JP2010250597A - 同意書管理システム - Google Patents

同意書管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010250597A
JP2010250597A JP2009099977A JP2009099977A JP2010250597A JP 2010250597 A JP2010250597 A JP 2010250597A JP 2009099977 A JP2009099977 A JP 2009099977A JP 2009099977 A JP2009099977 A JP 2009099977A JP 2010250597 A JP2010250597 A JP 2010250597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
consent
document
patient
medical
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009099977A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoaki Igarashi
元彰 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IASU CO Ltd
Original Assignee
IASU CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IASU CO Ltd filed Critical IASU CO Ltd
Priority to JP2009099977A priority Critical patent/JP2010250597A/ja
Publication of JP2010250597A publication Critical patent/JP2010250597A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】医療従事者が患者に対して必要な医療サービスを円滑に提供するために、当該医療サービスに対応した同意書の管理を的確に行える同意書管理システムを提供する。
【解決手段】医療従事者が提供する医療サービスにおいて、該医療サービスに対する患者の同意を表わす同意書を管理する同意書管理システムであって、医療サービスにおいて使用される複数種類の同意書の文書データを保存している同意書データベースが備えられ、医療従事者により患者に提供される医療サービスに関する入力が受け付けられると、それに基づいて、同意書データベースに保存されている文書データの中から、該医療サービスを提供する際に取得すべき一又は複数の同意書の文書データが取得される。そして、その文書データを紙媒体に印刷出力し患者に発行するとともに、発行が行われた同意書と、その患者とが関連付けてデータ管理される。
【選択図】図3

Description

本発明は、医療従事者が提供する医療サービスにおいて、該医療サービスに対する患者の同意を表わす同意書を管理する同意書管理システムに関する。
専門分化した医療現場の医療情報を、コンピュータシステムを利用して統合管理することで医療情報の効率的な利用が図られている。その一例としては、いわゆる電子カルテが挙げられ、例えば医師が電子カルテのシステムを利用することで、患者の過去の診療履歴へ容易にアクセスすることが可能となる。さらに電子カルテシステムが有するデータベースに蓄積された医療情報を利用して、医療に関連する症例報告書(治験や臨床試験の報告書、市販後調査の報告書等)の作成を容易とする技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。さらには、電子カルテシステムのデータベースのデータ構造に依存することなく、異なるデータベース間での医療情報の効率的な利用を実現するための技術も開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
また、医療情報を電子化することで生まれる問題としてセキュリティが挙げられる。セキュリティを確保することが困難であると医療機関が考えると、その医療機関が有する電子カルテシステムで利用される医療情報を、ネットワーク等を介して異なる医療機関に送信することをためらい、その結果医療機関同士での医療情報の相互利用が促進されない可能性がある。この問題点を踏まえて、USBメモリを利用してセキュリティを確保した医療情報の利用技術が開示されている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2004−348271号公報 特開2007−299064号公報 特開2007−249825号公報
医療機関においては、今後も電子カルテシステム等で医療情報を電子化することで医療業務の効率化を図ることが広く行われると考えられる。特に、医師や看護師等の医療従事者が提供する医療サービスにおいて医療情報の電子化されることで、当該医療従事者の医療サービス行為が安全に且つ効率的に提供することができる。ここで、医療従事者が提供する様々な医療サービスにおいては、提供される患者側の同意を得る必要があるケースが多い。この同意書は必ずしも法的な要請に基づくものである必要はないが、将来的に生じ得るリスクに対して医療従事者と患者との間で交わされた契約内容を確認するための文書である。したがって、円滑な医療サービスの提供のためにも、同意書の確実な発行および患者からの同意の取得を行う必要があるが、数多くの医療サービスが提供される医療現場において、同意書に関する管理を的確に行うことは現状では困難と言わざるを得ない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、医療従事者が患者に対して必要な医療サービスを円滑に提供するために、当該医療サービスに対応した同意書の管理を的確に行える同意書管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明に係る同意書管理システムにおいては、提供される医療
サービスにおいて使用される同意書の文書データを保存するデータベースが備えられ、患者へ提供される医療サービスに基づいて該データベースから必要とされる同意書の文書データが引き出されるように構成することとした。これにより、患者への同意書の発行が確実に行われる。さらに、発行された同意書と当該患者の関連付けを管理することで、医療サービスにおける同意書の管理が的確に行われ得る。
詳細には、本発明は、医療従事者が提供する医療サービスにおいて、該医療サービスに対する患者の同意を表わす同意書を管理する同意書管理システムであって、前記医療サービスにおいて使用される複数種類の同意書の文書データを保存している同意書データベースと、前記医療従事者により患者に提供される医療サービスに関する入力を受け付ける医療サービス受付部と、前記医療サービス受付部によって受け付けられた前記医療サービスに基づいて、前記同意書データベースに保存されている文書データの中から、該医療サービスを提供する際に取得すべき一又は複数の同意書の文書データを取得するデータ取得部と、前記データ取得部によって取得された一又は複数の同意書の文書データを、前記医療従事者が患者に対して前記医療サービスを提供するための所定の場所で紙媒体に印刷出力し、該同意書の対象となる患者に発行する同意書発行部と、前記同意書発行部によって発行が行われた前記同意書と、該同意書の対象となる患者とを関連付けてデータ管理する発行データ管理部と、を備える。
上記医療従事者は、医療行為を行う医師や看護師等のいわゆる医療に関する資格を有する者の他に、医療行為以外の行為であって患者に対して何らかの医療に関連するサービスの提供を行う者、例えば医療事務を行う者等を含む概念である。ここで、本発明に係る同意書管理システムにおいては、医療従事者が提供する医療サービスに対応した同意書の文書データが事前に保存されている同意書データベースが備えられている。この同意書データベースに保存されている同意書の文書データのフォーマットとしては、利用可能な文書ソフトウェアの所定フォーマットや、文書そのものを画像化した画像フォーマット等が利用できる。医療サービス受付部によって提供されるべき医療サービスに関する入力が受け付けられると、データ取得部によって、当該入力の対象となった医療サービスに対応する同意書の文書データが上記同意書データベースから取得される。その取得結果を利用して、同意書発行部が文書データを紙媒体に印刷して、すなわち「同意書」としての体裁を調えた上で、患者に対して同意書の発行が行われる。この同意書発行部による同意書の印刷、発行は、医療従事者が患者に対して医療サービスを提供するために適した上記所定の場所で行われる。したがって、同意書の印刷から患者に該同意書が渡されるまでの経路を極めて短く設定でき、患者に対する同意書の発行が確実となる。
このように医療従事者が患者に対して提供する医療サービスを基軸として、当該医療サービスに付随すべき同意書に対応する文書データをデータベースから取得する構成を、本発明に係る同意書管理システムにおいて採用することで、提供される医療サービスと、それに付随されるべき同意書とをリンクさせることができ、患者への同意書の発行を確実に行うことが可能となる。さらに、本発明に係る同意書管理システムには、発行データ管理部が備えられることで、単に同意書の発行を行うだけではなく、発行が行われた同意書とその発行の対象となった患者とが関連付けられてデータ管理されることで、提供される医療サービス、それに対応する同意書、そして患者とを一連のものとして関連付けることができ、患者への医療サービスの提供をより的確に行うことができる。
ここで、上記同意書管理システムにおいて、前記同意書発行部は、前記同意書の文書データとともに、該同意書の対象となる患者に関する所定の識別記号を紙媒体に印刷出力する構成としてもよい。上記所定の識別記号は、患者に個別に振り分けられた識別番号(ID番号)や患者自身の名前そのものでもよい。このような構成により、同意書を受け取った患者は、自己に対して渡されるべき同意書であるか否かを確実に判断でき、また医療従
事者においても提供する医療サービスの対象者が適正な者か否かを判断できる。
また、上記同意書管理システムにおいて、前記同意書発行部によって発行された同意書に対してその対象となる患者の同意に関する署名等が記載された同意済み同意書を読み取る同意書読み取り部を更に備える構成としてもよく、その場合、前記発行データ管理部は、前記同意書読み取り部によって読み取られた、前記同意済み同意書に印刷された前記所定の識別記号に基づいて、以前に同意書の発行を行った患者から該同意書の回収を完了させたか否かを管理する。
一般的に、同意書は、その対象となる患者自身が自署することで、もしくは押印することで、その書面に記載された内容に同意したことを表す書類である。ここで、同意書読み取り部は、その患者の同意を意味する署名等が記載された同意済み同意書を読み取ることで、同意書管理システム内にそのデータを蓄積する。このとき、上記同意書データベースと同じデータベース内に蓄積してもよく、また別のデータベース、すなわち同意済み同意書用のデータベース内に蓄積してもよい。何れの場合においても、その同意を行った患者と関連付けて同意済み同意書を蓄積するのが好ましい。すなわち、発行データ管理部が、蓄積された同意済み同意書内に含まれる患者を識別するための所定の識別記号に基づいて、同意書発行部によって発行された同意書が、患者の同意を得た上で回収されたか否か管理することで、同意書の発行からその回収までを一連で管理できることになり、医療従事者による医療サービスの提供をより的確に行うことが可能となる。
また、上述までの同意書管理システムにおいて、前記同意書データベースは、そこに保存される同意書の文書データに関連付けられた前記医療サービスについてのその他の文書データを関連文書データとして保存しており、また、前記データ取得部は、前記一又は複数の同意書の文書データを取得する際に、前記同意書データベースより該一又は複数の同意書に関連付けられた前記関連文書データも取得し、前記同意書発行部は、前記一又は複数の同意書の文書データとともに、前記関連文書データを紙媒体に印刷出力するように構成してもよい。
医療従事者が医療サービスを提供するにあたり患者に渡さなければならない書類は、同意書で十分というわけではない。提供される医療サービスに関連するその他の文書、例えば、該医療サービスの詳細な説明書や、患者の同意を取る必要は無いまでも医療サービスに関連する様々な通知書等も、患者へのサービス提供の視点に立てば、同意書とともに渡すことが好ましいと考えられる。そこで、このような医療サービスに関連する文書のデータを関連文書データとして、同意書の文書データとともに上記同意書データベースに格納することで、データ取得部が同意書の文書データとともに関連文書データを取得し、その両者を同意書発行部が発行する。これにより、患者への医療サービスの提供をより好適なものとすることができる。なお、上記関連文書データは、患者に提供される医療サービスとの関連性から、対応する同意書の文書データとともに同意書データベース内に格納されるのが好ましいが、該同意書データベースとは異なるデータベースに格納される形態も採用できる。そのような場合、同意書データベース内の同意書の文書データと、別に設けられたデータベース内の関連文書データとの紐付けを行っておくことが好ましい。
医療従事者が患者に対して必要な医療サービスを円滑に提供するために、当該医療サービスに対応した同意書の管理を的確に行える同意書管理システムを提供することが可能となる。
本発明に係る同意書管理システムの概略構成図である。 本発明に係る同意書管理システムに含まれるサーバ内に形成される、同意書管理のための機能部をイメージ化した機能ブロック図である。 本発明に係る同意書管理システムにおいて実行される、同意書管理のためのフローチャートである。 図3に示す同意書管理の処理において使用される、患者情報の構成の一例を示す図である。 図3に示す同意書管理の処理において、患者に対して発行される同意書の一例を示す図である。 図3に示す同意書管理の処理において実行される、同意書の発行状況を示すリストの一例である。
本発明に係る同意書管理システムの実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る同意書管理システム1を含んで構成されている医療システムの概略を示す。この医療システムにおいては、同意書管理システム1の他に、医事システム101、電子カルテシステム102がネットワーク6を介して相互に接続され、必要な医療情報が共有されている。医事システムは、医療事務に関するシステムであり、電子カルテシステム102は、医師や看護師等の医療従事者が利用する電子カルテに関するシステムである。これらの各システム101、102は、従来の医療現場で使用されている既知のシステムであるから、本明細書ではその詳細な説明は割愛する。
また、これらのシステム101、102で共有される上記医療情報の一例として、患者の氏名、該患者が受診している診療科、入院している場合はその病棟、病室、該患者の病状、手術や検査に関するコード等が挙げられる。そして、本発明に係る同意書管理システム1においても、これらの医療情報はネットワーク6を介して利用に供される。
ここで、同意書管理システム1は、医療従事者が提供する医療サービスに関連して、提供先である患者の同意を確認するための文書である同意書を的確に管理するためのシステムである。医療サービスにおける同意書は、患者への検査、出術、その他の処置等の提供を該患者自身が受けることを確認していることを示す文書であり、事後的に生じ得るトラブル等に対して医療従事者の医療サービスの提供手順が適切であったことを明らかにする等の目的で使用されるものである。この同意書は、一般には、医療サービスの提供の場において特段のトラブルが発生していない場合には同意書は必要とされず、何らかの不測の事態が生じるときにのみ必要とされる性質を有しているため、医療従事者は予防的に、医療サービスを提供するたびにそれに応じた同意書を患者から取得する必要がある。そのため、数多くの提供すべき医療サービスが存在する医療現場においては、その管理に関する処理が極めて煩雑なものとなっている。
そこで、本発明に係る同意書管理システム1は、医療従事者の同意書管理に要する負担を可及的に軽減するために開発されたものである。以下に、その構成を示す。同意書管理システム1は、上記各システム101、102が接続されるネットワーク6に接続され、医療情報の供用が可能となっている。ここで、同意書管理システム1には、医療現場で医療サービスを提供する医療従事者の各作業場に設置されている端末2と、該端末2に接続されそこでの処理結果を印刷出力可能なプリンタ3と、該端末2に接続され画像の読み込みを行うスキャナ4と、該端末2からの指示に従って同意書の管理処理を実行するプログラムを有するサーバ5とが備えられている。この端末2は、医療従事者が医療サービスを提供するにあたり使用される端末であり、汎用のパーソナルコンピュータを利用できる。
端末2のより具体的な形態を挙げると、医療従事者としての医師の場合には、オーダーシステムを搭載した端末であってもよい。オーダーシステムは医師が手術や処置を行う際に必要なオーダーを入力するためのシステムである。また、その他の医療従事者としての看護師の場合には、看護師が行える検査等に関する入力を行える端末であり、さらに医療事務を行う者の場合には、医師や看護師から指示された処理に関する入力を行える端末である。なお、図1においては1台のみが記載されているが、医療現場で作業を行う医療従事者の作業現場ごとに複数台設けてもよく、また複数の医療従事者でグループを形成し、グループ毎に1台の端末を設ける形態を採用しても構わない。好ましくは、医療従事者の作業場に、端末2とプリンタ3とスキャナ4とが包括的に配置されることで、該医療従事者が医療サービスの提供と、それに関連する同意書の管理を効率的に実行することが可能となる。
サーバ5においては、1台又は複数の端末2が接続され、そして各端末2からの指示に従ってサーバ5が有するプログラムが実行されることで、以下に示す同意書管理のための処理が実現される。具体的には、サーバ5内のメモリに格納されているプログラムが、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置によって実行されることで、同意書管理の処理が行われる。そして、このときサーバ5で実現される同意書管理に関する機能を、図2に機能ブロックの形式で機能部として示す。
図2に示すように、同意書管理の処理に関して、サーバ5内に発行要求受付部51、患者情報取得部52、同意書検索部53、関連文書検索部54、同意書発行部55、同意書回収部56、同意書管理部57の機能部が形成されるとともに、これらの機能部と協働可能に同意書データベース50が接続されている。この同意書データベース50には、患者に提供される様々な医療サービスに対応した同意書の文書データと、その文書データに付随し該医療サービスの説明書等の該医療サービスの関連文書の文書データが格納されている。ここで、発行要求受付部51は、医療従事者からの同意書発行に関する要求を受け付ける機能部である。また、患者情報取得部52は、同意書発行を行う対象となる患者に関する医療情報を取得する機能部であり、同意書検索部53は、該患者に対して発行するべき同意書の文書データを同意書データベース50から検索し取得する機能部であり、関連文書検索部54は、該患者に対して発行される同意書に付随する関連文書の文書データを同意書データベース50から検索し取得する機能部である。また、同意書発行部55は、上記取得された同意書や関連文書の文書データをプリンタ3を介して印刷して、文書として発行する機能部である。さらに、同意書回収部56は、患者に対して発行された同意書を再び同意書管理システム1側で回収する機能部である。そして、同意書管理部57は、同意書発行部55によって行われる同意書の発行処理および同意書回収部56による発行された同意書の回収処理を管理するための機能部である。これらの機能部が協働することで、同意書管理システム1による同意書の管理処理が実現される。
ここで、同意書管理システム1による同意書の管理処理について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。図3に示すフローは、サーバ5に格納された同意書管理のためのプログラムが実行されることで実現される。まず、S101においては、端末2側からサーバ5に対して同意書発行要求が発せられる。すると、S102において、サーバ5内の発行要求受付部51がその発行要求を受け付ける。この発行要求には、医療従事者が提供を行う予定の患者およびその医療サービスに関する情報が含まれており、発行要求受付部51がこの発行要求を受け付けることで、サーバ5側では、どの患者にどのような医療サービスが提供されるかを把握することが可能となる。
そこで、次にS103では、患者情報取得部53による同意書発行に必要な患者情報の取得が行われる。この患者情報には、同意書上に記載する内容だけではなく、後述する同意書の発行、回収の管理に必要な情報や間接的に必要とされるその他の情報も含まれ、そ
の一例を図4に示す。患者属性に関する情報としては、患者の識別番号(ID)(一般には、医療サービスが提供される病院等の医療現場で共通して使用されるID)、その氏名、性別、生年月日、住所、連絡先が挙げられる。また、行為(提供される医療サービス)に関する情報としては、医療サービスに割り振られたコードと該医療サービスの名称が挙げられる。また、患者が当該医療現場(病院等)を訪れた時に行われる受付に関する情報(受付情報)として、その受付の日付、受付番号(No)、診療を行う診療科が挙げられ、患者が入院している場合の入院情報としては、入院した日付、入院に関する受付番号(No)、入院している病棟および病室が挙げられる。これらの患者情報は、例えば図1に示す医事システム101や電子カルテシステム102が所有する情報であり、したがって患者情報取得部52は、ネットワーク6を介してこれらのシステムから必要な患者情報を取得することになる。なお、ここで示す患者情報は、あくまでも一例である。
次に、S104では、同意書検索部53と関連文書検索部54によって、同意書および関連文書の文書データが同意書データベース50から取得される。具体的には、S103で取得した患者情報のうち行為に関する情報に基づいて、対象となる患者に提供される医療サービスが何であるかが認識され、その医療サービスに対応した同意書の文書データが同意書検索部53によって同意書データベース50から検索、取得される。これと同時に、その提供される医療サービスの内容を説明した関連文書の文書データが、関連文書検索部54によって該同意書データベース50から検索、取得される。このとき、関連する文書データが存在しない医療サービスの場合には、関連文書検索部54による処理は行われない。一例を挙げると、医師によって手術が行われる場合には関連文書検索部54によって当該手術の説明書の文書データが検索されると共に、同意書検索部53によって当該手術に対応する同意書の文書データが検索される。また、看護師もしくは医療事務スタッフが患者に対して入院の手続きを進める場合には、関連文書検索部54によって入院に関する説明書(個室や共同部屋の説明、各部屋の費用等)の文書データが検索され、同意書検索部53によってその入院に関する説明を受けたという患者側の確認を示す同意書の文書データが検索される。S104の処理が終了すると、S105へ進む。
S105では、S104で取得した同意書と関連文書の文書データを端末2側に送信すると共に、これらの文書データを端末2に接続されたプリンタ3で印刷するように印刷指示も送信される。なお、このS105の処理は、同意書発行部55によって行われる。さらに、これらの文書データのほかに、印刷される同意書において提供する医療サービスの内容とは別に表示される、その医療サービスを受ける患者を識別することが可能な識別記号(例えば、二次元バーコード等)に対応するデータが、同意書発行部55によって形成され、その識別記号のデータも端末2側に送信される。具体的には、少なくともS103で取得した患者IDおよび提供される医療サービス(行為)に基づいて、その識別記号のデータは形成される。なお、二次元バーコード等の識別記号のデータ形成は従来技術であるので、本明細書ではその詳細な説明は省略する。
S105での印刷指示を受けた端末2側では、S106において受信した同意書データ、関連文書データの印刷、発行が行われる。この同意書データを印刷するとき、上述した患者に関する識別記号のデータも同じ同意書上に印刷される。その印刷された同意書の一例を、図5に示す。図5は、患者が入院する際に必要とされる同意書の例を示す。ここで、同意書の左隅に示される二次元バーコード10が、上記患者を識別するための識別記号に該当する。そして、それ以外の同意書の文書に関する部分が同意書検索部53によって取得された文書データから形成されたものである。そして、患者においては、S106の処理により発行された同意書と関連文書が示されることで、自分が受ける医療サービスの内容を確認し、その確認したことを同意書に示さなければならないことを知ることになる。
また、端末2側においては、S106の処理で同意書等の発行が行われると、S107において同意書等が発行されたことを示す「発行済み」の通知をサーバ5側に行う。この通知は、サーバ5側の同意書管理部57が受け付けることで、サーバ5側において患者に対して同意書が発行されたことが認識され、その管理を行う(S108の処理)。なお、同意書管理部57による患者への同意書発行の管理の詳細については後述する。
このように同意書管理システム1においては、同意書発行部55によって患者に対して同意書が発行されると、同意書管理部57によってその同意書の発行が管理されるが、これとは別に、発行された同意書が医療従事者側に確実に回収されたか否かも管理される。具体的には、S109において、端末2に接続されているスキャナ4を介して発行された同意書の回収処理が行われる。このときスキャナ4によって同意書を読み取ることで、その上に記載されている患者の識別記号(図5に示す二次元バーコード10を参照)も端末2側に読み取られることになる。端末2側では、読み取った患者の識別記号を基に、以前に発行した同意書のうち、どの同意書が回収されたのかが判断され、当該発行同意書が回収されたことを示す「回収済み」の通知をサーバ5側に行う。この通知は、サーバ5側の同意書管理部57が受け付けることで、サーバ5側において患者に対して発行された同意書が回収されたことが認識され、その管理を行う(S111の処理)。なお、読み取った同意書の画像データは、サーバ5内の記憶装置(図示せず)に格納され、また患者から回収された紙媒体での同意書は別途保管される。
ここで、S108およびS111で行われる同意書管理部57による管理について、図6に基づいて説明する。図6は、同意書管理部57によって管理されている同意書の発行状況を示すリストである。図6中の上図は、入院患者に対して発行された同意書の発行状況を示し、そのリストのフィールドは、患者の入院した年月日、診療科、入院している診療科、病室、患者ID、患者氏名、発行された同意書の書式名、そして発行済みか否か、回収済みか否かである。年月日から書式名までのフィールドに対応するデータは、図3に示すS103の処理で取得された患者情報に基づいて入力される。そして、端末2側から出される発行済みの通知をサーバ5側で受信したとき(S108の処理)、図6に示すリストの発行済みか否かのフィールドに発行済みを意味する「済」の記号が記入される。未だ端末2側から発行済みの通知を受信していない場合は「済」の記号は記入されない。一方で、同意書の回収については、端末2側から出される回収済みの通知をサーバ5側で受信したとき(S111の処理)、図6に示すリストの回収済みか否かのフィールドに回収済みを意味する「済」の記号が記入され、未だ端末2側から回収済みの通知を受信していない場合は「済」の記号は記入されない。このように、同意書管理部57が患者への同意書の発行およびその回収を、図6に示すようにリストの形で表示することで、医療従事者は、どの同意書が発行されて、どの同意書が回収されていないのか容易に把握でき、その結果、医療サービスに必要な同意書の発行漏れ、回収漏れを回避することが可能となる。
また、図6中の下図は、外来患者に対して発行された同意書の発行状況を示し、そのリストのフィールドは、患者の来院した年月日、患者ID、患者氏名、発行された同意書の書式名、そして発行済みか否か、回収済みか否かである。各フィールドに対応するデータの入力は、図6の上図に示す場合と同様である。これにより、外来患者に対する同意書の発行漏れ、回収漏れを回避することも可能となる。
また、上記実施の形態では、1台又は複数の端末2がサーバ5に接続され、サーバ5が有するプログラムが実行されることで、上記の同意書管理のための処理が実現されるが、その形態に代えて、各端末2に同意書管理のためのプログラムを配置させてそれを実行させるようにしてもよい。この場合、いずれかの端末内に図2に示す同意書データベースが形成されると共に、各端末からこの同意書データベースへのアクセスが保障される必要がある。
1 同意書管理システム
2 端末
3 プリンタ
4 スキャナ
5 サーバ
6 ネットワーク
10 二次元バーコード
101 医事システム
102 電子カルテシステム

Claims (4)

  1. 医療従事者が提供する医療サービスにおいて、該医療サービスに対する患者の同意を表わす同意書を管理する同意書管理システムであって、
    前記医療サービスにおいて使用される複数種類の同意書の文書データを保存している同意書データベースと、
    前記医療従事者により患者に提供される医療サービスに関する入力を受け付ける医療サービス受付部と、
    前記医療サービス受付部によって受け付けられた前記医療サービスに基づいて、前記同意書データベースに保存されている文書データの中から、該医療サービスを提供する際に取得すべき一又は複数の同意書の文書データを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部によって取得された一又は複数の同意書の文書データを、前記医療従事者が患者に対して前記医療サービスを提供するための所定の場所で紙媒体に印刷出力し、該同意書の対象となる患者に発行する同意書発行部と、
    前記同意書発行部によって発行が行われた前記同意書と、該同意書の対象となる患者とを関連付けてデータ管理する発行データ管理部と、
    を備える同意書管理システム。
  2. 前記同意書発行部は、前記同意書の文書データとともに、該同意書の対象となる患者に関する所定の識別記号を紙媒体に印刷出力する、
    請求項1に記載の同意書管理システム。
  3. 前記同意書発行部によって発行された同意書に対してその対象となる患者の同意に関する署名等が記載された同意済み同意書を読み取る同意書読み取り部を更に備え、
    前記発行データ管理部は、前記同意書読み取り部によって読み取られた、前記同意済み同意書に印刷された前記所定の識別記号に基づいて、以前に同意書の発行を行った患者から該同意書の回収を完了させたか否かを管理する、
    請求項2に記載の同意書管理システム。
  4. 前記同意書データベースは、そこに保存される同意書の文書データに関連付けられた前記医療サービスについてのその他の文書データを関連文書データとして保存しており、
    前記データ取得部は、前記一又は複数の同意書の文書データを取得する際に、前記同意書データベースより該一又は複数の同意書に関連付けられた前記関連文書データも取得し、
    前記同意書発行部は、前記一又は複数の同意書の文書データとともに、前記関連文書データを紙媒体に印刷出力する、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の同意書管理システム。
JP2009099977A 2009-04-16 2009-04-16 同意書管理システム Pending JP2010250597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009099977A JP2010250597A (ja) 2009-04-16 2009-04-16 同意書管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009099977A JP2010250597A (ja) 2009-04-16 2009-04-16 同意書管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010250597A true JP2010250597A (ja) 2010-11-04

Family

ID=43312846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009099977A Pending JP2010250597A (ja) 2009-04-16 2009-04-16 同意書管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010250597A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014098946A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Knowledge Creation Technology Co Ltd 診療業務支援システムおよびプログラム
JP2017016346A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
US9621357B2 (en) 2014-10-16 2017-04-11 Verato, Inc. System and method for providing consent management
JP2017191514A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 キヤノン株式会社 医療帳票管理システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221302A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Hitachi Ltd 診療支援装置、診療支援方法および診療支援プログラム
JP2009075660A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221302A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Hitachi Ltd 診療支援装置、診療支援方法および診療支援プログラム
JP2009075660A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Fuji Xerox Co Ltd 文書処理システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014098946A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Knowledge Creation Technology Co Ltd 診療業務支援システムおよびプログラム
US9621357B2 (en) 2014-10-16 2017-04-11 Verato, Inc. System and method for providing consent management
JP2017016346A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2017191514A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 キヤノン株式会社 医療帳票管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10706008B2 (en) Data capturing and structuring method and system
US8401870B2 (en) Systems, methods, apparatuses, and computer program products for generating patient timelines
US20130103417A1 (en) Medical Care Support System and Method Of Supporting Medical Care
US20050171817A1 (en) Method and system for patient medical information management
US20200066394A1 (en) Medical image management system, medical image acquisition apparatus, medical image data file acquisition method and medical image management server
TWM457939U (zh) 病人就診排程暨隱私維護系統
JP2010250597A (ja) 同意書管理システム
US20090112614A1 (en) Electronic system and method for health management
US20170255748A1 (en) Medical record output management method and medical record output system
JP4744462B2 (ja) 患者情報管理システム
JP2019040624A (ja) 研究情報管理システム
JP2018132984A (ja) 病院情報システム及び医用情報処理プログラム
WO2009128296A1 (ja) 地域医療連携システム、登録端末及びプログラム
JP5731345B2 (ja) 情報処理システム、医療情報収集装置、医療情報収集方法、医療情報収集プログラム、申告情報収集装置、申告情報収集方法、申告情報収集プログラム、及び、患者側端末用プログラム
Ting et al. RF-MediSys: A radio frequency identification-based electronic medical record system for improving medical information accessibility and services at point of care.
JP2007328473A (ja) 電子紹介状作成システム、電子紹介状作成装置及びそれらに用いる電子紹介状作成方法
JP5828546B2 (ja) 医療情報接続制御システム
JP2010267041A (ja) 医療データ管理システム
JP2010131034A (ja) 医用画像システム
US20190287671A1 (en) System, method and apparatus for managing surgical procedures
Gibbings et al. Meaningful use in radiology
JP2015092312A (ja) 病理診断報告システム
JP2006172369A (ja) 医療情報管理システム、ならびにそれに用いられる共通マスタ管理システムおよび個別マスタ管理システム
Vântu et al. e-UPU: using technology to improve the emergency room triage
McKeeby et al. The importance and use of electronic health records in clinical research

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140107