JP2010255741A - ダブルヘリカルギヤ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダブルヘリカルギヤを構成する2つのヘリカルギヤのうち一方のヘリカルギヤのみが相手側ヘリカルギヤと噛合う状態の発生を抑制する。
【解決手段】2つのヘリカルギヤ3A,3Bと、2つのヘリカルギヤ3A,3Bの内径部32に嵌め込まれた円筒部41とこの円筒部41より径方向外側に延在してヘリカルギヤ3A,3Bの間に介装されたフランジ部42とを有するハブ4と、フランジ部42に形成された貫通孔43と、貫通孔43に移動自在に嵌入され、両端部に回転方向幅が縮小したテーパ部71を有し、且つ、両端部がフランジ部42の両側面より突出するような全長を有するキー7と、ヘリカルギヤ3A,3Bの対向面のキー7に対応する位置に形成され、手前から奥に向かって回転方向幅が縮小し、且つ、キー7の端部を遊嵌した凹部33と、2つのヘリカルギヤ3A,3Bが互いに離反しないように規制するスナップリング5と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、2つのヘリカルギヤを互いに歯のねじれ方向を逆にして隣接配置したダブルヘリカルギヤ装置に関する。
自動車等の車両に使用する歯車では、噛合い振動を小さくすることが望まれる。周知の通り、ヘリカルギヤは、平歯車と比較して噛合い振動が低いため、自動車等のトランスミッションに多用されている。
ヘリカルギヤには、軸線方向へのスラスト力が発生するが、このスラスト力を低減するために、2つのヘリカルギヤを互いに歯のねじれ方向を逆にして隣接配置したダブルヘリカルギヤ(やまば歯車)が自動車等の車両に採用されることも多い(例えば、特許文献1,2を参照。)。
特開2002−364732号公報 特開平10−161477号公報
ところが、2つのヘリカルギヤからダブルヘリカルギヤを組み上げる際に、周方向に組付け誤差が生じることがある。また、歯切り寸法誤差が周方向に累積してしまうこともある。
上記周方向の組付け誤差や歯切り寸法誤差がある程度存在すると、隣接するダブルヘリカルギヤ同士の歯面位置が周方向に大きくずれてしまう。そうなると、ダブルヘリカルギヤのうち、一方のヘリカルギヤのみが相手側ヘリカルギヤと噛合い、もう一方のヘリカルギヤと相手側ヘリカルギヤとの歯間に隙間が生まれ、回転駆動力が一方のヘリカルギヤの噛合いのみによって伝達されてしまうおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑みて創案されたものであり、ダブルヘリカルギヤを構成する2つのヘリカルギヤのうち一方のヘリカルギヤのみが相手側ヘリカルギヤと噛合う状態の発生を抑制するダブルヘリカルギヤ装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明のダブルヘリカルギヤ装置は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明のダブルヘリカルギヤ装置は、互いに歯のねじれ方向を逆にして隣接配置された2つのヘリカルギヤと、前記2つのヘリカルギヤの内径部に嵌め込まれた円筒部と該円筒部より径方向外側に延在して前記ヘリカルギヤの間に介装されたフランジ部とを有するハブと、前記フランジ部に形成された貫通孔と、前記貫通孔に前記フランジ部の板厚方向へ移動自在に嵌入され、両端部に同板厚方向外側へ向かって回転方向幅が縮小したテーパ部を有し、且つ、前記両端部が前記フランジ部の両側面より突出するような全長を有する可動部材と、前記ヘリカルギヤの対向面の前記可動部材に対応する位置に形成され、手前から奥に向かって回転方向幅が縮小し、且つ、前記可動部材の端部を遊嵌した凹部と、前記2つのヘリカルギヤが互いに離反しないように規制する規制部材と、を備えることを特徴としている。
かかる構成を備えるダブルヘリカルギヤ装置によれば、例えば、ダブルヘリカルギヤ装置の組み上げ時の周方向誤差や歯切り寸法の周方向誤差の累積等によって、一方のヘリカルギヤ(以下「第1ヘリカルギヤ」ともいう。)の歯とその相手側ヘリカルギヤ(「第1相手側ヘリカルギヤ」ともいう。)の歯との間に隙間が生じ、他方のヘリカルギヤ(以下「第2ヘリカルギヤ」ともいう。)の歯のみがその相手側ヘリカルギヤ(「第2相手側ヘリカルギヤ」ともいう。)の歯と噛合っている場合、第2ヘリカルギヤが受ける回転駆動力は、可動部材を介してハブに伝達される。このとき、第2ヘリカルギヤが受ける回転駆動力の伝達は、第2ヘリカルギヤの凹部の傾斜面(回転方向後側の傾斜面)が可動部材のテーパ部を押圧することによりなされるため、第2ヘリカルギヤが可動部材に対して付与する回転駆動力の分力が可動部材の一端部をフランジ部側へ押し込む力として作用する。その結果、可動部材の他端部が第1ヘリカルギヤの凹部内に突出する。そうすると、可動部材のテーパ部が第1ヘリカルギヤの凹部の傾斜面(回転方向後側の傾斜面)を押圧し、第1ヘリカルギヤ(駆動力を受けていなかったヘリカルギヤ)の第2ヘリカルギヤに対する相対的な周方向位置が逆回転方向へ若干後退する。これにより、第1ヘリカルギヤの歯と第1相手側ヘリカルギヤの歯との間の隙間が埋まり、双方のヘリカルギヤが均等に相手側ヘリカルギヤと噛合うようになる。
また、本発明のダブルヘリカルギヤ装置は、互いに歯のねじれ方向を逆にして隣接配置された2つのヘリカルギヤと、前記2つのヘリカルギヤの内径部に嵌め込まれた円筒部と、該円筒部より径方向外側に延在して前記ヘリカルギヤの間に介装されたフランジ部とを有するハブと、前記フランジ部に形成された貫通孔と、前記貫通孔に前記フランジ部の板厚方向へ移動自在に嵌入され、前記フランジ部の両側面より突出するような直径を有する可動球体と、前記ヘリカルギヤの対向面の前記可動球体に対応する位置に形成され、手前から奥に向かって回転方向幅が縮小し、且つ、前記可動部材の端部を遊嵌した凹部と、前記2つのヘリカルギヤが互いに離反しないように規制する規制部材と、を備えるものであってもよい。
かかる構成を備えるダブルヘリカルギヤ装置によれば、例えば、ダブルヘリカルギヤ装置の組み上げ時の周方向誤差や歯切り寸法の周方向誤差の累積等によって、一方のヘリカルギヤ(以下「第1ヘリカルギヤ」ともいう。)の歯とその相手側ヘリカルギヤ(「第1相手側ヘリカルギヤ」ともいう。)の歯との間に隙間が生じ、他方のヘリカルギヤ(以下「第2ヘリカルギヤ」ともいう。)の歯のみがその相手側ヘリカルギヤ(「第2相手側ヘリカルギヤ」ともいう。)の歯と噛合っている場合、第2ヘリカルギヤが受ける回転駆動力は、可動球体を介してハブに伝達される。このとき、第2ヘリカルギヤが受ける回転駆動力の伝達は、第2ヘリカルギヤの凹部の傾斜面(回転方向後側の傾斜面)が可動球体を押圧することによりなされるため、第2ヘリカルギヤが可動球体に対して付与する回転駆動力の分力が可動球体の一方をフランジ部側へ押し込む力として作用する。その結果、可動球体の他方が第1ヘリカルギヤの凹部内に突出する。そうすると、可動球体が第1ヘリカルギヤの凹部の傾斜面(回転方向後側の傾斜面)を押圧するため、第1ヘリカルギヤ(駆動力を受けていなかったヘリカルギヤ)の第2ヘリカルギヤに対する相対的な周方向位置が逆回転方向へ若干後退する。これにより、第1ヘリカルギヤの歯と第1相手側ヘリカルギヤの歯との間の隙間が埋まり、双方のヘリカルギヤが均等に相手側ヘリカルギヤと噛合うようになる。
本発明に係るダブルヘリカルギヤ装置によれば、組み上げ時の周方向誤差や歯切り寸法の周方向誤差の累積等に起因して、2つのヘリカルギヤのうち一方のヘリカルギヤのみが相手側ヘリカルギヤと噛合ってしまうことを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るダブルヘリカルギヤ装置とこのダブルヘリカルギヤ装置に噛合わされた相手側ダブルヘリカルギヤとを示す斜視図である。 ダブルヘリカルギヤ装置および相手側ダブルヘリカルギヤを2つの回転軸の軸線を含む平面で切断して表した概略断面図である。 3種類のハブを軸線方向から視た図である。 図2のB−B断面図である。 図2のB−B断面図に対応するものであって、可動部材を球体に置き換えた実施形態を表した図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るダブルヘリカルギヤ装置1と、このダブルヘリカルギヤ装置1に噛合わされた相手側ダブルヘリカルギヤ2A,2Bとを示す斜視図である。図2は、ダブルヘリカルギヤ装置1および相手側ダブルヘリカルギヤ2A,2Bの断面図である。
図1および図2に示すように、ダブルヘリカルギヤ装置1は、2つのヘリカルギヤ3A,3B(以下「第1ヘリカルギヤ3A」、「第2ヘリカルギヤ3B」ともいう。)、ハブ4、スナップリング5等を備えている。
第1および第2ヘリカルギヤ3A,3Bは、図1に示すように、互いに歯31のねじれ方向を逆にして隣接配置されている。ここで、第1ヘリカルギヤ3Aは相手側ヘリカルギヤ2A(以下「第1相手側ヘリカルギヤ2A」ともいう。)と噛合い、第2ヘリカルギヤ3Bは相手側ヘリカルギヤ2B(以下「第2相手側ヘリカルギヤ2B」ともいう。)と噛合うように配置されている。
ハブ4は、図2および図3(a)に示すように、回転軸6(図3では図示省略)の外周面にスプライン嵌合され、その外周面が第1および第2ヘリカルギヤ3A,3Bの内径部32に嵌め込まれた円筒部41と、この円筒部41の外周面より径方向外側に延在した円板状のフランジ部42とを有する。
フランジ部42は、円筒部42の軸線方向中央位置に形成されており、2つのヘリカルギヤ3A,3Bの間に介装されている。なお、円筒部41の両端面41a,41aとヘリカルギヤ3A,3Bの両外側面3Aa,3Baとは概ね面一状態になっている。また、フランジ部42には、図3(a)に示すように、貫通孔43が同心円上に等間隔で複数形成されている。なお、上記貫通孔43は、同心円上に等間隔に形成されたものに限定されず、図3(b)に示すように、フランジ部42の任意の位置に形成されていてもよい。また、図3(c)に示すように、潤滑油溝44を設けたものであってもよい。
図4に示すように、上記貫通孔43には、フランジ部42の板厚方向へ移動自在にキー7(可動部材)が嵌入されている。このキー7は、その全長Lがフランジ部42の板厚Wより大きく、キー7の両端部がフランジ部42の両側面より突出するようになっている。また、キー7は、その両端部にフランジ部42の板厚方向外側へ向かって縮径したテーパ状(回転方向幅が縮小したテーパ状)のテーパ部71,71を有している。
また、ヘリカルギヤ3A,3B同士の対向面3Ab,3Bbには、上記キー7および貫通孔43の配置に対応する位置に、キー7のテーパ部(端部)71,71を遊嵌する凹部33が形成されている。この凹部33は、手前から奥に向かって縮径し(回転方向幅が縮小し)、最深部で平坦面を形成した略すり鉢状のものとなっている。なお、上記遊嵌は、少なくとも、回転方向および回転方向に直交する方向に遊びを持たせて嵌めることを意味する。
キー7のサイズおよび形状(全長、テーパ角等)と、凹部33,33のサイズおよび形状(凹み深さ、テーパ角、開口径等)とは、ヘリカルギヤ3A,3B同士がごく小さな一定範囲内に限り相対回転自在となるよう設定されている。
図1および図2に示すように、前記スナップリング5は、2つのヘリカルギヤが互いに離反しないように規制する規制部材であり、回転軸6に設けられた周方向の溝61に嵌め込まれて、隣接配置されたヘリカルギヤ3A,3Bを係止している。
以上のように構成されたダブルヘリカルギヤ装置1において、相手側ダブルヘリカルギヤ2A,2Bが回転駆動すると、その回転駆動力がダブルヘリカルギヤ装置1のヘリカルギヤ3A,3Bに伝達される。このとき、例えば、第2相手側ヘリカルギヤ2Bの歯21と第2ヘリカルギヤ3Bの歯31とが隙間無く噛合う一方で、ダブルヘリカルギヤ装置1の組み上げ時の周方向誤差や歯切り寸法の周方向誤差の累積等によって、第1相手側ヘリカルギヤ2Aの歯21と第1ヘリカルギヤ3Aの歯31との間に隙間が生じることがある。
この場合、図4(a)に示すように、第2相手側ヘリカルギヤ2Bと噛合っている第2ヘリカルギヤ3Bは全駆動力(例えば全駆動力を「10」とする。)を受けるが、第1相手側ヘリカルギヤ2Aと噛合っていない(歯間に隙間が生じている)第1ヘリカルギヤ3Aは、駆動力を受けない状態となる。
第2ヘリカルギヤ3Bが受けた駆動力(回転駆動力)は、キー7を介してハブ4のフランジ部42に伝達されるが、この回転駆動力の伝達は、第2ヘリカルギヤ3Bの凹部33の回転方向後側の傾斜面33aがキー7のテーパ部71を押圧することによりなされる。このため、第2ヘリカルギヤ3Bがキー7に対して付与する駆動力の一部(フランジ部4の板厚方向への分力)がキー7の一端部をフランジ部42側へ押し込む力として作用し、その結果、キー7の他端部が第1ヘリカルギヤ3Aの凹部33内に突出する。すると、キー7のテーパ部71が第1ヘリカルギヤ3Aの凹部33の回転方向後側の傾斜面33aを押圧するため、図4(b)に示すように、第1ヘリカルギヤ3Aの第2ヘリカルギヤ3Bに対する相対的な周方向位置が逆回転方向へ若干後退する。これにより、第1相手側ヘリカルギヤ2Aの歯21と第1ヘリカルギヤ3Aの歯31との間の隙間が埋まり、双方のヘリカルギヤ3A,3Bが均等に相手側ヘリカルギヤ2A,2Bと噛合うようになる。
<他の実施形態>
既述の実施形態では、キー7の両端のテーパ部71が円錐状になっており、凹部33が略すり鉢状となったものを例に挙げて説明した。しかし、既述した作用効果を奏するために、キー7の両端部は、フランジ部42の板厚方向外側へ向かって回転方向幅が縮小するテーパ状(くさび状)であれば足りる。また、凹部33も手前から奥に向かって回転方向幅が縮小し、そのようなキー7のくさび状部を遊嵌(少なくとも、回転方向および回転方向に直交する方向へ遊びを持たせて嵌め込む)するものであれば足りる。
また、既述の実施形態で用いたキー7の代わりに、図5に示すように、球体9(可動球体)を採用してもよい。この場合、球体9は、貫通孔43に板厚方向へ移動自在に嵌入する。また、球体9は、フランジ部42の両面から露出するように、その直径をフランジ部42の板厚より大きくすることが必要である。
球体9のサイズと、凹部33,33のサイズおよび形状(凹み深さ、テーパ角、開口径等)とは、ヘリカルギヤ3A,3B同士が一定範囲内に限り相対回転自在となるように設定される。
なお、図5は、図4(b)に対応する状態を示している。つまり、第1ヘリカルギヤ3Aの第2ヘリカルギヤ3Bに対する相対的な周方向位置が逆回転方向へ若干後退し、これにより、第1相手側ヘリカルギヤ2Aの歯21と第1ヘリカルギヤ3Aの歯31との間の隙間が埋まり、双方のヘリカルギヤ3A,3Bが均等に相手側ヘリカルギヤ2A,2Bと噛合うようになった状態を示している。
本発明は、自動車等の車両に使用されるダブルヘリカルギヤに適用することが可能である。
1 ダブルヘリカルギヤ装置
3A,3B ヘリカルギヤ
4 ハブ
5 スナップリング(規制部材)
7 キー(可動部材)
9 球体(可動球体)
31 歯
32 ヘリカルギヤの内径部
33 凹部
33a 凹部の傾斜面
41 円筒部
42 フランジ部
43 貫通孔
71 テーパ部

Claims (2)

  1. 互いに歯のねじれ方向を逆にして隣接配置された2つのヘリカルギヤと、
    前記2つのヘリカルギヤの内径部に嵌め込まれた円筒部と、該円筒部より径方向外側に延在して前記ヘリカルギヤの間に介装されたフランジ部とを有するハブと、
    前記フランジ部に形成された貫通孔と、
    前記貫通孔に前記フランジ部の板厚方向へ移動自在に嵌入され、両端部に同板厚方向外側へ向かって回転方向幅が縮小したテーパ部を有し、且つ、前記両端部が前記フランジ部の両側面より突出するような全長を有する可動部材と、
    前記ヘリカルギヤの対向面の前記可動部材に対応する位置に形成され、手前から奥に向かって回転方向幅が縮小し、且つ、前記可動部材の端部を遊嵌した凹部と、
    前記2つのヘリカルギヤが互いに離反しないように規制する規制部材と、
    を備えることを特徴とするダブルヘリカルギヤ装置。
  2. 互いに歯のねじれ方向を逆にして隣接配置された2つのヘリカルギヤと、
    前記2つのヘリカルギヤの内径部に嵌め込まれた円筒部と、該円筒部より径方向外側に延在して前記ヘリカルギヤの間に介装されたフランジ部とを有するハブと、
    前記フランジ部に形成された貫通孔と、
    前記貫通孔に前記フランジ部の板厚方向へ移動自在に嵌入され、前記フランジ部の両側面より突出するような直径を有する可動球体と、
    前記ヘリカルギヤの対向面の前記可動球体に対応する位置に形成され、手前から奥に向かって回転方向幅が縮小し、且つ、前記可動部材の端部を遊嵌した凹部と、
    前記2つのヘリカルギヤが互いに離反しないように規制する規制部材と、
    を備えることを特徴とするダブルヘリカルギヤ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019183909A (ja) * 2018-04-05 2019-10-24 本田技研工業株式会社 ダブルヘリカルギヤの組立方法
CN111360527A (zh) * 2020-04-15 2020-07-03 山东金辰机械股份有限公司 一种分体人字齿轮装配前对齿工装及其使用方法

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