JP2010255676A - 軸受装置およびこれを備えるタービン - Google Patents

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Hitoshi Sakakida
均 榊田
Masayuki Ichimonji
正幸 一文字
Kazunori Ikeda
和徳 池田
Tatsuo Yamashita
達雄 山下
Yukiyasu Ozaki
幸康 尾崎
Hitoshi Chiku
仁史 知久
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Abstract

【課題】軸受に大きなスラスト力が発生しても、軸受内輪と球面座との接触点の降伏を防止するとともに軸受本体の軸方向の過大な移動を防ぐことで、タービン内部でのロータの接触を防止し、タービンの信頼性を向上させる軸受装置を提供する。
【解決手段】球面座13の内球面の縁部に、軸受本体の軸方向の移動を制限する軸方向移動制限手段を設ける。例えば、内球面を部分的に2つの径からなる球面を構成し、球面座13の中央部分は、半径Roからなる径により構成し、内球面の縁部のみ、内輪球面11の半径Riと同径の半径Riを持つ縁部球面16を設け、この縁部球面16を軸方向移動制限手段とする。このとき、半径Ro>半径Riの関係を満たす。軸受本体10がスラスト力により、過大な移動をした際、内輪球面11が縁部球面16に接触することで、内輪球面11と球面座13とが点接触でなく面接触となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、タービンのロータを支持する軸受装置に係り、特に、スラスト力発生時に軸受本体の軸方向移動を防いだ軸受装置およびこれを備えるタービンに関する。
従来より、ケーシング内で作動流体を膨張させることにより、ロータ(回転軸)を回転させて動力を発生させる蒸気タービンやガスタービンといったタービンが様々な分野において幅広く利用されている。この種のタービンでは、回転するロータを支持するために軸受装置を設けることが不可欠であるが、タービンの大容量化によるロータの大径化に伴い、軸受装置についても従来から様々な改良が施されている。
このような軸受装置(ジャーナル軸受、スラスト軸受)を備えた回転式流体機械の一例として蒸気タービン発電機を、図12に示す。同図に示すように、通常の蒸気タービン発電機は、高圧タービン1、中圧タービン2、低圧タービン3、発電機ロータ4の複数のロータ(軸系)で構成される。これら各ロータの荷重は、ジャーナル軸受5で支持され、効率良く回転できるようになっている。蒸気タービンは、作動流体に高温・高圧の蒸気を用い、この蒸気を膨張させながら各ロータにおいて出力を発生させるように構成される。そのため、各蒸気タービンの蒸気入り口と出口における圧力差によって、各ロータにはスラスト力(軸方向力)が発生する。
特に、事業用の大型蒸気タービンでは、大きな出力となるため、各蒸気タービンの蒸気入り口と出口では圧力差が大きく、発生するスラスト力も非常に大きくなる。そこで、軸受装置においては、一般的に各ロータの荷重を支えるジャーナル軸受に加え、スラスト軸受6を設け、これにより軸方向に発生するスラスト力に対応している。
また、蒸気タービンの起動時や負荷上昇時はスラスト力が発生するが、最も使用頻度の高い定格負荷では作動流体である蒸気を図12に示した矢印のごとく、ロータの左右方向に流すように設計されているため、発生するスラスト力はあまり大きくなく、スラスト軸受の耐荷重もさほど大きくならないのが通常である。
スラスト軸受6の詳細な構成について説明すると、図13に示すように、スラスト軸受6は、ロータ7に設けられたカラー8に挟み込まれるように(逆に挟み込むタイプもある)設置され、このカラー8と、スラスト軸受6に設けられたパッド9の間に潤滑油を充満することで油膜が形成される。カラー8とパッド9の間に形成される油膜には、ロータの回転による動圧が発生し、スラスト力に対抗した力を生じスラスト力を支持する構成となっている。なお、図示していないが、パッド9は、厳密にはカラー8の回転面に対して傾きを持って設けられている。
蒸気タービンは高温の作動流体である蒸気を使用しているため周囲の温度も高い。そのため、ジャーナル軸受やスラスト軸受では、通常、高さが熱伸びにより変化し、これによりロータが傾くことがある。そこで、図13に示すように、スラスト軸受6では、そのロータの傾きに対してカラー8とパッド9が常に平行あるいは設計した角度に保たれるように、軸受本体10が、軸受外輪12に対して回動自在に支持され、ロータの傾きに合わせて、軸受本体10を回転させる構成を有する。
詳細には、軸受本体10におけるロータ7の軸方向と垂直方向の端部に、外球面状の内輪球面11が形成され、その内輪球面11は、軸受外輪12に設けられた内球面状の球面座13に接合している。これにより、軸受本体10が、軸受外輪12に対して回動自在に構成される。なお、軸受本体10は、軸受内輪とも呼ばれ、スラスト軸受だけでなく、ジャーナル軸受においても同様な構造が採用されている。
さらに具体的に作用を含めて説明すると、軸受本体10に設けられた内輪球面11の半径Riは、軸受外輪12に設けられた球面座13の半径Roよりも若干小さく(例えば0.05mm小さく)製作されている。そのため、図14に示したように、ロータが傾くと、スラスト軸受6は、球面座13と当接する内輪球面11により回転自由となっていることにより傾く。このような作用により、軸受装置は、ロータの傾きに対応して傾き、カラー8とパッド9は平行が保つことで、パッドの損傷などが発生しないようになっている。なお、ここでは、スラスト軸受を例にとって説明したが、ジャーナル軸受においても同様な球面座が設けられ、同様の構造が採用されている。
このような軸受外輪に設けられた球面座は、スラスト軸受等の軸受本体の自動調芯性を有しており、軸受の損傷を防止するのに有効であり、一般的な蒸気タービン発電機には広く適用されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開平9−25932号公報 特開平11−82493号公報
ところで、近年地震時の耐震基準の見直しにより、地震時に想定されるスラスト力の基準が大きくなり、スラスト軸受を含めた軸受装置のスラスト力(軸方向力)に対応するための構造的信頼性の向上が課題となってきている。
図15は、軸受装置の軸受にスラスト力がかかり、軸受本体10がスラスト力の方向に沿って球面座13上を移動したときの図を示したものである。
ここで、上述のように、軸受本体10に設けられた内輪球面11(半径Ri)と球面座13(半径Ro)は、半径Ro>半径Riの関係からなる異径差がある。そのため、図13に示すように、内輪球面11と球面座13の間にはRo−Riの間隙Crが形成され、大きなスラスト力が軸受本体10にかかると、軸受本体10はスラスト力の方向に全体が動き、球面座13縁部の接触点14で軸受本体10の内輪球面11と球面座13が接触することとなる。このとき、球面座13の縁部における内輪球面11と球面座13との接触点14は、球面同士の接触となるため、点で接し、局所的に大きな応力(ヘルツの応力)が発生する。
スラスト力が小さければ、接触点14は降伏せず、軸受本体10の軸方向移動はこの点で止まる。この際の軸受本体の移動量は、内輪球面11と球面座13との間隙Crで決まり、例えば間隙Crが0.05mmの場合は僅かに0.025mmである。しかし、スラスト力が大きく、接触点14の部材が降伏すると実質の間隙は広くなり、例えば2mm降伏するとその移動量は1.3mmと大きくなる。
ここで、軸受本体が、スラスト力により移動すると、ロータもそれに追従して軸方向に移動することとなるが、さらに接触点が降伏してこの移動量が大きくなると、ロータの移動により、ロータと静止部とが接触する可能性が生じる。特に、蒸気タービンは、蒸気の余分な漏れを防いで高効率化を図るため、回転体と静止部に非常に間隙の小さい非接触シール(図示せず)が用いられており、近年ではより効率を上げるべく、回転体と静止部との間隙をなるべく小さく設計する傾向にある。そのため、スラスト力により軸受装置の内輪球面11と球面座13との接触点14における降伏が原因となって、ロータと静止部とが接触する可能性はより大きくなっている。ロータと静止部とが接触すると、回転体の損傷につながり蒸気タービンを運転できない事態が生じ得る。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、軸受に大きなスラスト力が発生しても、軸受内輪と球面座との接触点の降伏を防止するとともに軸受本体の軸方向の過大な移動を防ぐことで、タービン内部でのロータの接触を防止し、タービンの信頼性を向上させる軸受装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、タービンロータを支持する軸受装置であって、軸受本体と軸受外輪とを備え、前記軸受本体における前記ロータの軸方向と垂直方向の端部に外球面状に形成された軸受内輪と前記軸受外輪に外球面状に形成された球面座とが回動自在に接合して、前記ロータの傾きや軸位置の変化に対応して軸受本体の傾きを調芯する軸受装置において、前記軸受内輪の球の径は、前記球面座の球の径より小さく形成され、前記球面座の内球面縁部に、前記軸受本体の軸方向への移動を制限する軸方向移動制限手段を設けたことを特徴とする。
軸受装置において、軸受本体は、スラスト力が小さいときは、スラスト軸受はその中心に位置するが、スラスト力が大きくなると、球面座上を滑りながらスラスト力と同じ方向に移動する。このとき、軸受本体の軸受内輪は、軸受外輪球面座の縁部で接触する。
本発明の軸受装置では、軸受外輪の球面座の内球面縁部に、軸受本体の軸方向への移動を制限する軸方向移動制限手段を設け、軸受内輪と軸受外輪の球面座の縁部で点接触しないようにしている。このような本発明の軸受装置では、従来のような局所的に大きな圧力となるヘルツの応力は発生せず平均的な応力となるため、接触部の塑性変形を防ぐことが可能である。
本発明によれば、軸受に大きなスラスト力が発生しても、軸受内輪と球面座との接触点の降伏を防止するとともに軸受本体の軸方向の過大な移動を防ぐことで、タービン内部でのロータの接触を防止し、タービンの信頼性を向上させる軸受装置およびこれを備えるタービンを提供することができる。
本発明の第1実施形態における軸受装置の部分模式図 本発明の第1実施形態における軸受装置の作用を示す部分模式図 本発明の第2実施形態における軸受装置の部分模式図 本発明の第3実施形態における軸受装置の部分模式図 本発明の第4実施形態における軸受装置の部分模式図 本発明の第5実施形態における軸受装置の部分模式図 本発明の第6実施形態における軸受装置の部分模式図 本発明の第6実施形態における軸受装置の作用を示す部分拡大模式図 本発明の第7実施形態における軸受装置の部分模式図 本発明の第8実施形態における軸受装置の部分模式図 本発明の第9実施形態における軸受装置の部分模式図 従来の蒸気タービンの軸及び軸受を示す構成図 従来のスラスト軸受の構成を示す模式図 従来のスラスト軸受の作用を示す模式図 従来のスラスト軸受の課題を示す模式図
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について、図1〜図11を参照して具体的に説明する。なお、従来技術と同様の構成には同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
本発明の第1実施形態に係る軸受装置について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、軸受装置本体の下半分を拡大した図である。本実施形態の軸受装置は、従来同様、軸受本体10と、軸受外輪12とを備え、軸受本体10におけるロータ7の軸方向と垂直方向の端部には外球面状の内輪球面11が形成され、その内輪球面11は、軸受外輪12に設けられた内球面状の球面座13に回動自在に接合している。これにより、軸受本体10が、ロータ7の傾きに合わせて回動自在に構成される。
本実施形態では、この球面座13の構成に改良を施したものであり、球面座13が、部分的に2つの径からなる球面を構成する点に特徴を備える。具体的には、球面座13の中央部分は、従来同様、半径Roからなる径により構成し、内球面の縁部のみ、内輪球面11の半径Riと同径の半径Riを持つ縁部球面16を設けたものである。すなわち本実施形態においては、球面座13の両縁部(両端部)に設けた縁部球面16が軸受本体の軸方向の過大な移動を防止する軸方向移動制限手段を構成している。なお、上述のとおり、半径Ro>半径Riの関係を満たす。
この縁部球面16を設ける範囲は次の通りである。すなわち、縁部球面16は、図示しないロータの傾きに対してカラーとパッドが常に平行あるいは設計した角度に保たれるように、内輪球面11が球面座13に対して回動自在にする機能を確保した上で、軸受装置にスラスト力が大きく働いた際に、内輪球面11と球面座13との接触点(図15における接触点14)となる球面座13の縁部から球面座13上に帯状に形成されるような任意の範囲に設ければよく、その範囲は適宜調整可能である。なお、軸受装置のその他の構成は、従来の軸受装置と同様であるので説明を省略する。
[1−2.作用効果]
以上のような本実施形態の軸受装置において、軸受本体10は、スラスト力が小さいときは、スラスト軸受はその中心に位置するが、スラスト力が大きくなると、球面座13上を滑りながらスラスト力と同じ方向に移動する。このとき、軸受本体10の内輪球面11は球面座13の縁部で接触する。
ここで、上述のように、本実施形態の軸受装置では、内輪球面11の球面座縁部15に設けられた縁部球面16が、軸受本体10の内輪球面11と同じ半径で加工されている。そのため、図15で示したような内輪球面11と球面座13の点接触は生じず、図2で示すように、内輪球面11と球面座13とは面で接触し、接触面17を形成することになる。球面同士の接触が、点ではなく接触面17でなされるため、従来のような局所的に大きな圧力となるヘルツの応力は発生せず平均的な応力となるため塑性変形を防ぐことが可能である。
以上のような本実施形態の軸受装置では、スラスト力発生時に生じる軸受本体の軸受内輪と球面座との点接触による局所的な過大応力を防ぎ、接触点を降伏させないことで、軸受本体の軸方向の過大な移動を防止することができる。これにより、タービンにおける回転体と静止部との接触を防止し、より信頼性の高い蒸気タービンを構成する軸受装置を提供することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.構成]
本発明の第2実施形態に係る軸受装置について、図3を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、球面座13の縁部に、球面座13と同じ半径からなる内球面を持ち、高い降伏点を有する材料からなるパッド18が設けられたことを特徴とする。このパッド18は、軸受装置にスラスト力が大きく働いた際に、内輪球面11と球面座13との接触点14となる球面座13の縁部から球面座13上において帯状に形成される任意の範囲に設ければよく、少なくとも接触点部分をカバーするように設ければよい。すなわち、本実施形態においては、球面座13の両縁部(両端部)に設けたパッド18が軸受本体の軸方向の過大な移動を防止する軸方向移動制限手段を構成している。なお、軸受装置のその他の構成は、従来の軸受装置と同様であるので説明を省略する。
[2−2.作用効果]
以上のような本実施形態における軸受装置では、スラスト力が軸受本体10にかかると、軸受本体10は、球面座13すべり球面座縁部の接触点14で接触する。このとき、接触点は球面同士の接触であるため点接触となり、局所的に高いヘルツの応力が発生する。ここで、本実施形態の軸受装置では、その接触点に降伏点の高いパッド18があるため局所的に高いヘルツの応力が発生しても降伏しにくくなる。
このように本実施形態の軸受装置では、スラスト力発生時に生じる軸受内輪と球面座との接触点に、降伏点の高い素材を配置することで、軸受内輪と球面座との点接触による球面座の塑性変形を防ぐことができる。これにより、スラスト軸受の軸方向移動量を極力減らし、タービンにおける回転体と静止部との接触を防止することで、より信頼性の高い蒸気タービンを構成する軸受装置を提供することができる。
[3.第3実施形態]
[3−1.構成]
本発明の第3実施形態に係る軸受装置について、図4を用いて説明する。なお、第1又は第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の軸受装置では、球面座13縁部に、内球面に内輪球面11の外径Riと同様の曲率を有するパッド19を設置したことを特徴とする。このパッド19は、図示しないロータの傾きに対してカラーとパッドが常に平行に保たれるように、内輪球面11が球面座13に対して回動自在にする機能を確保した上で、軸受装置にスラスト力が大きく働いた際に、内輪球面11と球面座13との接触点(図15における接触点14)となる球面座13の縁部から球面座13上に帯状に形成されるような任意の範囲に設ければよく、その範囲は適宜調整可能である。また、このパッド19には、第2実施形態で説明したような降伏点の高い材料を用いる。すなわち、本実施形態においては、球面座13の両縁部(両端部)に設けたパッド19が軸受本体の軸方向の過大な移動を防止する軸方向移動制限手段を構成している。なお、軸受装置のその他の構成は、従来の軸受装置と同様であるので説明を省略する。
[3−2.作用効果]
本実施形態の軸受装置では、第1実施形態と同様、スラスト力が軸受本体10にかかると、軸受本体10は球面座13をすべり球面座縁部で接触する。このとき、第1実施形態と同様に、軸受本体の内輪球面11とパッド19の内周が同径であるため互いの接触部は面接触となる。このため、局所的に大きな圧力となるヘルツの応力は発生せず、平均的な応力となるため塑性変形を防ぐことが可能である。
このような本実施形態の軸受装置では、スラスト力の発生時に生じる軸受内輪と球面座との点接触による局所的な過大応力を防ぎ、接触点を降伏させないことで、軸受本体の軸方向に対する過大な移動を防止することができる。特に、本実施形態では、パッドに降伏点の高い材料を用いることでその信頼性を高めることができる。これにより、タービンにおける回転体と静止部との接触を防止して、より信頼性の高い蒸気タービンを構成する軸受装置を提供することができる。
[4.第4実施形態]
[4−1.構成]
本発明の第4実施形態に係る軸受装置について、図5を用いて説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の軸受装置では、軸受外輪12の球面座13の縁部に軸受本体10の軸受側面20と接触するストッパ21を設置したことを特徴する。具体的には、軸受外輪12の端面であって、球面座13の側部から、立ち上がるようにしてストッパ21を設けたもので、このストッパ21は軸受側面20と相対するストッパ側面22を備え、そのストッパ側面22は軸受側面20と平行に形成される。すなわち、本実施形態においては、球面座13の両縁部(両端部)に設けたストッパ21が軸受本体の軸方向の過大な移動を防止する軸方向移動制限手段を構成している。
[4−2.作用効果]
以上のような本実施形態の軸受装置では、スラスト力が軸受本体にかかり軸受本体10は球面座13をすべり球面座縁部に移動する。このとき、本実施形態の軸受装置では、軸受外輪12の端面に、軸受側面20と相対するストッパ側面22を備えたストッパ21を設けたことにより、軸受本体10が移動したとき、軸受本体10の軸受側面20は、ストッパ側面22と接触する。これにより、軸受本体10の軸受側面20と、ストッパ側面22との面同士の接触となる。そのため、軸受本体10と軸受外輪12との接触面は大きく、従来のような点接触による局所的に大きな圧力となるヘルツの応力は発生せず平均的な応力となるため塑性変形を防ぐことが可能である。
このような本実施形態の軸受装置では、スラスト力発生時に生じる軸受内輪と球面座との点接触による局所的な過大応力を防ぎ、接触点の降伏をなくすことで、軸受本体の軸方向に対する過大な移動を防止することができる。これにより、タービンにおける回転体と静止部との接触を防止して、より信頼性の高い蒸気タービンを構成する軸受装置を提供することができる。
[5.第5実施形態]
[5−1.構成]
本発明の第5実施形態に係る軸受装置について、図6を用いて説明する。なお、第1乃至第4実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の軸受装置は、第1実施形態と第4実施形態の軸受装置を組み合わせて構成するものであり、球面座13の球面座縁部15に軸受本体10の内輪球面11と同径の曲率をもつ縁部球面16を設置するとともに、軸受側面20と接触するストッパ21を設置する。すなわち、本実施形態においては、球面座13の両縁部(両端部)に設けた縁部球面16とストッパ21が軸受本体の軸方向の過大な移動を防止する軸方向移動制限手段を構成している。
[5−2.作用効果]
以上のような本実施形態の軸受装置では、スラスト力が軸受本体にかかると軸受本体10は球面座13をすべり球面座縁部に移動する。このとき、軸受本体10の内輪球面11は、球面座13の球面座縁部15に設けられた縁部球面16と面接触するとともに、軸受本体の軸受側面20はストッパ21のストッパ側面22と面接触する。このように二つの接触面により、球面同士の点接触による局所的に大きな圧力となるヘルツの応力は発生せず平均的な応力もこれまで以上に減らすことが可能で、さらに効果的に塑性変形を防ぐことができる。
このような本実施形態では、スラスト力発生時に生じる軸受内輪と球面座との点接触による局所的な過大応力を防ぎ、接触点の降伏をなくすことで、軸受本体の軸方向に対する過大な移動を防止することができる。このような軸受装置により、回転体と静止部との接触を防止でき信頼性の高い蒸気タービンを提供可能となる。
[6.第6実施形態]
[6−1.構成]
本発明の第6実施形態に係る軸受装置について、図7を用いて説明する。なお、第1乃至第5実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の軸受装置は、内輪球面11と球面座13との間隙23であって、軸受本体10を支持する球面座13の球面座縁部15近傍に、高圧の潤滑油を供給する潤滑油供給装置24を備えたものである。
この潤滑油供給装置24は、接触点14の近傍において、軸受本体の内輪球面11と球面座13との間隙23にスラスト力のかかった軸受本体10を支承、浮上させるのに十分な高圧の潤滑油を供給することができるものである。
この潤滑油供給装置24において、高圧の潤滑油が、軸受本体10の内輪球面11と軸受外輪12の球面座13との間隙23に供給された際の拡大図を図8に示す。同図に示すように、潤滑油供給装置24は、高圧油ポンプ25と、潤滑油の給油量を一定に保つコントロールバルブ26と、逆止弁27を備え、この高圧油ポンプ25とコントロールバルブ26と逆止弁27を図示しない制御部により制御することで、内輪球面11と球面座13との間隙23に高圧の潤滑油を供給できるように構成される。この潤滑油の圧力は、スラスト力がかかる軸受本体10を支承、浮上させることのできる程度に設定されるため、間隙23には図8に示すような油膜28が形成される。すなわち本実施形態においては、球面座13の両縁部(両端部)に設けた潤滑油供給装置24が軸受本体の軸方向の過大な移動を防止する軸方向移動制限手段を構成している。
[6−2.作用効果]
以上のような本実施形態における軸受装置では、スラスト力が軸受本体にかかったとき、軸受本体10は球面座13をすべり球面座縁部に移動する。このとき、軸受本体10の内輪球面11と球面座13は接触点14で点接触をする。そこで、潤滑油供給装置24は、高圧油ポンプ25とコントロールバルブ26と逆止弁27を図示しない制御部により制御することで、内輪球面11と球面座13との間隙23に高圧の潤滑油を供給する。
このような潤滑油供給装置24の作用により、内輪球面11と球面座13との間隙23に高圧の潤滑油による油膜28が形成され、軸受本体10に対してスラスト力がかかり、軸受本体10が軸方向に移動しても、軸受本体10の内輪球面11は球面座13と点接触をせず、高圧の油膜28で保護して、内輪球面11と球面座13と直接の接触を防止することができる。したがって、球面同士の点接触による局所的に大きな圧力となるヘルツの応力は発生せず平均的な応力もこれまで以上に減らすことが可能で、塑性変形を防ぐことが可能である。
以上のような本実施形態の軸受装置では、スラスト力発生時に生じる球面と球面座同士の点接触による局所的な過大応力を防ぎ、接触点の降伏をなくすことで、軸受本体の軸方向に対する過大な移動を防止することができる。これにより、タービンにおける回転体と静止部との接触を防止して、より信頼性の高い蒸気タービンを構成する軸受装置を提供することができる。
[7.第7実施形態]
[7−1.構成]
本発明の第7実施形態に係る軸受装置について、図9を用いて説明する。なお、第1乃至第6実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の軸受装置は、第6実施形態における軸受装置に改良を施したものであり、第6実施形態同様、内輪球面11と球面座13との間隙23であって、軸受本体10を支持する球面座13の球面座縁部15近傍に、高圧の潤滑油を供給する潤滑油供給装置24を軸方向移動制限手段として備え、これに加えて、軸受位置検出器29と、作動指示器30とを設ける。
図9に示すように、この軸受位置検出器29は、軸受本体の軸方向に対する移動量を検出する機能と、軸受本体の移動量があらかじめ設定した値以上になると作動信号を発し、作動指示器30に送信する機能を備える。軸受位置検出器29における軸方向に対する移動量の検出は、軸受本体10の位置検出によって行なう。
ここで、軸受位置検出器29が作動信号を発する移動量とは、接触点14で内輪球面11と球面座13とが接触する際の移動量を基準に、これより手前の値を設定するものである。そして、接触点14において、内輪球面11と球面座13とが接触する際の移動量とは、従来技術の項(段落0015)で述べたように、内輪球面11と球面座13との間隙Crで決まり、例えば間隙Crが0.05mmの場合は僅かに0.025mmとなる。そこで、軸受装置における球面座13の半径Roと内輪球面11の半径Riから、接触点14において内輪球面11と球面座13とが接触した際の移動量を予め記録しておき、その移動量より僅かに小さい値を、作動信号発生の移動量として設定する。
一方、作動指示器30は、軸受位置検出器29から入力される作動信号に基づいて、潤滑油供給装置24を作動させる機能を備える。そして、内輪球面11と球面座13との間隙23であって、軸受本体10を支持する球面座13の球面座縁部15近傍に設けられた潤滑油供給装置24が、この作動信号に基づいて、間隙23に高圧の潤滑油を供給するように構成される。なお、潤滑油供給装置24の構成は、第6実施形態において示したものと同様であるので、本項においては説明を省略する。
[7−2.作用効果]
以上のような本実施形態における軸受装置では、スラスト力が軸受本体にかかったとき、軸受本体10は球面座13をすべり球面座縁部に移動する。ここで、軸受位置検出器29において検出される軸受本体10の軸方向移動量が、あらかじめ設定した値以上になると作動信号を発し、作動指示器30に送信する。なお、上述の通り、この移動量は、球面座13縁部の接触点14で軸受本体10の内輪球面11と球面座13が接触する際の移動量を基準に、これよりわずかに少ない値で設定される。
作動指示器30は、軸受位置検出器29から入力される作動信号に基づいて、潤滑油供給装置24を作動させる。これを受けて、潤滑油供給装置24は、高圧油ポンプ25とコントロールバルブ26と逆止弁27を図示しない制御部により制御することで、内輪球面11と球面座13との間隙23に高圧の潤滑油を供給する。
このような潤滑油供給装置24の作用により、内輪球面11と球面座13との間隙23に高圧の潤滑油による油膜28が形成され、軸受本体10に対してスラスト力がかかり、軸受本体10が軸方向に移動しても、軸受本体10の内輪球面11は球面座13と点接触をせず、高圧の油膜28で保護して、内輪球面11と球面座13と直接の接触を防止することができる。したがって、球面同士の点接触による局所的に大きな圧力となるヘルツの応力は発生せず平均的な応力もこれまで以上に減らすことが可能で、塑性変形を防ぐことが可能である。
本実施形態の軸受装置によれば、軸受本体10の内輪球面11と球面座13とが接触する前に、潤滑油供給装置24により、間隙23にタイムリーに油膜28を形成することができる。このような潤滑油供給装置24による作用により、内輪球面11と球面座13との間に発生した潤滑膜内に平均的な圧力が発生し軸受本体を浮上させ、球面同士の点接触を防ぐことができる。これにより、軸受装置において、局所的に大きな圧力となるヘルツの応力は発生させず、塑性変形をタイムリーに防ぐことが可能となる。
以上のような本実施形態の軸受装置では、スラスト力発生時に生じる軸受内輪と球面座との点接触による局所的な過大応力を防ぎ、接触点の降伏をなくすことで、スラスト軸受の軸方向に対する過大な移動をタイムリーに防止することができる。これにより、タービンにおける回転体と静止部との接触を防止して、より信頼性の高い蒸気タービンを構成する軸受装置を提供することができる。
[8.第8実施形態]
[8−1.構成]
本発明の第8実施形態に係る軸受装置について、図10を用いて説明する。なお、第1乃至第7実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態の軸受装置は、第7実施形態で示した軸受位置検出器29と作動指示器30とを具備する潤滑油供給装置24を、第1実施形態で示した軸受本体10の内輪球面11と球面座13の縁部に設けた縁部球面16を備えた装置に適用するものである。
[8−2.作用効果]
以上のような本実施形態における軸受装置では、軸受本体10がスラスト力により軸受縁部に近づいたとき、内輪球面11と球面座13の縁部に設けた縁部球面16との間に高圧の潤滑油を供給でき、内輪球面11と球面座13との間隙に、図8で示したような油膜を形成することができる。縁部球面16は内輪球面11と同じ曲率を有するため、両者の面は油膜を介して平行になり、両者の接触による応力の発生を防ぐことが可能となる。
このように、本実施形態の軸受装置では、潤滑油を供給する場所が球面となるため、軸受本体の移動を防止する潤滑油の油膜圧力発生領域を広くすることができる。したがって、第6,第7実施形態の効果をさらに発展させ、軸受本体の軸方向の移動をより効果的に防止することができる。
以上のような本実施形態の軸受装置によれば、スラスト力発生時に生じる球面と球面座同士の点接触による局所的な過大応力を防ぎ、接触点の降伏をなくすことで、スラスト軸受の軸方向に対する過大な移動をタイムリーにかつ最大限に減らすことができる。これにより、タービンにおける回転体と静止部との接触を防止して、より信頼性の高い蒸気タービンを構成する軸受装置を提供することができる。
[9.第9実施形態]
[9−1.構成]
本発明の第9実施形態に係る軸受装置について、図11を用いて説明する。なお、第1乃至第8実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態の軸受装置は、第8実施形態の変形例であり、第7実施形態で示した軸受位置検出器29と作動指示器30とを具備する潤滑油供給装置24を、第4実施形態で示した球面座13の曲面両縁部から立ち上がるように、軸受外輪12の端面にストッパ21を設けた装置に適用するものである。
[9−2.作用効果]
以上のような本実施形態における軸受装置では、軸受本体10がスラスト力により軸受縁部に近づいたとき、軸受本体10の軸受側面20は、ストッパ側面22と接触する前に、軸受側面20とストッパ側面22との間に高圧の潤滑油を供給し、油膜を形成することができる。縁部球面16は内輪球面11と同じ曲率を有するため、両者の面は油膜を介して平行になり、両者の接触による応力の発生を防ぐことが可能となる。
このように、本実施形態の軸受装置では、潤滑油を供給する場所が平面となるため、軸受本体の移動を防止する潤滑油の油膜圧力発生領域を広くすることができる。したがって、第6,第7実施形態の効果をさらに発展させ、軸受本体の軸方向の移動をより効果的に防止することができる。
以上のような本実施形態の軸受装置によれば、スラスト力発生時に生じる球面と球面座同士の点接触による局所的な過大応力を防ぎ、接触点の降伏をなくすことで、スラスト軸受の軸方向に対する移動をタイムリーにかつ最大限に減らすことができる。これにより、タービンにおける回転体と静止部との接触を防止して、より信頼性の高い蒸気タービンを構成する軸受装置を提供することができる。
[10.他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限られず、次のような態様も包含するものである。第8,第9実施形態においては、それぞれ第1実施形態及び第7実施形態の組み合わせと、第4及び第7実施形態を組み合わせた態様を示したが、本発明は、このような組み合わせに限定されるものではない。
すなわち、第7実施形態で示した軸受位置検出器29と作動指示器30とを用いず、第6実施形態で示した潤滑油供給装置24を、第1又は第4実施形態の構成と組み合わせて用いることも可能である。また、第6又は第7実施形態の潤滑油供給装置24は、第1及び第4実施形態に限られず、第1〜第3及び第5実施形態の構成と組み合わせて用いることも可能である。
1…高圧タービン
2…中圧タービン
3…低圧タービン
4…発電機ロータ
5…ジャーナル軸受
6…スラスト軸受
7…ロータ
8…カラー
8…逆止弁
9…パッド
10…軸受本体(軸受内輪)
11…内輪球面
12…軸受外輪
13…球面座
14…接触点
15…球面座縁部
16…縁部球面
17…接触面
18…パッド
19…パッド
20…軸受側面
21…ストッパ
22…ストッパ側面
23…間隙
24…潤滑油供給装置
25…高圧油ポンプ
26…コントロールバルブ
27…逆止弁
28…油膜
29…軸受位置検出器
30…作動指示装置
Cr…間隙

Claims (7)

  1. タービンロータを支持する軸受装置であって、軸受本体と軸受外輪とを備え、前記軸受本体における前記ロータの軸方向と垂直方向の端部に外球面状に形成された軸受内輪と前記軸受外輪に外球面状に形成された球面座とが回動自在に接合して、前記ロータの傾きや軸位置の変化に対応して軸受本体の傾きを調芯する軸受装置において、
    前記軸受内輪の球の径は、前記球面座の球の径より小さく形成され、
    前記球面座の内球面縁部に、前記軸受本体の軸方向への移動を制限する軸方向移動制限手段を設けたことを特徴とする軸受装置。
  2. 軸方向移動制限手段は、軸受内輪の径と同一の曲率を持つ球面部であることを特徴とする請求項1記載の軸受装置。
  3. 軸方向移動制限手段は、降伏点の高い材料で形成されたパッドであることを特徴とする請求項1または2記載の軸受装置。
  4. 軸方向移動制限手段は、軸受内輪方向に垂直に立ち上がって面を形成するストッパであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の軸受装置。
  5. 軸方向移動制限手段は、前記内球面縁部に高圧の潤滑油を供給する潤滑油供給手段であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の軸受装置。
  6. 前記潤滑油供給手段は、
    前記軸受本体の軸方向の移動量を検出する機能と、軸受本体の前記タービンロータの軸方向に対する移動量があらかじめ設定した値を超えたときに作動信号を発生する機能とを備えた軸受位置検出器と、
    前記作動信号の入力を受け、前記内球面縁部に高圧の潤滑油の供給を開始させる作動指示器と、を備えたことを特徴とする請求項5記載の軸受装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の軸受装置を備え、前記軸受装置によりロータを支持されることを特徴とするタービン。
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