバーを表示させ、メニューバーにタッチする動作が必要となり、またメニューバーの表示に使用する領域では入力及びその他の表示ができず、作業スペースが狭くなるという課題を有していた。
また、従来のスタイラス側にモード切換え機能を付加した入力表示システムでは、やはりモード切換えの為の動作が必要であると共に、スタイラスの構造が複雑化するという課題を有していた。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、スクリーンの表示面等の作業スペースを狭くすることなく、単純構造のスタイラスで入力のモードを変更することができる入力表示システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、少なくとも縦方向または横方向に形成された複数の検出電極を有し指やスタイラス等のタッチにより前記検出電極の静電容量変化でタッチ位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルで検出したタッチ位置をモニターの表示面やプロジェクタ等で光学的に投射されたスクリーン表示面等に表示する表示装置とで構成され、導電材料により構成された接触部を有する複数の前記スタイラスと、電気的に接地された接地部が設けられ前記複数のスタイラスを格納可能な格納部とを有するものであって、前記複数のスタイラスが、前記タッチパネルへのタッチ時においては前記タッチ入力面と人体とが導通可能に構成され、前記格納部への格納時においては前記接地部と前記接触部とが接触するよう構成され、さらに前記接触部と前記タッチパネルのタッチ入力面との接触パターンを認識する認識手段を有する入力表示システムであって、前記接触部と前記タッチ入力面との接触パターンが各々異なる入力表示システムである。
この構成により、メニューバーにタッチする動作やスタイラス側のモード切換え動作等を行うことなくモードの変更が可能で、スクリーンの表示面等の表示スペースを狭くすることなく、単純な構造のスタイラスと使用することができる。
本発明の入力表示システムは、スタイラスペンの色の変更や線種等の変更の度にスクリーン上にアイコンやメニューバーを表示させる必要がなく、特殊な切換え動作がない為、切換え忘れや切換えミス等の発生頻度が少なくなる。また、スクリーンの表示面等の表示スペースにメニューバー等がない為、表示スペースを有効に使用できると共に、スタイラス構造が単純である為、落下等による耐衝撃性に優れ且つ安価に製作できるという効果を有する。
本発明の入力表示システムは、少なくとも縦方向または横方向に形成された複数の検出電極を有し指やスタイラス等のタッチにより前記検出電極の静電容量変化でタッチ位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルで検出したタッチ位置をモニターの表示面やプロジェクタ等で光学的に投射されたスクリーン表示面等に表示する表示装置とで構成され、導電材料により構成された接触部を有する複数の前記スタイラスと、電気的に接地された接地部が設けられ前記複数のスタイラスを格納可能な格納部とを有するものであって、前記複数のスタイラスが、前記タッチパネルへのタッチ時においては前記タッチ入力面と人体とが導通可能に構成され、前記格納部への格納時においては前記接地部と前記接触部とが接触するよう構成され、さらに前記接触部と前記タッチパネルのタッチ入力面との接触パターンを認識する認識手段を有する入力表示システムである。
これにより、メニューバーにタッチする動作やスタイラス側のモード切換え動作等を行うことなくモードの変更が可能で、スクリーンの表示面等の表示スペースを狭くすることなく、単純な構造のスタイラスを使用することができるので、切換え忘れや切換えミス等の発生頻度が少なく、スクリーン表示面等の表示スペースを有効に使用できると共に、落下等による耐衝撃性に優れ且つ安価な導電性スタイラスを製作できる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。図1は本発明の一実施例における入力表示システムの外観図である。
1はインタラクティブボードで、接続配線を介し処理手段のコンピュータ2を経由し、表示手段であるプロジェクタ3と接続している。プロジェクタ3は、コンピュータ2から入力された画像情報や文字情報をタッチ入力面16に投射し表示する。インタラクティブボード1は、導電性スタイラス4a〜4cを格納する為の格納部23を有する。
図2は本発明の一実施例における入力表示システムの回路構成図である。
本回路はMPU(中央制御部)5、ROM(記憶部)6、RAM(一次記憶部)7を有し、MPU5はコンピュータ2と接続可能で、タッチパネル9の制御回路15及び電源8と接続している。タッチパネル9の制御回路15から得られた信号はMPU5に取り込まれ、所定の処理を行った後、コンピュータ2を介してプロジェクタ3(図示せず)からタッチ入力面16に投射される。
図3は本発明の一実施例における入力表示システムのタッチパネル部分の断面図であり、インタラクティブボードを例としたタッチパネル部分の断面図である。
タッチパネル9は、表面側に行検出電極10が複数配線され、裏面側に行検出電極10と交差するように列検出電極11が複数配線された検出パネル12と、タッチ入力面16が積層されて構成されている。タッチ入力面16の材料としては、ガラスや樹脂板等を用いることができる。
また、本実施例1では、検出パネル12の両面に行検出電極及び列検出電極を構成しているが、検出パネルを2枚使用し、各々の片面に行検出電極及び列検出電極を構成して積層してもよい。この場合、行検出電極及び列検出電極がお互いに絶縁するように積層することが必要である。
図4は本発明の一実施例における入力表示システムのタッチパネルの構成図である。
検出パネル12は、10a〜10fの複数の行検出電極、及び11a〜11hの複数の列検出電極を有する。実際にはもっと多くの検出電極を用いる場合が多いが、以後の説明を容易に行うため簡略化している。但し、電極数が増えても基本的な構成や動作は同じである。
検出パネル12の材料はPET、PEI、PES等のフィルムや樹脂板、ガラス等を用いることができ、行検出電極10及び列検出電極11の材料としては、ITO(酸化インジウムスズ)、Ag等の金属やカーボンのペースト材料、導電性ポリマー、カーボンナノチューブ等を用いることが可能で、これらをスパッタリング法やスクリーン印刷法、グラビア印刷法、インクジェット印刷法等を用いて検出電極のパターンを形成することができる。13aは行検出電極選択回路、13bは列検出電極選択回路、14a、14bは検出回路、15は制御回路である。
次に、タッチパネル9の位置検出原理について説明する。図5は本発明の一実施例における入力表示システムのタッチパネルの動作タイミングチャートである。
図5において、行の位置を検出する時には、図4に示すように制御回路15に制御される行検出電極選択回路13aによって行検出電極10a〜10fを周期T1で順次走査し、10fの走査終了後、続いて列の位置を検出する時には、制御回路15に制御される列検出電極選択回路13bによって列検出電極11a〜11hを順次走査していき、検出回路14a、14bにて検出パネル12上において静電容量が変化した位置、即ち静電容量が変化した行検出電極10a〜10f及び列検出電極11a〜11hのなかで静電容量が変化した電極を検出し、これに基づいて検出パネル12上のタッチ位置が決定される。
このとき、図2のMPU5は制御回路15を介して、行検出電極10a〜10f、列検出電極11a〜11hのなかで、静電容量が変化した電極がどれかを特定できる他、ある範囲内で静電容量が変化した電極の数の合計を検出したり、静電容量が変化した電極と変化しなかった電極の配列パターンを検出したり、静電容量が変化した連続した電極群と変化しなかった連続した電極群の配列パターンを検出したりする等、種々の検出機能を有している。
図6は本発明の一実施例における入力表示システムの検出回路の構成図である。
図6の検出回路は、図4の検出回路14a、14bの具体的な構成を示しており、互いに隣り合う各検出電極10または11の隣接電極間容量、列検出電極と行検出電極とがクロスすることによる容量及び浮遊容量とを含む静電容量Cと、抵抗R1及び時定数を決定する容量Cと抵抗Rの組合せから構成される検出電極抵抗値R2とによる時定数回路、電圧コンパレータ18と充放電用スイッチ19とで構成される。スイッチ19はコンパレータ18によって制御され、スイッチ19はB点の電圧が“H”ならON、“L”ならOFFになる。
以上のように構成された図4の検出回路14a、14bの動作について説明を加える。行検出電極選択回路13aによって、行検出電極10のうちのある行電極が走査されると、図6において、抵抗R1を通して静電容量Cが充電されていき、A点での電圧が上昇する。A点の電圧がVREFに達すると、コンパレータ18の出力であるB点の電圧は“H”になり、スイッチ19がONになる。すると検出電極抵抗値R2の静電容量Cは一気に放電され、A点の電圧はVREF以下になる。コンパレータ18の出力は“L”に戻るのでスイッチ19はOFFとなり、再び静電容量Cの充電が始まる。このように、検出回路14a、14bは、静電容量Cの充放電を繰り返して発振状態を継続する。
図7は本発明の一実施例における入力表示システムの検出回路の信号波形の説明図である。
図3に示すように、指17によるタッチ入力がなされると、その近傍の行検出電極10には静電容量Cに加えて、容量ΔC1、容量ΔC2が追加される。これにより、図7の破線で示すように、指タッチがない場合に比べて指タッチがなされた部分は、図6のA点の電圧がVREFに達するまでの時間が増えることで周期が長くなり、指タッチ入力がなされた行検出電極10を決定することができる。
同様の原理で列検出電極11側も指タッチ入力がなされた列検出電極11を決定することができる為、行方向及び列方向の位置が決定され、タッチ入力がなされた位置の検出が可能となるのである。
尚、本実施例1ではタッチ入力がなされた位置検出方法として上記する自己容量検出方式を用いているが、他に相互容量検出方式等も用いることができる。
以上に述べた入力表示システムの構成を用いて、本発明の特徴的な部分について述べる。
図8は本発明の一実施例における入力表示システムに用いる導電性スタイラスの外観図であり、図8(a)〜(c)は導電性スタイラスの外観図、図8(d)は導電性スタイラスの断面図である。
導電性スタイラス4は、それぞれ、ケース21、接触部22、ケース21の一端または両端に設けられたペン先20により構成され、ペン先20の材料としてはカーボン等を配合した導電性ゴムや導電性樹脂や導電性のスポンジを挙げることができ、ケース21及び接触部22の材料としては導電性樹脂やAl等の金属を挙げることができる。
ケース21a〜21cには、凸状若しくはケース21よりも径を大きく形成した接触部22a〜22cが設けられており、接触部22は、22a〜22cの各々で軸方向の長さが互いに異ならせることも可能である。
図8(d)ではケース21aと接触部22aが同材料で構成されているが、導電性を有する材料であれば3種類とも同じ材料を使用しても、3種類とも異なる材料を使用することも可能である。
次に、検出パネル12上における導電性スタイラス4a〜4cの認識方法について説明する。図9は本発明の一実施例における入力表示システムに用いる導電性スタイラス格納時の断面図である。
図1で説明したインタラクティブボード1には、上方または前方を開放した格納部23が設けられ、そのタッチ入力面16と対向した内面に電気的に接地された接地部24が設けられている。本実施例1では格納部23の一部を接地部としているが、格納部の全体を接地部としてもよい。
格納部23に導電性スタイラス4が格納されている場合は、図9に示すように接地部24とタッチ入力面16に導電性スタイラス4の接触部22が接触している。この場合、図3に示す指タッチ入力がなされている状況と同様に、導電性スタイラス4近傍の行検出電極10には導電性スタイラス4を格納していないときの静電容量Cに導電性スタイラス4を格納したときに発生する容量ΔC3、容量ΔC4が追加される為、それに対応する行検出電極10及び列検出電極11が導通し、図2のMPU5は制御回路15を介して、接触部22が格納部23に格納されて導通した行検出電極10を特定することができる。また同様に列検出電極11も特定することができるのである。
図10は本発明の一実施例における入力表示システムの接触部の説明図であり、格納部23内における導電性スタイラス4の接触部22の認識状況を示したものである。
図10(a)は導電性スタイラス4a、図10(b)は導電性スタイラス4b、図10(c)は導電性スタイラス4cのそれぞれが、図9で説明したように同一のインタラクティブボード1の格納部23に格納され、それぞれの接触部22a〜22cが接地部24とタッチ入力面16に接触し、タッチパネル9で認識されている状態を示している。
また、例えば、導電性スタイラス4aには黒色、導電性スタイラス4bには赤色、導電性スタイラス4cには青色が割り当てられているとする。当然のことながら、導電性スタイラス4a、4b及び4cの内部には、それぞれ黒色、赤色、青色のインクが充填され、ペン先20より滲出するよう構成されていても良い。その場合、図10に示す導電性スタイラス4a、4b、4cのペン先20を図1のタッチ入力面16上に接触させれば、図1のプロジェクタ3から投影される色と、タッチ入力面16上に残されるインクの色とが一致するようになる。
尚、図10に示す100a〜100cは図4、図9に示す行検出電極10の一部であり、図10に示す110a〜110l、110a〜110l、110a〜110lは図4、図9に示す列検出電極11の一部である。図10における行検出電極10と列検出電極11の数が図7以前よりも増え、符号も図7以前と異なっているが、これは導電性スタイラス4a、4b、4cと行検出電極10及び列検出電極11との関係をよりわかり易く説明するためである。前述したように、電極数が増えても基本的な構成や動作は図7以前と同じである。
図10(a)に示すように、導電性スタイラス4aを図9の格納部23に格納している状態では、接触部22aに近接する行検出電極100bと100c、及び列検出電極110e〜110kにおいて、例えば図7に示す実線の信号波形から破線の信号波形へと変化する。その為、図4の検出回路14a、14bはそれらの電極が交差する合計14個の連続する交差部25を近接している位置として認識することができる。
また、同様に図10(b)〜(c)に示すように、導電性スタイラス4bを格納部23に格納している状態では合計10個の連続する交差部25、導電性スタイラス4cを格納部23に格納している状態では合計6個の連続する交差部25が、導電性スタイラス4との近接位置として、図4の検出回路14a、14bにより認識可能である。
このように、図2のMPU5は、導電性スタイラス4aでは横方向に連続7個の交差部25が行検出電極100bと100c上の同じ位置に存在するという固有の接触パターン、導電性スタイラス4bでは横方向に連続5個の交差部25が行検出電極100bと100c上の同じ位置に存在するという固有の接触パターン、導電性スタイラス4cでは横方向に連続3個の交差部25が行検出電極100bと100c上の同じ位置に存在するという固有の接触パターンを認識できる為、図4の制御回路15はこの固有の接触パターンにより、導電性スタイラス4a〜4cのいずれが格納部23に格納されているかの識別が可能となる。
つまり、この固有の接触パターンを予め図2のROM6に保存し、MPU5がROM6に保存されたパターンとタッチパネル9で認識したパターンを比較することで、格納部23に格納されている導電性スタイラス4の種類4a〜4cの別を判別することができるのである。
次に、その他の使用方法として、例えば、使用者が導電性スタイラス4aを使用するため、導電性スタイラス4aを格納部23から取り出した場合は、導電性スタイラス4aが格納部23から存在しなくなる為、横方向に連続7個の交差部25が行検出電極100bと100c上の同じ位置に存在するという固有の接触パターンが消失することで、図2のMPU5は導電性スタイラス4aが使用されているとの認識が可能である。
また、導電性スタイラス4aの割り当てられている色もROM6に予め保存されている為、MPU5は導電性スタイラス4aが黒色であることも認識でき、導電性スタイラス4aを格納部23から取り出した後にモードの切換え動作を行う必要がなく、そのまま黒色の線での入力が可能となる。
使用者が導電性スタイラス4の線色を赤色に変更したい場合は、導電性スタイラス4aを格納部23に戻し、導電性スタイラス4bを格納部23から取り出して使用すれば、図2のMPU5はROM6の情報から導電性スタイラス4bが格納部23から取り出されたことと導電性スタイラス4bが赤色であることが認識できるし、以下同様に、青色に変更したい場合は導電性スタイラス4cを取り出して使用すればよいという極めて単純で、通常のホワイトボード用のマーカーを使う感覚と同じ動作で色の変更を行うことができる。
このように構成しておけば、導電性スタイラス4aを検出するための列検出電極は、図10(a)に示す110e〜110kに限られず、例えば図10(b)の111e〜111kであっても良い。要するに、導電性スタイラス4aが格納部23のどこに載置されようとも、連続した7本の列検出電極と行検出電極100b及び100cとにより、14個の交差部が検出されればよい。
他の導電性スタイラス4b、4cについても同様である。つまり導電性スタイラス4a〜4cは、図9に示す格納部23の中のどの領域にあっても良いということになる。これによりユーザーは、導電性スタイラスを使用した後の格納部23への収納時に格納場所を意識する必要が無くなるので、利便性が向上する。
また、本実施例1では、導電性スタイラス4のモードの割り当てを線色としているが、実線や破線や二点差線等の線種、線幅を割り当ててもよいし、導電性スタイラス4の中の1本にイレーサー機能を割り当ててもよく、固有の接触パターンの識別が可能な範囲であれば導電性スタイラス4を増設してもよい。
また、本実施例1では、導電性スタイラス4の接触部22が接地部24とタッチ入力面16に接触しているが、タッチパネル9の感度が良好で固有の接触パターンを認識できるのであれば、接触部22タッチ入力面16に必ずしも完全に接触することは絶対条件ではなく、行検出電極10及び列検出電極11が、導電性スタイラス4の接触部22の存在を認識するに充分な距離だけ近づいたことを検知できればよい。
図11、図12は本発明の一実施例における入力表示システムに用いる導電性スタイラスの概観図であり、図8で示したものとは異なる形態例を示している。
図8で示した導電性スタイラス4a〜4cは、接触部22a〜22cの長さを変えることで、検出される各々の導電性スタイラス4の固有の接触パターンを変更しているが、図11(a)〜(c)に示すように、接触部22d〜22fの軸方向の長さまたは接触部22d〜22f同士の間隔を変えることで固有の接触パターンを変更する方法や、図12(a)〜(c)に示す導電性スタイラス4g〜4hのように断面形状を変えることで、接触部22g〜22iの固有の接触パターンを変更する方法も用いることができる。これらを採用する場合には、そのパターン独自の形状を識別し易いように、列検出電極10や行検出電極11のピッチ幅、パターン幅等の最適化が必要となる。
以上に示す通り、本実施例1の入力表示システムはメニューバーにタッチする動作やスタイラス側のモード切換え動作等を行うことなくモードの変更が可能である為、切換え忘れや切換えミス等の発生頻度も少なく、通常のマーカー感覚で導電性スタイラスを使用することができることに加え、落下等による耐衝撃性に優れ且つ安価な導電性スタイラスを供給することができる。また、スクリーンの表示面等のアイコンやメニューバーを表示する必要がなく、書き込みスペース、情報表示スペースを狭くすることがないので、描画スペースを最大限使用することが可能となる他、スクリーン面積の小型化を図ることができる。
本発明にかかる入力表示システムは、メニューバーにタッチする動作やスタイラス側のモード切換え動作等を行うことなくモードの変更が可能であり、スクリーンの表示面等の表示スペースを狭くすることがないので、モニターやプロジェクタを用いた各種、各サイズの入力表示システムへの利用が可能である。
1 インタラクティブボード
2 コンピュータ
3 プロジェクタ
4 導電性スタイラス
5 MPU
6 ROM
7 RAM
8 電源
9 タッチパネル
10 行検出電極
11 列検出電極
12 検出パネル
13a 行検出電極選択回路
13b 列検出電極選択回路
14 検出回路
15 制御回路
16 タッチ入力面
17 指
18 コンパレータ
19 スイッチ
20 ペン先
21 ケース
22 接触部
23 格納部
24 接地部
25 交差部
2 コンピュータ
3 プロジェクタ
4 導電性スタイラス
5 MPU
6 ROM
7 RAM
8 電源
9 タッチパネル
10 行検出電極
11 列検出電極
12 検出パネル
13a 行検出電極選択回路
13b 列検出電極選択回路
14 検出回路
15 制御回路
16 タッチ入力面
17 指
18 コンパレータ
19 スイッチ
20 ペン先
21 ケース
22 接触部
23 格納部
24 接地部
25 交差部
Claims (7)
- 導電性を有する接触部を胴体部に有するスタイラスペン。
- 電極が縦横に張り巡らされたタッチパネルと、導電性を有する接触部を有するスタイラスペンと、前記スタイラスペンの前記接触部を前記タッチパネルに近付けた際に導通した電極を判別する制御部とを有する入力表示システム。
- 電極が縦横に張り巡らされたタッチパネルと、導電性を有する接触部を有するスタイラスペンと、前記タッチパネルと接続され前記スタイラスペンを格納できるよう一部が開放した格納部と、前記格納部の前記タッチパネルと対向した面に設けられた接地部と、前記スタイラスペンの前記接触部を前記タッチパネルに近付けた際に前記格納部の前記接地部と前記スタイラスペンの前記接触部とを通じて導通した電極を判別する制御部とを有する入力表示システム。
- 電極が縦横に張り巡らされたタッチパネルと、導電性を有する接触部を有するスタイラスペンと、前記タッチパネルと接続され前記スタイラスペンを格納できるよう一部が開放した格納部と、前記格納部の前記タッチパネルと対向した面に設けられた接地部と、前記スタイラスペンの前記接触部を前記タッチパネルに近付けた際に前記格納部の前記接地部と前記スタイラスペンの前記接触部とを通じて導通した電極を判別する制御部と、前記制御部が判別した前記導通電極の情報に対応した前記スタイラスペンの種別情報を記憶する記憶部と、前記制御部が判別した前記導通電極の情報と前記記憶部に記憶された前記スタイラスペンの種別情報とに基づいて、前記スタイラスペンの種別に関する情報を出力する中央制御部とを有する入力表示システム。
- 前記接触部の軸方向の幅がそれぞれ互いに異なる複数の前記スタイラスペンを有することを特徴とする請求項1〜請求項4記載の入力表示システム。
- 前記接触部と非導通部の配列パターンがそれぞれ互いに異なる複数の前記スタイラスペンを有することを特徴とする請求項1〜請求項4記載の入力表示システム。
- 請求項1〜請求項6に記載の格納部を供えたタッチパネルと、前記タッチパネルの走査に用いるコンピュータと、前記コンピュータ端末から入力された情報に基づき、映像を前記タッチパネルに表示するプロジェクタから構成されることを特徴とする入力表示システム。
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Cited By (6)
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