JP2010253280A - 経肛門的吻合リング挿入装置 - Google Patents

経肛門的吻合リング挿入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】BARを外科的に挿入するためのアプリケーター挿入装置を提供する。
【解決手段】2個の生体の切断可能な吻合リング(BAR)の一方を、下方の腸を通して経肛門的に挿入する装置に関する。この装置は、手前側端部にハンドル13と操作用のノブ15とを有する湾曲した軸を備え、軸の末端側端部に形成された入れ子はBARキャリヤー組立体11を取り付けるようにされ、軸を通って形成された第2の通路は、入れ子を通って形成された末端側の開口端部で終わる。BARキャリヤー組立体は、1組の雄部材と雌部材とを備え、これは、BAR、それぞれ1組の部材を取り付けるための雄及び雌のキャリヤー、及びBARをBARキャリヤー組立体に固定しかつ両方の1組の部材がそれぞれ上方及び下方の腸の部分の開口端部に固定されたときBARをBARキャリヤー組立体から解放するためのコレットを集中的に備える。
【選択図】図1

Description

発明の背景
1.発明の分野
本発明は一般的に手術装置そしてさらに特定的には例えば腸管手術と関連する筒状の体器官の吻合において用いるための吻合リング挿入器具に関する。
2.先行技術
腸の病気又はガン性の部分を切断して除去するなどの手術法(surgical procedure)の後、腸の切断された末端を吻合又は再結合しなければならない。腸管などの中空筒状の体器官の2つの切片を吻合するためにいくつかの方法を利用できる。中間筒状の体器官の2つの切片を一緒に吻合するための既知の方法には切断された末端を一緒に縫合、ステープリング又はクランピングすることが含まれる。例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3は2つの中空の体器官を吻合するために環状手術用ステープラーを用いる吻合法を目的としている。
他の方法は中空の体器官の2つの切片を結合するために吻合ボタン及びクランプを用いている。特許文献4、特許文献5及び特許文献6はそのような吻合装置の典型的例である。これらの特許に開示されている装置は挿入棒(inserter rods)を用いており、それが肛門を介して直腸内に上方に押し込まれ、クランプ装置の半分を結腸下部に置き、結腸上部に置かれたクランプ装置の他の半分と噛み合い、2つの中空の体器官の半分づつを引っ張り、結合する。
さらに別の方法は、本発明の譲渡人に譲渡された特許文献7、特許文献7及び特許文献8の主題であり、VALTRACの商標の下に販売されている吻合装置の使用を含む。これらの特許の下に開示されている吻合装置はすぼめて糸で縛り(purse stringed)、吻合するべき腸管の開放端をVALTRACを含む1対のリング部材の上及びその間に受け取る。リング部材は機械的連結手段を有しており、それが互いに嵌め合わされて腸管のネド(neds)の確実な漿膜から漿膜への並置を生み、治癒が起こるまで満足すべき開通性を維持し、リング部材は小さい無害の断片に分解し、それは体から除去される。集合的に生物切断性吻合リング(Biofragmentable Anastomosis Ring)(BAR)とも呼ばれるリング部材は生物吸収性材料から作られ、それは腸管の治癒の開始の後の比較的短時間内にBARが崩壊することを可能にし、それにより崩壊せずに患者の体系を通過する金属ステープル及びクランプの必要が除かれる。BARの製造のために許容され得る材料は米国特許特許文献9に開示されており、ポリ−ヒドロキシ酢酸エステル及び乳酸エステルコポリマーが含まれるがこれらに限られず、該特許は引用することによりその記載事項が本明細書の内容となる。しかしながらこの型の吻合装置の使用は、外科医が患者に作られる腹の開口を介してのみ作業することを必要とし、それは吻合を行うために骨盤領域で利用できる空間が限られているために、腸下部に吻合を行う場合に不利である。
特許文献10は肛門近くの腸管の無縫合吻合において用いるためのBAR用の無縫合吻合ガンを開示している。この特許に開示されている吻合装置はナットとスクリューロッドの配置を用いて内部スリーブ及びリング座(ring seat)を駆動し、直腸の末端が正確に押されてBARの間隙に入り、次いでBARが吻合されるべき腸管の部分の回りで厳密に閉じるようにする。その後リング座及びBARがはずされ、吻合ガンが直腸から除去される。しかしながらこの型の吻合ガンは吻合されるべき腸管の部分の回りにおける厳密な閉鎖が必要でないように、経肛門的にBARの1つの部品を挿入することはしない。
やはり本発明の譲渡人に譲渡された特許文献11及び特許文献12はBARを装着するための吻合アプリケーター装置ならびにアプリケーター及びBARを経肛門的に挿入するための方法を開示している。該装置はBARの両半分及び曲げられて経肛門的挿入に適応させられているインサーター(inserter)を装着するための装着延長部を含む。アプリケーターのインサーター部分は直腸の内部を通過して肛門の外部を通って出、骨盤領域を介してのみ腸下部領域に近づかなければならない場合に存在する困難なしでBARの設置を行うことができる。
米国特許第4,576,167号明細書 米国特許第4,603,693号明細書 米国特許第4,646,745号明細書 米国特許第3,771,526号明細書 米国特許第4,055,186号明細書 米国特許第4,154,241号明細書 米国特許第4,467,804号明細書 米国特許第4,766,898号明細書 米国特許第3,297,033号明細書 米国特許第5,464,415号明細書 米国特許第4,667,673号明細書 米国特許第5,282,810号明細書
しかしながら吻合法の間の装置のもっと良い装着及び適用に関して経肛門アプリケーターへのさらなる改良が成されるのが望ましい。
発明の目的及び概略
本発明の主な目的は、BARを外科的に挿入するためのアプリケーター挿入装置を提供することである。
本発明のさらなる目的は、肛門外口を介して腸下部の開放端内にBARの単一(unitary)部材を外科的に挿入するための挿入装置を提供することである。
本発明の他の目的は腹挿入(abdominal insertion)を介して腸上部の開放端内にBARの単一部材を外科的に挿入するための挿入装置を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、腸の開放端をクランプ止めするためにBARの両単一部材を連続的な方法ですみやかに容易に装着し、閉じ、解放する挿入装置を提供することである。
本発明のこれら及び他の目的は、例として及び必然的に制限として記載する本発明の現在好ましい実施態様において実現され、それはBARの2つの単一部材の1つを直腸を介して経肛門的に挿入し、それを腸下部の開放端に固定し、一方で他方の単一部材を腹の開口を介して挿入し、それを腸上部の開放端に固定するための挿入装置を提供する。本発明の挿入装置は手前側端部にハンドルとノブ、その端末側端部に形成され、BARキャリヤー組立体を装着するように適応させられたネスト(nest)を有し、ネストを通って形成されている端末側端部開口で終わっている軸を通って形成されている第1及び第2通路を連絡している曲がった軸を含む。
BARキャリヤー組立体は、集合的にBARを構成する単一の雌雄部材、BARの両単一部材を一時的に挿入装置上に装着するための雌雄キャリヤー、挿入装置の安全且つ快適な経肛門的挿入のための保護カバーならびにBARを固定し、両単一部材が腸上部及び下部のそれぞれの開放端に固定され、次いで解放前に一緒に嵌め合わされた時にBARをBARキャリヤー組立体から解放するためのコレット/ドローバー(collet/drawbar)配置を含む。好ましい実施態様の場合、両単一雌雄部材は並列関係でスカラップ(scallops)の間に差し挟まれた複数の開口を含み、それは各単一部材のドームを通って形成されている。開口はBARが崩壊し始める時にそれがより小さい片に分解することを可能にすることによって、ある時間の後にBARの切断を促進し、それにより断片が便を介してより容易に体を通過して出ることを可能にする。各単一部材の外側エッジを形成するスカラップはそこに連続的な凹凸の模様を形成し、それはBARが一緒に嵌め合わされる時に腸の開放端をBARの2つの単一部材の間により良くクランプ止めするように働き、それにより吻合の間の健康な腸組織の血管分布を促進する。
軸の手前側端部に位置するノブは、柔軟性軸部材に連結している棒部材と噛み合うように適応させられているねじ込み溝を含むねじ込み本体と連絡している。軸部材の端末側端部において形成されているか又はそこに取り付けられているのは、コレットのコネクターと噛み合うように適応させられているドローバーである。コレットは自由端にクサビが形成されている長いステムを含む端末側端部を有する本体を有しており、コレット本体の反対側の末端における複数のコネクターは一般にそれから軸方向に伸びている。
雌雄のキャリヤーの両方は向かい合ったそれぞれ手前側及び端末側の開口を有する中空で一般に筒状の本体を有する。雄のキャリヤーの手前側の開口は雌のキャリヤーの端末側の開口への結合のために適応させられたコネクターの同心円模様を含み、一方雄のキャリヤーの端末側の開口は、保持用ジョーが自由端に形成されている複数の一般に軸方向に延びる脚を形成している。
製造の間、雌のキャリヤー及び雌の部材は挿入装置の端末側端部に、雌のキャリヤーを軸に噛み合わせ、雌の部材のドームを通って作られる開口を介して雌のキャリヤーを挿入することにより、予備−搭載される。嵌め合わせ熊手(mating prong)を雌の部材上に形成し、次いで噛み合いスロットを雌のキャリヤー上に形成し、それにより雌のキャリヤーを挿入装置のネスト内にしっかりと据える。さらにコレットのクサビが複数の脚の間に置かれ、それにより脚を離して強制するようにコレットを雄のキャリヤーを介して挿入することにより、コレットを雄のキャリヤーに予備−搭載する。雄のキャリヤーを介してコレットを挿入する前に、キャリヤーのそれぞれの脚の自由端に形成される保持用ジョーが雄の部材のドーム内に形成される開口を通って進むように、雄の部材を雄のキャリヤーの端末側端部に予備−搭載する。脚が雄の部材の開口を介して進んで保持用ジョーが開口の回りの周領域と噛み合ったら、次いでコレットのクサビを、それぞれの保持用ジョーの反対側に形成される凹凸がクサビの周の回りに形成される保持縁と噛み合い、複数の脚を離して強制するまで雄のキャリヤーを介して挿入する。コレットのクサビを雄のキャリヤーの脚の間に固定し、それにより雄の部材を雄のキャリヤーの端末側端部に固定する反力を与えるように強制用手段、例えばガータースプリングが各保持用ジョーの内部の回りに与えられる。 操作においては、外科医が腸領域に近づくために患者に成される切開を介して腹の開口を作る。次いで外科医は腸を腸上部切片と腸下部切片に切断し、次いでガン性又は病気の部分の各腸切片のそれぞれの端を清浄化して吻合のために健康な組織が存在することを保証する。雄のキャリヤーが取り付けられた予備−搭載された雄の部材を次いで外科医が腹の開口を介して挿入し、腸上部切片の固定のために例えば吸収可能な縫合材料を用いるパースストリングステッチパターン(purse string stitch pattern)を用いるこにより、腸上部切片の端を雄の部材の外側エッジの回りに連続的に固定する。腸上部切片が固定された後、外科医は予備−搭載された雌の部材が取り付けられた軸の端末側端部を患者の直腸を介してそして腸内に、軸が腸下部切片の内腔を介して現れるまで挿入する。
軸が腸下部を介して挿入されたら、腸下部切片の端を雌の部材の外側エッジの回りに、雄の部材への腸上部切片の固定と類似の方法で固定する。腸上部及び下部切片の両方を固定したら、外科医は連結されたその雄の部材を有する雄のキャリヤーを雌のキャリヤーの端末側端部に結合させ、BARキャリヤー組立体を雌の部材がキャリヤー組立体の軸に沿って雄の部材から離れている開放位置に置く。さらに、雄のキャリヤーを雌のキャリヤーと結合させる時、コレットがドローバーと噛み合い、コレットは装置が作動される適した時点に雄の部材を解放することができる。
BARキャリヤー組立体が開放位置になると、外科医は装置を作動させてキャリヤー組立体を閉鎖位置に置き、雄の部材を雌の部材と嵌め合わせる。装置を作動させ、BARキャリヤー組立体を閉鎖位置に置くために、外科医は装置のノブを親指と人差し指の間で時計方向に回転させ、それがドローバーのコレットとの噛み合わせの故に雄及び雌のキャリヤーを軸の第2の通路内に引っ張るようにする。両方のキャリヤーがドローバーにより第2の通路内に引っ張られると、雄の部材は軸のネスト内に据えられた雌の部材と嵌め合わされ、それによりBARキャリヤー組立体を閉鎖位置に置く。
雄の部材と雌の部材の間の嵌め合わせ順序の間、雌の部材の嵌め合わせ熊手は雄の部材の筒状部材に形成されたそれぞれのスロットと、各単一部材のそれぞれの外側エッジに固定された腸上部及び下部切片の向かい合った部分の間の連続的接触を保持するように噛み合う。2つの単一部材が嵌め合わされ、腸の両切片が固定されたら、外科医は時計と反対方向でノブを回転させることによりBARキャリヤー組立体を解放位置に置く。この時計と反対方向の回転はドローバーをノブから離して軸方向に動かし、それによりコレットを雄のキャリヤーに対して前方に動かす。コレットの相対的前方への動きはクサビも雄のキャリヤーの複数の脚の間から除去し、BARの嵌め合わされた単一の部材をBARキャリヤー組立体から解放する。BARの解放が行われたら、外科医は装置の軸を患者の腸下部切片から引き出し、方法が完了する。
別の実施態様では、コレットの手前側端部が好ましい実施態様におけるドローバーの端末側端部において形成されるものと類似のクロスバー−様形状を有し、一方別の実施態様のドローバーは好ましい実施態様におけるコレット本体の手前側端部において形成されるものと類似の複数のコネクターを有する。該別の実施態様はコレット及びドローバーを除いて構造的及び操作的に好ましい実施態様と同じである。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1) 2個の筒状部材の自由端に連結に使用する医用装置であって、
吻合すべき各筒状部材のそれぞれの自由端に固定し得る第1及び第2のリング部材、及び
端末側端部と手前側端部とを有する挿入部材を具備し、前記挿入装置は前記リング部材が筒状部分の自由端の一方を通って伸びるように前記リング部材の一方を経肛門的に挿入できるようにされ、
更に前記挿入装置の前記端末側端部に取り付け得るキャリヤー組立体であって、前記第1及び第2のリング部材の取り付け及び開放用の第1及び第2のキャリヤーを有し、前記第1のキャリヤーは挿入装置の前記端末側端部に取り付け可能であり、前記第2のキャリヤーは前記第1のキャリヤーの取り付け可能であり、前記第1及び第2のリング部材は互いに第1及び第2の予定された距離に位置決め可能である前記キャリヤー組立体
を具備することを特徴とする医用装置。
(項目2) 前記第1及び第2のリング部材は各がドームを備え、前記ドームの各は開口を形成する内周と外側エッジを形成する外周とを更に有する項目1による医用装置。
(項目3) 前記それぞれのドームが更に内部空洞部を形成する項目1による医用装置。
(項目4) 前記第1及び第2のリング部材が互いに向き合った関係に位置決めされる項目1による医用装置。
(項目5) 前記それぞれのドームの各の前記内部空洞部が互いに向かい合うように前記第1及び第2のリング部材が互いに向き合った関係に位置決めされる項目3による医用装置。
(項目6) 前記第1及び第2のリング部材が前記第1の予定距離に位置決めされたときに、前記キャリヤー組立体が開口位置にある項目1による医用装置。
(項目7) 前記第1及び第2のリング部材が前記第2の予定距離に位置決めされたときに、前記キャリヤー組立体が閉鎖位置にある項目1による医用装置。
(項目8) 前記第1及び第2のリング部材が前記第2の予定距離に位置決めされたときに、筒状部分の各のそれぞれ固定された自由端が吻合状態において他方の筒状部分と連続接触状態にある項目1による医用装置。
(項目9) 前記第1のキャリヤーは端末側及び手前側の開口端部を有する貫通通路を形成している中空の筒状本体を備え、前記端末側端部は複数の軸方向に伸びている脚を形成し、前記第1のキャリヤーは前記第1のキャリヤーの外部に沿って形成された複数の軸方向に伸びている第1の軌道を更に備え、前記第1の軌道は前記キャリヤー組立体が閉鎖位置に置かれたときに前記第1のリング部材の一方を前記第2の部材に向かって案内する項目7による医用装置。
(項目10) 前記第2のキャリヤーは端末側端部と手前側端部とを有する貫通通路を形成している中空の筒状本体を備え、前記第2のキャリヤーは外面に沿って形成された複数の軸方向に伸びている軌道を更に備え、前記第2の軌道は前記キャリヤー組立体が閉鎖位置に置かれたときに前記第1のリング部材を前記第2のリング部材に向かって案内する項目7による医用装置。
(項目11) 前記複数の脚の各がその自由端において1対のジョーを形成する項目9による医用装置。
(項目12) 前記複数の脚が強制用手段により互いに近寄るように強制されるように、前記ジョーの対の各が強制用手段を受け入れるようにされた項目11による医用装置。
(項目13) 前記強制用手段がガータースプリングである項目12による医用装置。
(項目14) 前記強制用手段がOリングである項目12による医用装置。
(項目15) 前記第1のリング部材を前記第1のキャリヤーに固定し、続いて前記第1及び第2のリング部材が互いに前記第2の予定された距離に置かれた後で前記第1及び第2のリング部材を前記キャリヤー組立体から解放するための固定及び解放機構を更に備える項目1による医用装置。
(項目16) 前記固定及び解放機構が手前側端部と端末側端部とを有するコレット本体を備え、前記コレット本体の前記端末側端部は自由端にクサビが形成された細長いステムを有する項目15による医用装置。
(項目17) 前記コレット本体は、前記クサビが前記複数の脚を離すように押すために、前記第1のキャリヤーの前記手前側の開口端部を通して挿入されるようにされる項目16による医用装置。
(項目18) 前記第1のリング部材は、前記複数の脚を前記第1のリング部材の前記開口を通して置きかつ前記コレット部材の前記クサビを前記複数の脚の間に置き、これにより、前記クサビの存在により前記複数の脚を離すように強制すると同時に前記強制用手段が前記複数の脚を前記クサビに押し付けて固定する反力を加えることにより、前記第1のキャリヤーの前記端末側の開口端部に定位置で固定される項目17による医用装置。
(項目19) 前記挿入部材の前記手前側端部はアクチュエーターを有し、前記アクチュエーターは、前記強制用手段が前記クサビのない前記複数の脚をしぼませて前記第1及び第2のリング部材を解放するように前記クサビを前記複数の脚の間で軸方向に動かすことにより、前記第1のリング部材の前記第1のキャリヤーからの解放をなし得る項目18による医用装置。
(項目20) 前記第1及び第2のリング部材が前記第1の予定された距離に位置決めされたとき、前記キャリヤー組立体が前記開口位置に置かれる項目10による医用装置。
(項目21) 前記第1及び第2のリング部材が前記第2の予定された距離に位置決めされたとき、前記キャリヤー組立体が前記閉鎖位置に置かれる項目10による医用装置。
(項目22) 前記第1のキャリヤー組立体が前記閉鎖位置に置かれたとき、前記第1のリング部材は前記第2のリング部材に適合して、一緒になって赤道に沿って形成された溝のある球状の形を形成し、前記溝は前記筒状部分の前記固定された自由端をまわりに受けるようにされる項目21による医用装置。
(項目23) 前記第1のリング部材は、前記第1及び第2の軌道に沿って前記第1のリング部材を前記第2のリング部材の方に案内することにより前記第2のリング部材に適合するようにされる項目22による医用装置。
(項目24) 前記アクチュエーターが回転可能なノブを有する項目15による医用装置。
(項目25) 前記ドームがこれを通る複数の開口を有する項目2による医用装置。
(項目26) 前記第1及び第2の部材の内周が筒状部材の固定された自由端を間に把持するに適した凹凸のあるパターンを形成する項目2による医用装置。
(項目27) 前記挿入部材がアクチュエーターを備え、前記アクチュエーターは軸部材に機能的に連結され、前記軸部材は、組み合わせられた第1及び第2のリング部材を解放するために前記コレット本体の前記手前側端部と機能的に組み合うための引っ張り棒を有する項目16による医用装置。
(項目28) 前記挿入部材は、その前記端末側端部の軸及びその手前側端部に形成されたハンドルを更に備える項目26による医用装置。
(項目29) 前記ハンドルが窓を形成し、前記窓が前記キャリヤー組立体の作動状態の観察可能な表示を与える項目28による医用装置。
(項目30) 作動状態の前記観察可能な表示がカラーマークである項目28による医用装置。
(項目31) 作動状態の前記観察可能な表示が前記軸部材を通して形成されたノッチであり、前記ノッチは前記窓を通して見ることのできる前記ノッチのパーセントにより作動状態の前記観察可能な表示を提供する項目28による医用装置。
(項目32) 前記キャリヤー組立体が前記閉鎖位置に置かれたとき、前記アクチュエーターは、前記第1のキャリヤーが前記端末側の開口端部内に受け入れられ、これにより前記第1第2のリング部材が適合するまで、前記軸の前記端末側開口端部を通して前記第2のキャリヤーを軸方向で引き込むように作動する項目10による医用装置。
(項目33) 前記挿入装置の前記端末側端部が入れ子を形成し、前記入れ子は前記第2のリング部材をここに受け入れるようにされる項目23による医用装置。
(項目34) 前記第1及び第2のリング部材が適合したとき、前記第2の部材は、前記第1の部材が前記第2の部材と組み合うまで前記第1及び第2のキャリヤーに沿って前記第2のリング部材の方に軸方向で駆動される項目23による医用装置。
(項目35) 2個の筒棒部材の自由端の連結に使用する吻合装置であって、
吻合すべき各筒状部材のそれぞれの自由端に固定し得る第1及び第2のリング部材、及び
端末側端部と手前側端部とを有する挿入部材を具備し、前記挿入装置は前記リング部材が筒状部材の自由端の一方を通って伸びるように前記リング部材の一方を経肛門的に挿入できるようにされ、
更に前記挿入装置の前記端末側端部に取り付け得るキャリヤー組立体であって、前記第1及び第2のリング部材の取り付け及び開放用の第1及び第2のキャリヤーを有し、前記第1のキャリヤーは挿入装置の前記端末側端部に取り付け可能であり、前記第2のキャリヤーは前記第1のキャリヤーの取り付け可能であり、前記第1及び第2のリング部材は前記キャリヤー組立体の軸線に沿って互いに第1及び第2の予定された距離に位置決め可能であり、次いで前記キャリヤー組立体から解放可能であるるキャリヤー組立体
を具備することを特徴とする吻合装置。
(項目36) 吻合すべき上方の筒状部材と下方の筒方部材の自由端との連結に使用する吻合装置であって、
吻合すべき各筒状部材のそれぞれの自由端に固定し得る第1及び第2のリング部材、及び
端末側端部と手前側端部とを有する挿入部材を具備し、前記挿入装置は前記リング部材が筒状部材の自由端の一方を通って伸びるように前記リング部材の一方を経肛門的に挿入できるようにされ、
更に前記挿入装置の前記端末側端部に取り付け得るキャリヤー組立体であって、前記第1及び第2のリング部材の取り付け及び開放用の第1及び第2のキャリヤーを有し、前記第1のキャリヤーは挿入装置の前記端末側端部に取り付け可能であり、前記第2のキャリヤーは前記第1のキャリヤーの取り付け可能であり、前記第1及び第2のリング部材は前記キャリヤー組立体の軸線に沿って互いに第1及び第2の予定された距離で互いに向かい合って位置決め可能であり、次いで前記キャリヤー組立体から解放可能であるるキャリヤー組立体
を具備することを特徴とする吻合装置。
(項目37) 吻合すべき各筒状部材のそれぞれの自由端に固定し得る第1及び第2のリング部材、及び端末側端部と手前側端部とを有する挿入部材を具備し、前記挿入装置は前記リング部材が筒状部材の自由端の一方を通って伸びるように前記リング部材の一方を経肛門的に挿入できるようにされ、更に前記挿入装置の前記端末側端部に取り付け得るキャリヤー組立体であって、前記第1及び第2のリング部材の取り付け及び開放用の第1及び第2のキャリヤーを有し、前記第1のキャリヤーは挿入装置の前記端末側端部に取り付け可能であり、前記第2のキャリヤーは前記第1のキャリヤーの取り付け可能であり、前記第1及び第2のリング部材は互いに第1及び第2の予定された距離に位置決め可能である前記キャリヤー組立体を具備することを特徴とする医用装置吻合装置を使用し上方の筒状部材及び下方の筒方部材の自由端を吻合させる方法であって、 a)腸の外科処置を要する領域を露出させるために患者の腹部開口を作り、
b)腸の領域を上方及び下方の筒状部材に切断し、上方及び下方の筒状部材の各はそれぞれ開口自由端を形成し、
c)第1のキャリヤーが取り付けられた第1のリング部材を腹部開口を通して挿入し、そして第1のリング部材のまわりに上方の筒状部材を固定し、
d)挿入装置を直腸内に挿入し、挿入装置の端末側端部に取り付けられた第2のリング部材及び第2のキャリヤーにより腸の領域を通し、前記末端側端部が下方の筒状部分の自由端を通って現れるまで挿入装置を差し込み、このとき挿入装置の端末側端部は保護カバーにより覆われ、 e)挿入装置の端末側端部から保護カバーを取り外し、
f)下方の筒状部分を第2のリング部材に固定し、
g)第1のキャリヤーを第2のキャリヤーに取り付け、これにより第1及び第2のリング部材を第1の予定距離に置き、
h)挿入装置を作動させ、これにより第1及び第2のリング部材を第2の予定距離に置き、
i)前記挿入装置を更に作動させ、これにより第1及び第2のリング部材を挿入装置から解放し、そして
j)腸の領域及び直腸から挿入装置を取り出し、腹部開口を閉じる
諸段階を含んだ吻合方法。
(項目38) 第1及び第2のリング部材がそれぞれ第1及び第2のドームを備え、前記第1及び第2のドームはそれぞれ内周及び外周を形成し、下方の筒状部材を第1のリング部材に固定する前記段階が、更に前記第1のドームの外周のまわりに下方の筒状部材の自由端を連続した状態で固定することを含む項目37による方法。
(項目39) 上方の筒状部分を第2のリング部材に固定する前記段階が、更に前記第2のドームの外周のまわりに上方の筒状部分の自由端を連続した状態で固定することを含む項目38による方法。
(項目40) 挿入装置を作動させる前記段階が、第1のリング部材を第2のリング部材に向けて組み合わせるために、挿入装置の手前側端部に配置されたアクチュエーターを時計方向に回転させることを含む項目36による方法。
(項目41) 挿入装置を更に作動させる前記段階は、組み合わせられた第1及び第2のリング部材が前記挿入装置から解放されるまで前記アクチュエーターを更に回転させることを含む項目36による方法。
図1は、本発明に従う吻合装置の斜視図。 図2は、本発明に従う図1に示した吻合装置のシヤフト及びハンドルの部分断面図。 図3は、本発明に従うバーキヤリア組立体の種々の構成部材を示す吻合装置の端末側の分解図。 図4は、本発明に従う雄部材の側面図。 図5は、本発明に従う線A−Aに沿った図4の雄部材の断面図。 図6は、本発明に従う図4の雄部材の斜視図。 図7は、本発明に従う図4の雄部材の平面図。 図8は、本発明に従う雌部材の側面図。 図9は、本発明に従う線B−Bに沿った図8の雌部材の断面図。 図10は、本発明に従う図8の雌部材の平面図。 図11は、本発明に従う図8の雌部材の斜視図。 図12は、本発明に従う雌キヤリアの側面図。 図13は、本発明に従う線C−Cに沿った図12の雌キヤリアの断面図。 図14は、本発明に従う図12の雌キヤリアの斜視図。 図15は、本発明に従う図12の雌キヤリアの端面図。 図16は、本発明に従うコレットの側面図。 図17は、本発明に従う線D−Dに沿った図16のコレットの断面図。 図18は、本発明に従う図16のコレットの斜視図。 図19は、本発明に従う雌キヤリアの側面図。 図20は、本発明に従う線E−Eに沿った図19の雌キヤリアの断面図。 図21は、本発明に従う図19の雌キヤリアの斜視図。 図22は、本発明に従う図19の雌キヤリアの端面図。 図23は、本発明に従うシヤフトの端末側端部の側面図。 図24は、本発明に従うネスト及び第2の通路を示す線F−Fに沿った図23の端末側端部の断面図。 図25は、本発明に従う図23のシヤフトの端末側端部の端面図。 図26は、本発明に従うドローバーの斜視図。 図27は、本発明に従う図26に示したドローバーの端面図。 図28は、開位置のバーキヤリア組立体を示すシヤフトの端末側端部の斜視図。 図29は、本発明に従う線G−Gに沿った図28のシヤフトの端末側端部及びバーキヤリア組立体の断面図。 図30は、閉位置のバーキヤリア組立体を示すシヤフトの端末側端部の斜視図。 図31は、本発明に従う線I−Iに沿った図30のシヤフトの端末側端部及びバーキヤリア組立体の断面図。 図31A−31Cは、本発明に従う図31に示した閉位置にバーキヤリア組立体が置かれたときの、雄部材及び雌部材の間の嵌合順序を示す図。 図32は、本発明に従う解放位置のバーキヤリア組立体を示すシヤフトの端末側端部の斜視図。 図33は、本発明に従う線J−Jに沿った図32のシヤフトの端末側端部及びバーキヤリア組立体の断面図。 図34は、本発明に従う好ましい態様を示す保護の斜視図。 図35は、本発明に従う保護カバーの他の態様を示す斜視図。 図36は、本発明に従うコレットの他の態様を示す斜視図。 図37は、本発明に従う図36の示したコレットの側面図。 図38は、本発明に従うドローバーの他の態様を示す斜視図。 図39は、本発明に従う図38の示したドローバーの端面図。 図40は、本発明に従う線K−Kに沿った図38のドローバーの断面図。
好適な態様の詳細な説明
図面を参照にして、本発明の吻合デバイスの好適態様を説明し、そして一般的に図1の10として示す。図1に示すように、吻合デバイス10は、その手前側端部でハンドル13と一体型で付いているか、またはそれを用いて形成されている曲がった延長シャフト12を含んで成り、一方BARキャリアー組立体11はシャフト12の端末側端部に取付け可能である。図2を参照にして、吻合デバイス10の内部を表す部分的断面を説明する。ハンドル13は、それぞれ第1および第2通路43および45と連結された中空の筒状形状を形成し、それらは軸方向に吻合デバイス10の手前側端部に形成された第1開口31からシャフト12を通り、その端末側端部に形成された第2開口33で第2通路45が終結する。第1通路43は第1開口から、ハンドル13がシャフト12と合う、より小さい直径の第2通路45と連絡するハンドル13を通って軸方向に延びている。
好ましくは、シャフト12は、シャフト12の本体を通って形成された穴41を通って挿入および固定するピン(示さず)により一緒に取付けられる第1および第2の同一の半分部分65および67(図25)を含む2−ポート組立体を含んで成る。好適な態様では第1および第2の半分部分65および67を一緒に固定するためのピンおよび穴の配置を開示するが、半分部分65および67を他の固定手段、限定するわけではないが接着結合、目違い継ぎ配置、リベット締めまたは他の適当な取付け手段により取付けることができることは本発明の範囲内である。好ましくは、シャフト12およびハンドル13は、硬質プラスチック材料または射出成形に適する任意の種類の材料から作成される。しかし別に、シャフト12およびハンドル13を製造するために金属を使用することもできる。
窓17(図1)は、BARキャリアー組立体の閉鎖状態につい て外科医に視覚的表示を提供するために、ハンドル13を通して形成される。カラーマークまたはノッチのような他の視覚的指標(示さず)がロッド部材23上に提供され、これは吻合デバイス10が作動し、そしてBARキャリアー組立体11が閉鎖位置に置かれた時に窓17を通して見える。閉鎖状態は、どのくらいマーク10が窓17を満たすがにより決定され、完全に閉鎖されるとマーク10が窓17全体を満たす。
使用者の親指と4つの指との間で確実に掴めるようにされたグリップ面を有するノブ15は、吻合デバイス10を開放から閉鎖位置に、そして最終的には位置を解除するように作動させるために提供される。ノブ15はさらに、その間に挿入された、環状形のアンダーカット39付のねじ込み体21を含む。ねじ込み体21は、第1通路43中に配置され、ロッド部材23とかみ合うようにされた一連のねじ山(示さず)を含む、内部の軸のねじ込み溝29を全体に形成する。第1通路43の端末側端部は、アンダーカット39とかみ合うようにされたリップ37を有するので、ねじ込み体21は通路43の内側に保持され、一方本体21をその中で自由に回転させる。ロッド部材23も、その外面の回りに形成された一連のねじ山を有し、これはロッド部材23が吻合デバイス10の組立体中にねじ込み溝29に挿入された時に、ねじ込み体21と合い、そしてかみ合う。ノブ15の時計回り方向の回転はねじ込み体21を回転させるので、ノブ15を反時計回りに回転させながらロッド部材23をノブ15に向かって軸方向に引っ張ると、ロッド部材23はノブ15から遠方に延びる。本発明の好適な態様では、ロッド部材23を軸方向に引くためのノブ15の時計回り方向の回転、および部材23を軸方向に遠方に延ばすための反時計回りの回転を開示するが、部材23を引く、または延ばすために、ノブ15がいずれかの方向で回転することができることは本発明の範囲内である。
ロッド部材25の端末側端部と一体型で取付けられているか、またはそれを用いて形成されているのは、シャフト12を通って形成される第2通路45の一部を通って延びる柔軟なシャフト部材25である。後により詳細に説明するように、複数のチャンネリング部材27は、吻合デバイス10が作動する時に、シャフト部材25が通路45に沿って後ろ−および−前へ運動することを案内するために、第2通路45の上および底の部分に沿った点で戦略的に配置されている。シャフト部分25は好ましくは、引っ張り棒16の自由端で十字形の引っ張り棒16と一体型に取り付けられているか、またはそれと形成された平らなストリップである。引っ張り棒16は、吻合デバイス10の端末側端部に取付けることができるBARキャリアー組立体11とかみ合うようになっている。
図3を参照にして、吻合デバイス10の端末側端部の拡大図およびその取付け可能なBARキャリアー組立体11を示す。このBARキャリアー組立体11は、かみ合って一体のバイオフラグメンタブル(biofragmentable)吻合リングを形成する雌部材18および雄部材20を含むBAR19を含んで成る。後でより詳細に検討するように、雌部材18は、雌部材18を通して形成される口54を通るキャリアー22を挿入することにより雌キャリアー22とかみ合う。雌キャリアー22は、開放末端を含む中空の一般的には筒状形を有し、そしてキャリアー22の手前側端部が第2通路45に挿入された時に、シャフト12とかみ合うようになっている。雄キャリアー24も開放末端を含む中空の一般的には筒状体を形成し、そしてその端末側端部に形成される複数の脚60は、BARキャリアー組立体11が開放位置に置かれる時に、雌キャリアー22に取付けることが可能である。製造中、コレット28が雄キャリアー24および雄部材20上に予め乗せられ、そしてコレット28が中空の一般的には筒状体の雄キャリアー24中に挿入され、そして複数の脚60を通る時、キャリアー24の複数の脚60の間からコレット28のクサビ84の締付け、および続いて解除を提供する。締付けクサビ84を複数の脚60の間で締付ける前に、脚60は雄部材20の口32を通って挿入され、そして口32の回りの周囲領域とかみ合うので、クサビ84が脚60を通って挿入され、そして脚60が離れて傾く時、雄部材20は効果的に雄部材20に固定される。後でより詳細に説明するように、例えばo−リングまたはガータースプリングのようなバイアス手段26が、複数の脚60の間のクサビ84を締付ける反偏向力をかけるために複数の脚60の自由端の回りに提供され、そして雄キャリアー24に対して雄部材20が予め乗せられる。
両雄および雌部材18および20に加えて、BARキャリアー組立体11はさらに各々の雌および雄キャリアー22および24ならびにコレット28を含んで成り、そしてシャフト12の端末側端部に取付け可能である。シャフト12の端末側端部は、環状のネスト14形成し、ここで第2開口33がシャフト12の内側に形成された第2通路45と連絡する。ネスト14は、雌部材18のドーム側にはまるように適合したレセプタクルを形成するドーム様形状を有する。第2開口33から軸方向に延びているのは、引っ張り棒16である。以下に詳細に説明するように、引っ張り棒16は、ネスト14にはめられ、そしてBARキャリアー組立体11をシャフト12に結合させ、そして保持するように設計された雌部材18の中央に形成された口54を通して挿入される。
図4−7を参照にして、雄部材20をより詳細に説明する。雄部材20はその中央に形成された口32を持つドーム30を含み、一方、開口53の同軸パターンはドーム30の外面の回りに形成されたスカラップ55間に並置されている。各開口53はドーム30を通る弾丸形の口を形成し、一方各スカラップ55は、各開口53間の外側の縁49に沿って小さい弓形を切断する。ドーム30はさらに、口54から空洞部40を通って軸方向に延びる筒状部材34を囲む外側の縁49を有する内部空洞部40を含む。筒状部材34の外面の一部は、軸方向延びる複数のリング軌道36を形成し、これは部材34の周囲で等間隔を空けるている。これらのリング軌道36は、筒状部材34の自由端から、部材34のおよそ途中の点(部材34の内部領域と連絡する、各軌道36がスロット38の形成を終結する場所)まで、筒状部材34の外面に沿って軸方向に延びる薄いチャンネルである。筒状部材34の内部領域は、その内面の円周の回りに等間隔を明け、そしてリング軌道36の突出した薄いチャンネル間に形成された、一連の軸方向に延びる溝42を含むリングチャンネル46を形成する。
図8−11を参照にして、雌部材18をより詳細に表す。雌部材18は、雄部材20のドーム30と同様の形状の同軸形のドーム48を含み、そしてドーム48の中央の軸口54を形成する外縁58および内縁57を有する内部空洞部56を有する。ドーム48はさらに、雄部材20に見られるものと同じパターンの開口53およびスカラップ55を含み、これは上記に開示したものと同じ同軸パターンを形成する。口54の内縁57から空洞部56の内部に軸方向に延びるのは、各突起50の自由端に形成された、ツメ52を持つかみ合う突起50である。各ツメ52は、雌部材18が雄部材とかみ合う時に雄部材20の各スロット36と結合するようにされた突出部を形成する。各ツメ52の先端縁は、雄部分20が雌部材18とかみ合う間に、任意の軌道36の障害となる例えば厳しい腸の部分のようないかなる障害物を掘って進み、そして空けるトンネル作用を提供するために角度がつけられている。
図12−15を参照にして、雄キャリアー24をより詳細に示す。雄キャリアー24は、向かい合った端末側および手前側開口末端59および61を持つキャリアーチャンネル76を形成する中空で一般的には筒状形を有するキャリアー本体70を含んで成る。端末側開口59は、開口末端59の円周の回りに等しく間隔を空け、そして開口の内側にわずかに角度をつけた複数の一般的には軸方向に延びる脚60を形成する。各脚60の自由末端は、それぞれ上部および下部ジョー66および68を有する保持ジョー64を形成する。上部および下部ジョー66および68は、複数の脚60を一緒に偏向させるためのバイヤス手段26(例えばレジリエントo−リングまたはガータースプリング)を受けるようにされたポケットを形成するが、任意の種類のレジリエントバイアス手段が本発明の範囲内にあると考える。後でより詳細に説明するように、各上部ジョー66に向かい合うのは、コレット84のクサビ84とかみ合い、そして保持するように適合されたコブ63である。キャリアー本体70はさらに、各第1キャリアー軌道72間で並置関係にある手前側開口末端61の周囲の回りで等しく間隔をあけた複数の軸方向に延びるスロット62を含む。各第1キャリアー軌道72は、BARキャリアー組立体が閉鎖位置である時、雄部材20とかみ合う結合に対して、突起50をかみ合わせ、そして案内するために適合された外部の薄いチャンネルを形成する。雄キャリアー24の手前側端部に提供されるのは、雄キャリアーチャンネル76の入り口で、円周の回りに等しく間隔を空け、しかもスロット62と軸方向に並んだ複数の連結部材74である。連結部材74は、雄キャリアー24が連結した時に雌キャリアー22の連結スロット104とかみ合うように適合されている。
図16−18を参照にして、コレット28をより詳細に説明する。コレット28は、図18に説明するように、BAR19がBARキャリアー組立体11から開放された時に解除機構の一部として役立ち、そして第1および第2の一般的には同一の半分部分であるそれぞれ94および96を含んで成る。好ましくはこの2つの半分部分94および96は、接着結合により強化された目違い継ぎ配置により互いに付けられているが、限定するわけではないが超音波溶接、リベット締め、または上記の任意の組み合わせのような他の適当な取付け手段も本発明の範囲内であると考える。各半分部分94および96は、2つの半分部分94および96を半分部分94の凸縁81を半分部分96の溝85に挿入することにより、一緒に正しく配置するために、向かい合った目違い継ぎ配置(81および83ならびに85および87)をそれぞれ有する。換位的に、2つの半分部分94および96が適当な接着剤を使用して一緒に一体構造に結合する前に2つの半分部分94および96を取付ける時、半分部分96の凸縁83を半分部分94の溝87に挿入する。
コレット本体80の手前側端部は複数のプロング86を有し、それぞれのプロング86の自由端にはコネクター98が形成される。コネクター98は引っ張り棒16と組み合うようにされ、一方、コレット本体80の端末側端部は、自由端にクサビ84を有する細長いステム82を形成する。クサビ84は、円錐台断面を有し、クサビ84の上方部分のまわりに形成された保持用のリッジ100は、ラグ60の凹凸63を保持するようにされる。以下、より詳細に説明されるであろうように、クサビ84は、吻合装置10の使用中、BAR19の固定並びに解放を行う解放機構の一部を形成する。
図19−22を参照すれば、雌のキャリヤー22がより詳細に示される。雌のキャリヤー22はキャリヤー本体108を備え、これは両側に手前側の開口端部105及び端末側の開口端部107を有する一般に中空の筒状の形を持つ。キャリヤー本体108を通って、両側の保持用の窓102が形成され、これは、雌のキャリヤー22がここに差し込まれたときに軸12と組み合うようにされる。雌のキャリヤー22の外面に沿って雌の部材18を軸方向で案内する手段が、1対の向かい合った第2のキャリヤー軌道112の形式で設けられる。第2のキャリヤー軌道112は、プロング50がそれぞれの軌道112の中央に形成された保持用の溝106と組み合うまで、雌の部材18の4個の組合用プロング50と組み合って雌のキャリヤー22に沿って案内するようにされた外側の浅い通路を備える。
端末側の開口端部107は、円周方向で等間隔に配置された複数の連結溝104を有する環状の開口を形成し、これらは雄のキャリヤー24のそれぞれの連結用部材74に連結するようにされる。連結溝104は、これと緩い取り付け適合での連結部材74との組合いを容易にする斜面を持つ。端末側の開口端部107は、雌のキャリヤー通路110の一方の端部を形成し、この通路は雌のキャリヤー22の中空の筒状形態を通って手前側の開口105に連なる。
図23−25を参照すれば、軸12の端末側端部がより詳細に示される。軸12は2個の同様な半分体65と67とを備え、これらは射出成型され、接着剤又はその他の適切な取り付け手段により互いに取り付けられることが好ましい。上述のように、入れ子14は、広げられたカップ状の受容器128を備え、この受容器は中心に形成されて第2の通路45に連絡している端末側開口89を持つ。軸12の端末側開口89から離されて表面に沿って向かい合いの軸の窓120があり、その各がそれぞれ向かい合った保持用フィンガー118を形成する。各保持用フィンガー118は、その自由端にタング122を備える。各タング122は、雌のキャリヤー22の手前側の開口端部105が入れ子14を通って第2の通路45内に挿入されたときに、それぞれの保持用の窓102と組み合うようにされた突起部分123を持つ。図24及び25に示されるように、第2の通路45は、円周方向で等間隔に配置された複数の案内130のある軸方向通路を形成し、雌のキャリヤー22の手前側の開口端部105を通路45内に案内する。案内130は、雌のキャリヤー22のそれぞれの第2のキャリヤー軌道112と組み合うようにされ、従ってキャリヤー22は、保持用フィンガー118のタング122が雌のキャリヤー22の保持用の窓102と組み合うまで第2の通路45内に滑り込み、これにより雌のキャリヤー22の手前側の開口端部105を軸12内に保持し、同時にその端末側開口端部107を通路45の外に延ばす。
雌のキャリヤー22が第2の通路45内に差し込まれると、同時に、内部に配置された引っ張り棒16が、雌のキャリヤー22の雌のキャリヤーの通路110を通して挿入される。引っ張り棒16は、引っ張り棒16の長さを伸びる第1、第2、第3及び第4の軸方向通路148、150、152及び154を有するクロスバーの形態を形成する。コレット28のコネクター88と組み合うために、引っ張り棒16の自由端は4個の翼134を有するクロスバー132を備え、これらの翼はコネクター88との組合に適した斜めのエッジを有し、更に、以下更に詳細に説明されるように、引っ張り棒16が第2の通路45内に引き込まれたときこれから外れることを防ぐ。コレット28と組み合ったときに、コレット28のコネクター88が引っ張り棒16を下に差し込み過ぎないように設けられた停止具124が、引っ張り棒16に沿ってクロスバー132から間隔を空けられて各通路148、150、152及び154内に位置決めされる。
製造期間中、コレット38は、コレット28を雄キャリヤ24を通して挿入してコレット28のくさび84をキャリヤ24の複数の脚60の間に配置させ、それにより脚60を離れるようにバイアスする(biasing apart)ことにより、コレット28は雄キャリヤ24に予備装着される(pre−loaded)。雄キャリヤ24を通してコレット28を挿入する前に、雄部材20が雄キャリヤ24の端末側端部に取り付けられて、各脚60の自由端に形成された各保持ジョー64は雄部材20のドーム30に形成された開口32を通して前進させられる。複数の脚60が開口32を通して前進させられて保持ジョー64が開口32のまわりの周区域に係合すると、次いで、くさび84の周のまわりに形成された保持うね100が各保持ジョー64の反対の位置に形成されたバンプ(bump)63に係合し、それにより脚60を離すようにバイアスするまで、コレット28のくさび84が雄キャリヤ24のキャリヤチャンネル76を通して挿入される。バイアス手段26、例えばガーターバネが各保持ジョー64の内側に受け入れられて、脚60の間にくさび84をロックする反力を与え、それにより雄部材20を雄キャリヤ24の端末側解放端部59にロックする。
図28〜図35を参照すると、吻合装置10を使用する方法が検討される。腸のような中空体器官の2つの切り離された半部を接合する外科処置の期間中、雌キャリヤ22の手前側開口端部105は、保持フィンガ118がシャフト12の保持ウインドー102に係合するまで、シャフト12の第2通路45に挿入され、それによりキャリヤ22をシャフト12に予備装着する。雌キャリヤ22がシャフト12に予備装着されると、キャリヤ22は、雌部材18のドーム48がネスト14に着座させられるまで雌部材18の開口54を通して挿入される。雌部材18が着座させられると、直腸を通して吻合装置を挿入する間患者を保護するために保護カバー138が雌キャリヤ22の端末側解放端部107の上に挿入される。
図34は保護カバー138の好ましい態様を示す。カバー138は、雌キャリヤ22の端末側解放端部107を受け入れそして保持するようになっている開口144を有する内側キャビティ140を形成する弾丸形状の構造を有するカバー本体140を含んで成る。雌キャリヤ22の端末側端部を案内しそしてキャビティ22をその中に保持するための複数の軸線方向に延びている保持ガイド146がキャビティ140の内側表面に形成されている。第35図は238として示された保持カバー138の別の態様を示し、これはカバー238がカバー本体254を含み、カバー本体254はその外表面に形成された複数のスカラップ256を有していて、使用者がカバー238をつかむのを助けるようになっていることを除いては、上記した好ましい態様と同様である。
2つの中空体器官を一緒に吻合するための外科処置において、外科医は最初に、腸領域に接近するために、患者の腹部を切開することにより腹部を開く。次いで外科医は腸の患部をそれぞれ下部腸区域と上部腸区域(示されていない)に切り離し、そして健康な組織のみが吻合されることを確実にするために、残りの患部の切られた腸のそれぞれの端(edges)を清浄化する。各腸区域の自由端が清浄化されると、外科医は予備装着された(pre−loaded)雄キャリヤ24を腹部開口を通して挿入し、そして巾着縫合(purse string stitch)を使用して連続式に雄部材20の外側エッジ(outer edge)49のまわりに上部腸区域の自由端を取り付ける。巾着縫合は例えばコーティングされた又はコーティングされていないポリグリコール酸縫合糸のような、しかしそれに限定はされない当業界で知られている適当な吸収性縫合糸を利用する。上部腸区域が取り付けられると、外科医は、シャフト12の端末側端部が下部腸区域の内腔を通って現れるまで、吻合装置10のシャフト12の端末側端部を直腸中にそして腸領域を通して挿入する。次いで外科医は上記したのと同じ巾着縫合を用いて雌部材18の外側エッジ55のまわりに下部腸区域の自由端を取り付ける。
下部腸区域が正しく雌部材18に取り付けられると、外科医は、シャフト12のドローバー(drawbar)16に既に取り付けられている雌キャリヤ22に雄キャリヤ24を取り付ける。2つのキャリヤ22と24の取り付けは、雄キャリヤ24の接続部材74を雌キャリヤ22の接続スロット104に、それに対するしっかりした係合において、係合させ、それによりバーキャリヤ組立体(BAR carrier assembly)11を図28及び図29に示されたように解放位置に置くことにより達成される。更に、雄キャリヤ24が雌キャリヤ22に取り付けられるとき、コレット28のコネクタ88はドローバー16のクロスバー132に既に取り付けられており、その結果コレット28は、以下にもっと詳細に述べるように、雌部材18及び雄部材20をバーキャリヤ組立体11から解放するために、装置10が作動されそしてドローバー16がシャフト12から軸線方向に遠ざかるように延ばされる(適当な時間に雄部材20を解放することができる。
図30及び図31を参照すると、バーキャリヤ組立体の閉鎖位置が示される。雄部材20がコレット28によりバーキャリヤ組立体11にロックされそして解放位置に置かれた後、外科医は次いで吻合装置10を作動させて、組立体11を閉鎖位置に置きそして雄部材20を雌部材18に嵌合させる(mate)。バーキャリヤ組立体11を閉鎖位置に置くために、外科医はノブ15を時計回りの方向に回転させ、それによりロッド部材23を軸方向においてノブ15に向けて回転させる。ロッド部材23のノブ15に向けてのこの軸方向運動は、雌キャリヤ22をシャフト12の保持フィンガ118との係合から解放し、その結果キャリヤ22と雄キャリヤ24は吻合装置の第2通路45に引っ張られる。キャリヤ22及び24の第2通路45へのこの移動は同時に、雄キャリヤ24に取り付けられている雄部材20が雌部材18に向けて移動すること及び雌部材18とついには嵌合することを引き起こす。
図31を参照すると、バーキャリヤ組立体411が閉鎖位置にあって、雌部材18に完全に嵌合された雄部材20の断面図が示される。雄キャリヤ24が第2通路45に引っ張られるにつれて、雌部材18の各嵌合プロング(mating prong)50の爪52はついには雄部材18の管状部材34に形成されたそれぞれのスロット38に係合し、それにより2つの部材18及び20を一つの構造に嵌合させる(mate)。
図31A〜図31Cを参照すると、雌部材及び雄部材18及び20の嵌合順序が示される。図31Aでは、雌部材18のプロング52は、2つの部材18と30が嵌合し始めるにつれて、雄部材20の管状部材34のリングレースウエイ(ring raceway)36に係合する。図31Bは雄部材20のスロット38に係合し始めているプロング52を示し、図31Cはスロット38に完全に挿入されたプロング52及び完全に嵌合された2つの一つになった部材18及び20を示す。
図32及び図33を参照すると、バーキャリヤ組立体11は解放位置で示される。ひとつになった部材18及び20が嵌合されると、外科医はノブ15を反時計回りの方向に回転し、それによりドローバー16はノブ15から軸方向に遠ざかるように動く。コレット28のプロング86に係合されるドローバー16が軸方向に動くにつれて、くさび84は雄キャリヤ24の脚60から同時に除去され、それによって、バイアス手段26が脚60を内側に強制しそしてバー19を解放するにつれて、脚60をお互いの方に向けてつぶれる(collapse)ことを引き起こす。。
図40及び図41を参照すると、コレット28の別の態様が示されそして一般に328として示される。コレット328は単一の製品であり、一端に形成されたドローバー部分392とその他端に形成されたくさび384を含むコレット本体380を含んで成る。ドローバー部分392は、部分392にに沿って軸方向に延びそしてクロスバー397で終わる第1、第2、第3及び第4軸方向チャンネル383、385、387及び389を含む。クロスバー397はそれぞれドローバー316の自由端に第1、第2、第3及び第4のウイング370、371、372及び373を形成する一般にクロスバー形状を有する。隣接するウイング370、371、372及び373と組合わさった各ウイング370、371、372及び373は、ドローバー部分392の自由端に形成する且つそれぞれのチャンネル383、385、387及び389へと先細になる(taper down)軸方向に延びているウイングチャンネル399を形成する。
コレット本体380はドローバー部分392とフロント部分394とに間に間置されている一般に管状断面の中央部分396を含んで成る。フロント部分394は円錐形部材395を有し、円錐形部材395は心棒382に合しそしてその自由端に形成されたくさび384で終わる。くさび384はくさび84と同様な構造でありそして好ましい態様で述べられた同様なロック及び解放配置で使用される。
図38〜図40を参照すると、ドローバー16の別の態様が示されそして一般に316として示される。ドローバー316は同一の半部315及び317を含んで成り、これらの半部は接着剤接合又は適当な取り付け手段によって互いに取り付けられている。クロスバー397の各ウイング370、371、372及び373は、ドローバー316と係合するようになっている。ドローバー315は手前側端部321と端末側端322を含む。図43に示されたように、手前側端321は一対の丸みのある端部313を含み、それらの間にスロット319が形成されており、そしてドローバー316の軸線に対して横断関係においてチャンネル324が手前側端部321を通って延びている。スロット319がいっいの丸みのあるエッジ313の間で垂直に延びておりそしてシャフト部材25の自由端を受け入れるようになっている。好ましくは、シャフト部材25は、部材25がドローバー316の手前側端部321に取り付けられるとき開口324と整列する開口(示されていない)も含む。次いでピン(示されていない)が全体のチャンネル324を通して挿入されそしてそれに当業界で周知の手段によって係合され、その結果シャフト部材25はドローバー316に取り付けられる。替わるものとして、本発明の範囲内に入るドローバー316の手前側端部321にシャフト部材25を取り付けるための他の手段は、スナップ嵌合取り付け、リベット締め又はタング(tongue)及び溝(groove)係合を包含するが、これらに限定はされない。
ドローバー316の端末側端322はその自由端から遠ざかるように延びている複数の軸線方向に延びているコネクタ320を形成する。コネクタ320はコレット28の好ましい態様で開示されたコネクタ88と同様な構造であり、そして雄キャリヤ24がバーキャリヤ組立体を解放位置に置くとき外科医により雌キャリヤ22に取り付けられるとき、コレット328のドローバー部分392と同様に係合するようになっている。挿入装置10の他の部分の構成及び構造は変わらない。
本発明の特定の態様を例示しそして説明してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種々の変更がなされうることは前記から理解されるべきである。従って本発明は明細書により限定されることを意図するものではなく、本発明の範囲は請求の範囲によってのみ限定されることを意図する。

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  1. 明細書に記載の発明。
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