JP2010252985A - 運動支援システム、運動支援方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

運動支援システム、運動支援方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの運動を妨げることなく、ユーザの運動能力や運動中の体調変化に応じた運動コンテンツを提供する
【解決手段】本発明に係る運動支援システム10は、運動強度の異なる複数の運動情報を含む運動コンテンツを表示し、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示する表示装置12と、表示装置に運動コンテンツを表示中に、ユーザの生体データを検出するセンシング装置14とを備えている。そして、表示装置12は、センシング装置14が検出した生体データが、ユーザに提供すべき運動情報において、予め定められた生体データの目標値の範囲内であるか否かを判定し、生体データが目標値の範囲内ではないと判定したとき、ユーザに提供すべき運動情報を、運動強度の異なる他の運動情報に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの運動を支援するための運動支援システム、運動支援方法、プログラム及び記録媒体に関する。
2008年4月から特定健康診査及び特定保険指導が導入されたことに伴い、各健康保険組合等に、40歳〜74歳の健康保険加入者を対象としたメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関する健診及び指導が義務づけられている。このように、近年、健康増進や肥満防止への志向が高まっている。また、近年患者数が増加している糖尿病、高血圧症等の生活習慣病は、多くの場合、内臓脂肪の蓄積が原因となっている。したがって、これらの生活習慣病の予防のために、適度な運動とバランスのとれた食事とにより、内臓脂肪を減らすことが不可欠であると言われている。
このような社会背景から、運動習慣に対する社会的意識は高まっている。そして、自宅等の室内においてテレビ等の表示装置において、簡単な体操等のテレビ番組を視聴したり、エクササイズコンテンツが収録されたDVD等を視聴したりしながら、エクササイズを実施するユーザが増加している。また、家庭用ゲーム機をテレビ等の表示装置に接続して、ゲーム感覚でエクササイズを実施するユーザも増加している。
このように、表示装置に表示されたコンテンツにしたがって運動を促す運動支援システムが、特許文献1に記載されている。特許文献1には、ユーザの運動能力や運動中の体調の変化から、最適な運動コンテンツを選択し、選択した運動コンテンツをユーザに提供する運動支援システムが記載されている。
特開2006−255028号公報(2006年9月28日公開)
しかしながら、特許文献1に記載の運動支援システムにおいては、運動中のユーザの運動量が所定の目標範囲内に入っていないと判定した場合に、運動負荷の異なる他の運動コンテンツデータをサーバからユーザ端末に送信して、ユーザに提供する運動コンテンツを変更するようになっている。したがって、運動コンテンツを変更するとき、サーバからの運動コンテンツデータの送信及びユーザ端末での運動コンテンツデータの受信等により、ユーザは一時的に運動を中止せざるを得ず、ユーザの運動の妨げになる可能性があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザの運動を妨げることなく、ユーザの運動能力や運動中の体調変化に応じた運動コンテンツを提供することが可能な運動支援システム、運動支援方法、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る運動支援システムは、運動強度の異なる複数の運動情報を含む運動コンテンツを表示し、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示する表示手段と、上記表示手段に上記運動コンテンツを表示中に、ユーザの生体データを検出する生体データ検出手段と、上記生体データ検出手段が検出した上記生体データが、上記ユーザに提供すべき運動情報において予め定められた生体データの目標値の範囲内であるか否かを判定する生体データ判定手段と、上記生体データ判定手段が、上記生体データが上記目標値の範囲内ではないと判定したとき、上記ユーザに提供すべき運動情報を、運動強度の異なる他の運動情報に切り替える表示切り替え手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明に係る運動支援方法は、運動強度の異なる複数の運動情報を含む運動コンテンツを表示し、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示する表示工程と、上記表示工程において上記運動コンテンツの表示中に、ユーザの生体データを検出する生体データ検出工程と、上記生体データ検出工程において検出した上記生体データが、上記ユーザに提供すべき運動情報において予め定められた生体データの目標値の範囲内であるか否かを判定する生体データ判定工程と、上記生体データ判定工程において、上記生体データが上記目標値の範囲内ではないと判定したとき、上記ユーザに提供すべき運動情報を、運動強度の異なる他の運動情報に切り替える表示切り替え工程とを包含していることを特徴としている。
上記の構成によれば、表示手段は、運動強度の異なる複数の運動情報を含む運動コンテンツを表示するとき、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示する。そして、表示手段に運動コンテンツを表示中に、生体データ検出手段は、ユーザの生体データを検出する。これにより、表示手段に表示された運動コンテンツのうち、他の運動情報とは異なる表示形式で表示された運動情報に従って運動中のユーザの生体データを検出する。
そして、生体データ判定手段は、生体データ検出手段が検出した生体データが、ユーザに提供すべき運動情報において予め定められた生体データの目標値の範囲内であるか否かを判定し、生体データが目標範囲内ではないと判定したとき、表示切り替え手段は、ユーザに提供すべき運動情報を、運動強度の異なる他の運動情報に切り替える。
このように、運動中のユーザの生体情報を監視し、ユーザの生体情報の変化に基づいて、最適な運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示することによって、ユーザが最適な運動情報を視聴しやすくする。そして、表示手段に表示される運動コンテンツには、予め運動強度の異なる複数の運動情報が含まれているので、運動強度の異なる運動情報に切り替えるときに、その都度通信ネットワーク等に接続して運動コンテンツを取得する等の作業を行う必要がない。すなわち、生体データに基づいて運動強度を変更するたびに運動コンテンツを受信する必要がなく、運動中のユーザは運動を妨げられることなく、運動を継続することができる。すなわち、本発明に係る運動支援システムによれば、ユーザの運動を妨げることなく、ユーザの運動能力や運動中の体調変化に応じた運動コンテンツを提供することができる。また、運動コンテンツの提供者にとっては、運動負荷の異なる複数の運動コンテンツをサーバ上に備えている必要がなく、実用面における負担を軽減することができる。
また、本発明に係る運動支援システムにおいて、上記運動コンテンツに含まれる複数の運動情報は、それぞれ異なる運動強度で運動している人物の状態を示す画像データを含んでいることが好ましい。これにより、ユーザは、表示手段によって表示される人物の運動動作に倣って運動することで、最適な運動強度の運動を行うことができる。すなわち、運動中に運動方法について文字情報等を読みながら動作する必要がなく、容易に最適な運動強度の運動を行うことができる。
また、本発明に係る運動支援システムにおいて、上記表示手段は、表示サイズ、輝度及び配色の少なくともいずれか1つが、上記ユーザに提供すべき運動情報と上記他の運動情報とで異なるように表示することが好ましい。上記の構成によれば、表示手段によって表示される運動コンテンツのうち、ユーザに提供すべき運動情報を、他の運動情報よりも見やすく表示するように、その表示サイズ、輝度及び配色の少なくともいずれか1つが、ユーザに提供すべき運動情報と他の運動情報とで異なるように表示する。これにより、ユーザは、最適な運動情報として選択中の運動情報を、他の運動情報よりも視認しやすくなり、より効率よく運動コンテンツを提供することができる。
また、本発明に係る運動支援システムにおいて、上記表示手段は、ぼかし処理した上記他の運動情報を表示することによって、上記ユーザに提供すべき運動情報を上記他の運動情報と異なる表示形式で表示することが好ましい。このように、表示手段によって表示される運動コンテンツのうち、ユーザに提供すべき運動情報以外の他の運動情報を、ぼかし処理して表示するので、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報よりも見やすく表示することができる。これにより、ユーザは、最適な運動情報として選択中の運動情報を、他の運動情報よりも視認しやすくなり、より効率よく運動コンテンツを提供することができる。
なお、上記運動支援システムは、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記運動支援システムをコンピュータにおいて実現するプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る運動支援システムは、運動強度の異なる複数の運動情報を含む運動コンテンツを表示し、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示する表示手段と、上記表示手段に上記運動コンテンツを表示中に、ユーザの生体データを検出する生体データ検出手段と、上記生体データ検出手段が検出した上記生体データが、上記ユーザに提供すべき運動情報において予め定められた生体データの目標値の範囲内であるか否かを判定する生体データ判定手段と、上記生体データ判定手段が、上記生体データが上記目標値の範囲内ではないと判定したとき、上記ユーザに提供すべき運動情報を、運動強度の異なる他の運動情報に切り替える表示切り替え手段とを備えているので、ユーザの運動を妨げることなく、ユーザの運動能力や運動中の体調変化に応じた運動コンテンツを提供することができる。
本発明に係る運動支援システムの一実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る運動支援システムのセンシング装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る運動支援システムの表示装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る運動支援システムのサーバ装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る運動支援システムにより提供する運動コンテンツの一実施形態を示す概略図である。 本発明に係る運動支援システムによる初期設定及び運動準備処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る運動支援システムによる運動コンテンツの切り替え処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の一実施形態について、図1〜7に基づいて説明すると以下の通りである。まず、本発明に係る運動支援システム10について、図1を参照して説明する。図1は、本発明に係る運動支援システム10の一実施形態を示す概略構成図である。図1に示すように、運動支援システム10は、サーバ装置11、表示装置(表示手段、表示切り替え手段、生体データ判定手段)12、及びセンシング装置(生体データ検出手段)14を備えている。サーバ装置11は、データベース15を備えている。サーバ装置11、表示装置12、及びセンシング装置14は、ネットワーク13を介して、互いにデータの送受信が可能となっている。
また、表示装置12とセンシング装置14とは、有線又は無線通信により少なくともセンシング装置14から表示装置12に各種データを送信できるように構成されていてもよい。通信方式としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信方式及び無線LAN等の無線データ通信方式、並びにケーブル等を介しての有線接続方式等が挙げられる。
(センシング装置14)
運動支援システム10が備えるセンシング装置14について、図2を参照して説明する。図2は、本発明に係る運動支援システム10のセンシング装置14の一実施形態を示すブロック図である。図2に示すように、センシング装置14は、脈拍センサ21、血圧センサ22、体温センサ23、演算処理部(CPU)24、アンテナ25、及びメモリ26を備えている。センシング装置14は、ユーザの身体、特に、ユーザの指、腕又は耳等の、脈拍数や血圧等の生体データが検出可能な部位に装着されるものである。
脈拍センサ21は、ユーザの脈拍数又は心拍を検出するものである。血圧センサ22は、ユーザの血圧を検出するものである。体温センサ23は、ユーザの体温を検出するものである。脈拍センサ21、血圧センサ22、及び体温センサ23としては、それぞれ公知のセンサを用いることができる。CPU24は、脈拍センサ21、血圧センサ22、及び体温センサ23によって検出したそれぞれの検出データを監視する。
そしてCPU24は、例えば、脈拍センサ21、血圧センサ22、及び体温センサ23が検出した脈拍数、血圧、及び体温等の生体データの少なくともいずれかが、所定値を超えたか又は所定量以上変化したか、並びに検出開始から所定時間経過したか等を判定し、判定結果がYesである場合に、これらの生体データをアンテナ25から表示装置12に送信するようになっている。CPU24が、リアルタイムクロック等の時刻管理モジュールを内蔵している場合には、時刻情報を同時に表示装置12に送信してもよい。メモリ26は、表示装置12に送信する上記の生体データを、送信するまで一時的に記憶するためのものである。
(表示装置12)
次に、運動支援システム10が備える表示装置12について、図3を参照して説明する。図3は、本発明に係る運動支援システム10の表示装置12の一実施形態を示すブロック図である。図3に示すように、表示装置12は、演算処理部(CPU)31、バス32、プログラムメモリ33、データメモリ34、通信インターフェース(通信I/F)35、センサ通信インターフェース(センサ通信I/F)36、及び入出力インターフェース(入出力I/F)37を備えている。プログラムメモリ33には、コンテンツ再生プログラム33a、ズーム表示プログラム33b、及び運動強度状況分析プログラム33cが記憶されている。また、データメモリ34は、コンテンツ蓄積エリア34a、生体データ蓄積エリア34b、及びズームポジション記憶エリア34cを含んでいる。入出力I/F37は、入力部37a、表示部37b及びスピーカ37cを備えている。
表示装置12は、例えば屋内等に設置され、センシング装置14から送信される生体データを受信するための通信機能を有していればよく、テレビジョン受像機、パーソナルコンピュータ等を用いることができる。表示装置12は、センシング装置14から送信された生体データを受信して処理することによって、運動中のユーザの生体データをリアルタイムに把握するようになっている。プログラムメモリ33、データメモリ34、通信I/F35、センサ通信I/F、及び入出力I/Fは、バス32を介してCPU31に接続されている。プログラムメモリ33は、種々のプログラムを記憶するための記憶装置である。このような記憶装置として、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、RAM等を用いることができる。
プログラムメモリ33に記憶されたコンテンツ再生プログラム33aは、表示装置12に、コンテンツ蓄積エリア34aに格納された運動コンテンツを、表示部37bに表示する処理を実現させるプログラムである。また、ズーム表示プログラム33bは、表示装置12に、ズームポジション記憶エリア34cに記憶された各運動情報のズームポジションを取得し、ユーザに最適な運動強度の運動情報として選択された、ユーザに提供すべき運動情報が、他の運動情報よりも大きく表示されるようにズーム表示させるプログラムである。運動強度状況分析プログラム33cは、表示装置12に、生体データ蓄積エリア34bに格納された生体データを抽出し、当該生体データが、ユーザに提供すべき運動情報において予め定められた生体データの目標値の範囲を超過しているか否かを判定させるプログラムである。そして、運動強度状況分析プログラム33cは、その判定結果に基づいて、選択中の運動情報と運動強度が異なる運動情報を、ユーザに最適な運動情報として決定し、その表示形式が他の運動情報とは異なるように運動コンテンツの表示を切り替えるようになっている。
データメモリ34は、種々のデータを記憶するための記憶装置である。このような記憶装置として、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、RAM等を用いることができる。データメモリ34のコンテンツ蓄積エリア34aには、サーバ装置11から通信I/F35を介して受信した運動コンテンツを格納する領域である。また、生体データ蓄積エリア34bは、センシング装置14が検出し、センサ通信I/F36を介して受信した生体データを格納する領域である。ズームポジション記憶エリア34cは、サーバ装置11から通信I/F35を介して受信した運動コンテンツに含まれる、複数の運動情報の各ズームポジションを格納する領域である。
通信I/F35は、表示装置12とサーバ装置11とのデータの送受信を行うものである。通信I/F35は、ユーザが入力部37aから入力した個人情報や、運動コンテンツの要求指示をサーバ装置11に送信する。また、通信I/F35は、サーバ装置11に送信して、サーバ装置11のデータベース45に格納されている個人情報や、ユーザの要求に応じてサーバ装置11から送信される運動コンテンツデータを受信する。センサ通信I/F36は、表示装置12とセンシング装置14とのデータの送受信をおこなうものである。センサ通信I/F36は、センシング装置14が検出して表示装置12に送信する生体データを受信する。
入出力I/F37は、ユーザからの入力を受け付け、画像データ及び音声データを出力することによって、ユーザに運動コンテンツを提供するものである。入出力I/F37の入力部37aは、ユーザからの入力指示を受け付けるものであり、テンキーやタッチパネル等を用いることができる。また表示部37bは、運動コンテンツに含まれる画像データを表示するものであり、液晶表示パネル等を用いることができる。スピーカ37cは、運動コンテンツに含まれる音声データを出力するものであり、公知のスピーカを用いることができる。
(サーバ装置11)
次に、運動支援システム10が備えるサーバ装置11について、図4を参照して説明する。図4は、本発明に係る運動支援システムのサーバ装置11の一実施形態を示すブロック図である。図4に示すように、サーバ装置11は、演算処理部(CPU)41と、バス42、プログラムメモリ43、通信インターフェース(通信I/F)44、及びデータベース45を備えている。プログラムメモリ43には、個人情報受信記憶制御プログラム43a及び運動コンテンツ選択プログラムが記憶されている。データベース45は、個人情報テーブル45a及び運動コンテンツテーブル45bを含んでいる。
サーバ装置11には、ユーザの個人情報データと、センシング装置14が検出した、運動中のユーザの生体情報とから、ユーザに適した運動コンテンツデータを選択して、ユーザに提供するものである。サーバ装置11において、プログラムメモリ43、通信I/F44及びデータベース45は、バス42を介してCPU41に接続されている。
プログラムメモリ43は、種々のプログラムを記憶するための記憶装置である。このような記憶装置として、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、RAM等を用いることができる。プログラムメモリ43に記憶された個人情報受信記憶制御プログラム43aは、サーバ装置11に、表示装置12との間における通信I/F44による個人情報データの送受信処理を行う処理を実現させるためのプログラムである。また、通信I/F44が受信した個人情報データを個人情報テーブル45aに格納する。個人情報テーブル45aに格納された個人情報は、表示装置12からの要求によって、表示装置12に送信される。また、運動コンテンツ選択プログラム43bは、サーバ装置11に、通信I/F44が受信した個人情報データに基づいて、ユーザ毎に最適な運動コンテンツを、運動コンテンツテーブル45bから選択する処理を実現させるためのプログラムである。
通信I/F44は、サーバ装置11と表示装置12とのデータの送受信を行うものである。通信I/F44は、表示装置12から送信される、ユーザが入力部37aから入力した個人情報や、運動コンテンツの要求指示を、受信する。また、通信I/F44は、データベース45に格納されている個人情報や、表示装置12を介したユーザの要求に応じて運動コンテンツデータを送信する。
データベース45に含まれる個人情報テーブル45aは、ユーザの性別、身長、体重、生年月日、目標表示カロリー、嗜好する運動メニュー、運動能力等の個人情報データを、ユーザID及びパスワードに関連付けて含んでいる。また、運動コンテンツテーブル45bは、コンテンツ名称、コンテンツジャンル、運動強度、運動時間、概要、URL、ズームポジション等の運動コンテンツデータを、コンテンツIDに関連付けて含んでいる。運動コンテンツデータの詳細については後述する。
(運動コンテンツ50)
次に、本発明に係る運動支援システム10が提供する運動コンテンツ50について、図5を参照して説明する。図5は、本発明に係る運動支援システム10により提供する運動コンテンツ50の一実施形態を示す概略図である。サーバ装置11の運動コンテンツテーブル45bから取得された運動コンテンツデータは、表示装置12の表示部37bに運動コンテンツ50として表示される。
運動コンテンツ50は、ユーザの運動を支援してカロリー消費を促すための運動内容を表すコンテンツであってもよい。このような運動コンテンツ50として、例えば、ヨガ、筋力トレーニング、ストレッチ、ランニング、ジョギング、サイクリング、フィットネス、格闘技(合気道、空手、ボクシング等)、歩行、速歩、ダンス、エアロビクス、縄跳び、ラジオ体操、テニス等の球技、バトミントン、及び水泳等の運動内容を表すコンテンツが挙げられる。
図5に示すように、運動コンテンツ50は複数の運動情報を含んでいる。そして、これらの運動情報は、それぞれ異なる運動強度の運動内容を示している。例えば、運動コンテンツ50は、それぞれ異なる運動強度で運動している人物の状態を示す画像データを、運動情報として含んでいる。すなわち、図5においては、インストラクターAが、例えば運動強度5、インストラクターBが運動強度4、インストラクターCが運動強度3で運動している状態を示している。このように、運動コンテンツ50は、複数人のインストラクターが同一画面内でそれぞれ異なる運動強度で同一の運動事例を実演した様子を示す画像データを運動情報として含んでいる。
本実施形態において、運動コンテンツ50は、運動強度が異なる複数の運動情報を、運動している人物の状態を示す画像データとして含んでいるが、運動情報を文章により表した文字情報等として含んでいてもよく、このような文字情報を表示部37bに表示して、ユーザに提供するようになっていてもよい。
ここで運動強度を、例えば、「METs(メッツ)」と呼ばれる単位で表してもよい。「METs」とは、人間が運動などで消費するエネルギー量が、安静時に消費するエネルギー量の何倍に当たるかを示す単位、すなわち運動の強度を示す単位である。なお、運動コンテンツ50に含まれる運動情報は、H.264及びMPEG2等の動画ファイル、JPEG、GIF等の静止画ファイル、並びにテキストファイル等によって構成されていてもよい。
運動コンテンツ50は、ユーザに分かりやすく表示するためのコンテンツ名称、コンテンツジャンル、運動強度、運動時間、概要、及びズームポジションを、運動コンテンツ50を識別するためのコンテンツIDと関連付けて含んでいる。また、運動コンテンツ50がネットワーク上に格納されている場合は、そのURLを含んでいる。さらに、運動コンテンツテーブル45bに含まれるそれぞれの運動コンテンツは、時間的遷移に応じて、指標となる運動強度データがコンテンツストリームに付随もしくは同時に提供されるデータファイルとして存在し、表示中の内容に応じて適切な運動強度を取得できるように構成されていてもよい。
運動コンテンツテーブル45bには、例えば、コンテンツID{001,002,003,004…}と関連付けて、コンテンツ名称{猫のポーズ、らくだのポーズ、船のポーズ…}、コンテンツジャンル{ヨガ、筋トレ、有酸素運動、リラックス…}、運動強度{1.0,1.5,2.0,2.5…}、運動時間(秒){60,120,180…}、概要{猫のポーズは骨盤周囲の血行を促し、内臓器官の機能を高め、ウエスト、ヒップを引き締める。…}、URL{http://www.***.**/}、ズームポジション{(x1,y1)(x2,y2)…}等のデータが格納されている。
ズームポジションデータは、運動強度が異なる複数人のインストラクターのそれぞれをズーム表示するにあたって活用するx軸とy軸とからなる表示画面上における座標情報である。例えば図5においては、インストラクターAのズームポジションデータ(XA1、YA1)(XA2、YA2)の二点における座標データを運動コンテンツに関連付けて含んでおくことで、インストラクターAの運動強度の運動情報が選択されたときに、運動コンテンツ51に示すように、インストラクターAをズーム表示しすることができる。
同様、に運動強度の異なるインストラクターBのズームポジションデータ(XB1、YB1)(XB2、YB2)の二点における座標データを運動コンテンツに関連付けて含んでいることで、インストラクターBの運動強度の運動情報が選択されたときに、最適なズーム表示を実現することができる。なお、図5には、インストラクターAのズームポジションを明示したが、実際の運動コンテンツ50内にはズームポジションが明示されなくてもよい。表示状態を変化させる位置をズームポジション等の情報に基づいて任意の形状により形成することによって、対象となる表示範囲を定義してもよい。
なお、本実施形態においては、サーバ装置11のデータベース15が、運動コンテンツを記録している構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、サーバ装置11にネットワークを介して接続される他の記録装置が運動コンテンツを記録する構成であってもよい。このとき、サーバ装置11が備えるデータベース15は、運動コンテンツを記録する代わりに、運動コンテンツが記録されている記録装置のURLやタグ等のインターネット上に存在する情報資源(運動コンテンツを構成する文書などの文字情報や画像等)の場所を示す記述を記録したものであってもよい。サーバ装置11は、この情報資源の場所を示す記述を参照することにより、他の記録装置に記録されている運動コンテンツを取得することができる。
このように、本発明に係る運動支援システム10において、表示装置12は、運動強度の異なる複数の運動情報を含む運動コンテンツ50を表示し、ユーザに提供すべきインストラクターAの運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示する。そして、表示装置12に運動コンテンツ50を表示中に、センシング装置14は、ユーザの生体データを検出する。表示装置12は、センシング装置14が検出した生体データが、インストラクターAの運動情報において予め定められた生体データの目標値の範囲内であるか否かを判定し、生体データが目標範囲内ではないと判定したとき、ユーザに提供すべき運動情報を、インストラクターAの運動情報と運動強度の異なるインストラクターB又はインストラクターCに切り替える。
このように、運動中のユーザの生体情報を監視し、ユーザの生体情報の変化に基づいて、最適な運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示することによって、ユーザが最適な運動情報を視聴しやすくする。そして、表示装置12に表示される運動コンテンツ50には、予め運動強度の異なる複数の運動情報が含まれているので、運動強度の異なる運動情報に切り替えるときに、その都度通信ネットワーク等に接続して運動コンテンツを取得する等の作業を行う必要がない。
したがって、運動中のユーザは運動を妨げられることなく、継続することができる。すなわち、本発明に係る運動支援システム10によれば、ユーザの運動を妨げることなく、ユーザの運動能力や運動中の体調変化に応じた運動コンテンツを提供することができる。また、運動コンテンツの提供者にとっては、運動負荷の異なる複数の運動コンテンツをサーバ上に備えている必要がなく、実用面における負担を軽減することができる。
(運動コンテンツ提供処理)
次に、運動支援システム10による運動コンテンツの提供処理について、図6及び7を参照して説明する。図6は、本発明に係る運動支援システム10による初期設定及び運動準備処理の流れを示すフローチャートであり、図7は、本発明に係る運動支援システム10による運動コンテンツの切り替え処理の流れを示すフローチャートである。運動支援システム10の運動コンテンツの提供処理においては、サーバ装置11、表示装置12及びセンシング装置14が制御される。
まず、運動支援システム10を利用するユーザは、その利用の前に、自身の個人情報を、表示装置12を介してサーバ装置11に登録する。その上で、センシング装置14を腕等の生体データの測定部位に装着し、運動コンテンツ50を参照しつつ運動を開始する。ここで、運動支援システム10の運動コンテンツ提供処理の前半部分を、図6を参照して説明する。
図6に示すように、まず、ステップS101において、ユーザより表示装置12の電源をONする指示等の表示装置12を起動させる指示を含めたブラウザ起動の指示を、表示装置12の入力部37aが受け付ける。このとき、表示装置12のCPU31は、表示装置12においてブラウザ等のネットコンテンツ用の閲覧ソフトを起動する。次に、ステップS102において、ユーザが、自身の身体情報、嗜好する運動メニュー、及び運動能力等の個人情報を、入力部37aから入力する。入力された個人情報が、通信I/F35を介してサーバ装置11に送信される(ステップS103)。そして、ステップS104において、サーバ装置11への個人情報の送信が完了したか否かを判定する。ステップS104において、個人情報の送信が完了したと判定した場合(Yes)、次のステップS105の処理を行う。ステップS104において、個人情報の送信が完了していないと判定した場合、ステップS103に戻って個人情報の送信を行い、送信が完了するまでこの処理を繰り返す。
サーバ装置11は、表示装置12から個人情報が送信されると、通信I/F44においてこれを受信する(ステップS111)。サーバ装置11が備えるCPU41は、プログラムメモリ43に記録された個人情報受信記憶制御プログラム43aを起動し、通信I/F44が受信した個人情報を、データベース45の個人情報テーブル45aに記録し、個人情報のレコードを作成する(ステップS112)。次に、ステップS113において、CPU41は、ステップS112においてデータベース45に記録した個人情報に、他のユーザの個人情報と識別するための識別情報(以下、ユーザIDとする)と、当該識別情報に対するパスワードとを生成し、互いに関連付けてデータベース45の個人情報テーブル45aに記録する。そして、ステップS114において、CPU41は、生成したユーザIDとパスワードとを、通信I/F44を介して表示装置20に送信する。
表示装置12は、サーバ装置11から送信されたユーザID及びパスワードを、通信I/F36により受信し(ステップS105)、表示部37bに表示する(ステップS106)。以上のように、運動コンテンツを利用するユーザの個人情報と、当該個人情報に関連付けられたユーザID及びパスワードとを、サーバ装置11のデータベース45に格納し、ユーザID及びパスワードを表示装置12に表示することで、運動支援システム10の初期設定処理が完了する。
なお、本実施形態において、ユーザの個人情報とは、ユーザの性別、身長、体重、及び生年月日からなる身体情報、ユーザ自身が嗜好する運動メニュー、並びにユーザ自身の運動能力により構成されるものとするが、必要に応じて、住所、氏名、職業、家族構成、目標とする消費カロリーの値等を含んでいてもよい。また、目標消費カロリー値は、ユーザによって入力された目標消費カロリー値に基づいて、表示装置12のCPU31が決定する構成としてもよいし、ユーザが入力した生年月日、身長、体重等の身体情報に基づいて、表示装置12のCPU31が決定する構成であってもよい。
次に、初期設定が完了したユーザは、ステップS107において、運動コンテンツの要求指示を表示装置20の入力部37aに入力する。入力された運動コンテンツの要求指示は、通信I/F35を介してサーバ装置11に送信される。サーバ装置11は、表示装置12から運動コンテンツの要求指示が送信されると、通信I/F44において受信する。そして、ステップS116において、サーバ装置11のCPU31は、プログラムメモリ43に記録された運動コンテンツ選択プログラム43bを起動し、データベース45に格納されたユーザの個人情報に基づいて、ユーザに最適な運動コンテンツを検出する。
ステップS116におけるユーザに最適な運動コンテンツは、ユーザの身体情報、嗜好する運動メニュー、運動能力等から検出することができる。また、この運動コンテンツの検出後は、ランダムに運動コンテンツを選択し、一度選択した運動コンテンツを次回以降は選択しないように設定することもできる。
運動コンテンツ選択プログラム43bにより検出された運動コンテンツは、通信I/F44を介して表示装置12に送信される(ステップS117)。そして、ステップS118において、表示装置12は、通信I/F35を介して運動コンテンツを受信し、コンテンツ蓄積エリア34aに格納する。以上のように、サーバ装置11がユーザの個人情報に基づいて検出した運動コンテンツを、表示装置12に格納することによって、運動準備処理が完了する。
次に、運動支援システム10を利用して運動中のユーザ提供する運動コンテンツの切り替え処理について説明する。運動支援システム10の運動コンテンツ提供処理の後半部分を、図7を参照して説明する。図7に示すように、まず、ステップS201において、ユーザの生体情報検出部位に装着されたセンシング装置14によって、生体データを検出する。ステップS201における生体データの検出処理は、ユーザからの生体データ検出要求を受け付けることによって開始してもよく、予め定められた任意の時間経過後に自動的に検出を開始するようになっていてもよい。
センシング装置14は、脈拍センサ、血圧センサ及び体温センサによって、脈拍数、血圧、及び体温からなる生体データを検出し(生体データ検出工程)、検出した生体データをメモリ26に格納する(生体データ判定工程)。そして、検出した生体データを所定期間前(例えば1分前)に検出した生体データと比較して、所定値以上変化しているか否か(例えば、脈拍数が3回以上増加しているか否か)の判定を行う。生体データが所定値以上変化している場合には、センシング装置14は、即座に、時刻と生体データとを表示装置12に送信する(ステップS202)。なお、変化量が所定値より少ない場合には、センシング装置14は、所定の時間(例えば3分)経過毎に、時刻と生体データとを表示装置12に送信するようになっていてもよい。このとき、センシング装置14は、メモリ26に蓄積された全てのデータを送信してもよいし、メモリ26に蓄積されているデータのうち、未送信のデータのみを送信するようになっていてもよい。また、検出した生体データと過去に検出した生体データとの比較条件については、上述した条件に限定されず、提供する運動コンテンツ、ユーザの個人情報等に応じて適宜設定することができる。
上述したセンシング装置14による生体データの検出及び送信処理の前に、ユーザによる表示装置12の入力部37aから運動コンテンツの開始指示の入力によって、運動コンテンツを表示する表示工程を行う(ステップS211)。運動コンテンツは、複数のインストラクターA、B及びCが異なる運動強度で同一の運動方法を実演している運動情報を含んでいるが、運動開始時は例えば中間の運動強度で実演しているインストラクターAの運動情報をユーザに提供すべき運動情報として選択し、そのズームポジションをズーム表示していてもよい。このとき、選択したインストラクターAのズームポジションは、データメモリ34のズームポジション記憶エリア34cに格納されたズームポジションを取得する。
表示装置12は、センシング装置14から送信された生体データを、センサ通信I/F36を介して受信し、データメモリ34の生体データ蓄積エリア34bに格納する(ステップS212)。そして、ステップS213において、表示装置12は、生体データ蓄積エリア34bに蓄積した生体データを表示部37bに表示する。表示装置12は、プログラムメモリ33に記録された運動強度状況分析プログラム33cを起動し、生体データ蓄積エリア34bに格納されている生体データを抽出し、現在、表示部37bにおいてズーム表示されているインストラクターAの運動情報において、予め定められた生体データの目標値の範囲を超過しているか否かの判定を行う(ステップS214)。運動強度状況分析プログラム33cは、例えば生体データと、インストラクターAの運動実行に要する生体データの目標値の範囲とを比較して生体データが目標値の範囲を超過しているか否かを判定するようになっていてもよい。すなわち、例えば、生体データの脈拍数が、インストラクターAの運動実行に要する脈拍数の目標値の範囲内か否かを判定する。
ステップS214において、生体データが目標値の範囲を超過していると判定したとき(Yes)、ステップS215において、現在、表示部37bに表示されている運動コンテンツ内に、インストラクターAの運動強度よりも運動強度が小さい運動情報があるか否かを判定する。ステップS215において、運動強度が小さい運動情報がないと判定したとき(No)、表示部37bにアラート甲を表示する(ステップS216)。アラート甲は、例えば「身体への負担が大きいようなので、運動の中止をお勧めします」のように運動中止を促すものであったり、運動の一時中断を促すものであったりしてもよい。これにより、ユーザにとって負荷の大きい運動情報を提供し続けることを防止し、ユーザに最適な運動コンテンツを提供することができる。
ステップS215において、運動強度が小さい運動情報があると判定したとき(No)、ズーム表示プログラム33bにより、インストラクターAの運動強度よりも1段階運動強度が小さい運動強度で運動するインストラクターBの運動情報のズームポジションをズームポジション記憶エリア34cから取得する(ステップS217)。そして、ステップS218において、取得したズームポジションをズーム表示して表示部37bに表示する(表示切り替え工程)。
その後、ステップS224において、運動コンテンツが終了か否かを判定する。ステップS224において、運動コンテンツが終了であると判定したとき(Yes)、運動コンテンツの提供処理を終了し、ステップS224において、運動コンテンツが終了ではないと判定したとき(No)、センシング装置14による生体データの検出処理(ステップS201)を繰り返す。
ステップS214において、生体データが目標値の範囲を超過していないと判定したとき(No)、ステップS219において、更に目標値の範囲に未達か否かを判定する。ステップS219において、生体データが目標値の範囲に未達であると判定したとき、ステップS220において、現在、表示部37bに表示されている運動コンテンツ内に、インストラクターAの運動強度よりも運動強度が大きい運動情報があるか否かを判定する。ステップS220において、運動強度が大きい運動情報がないと判定したとき(No)、表示部37bにアラート乙を表示する(ステップS221)。アラート乙は、例えば「手足を大きく動かしましょう」のように運動強度を上げることを促すものであることができる。
ステップS220において、運動強度が大きい運動があると判定したとき(Yes)、ズーム表示プログラム33bにより、インストラクターAの運動強度よりも1段階運動強度が大きい運動強度で運動するインストラクターCの運動情報のズームポジションをズームポジション記憶エリア34cから取得する(ステップS222)。そして、ステップS223において、取得したズームポジションをズーム表示して表示部37bに表示する(表示切り替え工程)。
その後、ステップS224において、運動コンテンツが終了か否かを判定する。ステップS224において、運動コンテンツが終了であると判定したとき(Yes)、運動コンテンツの提供処理を終了し、ステップS224において、運動コンテンツが終了ではないと判定したとき(No)、センシング装置14による生体データの検出処理(ステップS201)を繰り返す。また、ステップS201において検出される生体データが低下してきた場合には、表示装置12が表示部37bにズーム表示する運動情報を、インストラクターAの運動情報やインストラクターBの運動情報に切り替えてもよい。
なお、本実施形態においては、ユーザに提供すべき運動情報をズーム表示することによって他の運動情報とは表示形式が異なるように表示したが、表示サイズ、輝度及び配色の少なくともいずれか1つが、ユーザに提供すべき運動情報と他の運動情報とで異なるように表示してもよい。すなわち、ユーザに提供すべき運動情報のみをカラー表示し、他の運動情報をモノクロ表示にしたり、ユーザに提供すべき運動情報以外の他の運動情報のピントをぼかし処理して表示したりするなどの方法によって、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報と異なる表示形式で表示し、ユーザに提供すべき運動情報を識別しやすくしてもよい。また、本実施形態においては、センシング装置14の検出結果によって運動情報の表示を自動的に変更したが、ユーザによるリモコン等の操作によって運動情報の表示状態を変更してもよい。
(プログラム及び記録媒体)
運動支援システム10に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち運動支援システム10は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。
この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである運動支援システム10のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。運動支援システム10に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての運動支援システム10(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードを運動支援システム10に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、運動支援システム10を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して運動支援システム10に供給する。この通信ネットワークは運動支援システム10にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、ユーザの運動を妨げることなく、ユーザに適した運動コンテンツを提供することができるので、健康促進産業、ヘルスケアサービス産業等に好適に利用可能である。
10 運動支援システム
11 サーバ装置
12 表示装置(表示手段、生体データ判定手段、表示切り替え手段)
13 ネットワーク
14 センシング装置

Claims (7)

  1. 運動強度の異なる複数の運動情報を含む運動コンテンツを表示し、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示する表示手段と、
    上記表示手段に上記運動コンテンツを表示中に、ユーザの生体データを検出する生体データ検出手段と、
    上記生体データ検出手段が検出した上記生体データが、上記ユーザに提供すべき運動情報において予め定められた生体データの目標値の範囲内であるか否かを判定する生体データ判定手段と、
    上記生体データ判定手段が、上記生体データが上記目標値の範囲内ではないと判定したとき、上記ユーザに提供すべき運動情報を、運動強度の異なる他の運動情報に切り替える表示切り替え手段とを備えていることを特徴とする運動支援システム。
  2. 上記運動コンテンツに含まれる複数の運動情報は、それぞれ異なる運動強度で運動している人物の状態を示す画像データを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の運動支援システム。
  3. 上記表示手段は、表示サイズ、輝度及び配色の少なくともいずれか1つが、上記ユーザに提供すべき運動情報と上記他の運動情報とで異なるように表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の運動支援システム。
  4. 上記表示手段は、ぼかし処理した上記他の運動情報を表示することによって、上記ユーザに提供すべき運動情報を上記他の運動情報と異なる表示形式で表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の運動支援システム。
  5. 運動強度の異なる複数の運動情報を含む運動コンテンツを表示し、ユーザに提供すべき運動情報を他の運動情報とは異なる表示形式で表示する表示工程と、
    上記表示工程において上記運動コンテンツの表示中に、ユーザの生体データを検出する生体データ検出工程と、
    上記生体データ検出工程において検出した上記生体データが、上記ユーザに提供すべき運動情報において予め定められた生体データの目標値の範囲内であるか否かを判定する生体データ判定工程と、
    上記生体データ判定工程において、上記生体データが上記目標値の範囲内ではないと判定したとき、上記ユーザに提供すべき運動情報を、運動強度の異なる他の運動情報に切り替える表示切り替え工程とを包含していることを特徴とする運動支援方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の運動支援システムを動作させるプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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