JP2010252642A - 鍬 - Google Patents
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Abstract
【課題】刃床部の表面に土を付着しにくくして、また、土が付着しても取り除きやすくして、刃床部を本来(通常)の重量よりも重くすることがなく、鍬を用いる各種の作業を容易に行えるようにする。
【解決手段】この鍬1は、所定形状の刃床部11と、柄12とを備える。刃床部11は鉄製又はステンレス製で、全体が略矩形の板状に形成されて、先端に刃部12が形成され、基端に柄の取付部として、角筒形(断面四角形)の短筒部13が形成される。そして、この刃床部11の表面、この場合、平面状の2面に複数の凸起14、…が形成される。
【選択図】図1
【解決手段】この鍬1は、所定形状の刃床部11と、柄12とを備える。刃床部11は鉄製又はステンレス製で、全体が略矩形の板状に形成されて、先端に刃部12が形成され、基端に柄の取付部として、角筒形(断面四角形)の短筒部13が形成される。そして、この刃床部11の表面、この場合、平面状の2面に複数の凸起14、…が形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、農作業やガーデニングなどに使用する鍬に関する。
鍬は、周知のとおり、耕起、土寄せ、除草、作物の収穫などに用いる基本的な農具の一つで、古くから農作業に広く使用され、今日ではガーデニングなどにも使用されている。一般に、鍬は金属製の刃床部と木製の長い柄とから構成される。刃床部は種々の用途に応じてさまざまなタイプのものがある。例えば、平鍬は刃床部が略矩形状に形成され、特に、耕起、畝作り、植え付けなどに適している。備中鍬は刃床部が3、4本に分岐され、特に、開墾、耕起、農作物の収穫などに適している。また、柄は、重粘土地用には短く、柄と刃のなす角度が小さいものがよく、軽砂地用はその反対である、とされている。この種の鍬は、例えば、特許文献1、2などに開示されている。
しかしながら、従来の平鍬のような平たい板状の鍬では、刃床部の表面が平たく滑らかで、しかも面積が広いため、刃床部の表面に土(特に粘性の強い土)が付着しやすい上に離れにくく、この鍬を使って土を掘り起こしたり盛り上げたりしている間に、刃床部の表面に土が付いて、その分だけ鍬が重くなり、作業がしにくい、という問題がある。また、従来の備中鍬のような刃床部が数本に分かれた形状の鍬でも、刃床部の表面が平らで滑らかなため、刃床部の表面に土(特に粘性の強い土)が付きやすい上に離れにくく、刃床部の表面積が平鍬(平板状の刃床部)よりも小さい分だけ平鍬(平板状の刃床部)に比べて土の付着量は少ないものの、土が付く分だけ土が付着していない通常時の刃床部に比べて重くなり、作業性が悪くなる、という問題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、この種の鍬において、刃床部の表面に土を付着しにくくして、また、土が付着しても取り除きやすくして、刃床部を本来(通常)の重量よりも重くすることがなく、鍬を用いる各種の作業を容易に行えるようにすること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の鍬は、所定形状の刃床部と、柄とを備え、前記刃床部の表面に複数の凸起を有する、ことを要旨とする。
また、この鍬は各部が次のように具体化される。
(1)刃床部は略矩形の板状に形成され、刃床部の表面である平面状の2面に複数の凸起が形成される。
(2)刃床部は複数に分岐して形成され、刃床部の表面である平面状の2面に複数の凸起が形成される。
(3)各凸起は、略半球形、又は略円錐形、又は略角錐形、又は略円柱形、又は略角柱形に形成される。
(4)各凸起は、刃床部の表面が断面略波形又は断面鋸歯状に成形されて、突状に形成される。
(1)刃床部は略矩形の板状に形成され、刃床部の表面である平面状の2面に複数の凸起が形成される。
(2)刃床部は複数に分岐して形成され、刃床部の表面である平面状の2面に複数の凸起が形成される。
(3)各凸起は、略半球形、又は略円錐形、又は略角錐形、又は略円柱形、又は略角柱形に形成される。
(4)各凸起は、刃床部の表面が断面略波形又は断面鋸歯状に成形されて、突状に形成される。
本発明の鍬においては、刃床部の表面に複数の凸起を設けたので、刃床部の表面に土を付着しにくくして、また土が付着しても取り除きやすくして、刃床部を本来の重量よりも重くすることがなく、鍬を用いる各種の作業を容易に行うことができる、という効果を奏する。
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1に鍬全体の構成を示している。図1に示すように、鍬1は所謂平鍬で、金属製の刃床部11と、木製の柄21とを備える。
図2乃至図6に示すように、刃床部11は鉄製又はステンレス製で、全体が略矩形の板状に形成されて、先端に刃部12が形成され、基端に柄の取付部として、角筒形(断面四角形)の短筒部13が形成される。そして、この刃床部11の表面、この場合、平面状の2面に複数の凸起14、…が形成される。複数の凸起14、…はそれぞれ、所定の小さい径の略半球形に形成され、各面に刃部12を除いて全体的に基端から先端に向けてかつ一方の側部から他方の側部に向けて等間隔に規則的に並べて突出される。
図1に示すように、柄21は柄として適切な木材により棒状に形成され、先端が刃床部11の短筒部13に挿入可能な大きさの断面角形(断面四角形)に形成される。この柄21は先端が刃床部11の短筒部13に一方(刃床部の内側面側の一方)から挿入されるとともに、この短筒部13の他方から柄21の先端部に楔を打ち込まれて、刃床部11に取り付けられる。なお、柄21は刃床部11の短筒部13にビスやピンなどで固定されてもよく、この柄21の取り付けは周知の方法に任意に変更可能である。
図7にこの鍬1の使用時の態様を示している。図7に示すように、この鍬1を使って土を掘り起こしたり盛り上げたりしている間、刃床部11表面に形成された多数の凸起14、…により、これらの凸起14、…間には空気の層が発生しやすくなって、刃床部11の表面と土との密着性が弱められ、刃床部11の表面に特に粘性が強い土であっても付着しにくくなる。また、刃床部11の表面に経時的に土が付着することがあっても、刃床部11の表面の各凸起14、…により、刃床部11の表面と土との密着性は弱められていることから、この刃床部11で作業場所周囲の何か硬いものを適度の力で叩くなどしてこの刃床部11に軽い衝撃を加えれば、刃床部11表面の土は簡単に離脱される。
以上説明したように、この鍬1では、刃床部11の平面状の2面にそれぞれ複数の凸起14、…を形成したので、この鍬1を使って土を掘り起こしたり盛り上げたりする場合に、刃床部11の表面と土との密着性を弱めて、刃床部11の表面に土を付着しにくくし、また土が付着した場合でも、刃床部11に簡単な衝撃を加えるだけで、刃床部11から土を容易に取り除くことができる。したがって、この鍬1は、土の付着によって本来の重量よりも重くなることがなく、鍬を用いる各種の作業を容易に行うことができる。
なお、この実施の形態では、平鍬を例示し、略矩形の刃床部11の表面、この場合、平面状の2面にそれぞれ複数の凸起14、…を形成したが、備中鍬のように刃床部を複数に分岐したものにも同様に適用することができ、刃床部の表面、この場合、(平鍬の平面状の2面と対応する)略平面状の2面に複数の凸起を形成することにより、上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、この実施の形態の場合、刃床部11の平面状の2面に複数の凸起14、…を設けたが、特に土の付着しやすい一方の面にのみ凸起を設けてもよく、当該一方の面に上記と同様の作用効果を奏することができる。さらに、この実施の形態の場合、刃床部11の平面状の2面に複数の凸起14、…を設けたが、両側部に設けない趣旨ではなく、両側部に設けても勿論かまわない。またさらに、この実施の形態の場合、刃床部11の平面状の2面に複数の凸起14、…を等間隔に規則的に設けたが、これらの凸起14、…を不等間隔に不規則に設けてもよく、このようにしても、意匠的な外観は若干損なわれるが、上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、この実施の形態では、各凸起14、…を略半球形に形成したが、略円錐形、又は略角錐形、又は略円柱形、又は略角柱形に形成してもよく、どの形状にしても、上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。その他、刃床部の表面を断面略波形又は断面鋸歯状に成形することで、刃床部の表面に複数の凸起を突状に形成してもよく、このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 鍬
11 刃床部
12 刃部
13 短筒部(柄の取付部)
14 凸起
21 柄
11 刃床部
12 刃部
13 短筒部(柄の取付部)
14 凸起
21 柄
Claims (5)
- 所定形状の刃床部と、柄とを備え、前記刃床部の表面に複数の凸起を有する、ことを特徴とする鍬。
- 刃床部は略矩形の板状に形成され、刃床部の表面である平面状の2面に複数の凸起が形成される請求項1に記載の鍬。
- 刃床部は複数に分岐して形成され、刃床部の表面である平面状の2面に複数の凸起が形成される請求項1に記載の鍬。
- 各凸起は、略半球形、又は略円錐形、又は略角錐形、又は略円柱形、又は略角柱形に形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の鍬。
- 各凸起は、刃床部の表面が断面略波形又は断面鋸歯状に成形されて、突状に形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の鍬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009103532A JP2010252642A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 鍬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009103532A JP2010252642A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 鍬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010252642A true JP2010252642A (ja) | 2010-11-11 |
Family
ID=43314316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009103532A Pending JP2010252642A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 鍬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010252642A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0390688U (ja) * | 1989-12-29 | 1991-09-17 | ||
JPH09201101A (ja) * | 1996-01-26 | 1997-08-05 | Marushin Noki Kk | 鍬 |
JP2005016189A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Hakushin Sangyo Kk | スコップ |
JP2005192438A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Koji Shigetomi | 溝掘り鍬 |
-
2009
- 2009-04-22 JP JP2009103532A patent/JP2010252642A/ja active Pending
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JP2005192438A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Koji Shigetomi | 溝掘り鍬 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120327 |
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A02 | Decision of refusal |
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