JP2010258658A - 無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の無線システムの各々に対して動作クロック信号の高調波成分を受信帯域から容易に回避することができる無線機を提供すること。
【解決手段】複数の無線システムは、それぞれ異なる周波数帯域を表す受信帯域により通信を行う。記憶部には、複数の無線システムと複数のクロック信号とが対応付けられて格納されている。複数のクロック信号は、それぞれ、複数の無線システムの受信帯域に複数のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有している。機能ブロックは、複数のクロック信号に応じてそれぞれ複数の機能を実行可能である。制御部は、複数の無線システムのうちの1つの無線システムが使用されるときに、記憶部を参照して、複数のクロック信号の中から、1つの無線システムに対応するクロック信号を動作クロック信号として選択する。動作クロック発生回路は、動作クロック信号を発生し、機能ブロックに出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型PC(Personal Computer)などの無線機に関する。
無線機において、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GSM(global system for mobile communications)、WLAN(Wireless Local Area Network)、DTV(Digital Television)、GPS(Global Positioning System)など複数の無線システムを一つの製品に搭載することが多くなってきている。複数の無線システムは、それぞれ異なる周波数帯域を表す受信帯域により通信を行う。
また、無線機において、CPU(Central Processing Unit)の他に、LCD(Liquid Crystal Display)、カメラなどの機能を実現する機能ロジックを上記製品に搭載している。機能ロジックは、動作クロック信号に応じて、所望の機能を実現する。
上述の動作クロック信号は高調波成分を含んでいる。その動作クロック信号の高調波成分の周波数帯域が、使用される無線システムの受信帯域と一致する場合、特に弱い電界レベル(低電界)ではノイズとして通信時に影響を与え、通信品質が劣化する。したがって、低電界での通信品質を確保するためには、動作クロック信号の高調波成分を全ての無線システムの受信帯域と一致しないような周波数帯域に設定する必要がある。しかし、全ての無線システムの受信帯域を回避することは困難である。
そこで、例えばシールド筐体で高調波成分を抑制する場合、ノイズ対策部品が必要となりコストがかかる。あるいは、ノイズ対策部品を使用しても充分に効果が得られる保証はない。
ここで、無線通信に関する技術を紹介する。
特開2004−179861号公報には、携帯電話装置が記載されている。携帯電話装置には、カメラが搭載されている。この携帯電話装置は、機能ロジック(カメラ)の動作にノイズの影響がないように、無線システムが通信を行っていないときは、機能ロジックへの動作クロック信号(カメラ動作用クロック信号)の周波数を第1の周波数(7.2MHz)に設定し、機能ロジックが動作中に無線システムが通信を行うときは、動作クロック信号の周波数を第2の周波数(10.8MHz)に設定する。しかし、特開2004−179861号公報に記載された技術では、1つの無線システムが適用されているが、複数の無線システムには適用されていない。
特開平7−15390号公報には、情報処理装置が記載されている。この情報処理装置は、機能ロジックの動作にノイズ(妨害波)の影響がないように、無線システムが通信を行うときは、内部で複雑な処理を実行して、機能ロジックへの動作クロック信号の周波数を、無線システムの受信帯域(通信帯域)に動作クロック信号の高調波成分が存在しない周波数に変更する。しかし、特開平7−15390号公報に記載された技術では、無線システムが使用される度に、内部の回路で複雑な処理を実行するため、複数の無線システムに適用する場合、容易ではない。また、特開平7−15390号公報には、複数の無線システムに適用する場合についても記載されているが、具体的な開示がない。複数の無線システムに適用したとしても、複数の無線システムの各々に対して複雑な処理が行われるため、更に、内部の回路が複雑になる。
特開2004−179861号公報 特開平7−15390号公報
本発明の課題は、複数の無線システムの各々に対して動作クロック信号の高調波成分を受信帯域から容易に回避することができる無線機を提供することにある。
本発明の無線機は、複数の無線システムと、記憶部と、機能ブロックと、制御部と、動作クロック発生回路とを具備している。複数の無線システムは、それぞれ異なる周波数帯域を表す受信帯域により通信を行う。記憶部には、複数の無線システムと複数のクロック信号とが対応付けられて格納されている。複数のクロック信号は、それぞれ、複数の無線システムの受信帯域に複数のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有している。機能ブロックは、複数のクロック信号に応じてそれぞれ複数の機能を実行可能である。制御部は、複数の無線システムのうちの1つの無線システムが使用されるときに、記憶部を参照して、複数のクロック信号の中から、1つの無線システムに対応するクロック信号を動作クロック信号として選択する。動作クロック発生回路は、動作クロック信号を発生し、機能ブロックに出力する。
以上により、本発明の無線機によれば、使用される無線システムに応じて動作クロック信号を変更する。変更される動作クロック信号は、使用される無線システムの受信帯域に動作クロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有している。このように、複数の無線システムの各々に対して動作クロック信号の高調波成分を受信帯域から回避することができる。これにより、低電界での通信品質を向上することができる。
本発明の無線機によれば、複数の無線システム10−1〜10−mと複数のクロック信号f1〜fnとを対応付ける情報を記憶部20のテーブルに格納しておき、無線システムが使用されるとき、そのテーブルを参照して、無線システムに対応する動作クロック信号に変更する。これにより、複数の無線システムの各々に対して動作クロック信号の高調波成分を受信帯域から容易に回避することができる。
また、本発明の無線機によれば、シールド筐体で高調波成分を抑制しないため、ノイズ対策部品が必要ない。ノイズ対策部品を使用しないことにより、コストを削減できる。
また、本発明の無線機によれば、ノイズ対策部品を使用しないことにより、装置を小型化できる。
図1は、本発明の第1実施形態による無線機の構成を示している。 図2は、本発明の第1、2実施形態による無線機の記憶部内のテーブルを示している。 図3は、本発明の第1、2実施形態による無線機の動作を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第2実施形態による無線機の構成を示している。 図5は、本発明の実施形態による無線機の構成の具体例として、具体例1を示している。 図6Aは、図5の具体例1において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。 図6Bは、図5の具体例1において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。 図7は、本発明の実施形態による無線機の構成の具体例として、具体例2〜4を示している。 図8Aは、図7の具体例2において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。 図8Bは、図7の具体例2において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。 図8Cは、図7の具体例2において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。 図9Aは、図7の具体例3において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。 図9Bは、図7の具体例3において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。 図10Aは、図7の具体例4において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。 図10Bは、図7の具体例4において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックの高調波成分の周波数帯域との関係を示している。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施形態による無線機について詳細に説明する。
(第1実施形態)
[構成]
図1は、本発明の第1実施形態による無線機の構成を示している。本発明の第1実施形態による無線機は、複数の無線システム10−1〜10−m(mは2以上の整数)と、記録媒体である記憶部20と、制御部であるCPU(Central Processing Unit)21と、動作クロック発生回路22と、機能ブロック23と、入力部24とを具備している。
複数の無線システム10−1〜10−mは、それぞれ異なる周波数帯域を表す受信帯域により通信を行う。本発明の第1実施形態による無線機は、更に、複数のアンテナ11−1〜11−mと、複数の無線回路12−1〜12−mとを具備している。複数のアンテナ11−1〜11−mは、複数の無線システム10−1〜10−mのそれぞれに設けられている。複数の無線回路12−1〜12−mは、複数の無線システム10−1〜10−mのそれぞれに設けられ、それぞれ複数のアンテナ11−1〜11−mを介して受信帯域により、それぞれ異なる通信方式の基地局と通信を行う。
機能ブロック23は、LCD(Liquid Crystal Display)、カメラなど通信機能以外の複数の機能を有し、複数のクロック信号f1〜fnに応じてそれぞれ複数の機能を実行する。
記憶部20には、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されている。CPU21は、起動時などに記憶部20からコンピュータプログラムを読み取って実行する。動作クロック発生回路22は、回路でもコンピュータプログラムでも実現可能である。
記憶部20は、テーブルを備えている。図2は、そのテーブルを示している。テーブルに格納される情報については後述する。
[動作]
図3は、本発明の実施形態による無線機の動作を示すフローチャートである。
業者は、無線機を製造した後、又は、販売する前など、利用者が無線機を手に入れる前に、格納処理を実行する(ステップS1)。
ステップS1において、業者は、複数の無線システム10−1〜10−mと複数のクロック信号f1〜fn(nは2以上の整数)とを対応付ける情報を記憶部20のテーブルに予め格納しておく。複数のクロック信号f1〜fnは、シミュレーションや実験などにより予め決定され、それぞれ複数の無線システム10−1〜10−mの受信帯域に複数のクロック信号f1〜fnの高調波成分が存在しない周波数を有している。
CPU21は、複数の無線システム10−1〜10−mに対して、使用される無線システムがあるか否かを監視する(ステップS2−NO)。
利用者は、複数の無線システム10−1〜10−mのうちの1つの無線システム10−i(iは1≦i≦mを満たす整数)を使用したい。この場合、利用者は、入力部24を操作して、上記1つの無線システム10−i(以下、無線システム10−iと称する)を指定するための指示情報をCPU21に出力する。CPU21は、その指示情報に応じて、無線システム10−iが使用されることを認識する(ステップS2−YES)。
このとき、CPU21は、記憶部20に格納されたテーブルを参照して、複数のクロック信号f1〜fnの中から、無線システム10−iに対応するクロック信号fj(jは1≦j≦nを満たす整数)を動作クロック信号として選択する(ステップS3)。
CPU21は、動作クロック信号fjを発生して機能ブロック23に出力するように動作クロック発生回路22を制御する(ステップS4)。
CPU21は、無線システム10−iによる通信が終了するまで(ステップS5−NO)、ステップS4を実行する。CPU21は、無線システム10−iによる通信が終了した後(ステップS5−YES)、ステップS2以降を実行する。
[効果]
以上の説明により、本発明の第1実施形態による無線機によれば、使用される無線システム10−iに応じて動作クロック信号fjを変更する。変更される動作クロック信号fjは、使用される無線システム10−iの受信帯域に動作クロック信号fjの高調波成分が存在しない周波数を有している。このように、複数の無線システムの各々に対して動作クロック信号の高調波成分を受信帯域から回避することができる。これにより、低電界での通信品質を向上することができる。
特開平7−15390号公報に記載された技術では、無線システムが使用される度に、内部の回路で複雑な処理を実行するため、複数の無線システムに適用する場合、容易ではない。また、特開平7−15390号公報には、複数の無線システムに適用する場合についての具体的な開示がないが、複数の無線システムに適用したとしても、複数の無線システムの各々に対して複雑な処理が行われるため、更に、内部の回路が複雑になる。一方、本発明の第1実施形態による無線機によれば、複数の無線システム10−1〜10−mと複数のクロック信号f1〜fnとを対応付ける情報を記憶部20のテーブルに格納しておき、無線システム10−iが使用されるとき、そのテーブルを参照して、無線システム10−iに対応する動作クロック信号fjに変更する。これにより、複数の無線システムの各々に対して動作クロック信号の高調波成分を受信帯域から容易に回避することができる。
また、本発明の第1実施形態による無線機によれば、シールド筐体で高調波成分を抑制しないため、ノイズ対策部品が必要ない。ノイズ対策部品を使用しないことにより、コストを削減できる。
また、本発明の第1実施形態による無線機によれば、ノイズ対策部品を使用しないことにより、装置を小型化できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による無線機では、第1実施形態に重複する説明を省略する。
[構成]
図4は、本発明の第2実施形態による無線機の構成を示している。本発明の第2実施形態による無線機は、第1実施形態における複数のアンテナ11−1〜11−mに代えて、アンテナ11と、無線切替回路13とを具備している。アンテナ11は、複数の無線システム10−1〜10−mに共通に設けられている。複数の無線回路12−1〜12−mは、複数の無線システム10−1〜10−mのそれぞれに設けられ、それぞれ複数のアンテナ11−1〜11−mを介して受信帯域により、それぞれ異なる通信方式の基地局と通信を行う。無線切替回路13は、複数の無線システム10−1〜10−mに共通に設けられ、アンテナ11と複数の無線回路12−1〜12−mとの間に設けられている。
[動作]
まず、前述のステップS1が実行される。
CPU21は、無線システム10−jが使用されるとき(ステップS2−YES)、無線システム10−iの無線回路12−jとアンテナ11とを接続するための接続情報を無線切替回路13に出力する。無線切替回路13は、接続情報に応じて、無線システム10−jの無線回路12−jとアンテナ11とを接続する。
その後、前述のステップS3以降が実行される。
本発明の第2実施形態による無線機によれば、第1実施形態と同じ効果を実現する。
次に、本発明の第1、2実施形態による無線機の具体例について説明する。
(具体例1)
図5は、本発明の実施形態による無線機の構成の具体例として、具体例1を示している。図6A、図6Bは、図5の具体例1において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックとの関係を示している。
具体例1では、複数の無線システム10−1〜10−mが2個の無線システム10−1、10−2により表され、複数のクロック信号f1〜fnが2個のクロック信号f1、f2により表されている。即ち、上記のm、nが2である。
ここで、2個の無線システム10−1、10−2のうちの第1の無線システムを無線システム10−1とし、第2の無線システムを無線システム10−2とする。また、2個のクロック信号f1、f2のうちの第1のクロック信号をクロック信号f1とし、第2のクロック信号をクロック信号f2とする。
上記のjが1であり、iが1であるものとする。この場合、クロック信号f1の周波数は、無線システム10−2の受信帯域にクロック信号f1の高調波成分が存在するが、無線システム10−1の受信帯域にクロック信号f1の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−1に対して動作クロック信号(クロック信号f1)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
また、上記のjが2であり、iが2であるものとする。この場合、クロック信号f2の周波数は、無線システム10−1の受信帯域にクロック信号f2の高調波成分が存在するが、無線システム10−2の受信帯域にクロック信号f2の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−2に対して動作クロック信号(クロック信号f2)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
(具体例2)
図7は、本発明の実施形態による無線機の構成の具体例として、具体例2を示している。図8A〜図8Cは、図7の具体例2において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックとの関係を示している。
具体例2では、複数の無線システム10−1〜10−mが3個の無線システム10−1〜10−3により表され、複数のクロック信号f1〜fnが3個のクロック信号f1〜f3により表されている。即ち、上記のm、nが3である。
ここで、3個の無線システム10−1〜10−3のうちの第1の無線システムを無線システム10−1とし、第2の無線システムを無線システム10−2とし、第3の無線システムを無線システム10−3とする。また、3個のクロック信号f1〜f3のうちの第1のクロック信号をクロック信号f1とし、第2のクロック信号をクロック信号f2とし、第3のクロック信号をクロック信号f3とする。
上記のjが1であり、iが1であるものとする。この場合、クロック信号f1の周波数は、無線システム10−2、10−3の受信帯域にクロック信号f1の高調波成分が存在するが、無線システム10−1の受信帯域にクロック信号f1の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−1に対して動作クロック信号(クロック信号f1)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
また、上記のjが2であり、iが2であるものとする。この場合、クロック信号f2の周波数は、無線システム10−1、10−3の受信帯域にクロック信号f2の高調波成分が存在するが、無線システム10−2の受信帯域にクロック信号f2の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−2に対して動作クロック信号(クロック信号f2)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
また、上記のjが3であり、iが3であるものとする。この場合、クロック信号f3の周波数は、無線システム10−1、10−2の受信帯域にクロック信号f3の高調波成分が存在するが、無線システム10−3の受信帯域にクロック信号f3の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−3に対して動作クロック信号(クロック信号f3)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
(具体例3)
具体例3の構成は、図7と同じである。図9A、図9Bは、図7の具体例3において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックとの関係を示している。
具体例3では、複数の無線システム10−1〜10−mが3個の無線システム10−1〜10−3により表され、複数のクロック信号f1〜fnが2個のクロック信号f1、f2により表されている。即ち、上記のmが3であり、nが2である。
ここで、3個の無線システム10−1〜10−3のうちの第1の無線システムを無線システム10−1とし、第2の無線システムを無線システム10−2とし、第3の無線システムを無線システム10−3とする。また、2個のクロック信号f1、f2のうちの第1のクロック信号をクロック信号f1とし、第2のクロック信号をクロック信号f2とする。
ここで、上記のjが1であり、iが1であるものとする。この場合、クロック信号f1の周波数は、無線システム10−2、10−3の受信帯域にクロック信号f1の高調波成分が存在するが、無線システム10−1の受信帯域にクロック信号f1の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−1に対して動作クロック信号(クロック信号f1)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
また、上記のjが2であり、iが2、3であるものとする。この場合、クロック信号f2の周波数は、無線システム10−1の受信帯域にクロック信号f2の高調波成分が存在するが、無線システム10−2、10−3の受信帯域にクロック信号f2の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−2、10−3に対して動作クロック信号(クロック信号f2)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
(具体例4)
具体例4の構成は、図7と同じである。図10A、図10Bは、図7の具体例4において、使用される無線システムの受信帯域と、動作クロックとの関係を示している。
具体例4では、複数の無線システム10−1〜10−mが3個の無線システム10−1〜10−3により表され、複数のクロック信号f1〜fnが2個のクロック信号f1、f2により表されている。即ち、上記のmが3であり、nが2である。
ここで、3個の無線システム10−1〜10−3のうちの第1の無線システムを無線システム10−1とし、第2の無線システムを無線システム10−2とし、第3の無線システムを無線システム10−3とする。また、2個のクロック信号f1、f2のうちの第1のクロック信号をクロック信号f1とし、第2のクロック信号をクロック信号f2とする。
上記のjが1であり、iが1、3であるものとする。この場合、クロック信号f1の周波数は、無線システム10−2の受信帯域にクロック信号f1の高調波成分が存在するが、無線システム10−1、10−3の受信帯域にクロック信号f1の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−1、10−3に対して動作クロック信号(クロック信号f1)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
また、上記のjが2であり、iが2、3であるものとする。この場合、クロック信号f2の周波数は、無線システム10−1の受信帯域にクロック信号f2の高調波成分が存在するが、無線システム10−2、10−3の受信帯域にクロック信号f2の高調波成分が存在しない。このように、無線システム10−2、10−3に対して動作クロック信号(クロック信号f2)の高調波成分を受信帯域から容易に回避し、低電界での通信品質を向上することができる。
10−1〜10−m 無線システム、
11−1〜11−m、11 アンテナ、
12−1〜12−m 無線回路、
13 無線切替回路、
20 記憶部、
21 CPU(制御部)、
22 動作クロック発生回路、
23 機能ブロック、
24 入力部

Claims (9)

  1. それぞれ異なる周波数帯域を表す受信帯域により通信可能な複数の無線システムと、
    前記複数の無線システムと複数のクロック信号とを対応付ける記憶部と、ここで、前記複数のクロック信号は、それぞれ、前記複数の無線システムの前記受信帯域に前記複数のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有し、
    前記複数のクロック信号に応じてそれぞれ複数の機能を実行可能な機能ブロックと、
    前記複数の無線システムのうちの1つの無線システムが使用されるときに、前記記憶部を参照して、前記複数のクロック信号の中から、前記1つの無線システムに対応するクロック信号を動作クロック信号として選択する制御部と、
    前記動作クロック信号を発生し、前記機能ブロックに出力する動作クロック発生回路と
    を具備する無線機。
  2. 前記複数の無線システムのそれぞれに設けられた複数のアンテナと、
    前記複数の無線システムのそれぞれに設けられ、それぞれ前記複数のアンテナを介して前記受信帯域により通信を行う複数の無線回路と
    を更に具備する請求項1に記載の無線機。
  3. 前記複数の無線システムに共通に設けられたアンテナと、
    前記複数の無線システムのそれぞれに設けられ、前記アンテナを介して前記受信帯域により通信を行う複数の無線回路と、
    前記複数の無線システムに共通に設けられ、前記複数の無線システムのうちの前記1つの無線システムが使用されるときに、前記1つの無線システムの前記無線回路と前記アンテナとを接続する無線切替回路と
    を更に具備する請求項1に記載の無線機。
  4. 前記複数の無線システムが第1、2の無線システムにより表され、前記複数のクロック信号が第1、2のクロック信号により表される場合、
    前記第1のクロック信号は、前記第1の無線システムの前記受信帯域に前記第1のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有し、
    前記第2のクロック信号は、前記第2の無線システムの前記受信帯域に前記第2のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有する
    請求項1〜3のいずれかに記載の無線機。
  5. 前記複数の無線システムが第1〜3の無線システムにより表され、前記複数のクロック信号が第1〜3のクロック信号により表される場合、
    前記第1のクロック信号は、前記第1の無線システムの前記受信帯域に前記第1のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有し、
    前記第2のクロック信号は、前記第2の無線システムの前記受信帯域に前記第2のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有し、
    前記第3のクロック信号は、前記第3の無線システムの前記受信帯域に前記第3のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有する
    請求項1〜3のいずれかに記載の無線機。
  6. 前記複数の無線システムが第1〜3の無線システムにより表され、前記複数のクロック信号が第1、2のクロック信号により表される場合、
    前記第1のクロック信号は、前記第1の無線システムの前記受信帯域に前記第1のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有し、
    前記第2のクロック信号は、前記第2、3の無線システムの前記受信帯域に前記第2のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有する
    請求項1〜3のいずれかに記載の無線機。
  7. 前記複数の無線システムが第1〜3の無線システムにより表され、前記複数のクロック信号が第1、2のクロック信号により表される場合、
    前記第1のクロック信号は、前記第1、3の無線システムの前記受信帯域に前記第1のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有し、
    前記第2のクロック信号は、前記第2、3の無線システムの前記受信帯域に前記第2のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有する
    請求項1〜3のいずれかに記載の無線機。
  8. それぞれ異なる周波数帯域を表す受信帯域により通信可能な複数の無線システムと、機能ブロックとを備えた無線機を用いる方法であって、
    前記複数の無線システムと複数のクロック信号とを対応付ける情報を記憶部に格納するステップと、ここで、前記複数のクロック信号は、それぞれ、前記複数の無線システムの前記受信帯域に前記複数のクロック信号の高調波成分が存在しない周波数を有し、前記機能ブロックは、前記複数のクロック信号に応じてそれぞれ複数の機能を実行可能であり、
    前記複数の無線システムのうちの1つの無線システムが使用されるときに、前記記憶部に格納された情報が表す前記複数のクロック信号の中から、前記1つの無線システムに対応するクロック信号を動作クロック信号として選択するステップと、
    前記動作クロック信号を前記機能ブロックに出力するステップと
    を具備する動作クロック周波数切替方法。
  9. 請求項8に記載の動作クロック周波数切替方法の各ステップを無線機内のコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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