JP2010254321A - 包装容器及びこれを用いたパッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】他の容器への内容物の詰め替えを容易に行うことができ、かつ、廃棄が容易に行える包装容器及びこれを用いたパッケージを提供する。
【解決手段】容器本体910aには、その開放端911に接続され外方に広がるように延びるフランジ部912aが設けられている。フランジ部912aは、その外周部913の上端面914が、内周部915の上端面916より高くなるように形成されている。フランジ部924は、内周部915の上端面916に当接して漏斗920の底部側への移動を阻止する。また、フランジ部924の上端面925が、フランジ部912の外周部913の上端面914を含む平面より底部側に位置している。メンブレン903を、フランジ部912aの外周部913にのみ接合することにより、漏斗パーツ908aの容器本体910aからの分離が容易となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、包装容器及びこれを用いたパッケージに関し、より特定的には、粉粒状または液状の材料を包装し、内容物を他の容器に移し替えるために用いられる包装容器及びこれを用いたパッケージに関するものである。
インスタントコーヒー等の粉末状の食品は、保存時の密閉性を保持できるように、一般に、キャップ付き瓶のような密閉性の高い包装容器に充填した状態で販売される。また、内容物を再充填して保存容器を再利用する目的で、内容物を簡易に包装した詰め替え用パッケージも知られている。このような詰め替え用パッケージの包装容器としては、例えばパウチやガゼット袋、カップ状容器が用いられている。
また、特許文献1〜3には、軽量で廃棄が容易な紙製のカップ容器を補強するために、カップ容器の開口部に樹脂製の補強リングを取り付けた構成が記載されている。
特公昭63−24464号公報 特開平8−58764号公報 特開2002-264918号公報 特許第2895556号公報 特開2009−7072号公報
パウチ等の従来の詰め替え用パッケージから保存容器への内容物の再充填は、例えば、開封した詰め替え用パッケージの開口部を保存容器の開口部に宛がい、内容物を徐々に保存容器内へと流し込むことによって行う。しかしながら、この詰め替え作業時には、内容物がこぼれて手や周囲を汚してしまう場合があり、使い勝手が良いとは言えなかった。
また、廃棄処理の容易さや省資源化の面から、詰め替え用パッケージの容器は、紙製パーツと樹脂製パーツのような材質の異なる部品が容易に分離できること、また、樹脂材料の使用量を可能な限り低減できることが要望されている。
それ故に、本発明は、他の容器への内容物の詰め替えを容易に行うことができ、かつ、廃棄が容易に行える包装容器及びこれを用いたパッケージを提供することを目的とする。
本発明は、粉粒状または液状の材料を包装し、材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、開放端と、底部と、開放端から外方に広がる第1のフランジ部とを有する筒形状の容器本体と、容器本体の開放端に嵌め込まれる漏斗パーツとを備えるものである。この場合、漏斗パーツは、容器本体の内部に収納され、開放端に向かって径の狭まる漏斗と、一方端が漏斗に接続される筒状の側壁と、側壁の他方端から外方に広がる第2のフランジ部とを含む。第1のフランジ部の外周部は、その上端面が内周部の上端面より高くなるように形成される。第2のフランジ部は、第1のフランジ部の内周部の上端面に当接する。
また、粉粒状または液状の材料を包装し、材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、開放端と底部とを有する筒形状の容器本体と、容器本体に嵌め込まれる漏斗パーツとを備えるものである。この場合、漏斗パーツは、容器本体の内部に収納され、開放端に向かって径の狭まる漏斗と、一方端が漏斗に接続される筒状の側壁と、側壁の他方端から外方に広がるフランジ部とを含む。容器本体は、開放端を含む第1の側壁部と、第1の側壁部の底部側に接続され、その内径が第1の側壁部からステップ状に狭まる第2の側壁部とを含む。漏斗パーツのフランジ部は、第2の側壁部の上端面に当接する。
本発明によれば、容器本体内に収納された漏斗の開口部を他の容器内に挿入した状態で内容物の詰め替えを行うことができるので、詰め替え作業を容易に行える包装容器を構成することが可能となる。また、包装容器に形成された段差で漏斗パーツのフランジ部を支持できるので、漏斗パーツと容器本体とを接合せずに包装容器を構成すれば、漏斗パーツを容器本体との分別廃棄が容易な包装容器を実現できる。
本発明に係るパッケージの概略構成を示す斜視図 図1に示されるパッケージの分解斜視図 図1に示されるIII−IIIラインの断面図 図2に示されるメンブレンの平面図 図4に示されるV−Vラインの断面図 本発明に係るパッケージの使用状態を示す斜視図 図6に示されるVII−VIIラインの断面図 本発明の第1の実施形態に係るパッケージの断面図 図8に示したA9部分の拡大図 本発明の第2の実施形態に係るパッケージの断面図 本発明の第3の実施形態に係るパッケージの断面図 本発明の第4の実施形態に係るパッケージの断面図 本発明の第5の実施形態に係るパッケージの断面図
(基本構成)
まず、図1〜7を参照しながら、本発明に係るパッケージの基本的な構成を説明する。
図1は、本発明に係るパッケージの概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示されるパッケージの分解斜視図である。また、図3は、図1に示されるIII−IIIラインの断面図である。
パッケージ1は、粉粒状または液状の材料を包装し、他の保存容器に内容物を再充填するための詰め替え用パッケージとして使用されるものであり、包装容器2と、包装容器2の内部に充填される内容物5と、包装容器2の開放端11を封止するメンブレン3とを備える。更に、包装容器2には、メンブレン3を保護するために、高密度ポリエチレン(HDPE)やポリプロピレン(PP)等で形成したオーバーキャップ4が取り付けられている。内容物5は、流動性を有するものであれば特に限定されず、本発明に係る包装容器2は粉状、粒状、液状等の様々な材料に適用できる。
包装容器2は、一端が開放された筒形状の容器本体10と、容器本体10の内部に収納された漏斗20を含む漏斗パーツ8とを備える。
容器本体10は、側壁17と底部16と開放端11とを有する。本実施形態では、容器本体10は、矩形形状のシート材料を丸めて部分的に重ね合わせ、重なり部分を貼り合わせることによって筒状に形成されている。容器本体10の底部18は、円形状の底板19と、底板19の外周部を挟み込んで保持する折り返し部18とによって構成されている。一方、容器本体10の開放端11には、側壁17の一部を外方に折り曲げて環状に巻き込むことによって、カーリング12が形成されている。
容器本体10の形成材料は特に限定されないが、容器の軽量化や廃棄の容易さ、省資源化を考慮して、紙を主体とする材料を用いることが好ましい。一例として、食品の包装用途では、容器本体10の内面となる側から順に、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アルミニウム箔、紙を積層して形成され、高いガスバリア性(特に、酸素、水蒸気、芳香成分等の内容物由来の揮発成分を遮断する性質)を有するシート材料を利用できる。
漏斗パーツ8は、一方端に向かって径の狭まる部分を有する漏斗と、これに一体化された部材からなる部品のことをいう。図1〜3に例示した漏斗パーツ8は、漏斗20と、漏斗パーツ8の広口部分に接続される円筒形状の側壁22とを備え、容器本体10の開放端11から内部へと挿入され、収納容器10に嵌め込まれている。後述するように、漏斗20は、他の容器への内容物5の詰め替えを容易にするために設けられているものであり、開放端11に向かって径が狭まるように配置されている。漏斗20のテーパー角αは、内容物の流動性に応じて適宜設定されるが、内容物が粉体の場合には、少なくとも20〜45°、より好ましくは20°に設定される。
漏斗パーツ8は、例えば、HDPEやPP等の樹脂材料によって一体成型しても良いし、紙や樹脂、紙混合樹脂等を用いて別個に形成した漏斗20及び側壁22を互いに接続して構成しても良い。樹脂や紙混合樹脂を用いる場合、漏斗パーツ8は、例えば射出成形によって成形しても良い。漏斗20や漏斗パーツ8の形状や取り付け方法は、図1〜3の例に限らず、様々なバリエーションがある。
図4は、図2に示されるメンブレンの平面図であり、図5は、図4に示されるV−Vラインの断面図である。
メンブレン3は、包装容器2に材料を充填した後に、包装容器2の開放端11を封止するために用いられるものであり、包装容器2の用途に応じて、単一の層よりなるシート材料または複数層を積層したシート材料を利用できる。包装容器2の内容物が食品等の場合には、ガスバリア性を有する材料でメンブレン3を形成することが好ましい。
具体的には、メンブレン3は、図5に示されるように、包装容器2にシールされるシーラント層31と、シーラント層31上に積層された樹脂層32と、接着剤層33を介して樹脂層32上に張り合わされた金属箔層34とから構成される。一例として、シーラント層31をポリエチレンで形成し、樹脂層32をポリエチレンテレフタラート(PET)で形成し、金属箔層34はアルミニウムで形成しても良い。メンブレン3を構成する層の積層数や積層方法は特に限定されず、任意で良い。
メンブレン3には、外部からの押圧によって張力が所定の大きさを超えたときに破断するように、中心から放射状に延びる6本の切断線30が形成されている。切断線30は、図4及び5に示されるように、メンブレン3の厚み方向においては、シーラント層31及び樹脂層32のみを切断し、かつ、メンブレン3の延伸方向においては、破線を描くように形成されている。
切断線30は、メンブレン3の破断強度を調整するためのものであり、メンブレン3に加えられる押圧力に応じて、数やライン形状、切断箇所の長さ及び深さを任意に設定することができる。切断線30の理想的な数としては、中心から放射状に3〜10本の範囲で設けるのが好ましい。切断線30は、直線状でも良いし曲線状でも良い。また、メンブレン3の延伸方向において、切断線30は必ずしも破線状のミシン目である必要はなく、実線を描くように形成しても良い。
図6は、本発明に係るパッケージの使用状態を示す斜視図であり、図7は、図6に示されるVII−VIIラインの断面図である。より特定的には、図6及び7において、(a)は、メンブレンの破断前の状態を示し、(b)は、メンブレンの破断後の状態を示す。
パッケージ1内の内容物5を他の容器7に再充填する際には、まず、図6(a)及び7(a)に示すように、オーバーキャップを取り外した包装容器2を倒立させ、メンブレン3を保存容器7の開口部に当接させる。このとき、漏斗20の狭口側の開口部が保存容器7の開口の範囲内に配置するため、包装容器2の中心を保存容器7の中心とを合わせる。
次に、パッケージ1の底部を図の矢印方向に押下する。このとき、メンブレン3は、包装容器2の押圧に伴って、漏斗20及び容器7の開口部から押圧力を受けるが、メンブレン3の張力が所定の破断強度を上回ると、図6(b)及び7(b)に示すように、メンブレン3が破断する。メンブレン3が破断すると、包装容器2に加えられた押圧力に従って、漏斗20は容器7の内部へと挿入され、破断したメンブレン3は、漏斗20と側壁22とで挟まれた空間内に折り込まれる。この結果、漏斗20の外方側の開口部が大きく開いた状態となるので、内容物5は、重力に従って、漏斗20のテーパーに沿って容器7の内部に流入する。
以上説明したように、本発明に係る包装容器2及びこれを用いたパッケージ1によれば、メンブレン3と容器7の開口部とを突き合わせて、包装容器2を保存容器7に向かって押圧することにより、メンブレン3の破断とほぼ同時に漏斗20の開口部が保存容器7内に挿入される。包装容器2内の内容物5は漏斗20によって保存容器7の内部に誘導されるため、詰め替え作業時に内容物5が飛散したりこぼれたりするのを防止できる。よって、本実施形態に係る包装容器2及びパッケージ1によれば、内容物の詰め替えを容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の第1〜第5の実施形態に係る包装容器及びこれを用いたパッケージの特徴を説明する。尚、以下で説明する図面においては、メンブレンを保護するためのオーバーキャップの図示を省略している。
(第1の実施形態)
図8は、本発明の第1の実施形態に係るパッケージの断面図であり、図9は、図8に示したA9部分の拡大図である。
本実施形態に係る包装容器902aは、開放端911を有する筒形状の容器本体910aと、容器本体910aの開放端911に嵌め込まれた漏斗パーツ908aと、容器本体910aの開放端911を封止するメンブレン903とを備える。
容器本体910aには、その開放端911に接続され外方に広がるように延びるフランジ部912aが設けられている。図9に示されるように、フランジ部912aは、その外周部913の上端面914が、内周部915の上端面916より高くなるように形成されている。このようなフランジ部912は、例えば、側壁917の外周縁を外方に複数回折り返してフランジを設け、形成したフランジに超音波を照射しながら金型で加圧することによって形成できる。
漏斗パーツ908aは、容器本体910aの内部に収納される漏斗920と、その一端が漏斗920の広口側の開口部に接続される円筒形状の側壁923と、側壁923の他端に接続され外方に広がるように延びるフランジ部924とからなる。漏斗パーツ908aは、HDPEやPP、これらの樹脂に紙(パルプ)を混合した紙混合樹脂等で一体成型されている。
また、本実施形態では、漏斗920は、開放端911に向かって径が狭まるテーパー部921と、テーパー921の狭口側の開口部に接続される直管形状のストレート部922とを有する。漏斗920の各寸法が一定であれば、このようにテーパー部921とストレート部922とで漏斗920を形成した場合、使用時に他の容器(内容物の詰め替え先の容器)に対する漏斗920の挿入量を大きく取ることができる。したがって、使用時に内容物が飛散したりこぼれたりするのを効果的に抑制できる。
ここで、漏斗パーツ908aのフランジ部924と、容器本体910aのフランジ部912aとの関係を説明する。
フランジ部924(漏斗パーツ908a)の外径は、フランジ部912(容器本体910a)の外周部913の内径より小さく設定され、漏斗パーツ908aを容器本体910aに嵌め込んだ状態において、フランジ部924が内周部915の上端面916に当接する。フランジ部924の容器本体910aへの当接によって、漏斗920の底部側への移動が規制されるため、漏斗パーツ908aを必ずしも容器本体910aに接合する必要がない。
また、フランジ部924の上端面925が、フランジ部912の外周部913の上端面914を含む平面より底部側に位置している。このように構成すると、図9に示されるように、メンブレン903を、漏斗パーツ908aのフランジ部924には接合せず、フランジ部912aの外周部913にのみ接合することが可能となる。したがって、使用後に容器本体910a及びメンブレン903から漏斗パーツ908aを容易に分離することができる。
以上説明したように、本実施形態では、漏斗パーツ908aを容器本体910a及びこのフランジ部912aにシールされるメンブレン903aのいずれにも接合することなくパッケージ901a(包装容器902a)を構成できる。したがって、使用後に漏斗パーツ908a及び容器本体910aを分離して分別廃棄したり、押しつぶして減容化したりすることが容易となる。また、漏斗パーツ908aを容器本体910aに接合しない場合は、接合工程が不要となるので、包装容器902aの製造コストを低減できる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係るパッケージの断面図である。
本実施形態に係るパッケージ901b(包装容器902b)は、容器本体910b及び漏斗パーツ908bの形状が第1の実施形態に係るものと相違する。以下では、本実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
容器本体910bは、開放端911を含む第1の側壁部931と、第1の側壁部931の底部側に接続される第2の側壁部932とを有する。第2の側壁部932の内径は、第1の側壁部931の内径より小さく、かつ、第1の側壁部931から第2の側壁部932にかけてステップ状に狭まっている。容器本体910bの開放端911には、側壁917の外周縁を複数回折り曲げることによって、その上面が平坦なフランジ部912bが形成されている。
漏斗パーツ908bは、第1の実施形態に係るものと同様の漏斗920及び側壁923と、側壁923の一端から外方に広がるフランジ部926とを備える。本実施形態では、フランジ部926の外径は、第2の側壁部932の内径より大きくなるように設定され、漏斗パーツ908bを容器本体910bに嵌め込んだ状態において、フランジ部926が第2の側壁部932の上端部930に当接する。したがって、本実施形態においても、漏斗パーツ908bを容器本体910bに嵌め込むだけで包装容器2を組み立てることができ、また、使用時における漏斗920の底部側への移動を阻止することができる。
また、フランジ部926の上端927は、容器本体910bのフランジ部912bの上端面918を含む平面より底部側に位置している。したがって、図10に示されるように、メンブレン903を、漏斗パーツ908bには接合せず、容器本体910bのフランジ部912bにのみ接合することが可能となる。したがって、使用後に漏斗パーツ908aを容器本体910a及びメンブレン903から容易に分離することができる。
よって、本実施形態によっても、使用後に漏斗パーツ908b及び容器本体910bの分別廃棄や減容化が容易な包装容器902b及びこれを用いたパッケージ901bを実現できる。
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係るパッケージの断面図である。
本実施形態に係るパッケージ901c(包装容器902c)の基本的な構成は、第2の実施形態に係るパッケージ901b(包装容器902b)と同様であるので、以下では、本実施形態と第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態に係る容器本体910cは、第1の側壁部931及び第2の側壁部932に加えて、第3の側壁部933と第4の側壁部934とを更に備える。第3の側壁部933は、第2の側壁部932の底部側に接続され、第2の側壁部932より大きな内径を有する。第4の側壁部934は、第3の側壁部933の底部側に接続され、第3の側壁部933より小さな内径を有する。第1〜第4の側壁部931〜934の内径は、容器本体910cの開放端側から底部側へかけてステップ状に変化している。
漏斗パーツ908cは、側壁926の外面から外方に突出し、漏斗パーツ908cの全周に渡って周方向に延びる凸条928を更に備える。凸条928は、第4の側壁部934より大きな外径を有し、漏斗パーツ908cが容器本体910cに嵌め込まれた状態において、第4の側壁部934の上端に当接する。
本実施形態では、フランジ部926と第2の側壁部932との当接に加えて、凸条928と第4の側壁部934とが当接することによって、漏斗パーツ908cの押し込みに対する強度が向上する。したがって、漏斗パーツ908cと容器本体910cとを接合しない場合でも、使用時(メンブレン903の押圧時)に安定して漏斗パーツ908cを保持することが可能となる。
(第4の実施形態)
図12は、本発明の第4の実施形態に係るパッケージの断面図である。
図12(a)に示されるパッケージ901d(902d)は、開放端911を有する筒形状の容器本体910dと、容器本体910dの開放端911に嵌め込まれた漏斗パーツ908dとを備える。
容器本体910dには、開放端911に接続され外方に広がるように延び、上面が平坦なフランジ部912bが設けられている。フランジ部912bは、例えば、側壁917の外周縁を外方に複数回折り返すことによって形成される。
漏斗パーツ908dは、第1の実施形態に係るものと同様の漏斗920と、漏斗920の広口側の開口部に接続される円筒形状の側壁945と、側壁945の一端から外方側へと広がるフランジ部940とを備える。フランジ部940と側壁945の接続部分には、漏斗パーツ908dの表面から所定の深さまで切り込み線を入れることによって、容器本体910dの開口端911に沿って周方向に延びるハーフカット941が形成されている。更に、側壁945の上端部には、容器本体910dの内方側に突出するタブ943が設けられている。
本実施形態に係る包装容器902dでは、漏斗パーツ908dのフランジ940と、容器本体910dのフランジ部912bとの間が熱溶着等で接合されている。ただし、ハーフカット941に沿って側壁945とフランジ940とを切り離すことによって、漏斗パーツ908dの主要部、すなわち、漏斗920と側壁945とを容器本体910dから分離することができる。ハーフカット941に沿った切断は、側壁945に接続されたタブを引っ張るなどして行うことができる。
図12(a)に示したハーフカットに替えて、図12(b)に示すように、漏斗パーツ908dの側壁945に、容器本体910dの周方向に延びるミシン目942を形成しても良い。図12(b)の例では、使用後にタブ943を引っ張ることによって、ミシン目942に沿って側壁945を切断できる。
以上説明したように、本実施形態に係るパッケージ901d(902d)では、漏斗パーツ908dの主要部である漏斗920及び側壁945が、容器本体910dへの被接合箇所であるフランジ部940に切り離し可能に接続されている。したがって、本実施形態によれば、漏斗パーツ908dと容器本体910dとを接合することによって漏斗908dの取り付け強度を確保しつつ、分別廃棄や廃棄物の減容化を可能とするパッケージ901d(902d)を実現できる。
尚、図12ではメンブレンの記載を省略しているが、本実施形態では、漏斗パーツ908dの主要部の分離後にフランジ部940が容器本体910d上に残存する構造を採るため、メンブレンは、フランジ部912b及び940の一方または両方にシールされる。
(第5の実施形態)
図13は、本発明の第5の実施形態に係るパッケージの断面図である。
本発明に係るパッケージ901f(902f)は、第4の実施形態に係る容器本体910dと、第1の実施形態に係る漏斗パーツ908aとを備える。
漏斗パーツ908aが容器本体910dに嵌め込まれた状態において、フランジ部924は、容器本体910dのフランジ部912bの上面及び内周部に当接して、漏斗920の底部側への移動を阻止している。
本実施形態では、漏斗パーツ908aの容器本体910dへ嵌め込みのみによって包装容器902fが組み立てられており、漏斗パーツ908aと容器本体910dとは接合されていない。ただし、メンブレン903を開口端911にシールすることによって、漏斗パーツ908aが固定されている。
一例として、メンブレン903のシーラント層をイージーピール性を有する材質で形成してもよい。この場合、使用後に容器本体910dの開放端911を容易に開放できるので、漏斗パーツ908aと容器本体910dとの分離が容易となる。メンブレン903の分離を更にしやすくするために、メンブレン903の外周縁に把持可能なタブを設けても良い。
(その他の変形例)
漏斗パーツ及び容器本体の最内面の形成材料を選択することにより、漏斗パーツと容器本体との接合性を調節することができる。例えば、漏斗パーツと容器本体の最内面とを物性が類似したオレフィンで形成することによって相互の溶着強度を向上させることができる。逆に、漏斗パーツの材質(例えば、ポリエチレン)と相溶性のない材料(例えば、PP)や融点が大きく相違する材料(例えば、PET)で容器本体の最内面を形成することによって、漏斗パーツと容器本体との分離が容易となる。
また、容器本体の最内面に剥離ニス等よりなるイージーピール層を設けることにより、漏斗パーツと容器本体の分離をしやすくしても良い。この場合、メンブレンを漏斗パーツに完全溶着しても良い。
本発明は、インスタントコーヒーや粉ミルク等の食品や、複写機やレーザープリンター用のトナーなど、粉状・顆粒状・液状の流動性を有する材料を他の容器に移し替えるための包装容器として利用できる。
1 パッケージ
2 包装容器
3 メンブレン
5 粉体
7 容器
8 漏斗パーツ
10 容器本体
11 開放端
17 側壁
20 漏斗
901 パッケージ
902 包装容器
903 メンブレン
908 漏斗パーツ
910 容器本体
911 開放端
912 フランジ部
913 外周部
914 上端面
915 内周部
916 上端面
917 側壁
920 漏斗
923 側壁
924 フランジ部
925 上端面
926 フランジ部
930 上端部
931 第1の側壁部
932 第2の側壁部

Claims (7)

  1. 粉粒状または液状の材料を包装し、前記材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、
    開放端と、底部と、前記開放端から外方に広がる第1のフランジ部とを有する筒形状の容器本体と、
    前記容器本体の開放端に嵌め込まれる漏斗パーツとを備え、
    前記漏斗パーツは、
    前記容器本体の内部に収納され、前記開放端に向かって径の狭まる漏斗と、
    一方端が前記漏斗に接続される筒状の側壁と、
    前記側壁の他方端から外方に広がる第2のフランジ部とを含み、
    前記第1のフランジ部の外周部は、その上端面が内周部の上端面より高くなるように形成され、
    前記第2のフランジ部は、前記第1のフランジ部の前記内周部の上端面に当接する、包装容器。
  2. 前記第2のフランジ部の上端面は、前記第1のフランジ部の前記外周部の上端面を含む平面より前記包装容器の底部側に位置する、請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記容器本体の前記開放端を封止するために、前記第1のフランジ部の前記外周部にのみ接合されるメンブレンを更に備える、請求項1に記載の包装容器。
  4. 粉粒状または液状の材料を包装し、前記材料を他の容器に移し替えるための包装容器であって、
    開放端と底部とを有する筒形状の容器本体と、
    前記容器本体に嵌め込まれる漏斗パーツとを備え、
    前記漏斗パーツは、
    前記容器本体の内部に収納され、前記開放端に向かって径の狭まる漏斗と、
    一方端が前記漏斗に接続される筒状の側壁と、
    前記側壁の他方端から外方に広がるフランジ部とを含み、
    前記容器本体は、前記開放端を含む第1の側壁部と、前記第1の側壁部の底部側に接続され、その内径が前記第1の側壁部からステップ状に狭まる第2の側壁部とを含み、
    前記漏斗パーツのフランジ部は、前記第2の側壁部の上端面に当接する、包装容器。
  5. 前記漏斗パーツのフランジ部の上端面は、前記包装容器の開放端より底部側に位置する、請求項4に記載の包装容器。
  6. 前記容器本体の前記開放端を封止するために、前記容器本体の開放端に接合されるメンブレンを更に備える、請求項4または5に記載の包装容器。
  7. 内容物を他の容器に移し替えるためのパッケージであって、
    請求項1または3に記載の包装容器と、
    前記包装容器内部に充填される粉粒状または液状の材料と、
    前記包装容器の開放端を封止し、外部からの押圧によって破断するメンブレンとを備える、パッケージ。
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