JP2010249559A - デジタル安全保護系システム - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル安全保護系システムの共通要因故障対応のバックアップ回路の増大を抑制する。
【解決手段】安全保護系システムは、原子炉停止系を制御するRPS制御部61と工学的安全施設を制御するESF制御部62有する。RPS制御部61は、内部に形成される回路31、33が書き換え可能なFPGA素子30を用いて、受信したプラント状態信号と予め定められた設定値とを比較するRPS設定値比較部3a〜3dと、比較結果に基づいてFPGA素子30を用いて原子炉のスクラム弁を動作させる信号を出力するRPS論理回路部4a〜4dを有する。ESF制御部62は、ソフトウェアを介して回路41、43を形成するCPU素子40を用いて、プラント状態信号と予め定められた設定値とを比較するESF設定値比較部7a〜7dと、比較結果に基づいてCPU素子40を用いてプラント機器を動作させる信号を出力するESF論理回路部8a〜8cを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子力プラントなどのデジタル安全保護系システムに関する。
原子力プラントなどのデジタル安全保護系システムは、原子炉停止系(Reactor Protection system 以下、RPSと称す。)を制御する部分、および工学的安全施設(Engineered Safety Feature 以下、EFSと称す。)を制御する部分を有している。
RPSは、原子炉に異常や故障が発生したときにこの原子炉を緊急停止させるシステムである。EFSは、非常用炉心冷却系、格納容器、または格納容器雰囲気浄化系などの総称であって、事故が生じてしまった場合、炉心を冷却し続けて公衆の放射線被害を最小にすること、すなわち、事故後に原子炉格納容器内に放射性物質を閉じ込めるようなシステムである。
従来のRPSおよびESFのコントローラには、CPU素子が適用されている。RPSおよびESFの制御を行うデジタル制御回路は、ソフトウェア等を介してCPU素子上に形成されている。
EFSおよびRPSなどの制御方法については、特許文献1に開示されているように、すべての区分の制御装置への自動起動信号を一括で無効にできるようにして、全区分のセンサの定期点検を並行して行うことなどが知られている。
特開平11−094987号公報
原子力プラントのデジタル安全保護系システムにデジタル制御回路を適用する場合には、これら全てのデジタル制御回路が同時に故障する事象、すなわち共通要因故障の発生を想定して、対応可能にしておく必要がある。
ところが、デジタル安全保護系システムが、例えばCPU素子のみ、すなわち1種類の素子でデジタル制御回路が構成されている場合に、上記のような事故に対応するためには、デジタル安全保護系システムのバックアップ回路の量が増大してしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、デジタル安全保護系システムの共通要因故障対応のバックアップ回路の増大を抑制することである。
上記目的を達成するための本発明に係るデジタル安全保護系システムは、原子力プラント内に配置されてスクラム弁を備えた原子炉に異常が発生したときにこの原子炉を緊急停止させる原子炉停止系を制御する部分と、事故が発生した後に少なくとも放射性物質を容器内に閉じ込めるように構成された工学的安全施設を制御する部分と、を有するデジタル安全保護系システムにおいて、前記原子炉停止系を制御する部分は、前記原子力プラント内に配置されたプラント機器の状態を表わすプラント状態信号が入力される原子炉停止系用入力部と、前記原子炉停止系用入力部に入力されたプラント状態信号を予め定められた設定値と比較する演算機能を備えた第1設定値比較部と、この第1設定値比較部による比較結果に基づいて前記スクラム弁を動作させる信号を出力する演算機能を備えた第1論理回路部と、を具備する原子炉停止系用演算部と、を有し、前記工学的安全施設を制御する部分は、前記プラント機器の状態を表わすプラント状態信号が入力される工学的安全施設用入力部と、前記工学的安全施設用入力部に入力されたプラント状態信号を予め定められた設定値と比較する演算機能を備えた第2設定値比較部と、この第2設定値比較部による比較結果に基づいて前記プラント機器を動作させる信号を出力する演算機能を備えた第2論理回路部と、を具備する工学的安全施設用演算部と、を有し、前記原子炉停止系用演算部および工学的安全施設用演算部のうち一方の演算機能は、内部に形成される演算回路が書き換え可能なFPGA素子で行い、他方の演算機能は、コンピュータプログラムにより構築可能なCPU素子で行うように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、デジタル安全保護系システムの共通要因故障対応のバックアップ回路の増大を抑制することが可能になる。
本発明に係るデジタル安全保護系システムの一実施形態の構成を示すブロック図。
以下に、本発明のデジタル安全保護系システムの一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のデジタル安全保護系システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態のデジタル安全保護系システムは、RPS制御部61およびESF制御部62を有する。
先ず、RPS制御部61の構成について説明する。
図1に示すようにRPS制御部61は、電気的または物理的に分離されて互いに独立な4つの系統、すなわちRPS第1系統10a、RPS第2系統10b、RPS第3系統10c、およびRPS第4系統10dを有している。
RPS第1系統10aには、RPS第1検出器1a、RPS第1入出力基板2a、およびRPS第1設定値比較部3aがこの順に配置されている。さらに、RPS第1設定値比較部3aから4系統に分岐されて、RPS第1論理回路部4a、RPS第2論理回路部4b、RPS第3論理回路部4c、およびRPS第4論理回路部4dそれぞれに接続されている。
同様に、RPS第2系統10bには、RPS第2検出器1b、RPS第2入出力基板2b、およびRPS第2設定値比較部3bがこの順に配置されて、RPS第2設定値比較部3bから4系統に分岐されてRPS第1〜第4論理回路部4a、4b、4c、4dそれぞれに接続されている。
RPS第3系統10cには、RPS第3検出器1c、RPS第3入出力基板2c、およびRPS第3設定値比較部3cがこの順に配置されて、RPS第3設定値比較部3cから4系統に分岐されてRPS第1〜第4論理回路部4a、4b、4c、4dそれぞれに接続されている。RPS第4系統10dには、RPS第4検出器1d、RPS第4入出力基板2d、およびRPS第4設定値比較部3dがこの順に配置されて、RPS第4設定値比較部3dから4系統に分岐されてRPS第1〜第4論理回路部4a、4b、4c、4dそれぞれに接続されている。
ここで、演算機能を有するRPS第1〜第4設定値比較部3a、3b、3c、3dおよびRPS第1〜第4論理演算部4a、4b、4c、4dをまとめて、RPS演算部51としている。
RPS第1系統10aでは、先ずRPS第1検出器1aで、例えば原子炉等のプラント機器の状態を表わすプラント状態信号を受信する。RPS第1検出器1aで検出したプラント状態信号は、RPS第1入出力基板2aへ送られる。このRPS第1入出力基板2aは、RPS第1検出器1aで検出したプラント状態信号を受信して、このプラント状態信号をRPS第1設定値比較部3aに出力できるように構成されている。RPS第1設定値比較部3aで受信したプラント状態信号は、このRPS第1設定値比較部3aで予め設定された設定値と比較される。この比較結果は、RPS第1〜第4論理回路部4a、4b、4c、4dそれぞれへ送られる。
RPS第1論理回路部4aでは、RPS第1設定値比較部3aから送られた比較結果を受信して、この比較結果に基づいて、スクラム弁の動作を指令する信号を出力する。同様に、RPS第2〜第4論理回路部4b、4c、4dそれぞれでは、RPS第1設定値比較部3aから送られた比較結果を受信して、この比較結果に基づいて、スクラム弁の動作を指令する信号を出力する。
RPS制御部61の他の系統、すなわちRPS第2〜第4系統10b、10c、10dにおいても同様にプラント状態信号送受信が行われる。
RPS第1設定地比較部3aおよびRPS第1論理回路部4aそれぞれは、FPGA(Field Programmable Gate Array)素子30を有している。このFPGA素子30は、その内部に構成される演算回路31、33を自在に書き換えることができるゲートアレイ素子により構成されたものである。
RPS第1設定値比較部3a内のFPGA素子30上に形成された1つまたは複数個の第1比較演算回路31は、RPS第1設定値比較部3aで受信したプラント状態信号と予め設定しておいた設定値とを比較演算して、この比較結果を4系統、すなわちRPS第1〜第4論理回路部4a、4b、4c、4dそれぞれへ送信するように構成されている。RPS第2〜第4設定値比較部3b、3c、3dそれぞれにおいても、RPS第1設定値比較部3aと同様の機能を有するように、FPGA素子30上に、上記のように第1比較演算回路31が形成されている。
RPS第1論理回路部4a内のFPGA素子30上に形成された1つまたは複数個の第1論理演算回路33は、RPS第1〜第4設定値比較部3a、3b、3c、3dそれぞれで比較演算した結果に基づいて、スクラム弁の動作を指令する信号を出力するように構成されている。RPS第2〜第4論理回路部4b、4c、4dそれぞれにおいても、RPS第1論理回路部4aと同様の機能を有するように、FPGA素子30上に、上記のように第1論理演算回路33が形成されている。
PRS制御部61では、ロジックが簡素で且つ固定化されて、原子炉安全停止の観点からより高速な応答が要求される。このため、ソフトウェア、例えばOS(Operating system)などを介さずに制御用の演算回路31、33が形成できて、且つ透明性の高いFPGA素子30を適用している。
なお、図1では、RPS演算部51は、RPS第1〜第4設定値比較部3a、3b、3c、3dおよびRPS第1〜第4論理演算部4a、4b、4c、4dそれぞれが、別体として示されているが、これに限らない。例えば、RPS第1〜第4設定値比較部3a、3b、3c、3dを1つのFPGA素子30で構成し、RPS第1〜第4論理演算部4a、4b、4c、4dを1つのFPGA素子30で構成することも可能である。また、RPS演算部51全体を1つのFPGA素子30で構成してもよい。
次に、ESF制御部62の構成について説明する。
ESF制御部62は、RPS制御部61と同様に、電気的または物理的に分離されて互いに独立な4つの系統、すなわちESF第1系統20a、ESF第2系統20b、ESF第3系統20c、およびESF第4系統20dを有している。
ESF第1系統20aには、ESF第1検出器5a、ESF第1入出力基板6a、およびESF第1設定値比較部7aがこの順に配置されている。さらに、ESF第1設定値比較部7aから3系統に分岐されて、ESF第1論理回路部8a、ESF第2論理回路部8b、およびESF第3論理回路部8cそれぞれに接続されている。
同様に、ESF第2系統20bには、ESF第2検出器5b、ESF第2入出力基板6b、およびESF第2設定値比較部7bがこの順に配置されて、ESF第2設定値比較部7bから3系統に分岐されてESF第1〜第3論理回路部8a、8b、8cそれぞれに接続されている。
ESF第3系統10cには、ESF第3検出器5c、ESF第3入出力基板6c、およびESF第3設定値比較部7cがこの順に配置されて、ESF第3設定値比較部7cから3系統に分岐されてESF第1〜第3論理回路部8a、8b、8cそれぞれに接続されている。ESF第4系統20dには、ESF第4検出器5d、ESF第4入出力基板6d、およびESF第4設定値比較部7dがこの順に配置されて、ESF第4設定値比較部7dから3系統に分岐されてESF第1〜第3論理回路部8a、8b、8cそれぞれに接続されている。
ここで、演算機能を有するESP第1〜第4設定値比較部7a、7b、7c、7dおよびESF第1〜第3論理演算部8a、8b、8cをまとめて、ESF演算部52としている。
ESF第1系統20aでは、先ずESF第1検出器5aで、原子力プラント内のポンプやバルブ等の機器(図示せず)の状態を表わすプラント状態信号を受信する。ESF第1検出器5aで検出したプラント状態信号は、ESF第1入出力基板6aへ送られる。このESF第1入出力基板6aは、ESF第1検出器5aで検出したプラント状態信号を受信して、このプラント状態信号をESF第1設定値比較部7aに出力できるように構成されている。ESF第1設定値比較部7aで受信したプラント状態信号は、ESF第1設定値比較部7aで予め設定された設定値と比較される。この比較結果は、ESF第1〜第3論理回路部8a、8b、8cそれぞれへ送られる。
ESF第1論理回路部8aでは、ESF第1設定値比較部7aから送られた比較結果を受信して、この比較結果に基づいて、ポンプやバルブ等の機器の動作を指令する信号を出力する。同様に、ESF第2論理回路部8bおよびESF第3論理回路部8cそれぞれでは、ESF第1設定値比較部7aから送られた比較結果を受信して、この比較結果に基づいて、ポンプやバルブの動作を指令する信号を出力する。
ESF制御部62の他の系統、すなわちESF第2〜第4系統20b、20c、20dにおいても同様にプラント状態信号の送受信が行われる。
なお、ESF制御部62で送受信されるプラント状態信号およびRPS制御部61で送受信されるプラント状態信号は、互いに異なるものでもよいが、一部または全てが同じものでもよい。
ESF第1設定地比較部7aおよびESF第1論理回路部8aそれぞれは、例えばOS等のコンピュータプログラムを介して演算回路41、43を自在に構成できるCPU(Central Processing Unit)素子40を有している。
なお、ESF第1設定地比較部7a等は、CPU素子40上にコンピュータプログラムを介して仮想的に演算回路41、43の機能を実現するものであって。FPGA素子30のように実際の回路を構成するものではない。
ESF第1設定値比較部7a内の1つまたは複数個の第2比較演算回路41は、ESF第1設定値比較部7aで受信したプラント状態信号と予め設定しておいた設定値とを比較演算して、この比較結果を3系統、すなわちESF第1〜第3論理回路部8a、8b、8cへ送信するように構成されている。ESF第2〜第4設定値比較部7b、7c、7dそれぞれも、ESF第1設定値比較部7aと同様の機能を有するように、ソフトウェアを介してCPU素子40上に、上記のように第2比較演算回路41が形成されている。
ESF第1論理回路部8a内の1つまたは複数個の第2論理演算回路43は、ESF第1〜第4設定値比較部7a、7b、7c、7dそれぞれ比較演算した結果に基づいて、ポンプやバルブ等の機器の動作を指令する信号を出力するように構成されている。ESF第2論理回路部8bおよびESF第3論理回路部8cそれぞれも、ESF第1論理回路部8aと同様の機能を有するように、ソフトウェアを介してCPU素子40上に、上記のように第2論理演算回路43が形成されている。
なお、図1では、ESF演算部52は、RPS演算部51と同様に、ESF第1〜第4設定値比較部7a、7b、7c、7dおよびESF第1〜第3論理演算部8a、8b、8cそれぞれが、別体として示されているが、これに限らない。例えば、ESF第1〜第4設定値比較部7a、7b、7c、7dを1つのCPU素子40で構成し、ESF第1〜第3論理演算部8a、8b、8cを1つのCPU素子40で構成することも可能である。また、ESF演算部52全体を1つのCPU素子40で構成してもよい。
ESF制御部62では、RPS制御部61と比較して、インターロック制御やPID制御などのような複雑な演算処理を行うことが多い。このため、ソフトウェア上で演算回路41、43を構築することができるCPU素子40が適用されている。CPU素子40は、ロジック構築においてFPGA素子30よりも複雑な論理回路の構築が容易であり、柔軟性に優れている。
本実施形態のデジタル安全保護系システムの作用について以下に説明する。
本実施形態では、RPS演算部51にはFPGA素子30が適用されて、EFS演算部52にはCPU素子40が適用されている。
FPGA素子30を用いたコントローラおよびCPU素子40を用いたコントローラはそれぞれ、原理、構成、および仕様などが、全く異なるものである。これらのコントローラが同時に故障する共通要因故障の発生を抑制できる。仮に、共通要因故障が発生しても、FPGA素子30のコントローラまたはCPU素子40のコントローラの機能喪失に限られる可能性が高い。したがって、デジタル安全保護系システムのバックアップ回路の増大を抑制することが可能となる。
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、RPS演算部51にCPU素子40を適用し、ESF演算部52にFPGA素子30を適用することによっても、共通要因故障の発生を抑制するうえで効果がある。
1a…RPS第1検出器、1b…RPS第2検出器、1c…RPS第3検出器、1d…RPS第4検出器、2a…RPS第1入出力基板、2b…RPS第2入出力基板、2c…RPS第3入出力基板、2d…RPS第4入出力基板、3a…RPS第1設定値比較部、3b…RPS第2設定値比較部、3c…RPS第3設定値比較部、3d…RPS第4設定値比較部、4a…RPS第1論理回路部、4b…RPS第2論理回路部、4c…RPS第3論理回路部、4d…RPS第3論理回路部、5a…ESF第1検出器、5b…ESF第2検出器、5c…ESF第3検出器、5d…ESF第3検出器、6a…ESF第1入出力基板、6b…ESF第2入出力基板、6c…ESF第3入出力基板、6d…ESF第4入出力基板、7a…ESF第1設定値比較部、7b…ESF第2設定値比較部、7c…ESF第3設定値比較部、7d…ESF第4設定値比較部、8a…ESF第1論理回路部、8b…ESF第2論理回路部、8c…ESF第3論理回路部、10a…RPS第1系統、10b…RPS第2系統、10c…RPS第3系統、10d…RPS第4系統、20a…ESF第1系統、20b…ESF第2系統、20c…ESF第3系統、20d…ESF第4系統、30…FPGA素子、31…第1比較演算回路、33…第1論理演算回路、40…CPU素子、41…第2比較演算回路、43…第2論理演算回路、51…RPS演算部、52…ESF演算部、61…RPS制御部、62…ESF制御部

Claims (2)

  1. 原子力プラント内に配置されてスクラム弁を備えた原子炉に異常が発生したときにこの原子炉を緊急停止させる原子炉停止系を制御する部分と、事故が発生した後に少なくとも放射性物質を容器内に閉じ込めるように構成された工学的安全施設を制御する部分と、を有するデジタル安全保護系システムにおいて、
    前記原子炉停止系を制御する部分は、
    前記原子力プラント内に配置されたプラント機器の状態を表わすプラント状態信号が入力される原子炉停止系用入力部と、
    前記原子炉停止系用入力部に入力されたプラント状態信号を予め定められた設定値と比較する演算機能を備えた第1設定値比較部と、この第1設定値比較部による比較結果に基づいて前記スクラム弁を動作させる信号を出力する演算機能を備えた第1論理回路部と、を具備する原子炉停止系用演算部と、を有し、
    前記工学的安全施設を制御する部分は、
    前記プラント機器の状態を表わすプラント状態信号が入力される工学的安全施設用入力部と、
    前記工学的安全施設用入力部に入力されたプラント状態信号を予め定められた設定値と比較する演算機能を備えた第2設定値比較部と、この第2設定値比較部による比較結果に基づいて前記プラント機器を動作させる信号を出力する演算機能を備えた第2論理回路部と、を具備する工学的安全施設用演算部と、を有し、
    前記原子炉停止系用演算部および工学的安全施設用演算部のうち一方の演算機能は、内部に形成される演算回路が書き換え可能なFPGA素子で行い、他方の演算機能は、コンピュータプログラムにより構築可能なCPU素子で行うように構成されていることを特徴とするデジタル安全保護系システム。
  2. 前記原子炉停止系用演算部の演算機能は前記FPGA素子で行い、前記工学的安全施設用演算部の演算機能は前記CPU素子で行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタル安全保護系システム。
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